JP2003205911A - 液体充填装置の充填ノズル - Google Patents

液体充填装置の充填ノズル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】適切な流量を確保しつつ整流することができ、
さらに液垂れを効果的に防止し得る液体充填装置の充填
ノズルを提供する。 【解決手段】中空のノズル本体10内に、液体を流れを
整流する所定長さの複数の流路21を備えた整流板20
と、充填停止時に多数の孔33に液体を保持して液垂れ
を防止する液垂れ防止部材30と、を直列に配置したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば飲料用液
体を容器に充填する液体充填装置に関し、特に注出部に
設けられる充填ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の液体充填装置にあって
は、注出口から直接液体が注出されると、圧力が急激に
開放されるので、吐出される液体の流れが乱れ、容器内
に充填された液体が泡立ってしまうので、従来から液体
の流れを整流すると共に充填停止時の液垂れを防止する
充填ノズルが装着されている。従来の充填ノズルとして
は、たとえば、ノズル本体内に複数枚のメッシュ部材を
所定間隔を隔てて挿入し、充填圧を段階的に降下させて
圧力勾配を緩やかにし、吐出時の流れがなるべく乱れの
無い層流となるように制御していた。また、充填後の残
留液体は、液体の表面張力によってメッシュ部材の網目
に保持し、液垂れの発生を防止してていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
充填ノズルの場合には、網目を細かくすることにより流
れの勢いを止めていたので、メッシュ部材が目詰まりし
やすいという問題があった。目詰まりが生じると充填速
度が低下するので、定期的に洗浄,交換する必要がある
が、その間ラインを止める必要があり、生産性低下を招
いてしまう。メッシュ部材の目を粗くすると目詰まりが
生じる時間を長くできるが、粗くすると十分に圧力を低
下させることができず、整流効果が悪くなるという問題
がある。
【0004】一方、従来からメッシュ部材を用いずに、
所定の流路長さを有する複数の流路を備えた整流板を用
いた充填ノズルも知られているが(特開昭63−191
797号公報参照)、整流板を用いたものでは液垂れを
防止することが困難であり、従来は流路長さを長くして
対応していた。しかし、あまり長くすると、流路抵抗が
高くなりすぎ、十分な流量が確保できず、充填に時間が
かかりすぎるという問題がある。また、流路の孔径を小
さくすることが考えられるが、孔径を小さくするにも加
工上限界がある。
【0005】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
適切な流量を確保しつつ整流することができ、さらに液
垂れを効果的に防止し得る液体充填装置の充填ノズルを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液体充填装置の液体注出部に設けられ所
定の充填圧で注出される液体の流れを整流すると共に充
填停止時の液垂れを防止する充填ノズルにおいて、中空
のノズル本体内に、液体の流れを整流する所定長さの複
数の流路を備えた整流板と、充填停止時に多数の孔に液
体を保持して液垂れを防止する液垂れ防止部材と、を直
列に配置したことを特徴とする。流路は、充填停止時に
おける液垂れを許容する大きさに設定されていることを
特徴とする。
【0007】整流板の開口率は液垂れ防止部材の開口率
よりも大きいことが好ましい。また、整流板の流路の孔
径は液体垂れ防止部材の孔径よりも大きいことが好適で
ある。複数の整流板は、所定間隔を隔てて配置されてい
ることが効果的である。また、整流板を挟んで複数の液
垂れ防止部材が複数配置される構成としてもよいし、整
流板と液垂れ防止部材とを所定間隔を隔てて配置する構
成としてもよい。間隔を設ける場合には、整流板に間隔
保持部材を一体的に設けることが好ましい。
【0008】整流板の複数の流路はノズル本体の通路断
面に均一に配置されていることが好ましい。また、整流
板の厚みは1〜20mm、穴径は0.5〜2.0mm程
度とすることが好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図4は、本発明の実施の形態に係
る充填ノズルが適用される液体充填装置を示している。
まず、液体充填装置について簡単に説明すると、この液
体充填装置100は、充填通路101を構成する内筒1
10内に配置された内部移動体150を、内筒110外
部から非接触で駆動して充填通路101を開閉する構成
となっている。すなわち、内筒110と、内筒110の
外周に組みつけられる外筒130と、内筒110外周と
外筒130内周間に形成される環状空室140と、この
環状空室140内に移動自在に挿入され内部移動体15
0と内筒110の壁を隔てて配置される外部移動体16
0と、内部移動体150と外部移動体160とを磁気的
に結合するための磁石171,172と、を備えてお
り、外部移動体160をエア圧で駆動することにより、
内部移動体150に設けられた弁体部151を内筒11
0内壁に形成された弁座111に接離させて充填通路1
01を開閉し、容器に所定量ずつ液体を供給するように
なっている。
【0010】図示例では、外部移動体160は、ばね部
材180によって内部移動体150の閉弁方向に付勢さ
れ、環状空室140内に供給される空気圧によってばね
部材180のばね力に抗して駆動される。この外部移動
体160の移動に同期して内部移動体150が開弁方向
に移動する構成となっている。内筒110上端の供給口
102には所定圧の液体を供給する供給配管190が接
続され、内筒110下端の注出部には、所定の充填圧で
注出される液体の流れを整流すると共に充填停止時の液
垂れを防止する充填ノズル1が取り付けられている。充
填ノズル1は、中空のノズル本体10内に、液体を流れ
を整流する所定長さの複数の流路21を備えた整流板2
0と、充填停止時に孔としての網目に液体を保持して液
垂れを防止する液垂れ防止部材としてのメッシュ部材3
0とを直列に配置した構成となっている。
【0011】ノズル本体10は、保持筒40内に軸方向
に所定量だけ移動自在に保持され、保持筒40を介して
内筒110に取り付けられている。ノズル本体10の先
端部11は保持筒40の先端から出没自在となってお
り、内筒110の先端とノズル本体10間には、ノズル
本体10を保持筒40から突出させる方向に付勢するス
プリング50が挿入されている。保持筒40の上端部内
周には雌ねじが切られており、この雌ねじが内筒110
の下端部外周に形成された雄ねじにねじ込み固定され
る。また、外筒130の先端には、前記保持筒40外周
を所定間隔を隔てて覆うカバー部131が延長されてい
る。このカバー部131の先端が保持筒40よりも下方
に突出しており、保持筒40から突出するノズル本体1
0の先端とほぼ同一位置となる。そして、洗浄時には外
筒130のカバー部131先端開口部が栓体132によ
って閉塞される。
【0012】次に、本発明の充填ノズル1について、図
1乃至図3を参照して詳細に説明する。ノズル本体10
は円筒形状で、外周中途部には環状凸部12が突出して
おり、この環状凸部12の一方の端面が内筒110の先
端と対向しており、この対向面間にスプリング50が介
装されている。また、環状凸部12の他方の端面は保持
筒40の先端に設けられた内向きのストッパ42に当接
して保持筒40からの抜け止めが図られている。整流板
20とメッシュ部材30は、2枚の整流板20,20と
1枚のメッシュ部材30を組み合わせた構成で、2枚の
整流板20,20が所定間隔を隔てて配置されている。
整流板20,20は、図3(A),(B)に示すよう
に、扁平な円柱形状で、外周円筒面がガイド面となり、
ノズル本体10の内周壁面に摺動自在に接触している。
流路21は、整流板20を貫通する円形の貫通穴で、整
流板20の中心軸線と平行に形成されている。
【0013】この整流板20,20には間隔保持部材と
してのスペーサ部22が一体的に設けられている。スペ
ーサ部22は、整流板20の外径端部に沿って円弧状に
複数設けたもので、スペーサ部22の外側面は、整流板
20の外周面と連続する円弧面となっており、図示例で
は4箇所に部分的に設けられている。整流板20の複数
の流路はノズル本体10の通路断面に均一に配置されて
いる。この実施の形態では、流路21は、所定の間隔で
描かれた複数の同心円上に環状列状に配置されており、
各同心円上に配列された流路21間の円周方向の間隔
は、隣り合う同心円上に配置された流路21間の半径方
向の間隔とほぼ等しく設定されている。なお、図1およ
び後述する図5では、整流板20の流路21は省略して
記載している。
【0014】一方、メッシュ部材30は、図3(C),
(D)に示すように、多数本の縦線31と横線32を交
差させたスクリーン構成となっており、整流板20の流
路21の穴21の面積はメッシュ部材30の網目33の
目開き部の面積よりも大きくなっている。また、整流板
20の開口率はメッシュ部材30の開口率よりも大きく
設定されている。整流板20の開口率は、整流板20の
面積に対する整流板20の各流路21の通過断面積s
(=πa/4)の総和(n×s)の比率である。ま
た、メッシュ部材30の開口率は、メッシュ部材の面積
に対する網目33の開口面積の総和の比率である。整流
板20の厚み(流路の長さ)は1〜20mm、好ましく
は1〜10mm程度に設定される。また、穴径aは、
0.5〜2mm程度、好ましくは0.8〜1.5mm程
度に設定される。
【0015】[他の実施の形態]上記実施の形態では、
間隔保持部材としてのスペーサ部22を整流板20に一
体的に設けているが、図5(B)に示すように、別体の
リング状に成形したスペーサ40を用いてもよい。ま
た、上記実施の形態では、2枚の整流板と1枚のメッシ
ュ部材30は、メッシュ部材30を出口側に配置してい
るが、入口側に配置してもよいし、2枚の整流板の中間
に配置してもよい。また、メッシュ部材と整流板の間は
密接していてもよいし、間隔を開けてもよい。整流板の
数は2枚でなく、3枚以上としてもよいし、1枚として
もよい。また、整流板20とメッシュ部材30の組み合
わせは、図5(A)に示すように、整流板20を挟んで
2枚のメッシュ部材30,30との組み合わせとしても
よい。その場合、メッシュ部材30の数は3枚以上とし
てもよい。また、上記実施の形態では、液垂れ防止部材
としてメッシュ部材30を用いた場合を示したが、薄板
に多数の微細孔を設けた多孔板を用いてもよく、要する
に表面張力によって多数の孔に液体を保持する構成であ
ればよい。
【0016】
【実施例】図6は、本発明の整流板2枚とメッシュ部材
1枚の組み合わせたサンプル1と、整流板1枚,メッシ
ュ部材2枚の組み合わせたサンプル2についての試験結
果である。比較例としてメッシュ部材を6枚使った現行
製品を用いた。現行製品は充填目標時間を9秒に設定し
ている。充填液としてはお茶を使用した。サンプル1,
2の整流板は、いずれも、直径がφ18.3、板厚が4
mm、穴径がφ1.2mm、穴数が91、開口率が3
9.1%のものを用いた。穴の配置は、同心円上に環状
に均等配列している。図示例では等間隔で描いた複数の
同心円上に、穴が均等に等配されている。
【0017】また、サンプル1,2のメッシュ部材とし
ては#60のもの、縦線、横線の線径dが0.19m
m、目開きwが233μm、開口率は30.0%のもの
を用いた。現行のメッシュ部材は#80のものが用いら
れ、縦線、横線の線径dが0.14mm、目開きwが1
77μm、開口率は31.4%のものを用いた。試験は
泡立ちが無く充填できる充填時間を測定したもので、タ
ンク圧力(充填圧力)を段階的に変化させ、それぞれの
圧力について各5回ずつ充填時間を測定し、その平均値
をとっている。試験結果としては、最短の充填時間がポ
イントで、最短の充填時間が目標充填時間に近いと、タ
ンク圧の変動によって充填時間が目標充填時間より長く
なる可能性が高くなる。充填ラインでは、充填時間が定
まっており、充填時間が長くかかるということは、充填
量が少なくなってしまうことになる。タンク圧を低くす
れば泡立ちが生じないが、時間がかかりすぎて無意味な
ので、試験は充填目標時間(9秒)を勘案して充填時間
が約9.3秒程度までとした。
【0018】その結果、2枚のメッシュ部材と1枚の整
流板の組み合わせのサンプル1は、タンク圧が約0.3
6[kgf/cm2]で充填した場合の充填時間が最短
で、約8.45秒程度である。充填圧をこれ以上高くす
ると、充填時間はさらに短くなるが、泡立ちが生じる。
1枚のメッシュ部材と2枚の整流板の組み合わせのサン
プル2では、約0.31[kgf/cm2]で充填した
場合の充填時間が最短で、約8.74秒程度であった。
現行製品は、タンク圧が約0.51[kgf/cm2]
で充填した場合の充填時間が最短で、約8.65秒程度
である。この結果、本発明品の場合、いずれも、現行製
品に比べて低いタンク圧力で同等の充填時間を達成でき
た。特に、整流板2枚,メッシュ部材1枚の組み合わせ
のサンプル1は、現行製品よりも最短の充填時間が短く
有利である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本請求項1に係る
発明は、中空のノズル本体内に、液体を流れを整流する
所定長さの複数の流路を備えた整流板と、充填停止時に
多数の孔に液体を保持して液垂れを防止する液垂れ防止
部材と、を直列に配置し、整流機能と液垂れ防止機能を
分離したので、従来のようにメッシュ部材を多段に配置
することなく、整流板の流路抵抗によって効果的に整流
することができ、また、整流板の流路をいたずらに長く
して流量を犠牲にすることなく、十分な流量を確保しつ
つ液垂れ防止部材によって液垂れを確実に防止すること
ができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、整流板の流路
は、充填停止時における液垂れを許容する大きさに設定
したので、流路は整流に必要な程度の長さおよび孔径に
設定すればよく、流量を大きくして充填時間の短縮を図
ることができる。請求項3に記載の発明は、整流板の開
口率を液垂れ防止部材の開口率よりも大きくしたので、
従来のメッシュ部材の多段配置に比べて大きな流量を確
保できる。請求項4に記載の発明は、整流板の流路の孔
径は液体垂れ防止部材の孔径よりも大きくなっているの
で、やはり流量を大きくできる。
【0021】請求項5に記載の発明は、複数の整流板が
所定間隔を隔てて配置されているので、段階的に圧力が
降下し、整流板間の圧力勾配を小さくなって、整流効果
を高めることができる。請求項6に記載の発明は、整流
板を挟んで複数の液垂れ防止部材が複数配置されている
ので、従来のメッシュ部材のみの多段配置に比べて少な
い数の液垂れ防止部材ですみ、長寿命化を図ることがで
きる。請求項7に記載の発明は、整流板と液垂れ防止部
材とが所定間隔を隔てて配置されているので、段階的に
圧力が降下し、圧力勾配が小さくなって整流効果を高め
ることができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、整流板には間隔
保持部材が一体的に設けられているので、整流板の安定
性が高まる。請求項9に記載の発明は、整流板の複数の
流路はノズル本体の通路断面に均一に配置されているの
で、全体的に均一に整流することができる。請求項10
に記載の発明は、整流板の厚みは1〜20mm、穴径を
0.5〜2mm程度としたことにより、より効果的に整
流効果および液垂れ防止効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の液体充填装置の充填ノズルの分
解斜視図である。
【図2】図2は図1の充填ノズルの断面図である。
【図3】図3(A)は図1の充填ノズルの整流板の裏面
図、同図(B)は同図(A)の半断面正面図、同図
(C)は図1の充填ノズルのメッシュ部材の平面図、同
図(D)は同図(C)のメッシュ部材の網目の部分拡大
図である。
【図4】図4は本発明の充填ノズルが適用される液体充
填装置の断面図である。
【図5】図5(A),(B)は本発明の他の実施の形態
に係る充填ノズルの整流板とメッシュ部材の配置関係を
示す分解斜視図である。
【図6】本発明の試験結果を示すもので、充填時間とタ
ンク圧力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 充填ノズル、10 ノズル本体、 20 整流板、 21、流路、22 スペーサ部 30 メッシュ部材(液垂れ防止部材)、 31,32 縦線,横線、33 網目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩下 健 神奈川県横浜市鶴見区下野谷町1−8 東 洋製罐株式会社鶴見分室内 Fターム(参考) 3E055 AA01 CB08 CB10 EA05 3E079 BB01 BB02 DD02 DD35 EE02 EE13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体充填装置の液体注出部に設けられ所定
    の充填圧で注出される液体の流れを整流すると共に充填
    停止時の液垂れを防止する充填ノズルにおいて、 中空のノズル本体内に、液体の流れを整流する所定長さ
    の複数の流路を備えた整流板と、充填停止時に多数の孔
    に液体を保持して液垂れを防止する液垂れ防止部材と、
    を直列に配置したことを特徴とする液体充填装置の充填
    ノズル。
  2. 【請求項2】流路は、充填停止時における液垂れを許容
    する大きさに設定されている請求項1に記載の液体充填
    装置の充填ノズル。
  3. 【請求項3】整流板の開口率は液垂れ防止部材の開口率
    よりも大きい請求項2に記載の液体充填装置の充填ノズ
    ル。
  4. 【請求項4】整流板の流路の孔径は液体垂れ防止部材の
    孔径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかの項に記載の液体充填装置の充填ノズル。
  5. 【請求項5】複数の整流板が所定間隔を隔てて配置され
    ている請求項1乃至4のいずれかの項に記載の液体充填
    装置の充填ノズル。
  6. 【請求項6】整流板を挟んで複数の液垂れ防止部材が複
    数配置されている請求項1乃至4のいずれかの項に記載
    の液体充填装置の充填ノズル。
  7. 【請求項7】整流板と液垂れ防止部材とが所定間隔を隔
    てて配置されている請求項1乃至6のいずれかの項に記
    載の液体充填装置の充填ノズル。
  8. 【請求項8】整流板には間隔保持部材が一体的に設けら
    れている請求項5または7に記載の液体充填装置の充填
    ノズル。
  9. 【請求項9】整流板の複数の流路はノズル本体の通路断
    面に均一に配置されている請求項1乃至8のいずれかの
    項に記載の液体充填装置の充填ノズル。
  10. 【請求項10】整流板の厚みは1〜20mm、流路の孔
    径は0.5〜2.0mm程度としたことを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれかの項に記載の液体充填装置の充
    填ノズル。
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