JP2003208452A - 3次元形状処理装置、プログラムおよび3次元形状処理方法 - Google Patents
3次元形状処理装置、プログラムおよび3次元形状処理方法Info
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Abstract
素間にどのような幾何関係があるのかを一目で識別する
ことができるような3次元形状処理装置、プログラムお
よび3次元形状処理方法を提供する。 【解決手段】 面合わせの位置関係または軸合わせの位
置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形状要素A,B
を互いに分解して引き離すように移動するとともに、移
動された3次元形状要素間A,Bには各3次元形状要素
A,Bの互いの軸または面を対応付ける分解線Cを付
す。これにより、3次元形状モデルを構成する各3次元
形状要素A,Bを分解した様子を分解線Cによって各3
次元形状要素A,Bの互いの軸または面に対応付けられ
た状態で見ることができるので、各3次元形状要素A,
B間にどのような幾何関係があるのかを一目で識別する
ことができる。
Description
AD/CAM/CAE/CGなど3次元形状モデルを扱
う分野における3次元形状処理装置、プログラムおよび
3次元形状処理方法に関する。
により、3次元立体形状を表現した3次元形状データの
利用者層が拡大している。近年は、シミュレーションや
組み立て性の検証、さらには実際の製品組み立てのため
の作業手順書の作成などにおいても3次元形状データが
有効に活用されている。なお、3次元立体形状とは、例
えば境界表現形式のソリッドモデルデータとして生成さ
れた形状を指し、境界表現形式のソリッドモデルとは、
稜線や頂点や面というような要素により3次元空間上に
閉じた領域を定義し、中身の詰まった立体を表現したも
のである。
えば前記した組み立て手順書を作成する際には、製品を
構成するサブアセンブリや部品を一定の間隔にばらして
配置した様子を図示した分解図(あるいは組立図)が不
可欠である。
いは組立図)は、3次元立体形状を表現した2次元図面
をもとに専門家が手作業により作成する場合が多い。
図面から手作業により分解図(あるいは組立図)を作成
するには多大なコストと時間がかかった。また、図面が
完成した後は、個々の部品を移動する距離や、モデルを
見ているときの視点などだけを調整することが不可能で
あったので、完成した図面が所望のものでなかった場合
には、図面を最初から作成し直さねばならなかった。
を用いて個々の部品を移動した結果を表示し、それを図
面に用いる方法も考えられるが、その場合、製品を構成
する個々の部品をばらして適当な位置に配置する作業を
CADシステムの利用者(操作者)が部品毎に行う必要
があり、それを手作業で行うにはそれなりの時間を要し
てしまう。
する各3次元形状要素間にどのような幾何関係があるの
かを一目で識別することができるような3次元形状処理
装置、プログラムおよび3次元形状処理方法を提供する
ことである。
次元形状処理装置は、複数の3次元形状要素から構成さ
れる3次元形状モデルを処理する3次元形状処理装置に
おいて、アセンブリ階層中にある前記3次元形状要素間
の面合わせの位置関係または軸合わせの位置関係を検出
し、その位置関係にある前記各3次元形状要素を互いに
分解して引き離すように移動する移動手段と、この移動
手段により移動された前記3次元形状要素間に、前記各
3次元形状要素の互いの軸または面を対応付ける分解線
を付する分解線付与手段と、を備える。
合わせの位置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形状
要素が、互いに分解されて引き離されるように移動され
るとともに、移動された3次元形状要素間には各3次元
形状要素の互いの軸または面を対応付ける分解線が付さ
れる。これにより、3次元形状モデルを構成する各3次
元形状要素が分解された様子を分解線によって各3次元
形状要素の互いの軸または面に対応付けられた状態で見
ることが可能になるので、各3次元形状要素間にどのよ
うな幾何関係があるのかが一目で識別可能になる。
次元形状処理装置において、一対の前記3次元形状要素
間に軸合わせの位置関係がある場合に、前記分解線付与
手段は、軸合わせの軸の方向を前記分解線の両端の線分
の方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一
方の前記3次元形状要素の境界箱と前記軸との交点を前
記分解線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素
の境界箱と前記軸との交点を前記分解線の他方の端点と
して、前記分解線を作成する。
解された3次元形状要素間に、分解線を確実に作成する
ことが可能になる。
次元形状処理装置において、一対の前記3次元形状要素
間に面合わせの位置関係がある場合に、前記分解線付与
手段は、面合わせの面の法線方向を前記分解線の両端の
線分の方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のう
ち一方の前記3次元形状要素の前記面の境界箱の中心を
前記分解線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要
素の前記面の境界箱の中心を前記分解線の他方の端点と
して、前記分解線を作成する。
解された3次元形状要素間に、分解線を確実に作成する
ことが可能になる。
次元形状処理装置において、一対の前記3次元形状要素
間に軸合わせの位置関係および面合わせの位置関係があ
り、かつ、軸合わせの軸の方向と面合わせの面の法線方
向が一致している場合に、前記分解線付与手段は、軸合
わせの軸の方向または面合わせの面の法線方向を前記分
解線の両端の線分の方向とし、かつ、一対の前記3次元
形状要素のうち一方の前記3次元形状要素(A)の前記
軸と前記面との交点を前記分解線の一方の端点(a)と
し、他方の3次元形状要素(B)の前記軸と前記面との
交点を前記分解線の他方の端点(b)とし、前記端点
(a)から前記軸の方向にのばした直線が前記3次元形
状要素(A)と複数の交点をもつ場合には前記端点
(b)に最も近い交点をあらためて前記分解線の一方の
端点(a)とし、前記端点(b)から前記軸の方向にの
ばした直線が前記3次元形状要素(B)と複数の交点を
もつ場合には前記端点(a)に最も近い交点をあらため
て前記分解線の他方の端点(b)として、前記分解線を
作成する。
合わせの位置関係にあり、かつ、軸合わせの軸の方向と
面合わせの面の法線方向が一致している分解された3次
元形状要素間に、分解線を確実に作成することが可能に
なる。
の3次元形状要素から構成される3次元形状モデルの処
理をコンピュータに実行させるプログラムであって、ア
センブリ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わせ
の位置関係または軸合わせの位置関係を検出し、その位
置関係にある前記各3次元形状要素を互いに分解して引
き離すように移動する移動機能と、この移動機能により
移動された前記3次元形状要素間に、前記各3次元形状
要素の互いの軸または面を対応付ける分解線を付する分
解線付与機能と、を前記コンピュータに実行させる。
合わせの位置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形状
要素が、互いに分解されて引き離されるように移動され
るとともに、移動された3次元形状要素間には各3次元
形状要素の互いの軸または面を対応付ける分解線が付さ
れる。これにより、3次元形状モデルを構成する各3次
元形状要素が分解された様子を分解線によって各3次元
形状要素の互いの軸または面に対応付けられた状態で見
ることが可能になるので、各3次元形状要素間にどのよ
うな幾何関係があるのかが一目で識別可能になる。
ログラムにおいて、一対の前記3次元形状要素間に軸合
わせの位置関係がある場合に、前記分解線付与機能は、
軸合わせの軸の方向を前記分解線の両端の線分の方向と
し、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方の前記
3次元形状要素の境界箱と前記軸との交点を前記分解線
の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の境界箱
と前記軸との交点を前記分解線の他方の端点として、前
記分解線を作成する。
解された3次元形状要素間に、分解線を確実に作成する
ことが可能になる。
ログラムにおいて、一対の前記3次元形状要素間に面合
わせの位置関係がある場合に、前記分解線付与機能は、
面合わせの面の法線方向を前記分解線の両端の線分の方
向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方の
前記3次元形状要素の前記面の境界箱の中心を前記分解
線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の前記
面の境界箱の中心を前記分解線の他方の端点として、前
記分解線を作成する。
解された3次元形状要素間に、分解線を確実に作成する
ことが可能になる。
ログラムにおいて、一対の前記3次元形状要素間に軸合
わせの位置関係および面合わせの位置関係があり、か
つ、軸合わせの軸の方向と面合わせの面の法線方向が一
致している場合に、前記分解線付与機能は、軸合わせの
軸の方向または面合わせの面の法線方向を前記分解線の
両端の線分の方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要
素のうち一方の前記3次元形状要素(A)の前記軸と前
記面との交点を前記分解線の一方の端点(a)とし、他
方の3次元形状要素(B)の前記軸と前記面との交点を
前記分解線の他方の端点(b)とし、前記端点(a)か
ら前記軸の方向にのばした直線が前記3次元形状要素
(A)と複数の交点をもつ場合には前記端点(b)に最
も近い交点をあらためて前記分解線の一方の端点(a)
とし、前記端点(b)から前記軸の方向にのばした直線
が前記3次元形状要素(B)と複数の交点をもつ場合に
は前記端点(a)に最も近い交点をあらためて前記分解
線の他方の端点(b)として、前記分解線を作成する。
合わせの位置関係にあり、かつ、軸合わせの軸の方向と
面合わせの面の法線方向が一致している分解された3次
元形状要素間に、分解線を確実に作成することが可能に
なる。
は、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状モ
デルを処理する3次元形状処理方法であって、アセンブ
リ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わせの位置
関係または軸合わせの位置関係を検出し、その位置関係
にある前記各3次元形状要素を互いに分解して引き離す
ように移動する移動工程と、この移動工程により移動さ
れた前記3次元形状要素間に、前記各3次元形状要素の
互いの軸または面を対応付ける分解線を付する分解線付
与工程と、を含む。
合わせの位置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形状
要素が、互いに分解されて引き離されるように移動され
るとともに、移動された3次元形状要素間には各3次元
形状要素の互いの軸または面を対応付ける分解線が付さ
れる。これにより、3次元形状モデルを構成する各3次
元形状要素が分解された様子を分解線によって各3次元
形状要素の互いの軸または面に対応付けられた状態で見
ることが可能になるので、各3次元形状要素間にどのよ
うな幾何関係があるのかが一目で識別可能になる。
し図7に基づいて説明する。
理装置1のハードウェア構成を概略的に示すブロック図
である。図1に示すように、3次元形状処理装置1は、
例えばパーソナルコンピュータやワークステーションで
あり、コンピュータの主要部であって各部を集中的に制
御するCPU(Central Processing Unit)2を備えて
いる。このCPU2には、BIOSなどを記憶した読出
し専用メモリであるROM(Read Only Memory)3と、
各種データを書換え可能に記憶するRAM(Random Acc
ess Memory)4とがバス5で接続されている。RAM4
は、各種データを書換え可能に記憶する性質を有してい
ることから、CPU2の作業エリアとして機能し、例え
ば入力バッファ等の役割を果たす。
DD(Hard Disk Drive)6と、配布されたプログラム
であるコンピュータソフトウェアを読み取るための機構
としてCD(Compact Disc)−ROM7を読み取るCD
−ROMドライブ8と、3次元形状処理装置1とネット
ワーク9との通信を司る通信制御装置10と、キーボー
ドやマウスなどの入力装置11と、CRT(Cathode Ra
y Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表
示装置12とが、図示しないI/Oを介して接続されて
いる。
記憶媒体を実施するものであり、OS(Operating Syst
em)や各種コンピュータソフトウェアが記憶されてい
る。CPU2は、CD−ROM7に記憶されているコン
ピュータソフトウェアをCD−ROMドライブ8で読み
取り、HDD6にインストールする。
のみならず、DVDなどの各種の光ディスク、各種光磁
気ディスク、フレキシブル・ディスクなどの各種磁気デ
ィスク等、半導体メモリ等の各種方式のメディアを用い
ることができる。また、通信制御装置10を介してイン
ターネットなどのネットワーク9からコンピュータソフ
トウェアをダウンロードし、HDD6にインストールす
るようにしてもよい。この場合に、送信側のサーバでコ
ンピュータソフトウェアを記憶している記憶装置も、こ
の発明の記憶媒体である。なお、コンピュータソフトウ
ェアは、所定のOS(Operating System)上で動作する
ものであってもよいし、その場合に後述の各種処理の一
部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよい
し、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成す
る一群のプログラムファイルの一部として含まれている
ものであってもよい。
2は、このシステムの主記憶として使用されるHDD6
上にロードされたコンピュータソフトウェアに基づいて
各種処理を実行する。
コンピュータソフトウェアに基づいて実行する各種処理
の内容について説明する。図2は、3次元形状処理装置
1の機能ブロック図である。図2に示すように、当該装
置は、入力装置11からの操作情報や3次元形状データ
の入力を許容する機能を発揮する入力部13、3次元形
状データをHDD6に記憶させたり3次元形状データを
管理したりする形状記憶管理部14、アセンブリされた
状態(3次元形状モデル)からサブアセンブリや部品な
ど部分モデル(3次元形状要素)を引き離して移動させ
ることにより移動手段として機能するモデル移動処理部
15、サブアセンブリや部品など部分モデルの分解移動
を示す分解線を付することにより分解線付与手段として
機能する分解線処理部16およびアセンブリされた3次
元立体形状のモデルやそれが分解されたサブアセンブリ
や部品など部分モデルを表示装置12に表示させる機能
を発揮する表示部17の各機能から構成される。
うに、3次元形状要素対取り出し部18、幾何関係判断
部19、分解線作成部20の各機能から構成されてい
る。
る。図4は、3次元形状処理装置1のモデル移動処理部
15により実行される処理のフローチャートである。
タのアセンブリ階層中にあるサブアセンブリ(これも部
分モデルである)のうち、最も下位にあるサブアセンブ
リ(以下、サブアセンブリAと称す)を対象に部分モデ
ルの移動処理を開始する(ステップS1)。アセンブリ
階層木中のroot(例えば最上位のアセンブリ)から
当該node(当該サブアセンブリ)へ至るまでの階層
数が最も大で、階層木中でrootから最も遠い階層の
サブアセンブリから移動処理を開始するのである。同一
階層に複数のサブアセンブリがある場合には、そのなか
から任意の1つを選択して開始する。
処理部15は、サブアセンブリAの子供にあたるすべて
の部品について、部品間に面合わせまたは軸合わせの位
置関係があるか否かを検出する(ステップS2)。
出操作を行わず、事前に位置関係テーブルを生成してお
き(これについては後述する)、その位置関係テーブル
を随時参照して前記した位置関係にある部品を識別して
もよい。
あることを検出するには、法線ベクトルが逆向きで、そ
の一部または全体を3次元空間内で共有する位置関係に
ある平面が存在するか否かを判定するといった一般的に
知られた方法を用いればよい。
ることを検出するには、例えば軸が3次元空間上で一致
している円柱面や円錐面、または円弧稜線が存在するか
否かという方法を用いればよい。
関係にある組み合わせがわかると、一つの方法では、そ
のような2部品のすべてを引き離し移動の対象にする
が、同一サブアセンブリに含まれる2部品間の位置関係
が面合わせまたは軸合わせの位置関係にあった組み合わ
せについては、部品移動の対象から除外するようにして
もよい。このような構成では、同一サブアセンブリに含
まれる部品は、まとめたままアセンブリ階層中における
サブアセンブリの単位で分解表示したりすることが可能
となる。
ことがわかり、その組を引き離す場合には、面合わせな
らばその法線ベクトルの方向に従って、軸合わせならば
軸の方向に従って部分モデル(この例では部品)を移動
する(ステップS3)。なお、移動距離はあらかじめ利
用者が与えておいてもよいし、移動する部品の境界箱を
構成する8つの点の3次元空間上の座標値を移動方向へ
射影したときの、座標値の直線上の分布範囲の長さから
自動的に決定してもよい。つまり、移動する部品が大き
いほど移動量を大きくするのである。
ついずれかの他の部分モデル(サブアセンブリや部品)
と新たに干渉する(重なる)か否かを検出する(ステッ
プS4)。例えばそれぞれの部分モデルの外接直方体で
ある境界箱を求め、その境界箱同士が重なるか否かを検
出するのである。そして、干渉している場合には(ステ
ップS4のY)、その部分モデルと干渉しなくなる位置
までさらに同一方向に部分モデルを移動する(ステップ
S5)。
あたる他のすべての部分モデル(部品だけではなく、サ
ブアセンブリも含む)と干渉するか否かを検出する(ス
テップS6)。
(ステップS6のY)、部分モデル同士が干渉しないよ
うに移動する(ステップS7)。移動する部分モデルの
選択方法および部分モデルを動かす方向の決定方法につ
いては、例えば必ずX方向に2つのモデルを引き離すよ
うに処理してもよいし、直方体となる境界箱の干渉領域
の一番短い辺にあたるX、Y、Z方向いずれかの方向に
部分モデルを移動してもよい。後者の方法を用いれば、
干渉を回避しながらモデル移動の距離を最小限におさえ
ることができる。
てすべての部分モデル移動(部分モデルの引き離し)が
終了したか否かを判定し(ステップS8)、終了してい
なければ(ステップS8のN)、サブアセンブリAに属
する前記位置関係にある未処理の組み合わせの中から一
つを選択し(ステップS9)、同様に部分モデル移動
(引き離し)を行う(ステップS3〜S7)。
デル移動が終了した場合には(ステップS8のY)、サ
ブアセンブリAと同階層に未処理のサブアセンブリがあ
るか否かを判定し(ステップS10)、サブアセンブリ
Aと同階層に未処理のサブアセンブリがある場合には
(ステップS10のY)、そのなかの一つを選択し(ス
テップS11)、そのサブアセンブリについてステップ
S2からの処理を繰り返す。
ブアセンブリについて部分モデル移動が終了すると、ア
センブリ全体について部分モデル移動(引き離し)が終
了したか否かを判定し(ステップS12)、終了してい
なければ(ステップS12のN)、アセンブリ階層を1
つ上位に移動し、その階層の一つのサブアセンブリ(最
上位階層であればアセンブリ)を選択し(ステップS1
3)、ステップS2から同様に繰り返す。そして、アセ
ンブリ全体について部分モデル移動が終了すると(ステ
ップS12のY)、この動作フローを終了させる。
により、アセンブリ全体にわたって全ての構成要素間に
一切の干渉のない状態で、当該アセンブリが分解・配置
された様子を表示することが可能になるとともに、当該
アセンブリが分解・配置された様子をプロッタにより紙
上に出力して分解した図面を容易に作成することが可能
になる。
部16により実行される処理について図5および図6を
参照しつつ説明する。
おいて、面合わせまたは軸合わせの関係をもつ2部品の
組み合わせを検出する処理について図5を参照しつつ説
明する。
対取り出し部18は、アセンブリに含まれるすべての部
品から2部品を抽出する全ての組み合わせリストをメモ
リであるRAM4内の第1の領域に生成する(ステップ
S21)。
せリスト中の1つの組み合わせについて、面合わせまた
は軸合わせの位置関係にあるか否かを検出する(ステッ
プS22)。なお、当該2部品が面合わせの位置関係に
あることを検出するには、法線ベクトルが逆向きで、そ
の一部または全体を3次元空間内で共有する位置関係に
ある平面がそれぞれの部品に存在するか否かを判定する
といった一般的に知られた方法を用いればよい。同様
に、当該2部品が軸合わせの位置関係にあることを検出
するには、例えば軸が3次元空間上で一致している円柱
面や円錐面、もしくは円弧稜線がそれぞれの部品に存在
するか否かという方法を用いればよい。
係にあることが検出された2部品については、その2部
品の組み合わせをメモリであるRAM4内の第2の領域
に格納し(ステップS23)、ステップS24に進む。
なお、前記第2の領域には、2部品について、面合わせ
の位置関係にあるのか、軸合わせの位置関係にあるのか
という情報も同時に格納する。また、前記第2の領域に
は、移動のためのベクトル(移動方向を示す情報)も同
時に格納する。移動のためのベクトルは、面合わせの場
合には法線ベクトルの方向に一致し、軸合わせの場合に
は軸の方向に一致する。
域に格納したリストを用いてアセンブリ階層の下位の階
層から最上位に至る経路中を走査して、第2の領域に格
納した前記2部品の組み合わせを含むサブアセンブリ
(またはアセンブリ)aを検出し、さらに、その2部品
のそれぞれを含む、サブアセンブリa直下のサブアセン
ブリまたは部品(以下、部分モデルb,c)を検出す
る。
分モデルb,c、前記位置関係および前記ベクトルを、
一連の前記位置関係のデータとしてRAM4内の位置関
係テーブルに格納する(ステップS25)。
ルは前述したようなモデル移動処理部15での処理に用
いることもでき、位置関係テーブルを用いることによ
り、アセンブリ走査中には位置関係検出操作を行わない
で済み、処理効率を上げることができるのである。ま
た、同一アセンブリに含まれる部品間に限らず、複数の
アセンブリについて、部品間の位置関係を部品を識別す
ることにより検出することができ、位置関係検出も容易
になる。
処理について図6を参照しつつ説明する。
対(面合わせまたは軸合わせの位置関係にあることが検
出された2部品)を位置関係テーブルからすべて取り出
し(ステップS31)、ステップS32に進む。
3次元形状要素対が存在するか否かを判断し、未処理の
3次元形状要素対が存在する場合には(ステップS32
のY)、ステップS33に進み、未処理の3次元形状要
素対の中から一の3次元形状要素対を選択する。
選択された3次元形状要素対が軸合わせ幾何関係または
面合わせ幾何関係にあるか否かを判断する。本実施の形
態においては、位置関係テーブルを参照することで、3
次元形状要素対が軸合わせ幾何関係または面合わせ幾何
関係にあるか否かを容易に判断できる。
何関係および面合わせ幾何関係にある場合には(ステッ
プS34のY、ステップS35のY)、ステップS37
に進み、軸の方向と面の法線方向が一致しているか否か
を調べる。本実施の形態においては、位置関係テーブル
に格納された移動のためのベクトル(移動方向を示す情
報)を参照することで、軸の方向と面の法線方向が一致
しているか否かを容易に判断できる。
何関係にある場合(ステップS34のY、ステップS3
5のN)、または、軸の方向と面の法線方向が一致して
いない場合には(ステップS37のN)、軸合わせ幾何
関係の場合の分解線を表示し(ステップS38)、ステ
ップS32に戻る。
の両端の位置と方向の定め方について説明する。 1.当該軸の方向を、分解線の両端の線分の方向とす
る。 2.3次元形状要素対のうち一方の3次元形状要素の境
界箱と当該軸との交点を、分解線の一方の端点とする。 3.3次元形状要素対のうち他方の3次元形状要素の境
界箱と当該軸との交点を、分解線の他方の端点とする。
わせ幾何関係にある場合(ステップS34のN、ステッ
プS36のY)、面合わせ幾何関係の場合の分解線を表
示し(ステップS39)、ステップS32に戻る。
の両端の位置と方向の定め方について説明する。 1.当該面の法線方向を、分解線の両端の線分の方向と
する。 2.3次元形状要素対のうち一方の3次元形状要素の当
該面の境界箱の中心を、分解線の一方の端点とする。 3.3次元形状要素対のうち他方の3次元形状要素の当
該面の境界箱の中心を、分解線の他方の端点とする。
いる場合には(ステップS37のY)、軸合わせ幾何関
係かつ面合わせ幾何関係の場合の分解線を表示し(ステ
ップS40)、ステップS32に戻る。
何関係の場合の分解線の両端の位置と方向の定め方につ
いて説明する。 1.当該軸の方向を、分解線の両端の線分の方向とす
る。 2.3次元形状要素対のうち一方の3次元形状要素
(A)の当該軸と当該面との交点を、分解線の一方の端
点(a)とする。 3.3次元形状要素対のうち他方の3次元形状要素
(B)の当該軸と当該面との交点を、分解線の他方の端
点(b)とする。 4.分解線の端点(a)から当該軸の方向にのばした直
線が、3次元形状要素(A)と複数の交点をもつ場合に
は、分解線の端点(b)にもっとも近い交点を、あらた
めて分解線の端点(a)とする。 5.分解線の端点(b)から当該軸の方向にのばした直
線が、3次元形状要素(B)と複数の交点をもつ場合に
は、分解線の端点(a)にもっとも近い交点を、あらた
めて分解線の端点(b)とする。
係も設定されていない場合には(ステップS34のN、
ステップS36のN)、分解線は表示せずに、そのまま
ステップS32に戻る。
未処理の3次元形状要素対が存在しないと判断されるま
で(ステップS32のN)、繰り返される。
も、両端の位置と方向以外は任意の折れ線としてよい。
たとえば、折れ線は、両端の線分の方向と一致あるいは
直交する方向の線分のみから構成されるとしてもよい。
また、分解線の端点には、矢印等のマーカーを表示して
もよい。
体的な処理例について説明する。図7(a)は、簡略化
されたネジAとネジ穴のあいた台Bを表わし、一点鎖線
で示された軸が軸合わせ幾何関係において互いに合わせ
られる軸を、太線で示された面が面合わせ幾何関係にお
いて互いに合わせられる面を表わしたものである。そし
て、図7(b)に示す矢印は、軸合わせ幾何関係かつ面
合わせ幾何関係の場合の分解線Cを表わしたもので、図
7(c)に示す矢印は、面合わせ幾何関係の場合の分解
線Cを表わしたものである。また、図7(d)に示す矢
印は、軸合わせ幾何関係の場合の分解線Cを表わしたも
のである。
せの位置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形状要素
が、互いに分解されて引き離されるように移動されると
ともに、移動された3次元形状要素間には各3次元形状
要素の互いの軸または面を対応付ける分解線が付され
る。これにより、3次元形状モデルを構成する各3次元
形状要素が分解された様子を分解線によって各3次元形
状要素の互いの軸または面に対応付けられた状態で見る
ことが可能になるので、各3次元形状要素間にどのよう
な幾何関係があるのかが一目で識別可能になる。
と面の法線方向が一致していない場合には(ステップS
37のN)、ステップS38に進み、軸合わせ幾何関係
の場合の分解線を表示するようにしたが、これに限るも
のではない。軸の方向と面の法線方向が一致していない
場合には(ステップS37のN)、ステップS39に進
み、面合わせ幾何関係の場合の分解線を表示するように
してもよい。
置によれば、複数の3次元形状要素から構成される3次
元形状モデルを処理する3次元形状処理装置において、
アセンブリ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わ
せの位置関係または軸合わせの位置関係を検出し、その
位置関係にある前記各3次元形状要素を互いに分解して
引き離すように移動する移動手段と、この移動手段によ
り移動された前記3次元形状要素間に、前記各3次元形
状要素の互いの軸または面を対応付ける分解線を付する
分解線付与手段と、を備え、面合わせの位置関係または
軸合わせの位置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形
状要素を互いに分解して引き離すように移動するととも
に、移動された3次元形状要素間には各3次元形状要素
の互いの軸または面を対応付ける分解線を付すことによ
り、3次元形状モデルを構成する各3次元形状要素を分
解した様子を分解線によって各3次元形状要素の互いの
軸または面に対応付けられた状態で見ることができるの
で、各3次元形状要素間にどのような幾何関係があるの
かを一目で識別することができる。
載の3次元形状処理装置において、一対の前記3次元形
状要素間に軸合わせの位置関係がある場合に、前記分解
線付与手段は、軸合わせの軸の方向を前記分解線の両端
の線分の方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素の
うち一方の前記3次元形状要素の境界箱と前記軸との交
点を前記分解線の一方の端点とし、他方の前記3次元形
状要素の境界箱と前記軸との交点を前記分解線の他方の
端点として、前記分解線を作成することにより、軸合わ
せの位置関係にある分解された3次元形状要素間に、分
解線を確実に作成することができる。
載の3次元形状処理装置において、一対の前記3次元形
状要素間に面合わせの位置関係がある場合に、前記分解
線付与手段は、面合わせの面の法線方向を前記分解線の
両端の線分の方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要
素のうち一方の前記3次元形状要素の前記面の境界箱の
中心を前記分解線の一方の端点とし、他方の前記3次元
形状要素の前記面の境界箱の中心を前記分解線の他方の
端点として、前記分解線を作成することにより、面合わ
せの位置関係にある分解された3次元形状要素間に、分
解線を確実に作成することができる。
載の3次元形状処理装置において、一対の前記3次元形
状要素間に軸合わせの位置関係および面合わせの位置関
係があり、かつ、軸合わせの軸の方向と面合わせの面の
法線方向が一致している場合に、前記分解線付与手段
は、軸合わせの軸の方向または面合わせの面の法線方向
を前記分解線の両端の線分の方向とし、かつ、一対の前
記3次元形状要素のうち一方の前記3次元形状要素
(A)の前記軸と前記面との交点を前記分解線の一方の
端点(a)とし、他方の3次元形状要素(B)の前記軸
と前記面との交点を前記分解線の他方の端点(b)と
し、前記端点(a)から前記軸の方向にのばした直線が
前記3次元形状要素(A)と複数の交点をもつ場合には
前記端点(b)に最も近い交点をあらためて前記分解線
の一方の端点(a)とし、前記端点(b)から前記軸の
方向にのばした直線が前記3次元形状要素(B)と複数
の交点をもつ場合には前記端点(a)に最も近い交点を
あらためて前記分解線の他方の端点(b)として、前記
分解線を作成することにより、軸合わせの位置関係およ
び面合わせの位置関係にあり、かつ、軸合わせの軸の方
向と面合わせの面の法線方向が一致している分解された
3次元形状要素間に、分解線を確実に作成することがで
きる。
ば、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状モ
デルの処理をコンピュータに実行させるプログラムであ
って、アセンブリ階層中にある前記3次元形状要素間の
面合わせの位置関係または軸合わせの位置関係を検出
し、その位置関係にある前記各3次元形状要素を互いに
分解して引き離すように移動する移動機能と、この移動
機能により移動された前記3次元形状要素間に、前記各
3次元形状要素の互いの軸または面を対応付ける分解線
を付する分解線付与機能と、を前記コンピュータに実行
させ、面合わせの位置関係または軸合わせの位置関係に
あるアセンブリ階層中の3次元形状要素を互いに分解し
て引き離すように移動するとともに、移動された3次元
形状要素間には各3次元形状要素の互いの軸または面を
対応付ける分解線を付すことにより、3次元形状モデル
を構成する各3次元形状要素を分解した様子を分解線に
よって各3次元形状要素の互いの軸または面に対応付け
られた状態で見ることができるので、各3次元形状要素
間にどのような幾何関係があるのかを一目で識別するこ
とができる。
載のプログラムにおいて、一対の前記3次元形状要素間
に軸合わせの位置関係がある場合に、前記分解線付与機
能は、軸合わせの軸の方向を前記分解線の両端の線分の
方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方
の前記3次元形状要素の境界箱と前記軸との交点を前記
分解線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の
境界箱と前記軸との交点を前記分解線の他方の端点とし
て、前記分解線を作成することにより、軸合わせの位置
関係にある分解された3次元形状要素間に、分解線を確
実に作成することができる。
載のプログラムにおいて、一対の前記3次元形状要素間
に面合わせの位置関係がある場合に、前記分解線付与機
能は、面合わせの面の法線方向を前記分解線の両端の線
分の方向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち
一方の前記3次元形状要素の前記面の境界箱の中心を前
記分解線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素
の前記面の境界箱の中心を前記分解線の他方の端点とし
て、前記分解線を作成することにより、面合わせの位置
関係にある分解された3次元形状要素間に、分解線を確
実に作成することができる。
載のプログラムにおいて、一対の前記3次元形状要素間
に軸合わせの位置関係および面合わせの位置関係があ
り、かつ、軸合わせの軸の方向と面合わせの面の法線方
向が一致している場合に、前記分解線付与機能は、軸合
わせの軸の方向または面合わせの面の法線方向を前記分
解線の両端の線分の方向とし、かつ、一対の前記3次元
形状要素のうち一方の前記3次元形状要素(A)の前記
軸と前記面との交点を前記分解線の一方の端点(a)と
し、他方の3次元形状要素(B)の前記軸と前記面との
交点を前記分解線の他方の端点(b)とし、前記端点
(a)から前記軸の方向にのばした直線が前記3次元形
状要素(A)と複数の交点をもつ場合には前記端点
(b)に最も近い交点をあらためて前記分解線の一方の
端点(a)とし、前記端点(b)から前記軸の方向にの
ばした直線が前記3次元形状要素(B)と複数の交点を
もつ場合には前記端点(a)に最も近い交点をあらため
て前記分解線の他方の端点(b)として、前記分解線を
作成することにより、軸合わせの位置関係および面合わ
せの位置関係にあり、かつ、軸合わせの軸の方向と面合
わせの面の法線方向が一致している分解された3次元形
状要素間に、分解線を確実に作成することができる。
によれば、複数の3次元形状要素から構成される3次元
形状モデルを処理する3次元形状処理方法であって、ア
センブリ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わせ
の位置関係または軸合わせの位置関係を検出し、その位
置関係にある前記各3次元形状要素を互いに分解して引
き離すように移動する移動工程と、この移動工程により
移動された前記3次元形状要素間に、前記各3次元形状
要素の互いの軸または面を対応付ける分解線を付する分
解線付与工程と、を含み、面合わせの位置関係または軸
合わせの位置関係にあるアセンブリ階層中の3次元形状
要素を互いに分解して引き離すように移動するととも
に、移動された3次元形状要素間には各3次元形状要素
の互いの軸または面を対応付ける分解線を付すことによ
り、3次元形状モデルを構成する各3次元形状要素を分
解した様子を分解線によって各3次元形状要素の互いの
軸または面に対応付けられた状態で見ることができるの
で、各3次元形状要素間にどのような幾何関係があるの
かを一目で識別することができる。
ハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
ーチャートである。
断部により実行される処理のフローチャートである。
ャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の3次元形状要素から構成される3
次元形状モデルを処理する3次元形状処理装置におい
て、 アセンブリ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わ
せの位置関係または軸合わせの位置関係を検出し、その
位置関係にある前記各3次元形状要素を互いに分解して
引き離すように移動する移動手段と、 この移動手段により移動された前記3次元形状要素間
に、前記各3次元形状要素の互いの軸または面を対応付
ける分解線を付する分解線付与手段と、を備えることを
特徴とする3次元形状処理装置。 - 【請求項2】 一対の前記3次元形状要素間に軸合わせ
の位置関係がある場合に、前記分解線付与手段は、 軸合わせの軸の方向を前記分解線の両端の線分の方向と
し、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方の前記
3次元形状要素の境界箱と前記軸との交点を前記分解線
の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の境界箱
と前記軸との交点を前記分解線の他方の端点として、前
記分解線を作成することを特徴とする請求項1記載の3
次元形状処理装置。 - 【請求項3】 一対の前記3次元形状要素間に面合わせ
の位置関係がある場合に、前記分解線付与手段は、 面合わせの面の法線方向を前記分解線の両端の線分の方
向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方の
前記3次元形状要素の前記面の境界箱の中心を前記分解
線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の前記
面の境界箱の中心を前記分解線の他方の端点として、前
記分解線を作成することを特徴とする請求項1記載の3
次元形状処理装置。 - 【請求項4】 一対の前記3次元形状要素間に軸合わせ
の位置関係および面合わせの位置関係があり、かつ、軸
合わせの軸の方向と面合わせの面の法線方向が一致して
いる場合に、前記分解線付与手段は、 軸合わせの軸の方向または面合わせの面の法線方向を前
記分解線の両端の線分の方向とし、かつ、一対の前記3
次元形状要素のうち一方の前記3次元形状要素(A)の
前記軸と前記面との交点を前記分解線の一方の端点
(a)とし、他方の3次元形状要素(B)の前記軸と前
記面との交点を前記分解線の他方の端点(b)とし、前
記端点(a)から前記軸の方向にのばした直線が前記3
次元形状要素(A)と複数の交点をもつ場合には前記端
点(b)に最も近い交点をあらためて前記分解線の一方
の端点(a)とし、前記端点(b)から前記軸の方向に
のばした直線が前記3次元形状要素(B)と複数の交点
をもつ場合には前記端点(a)に最も近い交点をあらた
めて前記分解線の他方の端点(b)として、前記分解線
を作成することを特徴とする請求項1記載の3次元形状
処理装置。 - 【請求項5】 複数の3次元形状要素から構成される3
次元形状モデルの処理をコンピュータに実行させるプロ
グラムであって、 アセンブリ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わ
せの位置関係または軸合わせの位置関係を検出し、その
位置関係にある前記各3次元形状要素を互いに分解して
引き離すように移動する移動機能と、 この移動機能により移動された前記3次元形状要素間
に、前記各3次元形状要素の互いの軸または面を対応付
ける分解線を付する分解線付与機能と、を前記コンピュ
ータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項6】 一対の前記3次元形状要素間に軸合わせ
の位置関係がある場合に、前記分解線付与機能は、 軸合わせの軸の方向を前記分解線の両端の線分の方向と
し、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方の前記
3次元形状要素の境界箱と前記軸との交点を前記分解線
の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の境界箱
と前記軸との交点を前記分解線の他方の端点として、前
記分解線を作成することを特徴とする請求項5記載のプ
ログラム。 - 【請求項7】 一対の前記3次元形状要素間に面合わせ
の位置関係がある場合に、前記分解線付与機能は、 面合わせの面の法線方向を前記分解線の両端の線分の方
向とし、かつ、一対の前記3次元形状要素のうち一方の
前記3次元形状要素の前記面の境界箱の中心を前記分解
線の一方の端点とし、他方の前記3次元形状要素の前記
面の境界箱の中心を前記分解線の他方の端点として、前
記分解線を作成することを特徴とする請求項5記載のプ
ログラム。 - 【請求項8】 一対の前記3次元形状要素間に軸合わせ
の位置関係および面合わせの位置関係があり、かつ、軸
合わせの軸の方向と面合わせの面の法線方向が一致して
いる場合に、前記分解線付与機能は、 軸合わせの軸の方向または面合わせの面の法線方向を前
記分解線の両端の線分の方向とし、かつ、一対の前記3
次元形状要素のうち一方の前記3次元形状要素(A)の
前記軸と前記面との交点を前記分解線の一方の端点
(a)とし、他方の3次元形状要素(B)の前記軸と前
記面との交点を前記分解線の他方の端点(b)とし、前
記端点(a)から前記軸の方向にのばした直線が前記3
次元形状要素(A)と複数の交点をもつ場合には前記端
点(b)に最も近い交点をあらためて前記分解線の一方
の端点(a)とし、前記端点(b)から前記軸の方向に
のばした直線が前記3次元形状要素(B)と複数の交点
をもつ場合には前記端点(a)に最も近い交点をあらた
めて前記分解線の他方の端点(b)として、前記分解線
を作成することを特徴とする請求項5記載のプログラ
ム。 - 【請求項9】 複数の3次元形状要素から構成される3
次元形状モデルを処理する3次元形状処理方法であっ
て、 アセンブリ階層中にある前記3次元形状要素間の面合わ
せの位置関係または軸合わせの位置関係を検出し、その
位置関係にある前記各3次元形状要素を互いに分解して
引き離すように移動する移動工程と、 この移動工程により移動された前記3次元形状要素間
に、前記各3次元形状要素の互いの軸または面を対応付
ける分解線を付する分解線付与工程と、を含むことを特
徴とする3次元形状処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005735A JP3989737B2 (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 3次元形状処理装置、プログラムおよび3次元形状処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005735A JP3989737B2 (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 3次元形状処理装置、プログラムおよび3次元形状処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3989737B2 JP3989737B2 (ja) | 2007-10-10 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006065484A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Ricoh Co Ltd | 3次元形状処理方法、3次元形状処理装置、プログラム及び記録媒体 |
JP2007102320A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Ricoh Co Ltd | 3次元形状体分解線表示方法、装置およびプログラム |
JP2012027799A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Fujitsu Ltd | 経路線作成プログラム、経路線作成方法及び経路線作成装置 |
CN103064341A (zh) * | 2011-10-20 | 2013-04-24 | 富士通株式会社 | 信息生成程序、信息生成方法和信息生成设备 |
-
2002
- 2002-01-15 JP JP2002005735A patent/JP3989737B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4658541B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2011-03-23 | 株式会社リコー | 3次元形状処理方法、3次元形状処理装置、プログラム及び記録媒体 |
JP2007102320A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Ricoh Co Ltd | 3次元形状体分解線表示方法、装置およびプログラム |
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KR101357316B1 (ko) * | 2011-10-20 | 2014-02-03 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 정보 생성 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 정보 생성 방법 및 정보 생성 장치 |
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