JP2003188987A - 近距離無線通信機能を備えた携帯端末を用いた通話システム - Google Patents

近距離無線通信機能を備えた携帯端末を用いた通話システム

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JP2003188987A
JP2003188987A JP2001383749A JP2001383749A JP2003188987A JP 2003188987 A JP2003188987 A JP 2003188987A JP 2001383749 A JP2001383749 A JP 2001383749A JP 2001383749 A JP2001383749 A JP 2001383749A JP 2003188987 A JP2003188987 A JP 2003188987A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近距離無線通信機能を備えた携帯電話など携
帯端末の近距離無線通信機能を介してインターネットに
接続し、通話情報をインターネット上の情報に変換し
て、インターネットを通じて相手方と通話できるように
することを課題とする。 【解決手段】 この近距離無線通信機能を備えた携帯端
末を用いた通話システムは、近距離無線通信機能を備え
た携帯端末と、インターネットに接続されており、前記
携帯端末との間で前記近距離無線通信網を介して通話情
報を送受信するとともに該通話情報をインターネット上
の情報に変換可能なアクセス・ポイント・サーバーと、
前記通話情報を所定の通話先に送信するようにインター
ネット上で管理する管理サーバーと、を備えたことを特
徴とする。近距離無線通信機能を備えた携帯端末として
は、Bluetooth搭載の携帯電話が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近距離無線通信機
能を備えた携帯端末を用いた通話システムに関し、より
詳しくは、近距離無線通信機能を備えた携帯電話等の携
帯端末の該近距離無線通信機能を介してインターネット
に接続し、通話情報をインターネット上の情報に変換し
て、インターネットを通じて相手方と通話できるように
した通話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の携帯電話は、各通信業者(キャリ
ア)の提供する携帯電話と各通信業者(キャリア)が設
置した無線基地(アクセスポイント)との間にて、アナ
ログ信号やデジタル信号を介して、通話・通信を行って
いる。また、最近では、携帯電話でデジタルのパケット
に分割したデータをやり取りすることによって、各イン
ターネット通信・情報等の提供業者(プロバイダー)へ
の接続、インターネットメールの通信、待受け画面、着
信メロディー(チャクメロ)、音楽等のダウンロードサ
ービス等が可能になっている。このように、現在の携帯
電話網は、日本全国に設置された、キャリアが提供する
アクセスポイントとの接続によってキャリアを介して上
記サービスが可能となっている。
【0003】料金に関しては、各キャリアごとに料金・
サービスの内容に違いがあるが、通話に関しては、基本
的に従量制(通話時間に応じて累積して課金される方
式)にて課金され利用者に請求される方法が採用されて
いる。また、デジタルのパケットに関しては、分割され
たデータと、宛先等の情報を付加したある単位のパケッ
トに対して、通信されたパケット数量に応じて課金され
る方式が採用されているが、通話に関しては、基本的
に、使用回数や時間に応じて料金が増える従量制によ
り、毎月料金が請求される方式が採用されている。
【0004】一方、いわゆるインターネット電話と称さ
れているインターネット上で相手と通話する方法も知ら
れている。これは、音声データをIPパケットに変換(Vo
iceover IP)してLAN・WAN・インターネット上に転送す
る方式で、音声をIPパケットに変換するため、任意のIP
ネットワークに転送可能であり、それにより相手方と通
話する方式である。しかし、今までは、通話者の双方に
音声を音声データに変換するVoice over IPのアプリケ
ーションソフトを搭載したコンピュータが必要であった
り、また変換効率の点や、IPネットワーク上での音声優
先・保証機能等を付加しないと実用的でないという点で
問題があり、広く一般に用いられるものではなかった。
また、インターネットに接続されるサーバーの数は圧倒
的に米国が多く、米国からのトラヒックが大きくなって
いるという問題もあり(インターネットの遅延)、さら
に、基本的には、インターネット上の伝送経路制御、優
先制御は無秩序のために、遅延時間にバラツキ(ゆら
ぎ)があり、音声伝送には不向きという問題もあった。
通常、トータル遅延時間と通話状態との間には、以下の
ような関係があるとの調査結果があるが、 〜100ms:ほとんど支障がない(通話可能) 〜200ms:会話の障害にはならない(会話可能) 〜400ms:会話の限界(300ms〜以上会話無理) Microsoft社から提供されている、VoIP製品では約30
0msの遅延があるために、現状のパソコンに付属のSoft
ware等では、機能として付属していても実質的な使用に
耐えないために積極的に利用されていないのが実情であ
る。また、音声の入出力の為に、「ヘッドセット」等を
頭に固定しての通話環境に関しても利用者の心理的負担
になっている。
【0005】ところで、ここ数年通話インフラの整備も
進み、ISDNなどで高速通信が可能になっており、ま
た現在では、CATVやADSLなどの高速通信網を介
してインターネットの接続も可能となっており、定額で
インターネットへの常時接続が実現されるまでに至っ
た。CATVの場合には、128Kbps、またADS
Lでは、下りで8Mbps、上りで1.5Mbpsまで
のデータ通信が可能になっており、インターネット上で
大容量のデータを高速で送受信可能になっている。
【0006】さらに、最近では、ブルーツースなどの近
距離無線通信機能を備えた携帯電話が市販されている。
これは、近距離無線の通信手段として、1998年5月に標
準化団体Bluetooth SIG(the Bluetooth Special Inter
est Group)によって進められている。Bluetoothは、無
線通信規格であり、データ伝送速度は、最大で723.2Kbp
sである。伝送距離は送信電力が10mWのときに約10mと、
省電力、短距離を意識した無線規格である。また伝送電
力を上げることにより、100mWのとき最大で100m程度ま
で伝送距離を伸ばすこともできる。利用周波数帯として
は、使用者が無免許で利用可能な2.4GHzのISM帯(Indus
tory Science and Medical Band)を使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現在
では、携帯電話が個人間の通話に大きな割合を占めるま
でになっているが、常にキャリアを通じて音声情報の送
受信を行わなければならないため、種々の料金体系があ
るものの、通話時間に応じて料金が嵩み、使用者にかな
りの費用負担をかけている。また、携帯電話から外国に
いる人の携帯電話へ電話するには、各種ローミングサー
ビスを利用することが必要であり、別途費用がかかると
いう問題がある。
【0008】一方、インターネット電話は、インターネ
ットにアクセスできるコンピュータがあれば、プロバイ
ダ料金の他には通話料はかからないが、相手方も同様の
機器を必要とし、また伝送時間との問題もあり、一般に
広く使用できるまでには至っていない。
【0009】本発明は、以上のような状況に鑑みなされ
たもので、電話会社などのキャリアを介すことなく、携
帯電話などの携帯端末からインターネットを介して相手
方と通話することを可能にするシステムを提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の近距離無線通信機能を備えた携帯端末を
用いた通話システムは、近距離無線通信機能を備えた携
帯端末と、インターネットに接続されており、前記携帯
端末との間で前記近距離無線通信網を介して通話情報を
送受信するとともに該通話情報をインターネット上の情
報に変換可能なアクセス・ポイント・サーバーと、前記
アクセス・ポイント・サーバーを介して受信した前記通
話情報を所定の通話先との間でインターネットを介して
通話可能になるように管理する管理サーバーと、を備え
たことを特徴とする。
【0011】この場合、前記近距離無線通信機能を備え
た携帯端末は、Bluetooth機能を備えた携帯電話やPD
Aであることが好ましい。
【0012】また、前記アクセス・ポイント・サーバー
は、Bluetooth規格の送受信機能と、前記通話情報をイ
ンターネット上のIPパケットに変換可能なボイスオー
バーIP機能を備えていることが好ましい。
【0013】以上のようなシステムによれば、携帯電話
やPDAなどの携帯端末からBluetoothなどの近距離通
信手段を介してインターネットにアクセスできる。そし
て、通話の音声データは、コンピュータでインターネッ
ト上のIPパケットに変換され、相手方アドレスに送信
され、相手方との間でインターネットを介した通話が実
現する。相手方はインターネット電話が可能な一般電話
でもよく、また近距離無線通信機能を備えた携帯端末で
もよい。
【0014】この通信システムによれば、キャリアを介
していないので、キャリアへの料金が発生することもな
く、またインターネットにアクセスできればいいので、
世界中のどことでもインターネットへの接続できれば携
帯電話同士による通話が可能になる。すなわち、最近の
ようにADSLやCATVでインターネットへ定額料金
で常時接続を行っていれば、その料金だけで、世界中の
どことでも携帯電話などから通話可能となる。
【0015】前記アクセス・ポイント・サーバーは、イ
ンターネットに常時接続しているパーソナルコンピュー
タと、該コンピュータに装着されたBluetoothアダプタ
と、所定のソフトウェアから構成することができる。こ
のような簡易な構成により携帯電話などからインターネ
ットを介して世界中のどことでも通話することが可能に
なる。
【0016】本システムにおいて、前記通話先は、イン
ターネットに接続した他のアクセス・ポイント・サーバ
ーと近距離無線通信網を介して通話情報を送受信可能な
携帯電話などの携帯端末とすることができる。この場
合、前記携帯電話などの携帯端末は、Bluetooth機能を
備えた携帯電話やPDAであることが好ましい。これに
より、携帯電話などの携帯端末相互間の通話が可能にな
る。
【0017】また、本システムでは、前記通話先は、イ
ンターネットにIPゲートウェイを介して接続されてい
る一般電話であってもよい。
【0018】本システムにおいて、前記管理サーバー
は、前記アクセス・ポイント・サーバーを通じて、利用
者を特定する番号と該利用者のアクセス・ポイント・サ
ーバーの情報を常時更新された状態で保有している。こ
れにより、GPSのような地球単位の物理住所ではな
く、各利用者のアクセス・ポイント・サーバー(APS)の
設置場所の住所(論理住所)と世界中のすべての利用者
の携帯電話などの携帯端末の状況とを、アクセス・ポイ
ント・サーバー(APS)経由で常に最新の状況において
把握することができる。
【0019】この場合、前記利用者を特定する番号は、
利用者の電話番号と当該端末に割り当てられた特定の番
号とを含む。この前記端末に割り当てられた特定の番号
としては、MAC (Media Access Control)アドレスが用い
られる。
【0020】そして、この管理サーバーは、前記更新さ
れた情報に基づいて、通話先の利用者を特定する番号か
ら、当該通話先と関連するアクセス・ポイント・サーバ
ーを特定するようになっているまた、本発明は、Blueto
oth搭載の携帯端末のBluetoothを介してインターネット
に常時接続しているアクセス・ポイント・サーバーに接
続し、通話相手との間でインターネット上でセッション
を確立し、通話情報をインターネット上の情報に変換
し、インターネットを通じて、特定のキャリアを介在さ
せることなく、通話相手と通話することを特徴とする携
帯端末とインターネットを利用した通話方法に関する。
【0021】さらに、本発明は、近距離無線通信機能を
備えた携帯端末と、インターネットに常時接続されてお
り、前記携帯端末との間で前記近距離無線通信網を介し
て通話情報を送受信するとともに該通話情報をインター
ネット上の情報に変換可能なアクセス・ポイント・サー
バーと、前記アクセス・ポイント・サーバーを介して受
信した前記通話情報を所定の通話先との間で通話可能に
なるようにインターネット上で管理する管理サーバー
と、を備えた近距離無線通信機能を備えた携帯端末を用
いた通話システムにおける課金方法であって、前記常時
接続されているアクセス・ポイント・サーバーのユーザ
ーに対して常時接続料金に加算してまたは別途個別請求
により請求することを特徴とする前記課金方法に関す
る。
【0022】このような課金方法によれば、インターネ
ットに常時接続しているアクセス・ポイント・サーバー
のユーザー(契約者)が常時接続料金に加算してあるい
は別途個別請求により所定の料金を支払うだけでよい。
すなわち、エンドユーザーである利用者(通話者)は通
話料金を個別に支払う必要がなく、また本システムを管
理する者もエンドユーザーに対する個別の請求や支払い
の確認などの煩雑な業務から開放されるという利点があ
る。
【0023】上述したあるいはそれ以外の本発明の構
成、機能及び利点は、図面を参照して行う以下の実施例
からより明らかとなるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適実施形態について説明する。
【0025】図1は、本発明に係る近距離無線通信機能
を備えた携帯端末を用いた通話システムの全体構成を示
す説明図である。この図は、利用者A(通話者)と利用
者B(通話相手)との間で相互の携帯電話により本シス
テムを使って通話する状態を説明している。
【0026】より詳しく説明するに、図中符号1は、利
用者Aの携帯電話を示しており、Bluetoothを搭載して
いる。この携帯電話1は、携帯電話番号と、Bluetoot
h搭載の携帯電話固有のMACアドレスとを有している。
なお、は、利用者B(通話相手)の携帯電話番号を意
味している。
【0027】ここで、「MACアドレス」とは、Media Acc
ess Controlの略であり、通信インターフェースに付け
られる48ビットの識別番号をいう。IEEEが管理する2
4ビットのメーカー番号と、メーカーが製品に割り当て
る24ビットの製品番号とを含む。
【0028】図中符号2は、アクセス・ポイント・サー
バー(APS)をなすコンピュータ等の機器(以下、単に
「コンピュータ」とする)を示している。このコンピュ
ータ2も、Bluetooth搭載機器であり、また音声データ
をIPパケットに変換(Voice over IP)してLAN・WAN・
インターネット上に転送するVoice IPソフト(以下、
「Vo IPソフト」ともいう)を備えている。そして、利
用者Aの携帯電話1とコンピュータ2とは、Bluetooth
による近距離無線通信網を介して、相互に通話情報を送
受信可能になっている。
【0029】このコンピュータ2は、Bluetooth搭載の
(A)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器
固有のMACアドレスと、(A)認証のアクセス・ポイン
ト・サーバー(APS)機器固有の送信元IPアドレスと
を有している。そして、このコンピュータ2は、ADS
LやCATVなどを介してインターネット網3に常時接
続されている。
【0030】なお、図中は、お互いの携帯電話番号や
アクセス・ポイント・サーバー(APS)機器固有のMACア
ドレスのデータを含むIPパケットヘッダとデータを示し
ており、または、利用者Aの携帯電話1から受け取っ
た通話データをVo IPソフトの仕様にてVoice IPデータ
のパケットに分割した状態を示している。
【0031】また、図中符号4は、利用者B(通話相
手)の近傍のアクセス・ポイント・サーバー(APS)を
なすコンピュータを示しており、また符合5は利用者B
(通話相手)の携帯電話を示している。
【0032】このコンピュータ4も、Bluetooth搭載機
器であり、また音声データをIPパケットに変換(Voice
over IP)してLAN・WAN・インターネット上に転送するV
oiceIPソフトを備えている。そして、利用者Bの携帯電
話5とコンピュータ4とは、Bluetoothによる近距離無
線通信網を介して、相互に通話情報を送受信可能になっ
ている。このコンピュータ4も、通話相手のアクセス・
ポイント・サーバー(APS)機器固有のIPアドレス
と、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセス・ポイント・
サーバー(APS)機器固有のMACアドレスとを備えてい
る。さらに、このコンピュータ4も、ADSLやCAT
Vなどを介してインターネット網3に常時接続されてい
る。
【0033】利用者B(通話相手)の携帯電話5も、
(B)の携帯電話のBluetooth搭載の携帯電話固有のMAC
アドレス(10)(図面中の丸数字10を示す)を有してい
る。は、前述したように利用者B(通話相手)の携帯
電話5の携帯電話番号を示している。なお、本実施形態
では、利用者B(通話相手)はBluetooth搭載の携帯電
話を使用するようになっているが、後述するように、コ
ンピュータ4に接続可能な一般電話であってもよいこと
に留意されたい。
【0034】また、図中符号6は、前記通話情報を所定
の通話先に送信するようにインターネット上で管理する
管理サーバーを示しており、管理サーバー固有のIPア
ドレス(11)(図面中の丸数字11を示す)を有している。
この管理サーバー6は、加入者(通話先)の携帯電話番
号の登録、検索、更新などを行うようになっており、よ
り詳しくは、アクセス・ポイント・サーバー(APS)2
からデータのトンネリングにて受け取ったIPパケットデ
ータに基づいて通話相手になるBの携帯電話番号を
検索することにより、通話相手のアクセス・ポイント・
サーバー(APS)機器固有のIPアドレスとBluetooth搭
載の(B)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)
機器固有のMACアドレスを求め、その結果に基づいて
アクセス管理サーバーの更新と、IPパケットデータの更
新を行うようになっている。
【0035】ここで、「トンネリング」とは、あるプロ
トコルの情報を別のアーキテクチャのフレームまたはパ
ケット内部にカプセル化することをいい、本実施形態で
は、パケットのカプセル化という方法を使って、携帯電
話番号(送信側及び受信側)、MACアドレス(携帯電話
側及びアクセスポイント側)等の長い情報をIPv.4ネ
ットワークを挟んで(トンネルして)接続することを意
味している。この管理サーバー6の機能及び動作につい
ては、後で詳細に説明する。
【0036】以下、以上の実施形態に係る通話システム
を用いて利用者A及びB間で通話する状態について説明
する。
【0037】利用者Aの携帯電話1は、まず、通話相手
Bの携帯電話番号を携帯電話に入力後、通話の操作を
行う。すると、利用者Aの携帯電話1と、アクセス・ポ
イント・サーバー(APS)2との間で、Bluetoothを介し
て、近距離無線による無料の通信手段がACLリンクにて
確立され、Bluetooth搭載の携帯電話1の携帯電話番号
とBluetooth搭載の携帯電話固有のMACアドレスがア
クセス・ポイント・サーバー(APS)2に伝送される。
これにより、アクセス・ポイント・サーバー(APS)2
内のデータベースが更新される。
【0038】アクセス・ポイント・サーバー(ASP)2
とアクセス管理サーバー6は、IPアドレスにて、常時接
続のインターネットを経由してお互い情報の共有がされ
ている。このBluetooth搭載のアクセス・ポイント・サ
ーバー(APS)になるパソコン・その他の機器2には、V
oIP変換ソフトが搭載されている。そして、利用者Aの
携帯電話番号、利用者Aの携帯電話のBluetooth搭載
の携帯電話固有のMACアドレス、Bluetooth搭載の
(A)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器
固有のMACアドレス、(A)認証のアクセス・ポイント
・サーバー(APS)機器固有の送信元IPアドレス、利
用者Bの携帯電話番号、及び管理サーバー固有の宛先
IPアドレス(11)(図面中の丸数字11を示す)などを、IP
パケットヘッダとデータの構成によるデータのトンネリ
ングとして、利用者Bの携帯電話番号との接続に必要な
情報を管理サーバー6に伝送する。
【0039】図2は、この情報のデータ構成を示して
いる。すなわち、(A)認証のアクセス・ポイント・サ
ーバ(APS)機器2の固有の送信元IPアドレスと、管
理サーバー6の固有の宛先IPアドレス(11)(図面中の丸
数字11を示す)がヘッダとなり、その後に、利用者Aの
携帯電話番号、利用者Aの携帯電話のBluetooth搭載
の携帯電話固有のMACアドレス、Bluetooth搭載の
(A)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器
固有のMACアドレス、(B)の携帯電話番号などがデ
ータとして付加されている。
【0040】管理サーバー6は、データのトンネリング
にて受け取ったIPパケットデータより通話相手になる
利用者Bの携帯電話番号をアクセス管理サーバー6に
て検索する。それにより、利用者B(通話相手)のアク
セス・ポイント・サーバー(APS)機器固有のIPアドレ
スと、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセス・ポイン
ト・サーバー(APS)機器固有のMACアドレスを求め、
その結果に基づいてアクセス管理サーバーの更新とIPパ
ケットデータの更新とを行う。
【0041】送信側アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)機器2では、次に、利用者Aの携帯電話番号、利
用者Aの携帯電話のBluetooth搭載の携帯電話固有のMAC
アドレス、Bluetooth搭載の(A)認証のアクセス・ポ
イント・サーバ-(APS)機器固有のMACアドレス、
(A)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器
固有の送信元IPアドレス、利用者Bの携帯電話番号
、管理サーバー固有の宛先IPアドレス(11)(図面中の
丸数字11を示す)、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセ
ス・ポイント・サーバー(APS)機器固有の宛先IPアド
レス、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセス・ポイン
ト・サーバー(APS)機器固有のMACアドレス、利用者
Bの携帯電話のBluetooth搭載の携帯電話固有のMACアド
レス(10)(図面中の丸数字10を示す)を、お互いの携帯
電話番号やアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器
固有のIPアドレスのデータを含む更新されたIPパケット
ヘッダとデータから成るデータ構成のトンネリングに
て、利用者A及びBの携帯電話1,5間での通話に必要
な情報を管理サーバー6に伝送する。
【0042】このIPパケットヘッダとデータから成るデ
ータ構成のデータは、図3に示すように、(A)認証
のアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器固有の送
信元IPアドレスと、(B)認証のアクセス・ポイント
・サーバー(APS)機器固有の宛先IPアドレスとがヘ
ッダをなし、その後に、利用者Aの携帯電話番号、利
用者Aの携帯電話のBluetooth搭載の携帯電話固有のMAC
アドレス、Bluetooth搭載の(A)認証のアクセス・ポ
イント・サーバー(APS)機器固有のMACアドレス、利
用者Bの携帯電話番号、利用者Bの携帯電話のBlueto
oth搭載の携帯電話固有のMACアドレス(10)(図面中の丸
数字10を示す)、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセス
・ポイント・サーバー(APS)機器固有のMACアドレス
が付加された形式となっている。
【0043】受信側アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)機器4では、管理サーバー6から受信したIPパケッ
トに基づいて、(A)認証のアクセス・ポイント・サ
ーバー(APS)機器固有の送信元のデータベースに更新
し、また(B)認証のアクセス・ポイント・サーバー(A
PS)機器固有の宛先のデータベースに更新する。これに
より、アクセス・ポイント・サーバー(APS)機器2,
4間において、お互いに通信(通話)を行うためのIPア
ドレスが入手できたことになる。
【0044】以上の状態で、利用者A、B間で通話が可
能になる。具体的には、利用者Aの携帯電話1からのア
ナログ通話信号は、該携帯電話1のBluetoothの通信リ
ンクのSCOリンクによってBluetooth搭載の(A)認証の
アクセス・ポイント・サーバ(APS)機器2のBluetooth
の通信リンクのSCOリンクとデジタル信号64kbpsのス
ピードにて通信リンクがはられて、両Bluetooth間にて
通話が行われる。Bluetooth搭載の(A)認証のアクセス
・ポイント・サーバ(APS)機器のパソコン・その他機
器2には、前述したように、VoIP変換ソフトが搭載され
ており、利用者Aの携帯電話から受け取った通話データ
は、VoIPソフトの仕様に従って、VoIPデータのパケット
に分割される。
【0045】また、アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)機器2内のデータベースから、(A)認証のアクセス
・ポイント・サーバー(APS)機器固有の送信元IPアド
レスと(B)認証のアクセス・ポイント・サーバー(AP
S)機器固有の宛先IPアドレスを入手してIPパケットの
ヘッダを作成し、分割されたVoIPのパケットデータをIP
パケットのデータとして、両アクセス・ポイント・サー
バー(APS)機器2,4間のVoIPソフト間で、パケット
通話信号が流れて通話が行われる。
【0046】このVoIPパケットは、図4に示すよう
に、(A)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)
機器固有の送信元IPアドレスと、(B)認証のアクセ
ス・ポイント・サーバー(APS)機器固有の宛先IPアド
レスとをヘッダとして持っており、その後にデータが
付加されている。そして、この構成によるIPパケットデ
ータによって、VoIPソフトを搭載しているアクセス・ポ
イント・サーバー(APS)機器2,4間にて、通話デー
タがやり取りされる。この通話データは、VoIPソフトに
よって複数のパケットに分割される。
【0047】また、利用者Bの携帯電話5では、Blueto
oth搭載の(B)認証のアクセス・ポイント・サーバー
(APS)機器4と(B)の携帯電話5のBluetooth間に
て、既にACLリンクにて確立され、Bluetooth搭載の
(B)認証のアクセス・ポイント・サーバー(APS)機器
4内のデータベースにて、Bluetooth間にて近距離無線
による無料の通信手段が確立されている。そのため、利
用者Bの携帯電話5のBluetoothの通信リンクのSCOリン
クによって、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセス・ポ
イント・サーバー(APS)機器4のBluetoothの通信リン
クのSCOリンクとデジタル信号64kbpsのスピードにて
通信リンクがはられて、利用者Bの携帯電話5との間に
て通話が行われる。
【0048】図5は、以上の通話が行われるまでの過程
を示すタイムチャートである。本通話システムでは、こ
のようなプロセスを経て、利用者A,B間にて通話が可
能になる。
【0049】図6は、管理サーバー6を含む本通信シス
テムの全体構成を示している。同図に示すように、この
システムは、各アクセス・ポイント・エリア内の携帯電
話群の各携帯電話の携帯電話番号やそれらのMACアドレ
スなどの情報を含む第1レイアデータベース(第1レイ
アDB)と、各アクセスポイント・サーバー(APS)に設
けられ、当該アクセス・ポイントにアクセスする利用者
の情報やその携帯電話番号や携帯電話のBluetoothのMAC
アドレスや当該アクセス・ポイント・サーバーのBlueto
othのMACアドレスやIPアドレスなどの情報を含む第2
レイアデータベース(第2レイアDB)と、各アクセス
・ポイント・サーバーに登録された情報及び顧客管理情
報を含む第3レイアデータベース(第3レイアDB)と
から構築されている。
【0050】より詳しくは、第3レイアDBには、例え
ば図7に示すような情報が記録されており、これらは各
携帯電話のメモリなどに記録されている。また、第2レ
イアDBには、例えば図8に示すような情報が記録され
ており、これらは各アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)のメモリやハードディスクなどに記憶されている。さ
らに、第3レイアDBには、例えば図9に示すような情
報が記録されている。
【0051】第1レイアDBと第2レイアDBとは、そ
れらの間で相互に無線接続があった際に、それに応じて
第2レイアDBに記録されている事項が更新されるよう
になっている。また、第2レイアDBと第3レイアDB
とは、上述したようにインターネット網を介して常時接
続されており、所定のタイミングで常時最新の情報に更
新されるようになっている。
【0052】以下において、このような構成の本通信シ
ステムにおける利用者の契約申し込み(契約内容の変更
を含む)から通話までの手順を図6の全体構成図に従っ
て説明する。
【0053】(1) 契約申込者A(利用者A)は、本通話シ
ステムへの申込や変更をする場合、アクセス・ポイント
・サーバー(APS)の設置場所の住所(論理住所)や利
用者の氏名やMailアドレスや接続認可携帯電話番号や各
種アンケート等を記載して、インターネットや電話やFA
X等を通じて申し込む。これらの情報は、アクセス・ポ
イント・サーバー(APS)内の第2レイアDBに保存・更
新されるとともに、常時接続のインターネットを経由し
て第3レイアDBの管理サーバー(アクセス管理サーバ
ー)と顧客情報管理データベースに登録かつ更新され
る。この場合、アクセス管理サーバーのIPアドレスとア
クセス・ポイント・サーバー(APS)のIPアドレスはお
互い連携している。
【0054】(2) 上記申し込みの際に、携帯電話の所有
者(利用者)は、携帯電話の設定メニューにて、無線で
の「携帯ネット電話」による通話優先の(有・無)(デ
フォルトは有)、無線での「携帯ネット電話」による通
話送信の(有・無)(デフォルトは有)、無線での「携
帯ネット電話」による通話受信の(有・無)(デフォル
トは有)、無線での「携帯ネット電話」によるMail・各
種データサービス送信の(有・無)(デフォルトは
有)、無線での「携帯ネット電話」によるMail・各種デ
ータサービス受信の(有・無)(デフォルトは有)とい
った項目を設定することができ、設定内容は携帯電話内
のメモリに登録かつ更新される。
【0055】(3) 各アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)に接続された無線機器(Bluetooth)は、自機をマス
タとして周辺のBluetooth搭載の携帯電話機と通信を行
うことによって、各携帯電話機の電話番号やMACアドレ
スや携帯電話設定メニュー内容等の情報を収集し、アク
セス・ポイント・サーバー(APS)内の第2レイアDBに
登録かつ更新する。アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)は、その第2レイアDBのレコードをIPデータ(トン
ネリング)にして、管理サーバーのレコードを更新す
る。この場合、当然、アクセス・ポイント・サーバー
(APS)内の第2レイアDBには、無線にて通話可能な携
帯電話のMACアドレスが既に取り込まれており、アクセ
ス・ポイント・サーバー(APS)自身に接続されている
無線機器(Bluetooth)のMACアドレスと対になって第2
レイアDBに管理されている。
【0056】(4) 管理サーバーでは、GPSの様な地球単
位の物理住所ではなく、各契約申込者のアクセス・ポイ
ント・サーバー(APS)の設置場所の住所(論理住所)
と、世界中のすべての契約者の携帯電話の状況がアクセ
ス・ポイント・サーバー(APS)経由にて所定のタイミ
ングで常時更新されているので、各アクセス・ポイント
・サーバー(APS)や契約者の最新情報が把握できるこ
とになる。
【0057】(5) 例えば、図6において、携帯電話−1
は、通話相手の携帯電話−20の電話番号を入力して、通
話ボタンを押すことにより、携帯電話−1と(A)アクセ
ス・ポイント・サーバー(APS)に接続された無線機器
(Bluetooth)は、携帯電話−1の内のBluetoothと通信
を行ってセッションを確立する。そして、(A)アクセス
・ポイント・サーバー(APS)の「第2レイアDB」から
アクセス管理サーバーのIPアドレスを取得して、アクセ
ス管理サーバーにデータを送信する。
【0058】(6) アクセス管理サーバーは、携帯電話−
1の通話相手の携帯電話−20の携帯電話番号を検索し
て、(B)アクセス・ポイント・サーバー(APS)機器固
有の宛先IPアドレス、(B)アクセス・ポイント・サー
バー(APS)機器固有のMACアドレス、(B)携帯電話のB
luetooth搭載の携帯電話固有のMACアドレスを更新した
パケットデータをトンネリングにて(B)アクセス・ポ
イント・サーバー(APS)に送信する。
【0059】(7) (B)のアクセス・ポイント・サーバー
(APS)は、受信したパケットデータに基づいて「第2
レイアDB」を更新する。それにより、(B)アクセス・
ポイント・サーバー(APS)に接続された無線機器(Blu
etooth)は、既に接続通信されて保留になっている携帯
電話−20の内のBluetoothと通信を行うことができる。
【0060】上述した本発明の第1実施形態に係る通話
システムによれば、以上のようにして、インターネット
を介してBlluetooth搭載の携帯電話間で通話を行うこと
が可能になる。その場合、通常の携帯電話のようにキャ
リアを介在させていないので、キャリアの料金は不要と
なり、各アクセス・ポイント・サーバー(APS)とインタ
ーネットとの常時接続の料金だけが関係してくることに
なる。また、インターネットに接続しているアクセス・
ポイント・サーバー(APS)さえあれば、それを通じて、
携帯電話による通話が可能になる。すなわち、世界中の
どことでも、インターネットに接続しているアクセス・
ポイント・サーバー(APS)さえあれば、ローミングサー
ビスがなくても、携帯電話同士の通話が可能になる。
【0061】アクセス・ポイント・サーバー(APS)の接
地箇所については、特に制限はなく、例えば契約者の会
社や自宅にそれぞれ設置してもよく、また所定の公共の
場所に設けるようにしてもよい。いずれにしても、PH
Sのアンテナと同様に、アククセス・ポイント・サーバ
ー(APS)の設置場所が増えれば増えるほど、本通話シス
テムの利用度が増していくことになる。
【0062】なお、アクセス・ポイント・サーバーは、
特定の利用者の携帯電話だけアクセス可能に設定して
も、また特に利用者を制限しないオープンな設定にして
もよい。前者のような設定にすれば、無関係の利用者の
アクセスを制限でき、セキュリティを確保できる。ま
た、後者のような設定にすれば、多数の利用者(すべて
の契約者)が利用でき、本システムの利用度が広がる。
具体的には、個人が契約しているアクセス・ポイント・
サーバーなどは、利用者を制限し、駅や飛行場などの公
共の場所やデパートやホテルなどはオープンな設定とす
ることが考えられる。
【0063】図10は、本発明の第2実施形態を示すも
のであり、本発明の通話システムがBluetooth搭載の携
帯電話(利用者A)と一般電話(利用者B)との間で適
用される場合を示している。この場合、利用者Bは、I
Pゲートウェイ(IP-GW)を介してインターネットに接
続する。ここでIPゲートウェイとは、インターネット
上のIPデータに分割された通話データを通常の電話アナ
ログ信号に変換する機能を持つ装置であり、入力が通常
の電話アナログ信号の場合には、IPデータに分割して
通話データを送信することができる。利用者Aは、通話
相手である利用者Bの一般電話の電話番号を入力する
ことにより、インターネットを介して利用者Bと通話す
ることができる。
【0064】この場合、管理サーバー6では、(B)認
証のアクセスポイント機器固有のIPアドレスとして、
(B)のIP-GWの値がセットされる。一方、管理サーバー
6では、Bluetooth搭載の(B)認証のアクセスポイント
機器固有のMACアドレスは何もセットされず、また利
用者Bの携帯電話のBluetooth搭載の携帯電話固有のMAC
アドレス(10)(図面中の丸数字10を示す)についても何
もセットされない。これらの点を除き、利用者Aからの
通話が利用者Bとの間で成立するまでの手順や順序は、
第1実施形態の場合とほぼ同じである。
【0065】この第2実施形態の場合でも、利用者Aの
携帯電話からインターネットを通じて世界中のどこであ
っても一般電話の利用者Bに通話することができる。
【0066】以上、本発明を好適実施形態に基づいて説
明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるもの
ではない。すなわち、第1及び第2実施形態では、近距
離無線通信機能を備えた携帯端末として、Bluetooth搭
載の携帯電話を例として説明したが、本発明は近距離無
線通信機能と通話機能を有していれば他の携帯端末であ
ってもよい。たとえば、ノートパソコンやPDAなどで
もよい。また、近距離無線通信としては、Bluetoothに
限られるものではなく、音声データの送受信が可能なも
のであれば、赤外線やスペクトラム拡散などを使ったも
のであってもよい。また、このほかに現状で考えられる
無線通信規格としては、IEEE802.11b, IEEE802.11a, Hi
SWANa, HiperLAN/2などが挙げられる。
【0067】また、アクセス・ポイント・サーバー(AP
S)は、VoIPソフトを搭載した一般のパーソナルコンピ
ュータにBluetoothアダプタを装着したものでもよい。
【0068】次に、本通話システムを使って事業展開し
た場合の課金方法について説明する。本通話システムで
は、事業者(本通話システムの事業者)は、前記常時接
続されているアクセス・ポイント・サーバーのユーザー
(通信業者、インターネットプロバイダー、ADSL業
者、CATV業者など)に対して常時接続料金に加算し
てまたは別途個別請求により請求することが好ましい。
この場合、前記事業者と前記アクセス・ポイント・サー
バーのユーザーとの間に料金請求の代行会社を介在させ
てもよいことはいうまでもない。
【0069】このような課金方法によれば、インターネ
ットに常時接続しているアクセス・ポイント・サーバー
のユーザー(契約者)が常時接続料金に加算してあるい
は別途個別請求により所定の料金を支払うだけでよい。
すなわち、エンドユーザーである利用者(通話者)は通
話料金を個別に支払う必要がなく、また本システムを管
理・運営する者もエンドユーザーに対する個別の請求や
支払いの確認などの煩雑な業務から開放されるという利
点がある。
【0070】また、上記アクセス・ポイント・サーバー
のユーザー(契約者)が支払う料金は、本システムの性
格上、現状の従量制の携帯電話の料金体系や、国際電話
の料金に比べて遥かに低額であり、本通話システムが実
用化すれば、キャリアを中心として今までの通信システ
ムの料金体系を根本から崩壊させる画期的なシステムと
なることは明らかである。
【0071】さらに、以上のような課金システムは、ア
クセス・ポイント・サーバーを把握し管理する点におい
ても好適である。
【0072】最後に、通話システムに用いられる携帯電
話などの携帯端末は、通常の携帯電話の通話機能も併せ
て持っていてよいことはいうまでもない。この場合、本
通話システムによるBluetoothによるインターネット経
由の通話機能をデフォルテで設定しておき、アクセス・
ポイント・サーバーにアクセスできない場合、すなわち
圏外の場合に、自動的に通常の携帯電話機能に切り替わ
るようなプログラムを有していればよい。図11は、こ
のうようなプログラムの概略を示したフローチャートで
ある。
【0073】
【発明の効果】本通信システムによれば、キャリアを介
していないので、キャリアへの料金が発生することもな
く、またインターネットにアクセスできればいいので、
世界中のどことでも基本的にインターネットへの接続料
金だけで携帯電話による通話が可能になる。すなわち、
最近のようにADSLやCATVでインターネットへ定
額料金で常時接続を行っていれば、基本的にその料金だ
けで、世界中のどことでも携帯電話から通話可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る近距離無線通信機能を備えた携帯
端末を用いた通話システムの第1実施形態の全体構成を
示す説明図である。
【図2】アクセス・ポイント・サーバー(APS)から管理
サーバー6へ送るデータ(情報)のデータ構成を示す
説明図である。
【図3】アクセス・ポイント・サーバー(APS)から管理
サーバー6へ送るデータ(情報)のデータ構成を示す
説明図である。
【図4】VoIPパケットのデータ構成を示す説明図であ
る。
【図5】以上の通話が行われるまでの過程を示すタイム
チャートである。
【図6】管理サーバー6の全体構成を示す説明図であ
る。
【図7】第1レイアデータベースのレイアウトの例を示
す説明図である。
【図8】第2レイアデータベースのレイアウトの例を示
す説明図である。
【図9】第3レイアデータベースのレイアウトの例を示
す説明図である。
【図10】本発明に係る近距離無線通信機能を備えた携
帯端末を用いた通話システムの第2実施形態の全体構成
を示す説明図である。
【図11】本発明にかかる通話機能と通常の携帯電話の
通話機能を併有した携帯端末における通話方法の切替え
機能を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・利用者Aの携帯電話 2・・・・利用者A側のアクセス・ポイント・サーバー
(APS) 3・・・・インターネット網 4・・・・利用者B側のアクセス・ポイント・サーバー
(APS) 5・・・・利用者Bの携帯電話 6・・・・管理サーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 DA06 DA19 5K051 AA05 BB01 CC00 CC07 CC08 DD07 DD15 EE04 HH17 HH26 HH27 JJ02 JJ04 JJ12 JJ13 JJ14 5K067 AA29 BB04 BB21 EE04 EE35 FF02 FF07 KK15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近距離無線通信機能を備えた携帯端末
    と、 インターネットに接続されており、前記携帯端末との間
    で前記近距離無線通信網を介して通話情報を送受信する
    とともに該通話情報をインターネット上の情報に変換可
    能なアクセス・ポイント・サーバーと、 前記アクセス・ポイント・サーバーを介して受信した前
    記通話情報を所定の通話先との間でインターネットを介
    して通話可能になるように管理する管理サーバーと、 を備えたことを特徴とする近距離無線通信機能を備えた
    携帯端末を用いた通話システム。
  2. 【請求項2】 前記近距離無線通信機能を備えた携帯端
    末は、Bluetooth機能を備えた携帯電話であることを特
    徴とする請求項1に記載の近距離無線通信機能を備えた
    携帯端末を用いた通話システム。
  3. 【請求項3】 前記近距離無線通信機能を備えた携帯端
    末は、Bluetooth機能を備えたPDAであることを特徴
    とする請求項1に記載の近距離無線通信機能を備えた携
    帯端末を用いた通話システム。
  4. 【請求項4】 前記アクセス・ポイント・サーバーは、
    Bluetooth規格に準拠した送受信機能と、前記送受信機
    能を介して受信した通話情報をインターネット上のIP
    パケットに変換可能なボイスオーバーIP機能を備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信
    機能を備えた携帯端末を用いた通話システム。
  5. 【請求項5】 前記アクセス・ポイント・サーバーは、
    パーソナルコンピュータにより構成されていることを特
    徴とする請求項3に記載の近距離無線通信機能を備えた
    携帯端末を用いた通話システム。
  6. 【請求項6】 前記通話先は、インターネットに接続し
    た他のアクセス・ポイント・サーバーと近距離無線通信
    網を介して通話情報を送受信可能な携帯電話であること
    を特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信機能を備
    えた携帯端末を用いた通話システム。
  7. 【請求項7】 前記携帯電話は、Bluetooth機能を備え
    た携帯電話であることを特徴とする請求項6に記載の近
    距離無線通信機能を備えた携帯端末を用いた通話システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記通話先は、インターネットにIPゲ
    ートウェイを介して接続されている一般電話であること
    を特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信機能を備
    えた携帯端末を用いた通話システム。
  9. 【請求項9】 前記管理サーバーは、前記アクセス・ポ
    イント・サーバーを通じて、利用者を特定する番号と該
    利用者のアクセス・ポイント・サーバーの情報を常時更
    新された状態で保有していることを特徴とする請求項1
    に記載の近距離無線通信機能を備えた携帯端末を用いた
    通話システム。
  10. 【請求項10】 前記利用者を特定する番号は、利用者
    の電話番号と当該端末に割り当てられた特定の番号とを
    含むことを特徴とする請求項9に記載の近距離無線通信
    機能を備えた携帯端末を用いた通話システム。
  11. 【請求項11】 前記端末に割り当てられた特定の番号
    は、MAC (Media Access Control)アドレスであることを
    特徴とする請求項10に記載の近距離無線通信機能を備
    えた携帯端末を用いた通話システム。
  12. 【請求項12】 前記管理サーバーは、前記更新された
    情報に基づいて、通話先の利用者を特定する番号から、
    当該通話先と関連するアクセス・ポイント・サーバーを
    特定するようになっていることを特徴とする請求項8に
    記載の近距離無線通信機能を備えた携帯端末を用いた通
    話システム。
  13. 【請求項13】 Bluetooth搭載の携帯電話などの携帯
    端末のBluetoothを介してインターネットに常時接続し
    ているアクセス・ポイント・サーバーに接続し、 通話相手との間でインターネット上でセッションを確立
    し、 通話情報をインターネット上の情報に変換し、 インターネットを通じて、特定のキャリアを介在させる
    ことなく、通話相手と通話することを特徴とする携帯端
    末とインターネットを利用した通話方法。
  14. 【請求項14】 近距離無線通信機能を備えた携帯端末
    と、 インターネットに常時接続されており、前記携帯端末と
    の間で前記近距離無線通信網を介して通話情報を送受信
    するとともに該通話情報をインターネット上の情報に変
    換可能なアクセス・ポイント・サーバーと、 インターネットに接続されており、前記アクセス・ポイ
    ント・サーバーを介して受信した前記通話情報を所定の
    通話先との間で通話可能になるようにインターネット上
    で管理する管理サーバーと、を備えた近距離無線通信機
    能を備えた携帯端末を用いた通話システムにおける課金
    方法であって、 前記常時接続されているアクセス・ポイント・サーバー
    のユーザーに対して常時接続料金に加算してまたは別途
    個別請求により請求することを特徴とする前記課金方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195824A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Adc Technology Kk 携帯型電話機、警報受信器、及びこれらを用いた警報システム
JP2011517522A (ja) * 2008-03-18 2011-06-09 ブルータウン エーピーエス ライセンスフリーの周波数及び携帯電話を使用するボイスオーバーインターネットプロトコルのための通信システム
US9225933B2 (en) 2011-11-17 2015-12-29 Sharp Kabushiki Kaisha Playback device, television receiver, apparatus selection method, program and recording medium

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