JP2003211447A - プリフォームの製造方法 - Google Patents
プリフォームの製造方法Info
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- B29C70/541—Positioning reinforcements in a mould, e.g. using clamping means for the reinforcement
Abstract
どのFRP部材の成形方法、特に、RTM成形に用いる
のに好適な3次元形状を有するプリフォームを、高精
度、かつ自動的に製造することのできるプリフォームの
製造方法、および本方法により製造されるプリフォー
ム、および該プリフォームを使って製造されるFRP成
形体を提供する。 【解決手段】3次元形状を有する賦形型を使用して強化
繊維基材を該3次元形状に賦形するプリフォームの製造
方法において、振動体の振動を前記強化繊維基材に伝達
させて該強化繊維基材を振動させると同時に、該強化繊
維基材が前記3次元形状に賦形させるのに十分な時間振
動させて、前記強化繊維基材を3次元形状に賦形するこ
とを特徴とするプリフォームの製造方法。
Description
や航空機などの強化炭素繊維とマトリクス樹脂とからな
る繊維強化プラスチック(以下FRPと略称す)製部材
のRTM(レジントランスファーモールディング)成形
法において使用する強化繊維基材プリフォームの製造方
法に関する。
繊維とするCFRPは、軽量、高耐久性であることか
ら、自動車や航空機などの各種構成部材として理想的な
材料であり、その成形法としては、強化繊維と高靱性の
エポキシ樹脂からなる、厚さ数十〜数百ミクロンのプリ
プレグを一枚一枚積み重ねた積層体をオートクレーブ
(圧力釜)中で加圧、加熱して硬化させる、いわゆるオ
ートクレーブ成形法が一般的である。しかしながら、プ
リプレグは、強化繊維の周りに樹脂が含浸されているこ
とから、繊維は樹脂で固定された状態にあるため、プリ
プレグを変形させることは困難であり、プリプレグを所
定の3次元形状に賦形できないという問題があった。こ
のため、凹凸のある3次元形状を有するFRP製の航空
機部材や自動車部材を製造するに際しては、数ミリの凹
凸に対してもプリプレグを切断、オーバーラップさせ
て、パッチ状に継ぎ接ぎするという製造法をとらざるを
えず、このため、プリプレグからなる部材は、予想以上
に高重量となるばかりでなく、継ぎ接ぎ部分の安全率を
大きくとる必要性も生じて、FRPが適用できる航空機
部材や自動車部材部材は、比較的平坦な形状に限られる
という制約が生じていた。
予め樹脂中に混入されていて、室温でも反応が徐々に進
行していくため、プリプレグ樹脂の硬化反応を遅らせる
ためにプリプレグを冷凍庫に保管して、使用する度に、
一々、解凍工程を設けるという非経済的な側面があっ
た。
解決するFRPの製造方法として、アメリカ特許第52
81388号明細書に記載されているような、RTM
(レジントランスファーモールディング)法と称される
成形法が注目されはじめており、長さが10m以上の複
雑のFRP構造体が実用化されつつある。
め所定の形状に賦形された、樹脂が完全に含浸していな
い、いわゆるドライの連続繊維織物からなる強化繊維基
材を型上に配置し、全体をバグフィルムや金型で覆った
後、バグフィルム内、あるいは金型内部を真空状態にし
て、樹脂を注入して、前記プリフォームに樹脂を拡散、
含浸させるというものであり、アメリカ特許第5427
725号明細書には、タッキファイアーを使った半硬化
状態のプリフォームに関する技術が開示されている。
ォームを使用するため、プリプレグという粘着性のある
材料を切断するという工程が不要なため、軽量かつ、経
済的なFRP部材の製造が可能となる。
繊維状や布帛状といった1次元、あるいは2次元の強化
繊維基材を所定の3次元形状に賦形する工程が必要であ
り、本賦形工程をいかに正確、かつ、効率よく製造でき
るか、自動化が可能であるかが、RTM成形の将来性を
左右する最大の課題となっている。
基材を手作業で裁断して手作業で変形させたり、クロス
を継ぎ接ぎしたりすることが行われるが、経済性向上を
狙って、上型と下型からなる成形型の間に強化繊維基材
を配置し、直接、上下両型の間で挟み込んで、型の閉じ
る力で強引に強化繊維基材を賦形して、両型内に樹脂を
注入する自動成形法が試みられているようである。しか
しながら、このような賦形法では、強化繊維基材は型内
で千切れたり、はさまったりして、再現性のあるプリフ
ォーム、しいては、信頼性の高いFRP成形物が得られ
ていないのが実状である。
P成形技術の背景に鑑み、軽量かつ高い信頼性を有する
航空機や自動車などのFRP部材の成形方法、特に、R
TM成形に用いるのに好適な3次元形状を有するプリフ
ォームを、高精度、かつ自動的に製造することのできる
プリフォームの製造方法、および本方法により製造され
るプリフォーム、および該プリフォームを使って製造さ
れるFRP成形体を提供するものである。
に、本発明は、以下の構成を採用するものである。すな
わち、 (1)3次元形状を有する賦形型を使用して強化繊維基
材を該3次元形状に賦形するプリフォームの製造方法に
おいて、振動体の振動を前記強化繊維基材に伝達させて
該強化繊維基材を振動させると同時に、該強化繊維基材
が前記3次元形状に賦形させるのに十分な時間振動させ
て、前記強化繊維基材を3次元形状に賦形することを特
徴とするプリフォームの製造方法。
るものであることを特徴とする前記(1)に記載のプリ
フォームの製造方法。
れており、前記3次元形状に賦形させる温度が固着剤の
ガラス転移温度以上であることを特徴とする前記(1)
または(2)に記載のプリフォームの製造方法。
れており、振動体によって振動させる振幅が、固着剤の
結合を切る振幅以上であることを特徴とする前記(1)
〜(3)のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。
が複数箇所あり、該複数箇所において、振動の開始時間
および/または終了時間に差をもたせたことを特徴とす
る前記(1)〜(4)のいずれかに記載のプリフォーム
の製造方法。
は全部が、変形抵抗を有するように固定されていること
を特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のプ
リフォームの製造方法。
が複数箇所あり、該複数箇所において、振幅および/ま
たは振動数を異ならせたことを特徴とする前記(1)〜
(6)のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。
続繊維からなることを特徴とする前記(1)〜(7)の
いずれかに記載のプリフォームの製造方法。
連続繊維からなることを特徴とする前記(1)〜(8)
のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。
的におよび/または完全に停止させることを特徴とする
前記(1)〜(9)のいずれかに記載のプリフォームの
製造方法。
を変化させることを特徴とする前記(1)〜(10)の
いずれかに記載のプリフォームの製造方法。
よび/または製造工程後に固着剤を賦与し、プリフォー
ムの形態を安定化させることを特徴とする前記(1)〜
(11)のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。
らなることを特徴とする前記(1)〜(12)のいずれ
かに記載のプリフォームの製造方法。
に記載のプリフォームの製造方法によって得られたこと
を特徴とするプリフォーム。
に記載のプリフォームの製造方法によって得られるプリ
フォームに、樹脂を注入含浸させてRTM成形して製造
したことを特徴とするFRP成形体。である。
は、例えば、図1に示すように、賦形したい凹凸のある
所定の3次元形状を有する賦形型1の上に、RTM成形
品(FRP)の強化繊維となる布帛状などの強化繊維基
材2を配し、該強化繊維基材2に振動体3からの振動を
直接あるいは間接的に強化繊維基材2に伝達させて、強
化繊維基材2を構成する強化繊維が移動しやすくなる状
態にしながら、賦形冶具4により繊維基材2を賦形型1
の方向に押しつけて、強化繊維基材2を所定の3次元形
状に賦形する方法である。
せることなく、押しつける力だけで賦形型と賦形冶具の
間で賦形しようとすると、クロスを構成する強化繊維束
同士の摩擦抵抗により、移動を必要とする強化繊維以外
の繊維も移動してしまい、いわゆる目ズレや皺といった
欠点が発生しやすい。
ジット)中に残り、クラック発生の起点となるなど物性
低下の源となる。さらには、凹凸のあるコーナー部分な
どで強化繊維が千切れたり、段差部分でブリッジングを
起こして(つぱって)しまい、所定の形状に賦形できな
い。
維基材中の繊維は振動しているため、強化繊維同士は、
互いに接触と比接触を繰り返しているため、繊維間の摩
擦が小さく、わずかな押しつけ力で繊維は移動、滑るこ
とが可能であり、千切れたり、つぱったりせずに、移動
を必要とする繊維だけを必要量、必要な方向に移動させ
て、所定の形状に賦形が可能となる。すなわち、図2に
示すような台形断面(凸型)状の賦形型1上で平織りク
ロスからなる強化繊維基材2を該賦形型形状に賦形する
場合、クロスを構成する縦糸と横糸のうち、凸型部分に
跨る縦糸5と横糸6のみが、凸型部の高さに応じた量だ
け移動させることができれば、皺や目ズレが発生せず
に、台形状の賦形、台形状のプリフォームの製造が可能
となる。
ける手段として、賦形冶具4を使用した例を示したが、
本発明のコンセプトである強化繊維基材2が振動してお
れば賦形は十分可能であり、賦形冶具4の代わりに、面
状の賦形型で強化繊維基材を賦形型1に押しつけても、
振動体3自体で強化繊維基材2を賦形型1に押しつけて
も差し支えない。また、押しつけは、賦形治具4ではな
く、賦形型1側から空気吸引するなどして強化繊維基材
2を賦形型1の方向に引き寄せても差し支えない。
材2を振動させる役割を果たすものであり、直接強化繊
維基材2に接触して振動させても、冶具などを介して間
接的に振動を伝達しても差し支えない。接触の仕方とし
ては、振動体と点で接触しても、面で接触しても本発明
の主旨に影響するものではない。さらに、振動は、強化
繊維基材2の上方から入力しても、側方から入力させて
も差し支えない。また、振動させる個所は、1個所であ
っても、複数個所であっても本発明の主旨に影響するも
のではない。
させるので、アメリカ特許第5427725号明細書に
記載されているタッキファイアーや、目止め材、集束
剤、ザイジング剤などと呼ばれる基材の形態を安定させ
たり、樹脂との接着性を向上させる等の目的で繊維に付
与されている高分子材料等からなる固着材が付着してい
ても、十分に長い時間振動を与えながら、徐々に基材を
変形させていくことで、皺や目ズレのない所定の形状に
強化繊維基材を賦形することが可能となり、所定のプリ
フォームが得られる。
は、繊維が振動しているために、繊維の移動が基材に皺
や目ズレなどを発生させないでプリフォーム化が可能と
いうことにある。すなわち、単に押しつける力だけで賦
形した場合、押しつけられた個所付近の繊維だけが移動
して3次元形状に追従しようとするため、繊維量の収支
があわず、繊維の欠落部分(いわゆる目抜け部)ができ
たり、皺が生じるが、本発明のように繊維が十分振動し
ていると、押しつけた個所以外の、極端には基材の端部
においても繊維が振動するため、押しつけた個所での繊
維量の収支が合うように基材端部の繊維までが移動し
て、繊維の欠落(ヌケ)や皺を発生させることなく、3
次元形状に賦形が可能となる。
定されているような場合でも、振動により該固定部が外
れて、繊維が移動可能となる。
形したプリフォームは、凹凸のあるコーナー部分でもヌ
ケや皺が発生せずに賦形できており(図6参照)、本発
明の特徴が一目瞭然となっている。
望ましい実施の形態を、図1および図3を参照しながら
詳述する。
FRPを成形する時に使用する成形型、すなわち、FR
P部材になった場合の最終形状にほぼ近い3次元形状を
有している。賦形型の材質は、強化繊維基材が押しつけ
られても大きく変形しないように、金属、木材、FR
P、プラスチック、セラミック、ゴムなどの固体からな
るものであることが好ましい。後述するように賦形した
プリフォームをある程度固定する目的で、固着材を付与
する場合などを考慮すると、固着材が付着しても離型が
容易なように、賦形型面を、シリコンやポリエチレンな
どのフィルム状物で覆ったり、シリコン系離型剤などの
離型処理を施しても差し支えない。強化繊維基材が、複
数枚の布帛などからなる等で厚さが数mmの場合は、後
述する振動体の振幅を大きくする傾向にあるので、型は
この振動に耐え得るように頑丈構造にしておくことが好
ましい。また、強化繊維基材の振動が型に伝達してくる
ので、振動で型が移動しないように高重量にしたり、ボ
ルト等で床などに固定しておくことが好ましい。また、
ゴムやフェライトなどの減衰材料を賦形型の周囲や底面
に配して型の振動や移動を抑制しても差し支えない。
場合には、型も強化繊維基材からの振動を受けて振動す
るので、型と強化繊維基材の摩擦抵抗が低下し、強化繊
維基材は型上をより容易移動しやすくなり、強化繊維基
材に皺など寄せないで、より精度良く、賦形することが
可能となる。また、賦形型の最終形状は、強化繊維基材
の賦形状況をチェックしながら、修正していく場合が多
いので、形状修正のしやすい、スチールやアルミニウム
などの金属製、あるいは、木製のものが好ましい。
形態安定剤が付与されている場合などは、基材を熱風や
赤外線などで加熱することも効果的であり、型材質は、
加熱に耐えうる金属や耐熱樹脂としておくことが好まし
い。この際、加熱温度は、非接触式の温度計でモニター
が可能であり、加熱温度は、バインダーのガラス転移温
度(いわゆるTg)以上であることが好ましい。
のFRPの強化繊維の一部または全部となる、数mmか
ら数10mの連続あるいは、非連続の繊維状であった
り、平織り、綾織り、メッシュ、ニット、不織布、マッ
トなどの布帛状物であってもよい。強化繊維としては、
ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維、アラミド繊維、ポ
リエチレン繊維などの有機繊維を単体または、これらを
併用して使用できるが、後述するように、基材をより効
率よく振動させるためには、少なくとも無機繊維を強化
基材中に使用することが好ましい。無機繊維の中でも、
炭素繊維は、最も弾性率が高いため振動伝達しやすく、
したがって、繊維同士が滑って、より移動しやすいの
で、最も好ましい強化繊維といえる。
繊維が結束されていないために、織物を構成する、糸束
(例えば、平織りの場合の縦糸)1本だけを、振動させ
ることで、他の繊維(横糸や隣接する縦糸)を移動させ
ることなく引き抜くことができるので、賦形時に皺やヌ
ケを発生させることなく、賦形できる好ましい形態であ
る。また、クロスは成形体全体をほぼい均一にカバーす
ることができる強化繊維基材であり、構造体用途に好適
である。中でも、一方向織物と呼ばれるクロスは、プリ
プレグ並の強度、繊維含有率が得られるため、構造体に
は特に適する。
規則的あるいは、ランダムに配列したマット状物も、繊
維が短いために、わずかの振動で繊維を移動させること
が可能であり、好ましい基材の形態といえる。
呼ばれる熱硬化性あるいは熱可塑樹脂などの高分子から
なる集束剤が、繊維のケバや基材の形態安定性を目的と
して付与されていても差し支えない。バインダーの付着
量が多いと、後述する振動体の振幅を大きくしたり、基
材の変形速度を遅くして、振動させる時間を十分長くし
て、徐々に基材を賦形していくことが効果的である。ま
た、加熱することでバインダーを軟化させて変形を容易
にしたり、逆に、冷却することで特定の個所の繊維の移
動を抑制することも可能である。なお、加熱温度として
は、前述したように、高分子からなるバインダーの場
合、ガラス転移温度以上とすることが好ましい。また、
賦形の速度は、皺やヌケが生じない程度の速度とするこ
とが好ましい。
定するために、固着材を付与することも好ましい。具体
的には、アメリカ特許第5427725号などに記載の
固着材や、糊材料が使用できる。固着材の選定の基準
は、FRPのマトリックス樹脂の物性を低下させない材
料を選ぶことであり、付着量も物性に影響しない範囲
で、かつ、樹脂の流動抵抗を大きく増加させない範囲に
限定することが好ましい。具体的には、付着量は10%
以下が適切である。
数の布帛状物を積み重ねたり、ステッチしたものであっ
たりするが、継ぎ接ぎ状であっても差し支えない。
るものであるが、必要な強化繊維基材の面積は、賦形型
の表面積よりも大きくしておくことが重要である。好ま
しくは、賦形型の表面積の1.1〜1.5倍程度の大き
さに裁断することが好ましい。また、賦形型の3次形状
を展開した型紙を起こし、該型紙形状に糊代をつけた形
状の強化繊維基材とすることも、材料収率を向上させる
ことができて好ましい。なお、強化繊維基材の裁断は、
自動機を使用すると、さらに、材料収率を向上させるこ
とが可能である。また、図4に示すように、賦形時に強
化繊維基材2の周辺部に枠7を配して、繊維強化基材の
周囲の一部または全部が、移動しないように固定するこ
とも好ましい。こうすることで、強化繊維基材2と枠7
との間の摩擦で基材全体が面外に移動することを調整し
たり、移動させたくない繊維や基準線を固定する手段を
講じることができる。また、傾斜した場合の重力や、風
力などによる移動も抑制できる。枠7を使用する方法の
代わりに、強化繊維基材の周辺部等を縫ったり、樹脂
や、粘着テープなどで移動させたくない繊維やその周辺
を固定して、賦形作業の効率、精度を向上させることも
本発明の一形態である。
機、振動子、バイブレーターと呼ばれるものなどが採用
できるが、その振動が強化繊維基材を振動させることが
できるものであれば特に限定されるものではなく、電気
式や、空気式のものが広く知られている。例えば、エク
セン(株)の振動モーターKM25−2P、OH型、C
H型、BH型、D25DS、D28FPや、OHT社の
電動空圧工具「ターボラップ」などである。
ように、振動体3を強化繊維基材2に直接接触させて
も、振動体3と強化繊維基材2との間にフィルムやロー
ラーなどを介して間接的に行っても差し支えない。直
接、振動体と強化繊維基材を接触させると、振動減衰が
抑制できるので、より大きな振動を強化繊維に伝達でき
て好ましい。複数の振動体を同時に使用したり、振動特
性の異なる振動体を併用しても差し支えない。
より振動し、繊維束間および/または繊維単糸間が接触
と非接触を繰り返す状態となるので、繊維束同士および
/または繊維単糸同士の摩擦は極端に低下し、非接触状
態では摩擦ゼロとなる。本状態で、強化繊維基材に賦形
のための力を作用させると、強化繊維は他の繊維の拘束
を受けずに移動、変形することができて、皺やツッパリ
のない賦形が可能となる。
5〜3mmであり、振動数は、50〜2000Hzであ
る。振幅が本範囲より小さいと賦形に要する時間が長く
なり、本範囲より大きいと繊維の位置の精度コントロー
ルが低下する可能性があるからである。強化繊維基材が
固着材で固定、または仮固定されている場合には、振幅
は固着材の結合を切るに足る大きさとすることが好まし
い。また、繊維の乱れの精度コントロールが不要な場合
は極端に振幅を大きくしたり、振動させずに賦形すれば
よく、希望する精度に合わせて振幅と振動数を事前検討
して決定することが好ましい。また、振動数は、本範囲
より小さいと賦形時間が長くなるデメリットがあり、本
範囲を超える範囲では強化繊維を痛める可能性があるか
らである。
に示すように、強化繊維基材2を傾斜のある型8上(図
5は回転ドラムの1/4を想定して記載している)に固
定し、繊維束一本に20〜100g程度の重り9を吊し
て、該繊維束を振動体の振幅を増大させながら振動させ
て、重りが自然に落下(移動)を開始する時点の振幅を
求め、本振幅の1.1〜1.5倍の大きさの振幅を賦形
時に作用させるというやり方が有効である。もちろん、
本方法のような、事前検討を経ずに、直接賦形型上で振
動数や振幅を調整して賦形条件を割り出しても差し支え
ない。
3次元形状を有する、いわゆる上下型、あるいは、左右
型の一方であっても、賦形冶具と称する棒状や、ローラ
ー状、あるいはヘラ状の押しつけ冶具であっても、振動
体自体であっても、賦形型側から空気吸引したり、賦形
型方向に風力を加えて強化繊維基材を賦形型に押しつけ
ることができれば、いずれでも差し支えない。最も好ま
しいのは、振動体自体を賦形冶具とすることで、こうす
ることで、変形させたい個所に最も効率よく振動が伝達
できるし、振動の大きさも振動体自体の振幅や振動数を
調整することで制御しやすいからである。
に単調に押しつけるだけではなく、押しつけ力に強弱を
つけたり、左右にスライドさせたりして、不規則に押し
つけることも好ましい賦形法である。最も好ましいの
は、強化繊維を最も移動させたい個所に振動体を型に沿
って移動させながら、強弱をつけて徐々に押しつける方
法である。複数の治具を用いる場合、治具の押しつけ動
作に時間差をつけると、繊維の移動がよりスムースに行
えて、より良好な賦形が可能となり好ましい。また、複
数の治具を用いる場合、治具ごとに、振動数や振幅を異
なる値に適正に設定しても好ましい。
く、複数の振動数や、振幅の異なる振動体を併用して、
強化繊維基材に必要な繊維の移動量に見合ったものを選
定、併用することが好ましい。また、振動体は、賦形中
は、必ず振動している必要はなく、振動数や振幅を変化
させたり、振動を停止させて、基材の移動を止める役割
を果たさせても差し支えない。
たり、糊などの粘着剤や固着剤を部分的に付与して、基
材が移動や変形をしないようにしながら、賦形すること
も本発明の範囲内である。
ら外した後でも形態保持できるように、賦形後、賦形型
上で固着剤を付与したり、加熱して熱固定(いわゆるヒ
ートセット)しておくことが好ましい。ヒートセットに
は、基材中に熱可塑樹脂のパウダーや繊維状物を散布し
ておいて、それらの融点以上に基材を加熱した後、冷却
しする方法などが挙げられる。もちろん固定する個所
は、基材の全部である必要はなく、一部であっても差し
支えない。凹凸のあるコーナー部を固定しておくと、プ
リフォームを多少手荒にハンドリングしても目ずれや目
開きしにくく、好ましい固定法である。
され、引き続く型内への樹脂注入により、プリフォーム
内に樹脂が充填、硬化してコンポジットが完成する。本
発明によるプリフォームは、形状が所定の形状をしてい
るため、型内に配置した際、プリフォームが突っ張るこ
とはなく、生産効率が向上する。また、目ずれや目あき
がないために、コンポジットの表面が平滑で均一である
ため、意匠性が良好であるばかりでなく、機械物性が安
定するという、自動車部材や航空機部材などの高い信頼
性を要求される部材に適した特徴を有する。
M成形に適するプリフォームの製造方法であるが、同一
の手法は、部分含浸プリプレグと呼ばれる(WO−00
/27632、WO−98/34979号公報を参
照)、樹脂が一部に含浸しているプリプレグの一種にお
いては、本振動賦形技術を適用することで、3次元形状
に変形が可能となる。さらに、加熱手段を併用しての賦
形は、通常のプリプレグにも適用が可能である。
5GPa)ストランド(単糸数12000本)を製織し
てなる平織りクロス(縦方向ストランド数5本/25m
m、横方向ストランド数5本/25mm、目付200g
/m2 )を縦糸方向が1000mm、横糸方向が300
mmとなるように長方形状に切り出した強化繊維基材を
直径0.9m、幅400mmの金属ドラム上に乗せて四
隅を粘着テープで固定した。その後、クロス中央の縦方
向ストランド一本に重さ30gの重りをつり下げ、該ス
トランドを振動体(OHT社の電動空圧工具「ターボラ
ップ」)で、0.3mm、振動数250Hzで振動させ
たところ、該ストランドは横方向ストランドを移動、変
形させずに抜き取れることを」確認した。 次に、上記
クロスを段差20mmある凹部を有する賦形型上に配置
し、振動体(OHT社の電動空圧工具「ターボラッ
プ」)の5本先端に該賦形型の凹部形状をしたプラスチ
ック製の賦形治具を取り付けて、振幅0.3mm、振動
数15000rpmで振動させながら、速度2mm/m
inで治具により基材を賦形型に押しつけていったとこ
ろ、基材は振動しながら移動、変形し、賦形治具を取り
除いた後には、皺や目ズレなどの無い、綺麗な賦形型と
同一形状の炭素繊維クロスプリフォームが得られた。
の固着剤を1g/m2 スプレーで塗布して固定し、さら
に樹脂流れのためのメディアとバグフイルムを被せて真
空RTM成形(樹脂はビニルエステル樹脂)し、皺や目
ズレのない良好な繊維強化複合材料が得られた。
重さを10gずつ増加させていったところ、200gで
ストランドが下方に200mm移動した。この際、横方
向ストランドも移動して、目ズレが発生した。
て、振動数をゼロとした他は全て実施例1と同一にして
賦形を行ったところ、コーナー部で皺と目ズレが発生し
た。また、実施例1と同一条件でRTM成形したとこ
ろ、目ズレ部分には樹脂が含浸していない(樹脂がまわ
っていない)繊維強化複合材料が得られた。
に45度の角度をなす方向(0°、45°、90°方
向)に重ねた後、実施例1と同一の賦形型上に配置し、
さらに、クロス端部を木枠で挟み込んで、実施例1と同
一の振動体3本と2本の先端に、それぞれプラスチック
製の賦形治具A、Bを取り付けて賦形をした。賦形治具
Aの振動数は250Hz、振幅は0.4mm、賦形治具
Bの振動数は850Hz、振幅は1.2mmとし、まず
賦形治具Aを速度5mm/minで10秒間押しつけて
は10秒間離してを5回繰り返し、次いで、賦形治具B
は速度3mm/minで押しつける順番で賦形した。そ
の結果、クロス3枚全てのストランドは、振動しながら
移動し、皺や目ズレのない3枚重ねのプリフォームが得
られた(図6)。
3.5GPa)ストランド(単糸数3000本)を製織
してなる平織りクロス(縦方向ストランド数8本/25
mm、横方向ストランド数8本/25mm、目付200
g/m2 )にエポキシ系の固着剤(ガラス転移温度は7
0℃)を付与した繊維強化基材を、実施例1の事前検討
と同様に、縦糸方向が1000mm、横糸方向が300
mmとなるように長方形状に切り出し、直径0.9m、
幅400mmの金属ドラム上に乗せて四隅を粘着テープ
で固定した。その後、クロス全体を赤外線ランプで80
℃に加熱した後、中央の縦方向ストランド一本に重さ3
0gの重りをつり下げて、該ストランドを振動体(OH
T社の電動空圧工具「ターボラップ」)で、0.2m
m、振動数170Hzで振動させたところ、横方向スト
ランドを移動、変形させずに抜き取ることができた。
形型上に配置し、赤外線ランプでクロスの表面温度が8
0℃となるまで加熱した他は実施例1と同様にして賦形
治具で賦形したところ、目ズレのない良好なプリフォー
ムが得られた。なお、本プリフォームは賦形後、赤外線
ランプでの加熱を中止して、温度を室温まで戻したとこ
ろ、手で取り扱っても目ズレしない形態安定性に優れる
(少々手荒に扱っても型くずれしない)プリフォームで
あることがわかった。
た他は、実施例3と同様にして賦形を試みたところ、ク
ロスは目ズレとブリッジング(ツッパリ)が生じて良好
なプリフォームが得られなかった。
て、赤外線ランプによる加熱を行わずに重りの重さを増
加させてストランドの引き抜きを試みたところ、横方向
ストランドを乱さずに引き抜くことは不可能であった。
フォームの製造方法によれば、3次元形状のプリフォー
ムをオートクレーブ等の高価な設備を使用することな
く、RTM成形などの簡単な設備で、例えば航空機部材
や自動車部材などの、高い信頼性を要求される構造部材
を製造することが可能となり、しいては、輸送機器の軽
量化による省エネルギー、環境改善に役立つ。
を示す概略図である。
を示す斜視および平面図である。
様例を示す概略図である。
実施態様例を示す概略図である。
法の一例図である。
次元賦形したプリフォームの繊維の形状を示す写真図で
ある。
Claims (15)
- 【請求項1】3次元形状を有する賦形型を使用して強化
繊維基材を該3次元形状に賦形するプリフォームの製造
方法において、振動体の振動を前記強化繊維基材に伝達
させて該強化繊維基材を振動させると同時に、該強化繊
維基材が前記3次元形状に賦形させるのに十分な時間振
動させて、前記強化繊維基材を3次元形状に賦形するこ
とを特徴とするプリフォームの製造方法。 - 【請求項2】前記振動体が強化基材と直接接触するもの
であることを特徴とする請求項1に記載のプリフォーム
の製造方法。 - 【請求項3】前記強化繊維基材に固着剤が賦与されてお
り、前記3次元形状に賦形させる温度が固着剤のガラス
転移温度以上であることを特徴とする請求項1または2
に記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項4】前記強化繊維基材に固着剤が賦与されてお
り、振動体によって振動させる振幅が、固着剤の結合を
切る振幅以上であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項5】前記強化繊維基材の振動させる箇所が複数
箇所あり、該複数箇所において、振動の開始時間および
/または終了時間に差をもたせたことを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項6】前記強化繊維基材の周囲の一部または全部
が、移動しないように固定されていることを特徴とする
請求項1〜5のいずれかに記載のプリフォームの製造方
法。 - 【請求項7】前記強化繊維基材の振動させる箇所が複数
箇所あり、該複数箇所において、振幅および/または振
動数を異ならせたことを特徴とする請求項1〜6のいず
れかに記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項8】前記強化繊維基材が、少なくとも連続繊維
からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項9】前記強化繊維基材が、少なくとも非連続繊
維からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに
記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項10】前記振動体を、製造途中で、一次的にお
よび/または完全に停止させることを特徴とする請求項
1〜9のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項11】前記振動体の振動数、および振幅を変化
させることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記
載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項12】前記プリフォームの製造工程中および/
または製造工程後に固着剤を賦与し、プリフォームの形
態を安定化させることを特徴とする請求項1〜11のい
ずれかに記載のプリフォームの製造方法。 - 【請求項13】前記強化繊維基材が、無機繊維からなる
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のプ
リフォームの製造方法。 - 【請求項14】請求項1〜13のいずれかに記載のプリ
フォームの製造方法によって得られたことを特徴とする
プリフォーム。 - 【請求項15】請求項1〜13のいずれかに記載のプリ
フォームの製造方法によって得られるプリフォームに、
樹脂が注入含浸されてなることを特徴とするFRP成形
体。
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