JP2003209881A - 基地局装置、通信端末装置および送受信方法 - Google Patents

基地局装置、通信端末装置および送受信方法

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JP2003209881A JP2002003338A JP2002003338A JP2003209881A JP 2003209881 A JP2003209881 A JP 2003209881A JP 2002003338 A JP2002003338 A JP 2002003338A JP 2002003338 A JP2002003338 A JP 2002003338A JP 2003209881 A JP2003209881 A JP 2003209881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA方式の移動体通信システムにお
いて、基地局装置は総送信電力を監視し、フィンガ割当
て数、マルチパスサーチ頻度、セルサーチ頻度等を制御
することにより、システムとして必要な回線容量を確保
しながら通信端末装置の電力消費を抑えること。 【解決手段】 基地局装置の送信制御部106は、総送
信電力値と、最大送信電力値に基づいて決定した第1の
閾値又は第2の閾値とを比較し、通信端末装置の受信性
能を規定する制御データを生成する。通信端末装置は基
地局から受信した受信性能を規定する制御データに基づ
いて、フィンガ数の割当てと、マルチパスサーチの頻度
と、セルサーチ頻度とを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCDMA(Code Divi
sion Multiple Access)方式の移動体通信システムにお
いて用いられる基地局装置、通信端末装置および送受信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式の移動体通信システムにお
いて、通信端末装置は受信した信号の品質を保つ目的か
ら受信中にマルチパスサーチを行い、サーチ結果から逆
拡散を行うパスを選択して複数のフィンガのそれぞれへ
割り当てを行っている。
【0003】また、通信端末装置は移動による受信中の
回線の切断を防ぐ目的から受信中にセルサーチを行い、
ハンドオーバ候補を検出する。
【0004】CDMA方式の移動体通信システムの通信
端末装置において、マルチパスサーチやセルサーチは、
通信中に一定の周期で繰り返し行われている。
【0005】この時、マルチパスサーチ頻度を少なくす
ると、移動により信号電力が低下したパスを比較的長時
間に渡り継続使用し、他に信号電力が強いパスが生じて
もサーチできずに受信品質が低下してしまう。一方、マ
ルチパスサーチ頻度を多くすると、通信端末装置の電力
消費が増えるという問題がある。
【0006】また同様に、セルサーチ頻度を少なくする
と、一度検出したハンドオーバ候補を比較的長時間に渡
り継続使用するので移動中に回線が切断されることがあ
る。一方、セルサーチ頻度を多くすると、通信端末装置
の電力消費が増えるという問題がある。
【0007】このような問題を解決する従来の技術とし
て、特開2000−278246号公報、特開2001
−148639号公報、または、特開2001−211
101号公報が開示されている。
【0008】図4に、特開2000−278246号公
報に記載の従来の通信端末装置の構成を示す。従来の通
信端末装置は、アンテナ401と、アナログ・フロント
エンド402と、A/D(アナログ/デジタル)変換器
403と、フィンガ404−1、404−2、404−
3と、シンボル合成部405と、データ判定部406
と、サーチャ407と、制御部408と、から構成され
る。また、制御部408は割り当て頻度設定部408a
と、受信パス割り当て部408bと、から構成される。
【0009】ここで、従来の通信端末装置の動作につい
て図4を用いて説明する。まず、アンテナ401を介し
て受信した信号はアナログ・フロントエンド402でベ
ースバンド信号に周波数変換され、ベースバンド信号は
A/D変換器403でサンプリングされ、フィンガ40
4−1、404−2、404−3とサーチャ407に入
力される。
【0010】次に、サーチャ407はサンプリングされ
た信号の電力情報を検出し、制御部408に出力する。
制御部408は電力情報を用いてパス検索を行う。
【0011】制御部408の割り当て頻度設定手段40
8aは、フィンガ404−1、404−2、404−3
の各々に対してパスの割り当てを行う頻度を各フィンガ
に割り当てられたパスの信号電力の大きさに応じて設定
する。
【0012】制御部408の受信パス割り当て手段40
8bは、電力情報に基づいてパスを選択し、割り当て頻
度設定手段408aが設定した頻度で各フィンガに対し
てパスの割り当て処理を行う。
【0013】すなわち、従来の通信端末装置において、
受信した信号の電力の大きさに応じてマルチパスサーチ
する頻度を制御し、電力消費を抑える技術が開示されて
いる。
【0014】その他、特開2001−148639号公
報では受信した信号のSIRに応じて、また、特開20
01−211101号公報では受信したパス情報の一致
回数に応じて各々マルチパスサーチ頻度を制御し、電力
消費を抑える技術が開示されている。
【0015】このように、従来のCDMA方式の移動体
通信システムにおける通信端末装置は、受信した信号の
電力の大きさ、SIR、受信パス情報の一致回数のいず
れかに応じてマルチパスサーチ頻度を制御し、電力消費
を抑えることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CDMA方式の移動体通信システムにおいて、接続中の
回線数が多いため、または、高速データ通信をしている
ため基地局装置の総送信電力値が大きくなっている場合
に、通信端末装置が受信した信号の電力の大きさ、SI
R、受信パス情報の一致回数のいずれかで判断し、パス
サーチの頻度を下げて消費電力を抑えると、受信信号の
品質が劣化し、それを補うために基地局装置が益々送信
電力値を大きくすることになる。このような状況におい
て、通信端末装置の消費電力は抑えられるが、基地局装
置の送信できる総送信電力値には限りがあるため、ユー
ザを収容するために必要な回線容量を十分に確保できな
いという問題が生じる。
【0017】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、CDMA方式の移動体通信システムにおいて、基
地局装置は総送信電力値を監視し、総送信電力値が送信
可能な最大パワーに近づいたかどうかの情報を通信端末
装置に報告し、通信端末装置は当該情報を基にフィンガ
割り当て数、マルチパスサーチ頻度、セルサーチ頻度等
を制御することにより、システムとして必要な回線容量
を確保しながら通信端末装置の電力消費を抑えることが
できる基地局装置及び通信端末装置を提供することを目
的とする。すなわち、基地局装置がシステムとして回線
容量を多く確保したい場合に、通信端末装置の受信性能
を上げ、一方、基地局装置がシステムとして回線容量を
多く確保する必要がない場合に、通信端末装置の受信性
能を下げて通信端末装置の電力消費を抑えるようにす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
総送信電力値を測定する総送信電力検出手段と、前記総
送信電力値が小さい場合には通信端末装置の受信性能を
下げるように指示する制御情報を生成する制御手段と、
前記制御情報を前記通信端末装置に送信する送信手段と
を具備する構成を採る。
【0019】本発明の基地局装置は、接続中の回線数を
管理する回線管理手段と、前記回線数が少ない場合には
通信端末装置の受信性能を下げるように指示する制御情
報を生成する制御手段と、前記制御情報を前記通信端末
装置に送信する送信手段とを具備する構成を採る。
【0020】本発明の通信端末装置は、基地局装置が送
信する信号を受信する受信手段と、前記受信信号から通
信端末装置の受信性能を規定する制御情報を取り出し、
前記制御情報が受信性能を下げるように指示する場合に
はセルサーチ頻度と、パスサーチ頻度と、フィンガ割り
当て数との少なくともいずれか1つを少なくするように
制御する制御手段とを具備する構成を採る。
【0021】これらの構成によれば、総送信電力値が少
ない場合に通信端末装置の受信性能を下げるように指示
する制御情報を送信し、通信端末装置が受信性能を規定
する制御情報を取り出し、制御情報が受信性能を下げる
ように指示する場合にはセルサーチ頻度と、パスサーチ
頻度と、フィンガ割り当て数との少なくともいずれか1
つを少なくするように制御するので、システムとして必
要な回線容量を維持しながら、通信端末装置の消費電力
を抑えることができる。
【0022】本発明の通信端末装置は、基地局装置が送
信する信号を受信する受信手段と、前記受信信号から干
渉量を測定し、前記干渉量が少ない場合にはセルサーチ
頻度と、パスサーチ頻度と、フィンガ割り当て数との少
なくともいずれか1つを少なくするように制御する制御
手段とを具備する構成を採る。
【0023】この構成によれば、通信端末装置の干渉量
が少なければ基地局装置の総送信電力値が小さいという
関係を利用して、通信端末装置が受信信号から干渉量を
測定し、干渉量が少ない場合にはセルサーチ頻度と、パ
スサーチ頻度と、フィンガ割り当て数との少なくともい
ずれか1つを少なくするように制御するので、システム
として必要な回線容量を維持しながら、通信端末装置の
消費電力を抑えることができる。
【0024】本発明の送信方法は、総送信電力値を測定
する工程と、前記総送信電力値が小さい場合には通信端
末装置の受信性能を下げるように指示する制御情報を生
成する工程と、前記制御情報を前記通信端末装置に送信
する送信工程とを具備する構成を採る。
【0025】本発明の受信方法は、送信方法で送信され
た信号を受信する工程と、前記受信信号から通信端末装
置の受信性能を規定する制御情報を取り出す工程と、前
記制御情報が受信性能を下げるように指示する場合には
セルサーチ頻度と、パスサーチ頻度と、フィンガ割り当
て数との少なくともいずれか1つを少なくするように制
御する工程とを具備する構成を採る。
【0026】これらの構成によれば、総送信電力値が少
ない場合に通信端末装置の受信性能を下げるように指示
する制御情報を送信し、通信端末装置が受信性能を規定
する制御情報を取り出し、制御情報が受信性能を下げる
ように指示する場合にはセルサーチ頻度と、パスサーチ
頻度と、フィンガ割り当て数との少なくともいずれか1
つを少なくするように制御するので、システムとして必
要な回線容量を維持しながら、通信端末装置の消費電力
を抑えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明の骨子は、基地局
は総送信電力値を監視し、総送信電力値が送信可能な最
大パワーに近づいたかどうかの情報を通信端末装置に報
告し、通信端末装置は当該情報に基づいてフィンガ割り
当て数、マルチパスサーチ頻度、セルサーチ頻度等を制
御することにより、システムとして必要な回線容量を確
保しながら通信端末装置の電力消費を抑えることであ
る。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。図2は、本発明の実施の形態1に係る通信端末装置
の構成を示すブロック図である。
【0029】ここでは、基地局装置の構成について図1
を参照して説明する。図1において、基地局装置はデー
タ生成部101と、加算部102と、無線送信部103
と、アンテナ104と、総送信電力検出部105と、送
信制御部106とを備えている。
【0030】データ生成部101は、ある任意の通信端
末装置に向けて送信するデータを生成する一連のブロッ
クを示し、ユーザデータ出力部107と、制御データ出
力部108と、加算部109と、チャネルコーデック部
110と、変調部111と、パワー調整部112と、乗
算部113とを備えている。
【0031】次いで、この基地局装置の動作について図
1を参照して説明する。まず、加算部102が、#N本
の送信系列毎に設けられたデータ生成部101の#0か
ら#Nの出力したデータを多重し、無線送信部103が
多重したデータに対して無線処理(アップコンバートや
D/A変換等)を行い信号を生成し、アンテナ104が
無線処理された信号を送信する。
【0032】総送信電力検出部105は無線送信部10
3から入力された信号の総送信電力値を測定し、送信制
御部106に出力する。
【0033】送信制御部106は、総送信電力値と、送
信可能な最大パワーに基づいて決定した第1の閾値又は
第2の閾値とを比較し、通信端末装置の受信性能を規定
する制御情報を生成する。制御情報の生成に際して、総
送信電力値が第1の閾値を超えた場合は通信端末装置の
受信性能を上げるよう指示する制御情報を生成し、一
方、総送信電力値が第2の閾値を下回った場合は通信端
末装置の受信性能を下げるよう指示する制御情報を生成
する。
【0034】次に、各々のデータ生成部101がある任
意の通信端末装置に向けて送信するデータを生成する動
作について説明する。ユーザデータ出力部107は音声
やパケットなどのユーザデータを、制御データ出力部1
08は送信制御部106から入力された制御情報を含む
制御データを各々加算部109に出力する。
【0035】加算部109はユーザデータと制御データ
を多重し、チャネルコーデック部110は多重化したデ
ータに対して所定の符号化を行い、変調部111は符号
化したデータに対してデータ変調、拡散変調を行い変調
信号を乗算部113に出力する。
【0036】パワー調整部112は通信端末装置から送
信された信号に含まれるTPC(Transmission Power Co
ntrol)コマンドに従って送信電力を決定し、ゲイン値を
乗算部113に出力する。
【0037】乗算部113は変調部111から入力され
た変調信号とパワー調整部112から入力されたゲイン
値を乗算して送信データを生成し、送信データを加算部
102に出力する。その後は、先に説明した通り、送信
データが加算部102で他の通信端末装置に向けて送信
する送信データと多重され、無線送信部103で無線処
理され、無線処理された信号がアンテナ104を介して
送信される。
【0038】次に、通信端末装置の構成について図2を
参照して説明する。図2において、通信端末装置はアン
テナ201と、無線受信部202と、相関回路203
と、フィンガ部204と、レイク合成部205と、復調
部206と、チャネルデコード部207と、パスサーチ
部208と、フィンガ割り当て部209と、セルサーチ
部210と、受信制御部211とを備えている。
【0039】相関回路203は、フィンガ部204と、
パスサーチ部208と、セルサーチ部210を構成する
一部であり、無線受信部202が出力する信号と拡散コ
ードとの相関をとり、逆拡散した信号を出力する。
【0040】次いで、この通信端末装置の動作について
図2を参照して説明する。まず、アンテナ201は基地
局装置から送信された信号を受信し、無線受信部202
は受信された信号に対して無線処理(ダウンコンバート
やA/D変換等)を行い、無線処理した信号をフィンガ
部204と、パスサーチ部208と、セルサーチ部21
0とに出力する。
【0041】フィンガ部204は無線受信部202から
入力された信号を複数の相関回路203を用いて、フィ
ンガ割り当て部209から入力されたタイミングに基づ
いて逆拡散処理を行い、レイク合成部205はフィンガ
部204から入力された逆拡散信号をレイク合成する。
【0042】復調部206はレイク合成部205から入
力された信号を復調し、チャネルデコード部207は復
調部206から入力された復調データをチャネルデコー
ドし、ユーザデータと制御データを取り出し、ユーザデ
ータを図示しない上位装置に出力し、制御データを受信
制御部211に出力する。
【0043】受信制御部211はチャネルデコード部2
07から入力された制御データから、基地局装置の送信
制御部106で生成された、受信性能を規定する制御情
報を取り出し、制御情報に基づきパスサーチ部208
と、フィンガ割り当て部209と、セルサーチ部210
とを制御する。
【0044】受信制御部211は制御情報に基づいてパ
スサーチ部208と、フィンガ割り当て部209と、セ
ルサーチ部210とを制御するに際して、受信性能を下
げる場合は、フィンガ数の割り当てを少なく、且つ、パ
スサーチ間隔及びセルサーチ間隔が長くなるように制御
する。逆に、受信性能を上げる場合は、フィンガ数の割
り当てを多く、且つ、パスサーチ間隔及びセルサーチ間
隔が短くなるように制御する。
【0045】なお、フィンガ数の割り当てと、パスサー
チ間隔と、セルサーチ間隔とを同時に制御するように説
明したが、各々異なったタイミングで制御しても良い。
【0046】また、伝播環境に応じて、フィンガ数の割
り当てと、パスサーチ間隔と、セルサーチ間隔とに優先
順位付けして制御しても良い。例えば、通信端末装置の
移動速度が速い場合にパスサーチ間隔を短くしたり、マ
ルチパス数が多い場合にフィンガ数の割り当てを多くし
たり、現在ハンドオーバしている基地局数が少ない場合
にセルサーチ間隔を短くすることを優先的に行うことに
より、受信した信号の品質を効果的に向上できる。伝播
環境に応じた制御を行う際には、基地局装置から優先順
位情報を含む制御データを通信端末装置に送信しても良
いし、通信端末装置が伝播環境を判断して制御しても良
い。
【0047】このように、実施の形態1によれば、基地
局装置がシステムとして必要な回線容量を確保するため
に、総送信電力値に基づいて通信端末装置の受信性能を
規定する制御情報を送信し、通信端末装置が制御情報に
応じてフィンガ数の割り当てと、マルチパスサーチの頻
度と、セルサーチ頻度とを制御するので、システムとし
て必要な回線容量を確保しながら、通信端末装置の消費
電力を抑えることができる。
【0048】なお、基地局装置からフィンガ数の割り当
てと、マルチパスサーチの頻度と、セルサーチ頻度とを
制御する方法について説明したが、通信端末装置が受信
信号(受信電力の大きさ、SIR、受信パス情報の一致
回数等)に応じて制御する方法と組み合わせても良い。
【0049】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る基地局装置の構成は、図1に示した送信制御部10
6に接続中の回線数を管理する回線管理部(図示せず)を
追加する。また、通信端末装置の構成は、図2に示すも
のと同一である。ここでは、この実施の形態2に関わる
部分を中心に説明する。
【0050】ここでは、基地局装置の動作について、送
信制御部106を中心に図1を参照して説明する。ま
ず、送信制御部106は接続中の回線数を管理する図示
しない回線管理部を備え、接続中の回線数と、回線数が
総送信電力値に比例する関係に基づいて決定した第3の
閾値又は第4の閾値とを比較し、通信端末装置の受信性
能を規定する制御情報を生成する。制御情報の生成に際
して、接続中の回線数が第3の閾値を超えた場合は通信
端末装置の受信性能を上げるよう指示する制御情報を生
成し、一方、接続中の回線数が第4の閾値を下回った場
合は通信端末装置の受信性能を下げるよう指示する制御
情報を生成する。
【0051】次に、実施の形態1で説明したように、制
御情報を含んだ制御データはデータ生成部101でユー
ザデータと多重され、加算部102で他の通信端末装置
に向けて送信される送信データと多重され、無線送信部
103で無線処理され、無線処理された信号がアンテナ
104を介して送信される。
【0052】また、通信端末装置の動作については、実
施の形態1の通信端末装置の動作と同一なのでここでは
省略する。
【0053】このように、本実施の形態2によれば、基
地局装置がシステムとして必要な回線容量を確保するた
めに、総送信電力値と比例の関係にある接続中の回線数
に基づいて通信端末装置の受信性能を規定する制御情報
を送信し、通信端末装置が当該制御情報に応じてフィン
ガ数の割り当てと、マルチパスサーチの頻度と、セルサ
ーチ頻度とを制御するので、システムとして必要な回線
容量を確保しながら、通信端末装置の消費電力を抑える
ことができる。
【0054】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3に係る通信端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0055】ここでは、通信端末装置の構成について図
3を参照して説明する。なお、図3では、図2で示した
構成要素と同一ないしは同等である要素には、同一符号
を付して説明を省略する。ここでは、この実施の形態3
に関わる部分を中心に説明する。
【0056】図3に示すように、この実施の形態3で
は、図2に示した通信端末装置の構成に加えて、干渉測
定部301を備えている。
【0057】干渉測定部301はアンテナ201を介し
て受信した信号を基に相関回路203を用いて干渉量を
測定し、受信制御部211に出力する。
【0058】受信制御部211は干渉測定部301から
入力された干渉量から制御情報を決定し、制御情報に基
づきパスサーチ部208と、フィンガ割り当て部209
と、セルサーチ部210とを制御する。制御情報の生成
に際して、干渉量が多い場合は通信端末装置の受信性能
を上げるよう指示する制御情報を生成し、一方、干渉量
が少ない場合は通信端末装置の受信性能を下げるよう指
示する制御情報を生成する。
【0059】受信制御部211は制御情報に基づいてパ
スサーチ部208と、フィンガ割り当て部209と、セ
ルサーチ部210とを制御するに際して、受信性能を下
げる場合はフィンガ数の割り当てを少なく、且つ、パス
サーチ間隔及びセルサーチ間隔が長くなるように制御
し、一方、受信性能を上げる場合はフィンガ数の割り当
てを多く、且つ、パスサーチ間隔及びセルサーチ間隔が
短くなるように制御する。
【0060】このように、実施の形態3によれば、基地
局装置がシステムとして必要な回線容量を確保するため
に、通信端末装置の干渉量が少なければ基地局装置の総
送信電力値が小さいという関係を利用して、通信端末装
置が受信信号から干渉量を測定し、干渉量に基づいてフ
ィンガ数の割り当てと、マルチパスサーチの頻度と、セ
ルサーチ頻度とを制御するので、システムとして必要な
回線容量を確保しながら、通信端末装置の消費電力を抑
えることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、CDMA方式の移
動体通信システムにおいて基地局装置は総送信電力を監
視し、総送信電力が送信可能な最大パワーに近づいたか
どうかの情報を通信端末装置に報告し、通信端末装置は
当該情報に基づいてフィンガ割り当て数、マルチパスサ
ーチ頻度、セルサーチ頻度等を制御することにより、シ
ステムとして必要な回線容量を確保しながら通信端末装
置の電力消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2に係る基地局装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1、2に係る通信端末装置
の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図4】従来例の通信端末装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 データ生成部 102、109 加算部 103 無線送信部 104、201 アンテナ 105 総送信電力検出部 106 送信制御部 107 ユーザデータ出力部 108 制御データ出力部 110 チャネルコーデック部 111 変調部 112 パワー調整部 113 乗算部 202 無線受信部 203 相関回路 204 フィンガ部 205 レイク合成部 206 復調部 207 チャネルデコード部 208 パスサーチ部 209 フィンガ割り当て部 210 セルサーチ部 211 受信制御部 301 干渉測定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 総送信電力値を測定する総送信電力検出
    手段と、前記総送信電力値が小さい場合には通信端末装
    置の受信性能を下げるように指示する制御情報を生成す
    る制御手段と、前記制御情報を前記通信端末装置に送信
    する送信手段とを具備することを特徴とする基地局装
    置。
  2. 【請求項2】 接続中の回線数を管理する回線管理手段
    と、前記回線数が少ない場合には通信端末装置の受信性
    能を下げるように指示する制御情報を生成する制御手段
    と、前記制御情報を前記通信端末装置に送信する送信手
    段とを具備することを特徴とする基地局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の基地局装
    置が送信する信号を受信する受信手段と、前記受信信号
    から通信端末装置の受信性能を規定する制御情報を取り
    出し、前記制御情報が受信性能を下げるように指示する
    場合にはセルサーチ頻度と、パスサーチ頻度と、フィン
    ガ割り当て数との少なくともいずれか1つを少なくする
    ように制御する制御手段とを具備することを特徴とする
    通信端末装置。
  4. 【請求項4】 基地局装置が送信する信号を受信する受
    信手段と、前記受信信号から干渉量を測定し、前記干渉
    量が少ない場合にはセルサーチ頻度と、パスサーチ頻度
    と、フィンガ割り当て数との少なくともいずれか1つを
    少なくするように制御する制御手段とを具備することを
    特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 総送信電力値を測定する工程と、前記総
    送信電力値が小さい場合には通信端末装置の受信性能を
    下げるように指示する制御情報を生成する工程と、前記
    制御情報を前記通信端末装置に送信する送信工程とを具
    備することを特徴とする送信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の送信方法で送信された
    信号を受信する工程と、前記受信信号から通信端末装置
    の受信性能を規定する制御情報を取り出す工程と、前記
    制御情報が受信性能を下げるように指示する場合にはセ
    ルサーチ頻度と、パスサーチ頻度と、フィンガ割り当て
    数との少なくともいずれか1つを少なくするように制御
    する工程とを具備することを特徴とする受信方法。
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