JP2003209637A - データ通信システム及びデータ通信方法 - Google Patents

データ通信システム及びデータ通信方法

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JP2003209637A
JP2003209637A JP2002007109A JP2002007109A JP2003209637A JP 2003209637 A JP2003209637 A JP 2003209637A JP 2002007109 A JP2002007109 A JP 2002007109A JP 2002007109 A JP2002007109 A JP 2002007109A JP 2003209637 A JP2003209637 A JP 2003209637A
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JP2002007109A
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Hiroshi Yoshida
浩 吉田
Tsuguhiko Ono
次彦 大野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等の移動機器から間接的に有線網を
利用する。 【解決手段】 携帯電話1の音声A/D変換部33が、
アナログ音声データをデジタル音声データに変換し、無
線網送受信部35がデジタル音声データを無線通信(近
距離データ通信)によりコンピュータ装置(固定機器)
2に対して送信し、コンピュータ装置2の無線網送受信
部35が無線通信により送信されたデジタル音声データ
を受信し、データ転送部41及び有線網送受信部42を
介して高速有線網(ADSL等)に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話、PH
Sなど携帯可能な通話機器をはじめ、PDA、コンパク
トPCなどの持ち歩くための携帯機器、カーナビゲーシ
ョンシステムのような自動車に積載して利用するための
車載装置など様々な移動機器に、通信会社などから課金
されない無線通信手段を搭載し、前記移動機器から、
家、マンション、オフィスビルディングなどの建造物に
設置された同様の無線通信手段を搭載した固定型電話機
器、コンピュータ機器、モデム機器などを介して有線網
に接続し、前記移動機器から間接的に有線網を利用する
システム、方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば、従来の通信方法であり、
3は家やビルディングなどの建造物、4は高速通信網、
25は固定電話網、26は携帯電話網(PHS、衛星電
話など利用に応じて電話会社から課金される無線電話網
を示す)、21は携帯電話網26を利用して通信するた
めの携帯電話、22は固定電話網25を利用して通信す
るための固定電話(FAX電話を含む)、23は高速通
信網4を利用可能なコンピュータ、24は高速通信網4
を利用するための高速有線網接続モデムである。28は
自動車などに搭載するカーナビゲーションシステムなど
の車載装置、29は車載装置が稼動するために必要な情
報を記録したCD−ROMなどの媒体である。固定電話
では固定電話により通話のほかFAX送受信やダイヤル
アップ接続による56Kbps程度までのデータ送受信
も可能である。また携帯電話によれば携帯電話網を介し
た通話や、9600bps程度〜64Kbps程度のデ
ータ送受信も可能であるが、携帯電話による通信はコス
トが非常に高価である。コンピュータは例えば図に示す
ようなADSL(Asymmetric Digita
l Subscriber Line)接続が考えられ
る。この接続はコンピュータのインターネット接続を前
提に施設されたもので、1.5Mbpsから8Mbps
程度の伝送速度を持ち、データ通信コストとしては定額
制で比較的安価である。常時接続に関しては、ADSL
のほかにCATVインターネットやFTTH(Fibe
r To The Home)などがあげられる。
【0003】従来技術では以上のような構成であり、固
定電話網はFAX電話などに接続され主として通話また
はFAXのための通信に利用され、高速通信網はパソコ
ンなどに接続され、電子メールやインターネット通信を
行なう。携帯電話に関しては携帯電話事業者の設備によ
り、他の携帯電話や固定電話との通話、制約条件が付い
た電子メール、携帯電話の規約の元に構築されたインタ
ーネット上の携帯電話用サイトへのアクセス(これも制
約付きのインターネットアクセスといえる)が可能であ
る。すなわち、従来技術によれば、家庭内などの限られ
た空間においてもそれぞれの機器を使い分ける必要があ
り、それぞれの通信費を合算すれば非常に高額になる。
特に携帯電話に至っては、工事の不要な無線データ通信
に使われているが、その転送速度は低く、単位通信量あ
たりの価格は常時接続に比べ非常に高価である。一方
で、常時接続の有線網はほとんどの場合、使用している
帯域は与えられた帯域の一部であり、余裕がある。
【0004】携帯電話は身に付けて移動できる手軽さが
あり、携帯電話利用者の中には固定電話の加入権が高額
であるなどの理由から自宅に固定電話を施設せずに、家
庭内においても携帯電話を利用するケースも増えてお
り、更なる利便性の向上が望まれている。しかし、携帯
電話網における使用周波数は当然有限であるため、家庭
内外を問わずに携帯電話を利用するケースが増えれば、
通話音質の低下や混信、不意の切断、接続不可など不具
合発生の原因になることは必至である。
【0005】車載装置28は、通常ネットワークによる
情報の送受信を行なわない。特にカーナビゲーションシ
ステムにおいては、地図CD−ROM29などの記録媒
体によって地図情報が供給される。携帯電話が接続可能
な車載装置やHDDを搭載して各種データの書き換えが
可能なものもあるが、大容量のデータ通信を行なうと時
間がかかるし通信料金が高価になる欠点があるため、あ
まり普及していない。
【0006】一方、携帯電話の利便性向上のために携帯
電話やノートPCなどからインターネットを利用した
り、オフィスの情報を共有する技術においては、多くの
場合、携帯電話網を通して、いかにしてオフィスや各機
器に接続するかという点が注目される。例えば特開平9
−135479では、携帯電話からオフィスなどのLA
Nに接続された機器を利用するための方法を開示してい
る。特開平9−135479では、携帯電話網における
基地局とオフィスの機器の接続のために、携帯電話基地
局と通信可能なゲートウエイを設けてこれを丁度携帯電
話網に存在する基地局と同等に機能するようにし、小規
模な基地局とする。このゲートウエイに接続されたオフ
ィス内のLANは、各携帯機器に合わせたボックスに接
続され、各携帯機器はそのボックスを介してLANに接
続できるようになる。これにより、オフィス外でもオフ
ィス内においても同様に種々の携帯機器をシームレスに
接続できるようにしたものである。すなわち、小規模の
携帯電話基地局にLANを接続し、両者を相互に通信可
能にしたもので、オフィス外においてもオフィス内にお
いても同様にオフィス内のLAN上の機器に接続でき
る。しかしながら、携帯電話網における有限の周波数の
使用を制限するものではなく、逆にオフィス内で携帯電
話を利用する場合には、オフィス外からオフィス内に流
入する携帯電話の電波を遮断する必要が生じる可能性が
ある。したがって、携帯電話網の基地局と密に連携した
ゲートウエイ装置や、システムに関係の無い携帯電話の
電波を遮断するための工事などが必要となり、簡単に安
価に設置することは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話を含む
移動機器の通信は、携帯電話などが本来持つ通信機能を
使ってオフィスなどと通信を行なうため、携帯電話利用
者が増加すればするほど有限の携帯通信網の周波数を利
用し尽くしてしまい、更には音質やデータ通信の途切れ
が発生するという問題点があった。また、カーナビゲー
ションシステムなどの車載装置やPDAなど、本来通信
機能を持たない機器に携帯電話を接続するなどして利用
する場合もあり、携帯電話網を利用した無線通信は増加
する傾向にある。一方で携帯電話事業者は、更に広帯域
なサービスを開始するなど、サービスの高品質化を進め
ており、有限の伝送周波数を更に圧迫する可能性があ
る。利用者から見れば、確かに通信帯域が広がり、こう
した携帯電話網を利用することで便利になる反面、こう
した広帯域サービスは高価になりがちで、携帯電話利用
者の通信料金の負担は増す一方である。
【0008】本発明はこうした状況を改善することを目
的としており、新たに携帯電話網と異なる周波数特性を
持つ無線通信手段を各移動機器に付加し、意図的に家庭
やオフィスなどで携帯電話網で利用する電波を使わない
ようにすると共に、携帯電話網よりも伝送帯域が広い電
波を用いて、短い伝送距離のデータ転送を行ない、各移
動機器と通信を行なう固定機器により各移動機器から有
線網を利用したり、該固定機器を利用した何らかの処理
を行なうことを目的とする。したがって、大規模な設備
無しに携帯電話を利用した通話料を固定電話や定額接続
インターネット並みに廉価にしたり、各移動機器が利用
するソフトウエアを携帯電話網を利用するのに比べて廉
価にダウンロードしたり、逆に各移動機器が持つ情報を
アップロードするなど、利用者にとって便利な利用方法
が期待できる。
【0009】本発明の他の目的は、携帯電話事業者が持
つ通話またはデータ転送のための周波数を家庭において
利用することを控え、したがって、携帯電話事業者は周
波数を有効に利用でき、周波数の限界という制限無し
に、将来に向けた高度で広帯域かつ良好な通話、データ
通信などのサービスを展開することにある。
【0010】本発明の他の目的は、携帯電話やPDA、
車載装置といった移動機器は小型化、省電力化を求めら
れるが、これに加えて利用者のニーズに添うような高度
な処理を行なうためにはCPU能力、記憶装置といった
機器リソースが不足するため、これを固定機器のリソー
スで補うことにある。例えば、携帯電話やPDAにカメ
ラから取った映像や、音声メッセージ、過去のスケジュ
ールや日記といった様々な個人データが日に日に格納さ
れていく。しかし、いずれは携帯機器の限られた記憶容
量の中で、何かを削除しなければならない事態に陥るこ
ともある。こうした時には携帯機器をコンピュータなど
に専用ケーブルで接続してコンピュータの記憶装置にバ
ックアップを取る。しかしながら、その手順は煩雑なも
のであり、日常的に最適な状態にするのは苦痛である。
本発明によれば差し当たって不要なデータを無線通信手
段によって携帯機器とコンピュータなどのリソースが豊
富な固定機器の記憶装置に移動し、いつでも最適の状態
で携帯機器を利用できるようにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ通信
システムは、公衆無線網によるデータ通信が可能であ
り、前記公衆無線網によるデータ通信以外に所定の近距
離データ通信が可能な無線通信端末と、公衆有線網に接
続し、前記無線通信端末と前記近距離データ通信が可能
であり、前記公衆有線網と前記無線通信端末との間のイ
ンタフェースとなり得るインタフェース装置とを有する
データ通信システムであって、前記無線通信端末は、前
記近距離データ通信により前記インタフェース装置に対
して所定のデータを送信データとして送信する端末側近
距離データ通信部を有し、前記インタフェース装置は、
前記端末側近距離データ通信部より前記近距離データ通
信により送信された前記送信データを受信するインタフ
ェース側近距離データ通信部と、前記インタフェース側
近距離データ通信部により受信された前記送信データを
前記公衆有線網に転送する公衆有線網通信部とを有する
ことを特徴とする。
【0012】前記無線通信端末は、更に、アナログ音声
データをデジタル音声データに変換する音声データ変換
部を有し、前記端末側近距離データ通信部は、前記音声
データ変換部により変換された前記デジタル音声データ
を前記送信データとして前記インタフェース側近距離デ
ータ通信部に対して送信することを特徴とする。
【0013】前記端末側近距離データ通信部は、前記送
信データとしてアナログ音声データを前記インタフェー
ス側近距離データ通信部に対して送信し、前記インタフ
ェース側近距離データ通信部は、前記端末側近距離デー
タ通信部より前記アナログ音声データを受信し、前記イ
ンタフェース装置は、更に、前記インタフェース側近距
離データ通信部により受信された前記アナログ音声デー
タをデジタル音声データに変換する音声データ変換部を
有し、前記公衆有線網通信部は、前記音声データ変換部
により変換された前記デジタル音声データを前記公衆有
線網に転送することを特徴とする。
【0014】前記無線通信端末は、更に、データ送信に
際し、前記公衆無線網によるデータ送信及び前記インタ
フェース装置へのデータ送信のいずれか一方を選択する
選択部を有することを特徴とする。
【0015】本発明に係るデータ通信システムは、公衆
無線網によるデータ通信が可能であり、前記公衆無線網
によるデータ通信以外に所定の近距離データ通信が可能
な無線通信端末と、公衆有線網に接続し、前記無線通信
端末と前記近距離データ通信が可能であり、前記公衆有
線網と前記無線通信端末との間のインタフェースとなり
得るインタフェース装置とを有するデータ通信システム
であって、前記インタフェース装置は、前記公衆有線網
より前記無線通信端末を宛先とするデータを受信データ
として受信する公衆有線網通信部と、前記公衆有線網通
信部により受信された前記受信データを前記近距離デー
タ通信により前記無線通信端末に対して転送するインタ
フェース側近距離データ通信部とを有し、前記無線通信
端末は、前記インタフェース側近距離データ通信部より
前記近距離データ通信により転送された前記受信データ
を受信する端末側近距離データ通信部を有することを特
徴とする。
【0016】前記インタフェース側近距離データ通信部
は、前記受信データとしてデジタル音声データを前記端
末側近距離データ通信部に転送し、前記端末側近距離デ
ータ通信部は、前記インタフェース側近距離データ通信
部より転送された前記デジタル音声データを受信し、前
記無線通信端末は、更に、前記端末側近距離データ通信
部により受信された前記デジタル音声データをアナログ
音声データに変換する音声データ変換部を有することを
特徴とする。
【0017】前記公衆有線網通信部は、前記受信データ
としてデジタル音声データを前記公衆有線網より受信
し、前記インタフェース装置は、更に、前記公衆有線網
通信部により受信された前記デジタル音声データをアナ
ログ音声データに変換する音声データ変換部を有し、前
記インタフェース側近距離データ通信部は、前記音声デ
ータ変換部により変換された前記アナログ音声データを
前記端末側近距離データ通信部に対して転送することを
特徴とする。
【0018】前記無線通信端末は、前記インタフェース
装置との間で、無線により近距離データ通信を行うこと
を特徴とする。
【0019】前記無線通信端末は、前記インタフェース
装置との間で、課金の対象とならない近距離データ通信
を行うことを特徴とする。
【0020】前記無線通信端末は、携帯電話機であるこ
とを特徴とする。
【0021】前記インタフェース装置は、情報処理装置
であることを特徴とする。
【0022】前記インタフェース装置は、モデム装置で
あることを特徴とする。
【0023】前記インタフェース装置は、固定電話機で
あることを特徴とする。
【0024】本発明に係るデータ通信システムは、車輌
に配置され、所定の近距離データ通信が可能な車載通信
装置と、前記車載通信装置と前記近距離データ通信が可
能であり、前記車載通信装置を管理する管理装置とを有
するデータ通信システムであって、前記車載通信装置
は、前記近距離データ通信により前記管理装置に対して
所定のデータを送信データとして送信する車載側近距離
データ通信部を有し、前記管理装置は、前記車載側近距
離データ通信部より前記近距離データ通信により送信さ
れた前記送信データを受信する管理側近距離データ通信
部と、前記管理側近距離データ通信部により受信された
前記送信データを蓄積する送信データ蓄積部とを有する
ことを特徴とする。
【0025】前記車載通信装置は、更に、前記車輌内及
び前記車輌外の少なくともいずれか一方についての画像
データを入力する画像データ入力部を有し、前記車載側
近距離データ通信部は、前記画像データ入力部により入
力された前記画像データを前記送信データとして前記管
理装置に対して送信し、前記管理側近距離データ通信部
は、前記車載側近距離データ通信部より送信された前記
画像データを受信し、前記送信データ蓄積部は、前記管
理側近距離データ通信部により受信された前記画像デー
タを蓄積することを特徴とする。
【0026】前記管理装置は、公衆有線網に接続してお
り、前記管理装置は、更に、前記管理側近距離データ通
信部により受信された前記画像データを前記公衆有線網
に転送する公衆有線網通信部を有することを特徴とす
る。
【0027】前記車載通信装置は、更に、前記車輌の異
常を検知するとともに、前記車輌の異常を通知する異常
通知メッセージを生成する異常検知部を有し、前記車載
側近距離データ通信部は、前記異常検出部により生成さ
れた前記異常通知メッセージを前記送信データとして前
記管理装置に対して送信し、前記管理側近距離データ通
信部は、前記車載側近距離データ通信部より送信された
前記異常通知メッセージを受信し、前記管理装置は、更
に、前記管理側近距離データ通信部により前記異常通知
メッセージが受信された場合に、所定の異常対策処理を
行う異常対策処理部を有することを特徴とする。
【0028】本発明に係るデータ通信システムは、車輌
に配置され、所定の近距離データ通信が可能な車載通信
装置と、公衆有線網に接続し、前記車載通信装置と前記
近距離データ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記
車載通信装置との間のインタフェースとなり得る管理装
置とを有するデータ通信システムであって、前記管理装
置は、前記公衆有線網より前記車載通信装置を宛先とす
るデータを受信データとして受信する公衆有線網通信部
と、前記公衆有線網通信部により受信された前記受信デ
ータを前記近距離データ通信により前記車載通信装置に
対して転送する管理側近距離データ通信部とを有し、前
記車載通信装置は、前記管理側近距離データ通信部より
前記近距離データ通信により転送された前記受信データ
を受信する車載側近距離データ通信部を有することを特
徴とする。
【0029】前記公衆有線網通信部は、前記公衆有線網
より前記車載通信装置を宛先とする地図データを前記受
信データとして受信し、前記管理側近距離データ通信部
は、前記公衆有線網通信部により受信された前記地図デ
ータを前記車載側近距離データ通信部に対して転送し、
前記車載側近距離データ通信部は、前記管理側近距離デ
ータ通信部より送信された前記地図データを受信するこ
とを特徴とする。
【0030】前記車載通信装置は、前記管理装置との間
で、無線により近距離データ通信を行うことを特徴とす
る。
【0031】前記車載通信装置は、前記管理装置との間
で、課金の対象とならない近距離データ通信を行うこと
を特徴とする。
【0032】前記管理装置は、情報処理装置であること
を特徴とする。
【0033】前記管理装置は、モデム装置であることを
特徴とする。
【0034】前記管理装置は、固定電話機であることを
特徴とする。
【0035】本発明に係るデータ通信方法は、公衆無線
網によるデータ通信が可能であり、前記公衆無線網によ
るデータ通信以外に所定の近距離データ通信が可能な無
線通信端末と、公衆有線網に接続し、前記無線通信端末
と前記近距離データ通信が可能であり、前記公衆有線網
と前記無線通信端末との間のインタフェースとなり得る
インタフェース装置とを用いるデータ通信方法であっ
て、前記無線通信端末は、前記近距離データ通信により
前記インタフェース装置に対して所定のデータを送信デ
ータとして送信し、前記インタフェース装置は、前記無
線通信端末より前記近距離データ通信により送信された
前記送信データを受信し、受信した前記送信データを前
記公衆有線網に転送することを特徴とする。
【0036】本発明に係るデータ通信方法は、公衆無線
網によるデータ通信が可能であり、前記公衆無線網によ
るデータ通信以外に所定の近距離データ通信が可能な無
線通信端末と、公衆有線網に接続し、前記無線通信端末
と前記近距離データ通信が可能であり、前記公衆有線網
と前記無線通信端末との間のインタフェースとなり得る
インタフェース装置とを用いるデータ通信方法であっ
て、前記インタフェース装置は、前記公衆有線網より前
記無線通信端末を宛先とするデータを受信データとして
受信し、受信した前記受信データを前記近距離データ通
信により前記無線通信端末に対して転送し、前記無線通
信端末は、前記インタフェース装置より前記近距離デー
タ通信により転送された前記受信データを受信すること
を特徴とする。
【0037】本発明に係るデータ通信方法は、車輌に配
置され、所定の近距離データ通信が可能な車載通信装置
と、前記車載通信装置と前記近距離データ通信が可能で
あり、前記車載通信装置を管理する管理装置とを用いる
データ通信方法であって、前記車載通信装置は、前記近
距離データ通信により前記管理装置に対して所定のデー
タを送信データとして送信し、前記管理装置は、前記車
載通信装置より前記近距離データ通信により送信された
前記送信データを受信し、受信した前記送信データを蓄
積することを特徴とする。
【0038】本発明に係るデータ通信方法は、車輌に配
置され、所定の近距離データ通信が可能な車載通信装置
と、公衆有線網に接続し、前記車載通信装置と前記近距
離データ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記車載
通信装置との間のインタフェースとなり得る管理装置と
を用いるデータ通信方法であって、前記管理装置は、前
記公衆有線網より前記車載通信装置を宛先とするデータ
を受信データとして受信し、受信した前記受信データを
前記近距離データ通信により前記車載通信装置に対して
転送し、前記車載通信装置は、前記管理装置より前記近
距離データ通信により転送された前記受信データを受信
することを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
システム概念を示すシステム構成図である。図におい
て、1は携帯電話網(公衆無線網)への通信手段に加え
無線通信手段を搭載した携帯電話(無線通信端末)であ
る。該無線通信手段は機器に搭載され主として近距離デ
ータ通信を行なうものであり、電話会社などから課金さ
れないことを特徴とする。例えば、Bluetoot
h、無線LAN、赤外線通信等が該当する。2は該携帯
電話に追加搭載した前記無線通信手段と同様の無線通信
手段を備えたコンピュータ装置(インタフェース装
置)、3は家屋またはビルディングなどの建造物、4は
定額で常時接続可能な高速有線網(公衆有線網)(AD
SL、CATVインターネット、FTTHなど)、5は
インターネットおよびそこに接続される各種サーバを示
し、6はその各種サーバのうちの一つである携帯電話ま
たは車載装置に必要なデータが搭載されたソフトウエア
ダウンロードサイトであり、例えば、インターネットに
接続されたサーバまたはISPを示し、7はそのサーバ
またはISPで保有するデータの一例を示し、8は携帯
電話1およびコンピュータ装置2と同等の無線通信手段
を持ち、自動車などに搭載されるカーナビゲーションシ
ステムや盗難防止システムなどの車載装置(車載通信装
置)である。なお、車載装置に関するの実施の形態に関
しては、実施の形態2以降で説明することとし、本形態
においては携帯電話、PDA、ノートPCといった、通
常人間が携行できる機器に関して説明する。
【0040】次に動作について図3および図5、図6を
適宜用いて、図7、図8のフローチャートにしたがって
説明する。図3は携帯電話1とコンピュータ装置2を用
いて携帯電話から高速有線網4を利用する場合のソフト
ウエア構成図である。図において、1は前記携帯電話、
2は前記コンピュータ装置、4は前記高速有線網、26
は携帯電話が従来から通信に利用している携帯電話網を
示し、PHS、衛星利用電話などもこれに含むものとす
る。31はボタン操作などコマンド列を入力する入力
部、32は他の機器から受信したコマンド列を解析する
コマンド解析部、33はマイクから入力されたアナログ
音声をデジタル化し、また受信したデジタル信号をアナ
ログ化してスピーカに転送する音声アナログ/デジタル
変換部(音声A/D変換部と称す)、34は前記携帯電
話網に対してデータ通信を行なうための、携帯網送受信
部、35は前記追加搭載した無線通信手段であり、同様
の無線通信手段と近距離データ通信を行なうための無線
網送受信部、36は該無線網送受信部により接続可能な
前記建造物3の中に設置されたコンピュータ装置2など
の固定機器の情報を集積した管理テーブルにアクセスし
て固定機器の情報を得るための固定機器管理部、37は
前記コンピュータ装置2などの固定機器を介して高速有
線網4やインターネット5、更には接続先コンピュータ
装置から該無線網送受信部35を介して接続可能な携帯
機器を管理する接続先管理部、38は、データ送信に際
し、携帯網送受信部34、無線網送受信部35のいずれ
を用いたデータ送信を行うかを決定する通信選択部であ
る。41はコンピュータ装置2などの固定機器におい
て、無線網送受信部35より受信したデータを高速有線
網へ転送、あるいは逆に高速有線網から受信したデータ
を無線網送受信部35に転送するためのデータ転送部、
42は高速有線網へのインタフェースであり高速有線網
からアクセス可能な機器と相互にデータを送受信するた
めの有線網送受信部である。なお、携帯電話1の無線網
送受信部35は、端末側近距離データ通信部に、コンピ
ュータ装置2の無線網送受信部35は、インタフェース
側近距離データ通信部に相当する。音声A/D変換部3
3は、音声データ変換部に相当し、通信選択部38は選
択部に相当する。また、有線網送受信部42は、公衆有
線網通信部に相当する。39は該固定機器から無線網送
受信部35を介してデータの送受信を行なう携帯機器の
属性情報などを管理する携帯機器管理部であり、40は
インターネットなどからダウンロードしたデータなどを
保持したり、携帯機器から受信したデータを必要に応じ
て保持するための情報蓄積部である。
【0041】図5の(A)は、前記コンピュータ装置2
などの固定機器が携帯機器管理部39において保持す
る、前記無線網送受信部35を用いて通信可能な携帯電
話1などの携帯機器管理テーブルであり、携帯機器の呼
称51、認識番号52、携帯電話番号53、通信や認証
のセキュリティ方法54から成る。ただし、これは保持
する情報の範囲をこれに制限するものではなく、必要に
応じて携帯機器固有の情報を付加したり、不要であれば
上記情報を削除できるものとする。また、認識番号52
は、携帯機器を一意に特定できれば、例えばIPアドレ
スや携帯機器のシーケンシャル番号などでも良いが、無
線網送受信部で容易に認識できる方法が好ましい。な
お、それぞれの項目は、該携帯機器や該固定機器に情報
が付されていない場合は空欄とする。
【0042】図5の(B)は、前記携帯電話1などの携
帯機器が固定機器管理部36において保持する、前記無
線網送受信部35を用いて通信可能なコンピュータ装置
2などの固定機器管理テーブルであり、固定機器の呼称
55、認識番号56、無線網で利用する近距離データ通
信の種別57、通信や認証のセキュリティ方法58から
成る。ただし、これは保持する情報の範囲をこれに制限
するものではなく、必要に応じて固定機器固有の情報を
付加したり、不要であれば上記情報を削除できるものと
する。また、認識番号56は、固定機器を一意に特定で
きれば、例えばIPアドレスや固定機器のシーケンシャ
ル番号などでも良いが、無線網送受信部で容易に認識で
きる方法が好ましい。なお、それぞれの項目は、該携帯
機器や該固定機器に情報が付されていない場合は空欄と
する。
【0043】図6は、前記携帯電話1などの携帯機器お
よび、コンピュータ装置2などの固定機器がそれぞれ接
続先管理部37において保持する、前記有線網送受信部
42を用いて通信可能な最終的な接続先を管理する接続
先管理テーブルであり、接続先機器の呼称61、携帯電
話番号62、携帯電話のIPアドレス63、最終的に携
帯機器に接続する場合に経由する基地局(固定機器)の
電話番号64、接続先基地局のIPアドレス65、通信
や認証のセキュリティ方法66から成る。ただし、これ
は保持する情報の範囲をこれに制限するものではなく、
必要に応じて携帯機器固有の情報を付加したり、不要で
あれば上記情報を削除できるものとする。また、携帯電
話のIPアドレス63は、携帯機器を一意に特定できれ
ば、例えば携帯機器のシーケンシャル番号などでも良い
が、有線通信、無線通信における相互の通信において容
易に認識できる方法が好ましい。なお、それぞれの項目
は、該携帯機器や該固定機器に情報が付されていない場
合は空欄とする。
【0044】以上のような構成を念頭に置き、次に図
7、図8にしたがって動作の説明をする。図7は携帯電
話1から発信する際の携帯電話の基本的な処理フローで
ある。図8は携帯電話1から発信する際のコンピュータ
装置2などの固定機器の基本的な処理フローである。ま
ず、携帯電話1から利用者がコマンド入力部31により
処理コマンドまたは電話番号を入力すると、固定機器管
理部36により、機器情報が読み込まれる(ステップS
71)。更に通信選択部38により、通信が可能な機器
の調査が行なわれる(ステップS72)。ここで、通信
可能な固定機器に加えて携帯電話網がアクセス可能であ
ればそれも通信可能としてリストアップしても良い。通
信可能な固定機器および携帯電話網を表示し、利用者が
用途に応じてこれを選択する(ステップS73)。次に
選択された固定機器に対して接続要求を送信する。本実
施の形態によればコンピュータ装置2との接続例である
ため、コンピュータ装置を選択したものとする。ここ
で、通信選択部38は固定機器管理テーブルの情報に従
い、コンピュータ装置と無線で接続するために無線網送
受信部35を介してコンピュータ装置に接続要求を送信
する(ステップS74)。
【0045】コンピュータ装置2では、各種の無線網送
受信部により接続待ちを行なっており、該携帯電話1か
らの接続要求を受信する(ステップS81)。次にコン
ピュータ装置2は、コマンド解析部32により携帯電話
1からの接続要求であることを知り、携帯電話1の情報
を得るために携帯機器管理テーブルを検索して携帯電話
1が登録されているかどうか判断する(ステップS8
2)。登録されていた場合には、携帯機器管理部39よ
り更に詳細な情報を得て、携帯電話と接続処理を行な
う。この時、携帯電話の認証および、データ転送の際の
セキュリティ方法の確認、鍵の受け渡しなどを行なう
(ステップS75、ステップS84)。接続の方法はこ
こでは特定しないが、標準的な方法によることが好まし
い。
【0046】携帯電話1とコンピュータ装置2の接続が
完了したので、携帯電話は利用者からのコマンド待ち、
コンピュータ装置2は携帯電話からのコマンド待ちにな
る。ここで、携帯電話とコンピュータ装置の間のやり取
りであればそれを意図するコマンドが携帯電話から送信
されることでコンピュータ装置はコマンドにしたがった
処理を行なうことも可能であるが、本発明の本質は携帯
電話から有線網を利用することに最大の効果と新規性を
見出すことができるので、更に有線網を通じて有線網上
の他の機器にアクセスする場合について続けて説明す
る。
【0047】携帯電話1は接続先管理部37により、予
めアドレス帳のようにして管理されている接続先情報を
表示する。利用者がこのうち1つを選択するとコマンド
入力部31は自動的にコマンドとしてコンピュータ装置
に転送する(ステップS76)。コンピュータ装置2で
は携帯電話1からのコマンドを受信(ステップS85)
して、コマンド解析部32によりコマンドを解析する。
ここで一例として、同様のシステムに接続された携帯電
話への接続、通話を指定したとする。ここで、相手先が
アナログ電話であれば、コンピュータ装置の音声A/D
変換部33を介して接続先からのアナログ音声をデジタ
ル音声に変換して携帯電話1に転送することになる。携
帯電話からは接続先管理テーブルにより得た接続先情報
が付された接続要求コマンドとしてコンピュータ装置に
転送されているので、コンピュータ装置は接続先情報か
ら接続先コンピュータ装置に接続する。そして接続が確
立したかどうかその状況を携帯電話に送信する(ステッ
プS86)。携帯電話は、コンピュータ装置から接続状
況を受け取り、接続先と接続が完了したかどうかを知
り、完了していれば次のコマンド処理に移る。本例では
通話なので、携帯電話は音声A/D変換部33によって
音声をデジタルに変換し、話した音声をデータとして送
信する(ステップS77)。コンピュータ装置は受け取
ったデジタル音声データをそのまま接続先へ転送する
(ステップS86)。
【0048】通話であるため、当然接続先からも高速有
線網を介してデジタル音声データが返されるが、コンピ
ュータ装置はこのデータをそのまま携帯電話に転送す
る。このようにして、接続先の同様のシステムと携帯電
話を利用して有線網による通話が可能になる。通話が終
了したら、携帯電話の通話切断ボタンを押下することに
よって、接続切断コマンドがコンピュータ装置に送信さ
れる。コンピュータ装置は処理終了コマンドとしてこれ
を認識し(ステップS87)、通信切断処理を行なった
上で処理を完了する(ステップS88)。
【0049】以上のように、携帯電話網を使わずに通話
するようにしているので、固定機器を接続できる距離に
ある場合には高価な携帯電話の通話料金を支払わずに通
話することができる。また、高速有線網を利用する場合
は定額であることを前提としており、固定電話で通話す
るのに比べ、通話料金を支払わずに通話を廉価にするこ
とができる。また、上記実施の形態では音声をデジタル
化してデータとして送受信する方法を取っているが、こ
れがコンピュータ上のデータなどであっても同様に送受
信を行なうことができる。更には、高速有線網を施設し
ていない場合においても、通話に関しては固定電話と同
等の料金に押さえることができる。これらの効果をもた
らすためのシステム構成図は図9、図10、図11に示
す通りで、固定電話網の加入権を保有していない場合に
は、図9に示すように、高速有線網(ADSL、CAT
Vインターネット)のモデムに無線網送受信部35を設
けることで本発明によるシステムの効果を享受できる。
また、高速有線網モデムの形状を図10に示すように通
常の電話と同じくして、音声A/D変換部33を設ける
ことで、同様の効果を享受できる。万一、高速有線網を
施設しておらず、固定電話だけが存在する場合には、転
送速度は低速であり、できることが制限される可能性が
あるが、図11に示すように固定電話網だけを利用して
も実現できる。ただし、通話料は固定電話の通話料が必
要になる。またすべてのシステム構成において、通話で
なく有線網からのソフトウエアのダウンロードの場合に
はインターネットを含む有線回線の先には同等のシステ
ムでなく、図1に示すようにISPサイトのサーバや携
帯電話キャリアが設置した携帯電話のコンテンツサイト
などがあれば良い。
【0050】これにより、家庭内においても携帯電話網
を使わずに携帯電話機器を利用して通話ができたり、イ
ンターネットアクセスができるようになるため、利用者
は家庭内において通常のインターネット料金あるいは固
定電話の通話料だけで携帯電話を利用することができ、
通信料金を大幅に削減することが可能になる。また、高
速有線網の接続は定額料金が多くなってきており、携帯
機器から有線網を利用した場合に追加料金は発生しない
ため、低価格に本実施の形態の効果を享受できる。
【0051】また、固定機器がコンピュータ装置であれ
ば、ダウンロードしたデータをコンピュータ装置で保持
し、必要に応じて携帯機器に転送できるため、携帯機器
の有限の記憶手段を有効に利用できるという効果があ
る。例えば、携帯機器用の音楽を有線網から複数ダウン
ロードしてコンピュータ装置に保持し、コンピュータ装
置でスケジューリングして毎朝違う曲を自動的に携帯機
器に転送したり、出先で携帯機器のカメラで撮影したデ
ジタル画像をコンピュータ装置に転送して保存するなど
して、普段使わない映像の保存庫として利用できる。保
存したデータを持つコンピュータ装置は、他の利用者か
ら見れば有線網に存在するコンピュータ装置としてみる
ことができ、したがって利用者同士でデータの交換を容
易に行なうことが可能である。利用者に携帯電話網を使
う意思があれば、前記データの交換は携帯電話網を利用
して遠隔操作で行なうこともできる。
【0052】また、携帯電話事業者にとっては、マンシ
ョンや家、オフィスにおいて携帯電話網の使用帯域が大
幅に減少するため、更なる利用者の増加や新しいサービ
スの提供など、更なる事業開拓にいそしむことができ、
携帯電話における技術革新に寄与する。
【0053】実施の形態2.以上の実施の形態1では、
携帯電話から高速有線網を利用して通話するようにした
ものであるが、次にカーナビゲーションや盗難防止装置
などの車載装置に適用する実施の形態を示す。なお、本
実施の形態においては、コンピュータ装置2等の固定機
器は、管理装置に相当する。
【0054】図4は、このような場合の、モジュール構
成図である。例としてカーナビゲーションシステムや盗
難防止装置に代表される車載装置(車載通信装置)8と
している。図中の車載装置8において、コマンド入力部
31はモニタ画面等からコマンドを入力、あるいは選択
したボタンからコマンドを生成して入力する手段、コマ
ンド解析部32は、コンピュータ装置2から受信したコ
マンドを解析する手段、音声A/D変換部33は車内の
音声をデジタル音声に変換する手段、異常検知部43
は、カーナビゲーションや車輛に設置された各種センサ
からの入力状況により盗難の恐れなどの車輛の異常を検
知し、異常を通知する異常通知メッセージを生成するた
めの手段、映像入力部44は車内、車外に向けて設置さ
れたカメラにより撮影されたアナログ映像データをデジ
タル映像データに変換して入力する手段、情報記憶部4
5は、コンピュータ装置2から受信した各種のデータ
を、走行時に利用するために記憶するための手段であ
る。コンピュータ装置2は、図3に示したものと同一で
あるため説明を割愛する。なお、車載装置8の無線網送
受信部35は車載側近距離データ通信部に、コンピュー
タ装置2の無線網送受信部35は管理側近距離データ通
信部に相当する。また、映像入力部44は画像データ入
力部に、情報蓄積部40は送信データ蓄積部に相当す
る。ここで、コンピュータ装置2などの固定機器が同一
であるということは、本システムにおいて1台の固定機
器が、複数の携帯電話などの携帯機器やカーナビゲーシ
ョンシステムなどのような車載装置に対応できることを
意味し、むしろこれを推奨するものである。
【0055】動作そのものは実施の形態1で説明した携
帯電話の場合と同じであるが、車載装置の場合は伝送す
るデータの内容および効果が異なる。
【0056】一例として本構成により車庫にある自家用
車からインターネット5に存在するソフトウエアダウン
ロードサイト6にある最新の地図情報7を車載装置(カ
ーナビゲーションシステム)8にダウンロードする方法
について説明する。車載装置(カーナビゲーションシス
テム)8から利用者が地図の更新を意図するボタンを選
択すると、コマンド入力部31によりこのコマンドデー
タとしてコンピュータ装置2に送信される。コンピュー
タ装置2は当該カーナビゲーションシステムの型番や当
該カーナビゲーションシステムの製造番号などを付して
地図情報提供サイトに接続する。この地図情報提供サイ
トに支払う情報料は別途標準的な決済システム、認証方
法は認証システムを利用すれば良いのでここでは言及し
ない。コンピュータ装置2は地図情報7をダウンロード
するための手続きを自動的に行ない、有線網送受信部4
2を介して地図情報のダウンロードを開始する。ダウン
ロードされたデータは、無線網送受信部35を介して車
載装置(カーナビゲーションシステム)8に転送され
る。車載装置(カーナビゲーションシステム)8は、受
信したデータを情報記憶部45に記憶する。ここで、サ
イトの混雑具合やインターネット上の経路によってはコ
ンピュータ装置2とソフトウエアダウンロードサイト6
の間で正常にデータが受け取れない場合が発生し得るた
め、まず、コンピュータ装置2がソフトウエアダウンロ
ードサイト6から地図情報7を完全にダウンロードした
後に車載装置(カーナビゲーションシステム)8に転送
するという手法を取っても良い。
【0057】以上のようにして地図情報を最新のデータ
に更新できるので、カーナビゲーションシステムはCD
−ROMを地域別に何枚も自動車に積んでおく必要が無
く、また移動する計画に合わせて地図を手軽に変更でき
るメリットがある。また、比較的少ない容量のHDDや
DVD−RAM、CD−RWといった書き換え可能な記
憶媒体を使えば良く、ニーズに合わせて安価にカーナビ
ゲーションシステムを製造することができ、利用者にと
っては常に最新の地図を自動車に搭載できるので利便性
が向上する。このように、本来、車載装置がCD−RO
Mなどによって保持する情報を家庭の有線網を介して得
る方法、システムは前例が無く新規性が高い。さらに、
このような利便性の高いカーナビゲーションシステムに
対応するために地図情報を提供するサイトを運営し、例
えば会員制で地図情報を売買するといった新たなビジネ
スモデルも考えられる。
【0058】以上はコンピュータ装置2などの固定機器
が高速有線網4から情報を得てカーナビゲーションシス
テムなどの車載装置8に対して情報を転送し、車載装置
8がそれを利用する形態であるが、逆の場合も非常に有
効な効果がある。すなわち、自動車に取り付けられた盗
難防止システムなどの各種センサとそれらから異常の発
生を検知する異常検知部43、カメラにより車内や車外
の画像を入力し、画像データを生成する映像入力部4
4、車内の音声を入力する音声A/D変換部33から得
られる各種情報をコンピュータ装置2から手動、または
自動でインターネット上やコンピュータ装置の情報蓄積
部40に転送することで、自動車盗難の減少や自動車盗
難犯人の手がかりとして非常に有効である。
【0059】まず、コンピュータ装置2は車載装置8に
対して、映像データの転送を要求するコマンドを無線網
送受信部35を介して送信する。車載装置8のコマンド
解析部32はこれを理解して、映像入力部44から得ら
れる映像データを無線網送受信部35を介してコンピュ
ータ装置2に転送する。コンピュータ装置2はこれを情
報蓄積部40に蓄積するか、インターネット上のセキュ
リティ会社に転送する。これにより、映像入力部44で
入力、デジタル化された映像が自動車盗難の解決、いた
ずら事件の解決につながる。インターネットで映像を流
すことは経路の問題もあり困難かも知れないが、ISP
までのADSLなどの高速回線を利用すれば問題は減少
する。また、セキュリティ会社とISPが提携した新た
なセキュリティビジネスモデルにもなり得る。
【0060】また、車輛に設置された各種センサからの
入力状況により異常検知部43が車輛の異常を検知した
場合には、異常検知部43が異常を通知する異常通知メ
ッセージを生成し、車載装置8では無線網送受信部35
からコンピュータ装置2に対して異常通知メッセージを
送信する。また、コンピュータ装置2では、異常通知メ
ッセージを受信した場合には、図4に図示していない異
常対策処理部により所定の異常対策処理を行う。例え
ば、警報を発したり、また異常通知メッセージを有線網
送受信部42を介してインターネット上のセキュリティ
会社に転送する等の対策処理を行う。
【0061】自動車盗難の対策では、携帯電話などを利
用した位置情報サービスなどがあるが、こうした機器ビ
ジネスでは破壊されてしまえば足取りが途絶えてしま
う。しかし、本発明によれば映像や音声をどこにでも高
速に転送できるし、さらにその映像は証拠として残るた
め、これまでの盗難防止装置やいたずら防止対策に比べ
新規性があり、また、前記のような新たなビジネスモデ
ルへの応用も期待できる。なお、防犯という意味では自
家用車に限らず、家の物置や蔵、離れなど、有線セキュ
リティを施設するのが困難な場所に適用することも可能
である。携帯電話などを接続した防犯装置は製品化され
ているが、こうした言わば電源やネットワークから孤立
した移動物に搭載した無線網送受信手段を設け、さらに
電源が確保できる建造物内に設置した固定機器を用いて
間接的に伝送帯域の広い有線網を使ってデータを送受信
して防犯、監視する方法および、システムは前例が無く
新規性が高い。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、無線通
信端末から近距離データ通信によりインタフェース装置
に送信データを送信し、インタフェース装置から有線公
衆網に送信データを転送でき、更には、インタフェース
装置が受信した無線通信端末宛ての受信データを近距離
データ通信により無線通信端末に転送できるため、例え
ば、携帯電話から有線網を利用して通話したり、有線網
上にあるサーバなどから携帯電話用のデータをダウンロ
ードして利用するなどの処理を有線網の利用料金だけで
行なうことができる。
【0063】また、本発明によれば、例えば、無線通信
端末が携帯電話機である場合に、通話時に近距離データ
通信で送受信される音声はデジタル化されないアナログ
音声とすることで、携帯電話機を簡易に製造でき、コス
トを下げる効果がある。
【0064】また、本発明によれば、無線通信端末は、
データ送信に際し、公衆無線網によるデータ送信又はイ
ンタフェース装置へのデータ送信を選択する選択部を有
するため、例えば、携帯電話の利用者が意識的にボタン
操作を行なうことで携帯電話網か有線網のどちらを使っ
て通信するかを選択でき、または、携帯電話のソフトウ
エア設定などにより前記選択を行なえるようにしたの
で、データ送受信や通話を行なうソフトウエアによって
これを制御でき、究極的には利用者が携帯電話網を利用
するか、高速有線網を利用するか選択しなくても自動化
できる効果がある。
【0065】また、本発明によれば、インタフェース装
置をモデム装置とするため、例えば、高速有線網と接続
するためのモデムに必要最低限の機能を追加して構成す
れば、コンピュータ装置を導入するのに比べて小型化で
き、モニタも不要で利用者は省スペースな小型の家庭用
電器製品として利用することを可能とする。特にコンピ
ュータを持たない利用者が初期導入するには好適であ
る。
【0066】また、本発明によれば、インタフェース装
置を固定電話機とするため、コンピュータ装置や高速有
線網への接続モデムなど増設されるスペースを必要とせ
ず、既存の電話機のスペースだけで実現することができ
る。また、コンピュータ装置やモデム装置と異なり、従
来のように電話機としても利用でき、したがって固定電
話の生活環境を損ねることなく本発明の効果を享受でき
る。
【0067】また、本発明によれば、車載通信装置から
近距離データ通信により管理装置に送信データを送信
し、管理装置は送信データを蓄積でき、また、公衆有線
網に対して転送することができるため、例えば、車載通
信装置が感知した盗難やいたずらに関わる画像データを
管理装置内に蓄積し、または、公衆有線網上にある接続
先に転送することが可能であり、自家用車の防犯に役立
つ効果がある。
【0068】また、本発明によれば、車載通信装置の異
常検知部により異常が検知された場合には、管理装置の
異常対策処理部が所定の異常対策処理を行うため、自家
用車の防犯に役立つ効果がある。
【0069】また、本発明によれば、管理装置が受信し
た車載通信装置宛ての受信データを近距離データ通信に
より車載通信装置に転送できるため、例えば、管理装置
を経由して地図情報などをダウンロードすることがで
き、車載装置の地図情報など購入以降の更新が予想され
る情報に関しては常に最新の情報が保てるなど利便性が
向上する。
【0070】また、本発明によれば、管理装置を情報処
理装置にしたので、例えば車載通信装置の画像入力部に
カメラを用いてそのカメラを制御するなど、高度な操
作、制御が可能となる。
【0071】また、本発明によれば、管理装置をモデム
装置とするため、例えば、高速有線網と接続するための
モデムに必要最低限の機能を追加して構成すれば、コン
ピュータ装置を導入するのに比べて小型化でき、モニタ
も不要で利用者は省スペースな小型の家庭用電器製品と
して利用することを可能とする。特にコンピュータを持
たない利用者が初期導入するには好適である。
【0072】また、本発明によれば、管理装置を固定電
話機とするため、コンピュータ装置や高速有線網への接
続モデムなど増設されるスペースを必要とせず、既存の
電話機のスペースだけで実現することができる。また、
コンピュータ装置やモデム装置と異なり、従来のように
電話機としても利用でき、したがって固定電話の生活環
境を損ねることなく本発明の効果を享受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のシステム概念を示すシステム構成
図。
【図2】 従来の通信方法の基本概念を示すシステム構
成図。
【図3】 携帯機器及び固定機器のソフトウエア構成の
一例を示す図。
【図4】 車載装置及び固定機器のソフトウエア構成の
一例を示す図。
【図5】 携帯機器管理テーブル及び固定機器管理テー
ブルを示す図。
【図6】 接続先管理テーブルを示す図。
【図7】 携帯機器における基本処理を示すフローチャ
ート図。
【図8】 固定機器における基本処理を示すフローチャ
ート図。
【図9】 高速有線網接続モデムに無線通信手段を搭載
した場合のシステム構成図。
【図10】 固定電話あるいはFAX電話に無線通信手
段および高速有線網への接続機能を搭載した場合のシス
テム構成図。
【図11】 固定電話あるいはFAX電話に無線通信手
段を搭載し、従来の固定電話網に接続した場合のシステ
ム構成図。
【符号の説明】
1 携帯電話、2 コンピュータ装置、3 建造物、4
高速有線網、5 インターネット、6 ソフトウエア
ダウンロードサイト、8 車載装置、31 コマンド入
力部、32 コマンド解析部、33 音声アナログ/デ
ジタル変換部、34 携帯網送受信部、35 無線網送
受信部、36 固定機器管理部、37接続先管理部、3
8 通信選択部、39 携帯機器管理部、40 情報蓄
積部、41 データ転送部、42 有線網送受信部、4
3 異常検知部、44 映像入力部、45 情報記憶
部、91 高速有線網接続モデム、100 固定電話。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA21 BB03 BB04 BB21 DD11 DD51 EE03 EE10 EE16 EE35 FF02 HH17 HH22 5K101 KK16 KK20 LL11 LL12

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆無線網によるデータ通信が可能であ
    り、前記公衆無線網によるデータ通信以外に所定の近距
    離データ通信が可能な無線通信端末と、 公衆有線網に接続し、前記無線通信端末と前記近距離デ
    ータ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記無線通信
    端末との間のインタフェースとなり得るインタフェース
    装置とを有するデータ通信システムであって、 前記無線通信端末は、 前記近距離データ通信により前記インタフェース装置に
    対して所定のデータを送信データとして送信する端末側
    近距離データ通信部を有し、 前記インタフェース装置は、 前記端末側近距離データ通信部より前記近距離データ通
    信により送信された前記送信データを受信するインタフ
    ェース側近距離データ通信部と、 前記インタフェース側近距離データ通信部により受信さ
    れた前記送信データを前記公衆有線網に転送する公衆有
    線網通信部とを有することを特徴とするデータ通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記無線通信端末は、更に、 アナログ音声データをデジタル音声データに変換する音
    声データ変換部を有し、 前記端末側近距離データ通信部は、 前記音声データ変換部により変換された前記デジタル音
    声データを前記送信データとして前記インタフェース側
    近距離データ通信部に対して送信することを特徴とする
    請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記端末側近距離データ通信部は、 前記送信データとしてアナログ音声データを前記インタ
    フェース側近距離データ通信部に対して送信し、 前記インタフェース側近距離データ通信部は、 前記端末側近距離データ通信部より前記アナログ音声デ
    ータを受信し、 前記インタフェース装置は、更に、 前記インタフェース側近距離データ通信部により受信さ
    れた前記アナログ音声データをデジタル音声データに変
    換する音声データ変換部を有し、 前記公衆有線網通信部は、 前記音声データ変換部により変換された前記デジタル音
    声データを前記公衆有線網に転送することを特徴とする
    請求項1に記載のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記無線通信端末は、更に、 データ送信に際し、前記公衆無線網によるデータ送信及
    び前記インタフェース装置へのデータ送信のいずれか一
    方を選択する選択部を有することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 公衆無線網によるデータ通信が可能であ
    り、前記公衆無線網によるデータ通信以外に所定の近距
    離データ通信が可能な無線通信端末と、 公衆有線網に接続し、前記無線通信端末と前記近距離デ
    ータ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記無線通信
    端末との間のインタフェースとなり得るインタフェース
    装置とを有するデータ通信システムであって、 前記インタフェース装置は、 前記公衆有線網より前記無線通信端末を宛先とするデー
    タを受信データとして受信する公衆有線網通信部と、 前記公衆有線網通信部により受信された前記受信データ
    を前記近距離データ通信により前記無線通信端末に対し
    て転送するインタフェース側近距離データ通信部とを有
    し、 前記無線通信端末は、 前記インタフェース側近距離データ通信部より前記近距
    離データ通信により転送された前記受信データを受信す
    る端末側近距離データ通信部を有することを特徴とする
    データ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記インタフェース側近距離データ通信
    部は、 前記受信データとしてデジタル音声データを前記端末側
    近距離データ通信部に転送し、 前記端末側近距離データ通信部は、 前記インタフェース側近距離データ通信部より転送され
    た前記デジタル音声データを受信し、 前記無線通信端末は、更に、 前記端末側近距離データ通信部により受信された前記デ
    ジタル音声データをアナログ音声データに変換する音声
    データ変換部を有することを特徴とする請求項5に記載
    のデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記公衆有線網通信部は、 前記受信データとしてデジタル音声データを前記公衆有
    線網より受信し、 前記インタフェース装置は、更に、 前記公衆有線網通信部により受信された前記デジタル音
    声データをアナログ音声データに変換する音声データ変
    換部を有し、 前記インタフェース側近距離データ通信部は、 前記音声データ変換部により変換された前記アナログ音
    声データを前記端末側近距離データ通信部に対して転送
    することを特徴とする請求項5に記載のデータ通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記無線通信端末は、前記インタフェー
    ス装置との間で、無線により近距離データ通信を行うこ
    とを特徴とする請求項1又は5に記載のデータ通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記無線通信端末は、前記インタフェー
    ス装置との間で、課金の対象とならない近距離データ通
    信を行うことを特徴とする請求項1又は5に記載のデー
    タ通信システム。
  10. 【請求項10】 前記無線通信端末は、携帯電話機であ
    ることを特徴とする請求項1又は5に記載のデータ通信
    システム。
  11. 【請求項11】 前記インタフェース装置は、情報処理
    装置であることを特徴とする請求項1又は5に記載のデ
    ータ通信システム。
  12. 【請求項12】 前記インタフェース装置は、モデム装
    置であることを特徴とする請求項1又は5に記載のデー
    タ通信システム。
  13. 【請求項13】 前記インタフェース装置は、固定電話
    機であることを特徴とする請求項1又は5に記載のデー
    タ通信システム。
  14. 【請求項14】 車輌に配置され、所定の近距離データ
    通信が可能な車載通信装置と、 前記車載通信装置と前記近距離データ通信が可能であ
    り、前記車載通信装置を管理する管理装置とを有するデ
    ータ通信システムであって、 前記車載通信装置は、 前記近距離データ通信により前記管理装置に対して所定
    のデータを送信データとして送信する車載側近距離デー
    タ通信部を有し、 前記管理装置は、 前記車載側近距離データ通信部より前記近距離データ通
    信により送信された前記送信データを受信する管理側近
    距離データ通信部と、 前記管理側近距離データ通信部により受信された前記送
    信データを蓄積する送信データ蓄積部とを有することを
    特徴とするデータ通信システム。
  15. 【請求項15】 前記車載通信装置は、更に、前記車輌
    内及び前記車輌外の少なくともいずれか一方についての
    画像データを入力する画像データ入力部を有し、 前記車載側近距離データ通信部は、 前記画像データ入力部により入力された前記画像データ
    を前記送信データとして前記管理装置に対して送信し、 前記管理側近距離データ通信部は、 前記車載側近距離データ通信部より送信された前記画像
    データを受信し、 前記送信データ蓄積部は、 前記管理側近距離データ通信部により受信された前記画
    像データを蓄積することを特徴とする請求項14に記載
    のデータ通信システム。
  16. 【請求項16】 前記管理装置は、公衆有線網に接続し
    ており、 前記管理装置は、更に、 前記管理側近距離データ通信部により受信された前記画
    像データを前記公衆有線網に転送する公衆有線網通信部
    を有することを特徴とする請求項15に記載のデータ通
    信システム。
  17. 【請求項17】 前記車載通信装置は、更に、 前記車輌の異常を検知するとともに、前記車輌の異常を
    通知する異常通知メッセージを生成する異常検知部を有
    し、 前記車載側近距離データ通信部は、 前記異常検出部により生成された前記異常通知メッセー
    ジを前記送信データとして前記管理装置に対して送信
    し、 前記管理側近距離データ通信部は、 前記車載側近距離データ通信部より送信された前記異常
    通知メッセージを受信し、 前記管理装置は、更に、 前記管理側近距離データ通信部により前記異常通知メッ
    セージが受信された場合に、所定の異常対策処理を行う
    異常対策処理部を有することを特徴とする請求項14に
    記載のデータ通信システム。
  18. 【請求項18】 車輌に配置され、所定の近距離データ
    通信が可能な車載通信装置と、 公衆有線網に接続し、前記車載通信装置と前記近距離デ
    ータ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記車載通信
    装置との間のインタフェースとなり得る管理装置とを有
    するデータ通信システムであって、 前記管理装置は、 前記公衆有線網より前記車載通信装置を宛先とするデー
    タを受信データとして受信する公衆有線網通信部と、 前記公衆有線網通信部により受信された前記受信データ
    を前記近距離データ通信により前記車載通信装置に対し
    て転送する管理側近距離データ通信部とを有し、 前記車載通信装置は、 前記管理側近距離データ通信部より前記近距離データ通
    信により転送された前記受信データを受信する車載側近
    距離データ通信部を有することを特徴とするデータ通信
    システム。
  19. 【請求項19】 前記公衆有線網通信部は、 前記公衆有線網より前記車載通信装置を宛先とする地図
    データを前記受信データとして受信し、 前記管理側近距離データ通信部は、 前記公衆有線網通信部により受信された前記地図データ
    を前記車載側近距離データ通信部に対して転送し、 前記車載側近距離データ通信部は、 前記管理側近距離データ通信部より送信された前記地図
    データを受信することを特徴とする請求項18に記載の
    データ通信システム。
  20. 【請求項20】 前記車載通信装置は、前記管理装置と
    の間で、無線により近距離データ通信を行うことを特徴
    とする請求項14又は18に記載のデータ通信システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記車載通信装置は、前記管理装置と
    の間で、課金の対象とならない近距離データ通信を行う
    ことを特徴とする請求項14又は18に記載のデータ通
    信システム。
  22. 【請求項22】 前記管理装置は、情報処理装置である
    ことを特徴とする請求項14又は18に記載のデータ通
    信システム。
  23. 【請求項23】 前記管理装置は、モデム装置であるこ
    とを特徴とする請求項14又は18に記載のデータ通信
    システム。
  24. 【請求項24】 前記管理装置は、固定電話機であるこ
    とを特徴とする請求項14又は18に記載のデータ通信
    システム。
  25. 【請求項25】 公衆無線網によるデータ通信が可能で
    あり、前記公衆無線網によるデータ通信以外に所定の近
    距離データ通信が可能な無線通信端末と、 公衆有線網に接続し、前記無線通信端末と前記近距離デ
    ータ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記無線通信
    端末との間のインタフェースとなり得るインタフェース
    装置とを用いるデータ通信方法であって、 前記無線通信端末は、 前記近距離データ通信により前記インタフェース装置に
    対して所定のデータを送信データとして送信し、 前記インタフェース装置は、 前記無線通信端末より前記近距離データ通信により送信
    された前記送信データを受信し、受信した前記送信デー
    タを前記公衆有線網に転送することを特徴とするデータ
    通信方法。
  26. 【請求項26】 公衆無線網によるデータ通信が可能で
    あり、前記公衆無線網によるデータ通信以外に所定の近
    距離データ通信が可能な無線通信端末と、 公衆有線網に接続し、前記無線通信端末と前記近距離デ
    ータ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記無線通信
    端末との間のインタフェースとなり得るインタフェース
    装置とを用いるデータ通信方法であって、 前記インタフェース装置は、 前記公衆有線網より前記無線通信端末を宛先とするデー
    タを受信データとして受信し、受信した前記受信データ
    を前記近距離データ通信により前記無線通信端末に対し
    て転送し、 前記無線通信端末は、 前記インタフェース装置より前記近距離データ通信によ
    り転送された前記受信データを受信することを特徴とす
    るデータ通信方法。
  27. 【請求項27】 車輌に配置され、所定の近距離データ
    通信が可能な車載通信装置と、 前記車載通信装置と前記近距離データ通信が可能であ
    り、前記車載通信装置を管理する管理装置とを用いるデ
    ータ通信方法であって、 前記車載通信装置は、 前記近距離データ通信により前記管理装置に対して所定
    のデータを送信データとして送信し、 前記管理装置は、 前記車載通信装置より前記近距離データ通信により送信
    された前記送信データを受信し、受信した前記送信デー
    タを蓄積することを特徴とするデータ通信方法。
  28. 【請求項28】 車輌に配置され、所定の近距離データ
    通信が可能な車載通信装置と、 公衆有線網に接続し、前記車載通信装置と前記近距離デ
    ータ通信が可能であり、前記公衆有線網と前記車載通信
    装置との間のインタフェースとなり得る管理装置とを用
    いるデータ通信方法であって、 前記管理装置は、 前記公衆有線網より前記車載通信装置を宛先とするデー
    タを受信データとして受信し、受信した前記受信データ
    を前記近距離データ通信により前記車載通信装置に対し
    て転送し、 前記車載通信装置は、 前記管理装置より前記近距離データ通信により転送され
    た前記受信データを受信することを特徴とするデータ通
    信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013191A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Omron Corp 監視システムおよび監視用リモートコントローラ
JP2008109454A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Fujitsu Ltd 遠隔制御プログラム、携帯端末装置およびゲートウェイ装置
JP2010015215A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Nec Corp クライアントサーバシステム及び負荷分散方法

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