JP2003215630A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP2003215630A JP2003215630A JP2002277036A JP2002277036A JP2003215630A JP 2003215630 A JP2003215630 A JP 2003215630A JP 2002277036 A JP2002277036 A JP 2002277036A JP 2002277036 A JP2002277036 A JP 2002277036A JP 2003215630 A JP2003215630 A JP 2003215630A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単に内部の調整あるいは設定状態を知るこ
とが可能な液晶表示装置を提供する。 【構成】 液晶表示パネルの周辺に、ゲート駆動回路が
実装されるゲートドライバ基板と、ドレイン駆動回路が
実装されるドレインドライバ基板と、コモン電極に電圧
を供給するコモン駆動回路と電源回路が実装される電源
基板と、外部回路からの制御信号及び表示用データが入
力され、前記各回路を制御する制御装置が実装されるイ
ンターフェース基板とを配置し、前記インターフェース
基板が、外部回路からの制御信号および表示用データが
入力されるコネクタを具備し、当該コネクタの端子の少
なくとも一つが、液晶表示ディスプレイの駆動回路の特
定個所のノードに電気的に接続され、かつ前記端子は前
記外部回路には電気的に接続されない。
とが可能な液晶表示装置を提供する。 【構成】 液晶表示パネルの周辺に、ゲート駆動回路が
実装されるゲートドライバ基板と、ドレイン駆動回路が
実装されるドレインドライバ基板と、コモン電極に電圧
を供給するコモン駆動回路と電源回路が実装される電源
基板と、外部回路からの制御信号及び表示用データが入
力され、前記各回路を制御する制御装置が実装されるイ
ンターフェース基板とを配置し、前記インターフェース
基板が、外部回路からの制御信号および表示用データが
入力されるコネクタを具備し、当該コネクタの端子の少
なくとも一つが、液晶表示ディスプレイの駆動回路の特
定個所のノードに電気的に接続され、かつ前記端子は前
記外部回路には電気的に接続されない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係わ
り、特に、TFT(Thin Film Transistor)液晶ディス
プレイに適用して有効な技術に関するものである。
り、特に、TFT(Thin Film Transistor)液晶ディス
プレイに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、TFT液晶ディスプレイの1つと
して、TFT液晶表示モジュールが公知である。図39
は、前記従来のTFT液晶表示モジュールの概略構成を
示すブロック図である。図39において、液晶表示パネ
ル(LCD)は、640×3×480画素から構成さ
れ、液晶表示パネル(LCD)の上下にドレインドライ
バ511が配置され、この上下のドレインドライバ51
1を交互に薄膜トランジスタTFTのドレイン線(D)
に接続し、薄膜トランジスタTFTに液晶を駆動するた
めの電圧を供給する。また、薄膜トランジスタTFTの
ゲート線(G)には、液晶表示パネル(LCD)の側面
に配置されたゲートドライバ506を接続し、1水平動
作時間薄膜トランジスタTFTのゲートに電圧を供給す
る。
して、TFT液晶表示モジュールが公知である。図39
は、前記従来のTFT液晶表示モジュールの概略構成を
示すブロック図である。図39において、液晶表示パネ
ル(LCD)は、640×3×480画素から構成さ
れ、液晶表示パネル(LCD)の上下にドレインドライ
バ511が配置され、この上下のドレインドライバ51
1を交互に薄膜トランジスタTFTのドレイン線(D)
に接続し、薄膜トランジスタTFTに液晶を駆動するた
めの電圧を供給する。また、薄膜トランジスタTFTの
ゲート線(G)には、液晶表示パネル(LCD)の側面
に配置されたゲートドライバ506を接続し、1水平動
作時間薄膜トランジスタTFTのゲートに電圧を供給す
る。
【0003】1個の半導体集積回路(LSI)より構成
される表示制御装置501は、本体コンピュータからの
表示用データと表示制御信号を受け取り、これを基にド
レインドライバ511,ゲートドライバ506を駆動す
る。この場合に、本体コンピュータからの表示用データ
は、1画素単位、即ち、赤(R)、緑(G)、青(B)
の各データを1つの組にして単位時間毎に転送する。こ
こで、表示用データは、各色毎4ビットの12ビット、
あるいは、各色毎6ビットの18ビットで構成されてい
る。また、ドレインドライバ511は、上下に配置され
ているので、表示制御装置501からドレインドライバ
511を駆動するための出力は、制御信号および表示用
データバスとも2系統有している。
される表示制御装置501は、本体コンピュータからの
表示用データと表示制御信号を受け取り、これを基にド
レインドライバ511,ゲートドライバ506を駆動す
る。この場合に、本体コンピュータからの表示用データ
は、1画素単位、即ち、赤(R)、緑(G)、青(B)
の各データを1つの組にして単位時間毎に転送する。こ
こで、表示用データは、各色毎4ビットの12ビット、
あるいは、各色毎6ビットの18ビットで構成されてい
る。また、ドレインドライバ511は、上下に配置され
ているので、表示制御装置501からドレインドライバ
511を駆動するための出力は、制御信号および表示用
データバスとも2系統有している。
【0004】図40は、従来のTFT液晶表示モジュー
ルのドレインドライバ511の概略構成を示すブロック
図である。図40に示すように、ドレインドライバ51
1は、表示用データのデータラッチ部551と出力電圧
発生回路552とから構成される。なお、図40に示す
ドレインドライバ511は、6ビットの表示用データと
9値の階調基準電圧が外部より入力され、64レベルの
出力電圧値が得られる。データラッチ部551は、表示
データラッチ用クロック信号(CL1)に同期して表示
データを出力本数分だけ取り込み、出力電圧発生回路5
52は、外部から入力された階調基準電圧から生成され
る64階調の出力電圧のうち、データラッチ部551か
らの表示データに対応する出力電圧を選択してドレイン
信号線に出力する。
ルのドレインドライバ511の概略構成を示すブロック
図である。図40に示すように、ドレインドライバ51
1は、表示用データのデータラッチ部551と出力電圧
発生回路552とから構成される。なお、図40に示す
ドレインドライバ511は、6ビットの表示用データと
9値の階調基準電圧が外部より入力され、64レベルの
出力電圧値が得られる。データラッチ部551は、表示
データラッチ用クロック信号(CL1)に同期して表示
データを出力本数分だけ取り込み、出力電圧発生回路5
52は、外部から入力された階調基準電圧から生成され
る64階調の出力電圧のうち、データラッチ部551か
らの表示データに対応する出力電圧を選択してドレイン
信号線に出力する。
【0005】図41は、従来のTFT液晶表示モジュー
ルのドレインドライバ511の出力電圧発生回路552
の回路構成の概略を示す図であり、ドレイン信号線の総
数分だけ設けられる出力電圧発生回路の中の1回路分の
回路構成を示す。図41に示すように、出力電圧発生回
路は、外部より入力される9値の階調基準電圧(V0〜
V8)間をそれそれ8等分した電圧値(VO0〜VO6
4)を生成し、それをデコーダ553で選択して出力す
る。図42に、図41における階調基準電圧と出力電圧
との関係を示す図である。図42では、全部で65値の
出力電圧値が得られるが、このうち、V8に等しいVO
64は使用しない。
ルのドレインドライバ511の出力電圧発生回路552
の回路構成の概略を示す図であり、ドレイン信号線の総
数分だけ設けられる出力電圧発生回路の中の1回路分の
回路構成を示す。図41に示すように、出力電圧発生回
路は、外部より入力される9値の階調基準電圧(V0〜
V8)間をそれそれ8等分した電圧値(VO0〜VO6
4)を生成し、それをデコーダ553で選択して出力す
る。図42に、図41における階調基準電圧と出力電圧
との関係を示す図である。図42では、全部で65値の
出力電圧値が得られるが、このうち、V8に等しいVO
64は使用しない。
【0006】また、TFT液晶表示モジュールの表示用
データが各色毎6ビットで構成されているのに対して、
本体コンピュータから表示用データが各色毎4ビットで
送信されてくる場合に、本体コンピュータからの4ビッ
トの表示用データを、TFT液晶表示モジュールの6ビ
ットの上位4ビットデータとし、入力データのない下位
2ビットをLow、あるいは、Highに固定するデジ
タル−デジタル変換方法により、本体コンピュータから
の各色毎4ビットの表示用データを、TFT液晶表示モ
ジュールの各色毎6ビットの表示用データに変換してい
た。なお、TFT液晶表示モジュールのコモン電極駆動
法として、コモン電極に印加する電圧を交流化するコモ
ン電極交流化駆動法を採用することにより、低耐圧のド
レインドライバが使用できることが、従来から知られて
いる。
データが各色毎6ビットで構成されているのに対して、
本体コンピュータから表示用データが各色毎4ビットで
送信されてくる場合に、本体コンピュータからの4ビッ
トの表示用データを、TFT液晶表示モジュールの6ビ
ットの上位4ビットデータとし、入力データのない下位
2ビットをLow、あるいは、Highに固定するデジ
タル−デジタル変換方法により、本体コンピュータから
の各色毎4ビットの表示用データを、TFT液晶表示モ
ジュールの各色毎6ビットの表示用データに変換してい
た。なお、TFT液晶表示モジュールのコモン電極駆動
法として、コモン電極に印加する電圧を交流化するコモ
ン電極交流化駆動法を採用することにより、低耐圧のド
レインドライバが使用できることが、従来から知られて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、TFT液晶表
示モジュ−ルのI/Fコネクタは、表示用デ−タ、同期
信号等の入力のためにしか使用されておらず、かつ、T
FT液晶表示モジュールにおいては、その内部の調整あ
るいは設定状態を知るのが容易でないという問題点があ
った。本発明は、前記従来技術の問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、液晶表示装置
において、簡単に内部の調整あるいは設定状態を知るこ
とが可能となる技術を提供することにある。本発明の前
記目的並びにその他の目的及び新規な構成は、本明細書
の記載及び添付図面によって明らかにする。
示モジュ−ルのI/Fコネクタは、表示用デ−タ、同期
信号等の入力のためにしか使用されておらず、かつ、T
FT液晶表示モジュールにおいては、その内部の調整あ
るいは設定状態を知るのが容易でないという問題点があ
った。本発明は、前記従来技術の問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、液晶表示装置
において、簡単に内部の調整あるいは設定状態を知るこ
とが可能となる技術を提供することにある。本発明の前
記目的並びにその他の目的及び新規な構成は、本明細書
の記載及び添付図面によって明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願おいて開示される発
明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。即ち、本発明は、液晶表示パネルの周
辺に、複数のゲート信号線を駆動するゲート駆動回路が
実装されるゲートドライバ基板と、複数のドレイン信号
線を駆動するドレイン駆動回路が実装されるドレインド
ライバ基板と、コモン電極に電圧を供給するコモン駆動
回路と電源回路が実装される電源基板と、外部回路から
の制御信号及び表示用データが入力され、前記各回路を
制御する制御装置が実装されるインターフェース基板と
を配置してなる液晶表示装置であって、インターフェー
ス基板が、外部回路からの制御信号および表示用データ
が入力されるコネクタを具備し、当該コネクタの端子の
少なくとも一つが、液晶表示ディスプレイの駆動回路の
特定個所のノードに電気的に接続され、かつ前記端子は
前記外部回路には電気的に接続されないことを特徴とす
る。
明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。即ち、本発明は、液晶表示パネルの周
辺に、複数のゲート信号線を駆動するゲート駆動回路が
実装されるゲートドライバ基板と、複数のドレイン信号
線を駆動するドレイン駆動回路が実装されるドレインド
ライバ基板と、コモン電極に電圧を供給するコモン駆動
回路と電源回路が実装される電源基板と、外部回路から
の制御信号及び表示用データが入力され、前記各回路を
制御する制御装置が実装されるインターフェース基板と
を配置してなる液晶表示装置であって、インターフェー
ス基板が、外部回路からの制御信号および表示用データ
が入力されるコネクタを具備し、当該コネクタの端子の
少なくとも一つが、液晶表示ディスプレイの駆動回路の
特定個所のノードに電気的に接続され、かつ前記端子は
前記外部回路には電気的に接続されないことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明は、液晶表示パネルの周辺
に、複数のゲート信号線を駆動するゲート駆動回路と、
複数のドレイン信号線を駆動するドレイン駆動回路と、
コモン電極とゲート駆動回路とドレイン駆動回路とに電
圧を出力する電源回路と、外部回路から制御信号及び表
示用データが入力され、前記各回路を制御するコントロ
ーラ部とを有してなる液晶表示装置であって、コントロ
ーラ部が、外部回路からの制御信号および表示用データ
が入力されるコネクタに接続されており、当該コネクタ
の端子の少なくとも一つが、前記電源部の特定箇所に電
気的に接続されており、前記端子は前記外部回路には電
気的に接続されていないことを特徴とする。
に、複数のゲート信号線を駆動するゲート駆動回路と、
複数のドレイン信号線を駆動するドレイン駆動回路と、
コモン電極とゲート駆動回路とドレイン駆動回路とに電
圧を出力する電源回路と、外部回路から制御信号及び表
示用データが入力され、前記各回路を制御するコントロ
ーラ部とを有してなる液晶表示装置であって、コントロ
ーラ部が、外部回路からの制御信号および表示用データ
が入力されるコネクタに接続されており、当該コネクタ
の端子の少なくとも一つが、前記電源部の特定箇所に電
気的に接続されており、前記端子は前記外部回路には電
気的に接続されていないことを特徴とする。
【0010】
【作用】前記手段によれば、コネクタに特定の端子を設
け、当該特定端子を各駆動回路の中の特定箇所のノード
に接続するようにしたので、コネクタを挿入するだけで
各駆動回路の中の特定箇所の各種信号電圧をモニタする
ことができ、これにより、製造工程中および最終検査工
程における調整部分の調整作業を簡単化し、作業工程を
低減化することが可能となる。また、コネクタを挿入す
るだけで各駆動回路の中の特定箇所に外部から調整電圧
を印加することができるので、これにより各駆動回路の
試験等が外部から簡単に行うことが可能である。
け、当該特定端子を各駆動回路の中の特定箇所のノード
に接続するようにしたので、コネクタを挿入するだけで
各駆動回路の中の特定箇所の各種信号電圧をモニタする
ことができ、これにより、製造工程中および最終検査工
程における調整部分の調整作業を簡単化し、作業工程を
低減化することが可能となる。また、コネクタを挿入す
るだけで各駆動回路の中の特定箇所に外部から調整電圧
を印加することができるので、これにより各駆動回路の
試験等が外部から簡単に行うことが可能である。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。図1は、本発明の液晶表示装置
の実施例(実施例1)であるTFT液晶表示モジュール
のTFT液晶表示パネルとその周辺に配置された回路を
示すブロック図である。本実施例1のTFT液晶表示モ
ジュールは、TFT液晶表示パネル(TFT−LCD)
の上側にドレインドライバ部103が配置され、また、
TFT液晶表示パネル(TFT−LCD)の側面部に
は、ゲートドライバ部104、コントローラ部101,
電源部102が配置される。ドレインドライバ部10
3、ゲートドライバ部104、コントローラ部101及
び電源部102は、それぞれ専用のプリント基板に実装
される。また、液晶表示パネル(LCD)は、640×
3×480画素から構成される。
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。図1は、本発明の液晶表示装置
の実施例(実施例1)であるTFT液晶表示モジュール
のTFT液晶表示パネルとその周辺に配置された回路を
示すブロック図である。本実施例1のTFT液晶表示モ
ジュールは、TFT液晶表示パネル(TFT−LCD)
の上側にドレインドライバ部103が配置され、また、
TFT液晶表示パネル(TFT−LCD)の側面部に
は、ゲートドライバ部104、コントローラ部101,
電源部102が配置される。ドレインドライバ部10
3、ゲートドライバ部104、コントローラ部101及
び電源部102は、それぞれ専用のプリント基板に実装
される。また、液晶表示パネル(LCD)は、640×
3×480画素から構成される。
【0012】図2は、図1に示すTFT液晶表示パネル
(TFTP−LCD)の等価回路を示す図である。図2
に示すように、薄膜トランジスタTFTは、隣接する2
本のドレイン信号線Dと、隣接する2本のゲート信号線
Gとの交差領域内に配置される。薄膜トランジスタTF
Tのドレイン電極、ゲート電極は、それぞれ、ドレイン
信号線D、ゲート信号線Gに接続される。薄膜トランジ
スタTFTのソース電極は画素電極に接続され、画素電
極とコモン電極との間に液晶層が設けられるので、薄膜
トランジスタTFTのソース電極との間には、液晶容量
CLCが等価的に接続される。薄膜トランジスタTFT
は、ゲート電極に正のバイアス電圧を印加すると導通
し、ゲート電極に負のバイアス電圧を印加すると不導通
になる。
(TFTP−LCD)の等価回路を示す図である。図2
に示すように、薄膜トランジスタTFTは、隣接する2
本のドレイン信号線Dと、隣接する2本のゲート信号線
Gとの交差領域内に配置される。薄膜トランジスタTF
Tのドレイン電極、ゲート電極は、それぞれ、ドレイン
信号線D、ゲート信号線Gに接続される。薄膜トランジ
スタTFTのソース電極は画素電極に接続され、画素電
極とコモン電極との間に液晶層が設けられるので、薄膜
トランジスタTFTのソース電極との間には、液晶容量
CLCが等価的に接続される。薄膜トランジスタTFT
は、ゲート電極に正のバイアス電圧を印加すると導通
し、ゲート電極に負のバイアス電圧を印加すると不導通
になる。
【0013】また、薄膜トランジスタTFTのソース電
極と前ラインのゲート信号線との間には、保持容量CAD
Dが接続される。なお、ソース電極、ドレイン電極は本
来その間のバイアス極性によって決まるもので、この液
晶表示装置の回路ではその極性は動作中反転するので、
ソース電極、ドレイン電極は動作中入れ替わると理解さ
れたい。しかし、以下の説明では、便宜上一方をソース
電極、他方をドレイン電極と固定して表現する。その場
合に、ゲート1ライン目の保持容量CADDの他端が開放
状態になるのを防止するために、ゲート信号線(G1)
の外側にダミーゲート信号線(G0)が設けられ、ゲー
ト1ライン目の保持容量CADDの他端をダミーゲート
信号線(G0)に接続する。
極と前ラインのゲート信号線との間には、保持容量CAD
Dが接続される。なお、ソース電極、ドレイン電極は本
来その間のバイアス極性によって決まるもので、この液
晶表示装置の回路ではその極性は動作中反転するので、
ソース電極、ドレイン電極は動作中入れ替わると理解さ
れたい。しかし、以下の説明では、便宜上一方をソース
電極、他方をドレイン電極と固定して表現する。その場
合に、ゲート1ライン目の保持容量CADDの他端が開放
状態になるのを防止するために、ゲート信号線(G1)
の外側にダミーゲート信号線(G0)が設けられ、ゲー
ト1ライン目の保持容量CADDの他端をダミーゲート
信号線(G0)に接続する。
【0014】また、図3に示すTFT液晶表示パネル
(TFT−LCD)の1画素の等価回路において、薄膜
トランジスタTFTのドレイン−ゲート間、および、ゲ
ート−ソース間には、浮遊容量CGD,CGSが存在する。
したがって、図4に示すように、各ゲート信号線の間に
は、保持容量CADDとゲート−ソース間の浮遊容量CGS
との直列回路が接続されることになる。しかしながら、
最終ラインのゲート信号線(Gend)の外側にはゲー
ト信号線が存在しないため、最終ゲート信号線(Gen
d)とその他のゲート信号線(G1〜Gend−1)と
の間では、ゲート信号線に接続されるコンデンサの容量
値が相違する。本実施例1のTFT液晶表示モジュール
においては、ゲート信号線に接続されるコンデンサの容
量値が略同じにするために、最終ゲート信号線(Gen
d)の外側に、ダミーゲート信号線(Gend+1)が
設けられる。
(TFT−LCD)の1画素の等価回路において、薄膜
トランジスタTFTのドレイン−ゲート間、および、ゲ
ート−ソース間には、浮遊容量CGD,CGSが存在する。
したがって、図4に示すように、各ゲート信号線の間に
は、保持容量CADDとゲート−ソース間の浮遊容量CGS
との直列回路が接続されることになる。しかしながら、
最終ラインのゲート信号線(Gend)の外側にはゲー
ト信号線が存在しないため、最終ゲート信号線(Gen
d)とその他のゲート信号線(G1〜Gend−1)と
の間では、ゲート信号線に接続されるコンデンサの容量
値が相違する。本実施例1のTFT液晶表示モジュール
においては、ゲート信号線に接続されるコンデンサの容
量値が略同じにするために、最終ゲート信号線(Gen
d)の外側に、ダミーゲート信号線(Gend+1)が
設けられる。
【0015】また、正規のゲート信号線(G1〜Gen
d)の両側に設けたダミーゲート信号線(G0,Gen
d+1)は、製造工程中において静電気が侵入するのを
防止する効果も有している。保持容量CADDは、良く知
られているように、薄膜トランジスタ(TFT)がスイ
ッチングするとき、ゲート電位変化が画素電極電位に与
える影響を低減する働きをする。また、保持容量CADD
は、放電時間を長くする作用もあり、薄膜トランジスタ
TFTがオフした後の映像情報を長い間蓄積する。
d)の両側に設けたダミーゲート信号線(G0,Gen
d+1)は、製造工程中において静電気が侵入するのを
防止する効果も有している。保持容量CADDは、良く知
られているように、薄膜トランジスタ(TFT)がスイ
ッチングするとき、ゲート電位変化が画素電極電位に与
える影響を低減する働きをする。また、保持容量CADD
は、放電時間を長くする作用もあり、薄膜トランジスタ
TFTがオフした後の映像情報を長い間蓄積する。
【0016】図5は、本実施例1のTFT液晶表示モジ
ュールの各ドライバ(ドレインドライバ,ゲートドライ
バ,コモンドライバ)の概略構成と、信号の流れを示す
ブロック図である。図5において、表示制御装置20
1、バッファ回路210は図1に示すコントローラ部1
01に設けられ、ドレインドライバ211は図1に示す
ドレインドライバ部103に設けられ、ゲートドライバ
206は図1に示すゲートドライバ部104に設けられ
る。ドレインドライバ211は、前記図40に示すドレ
インドライバ511と同様に、表示データのデータラッ
チ部と出力電圧発生回路とから構成される。また、階調
基準電圧生成部208、マルチプレクサ209、コモン
電圧生成部202、コモンドライバ203、レベルシフ
ト回路207、ゲートオン電圧生成部204、ゲートオ
フ電圧生成部205およびDC−DCコンバータ212
は図1に示す電源部102に設けられる。
ュールの各ドライバ(ドレインドライバ,ゲートドライ
バ,コモンドライバ)の概略構成と、信号の流れを示す
ブロック図である。図5において、表示制御装置20
1、バッファ回路210は図1に示すコントローラ部1
01に設けられ、ドレインドライバ211は図1に示す
ドレインドライバ部103に設けられ、ゲートドライバ
206は図1に示すゲートドライバ部104に設けられ
る。ドレインドライバ211は、前記図40に示すドレ
インドライバ511と同様に、表示データのデータラッ
チ部と出力電圧発生回路とから構成される。また、階調
基準電圧生成部208、マルチプレクサ209、コモン
電圧生成部202、コモンドライバ203、レベルシフ
ト回路207、ゲートオン電圧生成部204、ゲートオ
フ電圧生成部205およびDC−DCコンバータ212
は図1に示す電源部102に設けられる。
【0017】従来のコモン電極交流化駆動法において
は、交流波形として方形波を使用していたため、位相が
切り替わり時点で、コモン電極駆動用トランジスタに大
きなピーク電流が流れ、定格値の大きなトランジスタが
必要であり、それに伴い駆動回路が大型化するという問
題点があった。前記問題点を解決するために、本実施例
1のTFT液晶表示モジュールにおいては、図5に示す
コモン電圧生成部202において、方形波の交流化信号
(M)を台形波の交流化信号に変換し、台形波の交流駆
動電圧をコモン電極に印加している。
は、交流波形として方形波を使用していたため、位相が
切り替わり時点で、コモン電極駆動用トランジスタに大
きなピーク電流が流れ、定格値の大きなトランジスタが
必要であり、それに伴い駆動回路が大型化するという問
題点があった。前記問題点を解決するために、本実施例
1のTFT液晶表示モジュールにおいては、図5に示す
コモン電圧生成部202において、方形波の交流化信号
(M)を台形波の交流化信号に変換し、台形波の交流駆
動電圧をコモン電極に印加している。
【0018】図6は、図5に示すコモン電圧生成部20
2の回路構成、および、入出力波形を示す図である。図
6(a)のコモン電圧生成回路302において、図6
(b)に示すHighレベルの方形波がオペアンプOP
1の交流化信号入力端子に印加されると、抵抗R1およ
びコンデンサC1を介して電流が流れ、コンデンサC1
が充電されることにより、オペアンプOP1の出力電圧
は徐々に降下していく。そして、コンデンサC1の両端
の電位差が、コンデンサC1と並列に接続されているダ
イオードD1の順方向電圧を越えると、ダイオードD1
が導通することにより、オペアンプOP1の出力電圧は
低電位側の一定の電圧となる。
2の回路構成、および、入出力波形を示す図である。図
6(a)のコモン電圧生成回路302において、図6
(b)に示すHighレベルの方形波がオペアンプOP
1の交流化信号入力端子に印加されると、抵抗R1およ
びコンデンサC1を介して電流が流れ、コンデンサC1
が充電されることにより、オペアンプOP1の出力電圧
は徐々に降下していく。そして、コンデンサC1の両端
の電位差が、コンデンサC1と並列に接続されているダ
イオードD1の順方向電圧を越えると、ダイオードD1
が導通することにより、オペアンプOP1の出力電圧は
低電位側の一定の電圧となる。
【0019】また、図6(b)に示すLowレベルの方
形波がオペアンプの交流化信号入力端子に印加される
と、コンデンサC1が、コンデンサC1および抵抗R1
を介して充電されることにより、オペアンプOP1の出
力電圧は徐々に上昇していく。そして、コンデンサC1
の両端の電位差が、コンデンサC1と並列に接続されて
いるダイオードD2の順方向電圧を越えると、ダイオー
ドD2が導通することにより、オペアンプOP1の出力
電圧は高電位側の一定の電圧となる。これにより、図6
(b)に示すように、オペアンプの出力端子から台形波
の交流化信号が得られる。なお、ダイオードD1,D2
を複数個直列に接続することにより台形波の振幅レベル
を変化させることができる。この台形波の交流化信号を
コモンドライバ203に入力し、コモン電極を台形波の
交流駆動電圧で駆動することにより、図7に示すように
駆動用トランジスタのピーク電流を抑制することが可能
であり、これにより、TFT液晶表示モジュールの駆動
回路を小型化でき、TFT液晶表示モジュールの外形サ
イズを小さくすることが可能である。
形波がオペアンプの交流化信号入力端子に印加される
と、コンデンサC1が、コンデンサC1および抵抗R1
を介して充電されることにより、オペアンプOP1の出
力電圧は徐々に上昇していく。そして、コンデンサC1
の両端の電位差が、コンデンサC1と並列に接続されて
いるダイオードD2の順方向電圧を越えると、ダイオー
ドD2が導通することにより、オペアンプOP1の出力
電圧は高電位側の一定の電圧となる。これにより、図6
(b)に示すように、オペアンプの出力端子から台形波
の交流化信号が得られる。なお、ダイオードD1,D2
を複数個直列に接続することにより台形波の振幅レベル
を変化させることができる。この台形波の交流化信号を
コモンドライバ203に入力し、コモン電極を台形波の
交流駆動電圧で駆動することにより、図7に示すように
駆動用トランジスタのピーク電流を抑制することが可能
であり、これにより、TFT液晶表示モジュールの駆動
回路を小型化でき、TFT液晶表示モジュールの外形サ
イズを小さくすることが可能である。
【0020】前記図3に示す等価回路において、液晶容
量CLCの他端はコモン電極COMに接続されている。そ
して、本実施例1のTFT液晶表示モジュールでは、コ
モン電極を交流駆動波形で駆動するようにしたので、保
持容量CADDの他端が接続される前段のゲート信号線
も、コモン電極に印加される交流駆動波形と同位相・同
振幅の交流駆動波形を加えて駆動するようにしないと、
液晶容量CLCの両端の電位差が一定にたもつことができ
ない。そのため、本実施例1のTFT液晶表示モジュー
ルでは、図5に示すように、コモン電圧生成部202か
らの交流化信号をゲートオン電圧生成部204、ゲート
オフ電圧生成部205に入力して、コモン電極交流駆動
波形を加えたゲートオン電圧、ゲートオフ電圧を生成す
るようにしている。
量CLCの他端はコモン電極COMに接続されている。そ
して、本実施例1のTFT液晶表示モジュールでは、コ
モン電極を交流駆動波形で駆動するようにしたので、保
持容量CADDの他端が接続される前段のゲート信号線
も、コモン電極に印加される交流駆動波形と同位相・同
振幅の交流駆動波形を加えて駆動するようにしないと、
液晶容量CLCの両端の電位差が一定にたもつことができ
ない。そのため、本実施例1のTFT液晶表示モジュー
ルでは、図5に示すように、コモン電圧生成部202か
らの交流化信号をゲートオン電圧生成部204、ゲート
オフ電圧生成部205に入力して、コモン電極交流駆動
波形を加えたゲートオン電圧、ゲートオフ電圧を生成す
るようにしている。
【0021】図8は、本実施例1のTFT液晶表示モジ
ュールにおける、ゲートオン電圧生成部204、ゲート
オフ電圧生成部205の回路構成を示す図である。図8
において、ゲートオン電圧発生回路304は、定電流源
I1とツェナーダイオードZD1から構成されるレベル
シフト回路と、オペアンプOP2とPNP型トランジス
タTR1とNPN型トランジスタTR2から構成される
バッファ回路とで構成され、コモンドライバ203の出
力電圧を、レベルシフト回路でシフトし、そのシフトさ
れた電圧をバッファ回路で増幅するようにしたものであ
る。また、ゲートオフ電圧発生回路305は、定電流源
I2とツェナーダイオードZD2から構成されるレベル
シフト回路と、オペアンプOP3とPNP型トランジス
タTR3とNPN型トランジスタTR4から構成される
バッファ回路とで構成され、コモンドライバ203の出
力電圧を、レベルシフト回路でシフトし、そのシフトさ
れた電圧をバッファ回路で増幅するようにしたものであ
る。
ュールにおける、ゲートオン電圧生成部204、ゲート
オフ電圧生成部205の回路構成を示す図である。図8
において、ゲートオン電圧発生回路304は、定電流源
I1とツェナーダイオードZD1から構成されるレベル
シフト回路と、オペアンプOP2とPNP型トランジス
タTR1とNPN型トランジスタTR2から構成される
バッファ回路とで構成され、コモンドライバ203の出
力電圧を、レベルシフト回路でシフトし、そのシフトさ
れた電圧をバッファ回路で増幅するようにしたものであ
る。また、ゲートオフ電圧発生回路305は、定電流源
I2とツェナーダイオードZD2から構成されるレベル
シフト回路と、オペアンプOP3とPNP型トランジス
タTR3とNPN型トランジスタTR4から構成される
バッファ回路とで構成され、コモンドライバ203の出
力電圧を、レベルシフト回路でシフトし、そのシフトさ
れた電圧をバッファ回路で増幅するようにしたものであ
る。
【0022】図9に、コモン電極に印加されるコモン電
圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に
印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示
す。なお、図9において、ドレイン波形は黒を表示して
いるときのドレイン波形を示す。図5に示す回路におい
ては、ゲートオン電圧、および、ゲートオフ電圧の両方
にコモン電極交流駆動波形を加えたが、ゲートオン電圧
は、直流電圧でも薄膜トランジスタTFTは動作可能で
あるので、図5において、ゲートオン電圧生成部204
は省略可能である。ゲートオン電圧生成部204を省略
することにより、回路構成が簡単になり、それにより、
TFT液晶表示モジュールの小型化を図ることが可能で
ある。図10に、ゲートオン電圧生成部204を省略し
た場合の、コモン電極に印加されるコモン電圧、ドレイ
ンに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に印加される
ゲート電圧のレベル、および、その波形を示す。
圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に
印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示
す。なお、図9において、ドレイン波形は黒を表示して
いるときのドレイン波形を示す。図5に示す回路におい
ては、ゲートオン電圧、および、ゲートオフ電圧の両方
にコモン電極交流駆動波形を加えたが、ゲートオン電圧
は、直流電圧でも薄膜トランジスタTFTは動作可能で
あるので、図5において、ゲートオン電圧生成部204
は省略可能である。ゲートオン電圧生成部204を省略
することにより、回路構成が簡単になり、それにより、
TFT液晶表示モジュールの小型化を図ることが可能で
ある。図10に、ゲートオン電圧生成部204を省略し
た場合の、コモン電極に印加されるコモン電圧、ドレイ
ンに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に印加される
ゲート電圧のレベル、および、その波形を示す。
【0023】また、前記したように、ゲート1ライン目
の保持容量CADDの他端は、ダミーゲート信号線(G
0)に接続されている。前記最初のダミーゲート信号線
(G0)に、正規のゲート駆動電圧(ゲートオン電圧,
ゲートオフ電圧)を印加することにより、駆動条件を他
のゲート信号線と同じにすることができ、これにより、
1ライン目の画素のコントラストを向上させることがで
きる。さらに、前記最終のダミーゲート信号線(Gen
d+1)にも、正規のゲート駆動電圧(ゲートオン電
圧,ゲートオフ電圧)を印加することにより、駆動条件
を他のゲート信号線と同じにすることができ、これによ
り、最終ラインの画素のコントラストを向上させること
ができる。
の保持容量CADDの他端は、ダミーゲート信号線(G
0)に接続されている。前記最初のダミーゲート信号線
(G0)に、正規のゲート駆動電圧(ゲートオン電圧,
ゲートオフ電圧)を印加することにより、駆動条件を他
のゲート信号線と同じにすることができ、これにより、
1ライン目の画素のコントラストを向上させることがで
きる。さらに、前記最終のダミーゲート信号線(Gen
d+1)にも、正規のゲート駆動電圧(ゲートオン電
圧,ゲートオフ電圧)を印加することにより、駆動条件
を他のゲート信号線と同じにすることができ、これによ
り、最終ラインの画素のコントラストを向上させること
ができる。
【0024】図11は、本発明の液晶表示装置の実施例
(実施例2)であるTFT液晶表示モジュールの電源部
の回路構成を示す図である。本実施例2では、ゲートオ
ン電圧生成部が省略されている。なお、図11中に、図
5における、階調基準電圧生成部208、マルチプレク
サ209、コモン電圧生成部202、コモンドライバ2
03、レベルシフト回路207、ゲートオフ電圧生成部
205およびDC−DCコンバータ212を、点線枠で
示す。図11において、カレントミラー回路CMは、図
8に示す定電流源I2に相当し、ツェナーダイオードZ
D1とカレントミラー回路CMとでレベルシフト回路を
構成する。コモンドライバ203からの出力電圧が、レ
ベルシフト回路においてレベルシフトされ、そのレベル
シフトされた電圧がゲートオフ電圧として取り出され
る。
(実施例2)であるTFT液晶表示モジュールの電源部
の回路構成を示す図である。本実施例2では、ゲートオ
ン電圧生成部が省略されている。なお、図11中に、図
5における、階調基準電圧生成部208、マルチプレク
サ209、コモン電圧生成部202、コモンドライバ2
03、レベルシフト回路207、ゲートオフ電圧生成部
205およびDC−DCコンバータ212を、点線枠で
示す。図11において、カレントミラー回路CMは、図
8に示す定電流源I2に相当し、ツェナーダイオードZ
D1とカレントミラー回路CMとでレベルシフト回路を
構成する。コモンドライバ203からの出力電圧が、レ
ベルシフト回路においてレベルシフトされ、そのレベル
シフトされた電圧がゲートオフ電圧として取り出され
る。
【0025】また、図11においては、フレーム信号
(FLM)、および、クロック信号(CL3)は、レベ
ルシフト回路(410,420)でレベルシフトされ、
バッファ回路430に入力される。そして、バッファ回
路430から出力されたフレーム信号(FLM)および
クロック信号(CL3)が、ゲートドライバに入力され
るようになっている。しかしながら、何らかの原因によ
り、正電源にノイズが重畳されるとバッファ回路は正電
源を基準に動作しているため、バッファ回路430は誤
動作を行い、TFT液晶表示モジュールが誤表示をして
しまう。そのため、図11に示す回路構成においては、
正電源とレベルシフト回路出力との間にコンデンサC2
を接続するようにしている。
(FLM)、および、クロック信号(CL3)は、レベ
ルシフト回路(410,420)でレベルシフトされ、
バッファ回路430に入力される。そして、バッファ回
路430から出力されたフレーム信号(FLM)および
クロック信号(CL3)が、ゲートドライバに入力され
るようになっている。しかしながら、何らかの原因によ
り、正電源にノイズが重畳されるとバッファ回路は正電
源を基準に動作しているため、バッファ回路430は誤
動作を行い、TFT液晶表示モジュールが誤表示をして
しまう。そのため、図11に示す回路構成においては、
正電源とレベルシフト回路出力との間にコンデンサC2
を接続するようにしている。
【0026】前記バッファ回路430の誤動作につい
て、図12を用いて説明する。図12(a)に示す差動
増幅器タイプのレベルシフト回路において、正電源に同
図(b)に示すようなノイズが重畳された場合に、コン
デンサC2が接続されていないときには、レベルシフト
回路の出力端子に、正電源から重畳されたノイズが、ト
ランジスタTR5のコレクタ−ベース間の浮遊容量CCB
を介してアースに流れるために、レベルシフト回路の出
力電圧は、同図(b)実線で示すようにノイズの立ち下
がり部分でなだらかに変化する。このため、正電源を基
準にしてレベルシフト回路の出力電圧を考えると、同図
(c)に示すように、ノイズの立ち下がり部分におい
て、正電源とレベルシフト回路の出力電圧との電位差が
小さくなり偽パルスが発生し、これにより、バッファ回
路430は誤動作を行う。即ち、図11に示す電源部に
入力されるCL3がロウレベルの時に、ゲートドライバ
には前記偽パルスがCL3として入力される。ゲートド
ライバに前記偽パルスが入ると、ゲートドライバはシフ
ト動作を行うので誤表示が起る。
て、図12を用いて説明する。図12(a)に示す差動
増幅器タイプのレベルシフト回路において、正電源に同
図(b)に示すようなノイズが重畳された場合に、コン
デンサC2が接続されていないときには、レベルシフト
回路の出力端子に、正電源から重畳されたノイズが、ト
ランジスタTR5のコレクタ−ベース間の浮遊容量CCB
を介してアースに流れるために、レベルシフト回路の出
力電圧は、同図(b)実線で示すようにノイズの立ち下
がり部分でなだらかに変化する。このため、正電源を基
準にしてレベルシフト回路の出力電圧を考えると、同図
(c)に示すように、ノイズの立ち下がり部分におい
て、正電源とレベルシフト回路の出力電圧との電位差が
小さくなり偽パルスが発生し、これにより、バッファ回
路430は誤動作を行う。即ち、図11に示す電源部に
入力されるCL3がロウレベルの時に、ゲートドライバ
には前記偽パルスがCL3として入力される。ゲートド
ライバに前記偽パルスが入ると、ゲートドライバはシフ
ト動作を行うので誤表示が起る。
【0027】本実施例では、正電源とレベルシフト回路
の出力端子との間にコンデンサC2を接続することによ
り、正電源に重畳されたノイズと同じ波形のノイズが、
コンデンサCを通りレベルシフト回路の出力端子に重畳
されてキャンセルされるため、正電源を基準にしてレベ
ルシフト回路の出力電圧を考えると、同図(b)破線に
示すように、正電源とレベルシフト回路の出力電圧との
電位差は略一定の電位差となる。これにより同図(C)
破線に示すように偽パルスは発生せず、バッファ回路4
30の誤動作を防止することが可能となり、耐ノイズ性
を向上させることが可能である。なお、コンデンサC2
の値が大きいとレベルシフト回路の機能が失われ、C2
の値が小さいとノイズキャンセルの効果が少ないので、
コンデンサC2の値は、20〜100pFの値とする必
要がある。
の出力端子との間にコンデンサC2を接続することによ
り、正電源に重畳されたノイズと同じ波形のノイズが、
コンデンサCを通りレベルシフト回路の出力端子に重畳
されてキャンセルされるため、正電源を基準にしてレベ
ルシフト回路の出力電圧を考えると、同図(b)破線に
示すように、正電源とレベルシフト回路の出力電圧との
電位差は略一定の電位差となる。これにより同図(C)
破線に示すように偽パルスは発生せず、バッファ回路4
30の誤動作を防止することが可能となり、耐ノイズ性
を向上させることが可能である。なお、コンデンサC2
の値が大きいとレベルシフト回路の機能が失われ、C2
の値が小さいとノイズキャンセルの効果が少ないので、
コンデンサC2の値は、20〜100pFの値とする必
要がある。
【0028】また、従来のTFT液晶表示モジュールに
おいては、ドレイン信号線(D)に印加する電圧を変化
させて視角調整を行っていたが、視角調整を行うために
は、液晶の対向電極一画素電極間に印加する電圧を変化
させれば良いのであるから、本実施例2では、視角を調
整するために、コモン電極に印加される電圧を変化させ
るようにしている。そのため、図11に示す電源部10
2の回路構成においては、端子VA1,VA2,VA3
に図13に示すような可変抵抗を、端子VA1,VA
2,VA3に接続することにより、コモン電圧生成部2
02で生成される交流駆動波形のコモン電圧の振幅を変
化させるようにしている。これにより、比較的簡単な回
路構成によりTFT液晶表示モジュールの視角調整が可
能となり、また、TFT液晶表示モジュールの駆動回路
が簡単化されるとともに、TFT液晶表示モジュールの
外形寸法を小型化することが可能となる。
おいては、ドレイン信号線(D)に印加する電圧を変化
させて視角調整を行っていたが、視角調整を行うために
は、液晶の対向電極一画素電極間に印加する電圧を変化
させれば良いのであるから、本実施例2では、視角を調
整するために、コモン電極に印加される電圧を変化させ
るようにしている。そのため、図11に示す電源部10
2の回路構成においては、端子VA1,VA2,VA3
に図13に示すような可変抵抗を、端子VA1,VA
2,VA3に接続することにより、コモン電圧生成部2
02で生成される交流駆動波形のコモン電圧の振幅を変
化させるようにしている。これにより、比較的簡単な回
路構成によりTFT液晶表示モジュールの視角調整が可
能となり、また、TFT液晶表示モジュールの駆動回路
が簡単化されるとともに、TFT液晶表示モジュールの
外形寸法を小型化することが可能となる。
【0029】次に、図11に示す回路構成における階調
基準電圧生成部208と、マルチプレクサ209につい
て説明する。図11に示すように、階調基準電圧生成部
208は、2つの分圧回路で構成され、前記2つの分圧
回路の各出力がマルチプレクサ209に入力される。前
記2つの分圧回路の抵抗直列回路は、1番目の分圧回路
を構成する抵抗直列回路が、RB1,RB2,〜RB1
0であったとすると、2番目の分圧回路を構成する抵抗
直列回路は、RB10,RB9〜RB1の関係になるよ
うに構成されている。また、マルチプレクサ209は、
交流化信号(M)のHighレベル、Lowレベルに応
じて2つの分圧回路からの出力を切り替えて階調基準電
圧(V0〜V8)を出力するようにしている。
基準電圧生成部208と、マルチプレクサ209につい
て説明する。図11に示すように、階調基準電圧生成部
208は、2つの分圧回路で構成され、前記2つの分圧
回路の各出力がマルチプレクサ209に入力される。前
記2つの分圧回路の抵抗直列回路は、1番目の分圧回路
を構成する抵抗直列回路が、RB1,RB2,〜RB1
0であったとすると、2番目の分圧回路を構成する抵抗
直列回路は、RB10,RB9〜RB1の関係になるよ
うに構成されている。また、マルチプレクサ209は、
交流化信号(M)のHighレベル、Lowレベルに応
じて2つの分圧回路からの出力を切り替えて階調基準電
圧(V0〜V8)を出力するようにしている。
【0030】今仮に、ドレインドライバ211からドレ
イン電極にV7の階調基準電圧が、コモンドライバから
コモン電極にLowレベルのコモン電圧が印加されてい
るとすると、交流化信号(M)の反転に伴って、コモン
ドライバ203からコモン電極には、Highレベルの
コモン電圧が印加される。その場合に、ドレインドライ
バ211には、反転された表示用データが入力されドレ
インドライバ211からは、ドレイン電極にV1の階調
基準電圧が印加されるようになっている。抵抗直列回路
が2つある理由は、図43に示すように液晶にはガンマ
特性がある為、正転時と反転時でドレインドライバ21
1に与える階調基準電圧を切り換える必要があるからで
ある。また、図11に示すコモンドライバ203のオペ
アンプOP4の反転入力端子に接続される半固定抵抗
は、コモン信号電圧の直流レベルを調整するためのもの
である。
イン電極にV7の階調基準電圧が、コモンドライバから
コモン電極にLowレベルのコモン電圧が印加されてい
るとすると、交流化信号(M)の反転に伴って、コモン
ドライバ203からコモン電極には、Highレベルの
コモン電圧が印加される。その場合に、ドレインドライ
バ211には、反転された表示用データが入力されドレ
インドライバ211からは、ドレイン電極にV1の階調
基準電圧が印加されるようになっている。抵抗直列回路
が2つある理由は、図43に示すように液晶にはガンマ
特性がある為、正転時と反転時でドレインドライバ21
1に与える階調基準電圧を切り換える必要があるからで
ある。また、図11に示すコモンドライバ203のオペ
アンプOP4の反転入力端子に接続される半固定抵抗
は、コモン信号電圧の直流レベルを調整するためのもの
である。
【0031】次に、本発明の液晶表示装置の他の実施例
(実施例3)であるTFT液晶表示モジュールについて
説明する。本実施例3のTFT液晶表示モジュールは、
良好な階調表示が行えるようにしたものである。図14
に、本実施例3のTFT液晶表示モジュールのドレイン
ドライバ211の出力電圧発生回路の回路構成を示し、
ドレイン信号線(D)の総数分だけ設けられる出力電圧
発生回路の中の1回路分の回路構成を示している。な
お、本実施例3のTFT液晶表示モジュールのドレイン
ドライバ211の構成は、前記図40に示すドレインド
ライバ511と同じであり、表示用データのデータラッ
チ部と出力電圧発生回路とから構成される。
(実施例3)であるTFT液晶表示モジュールについて
説明する。本実施例3のTFT液晶表示モジュールは、
良好な階調表示が行えるようにしたものである。図14
に、本実施例3のTFT液晶表示モジュールのドレイン
ドライバ211の出力電圧発生回路の回路構成を示し、
ドレイン信号線(D)の総数分だけ設けられる出力電圧
発生回路の中の1回路分の回路構成を示している。な
お、本実施例3のTFT液晶表示モジュールのドレイン
ドライバ211の構成は、前記図40に示すドレインド
ライバ511と同じであり、表示用データのデータラッ
チ部と出力電圧発生回路とから構成される。
【0032】一般に図43に示すように、液晶の印加電
圧−透過率特性は、使用電圧範囲の両端部で非線形特性
が著しく、中央部では比較的線形特性を示す。そのた
め、本実施例3のTFT液晶表示モジュールのドレイン
ドライバ211の出力電圧発生回路においては、外部か
らの各階調基準電圧間に内挿する電圧値の数を使用電圧
範囲の両端部では少なくし、中央部で多くするように、
外部より入力される9値の階調基準電圧(V0〜V8)
間をそれぞれ16等分し、液晶の印加電圧−透過率特性
が非線形特性を示す使用電圧範囲の両端部では、16等
分の中から最も適切な3点、あるいは、7点の電圧をデ
コーダで選択し、また、液晶の印加電圧−透過率特性が
比較的線形特性を示す使用電圧範囲の中央部では、16
等分された電圧をデコーダ253で選択するようにした
ものである。したがって、本実施例3のTFT液晶表示
モジュールのドレインドライバの出力電圧発生回路にお
いては、各階調基準電圧間に内装される階調数は順に、
3,3,7,15,15,7,3,3となっている。
圧−透過率特性は、使用電圧範囲の両端部で非線形特性
が著しく、中央部では比較的線形特性を示す。そのた
め、本実施例3のTFT液晶表示モジュールのドレイン
ドライバ211の出力電圧発生回路においては、外部か
らの各階調基準電圧間に内挿する電圧値の数を使用電圧
範囲の両端部では少なくし、中央部で多くするように、
外部より入力される9値の階調基準電圧(V0〜V8)
間をそれぞれ16等分し、液晶の印加電圧−透過率特性
が非線形特性を示す使用電圧範囲の両端部では、16等
分の中から最も適切な3点、あるいは、7点の電圧をデ
コーダで選択し、また、液晶の印加電圧−透過率特性が
比較的線形特性を示す使用電圧範囲の中央部では、16
等分された電圧をデコーダ253で選択するようにした
ものである。したがって、本実施例3のTFT液晶表示
モジュールのドレインドライバの出力電圧発生回路にお
いては、各階調基準電圧間に内装される階調数は順に、
3,3,7,15,15,7,3,3となっている。
【0033】また、階調基準電圧生成部208において
は、9値の階調基準電圧(V0〜V8)を、液晶の電圧
−透過率特性が非線形特性を示す使用電圧範囲の両端部
の階調基準電圧(V0−V1,V1−V2,V2−V
3、V5−V6、V6−V7,V7−V8)間では電位
差が小さく、液晶の印加電圧−透過率特性が比較的線形
特性を示す使用電圧範囲の中央部の階調基準電圧(V3
−V4,V4−V5)間では電位差が大きくなるような
階調基準電圧を生成する。図15は、図14における各
階調基準電圧と出力電圧との関係を示す図である。図1
5では、全部で65値の出力電圧値が得られるが、この
うち、V8に等しいVO64は使用しない。また、図1
6は、図15におけるデコーダ入力とデコーダ出力の対
応関係を示す表である。
は、9値の階調基準電圧(V0〜V8)を、液晶の電圧
−透過率特性が非線形特性を示す使用電圧範囲の両端部
の階調基準電圧(V0−V1,V1−V2,V2−V
3、V5−V6、V6−V7,V7−V8)間では電位
差が小さく、液晶の印加電圧−透過率特性が比較的線形
特性を示す使用電圧範囲の中央部の階調基準電圧(V3
−V4,V4−V5)間では電位差が大きくなるような
階調基準電圧を生成する。図15は、図14における各
階調基準電圧と出力電圧との関係を示す図である。図1
5では、全部で65値の出力電圧値が得られるが、この
うち、V8に等しいVO64は使用しない。また、図1
6は、図15におけるデコーダ入力とデコーダ出力の対
応関係を示す表である。
【0034】以上説明したように、本実施例3のTFT
液晶表示モジュールにおける階調基準電圧生成部208
とドレインドライバ211の出力電圧発生部を使用すれ
ば、液晶の印加電圧−透過率特性の非線形特性が著しい
使用電圧範囲の両端部において、外部より任意に設定で
きる階調基準電圧数を多くでき、本来望ましい階調電圧
とドレインドライバ内部で生成される階調電圧との「ず
れ」を少なくできる。ただし、液晶の印加電圧−透過率
特性が、線形特性を示す使用電圧範囲の中央部において
は、外部より任意に設定できる階調基準電圧数が減少
し、ドレインドライバ211の内部で生成される階調電
圧数が増加する。
液晶表示モジュールにおける階調基準電圧生成部208
とドレインドライバ211の出力電圧発生部を使用すれ
ば、液晶の印加電圧−透過率特性の非線形特性が著しい
使用電圧範囲の両端部において、外部より任意に設定で
きる階調基準電圧数を多くでき、本来望ましい階調電圧
とドレインドライバ内部で生成される階調電圧との「ず
れ」を少なくできる。ただし、液晶の印加電圧−透過率
特性が、線形特性を示す使用電圧範囲の中央部において
は、外部より任意に設定できる階調基準電圧数が減少
し、ドレインドライバ211の内部で生成される階調電
圧数が増加する。
【0035】しかしながら、使用電圧範囲の中央部は、
液晶の印加電圧−透過率特性が比較的線形特性を示すの
で、望ましい階調電圧とドレインドライバ211の内部
で生成される階調電圧との「ずれ」があまり大きくなら
ず、大きな問題となることはない。これにより、液晶の
電圧−輝度特性にあったガンマ補正電圧を得ることがで
き、より良好な階調表示特性を得ることが可能である。
しかも、外部から入力する階調基準電圧値の数を増やす
必要もなく、また、周辺回路を増加する必要もないの
で、周辺回路部品の増加に伴うコストアップや実装面積
の増大もない。
液晶の印加電圧−透過率特性が比較的線形特性を示すの
で、望ましい階調電圧とドレインドライバ211の内部
で生成される階調電圧との「ずれ」があまり大きくなら
ず、大きな問題となることはない。これにより、液晶の
電圧−輝度特性にあったガンマ補正電圧を得ることがで
き、より良好な階調表示特性を得ることが可能である。
しかも、外部から入力する階調基準電圧値の数を増やす
必要もなく、また、周辺回路を増加する必要もないの
で、周辺回路部品の増加に伴うコストアップや実装面積
の増大もない。
【0036】本実施例1のTFT液晶表示モジュールに
おいては、図1に示すように、ドレインドライバ211
を液晶表示パネル(LCD)の上側にのみ配置する。図
17は、本実施例1のTFT液晶表示モジュールにおけ
る、ドレインドライバ211に対する表示用データとク
ロック信号の流れを示す図である。ドレインドライバ2
11の前段のキャリー出力は、そのまま次段のドレイン
ドライバ211のキャリー入力に入力される。このキャ
リー信号によりドレインドライバ211のデータラッチ
部511のラッチ動作が制御され、誤った表示データが
データラッチ部511に書き込まれるのを防止してい
る。
おいては、図1に示すように、ドレインドライバ211
を液晶表示パネル(LCD)の上側にのみ配置する。図
17は、本実施例1のTFT液晶表示モジュールにおけ
る、ドレインドライバ211に対する表示用データとク
ロック信号の流れを示す図である。ドレインドライバ2
11の前段のキャリー出力は、そのまま次段のドレイン
ドライバ211のキャリー入力に入力される。このキャ
リー信号によりドレインドライバ211のデータラッチ
部511のラッチ動作が制御され、誤った表示データが
データラッチ部511に書き込まれるのを防止してい
る。
【0037】表示制御部201は、本体コンピュータと
のインターフェースの役割をもち、本体コンピュータか
ら送信されてくる制御信号、クロックおよび表示用デー
タを基に、ドレインドライバ211、および、ゲートド
ライバ206の駆動を行う。本実施例1のTFT液晶表
示モジュールにおける、表示制御装置201において
は、本体コンピュータから送信されてくる単純1列の表
示データを、ドレインドライバ211に入力するように
している。図18は、図17に示す表示制御装置201
の概略構成を示すブロック図である。図19は、図18
に示す表示制御装置201のタイミングチャートを示す
図である。本実施例1のTFT液晶表示モジュールにお
いて、表示制御装置201は、データ処理部221と制
御信号処理/生成部222とから構成され、制御信号処
理/生成部222は、本体コンピュータからの制御信号
(クロック,表示タイミング信号,同期信号)を受け
て、データ処理部221および各液晶ドライバ(ドレイ
ンドライバ211,ゲートドライバ206)への制御信
号を生成する。
のインターフェースの役割をもち、本体コンピュータか
ら送信されてくる制御信号、クロックおよび表示用デー
タを基に、ドレインドライバ211、および、ゲートド
ライバ206の駆動を行う。本実施例1のTFT液晶表
示モジュールにおける、表示制御装置201において
は、本体コンピュータから送信されてくる単純1列の表
示データを、ドレインドライバ211に入力するように
している。図18は、図17に示す表示制御装置201
の概略構成を示すブロック図である。図19は、図18
に示す表示制御装置201のタイミングチャートを示す
図である。本実施例1のTFT液晶表示モジュールにお
いて、表示制御装置201は、データ処理部221と制
御信号処理/生成部222とから構成され、制御信号処
理/生成部222は、本体コンピュータからの制御信号
(クロック,表示タイミング信号,同期信号)を受け
て、データ処理部221および各液晶ドライバ(ドレイ
ンドライバ211,ゲートドライバ206)への制御信
号を生成する。
【0038】また、制御信号処理/生成部222は、ド
レインドライバ駆動回路223と、ゲートドライバ駆動
回路224と、出力クロック生成回路225からなり、
出力クロック生成回路225において、データ出力クロ
ックおよびドレインドライバ211へのシフトクロック
(CL2)を生成する。データ処理部221は、D型フ
リップフロップ226と、論理処理回路227と、D型
フリップフロップ228とが従属接続されてなり、本体
コンピュータからの表示用データを受け取り、制御信号
処理/生成部222からのクロック信号を基にドレイン
ドライバ211に表示用データを出力する。データ処理
部221の論理処理回路227は、表示用データを反転
するために挿入されるもので、図20に示すマルチプレ
クサで構成できる。なお、表示用データの反転が必要な
ければ、論理処理回路227は必要ない。
レインドライバ駆動回路223と、ゲートドライバ駆動
回路224と、出力クロック生成回路225からなり、
出力クロック生成回路225において、データ出力クロ
ックおよびドレインドライバ211へのシフトクロック
(CL2)を生成する。データ処理部221は、D型フ
リップフロップ226と、論理処理回路227と、D型
フリップフロップ228とが従属接続されてなり、本体
コンピュータからの表示用データを受け取り、制御信号
処理/生成部222からのクロック信号を基にドレイン
ドライバ211に表示用データを出力する。データ処理
部221の論理処理回路227は、表示用データを反転
するために挿入されるもので、図20に示すマルチプレ
クサで構成できる。なお、表示用データの反転が必要な
ければ、論理処理回路227は必要ない。
【0039】図19から明かなように、データ出力クロ
ックは、本体コンピュータから入力されるクロック信号
および表示用データの周波数と同じであり、本体コンピ
ュータからのクロック信号と同一周波数のクロック信号
により、D型フリップフロップ226に取り込まれた表
示用データは、D型フリップフロップ228からクロッ
ク信号によりデータバスに出力され、本体コンピュータ
から送信されてくる単純1列の表示用データを、データ
バスに出力する。以上説明したように、本実施例1によ
れば、TFT液晶表示モジュールにおいて、ドレインド
ライバを液晶表示パネルの上下のどちらか一方に配置す
るようにしたので、液晶表示パネルの額縁の面積を小さ
くでき、これにより、液晶表示装置の外形寸法にくらべ
表示領域を大きくすることが可能である。また、本実施
例1のTFT液晶表示モジュールにおいては、表示制御
装置201とドレインドライバ211との間に図5に示
すようにバッファ回路210が挿入されている。
ックは、本体コンピュータから入力されるクロック信号
および表示用データの周波数と同じであり、本体コンピ
ュータからのクロック信号と同一周波数のクロック信号
により、D型フリップフロップ226に取り込まれた表
示用データは、D型フリップフロップ228からクロッ
ク信号によりデータバスに出力され、本体コンピュータ
から送信されてくる単純1列の表示用データを、データ
バスに出力する。以上説明したように、本実施例1によ
れば、TFT液晶表示モジュールにおいて、ドレインド
ライバを液晶表示パネルの上下のどちらか一方に配置す
るようにしたので、液晶表示パネルの額縁の面積を小さ
くでき、これにより、液晶表示装置の外形寸法にくらべ
表示領域を大きくすることが可能である。また、本実施
例1のTFT液晶表示モジュールにおいては、表示制御
装置201とドレインドライバ211との間に図5に示
すようにバッファ回路210が挿入されている。
【0040】図21は、本発明の液晶表示装置の他の実
施例(実施例4)であるTFT液晶表示モジュールのバ
ッファ回路の概略構成を示すブロック図である。前記実
施例1の場合に、バッファ回路210からの1系統のク
ロック信号で全てのドレインドレイバ211を駆動して
いる。この場合に、ドレインドレイバ211の数が多く
なったときに、バッファ回路210が、ドレインドレイ
バ211を駆動できなくなる恐れがあり、安定したクロ
ック信号が供給されない場合がある。そのため、本実施
例4のTFT液晶表示モジュールにおいては、クロック
信号を2系統に分け、その2系統のクロック信号を、各
々独立したバッファ回路(451、452)から供給す
るようにしたものである。これにより、負荷となるドレ
インドレイバ211の数が多くなったときにおいても、
安定したクロック信号を供給することが可能となる。前
記各実施例において、実際の液晶駆動回路は、それぞれ
専用のLSI,ICを使用して液晶駆動回路が構成され
る。
施例(実施例4)であるTFT液晶表示モジュールのバ
ッファ回路の概略構成を示すブロック図である。前記実
施例1の場合に、バッファ回路210からの1系統のク
ロック信号で全てのドレインドレイバ211を駆動して
いる。この場合に、ドレインドレイバ211の数が多く
なったときに、バッファ回路210が、ドレインドレイ
バ211を駆動できなくなる恐れがあり、安定したクロ
ック信号が供給されない場合がある。そのため、本実施
例4のTFT液晶表示モジュールにおいては、クロック
信号を2系統に分け、その2系統のクロック信号を、各
々独立したバッファ回路(451、452)から供給す
るようにしたものである。これにより、負荷となるドレ
インドレイバ211の数が多くなったときにおいても、
安定したクロック信号を供給することが可能となる。前
記各実施例において、実際の液晶駆動回路は、それぞれ
専用のLSI,ICを使用して液晶駆動回路が構成され
る。
【0041】図22は、本発明の液晶表示装置の他の実
施例(実施例5)であるTFT液晶表示モジュールの表
示制御装置の概略構成を示すブロック図である。図22
において、前記図39と相違する部分は、TFT液晶表
示モジュールの表示制御装置201と液晶ドライバ(ド
レインドライバ211,ゲートドライバ206)との間
に、バッファ回路(451,452)を挿入したことに
ある。これにより、従来のTFT液晶表示モジュールの
表示制御装置201が負担していた液晶ドライバ(ドレ
インドライバ211,ゲートドライバ206)の駆動
を、バッファ回路(451,452)で行うようにした
ものである。このバッファ回路(451,452)は、
駆動する出力端子数によっては複数個の半導体集積回路
で構成することもできる。これにより、表示制御装置2
01の消費電力、即ち、発熱を各バッファ回路(45
1,452)に分散することができる。
施例(実施例5)であるTFT液晶表示モジュールの表
示制御装置の概略構成を示すブロック図である。図22
において、前記図39と相違する部分は、TFT液晶表
示モジュールの表示制御装置201と液晶ドライバ(ド
レインドライバ211,ゲートドライバ206)との間
に、バッファ回路(451,452)を挿入したことに
ある。これにより、従来のTFT液晶表示モジュールの
表示制御装置201が負担していた液晶ドライバ(ドレ
インドライバ211,ゲートドライバ206)の駆動
を、バッファ回路(451,452)で行うようにした
ものである。このバッファ回路(451,452)は、
駆動する出力端子数によっては複数個の半導体集積回路
で構成することもできる。これにより、表示制御装置2
01の消費電力、即ち、発熱を各バッファ回路(45
1,452)に分散することができる。
【0042】そして、表示制御装置201からバッファ
回路(451,452)への配線容量(約20[p
F])に比べ、バッファ回路(451,452)から液
晶ドライバ群(ドレインドライバ211,ゲートドライ
バ206)への配線容量(接続されるドライバICの個
数にもよるが、約100[pF]以上)が大きいことに
より、表示制御装置201の消費電力を、各バッファ回
路(451,452)に分散する効果は大きいものがあ
る。なお、プリント基板上に部品を載置する場合、表示
制御装置201とバッファ回路(451,452)と
は、できるだけ近付けた方が、配線容量が低減するので
表示制御装置201の消費電力を抑えることが可能であ
る。本実施例5のTFT液晶表示モジュールでは、前記
バッファ回路(451,452)をあえてカスタム半導
体集積回路として開発する必要はなく、標準半導体集積
回路で実現可能である。
回路(451,452)への配線容量(約20[p
F])に比べ、バッファ回路(451,452)から液
晶ドライバ群(ドレインドライバ211,ゲートドライ
バ206)への配線容量(接続されるドライバICの個
数にもよるが、約100[pF]以上)が大きいことに
より、表示制御装置201の消費電力を、各バッファ回
路(451,452)に分散する効果は大きいものがあ
る。なお、プリント基板上に部品を載置する場合、表示
制御装置201とバッファ回路(451,452)と
は、できるだけ近付けた方が、配線容量が低減するので
表示制御装置201の消費電力を抑えることが可能であ
る。本実施例5のTFT液晶表示モジュールでは、前記
バッファ回路(451,452)をあえてカスタム半導
体集積回路として開発する必要はなく、標準半導体集積
回路で実現可能である。
【0043】また、本実施例5のTFT液晶表示モジュ
ールにおいては、バッファ回路(451,452)に、
非反転回路素子を使用しているが、回路構成によって
は、反転回路素子(インバータ)、あるいは、フリップ
・フロップ回路を使用することも可能である。しかし、
本実施例5のTFT液晶表示モジュールでは、バッファ
回路(451,452)を追加する関係上、実装される
半導体集積回路の総面積が増加してしまうことと、表示
制御装置201からバッファ回路(451,452)を
駆動する分だけの消費電力が総合的には増加することに
なる。また、表示制御装置201は、ドレインドライバ
211の駆動において、制御信号より表示用データバス
の方が出力本数が多い。表示階調が増加すれば、その
分、表示制御装置201からのデータの出力本数も増加
する。そこで、表示制御装置201を、データ処理部と
制御信号処理/生成部とに分けて消費電力を、より少な
くすることが可能である。
ールにおいては、バッファ回路(451,452)に、
非反転回路素子を使用しているが、回路構成によって
は、反転回路素子(インバータ)、あるいは、フリップ
・フロップ回路を使用することも可能である。しかし、
本実施例5のTFT液晶表示モジュールでは、バッファ
回路(451,452)を追加する関係上、実装される
半導体集積回路の総面積が増加してしまうことと、表示
制御装置201からバッファ回路(451,452)を
駆動する分だけの消費電力が総合的には増加することに
なる。また、表示制御装置201は、ドレインドライバ
211の駆動において、制御信号より表示用データバス
の方が出力本数が多い。表示階調が増加すれば、その
分、表示制御装置201からのデータの出力本数も増加
する。そこで、表示制御装置201を、データ処理部と
制御信号処理/生成部とに分けて消費電力を、より少な
くすることが可能である。
【0044】図23は、本発明の液晶表示装置の他の実
施例(実施例6)であるTFT液晶表示モジュールの表
示制御装置の概略構成を示すブロック図である。本実施
例6は、表示制御装置201を、データ処理部と制御信
号処理/生成部とに分けた場合の実施例である。図24
は、図23に示すデータ処理部の回路構成を示す図であ
る。図25は、図23に示すデータ処理部のタイミング
チャートを示す図である。図24において、制御信号処
理/生成部230は、本体コンピュータからの制御信号
(クロック,表示タイミング信号,同期信号)を受け
て、データ処理部(231,232)および各液晶ドラ
イバへ(ドレインドライバ211,ゲートドライバ20
6)の制御信号を生成する。図24に示すデータ処理部
(231,232)は、マルチプレクサ233と、クロ
ックCK1が入力されるD型フリップフロップ234
と、クロックCK2が入力されるD型フリップフロップ
235とが従属接続されてなり、本体コンピュータから
の表示用データを受け取り、制御信号処理/生成部23
0からのクロック信号を基にドレインドライバ211に
表示用データを出力する。
施例(実施例6)であるTFT液晶表示モジュールの表
示制御装置の概略構成を示すブロック図である。本実施
例6は、表示制御装置201を、データ処理部と制御信
号処理/生成部とに分けた場合の実施例である。図24
は、図23に示すデータ処理部の回路構成を示す図であ
る。図25は、図23に示すデータ処理部のタイミング
チャートを示す図である。図24において、制御信号処
理/生成部230は、本体コンピュータからの制御信号
(クロック,表示タイミング信号,同期信号)を受け
て、データ処理部(231,232)および各液晶ドラ
イバへ(ドレインドライバ211,ゲートドライバ20
6)の制御信号を生成する。図24に示すデータ処理部
(231,232)は、マルチプレクサ233と、クロ
ックCK1が入力されるD型フリップフロップ234
と、クロックCK2が入力されるD型フリップフロップ
235とが従属接続されてなり、本体コンピュータから
の表示用データを受け取り、制御信号処理/生成部23
0からのクロック信号を基にドレインドライバ211に
表示用データを出力する。
【0045】図25に示すタイミングチャートから明か
なように、上側のデータ処理部231に入力されるクロ
ック信号(CK2)と、下側のデータ処理部232に入
力されるクロック信号(CK2)とは、位相が180゜
相違しており、また、クロック信号(CK2)は、本体
コンピュータからのクロック信号の2倍の周期を有して
いる。これにより、上側および下側のデータ処理部(2
31,232)において、本体コンピュータからのクロ
ック信号と同一周波数のクロック信号(CK1)によ
り、D型フリップフロップ234に取り込まれた表示用
データは、上側のデータ処理部231のD型フリップフ
ロップ235において、クロック信号(CK2)により
1つおきの表示用データ(a,c,e…)が取り込ま
れ、上側データバスに出力され、同様に、下側のデータ
処理部232のD型フリップフロップ235において、
クロック信号(CK2)により1つおきの表示用データ
(b,d,f…)が取り込まれ、下側データバスに出力
される。なお、表示用データは、各色毎6ビットの18
ビットで構成されている。
なように、上側のデータ処理部231に入力されるクロ
ック信号(CK2)と、下側のデータ処理部232に入
力されるクロック信号(CK2)とは、位相が180゜
相違しており、また、クロック信号(CK2)は、本体
コンピュータからのクロック信号の2倍の周期を有して
いる。これにより、上側および下側のデータ処理部(2
31,232)において、本体コンピュータからのクロ
ック信号と同一周波数のクロック信号(CK1)によ
り、D型フリップフロップ234に取り込まれた表示用
データは、上側のデータ処理部231のD型フリップフ
ロップ235において、クロック信号(CK2)により
1つおきの表示用データ(a,c,e…)が取り込ま
れ、上側データバスに出力され、同様に、下側のデータ
処理部232のD型フリップフロップ235において、
クロック信号(CK2)により1つおきの表示用データ
(b,d,f…)が取り込まれ、下側データバスに出力
される。なお、表示用データは、各色毎6ビットの18
ビットで構成されている。
【0046】本実施例6のTFT液晶表示モジュールで
は、データ処理部(231,232)がドレインドライ
バ211への駆動を兼ねているので、表示制御装置20
1の全消費電力は、従来例と変わらない。また、制御信
号処理/生成部230は、データ処理を行う必要がない
ので、パッケージの大きさは、従来例の表示制御装置2
01が、100から150端子数であったのに対して、
本実施例6のTFT液晶表示モジュールでは、50以下
の端子数で実現可能である。本実施例6のTFT液晶表
示モジュールにおいては、マルチプレクサ233が挿入
されているが、これは、ドレインドライバ211に使用
するICが、液晶に与える電圧の交流化周期に合わせ
て、データを反転する必要があるためである。なお、デ
ータの反転が必要なく、また、データの取り込みが1回
で処理できる場合には、このデータ処理部(231,2
32)には、標準半導体集積回路が使用可能である。
は、データ処理部(231,232)がドレインドライ
バ211への駆動を兼ねているので、表示制御装置20
1の全消費電力は、従来例と変わらない。また、制御信
号処理/生成部230は、データ処理を行う必要がない
ので、パッケージの大きさは、従来例の表示制御装置2
01が、100から150端子数であったのに対して、
本実施例6のTFT液晶表示モジュールでは、50以下
の端子数で実現可能である。本実施例6のTFT液晶表
示モジュールにおいては、マルチプレクサ233が挿入
されているが、これは、ドレインドライバ211に使用
するICが、液晶に与える電圧の交流化周期に合わせ
て、データを反転する必要があるためである。なお、デ
ータの反転が必要なく、また、データの取り込みが1回
で処理できる場合には、このデータ処理部(231,2
32)には、標準半導体集積回路が使用可能である。
【0047】図26は、本発明の液晶表示装置の他の実
施例(実施例7)であるTFT液晶表示モジュールの表
示制御装置の概略構成を示すブロック図である。本実施
例7は、前記実施例6において、本体コンピュータから
の表示用データが2画素並列に上側および下側のデータ
処理部に入力されるTFT液晶表示モジュールの実施例
であり、高精細TFT液晶表示モジュールに対応した実
施例である。図27は、図26に示すデータ処理部のタ
イミングチャートを示す図である。本実施例7のTFT
液晶表示モジュールでは、図27のタイミングチャート
から明かなように、本体コンピュータからの表示用デー
タが2画素、並列に上側および下側のデータ処理部(2
31,232)に入力されるために、クロック信号(C
K1)およびクロック信号(CK2)が、本体コンピュ
ータからのクロック信号と同一周波数である。これによ
り、上側および下側のデータ処理部(231,232)
において、本体コンピュータからのクロック信号と同一
周波数のクロック信号(CK1)により、D型フリップ
フロップ234に取り込まれた表示用データは、D型フ
リップフロップ235から、クロック信号(CK2)に
より並列に入力された表示用データ(A,B,C…)お
よび(a,b,c…)が、上側および下側データバスに
出力される。
施例(実施例7)であるTFT液晶表示モジュールの表
示制御装置の概略構成を示すブロック図である。本実施
例7は、前記実施例6において、本体コンピュータから
の表示用データが2画素並列に上側および下側のデータ
処理部に入力されるTFT液晶表示モジュールの実施例
であり、高精細TFT液晶表示モジュールに対応した実
施例である。図27は、図26に示すデータ処理部のタ
イミングチャートを示す図である。本実施例7のTFT
液晶表示モジュールでは、図27のタイミングチャート
から明かなように、本体コンピュータからの表示用デー
タが2画素、並列に上側および下側のデータ処理部(2
31,232)に入力されるために、クロック信号(C
K1)およびクロック信号(CK2)が、本体コンピュ
ータからのクロック信号と同一周波数である。これによ
り、上側および下側のデータ処理部(231,232)
において、本体コンピュータからのクロック信号と同一
周波数のクロック信号(CK1)により、D型フリップ
フロップ234に取り込まれた表示用データは、D型フ
リップフロップ235から、クロック信号(CK2)に
より並列に入力された表示用データ(A,B,C…)お
よび(a,b,c…)が、上側および下側データバスに
出力される。
【0048】また、前記実施例6及び本実施例7のTF
T液晶表示モジュールにおいては、データ処理部(23
1,232)は、複数個の半導体集積回路で構成するこ
とができ、さらに、256階調等のより多階調化,高精
細化に対応できるように、制御信号処理/生成部230
を構成することにより、多階調化を実現する場合に、新
しく制御信号処理/生成部230を開発する必要がなく
なる。さらに、この半導体集積回路においては、TSO
P(Thin Small Outline Package)のような小型パッケ
ージの半導体集積回路で実現することも可能である。以
上説明したように、前記各実施例のTFT液晶表示モジ
ュールにおいては、従来のTFT液晶表示モジュールに
おける表示制御装置201を複数個の半導体集積回路で
構成、あるいは、機能を複数個の半導体集積回路で構成
するようにしたので、消費電力を分散することが可能で
ある。
T液晶表示モジュールにおいては、データ処理部(23
1,232)は、複数個の半導体集積回路で構成するこ
とができ、さらに、256階調等のより多階調化,高精
細化に対応できるように、制御信号処理/生成部230
を構成することにより、多階調化を実現する場合に、新
しく制御信号処理/生成部230を開発する必要がなく
なる。さらに、この半導体集積回路においては、TSO
P(Thin Small Outline Package)のような小型パッケ
ージの半導体集積回路で実現することも可能である。以
上説明したように、前記各実施例のTFT液晶表示モジ
ュールにおいては、従来のTFT液晶表示モジュールに
おける表示制御装置201を複数個の半導体集積回路で
構成、あるいは、機能を複数個の半導体集積回路で構成
するようにしたので、消費電力を分散することが可能で
ある。
【0049】また、図28に示すように、前記各実施例
のTFT液晶表示モジュールにおいて、コントローラ部
101が実装されるプリント基板(インターフェース基
板)のI/Fコネクタに、特定の端子を設け、当該特定
端子からTFT液晶表示モジュールの電源部102の各
種信号電圧の中でモニタしたい信号電圧、例えば、コモ
ン信号電圧の直流レベル、コモン信号電圧の振幅レベ
ル、ゲートオンおよびゲートオフ信号電圧の直流レベ
ル、ゲートオンおよびゲートオフ信号電圧の振幅レベ
ル、階調電圧等を取り出すようにすることも可能であ
る。それにより、I/Fコネクタを挿入して、TFT液
晶表示モジュールの電源部102の各種信号電圧をモニ
タすることができ、これにより、製造工程中および最終
検査工程における調整部分の調整作業が簡単化され、作
業工程が低減化される。
のTFT液晶表示モジュールにおいて、コントローラ部
101が実装されるプリント基板(インターフェース基
板)のI/Fコネクタに、特定の端子を設け、当該特定
端子からTFT液晶表示モジュールの電源部102の各
種信号電圧の中でモニタしたい信号電圧、例えば、コモ
ン信号電圧の直流レベル、コモン信号電圧の振幅レベ
ル、ゲートオンおよびゲートオフ信号電圧の直流レベ
ル、ゲートオンおよびゲートオフ信号電圧の振幅レベ
ル、階調電圧等を取り出すようにすることも可能であ
る。それにより、I/Fコネクタを挿入して、TFT液
晶表示モジュールの電源部102の各種信号電圧をモニ
タすることができ、これにより、製造工程中および最終
検査工程における調整部分の調整作業が簡単化され、作
業工程が低減化される。
【0050】また、前記図28に示すように、前記各実
施例のTFT液晶表示モジュールにおいて、I/Fコネ
クタの特定端子を、TFT液晶表示モジュールの駆動回
路の特定の箇所、例えば、図11に示すコモンドライバ
203のオペアンプOP4の反転入力端子に接続し、外
部から電圧を印加することにより、コモン信号電圧の直
流レベルを外部から調整することもできる。それによ
り、I/Fコネクタを挿入して、外部から調整電圧を印
加することができ、これにより、TFT液晶表示モジュ
ールの駆動回路の試験等が外部から簡単に行える。
施例のTFT液晶表示モジュールにおいて、I/Fコネ
クタの特定端子を、TFT液晶表示モジュールの駆動回
路の特定の箇所、例えば、図11に示すコモンドライバ
203のオペアンプOP4の反転入力端子に接続し、外
部から電圧を印加することにより、コモン信号電圧の直
流レベルを外部から調整することもできる。それによ
り、I/Fコネクタを挿入して、外部から調整電圧を印
加することができ、これにより、TFT液晶表示モジュ
ールの駆動回路の試験等が外部から簡単に行える。
【0051】また、前記各実施例のTFT液晶表示モジ
ュールは、各色毎の表示用データが6ビットで構成さ
れ、64階調表示可能であるの対して、本体コンピュー
タから送信されてくる表示用データが、各色毎の6ビッ
ト未満の、例えば、各色毎の4ビットで構成されること
が想定される。その場合に、本体コンピュータ側からの
各色毎の4ビットの表示用データを、各色毎の6ビット
の表示用データに変換する必要がある。そこで、本発明
では、図29に示すように、前記した場合における最適
なデジタル−デジタル変換方法を提案する。図29にお
いて、出力4ビットは本体コンピュータからの出力され
る各色毎の4ビットの表示用データを示し、入力6ビッ
トは前記各実施例におけるTFT液晶パネル(LCD)
のドレインドライバ211に入力される各色毎の6ビッ
トの表示用データを示す。
ュールは、各色毎の表示用データが6ビットで構成さ
れ、64階調表示可能であるの対して、本体コンピュー
タから送信されてくる表示用データが、各色毎の6ビッ
ト未満の、例えば、各色毎の4ビットで構成されること
が想定される。その場合に、本体コンピュータ側からの
各色毎の4ビットの表示用データを、各色毎の6ビット
の表示用データに変換する必要がある。そこで、本発明
では、図29に示すように、前記した場合における最適
なデジタル−デジタル変換方法を提案する。図29にお
いて、出力4ビットは本体コンピュータからの出力され
る各色毎の4ビットの表示用データを示し、入力6ビッ
トは前記各実施例におけるTFT液晶パネル(LCD)
のドレインドライバ211に入力される各色毎の6ビッ
トの表示用データを示す。
【0052】図29に示すデジタル−デジタル変換方法
においては、本体コンピュータ側からの4ビットの表示
用データを、そのまま、TFT液晶パネル(LCD)の
ドレインドライバ211に入力される6ビットの上位4
ビットの表示用データとし、TFT液晶パネル(LC
D)のドレインドライバ211に入力される6ビットの
入力データのない下位2ビットに、本体コンピュータ側
からの4ビットの上位2ビットのデータを入力するよう
にしている。図30に、図29に示すデジタルーデジタ
ル変換方法により、4ビットから6ビットに変換された
ビット列を示す。図30から明らかなように、図29に
示すデジタル−デジタル変換方法によれば、全ビットL
ow(0,0,0,0,0,0)から、全ビットHig
h(1,1,1,1,1,1)までの間を最適な幅で間
引いたビット列が得られる。これにより、図29に示す
デジタル−デジタル変換方法では、表示用データの不足
する下位ビットをLowまたはHighに固定する従来
の方法と比べ、100%の白または黒を表示できるとと
もに、リニアな階調表示が可能となる。なお、図29に
示すデジタル−デジタル変換方法では、4ビットから6
ビットに変換する場合を例にあげて説明したが、これに
限定されるわけではない。
においては、本体コンピュータ側からの4ビットの表示
用データを、そのまま、TFT液晶パネル(LCD)の
ドレインドライバ211に入力される6ビットの上位4
ビットの表示用データとし、TFT液晶パネル(LC
D)のドレインドライバ211に入力される6ビットの
入力データのない下位2ビットに、本体コンピュータ側
からの4ビットの上位2ビットのデータを入力するよう
にしている。図30に、図29に示すデジタルーデジタ
ル変換方法により、4ビットから6ビットに変換された
ビット列を示す。図30から明らかなように、図29に
示すデジタル−デジタル変換方法によれば、全ビットL
ow(0,0,0,0,0,0)から、全ビットHig
h(1,1,1,1,1,1)までの間を最適な幅で間
引いたビット列が得られる。これにより、図29に示す
デジタル−デジタル変換方法では、表示用データの不足
する下位ビットをLowまたはHighに固定する従来
の方法と比べ、100%の白または黒を表示できるとと
もに、リニアな階調表示が可能となる。なお、図29に
示すデジタル−デジタル変換方法では、4ビットから6
ビットに変換する場合を例にあげて説明したが、これに
限定されるわけではない。
【0053】図31〜図38は、本発明の他の実施例
(実施例8)であるTFT液晶表示モジュールを示す図
であり、各ICとI/F(インターフェース)コネクタ
との間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆
動回路の回路構成を示す図である。図31、図32は図
1に示すコントローラ部101を、図33、図34は図
1に示すドレインドライバ部103を、図35、図36
は図1に示すゲートドライバ部104を、図37、図3
8は図1に示す電源部102を示している。本実施例8
は、前記各実施例を一部含んでおり、例えば、図31、
図32においては、表示制御装置201は、1つのLS
Iで構成され、また、表示制御装置201とドレインド
レイバ211との間にバッファ回路(IC2,IC3,
IC4)が挿入されている。さらに、クロック信号(C
L2)は2系統に分けられ、IC3の内部のそれぞれ独
立したバッファ回路から1つおきのドレインドレイバI
Cに供給されている。
(実施例8)であるTFT液晶表示モジュールを示す図
であり、各ICとI/F(インターフェース)コネクタ
との間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆
動回路の回路構成を示す図である。図31、図32は図
1に示すコントローラ部101を、図33、図34は図
1に示すドレインドライバ部103を、図35、図36
は図1に示すゲートドライバ部104を、図37、図3
8は図1に示す電源部102を示している。本実施例8
は、前記各実施例を一部含んでおり、例えば、図31、
図32においては、表示制御装置201は、1つのLS
Iで構成され、また、表示制御装置201とドレインド
レイバ211との間にバッファ回路(IC2,IC3,
IC4)が挿入されている。さらに、クロック信号(C
L2)は2系統に分けられ、IC3の内部のそれぞれ独
立したバッファ回路から1つおきのドレインドレイバI
Cに供給されている。
【0054】なお、図31に示すI/Fコネクタ15〜
17は、図13に示すような視度調整用の抵抗を接続す
る端子であり、また、I/Fコネクタ18は、図38に
示すオペアンプOP4の非反転端子に接続されており、
コモン信号電圧の直流レベル、コモン信号電圧の振幅レ
ベルをモニタ、あるいは、外部から電圧を印加すること
により、コモン信号電圧の直流レベルを外部から調整す
るためのものである。以上、本発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは言うまでもない。
17は、図13に示すような視度調整用の抵抗を接続す
る端子であり、また、I/Fコネクタ18は、図38に
示すオペアンプOP4の非反転端子に接続されており、
コモン信号電圧の直流レベル、コモン信号電圧の振幅レ
ベルをモニタ、あるいは、外部から電圧を印加すること
により、コモン信号電圧の直流レベルを外部から調整す
るためのものである。以上、本発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。 (1)本発明の液晶表示装置によれば、製造工程中およ
び最終検査工程における調整部分の調整作業を簡単化
し、かつ、作業工程を低減化することが可能となる。 (2)本発明の液晶表示装置によれば、各駆動回路の試
験等が外部から簡単に行うことが可能となる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。 (1)本発明の液晶表示装置によれば、製造工程中およ
び最終検査工程における調整部分の調整作業を簡単化
し、かつ、作業工程を低減化することが可能となる。 (2)本発明の液晶表示装置によれば、各駆動回路の試
験等が外部から簡単に行うことが可能となる。
【図1】 本発明の液晶表示装置の実施例(実施例1)
であるTFT液晶表示モジュールのTFT液晶表示パネ
ルとその周辺に配置された回路を示すブロック図であ
る。
であるTFT液晶表示モジュールのTFT液晶表示パネ
ルとその周辺に配置された回路を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP
−LCD)の等価回路を示す図である。
−LCD)の等価回路を示す図である。
【図3】 図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP
−LCD)の1画素の等価回路を示す図である。
−LCD)の1画素の等価回路を示す図である。
【図4】 図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP
−LCD)の1画素の等価回路の各ゲート信号線に接続
される容量を示す図である。
−LCD)の1画素の等価回路の各ゲート信号線に接続
される容量を示す図である。
【図5】 本実施例1のTFT液晶表示モジュールの各
ドライバの概略構成と、信号の流れを示すブロック図で
ある。
ドライバの概略構成と、信号の流れを示すブロック図で
ある。
【図6】 図5に示すコモン電圧生成部の回路構成、お
よび、入出力波形を示す図である。
よび、入出力波形を示す図である。
【図7】 コモン電極を台形波の交流駆動電圧で駆動す
ることにより、駆動用トランジスタのピーク電流を抑制
できることを示す図である。
ることにより、駆動用トランジスタのピーク電流を抑制
できることを示す図である。
【図8】 本実施例1のTFT液晶表示モジュールにお
ける、ゲートオン電圧生成部、ゲートオフ電圧生成部の
回路構成を示す図である。
ける、ゲートオン電圧生成部、ゲートオフ電圧生成部の
回路構成を示す図である。
【図9】 本実施例1における、コモン電極に印加され
るコモン電圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲ
ート電極に印加されるゲート電圧のレベル、および、そ
の波形を示す図である。
るコモン電圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲ
ート電極に印加されるゲート電圧のレベル、および、そ
の波形を示す図である。
【図10】 本実施例1における、ゲートオン電圧生成
部を省略した場合の、コモン電極に印加されるコモン電
圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に
印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示
す図である。
部を省略した場合の、コモン電極に印加されるコモン電
圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に
印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示
す図である。
【図11】 本発明の液晶表示装置の実施例(実施例
2)であるTFT液晶表示モジュールの電源部の回路構
成を示す図である。
2)であるTFT液晶表示モジュールの電源部の回路構
成を示す図である。
【図12】 図11における、バッファ回路430の誤
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
【図13】 図11に示す回路構成において、コモン電
圧生成部で生成される台形波のコモン電圧の振幅を変化
させるために、端子VA1,VA2,VA3に接続する
抵抗回路網を示す図である。
圧生成部で生成される台形波のコモン電圧の振幅を変化
させるために、端子VA1,VA2,VA3に接続する
抵抗回路網を示す図である。
【図14】 本実施例3のTFT液晶表示モジュールの
ドレインドライバの出力電圧発生回路の回路構成を示す
図である。
ドレインドライバの出力電圧発生回路の回路構成を示す
図である。
【図15】 図14における各階調基準電圧と出力電圧
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図16】 図15におけるデコーダ入力とデコーダ出
力の対応関係を示す表である。
力の対応関係を示す表である。
【図17】 本実施例1のTFT液晶表示モジュールに
おける、ドレインドライバに対する表示用データとクロ
ック信号の流れを示す図である。
おける、ドレインドライバに対する表示用データとクロ
ック信号の流れを示す図である。
【図18】 図17に示す表示制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図19】 図18に示す表示制御装置のタイミングチ
ャートを示す図である。
ャートを示す図である。
【図20】 図18に示す論理処理回路の回路構成を示
す図である。
す図である。
【図21】 本発明の液晶表示装置の他の実施例(実施
例4)であるTFT液晶表示モジュールのバッファ回路
の概略構成を示すブロック図である。
例4)であるTFT液晶表示モジュールのバッファ回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図22】 本発明の液晶表示装置の他の実施例(実施
例5)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
例5)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図23】 本発明の液晶表示装置の他の実施例(実施
例6)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
例6)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図24】 図23に示すデータ処理部の回路構成を示
す図である。
す図である。
【図25】 図23に示すデータ処理部のタイミングチ
ャートを示す図である。
ャートを示す図である。
【図26】 本発明の液晶表示装置の他の実施例(実施
例7)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
例7)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図27】 図26に示すデータ処理部のタイミングチ
ャートを示す図である。
ャートを示す図である。
【図28】 I/Fコネクタに特定の端子を設け、当該
特定端子からTFT液晶表示モジュールの内部の駆動回
路を調整できることを説明するための図である。
特定端子からTFT液晶表示モジュールの内部の駆動回
路を調整できることを説明するための図である。
【図29】 本発明のデジタル−デジタル変換方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図30】 図29に示すデジタル−デジタル変換方法
により、4ビットから6ビットに変換されたビット列を
示す表である。
により、4ビットから6ビットに変換されたビット列を
示す表である。
【図31】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図32】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図33】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図34】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図35】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図36】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図37】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図38】 本発明の他の実施例(実施例8)であるT
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
FT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/
Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実
際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図39】 従来のTFT液晶表示モジュールの概略構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図40】 従来のTFT液晶表示モジュールのドレイ
ンドライバの概略構成を示すブロック図である。
ンドライバの概略構成を示すブロック図である。
【図41】 従来のTFT液晶表示モジュールのドレイ
ンドライバの出力電圧発生回路の回路構成を示す図であ
る。
ンドライバの出力電圧発生回路の回路構成を示す図であ
る。
【図42】 図41における階調基準電圧と出力電圧と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図43】 代表的な液晶の印加電圧−透過率特性を示
す図である。
す図である。
TFT−LCD…TFT液晶表示パネル、TR1〜TR
5…トランジスタ、OP1〜OP4…オペアンプ、10
1…コントローラ部、102…電源部、103…ドレイ
ンドライバ部、104…ゲートドライバ部、201,5
01…表示制御装置、202…コモン電圧生成部、20
3…コモンドライバ、204…ゲートオン電圧生成部、
205…ゲートオフ電圧生成部、206,506…ゲー
トドライバ、207…レベルシフト回路、208…階調
基準電圧生成部、209,233…マルチプレクサ、2
10,430,451,452…バッハァ回路、21
1,511…ドレインドライバ、212…DC−DCコ
ンバータ、221…データ処理部、222,230…制
御信号処理/生成部、223…ゲートドライバ駆動回
路、224…ドレインドライバ駆動回路、225…出力
クロック生成回路、226,228,234,235…
D型フリップフロップ、227…論理処理回路、231
…上側のデータ処理部、232…下側のデータ処理部、
253,553…デコーダ、302…コモン電圧発生回
路、304…ゲートオン電圧発生回路、305…ゲート
オフ電圧発生回路、410,420…レベルシフト回
路、551…データラッチ部、552…出力電圧発生回
路。
5…トランジスタ、OP1〜OP4…オペアンプ、10
1…コントローラ部、102…電源部、103…ドレイ
ンドライバ部、104…ゲートドライバ部、201,5
01…表示制御装置、202…コモン電圧生成部、20
3…コモンドライバ、204…ゲートオン電圧生成部、
205…ゲートオフ電圧生成部、206,506…ゲー
トドライバ、207…レベルシフト回路、208…階調
基準電圧生成部、209,233…マルチプレクサ、2
10,430,451,452…バッハァ回路、21
1,511…ドレインドライバ、212…DC−DCコ
ンバータ、221…データ処理部、222,230…制
御信号処理/生成部、223…ゲートドライバ駆動回
路、224…ドレインドライバ駆動回路、225…出力
クロック生成回路、226,228,234,235…
D型フリップフロップ、227…論理処理回路、231
…上側のデータ処理部、232…下側のデータ処理部、
253,553…デコーダ、302…コモン電圧発生回
路、304…ゲートオン電圧発生回路、305…ゲート
オフ電圧発生回路、410,420…レベルシフト回
路、551…データラッチ部、552…出力電圧発生回
路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 624 G09G 3/20 624Z
670 670Q
680 680G
3/36 3/36
(72)発明者 近藤 裕則
千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立
製作所電子デバイス事業部内
Fターム(参考) 2H092 GA50 GA54 JA21 JB13 JB77
NA27 NA30 PA06
2H093 NA16 NA80 NC10 NC12 NC13
NC15 NC22 NC23 NC24 NC34
NC59 NC67 NC90 ND56 NE07
5C006 AA16 AF51 AF53 AF65 BB16
BC03 BC12 BC20 BF16 EB01
EB04
5C080 AA10 BB05 DD15 DD28 FF11
JJ02 JJ03 JJ04
5G435 AA17 AA19 BB12 CC09 EE41
KK05
Claims (5)
- 【請求項1】 マトリックス状に設けられた複数の薄膜
トランジスタと、コモン電極と、前記複数の薄膜トラン
ジスタとコモン電極との間に設けられる液晶と、行方向
の薄膜トランジスタのゲート電極が接続される行方向に
設けられた複数のゲート信号線と、列方向の薄膜トラン
ジスタのドレイン電極が接続される列方向に設けられた
複数のドレイン信号線とを有する液晶表示パネルの周辺
に、液晶表示パネルの複数のゲート信号線を駆動するゲ
ート駆動回路が実装されるゲートドライバ基板と、液晶
表示パネルの複数のドレイン信号線を駆動するドレイン
駆動回路が実装されるドレインドライバ基板と、コモン
電極に電圧を供給するコモン駆動回路と電源回路が実装
される電源基板と、外部回路からの制御信号及び表示用
データが入力され、前記各回路を制御する制御装置が実
装されるインターフェース基板とを配置してなる液晶表
示装置であって、 前記インターフェース基板は、外部回路からの制御信号
および表示用データが入力されるコネクタを具備し、 当該コネクタの端子の少なくとも一つが、液晶表示装置
の駆動回路の特定個所のノードに電気的に接続され、前
記端子は前記外部回路には電気的に接続されないことを
特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記端子は、前記コモン駆動回路の出力
に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液
晶表示装置。 - 【請求項3】 マトリックス状に設けられた複数の薄膜
トランジスタと、コモン電極と、前記複数の薄膜トラン
ジスタと前記コモン電極との間に設けられる液晶と、行
方向の薄膜トランジスタのゲート電極が接続される行方
向に設けられた複数のゲート信号線と、列方向の薄膜ト
ランジスタのドレイン電極が接続される列方向に設けら
れた複数のドレイン信号線とを有する液晶表示パネルの
周辺に、液晶表示パネルの前記複数のゲート信号線を駆
動するゲート駆動回路と、液晶表示パネルの前記複数の
ドレイン信号線を駆動するドレイン駆動回路と、前記コ
モン電極と前記ゲート駆動回路と前記ドレイン駆動回路
とに電圧を出力する電源回路と、外部回路から制御信号
及び表示用データが入力され、前記各回路を制御するコ
ントローラ部とを有してなる液晶表示装置であって、 前記コントローラ部は、前記外部回路からの前記制御信
号および前記表示用データが入力されるコネクタに接続
されており、 当該コネクタの端子の少なくとも一つが、前記電源部の
特定箇所に電気的に接続されており、前記端子は前記外
部回路には電気的に接続されていないことを特徴とする
液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記端子は、前記電源部が前記駆動回路
に対して出力する電圧と同じ電圧が取り出せることを特
徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記同じ電圧とは、前記電源部が出力す
るコモン信号電圧、ゲート電圧の直流レベル、ゲート電
圧の振幅レベル、或いは階調電圧であることを特徴とす
る請求項4に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277036A JP2003215630A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277036A JP2003215630A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 液晶表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15687394A Division JP3748904B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 液晶表示装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003417443A Division JP2004157550A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003215630A true JP2003215630A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27655695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002277036A Pending JP2003215630A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003215630A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005234496A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | フリッカ補償回路 |
JP2008295012A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd | 多等級電気レベル駆動装置 |
-
2002
- 2002-09-24 JP JP2002277036A patent/JP2003215630A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005234496A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | フリッカ補償回路 |
JP2008295012A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd | 多等級電気レベル駆動装置 |
US8232948B2 (en) | 2007-05-22 | 2012-07-31 | Beijing Boe Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Multilevel voltage driving device |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040330 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |