JP2003206748A - 高温部品冷却穴周壁の補修方法及び補修された高温部品 - Google Patents

高温部品冷却穴周壁の補修方法及び補修された高温部品

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JP2003206748A
JP2003206748A JP2002006290A JP2002006290A JP2003206748A JP 2003206748 A JP2003206748 A JP 2003206748A JP 2002006290 A JP2002006290 A JP 2002006290A JP 2002006290 A JP2002006290 A JP 2002006290A JP 2003206748 A JP2003206748 A JP 2003206748A
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Kei Osawa
圭 大澤
Ikuo Okada
郁生 岡田
Koji Takahashi
孝二 高橋
Masahiko Onda
雅彦 恩田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • B23P6/002Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors
    • B23P6/007Repairing turbine components, e.g. moving or stationary blades, rotors using only additive methods, e.g. build-up welding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温部品冷却穴周壁まわりの損傷欠陥部位を
高精度かつ高品質に補修することができる高温部品冷却
穴周壁の補修方法及び補修された高温部品を提供する。 【解決手段】 高温部品の冷却穴の周壁を研削整形して
開先を形成し、高温部品の表面側から裏面側に貫通する
ように開先内にダミーピンを挿入し、ダミーピンと開先
の周壁との間隙にニッケル基合金ろう付け材を充填する
とともに、ろう付け材が崩れないように押し固めて成形
した後に、成形ろう付け材中からダミーピンを引き抜
き、ダミーピン引き抜き跡が貫通孔となる充填成形ろう
付け部を形成した後か、又はダミーピンを引き抜く前
に、温度1080〜1270℃に2〜24時間保持する
熱処理条件下で前記充填成形ろう付け部を加熱して焼結
させるとともに、母材の少なくとも一部を溶融させて充
填成形ろう付け部と一体化させ、焼結した充填成形ろう
付け部の余剰部分を研削し、貫通孔まわりの周壁を整形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン、ス
チームタービン、ジェットエンジン等のエネルギ機関の
高温部品、特にタービン動翼、静翼、燃焼器、分割環の
冷却穴まわりに生じた損傷を補修する高温部品冷却穴周
壁の補修方法及び補修された高温部品に関する。
【0002】
【従来の技術】ニッケル基超合金およびコバルト基超合
金は、高温環境下におかれるタービン機関の動翼、静
翼、燃焼器、分割環、ノズル等の各種高温部品に用いら
れている。これらの高温部品は高温ガスと直接接触して
過酷な熱サイクル、酸化、腐食、エロージョンを受けて
著しい損傷を生じる。このため比較的短期間に部品が劣
化してしまい、設計仕様通りの本来の性能が出力されな
くなるので、頻繁に交換又は補修がなされている。
【0003】これらのニッケル基超合金およびコバルト
基超合金は高価な材料であるので、受けた損傷が致命的
である場合を除いて部品を交換しないで、その損傷を受
けた部位のみをろう付け補修して再度使用に供し、寿命
延長を図っている。
【0004】ところで、ガスタービン機関等の高温部品
は熱劣化を抑制するために可能な限り放熱特性を向上さ
せる基本設計思想に基づいてその形状およびサイズが決
められている。高温部品の放熱特性を向上させるための
方策の1つとして、高温部品の適所に多数の冷却穴
(0.5〜1.5mm)を貫通させ、部品を空冷するこ
とが行われているが、冷却穴近傍の周壁は酸化、腐食、
エロージョン等の損傷を受けやすく、ろう付けによる補
修が頻繁に繰り返されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
補修方法においては、冷却穴近傍の損傷部位にろう付け
材を盛り付けると、ろう付け材が冷却穴のなかに入り込
み、熱処理後は冷却穴のなかにろう付け材のたれ込みを
生じて、冷却穴が塞がれてしまうことがある。このた
め、損傷の形状や位置によってはろう付け補修の施工そ
のものができないか、又はろう付け補修が非常に困難な
場合がある。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、高温部品を空冷するための冷却穴まわ
りに生じる損傷および欠陥部位を高精度かつ高品質に補
修することができる高温部品冷却穴周壁の補修方法及び
補修された高温部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高温部品冷
却穴周壁の補修方法は、高温で運転されるエネルギ機関
に用いられる高温部品を空冷するための冷却穴まわりの
損傷部位を補修する方法であって、ニッケル基合金また
はコバルト基合金からなる高温部品の冷却穴の周壁を研
削整形して開先を形成する工程と、高温部品の表面側か
ら裏面側に貫通するように前記開先内にダミーピンを挿
入し、該ダミーピンと前記開先の周壁との間隙にニッケ
ル基合金ろう付け材を充填するとともに、該ろう付け材
が崩れないように押し固めて成形する工程と、成形ろう
付け材中から前記ダミーピンを引き抜き、前記ダミーピ
ン引き抜き跡が貫通孔となる充填成形ろう付け部を形成
した後か、またはダミーピンを引き抜く前に、温度10
80〜1270℃に2〜24時間保持する熱処理条件下
で前記充填成形ろう付け部を加熱して焼結させるととも
に、母材の少なくとも一部を溶融させて前記充填成形ろ
う付け部と一体化させる工程と、焼結した前記充填成形
ろう付け部の余剰部分を研削し、前記貫通孔まわりの周
壁を整形する工程と、を具備する。
【0008】本発明の補修方法は、タービン機関の動
翼、静翼、燃焼器、分割環の冷却穴まわりに生じた酸
化、腐食、エロージョンのいずれにも好適に用いること
ができ、補修された高温部品として動翼、静翼、燃焼
器、分割環がそれぞれ提供される。
【0009】ダミーピンは、損傷を受ける前の冷却穴径
との寸法公差をマイナス0.02〜1.0mmとする外
径をもつ金属、セラミック又は樹脂でつくられた細い棒
からなることが好ましい。ダミーピンの外径をマイナス
公差とする理由は、焼結によりニッケル基合金ろう付け
材が収縮してダミーピン抜き跡の貫通孔が拡大するから
である。ダミーピン外径のマイナス寸法公差が0.02
mmを下回ると、焼結後の穴径が設計値よりも大きくな
るおそれがある。一方、ダミーピン外径のマイナス寸法
公差が1.0mmを上回ると、焼結後の穴径が設計値よ
りも小さくなりすぎるおそれがある。
【0010】なお、熱処理前に引き抜く場合はダミーピ
ンの材質は何でも良いが、熱処理後に引き抜く場合は、
ダミーピンの材質をセラミックとすることが好ましい。
これは、ろう付け補修部の溶融金属の成分安定性の観点
からはダミーピンをセラミックでつくることが望まし
い。
【0011】冷却穴が高温部品を斜めに貫通し、高温部
品を水平にしたときの開先が斜め上向きの周壁を有する
場合に、ダミーピンの本体から分岐し、開先の斜め上向
き周壁を覆うマスキング部をさらに有することが好まし
い。この場合に、マスキング部はダミーピン本体から分
離可能に取り付けられていることが望ましい。このよう
なマスキング部により盛り付け時にろう付け材が冷却穴
に侵入することが防止され、裏面側へのたれ込みが有効
に回避される。
【0012】本発明に係る補修された高温部品は、高温
で運転されるエネルギ機関に用いられる高温部品を空冷
するための冷却穴まわりの損傷部位が補修された高温部
品であって、ニッケル基合金またはコバルト基合金から
なる高温部品の冷却穴の周壁を研削整形して開先を形成
し、高温部品の表面側から裏面側に貫通するように前記
開先内にダミーピンを挿入し、該ダミーピンと前記開先
の周壁との間隙にニッケル基合金ろう付け材を充填する
とともに、該ろう付け材が崩れないように押し固めて成
形した後に、該成形ろう付け材中から前記ダミーピンを
引き抜き、前記ダミーピン引き抜き跡が貫通孔となる充
填成形ろう付け部を形成するか、又はダミーピンを引き
抜く前に、温度1080〜1270℃に2〜24時間保
持する熱処理条件下で前記充填成形ろう付け部を加熱し
て焼結させるとともに、母材の少なくとも一部を溶融さ
せて前記充填成形ろう付け部と一体化させ、焼結した前
記充填成形ろう付け部の余剰部分を研削し、前記貫通孔
まわりの周壁を整形して補修された冷却穴をもつ補修部
位を具備することを特徴とする。
【0013】この場合に、ニッケル基合金ろう付け材
は、Ni,Cr,Co,W,Ti,Al,Bを含有する
融点1080〜1270℃の低融点合金粉末とNi,C
r,Co,Wを含有する融点1200℃以上の高融点合
金粉末とを3:7〜7:3の割合で混合したものからな
ることが好ましい。母材となるニッケル基合金は例えば
インコネル738LC(Cr15.70〜16.30%,Co8.00
〜9.00%,Ti3.20〜3.70%,Al3.20〜3.70%,W2.
40〜2.80%,Mo1.50〜2.00%,Ta1.50〜2.00%,C
0.09〜0.13%,B0.01%以下,P0.01%未満,S0.01%
未満)であり、それに対する低融点Ni基合金粉末の組
成の一例としてはNi−8〜12Cr−16〜20Co−2〜3.
5Mo−1.5〜2.5W−5〜9Ta−7.5〜10Ti−8.5〜10.
5Al−1〜3Nb−0.5〜3.5B−0.35Zrを、高融点N
i基合金粉末の組成の一例としてはNi−16〜18Cr−
〜5Co−〜3.5W−〜1.0Ta−〜1.0Ti−〜1.0Al
−0.15〜0.3C−0.01〜0.03B−〜0.1Zrをそれぞれあ
げることができる。なお、低融点Ni合金粉末の配合割
合が30重量%未満の場合は焼結が十分に進まなくな
る。一方、低融点Ni合金粉末の配合割合が70重量%
を越えると液相がですぎて十分な強度が得られなくな
る。
【0014】Niに添加する各成分の効果は次のとおり
である。
【0015】まず、Crは、合金に耐酸化性及び耐食性
を付与する合金成分である。Coは、γ’相(Ni
l)を形成することで高温強度改善に有効な合金成分で
あるAl及びTiに対して、高温におけるそれらの固溶
限度を大きくし、結果として高温強度向上に寄与する。
Wは、固溶強化の効果があり、高温強度の向上に寄与す
る。Taは、固溶強化とγ’相による析出強化により高
温強度の向上に寄与する。
【0016】Ti及びAlはγ’相による析出強化によ
り高温強度の向上に寄与する。Cは、炭化物を形成し、
主として結晶粒界を強化して高温強度の向上に寄与す
る。B及びZrは、粒界の結合力を増加させ高温強度を
向上する。
【0017】なお、各合金成分の添加効果は上記高融点
を有するNi合金粉末と同じであり、高融点を有するN
i合金粉末に含まれていないMoはWと同じく、固溶強
化の効果があり、高温強度の向上に寄与する。また、N
bは、Tiと同様、Alとともにγ’相を形成して高温
強度の向上に寄与する。更に、Co,Mo,Ta,T
i,Al,Bは、高融点を有するNi合金粉末より多く
添加しており、これは合金粉末の融点を低下させること
が目的であり、特にBはその効果が大きい。
【0018】各合金粉末における合金成分の組成範囲
は、融点を調整するとともに、所定の配合比で配合し反
応させた後、各合金成分の添加効果が発揮するよう、σ
相等有害な脆化相が生じないよう配慮し決定した。
【0019】加熱前は、高融点を有するNi合金粉末
(H)間に低融点を有するNi合金粉末(L)が配置さ
れているが、加熱によりNi合金粉末(L)が溶融し、
溶融した粉末がNi合金粉末(H)間の大部分の隙間を
毛細管現象により埋めることになる。
【0020】加熱は1080〜1270℃の温度で、か
つ2〜24時間保持の条件下で行うことが好ましい。こ
こで、加熱温度が1080℃未満では毛細管現象による
液相が生ずることなく、加熱温度が1270℃を越える
と母材の方が溶けやすい。また、本発明では、上記加熱
処理(焼結)後、更に段階的な加熱処理を行なうことが
好ましい。具体的には、1120℃±10℃で2〜4時
間加熱(前者)し、更に850℃±10℃で16〜24
時間加熱(後者)する。
【0021】ここで、前者の加熱は、上記焼結のための
熱処理における冷却過程で析出した母材中のγ’相(N
Al金属間化合物)を固溶させることを目的に実施
するものであり、その温度はγ’相の固溶かつまた初期
融解を発生させないため1120℃とし、処理時間は各
合金成分の拡散を十分進めるために、上記のとおりとし
た。後者の加熱は、γ’相を均一に析出させるために行
うものであり、γ’相の析出状態を均一、微細とするた
めに850℃、また合金組成に見合って析出させるため
に16〜24時間の処理とした。
【0022】熱処理後のNi基焼結合金における気孔の
面積率は、〜5%であることが好ましい。これはこの種
焼結法では気孔の発生を避け得ないが、5%を超える場
合、合金の強度及び延性に悪影響をきたすためである。
【0023】Ni基焼結合金は、例えばバルク成形、コ
ーティング、局所的肉盛に利用可能である。ここで、バ
ルク成形は、翼材の形に上記Ni基焼結合金の粉を圧を
かけて成形した後、焼結することにより行う。前記コー
ティングは、高温酸化などの減肉部に上記Ni基焼結合
金粉を低圧プラズマ溶射法、高速フレーム溶射法などで
吹き付けてコーティングした後、加熱して焼結するもの
である。前記局所的肉盛は、き裂部分などの補修対象部
に上記Ni基焼結合金粉を肉盛りした後、焼結するもの
である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい種々の実施の形態について説明する。
本実施形態では発電用ガスタービン機関に用いられる各
種の高温部品の冷却穴まわりに生じた損傷や欠陥をろう
付け補修する場合を例にとって説明する。
【0025】図1に示すように、発電用ガスタービン機
関1は、燃料供給管2,4、ノズル3,5、燃焼器内筒
6、燃焼器尾筒7、静翼8および動翼9からなるタービ
ン翼10、分割環11、圧縮機(過給機)12、圧縮空
気導入口13、バイパス弁14を備え、燃料供給管2を
通って複数の予混合ノズル3からメイン燃料が燃焼器内
に勢いよく噴射され、これに圧縮機(過給機)12から
圧縮空気導入口13を通って導入される空気が混合して
燃焼し、その燃焼ガスによりタービン翼10を回転させ
るようになっている。なお、運転開始時にはパイロット
燃料を燃料供給管4に供給してパイロットノズル5から
噴射させて着火する。
【0026】燃焼器は、ノズル3,5の噴射孔が開口す
る内筒6と、これに続く尾筒7とを具備するものであ
る。燃焼器尾筒7の後端部はタービン翼10に燃焼ガス
を吹き付けるように開口している。また、燃焼器尾筒7
の途中にはバイパス弁14を備えたバイパス管が連通し
ている。燃焼器尾筒7を構成する周壁はニッケル基耐熱
合金からなる。
【0027】タービン翼10を構成する静翼8と動翼9
とは交互に繰り返し配置され、静翼8と動翼9と隙間を
通って燃焼ガスが外部へ漏れ出さないように、静翼8と
動翼9との隙間を外側から取り囲むように分割環11が
設けられている。この分割環11を構成する周壁も上記
と同じ材質のコバルト基耐熱合金からなり、図3に示す
ように、その周壁面には多数の空冷用の冷却穴11aが
表面側から裏面側に貫通している。
【0028】図2に示すように、動翼9の翼本体91に
も多数の空冷用冷却穴94が形成されている。タービン
動翼9は、円周方向に延び出す翼本体91と、翼本体9
1の内周側の基部に設けられたプラットフォーム92
と、プラットフォーム92の内周側に設けられた固定部
93とが一体化した精密鋳造品である。翼本体91は中
空構造をなし、翼本体91を空冷するために、翼本体を
表面側から裏面側に貫通する多数の冷却穴94が翼本体
91の長手に沿って所定ピッチ間隔に直列に形成されて
いる。また、静翼8にも同様に多数の空冷用冷却穴(図
示せず)が形成されている。
【0029】動翼9は高温高応力の過酷な条件で使用さ
れると、図2に示す空冷用の冷却穴94の近傍周壁は熱
疲労によるクラックの発生、または酸化、腐食、エロー
ジョンにより表面側が削り取られてしまう。安全にガス
タービンを運用するためには、これらの亀裂部および減
肉部を補修する必要がある。
【0030】(実施例1)次に、図4を参照しながら実
施例1としてNi基合金(IN738LC)からなるガ
スタービン動翼の冷却孔周壁の熱疲労、腐食、エロージ
ョンによる損傷部位をろう付け補修する場合について説
明する。
【0031】図4の(a)は翼本体91の冷却穴94に
発生した熱疲労、酸化、腐食、エロージョンによる損傷
99を拡大して示す断面図である。図示の如く損傷99
は翼本体91の表面側の穴径を拡張するように冷却穴9
4の周壁が減肉したものである。
【0032】この損傷99の部位を砥石等を用いて研削
し、図4の(b)に示すように開先100を形成する。
開先100は滑らかに連続する曲面からなるように整形
する。
【0033】次に、開先100および冷却穴の周壁10
1,102を脱脂洗浄した後に、図4の(c)に示すよ
うに、金属製のダミーピン104を冷却穴94のなかに
挿入し、開先100およびその周辺部位にろう付け材を
盛り付け、これを十分に押し固めて充填成形ろう付け部
103を形成する。なお、ろう付け材には45質量%の
低融点ニッケル基合金粉末と55質量%の高融点ニッケ
ル基合金粉末とを配合したものを用いた。この場合に、
低融点ニッケル基合金粉末は融点1080〜1270℃
のNi−8〜12Cr−16〜20Co−2〜3.5Mo−1.5〜2.
5W−5〜9Ta−7.5〜10Ti−8.5〜10.5Al−1〜3N
b−0.5〜3.5B−0.35Zrの組成の合金粉末からなり、
高融点ニッケル基合金粉末は融点1200℃以上のNi
−16〜18Cr−〜5Co−〜3.5W−〜1.0Ta−〜1.0T
i−〜1.0Al−0.15〜0.3C−0.01〜0.03B−〜0.1Z
rの組成の合金粉末からなるものである。
【0034】次に、ダミーピン104を引き抜き、図4
の(d)に示すように、ピン引き抜き跡に貫通孔106
が形成された充填成形ろう付け部103とする。これを
熱処理炉内に装入し、1215℃×8時間の条件で熱処
理し、合金化補修部位としてのろう付け部103を焼結
させた。引き続き、強度上昇のため溶体化及び時効,即
ち1120℃×2時間+850℃×24時間の二段階の
熱処理を行った。
【0035】焼結後、ろう付け部の余盛り部分を砥石な
どにより研削し、図4の(e)に示すように、補修部位
107の表面を平坦面とした。次いで、放電加工を用い
て貫通孔94をあけ、所望サイズおよび形状の冷却穴9
4を形成した。これにより損傷を受ける前の設計通りの
サイズと形状の冷却穴94が動翼9に再生された。
【0036】本実施例1によれば、2種のNi基合金を
混合加熱することにより動翼9を補修するため、低融点
粉末と高融点粉末との間で毛細管現象が起こり、強度が
十分な補修部位107を得ることができる。また、焼結
のための加熱後、段階的な熱処理を行なうので、母材中
にγ’相が均一に析出し、強度がさらに増した補修部位
107を得ることができた。
【0037】(実施例2)次に、実施例2として図5に
示すシェイプトフィルム形状のマスキング部を有するダ
ミーピン114を用いてNi基合金(IN738LC)
からなるガスタービン動翼のシェイプトフィルム冷却穴
近傍周壁の損傷を補修する場合について説明する。
【0038】開先100および冷却穴の周壁101,1
02を脱脂洗浄した後に、図5に示すように、樹脂又は
金属製のダミーピン114を冷却穴94のなかに挿入
し、開先100およびその周辺部位にろう付け材を盛り
付け、これを十分に押し固めて充填成形ろう付け部10
3を形成する。このダミーピン114は、ピン本体から
分岐するシェイプトフィルム形状のマスキング部115
を備えている。このマスキング部115は、ダミーピン
114本体の下端寄りの中間部に所定の角度θで着脱可
能に取り付けられている。
【0039】本実施例のシェイプトフィルム形状のマス
キング部を有するダミーピン114を用いることによ
り、シェイプトフィルム冷却穴94のなかへのろう付け
材の侵入が有効に防止され、ろう付け材の裏面側へのた
れ込みが防止される。
【0040】(実施例3)上記実施例1と同様の方法を用
いて図3に示す分割環11の冷却穴11aの近傍に生じ
た損傷部位をろう付け補修した。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、融
点の異なる2種のNi合金粉末を混合、加熱してなる構
成とすることにより、溶接を不溶としてこれによる溶接
欠陥の発生を回避するとともに、強度の不足を解消し得
るNi基焼結合金を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンの概要を示す要部断面図。
【図2】ガスタービン動翼の外観を示す斜視図。
【図3】分割環の外観を示す斜視図。
【図4】(a)〜(e)は本発明の実施形態に係る高温
部品冷却穴周壁の補修方法を示す工程図。
【図5】本発明の他の実施形態に係る高温部品冷却穴周
壁の補修方法を示す断面図。
【符号の説明】
2,4…燃料供給管、3,5…ノズル、6…燃焼器内
筒、62…冷却穴、7…燃焼器尾筒、8…静翼、9…動
翼、94…冷却穴、10…タービン翼、11…分割環、
11a…冷却穴、12…圧縮機(過給機)、13…圧縮
空気導入口、14…バイパス弁、91…翼本体、92…
プラットフォーム、93…固定部、99…損傷(エロー
ジョン、亀裂、割れ)、100…開先、101,102
…冷却穴の周壁、103…充填成形ろう付け部、104
…ダミーピン、106…貫通孔、107…補修部位、1
14…マスキングダミーピン、115…シェイプトフィ
ルム形状のマスキング部(分岐ストッパ)。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 孝二 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 恩田 雅彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 3G002 BA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温で運転されるエネルギ機関に用いら
    れる高温部品を空冷するための冷却穴まわりの損傷部位
    を補修する方法であって、 ニッケル基合金またはコバルト基合金からなる高温部品
    の冷却穴の周壁を研削整形して開先を形成する工程と、 高温部品の表面側から裏面側に貫通するように前記開先
    内にダミーピンを挿入し、該ダミーピンと前記開先の周
    壁との間隙にニッケル基合金ろう付け材を充填するとと
    もに、該ろう付け材が崩れないように押し固めて成形す
    る工程と、 成形ろう付け材中から前記ダミーピンを引き抜き、前記
    ダミーピン引き抜き跡が貫通孔となる充填成形ろう付け
    部を形成した後か、またはダミーピンを引き抜く前に、
    温度1080〜1270℃に2〜24時間保持する熱処
    理条件下で前記充填成形ろう付け部を加熱して焼結させ
    るとともに、母材の少なくとも一部を溶融させて前記充
    填成形ろう付け部と一体化させる工程と、 焼結した前記充填成形ろう付け部の余剰部分を研削し、
    前記貫通孔まわりの周壁を整形する工程と、を具備する
    ことを特徴とする高温部品冷却穴周壁の補修方法。
  2. 【請求項2】 前記ダミーピンは、損傷を受ける前の冷
    却穴径との寸法公差をマイナス0.02〜1.0mmと
    する外径をもつ金属、セラミック又は樹脂でつくられた
    細い棒からなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記冷却穴は高温部品を斜めに貫通し、
    高温部品を水平にしたときに前記開先は斜め上向きの周
    壁を有し、 さらに、前記ダミーピンの本体から分岐し、前記開先の
    斜め上向き周壁を覆うマスキング部を有することを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記マスキング部は、ダミーピン本体か
    ら分離可能に取り付けられていることを特徴とする請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ニッケル基合金ろう付け材は、N
    i,Cr,Co,W,Ti,Al,Bを含有する融点1
    080〜1270℃の低融点合金粉末とNi,Cr,C
    o,Wを含有する融点1200℃以上の高融点合金粉末
    とを3:7〜7:3の割合で混合したものからなること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 高温で運転されるエネルギ機関に用いら
    れる高温部品を空冷するための冷却穴まわりの損傷部位
    が補修された高温部品であって、 ニッケル基合金またはコバルト基合金からなる高温部品
    の冷却穴の周壁を研削整形して開先を形成し、高温部品
    の表面側から裏面側に貫通するように前記開先内にダミ
    ーピンを挿入し、該ダミーピンと前記開先の周壁との間
    隙にニッケル基合金ろう付け材を充填するとともに、該
    ろう付け材が崩れないように押し固めて成形した後に、
    該成形ろう付け材中から前記ダミーピンを引き抜き、前
    記ダミーピン引き抜き跡が貫通孔となる充填成形ろう付
    け部を形成するか、またはダミーピンを引き抜く前に、
    温度1080〜1270℃に2〜24時間保持する熱処
    理条件下で前記充填成形ろう付け部を加熱して焼結させ
    るとともに、母材の少なくとも一部を溶融させて前記充
    填成形ろう付け部と一体化させ、焼結した前記充填成形
    ろう付け部の余剰部分を研削し、前記貫通孔まわりの周
    壁を整形して補修された冷却穴をもつ補修部位を具備す
    ることを特徴とする補修された高温部品。
  7. 【請求項7】 前記ニッケル基合金ろう付け材は、N
    i,Cr,Co,W,Ti,Al,Bを含有する融点1
    080〜1270℃の低融点合金粉末とNi,Cr,C
    o,Wを含有する融点1200℃以上の高融点合金粉末
    とを3:7〜7:3の割合で混合したものからなること
    を特徴とする請求項6記載の高温部品。
  8. 【請求項8】 前記補修部位は、タービン機関の動翼、
    静翼、燃焼器および分割環のうちのいずれかの一部であ
    ることを特徴とする請求項6記載の高温部品。
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