JP2003211038A - 噴霧装置およびそのノズルの着脱治具 - Google Patents

噴霧装置およびそのノズルの着脱治具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合反応硬化型材料など着色液体材料を含む
複数種の液体材料を混合して噴霧するスプレーガンや塗
装ガン等の噴霧装置において、色替え作業を容易にする
ことである。 【解決手段】 スプレーガンは、ガン本体10の下端に
ノズル21を備える。このノズル21の上部を内筒22
に装着し、内筒22に軸方向にのみ移動可能に外筒23
をスプライン結合したノズル組立体20とし、その内筒
22の上端部に、ガン本体10下端のテーパーキャップ
13下部の凹部13aに噛み込む爪24を設け、外筒と
内筒との相対移動により爪24を開閉するカム25を外
筒23に設けてチャック機構を構成し、ノズル21をガ
ン本体10に着脱自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混合反応硬化型材
料など着色液体材料を含む複数種の液体材料を混合して
噴霧する噴霧装置、およびそのノズルの着脱に使用する
着脱治具に関する。
【0002】
【従来の技術】主成分のポリオールに着色剤等を添加し
た着色した主剤と、この主剤を硬化させる硬化剤のイソ
シアネート化合物とを使用した混合反応硬化型材料は、
例えば塗料や表皮成形材料などに用いられており、塗装
ガンやスプレーガンの混合室に主剤と硬化剤とを供給し
て混合し、得られた混合物を混合室に連通したノズルか
ら被塗装物に噴霧し、あるいは表皮成形では成形型内に
噴霧するように使用される。
【0003】従来、色替え時に即時の対応を可能とする
方法として、例えば塗装ガンに主剤、硬化剤を供給する
供給経路を主剤、硬化剤に対し各々2系統設けて、色替
え時に供給経路を切り替えるものが知られている(特開
昭62−237853号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の技術では、色替え時にも同一ノズルを使用するた
め、入念な洗浄をしなければ、色替えした新たな色に鮮
明な色相を得ることが難しい問題があった。このような
問題は、特に、主剤や硬化剤を微量供給する表皮成形で
は顕著に発生する傾向がある。
【0005】本発明の課題は、混合反応硬化型材料など
着色液体材料を含む複数種の液体材料を混合して噴霧す
るスプレーガンや塗装ガン等の噴霧装置において、色替
え作業を容易にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、着色液体材料を含む複数種
の液体材料を混合室に供給して、得られた混合物を混合
室に連通したノズルから噴霧する噴霧装置において、前
記ノズルを着脱自在に設けて、前記液体材料の色替え時
に前記ノズルを交換することを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、混合反応硬化型
材料など着色液体材料を含む液体材料の色替え時に噴霧
装置のノズルを交換するので、色替え時にノズルの洗浄
作業が不要で色替え作業が容易であり、また色替えした
新たな色に鮮明な色相を得ることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1の噴霧装
置において、前記ノズルの上部を内筒に装着して、該内
筒の上端部に前記混合室を含む噴霧装置本体の下部に形
成した凹部に噛み込む開閉自在な爪を周方向に間隔をあ
けて設けると共に、前記内筒の外面に軸方向にのみ移動
可能に外筒をスプライン結合して、該外筒に外筒と内筒
との相対移動によって前記爪を開閉するカムを設けてチ
ャック機構を構成し、該チャック機構により前記ノズル
を前記装置本体に着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、外筒と内筒との
相対移動により、装置体下部の凹部に噛み込む内筒の爪
を外筒のカムで開閉して、ノズルを装置本体に着脱でき
るので、ノズルの交換が容易である。
【0010】請求項3記載の発明は、ノズルの着脱治具
であって、前記ノズルは、該ノズルの上部を装着した内
筒の上端部に周方向に間隔をあけて設けられた、前記混
合室を含む噴霧装置本体の下部に形成した凹部に噛み込
む開閉自在な爪と、前記内筒の外面に軸方向にのみ移動
可能にスプライン結合した外筒に設けられた、外筒と内
筒との相対移動によって前記爪を開閉するカムとからな
るチャック機構により、前記装置本体に着脱自在とした
ものにおいて、前記着脱治具は、複数の支柱の上端に固
定された、前記外筒の上部を収容可能な開口を有する環
状の天板と、前記天板に向けて付勢して前記支柱に嵌挿
された、前記ノズルを挿通する開口を有して前記外筒お
よび内筒の下部を支持可能な環状の支持板とを具備し、
前記天板の開口に、前記外筒の上端部外周に周方向に間
隔をあけて設けられた複数の突起が挿入される環状溝を
形成すると共に、前記外筒の回転位置によって前記突起
を挿通可能とする切り欠きを前記天板上面側から前記環
状溝に接続して設け、前記支持板の開口に、前記外筒の
一側に下方まで切り下げて形成されたガイド溝内に突出
する位置決め用ピンを突設させたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明によれば、着脱治具に対す
る噴霧装置本体による内筒および外筒からなるノズル組
立体の降下、回転および装置本体の上昇により、ノズル
組立体を装置本体から取り外し、新たなノズル組立体が
セットされた着脱治具に対する装置本体の降下、回転お
よび上昇により、装置本体にノズル組立体を取り付けて
治具から取り出せ、自動作業でノズルを交換できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳述
する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態に係る噴霧
装置を示す断面図である。
【0014】本実施の形態の噴霧装置は、スプレーガン
1を図示しないロボット(スプレーロボット)に搭載し
て、該スプレーガン1を上下・左右・前後の各方向に移
動自在かつ中心軸線に対し傾動自在とし、さらに中心軸
線の回りに回転可能に構成している。スプレーガン1
は、ガン本体10と、そのガン本体10の下端にチャッ
ク機構により着脱自在に取付けられたノズル21とを備
える。
【0015】ガン本体10は、表皮成形に使用する混合
反応硬化型材料の主剤、硬化剤の流入孔、流出孔が下部
に開口したシリンダ孔11を有し、シリンダ孔11に嵌
合した切欠き溝を有するピストンロッド12の上下方向
の摺動操作により、シリンダ孔11の下部先端部に混合
室を画成して、混合室に主剤および硬化剤を流入孔から
吐出させる吐出状態と、ロッド12側面の切欠き溝で流
入孔と流出孔とを連通して、主剤、硬化剤を流入孔から
流出孔に流出させる循環状態とを切り替え可能になって
いる。
【0016】ガン本体10の下端にはテーパキャップ1
3がネジ止めによって取り付けられ、このテーパキャッ
プ13とシリンダ孔11との間にはスタティックミキサ
14が介挿されている。シリンダ孔11先端部の混合室
で混合された主剤および硬化剤は、スタティックミキサ
14の流路内で更に混合された後、テーパキャップ13
の流路を経てノズル21の流路に入り、ノズル21先端
のチップ26から表皮成形の型内に噴霧される。
【0017】なお、本実施の形態では、シリンダ孔11
の中心に先端に達する貫通孔15を設けて、貫通孔15
に弁棒16を上下方向に移動自在に嵌装することによ
り、貫通孔15の内面と弁棒16との間に液体通路17
を形成すると共に、弁棒16によってシリンダ孔11の
先端の開口を開閉可能としている。これによって、主剤
に着色剤を配合する代わりに、着色剤を液体通路17を
介して混合室に送り込むような使用法を可能にしてい
る。また液体通路17に洗浄液を流すことによって、混
合室以下のノズル21先端まで洗浄することも可能であ
る。
【0018】本例では、着色剤は例えば赤、青、黄色の
3色分用意してあり、ガン本体10に取り付けた着色剤
装入部18a、18bまたは18cによって、着色剤を
選択して液体通路17に送り込む。着色剤は、予め主剤
の主成分であるポリオールで希釈して流動性を持たせて
おく。
【0019】ノズル21は、図2(a)に示すように、該
ノズル21の上部を内筒22内に挿通し、内筒22の内
面下部にネジおよびキー溝により位置決め固定し、ロッ
クナット締結して、ノズル21を内筒22に装着してい
る。そしてその内筒22の外面に軸方向にのみ移動可能
に外筒23をスプライン結合して、ノズル組立体(ノズ
ルアセンブリー)20に構成している。内筒22は外筒
23から下部が露出する。
【0020】前記のチャック機構は、ガン本体10のテ
ーパキャップ13下部に形成された凹部13aに噛み込
む内筒22の爪24と、爪24を開閉する外筒23のカ
ム25とからなる。爪24は、内筒22の上端部周方向
の複数箇所、例えば3箇所にノズル21の中心軸線を含
む鉛直面内で回動可能に取付けられ、これらの爪24
は、下端を束ねた図示しないリングバネによって外方向
の開方向に付勢されている。カム25は、外筒23の上
端部内側の周方向の3箇所に爪24に対応して設けられ
ている。
【0021】図2(b)に示すように、外筒23に対して
内筒22を押し込む方向に、外筒23と内筒22とを相
対的に移動すると、カム25が爪24の上部に当接して
内方向に押圧し、爪24をリングバネによる付勢力に抗
して閉じる。これにより、爪24がテーパキャップ13
の凹部13aに噛み込んで、ノズル21を含むノズル組
立体20全体がガン本体10の下端に連結される。逆に
外筒23と内筒22とを引き離し方向に相対移動する
と、カム25による爪24の押圧が解除されてリンクバ
ネの付勢力で爪24が開き、ガン本体10に対するノズ
ル組立体20の連結が解除される。
【0022】本発明では、混合反応硬化型材料などの色
替え作業を容易にするために、色替え時にノズル21を
組立体20ごと交換するようにした。このノズルの交換
作業は手動で行ってもよいが、既に図2にも示してある
が、本実施の形態では、図3に示すようなスタンド(着
脱治具)30を用いて自動的に行えるようにした。な
お、ノズルの交換を手動で行う場合を考慮して、外筒2
3の外面には手で把持しやすいようにローレットが形成
されている。
【0023】スタンド30は、図示しない支持台上に立
設された複数本、例えば3本の支柱31の上端にネジ止
め固定された環状の天板32と、支柱31に遊嵌された
環状の支持板33とを備えており、支柱31は、これに
環状の補強板34、35を嵌挿し、ネジ固定することに
よって補強されている。支持板33は、これと上の補強
板34との間に取り付けた複数本のコイルバネ36によ
り下から支持され、天板32に向けて付勢されている。
【0024】外筒23の上端部外周には、図2に示すよ
うに、周方向に沿う突起23aが等間隔で複数個、本例
では3つ設けられている。天板32の開口37は、外筒
23(ノズル組立体20)の上部を収容可能になってお
り、この天板32の開口37には、図4に示すように、
突起23aを挿入させる環状溝37cが形成され、さら
に外筒23(ノズル組立体20)の回転位置によって突
起23aを通過可能とする周方向に沿う切り欠き37a
が、天板32の上面から環状溝37cに接続して形成さ
れている。環状溝37cの上側の切り欠き37a同士の
間は周方向に沿う突出部37bになっている。また環状
溝37bの下側は全周に亙る突出部37dになってい
る。
【0025】また図2に示すように、外筒23の下部は
下窄まりに傾斜しており、その一側には下方まで切り下
げたガイド溝23bが形成されている。支持板33の開
口38は、図3に示すように、外筒23下部の傾斜と同
一の傾斜を有する上開きの穴に形成され、外筒23およ
び内筒22の下部を支持可能となっており、内筒23か
ら突出したノズル21は、開口38を通って下方に延出
可能になっている。この開口38には、外筒23のガイ
ド溝23b内に突出する位置決め用ピン39が突設され
ている。
【0026】以上のようなスタンド30を用いてノズル
21の交換作業を自動的に行うには、次のようにすれば
よい。図2および図5を用いて説明する。初めに、新た
なノズルのガン本体への装着から説明する。
【0027】図5(a)に示すように、スタンド30に
は新しいノズル組立体20がセットされ、保持されてい
る。スタンド30上のノズル組立体20は、外筒23お
よび内筒22の下部が支持板33の開口38の内面で受
けられ、外筒23のガイド溝23bに支持板33の位置
決め用ピン39が挿入されている。この状態で、図2
(a)に示すように、外筒23の突起23aが天板32
の開口37の環状溝37cにあって突出部37bの下に
位置した状態に位置決めされ、ノズル組立体20が中心
軸線の周りに非回転に保持される。内筒22の爪24
は、下端を束ねたリングバネによる付勢によって開いて
いる。
【0028】このノズル組立体20に対し、図示しない
スプレーロボットによりガン本体10を降下する。ガン
本体10の降下につれて、図5(b)に示すように、ガ
ン本体10のテーパキャップ13がノズル21の基端部
に当接し、キャップ13内の下広がりの流路13bにノ
ズル21基端の先細り部21bが嵌合する。ガン本体1
0がさらに降下すると、ノズル組立体20が押されて降
下して、外筒23の突起23aが天板32の開口37の
突出部37dに当接し、外筒23が下側への移動を規制
される。このため、図5(c)、図2(b)に示すよう
に、外筒23に対して内筒22のみが押し込まれて降下
し、これにより、内筒22の爪24が外筒23のカム2
5により押圧されて閉じ、爪24がテーパキャップ13
の凹部13aに噛み込んで、ノズル21を含むノズル組
立体20全体がガン本体10の下端に連結される。即
ち、ガン本体10に対し新しいノズル21が装着され
る。
【0029】これと同時に、内筒22により支持板33
が押されて、コイルバネ36の付勢力に抗して下方に移
動されるので、支持板33のピン39が外筒23のガイ
ド溝23bから外れて、ノズル組立体20が中心軸線の
周りに回転可能になる。そこで、スプレーロボットによ
り、図5(c)に示すように、ノズル組立体20が連結
されたガン本体10を中心軸線の周りに所定角度、本例
では120°回転すると、外筒23の突起23aが天板
32の開口37の上側の突出部37bから外れて切り欠
き37aに位置する。したがって、ガン本体10を上昇
させることにより、ノズル組立体20がスタンド30か
ら抜き出され、スプレーガン1が新たなノズルで使用可
能となる。
【0030】逆に使用したノズルをガン本体から脱着す
るには、図5(a)〜(c)の順序を逆にたどればよ
い。
【0031】即ち、図3に示す空の状態のスタンド30
に対し、ノズル組立体20の外筒23の突起23aが天
板32の開口37の切り欠き37aに合致するように位
置させて、ガン本体10に連結されたノズル組立体20
を降下し、ノズル組立体20をスタンド30に挿入す
る。外筒23が天板32の開口37に収容され、外筒2
3の突起23aが開口37の環状溝37cにあって下側
の突出部37dに当るので、外筒23に対し内筒22の
みが降下し、支持板33が下に移動される。この状態で
ノズル組立体20が回転可能になるので、ガン本体10
の回転によりノズル組立体を120°回転させると、図
5(c)と同じ状態になる。
【0032】図5(c)の状態では、外筒23の突起2
3aが天板32の開口37の突出部37bの下側に位置
して、外筒23の上方への移動が規制されているので、
ガン本体10を図5(b)のときと逆に上昇すると、外
筒23に対して内筒22のみが上昇し、内筒22の爪2
4が外筒23のカム25による押圧を解除されて開き、
爪24のテーパキャップ13の凹部13aへの噛み込み
が解かれる。また支持板33がコイルバネ36の付勢に
より上に戻り、支持板33のピン39が外筒23のガイ
ド溝23bに係合して、ノズル組立体20が非回転に保
持される。
【0033】その後、ガン本体10が上昇するにつれ
て、ガン本体10がノズル組立体20から分離して、使
用したノズル21がスタンド30に残置される。即ち、
図5(a)と同様な保持状態となる。
【0034】交換されたノズル21は、ノズル組立体2
0ごとスタンド30から外して洗浄して再度の使用に備
えるか、使用の程度によっては洗浄せずにノズル組立体
ごと廃棄される。
【0035】以上では、ノズル21の交換をスタンド3
0を利用して、スプレーロボットに自動的に行わせた
が、もちろん手動でガン本体10から使用したノズル組
立体20を取り外して、新たなノズルのノズル組立体を
装着するようにしてもよい。
【0036】本実施の形態の噴霧装置は、以上のように
構成され、外筒23と内筒22とを相対移動することに
より、チャック機構の爪24をカム25で開閉して、ノ
ズル21をガン本体10に着脱するので、ノズルの交換
が容易である。また着脱治具のスタンド30に対するガ
ン本体10によるノズル組立体20の降下、回転および
ガン本体10の上昇により、ノズル組立体20をガン本
体10から取り外し、新たなノズル組立体がセットされ
たスタンドに対するガン本体の降下、回転および上昇に
より、ガン本体にノズル組立体を取り付けて治具から取
り出せ、自動作業でノズルの交換ができる。もちろん、
色替え時にノズルの洗浄作業が不要なので、色替え作業
を容易にでき、また色替えした新たな色に鮮明な色相を
得ることができる。
【0037】以上の実施の形態では、噴霧装置として、
表皮成形に使用する混合反応硬化型材料のスプレーガン
を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、混
合反応硬化型材料を塗料に使用する場合の塗装ガンにも
適用することができる。さらには、混合反応硬化型材料
だけでなく、着色液体材料を含む複数種の液体材料を混
合室に供給して、得られた混合物を混合室に連通したノ
ズルから噴霧する噴霧装置ならば、各種のものに適用す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、混合反応硬化型材料など着色液体材料を含む
複数種の液体材料を混合して噴霧するスプレーガンや塗
装ガン等の噴霧装置において、色替え作業を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る噴霧装置を示す断
面図である。
【図2】図1の噴霧装置のガン本体へのノズルの連結部
を示す断面図である。
【図3】図2のノズルのガン本体への着脱に使用するス
タンドを示す断面図である。
【図4】図3のスタンドの天板を示す図で、その平面図
(a)および断面図(b)である。
【図5】図3のスタンドを用いたノズルのガン本体への
装着法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スプレーガン 10 ガン本体 13 テーパキャップ 13a 凹部 20 ノズル組立体 21 ノズル 22 内筒 23 外筒 23a 突起 23b ガイド溝 24 爪 25 カム 30 スタンド 31 支柱 32 天板 33 支持板 36 コイルバネ 37 開口 37a 切り欠き 37b 突出部 37c 環状溝 37d 突出部 38 開口 39 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色液体材料を含む複数種の液体材料
    を混合室に供給して、得られた混合物を混合室に連通し
    たノズルから噴霧する噴霧装置において、 前記ノズルを着脱自在に設けて、前記液体材料の色替え
    時に前記ノズルを交換することを特徴とする噴霧装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの上部を内筒に装着して、
    該内筒の上端部に前記混合室を含む噴霧装置本体の下部
    に形成した凹部に噛み込む開閉自在な爪を周方向に間隔
    をあけて設けると共に、前記内筒の外面に軸方向にのみ
    移動可能に外筒をスプライン結合して、該外筒に外筒と
    内筒との相対移動によって前記爪を開閉するカムを設け
    てチャック機構を構成し、該チャック機構により前記ノ
    ズルを前記装置本体に着脱自在に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の噴霧装置。
  3. 【請求項3】 ノズルの着脱治具であって、 前記ノズルは、該ノズルの上部を装着した内筒の上端部
    に周方向に間隔をあけて設けられた、前記混合室を含む
    噴霧装置本体の下部に形成した凹部に噛み込む開閉自在
    な爪と、前記内筒の外面に軸方向にのみ移動可能にスプ
    ライン結合した外筒に設けられた、外筒と内筒との相対
    移動によって前記爪を開閉するカムとからなるチャック
    機構により、前記装置本体に着脱自在としたものにおい
    て、 前記着脱治具は、複数の支柱の上端に固定された、前記
    外筒の上部を収容可能な開口を有する環状の天板と、前
    記天板に向けて付勢して前記支柱に嵌挿された、前記ノ
    ズルを挿通する開口を有して前記外筒および内筒の下部
    を支持可能な環状の支持板とを具備し、 前記天板の開口に、前記外筒の上端部外周に周方向に間
    隔をあけて設けられた複数の突起が挿入される環状溝を
    形成すると共に、前記外筒の回転位置によって前記突起
    を挿通可能とする切り欠きを前記天板上面側から前記環
    状溝に接続して設け、前記支持板の開口に、前記外筒の
    一側に下方まで切り下げて形成されたガイド溝内に突出
    する位置決め用ピンを突設させたことを特徴とするノズ
    ルの着脱治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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