JP2003216983A - 三次元地図表示装置 - Google Patents

三次元地図表示装置

Info

Publication number
JP2003216983A
JP2003216983A JP2002016375A JP2002016375A JP2003216983A JP 2003216983 A JP2003216983 A JP 2003216983A JP 2002016375 A JP2002016375 A JP 2002016375A JP 2002016375 A JP2002016375 A JP 2002016375A JP 2003216983 A JP2003216983 A JP 2003216983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viewpoint
change
dimensional map
amount
map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002016375A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Takara
淳一 高良
Takashi Tamada
隆史 玉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002016375A priority Critical patent/JP2003216983A/ja
Publication of JP2003216983A publication Critical patent/JP2003216983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見やすい形で三次元地図を表示でき、快適に
操作できる三次元地図表示装置を得る。 【解決手段】 三次元地図情報処理装置2aは、地図デ
ータに基づいて三次元地図を表示画面に表示する。例え
ば、地図上の所定の点を見る視線の方向は変えないでこ
の視線上を視点を所定の点から遠ざけるとき、視点と上
記所定の点との距離を必要以上に遠ざけると、表示され
る三次元地図の縮尺が大きくなって、すなわち建物等が
小さく表示され見づらくなる。このような現象を防止す
るために、距離算出装置2cは地図上の所定の点までの
距離dを算出し、距離判定修正装置2dが上記距離dが
予め定められた距離Dを超えるとき、視点と所定の点と
の距離をDに修正し、表示される三次元地図の建物等が
小さく表示されるのを防止し、快適に操作できるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元地図データ
に基づいて三次元地図を表示する三次元地図表示装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地図を三次元的に表示する装置として、
例えば特開2000−207577公報に記載されてい
るようなものがある。これは、二次元地図データと地図
上に存在する建物や山等の形状データとを用いて、地図
上の任意の場所から俯瞰した景観の画像を隠面処理や陰
影付け処理を施してよりリアルに表示したり、建物の不
透明化、半透明化、ワイヤフレーム化を行って見易さを
表現するものである。
【0003】また、三次元地図をあらゆる方向から見る
ことができる装置もある。さらに、現在時刻に従って三
次元地図を実景観と同じように現在時刻に対応した明る
さで表示する装置も公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば上記の
ような特開2000−207577公報に示されたもの
は、次のような課題を解決するものではない。操作者が
見たい所を変更しようとして視線を移動させる際、視線
を必要以上に上向きにしてしまい、空しか映っていない
画面が表示されたり、視点を移動させたときに傾いたり
天地逆転した三次元地図が表示され場合がある。このよ
うな画像が操作の際に頻繁に表示されると、操作の快適
性が著しく損なわれ、操作者は心理的にいらだちを覚え
る。
【0005】また、ある方向から建物を見た場合、建物
の陰になって見えないものを見ることができるようにし
たり、現在時刻に応じて三次元地図の表示色や輝度を変
更し、より実景観に近づけた表示をしようとする公知技
術はあるが、一日の太陽の位置の変化を三次元地図の表
示に反映したり、夏と冬とで時間帯によって景観の明る
さが大きく異なる場合に適切な模擬をするものではな
い。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決し
て、見やすい形で三次元地図を表示でき、快適に操作で
きる三次元地図表示装置を得ることを目的とする。ま
た、より現実に近い景観を模擬することができる三次元
地図表示装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の三次元地図表示装置においては、表示装
置、変更指示装置、変更指示修正装置及び三次元地図情
報処理装置を有するものであって、表示装置は、表示画
面を有し、三次元地図情報処理装置は、指定された視点
及び視線の方向から地図上の所定の点を見たときの状態
を三次元地図データに基づき三次元地図として表示画面
に表示し、変更指示装置は、視点又は視線の方向の変更
条件を指示する変更条件指示手段と、三次元地図が表示
画面に表示されているときに指示された視点又は指示さ
れた視線の方向の変更量を表示画面上のポインタの移動
量によって指示する画面上指示手段とを有し、変更指示
修正装置は、指示された視点又は指示された視線の変更
量が所定の条件から外れるとき指示された視点又は指示
された視線の方向の変更量を所定の条件を満たす新たな
変更量に修正して視点変更命令又は視線変更命令を発
し、三次元地図情報処理装置が視点変更命令又は視線変
更命令を受けて表示画面の表示を新たな変更量だけ視点
又は視線の方向を変更して地図上の所定の点を見たとき
の三次元地図に変更するものである。指示された視点又
は指示された視線の変更量が所定の条件から外れるとき
指示された視点又は指示された視線の方向の変更量を所
定の条件を満たす新たな変更量に修正することにより、
表示画面に表示される三次元地図を見やすい形で表示で
きる。
【0008】そして、変更条件指示手段は、視線の方向
を変えないで視点を移動することを指示するものであ
り、画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポ
インタの移動量によって指示するものであり、変更指示
修正装置は、指示された視点の移動量が所定の条件から
外れるとき指示された視点の移動量を所定の条件を満た
す新たな移動量に修正して視点変更命令を発するもので
あり、三次元地図情報処理装置が視点変更命令を受けて
表示画面の表示を新たな移動量だけ視点を移動させて地
図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更するもの
であることを特徴とする。指示された視点の移動量が所
定の条件から外れるとき指示された視点の移動量を所定
の条件を満たす新たな移動量に修正することにより、三
次元地図の表示が小さくなりすぎて見づらくなるのを防
止できる。
【0009】さらに、変更条件指示手段は、視点を移動
しないで視線の方向を変更することを指示するものであ
り、画面上指示手段は、視線の方向の変更量を表示画面
上のポインタの移動量によって指示するものであり、変
更指示修正装置は、指示された視線の方向の変更量が所
定の条件から外れるとき指示された視線の方向の変更量
を所定の条件を満たす新たな変更量に修正して視線変更
命令を発するものであり、三次元地図情報処理装置が視
線変更命令を受けて表示画面の表示を新たな変更量だけ
視線の方向を変更して地図上の所定の点を見たときの三
次元地図に変更するものであることを特徴とする。指示
された視線の方向の変更量が所定の条件から外れるとき
指示された視線の方向の変更量を所定の条件を満たす新
たな変更量に修正することにより、全て空白の画面が表
示されることなどを防止できる。
【0010】また、変更条件指示手段は、視点から地図
上の所定の点までの距離及び視点の高度は変えないで地
図上の所定の点を見る方位を変更すべく視点を移動する
ことを指示するものであり、画面上指示手段は、視点の
移動量を表示画面上のポインタの移動量によって指示す
るものであり、変更指示修正装置は、指示された視点の
移動量に基づいて指示された方位を求めてこの指示され
た方位において所定の点までの距離及び高度が変わらな
いように指示された視点の移動量を新たな移動量に修正
して視点変更命令を発するものであり、三次元地図情報
処理装置が視点変更命令を受けて表示画面の表示を視点
から所定の点までの距離及び視点の高度は変えないで新
たな移動量だけ視点を移動させて地図上の所定の点を見
たときの三次元地図に変更するものであることを特徴と
する。指示された視点の移動量に基づいて指示された方
位を求めてこの指示された方位において所定の点までの
距離及び高度が変わらないように指示された視点の移動
量を新たな移動量に修正することにより、地図を見る方
位を変更すべく視点を移動する場合に三次元地図が傾い
て表示されるのを防止できる。
【0011】そして、変更条件指示手段は、地図上の所
定の点を見る方位及び所定の点までの水平距離は変えな
いで視点の高度を変更することを指示するものであり、
画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポイン
タの移動量によって指示するものであり、変更指示修正
装置は、指示された視点の移動量に基づいて視点の指示
された高度を求めこの指示された高度において地図上の
所定の点を見る方位及び所定の点までの水平距離が変わ
らないように指示された視点の移動量を新たな移動量に
修正して視点変更命令を発するものであり、三次元地図
情報処理装置が視点変更命令を受けて表示画面の表示を
新たな移動量だけ視点を移動させて地図上の所定の点を
見たときの三次元地図に変更するものであることを特徴
とする。指示された視点の移動量に基づいて視点の指示
された高度を求めこの指示された高度において地図上の
所定の点を見る方位及び所定の点までの水平距離が変わ
らないように指示された視点の移動量を新たな移動量に
修正することにより、地図を見る視点の高度を変更する
場合に三次元地図が傾いて表示されるのを防止できる。
【0012】さらに、変更条件指示手段は、所定の点ま
での距離を変えないで所定の点を見る視点を変更するこ
とを指示するものであり、画面上指示手段は、視点の移
動量を表示画面上のポインタの移動量によって指示する
ものであり、変更指示修正装置は、指示された視点の移
動量に基づいて地図上の所定の点までの距離が変わらな
いように指示された視点の移動量を新たな移動量に修正
して視点変更命令を発するものであり、三次元地図情報
処理装置が視点変更命令を受けて表示画面の表示を新た
な移動量だけ視点を移動させて地図上の所定の点を見た
ときの三次元地図に変更するものであることを特徴とす
る。指示された視点の移動量に基づいて地図上の所定の
点までの距離が変わらないように指示された視点の移動
量を新たな移動量に修正することにより、天地が逆転さ
れた三次元地図が表示されるのを防止できる。
【0013】また、時刻に応じた太陽の位置を模擬して
三次元地図に陰影を付すとともに輝度を変えて表示する
表示補正装置を設けたものであることを特徴とする。時
刻に応じた太陽の位置を模擬して三次元地図に陰影を付
すとともに輝度を変えて表示することにより、実際に近
い景観を模擬できる。
【0014】そして、日時に応じた太陽の位置を模擬し
て三次元地図に陰影を付すとともに輝度を変えて表示す
る表示補正装置を設けたものであることを特徴とする。
日時に応じた太陽の位置を模擬して三次元地図に陰影を
付すとともに輝度を変えて表示することにより、一層現
実に近い景観を模擬できる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4は、こ
の発明の実施の一形態を示すもので、図1は三次元地図
表示装置の構成図、図2は視点を移動させたときの地図
表示の変化を説明するための説明図である。図3は三次
元地図表示装置の動作を示すフローチャート、図4は表
示画面上において視点の移動量を指示する指示方法の説
明図である。
【0016】三次元地図表示装置1は、図1に示すよう
にデータ処理装置2、マウス5及びキーボード4、CD
−ROM/DVDドライブ6、表示画面7aを有する画
像表示装置7などにて構成されている。三次元地図表示
装置1は、二次元地図データと、例えば標高データ並び
に建物の輪郭形状及び高さに関する情報とから三次元地
図データを生成し、該三次元地図データに基づいてコン
ピュータグラフィック処理を行い、操作者の視点移動命
令及び視線方向変更命令に従って指示された視点から俯
瞰した三次元地図を生成して表示画面7aに表示する。
【0017】データ処理装置2は、三次元地図データに
基づいて所定のデータ処理を行う三次元地図情報処理装
置2aと、三次元地図データを記憶しておくハードディ
スクドライブからなる地図データ記憶装置2bと、距離
を算出する距離算出装置2cと、距離判定修正装置2d
と、入出力インタフェース(入出力I/F)2eと、ヒ
ューマンインターフェース(ヒューマンI/F)2fと
を有する。
【0018】例えば、三次元地図データを記録した記録
媒体であるCD−ROMからCD−ROM/DVDドラ
イブ6及び入出力I/F2eを介して三次元地図データ
が地図データ記憶装置2bに読み込まれる。三次元地図
データとして、二次元地図データ、地表面の高低差を表
現するための標高データ、建物の輪郭形状と高さのポリ
ゴンデータ、建物の名称を表示するための建物名称テキ
ストデータ、道路線を表示するための道路線データ等が
格納されている。
【0019】三次元地図の操作入力手段として、キーボ
ード4とマウス5とを用いる。マウス5は、視点移動命
令や視線移動命令により対象点を見る方位や見る角度す
なわち視線の角度を変更するときに、視点や視線の移動
量を画像表示装置7の表示画面7a上においてポインタ
を操作してドラッグアンドドロップにより指示するため
に使用する。キーボード4は、時刻指示のための時間情
報を入力したり、対象点を見る方位や見る角度を変更す
る命令、すなわち視点や視線の変更条件の命令を出力す
るために使用する。
【0020】三次元地図情報処理装置2aは、三次元地
図表示ソフトを用いて、地図データ記憶装置2bから読
み出した三次元地図データに基づいて三次元地図を生成
し表示画面7aに表示する。また、キーボード4から入
力される視点や視線の移動条件及びマウス5の操作によ
り与えられる視点や視線の移動量を、三次元地図表示ソ
フトによって解析し、視点や視線方向を変更した三次元
地図を表示することができる。
【0021】なお、キーボード4及びマウス5がこの発
明における変更指示装置であり、キーボード4が変更条
件指示手段であり、マウス5が画面上指示手段である。
また、距離判定修正装置2dがこの発明における変更指
示修正装置である。
【0022】次に、動作について説明する。図2(a)
に示すように、視線V上の視点P1から地図上の指示さ
れた点である二次元地図25上の対象点Gを見たときの
三次元地図は、図2(b)に示す三次元地図26である
とする。表示画面7a上における視点Pの移動量の指示
方法は、操作者がキーボード4から所定のキーを押しな
がらマウス5を操作して表示画面7a上でドラッグアン
ドドロップすることにより行う。
【0023】ここで、例えば徐々に遠ざかる方向に視点
Pを移動させた場合、視点Pと対象点Gとの距離に応じ
て三次元地図が徐々に小さく表示される。すなわち、図
2(a)に示す視線V上の視点P1から対象点Gを見た
場合の三次元地図は、図2(b)の三次元地図26のよ
うに表示される。さらに、視点P2に移動させた場合は
図2(c)の三次元地図27のように表示され、さらに
視点P3に移動させた場合は図2(d)の三次元地図2
8のように表示される。
【0024】このとき、ある一定以上視点Pと対象点G
との距離が遠くなると、三次元地図の表示が図2(d)
の三次元地図28のように小さくなりすぎて地図として
は見づらくなってしまう。そこで、このような現象を防
ぐために、この実施の形態においては三次元地図表示装
置1は、図4に示すような動作をする。
【0025】次に、図3のフローチャートによって動作
を説明する。まず、三次元地図情報処理装置2aが、視
点Pの変更命令が出されたかどうかを判定する(ステッ
プS11)。変更命令が出されたかどうかは、キーボー
ド4の所定のキーが押されたかどうか及び表示画面7a
上でドラッグアンドドロップがなされたかどうかで判断
する。
【0026】変更命令が出されると、マウスにより操作
された表示画面7a上におけるドラッグアンドドロップ
から移動量(ドラッグの距離)を求め、現在の視点Pか
ら視線V上を上記移動量だけ移動させた指示された視点
Psを求める(ステップS12)。この視点Psの指示
方法については後述する。ステップS11において、変
更命令が出されていなければ、元に戻り、変更命令が出
されるまで待つ。
【0027】次に、指示された視点Psから対象点G
(図2参照)までの(ユークリッド)距離dを、距離算
出装置2cにより求める(ステップS13)。なお、指
示された視点Psから対象点Gを眺める視線Vの方向は
変化しない。距離判定修正装置2dは、求めた距離dが
所定の距離閾値D以下かどうかを判定する(ステップS
14)。ここに、距離閾値Dは、視点Pと対象点Gとの
距離がこれ以上大きいと、三次元地図の表示が小さくな
りすぎて見づらくなる距離であり、予め定められてい
る。
【0028】ステップS14において距離dが距離閾値
D以下であれば、視点Pを指示された視点Psに変更し
(ステップS15)、三次元地図データを変換処理し
て、当該視点Psから見た三次元地図を表示画面7aに
表示する(ステップS16)。ステップS14におい
て、距離dが距離閾値Dを超えるならば、三次元地図の
表示が小さくなりすぎるので、距離dを距離閾値Dにな
るように修正した新たな視点Ptに変更し(ステップS
17)、指示された視点Ptから見た三次元地図を同様
に表示画面7aに表示する(ステップS16)。
【0029】ここで、表示画面7a上における視点Pの
移動量の指示方法の一例を図4によって説明する。ま
ず、操作者が視点Pの変更条件である「視線Vは変えな
いで、視点Pだけ移動させる」ことを指示するためにキ
ーボード4の「Ctl」キーと「M」キーを同時に押す
と、表示画面7a上に例えば図4に示すような現在の視
点P1、視線V、水平面Hが表示されるものとする。
【0030】続いてマウス5により現在の視点P1を視
線V上を矢印Dのように所定距離ドラッグして点Psに
ドロップすることにより、視点Pの移動量を指示する。
ドロップの位置が視線V上から外れた場合は、視線V上
にあってドロップされた点に最も近い点が指示されたも
のとして扱い、操作上のずれがあっても支障ないように
しておく。
【0031】以上のように、表示画面上において、ドラ
ッグアンドドロップによって指示された視点の移動量に
基づく指示された視点Psと対象点Gとの距離dが距離
閾値D以下の場合は、ドラッグによって指示された移動
量だけ視点Pを移動させ、指示された視点Psと対象点
Gとの距離dが距離閾値Dを超える場合は、距離dが距
離閾値Dになるように新たな視点Ptに修正し、上記視
点Psあるいは新たな視点Ptから見た三次元地図を表
示するようにすることにより、三次元地図の表示が小さ
くなり過ぎて見づらくなることを防止することができ
る。
【0032】実施の形態2.図5〜図8は、この発明の
他の実施の形態を示すもので、図5は三次元地図表示装
置の構成図、図6は視線方向と水平面とのなす角度につ
いての説明図、図7は三次元地図表示装置の動作を示す
フローチャート、図8は表示画面上において視線の移動
量を指示する指示方法の説明図である。図5において、
三次元地図表示装置21のデータ処理装置22は、角度
算出装置22a及び変更指示修正装置としての角度判定
修正装置22bを有する。その他の構成については、図
1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当
するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0033】図6に示すように、視点Pから視線方向V
1を見ると、対象点G1における建築物等を表示する三
次元地図は表示されるが、視点Pから視線方向V2を見
ると、視線V2と対象点G1における平面Hに垂直な垂
直線Verとの交点である変更後の対象点G2には何も
ないので、建築物等は画面上に表示されなくなる。つま
り視線Vと水平面Hのなす角度が閾値Θを超えると、全
て空白の三次元地図となってしまうのである。このよう
に、何も表示されていない空白の三次元地図が表示され
ると、操作者は三次元地図の表示を取り戻すべく操作し
なければならなくなり、操作の快適性が損なわれる。
【0034】これを防ぐため、この三次元地図表示装置
21においては、図7に示すような処理をする。図7に
おいて、三次元地図情報処理装置2aは、まず視線方向
Vの変更命令の有無を判定する(ステップS21)。変
更命令が出されたかどうかは、キーボード4の特定のキ
ーが押されたかどうか及び表示画面7a上でドラッグア
ンドドロップがなされたかどうかで判断する。
【0035】視線の変更命令があれば、視点Pを変えな
いで、指示された視線方向Vs(後述の図8における視
線方向Vs参照)を求める(ステップS22)。指示さ
れた視線方向Vsの求め方は、後述する。次に、指示さ
れた視線方向Vsと水平面Hのなす角度θ(図8参照)
を求め(ステップS23)、角度θが角度の閾値Θ以下
かどうかを判定する(ステップS24)。ここに、角度
の閾値Θは、上述のように画面に何も表示されなくなる
のを防止するために、予め定められた所定の角度であ
る。
【0036】ステップS24において角度θが角度の閾
値Θ以下であれば、視線方向Vを指示された視線方向V
sに変更し(ステップS25)、視点Pから視線方向V
sで対象点Gs(図8参照)の方を見た三次元地図を表
示する(ステップS26)。この場合、表示される三次
元地図は変更後の対象点Gs(図8参照)を基準に表示
される。視線Vの方向及び対象点G1は変わるが、視点
Pから変更後の対象点G1までの水平距離は変わらない
ので、表示される三次元地図の縮尺は変わらない。ステ
ップS24において、角度θを超えていれば、閾値Θと
なる新たな視線方向Vtに修正し(ステップS27)、
この閾値Θで制限された新たな視線方向Vtを求め、こ
の視線方向Vtから見た三次元地図を表示する(ステッ
プS26)。
【0037】ここで、表示画面7a上における視線Vの
変更量の指示方法の一例を図8によって説明する。ま
ず、操作者が視線Vの変更条件である「視点Pは変えな
いで、視線Vだけ変える」ことを指示するためにキーボ
ード4の「Ctl」キーと「S」キーを同時に押すと、
表示画面7a上に図8に示すような現在の視点P、視線
V1、対象点G1等が表示される。
【0038】続いてマウス5により視線V1上の任意の
点、例えば点P11を矢印Fのようにドラッグし、点P
12へドロップする。このとき、視点Pから点P12を
通るベクトルVsが指示された変更すべき視線Vsであ
るとする。このようにして、指示された視線Vsを決定
することにより、視点Pを中心とする円弧を描くように
ドラッグする必要がないようにしている。そして、この
指示された視線Vsと水平面Hとがなす角度θを求め
る。
【0039】なお、現在の対象点G1を通る鉛直線Ve
rと指示された視線Vsとの交点が変更後の対象点Gs
となり、この対象点Gsを基準に三次元地図は表示され
る。また、図8において、角度の閾値Θ及びこの閾値Θ
における視線Vt、現在の視線V1と水平面Hとのなす
角度θ1を併せて図示した。
【0040】これにより、視線方向Vと三次元地図の水
平面Hのなす角度θを角度の閾値Θ以下に抑えることに
より、三次元地図が全て空白に表示されることを未然に
防ぐことができる。
【0041】実施の形態3.図9〜図13は、さらにこ
の発明の他の実施の形態を示すもので、図9は三次元地
図表示装置の構成図、図10は対象点を見る方位を変え
たときに発生する地図表示の傾きを説明するための説明
図である。図11はこの実施の形態における円柱座標系
を説明するための説明図、図12は表示画面上において
指示された視点の移動量から新たな移動量を求める方法
の説明図である。図13は、対象点を見る方位を変えた
ときの三次元地図表示の処理を示すフローチャートであ
る。
【0042】図9において、三次元地図表示装置41の
データ処理装置42は、変更指示修正装置としての方位
変更座標算出装置42aを有する。その他の構成につい
ては、図1に示した実施の形態1と同様のものであるの
で、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0043】この実施の形態においては、説明の便宜
上、図11に示すような円柱座標系によって説明する。
図11において、P点の座標をP(r,ψ,z)にて表
す。ここに、X,Y,Zは直交軸であり、rはP点から
X−Y平面に垂線PMを下ろしたときのX−Y平面と垂
線PMとの交点Mと原点Oとを結ぶ直線OMの長さ、ψ
はX軸と直線OMのなす角度、zは垂線PMの長さであ
る。また、VはP点から原点Oを見たときの視線を示す
ベクトルである。
【0044】以上のように円柱座標系を定義して説明す
る。図12において、対象点Gが図示しない水平面と平
行な基準面A上の所定の位置にあるものとし、この対象
点Gの位置を円柱座標系の原点Oにとる。操作者が、現
在、点Pa(座標(r1,ψ1,z1))から対象点G
を見た状態の三次元地図を画面に表示していたのを、見
る方位を変えて点Pe(図12の×印)から見た状態を
表示したい場合、点Paから点Peに変更すべく、表示
画面7a上に表示された現在の視点の位置である点Pa
を点Peまでドラッグアンドドロップする。なお、点P
a及びPeは、ともに基準面Aに平行で原点がO1であ
る平面B上にあって、かつ半径r1の円上にある。
【0045】ところで、操作者が視点を点Paから点P
eに変更すべくマウスを操作して点Paを図11におけ
る反時計方向にドラッグアンドドロップするのである
が、三次元地図を表示する画面は平面であるために画面
上で本来移動すべき点Peにドロップしようとしても正
確に指示することは難しい。このため、実際のポインタ
は矢印47のように移動し、点Pb(座標(r2,ψ
2,z2))を指示しこの点Pbにドロップされること
になる。なお、操作者が意図する座標に移動することは
稀である。この点Pbから対象点Gを見て表示すると、
表示される三次元地図はX,Y,Z軸まわりに回転して
傾いた状態で表示される。
【0046】すなわち、例えば点Paから見た状態が図
10(a)のように三次元地図44のように表示されて
いたのを、反時計方向に90度回転した右側面から見た
図10(b)のような表示の三次元地図45に変更しよ
うとして、図12においてマウスにより点Paから点P
eまでドラッグアンドドロップしようとしたとき、ポイ
ンタの指示のずれにより図10(c)に示すような傾い
た状態でかつ点Paから見ていたときとは異なる大きさ
で三次元地図46が表示される。このような傾いた状態
の三次元地図が表示されると、操作者に不快感を与え、
操作の快適性を損ねる。
【0047】この実施の形態は、このような傾いた状態
の三次元地図が表示されるのを防止し、操作の快適性を
確保するものである。この実施の形態では、三次元地図
情報処理装置2a他により、三次元地図表示ソフトを用
いて図13のフローチャートに示すような処理を行う。
なお、現在は点Paから対象点Gを見た状態を画面に表
示しており、その視線方向のベクトルはVaであるとす
る。
【0048】見る位置を水平方向に移動する命令、すな
わち方位変更命令の有無をチェックする(ステップS3
1)。方位変更命令が出されたことは、キーボード4の
所定のキーが押され、マウス5により表示画面7a上に
おいてドラッグアンドドロップがなされたことにより判
断する。
【0049】表示画面7a上における対象点Gを見る方
位を変更するために視点Pの移動量を次のようにして指
示する。操作者が視点Pの変更条件である「視点Pの高
さは変えないで、対象点Gを見る方位だけ変更する」こ
とを指示するためにキーボード4の「Ctl」キーと
「H」キーを同時に押すと、表示画面7a上に例えば図
12に示すような現在の視点Pa、Z軸、平面B、原点
O1、対象点G等が表示される。続いてマウス5により
点Paを点Pbに矢印47のようにドラッグアンドドロ
ップすることにより、視点Paの移動すべき位置、すな
わち視点Pの移動量を指示する。
【0050】ステップS31において方位変更命令があ
れば、マウスにより上述のようにして指示された点Pb
(座標(r2,ψ2,z2))の座標を求める(ステッ
プS32)。次に、点Pbを基準面Aに平行で点Paを
含み原点がO1である平面B上に投影した点Pcの座標
(r2,ψ2,z1)を求める(ステップS33)。
【0051】さらに、点Pcと平面Bの原点O1を結ぶ
線またはその延長線と半径r1の円の交点Pdの座標
(r1,ψ2,z1)を求める(ステップS34)。点
Pdから対象点Gを見た三次元地図を画像表示装置7に
表示する(ステップS35)。このとき、点Pdから対
象点Gを見る視線方向のベクトルはVdである。ステッ
プS31において、見る位置を水平方向に移動する命令
が出されていなければ、命令が出されるまで待つ。
【0052】以上のような処理をすることにより、地図
を見る方位を変更する場合に発生する三次元地図の傾き
を防止することができる。
【0053】実施の形態4.図14〜図16は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すもので、図14は三次
元地図表示装置の構成図、図15は表示画面上において
指示された視点の移動量から新たな移動量を求める方法
の説明図である。図16は、対象点を見る視点の高さを
変えたときの三次元地図表示の処理を示すフローチャー
トである。
【0054】図9において、三次元地図表示装置51の
データ処理装置52は、変更指示修正装置としての高さ
変更座標算出装置52aを有する。その他の構成につい
ては、図1に示した実施の形態1と同様のものであるの
で、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0055】図15において、操作者が現在、点Pa
(座標(r1,ψ1,z1))から対象点Gを見た状態
の三次元地図を画面に表示していたのを、見る視点の高
さを変えて点Pj(×印)から見た状態を表示したい場
合、点Paから点Pjに変更すべく、点Paから点Pj
(×印)に向けてドラッグアンドドロップする。点Pa
は平面B上にあり、点Pjは基準面Aに平行で原点がO
2である平面C上でかつ半径r1の円上にある。
【0056】操作者は、見る位置を点Paから点Pjに
変更すべく上方に向けてドラッグアンドドロップするの
であるが、三次元地図を表示する画面は平面であるため
に画面上で本来移動すべき点Pjへ移動させたつもりで
あっても正確に指示することは困難である。このため、
実際のポインタは例えば矢印48のように移動し、点P
g(座標(r3,ψ3,z3))を指示し、点Pgへド
ロップすることになる。
【0057】この点Pgから対象点Gを見て表示する
と、表示される三次元地図はX,Y,Z軸まわりに回転
して傾いた状態で表示される。このような傾いた状態の
三次元地図が表示されると、操作の快適性を損ねる。
【0058】この実施の形態は、このような傾いた状態
の三次元地図が表示されるのを防止し、操作の快適性を
確保するものである。この実施の形態では、三次元地図
情報処理装置2a及び高さ変更座標算出装置52aは、
図16に示すような処理を行う。なお、現在は点Paか
ら対象点Gを見た状態を画面に表示しており、その視線
方向のベクトルはVaであるとする。
【0059】まず、視点を垂直方向に移動する命令、す
なわち高さ変更命令の有無をチェックする(ステップS
41)。高さ変更命令が出されたことは、キーボード4
の所定のキーが押され、マウス5により表示画面7a上
においてドラッグアンドドロップがなされたことにより
判断する。
【0060】なお、表示画面7a上における視点の高さ
を変更するため視点Pの移動量を次のようにして指示す
る。操作者が視点Pの変更条件である「対象点Gを見る
方位は変えないで視点の高さだけ変更する」ことを指示
するためにキーボード4の「Ctl」キーと「V」キー
を同時に押すと、表示画面7a上に図15に示すような
現在の視点Pa、Z軸、平面B、原点O1、対象点G等
が表示される。続いてマウス5により点Paを点Pgに
ドラッグアンドドロップするにより、視点Paの移動す
べき位置、すなわち視点Pの移動量を指示する。
【0061】ステップS41において、高さ変更命令が
あれば、マウス5により指示された点Pgの座標(r
3,ψ3,z3))を求める(ステップS42)。高さ
変更命令が出されたことは、キーボード4の所定のキー
が押され、マウス5により表示画面7a上においてドラ
ッグアンドドロップがなされたことにより判断する。
【0062】次に、基準面Aに平行で点Pgを含む平面
Cの原点O2と点Pgとを結ぶ線またはその延長線と半
径r1の円の交点Phの座標(r1,ψ1,z3)を求
める(ステップS43)。点Phから対象点Gを見た三
次元地図を画像表示装置7に表示する(ステップS4
4)。このとき、点Phから対象点Gを見る視線方向の
ベクトルはVhである。ステップS41において、視点
を垂直方向に移動する命令が出されていなければ、命令
が出されるまで待つ。
【0063】実施の形態5.図17〜図21は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すもので、図17は三次
元地図表示装置の構成図である。図18は対象点までの
距離を変えないで視点を円弧状に動かしたときの視点及
び視線の変化を示す説明図である。図19は新たな視点
の求め方を説明するための説明図、図20は対象点を見
る視点の高さを変えたときに発生する三次元地図表示の
天地逆転を説明するための説明図である。図21は、地
図表示の天地逆転を防止するための処理を示すフローチ
ャートである。
【0064】図17において、三次元地図表示装置61
のデータ処理装置62は、変更指示修正装置としての指
示視点座標算出装置62a及び注視角度判定修正装置6
2bを有する。その他の構成については、図1に示した
実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに
同じ符号を付して説明を省略する。
【0065】図18において、対象点Gを見る視点Pを
対象点Gまでの距離を変更しないという条件下で移動す
ると、視点Pは円弧R上を移動する。例えば、真上の点
Puから見ると、図20(a)のような三次元地図65
が表示される。しかし、視点Pを必要以上に移動する
と、つまり視点Pを例えば図18の点Prのように対象
点Gの真下まで移動すると、図20(b)のような天地
が逆転した三次元地図66となり、これもまた非常に見
難い地図になってしまう。また、このような画面が表示
されると、操作者はあわてて通常の表示状態に戻そうと
マウスを操作することになり、操作性を損ねる。
【0066】これを防止するために、この実施の形態に
おいては、三次元地図情報処理装置2a、指示視点座標
算出装置62a及び注視角度判定修正装置62bは、図
21のフローチャートに示すような動作をする。すなわ
ち、図21において、視点変更命令があるかどうかを判
定する(ステップS51)。視点変更命令が出されたこ
とは、上記各実施の形態と同様に、キーボード4の所定
のキーが押され、マウス5により表示画面7a上におい
てドラッグアンドドロップがなされたことにより判断す
る。
【0067】次に、ドラッグアンドドロップがなされる
と、指示視点座標算出装置62aはドロップされた点に
最も近い所定の点Pkの座標(x1,y1,z1)(直
交座標系)を求める(ステップS52)。この最も近い
所定の点Pkの求め方については後述する。さらに、注
視角度判定修正装置62bにより、点Pkと対象点Gと
を結ぶ視線方向のベクトルVkと水平面Hとのなす角度
δを求め(図19参照)(ステップS53)、角度δが
所定の角度Δ以下か否かを判定する(ステップS5
4)。ステップS54において、所定角度Δ以下ならば
視点Pを点Pkに移動し(ステップS55)、点Pkか
ら対象点Gを見た三次元地図を表示する(ステップS5
6)。
【0068】ステップS54において、角度δが所定の
角度Δを超えるならば視点Pを点Pkに移動しないで角
度δが所定の角度Δとなる点Pmに修正し(ステップS
57)、この点Pmが指示された位置であると見なし
て、点Pmから対象点Gを見た状態の三次元地図を表示
する(ステップS56)。これにより、三次元地図が天
地が逆転して表示されることを防止できる。
【0069】次に、表示画面7a上における視点の移動
量の指示方法及び指示された視点の求め方を図19によ
って説明する。まず、操作者が視点Pの変更条件である
「対象点Gまでの距離は変えないで、対象点Gを中心に
して視点Pを移動させる」ことを指示するためにキーボ
ード4の「Ctl」キーと「C」キーを同時に押すと、
表示画面7a上に例えば図19に示すような現在の視点
P及び視線V、水平面H、対象点G、現在の視点Pが存
在する対象点Gを中心とする円弧Rが表示される。
【0070】続いてマウス5により現在の視点Pを矢印
Bのように所定距離ドラッグして点Pwにドロップする
ことにより、視点Pの移動量を指示する。なお、分かり
やすくするために、図19においては、点Pwは円弧R
から大きくずらして図示している。この場合、ドロップ
の点Pwが円弧R上から外れているので、点Pwと対象
点Gを結ぶ直線と円弧Rとの交点Pkを、ドラッグアン
ドドロップにより指定された点であると見なす。そし
て、上述のステップS52において、点Pkの座標(x
1,y1,z1)を求めることになる。
【0071】以上の各実施の形態においては、変更指示
装置の変更条件指示手段としてキーボートから所定のキ
ー入力を行うものを示したが、この発明における変更条
件指示手段はこれに限られるものではなく、例えば表示
画面上にメニューバーやツールバーを設けて、視点や視
線の方向の変更の条件を選択するようにしてもよい。
【0072】また、視点の移動量や視線の方向の変更量
の指示を容易にするために、現在の視点の位置や視線の
方向を一時的に画面に表示するようにしたが、このよう
な表示をしないで、例えば現在の視点の座標にマウスに
よるドラッグアンドドロップの距離を加えて指示された
視点の座標を算出することもできる。この場合、例えば
変更条件が「対象点Gを見る方位は変えずに視点の高度
だけを変更する」場合であるならば、ドラッグアンドド
ロップの距離のX軸、Y軸成分は無視し、Z軸成分だけ
を取り出して現在の座標に加える。
【0073】さらに、視線の方向の変更の場合、現在の
視点Pは例えば表示画面の下部の中央にあるものとして
おき、つまり図8に示した視点Pを表示画面の下部の中
央部に設定しておき(表示画面に表示する必要はな
い)、この点Pを中心にしてドラッグアンドドロップの
距離Fの所定成分だけ視線の方向を変更するとして視線
の方向の変更量を算出するようにしてもよい。
【0074】さらに、上記各実施の形態では指示された
視点の移動量や視線の方向の変更量が、所定の条件から
外れるとき所定の条件を満たすように修正して視点や視
線の方向を変更するものを示したが、所定の条件から外
れるとき視点の移動や視線の方向の変更の指示を無視し
て三次元地図の表示を変更しないようにしてもよい。
【0075】実施の形態6.図22、図23は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すものであり、図22は
三次元地図表示装置の構成を示す構成図、図23は太陽
が移動する軌跡を年間の代表値として春分の日における
軌跡を示した説明図である。図22において、三次元地
図表示装置71におけるデータ処理装置72は、図1に
示したデータ処理装置2に軌跡データ記憶装置72aを
設けたものである。その他の構成については、図1に示
した実施の形態1と同様のものであるので、相当するも
のに同じ符号を付して説明を省略する。なお、三次元地
図情報処理装置2aと軌跡データ記憶装置72aが、こ
の発明における表示補正装置である。
【0076】三次元地図情報処理装置2aでは、二次元
地図データと標高データと建物の輪郭形状及び高さに関
する情報とから三次元地図データを生成し、当該三次元
地図データに基づいて操作者の視点移動命令及び視線方
向変更命令に従って所定の視点から俯瞰した三次元地図
を表示画面7aに表示する。
【0077】三次元地図の表示に際して、操作者がキー
ボード4で指示した時刻に基づいて軌跡データ記憶装置
72aに記憶された一日の太陽の移動軌跡データから当
該時刻における太陽の位置を求め、当該太陽を模擬して
太陽の位置に応じて三次元地図に陰影を付すとともにそ
の時刻に対応させて輝度や表示色を変化させて表示す
る。すなわち、図23に示すように光源75を一定の軌
跡76上で移動させることにより、表示している三次元
地図の表示色や輝度を時刻に応じて変化させ、地図対象
エリアにおける景観のシミュレーションを行う。これに
より、現実に近い景観のシミュレーションを行うことが
できる。
【0078】実施の形態7.図24、図25は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すものであり、図24は
三次元地図表示装置の構成を示す構成図、図25は季節
や時間によって変化する太陽の軌跡を示す説明図であ
る。図24において、三次元地図表示装置81における
データ処理装置82は、図22に示したデータ処理装置
72の軌跡データ記憶装置72aの代わりに軌跡データ
算出装置82aを設けたものである。その他の構成につ
いては、図1に示した実施の形態1と同様のものである
ので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略す
る。なお、三次元地図情報処理装置2aと軌跡データ算
出装置82aが、この発明における表示補正装置であ
る。
【0079】実施の形態6に示した年間の平均値として
の一定の軌道76(図23)上を移動する太陽を模擬す
るのでは、1年を通して平均的な時刻における景観を表
示しシミュレーションを行うことができるが、同じ時刻
でも季節によって変化する明暗や陰影の長さまでは表現
することができない。
【0080】そこで、この実施の形態では、軌跡データ
算出装置82aを設け、季節によって変化する太陽の軌
跡とこれに対応した明るさのデータを求めるようにした
ものである。軌跡データ算出装置82aにより、操作者
が指示した日時における太陽の位置を求め、この太陽の
位置に応じて輝度、陰影、表示色等を変化させ、三次元
地図に現実に近い明暗や建物の陰を加えて表示すること
ができる。
【0081】これにより、時間や季節によって太陽の光
が当たる場所と当たらない場所や、建物の陰になる場所
を特定できる。また、表示対象エリアを山岳部とした三
次元地図を表示した場合、ある渓谷は何月何日から何月
何日の間は、何時頃日が暮れるか等の景観シミュレーシ
ョンができる。
【0082】なお、指示日時に応じて太陽の位置を算出
する代わりに、例えば図25に示すように、大雑把に夏
86、冬86、春分/秋分87の3タイプとして軌跡デ
ータ記憶装置を設けて太陽の軌跡データ等を記憶させて
おいてもよい。
【0083】以上のようにこの発明による三次元地図表
示装置は、三次元地図をあらゆる方向から見る場合の操
作の困難性及びそれに起因して操作の快適性が阻害され
ることを排除し、マウスで容易に意図するように操作で
き、また地図の表示色や輝度、光源位置を変更すること
による陰影の模擬を行うことで、より現実に近い景観の
シミュレーションを行うことができる。
【0084】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0085】本発明の三次元地図表示装置においては、
表示装置、変更指示装置、変更指示修正装置及び三次元
地図情報処理装置を有するものであって、表示装置は、
表示画面を有し、三次元地図情報処理装置は、指定され
た視点及び視線の方向から地図上の所定の点を見たとき
の状態を三次元地図データに基づき三次元地図として表
示画面に表示し、変更指示装置は、視点又は視線の方向
の変更条件を指示する変更条件指示手段と、三次元地図
が表示画面に表示されているときに指示された視点又は
指示された視線の方向の変更量を表示画面上のポインタ
の移動量によって指示する画面上指示手段とを有し、変
更指示修正装置は、指示された視点又は指示された視線
の変更量が所定の条件から外れるとき指示された視点又
は指示された視線の方向の変更量を所定の条件を満たす
新たな変更量に修正して視点変更命令又は視線変更命令
を発し、三次元地図情報処理装置が視点変更命令又は視
線変更命令を受けて表示画面の表示を新たな変更量だけ
視点又は視線の方向を変更して地図上の所定の点を見た
ときの三次元地図に変更するものであるので、指示され
た視点又は指示された視線の変更量が所定の条件から外
れるとき指示された視点又は指示された視線の方向の変
更量を所定の条件を満たす新たな変更量に修正すること
により、表示画面に表示される三次元地図を見やすい形
で表示でき、快適に操作できる。
【0086】そして、変更条件指示手段は、視線の方向
を変えないで視点を移動することを指示するものであ
り、画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポ
インタの移動量によって指示するものであり、変更指示
修正装置は、指示された視点の移動量が所定の条件から
外れるとき指示された視点の移動量を所定の条件を満た
す新たな移動量に修正して視点変更命令を発するもので
あり、三次元地図情報処理装置が視点変更命令を受けて
表示画面の表示を新たな移動量だけ視点を移動させて地
図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更するもの
であることを特徴とするので、指示された視点の移動量
が所定の条件から外れるとき指示された視点の移動量を
所定の条件を満たす新たな移動量に修正することによ
り、三次元地図の表示が小さくなりすぎて見づらくなる
のを防止でき、操作の快適性を確保できる。
【0087】さらに、変更条件指示手段は、視点を移動
しないで視線の方向を変更することを指示するものであ
り、画面上指示手段は、視線の方向の変更量を表示画面
上のポインタの移動量によって指示するものであり、変
更指示修正装置は、指示された視線の方向の変更量が所
定の条件から外れるとき指示された視線の方向の変更量
を所定の条件を満たす新たな変更量に修正して視線変更
命令を発するものであり、三次元地図情報処理装置が視
線変更命令を受けて表示画面の表示を新たな変更量だけ
視線の方向を変更して地図上の所定の点を見たときの三
次元地図に変更するものであることを特徴とするので、
指示された視線の方向の変更量が所定の条件から外れる
とき指示された視線の方向の変更量を所定の条件を満た
す新たな変更量に修正することにより、全て空白の画面
が表示されることなどを防止でき、操作の快適性を確保
できる。
【0088】また、変更条件指示手段は、視点から地図
上の所定の点までの距離及び視点の高度は変えないで地
図上の所定の点を見る方位を変更すべく視点を移動する
ことを指示するものであり、画面上指示手段は、視点の
移動量を表示画面上のポインタの移動量によって指示す
るものであり、変更指示修正装置は、指示された視点の
移動量に基づいて指示された方位を求めてこの指示され
た方位において所定の点までの距離及び高度が変わらな
いように指示された視点の移動量を新たな移動量に修正
して視点変更命令を発するものであり、三次元地図情報
処理装置が視点変更命令を受けて表示画面の表示を視点
から所定の点までの距離及び視点の高度は変えないで新
たな移動量だけ視点を移動させて地図上の所定の点を見
たときの三次元地図に変更するものであることを特徴と
するので、指示された視点の移動量に基づいて指示され
た方位を求めてこの指示された方位において所定の点ま
での距離及び高度が変わらないように指示された視点の
移動量を新たな移動量に修正することにより、地図を見
る方位を変更すべく視点を移動する場合に三次元地図が
傾いて表示されるのを防止でき、操作の快適性を確保で
きる。
【0089】そして、変更条件指示手段は、地図上の所
定の点を見る方位及び所定の点までの水平距離は変えな
いで視点の高度を変更することを指示するものであり、
画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポイン
タの移動量によって指示するものであり、変更指示修正
装置は、指示された視点の移動量に基づいて視点の指示
された高度を求めこの指示された高度において地図上の
所定の点を見る方位及び所定の点までの水平距離が変わ
らないように指示された視点の移動量を新たな移動量に
修正して視点変更命令を発するものであり、三次元地図
情報処理装置が視点変更命令を受けて表示画面の表示を
新たな移動量だけ視点を移動させて地図上の所定の点を
見たときの三次元地図に変更するものであることを特徴
とするので、指示された視点の移動量に基づいて視点の
指示された高度を求めこの指示された高度において地図
上の所定の点を見る方位及び所定の点までの水平距離が
変わらないように指示された視点の移動量を新たな移動
量に修正することにより、地図を見る視点の高度を変更
する場合に三次元地図が傾いて表示されるのを防止で
き、操作の快適性を確保できる。
【0090】さらに、変更条件指示手段は、所定の点ま
での距離を変えないで所定の点を見る視点を変更するこ
とを指示するものであり、画面上指示手段は、視点の移
動量を表示画面上のポインタの移動量によって指示する
ものであり、変更指示修正装置は、指示された視点の移
動量に基づいて地図上の所定の点までの距離が変わらな
いように指示された視点の移動量を新たな移動量に修正
して視点変更命令を発するものであり、三次元地図情報
処理装置が視点変更命令を受けて表示画面の表示を新た
な移動量だけ視点を移動させて地図上の所定の点を見た
ときの三次元地図に変更するものであることを特徴とす
るので、指示された視点の移動量に基づいて地図上の所
定の点までの距離が変わらないように指示された視点の
移動量を新たな移動量に修正することにより、天地が逆
転された三次元地図が表示されるのを防止でき、操作の
快適性を確保できる。
【0091】また、時刻に応じた太陽の位置を模擬して
三次元地図に陰影を付すとともに輝度を変えて表示する
表示補正装置を設けたものであることを特徴とするの
で、操作の快適性を確保できるとともに、時刻に応じた
太陽の位置を模擬して三次元地図に陰影を付すとともに
輝度を変えて表示することにより、実際に近い景観を模
擬できる。
【0092】そして、日時に応じた太陽の位置を模擬し
て三次元地図に陰影を付すとともに輝度を変えて表示す
る表示補正装置を設けたものであることを特徴とするの
で、操作の快適性を確保できるとともに、日時に応じた
太陽の位置を模擬して三次元地図に陰影を付すとともに
輝度を変えて表示することにより、一層現実に近い景観
を模擬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示す三次元地図表
示装置の構成図である。
【図2】 視点を移動させたときの地図表示の変化を説
明するための説明図である。
【図3】 三次元地図表示装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 表示画面上において視点の移動量を指示する
指示方法の説明図である。
【図5】 この発明の他の実施の形態を示す三次元地図
表示装置の構成図である。
【図6】 視線方向と水平面とのなす角度についての説
明図である。
【図7】 三次元地図表示装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】 表示画面上において視線の移動量を指示する
指示方法の説明図である。
【図9】 さらに、この発明の他の実施の形態を示す三
次元地図表示装置の構成図である。
【図10】 対象点を見る方位を変えたときに発生する
地図表示の傾きを説明するための説明図である。
【図11】 図9の実施の形態における座標系を説明す
るための説明図である。
【図12】 表示画面上において指示された視点の移動
量から新たな移動量を求める方法の説明図である。
【図13】 対象点を見る方位を変えたときの三次元地
図表示の処理を示すフローチャートである。
【図14】 さらに、この発明の他の実施の形態を示す
三次元地図表示装置の構成図である。
【図15】 表示画面上において指示された視点の移動
量から新たな移動量を求める方法の説明図である。
【図16】 対象点を見る視点の高さを変えたときの三
次元地図表示の処理を示すフローチャートである。
【図17】 さらに、この発明の他の実施の形態を示す
三次元地図表示装置の構成図である。
【図18】 対象点までの距離を変えないで視点を円弧
状に動かしたときの視点及び視線の変化を示す説明図で
ある。
【図19】 新たな視点の求め方を説明するための説明
図である。
【図20】 対象点を見る視点の高さを変えたときに発
生する三次元地図表示の天地逆転を説明するための説明
図である。
【図21】 地図表示の天地逆転を防止するための処理
を示すフローチャートである。
【図22】 さらに、この発明の他の実施の形態を示す
三次元地図表示装置の構成を示す構成図である。
【図23】 太陽が移動する軌跡を年間の代表値として
春分の日における軌跡を示した説明図である。
【図24】 さらに、この発明の他の実施の形態を示す
三次元地図表示装置の構成図である。
【図25】 季節や時間によって変化する太陽の軌跡を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 三次元地図表示装置、2 データ処理装置、2a
三次元地図情報処理装置、2b 地図データ記憶装置、
2d 距離判定装置、4 キーボード、5 マウス、7
画像表示装置、7a 表示画面、21,41,51,
61,71,81 三次元地図表示装置、22,42,
52,62,72,82 データ処理装置、22b 角
度判定修正装置、42a 方位変更座標算出装置、52
a 高さ変更座標算出装置、62a 指示視点座標算出
装置、62b 注視角度判定修正装置、72a 軌跡デ
ータ記憶装置、82a 軌跡データ算出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB03 HB05 HC22 HC23 HC24 HC25 5B050 AA10 BA06 BA09 BA17 EA27 EA28 EA30 FA02 FA05 5H180 AA01 BB13 FF22 FF23 FF32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置、変更指示装置、変更指示修正
    装置及び三次元地図情報処理装置を有するものであっ
    て、 上記表示装置は、表示画面を有し、 上記三次元地図情報処理装置は、指定された視点及び視
    線の方向から地図上の所定の点を見たときの状態を三次
    元地図データに基づき三次元地図として上記表示画面に
    表示し、 上記変更指示装置は、上記視点又は上記視線の方向の変
    更条件を指示する変更条件指示手段と、上記三次元地図
    が上記表示画面に表示されているときに上記指示された
    視点又は上記指示された視線の方向の変更量を上記表示
    画面上のポインタの移動量によって指示する画面上指示
    手段とを有し、 変更指示修正装置は、上記指示された視点又は指示され
    た視線の変更量が所定の条件から外れるとき上記指示さ
    れた視点又は上記指示された視線の方向の変更量を上記
    所定の条件を満たす新たな変更量に修正して視点変更命
    令又は視線変更命令を発し、 上記三次元地図情報処理装置が上記視点変更命令又は上
    記視線変更命令を受けて上記表示画面の表示を上記新た
    な変更量だけ上記視点又は上記視線の方向を変更して上
    記地図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更する
    ものである三次元地図表示装置。
  2. 【請求項2】 変更条件指示手段は、視線の方向を変え
    ないで視点を移動することを指示するものであり、 画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポイン
    タの移動量によって指示するものであり、 変更指示修正装置は、上記指示された視点の移動量が所
    定の条件から外れるとき上記指示された視点の移動量を
    上記所定の条件を満たす新たな移動量に修正して視点変
    更命令を発するものであり、 三次元地図情報処理装置が上記視点変更命令を受けて表
    示画面の表示を上記新たな移動量だけ視点を移動させて
    地図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の三次元地図
    表示装置。
  3. 【請求項3】 変更条件指示手段は、視点を移動しない
    で視線の方向を変更することを指示するものであり、 画面上指示手段は、視線の方向の変更量を表示画面上の
    ポインタの移動量によって指示するものであり、 変更指示修正装置は、上記指示された視線の方向の変更
    量が所定の条件から外れるとき上記指示された視線の方
    向の変更量を上記所定の条件を満たす新たな変更量に修
    正して視線変更命令を発するものであり、 三次元地図情報処理装置が上記視線変更命令を受けて表
    示画面の表示を上記新たな変更量だけ視線の方向を変更
    して地図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の三次元
    地図表示装置。
  4. 【請求項4】 変更条件指示手段は、視点から地図上の
    所定の点までの距離及び視点の高度は変えないで地図上
    の所定の点を見る方位を変更すべく視点を移動すること
    を指示するものであり、 画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポイン
    タの移動量によって指示するものであり、 変更指示修正装置は、上記指示された視点の移動量に基
    づいて指示された方位を求めてこの指示された方位にお
    いて上記所定の点までの距離及び上記高度が変わらない
    ように上記指示された視点の移動量を新たな移動量に修
    正して視点変更命令を発するものであり、 三次元地図情報処理装置が上記視点変更命令を受けて表
    示画面の表示を視点から上記所定の点までの距離及び上
    記視点の高度は変えないで上記新たな移動量だけ視点を
    移動させて地図上の所定の点を見たときの三次元地図に
    変更するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    三次元地図表示装置。
  5. 【請求項5】 変更条件指示手段は、地図上の所定の点
    を見る方位及び所定の点までの水平距離は変えないで視
    点の高度を変更することを指示するものであり、 画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポイン
    タの移動量によって指示するものであり、 変更指示修正装置は、上記指示された視点の移動量に基
    づいて視点の指示された高度を求めこの指示された高度
    において上記地図上の所定の点を見る方位及び上記所定
    の点までの水平距離が変わらないように上記指示された
    視点の移動量を新たな移動量に修正して視点変更命令を
    発するものであり、 三次元地図情報処理装置が上記視点変更命令を受けて表
    示画面の表示を上記新たな移動量だけ視点を移動させて
    地図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の三次元地図
    表示装置。
  6. 【請求項6】 変更条件指示手段は、所定の点までの距
    離を変えないで所定の点を見る視点を変更することを指
    示するものであり、 画面上指示手段は、視点の移動量を表示画面上のポイン
    タの移動量によって指示するものであり、 変更指示修正装置は、上記指示された視点の移動量に基
    づいて上記地図上の所定の点までの距離が変わらないよ
    うに上記指示された視点の移動量を新たな移動量に修正
    して視点変更命令を発するものであり、 三次元地図情報処理装置が上記視点変更命令を受けて表
    示画面の表示を上記新たな移動量だけ視点を移動させて
    地図上の所定の点を見たときの三次元地図に変更するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の三次元地図
    表示装置。
  7. 【請求項7】 時刻に応じた太陽の位置を模擬して三次
    元地図に陰影を付すとともに輝度を変えて表示する表示
    補正装置を設けたものであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれか1項に記載の三次元地図表示
    装置。
  8. 【請求項8】 日時に応じた太陽の位置を模擬して三次
    元地図に陰影を付すとともに輝度を変えて表示する表示
    補正装置を設けたものであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれか1項に記載の三次元地図表示
    装置。
JP2002016375A 2002-01-25 2002-01-25 三次元地図表示装置 Pending JP2003216983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002016375A JP2003216983A (ja) 2002-01-25 2002-01-25 三次元地図表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002016375A JP2003216983A (ja) 2002-01-25 2002-01-25 三次元地図表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003216983A true JP2003216983A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27652462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002016375A Pending JP2003216983A (ja) 2002-01-25 2002-01-25 三次元地図表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003216983A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007138866A1 (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Furuno Electric Co., Ltd. 3次元投影法および3次元図形表示装置
JP2007328570A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Xanavi Informatics Corp 地図表示装置
JP2008158770A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp 三次元地図表示装置
WO2009025446A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-26 Thinkware Systems Corporation Method for providing three dimensional map service and geographic information system
JP2013206239A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Aisin Aw Co Ltd 地図画像表示システム、地図画像表示装置、地図画像表示方法及びコンピュータプログラム
JP2015179149A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社東芝 日照情報生成装置、日照情報提供システムおよび日照情報提供方法
KR102062800B1 (ko) 2019-10-15 2020-01-06 (주)그린공간정보 지형변화에 따른 디지털 이미지의 변화지점 수시수정과 수치도화이미지 갱신 전용 처리시스템
KR102062797B1 (ko) 2019-10-15 2020-01-06 (주)그린공간정보 시점변화 조정으로 3d 영상 출력이 가능하도록 한 고도별 영상 3d 데이터의 보정장치
CN111460070A (zh) * 2020-03-31 2020-07-28 飞燕航空遥感技术有限公司 三维地图书签及管理方法和系统、浏览方法和系统、存储介质

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007138866A1 (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Furuno Electric Co., Ltd. 3次元投影法および3次元図形表示装置
JP2007328570A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Xanavi Informatics Corp 地図表示装置
JP2008158770A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp 三次元地図表示装置
WO2009025446A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-26 Thinkware Systems Corporation Method for providing three dimensional map service and geographic information system
JP2013206239A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Aisin Aw Co Ltd 地図画像表示システム、地図画像表示装置、地図画像表示方法及びコンピュータプログラム
JP2015179149A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社東芝 日照情報生成装置、日照情報提供システムおよび日照情報提供方法
KR102062800B1 (ko) 2019-10-15 2020-01-06 (주)그린공간정보 지형변화에 따른 디지털 이미지의 변화지점 수시수정과 수치도화이미지 갱신 전용 처리시스템
KR102062797B1 (ko) 2019-10-15 2020-01-06 (주)그린공간정보 시점변화 조정으로 3d 영상 출력이 가능하도록 한 고도별 영상 3d 데이터의 보정장치
CN111460070A (zh) * 2020-03-31 2020-07-28 飞燕航空遥感技术有限公司 三维地图书签及管理方法和系统、浏览方法和系统、存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11783543B2 (en) Method and system for displaying and navigating an optimal multi-dimensional building model
US9118970B2 (en) System and method for embedding and viewing media files within a virtual and augmented reality scene
US6184847B1 (en) Intuitive control of portable data displays
US20120212405A1 (en) System and method for presenting virtual and augmented reality scenes to a user
US11921414B2 (en) Reflection-based target selection on large displays with zero latency feedback
US20160334884A1 (en) Remote Sensitivity Adjustment in an Interactive Display System
US20100245352A1 (en) Method and system for 3d object positioning in 3d virtual environments
US20190034056A1 (en) Manipulating a camera perspective within a three-dimensional space
EP2274711A2 (en) Estimating pose of photographic images in 3d earth model using human assistance
KR101989969B1 (ko) 증강현실 기반 건축 유적의 실감형 콘텐츠 체험시스템
US20190259201A1 (en) Systems and methods for generating or selecting different lighting data for a virtual object
CN109621415A (zh) 3d游戏中的显示控制方法及装置、计算机存储介质
JP4902236B2 (ja) 三次元地図表示装置、三次元地図表示プログラム及び三次元地図表示プログラムを記録した記録媒体
JP2003216983A (ja) 三次元地図表示装置
Liarokapis et al. Mobile augmented reality techniques for geovisualisation
KR101874345B1 (ko) 증강현실을 이용한 왕릉 유물 정보 출력방법
JP7460778B2 (ja) モバイル機器における大規模建築物の拡張現実具現のためのデータ最適化及びインターフェース向上方法
JP4134191B2 (ja) ゲーム装置、キャラクタの表示方法、並びにプログラム及び記録媒体
JP2006018444A (ja) 画像処理システム及び付加情報指示装置
JP5060856B2 (ja) ナビゲーションシステム及びナビゲーション方法
JP2001209826A (ja) 仮想空間の編集方法、仮想空間の編集装置、コンピュータプログラム記憶媒体および仮想現実感提示装置
CN114253389B (zh) 整合动作感测器的增强现实系统与增强现实显示方法
JP2009210963A (ja) プラネタリウム装置
US6927768B2 (en) Three dimensional depth cue for selected data
Buchholz et al. Smart navigation strategies for virtual landscapes

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040512

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02