JP2003214464A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP2003214464A
JP2003214464A JP2002009007A JP2002009007A JP2003214464A JP 2003214464 A JP2003214464 A JP 2003214464A JP 2002009007 A JP2002009007 A JP 2002009007A JP 2002009007 A JP2002009007 A JP 2002009007A JP 2003214464 A JP2003214464 A JP 2003214464A
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clutch
torque
control
power transmission
degree
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JP2002009007A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hara
雅宏 原
Toshihisa Nihei
寿久 二瓶
Nariyuki Matsui
成幸 松井
Masahiro Matsuura
正裕 松浦
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABS制御中など、制動トルクの変動が大き
い場合に、動力伝達経路を断続するクラッチを切り離し
て、動力源側に過大な負荷が伝達されることを防止でき
るが、この状況では車両の加速性能が低下してしまう。 【解決手段】 駆動輪52に対する制動トルクの変動状
態が大きい場合に、第1、第2クラッチC1、C2の係
合トルクを低下させて動力の伝達度合いを低減させ、エ
ンジン14及びモータジェネレータ16に過大な負荷が
伝達されることを防止する。この際に加速要求が大きい
場合には、第2クラッチC2のみをを切り離し、第1ク
ラッチC1を係合させることとし、両クラッチC1,C
2における総合的な動力伝達度合いを低減させつつ、加
速性能を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】走行用の動力発生源と駆動輪
との間における動力の伝達状態を変化させる動力伝達機
構を備えた車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、駆動源と駆動輪との間の動力伝達
経路にトルクコンバータなどの流体継手を備えていない
車両が提案されている。このような車両では、急制動な
どによって大きさ制動トルクが駆動輪に作用した場合に
は、この影響がエンジンなどの動力源に直接作用して大
きな衝撃が発生するおそれがある。そこで、動力源と駆
動輪と間の動力伝達経路にクラッチ機構を設け、このク
ラッチ機構のすべりを利用して、急激なトルク変動を吸
収する構成が知られている。
【0003】例えば特開2001−108055には、
走行用の動力源としてエンジンと電動モータの2種類の
動力源を備え、各動力源と駆動輪との間における動力伝
達経路中に、係合トルクを可変制御し得るクラッチ機構
を介在させる構成が開示されている。そして動力源と駆
動輪との間の動力伝達経路に過大なトルクが作用し得る
状況下では、クラッチ機構の係合トルクを低下させて、
動力源側に伝達されるトルク変動の範囲を低減させる技
術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように動力伝達経
路に過大なトルクが作用している場合にクラッチ機構の
係合トルクを低下させると、このような状況下におい
て、運転者がアクセルペダルを踏み込み車両を加速させ
る操作を行った場合には、エンジンなどで発生した動力
が駆動輪側に十分に伝達されず、加速性能の低下を引き
起こしてしまう。
【0005】本発明はこのような課題を解決すべく成さ
れたものであり、その目的は、このようなクラッチなど
の動力伝達機構にかかる負担を軽減しつつ、十分な加速
性能を発揮し得る車両の制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車両の制
御装置は、動力の伝達状態を制御する車両の制御装置で
あって、走行用の動力源側に接続される動力伝達経路と
駆動輪側に接続される動力伝達経路とを、互いの相対回
転を許容しつつ所定の係合トルクで接続するとともに、
この係合トルクの大きさを制御可能な機構を備えた動力
伝達手段と、駆動輪の回転を制動させる制動トルクの変
動状態を判定する制動トルク判定手段と、車両に対する
加速要求の程度を判定する加速要求判定手段と、制動ト
ルク判定手段で判定された制動トルクの変動状態と、加
速要求判定手段で判定された加速要求の程度とに応じ
て、動力伝達手段の係合トルクを制御する制御手段とを
備えて構成する。
【0007】なお、制動トルク判定手段は、車輪の回転
速度の変動状態や車輪に作用する制動力などを直接検知
して判定する以外にも、例えばナビゲーション情報から
得られる路面状態や地形情報などから、制動トルクの変
動状態を推定して判定する場合も含む。また、加速要求
判定手段は、アクセルペダルの操作開度などを直接検知
して判定する以外にも、例えばナビゲーション情報から
得られる路面状態や地形情報などから、運転者の加速要
求の程度を推定して判定する場合も含むものとする。
【0008】制御手段は、駆動輪に作用し得る制動トル
クの変動状態に加えて、運転者の加速要求の程度も勘案
して、動力伝達手段の係合トルクを制御するので、例え
ば、制動トルクの変動が大きい場合に動力伝達手段の係
合トルクを低減させる制御を実施する場合にも、このと
きの運転者の加速要求が大きい場合には、この係合トル
クの低減量を小さくすることも可能であり、加速性能の
低下を低減できる。
【0009】請求項2にかかる車両の制御装置は、請求
項1における車両の制御装置において、制御手段は、制
動トルクの変動が大きい領域では、制動トルクの変動が
小さい領域に比べて、動力伝達手段の係合トルクを低減
させる第1制御手段と、加速要求の程度が大きい領域で
は、加速要求の程度が小さい領域に比べて、第1制御手
段で設定される係合トルクの低減量をより小さな量に変
更する第2制御手段とを備えて構成する。
【0010】駆動輪に作用し得る制動トルクの変動が大
きい場合には、動力伝達手段の係合トルクを低減させる
ように第1制御手段によって制御されるため、動力源側
に伝達されるトルク変動の範囲が低減される。また、こ
のとき運転者の加速要求の程度が大きい場合には、動力
伝達手段における係合トルクの低減量をより小さく抑え
るように第2制御手段によって制御されるため、動力源
から駆動輪側に伝達される駆動トルクの低減量が抑えら
れ、第1制御手段による制御に比べ、加速性能の低下が
抑制される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態につ
き、添付図面を参照しつつ説明する。
【0012】図1は、動力の伝達状態を変化させ得る動
力伝達機構を備えた車両の制御装置の構成を示してお
り、ここでは一例として、走行用の動力源として、燃料
の燃焼によって動力を発生するエンジン14と、供給さ
れる電力によって動力を発生するモータジェネレータ1
6の2種類の動力源を備えた、いわゆるハイブリッド駆
動装置10の構成を示す。
【0013】まず、ハイブリッド駆動装置10における
動力伝達系を図2に示す。エンジン14及びモータジェ
ネレータ16の回転出力は、ダブルピニオン型の遊星歯
車装置18を介して取り出されて変速機12に入力され
た後、駆動輪52側に伝達される。
【0014】遊星歯車装置18はサンギヤ18sを中央
部に配し、その外側にキャリア18cが配設され、さら
にその外側にリングギア18rが配設されており、それ
ぞれ隣接部位において互いに噛合した状態となってい
る。
【0015】ここで各動力源と遊星歯車装置18との機
械的な接続状態について説明する。エンジン14の回転
出力は、振動を抑制するダンパ機構15を介して出力軸
17eに伝達され、この出力軸17eに対してサンギヤ
18sが連結されており、エンジン14が回転すること
によりサンギヤ18sが回転する機構となっている。ま
た、モータジェネレータ16の出力軸17mはキャリア
18cに連結されており、これによりモータジェネレー
タ16とキャリア18cとは一体的に回転する機構とな
っている。そして、このキャリア18cを囲むようして
リングキヤ18rが配設されており、このリングギア1
8rは、ブレーキ機構B1によってその回転に制動が加
えられる機構となっている。なお、このブレーキ機構B
1は、車両本体側に固定されたケース20側に固定され
ている。
【0016】そしてキャリア18cは第1クラッチC1
を介して入力軸22に接続され、リングギア18rも同
様に、第2クラッチC2を介して同じ入力軸22に対し
て接続されている。
【0017】この入力軸22は変速機12の入力軸とな
っており、変速機12はベルト式無段変速機によって構
成されており、変速比γ(=入力軸回転速度Nin/出力
軸回転速度Nout )が1.0より大きい所定の変速比範
囲で入力軸22の回転を減速(トルク増幅)して出力軸
44へ出力する機構となっている。この出力軸44の回
転は、リダクションギア46、リングギア50と順に伝
わり、差動装置48に対する入力となる。そしてこの差
動装置48を介して、エンジン14やモータジェネレー
タ16で発生された動力が、左右の駆動輪52に対して
分配される機構となっている。
【0018】このようにエンジン14及びモータジェネ
レータ16の回転出力が、共通の入力軸22に対して与
えられる構造となっているため、キャリア18c−第1
クラッチC1−入力軸22−変速機12の接続系によっ
て一方の動力伝達経路を構成し、リングギア18r−第
2クラッチC2−入力軸22−変速機12の接続系によ
ってもう一方の動力伝達経路を構成している。
【0019】このようなクラッチC1、C2及びブレー
キ機構B1の動作制御を含み、ハイブリッド駆動装置1
0の全体的な動作制御は、図1に示した主制御装置(H
VECU)60の制御の下で実行される。
【0020】主制御装置60は、予め記憶された制御プ
ログラムに従って制御処理を実行することにより、電子
スロットルECU62、エンジンECU64、M/G
ECU66、T/M ECU68、油圧制御回路24に
対して制御指令を出力し、その制御指令を受けた各EC
Uでは、個々に該当する機構の動作制御を分担して実行
する。
【0021】電子スロットルECU62はエンジン14
の電子スロットル弁72の開閉制御を実行し、エンジン
ECU64はエンジン14の燃料噴射量や可変バルブタ
イミング機構、点火時期などによりエンジン出力の各制
御を担当する。M/G ECU66はインバータ74を
介してモータジェネレータ16の発生トルクや回生制動
トルク等の制御を担当し、T/M ECU68は変速機
12の変速比γ(=入力軸回転速度Nin/出力軸回転速
度Nout )やベルト押圧力などを制御する。また変速機
12は油圧アクチュエータによって変速比γやベルト押
圧力が制御されるもので、図3で図示を省略したが、油
圧制御回路24は、変速機12の変速比γやベルト押圧
力を制御するための油圧回路も備えている。
【0022】スタータ70は電動モータで、モータ軸に
設けられたピニオンをエンジン14のフライホイール等
に設けられたリングギヤに噛み合わせてエンジン14を
クランキングするものである。
【0023】また、制御装置60には、アクセル操作量
センサ76からアクセルペダル78の操作量θacを表す
信号が供給されるとともに、シフトポジションセンサ8
0からシフトレバー30の操作レンジ(シフトポジショ
ン)を表す信号が供給される。また、エンジン回転速度
センサ82、モータ回転速度センサ84、入力軸回転速
度センサ86、出力軸回転速度センサ88、車輪速度セ
ンサ92から、それぞれエンジン回転速度(回転数)N
e、モータ回転速度(回転数)Nm、入力軸回転速度
(入力軸22の回転速度)Nin、出力軸回転速度(出力
軸44の回転速度)Nout 、車輪回転速度Vwを表す信
号がそれぞれ供給される。なお出力軸回転速度Nout は
車速Vに対応する。
【0024】この他、駆動輪52がロックしないように
制動装置のブレーキ力を制御するアンチロックブレーキ
装置(ABS)90からその作動状態を表す信号が供給
されるとともに、バッテリ42の蓄電量SOCなど、運
転状態を表す種々の信号が供給されるようになってい
る。
【0025】アンチロックブレーキ装置90は、車輪速
度センサ92から与えられる車輪回転速度Vwを表す信
号をもとに車輪のスリップ状態を判定し、車輪のスリッ
プ状態に応じてブレーキ油圧を制御する装置であり、作
動中はブレーキ油圧、すなわちブレーキ力としての制動
力が周期的に変化する。
【0026】つぎに、クラッチC1、C2及びブレーキ
機構B1の駆動制御機構について説明する。クラッチC
1、C2及びブレーキ機構B1は、それぞれ油圧式の摩
擦係合装置を備えて構成しており、これら各擦係合装置
に対して、以下で説明する油圧制御回路24で調圧した
圧油を供給することで、各擦係合装置で発生する摩擦係
合力が可変制御可能な機構となっている。
【0027】図3に、油圧制御回路24の全体的な構成
を示す。
【0028】この油圧制御回路24は、油圧を昇圧する
昇圧源として電動ポンプを有する電動式の油圧発生装置
26を備えており、この油圧発生装置26と、各クラッ
チC1、C2やブレーキ機構B1を接続する油路にはマ
ニュアルバルブ28を設けており、このマニュアルバル
ブ28は、シフトレバー30の操作に連動して油路を切
り換える機構となっている。
【0029】シフトレバー30の操作位置として、
「B」、「D」、「N」、「R」、「P」の5つのレン
ジが選択可能となっており、「B」レンジは、前進走行
時に変速機12のダウンシフトなどにより比較的大きな
動力源ブレーキを発生することができるレンジで、
「D」レンジは前進走行する操作レンジであり、これら
の操作レンジでは出力ポート28aからシャトル弁31
及びコントロール弁32を介してクラッチC1に、ま
た、出力ポート28aからコントロール弁34,36を
介してクラッチC2に対し、それぞれ油圧発生装置26
で発生した元圧PCが供給される。
【0030】「N」レンジは動力源からの動力伝達を遮
断する操作レンジで、「R」レンジは後進走行する操作
レンジで、「P」レンジは動力源からの動力伝達を遮断
するとともに図示しないパーキングロック装置により機
械的に駆動輪の回転を阻止する操作レンジである。これ
らの各操作レンジでは出力ポート28bからコントロー
ル弁36を介してブレーキ機構B1へ油圧発生装置26
で発生した元圧PCが供給されると共に、マニュアルバ
ルブ28の戻しポート28cへも供給される。
【0031】「R」レンジの場合には、その戻しポート
28cから出力ポート28dを経てシャトル弁31及び
コントロール弁32を介して第1クラッチC1に対し
て、油圧発生装置26で発生した元圧PCが供給され
る。
【0032】また、コントロール弁32に対してON−
OFF弁38が接続されており、このON−OFF弁3
8の動作制御を行うことで、第1クラッチC1に供給す
る油圧を調圧することができる。さらに、コントロール
弁34及びコントロール弁36に対してリニアソレノイ
ド弁40が接続されており、このリニアソレノイド弁4
0の動作制御を行うことで、第2クラッチC2及びブレ
ーキ機構B1に供給する油圧を調圧することができる。
【0033】このように構成する油圧制御回路24は、
主制御装置(HVECU)60によって動作制御が実行
される。ここで、主制御装置60で実行する制御処理に
ついて、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
なお、このフローチャートはイグニションスイッチのオ
ン操作によって起動する。
【0034】まずステップ(以下、ステップを「S」と
記す)102に進み、車両の走行状態を制御する制御モ
ードの設定処理を実行する。具体的には、シフトポジシ
ョンセンサ80の検出結果から得られるシフトレバー3
0の操作レンジ(操作位置)の他、アクセル操作量θa
c、車速V(出力軸回転速度Nout )、蓄電量SOC、
エンジン14の冷却水温度等に応じて、予め制御モード
(走行モード)が規定されており、S102では、各検
出結果をもとに所定の制御モードを設定する。
【0035】ここで各制御モードについて説明する。設
定される制御モードは、操作されたシフトレバー30の
操作レンジに対応して、図5に示すように設定される。
なお、図5における「○」印は、対応するクラッチやブ
レーキを構成する摩擦係合装置を係合状態に制御するこ
とを示しており、「×」印は摩擦係合装置を切り離し状
態(解放状態)に制御することを示している。
【0036】図5に示すように、シフトレバー30のシ
フトレンジが「B」レンジまたは「D」レンジでは、
「モータ走行モード(前進)」、「直結モード」、「E
TCモード」の何れかが設定される。
【0037】「モータ走行モード(前進)」は、おもに
車両の発進時などに設定され、第1クラッチC1を係合
させるとともに第2クラッチC2及びブレーキ機構B1
を切り離し状態に制御する。そしてこの状態で、モータ
ジェネレータ16を回転駆動させることで、遊星歯車装
置18のキャリア18cが回転して、この回転が第1ク
ラッチC1及び入力軸22を介して駆動輪52側に伝達
される。このように「モータ走行モード(前進)」は、
モータジェネレータ16の回転駆動力によって車両を前
進させる制御モードとなる。
【0038】「直結モード」は、おもに車両がほぼ定速
で走行している場合などに設定され、第1クラッチC1
及び第2クラッチC2を係合状態に設定するとともにブ
レーキ機構B1を切り離し状態に設定する。これによ
り、出力軸17e、モータジェネレータ16の出力軸1
7m及び入力軸22などが一体的に回転する状態とな
り、このためエンジン14の出力軸17eと変速機12
の入力軸22とが実質的に直結状態となって、エンジン
14の回転出力がそのまま駆動輪52側に伝達される制
御モードとなる。
【0039】「ETCモード」は、おもに車両の加速時
などに設定され、第2クラッチC2を係合状態に設定す
るとともに第1クラッチC1及びブレーキ機構B1を切
り離し状態(解放状態)に制御する。この状態でエンジ
ン14とモータジェネレータ16を駆動させることで、
エンジン14によってサンギヤ18sが回転駆動される
ことに加え、モータジェネレータ16によってキャリア
18cが回転駆動されることで、ベースとなるサンギヤ
18sの回転に対して、キャリア18cの回転分が加わ
った回転駆動出力を得ることができる制御モード(電気
トルコンモード)となる。
【0040】また、シフトレバー30の操作レンジが
「N」レンジまたは「P」レンジでは、「ニュートラル
モード」と「充電、エンジン(Eng)始動モード」の何
れかが設定される。
【0041】「ニュートラルモード」では第1クラッチ
C1、第2クラッチC2及びブレーキ機構B1の何れも
切り離し状態(解放状態)に設定され、これによりエン
ジン14及びモータジェネレータ16と変速機12との
間の動力伝達経路が遮断された状態となる。
【0042】「充電・Eng始動モード」では、第1ク
ラッチC1、第2クラッチC2を切り離し状態(解放状
態)に設定するとともにブレーキ機構B1を係合状態に
設定する。そしてこの状態で、モータジェネレータ16
を、前述したモータ走行モード(前進)とは逆方向に回
転駆動することで、ブレーキ機構B1が固定された状態
であるために、キャリア18cの回転と共にサンギヤ1
8sが回転する状態となり、エンジン14を外部から正
回転させることができる。この機構をエンジン14の始
動時に利用する。また、このモードでは、エンジン14
の駆動力により遊星歯車装置18を介してモータジェネ
レータ16を回転させて発電を行い、或いは、バッテリ
42に充電することも行われる。
【0043】また、シフトレバー30の操作レンジが
「R」レンジでは、「モータ走行モード(後進)」と
「フリクション走行モード」の何れかが設定される。
【0044】「モータ走行モード(後進)」は、第1ク
ラッチC1を係合状態に設定するとともに第2クラッチ
C2及びブレーキ機構B1を切り離し状態(解放状態)
に設定し、この状態でモータジェネレータ16を逆方向
へ回転駆動させることで、車両を後進走行させるモード
である。
【0045】「フリクション走行モード」は、第1クラ
ッチC1を係合状態に、第2クラッチC2を切り離し状
態にそれぞれ設定し、この状態で、モータジェネレータ
16を逆方向へ回転駆動させる。これによってキャリア
18cの回転と共に変速機12の入力軸22が前進時と
は逆方向に回転する状態となり、さらにエンジン14を
作動させると共にブレーキ機構B1を作動させること
で、回転するリングギヤ18rに制動力を付与して、リ
ングギヤ18rとブレーキ機構B1とをスリップ係合さ
せる。これにより、キャリア18cには、さらに入力軸
22を後進方向へ回転駆動するためのアシスト力が作用
する状態となり、「モータ走行モード(後進)」に比べ
てより大きな駆動力で車両を後進させることができる制
御モードとなる。
【0046】続くS104では、シフトレバー30の操
作レンジが「B」又は「D」レンジであるかを判断し、
「No」の場合にはS106に進んで、先のS102で
設定された制御モードに変更を加えることなく、電子ス
ロットルECU62、エンジンECU64、M/GEC
U66、T/MECU68、油圧制御回路24に対して
制御指令を出力し、その制御指令を受けた各ECUにお
いて、個々に該当する機構の動作制御が分担して実行さ
れる。
【0047】これに対しS104で「Yes」、すなわ
ちシフトレバー30の操作レンジが「B」又は「D」レ
ンジである場合には、S108に進んで駆動輪52に作
用する制動トルクの変動状態を判定する。制動トルクの
変動状態が大きいと判定する場合の例としては、アンチ
ロックブレーキ装置(ABS)90が作動開始又は作動
中の場合、車輪の回転速度の落ち込みが所定レベルより
大きい場合、ブレーキペダルの踏み込み速度が高い場
合、制動油圧を発生するマスターシリンダの油圧が所定
レベルを超えた場合、このマスターシリンダの油圧の上
昇勾配が所定レベルを超えた場合、車体の前後方向に作
用する加速度となる車体減速度が所定レベルより大きい
場合などが挙げられる。
【0048】S108で制動トルクの変動状態が小さい
と判断された場合には、続くS110で「No」と判断
されて前述したS106に進み、油圧制御回路24など
に対して制御指令を出力する。従って、制動トルクの変
動状態が小さい場合には、S102で設定された制御モ
ードに従って各種の制御指令が出力される。
【0049】これに対し、S108で制動トルクの変動
状態が大きいと判断された場合には、続くS110で
「Yes」と判断されてS112に進み、加速要求の程
度を判定する加速要求判定処理を実行する。この処理
は、車両を走行させるために制御上要求される駆動トル
ク(以下、「駆動要求トルク」と称す)が所定の判定レ
ベルより大きいか否かを判定する。この駆動要求トルク
は、例えば運転者のアクセルペダル78の操作量θacに
応じて求めることができ、ここでは一例として、アクセ
ルペダル78の操作量θacが所定量以下の場合、すなわ
ちアクセルペダル78が実質的に踏み込まれていないと
判断できる場合に「加速要求 小」と判定し、さらにア
クセルペダル78が踏み込まれて操作量θacが所定量を
超えて増加した場合に「加速要求 大」として判定す
る。また、アクセルペダル78の操作量θacに代えて、
スロットルバルブの開度(スロットル開度)をもとに判
定することもでき、この場合、スロットル開度が所定開
度よりも小さい場合に「加速要求小」と判定し、所定開
度よりも大きい場合に「加速要求 大」として判定でき
る。
【0050】なお、この判定処理としては、このように
運転者の操作に基づいて判定する以外にも、例えば、車
両に搭載したナビゲーションシステムから得られる情報
をもとに推定してもよい。具体的には、ナビゲーション
システムに記憶された道路の勾配情報をもとに、勾配が
大きい上り坂に車両が差し掛かった場合には、この直後
に運転者がアクセルペダル78を大きく踏み込むことが
予想されるため、このような場合には「加速要求 大」
として推定することも可能である。なお、坂路の勾配が
大きいほど、加速要求が大きいとして推定或いは判断す
ることもできる。
【0051】このようなS112における加速要求の判
定処理で、「加速要求 小」として判定された場合に
は、続くS114で「Yes」と判定されてS116に
進み、第1クラッチC1及び第2クラッチC2を切り離
し状態に設定するように、S102で設定された制御モ
ードを変更した後、前述したS106に進む。
【0052】従って、制動トルクの変動が大きく、か
つ、加速要求がない場合には、第1クラッチC1及び第
2クラッチC2がともに切り離し状態に制御されること
となり、エンジン14及びモータジェネレータ16と駆
動輪52とを繋ぐ動力伝達経路が遮断される状態とな
る。従って、急制動時に駆動輪52がロック状態となっ
たり、アンチロックブレーキ装置90が作動して駆動輪
52に作用する制動トルクが周期的に変動して、動力伝
達経路に過大な負荷入力が伝達し得る状況であった場合
にも、このような負荷がエンジン14及びモータジェネ
レータ16に伝達されることを防止できる。
【0053】一方、先のS114で「No」、すなわち
S112における加速要求の判定処理で「加速要求
大」として判定された場合には、S118に進み、第1
クラッチC1を切り離し状態とし、第2クラッチC2を
係合状態とするように、S102で設定された制御モー
ドを変更した後、前述したS106に進む。これにより
モータジェネレータ16側の動力伝達経路が切り離さ
れ、エンジン14側の動力伝達経路が生かされる状態と
なる。
【0054】従って、制動トルクの変動が大きい場合で
あっても、前述した加速要求が大きい場合には、エンジ
ン14の出力が駆動輪52側に伝達される状態となっ
て、所定の加速性能を得ることができる。
【0055】このように制動トルクの変動が大きい場合
には、第1クラッチC1と第2クラッチC2の双方を切
り離し状態として、エンジン14及びモータジェネレー
タ16と、駆動輪52との間の動力伝達度合いを低減す
る方向に制御するが、制動トルクの変動が大きい場合で
あっても加速要求がある場合には、動力伝達度合いの低
減量を小さくして、車両の加速性能を確保することがで
きる。
【0056】以上説明した第1実施形態のうち、加速要
求が大きい場合には、先のS118で第1クラッチC1
を切り離し状態に、第2クラッチC2を係合状態に設定
する場合を例示したが、第1クラッチC1を係合状態
に、第2クラッチC2を切り離し状態に設定してもよ
い。これにより、モータジェネレータ16の出力が駆動
輪52側に伝達される状態となって、所定の加速性能を
得ることができる。
【0057】また、図4のフローチャートでは、このよ
うな制動トルクと加速要求とを判断する処理として、シ
フトレバー30の操作レンジが「B」、「D」レンジの
場合として例示したが、S104の判断条件として「制
御モードが直結モードであるか?」として、「直結モー
ド」の場合にS108以下の処理を実行させることもで
きる。
【0058】さらにまた、S104の判断条件としてシ
フトレバー30の操作レンジが「B、D、Rのいずれか
か?」として、シフトレバー30の操作レンジが「R」
レンジの場合にも、S108以下の処理に移行させても
よい。
【0059】次に、第2実施形態について説明する。
【0060】主制御装置60で行う制御処理としては、
図6に示すフローチャートに沿って実行することもでき
る。なお、このフローチャートはイグニションスイッチ
のオン操作によって起動する。
【0061】まず、S202では、図4におけるS10
2と同様にして制御モードの設定処理を実行した後、S
204に進み、制動トルクの変動状態判定処理を実行す
る。ここでは一例として、車輪速度センサ92の検出結
果をもとに、車輪の減速度を演算する。
【0062】この後、S206に進んで加速要求の判定
処理を実行する。ここでは一例として、アクセルペダル
78の操作量θacをもとに加速要求の程度を判定する。
すなわち、アクセルペダル78の操作量θacが大きいほ
ど、加速要求の程度が大きいとして判断する。このほか
の判定手法としては、前述したように、ナビゲーション
システムに記憶された道路の勾配情報をもとに、坂路の
勾配が大きいほど、加速要求が大きいとして推定しても
よい。
【0063】このような処理を実行した後、S208に
進んでS202で設定した制御モードが「直結モード」
であるかを判定する。その結果、「Yes」の場合には
S210に進み、第2クラッチC2を係合状態に設定す
ると共に、第1クラッチC1の係合トルクを、予め規定
したマップをもとに設定する。
【0064】このマップをグラフ化して図7に示す。こ
のグラフは、制動トルクの変動程度と加速要求の程度に
応じて、第1クラッチC1の係合トルクを規定したマッ
プであり、制動トルクの変動状態と第1クラッチC1の
係合トルクとの関係を規定した特性直線が、加速要求の
程度に応じて個々に設定されている。このグラフより、
加速要求が一定であれば制動トルクの変動程度が大きい
ほど、第1クラッチC1の係合トルクが小さな値に設定
され、制動トルクの変動程度が一定であれば加速要求の
程度が大きいほど、第1クラッチC1の係合トルクがよ
り大きな値に設定される。
【0065】また、車輪回転速度の減速度が大きいほど
制動トルクの変動が大きく、減速度が小さいほど制動ト
ルクの変動が小さいという関係となるため、S210で
は、先のS204で演算した車輪の減速度に応じて制動
トルクの変動程度を規定する。そして、先のS206で
判定した加速要求の程度から、対応する特性直線を選択
し、選択された特性直線と制動トルクの変動程度とをも
とに、第1クラッチC1の係合トルクが規定される。
【0066】従って「直結モード」の場合には、エンジ
ン14側の動力伝達経路を構成する第1クラッチC1が
常に係合された状態となり、制動トルクの変動程度(変
動状態)と加速要求とに応じて第2クラッチC2の係合
トルクを制御して、モータジェネレータ16側の動力伝
達度合いが調整されることになる。
【0067】このようにして、S210では、先のS2
02で設定された制御モードに対して変更が行われた
後、S220に進み、電子スロットルECU62、エン
ジンECU64、M/GECU66、T/MECU6
8、油圧制御回路24に対して制御指令を出力し、その
制御指令を受けた各ECUにおいて、個々に該当する機
構の動作制御が分担して実行される。
【0068】また、先のS208で、S202で設定さ
れた制御モードが「直結モード」でない場合には、S2
12に進み、S202で設定された制御モードが「ET
Cモード」であるかを判断する。その結果、「Yes」
の場合にはS214に進み、第1クラッチC1を切り離
し状態に設定すると共に、第2クラッチC2の係合トル
クを、予め規定したマップをもとに設定する。このマッ
プは、「ETCモード」に対応して規定したマップであ
って、制動トルクの変動程度と加速要求の程度に応じ
て、第2クラッチC2の係合トルクを規定したマップで
あり、図7に示すグラフと同様な傾向のマップであるた
め、図示は省略する。従って、このようなマップによれ
ば、制動トルクの変動程度が大きいほど、第2クラッチ
C2の係合トルクを低減するように設定されるが、加速
要求の程度が大きいほど、この第2クラッチC2の係合
トルクの低減量が抑制されるように設定されることにな
る。
【0069】このようにして、S214では、先のS2
02で設定された制御モードに対して変更が行われ、こ
の後S220に進み、油圧制御回路24などの制御処理
が実行される。
【0070】また、先のS212では、S202で設定
された制御モードが「ETCモード」でない場合には、
S216に進み、S202で設定された制御モードが
「モータ走行モード(前進)」であるかを判断する。そ
の結果、「Yes」の場合にはS218に進み、第2ク
ラッチC2を切り離し状態に設定すると共に、第1クラ
ッチC1の係合トルクを、予め規定したマップをもとに
設定する。このマップは、「モータ走行モード(前
進)」に対応して規定したマップであって、制動トルク
の変動程度と加速要求の程度に応じて、第1クラッチC
1の係合トルクを規定したマップであり、図7に示すグ
ラフと同様な傾向のマップであるため、図示は省略す
る。従って、このようなマップによれば、制動トルクの
変動程度が大きいほど、第1クラッチC1の係合トルク
を低減するように設定されるが、加速要求の程度が大き
いほど、この第1クラッチC1の係合トルクの低減量が
抑制されるように設定されることになる。
【0071】このようにして、S218では、先のS2
02で設定された制御モードに対して変更が行われ、こ
の後S220に進み、前述と同様な処理が実行される。
【0072】そして、S218で「No」と判断された
場合には、S220に進んで、先のS202で設定され
た制御モードに変更が加えられることなく、油圧制御回
路24などの制御処理が実行される。
【0073】このような制御を実行することにより、
「直結モード」、「ETCモード」、「モータ走行モー
ド(前進)」の各制御モードにおいて、制動トルクの変
動程度と加速要求の程度に応じて、エンジン14やモー
タージェネレータ16の動力源と、駆動輪52との間の
動力伝達経路における動力の伝達度合いを調整すること
ができる。これにより、制動トルクの変動が大きい場合
には、対応するクラッチにおける動力の伝達度合いを低
減すると共に、車両に対する加速要求がある場合には、
この動力の伝達度合いの低減量をより小さくすることと
したので、所定の加速性能を確保することが可能とな
る。
【0074】以上説明した第2実施形態では、「直結モ
ード」、「ETCモード」、「モータ走行モード(前
進)」の各制御モードで、制動トルクの変動程度と加速
要求の程度に応じて、第1クラッチC1又は第2クラッ
チC2の係合力制御を実施するものとして説明したが、
このような制御を、例えば「直結モード」のみに実施し
てもよく、また、シフトレバーの30の操作レンジが
「R」レンジの場合でも実施することも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明した各請求項にかかる車両の制
御装置は、制動トルクの変動状態と加速要求の程度とに
応じて、動力伝達手段の係合トルクを制御する制御手段
を備える構成を採用した。これにより、駆動輪に作用し
得る制動トルクの変動状態が大きい場合には、動力伝達
手段の係合トルクを低減して動力源側の保護を図ること
ができ、さらに、このような状況下において加速要求の
程度が大きい場合には、動力伝達手段の係合トルクの低
減量をより小さく変更することで、車両の走行性能の低
下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るハイブリッド車両の構成を示す
のブロック図である。
【図2】図1のハイブリッド車両における動力伝達経路
を示す概略説明図である。
【図3】図1における油圧制御回路の構成を概略的に示
す回路図である。
【図4】主制御装置で実行する制御処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図5】第1、第2クラッチとブレーキ機構の制御状態
と、各制御モードとの関係を示す説明図である。
【図6】第2実施形態における、主制御装置で実行する
制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】制動トルクの変動及び加速要求の程度と、第1
クラッチの係合トルクとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…ハイブリッド駆動装置、12…変速機、14…エ
ンジン 16…モータジェネレータ、18…遊星歯車装置 17e…出力軸、17m…出力軸、22…入力軸 60…主制御装置(HVECU) C1…第1クラッチ、C2…第2クラッチ、B1…ブレ
ーキ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二瓶 寿久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松井 成幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松浦 正裕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D039 AA02 AB27 AC03 AC24 AC74 3J057 AA03 BB02 GA47 GA49 GB02 GB06 GB27 GC11 GE07 HH01 JJ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力の伝達状態を制御する車両の制御装
    置であって、 走行用の動力源側に接続される動力伝達経路と駆動輪側
    に接続される動力伝達経路とを、互いの相対回転を許容
    しつつ所定の係合トルクで接続するとともに、この係合
    トルクの大きさを制御可能な機構を備えた動力伝達手段
    と、 前記駆動輪の回転を制動させる制動トルクの変動状態を
    判定する制動トルク判定手段と、 車両に対する加速要求の程度を判定する加速要求判定手
    段と、 前記制動トルク判定手段で判定された制動トルクの変動
    状態と、前記加速要求判定手段で判定された加速要求の
    程度とに応じて、前記動力伝達手段の係合トルクを制御
    する制御手段とを備える車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 制動トルクの変動が大きい領域では、制動トルクの変動
    が小さい領域に比べて、前記動力伝達手段の係合トルク
    を低減させる第1制御手段と、 加速要求の程度が大きい領域では、加速要求の程度が小
    さい領域に比べて、前記第1制御手段で設定される係合
    トルクの低減量をより小さな量に変更する第2制御手段
    とを備える請求項1記載の車両の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100992770B1 (ko) 2004-12-18 2010-11-05 현대자동차주식회사 하이브리드 전기 자동차용 이중 클러치 변속기의 구조
CN111561525A (zh) * 2019-02-14 2020-08-21 丰田自动车株式会社 车载控制装置及车辆的控制方法

Cited By (3)

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KR100992770B1 (ko) 2004-12-18 2010-11-05 현대자동차주식회사 하이브리드 전기 자동차용 이중 클러치 변속기의 구조
CN111561525A (zh) * 2019-02-14 2020-08-21 丰田自动车株式会社 车载控制装置及车辆的控制方法
CN111561525B (zh) * 2019-02-14 2021-10-29 丰田自动车株式会社 车载控制装置及车辆的控制方法

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