JP2003213666A - 地山固結方法および地山固結装置 - Google Patents

地山固結方法および地山固結装置

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JP2003213666A
JP2003213666A JP2002032475A JP2002032475A JP2003213666A JP 2003213666 A JP2003213666 A JP 2003213666A JP 2002032475 A JP2002032475 A JP 2002032475A JP 2002032475 A JP2002032475 A JP 2002032475A JP 2003213666 A JP2003213666 A JP 2003213666A
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JP
Japan
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tube
resin material
liquid
tip
ground
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JP2002032475A
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Akio Tanaka
章夫 田中
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入チューブを介して管内に二液反応型の樹
脂材料を注入する際の、該樹脂材料による注入路の閉塞
を有利に回避する方途について提案することにある。 【解決手段】 地山内に挿入した、複数の貫通孔を周壁
に有する管内に、二液反応型の樹脂材料を導く注入用チ
ューブを配置し、この注入用チューブの先端から吐出し
た二液反応型の樹脂材料を、外管の貫通孔を介して地山
内へ浸透させて地山を固結するに当り、樹脂材料の二液
混合を注入用チューブの先端部分で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばトンネル
の掘削等に当って崩落のおそれのある軟弱な地山を、そ
こへの樹脂材料の浸透硬化によって堅牢な地山に改質す
る際に用いて好適な地山固結方法およびその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、特開2001−8209
6号公報に、地山に形成された孔内に、中空パイプ状の
ロックボルトまたは有孔鋼管(以下、単に管とする)を
挿入し、その中に、例えば発泡ウレタン樹脂とシリカレ
ジン樹脂との組み合わせを典型例とする、二液反応型の
樹脂材料を注入し、管の孔を介して該樹脂材料を地山内
へ浸透させて地山を固結することが、開示されている。
【0003】かような地山の固結方法において、二液反
応させる各薬液の管への注入は、図1に示すように、二
液の供給ポンプ(図示せず)から送られる各薬液を圧送
ホース1aおよび1bから、二液を混合するミキシング
ユニット2に導き、ここで二液混合した樹脂材料を、上
記管(図示せず)の内部の所定位置まで挿入される、注
入チューブ3に通して先端部から噴出させ、管を介して
地山へ樹脂材料を供給するのが、一般的である。なお、
符号4は、二液反応型の樹脂材料の二液を均一かつ十分
に混合するためのスタティックミキサーである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
ミキシングユニット2において混合された樹脂材料を注
入チューブ3から管へ供給するため、この注入チューブ
内、特にチューブ先端部付近にて薬液が固結し、チュー
ブの先端開口を閉塞する結果、薬液の注入不良をまねく
ことが問題となっていた。
【0005】この発明は、従来技術が抱える上記の問題
点を解決することを課題としてなされたものであり、そ
の目的とするところは、注入チューブを介して管内に二
液反応型の樹脂材料を注入する際の、該樹脂材料による
注入路の閉塞を有利に回避する方途について提案するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の要
旨構成は次のとおりである。 (1)地山内に挿入した、複数の貫通孔を周壁に有する
管内に、二液反応型の樹脂材料を導く注入用チューブを
配置し、この注入用チューブの先端から吐出した二液反
応型の樹脂材料を、外管の貫通孔を介して地山内へ浸透
させて地山を固結するに当り、樹脂材料の二液混合を注
入用チューブの先端部分で行うことを特徴とする地山固
結方法。
【0007】(2)地山内に挿入した複数の貫通孔を周
壁に有する管の内部に配置され、該管内に二液反応型の
樹脂材料を導く注入用チューブの基端に、この注入用チ
ューブに二液反応型の樹脂材料の各液を個別に供給す
る、2本の圧送ホースを接続した地山固結装置であっ
て、注入用チューブは、二液反応型の樹脂材料の一方の
液を供給する圧送ホースに連結される第1のチューブ
と、二液反応型の樹脂材料の他方の液を供給する圧送ホ
ースに連結され、かつ第1のチューブの先端付近まで延
びる第2のチューブとから成り、第2のチューブの先端
部にて樹脂材料の二液混合を行うことを特徴とする地山
固結装置。
【0008】(3)上記(2)において、第1のチュー
ブの内側に、これより小径の第2のチューブを配置した
ことを特徴とする地山固結装置。
【0009】(4)上記請求項2または3において、第
1および第2のチューブと各圧送ホースとを、接続経路
を内蔵するブロックを介して接続したことを特徴とする
地山固結装置。
【0010】(5)上記請求項2ないし4のいずれかに
おいて、注入チューブの先端部に樹脂材料のミキシング
ユニットを配置したことを特徴とする地山固結装置。
【0011】(6)上記請求項2ないし5のいずれかに
おいて、第1および第2の各チューブと各圧送ホースと
の間の液の流路空間における容量を、第1および第2の
チューブ間で異なるせて、第1および第2のチューブ間
におけるチューブ先端からの液の吐出に時間差を設ける
ことを特徴とする地山固結装置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に示すところに基づいて説明する。図2に、この発
明の方法に用いる地山固結装置の実施形態を示す。この
装置は、二液反応型の樹脂材料の供給ポンプ(図示せ
ず)から送られる各薬液を通す、圧送ホース1aおよび
1bを、ブロック5を介して、地山内に配置した管(図
示せず)の内部の所定位置まで挿入される、注入チュー
ブ6と接続して成る。
【0013】ここで、注入チューブ6は、図3に示すよ
うに、第1チューブ6aおよび第2チューブ6bとを組
み合わせた構造、具体的には、注入チューブ6を二重管
構造とし、第1チューブ6aの内側に、これより小径の
第2チューブ6bを配置したものである。一方、ブロッ
ク5は、圧送ホース1aおよび1bがそれぞれ接続され
た接続経路5aおよび5bを内蔵し、接続経路5aおよ
び5bにそれぞれ第1チューブ6aおよび第2チューブ
6bを接続することによって、圧送ホース1aおよび1
bと第1チューブ6aおよび第2チューブ6bとの連結
を実現する。
【0014】かくして、圧送ホース1aからブロックの
接続経路5aを介して第1チューブ6aへ到る、例えば
薬液Aを通す一連の圧送路と、圧送ホース1bからブロ
ックの接続経路5bを介して第2チューブ6bへ到る、
例えば薬液Bを通す一連の圧送路とを独立して構成する
ことができる。
【0015】すなわち、薬液Aは、第1チューブ6aと
第2チューブ6bとの間の空間を通ってチューブの先端
部まで搬送される一方、薬液Bは、第2チューブ6b内
部を通ってチューブの先端部まで搬送され、この先端部
にて両薬液が混合されることになる。このように、この
発明に従う装置では、注入チューブの先端部付近におい
て、二液反応型の樹脂材料の二液混合を行うため、チュ
ーブ内部、特に先端部付近で樹脂材料が固結してチュー
ブを閉塞する事態をまねくことはなく、従って、地山内
に配置した管の内部に、二液反応型の樹脂材料を確実か
つ安定して注入することが可能になる。
【0016】なお、第1チューブ6aの先端部の手前か
つ第2チューブ6bの先端部出側に、ミキシングユニッ
ト、具体的には図1に示したスタティックミキサー4を
配置し、二液反応型の樹脂材料の二液混合を、さらに確
実に図ることが好ましい。
【0017】また、図3に示したように、ブロック5内
の接続経路5aは、同5bに比較して経路を迂回させ
て、圧送ホース1aから第1チューブ6aに到る流路空
間における容量を、圧送ホース1bから第2チューブ6
bに到る流路空間より大きく設定することによって、第
1チューブ6aおよび第2チューブ6bにおける薬液の
チューブ先端からの吐出に時間差を設けることが好まし
い。すなわち、薬液を地山に注入して地山を固結する処
理が終了した時点で、各チューブからの各薬液の搬送を
停止するが、その際、各チューブ内には各薬液が次の固
化処理まで滞留した状態になる。ここで、薬液のいずれ
かが経時変化を起こしやすいものである場合、この経時
変化を起こした薬液を次の固化処理に供すると、薬液の
混合時に正常な反応が得られないことがある。かような
問題に対しては、固結処理後のチューブ内に滞留してい
る、経時変化を起こしやすい薬液を、次の固化処理に先
立って吐出させ、薬液の経時変化分を排出しておき、そ
の後通常の二液混合を行うことが有効な対策となる。そ
のためには、上記したように、第1チューブ6aおよび
第2チューブ6bにおける薬液のチューブ先端からの吐
出に時間差を設けることが有利であり、薬液の経時変化
分を先に排出しておき、その後経時変化を起こしていな
い薬液を他の薬液と混合し地山に注入し、固化処理を再
開する。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明によれば、注入チューブを介して地山側の
管内に二液反応型の樹脂材料を注入する際の、該樹脂材
料による注入路の閉塞が確実に回避されるため、樹脂材
料の注入を滞りなく安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の地山固結装置を示す図である。
【図2】 この発明の地山固結装置を示す図である。
【図3】 この発明の地山固結装置の要部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1a,1b 圧送ホース 2 ミキシングユニット 3 注入チューブ 4 スタティックミキサー 5 ブロック 5a,5b 接続経路 6 注入チューブ 6a 第1チューブ 6b 第2チューブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地山内に挿入した、複数の貫通孔を周壁
    に有する管内に、二液反応型の樹脂材料を導く注入用チ
    ューブを配置し、この注入用チューブの先端から吐出し
    た二液反応型の樹脂材料を、外管の貫通孔を介して地山
    内へ浸透させて地山を固結するに当り、樹脂材料の二液
    混合を注入用チューブの先端部分で行うことを特徴とす
    る地山固結方法。
  2. 【請求項2】 地山内に挿入した複数の貫通孔を周壁に
    有する管の内部に配置され、該管内に二液反応型の樹脂
    材料を導く注入用チューブの基端に、この注入用チュー
    ブに二液反応型の樹脂材料の各液を個別に供給する、2
    本の圧送ホースを接続した地山固結装置であって、注入
    用チューブは、二液反応型の樹脂材料の一方の液を供給
    する圧送ホースに連結される第1のチューブと、二液反
    応型の樹脂材料の他方の液を供給する圧送ホースに連結
    され、かつ第1のチューブの先端付近まで延びる第2の
    チューブとから成り、第2のチューブの先端部にて樹脂
    材料の二液混合を行うことを特徴とする地山固結装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、第1のチューブの内
    側に、これより小径の第2のチューブを配置したことを
    特徴とする地山固結装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、第1および
    第2のチューブと各圧送ホースとを、接続経路を内蔵す
    るブロックを介して接続したことを特徴とする地山固結
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    注入チューブの先端部に樹脂材料のミキシングユニット
    を配置したことを特徴とする地山固結装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかにおいて、
    第1および第2の各チューブと各圧送ホースとの間の液
    の流路空間における容量を、第1および第2のチューブ
    間で異なるせて、第1および第2のチューブ間における
    チューブ先端からの液の吐出に時間差を設けることを特
    徴とする地山固結装置。
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