JP2003209494A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JP2003209494A
JP2003209494A JP2002007835A JP2002007835A JP2003209494A JP 2003209494 A JP2003209494 A JP 2003209494A JP 2002007835 A JP2002007835 A JP 2002007835A JP 2002007835 A JP2002007835 A JP 2002007835A JP 2003209494 A JP2003209494 A JP 2003209494A
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JP2002007835A
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Takashi Kinouchi
孝 木ノ内
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライマリセルに選定した基地局がプライマ
リセルIDの検出を失敗することを軽減して、受信特性
が劣化することを防止する。 【解決手段】 受信推定器60は、逆拡散器34〜36
の出力、すなわち第1系統〜第3系統の個別チャネルの
受信信号のうち、プライマリセル選定器90からの選択
信号で指定される系統の受信信号に、DPDCHが含ま
れているか否かを判定し、この判定結果をプライマリセ
ル選定器90に出力する。プライマリセル選定器90
は、平均化器41〜43より出力される第1系統〜第3
系統の共通パイロットチャネルの平均電力レベルと、受
信推定器60の判定結果とに基づいて、共通パイロット
チャネルの平均受信電力が高く、かつDPDCHの受信
確率が高い基地局を優先的にプライマリセルとして選定
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信方式として
CDMA方式を採用する移動通信システムで用いられる
移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多元接続(CDMA:Code Div
ision Multiple Access)通信方式は、米国のディジタ
ル移動電話標準の一つであるIS−95や、ITUで標
準化作業が進められているディジタル移動通信方式IM
T−2000の一方式であるW−CDMA(Wide-band
Code Division Multiple Access)システムで採用され
ている。さらに、符号分割多重(CDM:Code Divisio
n Multiplex)伝送方式は、2.6GHz帯衛星ディジ
タル音声放送の無線伝送方式として検討されている。
【0003】サイト選択ダイバーシチ送信電力制御(S
SDT:Site Selection DiversityTransmit power con
trol)は、W−CDMAシステムのソフトハンドオーバ
モードにおけるマクロ・ダイバーシチ方式の一つであ
る。
【0004】このSSDTでは、移動局により「プライ
マリセル」に選定されなかった基地局がその移動局宛て
の個別情報チャネル(DPDCH:Dedicated Physical
Data Channel)の送信を停止するようにしている。こ
れにより、ソフトハンドオーバ時の干渉を低減するとと
もに、ネットワークの介在を伴わずに速やかなサイト選
択を達成できる。
【0005】図10は、W−CDMAシステムの基地局
の送信装置の構成例を示す図である。 この送信装置
は、パイロットチャネル、複数の同報チャネル、複数の
個別チャネルを、チャネルのデータ伝送速度より速い速
度の拡散系列を乗算することにより周波数拡散し、これ
らを同一周波数帯域に多重して送信するための装置であ
り、拡散器10p、10−1〜10−m、20−1〜2
0−n、乗算器11p、11−1〜11−m、21−1
〜21−n、多重器30、無線器40により構成され
る。拡散器10−1〜10−m、20−1〜20−nお
よび乗算器11−1〜11−m、21−1〜21−n
は、多重するチャネル数分を用意される。
【0006】パイロットチャネルは、あらかじめ規定さ
れたデータ列で、相手側の受信装置において既知であ
り、他のチャネルを受信するための基準タイミングおよ
び基準位相を抽出するために利用される。
【0007】同報チャネルi(i=1,2,…,M)
は、複数の受信機に対して送信されるデータ列である。
個別チャネルj(j=1,2,…,N)は、特定の受信
機に対して送信されるデータ列である。そして各チャネ
ルは、各々同相成分および直交位相成分を持つ。
【0008】ここで、Gp,Gbi(i=1,2,…,
M)、Gdj(j=1,2,…,N)は、それぞれパイ
ロットチャネル、同報チャネルi、個別チャネルjの出
力利得を表すものとする。
【0009】乗算器は、拡散器の出力信号に、各チャネ
ルの出力利得を乗算する。多重器は、各乗算器の出力信
号を線形加算する。無線器は、多重器の出力信号を直交
変調、波形整形、周波数変換、電力増幅して、アンテナ
より放射する。
【0010】図11は、図10における拡散器10p、
10−1〜10−m、20−1〜20−nの構成例を示
す図である。これらの拡散器は、CC発生器50−1、
SC発生器50−2、乗算器50−3,50−4により
構成される。
【0011】CC発生器50−1は、チャネライゼーシ
ョン・コード(以下、CCと称する)を発生する。CC
としては、アダマール系列やウォルシュ系列のような直
交符号を使用し、チャネルごとに異なるCCを使用す
る。
【0012】SC発生器50−2は、スクランブリング
・コード(以下、SCと称する)を発生する。SCとし
ては、M系列やGold系列のような擬似ランダム系列
を使用し、すべてのチャネルで共通のSCを使用する。
また、同相成分および直交位相成分に異なる系列を使用
する。ソフトハンドオーバの対象となる基地局には各々
異なるSCを割り当てる。
【0013】なお、ここで説明するCDMA通信システ
ムでは、上記CCおよびSCの速度は同一とする。ま
た、CCの繰り返し周期は、入力データ列のシンボル長
と同一とし、入力データ列の伝送速度に反比例するもの
である。
【0014】さらに、CCの周期は、例えば4から25
6までの2のべき乗とすることが望ましい。一方、SC
の繰り返し周期は、38,400のように、CCの周期
より長いものとする。
【0015】乗算器50−3,50−4は、それぞれ入
力データ列にCCおよびSCを複素乗算する。図4は、
図11における乗算器50−3,50−4の構成例を示
す図である。
【0016】一方の入力値の同相成分をDI、直交位相
成分をDQ、他方の入力値の同相成分をAI、直交位相
成分をAQ、出力値の同相成分をTI、直交位相成分を
TQとすると、この乗算器では、 TI=DI×AI−DQ×AQ TQ=DI×AQ+DQ×AI の関係が成り立つ。
【0017】図12〜図14は、SSDT使用時の移動
局および基地局の動作を説明するための図である。MS
1は移動局を示し、BS1,BS2,BS3は、ぞれぞ
れMS1とソフトハンドオーバ中の基地局を示す。
【0018】まず、図12に示すように、各基地局BS
1,BS2,BS3は、共通パイロットチャネル(CP
ICH:Common Pilot Channel)を基地局固有のSSを
用いて周波数拡散変調して送信する。
【0019】そして、移動局MS1は、ソフトハンドオ
ーバ中の各基地局BS1,BS2,BS3から送信され
るCPICHの受信電力を測定し、受信電力が最大とな
る基地局を「プライマリセル」(primary cell)に選定
する。
【0020】次に、図13に示すように、移動局MS1
は、プライマリセルIDを上りの個別制御チャネル(D
PCCH:Dedicated Physical Control Channel)を用
いて各基地局BS1,BS2,BS3に通知する。ここ
では、BS1をプライマリセルに選定したとする。
【0021】ここで、基地局BS2,BS3は、上記D
PCCHからプライマリセルIDを検出し、上り信号の
受信品質がしきい値以上で、かつ検出したプライマリI
Dが自局IDと異なるため、プライマリセルに選定され
なかったと判断する。
【0022】そして、プライマリセルに選定されたBS
1は、移動局MS1宛てのDPDCH(個別情報チャネ
ル)およびDPCCHを送信する。一方、プライマリセ
ルに選定されなかったBS2およびBS3は、移動局M
S1に対してDPDCHを送信しないが、DPCCHに
ついては基地局BS2,BS3とも送信する。
【0023】以上のようにして、移動局MS1は、基地
局BS1,BS2,BS3からプライマリセルの選択を
行って、プライマリセルに対応する基地局BS1からの
み、DPDCHを送信するようにし、これによりソフト
ハンドオーバ時の干渉を低減するとともに、ネットワー
クの介在を伴わずに速やかなサイト選択を達成できる。
【0024】しかしながら、従来では、プライマリセル
に選定された基地局BS1がプライマリセルIDの検出
を失敗すると、自局がプライマリセルであることを認識
できずにDPDCHの送信を停止する可能性がある。
【0025】このような状態に陥ると、移動局MS1で
は、DPDCHに消失区間が生じ、消失区間を含まない
データ列より雑音による影響を大きく受けることにな
り、誤り訂正後の特性が劣化する等の問題があった。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来は、移動無線端末
装置がプライマリセルに選定した基地局がプライマリセ
ルIDの検出を失敗すると、自局がプライマリセルであ
ることを認識できずに、移動無線端末装置宛ての個別情
報信号の送信を停止してしまい、移動無線端末装置の受
信特性が劣化するという問題があった。
【0027】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、プライマリセルに選定した基地局がプライマ
リセルIDの検出を失敗することを軽減して、受信特性
が劣化することを防止することが可能な移動無線端末装
置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、通信方式としてCDMA方式を採用
し、移動無線端末装置が選定した特定基地局のみが上記
移動無線端末装置宛ての個別の情報を含む個別情報信号
を送信する移動通信システムで用いられる移動無線端末
装置において、複数の基地局からの受信信号をそれぞれ
逆拡散して受信する受信手段と、この受信手段にて受信
した信号から、複数の移動無線端末装置に向けて共通に
送られる共通信号のレベルを複数の基地局毎にそれぞれ
求める共通信号レベル検出手段と、受信手段にて受信し
た信号に基づいて、複数の基地局のうち、選定信号が指
定する基地局から個別情報信号を受信しているか否かを
判定する個別情報判定手段と、共通信号レベル検出手段
で求めたレベルと、個別情報判定手段の判定結果とに基
づいて、複数の基地局から特定基地局を選定する基地局
選定手段とを具備して構成するようにした。
【0029】上記構成の移動無線端末装置では、選定信
号が指定する基地局から個別情報信号を受信しているか
否かを判定し、この判定結果と複数の移動無線端末装置
に向けて共通に送られる共通信号のレベルとに基づい
て、複数の基地局から上記特定基地局を選定するように
している。
【0030】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、共通信号の受信レベルが高いだけで、個別情
報信号が受信できない基地局については、必ずしも特定
基地局として選定されることがなく、また共通信号の受
信レベルが高く、かつ個別情報信号が受信できる基地局
を優先的に特定基地局に選定するので、特定基地局に選
定した基地局がその指定の検出を失敗することが軽減さ
れ、受信特性が劣化することを防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すもので
ある。
【0032】なお、以下の説明では、この発明に関わる
受信系を中心に説明し、また説明を簡明にするために、
3つの基地局BS1,BS2,BS3からの信号を同時
に受信できる場合の構成を例に挙げて説明する。
【0033】この発明に係わる移動無線端末装置の受信
系は、アンテナ1と、無線部10と、タイミング推定器
20と、逆拡散器31〜36と、平均化器41〜43
と、重み計算器50と、受信推定器60と、乗算器71
〜73と、合成器80と、プライマリセル選定器90と
を備える。
【0034】基地局BS1,BS2,BS3から送られ
た無線信号は、空間よりアンテナ1を通じて無線部10
に入力される。無線部10は、受信した無線信号を電力
増幅し、所定の周波数にダウンコンバートした後、波形
整形し、直交復調してディジタル信号に変換する。この
ディジタル信号は、タイミング推定器20および逆拡散
器31〜36に入力される。
【0035】タイミング推定器20は、上記ディジタル
信号に種々のタイミングで種々の拡散符号を乗算して、
通信に適したパスを検出するもので、図2に示すよう
に、相関器21とピーク検出器22を備える。
【0036】相関器21は、上記ディジタル信号に、チ
ャネライゼーション・コード(以下、CCと称する)お
よびスクランブリング・コード(以下、SCと称する)
を乗算して逆拡散し、基地局BS1,BS2あるいはB
S3から送られるパイロットチャネルと上記コードとの
相関レベルを検出する。
【0037】ピーク検出器22は、上記相関レベルのピ
ークから通信に適したパスを複数の基地局について検出
し、これらのパスに対応する逆拡散のタイミングと上記
コードの種別を逆拡散器31〜36に割り当てる。
【0038】なお、ピーク検出器22は、逆拡散器31
〜33に対しては共通パイロットチャネルを復調するよ
うにコードを割り当て、逆拡散器34〜36に対しては
個別情報チャネルを復調するようにコードを割り当て
る。
【0039】また、ピーク検出器22は、逆拡散器31
と34とを第1系統とし、また逆拡散器32と35とを
第2系統とし、そして逆拡散器33と36とを第3系統
とし、系統毎に同じ基地局からの信号を受信するように
コードの割り当てを行う。なお、系統間では、できるだ
け異なる基地局からの信号を受信するようにコードを割
り当てる。
【0040】逆拡散器31〜36は、図3に示すよう
に、それぞれSC発生器301と、CC発生器302
と、乗算器303および304と、積分器305と、サ
ンプリング器306と、遅延器307とを備える。
【0041】SC発生器301は、基地局宛ての送信に
用いるSCと同一のSCを発生し、その発生タイミング
は、ピーク検出器22より割り当てられるタイミングで
ある。なお、SCの同相成分と直交位相成分が異なる場
合は、直交位相成分を反転する。
【0042】CC発生器302は、基地局宛ての送信に
用いるCCのうち、受信すべきチャネルに対応するCC
を発生し、その発生タイミングは、ピーク検出器22よ
り割り当てられるタイミングである。
【0043】乗算器303および304は、ともに図4
に示すように、4つの乗算器311〜314と、2つの
加算器321,322と、符号反転器330とからな
る。乗算器303は、無線部10からのディジタル信号
に、SC発生器301にて発生させたSCを複素乗算
し、この乗算結果を乗算器304に出力する。乗算器3
04は、乗算器303の乗算結果に、CC発生器302
にて発生させたCCを複素乗算し、この乗算結果を積分
器305に出力する。
【0044】積分器305は、乗算器304の乗算結果
をCCの1周期の期間にわたって積分し、この積分結果
をサンプリング器306に出力する。なお、この積分の
初期化タイミングは、ピーク検出器22より割り当てら
れるタイミングに基づいて行われる。
【0045】サンプリング器306は、積分器305の
積分結果をサンプリングし、サンプリング結果を遅延器
307に出力する。なお、ここでのサンプリングのタイ
ミングは、ピーク検出器22より割り当てられるタイミ
ングに基づいて行われる。
【0046】遅延器307は、サンプリング器306の
サンプリング結果を遅延させ、これを逆拡散器31〜3
6の出力とするもので、ピーク検出器22により割り当
てられるタイミングに基づいて、上記サンプリング結果
を遅延させて、すべての逆拡散器31〜36の出力タイ
ミングを揃える。
【0047】なお、逆拡散器31〜33は、ピーク検出
器22の割り当てにより、共通パイロットチャネル(C
PICH)を受信するために用いられ、その出力はそれ
ぞれ対応する平均化器41〜43に入力される。
【0048】一方、逆拡散器34〜36は、ピーク検出
器22の割り当てにより、個別チャネル(DPDCHお
よびDPCCH)を受信するために用いられ、その出力
はそれぞれ対応する乗算器71〜73に入力されるとと
もに、受信推定器60に入力される。
【0049】平均化器41〜43は、それぞれ逆拡散器
31〜33、すなわち第1系統〜第3系統に対応してお
り、対応する系統の共通パイロットチャネルの受信電力
の平均値を求めるもので、図5に示すように、パイロッ
トチャネル発生器401と、乗算器402と、積分器4
03と、サンプリング器404とを備える。
【0050】パイロットチャネル発生器401は、予め
規定されたパイロットチャネルのデータ列を発生する。
乗算器402は、対応する逆拡散器31〜33からの出
力と上記パイロットチャネル発生器401にて発生した
データ列とを、同相成分および直交位相成分同士それぞ
れ乗算する。
【0051】積分器403は、乗算器402の出力を積
分し、サンプリング器404に出力する。サンプリング
器404は、積分器403の積分結果をサンプリング
し、重み計算器50およびプライマリセル選定器90に
出力する。
【0052】重み計算器50は、平均化器41〜43に
より得られる第1系統〜第3系統の受信電力の平均値に
重み付けを行うもので、図6に示すように、重み制御器
51と、乗算器521〜523と、位相補正器531〜
533と、複素共役器541〜543とを備える。
【0053】重み制御器51は、平均化器41〜43の
出力、すなわち第1系統〜第3系統の受信電力の平均値
の電力和を求め、この電力和に基づき、これに反比例す
る値(あるいは固定値)を重み値として出力する。
【0054】乗算器521〜523は、それぞれ平均化
器41〜43に対応しており、対応する第1系統〜第3
系統の受信電力の平均値の同相成分および直交位相成分
のそれぞれに、重み制御器51から与えられる重み値を
乗算する。
【0055】位相補正器531〜533は、それぞれ乗
算器521〜523に対応しており、対応する乗算器5
21〜523の乗算結果に、パイロットチャネルのデー
タ列の直交位相成分を反転した信号を複素乗算して位相
補正を行う。
【0056】複素共役器541〜543は、それぞれ位
相補正器531〜533に対応しており、対応する位相
補正器531〜533の位相補正結果の直交位相成分を
反転して出力する。複素共役器541〜543の各出力
は、それぞれ第1系統〜第3系統の伝送路応答推定値と
して、それぞれ合成器80に出力される。
【0057】受信推定器60は、逆拡散器34〜36の
出力、すなわち第1系統〜第3系統の個別チャネルの受
信信号のうち、後述するプライマリセル選定器90から
の選択信号で指定される系統の受信信号に、DPDCH
が含まれているか否かを判定する。
【0058】そして、受信推定器60は、上記判定結果
をプライマリセル選定器90に出力するとともに、後述
する乗算器71〜73のうち、DPDCHが含まれてい
ると判定した系統に対応するものに対して「1」を出力
し、一方、DPDCHが含まれていないと判定した系統
に対応するものに対しては「0」を出力する。
【0059】図7は、受信推定器60の構成例である。
この図に示す受信推定器60は、選択器61と、電力和
算出器62と、DPDCH平均化器63と、DPCCH
平均化器64と、乗算器65と、比較器66と、デコー
ダ67と、AND回路681〜683と、OR回路69
1〜693とを備える。
【0060】選択器61は、後述するプライマリセル選
定器90から入力された選択信号と、逆拡散器34〜3
6の出力、すなわち第1系統〜第3系統の個別チャネル
の受信信号とが入力され、このうち上記選択信号に基づ
いて、これに対応する系統の受信信号を選択的に出力す
る。
【0061】電力和算出器62は、選択器61より出力
される受信信号の電力和をシンボル毎に算出し、この算
出結果をDPDCH平均化器63およびDPCCH平均
化器64に出力する。DPDCH平均化器63は、電力
和算出器62の算出結果のうち、DPDCHに対応する
部分を積分して平均化し、この結果を比較器66に出力
する。このため、例えば、プライマリセルの更新周期ご
とに初期化しながら積分する。
【0062】DPCCH平均化器64は、電力和算出器
62の算出結果のうち、DPCCHに対応する部分を積
分して平均化し、この結果を乗算器65に出力する。例
えば、DPDCH平均化器63と同様に、プライマリセ
ルの更新周期ごとに初期化しながら積分するか、DPC
CHはプライマリセルか否かに関わらず必ず送信される
ものなので、忘却係数を用いた平均化を行なってもよ
い。
【0063】乗算器65は、DPCCH平均化器64の
出力に閾値THを乗算する。比較器66は、DPDCH
平均化器63の出力と乗算器65の出力とを比較し、D
PDCH平均化器63の出力の方が大きい場合は「1」
を出力し、そうでない場合は「0」を出力する。
【0064】これは、DPDCHとDPCCHの両平均
受信電力の比が閾値THより大きい場合に、選択器61
にて選択した系統の受信信号にDPDCHが含まれると
推定して「1」を出力し、一方、そうでない場合は含ま
れないと推定して「0」を出力することを意味する。こ
の比較器66の判定結果は、プライマリセル選定器90
およびAND回路681〜683に出力される。
【0065】デコーダ67は、プライマリセル選定器9
0から入力された選択信号をデコードして、AND回路
681〜683に対して「1」または「0」を出力する
ものであって、AND回路681〜683のうち、上記
選択信号に対応する系統のものに対して「1」を出力
し、残るものには「0」を出力するようにデコードす
る。
【0066】AND回路681〜683は、それぞれ第
1系統〜第3系統に対応しており、比較器66の比較結
果とデコーダ67の出力信号の論理積を出力する。すな
わち、AND回路681〜683は、対応する系統がプ
ライマリセルと推定されるとともにDPDCHを受信し
ている推定される場合は「1」を出力し、それ以外の場
合は「0」を出力する。
【0067】OR回路691〜693には、それぞれA
ND回路681〜683に対応するもので、対応するA
ND回路681〜683からの出力と、サイト選択ダイ
バーシチ送信電力制御(SSDT:Site selection div
ersity transmit power control)を実施するか否かを
示すON/OFF信号とが入力され、OR判定する。
【0068】上記ON/OFF信号は、SSDT実施時
は「0」、一方、SSDT未実施時は「1」となる。従
って、SSDT実施時は、各OR回路691〜693の
出力は、対応するAND回路681〜683の出力その
ものとなり、一方、SSDT未実施時は常に「1」とな
る。またOR回路691〜693は、それぞれ乗算器7
1〜73に対応するもので、対応する乗算器71〜73
に判定結果を出力する。
【0069】乗算器71〜73は、それぞれ逆拡散器3
4〜36、すなわち第1系統〜第3系統に対応してお
り、対応する逆拡散器34〜36の復調結果と、対応す
るOR回路691〜693の出力とをそれぞれ乗算し、
この乗算結果を合成器80に出力する。
【0070】これにより、乗算器71〜73は、逆拡散
器34〜36の出力のうち、OR回路691〜693か
ら「1」が入力される系統の出力についてのみ、合成器
80に出力する。
【0071】合成器80は、重み計算器50で求めた各
系統の伝送路応答推定値と、乗算器71〜73の乗算結
果を合成するもので、図8に示すように、乗算器811
〜813と、加算器82とを備える。
【0072】乗算器811〜813は、例えば図4に示
すような複素乗算器であって、それぞれ乗算器71〜7
3に対応するもので、対応する乗算器71〜73の出力
に、対応する系統の伝送路応答推定値を複素乗算する。
この乗算結果は、加算器82にて線形合成され、後段の
誤り訂正復号器100に出力され、受信データが復号さ
れる。
【0073】プライマリセル選定器90は、平均化器4
1〜43より出力される第1系統〜第3系統の共通パイ
ロットチャネルの平均電力レベルと、受信推定器60の
判定結果とに基づいて、プライマリセルに好適する系統
(基地局)を選定するもので、図9に示すように、デコ
ーダ91と、検出確率推定器921〜923と、乗算器
931〜933と、選択器94とを備える。
【0074】デコーダ91は、後述する選択器94から
入力された選択信号をデコードして、検出確率推定器9
21〜923に対して「1」または「0」を出力するも
のであって、検出確率推定器921〜923のうち、上
記選択信号に対応する系統のものに対して「1」を出力
し、残るものには「0」を出力するようにデコードす
る。
【0075】検出確率推定器921〜923は、それぞ
れ第1系統〜第3系統に対応しており、受信推定器60
(比較器66)にて判定した結果と、デコーダ91の出
力信号とが入力される。
【0076】そして、検出確率推定器921〜923
は、デコーダ91から「1」を示す信号が入力される場
合に、受信推定器60から入力される結果を、自己が対
応する系統のものと認識し、その回数をカウントするこ
とで、このカウント結果に基づいて、対応する系統がプ
ライマリセルに好適する確率を求め、これを出力する。
なお、カウントによって得た確率は、定期的に初期化す
るか、忘却係数を用いた平均化を行なう。
【0077】乗算器931〜933は、それぞれ第1系
統〜第3系統に対応しており、対応する系統の平均化器
41〜43の出力と検出確率推定器921〜923の出
力とを乗算し、それぞれ選択器94に出力する。
【0078】選択器94は、乗算器931〜933の乗
算結果を比較し、最大となる系統を選択するための選択
信号を受信推定器60に出力する。なお、送信系では、
上記選択信号が選択する系統に対応する基地局に対し、
上り制御チャネルを用いて貴局がプライマリセルである
旨を通知する。
【0079】次に、図1および図9を参照し上記構成の
移動無線端末装置におけるプライマリセルの選択動作に
ついて説明する。なお、以下の説明では、当該移動無線
端末装置の周辺に基地局BS1,BS2,BS3が存在
するものとする。
【0080】基地局BS1,BS2,BS3から送られ
た無線信号は、空間よりアンテナ1を通じて無線部10
に入力される。上記無線信号は、無線部10にて、電力
増幅され、所定の周波数にダウンコンバートされた後、
波形整形され、直交復調されてディジタル信号に変換さ
れ、タイミング推定器20および逆拡散器31〜36に
入力される。
【0081】そして、タイミング推定器20は、上記デ
ィジタル信号にCCおよびSCを乗算して逆拡散し、基
地局BS1,BS2およびBS3から送られるパイロッ
トチャネルと上記コードとの相関レベルを検出して、こ
の検出結果に基づいて、基地局BS1,BS2,BS3
から送られた無線信号を受信するのに適した逆拡散のタ
イミングを求める。
【0082】そして、タイミング推定器20は、逆拡散
器31に対しては基地局BS1からの共通パイロットチ
ャネルを復調するようにコードと上記タイミングを割り
当て、逆拡散器32に対しては基地局BS2からの共通
パイロットチャネルを復調するようにコードと上記タイ
ミングを割り当て、逆拡散器33に対しては基地局BS
3からの共通パイロットチャネルを復調するようにコー
ドと上記タイミングを割り当てる。
【0083】また、タイミング推定器20は、逆拡散器
34に対しては基地局BS1からの個別情報チャネルを
復調するようにコードと上記タイミングを割り当て、逆
拡散器35に対しては基地局BS2からの個別情報チャ
ネルを復調するようにコードと上記タイミングを割り当
て、逆拡散器36に対しては基地局BS3からの個別情
報チャネルを復調するようにコードと上記タイミングを
割り当てる。
【0084】これにより、逆拡散器31は、基地局BS
1からの共通パイロットチャネルを復調し、逆拡散器3
2は、基地局BS2からの共通パイロットチャネルを復
調し、そして逆拡散器33は、基地局BS3からの共通
パイロットチャネルを復調する。
【0085】また、逆拡散器34は、基地局BS1から
の個別情報チャネルを復調し、逆拡散器35は、基地局
BS2からの個別情報チャネルを復調し、逆拡散器36
は、基地局BS3からの個別情報チャネルを復調し、こ
れらの復調結果は、受信推定器60に出力されるととも
に、対応する乗算器71〜73にそれぞれ出力される。
【0086】逆拡散器31〜33にてそれぞれ復調され
た基地局BS1〜BS3からの共通パイロットチャネル
は、それぞれ対応する平均化器41〜43でその電力の
平均値が求められ、重み計算器50およびプライマリセ
ル選定器90に出力される。
【0087】重み計算器50では、基地局BS1〜BS
3の共通パイロットチャネルの電力平均値に、これらの
電力和に基づく重み付けをそれぞれ行い、それぞれ合成
器80に出力する。
【0088】一方、逆拡散器34〜36にてそれぞれ復
調された基地局BS1〜BS3からの個別情報チャネル
は、受信推定器60において、プライマリセル選定器9
0からの選択信号に基づいて1つが選択され、選択され
た個別情報チャネルにDPDCHが含まれているか否か
が判定され、この判定の結果はプライマリセル選定器9
0に出力される。
【0089】また、受信推定器60は、SSDTが行わ
れている場合に、乗算器71〜73のうち、DPDCH
が含まれていると判定した個別情報チャネルが入力され
るもの、すなわちプライマリセルに適するものに対して
「1」を出力し、一方、DPDCHが含まれていないと
判定した個別情報チャネルが入力されるもの、すなわち
プライマリセルに適さないものに対しては「0」を出力
する。
【0090】これにより、乗算器71〜73のうち、D
PDCHが含まれている(プライマリセルに適する)と
判定された個別情報チャネルが入力されるものだけが、
入力された個別情報チャネルを合成器80に出力する。
【0091】そして合成器80に入力された個別情報チ
ャネルは、重み計算器50で求められた重みが与えら
れ、後段の誤り訂正復号器100に出力され、受信デー
タが復号される。
【0092】そして図9に示すように、プライマリセル
選定器90では、デコーダ91が選択器94からの選択
信号に基づいて、検出確率推定器921〜923のう
ち、受信推定器60の判定結果に対応するものを求め、
これに対して「1」を出力することで、受信推定器60
の判定結果を取り込むものを指定する。
【0093】これにより、検出確率推定器921〜92
3のうち、「1」が与えられるものが、受信推定器60
の判定結果を取り込んでその数をカウントし、このカウ
ント結果に基づいて、対応する基地局がプライマリセル
に好適する確率を求め、これを対応する乗算器931〜
933に出力する。
【0094】乗算器931〜933では、それぞれ対応
する平均化器41〜43から基地局BS1,BS2,B
S3の共通パイロットチャネルの平均受信電力が入力さ
れ、これと検出確率推定器921〜923の出力とを乗
算し、それぞれ選択器94に出力する。選択器94は、
乗算器931〜933の乗算結果を比較し、最大となる
系統を選択するための選択信号を受信推定器60に出力
する。
【0095】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、共通パイロットチャネルの平均受信電力と、D
PDCHの受信確率とに基づいて、プライマリセルに好
適する基地局を求めるようにしている。
【0096】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、共通パイロットチャネルの平均受信電力が高
いだけで、DPDCHの受信確率が低い基地局について
は、必ずしもプライマリセルとして選定されることがな
く、また共通パイロットチャネルの平均受信電力が高
く、かつDPDCHの受信確率が高い基地局を優先的に
プライマリセルとして選定するので、プライマリセルに
選定した基地局がプライマリセルIDの検出を失敗する
ことが軽減され、受信特性が劣化することを防止するこ
とができる。
【0097】ところで、非プライマリセル基地局から受
信した信号を逆拡散してもDPDCHの部分は雑音にし
かならないため、この雑音をプライマリセル基地局から
受信した信号にRAKE合成すると受信特性が劣化する
ことになる。
【0098】しかし、上記構成の移動無線端末装置によ
れば、受信推定器60と、乗算器71〜73により、合
成器80には、DPDCHが受信できた個別情報チャネ
ルのみが入力されるため、RAKE合成による受信特性
の劣化が防止できる。
【0099】また、プライマリセルに選定した基地局が
プライマリセルIDの検出を失敗してDPDCHの送信
を停止すると、DPDCHの消失区間が生じる。移動無
線端末装置では、消失区間を逆拡散してもDPDCHの
部分は雑音にしかならない。
【0100】このため、DPDCHの消失区間が生じた
状態でRAKE合成すると誤り訂正復号器100におけ
る受信特性が劣化することになるが、上記構成の移動無
線端末装置によれば、合成器80には、DPDCHが受
信できた個別情報チャネルのみが入力されるため、プラ
イマリセルに選定した基地局がプライマリセルIDの検
出を失敗してDPDCHの送信を停止しても、消失区間
のRAKE合成を最小化でき、誤り訂正後の特性の劣化
を低減することができる。
【0101】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、平均化
器41〜43の出力と検出確率推定器921〜923の
出力とを、乗算器931〜933を用いて乗算するよう
にしたが、これに変わって例えば、加算器を用いて、平
均化器41〜43の出力と検出確率推定器921〜92
3の出力とを、加算するようにしてもよい。なお、この
加算では、いずれか一方に、所定の重み付けを行うなど
して、加算結果の調整を行う。その他、この発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可
能であることはいうまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、選定
信号が指定する基地局から個別情報信号を受信している
か否かを判定し、この判定結果と複数の移動無線端末装
置に向けて共通に送られる共通信号のレベルとに基づい
て、複数の基地局から上記特定基地局を選定するように
している。
【0103】したがって、この発明によれば、共通信号
の受信レベルが高いだけで、個別情報信号が受信できな
い基地局については、必ずしも特定基地局として選定さ
れることがなく、また共通信号の受信レベルが高く、か
つ個別情報信号が受信できる基地局を優先的に特定基地
局に選定するので、特定基地局に選定した基地局がその
指定の検出を失敗することが軽減され、受信特性が劣化
することを防止可能な移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施の
形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置のタイミング推
定器の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した移動無線端末装置の逆拡散器の構
成を示す回路ブロック図。
【図4】図3に示した移動無線端末装置の乗算器の構成
を示す回路ブロック図。
【図5】図1に示した移動無線端末装置の平均化器の構
成を示す回路ブロック図。
【図6】図1に示した移動無線端末装置の重み計算器の
構成を示す回路ブロック図。
【図7】図1に示した移動無線端末装置の受信推定器の
構成を示す回路ブロック図。
【図8】図1に示した移動無線端末装置の合成器の構成
を示す回路ブロック図。
【図9】図1に示した移動無線端末装置のプライマリセ
ル選定器の構成を示す回路ブロック図。
【図10】この発明の移動通信システムで用いられる基
地局の送信装置の構成例を示す回路ブロック図。
【図11】図10に示した送信装置の拡散器の構成を示
す回路ブロック図。
【図12】プライマリセルの選定動作を説明するための
図。
【図13】プライマリセルの選定動作を説明するための
図。
【図14】プライマリセルの選定動作を説明するための
図。
【符号の説明】
1…アンテナ 10…無線部 20…タイミング推定器 31〜36…逆拡散器 41〜43…平均化器 50…重み計算器 60…受信推定器 71〜73…乗算器 80…合成器 90…プライマリセル選定器 100…訂正復号器 BS1,BS2,BS3…基地局

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信方式としてCDMA方式を採用し、
    移動無線端末装置が選定した特定基地局のみが前記移動
    無線端末装置宛ての個別の情報を含む個別情報信号を送
    信する移動通信システムで用いられる移動無線端末装置
    において、 複数の基地局からの受信信号をそれぞれ逆拡散して受信
    する受信手段と、 この受信手段にて受信した信号から、複数の移動無線端
    末装置に向けて共通に送られる共通信号のレベルを前記
    複数の基地局毎にそれぞれ求める共通信号レベル検出手
    段と、 前記受信手段にて受信した信号に基づいて、前記複数の
    基地局のうち、選定信号が指定する基地局から前記個別
    情報信号を受信しているか否かを判定する個別情報判定
    手段と、 前記共通信号レベル検出手段で求めたレベルと、前記個
    別情報判定手段の判定結果とに基づいて、前記複数の基
    地局から前記特定基地局を選定する基地局選定手段とを
    具備することを特徴とする移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記個別情報判定手段の判定結果に基づ
    いて、前記受信手段にて受信した信号のうち、前記個別
    情報信号を受信している基地局からの受信信号のみを合
    成する合成手段と、 この合成手段の合成結果に基づいて、受信データを復号
    する復号手段とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の移動無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記個別情報判定手段は、 前記受信手段にて受信した信号のうち、前記選定信号が
    指定する基地局からの受信信号に含まれる予め設定され
    た情報のレベルを検出する第1のレベル検出手段と、 前記受信手段にて受信した信号のうち、前記選定信号が
    指定する基地局からの受信信号に含まれる個別の情報の
    レベルを検出する第2のレベル検出手段と、 前記第1のレベル検出手段の検出結果と、前記第2のレ
    ベル検出手段の検出結果との割合に基づいて、前記選定
    信号が指定する基地局から前記個別情報信号を受信して
    いるか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴と
    する請求項1に記載の移動無線端末装置。
  4. 【請求項4】 前記基地局選定手段は、前記選定信号
    と、前記個別情報判定手段の判定結果とに基づいて、前
    記複数の基地局毎に、前記個別情報信号を受信する確率
    を求める確率検出手段と、 前記共通信号レベル検出手段で求めたレベルと、前記確
    率検出手段にて検出した確率との積を前記複数の基地局
    毎に求める乗算手段と、 この乗算手段にて求めた積に基づいて、前記複数の基地
    局から前記特定基地局を選定する選定手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記基地局選定手段の
    選定結果を選定信号として用いることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動無線端末装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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