JP2003216906A - 情報提供システム、情報提供装置、サーバ、玩具、情報提供方法および記録媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、サーバ、玩具、情報提供方法および記録媒体

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JP2003216906A
JP2003216906A JP2003005822A JP2003005822A JP2003216906A JP 2003216906 A JP2003216906 A JP 2003216906A JP 2003005822 A JP2003005822 A JP 2003005822A JP 2003005822 A JP2003005822 A JP 2003005822A JP 2003216906 A JP2003216906 A JP 2003216906A
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toy
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JP2003005822A
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Kimihisa Ueno
公久 上野
Michito Oda
道土 小田
Ko Kato
江 加藤
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Tomy Co Ltd
Original Assignee
Tomy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、玩具の識別から、当該玩具
に関連のある情報を提供するまでの一連の動作を、子供
であっても容易に操作できるように実現することであ
り、また、本機能を付加したことによる耐久性および価
格面においても満足のいく玩具を提供することである。 【解決手段】 リーダー200と玩具300間で行われ
る非接触のデータキャリアシステムによるデータ伝送に
よって、リーダー200が玩具300内に記憶された現
具データを検知する。そして、リーダー200が検知し
た玩具データに基づいて、パソコン100が、玩具30
0に関連する情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供システ
ム、情報提供装置、サーバ、玩具、情報提供方法および
記録媒体に係り、特に、玩具内に記録された情報に基づ
いて外部情報にアクセスし、その玩具等に関連する情報
をユーザに対して提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】特定の対象の形態を模した玩具の定番と
して、自動車の形をしたミニカーと呼ばれる模型や、漫
画のキャラクターの形をした模型などがある。自動車や
キャラクターを外観より想起し得る表現手法(形の模
倣)で表したこれらの玩具は、手で動かしたり、モータ
で走行・作動させたりして遊ぶのが一般的である。ま
た、玩具の一種として、キャラクターの様々な形態が印
刷されたキャラクターカードも知られている。キャラク
ターカードは、その表面に絵や写真を印刷するといった
表現手法により、特定のキャラクターをユーザに想起さ
せる。
【0003】このような玩具に関しては、子供が乱暴
に扱っても壊れにくいこと、操作が簡単であること、
安価であることが望まれる。そのため、これらが要求
される玩具に新たな機能を付加することは、高価になり
易いばかりか、遊び方が複雑になったり、壊れやすくな
るといった問題を招き易い。このような理由より、上述
した3つの要求を満足させつつ、玩具の商品としての付
加価値を更に向上させることは容易ではない。
【0004】一方、インターネット等に代表される各種
ネットワークの急速な普及に伴い、ユーザは、ネットワ
ーク上に存在する各種の情報(情報資源)にアクセスす
ることにより、様々な情報を容易に入手することができ
る(例えば、特許文献1)。また、ユーザに提供する情
報の差別化や付加価値の向上を図るために、一般ユーザ
では得られない情報を会員ユーザのみに提供するといっ
た手法(所謂、会員制サイト)も広く採用されている。
会員制サイトにおいて、会員ユーザとそれ以外の者とを
区別するために行われるユーザ認証は、会員ユーザに対
して個別に発行されるIDやパスワード等の認証情報を
利用して行われるのが一般的である。
【0005】例えば、パソコンを購入したユーザであれ
ば、パソコンメーカーにユーザ登録をすることによっ
て、会員固有のID等を入手する。そして、これらの情
報を入力し、ユーザ認証を得ることによって、そのメー
カーのホームページにおいて、一般ユーザとは異なるサ
ービス、例えば、そのパソコン専用のソフトウェアのダ
ウンロードサービス等を受けることができる。
【0006】
【特許文献1】特開平11−203381号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した玩具に関して
も、正規ユーザであることによって、種々のサービス
(情報の提供)を受けることができれば、玩具に新たな
価値を加えることができ、顧客に対する商品訴求力の向
上を図ることができる。その際、玩具自体を識別するこ
とによって、個々の玩具、玩具の種別、或いは形態毎に
異なる情報を提供することができれば、玩具の付加価値
を一層高めることができる。例えば、模型の車種ごとに
異なる情報が用意されており、特定車種の模型を有する
ユーザのみが、その実車や模型に関する情報(例えば、
走行シーン映像やアクションゲーム等)にアクセス可能
にするといった如くである。この場合、模型に対するユ
ーザの収集意欲を高めることができるため、新たな需要
を喚起することが期待できる。しかしながら、上述した
ように、玩具のユーザは主に子供であり、コンピュータ
を操作したり、IDを入力するといった作業が困難或い
は不慣れであることも多々あるため、その操作性が問題
となる。本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、特定の対象を外観より想起し得る表現
で表した玩具に新たな機能を付加することにより、商品
訴求力の一層の向上を図ることである。
【0008】また、本発明の別の目的は、このような玩
具を商品化する上で問題となる操作性または耐久性に関
する問題を解決し、子供にとっても扱い易い玩具を提供
することである。
【0009】さらに、本発明の別の目的は、新たな機能
を付与することによる玩具の価格上昇を極力抑えること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、第1の発明は、リーダーと玩具の間で行われる非接
触のデータキャリアシステムによるデータ伝送によって
リーダーが玩具内に記憶された玩具情報を検知し、リー
ダーが検知した玩具情報に基づいて、情報提供装置が、
玩具に関連する関連情報を提供する情報提供システムを
提供する。この情報提供装置は、ユーザに対して提供す
る関連情報を、玩具情報に基づく外部の記憶手段とのア
クセスによって得る。
【0011】ここで、第1の発明において、外部の記憶
手段は、ネットワークを介して接続されるサーバ(例え
ば、インターネット上のホームページ情報を提供するサ
ーバ)であってもよいし、交換可能または更新可能な情
報提供装置とは別体の記憶媒体(例えば、CD−ROM
やFD等)であってもよい。また、アクセスとは、記憶
手段とのデータの入出力、すなわち、いわゆるデータの
やり取りのことを指す。
【0012】また、情報提供装置は、画像および/また
は音声によって関連情報の提供を行ってもよい。
【0013】もちろん、情報提供装置は、画像および/
または音声によって関連情報を提供するための専用の装
置であってもよいし、パソコンやTVなどのような表示
または音出力が可能な電子機器であってもよい。
【0014】さらに、上記リーダーは、非接触のデータ
キャリアシステムの質問器を有し、玩具は、非接触のデ
ータキャリアシステムの応答器を有するとともに、玩具
情報を記憶する記憶媒体を備えるよう構成してもよい。
【0015】第1の発明に関する上記構成によれば、リ
ーダーによって玩具情報が検知されると、情報提供装置
によって、自動的に、対応する関連情報が提供されるた
め、操作の手間が少なく、子供であっても容易に関連情
報を見聞きすることができる。また、関連情報を、玩具
が形象する実物の紹介や、玩具自体の紹介をする情報と
することによって、この玩具を所有するユーザ(主に子
供)の想像力をかき立てるような、興味深い映像や音声
の提供ができ、玩具に対する付加価値を高めることがで
きる。さらに、関連情報は、外部の記憶手段とのアクセ
スによって得られるため、外部の記憶手段内に記憶され
た情報が更新されることによって、情報提供装置は、常
に最新の情報を得ることが可能である。
【0016】また、アクセスする日時に基づいて、外部
の記憶手段とのアクセスを行うこととしてもよい。その
場合には、例えば、夏と冬、昼と夜、といった日時に応
じて面白味のある様々な関連情報を提供することができ
る。
【0017】また、玩具に具備されるのは非接触のデー
タキャリアシステムの応答器であるため、耐久性および
価格面においても満足のいく玩具とすることができる。
【0018】また、上記玩具には更に課金情報が記憶さ
れることとし、情報提供装置による外部の記憶手段との
アクセスが、玩具情報および課金情報に基づいて行われ
ることとしてもよい。
【0019】例えば、外部の記憶手段とのアクセスの度
に、玩具内に記憶された課金情報が減算され、課金情報
が無くなった場合には、外部の記憶手段とのアクセスが
できなくなる、といったことが可能である。このため、
外部の記憶手段とのアクセスによって得られる関連情報
の価値を一層高めることができる。なお、課金情報に基
づくアクセスは、情報提供装置が行うため、ユーザ(子
供)に新たな手間を発生させるものではない。
【0020】また、玩具情報に基づいて、インターネッ
ト上に公開されたホームページ情報にアクセスすること
により、必要な情報を得るように構成してもよい。
【0021】これにより、玩具に関するホームページに
自動的にアクセスする、子供であっても容易に操作が可
能な情報提供装置を提供できる。
【0022】第2の発明は、リーダーと記憶媒体間で行
われる非接触のデータキャリアシステムによるデータ転
送によって、リーダーが記憶媒体内に記憶されたログイ
ン情報または相手方アドレス情報を検知し、リーダーが
検知した情報に基づいて、情報提供装置が、記憶媒体に
関連する関連情報を提供する情報提供システムを提供す
る。この情報提供装置は、ログイン情報または相手方ア
ドレス情報に基づいて、インターネット上に公開された
ホームページ情報にアクセスすることにより、関連情報
を得る。
【0023】ここで、第2の発明において、記憶媒体と
は、ICカードやICタグであってもよいし、人形や模
型などの形象物であってもよい。誤解を生じ得るため、
繰り返し述べるが、記憶媒体は、FDやメモリ等の単な
る記憶メディアそのものでなく、記憶メディアを有する
媒体であって、表面にアニメキャラクターが印刷された
ICカードや、人形といったものを含む意である。
【0024】上述した構成を有する第2の発明によれ
ば、記憶媒体に記憶されたログイン情報または相手方ア
ドレス情報に従って、インターネット上のホームページ
にアクセスすることができる。このため、記憶媒体とロ
グイン情報または相手方アドレス情報とを一体として扱
えるため、記憶媒体の生産者にとって、様々な形態の記
憶媒体を提供することができる。例えば、イメージキャ
ラクタの写真を印刷したICカードの記憶媒体や、アニ
メキャラクタを模した形象物の記憶媒体といった様々な
記憶媒体を、当該記憶媒体に対応するログイン情報また
は相手方アドレス情報と合わせて提供することができ
る。
【0025】また、上記サーバは、第1の発明において
言及した情報提供装置によるアクセスに応じて、情報提
供装置に関連情報を提供するサーバであって、関連情報
の提供を、インターネット上に公開する所定のホームペ
ージ情報により行ってもよい。
【0026】かかる構成では、関連情報を提供する側、
すなわちサーバの管理者においては、ホームページ情報
として、関連情報を一括して管理することができるた
め、玩具に関わる情報のメンテナンス性を向上させるこ
とができる。
【0027】また、この場合、ホームページ情報に対し
て、玩具情報に基づく所定のアクセス制限を加えること
としてもよい。その場合には、玩具を所有する正規のユ
ーザでなければ、当該ホームページ情報を閲覧すること
ができないため、ホームページ情報の価値を高めること
ができる。
【0028】第3の発明は、情報提供装置とサーバとの
間でネットワークを介した情報伝達が可能な情報提供シ
ステムにおいて、特定の対象をユーザが外観より想起し
得る表現手法で表しているとともに、外部から読み出し
可能なアクセス情報が記憶された玩具と、特定の対象ま
たはそれを表した玩具に関する情報を蓄積したサーバ
と、玩具に記憶されたアクセス情報を読み出し、読み出
されたアクセス情報よりネットワーク上のアドレスが特
定されるサーバ側の情報にアクセスすることによって、
特定の対象またはそれを表した玩具に関連する関連情報
をユーザに対して提供する情報提供装置とを有する情報
提供システムを提供する。
【0029】ここで、第3の発明において、情報提供装
置は、非接触のデータキャリアシステムにおける質問器
を有し、玩具は、情報装置側の質問器とデータ転送が可
能な応答器を有することが好ましい。
【0030】また、上記玩具には、その種別または形態
に応じて異なるアクセス情報が記憶されており、サーバ
には、前記玩具の種別または形態に応じて異なる情報が
蓄積されていてもよい。この場合、情報提供装置よりユ
ーザに対して提供される関連情報は、玩具の種別または
形態によって相違させてもよい。
【0031】また、上記玩具には、特定の主体をユーザ
に想起させる表現がなされており、情報提供装置よりユ
ーザに対して提供される関連情報は、その主体に関連し
た情報であってもよい。
【0032】第4の発明は、特定の対象をユーザが外観
より想起し得る表現手法で表した玩具において、所定の
アクセス情報が記憶された記憶手段と、この記憶手段に
記憶されたアクセス情報を外部へ出力するために、記憶
手段を制御する制御手段とを有する玩具を提供する。こ
のアクセス情報は、ネットワーク上に存在するサーバ側
に蓄積された特定の対象またはそれを表した玩具に関す
る情報のアドレスと関連付けられている。
【0033】ここで、第4の発明において、上記制御手
段は、非接触のデータキャリアシステムにおける応答器
であることが好ましい。
【0034】また、上記記憶手段には、玩具の種別や形
態に応じて異なるアクセス情報が記憶されており、サー
バ側に蓄積されたアクセスすべき情報のアドレスを、ア
クセス情報を読み出す外部システム側において予め設定
された、アクセス情報とアドレスとの対応関係に基づい
て特定してもよく、サーバ側に蓄積されたアクセスすべ
き情報のアドレス自体であってもよい。
【0035】また、上記アクセス情報を、玩具の種別ま
たは形態に応じて相違させてもよい。
【0036】さらに、上記玩具には、特定の主体をユー
ザに想起させる表現がなされており、アクセス情報は、
ネットワーク上に存在するサーバ側に蓄積された特定の
主体に関する情報のアドレスと関連付けてもよい。
【0037】さらに、上記記憶手段には、ネットワーク
上に存在するサーバ側に蓄積された情報へアクセスする
際に行われる認証に必要な認証情報が記憶されていても
よく、ネットワーク上に存在するサーバ側に蓄積された
情報に対するユーザのアクセスをコントロールする課金
情報が記憶されていてもよい。
【0038】第5の発明は、ネットワークサービスを提
供する特定のプロバイダをユーザが外観より想起し得る
表現手法で表した玩具において、プロバイダが提供する
ネットワークサービスを受けるために必要なユーザ端末
側の設定情報が記憶された記憶手段と、この記憶手段に
記憶された設定情報とを外部へ出力するために、記憶手
段を制御する制御手段とを有する玩具を提供する。
【0039】第6の発明は、サーバとの間でネットワー
クを介した情報伝達を行うことにより、ユーザに対して
情報を提供する情報提供装置において、特定の対象をユ
ーザが外観より想起し得る表現手法で表した玩具から、
この玩具に記録されたアクセス情報を読み出す制御手段
と、特定の対象またはそれを表した玩具に関連する関連
情報をユーザに対して提供するために、読み出されたア
クセス情報より特定されるアドレスに従い、サーバ側よ
り情報を受信する通信手段とを有する情報提供装置を提
供する。
【0040】ここで、第6の発明において、上記制御手
段は、非接触データキャリアシステムにおける質問器を
含むことが好ましい。
【0041】第7の発明は、特定の対象をユーザが外観
より想起し得る表現手法で表した玩具に記録されたアク
セス情報よりネットワーク上のアドレスが特定されるサ
ーバにおいて、特定の対象またはそれを表した玩具に関
する情報を蓄積した記憶手段と、玩具に記録されたアク
セス情報を読み出したユーザシステム側からの要求に応
じて、記憶手段に蓄積された情報をユーザシステム側に
送信する通信手段とを有するサーバを提供する。
【0042】第8の発明は、サーバとの間でネットワー
クを介した情報伝達を行うことにより、ユーザに対して
情報を提供する情報提供方法において、特定の対象をユ
ーザが外観より想起し得る表現手法で表した玩具から、
この玩具に記録されたアクセス情報を読み出すステップ
と、読み出されたアクセス情報より特定されるアドレス
に従い、サーバ側に蓄積された情報を要求するステップ
と、サーバ側より受信した情報に基づいて、特定の対象
またはそれを表した玩具に関連する関連情報をユーザに
提供するステップとを有する情報提供方法を提供する。
【0043】第9の発明は、サーバとの間でネットワー
クを介した情報伝達を行うことにより、ユーザに対して
情報を提供する情報提供方法を実行するためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
いて、特定の対象をユーザが外観より想起し得る表現手
法で表した玩具から、この玩具に記録されたアクセス情
報を読み出すステップと、読み出されたアクセス情報よ
り特定されるアドレスに従い、サーバ側に蓄積された情
報を要求するステップと、サーバ側より受信した情報に
基づいて、特定の対象またはそれを表した玩具に関連す
る関連情報をユーザに提供するステップとを有する情報
提供方法を実行するための記録媒体を提供する。
【0044】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図を参
照して第1の実施形態を詳細に説明する。本実施形態で
は、情報提供装置としてノート型のパーソナルコンピュ
ータ(以下、パソコンという。)に適用した場合を例に
とって説明する。しかしながら、ユーザが操作する情報
提供装置はこれに限定されるものではなく、デスクトッ
プ型のパソコン、家庭用ゲーム機、デジタルTVの送受
信装置、或いは、それ専用のシステム等を用いることも
可能である。ただし、本実施形態に係る情報提供装置の
条件としては、後述するように、少なくとも、玩具側に
記憶された情報にアクセス可能なユーザシステムである
必要がある。
【0045】まず、本実施形態に係る情報提供システム
を実現する上で、重要な技術の一つとなるデータキャリ
アシステムについて簡単に説明する。データキャリアシ
ステムは、質問器と応答器とによって構成されており、
質問器から送信される電波に応答して、応答器が識別信
号を発生する。このようなデータキャリアシステムとし
ては、非接触型ICカードが応答器として最も良く知ら
れている。
【0046】非接触型ICカード(応答器)としては、
密着型(ISO/IEC10536)、近接型(ISO
/IEC14443)、近傍型(ISO/IEC156
93)、マイクロ波型が知られている。一般に、カード
内にはLSIチップやコンデンサ、巻線コイルが実装さ
れており、リーダー・ライタ装置(質問器)との間にお
けるデータ通信は、電磁誘導方式により行われる。ま
た、応答器の一種として、ICカードではなく、ICタ
グとして、キーホルダーやボタン等も開発・実用化され
ているため、これらを応答器として用いてもよい。
【0047】これらの応答器は、非接触型であるととも
に、質問器から発信される電波による電磁誘導作用によ
り、応答器内に実装されているLSI等に電源が供給さ
れ、応答器内に電源を持つ必要がない。このため、応答
器は、損傷や摩耗等の耐環境性や、メンテナンス性に優
れたものである。このようなメリットを有するデータキ
ャリアシステムは、主として子供が取り扱う玩具に採用
するのに最適な技術である。
【0048】また、これら従来のデータキャリアシステ
ムの目的は、IDの一種として、例えば、非接触型IC
カード(応答器)を有する社員の社員番号を、離れた位
置から識別可能にするといった、簡便な識別方法を提供
するものである。以上がデータキャリアシステムの概要
である。
【0049】つぎに、本実施形態に係る情報提供システ
ムの全体構成について説明する。図1は、パソコン10
0と、パソコン100に接続されたリーダー200と、
玩具300とを示す図である。また、図2は、情報提供
システム全体の構成を示す図である。
【0050】図1において、玩具300は、形象の対象
となる実車の外観形状を模倣という表現手段で表した模
型(ミニカー)であり、外部に出力可能な「アクセス情
報」を含む各種情報が記憶されている。ここで、「アク
セス情報」とは、玩具300の外部に蓄積された特定の
「情報」にアクセスするのに必要な情報をいう。ここで
いう「情報」とは、ネットワーク上に存在する情報資源
のみならず、情報提供装置に相当するパソコン100側
に存在するローカルな情報も含む。なお、詳細について
は後述するが、本実施形態では、玩具300固有に付与
されたIDコード(玩具情報)をアクセス情報として用
いている。また、この玩具300には、データキャリア
である応答器310(図10参照)が内蔵されている。
後述するプログラムが常駐している状態またはそれを立
ち上げた状態において、リーダー200が玩具300内
の応答器310とデータ通信を行うことによって、玩具
300に記憶された情報がパソコン100側に読み出さ
れ、パソコン100側が応答器310すなわち玩具30
0を識別する。そして、玩具300の識別をきっかけと
して、次のような動作がパソコン100側において自動
的に行われる。
【0051】すなわち、ユーザが、車の形をした模型で
ある玩具300をリーダー200上に載置すると、リー
ダー200によって玩具300が識別される。そして、
玩具300自体に関連した「関連情報」、或いは玩具3
00が形象する本物の車に関連した「関連情報」がユー
ザに対して提供される。ここで、「関連情報」とは、玩
具300自体、或いは、それが形象する対象(実車)と
直接的または間接的な関連性を有する情報をいう。ま
た、形象対象との関連性は、玩具300が形象する実車
そのものに限定されるものではなく、より広義には自動
車一般も含み、さらには、その実車の製造メーカや販売
メーカ等といった特定の主体との関連性をも含み得る。
このような関連情報としては、例えば、玩具300や実
車に関する詳細情報、それが登場するゲーム(アクショ
ンゲームやパズルゲーム等)やストーリー、実車の製造
メーカといった事業体に関する情報(例えばその事業体
の広告)等が挙げられる。本実施形態では、玩具300
が形象する本物の車の走行シーン(画像情報)がパソコ
ン100の表示部104に自動的に表示されるととも
に、その車のエンジン音(音声情報)が音出力部105
より出力される。
【0052】また、図2に示すように、パソコン100
は、インターネットに代表される有線または無線のネッ
トワークに接続可能であり、ネットワーク上に存在する
情報に適宜アクセスすることが可能である。このような
ネットワーク上には様々な情報(典型的にはWebコン
テンツ)が存在するが、ある主体(例えば、玩具300
のメーカー)が有するサーバ400(Webサーバ)に
は、玩具300またはそれが形象する実車に関するWe
bコンテンツが蓄積されている。パソコン100内に蓄
積されたローカルな情報、或いは、ネットワーク上のW
ebコンテンツに適宜アクセスすることにより、ユーザ
は、玩具300に関連する最新の情報や、玩具300を
持っている正規ユーザでなければ見ることができない情
報を閲覧して楽しむことが可能となる。
【0053】図3に一般に公開されているホームページ
(以下、ホームページのことを「HP」、一般に公開さ
れているHPのことを「一般用HP」という。)の例
を、図4に会員制のHP(以下、「会員用HP」とい
う。)の例を示す。一般の閲覧者は、パソコン等を利用
することにより、図3に示すような玩具300を製造す
るメーカーのHPを閲覧することができる。一方、玩具
300を所有するユーザは、リーダー200上に玩具3
00を載置することにより、玩具300が識別される。
これにより、図4に示すような会員用HPが自動的に表
示され、ユーザは、サーバ400に蓄積された会員のみ
がアクセス可能な情報にアクセスすることが可能とな
る。
【0054】図4は、会員用HPのメニューページの一
例を示す図である。ユーザは、パソコン100のキー操
作によって、メニューページの中から、「じどうしゃず
かん」または「カタログ」を選択することができる。
「じどうしゃずかん」を選択した場合には、さらに自動
車の種類を選択するための、図5に示すような種類選択
画面が表示され、対象とする自動車を階層的に特定し
て、目的とする自動車に関する関連情報を閲覧すること
ができる。
【0055】また、図4において、「カタログ」を選択
した場合には、図6に示すように、玩具300が形象す
る実際の車に関する情報が直接表示される。これによ
り、玩具100が形象する特定の実車に関する関連情報
がユーザに対して提供される。
【0056】このように、ユーザは、自己が所有する玩
具300をリーダー200上に載置することで、この玩
具300に関する関連情報をパソコン上で閲覧(見聞
き)することができるため、子供であっても容易に操作
が可能である。また、玩具300内に組み込まれている
応答器310は非接触型であるため、外部からの接触や
摩耗に優れる他、電源等が不要であるために、メンテナ
ンス性に優れたものである。したがって、玩具300を
商品化する上で問題となる操作性または耐久性に関する
問題を解決でき、子供にとっても扱い易い玩具300を
実現することができる。さらに、データキャリアシステ
ムは、構造が比較的シンプルであり、部品コストも比較
的安価であるため、上述した機能を付与することによる
玩具300の価格上昇を抑制することができる。
【0057】さらに、玩具300の応答器310内に課
金情報を記憶させることにより、図7に示すような有料
のホームページ(以下、「有料HP」という。)を閲覧
可能としてもよい。具体的には、応答器310内に初期
値として所定数のポイントを予め記憶させておく。そし
て、有料HPを閲覧する度に、所定の数、例えば"1"ポ
イントを減算する。そして、ポイントが"0"となった時
には有料HPを見ることができないようにする。図7に
おいて、有料HPは、「ドライビングゲーム」と「パズ
ルゲーム」の2つのゲームを楽しむことができるように
構成されており、選択に応じた関連情報(ドライビング
ゲームまたはパズル)がユーザに対して提供される。具
体的には、「ドライビングゲーム」を選択すると、図8
に示すような「ドライビングゲーム」のオープニング画
面が表示されて、玩具300を表現した車をユーザが面
上において操作するドライブゲームを楽しむことができ
る。また、「パズルゲーム」を選択すると、図9に示す
ような、ユーザの所有する玩具300を表現した絵を元
通りにする「パズルゲーム」を楽しむことができる。
【0058】次に、本実施形態を実現するハードウェア
構成を説明する。図10(a)は、玩具300に組み込
まれる応答器310の機能ブロックを示す図である。応
答器310は、コイル312と、電源回路314と、応
答用IC316とから構成されており、応答用IC31
6内には、所定の情報を記憶する記憶部として機能する
メモリ318を有する。そして、応答用IC316内に
集積された周辺回路と、コイル312とは、記憶された
情報を外部システムへ出力するための制御部として機能
する。コイル312は、質問器であるリーダー200の
コイル202(図11参照)と電磁誘導方式によるデー
タ通信を行うものであり、巻線コイル等により構成され
る。また、電源回路314は、コイル312において生
じた電磁誘導による電流を整流し、所定の電圧を応答用
IC316に供給する回路であって、コンデンサ等によ
り構成される。
【0059】応答用IC316は、電源回路314から
供給される電源によって自動的に起動され、コイル31
2を介してリーダー200(質問器)との実質的なデー
タ通信を行う。具体的には、応答用IC316は、メモ
リ318内に記憶されたIDコード318aや、パスワ
ード318b、課金情報318cを、コイル312を介
してパソコン100側のリーダー200へ送信する。
【0060】図10(b)は、メモリ318内に記憶さ
れる玩具情報としてのIDコードの一例を示す図であ
り、図10(c)は、IDコードの構造を示す図であ
る。図10(b)において、玩具300固有の(或い
は、玩具の種別または形態に応じて付与してもよい)I
Dコードとして「C01−00123」が示されている
が、この内「C01」の部分が玩具300の種別(以
下、「玩具種別」という。)を、「00123」の部分
が製造番号を示している。玩具種別とは、例えば、模型
の玩具300であれば、自家用自動車Aの車の形をした
玩具や、漫画のキャラクターBの形をした玩具といっ
た、玩具の種類のことであり、「C01」は玩具種別を
特定するコード(以下、「玩具種別コード」という。)
のことである。玩具情報であるIDコードは、ネットワ
ーク上における特定の情報の存在場所(アドレス)を指
定するために必要なアクセス情報としても機能する。
【0061】また、図10(d)は、ネットワーク上の
情報へアクセスする際に行われる玩具300の認証に必
要な認証情報としてのパスワードの一例を、図10
(e)は、ネットワーク上の情報に対するユーザのアク
セスをコントロールするための課金情報の一例を示す図
である。パスワードとして「010」が、課金情報とし
て「0500」のポイント値が記憶されている。
【0062】このメモリ318は、RAMやROM等に
より実現可能であるが、課金情報の管理を玩具300側
で行う場合には、課金情報318cを書き換え可能に構
成する必要がある。この場合、課金情報318cを記憶
する応答用IC318内のメモリ318としては、電気
的に書換可能な不揮発性のメモリ(典型的には、EPR
OMやEEPROM)を用いることが好ましい。なお、
パスワード318bを記憶する媒体に関してもEEPR
OM等により構成し、書き換え可能にしてもよい。
【0063】図11は、パソコン100と、リーダー2
00との機能ブロックを示す図である。パソコン100
は、CPU101と、RAM102と、ROM103
と、表示部104と、音出力部105と、記憶部106
と、操作部107と、通信部108とから構成されると
ともに、各部はバス109に接続され、相互のデータ通
信が可能に構成されている。また、パソコン100の各
機能は、一般的なパーソナルコンピュータと同様のもの
であるため、本発明に係る特徴的な部分を中心に説明す
る。
【0064】記憶部106は、ハードディスクやCD−
ROM等により構成され、データおよびプログラムを記
憶するものであり、記憶媒体およびその読み書き装置を
含む意である。プログラムとしては、玩具認識プログラ
ム106aと、玩具データ出力プログラム106bと、
会員用HPアクセスプログラム106cと、有料HPア
クセスプログラム106dとを記憶し、データとして
は、保有玩具データ106fと、アクセスデータ106
gとを記憶する。
【0065】玩具認識プログラム106aは、リーダー
200の質問器制御部204に対する制御プログラムで
あって、リーダー200上に載置される玩具のIDコー
ドの読み出し、パスワードの読み出し、および課金情報
の読み書きを制御するプログラムである。すなわち、本
実施形態では、玩具認識プログラム106aの実行下に
おいて、パソコン100とリーダ200とが協働するこ
とにより、玩具300内に記憶された情報の読み出し
(換言すればアクセス)制御が行われる。
【0066】玩具データ出力プログラム106bは、C
PU101に玩具データ表示処理を実行させるためのプ
ログラムである。具体的には、保有玩具データ106f
内から、リーダー200上に載置された玩具に対応する
データを特定し、特定したデータを、表示部104に映
像出力および音出力部105に音出力させるプログラム
である。
【0067】会員用HPアクセスプログラム106c
は、CPU101に会員用HPアクセス処理(図20参
照)を実行させるプログラムであり、有料HPアクセス
プログラム106dは、CPU101に有料HPアクセ
ス処理(図21参照)を実行させるプログラムである。
具体的には、両プログラムとも、アクセスデータ106
g内から、リーダー200上に載置された玩具300に
対応するURLを特定し、通信部108等を介して、U
RLより存在場所が指定されるネットワーク上の情報に
アクセスするためのプログラムである。また、このアク
セスに当たっては、玩具300から読み出したIDコー
ドおよびパスワードをサーバ400に出力することによ
り、会員用HPへのアクセス、或いは有料HPへのアク
セスを行う。なお、アクセスすべきネットワーク上の情
報のアドレス(URL)は、後述するデータテーブルを
参照することにより、玩具300中のIDコードより一
義的に特定される。
【0068】保有玩具データ106fは、会員用HP等
にアクセスしてダウンロードしたデータの集合であり、
図12に保有玩具データ106fの一例を示す。図12
において、保有玩具データ106fには、玩具種別コー
ドが「C01」に関する玩具データと、「C02」に関
する玩具データとが記憶されている。すなわち、玩具種
別コードが「C01」と「C02」の玩具を用いて会員
用HPにアクセスし、玩具データをダウンロードしたも
のである。
【0069】ここで、玩具データとは、玩具300に関
するデータであり、「カタログ」のHPとして図6を参
照して説明したような、玩具が形象する実際の車に関す
る映像や、エンジン音、ナレーション等の画像・音声デ
ータのことである。また、この玩具データは、玩具種別
毎に異なるデータとして、記憶部106に記憶される。
【0070】アクセスデータ106gは、玩具種別(玩
具情報の一部)とアクセス可能なHPのURLとの対応
関係を記憶したデータテーブルであり、図13にアクセ
スデータ106gの一例を示す。図13において、アク
セスデータ106gは、例えば、玩具種別コードが「C
00」のURLとして、会員用HPを「http://www.aa
a.aa/member」、カタログHPを「ttp://www.aaa.aa/me
mber/catalog/c00」、課金用HPを「http://www.aaa.a
a/member/pay」、パズルゲームHPを「http://www.aa
a.aa/member/pay/puzzle/c00」として記憶している。ア
クセスデータ106gは、ユーザの所有する玩具か否か
に関わらず、全ての玩具種別コードに対するURLを記
憶しているものである。なお、最新のアクセスデータと
するべく、会員用HPにアクセスした際等にこれらの情
報を適宜更新するように構成してもよい。
【0071】このように、図13に示したデータテーブ
ルを参照することにより、ある玩具300の玩具情報
(IDコード)が与えられれば、アクセス可能なネット
ワーク上の情報の存在場所も一義的に特定される。した
がって、玩具情報は、ネットワーク上に存在する情報の
アドレスを間接的に規定しているため、上述したアクセ
ス情報と見なすことができる。換言すれば、アクセス情
報の一態様である玩具情報は、ネットワーク上に存在す
るサーバ側に蓄積された特定の対象またはそれを表した
玩具に関する情報のアドレスと関連付けられている。ま
た、同一カテゴリー(すなわち自動車)における玩具3
00の種別毎に異なるカタログHPやパズルゲームHP
等が設定されているが、そのコンテンツは玩具300の
種別(または形態)に応じて異なっている。したがっ
て、ユーザに対して提供される関連情報は、玩具300
の種別または形態によって相違する。例えば、スポーツ
カーを模した玩具300を有するユーザは、スポーツカ
ーのカタログやそれが登場するクリックムービーを閲覧
することができる他、ドライブゲーム等を楽しむことも
できる。一方、消防車を模した玩具300を有するユー
ザは、消防車のカタログやそれが登場するクリックムー
ビーを閲覧することができる他、ビルの消火ゲーム等を
楽しむことができる。
【0072】CPU101は、記憶部106内に記憶さ
れた上記プログラムを読み出して、上記プログラムに従
った処理を実行する。その結果、表示部104における
画像の表示または音出力部105からの音(音楽や音声
を含む)の出力といったユーザに対する情報の提供が行
われる。また、CPU101は、記憶部106に処理結
果を格納するといった処理も実行する。
【0073】RAM102は、CPU101によって実
行される各種処理データ等を一時的に格納するワークエ
リアを形成しており、ROM103は、パソコン100
起動時の初期データやIPLプログラム等を記憶するも
のである。表示部104は、CPU101によって指示
される映像データ等を表示出力するものであり、LCD
等によって構成される。音出力部105は、CPU10
1によって指示される音データ等を音として出力するも
のであり、スピーカ等によって構成される。通信部10
8は、パソコン100をインターネットに接続し、サー
バ400上のHPを閲覧等するためのものであり、モデ
ムやTA、DSU等によって構成される。操作部107
は、キーボードやマウス等によって構成され、ユーザに
よる指示入力をCPU101に出力するものである。
【0074】リーダー200は、コイル202と、質問
器制御部204とから構成される質問器であり、リーダ
ー200と、玩具の応答器310とでデータキャリアシ
ステムを構成して、応答器310との間でデータ通信を
行うものである。また、質問器制御部204は、CPU
101から入力される指示信号に従って、コイル202
に流す電流量および電圧値を変化させることにより、応
答器310とのデータ通信を実行する。また、質問器制
御部204は、通信結果をCPU101に出力する。
【0075】また、リーダー200とパソコン100間
のデータ通信は、RS−232CやUSB等を利用した
シリアル通信であっても、パラレル通信であってもよ
い。
【0076】図14は、インターネットを介してHP情
報等を提供するサーバ400の機能ブロック図である。
サーバ400は、CPU401と、RAM402と、R
OM403と、表示部404と、音出力部405と、記
憶部406と、操作部407と、通信部408とから構
成されるとともに、各部はバス409に接続され、相互
のデータ通信が可能に構成されている。また、WWWサ
ーバとしての機能を担保するために、DNSサーバを別
途設けたり、ファイアウォールおよびフィルタ用のロー
カルLANを設けるといった構成を取るのが一般的であ
るが、本実施形態においては、簡明のために、1台のサ
ーバ400とインターネットとを直接接続する構成とし
て説明する。また、サーバ400は、一般的なWWWサ
ーバのコンピュータと同様のものであるため、本実施形
態に係る特徴的な部分を中心に説明する。
【0077】記憶部406は、ハードディスク等により
構成され、HP情報406a、認証情報406b、DL
用玩具データ406c、課金情報406dを記憶するも
のである。
【0078】HP情報406aとは、一般用HPや、会
員用HP、有料HP等のHPに関する情報のことであ
る。図15は、サーバ400がインターネット上に公開
するHPに対するURLの階層構造の一例を示す図であ
る。図15において、トップページのURLは、「htt
p://www.aaa.aa」であり、このURLのHPは一般に公
開されているものである(図3)。そして、会員用HP
のメニュー用のHP(図4)として、「http://www.aa
a.aa/member」があり、その下に、じどうしゃずかん用
のHP(図5)のURLとして「http://www.aaa.aa/me
mber/zukan」が、カタログ用のHP(図6)のURLと
して「http://www.aaa.aa/member/catalog」がある。そ
して、このカタログ用のURLの下には、さらに、各玩
具種別に応じたURLがある。
【0079】また、有料HPのメニュー用のHP(図
7)として「http://www.aaa.aa/member/pay」があり、
その下に、ドライビングゲーム用のHP(図8)のUR
Lとして「http://www.aaa.aa/member/pay/drivin」
が、パズルゲーム用のHP(図9)のURLとして「ht
tp://www.aaa.aa/member/pay/puzzle」がある。そし
て、このパズルゲーム用のURLの下には、さらに、各
玩具種別に応じたURLがある。
【0080】認証情報406bは、会員用HPにアクセ
スしてきたユーザが正規の会員であるかどうかを認証す
るためのものであり、図16に示すように、玩具の玩具
種別コードおよび製造番号と、パスワードとを対応づけ
て格納しているデータテーブルである。
【0081】DL用玩具データ406cは、全種別の玩
具に対する玩具データの集合であり、「カタログ」のH
P上から、該当する玩具種別の玩具データがダウンロー
ドされるものである。具体的には、図6に示した「カタ
ログ」の会員用HPにおいて、パソコン100を操作す
るユーザが、同図中、左下のダウンロードボタン500
を選択することにより、当該「カタログ」の情報がダウ
ンロードされるものである。すなわち、ダウンロードボ
タン500には、ダウンロード用のプログラムのリンク
が張られており、ダウンロードボタン500を選択する
ことにより、自動的にダウンロード用のプログラムが実
行されて、インターネットを介した玩具データのダウン
ロードが実行される。
【0082】図17は、DL用玩具データ406cの一
例を示す図である。図17において、DL用玩具データ
406cには、「C00」、「C01」、「C02」、
・・・といった、玩具種別それぞれの玩具データが含ま
れている。そして、ダウンロードの実行においては、玩
具種別に対応した玩具データのみがダウンロードされ
る。このため、例えば、図12に示すパソコン100に
おける保有玩具データ106fには、「C01」用の玩
具データと「C02」用の玩具データとが格納されてい
る。
【0083】課金情報406dは、図18に示すよう
な、有料HPを閲覧するために必要なポイント数を格納
するデータテーブルである。同図において、「1」ポイ
ントが記憶されている。なお、有料HP内のコンテン
ツ、すなわち、本実施形態における「ドライビングゲー
ム」と「パズルゲーム」それぞれに対して異なる消費ポ
イント数を割り当てることとしてもよい。
【0084】次に、本実施形態の動作について、パソコ
ン100を主体として説明する。図19は、パソコン1
00における全体フローを示すフローチャートである。
パソコン100において、CPU101は、まず、実行
する処理を選択するメニュー画面を表示部104に表示
させ、玩具データ表示処理、会員用HPアクセス処理、
有料HPアクセス処理の何れの処理を実行するかの選択
を促し、ユーザからの入力待ちとなる(ステップS
1)。ユーザにより玩具データ表示処理が選択された場
合には、CPU101は、玩具データ出力プログラム1
06bを記憶部106内から読み出して、玩具データ表
示処理の実行を開始する。
【0085】そして、玩具300がリーダー200上に
載置されると(ステップS2)、CPU101は、玩具
認識プログラム106aを実行することにより、リーダ
ー200等を介して玩具300内からIDコードを読み
込む(ステップS3)。次いで、CPU101は、読み
込んだIDコードに対応する玩具データが、保有玩具デ
ータ106f内にあるか否かを判定し(ステップS
4)、無かった場合には、エラーメッセージを表示部1
04に表示させて(ステップS5)、処理を終了する。
また、玩具データが有った場合には、CPU101は、
当該玩具データを保有玩具データ106f内から読み出
し(ステップS6)、玩具データに含まれる映像を表示
部104に表示させるとともに、玩具データに含まれる
音楽や音声等を音出力部105から出力させた後(ステ
ップS7)、処理を終了する。
【0086】また、ステップS1において、会員用HP
アクセス処理が選択された場合には、CPU101は、
図20に示す会員用HPアクセス処理を実行し(ステッ
プS10)、処理を終了する。一方、有料HPアクセス
処理が選択された場合には、図21に示す有料HPアク
セス処理を実行して(ステップS20)、処理を終了す
る。これらのアクセス処理において、パソコン100
は、サーバ400側に蓄積された特定の情報を要求し
(アクセス要求)、その情報をサーバ400側より受信
する。
【0087】図20は、会員用HPアクセス処理の動作
を示すフローチャートである。会員用HPアクセス処理
の実行に当たり、まず、CPU101は、会員用HPア
クセスプログラム106cを記憶部106内から読み出
して、会員用HPアクセス処理の実行を開始する。そし
て、玩具300がリーダー200上に載置されると(ス
テップA1)、CPU101は、玩具認識プログラム1
06aを実行することにより、リーダー200等を介し
て玩具300内からIDコードおよびパスワードを読み
込む(ステップA2)。次いで、CPU101は、読み
込んだIDコードに対応する会員用HPのURLをアク
セスデータ106g内から特定し、通信部108等を介
してサーバ400上のHPへのアクセスを行う(ステッ
プA3)。
【0088】次いで、CPU101が、ステップA2に
おいて読み込んだIDコードおよびパスワードをサーバ
400に送信することにより、サーバ400内で認証が
行われる(ステップA4)。認証結果がOKの場合に
は、ステップA3において特定したURLに対する閲覧
(より正確には、サーバ400からのHP情報のダウン
ロード)が開始される(ステップA5)。また、認証結
果がNGの場合には、CPU101は、正規のユーザで
ないと判定して、エラーメッセージを表示部104に表
示して(ステップA6)、処理が終了する。
【0089】図21は、有料HPアクセス処理の動作を
示すフローチャートである。有料HPアクセス処理の実
行に当たり、まず、CPU101は、有料HPアクセス
プログラム106dを記憶部106内から読み出して、
有料HPアクセス処理の実行を開始する。そして、玩具
300がリーダー200上に載置されると(ステップB
1)、CPU101は、玩具認識プログラム106aを
実行することにより、リーダー200等を介して玩具3
00内からIDコード、パスワード、および課金情報を
読み込む(ステップB2)。
【0090】次いで、CPU101は、読み込んだID
コードに対応する有料HPのURLをアクセスデータ1
06g内から特定し、通信部108等を介してサーバ4
00上のHPへのアクセスを行う(ステップB3)。
【0091】次いで、CPU101が、ステップB2に
おいて読み込んだIDコードおよびパスワードをサーバ
400に送信することにより、サーバ400内で認証が
行われる(ステップB4)。認証結果がNGの場合に
は、CPU101は、正規のユーザでないと判定して、
エラーメッセージを表示部104に表示して(ステップ
B13)処理を終了するが、認証結果がOKの場合に
は、さらに課金情報のチェックを行う。
【0092】すなわち、CPU101が、ステップB2
において読み込んだ課金情報をサーバ400に送信する
ことにより、サーバ400内で、有料HPを閲覧するた
めに必要なポイント数があるかどうかのポイント数のチ
ェックが行われる(ステップB5)。ポイント数の不足
により、有料HPの閲覧ができないと判定された場合に
は(ステップB6:No)、その旨の信号をCPU10
1が受信し、エラーメッセージを表示部104に表示し
て(ステップB14)、有料HPアクセス処理を終了す
る。
【0093】また、有料HPの閲覧が可能と判定された
場合には(ステップB6:Yes)、CPU101は、
サーバ400からのポイント数の減算指示に基づいて、
有料HPの閲覧に必要なポイント数を、ステップB2に
おいて読み込んだ課金情報から減算して、玩具300内
の課金情報を更新する(ステップB7)。そして、ステ
ップB3において特定したURLに対する閲覧(より正
確には、サーバ400からのHP情報のダウンロード)
が開始され、有料HPのトップページ(図7)を表示部
101に表示する(ステップB8)。
【0094】次いで、操作部107から、ドライブゲー
ムの選択入力がなされた場合には、ドライブゲームのH
P(図8)の閲覧・実行を、パズルゲームの選択入力が
なされた場合には、パズルゲームのHP(図9)の閲覧
・実行をCPU101が行う(ステップB9〜11)。
【0095】ステップB10またはB11の処理の後、
操作部107から処理を終了する旨の入力がなされた場
合には、有料HPアクセス処理を終了し(ステップB1
2:Yes)、終了しない旨の入力がなされた場合には
(ステップB12:No)、ステップB8へ処理を移行
する。
【0096】このように、本実施形態によれば、特定の
実車の形を模した玩具300には、外部から読み出し可
能な玩具情報等が記憶されている。パソコン100は、
玩具100側より読み出した情報に基づき、その実車ま
たはそれを形象した玩具300に関連する画像情報や音
声情報をユーザに対して提供する。これにより、玩具3
00には、手で動かしたり、モータで走行・作動させた
りして遊ぶといった従来の遊び方に加えて、情報提供と
いう新たな機能を付加できる。その結果、玩具300の
商品訴求力の向上を図ることができる。
【0097】特に、図13に示したカタログHP、パズ
ルゲームHPのように、ユーザに対して提供する情報
を、個々の玩具、玩具の種別、或いは形態に応じて相違
させている。そして、これらのコンテンツを閲覧できる
者は、特定の玩具300を所有するユーザに限定され
る。したがって、コンテンツの内容をユーザにとって魅
力あるものにするほど、玩具300の付加価値を一層高
めることができる。このような提供情報の差別化によ
り、玩具300に対するユーザの収集意欲を高めること
ができるため、新たな需要を喚起することが期待でき
る。
【0098】また、本実施形態では、玩具300に記憶
された情報の読み出しをデータキャリアシステムを用い
て行っており、玩具300側には応答器310が組み込
まれている。そしてリーダー200が接続されたパソコ
ン100側において、玩具300の種別等に応じた映像
や音が自動的に表示・出力される。したがって、このよ
うな玩具300を商品化する上で問題となる操作性また
は耐久性に関する問題を解決し、子供にとっても扱い易
い玩具を実現することができる。それとともに、データ
キャリアシステムは部品コストが比較的安価であるた
め、玩具300に新たな機能を付与しても、商品価格の
上昇を抑えることが可能となる。
【0099】なお、本実施形態では、玩具300のター
ゲットが主として子供であることに鑑み、コストや耐久
性の点で有利なデータキャリアを採用した例について説
明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるも
のではなく、接触型、非接触型を問うことなく、玩具3
00側の情報にアクセス可能であればどのような手法を
用いてもよい。例えば、玩具300の表面に記されたバ
ーコード(二次元バーコードを含む)をバーコードリー
ダで読み取るといった非接触のアクセス手法でも同様の
アクセスを行うことができる。それ以外にも、OCR、
磁気カード、ICカード、フラッシュメモリ、磁気ドラ
イブ、抵抗センサ等を用いることも可能である。
【0100】また、玩具300の形態は、ユーザが外観
より想起し得る表現手法で特定の形象対象を表していれ
ば、どのようなものであってもよい。本実施形態のよう
に、自動車の形状を模した模型は、形状の模倣という最
もポピュラーな表現手法で形象対象を形象したものであ
る。したがって、同様の表現手法で表現することができ
る鉄道、ロボット、人形、キャラクター等の玩具につい
ても本発明を適用可能である。また、漫画のキャラクタ
ーが印刷されたキャラクターカードについても本発明を
適用可能である。なぜなら、玩具の一形態であるキャラ
クターカードの表面には、キャラクターの様々な形態が
描かれており、模型と同様に、特定のキャラクターをユ
ーザに想起させるからである。この場合、キャラクター
カード側への情報の記憶手法としては、データキャリア
や内蔵型のメモリ等を用いてもよいが、コストの面で有
利なバーコードを用いることが好ましい。
【0101】なお、本発明は、上記実施形態の内容に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で適宜変更可能である。例えば、上述した実施形態の構
成では、課金情報であるポイント数が、有料HPの閲覧
の度に減っていく構成であるが、ドライビングゲーム等
で、高得点を得ることにより、ポイント数を回復あるい
は倍加させることとしてもよい。また、上述した実施形
態では、課金情報を玩具300内に記憶させている。し
かしながら、玩具固有のID(玩具情報)でパソコン1
0をコントロールすることにより、サーバ400側で課
金を一元的に管理することも可能である。
【0102】また、図22に示すようなポイント追加処
理を実行することにより、ポイントを増やすこととして
もよい。図22は、パソコン100におけるポイント追
加処理の動作を示すフローチャートである。図22にお
いて、まず、玩具300がリーダー200上に載置され
ると(ステップC1)、CPU101は、リーダー20
0等を介して玩具300内からIDコード、パスワー
ド、および課金情報を読み込む(ステップC2)。次い
で、ポイント追加用のURLにアクセスを行って(ステ
ップC3)、サーバ400側で認証確認が行われると
(ステップC4)、さらにクレジットカードやデビット
カードなどの決済機構の認証番号を入力することにより
(ステップC5)、所定の金額と引き替えにポイント数
を増加させ、玩具300内のポイントの書き換えを行う
(ステップC6)。なお、ステップC4における認証結
果がNGの場合には、CPU101は、エラーメッセー
ジを表示部104に表示して(ステップC7)、ポイン
ト追加処理を終了する。
【0103】また、上述した実施形態においては、パソ
コン100を例に挙げて説明したが、パソコン以外の、
専用の台座などに適用することとしてもよい。具体的に
は、図23に示すような、リーダー200を内蔵したジ
オラマの台座本体610と、台座本体610の背面とな
るLCDの表示部604とからなるキット600をパソ
コン100の代わりとする。そして、台座本体610上
に玩具300を載置することにより、玩具データを表示
部604に表示することとしてもよい。
【0104】また、上述した実施形態では、インターネ
ット等のネットワークを介したダウンロードによって、
玩具データを更新・追加することとして説明したが、C
D−ROMなどの記憶媒体により、更新・追加ができる
よう構成してもよい。
【0105】また、上述した実施形態では、一の玩具に
対する玩具データを一つとして説明したが、一の玩具に
対する玩具データを複数としてもよい。すなわち、一の
玩具に対する玩具データが一つである場合には、ワンパ
ターンの表示や音出力しかなされないが、複数の玩具デ
ータがある場合には、出力する映像や音をランダムに決
定する等して、玩具データのバリエーションを増やすこ
ととしてもよい。また、サーバ400に記憶される玩具
データを適宜更新し、様々な玩具データを記憶し、ダウ
ンロード可能に構成することとしてもよい。また、パソ
コン100からのアクセス日時に基づいて、昼と夜によ
ってダウンロードする玩具データを変えたり、夏と冬に
よってダウンロードする玩具データを変えるといったこ
ととしてもよい。
【0106】また、上述した実施形態では、アクセスデ
ータ106gをパソコン100内に記憶することとして
説明したが、該当するURL等を玩具300が記憶する
こととしてもよい。すなわち、玩具300が有する応答
器310のメモリ318内に、玩具300に対応するU
RLを記憶し、パソコン100は、玩具300内に記憶
されたURLに従って、ホームページにアクセスするこ
ととしてもよい。その場合には、パソコン100内にア
クセスデータ106gを記憶する必要がなくなり、ま
た、玩具300とURLとを一体として扱うことができ
るため、玩具300に対応するURLの管理が容易にな
る。
【0107】さらに、この場合、玩具300内に、e−
mailアドレスや、プロバイダのアクセスポイントの
電話番号の他、インターネットにログインするに際して
必要な全ての情報を記憶することとしてもよい。
【0108】なお、上述した各種のバリエーションは、
適宜、以下の第2の実施形態以降に対しても適用するこ
とができる。
【0109】(第2の実施形態)図24は、第2の実施
形態に係る情報提供システムの説明図であり、本実施形
態は、玩具300を用いた広告・宣伝手法に関する。玩
具300には、特定の事業体を表す標記(例えば、その
事業体の会社名、CI、キャラクター等)がなされてお
り、ユーザは、外観よりその事業体を想起することがで
きる。一例として、トラックを模した玩具300の側面
に、運送会社名とその会社をユーザに想起させるキャラ
クターとが印刷されている。また、玩具300内には、
アクセス情報として、その運送会社に関するホームペー
ジのURLが記憶されている。
【0110】ユーザ側システムである情報提供装置とし
ては、第1の実施形態で述べたパソコン100とリーダ
ー200とを用いることができ、パソコン100内に
は、第1の実施形態で述べたプログラムがインストール
されている(後述する実施形態についても基本的に同
様)。ユーザは、リーダ200上に広告用玩具300を
載置すると、玩具300に記憶されたアクセス情報(U
RL)がパソコン100側に読み出される。そして、パ
ソコン100は、読み出されたアクセス情報により特定
されるサーバ400側の情報にアクセスする。その結
果、パソコン100の画面に、その運送会社のホームペ
ージが表示され、この運送会社に関連した広告・宣伝情
報がユーザに対して提供される。
【0111】このように、本実施形態において、広告用
玩具300には、特定の事業体(主体)を想起させる表
現がなされている。それとともに、玩具300に記憶さ
れたアクセス情報は、その事業体に関する広告・宣伝情
報のネットワーク上のアドレスと関連付けられている。
そのため、広告用玩具300を所有するユーザに対し
て、その事業体に関するネットワーク上の関連情報を効
果的に提供することができる。その結果、広告用玩具3
00としての広告・宣伝効果の向上を図ることができ
る。
【0112】(第3の実施形態)図25は、第3の実施
形態に係る情報提供システムの説明図であり、本実施形
態は、玩具300を用いたネットワーク環境の設置手法
に関する。一般に、インターネット等を利用するユーザ
は、ネットワークサービスを提供するプロバイダと予め
契約する必要がある。新規ユーザは、プロバイダに対し
て個人情報を提供し、サービス加入の申し込みを行う
と、プロバイダから玩具300が送られてくる。
【0113】この玩具300は、プロバイダ固有のキャ
ラクターの形を有するフィギュアであり、ユーザは、外
観よりそのプロバイダを想起することができる。また、
玩具300内には、ネットワーク環境を設定する上で必
要な環境設定情報が記憶されている。この環境設定情報
は、ダイヤルアップ接続に必要な情報や個人認証のため
の情報を含み、例えば、ユーザ名、DNSサーバアドレ
ス、メールアドレス、受信メールサーバ(POPサー
バ)、送信メールサーバ(SMTPサーバ)、ユーザ固
有の初期パスワード等が挙げられる。
【0114】ユーザ側システムである情報提供装置とし
ては、第1の実施形態で述べたパソコン100とリーダ
ー200とを用いることができ、図26示す処理を実行
するプログラムがパソコン100側にインストールされ
ている。まず、ユーザは、リーダ200上に玩具300
を載置する。これにより、ステップ101において、載
置された玩具300に記憶された環境設定情報をリーダ
ー200より読み出される。そして、ステップ102に
おいて、読み出された環境設定情報に基づいて、パソコ
ン100をネットワークに接続可能とするのに必要なパ
ラメータ設定が自動的に行われる。
【0115】以上の手順によりネットワーク環境の設定
が完了した以降は、ユーザがフィギュア形状の玩具30
0をリーダー200上に載置するだけで、自動的にダイ
ヤルアップが確立され、ネットワークサービスの提供を
受けることができる。
【0116】このように、本実施形態において、ネット
ワーク設定用玩具300には、パソコン100のネット
ワーク環境を設定する上で必要な各種の情報が記憶され
ている。そして、この玩具300をリーダ200上に載
置するだけで、ユーザによっては複雑かつ難解に感じる
ネットワーク設定が自動的に行われる。したがって、コ
ンピュータを操作したり、IDを入力するといった作業
が困難或いは不慣れなユーザの利便性を著しく向上させ
ることができる。また、プロバイダにとっては、それに
起因したサービス加入者の増大を期待できるとともに、
玩具300が自己を想起させるフィギュア形状を有して
いるため、広告・宣伝効果も期待することができる。
【0117】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
コレクション性を有する玩具のユーザカタログの登録手
法について説明する。本実施形態では、第1の実施形態
で例示した自動車の模型(ミニカー)を用いた場合に説
明するが、キャラクター等の各種形態を表したフィギュ
アやキャラクタカード等についても適用可能である。
【0118】図27は、パソコン100側におけるコレ
クション登録処理を示すフローチャートである。コレク
ション登録に先立ち、ユーザは、登録したい玩具300
をリーダ200上に載置する。これにより、パソコン1
00は、載置された玩具300より、図10(b),
(c)に示した玩具情報を読み出す(ステップ20
1)。つぎに、玩具300の種別を区別する玩具種別を
コレクションファイルに新規に追加する(ステップ20
2)。このコレクションファイルは、クライアント側で
あるパソコン100が有しており、ユーザが所有する玩
具300の種別を管理するためのファイルである。そし
て、パソコン100は、更新されたコレクションファイ
ルに関する情報をサーバ400側に送信する(ステップ
203)。
【0119】この情報を受信したサーバ400は、クラ
イアント側からのコレクション情報を認識し、そのユー
ザのパソコン100側に図28に示すような玩具コレク
ション画面を表示させる。同図において、ユーザが保有
していない玩具種別はブランクで表示される。
【0120】このように、本実施形態では、コレクショ
ンファイルによりユーザが保有する玩具300の種別を
管理しているため、ユーザは、玩具300の現在の保有
状態(保有している種別、保有していない種別)を容易
に閲覧することができる。したがって、第1の実施形態
の効果として述べたユーザの収集意欲を一層高めること
ができる。
【0121】 なお、第4の実施形態は、ユーザのコレ
クションの管理をパソコン100側で行っているが、こ
の管理をサーバ400側で行ってもよい。具体的には、
サーバ400側に、各ユーザのコレクションを一元的に
管理するコレクションデータベースを用意する。このデ
ータベース中の一レコード(コレクションレコード)に
は、個々のユーザのコレクション情報(保有している玩
具300の種別を含む)が記述されている。あるユーザ
のパソコン100側からコレクションの更新要求を受信
した場合、サーバ400は、コレクションデータベース
を検索し、そのユーザに関連するレコードを抽出する。
そして、パソコン100側から受信データに基づいて、
そのレコードに記述された情報を更新する。これによ
り、各ユーザが現在保有している玩具300のコレクシ
ョンをサーバ400側で一元的に管理することができ
る。
【0122】さらに、上述した各実施形態の機能を実現
するコンピュータプログラムを記録した記録媒体を、情
報提供装置であるパソコン100に対して供給してもよ
い。この場合、パソコン100が、記録媒体に格納され
たコンピュータプログラムを読み取り実行することによ
って、本発明の目的を達成することができる。したがっ
て、記録媒体から読み取られたコンピュータプログラム
自体が本発明の新規な機能を実現するため、そのプログ
ラムを記録した記録媒体が本発明を構成する。コンピュ
ータプログラムを記録した記録媒体としては、例えば、
CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、メモリカード、光ディスク、DVD−RO
M、DVD−RAM等が挙げられる。また、上述した各
実施形態の機能を実現するコンピュータプログラム自体
も新規な機能を有している。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、リーダーによって玩具
情報が検知されると、情報提供装置によって、自動的
に、対応する関連情報が提供されるため、操作の手間が
少なく、子供であっても容易に関連情報を見聞きするこ
とができる。また、関連情報を、玩具が形象する実物の
紹介や、玩具自体の紹介をする情報とすることによっ
て、当該玩具を所有するユーザ(子供)に対して、想像
力をかき立てるような、興味深い映像や音声の提供がで
き、玩具に対する付加価値を高めることができる。さら
に、玩具に具備されるのはデータキャリアシステムの応
答器であるため、耐久性および価格面においても満足の
いく玩具とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るパソコン、リーダー、お
よび玩具を示す図
【図2】第1の実施形態に係るシステム全体の構成を示
す図
【図3】一般用HPの一例を示す図
【図4】会員用HPの一例を示す図
【図5】会員用HPのメニューページの一例を示す図
【図6】会員用HP中のカタログに係るHPの一例を示
す図
【図7】有料HPのメニューページの一例を示す図
【図8】有料HP中のドライビングゲームに係るHPの
一例を示す図
【図9】有料HP中のパズルゲームに係るHPの一例を
示す図
【図10】(a)は玩具に組み込まれる応答器の機能ブ
ロック図、(b)は応答器のメモリ内に記憶されるID
コードの一例を示す図、(c)はIDコードの構造を示
す図、(d)はパスワードの一例を示す図、(e)は応
答器のメモリ内に記憶される課金情報の一例を示す図
【図11】パソコンとリーダーの機能ブロック図
【図12】パソコンの記憶部内に記憶される保有玩具デ
ータの一例を示す図
【図13】パソコンの記憶部内に記憶されるアクセスデ
ータの一例を示す図
【図14】サーバの機能ブロック図
【図15】サーバがインターネット上に公開するHPの
URLの階層構造を示す図
【図16】サーバの記憶部内に記憶される認証情報の一
例を示す図
【図17】サーバの記憶部内に記憶されるDL用玩具デ
ータの一例を示す図
【図18】サーバの記憶部内に記憶される課金情報の一
例を示す図
【図19】パソコンの動作全体のフローを示すフローチ
ャート
【図20】会員用HPアクセス処理の動作を示すフロー
チャート
【図21】有料HPアクセス処理の動作を示すフローチ
ャート
【図22】ポイント追加処理の動作を示すフローチャー
【図23】専用の台座を示す図
【図24】第2の実施形態に係る情報提供システムの説
明図
【図25】第3の実施形態に係る情報提供システムの説
明図
【図26】ネットワーク環境設定処理を示すフローチャ
ート
【図27】第4の実施形態に係るコレクション登録処理
を示すフローチャート
【図28】玩具コレクションの表示画面の一例
【符号の説明】
100 パソコン、 101
CPU、106 記憶部、 1
06a 玩具認識プログラム、106b 玩具データ出
力プログラム、106c 会員用HPアクセスプログラ
ム、106d 有料HPアクセスプログラム、106f
保有玩具データ、 106g アクセス
データ、108 通信部、 2
00 リーダー、300 玩具、
310 応答器、318 メモリ、
318a IDコード、318b パ
スワード、 318c 課金情報、4
00 サーバ、 401 C
PU、406 記憶部、 40
6a HP情報、406b 認証情報、
406c DL用玩具データ、406d 課金情
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 江 東京都葛飾区立石7丁目9番地10号 株式 会社トミー内 Fターム(参考) 2C150 CA08 DA06 EF16 EF17 EF26 EF33 EF36 5B058 CA17 KA02 KA04 KA06 YA13

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リーダーと玩具間で行われる非接触のデー
    タキャリアシステムによるデータ伝送によって前記リー
    ダーが前記玩具内に記憶された玩具情報を検知し、前記
    リーダーが検知した玩具情報に基づいて、情報提供装置
    が、前記玩具に関連する関連情報を提供する情報提供シ
    ステムであって、 前記情報提供装置は、提供する前記関連情報を、前記玩
    具情報に基づく外部の記憶手段とのアクセスによって得
    ることを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】前記情報提供装置は、画像および/または
    音声によって前記関連情報の提供を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の情報提供システム。
  3. 【請求項3】前記リーダーは、前記非接触のデータキャ
    リアシステムの質問器を有し、 前記玩具は、前記非接触のデータキャリアシステムの応
    答器を有するとともに、前記玩具情報を記憶する記憶媒
    体を備えることを特徴とする請求項1または2記載の情
    報提供システム。
  4. 【請求項4】前記玩具には更に課金情報が記憶され、 前記情報提供装置による外部の記憶手段とのアクセス
    が、前記玩具情報および前記課金情報に基づいて行われ
    ることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の情報提供装置であって、 前記玩具情報に基づいて、インターネット上に公開され
    たホームページ情報にアクセスすることにより、前記関
    連情報を得ることを特徴とする情報提供装置。
  6. 【請求項6】リーダーと記憶媒体間で行われる非接触の
    データキャリアシステムによるデータ転送によって前記
    リーダーが前記記憶媒体内に記憶されたログイン情報ま
    たは相手方アドレス情報を検知し、前記リーダーが検知
    した該情報に基づいて情報提供装置が、前記記憶媒体に
    関連する関連情報を提供する情報提供システムであっ
    て、 前記情報提供装置は、前記ログイン情報または前記相手
    方アドレス情報に基づいて、インターネット上に公開さ
    れたホームページ情報にアクセスすることにより、前記
    関連情報を得ることを特徴とする情報提供システム。
  7. 【請求項7】請求項1から4いずれか記載の情報提供装
    置によるアクセスに応じて、前記情報提供装置に前記関
    連情報を提供するサーバであって、 前記関連情報の提供を、インターネット上に公開する所
    定のホームページ情報により行うことを特徴とするサー
    バ。
  8. 【請求項8】情報提供装置とサーバとの間でネットワー
    クを介した情報伝達が可能な情報提供システムにおい
    て、 特定の対象をユーザが外観より想起し得る表現手法で表
    しているとともに、外部から読み出し可能なアクセス情
    報が記憶された玩具と、 前記対象または前記玩具に関する情報を蓄積したサーバ
    と、 前記玩具に記憶されたアクセス情報を読み出し、当該読
    み出されたアクセス情報よりネットワーク上のアドレス
    が特定される前記サーバ側の情報にアクセスすることに
    よって、前記対象または前記玩具に関連する関連情報を
    ユーザに対して提供する情報提供装置とを有することを
    特徴とする情報提供システム。
  9. 【請求項9】前記情報提供装置は、非接触のデータキャ
    リアシステムにおける質問器を有し、 前記玩具は、前記質問器とデータ転送が可能な応答器を
    有することを特徴とする請求項8に記載された情報提供
    システム。
  10. 【請求項10】前記玩具には、その種別または形態に応
    じて異なるアクセス情報が記憶されており、 前記サーバには、前記玩具の種別または形態に応じて異
    なる情報が蓄積されており、 前記情報提供装置よりユーザに対して提供される関連情
    報は、前記玩具の種別または形態によって相違すること
    を特徴とする請求項8または9に記載された情報提供シ
    ステム。
  11. 【請求項11】前記玩具には、特定の主体をユーザに想
    起させる表現がなされており、 前記情報提供装置よりユーザに対して提供される関連情
    報は、前記主体に関連した情報であることを特徴とする
    請求項8または9に記載された情報提供システム。
  12. 【請求項12】特定の対象をユーザが外観より想起し得
    る表現手法で表した玩具において、 所定のアクセス情報が記憶された記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたアクセス情報を外部へ出力す
    るために、前記記憶手段を制御する制御手段とを有し、 前記アクセス情報は、ネットワーク上に存在するサーバ
    側に蓄積された前記対象または前記玩具に関する情報の
    アドレスと関連付けられていることを特徴とする玩具。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、非接触のデータキャリ
    アシステムにおける応答器であることを特徴とする請求
    項12に記載された玩具。
  14. 【請求項14】前記記憶手段には、前記玩具の種別や形
    態に応じて異なるアクセス情報が記憶されており、 前記サーバ側に蓄積されたアクセスすべき情報のアドレ
    スは、前記アクセス情報を読み出す外部システム側にお
    いて予め設定された、前記アクセス情報と前記アドレス
    との対応関係に基づいて特定されることを特徴とする請
    求項12または13に記載された玩具。
  15. 【請求項15】前記アクセス情報は、前記サーバ側に蓄
    積されたアクセスすべき情報のアドレスであることを特
    徴とする請求項12または13に記載された玩具。
  16. 【請求項16】前記アクセス情報は、玩具の種別または
    形態に応じて相違することを特徴とする請求項12から
    15のいずれかに記載された玩具。
  17. 【請求項17】前記玩具には、特定の主体をユーザに想
    起させる表現がなされており、 前記アクセス情報は、ネットワーク上に存在するサーバ
    側に蓄積された前記主体に関する情報のアドレスと関連
    付けられていることを特徴とする請求項12から15の
    いずれかに記載された玩具。
  18. 【請求項18】前記記憶手段には、ネットワーク上に存
    在するサーバ側に蓄積された情報へアクセスする際に行
    われる認証に必要な認証情報が記憶されていることを特
    徴とする請求項12または13に記載された玩具。
  19. 【請求項19】前記記憶手段には、ネットワーク上に存
    在するサーバ側に蓄積された情報に対するユーザのアク
    セスをコントロールする課金情報が記憶されていること
    を特徴とする請求項12または13に記載された玩具。
  20. 【請求項20】ネットワークサービスを提供する特定の
    プロバイダをユーザが外観より想起し得る表現手法で表
    した玩具において、 前記プロバイダが提供するネットワークサービスを受け
    るために必要なユーザ端末側の設定情報が記憶された記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶された設定情報とを外部へ出力する
    ために、前記記憶手段を制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする玩具。
  21. 【請求項21】サーバとの間でネットワークを介した情
    報伝達を行うことにより、ユーザに対して情報を提供す
    る情報提供装置において、 特定の対象をユーザが外観より想起し得る表現手法で表
    した玩具から、当該玩具に記録されたアクセス情報を読
    み出す制御手段と、 前記対象または前記玩具に関連する関連情報をユーザに
    対して提供するために、読み出されたアクセス情報より
    特定されるアドレスに従い、サーバ側より情報を受信す
    る通信手段とを有することを特徴とする情報提供装置。
  22. 【請求項22】前記制御手段は、非接触データキャリア
    システムにおける質問器を含むことを特徴とする請求項
    21に記載された情報提供装置。
  23. 【請求項23】特定の対象をユーザが外観より想起し得
    る表現手法で表した玩具に記録されたアクセス情報より
    ネットワーク上のアドレスが特定されるサーバにおい
    て、 前記対象または前記玩具に関する情報を蓄積した記憶手
    段と、 玩具に記録されたアクセス情報を読み出したユーザシス
    テム側からの要求に応じて、前記記憶手段に蓄積された
    情報をユーザシステム側に送信する通信手段とを有する
    ことを特徴とするサーバ。
  24. 【請求項24】サーバとの間でネットワークを介した情
    報伝達を行うことにより、ユーザに対して情報を提供す
    る情報提供方法において、 特定の対象をユーザが外観より想起し得る表現手法で表
    した玩具から、当該玩具に記録されたアクセス情報を読
    み出すステップと、 当該読み出されたアクセス情報より特定されるアドレス
    に従い、サーバ側に蓄積された情報を要求するステップ
    と、 サーバ側より受信した情報に基づいて、前記対象または
    前記玩具に関連する関連情報をユーザに提供するステッ
    プとを有することを特徴とする情報提供方法。
  25. 【請求項25】サーバとの間でネットワークを介した情
    報伝達を行うことにより、ユーザに対して情報を提供す
    る情報提供方法を実行するためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 特定の対象をユーザが外観より想起し得る表現手法で表
    した玩具から、当該玩具に記録されたアクセス情報を読
    み出すステップと、 当該読み出されたアクセス情報より特定されるアドレス
    に従い、サーバ側に蓄積された情報を要求するステップ
    と、 サーバ側より受信した情報に基づいて、前記対象または
    前記玩具に関連する関連情報をユーザに提供するステッ
    プとを有する情報提供方法を実行するための記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI480080B (zh) * 2011-11-18 2015-04-11 Pixart Imaging Inc 遊戲玩偶辨識系統、辨識方法及其遊戲系統
JP2015077167A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 株式会社タカラトミー 走行玩具セット

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