JP2003216595A - マルチプロセッサ同期方式及びパケット及び中継装置及びプロセッサ装置及びマルチプロセッサ同期方法 - Google Patents

マルチプロセッサ同期方式及びパケット及び中継装置及びプロセッサ装置及びマルチプロセッサ同期方法

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JP2003216595A
JP2003216595A JP2002016877A JP2002016877A JP2003216595A JP 2003216595 A JP2003216595 A JP 2003216595A JP 2002016877 A JP2002016877 A JP 2002016877A JP 2002016877 A JP2002016877 A JP 2002016877A JP 2003216595 A JP2003216595 A JP 2003216595A
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synchronization
message
synchronization message
multiprocessor
packet
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JP2002016877A
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Hirohito Nishiyama
博仁 西山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUに低スキューで同期クロックを供給す
る方式を提供する。 【解決手段】 複数のCPUボード30a〜30dの同
期をとるマルチプロセッサ同期方式において、同期メッ
セージ送信装置10は、同期メッセージを上記複数のC
PUボード30a〜30dそれぞれへ送信し、同期メッ
セージは、スイッチ20a〜20cを介して送信され、
CPUボード30a〜30dは、時刻を制御するクロッ
ク制御レジスタと、複数のCPUボード30a〜30d
の同期を制御する同期コマンドを含む同期メッセージを
受信し、受信した同期メッセージに含まれる同期コマン
ドを用いて、クロック制御レジスタを制御する同期制御
機構40a〜40dとを有し、同期メッセージ送信装置
10と複数のCPUボード30a〜30dそれぞれとの
間に配置されるスイッチ20a〜20cの数は等しくな
るように配置されることによって、同期メッセージを低
スキューで送信することを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のCPU(C
entral Processing Unit)を時
間軸に対して協調させて動作させるマルチプロセッサシ
ステムに関して、システムを構成するCPU間の同期を
取る方式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の端末間で同期をとる方式として
は、特開2000−151649に示されるような、中
継機器を間にはさまない無線LAN(Local Ar
ea Network)を通信手段としてブロードキャ
スト・パケットを用いる方式がある。しかしながら、無
線を使った同期手段は、電波干渉の影響を排除できない
など、エラーレートが高いために、高信頼で高精度に複
数のCPUを協調させて動作させるようなプラントシス
テムやレーダー装置の信号処理装置には適用できなかっ
た。また、無線の問題点としては、反射の影響がパケッ
トの到着時刻に与える影響が大きく、本発明の技術分野
に要求される1μs以下といった高精度な同期は実現で
きない。
【0003】一方、通信品質の良い有線通信を使った例
では、特開2001−186180のIP(Inter
net Protocol)ネットワークを使った例が
ある。この方式によれば、マスタモジュールとスレーブ
モジュールが相対的に同期することが可能である。さら
に、この例では、ブロードキャストによりスレーブ間も
相対同期可能であるとしている。しかしながら、一般的
なIPネットワークに存在する中継機器の影響が考慮さ
れておらず、各スレーブ間はそれぞのスレーブモジュー
ルとマスタモジュール間の伝送経路に存在する中継機器
が発生する遅延時間差を持って同期することになり、高
精度の同期が要求されるシステムでは、これらの遅延を
補正する手段が別途必要となる。
【0004】さらに、特開平10−161984では、
SCI(Scalable Coherent Int
erface)リングを使った例があるが、大規模なシ
ステムでは、このなかの実施例にもあるように、マスタ
装置から最も近いノードが中継ノード数が0であるのに
対し、最も遠いノードは、最大19個のノードを経由す
る必要があり、中継にかかる遅延時間差以上の精度を持
って同期を保証できないために、高精度の同期が要求さ
れるシステムには適用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同期クロックに同調す
ることで、複数のCPUを時間軸に対して協調させて動
作させるマルチプロセッサシステムに関して、上記マル
チプロセッサシステムを構成するCPUに低スキューの
同期クロックを供給する方式、およびシステムとシステ
ムを構成する要素を提供することを目的とする。さら
に、上記に加えて、高信頼な同期クロックを供給する方
式、およびシステムとシステムを構成する要素を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチプ
ロセッサ同期方式は、複数のプロセッサ装置の同期をと
るマルチプロセッサ同期方式において、プロセッサ装置
のクロックを制御するクロック制御レジスタと、上記複
数のプロセッサ装置間の同期を制御する同期コマンドを
含む同期メッセージを受信し、受信した同期メッセージ
に含まれる同期コマンドを用いて、上記クロック制御レ
ジスタを制御する同期制御機構とを有する複数のプロセ
ッサ装置と、上記同期メッセージを上記複数のプロセッ
サ装置それぞれへ送信する同期メッセージ送信装置と、
上記同期メッセージ送信装置と上記複数のプロセッサ装
置それぞれとの間に配置され、上記同期メッセージ送信
装置から送信された同期メッセージを中継する複数の中
継装置とを備え、上記同期メッセージ送信装置と上記複
数のプロセッサ装置それぞれとの間に配置される中継装
置の数を等しくすることを特徴とする。
【0007】上記同期メッセージ送信装置は、同期メッ
セージを最高の優先順位で送信し、上記複数の中継装置
それぞれは、処理中のメッセージの次に上記同期メッセ
ージを中継することを特徴とする。
【0008】上記同期メッセージ送信装置は、複数の種
類の同期メッセージを生成し、複数の種類の同期メッセ
ージを所定の順番で上記複数のプロセッサ装置それぞれ
へ送信し、上記同期制御機構は、上記複数の種類の同期
メッセージを受信し、上記複数の種類の同期メッセージ
を受信した順序が上記所定の順番と一致しない場合に、
同期メッセージの欠損を検出することを特徴とする。
【0009】上記同期制御機構は、同期メッセージの受
信間隔を計測し、上記受信間隔に基づいて、同期メッセ
ージの欠損を検出し、上記同期コマンドを生成する同期
補正回路を備えることを特徴とする。
【0010】上記同期補正回路は、クロックをカウント
するクロックカウンタと、上記同期メッセージを受信し
た時刻を複数回分格納する受信時刻格納部と、同期メッ
セージを受信する時刻を予測するタイミング生成部と、
上記タイミング回路が予測した時刻に基づいて、同期メ
ッセージの欠損を検出するエラー検出部とを備え、上記
タイミング生成部は、上記エラー検出部がエラーを検出
した場合に、同期コマンドを生成することを特徴とす
る。
【0011】上記マルチプロセッサ同期方式は、さら
に、上記同期メッセージ送信装置から、繰り返し送信さ
れる同期メッセージを受信し、上記同期メッセージの送
信の繰り返しが中断したことを検出し、上記同期メッセ
ージの送信の中断を検出した場合に、同期メッセージを
上記複数のプロセッサ装置それぞれへ送信する同期メッ
セージ送信補完装置を備えることを特徴とする。
【0012】上記同期メッセージ送信装置は、所定の間
隔で同期メッセージを送信し、上記同期メッセージ送信
補完装置は、上記同期メッセージのみを受信し、上記同
期メッセージを受信する間隔が上記所定の間隔を保持し
なくなった場合に、上記所定の間隔で上記同期メッセー
ジを上記複数のプロセッサそれぞれに送信することを特
徴とする。
【0013】この発明に係るマルチプロセッサ同期方式
は、複数のプロセッサ装置の同期をとるマルチプロセッ
サ同期方式において、プロセッサ装置のクロックを制御
するクロック制御レジスタと、上記複数のプロセッサ装
置間の同期を制御する同期コマンドを含む同期メッセー
ジを受信し、受信した同期メッセージに含まれる同期コ
マンドを用いて、上記クロック制御レジスタを制御する
同期制御機構とを有する複数のプロセッサ装置と、上記
同期メッセージを上記複数のプロセッサ装置それぞれへ
送信する同期メッセージ送信装置と、上記同期メッセー
ジ送信装置と上記複数のプロセッサ装置それぞれとの間
に配置され、上記同期メッセージ送信装置から送信され
た同期メッセージを中継し、上記同期メッセージを中継
する際に発生する遅延時間を上記複数のプロセッサ装置
それぞれへ通知する複数の中継装置とを備えることを特
徴とする。
【0014】また、マルチプロセッサ同期方式は、上記
同期メッセージ送信装置と上記複数のプロセッサ装置そ
れぞれとの間に配置される中継装置の数を等しくするこ
とを特徴とする。
【0015】上記同期メッセージは、上記同期コマンド
と、上記遅延時間を保持するディレイフィールドとを有
し、上記複数の中継装置それぞれは、上記同期メッセー
ジを中継する場合に、上記遅延時間をカウントし、カウ
ントした遅延時間を上記ディレイフィールドへ書きこ
み、上記複数のプロセッサ装置の同期制御機構は、上記
ディレイフィールドに書きこまれた遅延時間を用いて、
上記クロック制御レジスタを制御することを特徴とす
る。
【0016】この発明に係るパケットは、データを、中
継装置を介して送信するパケットにおいて、上記中継装
置において発生する遅延時間を保持するディレイフィー
ルドを有することを特徴とする。
【0017】この発明に係る中継装置は、パケットを中
継する中継装置において、パケットの中継の際に発生す
る遅延時間を上記パケットへ書き込み、遅延時間を書き
こんだパケットを送信することを特徴とする。
【0018】この発明に係るプロセッサ装置は、クロッ
クを制御する同期コマンドを含む同期メッセージの受信
し、上記同期メッセージの受信間隔を計測し、上記受信
間隔に基づいて、同期メッセージの欠損を検出し、上記
同期メッセージの欠損を検出した場合に、上記同期コマ
ンドを生成し、生成した同期コマンドによって、クロッ
クを制御する同期制御機構を備えることを特徴とする。
【0019】この発明に係るマルチプロセッサ同期方法
は、複数のプロセッサ装置間の同期を制御する同期メッ
セージを用いて、複数のプロセッサ装置の同期をとるマ
ルチプロセッサ同期方法において、上記複数のプロセッ
サ装置それぞれは、上記同期メッセージの送信元から、
同じ数の中継装置を介して、上記同期メッセージを受信
することを特徴とする。
【0020】この発明に係るマルチプロセッサ同期方法
は、複数のプロセッサ装置の同期をとるマルチプロセッ
サ同期方法において、上記複数のプロセッサ装置それぞ
れは、クロックを制御する同期コマンドを含む同期メッ
セージの受信し、上記同期メッセージの受信間隔を計測
し、上記受信間隔に基づいて、同期メッセージの欠損を
検出し、上記同期メッセージの欠損を検出した場合に、
上記同期コマンドを生成し、生成した同期コマンドによ
って、クロックを制御することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よる実施の形態1のマルチプロセッサのシステム構成の
一例を表す図である。マルチプロセッサを構成する各C
PUボード30a〜30nと同期メッセージ送信装置1
0は、全二重通信が可能な高速なインターコネクト、例
えばRapidIOのインタフェースを有し、スイッチ
20a〜20cを介して相互アクセスできるように接続
されている。ここで、同期メッセージ送信装置と各CP
Uボード30a〜30c間が通信時に経由するスイッチ
(中継装置)の数は、どのCPUボード30a〜30c
から見ても同じ数となるように接続する。図1の例で
は、スイッチの数は2である。具体的には、CPUボー
ド30aは、スイッチ20aとスイッチ20b、CPU
ボード30dは、スイッチ20aと20cとに接続す
る。スイッチの数を「スイッチ段」、あるいは、「スイ
ッチ段数」ともいう。
【0022】なお、図1で表した、スイッチ及びCPU
の数は、一例であり、図1に表した数に限られるわけで
はない。また、以下において、CPUボード30a〜3
0dの全部あるいはいずれか一部(一つ又は複数)を示
す場合は、CPUボード30とし、スイッチ20a〜2
0cの全部あるいはいずれか一部(一つ又は複数)を示
す場合はスイッチ20とする。同期制御機構40a〜4
0d等、その他の構成要素においても、同じ構成要素が
複数ある場合は同様とする。
【0023】インターコネクト(Inter−conn
ect)は、半導体デバイスと半導体デバイスや装置と
装置を接続する通信経路および手段のことをいう。代表
的なインターコネクトとしては、PCI(Periph
eral Component Interconne
ct)がある。また、本明細書では、インターコネクト
は、“RapidIO”を、想定している。しかしなが
ら、これに限られるわけではなく、他のインターコネク
トであってもよい。
【0024】図2はマルチプロセッサシステムの構成要
素であるCPUボードの内部構成である。同期制御機構
40は、時刻共有カウンタ41、コマンドレジスタ4
2、メッセージ処理回路43とを有する。時刻共有カウ
ンタ41は、マルチプロセッサを構成する複数のCPU
ボード30それぞれに搭載される複数のCPU31で時
刻を共有するためのカウンタである。時刻共有カウンタ
41は、同期メッセージ送信装置10からアクセスが可
能であり、また、CPU31から参照可能である。メッ
セージ処理回路43は、CPUボード30が受信したメ
ッセージを処理し、処理したメッセージに基づいて、コ
マンドレジスタ42への指示を出力するする。コマンド
レジスタ42は、メッセージ処理回路43から出力され
た指示に基づいて実施するコマンドを格納するレジスタ
である。
【0025】CPUボード30のインターコネクト・イ
ンタフェース(高速インターコネクトインタフェース回
路33)には、同期制御機構が実装されており、同期メ
ッセージ送信装置10によりアクセスすることが可能な
コマンドレジスタ42が実装されている。このコマンド
レジスタ42は、同期メッセージ送信装置10からの
「同期コマンド」により、CPU31から参照可能な時
刻共有カウンタ41の更新や割り込み等によりCPU3
1に同期のタイミングを与えることが可能となってい
る。同期メッセージ送信装置10は、一定間隔(Tit
v)で同期メッセージパケットをブロードキャストもし
くはマルチキャストにより送信することで、同期すべき
全てのCPUボード30の同期制御機構40にアクセス
する。このとき送信する同期メッセージパケットは、同
期制御機構40のコマンドレジスタのアドレスと、デー
タとして「同期コマンド」とを含む。
【0026】なお、この明細書内では、CPUボード3
0は、図2に示す各構成要素が搭載されたものを指す。
また、CPUボード30が同期メッセージ送信装置10
からメッセージを受信する場合とは、CPUボード30
に搭載されている高速インターコネクトインタフェース
回路33を介してCPU31がメッセージを受信する動
作を意味する。また、上記のメッセージ受信を「CPU
31がメッセージを受信する」、あるいは、「CPUボ
ード30のCPU31がメッセージを受信する」と表現
する場合もある。この明細書では、CPUボード30が
メッセージを受信することと、CPU31がメッセージ
を受信することとは、特に明記していない限り区別しな
い。また、各構成要素を搭載したCPUボードをプロセ
ッサ装置ともいう。
【0027】各CPUボード30に同期メッセージパケ
ットが到着する時刻は、他のデータパケットが全く無い
状態においては、遅延要素が同じであるために同時刻で
ある。ここで、この時の同期メッセージ送信装置10が
同期メッセージを送信してからCPUボード30へ到達
する遅延時間をTdとする。実際のシステムでは、同期
のためだけに、インターコネクト・インタフェースを使
用することは不経済であるために、他のデータパケット
と通信路を共有する。この場合は、スイッチを経由する
際に、他のデータパケットとアクセス競合が発生するた
めに、個々のCPUボード30のCPU31に同期メッ
セージパケットが到着するのに時間差が発生してしま
う。この時間差をTskewとする。
【0028】このTskewを一定時間の範囲に収める
ために、同期メッセージパケットは、他の全てのパケッ
トに優先して配信されるように、唯一最高の優先度で送
信する。このことは、同期メッセージパケットがスイッ
チ20を経由する際に、そのポートが他のデータパケッ
トを処理中であった場合に、処理中のパケットの送信完
了を待つだけで良いことを意味する。これにより、スイ
ッチ20を経由する際に発生し得る遅延時間の差は、最
大でも1パケットの処理時間に抑えることができる。こ
のことにより、図1の例では、同期メッセージ送信装置
10と各CPUボード30a〜30dの間に2段のスイ
ッチが挿入されているために、最大でもスイッチが2パ
ケットを処理する時間を、同期メッセージパケットを受
信する時間差、(すなわちスキュー)として考慮すれば
良いことになる。
【0029】RapidIO(データ幅16bit、伝
送周波数1GHz、最大パケットサイズ256byt
e)を用いた例では、遅延時間差はスイッチ一段当たり
128nsでり、2段のスイッチを経由する図1の例で
は、Tskew=256nsとなる。図3に同期メッセ
ージ送信装置が同期メッセージパケットを送信する時刻
とマルチプロセッサシステムを構成する全てのCPUボ
ード30のCPU31が同期メッセージを受信する時刻
との関係を図示する。図3の上段は、同期メッセージの
送信間隔を表した図であり、図3の下段は、図3の上段
に示したTskew(網掛け部分)について、実際のメ
ッセージの受信時間を考慮して、拡大して表した図であ
る。図1のようにスイッチ2段で接続された全てのCP
Uボード30のCPU31は、図3に示すように、同期
メッセージ送信装置10が同期メッセージを送信した
後、TdからTd+Tskewの間に同期メッセージを
受信することが可能となり、マルチプロセッサシステム
を構成する全てのCPUボード30のCPU31は、2
56ns以下のスキュー(Tskew)で時刻を共有で
きる。
【0030】以上のようにこの実施の形態のマルチプロ
セッサ間同期方式は、高信頼、高精度な時刻同期を必要
とするマルチプロセッサシステムにおいて、マルチプロ
セッサを接続するインターコネクト・インタフェースに
クロック制御レジスタを備えたマルチプロセッサシステ
ムを構成するCPUと、上記インターコネクト・インタ
フェースよりクロック制御レジスタを、他のデータパケ
ットに比して唯一最高の優先度でブロードキャストもし
くはマルチキャスト・パケットによりアクセスする同期
メッセージ送信装置により構成され、同期メッセージ送
信装置を、スイッチ接続によりツリー状に構成したイン
ターコネクト・インタフェースの最上位に接続し、マル
チプロセッサを構成する各CPUを、ツリー状に構成し
たインターコネクト・インタフェースの末端に接続し、
同期メッセージ送信装置からマルチプロセッサを構成す
る各CPUへアクセスする際にパケットが経由するスイ
ッチの数を等しくした接続形態をもつこと及び、マルチ
プロセッサを構成する各CPUに同期メッセージパケッ
トが低スキューで到達することによって、マルチプロセ
ッサを構成する各CPUが、高精度に時刻共有できるこ
とを特長とする。
【0031】実施の形態2.実施の形態1では、パケッ
トロスした場合にクロックがずれた状態になってしまう
ために、これを補正する手段が必要となる。これを補正
する手段として同期メッセージパケットを複数使用す
る。例えば、実施の形態1の「同期コマンド」の代わり
に同期コマンドA、B、C、Dの4種類のコマンドを用
い、同期メッセージ送信装置10は、同期コマンドA→
同期コマンドB→同期コマンドC→同期コマンドD→同
期コマンドA→…の順番に送信する。
【0032】マルチプロセッサを構成する各CPUボー
ド30のクロック制御機構は、同期コマンドAを受けた
場合にカウンタの値を0に設定、同期コマンドBを受け
た場合は、カウンタの値を1に、同期コマンドCを受け
た場合は2、同期コマンドDを受けた場合は3に設定す
る。
【0033】このことにより、マルチプロセッサを構成
する1つのCPUボード30において、例えば同期コマ
ンドB含む同期メッセージパケットを何らかのエラーに
よりパケットロスした場合でも、次の同期コマンドCを
含む同期メッセージパケットを受信できれば、システム
全体の同期の状態としては正常に復帰できる。また、高
信頼システムにおいては、CPUボード30のCPU3
1が故障した場合にオンラインでCPUボード30のC
PU31を交換するケースがある。この場合において
も、同期コマンドとカウンタ値が対応していることで、
何もしなくても同期を確立することが可能となる。
【0034】また、上記パケットロスによりコマンドを
受信し損ねた場合において、例えば同期コマンドBを含
む同期メッセージパケットを受信し損ねたことが発生し
たとする。この場合、同期コマンドAを含むパケットの
次に同期コマンドCを含むパケットを受信したことによ
り、パケットロス(同期コマンドBのロス)が発生した
ことを検出し、検出結果をエラーとして通知することが
可能である。
【0035】以上のように、この実施の形態では、実施
の形態1のマルチプロセッサ間同期方式に加え、パケッ
トロスによる同期ズレの補正やオンライン交換により新
たに挿入されたCPUの同期を、同期メッセージを複数
種類もつことで実施することを特長とするマルチプロセ
ッサ間同期方式を説明した。
【0036】また、この実施の形態では、実施の形態1
のマルチプロセッサ間同期方式に加え、パケットロスに
よる同期ズレによるエラー検出と報告を、上記、同期メ
ッセージを複数種類もつことで実施することを特長とす
るエラー検出方式を備えるマルチプロセッサ間同期方式
を説明した。
【0037】実施の形態3.図4は、実施の形態3のC
PUボードのハードウェア構成の一例を表す図である。
実施の形態2において、マルチプロセッサを構成する各
CPUボード30の同期制御機構40に、図4に示すロ
ーカルクロックを使った同期補正回路44を追加するこ
とで、さらに高信頼な同期方式を提供することが可能と
なる。同期補正回路44は、過去10回の同期メッセー
ジパケットの受信間隔の平均値より、次に同期メッセー
ジパケットを受信する時刻を予測する。以下に同期補正
回路44の構成を述べる。なお、「過去10回」は、一
例であり、10回より多くても少なくてもよい。ローカ
ルクロックは、同期メッセージパケットの送信間隔(T
itv)に対して100倍程度以上の周波数でクロック
を発振する水晶発振器50である。
【0038】同期補正回路44は、下記の(1)〜
(4)の構成要素を有する。 (1)上記ローカルクロックをカウントするリング型の
カウンタ(クロックカウンタ)。 (2)同期パケットを検出し、その受信した時の上記カ
ウンタのカウント値を過去10個の同期メッセージパケ
ットに対して記憶するリング型のレジスタ(受信時刻格
納部)。 (3)上記、過去10回の同期メッセージパケットの受
信タイミングの平均値より次の同期メッセージパケット
を受信するタイミングを予測し、自律的に同期メッセー
ジパケットの受信タイミングを生成するタイミング生成
回路(タイミング生成部)。 (4)予想した同期メッセージパケットの受信タイミン
グから、同期メッセージパケットを受信し得る期間中を
計算し、この期間内に同期メッセージを受信できなかっ
た場合にエラーを検出するエラー検出回路(エラー検出
部)。
【0039】タイミング回路は、平均的な同期メッセー
ジの受信間隔を計測して、これをもとに自律的にタイミ
ングを生成する。これによって、一時的なパケットの遅
延や欠落(パケットロス)を補正することを目的とす
る。例えば、過去10回の受信間隔の平均値が10ms
であったとすれば、次のパケットも約10ms後に到着
するはずである。タイミング回路は、「同期メッセージ
が到着するはずのタイミング」を生成するものである。
タイミング回路は、「自律的同期メッセージ受信タイミ
ング生成回路」ともいう。また,タイミング回路は、
「同期メッセージが到着するはずのタイミング」をカウ
ントする自律的同期メッセージ受信カウンタを有する。
「もし、10ms経っても到着しない場合」は、何らか
の理由で遅延が生じているかロスしていることが考えら
れる。タイミング回路は、この遅延やロスを隠蔽する役
割を果たすことになる。
【0040】次に、過去10回の同期メッセージパケッ
トの受信間隔の平均値より、次に同期メッセージパケッ
トを受信する時刻を予測し、自律的に同期タイミングを
生成する方法について述べる。まず、10個の同期メッ
セージパケットを受信するまでは、カウンタ値を記憶す
るレジスタに同期パケットを受信した時点でのカウンタ
値を順番に記憶する。11個目の同期パケットを受信し
た時点でのカウンタの値から1個目のパケットのカウン
タ値を引き算し、その値を10で割ることで、過去10
個のパケットの受信間隔の平均値を算出する。同時に、
1個目のパケットを受信した時点でのカウンタ値を記憶
していたレジスタに11個目のパケットを受信した時点
でのカウンタ値記憶する。12個目のパケットを受信し
たら、12個目の同期パケットを受信した時点でのカウ
ンタの値から2個目のパケットのカウンタ値を引き算し
その値を10で割る。このようにして、過去10回のパ
ケット受信間隔の平均値を求めることが可能となる。
【0041】次に、自律的に同期メッセージパケットの
受信タイミングを生成するタイミング生成回路は、上記
で算出した平均値をインデックスレジスタに記憶し、1
1個目のパケットを受信した時点で、11個目の同期メ
ッセージパケットの同期コマンドをコマンドレジスタに
書き込む。同時に、自律的同期メッセージ受信タイミン
グ生成回路の自律的同期メッセージ受信カウンタをスタ
ートさせ、インデックスレジスタとカウンタの値が等し
くなった時に12個目の同期メッセージパケットに含ま
れる(はずの)同期コマンドをコマンドレジスタに書き
込み、上記自律的同期メッセージ受信カウンタを再スタ
ートさせる。これとは、平行して12個目のパケットを
受信した時点で、新しい平均値を算出し、12個目相当
の同期メッセージを送出した後で、インデックスレジス
タの値をこの新しい平均値に更新する。
【0042】正常動作時は、ここまで述べた動作を繰り
返すものとする。この方式において、12個目のパケッ
トをロスした場合の具体的な動作の一例を述べる。12
個目に相当の同期メッセージを自律的に生成した後、自
律的同期メッセージ受信タイミング生成回路のカウンタ
は既にスタートしている。一方、13個目のパケットを
ロスした場合、パケットを受信したタイミングを記憶す
るリング型のレジスタおよび、自律的に受信タイミング
を生成するためのインデックスレジスタが更新されなく
なり、11個目のパケットを受信した時点で生成したイ
ンデックスレジスタの値を使って13個目相当のメッセ
ージを生成する。以後この繰り返しにより、14個目相
当のメッセージ、15個目相当のメッセージ‥と22個
目相当まで自律的に同期メッセージを生成し続ける。
【0043】エラー検出回路は、自律的に13個目のパ
ケットを生成した時点、もしくは、実施の形態2に示す
ように、同期コマンドのパケットシーケンスが崩れた時
点でパケットロスのエラーを検出する。これにより、上
位ソフトウェアと受信タイミングを生成するタイミング
生成回路にエラー報告する。受信タイミングを生成する
タイミング生成回路は、過去10個のパケット受信タイ
ミングを記憶していたリング型のレジスタをクリアし、
13個目のパケットから23個目のパケットを使って再
び平均値を算出する。23個目のパケットを受信した
ら、23個目のメッセージを生成し、上記12個目のパ
ケットの処理と同じ正常動作に戻る。このようにするこ
とで、パケットロスがあってもパケットロスの確率が非
常に低い環境下であれば、システム動作に影響を与える
ことなく動作し続けることが可能である。
【0044】以上のようにこの実施の形態では、実施の
形態1のマルチプロセッサ間同期方式に加え、マルチプ
ロセッサを構成する各CPUが、同期メッセージの受信
間隔を計測し、能動的に同期メッセージを生成すること
で、パケットロスした場合でもシステムとして同期を継
続できることを特長とする、マルチプロセッサ間同期方
式を説明した。
【0045】また、このCPUボード(プロセッサ装
置)は、同期メッセージの受信間隔を計測し、能動的に
同期メッセージを生成することで、パケットロスした場
合でもシステムとして同期を継続できることを特長とす
る。
【0046】実施の形態4.実施の形態3では、パケッ
トロスした場合でも、各CPUボード30が自律的に同
期メッセージを生成することでシステムが継続運転可能
になるが、同期メッセージ送信装置10が故障した場合
は、パケットロスした状態が長期に渡ってしまうため、
スキューの補正ができなくなってしまう。そこで、この
実施の形態では、複数の同期メッセージ送信装置10を
備える場合を説明する。図5は、この実施の形態4のマ
ルチプロセッサシステムの構成の一例を表す図である。
図5の構成では、同期メッセージ送信装置A10aが故
障した場合に対応するために、同期メッセージ送信装置
B10bを備える。同期メッセージ送信装置Bは、同期
メッセージ送信補完装置ともいう。同期メッセージ送信
装置B10bは、実施の形態3で述べたエラー検出回路
を含む同期補正回路をそなえたバックアップ用の同期メ
ッセージ送信装置である。同期メッセージ送信装置B1
0bは、図5のように、どのCPUボード30からも同
じスイッチ段数になるように接続する。
【0047】図5の構成において、同期メッセージ送信
装置B10bは、同期メッセージパケット以外のパケッ
トを受信しない。これにより、アクセス競合が発生しな
いために、同期メッセージ送信装置A10aの送信タイ
ミングに対して常に同じ遅延を持って同期メッセージパ
ケットを受信することになる。また、前記、遅延時間
は、測定やスイッチ20の仕様から計算することで、既
知の値とすることができる。したがって、同期メッセー
ジ送信装置B10bは、同期メッセージ送信装置A10
aの送信タイミングを知ることが可能となる。このよう
にすることで、同期メッセージ送信装置A10aが故障
等の理由により、同期メッセージを送信できなくなった
場合は、同期メッセージ送信装置A10aのタイミング
で同期メッセージ送信装置B10bが代わりに同期メッ
セージを送信することが可能である。
【0048】以上のようにこの実施の形態では、実施の
形態1のマルチプロセッサ間同期方式に加え、同期メッ
セージの受信間隔を計測することで、同期メッセージの
健全性を監視し、同期メッセージ送信装置が故障等の理
由により同期メッセージが送信されなくなったことを検
出し、同期メッセージ送信装置に代わって同期メッセー
ジパケットを送信できるバックアップ用の同期メッセー
ジ送信装置を備え、上記、バックアップ用の同期メッセ
ージ送信装置を、同期メッセージパケットの受信に際し
て、他のパケットによる遅延の影響ない場所に接続し、
かつ、上記バックアップ用の同期メッセージ送信装置宛
てに、同期メッセージパケットの受信に遅延を与えるよ
うなデータパケットを送信しないことで、同期メッセー
ジ送信装置の送信タイミングを計算し、前記同期メッセ
ージ送信装置が故障した場合に、同期メッセージ送信装
置に代わってと同じタイミングで同期メッセージを送信
する信頼性向上方式を有するマルチプロセッサ間同期方
式を説明した。
【0049】また、バックアップ用の同期メッセージ送
信装置は、同期メッセージの受信間隔を計測すること
で、同期メッセージの健全性を監視し、同期メッセージ
送信装置が故障等の理由により同期メッセージが送信さ
れなくなったことを検出すし、同期メッセージ送信装置
の送信タイミングを計算し、前記同期メッセージ送信装
置が故障した場合に、同期メッセージ送信装置に代わっ
て、同じタイミングで同期メッセージを送信することが
できる。
【0050】また、上記のCPUと、バックアップ用の
同期メッセージ送信装置を備えることで、同期メッセー
ジ送信装置の故障しても、マルチプロセッサを構成する
CPUの同期の精度に影響を与えることなく、システム
の運用を継続することができる。
【0051】実施の形態5.実施の形態1では、スイッ
チを経由する際にデータパケットとの競合により同期メ
ッセージパケットが遅延することを述べた。スイッチを
経由する際に生じる遅延時間を同期メッセージパケット
に埋め込むことで、同期メッセージパケットを受信する
各CPUボード30内で補正する方法について述べる。
【0052】まず、同期メッセージパケットに、アドレ
スとコマンドの他に遅延時間を示す「ディレイフィール
ド」を追加する。図6に「ディレイフィールド」を追加
したパケット構造の例を示す。図6では、パケットヘッ
ダ部に本フィールドを追加したが、パケットデータの一
部として実現しても良い。このフィールドは、同期メッ
セージ送信装置では、0に設定される。スイッチでは、
同期メッセージパケットをフォワードする際に、他のパ
ケットとの競合が発生し、同期メッセージパケットが遅
延した場合に「ディレイフィールド」に遅延時間を加算
する。CRCなどの補正情報がある場合は、これを再計
算して付加する。
【0053】同期メッセージパケットを受信するCPU
ボード30では、実施の形態3における、平均値受信間
隔を求める際のパケット受信カウンタの値から、「ディ
レイフィールド」に示される遅延時間分を差し引いた値
を、パケットを受信した時点でのカウンタ値に登録す
る。これにより、データパケットとの競合により同期メ
ッセージパケットが遅延しても、遅延の影響を受けるこ
となく全てのCPUボード30のCPU31を同期させ
ることが可能となる。
【0054】以上のようにこの実施の形態では、実施の
形態1のマルチプロセッサ間同期方式に加え、同期メッ
セージパケットが、スイッチを経由する際に、データパ
ケットと競合したことによる遅延時間を、マルチプロセ
ッサを構成するCPUに通知することで、同期メッセー
ジ送信装置の同期メッセージパケットの送信時刻を予測
し、この時刻に基づいて、マルチプロセッサを構成する
CPUが同期を行う、超高精度なマルチプロセッサ同期
方式を説明した。
【0055】また、このマルチプロセッサ同期方式は、
パケットが、スイッチを経由する際に、他のパケットと
競合したことによる遅延時間を、パケットに「ディレイ
フィールド」を設け、スイッチを経由する際に遅延時間
が発生した場合は、その遅延時間を加算していくこと
で、受信ノードに通知する遅延時間通知方式を有する。
【0056】また、パケットをフォワードする際に、ア
クセス競合により発生する遅延時間を、パケットの「デ
ィレイフィールド」を設けることで、通知できるパケッ
トを有する。
【0057】また、パケットをフォワードする際に、ア
クセス競合により発生する遅延時間を、パケットの「デ
イレイフィールド」を用いて通知するスイッチを有す
る。
【0058】また、CPUボード(プロセッサ装置)
は、同期メッセージパケットを受信し、その「ディレイ
フィールド」と過去の受信履歴より、遅延が無い場合
の、同期メッセージの受信時刻を計算し、その計算結果
より、能動的に同期メッセージを生成することで、高精
度な同期タイミングを自律的に生成でき、パケットロス
した場合でもシステムとして同期を継続できることを特
長とする。
【0059】
【発明の効果】複数のCPUボード(プロセッサ装置)
それぞれと同期メッセージ送信装置との間に配置するス
イッチ(中継装置)の数を同じにすることによって、同
期メッセージが複数のCPUボードに到達する時間差を
縮小することができる。
【0060】また、同期メッセージの処理の優先順位を
最高にすることによって、スイッチ内での待ち時間を最
低限にすることができるとともに、上記のようにスイッ
チの数を同じにすることによって、複数のCPUボード
それぞれに同期メッセージが到達する時間差を縮小する
とともに、同期メッセージが到達する時間を削減するこ
とができる。
【0061】同期メッセージの種類を複数設け、同期メ
ッセージを受信した順序によって、同期メッセージ欠損
を検出することができる。
【0062】同期メッセージを定期的に送信することに
よって、CPUボードでは、受信間隔を確認することに
よって、同期メッセージの欠損を検出することができ
る。
【0063】さらに、上記受信間隔に基づいて、同期メ
ッセージの受信を予測することが可能となるとともに、
欠損した同期メッセージの機能を、同期コマンドを生成
することによって補填することが可能となる。
【0064】また、同期メッセージ送信装置を複数設置
することによって、一つの同期メッセージ送信装置が故
障した場合の対応が可能となる。
【0065】同期メッセージ内に、同期メッセージが中
継する際に発生する遅延時間を保持する領域を設けるこ
とにより、CPUボードへ遅延時間を通知することがで
きる。
【0066】さらに、CPUボードは、通知された遅延
時間を用いて、クロックの制御をより正確に実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のマルチプロセッサのシステム
構成の一例を表す図。
【図2】 マルチプロセッサシステムの構成要素である
CPUボードの内部構成を表す図。
【図3】 同期メッセージの遅延とその表示の一例を表
す図。
【図4】 実施の形態3のCPUボードのハードウェア
構成の一例を表す図。
【図5】 実施の形態4のマルチプロセッサシステムの
構成の一例を表す図。
【図6】 「ディレイフィールド」を追加したパケット
構造の例を示す図。
【符号の説明】
10,10a〜10b 同期メッセージ送信装置、2
0,20a〜20c スイッチ、30,30a〜30d
CPUボード、31 CPU、32 メモリ、33
高速インターコネクトインタフェース回路、34 送信
回路、35 データ処理回路、36 高速インターコネ
クトI/F、37 CPUバスI/F、40,40a〜
40d 同期制御機構、41 時刻共有カウンタ、42
コマンドレジスタ、43 メッセージ処理回路、44
同期補正回路、50 ローカルクロック発振器(水晶
発振器)。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサ装置の同期をとるマル
    チプロセッサ同期方式において、 プロセッサ装置のクロックを制御するクロック制御レジ
    スタと、 上記複数のプロセッサ装置間の同期を制御する同期コマ
    ンドを含む同期メッセージを受信し、受信した同期メッ
    セージに含まれる同期コマンドを用いて、上記クロック
    制御レジスタを制御する同期制御機構とを有する複数の
    プロセッサ装置と、 上記同期メッセージを上記複数のプロセッサ装置それぞ
    れへ送信する同期メッセージ送信装置と、 上記同期メッセージ送信装置と上記複数のプロセッサ装
    置それぞれとの間に配置され、上記同期メッセージ送信
    装置から送信された同期メッセージを中継する複数の中
    継装置とを備え、 上記同期メッセージ送信装置と上記複数のプロセッサ装
    置それぞれとの間に配置される中継装置の数を等しくす
    ることを特徴とするマルチプロセッサ同期方式。
  2. 【請求項2】 上記同期メッセージ送信装置は、同期メ
    ッセージを最高の優先順位で送信し、 上記複数の中継装置それぞれは、処理中のメッセージの
    次に上記同期メッセージを中継することを特徴とする請
    求項1記載のマルチプロセッサ同期方式。
  3. 【請求項3】 上記同期メッセージ送信装置は、複数の
    種類の同期メッセージを生成し、複数の種類の同期メッ
    セージを所定の順番で上記複数のプロセッサ装置それぞ
    れへ送信し、 上記同期制御機構は、上記複数の種類の同期メッセージ
    を受信し、上記複数の種類の同期メッセージを受信した
    順序が上記所定の順番と一致しない場合に、同期メッセ
    ージの欠損を検出することを特徴とする請求項1記載の
    マルチプロセッサ同期方式。
  4. 【請求項4】 上記同期制御機構は、同期メッセージの
    受信間隔を計測し、上記受信間隔に基づいて、同期メッ
    セージの欠損を検出し、上記同期コマンドを生成する同
    期補正回路を備えることを特徴とする請求項1記載のマ
    ルチプロセッサ同期方式。
  5. 【請求項5】 上記同期補正回路は、 クロックをカウントするクロックカウンタと、 上記同期メッセージを受信した時刻を複数回分格納する
    受信時刻格納部と、 同期メッセージを受信する時刻を予測するタイミング生
    成部と、 上記タイミング回路が予測した時刻に基づいて、同期メ
    ッセージの欠損を検出するエラー検出部とを備え、 上記タイミング生成部は、上記エラー検出部がエラーを
    検出した場合に、同期コマンドを生成することを特徴と
    する請求項4記載のマルチプロセッサ同期方式。
  6. 【請求項6】 上記マルチプロセッサ同期方式は、さら
    に、上記同期メッセージ送信装置から、繰り返し送信さ
    れる同期メッセージを受信し、上記同期メッセージの送
    信の繰り返しが中断したことを検出し、上記同期メッセ
    ージの送信の中断を検出した場合に、同期メッセージを
    上記複数のプロセッサ装置それぞれへ送信する同期メッ
    セージ送信補完装置を備えることを特徴とする請求項1
    記載のマルチプロセッサ同期方式。
  7. 【請求項7】 上記同期メッセージ送信装置は、所定の
    間隔で同期メッセージを送信し、 上記同期メッセージ送信補完装置は、上記同期メッセー
    ジのみを受信し、上記同期メッセージを受信する間隔が
    上記所定の間隔を保持しなくなった場合に、上記所定の
    間隔で上記同期メッセージを上記複数のプロセッサそれ
    ぞれに送信することを特徴とする請求項6記載のマルチ
    プロセッサ同期方式。
  8. 【請求項8】 複数のプロセッサ装置の同期をとるマル
    チプロセッサ同期方式において、 プロセッサ装置のクロックを制御するクロック制御レジ
    スタと、 上記複数のプロセッサ装置間の同期を制御する同期コマ
    ンドを含む同期メッセージを受信し、受信した同期メッ
    セージに含まれる同期コマンドを用いて、上記クロック
    制御レジスタを制御する同期制御機構とを有する複数の
    プロセッサ装置と、 上記同期メッセージを上記複数のプロセッサ装置それぞ
    れへ送信する同期メッセージ送信装置と、 上記同期メッセージ送信装置と上記複数のプロセッサ装
    置それぞれとの間に配置され、上記同期メッセージ送信
    装置から送信された同期メッセージを中継し、上記同期
    メッセージを中継する際に発生する遅延時間を上記複数
    のプロセッサ装置それぞれへ通知する複数の中継装置と
    を備えることを特徴とするマルチプロセッサ同期方式。
  9. 【請求項9】 マルチプロセッサ同期方式は、上記同期
    メッセージ送信装置と上記複数のプロセッサ装置それぞ
    れとの間に配置される中継装置の数を等しくすることを
    特徴とする請求項8記載のマルチプロセッサ同期方式。
  10. 【請求項10】 上記同期メッセージは、上記同期コマ
    ンドと、上記遅延時間を保持するディレイフィールドと
    を有し、 上記複数の中継装置それぞれは、上記同期メッセージを
    中継する場合に、上記遅延時間をカウントし、カウント
    した遅延時間を上記ディレイフィールドへ書きこみ、 上記複数のプロセッサ装置の同期制御機構は、上記ディ
    レイフィールドに書きこまれた遅延時間を用いて、上記
    クロック制御レジスタを制御することを特徴とする請求
    項8または9記載のマルチプロセッサ同期方式。
  11. 【請求項11】 データを、中継装置を介して送信する
    パケットにおいて、 上記中継装置において発生する遅延時間を保持するディ
    レイフィールドを有することを特徴とするパケット。
  12. 【請求項12】 パケットを中継する中継装置におい
    て、 パケットの中継の際に発生する遅延時間を上記パケット
    へ書き込み、遅延時間を書きこんだパケットを送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  13. 【請求項13】 クロックを制御する同期コマンドを含
    む同期メッセージの受信し、上記同期メッセージの受信
    間隔を計測し、上記受信間隔に基づいて、同期メッセー
    ジの欠損を検出し、上記同期メッセージの欠損を検出し
    た場合に、上記同期コマンドを生成し、生成した同期コ
    マンドによって、クロックを制御する同期制御機構を備
    えることを特徴とするプロセッサ装置。
  14. 【請求項14】 複数のプロセッサ装置間の同期を制御
    する同期メッセージを用いて、複数のプロセッサ装置の
    同期をとるマルチプロセッサ同期方法において、 上記複数のプロセッサ装置それぞれは、上記同期メッセ
    ージの送信元から、同じ数の中継装置を介して、上記同
    期メッセージを受信することを特徴とするマルチプロセ
    ッサ同期方法。
  15. 【請求項15】 複数のプロセッサ装置の同期をとるマ
    ルチプロセッサ同期方法において、 上記複数のプロセッサ装置それぞれは、 クロックを制御する同期コマンドを含む同期メッセージ
    の受信し、 上記同期メッセージの受信間隔を計測し、 上記受信間隔に基づいて、同期メッセージの欠損を検出
    し、 上記同期メッセージの欠損を検出した場合に、上記同期
    コマンドを生成し、 生成した同期コマンドによって、クロックを制御するこ
    とを特徴とするマルチプロセッサ同期方法。
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