JP4925940B2 - 携帯端末装置、マナーモード設定方法、マナーモード設定プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

携帯端末装置、マナーモード設定方法、マナーモード設定プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム Download PDF

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本発明は、バイブレーションユニットの振動駆動及び(又は)発光部の発光駆動により着信通知を行う、いわゆるマナーモード機能と共に通信機能を備えた携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の携帯通信機器に適用して好適な携帯端末装置、マナーモード設定方法、マナーモード設定プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関し、また、このような携帯通信機器を用いて構築された情報処理システムに関する。
特には、例えばデジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス・ガイドライン(=DLNAガイドライン、DLNA:Digital Living Network Alliance:登録商標)に準拠した家庭内ネットワーク等の、個人的な使用に適した小規模なシステムで、ユーザがマナーモード設定時の着信に気付きやすいシステムを実現可能とした携帯端末装置、マナーモード設定方法、マナーモード設定プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムに関する。
特開2005−142698号の公開特許公報(特許文献1)に、ホールの出入口に設置された制御装置により、ホールに入場するユーザの通信端末に対して自動的に着信モードを設定し、ホールから退場するユーザの通信端末に対して上記設定した着信モードを自動的に解除する通信端末着信制御システムが開示されている。
この通信端末着信制御システムの場合、ユーザの通信端末側において、「着信制御拒否モード」、「電源オフモード」、及び「マナーモード」の3つの着信モードの中から所望の着信モードを選択可能となっている。ホールに入場する際に、制御装置との間の通信回線が確率されると、ユーザは、この3つの着信モードの中から所望の着信モードを選択し、当該ユーザの通信端末を介して、この選択した着信モードを示す着信制御設定情報を制御装置に送信する。
制御装置は、着信制御設定情報を受信すると、この受信した着信制御設定情報に対応する制御信号をユーザの通信端末に送信する。通信端末側では、この制御装置から受信した制御信号に基づいて上記いずれかの着信モードの設定を行う。これにより、ユーザが選択した着信モードが、制御装置による遠隔制御により、自動的に当該通信端末側で設定されることとなる。この通信端末着信制御システムの場合、ユーザが希望する着信モードを該ユーザの携帯端末に設定することができるため、柔軟な対応を可能とすることができる。
特開2005−142698号公報(第12頁〜第13頁、図5、図6)
この特許文献1に開示されている通信端末着信制御システムの場合、ホールに対して入退場する各ユーザに対して、それぞれ所望の着信モードを強制的に設定できるのはよいが、ホールの出入口に制御装置の設置を必要とする等、大掛かりなシステムであるため、個人的な使用には適さないシステムであった。
また、制御装置によりマナーモードに設定された通信端末に対して着信があった場合、当該通信端末のバイブレーションユニットの振動及び発光部の発光により、この着信の通知がなされることとなるが、ユーザが通信端末を鞄の中に入れていた場合は勿論のこと、ユーザが通信端末を身につけていた場合でも、バイブレーションユニットの振動や発光部の発光だけでは、着信には気付き難いものである。上記特許文献1に開示されている通信端末着信制御システムの場合、着信の通知は各ユーザの通信端末側に委ねられており、当該システムとしては、各通信端末に対する着信を通知する装置を備えていないため、着信があった場合に当該ユーザがその着信に気付き難いという問題もあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、個人的な使用に適した小規模なシステムで構築が可能であり、マナーモード設定時の着信にユーザを気付きやすくすることができるような携帯端末装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムの提供を目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段と、
近距離無線通信ネットワークを介して、当該近距離無線通信ネットワークに接続されている機器と近距離無線通信を行うための近距離無線通信手段と、
上記無線通信手段を介した着信を、着信音出力手段、及び/又は、当該携帯端末装置の筐体を振動させるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する着信通知手段と、
上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、上記近距離無線通信手段を介して上記近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出する出力機器検出手段と、
上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、上記無線通信手段を介した着信をバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記近距離無線通信手段を介して、上記出力機器検出手段で検出された上記いずれかの機器に対して所定の着信メッセージを送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するマナーモード設定手段と、
上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された通信情報メモリと、
上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信歴メモリと、
上記マナーモード設定手段により、上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記出力機器検出手段で検出された機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、当該着信の際に通知される通信相手の通信情報に基づいて上記通信情報メモリを参照することで検出される、上記通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成される、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記出力機器検出手段で検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御する制御手段と
を有する。
また、本発明に係るマナーモード設定方法は、上述の課題を解決するための手段として、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を介した着信を、着信通知手段が備えるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、出力機器検出手段が、近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出するように近距離無線通信手段を制御するステップと、
上記マナーモードの設定要求時に、上記ステップにおいて、上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、マナーモード設定手段が、上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記ステップにおいて、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、マナーモード設定手段が、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記ステップで検出された上記いずれかの機器に対して所定の着信メッセージを上記近距離無線通信手段を介して送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するステップと、
上記ステップで上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、制御手段が、上記ステップで検出された機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、当該着信の際に通知される通信相手の通信情報に基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された通信情報メモリを参照することで検出される、上記通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記ステップで検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御するステップと
を有する。
また、本発明に係るマナーモード設定プログラムは、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を介した着信を、着信通知手段が備えるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出するように近距離無線通信手段を制御する出力機器検出手段としてコンピュータを機能させ、
上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段としてコンピュータを機能させることで上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段としてコンピュータを機能させることで上記いずれかの機器の存在が検出された場合、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記検出されたいずれかの機器に対して所定の着信メッセージを上記近距離無線通信手段を介して送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するマナーモード設定手段としてコンピュータを機能させ、
上記マナーモード設定手段としてコンピュータを機能させることで上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記出力機器検出手段としてコンピュータを機能させることで検出された機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、当該着信の際に通知される通信相手の通信情報に基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された通信情報メモリを参照することで検出される、上記通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御する制御手段としてコンピュータを機能させることで上述の課題を解決する。
また、本発明に係る情報処理装置は、上述の課題を解決するための手段として、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を備えた携帯端末装置に電話着信或いは電子メール着信があった際に、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像のうち、当該情報処理装置で情報処理可能な情報形態で形成され、上記携帯端末装置から送信された所定の着信メッセージ、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された電話帳メモリを参照することで検出される、該電話帳メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、該通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成された、上記検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を、近距離無線通信ネットワークを介して受信する受信手段と、
上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段と、
上記再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを判別する再生中判別手段と、
「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御する」制御手段と
を有する。
また、本発明に係る情報処理方法は、上述の課題を解決するための手段として、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を備えた携帯端末装置に電話着信或いは電子メール着信があった際に、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像のうち、当該情報処理装置で情報処理可能な情報形態で形成され、上記携帯端末装置から送信された所定の着信メッセージ、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された電話帳メモリを参照することで検出される、該電話帳メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、該通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成された、上記検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を、受信手段が、近距離無線通信ネットワークを介して受信するステップと、
上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを、再生中判別手段が判別するステップと、
上記ステップで、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、上記ステップで受信された着信メッセージの再生を行うように、制御手段が上記再生手段を制御するステップと、
上記ステップで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記ステップで受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、制御手段が、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記ステップで受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御するステップと、
上記ステップで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記ステップで受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、制御手段が、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記ステップで受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御するステップと
を有する。
また、本発明に係る情報処理プログラムは、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を備えた携帯端末装置に電話着信或いは電子メール着信があった際に、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像のうち、当該情報処理装置で情報処理可能な情報形態で形成され、近距離無線通信ネットワークを介して上記携帯端末装置から送信された所定の着信メッセージ、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された電話帳メモリを参照することで検出される、該電話帳メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、該通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成された、上記検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を受信するように、受信手段を受信制御する受信制御手段としてコンピュータを機能させ、
上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを判別する、再生中判別手段としてコンピュータを機能させ、
「コンピュータを上記再生中判別手段として機能させることで、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、コンピュータを上記受信制御手段として機能させることで上記受信手段により受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「コンピュータを上記再生中判別手段として機能させることで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「コンピュータを上記再生中判別手段として機能させることで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御する」制御手段としてコンピュータを機能させることで上述の課題を解決する。
また、本発明に係る情報処理システムは、上述の課題を解決するための手段として、
基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段と、
近距離無線通信ネットワークを介して、当該近距離無線通信ネットワークに接続されている機器と近距離無線通信を行うための近距離無線通信手段と、
上記無線通信手段を介した着信を、着信音出力手段、及び/又は、当該携帯端末装置の筐体を振動させるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する着信通知手段と、
上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、上記近距離無線通信手段を介して上記近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出する出力機器検出手段と、
上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、上記無線通信手段を介した着信をバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記近距離無線通信手段を介して、上記出力機器検出手段で検出された上記いずれかの機器に対して所定の着信メッセージを送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するマナーモード設定手段と、
上記マナーモード設定手段により、上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記出力機器検出手段で検出された機器で取り扱い可能な、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の情報形態の着信メッセージを形成し、この着信メッセージを、上記出力機器検出手段で検出された機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御する制御手段と
を備えた携帯端末装置と、
上記携帯端末装置から上記近距離無線通信ネットワークを介して送信された上記所定の着信メッセージ、及び該着信メッセージの出力タイミングを示す重要度情報を受信する受信手段と、
静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段と、
上記再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを判別する再生中判別手段と、
「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御する」制御手段と
を備えた情報処理装置と
を有する。
このような本発明は、基地局を介してなされた着信をマナーモードで通知するマナーモード設定要求がなされた際に、近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出する。いずれの機器の存在も検出されなかった場合、着信通知手段に対して通常マナーモードを設定する。
これに対して、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、この検出された機器に対して所定の着信メッセージを近距離無線送信するネットワークマナーモードを着信通知手段に設定する。そして、このネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記基地局を介して着信があった際に、上記近距離無線通信ネットワークに接続されている機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、近距離無線通信ネットワークを介して送信する。
上記着信メッセージ及び上記重要度情報は、近距離無線通信ネットワークを介して該着信メッセージを受信した機器側で再生される。これにより、当該機器を介して、上記重要度情報に対応した最適なタイミングで上記着信通知を行うことができる。また、通常のマナーモードによる着信通知よりも、ユーザが気付き易い着信通知を行うことができる。また、近距離無線通信ネットワークを介して上記着信メッセージ及び上記重要度情報の送受信を行うようになっているため、個人的な使用に適した小規模なシステムで実現可能とすることができる。
本発明は、近距離無線通信ネットワークを用いることで、個人的な使用に適した小規模なシステムで実現可能とすることができる。また、マナーモード設定時に、近距離無線通信ネットワークに接続されている機器を介して着信通知を行うことができるため、通常のマナーモードによる着信通知よりも、ユーザが気付き易い着信通知を行うことができる。また、重要度情報に対応した最適なタイミングで着信通知を行うことができる。
本発明は、例えばデジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス・ガイドライン(=DLNAガイドライン、DLNA:Digital Living Network Alliance:登録商標)に準拠した各機器を、ホームネットワーク(家庭内LAN、LAN:Local Area Network)等の近距離無線通信ネットワークに接続することで構築された情報処理システムに適用することができる。
[DLNAガイドラインの概要]
この本発明の実施の形態となる情報処理システムを構成する各機器が準拠しているDLNAガイドライン v1では、デバイスモデルとしてDMS(Digital Media Server)とDMP(Digital Media Player)という2つのモデルが定義されている。DMSはUPnP(Universal Plug and Play:登録商標)のメディアサーバが内蔵されたサーバ用のデバイスモデル、DMPはメディアクライアントとコントロールポイントと呼ばれるユーザが操作するソフトウェアが内蔵されたクライアント用のデバイスモデルとなっている。DMSとDMPの各機能をどの機器に持たせるかは自由となっており、両方の機能を1台の機器に持たせることも可能となっている。
DLNAガイドライン v1.1では、これらに加え、DMC(Digital Media Controller)、DMR(Digital Media Renderer)、DMPr(Digital Media Printer)の3つのデバイスモデルが新たに定義されている。DMCはコントロールポイントだけを独立させたデバイスモデルで、DMRはユーザインターフェイスを持たない再生プレーヤのデバイスモデルとなっている。これにより、リモートコントローラ機能のみを有するDLNAガイドライン対応デバイスや、DMCによりコントロールされ、再生だけを行うDLNAガイドライン対応デバイス等を実現可能となっている。
DLNAガイドラインでは、ネットワークとしてイーサネット(Ethernet:登録商標)、或いは無線LAN(LAN:Local Area Network)を、通信プロトコルとしてTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を、アドレスの動的割り当てにDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)やオートIPをそれぞれ用いるように規定されている。また、DLNAガイドラインでは、コンテンツの送受信にHTTP(HyperText Transfer Protocol)を、DMS機器とDMP機器との間のメッセージの記述にはXML(Extensible Markup Language)を、利用可能なサーバの検索やコンテンツ一覧の取得にはUPnP(Universal Plug and Play:登録商標)を、それぞれ用いるように規定されている。
また、DLNAガイドラインでは、リニアPCM(Linear Pulse Code Modulation)、MP3(MPEG-1 Audio Layer-3)、AAC(Advanced Audio Coding)、ATRAC3Plus(登録商標、ATRAC:Adaptive TRansform Acoustic Coding)、WMA(登録商標、Windows Media Audio)等の音声コンテンツ、JPEG(Joint Photographic Experts Group)の静止画コンテンツ、MPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)の動画コンテンツは、必ず取り扱い可能とするように規定されている。
簡言すれば、DLNAガイドラインに準拠した各機器は、静止画像、音声、動画像を取り扱うようになっている。当該実施の形態の情報処理システムでは、携帯電話機に対して、ユーザからマナーモードへの設定要求がなされた際に、近距離無線通信ネットワーク上でDLNAガイドラインに準拠している機器を検出し、当該機器を検出した場合、該携帯電話機をネットワークマナーモードに設定する。そして、この携帯電話機に電話着信や電子メール着信があった際に、静止画像形態、音声形態、或いは動画像形態の着信メッセージを形成し、この着信メッセージを、近距離無線通信ネットワークを介して上記検出された機器に送信し、当該機器を介して電話着信や電子メール着信をユーザに通知する。これにより、通常のマナーモードによる着信通知よりも、ユーザが気付き易い着信通知を行うことが可能となっている。
[システム構成]
この実施の形態となる情報処理システムは、DLNAガイドラインに準拠して動作する+PU+機能(Push Controller:プッシュコントローラ)を備えた携帯電話機1と、上記DMR機能を備えたメディアレンダラ2とを有している。この携帯電話機1及びメディアレンダラ2は、例えば無線LANやブルートゥース(Bluetooth:登録商標)等の近距離無線通信のアクセスポイント3(近距離無線通信AP)及びホームネットワーク4(家庭内LAN)を介して相互に接続されている。また、家庭内LAN4は、インターネット5や、携帯電話機1の複数の基地局6が接続されたコミュニケーションネットワーク7にも接続されている。
〔メディアレンダラの構成〕
メディアレンダラ2は、携帯電話機1から近距離無線送信される着信メッセージ等を受信する近距離無線通信部8と、後述する上記携帯電話機1の機器登録時に、該携帯電話機1側に設けられた非接触無線通信部(図2の符号34)との間で非接触無線通信を行う非接触無線通信部9と、上述のDLNAガイドラインで規定されているDMR機能を実現するためのDMRプログラム等が記憶されたメモリ10と、携帯電話機1から近距離無線送信される着信メッセージ等に対して再生用の情報処理を施す情報処理部11とを有している。
また、このメディアレンダラ2は、上記情報処理部11で所定の情報処理が施された着信メッセージ等を再生機器に出力処理する出力処理部12と、上記出力処理部12から再生機器に対して出力される着信メッセージ等の出力タイミングを、後述する重要度情報に基づいて制御する他、当該メディアレンダラ2全体の動作を制御する制御部13とを有している。
携帯電話機1は、メディアレンダラ2が静止画像に対応している場合、上記着信メッセージを静止画像で形成して該メディアレンダラ2に送信し、メディアレンダラ2が音声に対応している場合、上記着信メッセージを音声で形成して該メディアレンダラ2に送信し、メディアレンダラ2が動画像に対応している場合、上記着信メッセージを動画像(或いは、上記着信メッセージを動画像及び音声)で形成して該メディアレンダラ2に送信するようになっている。このため、メディアレンダラ2には、当該メディアレンダラ2が対応する情報の出力機器である、例えばモニタ装置14やスピーカ装置15が接続されている。
〔携帯電話機の構成〕
携帯電話機1は、図2に示すように上記基地局6との間で音声通話、テレビ電話通話、電子メール、Webデータ(Web:World Wide Web)等の無線通信を行うアンテナ21及び通信回路22と、受話音声等を出力するためのスピーカ部23と、送話音声等を集音するマイクロホン部24と、操作メニュー、電子メール、画像(静止画像及び動画像)等を表示するための表示部25と、所望のメニューやメッセージ等の入力操作を行うための操作部26と、発着信等を光でユーザに通知するための発光部27(LED:Light Emitting Diode)と、所望の被写体の動画像或いは静止画像を撮像するためのカメラ部28とを有している。
また、携帯電話機1は、当該携帯電話機1の筐体を振動させて発着信等をユーザに通知するためのバイブレーションユニット29と、時刻をカウントするタイマ30と、上記近距離無線通信AP3との間で近距離無線通信を行うための近距離無線通信アンテナ31及び近距離無線通信部32と、通信距離が例えば60cm以内等の極近距離で無線通信(=非接触無線通信)を行うための非接触無線通信アンテナ33及び非接触無線通信部34と、コミュニケーションプログラムや各種アプリケーションプログラムの他、これら各アプリケーションプログラムで取り扱われる各種データ(コンテンツ)等が記憶されたメモリ35と、当該携帯電話機1全体の動作を制御する制御部36とを有している。
メモリ35には、DLNAガイドラインで規定されている+PU+機能を実現するための+PU+プログラムと、当該携帯電話機1に着信した電話着信や電子メール着信を「通常マナーモード」或いは「ネットワークマナーモード」でユーザに通知するマナーモード処理プログラムと、上記基地局6を介した無線通信処理、上記近距離無線通信部32を介した近距離無線通信処理、及び上記非接触無線通信部34を介した非接触無線通信処理を行うための通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)とが記憶されている。
また、メモリ35には、カメラ部28の撮像制御を行うカメラ制御プログラムと、インターネット5やコミュニケーションネットワーク7等の所定のネットワーク上に設けられたサーバ装置上で公開されているWebページを閲覧するためのWebブラウジングプログラムと、電子メールの作成や送受信を制御するための電子メール管理プログラムと、ユーザのスケジュールが登録されたスケジュール帳の管理を行うためのスケジュール帳管理プログラムと、電話帳の管理を行うための電話帳管理プログラムと、音楽コンテンツの再生を行うための音楽プレーヤプログラムとが記憶されている。
また、メモリ33には、ユーザの所望のスケジュールが登録されるスケジュール帳と、ユーザの知人や友人等のユーザ名、静止画像、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日等が登録された電話帳と、音楽プレーヤプログラムに基づいて再生される音楽コンテンツと、カメラ制御プログラムのビューワ機能に基づいて再生される静止画像コンテンツ及び動画像コンテンツと、送受信された電子メールコンテンツと、電話及び電子メールの発着信履歴等が記憶されている。
[システム動作]
〔ネットワークマナーモードの設定動作〕
次に、このような構成を有する当該実施の形態の情報処理システムの携帯電話機1は、マナーモードの設定操作がなされた際に、ホームネットワーク4に接続されているメディアレンダラ2の有無を検出し、メディアレンダラ2の存在を検出しなかった場合は、「通常マナーモード」の設定を行い、メディアレンダラ2の存在を検出した場合、電話着信或いは電子メール着信を上記メディアレンダラ2を介してユーザに通知する「ネットワークマナーモード」の設定を行うようになっている。
図3のフローチャートに、携帯電話機1におけるネットワークマナーモードの設定動作の流れを示す。図2に示す携帯電話機1の制御部36は、操作部26を介してマナーモードの設定操作がなされると、メモリ35に記憶されているマナーモード処理プログラムに基づいて、このフローチャートの処理をスタートさせる。
ステップS1では、制御部36が、ホームネットワーク4に接続されたメディアレンダラ2を検出すべく、当該携帯電話機1に設けられている近距離無線通信部32が駆動状態であるか否かを判別する。近距離無線通信部32が駆動状態である場合、制御部36は、そのまま処理をステップS2に進め、近距離無線通信部32が駆動状態ではない場合、制御部36は、ステップS8において、近距離無線通信部32を駆動状態に制御して、処理をステップS2に進める。
ステップS2では、制御部36が、近距離無線通信部32を通信制御することで、ホームネットワーク4に接続されている近距離無線通信AP3の有無を検出する。近距離無線通信AP3が検出されないということは、当該携帯電話機1のユーザが自宅以外の場所に居ることを意味するため、制御部36は、ステップS12に処理を進め、当該携帯電話機1に対する電話着信及び電子メール着信を、着信音をスピーカ部23から出力することなく、バイブレーションユニット29の振動駆動及び(又は)発光部27の発光駆動で通知する「通常マナーモード」に移行し、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
これに対して、近距離無線通信AP3が検出されたということは、当該携帯電話機1のユーザが自宅に居ることを意味するため、制御部36は、ステップS3に処理を進め、近距離無線通信部32を通信制御することで、ホームネットワーク4に接続されている近距離無線通信AP3との間の近距離無線通信回線の確立を図り、ステップS4に処理を進める。
ステップS4では、制御部36が、近距離無線通信部32を介して、ホームネットワーク4に接続されているメディアレンダラの検出処理を実行し、ステップS5において、ホームネットワーク4に接続されているメディアレンダラが検出できたか否かを判別する。当該携帯電話機1は、メディアレンダラが検出できた場合、このメディアレンダラに対して電話着信或いは電子メール着信を示す着信メッセージを送信するようになっているのであるが、上記ステップS4においてメディアレンダラを検出できないということは、上記着信メッセージの送信先となるメディアレンダラが存在しないことを意味する。このため、制御部36は、ステップS5において、メディアレンダラを検出できないものと判別した場合、処理をステップS12に進め、上述の「通常マナーモード」に移行し、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
次に、上記ステップS5において、メディアレンダラが検出できたものと判別することで処理をステップS6に進めると、制御部36は、図1に示すメディアレンダラ2の制御部13との間で近距離無線通信を行うことで、このメディアレンダラ2に対して当該携帯電話機1の機器登録がなされているか否かを判別する。
メディアレンダラ2に対して当該携帯電話機1の機器登録がなされていないものと判別した場合、制御部36は、ステップS9に処理を進め、メディアレンダラ2の制御部13との間で近距離無線通信を行うことで、非接触無線通信部34の非接触無線を用いた機器登録が可能であるか否かを判別する。図1に例示したメディアレンダラ2の場合、非接触無線通信部9を有している。このため、このステップS9では、「Yes」と判別されることとなり、制御部36は、ステップS10において、メディアレンダラ2に対して非接触無線通信部9を用いた当該携帯電話機1の機器登録を促すメッセージを表示部25に表示制御して、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
これに対して、メディアレンダラが非接触無線通信部を有していない場合、非接触無線通信を用いた機器登録ができないため、上記ステップS9では、「No」と判別されることとなり、制御部36は、ステップS11において、メディアレンダラ2に対して当該携帯電話機1の機器登録を促すメッセージを表示部25に表示制御して、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
次に、上記ステップS6において、メディアレンダラ2に対して当該携帯電話機1の機器登録がなされているものと判別した場合、制御部36は、処理をステップS7に進め、当該携帯電話機1に対して電話着信或いは電子メール着信があった際に、メディアレンダラ2に対して着信メッセージを近距離無線送信して、該着信をユーザに通知する「ネットワークマナーモード」に移行し、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
〔非接触無線通信を用いた機器登録動作〕
次に、図3のフローチャートのステップS9及びステップS10で説明したように、非接触無線通信部34を用いて携帯電話機1の機器登録を行う場合、メディアレンダラ2の制御部13は、図4のフローチャートに示す各処理を実行することで、上記携帯電話機1の機器登録を行う。この図4のフローチャートは、携帯電話機1のユーザが、当該携帯電話機1をメディアレンダラ2に近接させることで、該メディアレンダラ2の制御部13が、当該メディアレンダラ2と携帯電話機1との間の距離が、例えば10cm等の非接触無線通信可能な距離となったことを非接触無線通信部9を介して検出した検出したタイミングで各処理の実行が開始される。
ステップS21では、メディアレンダラ2の制御部13が、非接触無線通信の通信相手となっている機器のプロファイルを検出して処理をステップS22に進める。ステップS22では、制御部13が、この非接触無線通信の通信相手となっている機器は携帯電話機であるか否かを判別して、処理をステップS23に進める。
ステップS23では、制御部13が、上述の「ネットワークマナーモード」の設定要求を、非接触無線通信部9を介して携帯電話機1に非接触無線送信制御して、処理をステップS24に進める。
ステップS24では、制御部13が、携帯電話機1の制御部36と非接触無線通信することで、該携帯電話機1の近距離無線通信部の有無を検出し、ステップS25において、該携帯電話機1が近距離無線通信部を有しているか否かを判別する。携帯電話機が近距離無線通信部を有していない場合、この携帯電話機は、上述の「ネットワークマナーモード」において、着信メッセージを近距離無線送信することができないため、この携帯電話機を機器登録することなく、この図4のフローチャートに示す処理を終了する。
これに対して、上記携帯電話機1の場合、図2に示したように近距離無線通信部32を有している。このため、制御部13は、上記ステップS25で「Yes」と判別することで処理をステップS26に進め、この非接触無線通信を用いて、例えばWEPキー(WEP:Wired Equivalent Privacy)や無線LANセキュリティ等の近距離無線通信設定を行い、処理をステップS27に進める。そして、ステップS27において、携帯電話機1のMACアドレス(MAC:Media Access Control address)等の機器固有の情報をメモリ10に登録して、この図4のフローチャートの処理を終了する。
〔ネットワークマナーモード時における携帯電話機の動作〕
次に、メディアレンダラ2に対して機器登録が完了している携帯電話機1に対して、図3のフローチャートのステップS7で説明したように「ネットワークマナーモード」が設定された場合、当該携帯電話機1の制御部36は、電話着信及び電子メール着信の際に、メモリ35に記憶されているマナーモード処理プログラムに基づいて、図5のフローチャートの各処理を実行するようになっている。すなわち、携帯電話機1の制御部36は、「ネットワークマナーモード」の設定中に電話着信及び電子メール着信を検出したタイミングで、この図5のフローチャートに示す各処理の実行をスタートさせる。
ステップS31では、制御部36が、現在、着信している着信の種類(電話着信であるか、電子メール着信であるか)を検出して処理をステップS32に進める。ステップS32では、制御部36が、メモリ35の電話帳に登録されている着信相手のユーザ名を検出する。具体的には、電話着信の場合、当該電話の発信相手の電話番号が通知される。このため、制御部36は、この通知された電話番号に基づいて電話帳を検索することで、現在、電話をかけてきているユーザのユーザ名を検出する。同様に、電子メール着信の場合、当該着信した電子メールに、当該電子メールを送信したユーザの電子メールアドレスが付されている。このため、制御部36は、この着信した電子メールに付されている電子メールアドレスに基づいて電話帳を検索することで、着信した電子メールを送信したユーザのユーザ名を検出する。
次に、ステップS33では、制御部36が、当該携帯電話機1の所有者名を検出する。当該携帯電話機1のメモリ35には、「マイデータの登録領域」が設けられており、ここに、当該携帯電話機1の所有者名、電話番号、電子メールアドレス等の個人情報が登録されるようになっている。このため、制御部36は、ステップS33において、「マイデータの登録領域」に登録されている当該携帯電話機1の所有者名を検出して、処理をステップS34に進める。
ステップS34では、制御部36が、現在、電話をかけてきているユーザ、或いは着信した電子メールを送信したユーザである「着信相手」の重要度を検出する。具体的には、制御部36は、「電話帳に対する着信相手の登録の有無」、「過去1週間における電話(或いは電子メール)の送信の有無」に基づいて、この重要度の検出を行うようになっている。
例えば、電話帳に対して着信相手の登録がなされておらず、メモリ35に記憶されている発着信履歴を参照しても、過去1週間における電話(或いは電子メール)の送信が無い場合、制御部36は、当該着信相手の重要度を、一番低い重要度である「重要度1」と判別する。また、電話帳に対する着信相手の登録はなされているが、発着信履歴に対して、過去1週間における電話(或いは電子メール)の送信が登録されていない場合、制御部36は、当該着信相手の重要度を、二番目に低い重要度である「重要度2」と判別する。また、電話帳に対して着信相手の登録はなされていないが、発着信履歴に対して、過去1週間における電話(或いは電子メール)の送信が登録されている場合、制御部36は、当該着信相手の重要度を、二番目に高い重要度である「重要度3」と判別する。さらに、電話帳に対する着信相手の登録がなされており、かつ、発着信履歴に対して、過去1週間における電話(或いは電子メール)の送信が登録されている場合、制御部36は、当該着信相手の重要度を、一番高い重要度である「重要度4」と判別する。
なお、このような重要度の判別動作は一例であり、上記「重要度1」及び「重要度2」の場合を「重要度低」と判別し、上記「重要度3」及び「重要度4」の場合を「重要度高」と判別する等のように、単に高低で重要度の判別を行うようにしてもよい。
次に、ステップS35では、制御部36が、上記ステップS31〜ステップS34でそれぞれ検出した、着信の種類、着信相手の登録名、当該携帯電話機1の所有者名、及び重要度を含む「付加情報」を形成する。このような「付加情報」を形成すると、制御部36は、ステップS36〜ステップS38において、近距離無線通信部32を介してメディアレンダラ2と近距離無線通信を行うことで、該メディアレンダラ2が処理可能な情報形態を判別し、この判別した情報形態の着信メッセージと形成し、上記付加情報を付加して、メディアレンダラ2に近距離無線送信する。
具体的には、メディアレンダラ2が静止画像に対応している場合、制御部36は、ステップS40に処理を進め、例えば「ユーザA様の携帯電話宛にユーザB様より重要度1の電話です。」、「ユーザA様の携帯電話宛にユーザC様より重要度4の電子メールが着信しました。」等の、着信相手のユーザ名、当該携帯電話機1の所有者名、着信相手の重要度、及び着信の種類を示す着信メッセージを静止画像の情報形態で形成する。そして、この静止画像の着信メッセージに対して、上記ステップS35で形成した「付加情報」を付加し、これをメディアレンダラ2に送信するように、近距離無線通信部32を制御して、この図5のフローチャートに示す全処理を終了する。
また、メディアレンダラ2が音声に対応している場合、制御部36は、ステップS41に処理を進め、例えば「ユーザA様の携帯電話宛にユーザB様より重要度1の電話です。」、「ユーザA様の携帯電話宛にユーザC様より重要度4の電子メールが着信しました。」等の、着信相手のユーザ名、当該携帯電話機1の所有者名、着信相手の重要度、及び着信の種類を示す着信メッセージを音声の情報形態で形成する。そして、この音声の着信メッセージに対して、上記ステップS35で形成した「付加情報」を付加し、これをメディアレンダラ2に送信するように、近距離無線通信部32を制御して、この図5のフローチャートに示す全処理を終了する。
また、メディアレンダラ2が動画像に対応している場合、制御部36は、ステップS42に処理を進め、例えば「ユーザA様の携帯電話宛にユーザB様より重要度1の電話です。」、「ユーザA様の携帯電話宛にユーザC様より重要度4の電子メールが着信しました。」等の、着信相手のユーザ名、当該携帯電話機1の所有者名、着信相手の重要度、及び着信の種類を示す着信メッセージを動画像の情報形態で形成する(なお、動画像及び音声の各情報形態の着信メッセージを形成してもよい。)。そして、この動画像の着信メッセージに対して、上記ステップS35で形成した「付加情報」を付加し、これをメディアレンダラ2に送信するように、近距離無線通信部32を制御して、この図5のフローチャートに示す全処理を終了する。
一方、ネットワークマナーモードに移行したときには、近距離無線通信AP3を介してメディアレンダラ2との間で近距離無線通信を行うことができる状態であったが、ユーザが当該携帯電話機1を携帯して自宅から外出することで、近距離無線通信AP3を介してメディアレンダラ2との間で近距離無線通信を行うことができなくなる場合がある。そして、当該携帯電話機1とメディアレンダラ2との間で近距離無線通信を行うことができないため、該メディアレンダラ2が対応している情報形態を検出することができず、図5のフローチャートのステップS36、ステップS37及びステップS38で、全て「No」と判別されることとなる。
このような場合、制御部36は、ステップS39に処理を進め、それまで設定されていたネットワークマナーモードから通常マナーモードに移行し、バイブレーションユニット29や発光部27を駆動することで、ユーザに対して着信通知を行う。これにより、ネットワークマナーモード設定後に、ユーザの外出等によりメディアレンダラ2との間で近距離無線通信を行うことができない状態となった場合でも、通常マナーモードに移行して着信通知を行うことができる。
〔メディアレンダラの出力動作〕
次に、メディアレンダラ2は、ネットワークマナーモード設定時に携帯電話機1から送信された着信メッセージ及び付加情報を、図6〜図8のフローチャートに示す手順で出力するようになっている。メディアレンダラ2の制御部13は、携帯電話機1から着信メッセージ及び付加情報を近距離無線通信部8で受信すると、この受信したタイミングで、まず、図6のフローチャートに示す処理を開始する。
ステップS51では、制御部13が、携帯電話機1から通知される当該携帯電話機1のMACアドレスに基づいてメモリ10に登録されているMACアドレスを参照し、携帯電話機1が当該メディアレンダラ2に対して機器登録済みであるか否かを判別する。携帯電話機1が当該メディアレンダラ2に対して機器登録されていないものと判別した場合は、そのまま、この図6〜図8のフローチャートに示す処理を終了し、携帯電話機1が当該メディアレンダラ2に対して機器登録済みであるものと判別した場合は、処理をステップS52に進める。
ステップS52では、制御部13が、近距離無線通信部8で受信した着信メッセージ及び付加情報のうち、該付加情報を、当該着信メッセージ及び付加情報を受信した時刻を示す受信時刻情報と共にメモリ10に保存して、処理をステップS53に進める。そして、このステップS53において、近距離無線通信部8で受信した着信メッセージの情報形態が静止画像であるか否かを判別し、該受信した着信メッセージの情報形態が静止画像である場合には処理をステップS54に進め、該受信した着信メッセージの情報形態が静止画像ではない場合には処理を、図7のフローチャートのステップS71に進める。
上記受信した着信メッセージの情報形態が静止画像であるものと判別することで処理をステップS54に進めると、制御部13は、例えばテレビジョン放送番組や映像メディアから再生した映画等の映像出力をモニタ装置14に対して出力中であるか否かを判別する。モニタ装置14に対して映像出力を出力していない場合、制御部13は、処理をステップS59に進め、携帯電話機1から受信した静止画像形態の着信メッセージに対して、情報処理部11を介して表示用の情報処理を施し、これを出力処理部12を介してモニタ装置14に表示する。これにより、上記「ユーザA様の携帯電話宛にユーザB様より重要度1の電話です。」、「ユーザA様の携帯電話宛にユーザC様より重要度4の電子メールが着信しました。」等の静止画像の着信メッセージがモニタ装置14に表示され、電話着信や電子メール着信が静止画像で通知されることとなる。
これに対して、モニタ装置14に対して映像出力中である場合、制御部13は、処理をステップS55に進め、携帯電話機1から受信した静止画像形態の着信メッセージに付されている付加情報の「重要度」に基づいて、この着信メッセージの重要度が高いか否かを判別する。一例ではあるが、付加情報の重要度が「重要度1」及び「重要度2」の場合、制御部13は、この着信メッセージの重要度が低いものと判別して処理をステップS60に進め、付加情報の重要度が「重要度3」及び「重要度4」の場合、制御部13は、この着信メッセージの重要度が高いものと判別して処理をステップS56に進める。
着信メッセージの重要度が高い場合には、モニタ出力中であっても、この着信をユーザに通知することが好ましい。このため、制御部13は、着信メッセージの重要度が高いものと判別することで処理をステップS56に進めると、例えば現在、モニタ出力中の映像に代えて、又は現在、モニタ出力中の映像に重ねて、或いは現在、モニタ出力中の表示画面の一部の表示領域に、静止画像形態の着信メッセージを表示制御する。これにより、着信メッセージの重要度が高い場合には、モニタ出力中であっても、この着信を直ちにユーザに通知することができる。
これに対して、着信メッセージの重要度が低い場合には、現在のモニタ出力を中断、或いは遮ってまで着信通知を行うよりも、現在のモニタ出力を優先することが好ましい。このため、制御部13は、着信メッセージの重要度が低いものと判別した場合、ステップS60で、現在のモニタ出力の終了を監視し、現在のモニタ出力の終了を検出したタイミングで処理をステップS61に進め、上記静止画像形態の着信メッセージをモニタ装置14に表示制御する。これにより、着信メッセージの重要度が低い場合には、現在のモニタ出力を優先し、当該モニタ出力が終了した際に、着信をユーザに通知することができる。
次に、このように静止画像形態の着信メッセージをモニタ表示すると、制御部13は、ステップS57に処理を進め、メモリ10に過去の付加情報が記憶されているか否かを判別する。メモリ10に過去の付加情報が記憶されていない場合、制御部13は、そのまま、この図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了し、メモリ10に過去の付加情報が記憶されている場合には、処理をステップS58に進める。
ステップS58では、制御部13が、各付加情報が有する着信の種類、着信相手の登録名、当該携帯電話機1の所有者名、重要度、及び当該付加情報を受信した受信時刻情報に基づいて、例えば「午後6時53分にユーザA様の携帯電話宛にユーザD様より重要度2の電話がありました。」、「午後6時40分にユーザA様の携帯電話宛にユーザF様より重要度1の電子メールが着信しました。」等の付加情報の履歴を静止画像の情報形態で形成し、これを、例えばユーザに指定されたタイミング、或いはモニタ出力が終了したタイミング等の所定のタイミングでモニタ装置14に表示制御して、図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了する。これにより、ユーザに対して、過去に着信した電話或いは電子メールを静止画像で認識させることができる。
一方、上記ステップS53で、携帯電話機1から受信した着信メッセージが静止画像形態ではないものと判別することで、図7のフローチャートのステップS71に処理を進めると、制御部13は、携帯電話機1から受信した着信メッセージが音声であるか否かを判別し、該受信した着信メッセージの情報形態が音声である場合には処理をステップS72に進め、該受信した着信メッセージの情報形態が音声ではない場合には処理を、図8のフローチャートのステップS81に進める。
受信した着信メッセージの情報形態が音声であるものと判別することで処理をステップS72に進めると、制御部13は、現在、例えば音声メディアから再生した音楽や音声等の音声出力をスピーカ装置15に対して出力中であるか否かを判別する。スピーカ装置15に対して音声を出力していない場合、制御部13は、処理をステップS77に進め、携帯電話機1から受信した音声形態の着信メッセージに対して、情報処理部11を介して出力用の情報処理を施し、これを出力処理部12を介してスピーカ装置15に供給する。これにより、上記「ユーザA様の携帯電話宛にユーザB様より重要度1の電話です。」、「ユーザA様の携帯電話宛にユーザC様より重要度4の電子メールが着信しました。」等の音声の着信メッセージがスピーカ装置15を介して出力され、電話着信や電子メール着信が音声で通知されることとなる。
これに対して、スピーカ装置15に対して音声出力中である場合、制御部13は、処理をステップS73に進め、携帯電話機1から受信した音声形態の着信メッセージに付されている付加情報の「重要度」に基づいて、この着信メッセージの重要度が高いか否かを判別する。一例ではあるが、付加情報の重要度が「重要度1」及び「重要度2」の場合、制御部13は、この着信メッセージの重要度が低いものと判別して処理をステップS78に進め、付加情報の重要度が「重要度3」及び「重要度4」の場合、制御部13は、この着信メッセージの重要度が高いものと判別して処理をステップS74に進める。
着信メッセージの重要度が高い場合には、音声出力中であっても、この着信をユーザに通知することが好ましい。このため、制御部13は、着信メッセージの重要度が高いものと判別することで処理をステップS74に進めると、例えば現在、出力中の音声に代えて、或いは現在、出力中の音声の出力レベルを下げ、この出力レベルを下げた音声に重ねて、音声形態の着信メッセージを出力制御する。これにより、着信メッセージの重要度が高い場合には、音声出力中であっても、この着信を直ちにユーザに通知することができる。
これに対して、着信メッセージの重要度が低い場合には、現在の音声出力を中断、或いは遮ってまで着信通知を行うよりも、現在の音声出力を優先することが好ましい。このため、制御部13は、着信メッセージの重要度が低いものと判別した場合、ステップS78で、現在の音声出力の終了を監視し、現在の音声出力の終了を検出したタイミングで処理をステップS79に進め、上記音声形態の着信メッセージをスピーカ装置15に出力制御する。これにより、着信メッセージの重要度が低い場合には、現在の音声出力を優先し、当該音声出力が終了した際に、着信をユーザに通知することができる。
次に、このように音声形態の着信メッセージをスピーカ装置15に出力制御すると、制御部13は、ステップS75に処理を進め、メモリ10に過去の付加情報が記憶されているか否かを判別する。メモリ10に過去の付加情報が記憶されていない場合、制御部13は、そのまま、この図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了し、メモリ10に過去の付加情報が記憶されている場合には、処理をステップS76に進める。
ステップS76では、制御部13が、各付加情報が有する着信の種類、着信相手の登録名、当該携帯電話機1の所有者名、重要度、及び当該付加情報を受信した受信時刻情報に基づいて、例えば「午後6時53分にユーザA様の携帯電話宛にユーザD様より重要度2の電話がありました。」、「午後6時40分にユーザA様の携帯電話宛にユーザF様より重要度1の電子メールが着信しました。」等の付加情報の履歴を音声の情報形態で形成し、これを、例えばユーザに指定されたタイミング、或いはスピーカ装置15の音声出力が終了したタイミング等の所定のタイミングでスピーカ装置15に供給して、図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了する。これにより、ユーザに対して、過去に着信した電話或いは電子メールを音声で認識させることができる。
次に、上記ステップS71で、携帯電話機1から受信した着信メッセージが音声の情報形態ではないものと判別することで、図8のフローチャートのステップS81に処理を進めると、制御部13は、携帯電話機1から受信した着信メッセージが動画像であるか否かを判別し、該受信した着信メッセージの情報形態が動画像である場合には処理をステップS82に進め、該受信した着信メッセージの情報形態が動画像ではない場合には、この受信した着信メッセージの情報形態が当該メディアレンダラ2で取り扱うことのできない情報形態であるため、そのまま、図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了する。
受信した着信メッセージの情報形態が動画像であるものと判別することで処理をステップS82に進めると、制御部13は、現在、例えばテレビジョン放送番組や映像メディアから再生した映画等の映像出力をモニタ装置14に対して出力中であるか否かを判別する。モニタ装置14に対してモニタ出力中ではない場合、制御部13は、処理をステップS87に進め、携帯電話機1から受信した動画像形態の着信メッセージに対して、情報処理部11を介してモニタ表示用の情報処理を施し、これを出力処理部12を介してモニタ装置14に供給する。これにより、上記「ユーザA様の携帯電話宛にユーザB様より重要度1の電話です。」、「ユーザA様の携帯電話宛にユーザC様より重要度4の電子メールが着信しました。」等の動画像の着信メッセージがモニタ装置14を介して表示され、電話着信や電子メール着信が動画像で通知されることとなる。
これに対して、モニタ装置14に対してモニタ出力中である場合、制御部13は、処理をステップS83に進め、携帯電話機1から受信した動画像形態の着信メッセージに付されている付加情報の「重要度」に基づいて、この着信メッセージの重要度が高いか否かを判別する。一例ではあるが、付加情報の重要度が「重要度1」及び「重要度2」の場合、制御部13は、この着信メッセージの重要度が低いものと判別して処理をステップS88に進め、付加情報の重要度が「重要度3」及び「重要度4」の場合、制御部13は、この着信メッセージの重要度が高いものと判別して処理をステップS84に進める。
着信メッセージの重要度が高い場合には、モニタ出力中であっても、この着信をユーザに通知することが好ましい。このため、制御部13は、着信メッセージの重要度が高いものと判別することで処理をステップS84に進めると、例えば現在、モニタ出力中の映像に代えて、又は現在、モニタ出力中の映像に重ねて、或いは現在、モニタ出力中の表示画面の一部の表示領域に、動画像形態の着信メッセージを表示制御する。これにより、着信メッセージの重要度が高い場合には、モニタ出力中であっても、この着信を直ちにユーザに通知することができる。
これに対して、着信メッセージの重要度が低い場合には、現在のモニタ出力を中断、或いは遮ってまで着信通知を行うよりも、現在のモニタ出力を優先することが好ましい。このため、制御部13は、着信メッセージの重要度が低いものと判別した場合、ステップS88で、現在のモニタ出力の終了を監視し、現在のモニタ出力の終了を検出したタイミングで処理をステップS89に進め、上記動画像形態の着信メッセージをモニタ装置14に表示制御する。これにより、着信メッセージの重要度が低い場合には、現在のモニタ出力を優先し、当該モニタ出力が終了した際に、着信をユーザに通知することができる。
次に、このように動画像形態の着信メッセージをモニタ装置14に出力制御すると、制御部13は、ステップS85に処理を進め、メモリ10に過去の付加情報が記憶されているか否かを判別する。メモリ10に過去の付加情報が記憶されていない場合、制御部13は、そのまま、この図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了し、メモリ10に過去の付加情報が記憶されている場合には、処理をステップS86に進める。
ステップS86では、制御部13が、各付加情報が有する着信の種類、着信相手の登録名、当該携帯電話機1の所有者名、重要度、及び当該付加情報を受信した受信時刻情報に基づいて、例えば「午後6時53分にユーザA様の携帯電話宛にユーザD様より重要度2の電話がありました。」、「午後6時40分にユーザA様の携帯電話宛にユーザF様より重要度1の電子メールが着信しました。」等の付加情報の履歴を動画像の情報形態で形成し、これを、例えばユーザに指定されたタイミング、或いはモニタ装置14のモニタ出力が終了したタイミング等の所定のタイミングでモニタ装置14に供給して、図6〜図8のフローチャートに示す全処理を終了する。これにより、ユーザに対して、過去に着信した電話或いは電子メールを動画像で認識させることができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の情報処理システムは、携帯電話機1が、電話や電子メールの着信をマナーモードで通知するマナーモード設定操作がなされた際に、近距離無線通信ネットワークであるホームネットワーク4に接続されているメディアレンダラ2の有無を検出する。メディアレンダラ2が検出されなかった場合、携帯電話機1は、通常マナーモードで着信通知を行う。
これに対して、メディアレンダラ2が検出された場合、携帯電話機1は、このメディアレンダラ2で情報処理可能な静止画像、音声、或いは動画像の情報形態の着信メッセージを形成し、これを近距離無線送信するネットワークマナーモードに移行する。そして、このネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記電話や電子メールの着信があった際に、上記メディアレンダラ2で情報処理可能な静止画像、音声、或いは動画像の情報形態の着信メッセージを形成し、この着信メッセージを、ホームネットワーク4を介してメディアレンダラ2に近距離無線送信する。
上記着信メッセージは、メディアレンダラ2で再生されることとなる。このため、メディアレンダラ2を介して上記着信通知を行うことができ、通常のマナーモードによる着信通知よりも、ユーザが気付き易い着信通知を行うことができる。また、近距離無線通信を用いて上記着信メッセージの送信を行うようになっているため、個人的な使用に適した小規模なシステムで実現可能とすることができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明に対して携帯電話機を用いることとしたが、この携帯電話機の他、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の携帯機器を用いてもよい。いずれの場合でも、上述と同じ効果を得ることができる。
最後に、上述の実施の形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態となる情報処理システムのシステム構成を示す図である。 実施の形態の情報処理システムで用いられる携帯電話機のブロック図である。 実施の形態の情報処理システムで用いられる携帯電話機のネットワークマナーモードの設定動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の情報処理システムにおける機器登録動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の情報処理システムで用いられる携帯電話機にネットワークマナーモードが設定されている場合に、電話或いは電子メールの着信があった際に送信される着信メッセージの送信動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の情報処理システムのメディアレンダラにおける静止画像の着信メッセージの表示動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の情報処理システムのメディアレンダラにおける音声の着信メッセージの出力動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の情報処理システムのメディアレンダラにおける動画像の着信メッセージの表示動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機、2 メディアレンダラ、3 近距離無線通信AP、4 ホームネットワーク(家庭内LAN)、5 インターネット、6 携帯電話機の基地局、7 携帯電話機の通信事業者のコミュニケーションネットワーク、8 近距離無線通信部、9 非接触無線通信部、10 メモリ、11 情報処理部、12 出力処理部、13 制御部、21 携帯電話機のアンテナ、22 通信回路、23 スピーカ部、24 マイクロホン部、25 表示部、26 操作部、27 発光部(LED)、28 カメラ部、29 バイブレーションユニット、30 タイマ、31 近距離無線通信アンテナ、32 近距離無線通信部、33 非接触無線通信アンテナ、34 非接触無線通信部、35 メモリ、36 制御部

Claims (11)

  1. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段と、
    近距離無線通信ネットワークを介して、当該近距離無線通信ネットワークに接続されている機器と近距離無線通信を行うための近距離無線通信手段と、
    上記無線通信手段を介した着信を、着信音出力手段、及び/又は、当該携帯端末装置の筐体を振動させるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する着信通知手段と、
    上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、上記近距離無線通信手段を介して上記近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出する出力機器検出手段と、
    上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、上記無線通信手段を介した着信をバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記近距離無線通信手段を介して、上記出力機器検出手段で検出された上記いずれかの機器に対して所定の着信メッセージを送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するマナーモード設定手段と、
    上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された通信情報メモリと、
    上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信歴メモリと、
    上記マナーモード設定手段により、上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記出力機器検出手段で検出された機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、当該着信の際に通知される通信相手の通信情報に基づいて上記通信情報メモリを参照することで検出される、上記通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成される、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記出力機器検出手段で検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御する制御手段と
    を有する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    上記通信情報メモリは、各通信相手毎の電話番号が登録された電話帳メモリであり、
    上記通信履歴メモリは、過去に電話発信を行った発信相手の発信履歴が記憶された発信履歴メモリであり、
    上記制御手段は、上記無線通信手段を介して電話着信があった際に、当該電話着信の際に通知される電話発信元の電話番号に基づいて上記電話帳メモリを参照することで、該電話帳メモリに対する上記電話発信元の登録の有無を検出し、また、上記電話着信の際に通知される電話発信元の電話番号に基づいて上記発信履歴メモリを参照することで、該電話発信元に対する過去の電話発信の有無を検出すると共に、上記電話帳メモリに対する上記電話発信元の登録の有無、及び上記電話発信元に対する過去の電話発信の有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記出力機器検出手段で検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置であって、
    上記電話帳メモリには、各通信相手毎の電子メールアドレスが登録されており、
    上記通信履歴メモリには、過去に電子メールを送信した送信相手の送信履歴が記憶されており、
    上記制御手段は、上記無線通信手段を介して電子メールの着信があった際に、当該着信した電子メールに付加されている当該電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づいて上記電話帳メモリを参照することで、該電話帳メモリに対する上記電子メールの送信元の登録の有無を検出し、また、上記着信した電子メールに付加されている当該電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づいて上記送信履歴メモリを参照することで、過去に該送信元に送信した電子メールの有無を検出すると共に、上記電話帳メモリに対する上記送信元の登録の有無、及び過去に上記送信元に送信した電子メールの有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記出力機器検出手段で検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の携帯端末装置であって、
    上記制御手段は、上記無線通信手段を介して上記電話着信或いは上記電子メールの着信があった際に、少なくとも、当該着信の種類を示す着信種類情報、上記着信した電話の電話番号或いは上記電子メールの電子メールアドレスに基づいて上記電話帳メモリから検出した、当該電話をかけてきているユーザのユーザ名、或いは当該電子メールを送信してきたユーザのユーザ名、及び上記重要度情報からなる付加情報を形成し、この付加情報を、上記着信メッセージと共に、上記出力機器検出手段で検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  5. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を介した着信を、着信通知手段が備えるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、出力機器検出手段が、近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出するように近距離無線通信手段を制御するステップと、
    上記マナーモードの設定要求時に、上記ステップにおいて、上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、マナーモード設定手段が、上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記ステップにおいて、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、マナーモード設定手段が、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記ステップで検出された上記いずれかの機器に対して所定の着信メッセージを上記近距離無線通信手段を介して送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するステップと、
    上記ステップで上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、制御手段が、上記ステップで検出された機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、当該着信の際に通知される通信相手の通信情報に基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された通信情報メモリを参照することで検出される、上記通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記ステップで検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御するステップと
    を有するマナーモード設定方法。
  6. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を介した着信を、着信通知手段が備えるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出するように近距離無線通信手段を制御する出力機器検出手段としてコンピュータを機能させ、
    上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段としてコンピュータを機能させることで上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段としてコンピュータを機能させることで上記いずれかの機器の存在が検出された場合、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記検出されたいずれかの機器に対して所定の着信メッセージを上記近距離無線通信手段を介して送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するマナーモード設定手段としてコンピュータを機能させ、
    上記マナーモード設定手段としてコンピュータを機能させることで上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記出力機器検出手段としてコンピュータを機能させることで検出された機器で取り扱い可能な情報形態の着信メッセージを形成すると共に、当該着信の際に通知される通信相手の通信情報に基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された通信情報メモリを参照することで検出される、上記通信情報メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、上記通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて、上記出力機器検出手段で検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を形成し、この重要度情報を上記着信メッセージと共に、上記検出された上記機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御する制御手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とするマナーモード設定プログラム。
  7. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を備えた携帯端末装置に電話着信或いは電子メール着信があった際に、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像のうち、当該情報処理装置で情報処理可能な情報形態で形成され、上記携帯端末装置から送信された所定の着信メッセージ、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された電話帳メモリを参照することで検出される、該電話帳メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、該通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成された、上記検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を、近距離無線通信ネットワークを介して受信する受信手段と、
    上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段と、
    上記再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを判別する再生中判別手段と、
    「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御する」制御手段と
    を有する情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    上記受信手段は、少なくとも上記重要度情報、及び上記携帯端末装置に対して電話をかけてきているユーザのユーザ名、或いは当該電子メールを送信してきたユーザのユーザ名からなる付加情報を上記携帯端末装置から受信し、
    上記受信手段で受信した付加情報を記憶する記憶手段を有し、
    上記制御手段は、所定のタイミングで、上記記憶手段に記憶された付加情報の履歴を再生するように上記再生手段を制御すること
    を特徴とする情報処理装置。
  9. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を備えた携帯端末装置に電話着信或いは電子メール着信があった際に、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像のうち、当該情報処理装置で情報処理可能な情報形態で形成され、上記携帯端末装置から送信された所定の着信メッセージ、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された電話帳メモリを参照することで検出される、該電話帳メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、該通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成された、上記検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を、受信手段が、近距離無線通信ネットワークを介して受信するステップと、
    上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを、再生中判別手段が判別するステップと、
    上記ステップで、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、上記ステップで受信された着信メッセージの再生を行うように、制御手段が上記再生手段を制御するステップと、
    上記ステップで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記ステップで受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、制御手段が、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記ステップで受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御するステップと、
    上記ステップで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記ステップで受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、制御手段が、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記ステップで受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御するステップと
    を有する情報処理方法。
  10. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段を備えた携帯端末装置に電話着信或いは電子メール着信があった際に、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像のうち、当該情報処理装置で情報処理可能な情報形態で形成され、近距離無線通信ネットワークを介して上記携帯端末装置から送信された所定の着信メッセージ、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して通信を行うための、各通信相手毎の通信情報が登録された電話帳メモリを参照することで検出される、該電話帳メモリに対する上記通信相手の登録の有無、及び上記着信の際に通知される通信相手の電話番号或いは電子メールアドレスに基づいて、上記無線通信手段を介して過去に通信を行った通信相手の通信履歴が記憶された通信履歴メモリを参照することで検出される、該通信相手に対する過去の通信の有無に基づいて形成された、上記検出された上記機器側で上記着信メッセージが出力されるタイミングを制御するための重要度情報を受信するように、受信手段を受信制御する受信制御手段としてコンピュータを機能させ、
    上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを判別する、再生中判別手段としてコンピュータを機能させ、
    「コンピュータを上記再生中判別手段として機能させることで、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、コンピュータを上記受信制御手段として機能させることで上記受信手段により受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「コンピュータを上記再生中判別手段として機能させることで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「コンピュータを上記再生中判別手段として機能させることで、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御する」制御手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする情報処理プログラム。
  11. 基地局を介して無線通信を行うための無線通信手段と、
    近距離無線通信ネットワークを介して、当該近距離無線通信ネットワークに接続されている機器と近距離無線通信を行うための近距離無線通信手段と、
    上記無線通信手段を介した着信を、着信音出力手段、及び/又は、当該携帯端末装置の筐体を振動させるバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する着信通知手段と、
    上記無線通信手段を介した着信を上記バイブレーション手段、及び/又は、上記発光手段を駆動することで通知するマナーモードの設定要求がなされた際に、上記近距離無線通信手段を介して上記近距離無線通信ネットワークに接続されている静止画像出力対応機器、音声出力対応機器、及び動画像出力対応機器の有無を検出する出力機器検出手段と、
    上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれの機器の存在も検出されなかった場合、上記無線通信手段を介した着信をバイブレーション手段、及び/又は、発光手段を駆動することで通知する通常マナーモードに上記着信通知手段を設定制御し、上記マナーモードの設定要求時に、上記出力機器検出手段で、上記いずれかの機器の存在が検出された場合、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記近距離無線通信手段を介して、上記出力機器検出手段で検出された上記いずれかの機器に対して所定の着信メッセージを送信するネットワークマナーモードに上記着信通知手段を設定制御するマナーモード設定手段と、
    上記マナーモード設定手段により、上記ネットワークマナーモードが設定されている場合において、上記無線通信手段を介して着信があった際に、上記出力機器検出手段で検出された機器で取り扱い可能な、静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の情報形態の着信メッセージを形成し、この着信メッセージを、上記出力機器検出手段で検出された機器に送信するように、上記近距離無線通信手段を制御する制御手段と
    を備えた携帯端末装置と、
    上記携帯端末装置から上記近距離無線通信ネットワークを介して送信された上記所定の着信メッセージ、及び該着信メッセージの出力タイミングを示す重要度情報を受信する受信手段と、
    静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生を行う再生手段と、
    上記再生手段が、現在、上記静止画像、及び/又は、音声、及び/又は、動画像の再生中であるか否かを判別する再生中判別手段と、
    「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中ではないものと判別された場合、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が高い重要度を示す場合、現在、再生中の情報と共に、或いは現在、再生中の情報に代えて、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御し」、「上記再生中判別手段により、上記再生手段が、現在、再生中であるものと判別され、かつ、上記受信手段で受信された重要度情報が低い重要度を示す場合、現在、再生中の情報の再生が終了した際に、上記受信手段で受信された着信メッセージの再生を行うように上記再生手段を制御する」制御手段と
    を備えた情報処理装置と
    を有する情報処理システム。
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