JP2003204477A - シーンにおける人工照明の存在を検出する方法および装置 - Google Patents

シーンにおける人工照明の存在を検出する方法および装置

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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーンにおける人工照明の存在を検出するシ
ステムを提供する。 【解決手段】 シーンにおける人工照明の存在を検出す
る方法において、シーンにおける照明の変動についての
少なくとも1つの周波数を予測し、予測された周波数の
周期のいずれとも異なる露出長を用いて、予測された周
波数のいずれとも異なる周期的なレートで前記シーンか
らの光を測定する。そして、シーンから測定される光が
周期的な変化を含む場合に人工照明の存在を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、概して、シーンの
照明の検出に関し、特に、シーンにおける人工照明の存
在を検出する装置に関する。 【0002】本出願は、以下の米国出願:“Color corr
ection for a scene based on thedetection of artifi
cial illumination in the scene”と題する米国特許出
願第10/002,701号、“A method and apparat
us for auto-exposure control in the presence of ar
tificial illumination”と題する米国特許出願第10
/002,702号、および“A method and apparatus
for auto-focus control in the presence of artific
ial illumination”と題する米国特許出願第10/00
2,349号に関連する。これら出願はすべて、200
1年10月30日付けで出願された。 【0003】 【従来の技術】デジタルカメラを使用して画像を取り込
む場合、シーンの照明源がカメラに取り込まれる色に影
響を及ぼす。屋内シーンの場合、照明源は幅広く多様で
あり、タングステン電球、ハロゲンランプ、蛍光灯、窓
を通して入射する日光、さらにはキセノン光を含むこと
ができる。これら種類の光源はそれぞれ、異なるスペク
トルエネルギー分布を有する。高温で白熱するフィラメ
ントを使用して光を発生させる種類の光源(たとえば、
タングステン電球)は、通常、電球のフィラメントより
も50度高い温度を有する完全放射体として定義される
色温度を特徴とする。太陽もまた、完全放射体であるこ
とを特徴とすることができるが、大気中での散乱および
吸収によりいくつかの波長が失われることから、こうい
った波長では完全放射体とはかなり異なる。太陽のスペ
クトルパワー分布のばらつきにより、複数の標準的なス
ペクトルパワー分布曲線が作成されてきた。標準曲線の
1つは、色温度6500Kに対応してD65と呼ばれ
る。空の色もまた、太陽からシーンに到達するエネルギ
ーのスペクトルパワー分布に影響を及ぼしうる。時間帯
もまた、太陽の色温度に影響を及ぼす(正午と日の出
時)。色温度は、対象が直射日光中にあるか、それとも
日陰にあるかによっても影響を受けうる。 【0004】蛍光層を励起して蛍光を発する種類の光源
(たとえば、蛍光灯およびキセノンランプ)は、水銀蒸
気スペクトルと併せて、ランプ中の蛍光体に固有のスペ
クトルパワー分布を有する傾向がある。 【0005】こういった光源ではそれぞれ、カメラがシ
ーンにおいて取り込む色に影響を及ぼすスペクトルパワ
ー分布が異なる。たとえば、白色の物体がタングステン
電球により照明される場合、カメラが取り込むシーンで
は白色の物体が黄色に見える。これは、タングステン電
球が青色光をあまり発しないためである。白色の物体
は、物体に当たる赤色光、緑色光、および青色光と同様
の量の赤色光、緑色光、および青色光を反射する物体で
ある。白色の物体がタングステン電球で照明される場
合、青色光よりも多くの赤色光が物体に当たるため、よ
り多くの赤色光が反射され、カメラに対して物体を黄色
に見せることになる。人間の目は異なる照明に順応し、
色ずれを補正するが、カメラはシーンにおける実際の光
を記録する。 【0006】幸いにも、照明源に起因するこういった色
ずれは補正可能である。この補正は通常、ホワイトバラ
ンスと呼ばれる。適切なホワイトバランスを行うために
は、シーンの照明がわかっていなければならない。ホワ
イトバランスに使用するシーン照明を判定しようとする
ために現在使用されている方法は数多くある。 【0007】1つの方法は、シーンにおいて最も明るい
ポイントを見つけ、それが白であると仮定する。次い
で、最も明るいポイントが白になるまで調整されてか
ら、この調整を利用して、シーンの残りの部分をバラン
スさせる。この情報は、シーンにおいて最も明るいポイ
ントが白色の物体から、または鏡面反射、たとえば車の
ウィンドシールドからの鏡面反射からのものであるとい
う仮定を前提にして機能する。明らかに、シーンのすべ
ての最も明るいポイントが鏡面反射または白色の物体か
らのものであるわけではない。この方法が、シーンで最
も明るいポイントが非白色物体であるシーンに使用され
ると、結果として顕著な色の不整合が発生することにな
る。別のホワイトバランス方法は、画像中のすべてのエ
リアの合計が中間のグレーになるまで画像を調整する。
これら方法は双方とも、シーンのコンテンツについての
仮定を前提として機能する。 【0008】別の方法は、補正マトリックスメモリを用
い、複数の異なる照明下で画像データをカラー画像デー
タにマッピングする。この方法は、発明者Paul M. Hube
l他による米国特許第6,038,339号(特許文献
1)に記載されている。この方法を使用する場合、可能
性のあるすべての照明について画像データをカラーデー
タにマッピングする必要がある。画像データを可能性の
ある照明それぞれにマッピングすることは、計算上のプ
ロセスである。可能性のある照明のセットをある種類の
照明(たとえば、昼光)に制限することができれば、計
算量、ひいては時間を低減することができる。可能性の
ある照明のセットを制限する1つの方法は、シーンが人
工照明を含むかどうかを判定することである。したがっ
て、人工照明の存在を検出する能力により、デジタルカ
メラ内の色補正アルゴリズムの速度および精度を高める
ことができる。 【0009】通常、大部分の人工照明源は交流電流を電
源とする。交流電流には、2つの主な周波数がある。米
国では60Hzが使用され、欧州では50Hzが使用さ
れる。これらの速度では、人間の目は通常、人工照明の
明るさの変動を検出することはない。しかし、デジタル
カメラおよび今日の光センサを使用して光を検出する他
の装置は、大部分の人工照明源を駆動する交流電流(A
C)による明るさの変動を検出することが可能であり、
実際に検出する。明るさの変動は通常、蛍光照明源下で
より大きく、白熱照明源下ではより小さい。こういった
輝度変動は、オートフォーカスおよび自動露出等、デジ
タルカメラにおける自動機能のいくつかに問題を生じさ
せる。 【0010】自動露出機能を使用する場合、カメラは、
適切な露出のために正しい量の光を集めるように、レン
ズ絞り、露出長、および光センサの利得を調整する。自
動露出機能は、露出パラメータを設定するために、シー
ン内の光の量を正確に測定することに頼る。自動露出機
能のために光を測定するとき、光センサ、通常はCCD
についての露出長の典型的な範囲は、1/1000秒か
ら1/60秒である。露出測定の誤差は、露出長が、A
C電源の駆動周波数の周期よりも小さい場合に大きくな
る。シーン照明が人工照明のために変動する場合、輝度
変動を考慮に入れなければ、最終的な画像露出が不正確
になりうる。 【0011】オートフォーカス機能を使用する場合、カ
メラは、光センサ上にシーンを合焦させるようにレンズ
の位置を調整する。通常、カメラは、シーン中のエリア
間のコントラストの測定を利用して、適切なフォーカス
を判定する。オートフォーカスアルゴリズムは通常、異
なる位置にあるレンズを使用してシーンの複数の露出を
取得してから、最も高いコントラストを有する露出に対
応するレンズ位置を選択する。不都合なことに、シーン
における照度はシーンにおけるコントラストに影響を及
ぼす。これにより、人工光源サイクルの明るい部分にあ
る間には高いフォーカス−コントラスト測定値が、光源
サイクルの暗い部分にある間には低いフォーカス−コン
トラスト測定値が生じることになる。光が、焦点が合っ
ていないフォーカス−コントラスト測定中により明るい
場合、この輝度変動が考慮されなければ、焦点が合って
いない位置が最良の位置として選択されることがある。 【0012】 【特許文献1】米国特許第6038339号明細書 【0013】 【発明が解決しようとする課題】したがって、シーンに
おける人工照明の存在を判定することができるシステム
が必要である。 【0014】 【課題を解決するための手段】シーンにおける、交流電
流を電源とする人工照明の存在を検出する方法および装
置を開示する。シーンにおける光をサンプリングするこ
とにより、人工照明の存在を検出することができる。 【0015】本発明の他の態様および利点は、本発明の
原理を例として示す添付図面と併せて以下の詳細な説明
から明白になろう。 【0016】 【発明の実施の形態】シーンにおける人工照明の存在を
検出することのできる方法および装置は、デジタルカメ
ラおよび光センサを使用してシーンを取り込む他の装置
を改良することができる。 【0017】人工照明は通常、交流電流を電源とする。
交流電流には2つの主な周波数がある。米国では60H
zが使用され、欧州では50Hzが使用される。人工照
明を駆動する交流電流は、照明の輝度を駆動周波数の2
倍で変動させる。輝度変動は、人工照明の種類に依存す
る。白熱灯の光は通常、蛍光灯の光よりも小さな輝度変
動を有する。輝度変動は通常、交流電流の正弦変動のレ
ートの2倍のレートで動揺する変動を辿る(図1参
照)。シーン中の光をサンプリングすることにより、人
口照明の存在を判定することができる。今日の光セン
サ、通常は電荷結合素子(CCD)は、露出間の時間
(サンプリングレート)ならびに露出長を変更すること
が可能である。 【0018】本発明の一実施形態では、露出長が、一般
的なAC周波数のいずれの周期または周期の倍数とも等
しくないように調整される。最も一般的な2つのAC周
波数は60Hzおよび50Hzであるため、最も一般的
な2つの照明周期は1/120秒および1/100秒で
ある。これら2つのAC周波数の周期に等しくない露出
長の例は1/140秒であるが、これは単なる例であ
り、他の多くの露出長を用いることができる。この露出
長を使用していくつかの露出が取得される。サンプリン
グレートすなわち露出間の時間は、重要なことではない
が、予期されるAC周波数のいずれにも整合すべきでは
ない。シーンの全体的な明るさが当分野で既知の方法を
使用して、たとえばシーン中のすべてのピクセルについ
ての光を平均化して、各露出について計算される。各露
出の全体的な明るさは、露出間の変動について比較され
る。露出長はAC周期と異なるため、露出中の光の平均
輝度は、露出の開始時の駆動ACの位相に応じて異なる
(図2参照)。露出が時間202で開始する場合、AC
は最小に向けて下がっており、露出中の光の平均輝度2
04は低くなる。露出時間が時間206で開始する場
合、ACはピーク208に到達し始めつつあり、露出中
の光の平均輝度210はより高くなる。光の平均輝度の
こういった変化は、複数取得される露出間の明るさ平均
の変動として検出される。変動が小さい場合、シーンに
おける人工照明の量は少ない。変動が大きい場合、シー
ンにおける人工照明の量は多い。全体的な明るさの変動
を閾値と比較することができ、変動が閾値よりも大きい
場合、シーンが人工照明を含む。 【0019】人工照明の存在が検出されると、ACの周
波数を判定することができる。露出長は、一般的なAC
周波数のうちの1つの周期または周期の倍数に整合する
ように調整される。いくつかの露出が取得され、各露出
についてシーンの明るさの平均がもう一度計算される。
露出長がAC周波数の周期に整合する場合では、露出間
の変動が低減する(図3)。露出がどこで開始されて
も、駆動ACの全周期が露出に含まれると共に光の平均
輝度が同じであるため、変動が低減する。露出302
は、ピークに近づきつつあるときに開始され、平均輝度
304を有する。露出306は、クロスオーバポイント
に到達しつつあるときに開始され、平均輝度308を有
する。レベル304とレベル308の間の変動は小さい
ため、露出長は波形300の周期に整合している。表1
は、50Hzおよび50Hzにおける蛍光灯の光と日光
とについてのシーンの明るさの変動を示す。 【0020】 【表1】 変動が依然として大きい場合、変動を低減する露出長が
見つかるまで、異なる露出長を用いてプロセスが繰り返
される。変動を低減する露出長は、駆動AC周波数の周
期である。 【0021】別の実施形態では、第1の露出長が、一般
的なAC周波数の1つ、たとえば60Hzの周期に整合
するように選択される。複数の露出が取得され、露出間
の変動が計算される。サンプリングレートすなわち露出
間の時間は、重要なことではないが、好ましい実施形態
では、露出時間の整数倍である。変動が大きい場合、人
工照明が存在し、異なる露出長を使用してプロセスを繰
り返し、駆動AC周波数を判定する。変動が小さい場
合、それは2つの理由によるものでありうる。シーンに
おける人工照明がわずかであるかまったくないことによ
るもの、あるいは露出長に整合するAC周期によるもの
でありうる。これは、第1の露出長と異なるAC周波数
と整合するように露出長を変更することによって判定す
ることができる。第2の露出時間を使用していくつかの
露出が取得され、露出間の明るさの変動が計算される。
変動の量が小さいことは、シーンにおける人工照明の量
が少ないことを示す。次に、変動が高い場合、人工照明
がシーンに存在し、第1の露出長が整合した周波数で駆
動されている。 【0022】本発明の別の実施形態では、露出長は、一
般的なAC周波数のいずれの周期よりも非常に小さいも
のが選択される。好ましい実施形態では、露出長は、一
般的なAC周波数のいずれかの最小周期の半分よりもは
るかに小さい。60Hzは、1/120秒という光輝度
変動周期を有し、この半分は1/240秒である。した
がって、好ましい実施形態では、露出長は1/480秒
であるかこれよりも短い。この短い露出長を使用して、
一般的なAC周波数のいずれからの光変動とも位相同期
しないサンプリングレートで、複数の露出を取得する。
各露出の全体的な明るさが計算され、異なる露出間の明
るさの変動が計算される。露出間の時間はAC周期と異
なるため、露出中の光の平均輝度は、露出が開始時の駆
動ACの位相に応じて異なる(図4参照)。露出が、A
Cがピークに到達しつつある時間402で開始される場
合、露出中の光の平均輝度404は高い。露出が、AC
がクロスオーバポイント408に到達しつつある時間4
06で開始される場合、露出中の光の平均輝度410は
低い。光の平均輝度のこういった変化は、複数取得され
る露出間の明るさ平均の変動として検出される。高い変
動は、人工照明の存在を示す。図5は、波形の周波数と
は異なる周波数で波形をサンプリングした結果を示す図
である。人工照明がシーンにおいて検出されると、輝度
変動の周波数および位相を判定することができる。 【0023】一般的なサンプリング理論は、波形の周波
数および位相を判定するには、サンプリングレートは波
形の周波数の少なくとも2倍でなければならない(ナイ
キスト限界)と述べている。しかし、既知の形状、たと
えば正弦波の少数の既知の周波数に限定される波形の周
波数および位相の判定では、周波数の2倍でサンプリン
グする必要はない。これは、基本周波数の反射および基
本周波数の高調波が、少数の予期される周波数間の差別
化に使用されるためである。高速フーリエ変換(FF
T)を使用してのサンプリングされた波形の解析、およ
び少数の一般的なAC周波数に整合しない周波数結果の
破棄により、光変動の周波数および位相を判定すること
ができる。 【0024】周波数を判定する別の方法は、各露出の開
始を一般的なAC周波数の1つと位相が合うように同期
させてから、いくつかの露出について明るさを記録する
というものである。このプロセスは、露出間の光の平均
輝度が他の周波数よりもある1つの周波数で小さくなる
ことが見つけられるまで、他の一般的な周波数を使用し
て繰り返される。変動の低減は、各露出が波形の同じ場
所で開始される場合、各サンプルの平均輝度がおおよそ
同じであるために発生する。周波数が判定されると、測
定される光の最小または最大の明るさレベルを捜しなが
ら露出開始時間を波形の周期に沿って動かすことによ
り、位相を判定することができる。 【0025】本発明の別の実施形態では、露出長は、一
般的なAC周波数のいずれかの周期よりも非常に小さい
ものが選択される。好ましい実施形態では、露出長は、
一般的なAC周波数のいずれかの最小周期の半分よりも
はるかに小さい。60Hzは、1/120秒という光輝
度変動周期を有し、この半分は1/240秒である。し
たがって、好ましい実施形態では、露出長は1/480
秒であるかこれよりも短い。この短い露出長を使用し
て、一般的なAC周波数の1つに整合したサンプリング
レートで、複数の露出を取得する。各露出の全体的な明
るさが計算され、異なる露出間の明るさの変動が計算さ
れる。変動が大きい場合、人工照明が存在し、異なるサ
ンプリングレートを使用してプロセスを繰り返して、駆
動ACの周波数を判定することができる。変動が小さい
場合、それには2つの理由によるものでありうる。シー
ンにおける人工照明がわずかであるかまったくないこと
によるもの、あるいはサンプリングレートに整合するA
C周期によるものでありうる。これは、第1のサンプリ
ングレートと異なるAC周波数と整合するようにサンプ
リングレートを変更することによって判定することがで
きる。第2のサンプリングレートを使用していくつかの
露出が取得され、露出間の明るさの変動が計算される。
変動の量が小さいことは、シーンにおける人工照明の量
が少ないことを示す。次に、変動が高い場合、人工照明
がシーンに存在し、第1のサンプリングレートが整合し
た周波数で駆動されている。 【0026】本発明の別の実施形態では、シーンにおけ
る全体的な明るさレベルの代わりにシーンにおけるコン
トラストを使用して、人工照明の存在を判定する。シー
ンコントラストは通常、カメラのオートフォーカスアル
ゴリズムで使用される。シーンコントラストを計算す
る、当分野で既知の多くの異なる方法がある。1つの方
法は、隣接するピクセル間の輝度差をとることである。
シーンコントラストはシーン照度の全体的なレベルに依
存するため、シーンコントラストの変化によりシーン照
度の変動を検出することができる。シーンコントラスト
はまた、シーンが光センサ上にどの程度良好に合焦され
るかにも依存する。シーンが良好に合焦される場合、シ
ーンの合焦が不良の場合よりも、シーンコントラストを
使用してシーンの明るさの変化を容易に検出することが
できる。シーンコントラストを用いる場合の好ましい実
施形態では、人工照明の検出が進められる前に、シーン
がレンズを使用して光センサ上に合焦される。シーンコ
ントラストを使用する一実施形態では、短い露出長が使
用され、一般的なAC周波数のいずれとも整合しないサ
ンプリングレートが選択される。複数の露出が取得さ
れ、各露出における全体的なコントラストが計算され
る。次いで、異なる露出間のコントラスト変動が計算さ
れる。露出間のコントラスト変動が大きいことは、人工
照明の存在を示す。変動は、光源の変動量に概して比例
する。シーンの明るさおよび平均の明るさの変動量は、
光源の種類と関連を持つ可能性がある(図6を参照)。
蛍光灯光源は通常、白熱灯光源に対して高い変動を有す
る。変動が第1の閾値よりも小さい場合は(604)、
人工照明がシーンにあるとしてもわずかである(60
8)。変動が第1の閾値よりも大きく、第2の閾値より
も小さい場合(610)、変動は、白熱灯照明を示す
(612)。変動が第2の閾値よりも大きい場合(61
4)、変動は蛍光灯照明を示す(616)。 【0027】人工照明がシーンで検出されると、一般的
なAC周波数の1つに対応するサンプリングレートを使
用して、コントラスト測定を再び行うことができる。コ
ントラスト測定間の変動が低減する場合、正しいAC周
波数が判定されている。 【0028】露出長の短いコントラスト測定を使用する
別の実施形態では、一般的なAC周波数の1つに整合す
るようにサンプリングレートが選択される。コントラス
ト測定の変動が大きい場合、サンプリングレートと異な
る周波数で駆動されている人工照明が、シーンに存在す
る。コントラスト測定の変動が小さい場合、第2シリー
ズの測定が、別の一般的なAC周波数に対応する第2の
サンプリングレートで行われる。第2の露出セットにつ
いてのコントラスト測定の変動も小さい場合、シーンに
はわずかな人工照明しかない。第2のコントラスト測定
セットの変動が大きい場合、第1のAC周波数で駆動さ
れている人工照明がシーンにある。 【0029】本発明の上記説明は、例示および説明目的
のために提示されたものである。排他を意図せず、すな
わち本発明を開示した厳密な形態に限定する意図はな
く、上記教示を鑑みて変更および変形が可能である。実
施形態は、本発明の原理、および当業者が各種実施形態
で、また意図する特定の使用に適するように各種変更を
行って本発明を最良に利用することができるように本発
明の応用を最良に説明するために選択され記載されたも
のである。併記の特許請求の範囲は、従来技術によって
制限される範囲を除き、本発明の他の代替の実施形態を
包含するように構築されるものである。 【0030】なお、この発明は例として次の実施態様を
含む。丸括弧内の数字は添付図面の参照符号に対応す
る。 【0031】[1] シーンにおける人工照明の存在を検出
する方法において、前記シーンにおける照明の変動につ
いての少なくとも1つの周波数を予測することと、前記
予測された周波数の周期のいずれとも異なる露出長を用
いて、前記予測された周波数のいずれとも異なる周期的
なレートで前記シーンからの光を測定することと、前記
シーンから測定される光が周期的な変化を含む場合に人
工照明の存在を検出することと、を含む方法。 【0032】[2] 上記[1]に記載の方法において、前記
周期的な変化が明るさの変動であるもの。 【0033】[3] 上記[1]に記載の方法において、前記
シーンからの光は光センサ上に合焦され、前記周期的な
変化がコントラストの変動であるもの。 【0034】[4] 上記[1]に記載の方法において、前記
露出長(404)が前記予測された周波数の周期のいず
れかの半分よりもはるかに小さく、前記予測された周波
数の1つを選択することと、前記選択される周波数の整
数倍である周期的なレートを用いて、前記シーンからの
光を再び測定することと、光の輝度の変動の低減につい
て前記再び測定された光を比較することにより、人工照
明の実際の周波数を確認することと、をさらに含むも
の。 【0035】[5] 上記[4]に記載の方法において、前記
選択される周波数の整数倍ではない周期的なレートを用
いて、前記シーンからの光を再び測定することと、輝度
変動の位置を検出することにより、周期的な変化の位相
を判定することと、をさらに含むもの。 【0036】[6] 上記[1]に記載の方法において、前記
サンプリングされた光のFFT解析を利用して、前記周
期的な変化の位相および周波数を判定することをさらに
含むもの。 【0037】[7] シーンにおける人工照明の存在を検出
する方法において、前記シーンにおける照明変動の周波
数を予測することと、前記予測された周波数の周期に等
しい露出長(304)を用いて、周期的なレートで前記
シーンからの光を測定することと、前記測定される光の
変動が大きい場合に人工照明の存在を検出することと、
を含む方法。 【0038】[8] 上記[7]に記載の方法において、第2
の予測周波数の周期に等しい露出長を用いて、周期的な
レートで前記シーンからの光を再び測定することと、前
記再び測定された光の変動が大きい場合に人工照明の存
在を検出することと、前記再び測定された光の変動が小
さい場合に前記シーンが人工照明を少量しか含まないと
判定すること、をさらに含むもの。 【0039】[9] 所定の露出長を用いて周期的な周波数
でシーンからの光を測定するように構成される光センサ
アレイと、前記シーンからの光を前記光センサアレイ上
に合焦させるように構成されるレンズと、周期的な変動
について前記シーンから測定された光を調べることによ
り、人工照明の存在を判定するように構成されるプロセ
ッサと、を備えるデジタルカメラ。 【0040】[10] シーンにおける照明の種類を判定す
る方法において、シーンにおける照明の変動についての
少なくとも1つの周波数を予測することと、前記予測さ
れた周波数の周期のいずれとも異なる露出長を用いて、
前記予測された周波数のいずれとも異なる周期的なレー
トで前記シーンからの光を測定することと、前記測定さ
れた光の変動を第1の閾値と比較すること(604)
と、前記測定された光の変動が前記第1の閾値未満であ
る場合に自然照明の存在を検出すること(608)と、
前記測定された光の変動が前記第1の閾値よりも大きい
場合に人工照明の存在を検出すること(608)と、を
含む方法。 【0041】[11] 上記[10]に記載の方法において、前
記測定された光の変動を前記第1の閾値よりも大きい第
2の閾値と比較すること(614)と、前記測定された
光の変動が前記第2の閾値未満であり、かつ前記第1の
閾値よりも大きい場合に、白熱灯照明の存在を検出する
こと(612)と、前記測定された光の変動が前記第2
の閾値よりも大きい場合に蛍光灯照明の存在を検出する
こと(616)と、をさらに含むもの。
【図面の簡単な説明】 【図1】交流電流を電源とする人工照明の輝度変動の図
である。 【図2】AC周波数の周期に等しくない露出長を用いて
サンプリングした、交流電流を電源とする人工照明の輝
度変動の図である。 【図3】AC周波数の周期に等しい露出長を用いてサン
プリングした、交流電流を電源とする人工照明の輝度変
動の図である。 【図4】AC周波数の周期よりもはるかに短い露出長を
用いてサンプリングした、交流電流を電源とする人工照
明の輝度変動の図である。 【図5】波形の周波数とは異なる周波数でサンプリング
した波形を示す図である。 【図6】変動量がシーンにおける光の種類を示す、本発
明の一実施形態を示すフローチャートである。 【符号の説明】 304、404 露出長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイソン イー ヨスト アメリカ合衆国 コロラド 80550 コー ト ウィンドソー メディシン マン 1002 Fターム(参考) 5C022 AB15 AB51 CA01 5C065 AA03 BB02 CC01 DD02 5C066 AA01 CA17 EA14 FA02 GA01 GB03 KM02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】シーンにおける人工照明の存在を検出する
    方法において、 前記シーンにおける照明の変動についての少なくとも1
    つの周波数を予測することと、 前記予測された周波数の周期のいずれとも異なる露出長
    を用いて、前記予測された周波数のいずれとも異なる周
    期的なレートで前記シーンからの光を測定することと、 前記シーンから測定される光が周期的な変化を含む場合
    に人工照明の存在を検出することと、を含むことを特徴
    とする方法。
JP2002307026A 2001-10-30 2002-10-22 シーンにおける人工照明の存在を検出する方法および装置 Withdrawn JP2003204477A (ja)

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