JP2003210519A - 紙綿体添加物、及びその添加方法 - Google Patents

紙綿体添加物、及びその添加方法

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JP2003210519A
JP2003210519A JP2002013499A JP2002013499A JP2003210519A JP 2003210519 A JP2003210519 A JP 2003210519A JP 2002013499 A JP2002013499 A JP 2002013499A JP 2002013499 A JP2002013499 A JP 2002013499A JP 2003210519 A JP2003210519 A JP 2003210519A
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Gisan Rin
宜山 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、紙綿体の添加物であって、血液
の循環を促進し、紙綿体の吸湿性を高め、細菌の繁殖を
抑制する効果を具え、かつ使い心地を良くする紙綿体添
加物、及びその添加方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 重量比10〜15%の氷片と、重量比1
5〜20%の薄荷と、重量比15〜20%の白礬と、重
量比10〜15%のサルチル酸ナトリウムと、重量比1
0〜15%の樟脳と、重量比10〜15%のアロエを混
合して液体混合物を得て、生理ナプキンの表層と吸収層
との間の中間層を前記液体混合物に浸し、該液体混合物
を該中間層に完全に浸透させ、さらに冷気で該中間層を
乾燥させ、さらに噴霧器を利用して液体混合物を表層に
吹き付けて、ブラシで表層に吹き付けた液体混合物を均
一に付着させ、冷気で該表層を乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は紙綿他の添加物、
及びその添加方法に関し、特に生理用品として用いられ
る紙綿体に添加する添加物と、その添加方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙綿体は、女性の生理用品に用いられる
以外に、紙おむつなどとしても使用される。これら紙綿
体を利用した製品の名称はそれぞれ異なるが、いずれも
体液などを吸収して漏れないようにするとともに、皮膚
と接する表層が乾いた状態を保ち、使い心地を良くする
ことを目的とする。但し、これら紙綿体を利用した製品
は、いずれも使用者の分泌液や体液を吸収するだけの効
果しか具えていなく、例えば殺菌、脱臭などのどの他効
果を具えていない。このため、特に女性の生理用品につ
いて言えば、平常に比して生理期間中は生殖器に外部の
細菌が進入しやすい状態にあり、また生理用品にして
も、その他紙綿体を使用した製品についても、分泌液や
体液を吸収しながら長時間皮膚に接触するため、不快な
臭気が発生しやすい。よって、紙綿体製品はこの点にお
いて改善の必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、紙綿体の
添加物であって、血液の循環を促進し、紙綿体の吸湿性
を高め、細菌の繁殖を抑制する効果を具え、かつ使い心
地を良くする紙綿体添加物、及びその添加方法を提供す
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は従来
の技術に見られる欠点に鑑みて鋭意研究を重ね、生理用
ナプキンなどの紙綿体を利用した製品における表層、及
び表層と吸収層との間に介在する中間層に薬効を有する
混合物を添加して生理用ナプキンなどの紙綿体製品を形
成する構造に着目し、かかる見識に基づいて本発明の完
成に至った。
【0005】即ち、第1の発明においては生理ナプキン
などの製品に用いられる紙綿体の添加物を提供し、第2
発明においては、該添加物を紙綿体に添加する方法を提
供して課題を解決するための手段とする。以下に詳述す
る。請求項1に記載する紙綿体の添加物は、生理ナプキ
ンなどの製品に用いられる紙綿体の添加物であって、重
量比10〜15%の氷片と、重量比15〜20%の薄荷
と、重量比15〜20%の白礬と、重量比10〜15%
のサルチル酸ナトリウムと、重量比10〜15%の樟脳
と、重量比10〜15%のアロエを混合してなる液体混
合物である。
【0006】請求項2に記載する添加物の添加方法は、
生理ナプキンなどの製品に用いられる紙綿体に添加物を
添加する方法であって、生理ナプキンの表層と吸収層と
の間の中間層を請求項1に記載する液体混合物に浸し、
該液体混合物を該中間層に完全に浸透させ、さらに冷気
で該中間層を乾燥させる工程と、噴霧器を利用して液体
混合物を表層に吹き付けて、ブラシで表層に吹き付けた
液体混合物を均一に付着させ、冷気で該表層を乾燥させ
る工程とを含んでなる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、生理用ナプキンなど
に用いられる紙綿体製品に添加する添加物と、その添加
方法に関し、該添加物は血液循環の促進、解毒、細菌の
繁殖抑制、消炎などの効果を具えるとともに、紙綿体の
吸湿性を高め、細菌の繁殖を抑制するとともに、好まし
い使い心地を与える効果を具える。
【0008】かかる紙綿製品に添加する添加物と、その
添加方法について、その工程、効果などを詳述するため
に、具体的な実施例を挙げて、図面を参照にして以下に
詳述する。
【0009】
【実施例】この発明における紙綿体添加物は、重量比1
0〜15%の氷片と、重量比15〜20%の薄荷と、重
量比15〜20%の白礬と、重量比10〜15%のサル
チル酸ナトリウムと、重量比10〜15%の樟脳と、重
量比10〜15%のアロエを混合して、図1(A)に開
示する混合物(10)を得る。氷片はボルネオール(bo
rneol)とも称し、婦人の難産に効果があるとされてい
る。また中国の李時珍著作の薬学書「本草綱目」によれ
ば、「苦辛、体温而用凉。肺経に入り、兼ねて心脾経に
入る。散火通窮の品。透骨捜風して一切の風痰諸中内閉
の症を治す。」と記載される。即ち、熱気を除き、痛み
止め、細菌の繁殖を抑制する作用を有する。薄荷は、性
質が涼辛であって、熱気を除く。その茎と葉は性質が温
辛であって、無毒である。肝臓、傷寒に効き、発汗作用
を有する。即ち、清涼感を与え、痛み止め、痒み止め、
不快感の軽減などの作用を有する。白礬は、解毒、細菌
の繁殖抑制、痒み止め、及び筋肉を引き締めるなどの作
用を有する。サルチル酸ナトリウムは消炎、鎮痛作用を
具える。樟脳は白色を呈し、気の滞り、邪気中りに効く
とされ、痒み止め、痛み止めの作用を有する。アロエは
潤いを与え、消炎作用を有する。
【0010】以上の成分の作用をまとめると、次の表1
のとおりである。
【0011】
【表1】
【0012】この発明における紙綿体添加物の添加方法
は次のとおりである。即ち、図1(A)〜(D)に開示
するように、生理ナプキン(20)の表層(22)と吸
収層(23)との間の中間層(21)を上述の液体混合
物(10)に浸し、該液体混合物(10)を該中間層
(21)に完全に浸透させ、さらに冷気で該中間層(2
1)を乾燥させる(図1(A)参照)。
【0013】さらに、噴霧器(30)を利用して液体混
合物(10)を表層(22)に吹き付けて、ブラシ(4
0)で表層(22)に吹き付けた液体混合物(10)を
均一に付着させ、冷気で該表層(22)を乾燥させる
(図1(C)参照)最後に、一般の生理ナプキンと同様
に、中間層(21)と、表層(22)と、ベース層(2
4)と、吸収層(23)とを順に重ねて溶着などの方式
で一体に形成して、生理用ナプキン製品を得る(図1
(D)参照)。
【0014】この発明の添加物を添加した紙綿体による
製品は、液体混合物(10)が皮膚と直接接触する表層
(22)と、及び中間層(21)に浸透し、通気孔(2
5)を介して使用者の皮膚に作用する。該液体混合物
(10)は、熱気を冷まし、清涼感を与え、痛み止め、
痒み止め、不快感の軽減などの作用を具えるとともに、
解毒、細菌の繁殖抑制、消炎、さらに筋肉を締め、潤い
を与えるなどの効果を有するため、生理ナプキン(2
0)の吸湿性を高め、細菌の繁殖を抑えるとともに、快
適な使い心地を与えることができる。
【0015】以上は、この発明の好ましい実施例であっ
て、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よ
って、当業者のなし得る変更、もしくは修正であって、
この発明に対して均等の効果を具えるものは、いずれも
この発明の特許請求の範囲に属するものとする。
【0016】
【発明の効果】この発明による添加物を添加した紙綿体
による生理ナプキンなどの製品は、血液循環の促進、解
毒、細菌の繁殖抑制、消炎などの効果を具えるととも
に、紙綿体の吸湿性を高め、細菌の繁殖を抑制するとと
もに、好ましい使い心地を与える効果を具える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)この発明における添加物の添加方法の第
1の工程にかかる説明図である。 (B)この発明における添加物の添加方法の第2工程に
かかる説明図である。 (C)この発明における添加物の添加方法の第3工程に
かかる説明図である。 (D)この発明における添加物を添加して構成した紙綿
体製品の斜視図である。
【符号の説明】
10 液体混合物 20 生理ナプキン 21 中間層 22 表層 23 吸収層 24 ベース層 25 通気孔 30 噴霧器 40 ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 2/16 A61L 15/00 4L031 2/18 A61F 13/18 303 4L033 D06M 11/57 310Z 13/00 380B 13/188 381 // A61F 5/44 382 A61L 15/00 A41B 13/02 B D06M 11/04 B Fターム(参考) 3B029 BA13 BA17 BD22 4C003 AA13 BA07 DA01 HA01 HA02 HA03 4C058 AA12 AA28 BB07 JJ08 JJ30 4C081 AA02 AA12 BB01 BC02 BC03 CD32 CE01 CE02 CF21 DA05 DC05 DC14 EA06 4C098 AA09 CC08 DD14 DD21 4L031 AA02 AB34 BA13 BA17 DA12 DA13 4L033 AA02 AB07 AC10 BA00 BA17 BA99 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理ナプキンなどの製品に用いられる紙
    綿体の添加物であって、 該添加物が重量比10〜15%の氷片と、重量比15〜
    20%の薄荷と、重量比15〜20%の白礬と、重量比
    10〜15%のサルチル酸ナトリウムと、重量比10〜
    15%の樟脳と、重量比10〜15%のアロエを混合し
    てなる液体混合物であることを特徴とする紙綿体添加
    物。
  2. 【請求項2】 生理ナプキンなどの製品に用いられる紙
    綿体に添加物を添加する方法であって、 生理ナプキンの表層と吸収層との間の中間層を請求項1
    に記載する液体混合物に浸し、該液体混合物を該中間層
    に完全に浸透させ、さらに冷気で該中間層を乾燥させる
    工程と、噴霧器を利用して液体混合物を表層に吹き付け
    て、ブラシで表層に吹き付けた液体混合物を均一に付着
    させ、冷気で該表層を乾燥させる工程とを含んでなるこ
    とを特徴とする紙綿体に対する添加物の添加方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013255836A (ja) * 2013-09-02 2013-12-26 Kao Corp β−グルクロニダーゼ阻害剤
JP2015097709A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 花王株式会社 吸収性物品
CN109589436A (zh) * 2018-12-24 2019-04-09 王燕 一种血液透析机自动消毒装置
WO2020228808A1 (zh) * 2019-05-16 2020-11-19 北京化工大学 表面修饰龙脑的抗菌天然纺织材料及其制备方法与应用

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