JP2003209550A - 通信ネットワーク管理におけるオペレーションシステムおよびオーダー実行順序制御方法 - Google Patents
通信ネットワーク管理におけるオペレーションシステムおよびオーダー実行順序制御方法Info
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Abstract
ークにおけるRAN区間のVPを柔軟かつ迅速に構築す
ることのできるオペレーションシステム提供することで
ある。 【解決手段】上記課題は、通信ネットワークの2つのノ
ード間の通信経路となるパスを設計する設計システムで
生成されたパス開通の指示を示すオーダーがネットワー
ク管理システムで受信された際に、そのネットワーク管
理システムが該オーダーの内容に従ってパスを開通させ
るようにしたオペレーションシステムにおいて、設計シ
ステムは、生成したオーダーを通信ネットワークの構築
形態に応じてネットワーク管理システムに送信する網構
築形態別オーダー送信手段を有し、ネットワーク管理シ
ステムは、上記通信ネットワークの構築形態に応じて送
信されたオーダーに対応した処理方法にてオーダーの実
行処理を行うオーダー実行手段を有するオペレーション
システムにて解決される。
Description
ク、例えば移動通信ネットワーク管理におけるネットワ
ーク管理システムに係り、詳しくは、RAN(Radio Acc
ess Network)区間のパスを構築する際に発行されるオー
ダーの実行順序の制御を行うオペレーションシステムに
関する。
なされるオーダー実行順序制御方法に関する。
信サービス(例:PDC(Personal Digital Cellula
r)方式の移動通信システムで提供されるサービス)の
提供を開始するような場合、通信事業者は、オペレーシ
ョンシステムを用いて、その地域の需要予測から必要と
なるネットワーク装置(以下、NE(Network Equipmen
t)という)の数や、通信容量を算出し、通信回線の収
容設計を行う。そして、その収容設計で得られた設計情
報をもとに通信回線を開通させるためのOrder(=
オーダー)の実行処理を行う。このOrderには、装
置IDや、通信回線名、通信回線構成などNEや通信回
線設定に関する情報が含まれ、該当するNEはネットワ
ーク管理システム(以下、NMS(Network Management
System)という)を介して上記Orderに含まれる情
報を受取ることでボード間の接続設定や通信回線設定を
行うことができるようになっている。上記Order
は、一般にオペレーションシステムの構成要素であるパ
ス設計システムで生成され、NMSにて実行される。ま
た、NMSは、受取ったOrderをもとにNEの設定
や通信回線の設定を、NEを管理するNE管理システム
に行わせる。
回線の設定が完了すると、その設定された回線に対する
導通試験が行われ、異常がなけば張られた通信回線が開
通となる。通信事業者は、上記のような一連の処理を行
うことで、上記地域におけるサービスを開始することが
できるようになっている。
のPDC方式で用いられるオペレーションシステムのN
MSは、受取ったOrder順にOrder処理を実行
(シーケンシャル処理)するようになっている。そのた
め、1つのOrder処理を終えるまで次のOrder
処理を行うことができないため、Order数に応じて
線形的に処理時間が増加してしまうという問題があっ
た。
ず、前述したオペレーションシステムを流用する限り第
三世代の通信方式であるIMT−2000(internatio
nalmobile telecommunication 2000)でも言える。両者
の違いは、大局的に見て、Orderに含まれる情報が
異なる。例えば、PDC方式の場合、1回のデータ伝送
ごとに回線が接続、切断される方式、いわゆる回線交換
方式が主で用いられるため、通信をするノード間を、そ
の通信が占有する通信チャネルでつなぐための情報がO
rderに含まれる。一方、IMT−2000の場合、
音声、文字、動画像等多様かつ総合的なコンテンツを扱
うため、個々の情報形態に応じて効率的な収容を行える
伝送、交換方式が不可欠であるとの観点から多元速度通
信や可変速度通信といった特徴を有するATMが用いら
れる。すなわち、通信をするノード間を論理的な接続関
係(仮想パス(以下、Virtual Path(VP)という)と仮
想チャネル(以下、Virtual Channel(VC)という)であ
る)で設定するための情報がOrderに含まれる。従
って、IMT−2000におけるパス設計とは、VPの
構築を指す。
Mネットワークは、交換機間の中継系ネットワークと、
移動端末と無線通信を行う無線基地局と、該無線基地局
を制御する無線制御装置間(以下、Radio Network Cont
roller(RNC)という)のネットワーク(以下、Radio
Access Network (RAN)という)とに分けられ、それ
ぞれの区間においてVP構築のためのパス設計が設計者
にて行われる。特にRAN区間のVP構築は、短期間で
の変動が予想される移動網の通信量やエリア拡大に等に
対応する必要がある。言い換えれば、RAN区間のVP
を柔軟かつ迅速に構築するには、VPの設計から開通ま
での業務の効率化(フロースルー化)が不可欠となる。
しかしながら、パス設計システム〜NMS間のフロース
ルー化を実現するにあたり次のような問題があった。 問題1:RAN区間のVP構築には、2つの開通形態が
ある。1つ目はサービス開始前にサービス提供地域全体
に対して行われる初期構築、2つ目はサービス開始後に
需要予測見直し等を踏まえ、計画的に追加構築する場合
である。パス設計システム〜NMSのフロースルー化
は、これら2つのパターンどちらにも対応している必要
がある。 問題2:RANのVPを構成する装置は多種多様であ
る。例えば、無線基地局用ATM多重化装置ATM−M
UX(以下、S−MUXという)のように、インチャネ
ルVP(監視制御用VP)を最初に設定しなければなら
ない場合もある。これらは装置に依存する問題であるた
め、その影響がパス設計システムへ及ぶことのないよう
NMSで隠蔽すべきである。従って、ネットワークを設
計する業務とネットワークを構成する装置へ設定を行う
業務とは、連携しつつも独立性の高いインタフェースを
規定する必要がある。
データ及び実際のパス構築状況を元に、新たなパス設計
を行う。つまり、開通処理を管理している。NMSは、
その進捗状況をパス設計システムに通知する必要があ
る。このとき業務プロセス毎に通知機能を持たせると、
パス設計システムとNMS間の連携が複雑になるという
問題があった。
されたもので、第一の課題は、通信ネットワーク(例:
移動通信ネットワーク)におけるRAN区間のVPを柔
軟かつ迅速に構築することのできるオペレーションシス
テム提供することである。また、第二の課題は、そのよ
うなオペレーションシステムで適用されるオーダー実行
順序制御方法を提供することである。
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、通信
ネットワークの2つのノード間の通信経路となるパスを
設計する設計システムで生成されたパス開通の指示を示
すオーダーがネットワーク管理システムで受信された際
に、そのネットワーク管理システムが該オーダーの内容
に従ってパスを開通させるようにしたオペレーションシ
ステムにおいて、設計システムは、生成したオーダーを
通信ネットワークの構築形態に応じてネットワーク管理
システムに送信する網構築形態別オーダー送信手段を有
し、ネットワーク管理システムは、上記通信ネットワー
クの構築形態に応じて送信されたオーダーに対応した処
理方法にてオーダーの実行処理を行うオーダー実行手段
を有するように構成することができる。
パス設計システムは、移動通信ネットワーク上の2つの
ノード間、例えば、無線基地局と無線制御装置(=無線
回線制御装置)間のパス構築(VP構築)の構築形態に
応じてオーダーの送信形態を変える。例えば、計画的に
VP構築を行う(例:初期構築)場合、オーダーの実行
を通常通り行わせる送信形態で送信し、計画外の突発的
な需要に対応させる場合(例:追加構築)は、オーダー
の実行を即行わせる送信形態で送信する。このように、
本発明では、通常のオーダー送信形態の他にオーダーの
実行を即行わせる送信形態を用いるので、短期間で設
計、工事、パス開通を行うようなケースでも効率良くV
Pパスの構築が可能となる。
載されるように、上記オペレーションシステムにおい
て、上記網構築形態別オーダー送信手段は、生成したオ
ーダーをネットワーク管理システムに自動的に送信する
オーダー自動送信手段と、上記オーダーを生成した際
に、その生成したオーダーを蓄積し、その蓄積したオー
ダーを所定タイミングで上記ネットワーク管理システム
に送信するオーダー手動送信手段とを有するように構成
される。
パスの初期構築時においては、パス設計システムで生成
されたオーダーが自動でNMSに送出され、パスの追加
構築時においては、パス設計システムで生成されたオー
ダーが手動でNMSに送出される。オーダーの手動送信
は、パスを設計する設計者が自由に複数選択して送信す
ることができるので、緊急度の高いパス構築を効率良く
行うことができる。
処理を行うという観点から、本発明は、請求項3に記載
されるように、上記オペレーションシステムにおいて、
上記オーダー実行手段は、上記オーダー自動送信手段に
て送信されたオーダーの実行をバッチ処理にて行うバッ
チ処理手段と、上記オーダー手動送信手段にて送信され
たオーダーの実行をリアルタイム処理にて行うリアルタ
イム処理手段とを有するように構成される。
オーダーの送信形態に応じてバッチ処理あるいはリアル
タイム処理がNMSで行われる。つまり、パス構築形態
に適したオーダーの実行処理が行われるので、いずれの
構築形態であっても構築形態に応じて効率良くパス構築
が行えるようになる。
できるという観点から、本発明は、請求項4に記載され
るように、上記オペレーションシステムにおいて、上記
ネットワーク管理システムは、上記設計システムがオー
ダー自動送信手段もしくはオーダー手動送信手段にて送
信した順不同かつ複数のオーダーを受信した際に、その
受信したオーダー内のパラメータが正常であるかどうか
を確認するパラメータ確認手段と、上記オーダーを実行
順序順に検索するオーダー検索手段とを有し、上記オー
ダー実行手段にて該オーダー検索手段の検索にて探しだ
したオーダー順に従ってオーダーを実行させるように構
成される。
5に記載されるように、上記オペレーションシステムに
おいて、上記オーダー検索手段は、受信したオーダーを
格納するオーダー格納手段と、該オーダー格納手段にて
格納されたオーダーのなかから廃止を指示するオーダー
を検索した後に新設を指示するオーダーを検索し、その
検索した順で探しだしたオーダーを通信ネットワークを
管理するデータベースに登録する構成データベース登録
手段とを有するように構成される。
うに、上記オペレーションシステムにおいて、上記構成
データベース登録手段は、上記のようにしてオーダーを
格納する際に、オーダーに対するリソースの依存関係が
正常であるかどうかを判定する依存関係判定手段と、そ
の判定結果をオーダー格納手段に通知する進捗状態更新
通知手段とを有するように構成される。
ように、上記オペレーションシステムにおいて、上記オ
ーダー格納手段は上記進捗状態更新通知手段にて通知さ
れた進捗状態更新に関する情報を契機に格納しているオ
ーダーをオーダー実行手段に送出するように構成され
る。
NMSはオーダー受信後、そのオーダーに対する依存関
係を調べ、該依存関係が正常であったオーダーのうち廃
止を指示するオーダーから実行し、次いで新設を指示す
るオーダーを実行する。上記依存関係のチェックは、例
えば、ある装置の廃止を指示するオーダーを受取った場
合、その装置に依存するボードやVPなどのパス設定が
すでに廃止になっているかどうかを調べることであっ
て、該装置と依存関係にあるVPがすでに設定されてい
れば該装置に対する廃止オーダーは実行されない。つま
り、該装置上で形成されている回線を利用しているユー
ザが存在しているにもかかわらずその装置を切断してし
まっては該ユーザに対するサービスが途断されることに
なる。従って、NMSでは上記のような依存関係をチェ
ックすることで信頼度の高いオーダー実行を実現でき
る。
うのでなく、競合しないオーダーを一括して実行するの
で、オーダーに対するパス設定等の時間を大幅に削減す
ることができる。
いう観点から、本発明は、請求項8に記載されるよう
に、上記オペレーションシステムにおいて、上記設計シ
ステムは、オーダーの進捗を管理するオーダー管理プロ
セス手段を有するように構成される。
求項9に記載されるように、上記オペレーションシステ
ムにおいて、上記ネットワーク管理システムは、オーダ
ーの実行を管理するオーダー実行プロセス手段を有する
ように構成される。
は、請求項10に記載されるように、通信ネットワーク
の2つのノード間の通信経路となるパスを設計する設計
システムで生成されたパス開通の指示となるオーダーが
ネットワーク管理システムで受信された際に、該ネット
ワーク管理システムが該オーダーを実行するオーダー実
行順序制御方法において、上記設計システムで生成され
たオーダーを受信した際に、その受信したオーダー内の
パラメータが正常であるかどうかを確認すると共にその
受信したオーダーを実行順序順に検索し、該検索にて探
しだしたオーダー順に従って管理対象となる装置に対し
てのパスを設定させるように構成することができる。
に基づいて説明する。
信ネットワーク(以下、本例では、通信ネットワークの
一例として移動通信ネットワークを取り上げ説明する)
管理におけるオペレーションシステム100および該オ
ペレーションシステム100の管理対象となる管理対象
装置の一例を示す図である。
0は、管理対象装置となる無線基地局600(以下、B
TS(Base Transceiver Station)という)と、無線制
御装置(以下、RNC(Radio Network Controller)と
いう)200の区間(以下、RAN(Radio Access Netw
ork)という)のパス設計および該パス設計で生成され
たオーダーを実行して上記区間のパスを開通させる役割
を担う。本例において、上記オペレーションシステム1
00が管理する管理対象装置は、具体的には、RNC2
00、RNC側のATM多重化装置(以下、ATM−M
UXという)300、BTS600、BTS側のATM
−MUX400およびATM−S−MUX500であ
る。本例ではこれらの装置をNE(Network Equipmen
t:ネットワーク装置)と呼んで説明する。
ス設計システム10と、NMS(Network Management S
ystem:ネットワーク管理システム)20と、NE管理シ
ステム30とで構成される。パス設計システム10とN
MS20はLANで接続されデータのやり取りが行える
ようになっている。NMS20とNE管理システム30
は、本例では、1つの装置の中に並存している形態を例
にとり説明を行うが、本発明はこのような形態に限ら
ず、NMS20とNE管理システム30が個々の装置で
構成されているような形態であってもよい。NE管理シ
ステム30には、パス設定やNE設定を仲介するNEメ
ディエーション31〜32が備えられ、NE管理システ
ムとNEメディエーション間は例えば、LANを用いて
データの送受が行われる。
ータ等の需要予測に基づいて算出されるパス容量等から
VP(Virtual Path)の収容設計が行われ、該VPの収
容設計情報をもとに『Order(=オーダー)』生成
する。そして、その生成したOrder(=送信Ord
er)をNMS20に送出する役割を担う。パス設計シ
ステム10から送出されるOrderの送出形態は、V
PやNEの構築形態、例えば、初期構築や追加構築など
の構築形態によって変わり(詳細説明は、後述する説明
(1)を参照)、さらに上記Orderには、装置ID
やパス名、パス構成などネットワーク装置(NE)やパ
スの設定情報が含まれる。
Orderを受け取り、そのOrderの内容に従って
パスやNEの設定、生成、削除などが行われるよう設定
要求(=NE設定要求)をNE管理システム30に送
る。このNE設定要求は、NEメディエーション31〜
32を介してATM−MUX300(実線矢印)およびB
TS側のATM−MUX400を経由してATM−S−
MUX(点線矢印)500に送られ、それぞれのNEに
おいて該NE設定要求に含まれる情報の内容に従ったパ
スの設定やNEの設定が行われる。
ス設計システム10から送出されるOrderに基づい
て行われる。
図である。同図に示すように、送信Orderには、N
Eに対するOrder(例:ATM−MUX300、4
00、ATM−S−MUX500の送信架や同装置内の
IF Boardに対するOrder)やパスに対する
Order(例:VPやVC(VC4/32)に対する
Order)等がある。
rを予め定められた実行順序にて実行する。このNMS
でなされるOrderの実行順序の説明は後述する(後
述する説明(2)を参照)。
れると、Order処理の進捗通知をパス設計システム
に行う。本発明では、この進捗通知を、業務プロセスご
とに行うのでなく、Order管理系とOrder実行
系のプロセスに分けて配置し、互いのプロセス間通信の
みでOrderの進捗管理を実現する(詳細説明は、後
述する説明(3)を参照)。
X300とBTS側のATM−MUX400の通信はマ
イクロ波帯のエントランス回線を利用する形態であって
も、SDH(synchronous digital hierarchy)伝送装
置を利用する形態であってもよく、いずれの形態でも本
発明を限定するものでない。
ムの一構成であるパス設計システム10の機能ブロック
の構成例を示すものである。
は、クライアント/サーバー・システムであって、クラ
イアント側は、オペレーティング・システム(Wind
ows(登録商標)(NT))11、業務用アプリケー
ション(Visual Basic、Excel等)12、オラクルが提
供するデータベース・サーバーとアクセスするためのイ
ンタフェース(Oracle Net8)13などが備えられる。一
方、サーバー側は、オペレーティング・システム(UN
IX(登録商標)のSolaris)14、オラクルが提供す
るデータベース(Oracle 8(RDBMS))15、クライアント
側とアクセスするためのインタフェース(Oracle Net8)
16、業務用アプリケーション17、BTS600やR
NC200の無線ネットワーク装置(RAN:Radio Ac
cess Network)の無線諸元に係る情報を得るための通信
用API(Application Program Interface)18が備
えられる。また、上記通信用APIには、LANでNM
S20との通信を行うプロトコルなどが備えられる。
ムの一構成であるNMS20の機能ブロックの構成例を
示すものである。
上のため二重化(0系、1系)がとられる。0系、1系と
も同構成であるので、以下、0系を例にとり説明する。
・システム(UNIXのSolaris)21、オラクルが提
供するデータベース(Oracle 8(RDBMS))22、通信AP
I23、業務用アプリケーション24、冗長構成共通A
PI25とで構成される。通信APIは、パス設計シス
テム10やNMS20用のGUI(graphical user inte
rface)ならびにNE管理システム30と接続するための
通信インタフェース機能を備える。
から受信したOrderを格納するデータベース(以
下、オーダーDBという)と、移動通信ネットワークの
すべての構成に係るデータを格納するデータベース(以
下、構成DBという)とが備えられる。図5は、本発明
のネットワーク管理システムの一構成であるNE管理シ
ステム30の機能ブロックの構成例を示すものである。
は前述したNMS20と同様に信頼性向上の見地から二
重化(0系、1系)がとられる。0系、1系とも同構成で
あるので、以下、0系を例にとり説明する。
ーティング・システム(UNIXのSolaris)51、オ
ラクルが提供するデータベース(Oracle 8(RDBMS))5
2、通信API53、業務用アプリケーション54、冗
長構成共通API55とで構成される。通信API53
には、GUIを持つ総合保守端末、NMS20およびN
Eメディエーション31〜32と通信をするための通信
インタフェース機能が備えられる。
derの送出形態を変える実施例について詳述する。
に行う場合(初期構築)と、計画外の突発的な需要に対
応する場合(追加構築)の2つがある。本発明では、前
者に対応したOrderを「通常Order」、後者に
対応したOrderを「緊急Order」とし、VPや
NEの構築形態によって両者のOrderを使い分け
る。
する。
の流れを示す図である。
ス設計システム10において作成された網の設計情報を
基に、自動的に該パス設計システム10内で生成され、
その後NMS20に自動送信される。NMS20はその
Orderを受信した後、受信したOrderに対して
パラメータチェック等の事前処理を行う。その後の日次
バッチ処理において、実行日となるOrderの検索を
行い、対象Orderがあれば実行する。
ム10でのOrder作成までは前述した通常Orde
rと同じであるが、Order自動生成後、パス設計シ
ステム10に蓄積される。これは、NEの物理的な工事
が完了次第、設計者が自由に複数選択してNMS20へ
手動送信できるようにするためである。NMS20へ送
信するOrderは、設計者がOrderを任意に選択
して個別に送信したり、あるパスに関連するOrder
(物理および論理に関連するOrder)をまとめて送
信したりすることができる。NMS20はOrder受
信後、受信したOrderのパラメータチェック等の事
前処理後、即時に各実行処理を行う。この実行処理は、
NE情報設定から工事設定解除まで連続して実行され
る。
rderと緊急Orderの2種類のOrderを用意
し、サービス開始前にサービス提供地域全体に対して行
われる初期構築に対しては通常Orderを、当初の計
画外のVPを構築する必要が生じた場合は手動でOrd
er送信可能な緊急Orderを用いる。例えば、特定
地域のVPを短期間で構築しなければならない場合に
は、緊急Orderを用いれば遅滞なく速やかなパス開
通が可能である。従って、通常Orderと緊急Ord
erとを使い分けることでパスの開通形態によらずパス
設計システム〜NMS間フロースルー化(自動化)が実
現できる。
の実行順序について説明する。
Orderの種類と実行順序について図7を参照しなが
ら説明する。
には「廃止」と「新設」の2つがあり、Orderの種
類には、ATM関連のOrderとして、「VP」、
「VC4/32パス」、「IFボード」、「グルー
プ」、「ユニット」、「装置架」ある。これらのOrd
erのうち、「VP」と「VC4/32パス」は論理系
リソース、他は物理系リソースである。論理系のリソー
スは、物理系リソースに依存していて、廃止の場合であ
れば、論理系リソース→物理系リソースの順、新設の場
合であれば、物理系リソース→論理系リソースに順でO
rderが実行される。尚、同一リソースに対する廃止
は、新設が正常終了しない限り、設計できない。つま
り、あるVPを廃止するには、必ず該VPが新設されて
いなければならない。
行順序に従ってOrderを実行する。
で実行されるOrder処理の流れについて図8を参照
しながら説明する。
NM20Sに対して順不同で任意の種類のOrderを
複数送信(手動送信、自動送信いずれであってもよい)
する。NMS20は、受信したOrderをオーダーD
Bに格納する()。オーダーDBは格納したOrde
rを図7で示したOrder実行順序の順番に検索す
る。具体的には、「VPの廃止があるかないか」→「V
C4/32の廃止があるかないか」のような順(廃止O
rderであれば論理系リソースから物理系リソースの
順に、新設Orderであれば物理系リソースから論理
系リソースの順)に検索し、該当するものがあればそれ
を構成DBに登録()する。構成DBでは、新設のオ
ーダーに対してはレコードを新たに挿入()し、廃止
のオーダーに対しては廃止フラグを立てる()。その
際、構成DBはそのOrderの依存関係をチェック
()してから登録を行う。構成DBにてなされる依存
関係チェックとは、次のようなチェックである。あるリ
ソースを新規に生成するためには、依存するリソースが
既に存在するか、またはそのリソースの新規オーダーが
あることが必要である。例えば、あるVPを新設する場
合、それを構成するVC4/32が存在しているかどう
かがチェックされる。また、装置架を廃止するためには
その装置架に対応付けられたIFボード〜VPまでが既
に廃止されているかどうかがチェックされる。
に関する全てのデータが格納される。構成DBではオー
ダーが正常に登録される度にデータベースを更新し、そ
の結果を進捗更新としてオーダーDBに通知()す
る。このようにして進捗更新通知がオーダーDBになさ
れると、オーダーDBは、格納しているオーダーに対す
るNE設定のための設定要求をNE管理システムに送
る。尚、NE設定要求に対するNE設定が失敗したとき
は、オーダーDBはロールバック、つまり、先に挿入し
た新設Orderや廃止Orderを構成DBから探し
出して、挿入したレコードについてはもとに戻したり、
廃止フラグを立てたレコードについては廃止を取り消し
たりする()。
DBにて依存関係がチェックされたオーダーに対応する
NE設定要求がオーダーDBより一括してNE管理シス
テムに送られてNE設定やパス設定が行われる。すなわ
ち、従来のようにOrder個別に処理を行うのでな
く、競合しないOrderを並列で処理するようにする
ので、パス開通が多いような初期構築や計画されたパス
構築においてはOrder数に応じた処理時間の線形増
加を防ぐことができ、パス開通を効率的に行うことがで
きる。ところで、NMS20は、各Orderの各実行
処理フェーズの結果を、進捗通知を用いてパス設計シス
テム10に通知するが、本発明では、業務プロセスごと
に進捗通知を行うのでなく、プロセスをOrder管理
系とOrder実行系に分けて配置し、プロセス間通信
を行って進捗を管理する。以下、具体例について説明す
る。 (説明3)図9は、プロセスの配置法を図示したもので
ある。同図に示すように、プロセスをOrder管理系
と、Order実行系とに分けることで、パス設計シス
テムのOrder管理プロセス()と、NMSのOr
der実行ワークフロープロセス()のやり取りのみ
でOrder進捗の共有と管理が可能となる。従って、
本実施例によれば、NMS20内での進捗管理の複雑化
を防止することができる。NMS20ではOrder受
信後、Order実行系プロセスを1つずつ起動する。
実行中にエラーとなった場合、パス設計システム10へ
通知される。図10にOrder進捗管理プロセス及び
Order実行ワークフロープロセス各々で管理するO
rderの状態を示す。同図に示すように、パス設計シ
ステム10の進捗管理()では、Order作成中
(A)、Order実行中(B)、サービス中(C)と
いう大まかな状態を管理しているのに対し、NMS20
の実行ワークフロー()では、Order実行中にお
けるより詳細な状態を管理している。
ークフローをGUI上から直接操作でき、緊急Orde
rの進捗状況の参照、取消、NGのOrderの再実行
が可能である。このときの実行結果は、Order実行
ワークフローを通じてパス設計システムのOrder管
理プロセスへ通知される。
置と、Order進捗管理形態を適用することで、パス
設計システムとNMSの独立性を確保することができ
る。
通信API18の通信機能が網構築形態別オーダー送信
手段、オーダー自動送信手段、オーダー手動送信手段に
対応し、業務アプリケーション12、17のプロセス管
理機能がオーダー管理プロセス手段に対応する。
24、25の情報処理機能がオーダー実行手段、バッチ
処理手段、オーダー手動送信手段に、同業務アプリケー
ション24、25のプロセス管理機能がオーダー実行プ
ロセス手段対応する。データベース(Oracle 8(RDBMS))
22、27と業務アプリケーション24、25の連携処
理機能がパラメータ確認手段、オーダー検索手段、依存
関係判定手段に対応し、データベース(Oracle 8(RDBM
S))22、27のデータ登録機能がオーダー格納手段、
構成データベース登録手段に対応する。さらに、通信A
PI23の通信機能が進捗状態更新通知手段に対応す
る。
記載の本願発明によれば、バッチ処理によるスケジュー
ルに沿った開通が可能な通常Orderと、設計後、即
座に開通可能な緊急Orderとを用意するので、それ
ぞれのパスの構築形態で効率良くパス構築を行うことが
できる。
序を廃止Order→新設Orderの順で実行される
よう順序制御を行うので、サービスを提供している回線
の誤切断を防ぐことができると共に、Orderの一括
処理が行えるためパス構築に要する時間を極力抑えるこ
とができる。
捗プロセスとNMSのOrder実行ワークプロセスで
Order進捗管理を行うことでOrder進捗の共有
と管理が可能となるため、パス設計システムとNMS間
の連携が複雑になるという問題を解決することができ
る。
によれば、上記のようなネットワーク管理システムで適
用することのできるオーダー実行順序制御方法を提供す
ることができる。
ーク管理におけるオペレーションシステムの構成例およ
び該オペレーションシステムの管理対象となる管理対象
装置の一例を示す図である。
図である。
す図である。
実行ワークフロープロセス各々で管理するOrderの
状態を示す図である。
T)) 12、17、24、29、54、59 業務用アプリケ
ーション(Visual Basic、Excel等) 13、16 データベース・サーバーアクセスインタフ
ェース 14、21、26、51、56 オペレーティング・シ
ステム(UNIXのSolaris) 15、22、27、52、57 Oracle 8(RDBMS)) 18、23、30、53、60 通信用API 20 NMS 25、28、55、58 冗長構成共通API 30 NE管理システム 31、32 NEメディエーション 100 オペレーションシステム 200 RNC 300、400 ATM−MUX 500 ATM−S−MUX 600 BTS
Claims (13)
- 【請求項1】通信ネットワークの2つのノード間の通信
経路となるパスを設計する設計システムで生成されたパ
ス開通の指示を示すオーダーがネットワーク管理システ
ムで受信された際に、そのネットワーク管理システムが
該オーダーの内容に従ってパスを開通させるようにした
オペレーションシステムにおいて、 設計システムは、生成したオーダーを通信ネットワーク
の構築形態に応じてネットワーク管理システムに送信す
る網構築形態別オーダー送信手段を有し、 ネットワーク管理システムは、上記通信ネットワークの
構築形態に応じて送信されたオーダーに対応した処理方
法にてオーダーの実行処理を行うオーダー実行手段を有
するオペレーションシステム。 - 【請求項2】請求項1記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記網構築形態別オーダー送信手段は、生成したオーダ
ーをネットワーク管理システムに自動的に送信するオー
ダー自動送信手段と、 上記オーダーを生成した際に、その生成したオーダーを
蓄積し、その蓄積したオーダーを所定タイミングで上記
ネットワーク管理システムに送信するオーダー手動送信
手段とを有するネットワーク管理システム。 - 【請求項3】請求項1記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記オーダー実行手段は、上記オーダー自動送信手段に
て送信されたオーダーの実行をバッチ処理にて行うバッ
チ処理手段と、 上記オーダー手動送信手段にて送信されたオーダーの実
行をリアルタイム処理にて行うリアルタイム処理手段と
を有するオペレーションシステム。 - 【請求項4】請求項2又は3記載のオペレーションシス
テムにおいて、 上記ネットワーク管理システムは、上記設計システムが
オーダー自動送信手段もしくはオーダー手動送信手段に
て送信した順不同かつ複数のオーダーを受信した際に、
その受信したオーダー内のパラメータが正常であるかど
うかを確認するパラメータ確認手段と、 上記オーダーを実行順序順に検索するオーダー検索手段
とを有し、 上記オーダー実行手段にて該オーダー検索手段の検索に
て探しだしたオーダー順に従ってオーダーを実行させる
オペレーションシステム。 - 【請求項5】請求項4記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記オーダー検索手段は、受信したオーダーを格納する
オーダー格納手段と、 該オーダー格納手段にて格納されたオーダーのなかから
廃止を指示するオーダーを検索した後に新設を指示する
オーダーを検索し、その検索した順で探しだしたオーダ
ーを通信ネットワークを管理するデータベースに登録す
る構成データベース登録手段とを有するオペレーション
システム。 - 【請求項6】請求項5記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記構成データベース登録手段は、上記のようにしてオ
ーダーを格納する際に、オーダーに対するリソースの依
存関係が正常であるかどうかを判定する依存関係判定手
段と、 その判定結果をオーダー格納手段に通知する進捗状態更
新通知手段とを有するオペレーションシステム。 - 【請求項7】請求項6記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記オーダー格納手段は上記進捗状態更新通知手段にて
通知された進捗状態更新に関する情報を契機に格納して
いるオーダーをオーダー実行手段に送出するオペレーシ
ョンシステム。 - 【請求項8】請求項1記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記設計システムは、オーダーの進捗を管理するオーダ
ー管理プロセス手段を有するオペレーションシステム。 - 【請求項9】請求項1記載のオペレーションシステムに
おいて、 上記ネットワーク管理システムは、オーダーの実行を管
理するオーダー実行プロセス手段を有するオペレーショ
ンシステム。 - 【請求項10】通信ネットワークの2つのノード間の通
信経路となるパスを設計する設計システムで生成された
パス開通の指示となるオーダーがネットワーク管理シス
テムで受信された際に、該ネットワーク管理システムが
該オーダーを実行するオーダー実行順序制御方法におい
て、 上記設計システムで生成されたオーダーを受信した際
に、その受信したオーダー内のパラメータが正常である
かどうかを確認すると共にその受信したオーダーを実行
順序順に検索し、 該検索にて探しだしたオーダー順に従って管理対象とな
る装置に対してのパスを設定させるオーダー実行順序制
御方法。 - 【請求項11】請求項10記載のオーダー実行順序制御
方法において、 受信したオーダーを所定のデータベースに格納し、 その格納したオーダーのなかから廃止を指示するオーダ
ーを検索した後に新設を指示するオーダーを検索し、そ
の検索した順で探しだしたオーダーを通信ネットワーク
を管理するデータベースに登録するオーダー実行順序制
御方法。 - 【請求項12】請求項11記載のオーダー実行順序制御
方法において、 上記通信ネットワークを管理するデータベースにオーダ
ーを格納する際に、格納をしようとするオーダーのリソ
ースの依存関係が正常であるかどうかを判定し、 その判定結果を上記所定のデータベースに通知するオー
ダー実行順序制御方法。 - 【請求項13】請求項12記載のオーダー実行順序制御
方法において、 上記判定結果にて通知された進捗状態更新に関する情報
を契機に上記所定のデータベースに格納しているオーダ
ーを管理対象となる装置のパス設定を行う装置に送出す
るオーダー実行順序制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002005067A JP3581133B2 (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | 通信ネットワーク管理におけるオペレーションシステムおよびオーダー実行順序制御方法 |
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JP2003209550A true JP2003209550A (ja) | 2003-07-25 |
JP3581133B2 JP3581133B2 (ja) | 2004-10-27 |
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ID=27644215
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018056789A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ソフトバンク株式会社 | 工程管理システム、工程管理プログラム及び工程管理方法 |
CN111652694A (zh) * | 2020-06-10 | 2020-09-11 | 北京字节跳动网络技术有限公司 | 订单处理方法、装置和电子设备 |
-
2002
- 2002-01-11 JP JP2002005067A patent/JP3581133B2/ja not_active Expired - Lifetime
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