JP2003214633A - 空焼き検知システム、空焼き検知プログラムおよびそれを用いた高周波加熱装置 - Google Patents

空焼き検知システム、空焼き検知プログラムおよびそれを用いた高周波加熱装置

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JP2003214633A
JP2003214633A JP2002016562A JP2002016562A JP2003214633A JP 2003214633 A JP2003214633 A JP 2003214633A JP 2002016562 A JP2002016562 A JP 2002016562A JP 2002016562 A JP2002016562 A JP 2002016562A JP 2003214633 A JP2003214633 A JP 2003214633A
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JP
Japan
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temperature
baking
air
heating chamber
time
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JP2002016562A
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Takeshi Ito
豪 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はマイクロコンピュータを用いた高周
波加熱装置に関するものであり、ユーザーに使い勝手の
良い空焼き検知手段を構築した高周波加熱装置を提供す
ることである。 【解決手段】 本発明は上記課題を解決するために、加
熱室2と、載置台3と、回転機構4と、高周波発生装置
5と、導波管6と、給電開口部7と、温度検出装置8
と、温度検出装置を制御する制御手段9と、調理開始か
らの経過時間と、温度検出装置8より検出した温度をも
とに算出した食品の温度変化値とを、時間判定値と温度
判定値と比較し、調理開始から時間判定値以上経過後に
算出した温度が温度判定値に達していないと、空焼きと
みなし空焼き検知を行う構成とすることで、調理時間や
食品の温度変化の違いに合わせて、時間判定値や温度判
定値を設定できるユーザーにとって使い勝手の良い空焼
き検知手段を構築した高周波加熱装置を提供することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータを用いた高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置では、空焼きを防
止する際に重量センサーなどにより食品の重量を検出
し、一定の重量以下の時は空焼き検知として、あるい
は、庫内サーミスタにより庫内の温度が一定の温度以上
になったら空焼き検知として、調理を一定時間経過後に
調理を終了させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重量セ
ンサーの方法では、重量の軽い食品でも重量の重い皿に
載せられて調理をされると空焼きに近い状態であるにも
関わらず、空焼き検知されないままである。また、それ
により調理のやり過ぎになってしまう。また、重量の軽
い食品でも弱い電波で長時間調理をしたい時に、重量が
軽いと空焼き検知してしまう。それにより調理時間が不
足し、その都度調理設定をし直して調理をスタートさせ
なければならず、面倒である。
【0004】また、庫内サーミスタの方法では、判定温
度を高く設定すると庫内全体の温度変化なので、検知に
時間がかかる。それにより重量の軽い食品では調理のや
りすぎになってしまう。また、判定温度を低く設定する
と早いタイミングで空焼き検知してしまう。それにより
重量の軽い食品でも弱い電波で長時間調理をしたい時な
どは調理時間が不足してしまう。
【0005】以上のように、従来の方法では、空焼き検
知をしてもらい時に検知しなかったり、逆に空焼き検知
しなくてもいいときに検知してしまったりとユーザーに
とっては使い勝手が悪いという課題を有していた。ま
た、それにより調理時間に過不足が生じ、調理性能にも
影響を与えていた。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するのも
で、調理開始からの経過時間と温度検出装置より検出し
た温度をもとに算出した食品の温度変化値とで空焼きを
検知することで、ユーザーにとって使い勝手の良い空焼
き検知手段を構築した高周波加熱装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、調理開始からの経過時間と、前記温度検出
装置より検出した温度をもとに算出した食品の温度変化
値とを、時間判定値と温度判定値と比較し、調理開始か
ら時間判定値以上経過後に算出した温度が温度判定値に
達していないと、空焼きとみなし空焼き検知を行う構成
とした。
【0008】上記発明によれば、調理時間や食品の温度
変化の違いに合わせた時間判定値と温度判定値が設定で
きるので、ユーザーにとって使い勝手の良い空焼き検知
手段を構築した高周波加熱装置を提供することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、被加熱物を加熱する加
熱室と、前記被加熱物を載置する載置台と、前記載置台
を回転させる回転機構と、前記加熱室へ高周波電波を供
給する高周波発生装置と、高周波を前記加熱室へ導く導
波管と、前記導波管と前記加熱室との結合部である給電
開口部と、加熱室内の温度を検出する温度検出装置と、
前記温度検出装置を制御する制御手段と、調理開始から
の経過時間と、前記温度検出装置より検出した温度をも
とに算出した食品の温度変化値とを、時間判定値と温度
判定値と比較し、調理開始から時間判定値以上経過後に
算出した温度が温度判定値に達していないと、空焼きと
みなし空焼き検知処理へ移行する空焼き検知手段を備え
る構成とした。
【0010】また、前記空焼き検知手段の時間判定値と
温度判定値とを複数備える構成とした。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用い
て、説明する。
【0012】(実施例1)図1は、本発明の高周波加熱
装置の構成を示すブロック図である。
【0013】被加熱物1を加熱する加熱室2と、前記被
加熱物を載置する載置台3と、前記載置台を回転させる
回転機構4と、前記加熱室へ高周波電波を供給する高周
波発生装置5と、高周波を前記加熱室へ導く導波管6
と、前記導波管と前記加熱室との結合部である給電開口
部7と、加熱室内の温度を検出する温度検出装置8と、
前記温度検出装置を制御する制御手段9と、調理開始か
らの経過時間と、前記温度検出装置8より検出した温度
をもとに算出した食品の温度変化値とを、時間判定値と
温度判定値と比較し、調理開始から時間判定値以上経過
後に算出した温度が温度判定値に達していないと、空焼
きとみなし空焼き検知処理へ移行する空焼き検知手段1
0を備えたマイクロコンピュータ11を有する構成とし
た。
【0014】図2は、本発明の実施例1の高周波加熱装
置のフローチャートである。
【0015】なお、図2は空焼き検知手段10の制御処
理を表すもので図1と同一符号のものは、同一構造を有
し、説明は省略する。
【0016】図2において、マイクロコンピュータ11
はステップS1にて、調理開始からの経過時間がa秒経
過したかどうかを判断し、a秒経過したと判断するとス
テップS2へ移行し、温度検出装置8から得られた温度
をもとに算出した食品の温度変化値がb℃以内かどうか
を判断し、b℃以内と判断するとステップS3へ移行
し、空焼き検知処理を行う。
【0017】また、ステップS1にて、a秒経過してい
ないと判断すると、ステップS2、ステップS3へは移
行せずに制御処理を抜ける。
【0018】また、ステップS2にて、b℃以内でない
と判断すると、ステップS3へは移行せずに制御処理を
抜ける。
【0019】図3は、本発明の実施例2の高周波加熱装
置のフローチャートである。
【0020】なお、図3は空焼き検知手段10の制御処
理を表すもので図1と同一符号のものは、同一構造を有
し、説明は省略する。
【0021】図3において、マイクロコンピュータ11
はステップS1にて、調理開始からの経過時間が(a
1)秒経過したかどうかを判断し、(a1)秒経過した
と判断すると、ステップS2へ移行し、温度検出装置8
から得られた温度をもとに算出した食品の温度変化値が
(b1)℃以内かどうかを判断し、(b1)℃以内と判
断するとステップS3へ移行し、空焼き検知処理を行
う。
【0022】また、ステップS1にて、(a1)秒経過
していないと判断すると、ステップS4へ移行する。
【0023】また、ステップS2にて、(b1)℃以内
でないと判断すると、ステップS3へは移行せずに制御
処理を抜ける。
【0024】また、ステップS4にて、調理開始からの
経過時間が(a2)秒経過したかどうかを判断し、(a
2)秒経過したと判断すると、ステップS5へ移行し、
温度検出装置8から得られた温度をもとに算出した食品
の温度変化値が(b2)℃以内かどうかを判断し、(b
2)℃以内と判断するとステップS6へ移行し、空焼き
検知処理を行う。
【0025】また、ステップS4にて、(a2)秒経過
していないと判断すると、ステップS7へ移行する。
【0026】また、ステップS5にて、(b2)℃以内
でないと判断すると、ステップS6へは移行せずに制御
処理を抜ける。
【0027】また、ステップS7にて、調理開始からの
経過時間が(a3)秒経過したかどうかを判断し、(a
3)秒経過したと判断すると、ステップS8へ移行し、
温度検出装置8から得られた温度をもとに算出した食品
の温度変化値が(b3)℃以内かどうかを判断し、(b
3)℃以内と判断するとステップS9へ移行し、空焼き
検知処理を行う。
【0028】また、ステップS7にて、(a3)秒経過
していないと判断すると、ステップS8、S9へは移行
せずに制御処理を抜ける。
【0029】また、ステップS8にて、(b3)℃以内
でないと判断すると、ステップS9へは移行せずに制御
処理を抜ける。
【0030】なお、a・(a1)・(a2)・(a3)
は時間判定値を、b・(b1)・(b2)・(b3)は
温度判定値を表す。また、これらのステップは一実施例
のため、判断基準も含めプラグラムが容易な方式にすれ
ばよい。場合によっては、判断が不要になる事もありう
る。また、時間判定値や温度判定値の値は変更可能にし
ておくことで使い勝手が増すことは言うまでもない。な
お、時間判定値については調理開始からの経過時間に限
らず、調理シーケンスが3ステージなどのステージにわ
かれていた場合、各ステージからの経過時間として設定
しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次のよう
な効果が得られる。
【0032】調理開始からの経過時間と温度検出装置よ
り検出した温度をもとに食品の温度変化値を算出し、設
定した時間判定値と温度判定値と比較し空焼き検知を行
う構成とすることで、食品の重量や庫内全体の温度に制
限されず、また、調理経過時間によって使用する電波の
強さが異なることや、食品により温度変化が異なること
を考慮して、調理時間に合わせた時間判定値、食品の温
度変化の違いに合わせた温度判定値を設定できるのでユ
ーザーにとって使い勝手の良い空焼き検知手段を構築し
た高周波加熱装置を提供できる。また、それにより調理
時間の過不足を防ぐことができ、調理性能を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の高周波加熱装置の構成を示
すブロック図
【図2】本発明の実施例1の高周波加熱装置のフローチ
ャート
【図3】本発明の実施例2の高周波加熱装置のフローチ
ャート
【符号の説明】
1 被加熱物 2 加熱室 3 載置台 4 回転機構 5 高周波発生装置 6 導波管 7 給電開口部 8 温度検出装置 9 温度検出装置制御手段 10 空焼き検知手段 11 マイクロコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱する加熱室と、前記加熱
    室へ高周波電波を供給する高周波発生装置と、加熱室内
    の温度を検出する温度検出装置と、前記温度検出装置を
    制御する制御手段と、調理開始からの経過時間と、前記
    温度検出装置より検出した温度をもとに算出した食品の
    温度変化値とを、時間判定値と温度判定値と比較し、調
    理開始から時間判定値以上経過後に算出した温度が温度
    判定値に達していないと、空焼きとみなし空焼き検知処
    理へ移行する空焼き検知手段を備えた空焼き検知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 空焼き検知手段の時間判定値と温度判定
    値とを複数備えた請求項1に記載の空焼き検知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 被加熱物を加熱する加熱室と、前記加熱
    室へ高周波電波を供給する高周波発生装置と、高周波を
    前記加熱室へ導く導波管と、加熱室内の温度を検出する
    温度検出装置と、前記温度検出装置を制御する制御手段
    と、調理開始からの経過時間と、前記温度検出装置より
    検出した温度をもとに算出した食品の温度変化値とを、
    時間判定値と温度判定値と比較し、調理開始から時間判
    定値以上経過後に算出した温度が温度判定値に達してい
    ないと、空焼きとみなし空焼き検知処理へ移行する空焼
    き検知手段を備えたことを特徴とした空焼き検知プログ
    ラム。
  4. 【請求項4】 空焼き検知手段の時間判定値と温度判定
    値とを複数備えたことを特徴とした請求項3に記載の空
    焼き検知プログラム。
  5. 【請求項5】 被加熱物を加熱する加熱室と、前記被加
    熱物を載置する載置台と、前記載置台を回転させる回転
    機構と、前記加熱室へ高周波電波を供給する高周波発生
    装置と、高周波を前記加熱室へ導く導波管と、前記導波
    管と前記加熱室との結合部である給電開口部と、加熱室
    内の温度を検出する温度検出装置と、前記温度検出装置
    を制御する制御手段と、調理開始からの経過時間と、前
    記温度検出装置より検出した温度をもとに算出した食品
    の温度変化値とを、時間判定値と温度判定値と比較し、
    調理開始から時間判定値以上経過後に算出した温度が温
    度判定値に達していないと、空焼きとみなし空焼き検知
    処理へ移行する空焼き検知手段を備えたマイクロコンピ
    ュータを有する高周波加熱装置。
  6. 【請求項6】 空焼き検知手段の時間判定値と温度判定
    値とを複数備えたマイクロコンピュータを有する請求項
    5記載の高周波加熱装置。
JP2002016562A 2002-01-25 2002-01-25 空焼き検知システム、空焼き検知プログラムおよびそれを用いた高周波加熱装置 Pending JP2003214633A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108709204A (zh) * 2018-06-12 2018-10-26 上海纯米电子科技有限公司 一种电磁炉的空锅检测方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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