JP2003204332A - ネットワークデバイス管理システム及びその制御方法 - Google Patents

ネットワークデバイス管理システム及びその制御方法

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JP2003204332A
JP2003204332A JP2002000688A JP2002000688A JP2003204332A JP 2003204332 A JP2003204332 A JP 2003204332A JP 2002000688 A JP2002000688 A JP 2002000688A JP 2002000688 A JP2002000688 A JP 2002000688A JP 2003204332 A JP2003204332 A JP 2003204332A
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稔 鳥居
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コネクションレス型のプロセス間通信を利用
したネットワーク管理システム及びその制御方法におい
て、通信がロストしたり受信順序が正しくない場合であ
ってもクライアントアプリケーションの誤動作を防ぐこ
とが可能なネットワーク管理システムを提供すること。 【解決手段】 クライアント装置で稼働するプロキシ
が、サーバ装置で稼働するスタブから受信した情報の順
序情報を参照し、順序が正しくない場合には一定時間正
しい順序情報を有する情報の受信を待つ(S3)。一定
時間内に正しい順序情報を有する情報を受信すると、G
UIプロセスに正しい順序で供給を行う(S4.1,S
4.2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークの管理システム及びその制御方法に関し、特に
ネットワーク上の装置(ネットワークデバイス)の管理
システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークデバイス(コンピュ
ータネットワークに接続される機器)を管理する方法と
して、SNMP/MIB(Simple Network Management P
rotocol/Management Information Base)を使用する方法
がある。(SNMP/MIBの詳細に関しては「TCP
/IP ネットワーク管理入門 実用的な管理をめざし
て」M.T.ローズ=著/西田竹志=訳 (株)トッパ
ン発行 1992年8月20日初版を参照のこと)。
【0003】SNMPネットワーク管理技術によれば、
ネットワーク管理システムには、少なくとも1つのネッ
トワーク管理ステーション(NMS)、各々がエージェ
ントを含むいくつかの管理対象ノード、及び管理ステー
ションやエージェントが管理情報を交換するために使用
するネットワーク管理プロトコルが含まれる。ユーザ
は、NMS上でネットワーク管理プログラムを用いて管
理対象ノード上のエージェントソフトウェアと通信する
ことにより、ネットワーク上のデータを得、またデータ
を変更することができる。
【0004】このようなネットワーク管理プログラムを
分散環境で使用する場合、SNMPネットワーク管理機
能を持つサーバアプリケーションと、各端末で起動され
るGUI部分である複数のクライアントアプリケーショ
ンによる構成をとることが一般的である。
【0005】分散環境における異なる端末間でクライア
ントアプリケーションとサーバアプリケーションはプロ
セス間通信を行う。プロセス間通信の標準としてRFC
1057 RPC(Remote Procedure Call)が定義され
ている。RPCとは、ネットワークサービスを提供する
関数群をサーバ側で用意し、この関数群をネットワーク
上の別端末のクライアントプロセスから、クライアント
プロセスが実装されたローカルマシン内の関数と同様に
呼び出せるようにしたものである。
【0006】RPCにおけるプロセス間通信の流れは以
下のようになる。クライアントは、サーバに対するサー
ビス要求として、サーバに用意されているRPC関数を
呼び出す。この時点で、関数の呼び出し情報を格納した
データパケットがサーバに送られ、クライアントのプロ
グラム(プロセス)は中断される。サーバがパケットを
受け取ると、呼び出された関数をディスパッチし、関数
の引数を取り出した後、その引数をもとにサービスを実
行して、その結果をクライアントに返す。クライアント
は関数の結果を受け取った後で、プログラムの実行(プ
ロセス)を再開する。RPCにおけるクライアントとサ
ーバの接続形態には、コネクション型とコネクションレ
ス型の2種類がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、ネットワーク管理プログラムのクライアントアプリ
ケーションとサーバアプリケーション間の通信を行う場
合、コネクションレス型の通信を使用すると、サーバア
プリケーションとクライアントアプリケーション間の通
信で受信データの順序が送信時の順序と入れ替わった
り、受信データをロストする場合があった。
【0008】本発明はこのような従来技術問題点に鑑み
なされたもので、その目的は、コネクションレス型のプ
ロセス間通信を利用したネットワーク管理システム及び
その制御方法において、通信がロストしたり受信順序が
正しくない場合であってもクライアントアプリケーショ
ンの誤動作を防ぐことが可能なネットワーク管理システ
ム及びその制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、管理対象であるネットワーク上のデバイスから所定
の情報を取得するサーバ装置と、サーバ装置を介して取
得したデバイスの情報を管理するクライアント装置とか
ら構成され、サーバ装置とクライアント装置とがコネク
ションレス形式のプロセス間通信を用いてデバイスに関
する情報の授受を行うネットワークデバイス管理システ
ムであって、クライアント装置が、サーバ装置に対して
所望のデバイス情報を要求する情報要求手段と、要求を
プロセス間通信可能な送信データに変換するデータ変換
手段と、要求に応答してサーバから受信したデバイス情
報の順序制御を行う順序制御手段と、順序制御手段から
供給されたデバイス情報を提示する提示手段と、受信し
たプロセス間通信可能な受信データを提示手段に通知可
能なデータに変換するデータ変換手段を有し、サーバ装
置が、情報要求手段により要求されたデバイス情報を取
得するデバイス情報取得手段と、要求されたプロセス間
通信可能な受信データをサーバ装置内で処理可能なデー
タに変換するデータ変換手段と、取得したデバイス情報
を所定の送信単位でクライアント装置に送信する送信手
段と、送信をプロセス間通信可能な送信データに変換す
るデータ変換手段と、を有し、送信手段が、送信単位ご
とにその送信順序を表す順序情報を付加するとともに、
順序制御手段が順序情報を用いて順序制御を行うことを
特徴とするネットワークデバイス管理システムに存す
る。
【0010】また、本発明の別の要旨は、管理対象であ
るネットワーク上のデバイスから所定の情報を取得する
サーバ装置と、サーバ装置を介して取得したデバイスの
情報を管理するクライアント装置とから構成され、サー
バ装置とクライアント装置とがコネクションレス形式の
通信によってデバイスに関する情報の授受を行うネット
ワークデバイス管理システムの制御方法であって、クラ
イアント装置において、サーバ装置に対して所望のデバ
イス情報を要求する情報要求ステップと、要求をプロセ
ス間通信可能な送信データに変換するデータ変換ステッ
プと、要求に応答してサーバから受信したデバイス情報
の順序制御を行う順序制御ステップと、順序制御ステッ
プから供給されたデバイス情報を提示する提示ステップ
と、を有し、受信したプロセス間通信可能な受信データ
を提示手段に通知可能なデータに変換するデータ変換ス
テップを有し、サーバ装置において、情報要求ステップ
により要求されたデバイス情報を取得するデバイス情報
取得ステップと、要求されたプロセス間通信可能な受信
データをサーバ装置内で処理可能なデータに変換するデ
ータ変換ステップと、取得したデバイス情報を所定の送
信単位でクライアント装置に送信する送信ステップと、
を有し、送信をプロセス間通信可能な送信データに変換
するデータ変換ステップと、送信ステップが、送信単位
ごとにその送信順序を表す順序情報を付加するととも
に、順序制御ステップが順序情報を用いて順序制御を行
うことを特徴とするネットワークデバイス管理システム
の制御方法に存する。
【0011】また、本発明の別の要旨は、コンピュータ
装置を本発明のネットワークデバイス管理システムにお
けるサーバ装置又はクライアント装置として機能させる
ことを特徴とするコンピュータプログラムに存する。
【0012】また、本発明の別の要旨は、コンピュータ
装置を本発明のネットワークデバイス管理システムにお
けるサーバ装置又はクライアント装置として機能させる
ことを特徴とするコンピュータプログラムを格納したコ
ンピュータ装置読み取り可能な記憶媒体に存する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をそ
の好適な実施形態に基づき詳細に説明する。図1は、ネ
ットワーク管理の対象となりうるコンピュータネットワ
ークの構成例を示す図である。図1に示すコンピュータ
ネットワークは、3つのLAN100、110及び12
0がモデム/トランスポンダ130によって相互接続さ
れた構成を有する。そして、LAN100、110及び
120の各々にはプリンタサーバ装置、ファイルサーバ
装置、クライアント装置等のコンピュータ装置、ネット
ワークプリンタ等が接続される。
【0014】図2は、本発明に係るネットワークデバイ
ス管理システムを構成するサーバ装置、クライアント装
置として利用可能なコンピュータ装置200の構成例を
示すブロック図である。本発明に係るネットワークデバ
イス管理システムは、従来のネットワークデバイス管理
システムを実現可能なコンピュータ装置と同様のコンピ
ュータ装置で実現可能である。
【0015】なお、本実施形態においては、本発明によ
るネットワークデバイス管理を分散コンピューティング
技術を用いて実現した場合を説明する。分散コンピュー
ティング技術においては、ある機能を実現するための処
理を複数のハードウェアで分散処理するため、実際に処
理を行うハードウェアはネットワーク上に分散すること
になる。そのため、本発明に係るネットワークデバイス
管理システムの機能は実際には複数のネットワークデバ
イス(サーバ装置及びクライアント装置)により実現さ
れることになるが、説明上特定の装置がネットワークデ
バイス管理装置として動作するように記載した部分もあ
ることに注意されたい。
【0016】図において、ハードディスク(HD)21
1には、コンピュータ装置200を本実施形態に係るネ
ットワークデバイス管理システムを構成するサーバ装置
及び/又はクライアント装置として機能させるプログラ
ム(ネットワーク管理プログラム)が格納される。以下
の説明において、特に断りのない限り、ネットワーク管
理装置の処理実行の主体はCPU201であり、ソフト
ウェア上の制御の主体は、ハードディスク(HD)21
1に格納されたネットワーク管理プログラムである。な
お、本実施形態におけるネットワーク管理システムのサ
ーバ装置及びクライアント装置として機能するコンピュ
ータ装置200において動作するOSは例えば、ウィン
ドウズ98(マイクロソフト社製)を想定しているが、
他のOSの利用を制限するものではない。
【0017】なおHD211に格納されるネットワーク
管理プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクや
CD−ROMなどの磁気・光学記憶媒体に格納された形
で供給されても良く、その場合には図2に示すフロッピ
ーディスクドライブ(FD)212または不図示のCD
−ROMドライブなどによって記憶媒体からプログラム
が読み取られ、ハードディスク(HD)211にインス
トールされる。また、ネットワーク管理プログラムは、
LAN100や他のネットワークを経由して供給されて
も良い。
【0018】以下の説明において、本実施形態に係るネ
ットワーク管理プログラムのGUI(Graphical User In
terface)部分のプロセスを「GUIプロセス」、デバイ
スと通信する部分のプロセスを「VDCプロセス」と呼
称する。図4は、GUIプロセスが行うデバイスリスト
画面表示の例を示し、図5はGUIプロセスが行うデバ
イス詳細画面表示の例を示す。また、図6は、VDCプ
ロセスが表示する画面の例を示す。
【0019】例えば、図1に示すネットワークに配置さ
れるPC103、PC121及びプリンタ102のみを
記載した図3において、PC103上でGUIプロセス
31、PC121上でVDCプロセス32をそれぞれ起
動してプリンタ102(SNMPエージェント33が実
装されているものとする)を管理する。すなわち、この
場合PC103がクライアント装置、PC121がサー
バ装置として機能する。
【0020】そして、分散環境でプロセス間通信を実現
するためのプロキシ34及びスタブ35が、本実施形態
に係るネットワーク管理プログラムの一部としてそれぞ
れ設けられ、GUIプロセス31及びVDCプロセス3
2はプロキシ34及びスタブ35を用いてプロセス間通
信を行う。また、VDCプロセス32はさらにSNMP
プロトコルを使用してデバイス(プリンタ)102のS
NMPエージェント33と通信を行う。
【0021】デバイスから情報を取得するために、GU
Iプロセス31はプロキシ34を用いてプロセス間通信
をし、VDCプロセス32に取得したいデバイス情報
(本実施形態においてはプリンタ102のMIB(Manag
ement Information Base)情報とする)を送信する。V
DCプロセス32はスタブ35を介してこの情報を受け
取り、SNMPプロトコルを用いてプリンタ102のS
NMPエージェント33と通信し、MIB情報を取得す
る。取得した情報は、VDCプロセス32のスタブ35
からプロセス間通信を使用してプロキシ34に送信さ
れ、プロキシ34からGUIプロセス31にコールバッ
ク通知される。GUIプロセス31は、VDCプロセス
32からコールバック通知された情報を基にビットマッ
プ表示等を行って図4又は図5に示したようなデバイス
情報を表示する。
【0022】また、デバイス(プリンタ102)に情報
を設定する場合にも、GUIプロセス31はプロキシ3
4を用いてプロセス間通信をし、プリンタ102に設定
したいデバイス情報(MIB情報とする)をVDCプロ
セス32へ送信する。VDCプロセス32はスタブ35
を介してこのデバイス情報を受け取り、SNMPプロト
コルを用いてプリンタ102のSNMPエージェント3
3へMIB情報を設定する。設定が成功したか失敗した
かを示す情報は、VDCプロセス32のスタブ35から
プロセス間通信を使用してプロキシ34に送信され、プ
ロキシ34からGUIプロセス31にコールバック通知
される。GUIプロセス31は、VDCプロセス32か
らコールバック通知された情報を基にビットマップ表示
等を行って設定情報を表示する。
【0023】■(順序制御及びロスト保管処理の概要)
次に、図7及び図8のシーケンス図並びに図9のフロー
チャートを用いて、本実施形態におけるGUIプロセス
31のプロキシ34の順序制御及びロスト補完動作につ
いて説明する。また、図10のフローチャートを用い
て、VDCプロセス32のスタブ35の動作について説
明する。
【0024】まず、図7のシーケンス図を用いて、GU
Iプロセス31及びVDCプロセス間における通信の順
序制御を行う場合の、GUIプロセス31及びプロキシ
34の動作概要を説明する。なお、図7ではGUIプロ
セス31がVDCプロセス32に対してコネクションレ
ス型のプロセス間通信によって情報送信を要求する場合
について説明する。
【0025】S1において、GUIプロセス31はプロ
キシ34に対してリクエスト(情報要求)を発呼する。
S1.1において、プロキシ34はVDCプロセス32
に対して送信リクエストを行う。S2において、プロキ
シ34はVDCプロセス32(のスタブ35)から順序
番号1のコールバック用データを受信する。後述するよ
うに、本実施形態においてスタブ35はコールバック用
データに順序情報を付加し、プロキシ34はその順序情
報を参照することによって受信したコールバック用デー
タの順序番号を得ることができる。
【0026】また、プロキシ34はS1.1で行った送
信リクエストに応答して返送されたコールバック用デー
タに関し、その順序情報を管理し、GUIプロセス31
に対して次に何番目のコールバックデータを供給すべき
かを把握している。
【0027】図7のS2においてプロキシ34が受信し
たコールバック用データは順序情報1を有するデータで
あり、正しい順序のコールバック用データなので、S
2.1においてGUIプロセス31にコールバック通知
を用いて受信データを供給する。
【0028】次に、プロキシ34はS3において、順序
番号3のコールバック用データを受信したとする。次に
コールバックすべきなのは順序番号2のコールバック用
データあり、正しい順序のコールバック用データではな
いので、順序番号3のコールバック用データをキューイ
ングする。また、同時にタイマを起動し、タイマに設定
した一定期間、順序番号2のコールバック用データを待
つ。
【0029】図7の例では、タイマがタイムアウトする
前に、S4において、VDCプロセス32のスタブ35
から順序番号2のコールバック用データを受信し、正し
い順序でコールバックを通知することが可能になったの
で、S4.1において順序番号2のコールバックを通知
し、さらにキューイングしていた順序番号3のコールバ
ック用データをS4.2においてGUIプロセス31に
通知する。
【0030】次に、図8のシーケンス図を用いて、図7
のS3で起動されたタイマがタイムアウトする前に正し
い順序番号のコールバック用データを受信しなかった場
合の動作概要を説明する。S1からS3までの動作は図
7と同一であるので説明を省略する。
【0031】図8においては、S3において起動したタ
イマがタイムアウトしても順序番号2のコールバック用
データを受信しない。従って、S3.1において、エラ
ー通知用コールバックデータを作成し、GUIプロセス
31にエラーコールバックを通知する。そして、キュー
イングしていた順序番号3のコールバック用データをS
3.2においてGUIプロセス31に通知する。
【0032】■(プロキシの動作)次に、図9のフロー
チャートを用いて、図7及び図8を参照して説明したシ
ーケンスを実行するプロキシ34の内部動作手順につい
てさらに詳細に説明する。図9において、図9Aはプロ
キシ34の受信スレッド、図9Bはコールバック通知ス
レッドの処理をそれぞれ示す。
【0033】まず図9Aを用いて受信スレッドにおける
処理を説明する。S101において、GUIプロセス3
1のプロキシ34がVDCプロセス32のスタブ35か
ら、事前に発呼した送信リクエストに対して返送された
コールバック用のデータを受信する。S102におい
て、受信したコールバック用のデータをキューイングす
る。S103において、コールバック用データの順番が
正常かどうか判断する。データの順番は、スタブ35が
データ送信時に付加した順序情報と、直近にGUIプロ
セス31へ通知したデータの順序情報をもとに判定す
る。順序情報の付加処理については、図10のフローチ
ャートを用いて後述する。
【0034】コールバック用データの順序が正常な場
合、S104に進み、タイマが起動されているか、すな
わち現在正しい順序のコールバック用データの受信待ち
状態であるか否かを判断する。タイマが起動中である場
合、S105に進み、タイマを停止する。一方、タイマ
が起動されていない場合、S106に進みコールバック
通知フラグをONにし、受信スレッドの処理を終了す
る。
【0035】S103において、受信したコールバック
用データの順序が不正な場合、S107に進み、タイマ
を起動して正しい順番のコールバック用データが受信す
るのを待つ。S108においてタイマが満了(タイムア
ウト)したかどうか判断する。満了していない場合、S
109に進み、正しい順序のコールバック用データを受
信したか確認する。正しい順序のコールバック用データ
を受信していたら、S106に進みコールバック通知フ
ラグをONにし、処理を終了する。
【0036】タイマが満了した場合、S110に進み、
受信していないコールバックのためのエラーコールバッ
ク用データを作成する。S111において、S110で
作成したエラーコールバック用データをキューイングす
る。S106において、コールバック通知フラグをON
にする。
【0037】次に、図9Bを用いてプロキシ34の通知
スレッドにおける処理を説明する。S121において、
コールバック通知フラグがONになっているか判断す
る。コールバック通知フラグがOFFの場合、S122
に進み一定期間スレッドがWait状態に入る。コール
バック通知フラグがONの場合、S123に進みキュー
内の全てのコールバック用データを正しい順序でクライ
アントにコールバック通知する。S124において、コ
ールバック通知フラグをOFFにして、通知スレッド処
理を終了する。
【0038】■(スタブの動作)次に、図10のフロー
チャートを用いて、VDCプロセス32のスタブ35の
動作について説明する。S2−1において、送信するコ
ールバック用データに順序番号を付加する。順序番号は
1から始まるシーケンシャルな番号である。また、コー
ルバックには、デバイスから取得したデータを通知する
アイテムコールバックと全てのアイテムコールバック通
知が完了したことを示す終了コールバックの2種類があ
るが、アイテムコールバックにはシーケンシャルな番号
を付加し、終了コールバックには負の値を付加すること
によりプロキシ側でアイテムコールバック用データと終
了コールバック用データの区別を可能にする。S2−2
において、コールバック用データをプロキシ34に送信
する。
【0039】
【他の実施形態】上述の実施形態においては、分散環境
におけるプロセス間通信に対して本発明を実施する場合
についてのみ説明したが、同等の機能を他のコネクショ
ンレス型のプロセス間通信環境で実現することも可能で
ある。
【0040】尚、前述した実施形態の機能を実現するソ
フトウェアのプログラム(実施形態では図8〜図10の
いずれか1つ以上に示すフローチャートに対応したプロ
グラム)を、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信
を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有
するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行する
ことによって同等の機能が達成される場合も本発明に含
む。
【0041】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、該コンピュータに供給、インストー
ルされるプログラムコード自体も本発明を実現するもの
である。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコ
ンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0042】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プ
ログラムの形態を問わない。
【0043】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、
磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、C
D−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、D
VD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体
メモリなどがある。
【0044】有線/無線通信を用いたプログラムの供給
方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに
本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、も
しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル
等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコ
ンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プロ
グラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライ
アントコンピュータにプログラムデータファイルをダウ
ンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログ
ラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割
し、セグメントファイルを異なるサーバに配置すること
も可能である。
【0045】つまり、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するためのプログラムデータファイルを複数のユ
ーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に
含む。
【0046】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報
を、例えばインターネットを介してホームページからダ
ウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使
用することにより暗号化されたプログラムを実行してコ
ンピュータにインストールさせて実現することも可能で
ある。
【0047】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した実施形態の機能
が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一
部または全部を行ない、その処理によっても前述した実
施形態の機能が実現され得る。
【0048】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理
によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクションレス型のプロセス間通信を利用したネット
ワーク管理システムにおいて、通信がロストしたり受信
順序が正しくない場合であってもクライアントアプリケ
ーションの誤動作を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータネットワークの例を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施形態に係るサーバ装置及びクライ
アント装置として使用可能なコンピュータ装置の構成例
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係るネットワークデバイス
管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるクライアント装置で
提示されるデバイスリスト画面の例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態におけるクライアント装置で
提示されるデバイス詳細画面の例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態におけるサーバ装置で提示さ
れるVDC画面の例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態におけるクライアント装置で
実行される順序制御の概要を示すシーケンスチャートで
ある。
【図8】本発明の実施形態におけるクライアント装置で
実行される通信ロスト補完の概要を示すシーケンスチャ
ートである。
【図9A】本発明の実施形態におけるクライアント装置
の動作を説明するフローチャートである。
【図9B】本発明の実施形態におけるクライアント装置
の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態におけるサーバ装置の動作
を説明するフローチャートである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象であるネットワーク上のデバイ
    スから所定の情報を取得するサーバ装置と、前記サーバ
    装置を介して取得した前記デバイスの情報を管理するク
    ライアント装置とから構成され、前記サーバ装置と前記
    クライアント装置とがコネクションレス形式のプロセス
    間通信を用いて前記デバイスに関する情報の授受を行う
    ネットワークデバイス管理システムであって、 前記クライアント装置が、 前記サーバ装置に対して所望のデバイス情報を要求する
    情報要求手段と、 前記要求をプロセス間通信可能な送信データに変換する
    データ変換手段と、 前記要求に応答して前記サーバから受信したデバイス情
    報の順序制御を行う順序制御手段と、 前記順序制御手段から供給された前記デバイス情報を提
    示する提示手段と、 前記受信したプロセス間通信可能な受信データを提示手
    段に通知可能なデータに変換するデータ変換手段を有
    し、 前記サーバ装置が、 前記情報要求手段により要求されたデバイス情報を取得
    するデバイス情報取得手段と、 前記要求されたプロセス間通信可能な受信データをサー
    バ装置内で処理可能なデータに変換するデータ変換手段
    と、 前記取得したデバイス情報を所定の送信単位で前記クラ
    イアント装置に送信する送信手段と、 前記送信をプロセス間通信可能な送信データに変換する
    データ変換手段と、を有し、 前記送信手段が、前記送信単位ごとにその送信順序を表
    す順序情報を付加するとともに、前記順序制御手段が前
    記順序情報を用いて前記順序制御を行うことを特徴とす
    るネットワークデバイス管理システム。
  2. 【請求項2】 前記順序制御手段が、前記受信したデバ
    イス情報が正しい前記順序情報を有していない場合、当
    該受信したデバイス情報を前記提示手段へ供給せずに、
    正しい前記順序情報を有するデバイス情報の受信を所定
    時間待つことを特徴とする請求項1記載のネットワーク
    デバイス管理システム。
  3. 【請求項3】 前記順序制御手段が、前記所定時間の受
    信待機中に正しい前記順序情報を有する前記デバイス情
    報を受信した場合、当該デバイス情報から前記提示手段
    に正しい順序で供給することを特徴とする請求項2記載
    のネットワークデバイス管理システム。
  4. 【請求項4】 前記順序制御手段が、前記所定時間の受
    信待機中に正しい前記順序情報を有するデバイス情報を
    受信しなかった場合、エラーを意味する情報を前記提示
    手段に正しい順序で供給することを特徴とする請求項2
    記載のネットワークデバイス管理システム。
  5. 【請求項5】 前記順序制御手段が、前記提示手段への
    供給がなされていない受信デバイス情報を、前記エラー
    を意味する情報を供給した後に前記提示手段へ供給する
    ことを特徴とする請求項4記載のネットワークデバイス
    管理システム。
  6. 【請求項6】 管理対象であるネットワーク上のデバイ
    スから所定の情報を取得するサーバ装置と、前記サーバ
    装置を介して取得した前記デバイスの情報を管理するク
    ライアント装置とから構成され、前記サーバ装置と前記
    クライアント装置とがコネクションレス形式の通信によ
    って前記デバイスに関する情報の授受を行うネットワー
    クデバイス管理システムの制御方法であって、 前記クライアント装置において、 前記サーバ装置に対して所望のデバイス情報を要求する
    情報要求ステップと、 前記要求をプロセス間通信可能な送信データに変換する
    データ変換ステップと、 前記要求に応答して前記サーバから受信したデバイス情
    報の順序制御を行う順序制御ステップと、 前記順序制御ステップから供給された前記デバイス情報
    を提示する提示ステップと、を有し、 前記受信したプロセス間通信可能な受信データを提示手
    段に通知可能なデータに変換するデータ変換ステップを
    有し、 前記サーバ装置において、 前記情報要求ステップにより要求されたデバイス情報を
    取得するデバイス情報取得ステップと、 前記要求されたプロセス間通信可能な受信データをサー
    バ装置内で処理可能なデータに変換するデータ変換ステ
    ップと、 前記取得したデバイス情報を所定の送信単位で前記クラ
    イアント装置に送信する送信ステップと、を有し、 前記送信をプロセス間通信可能な送信データに変換する
    データ変換ステップと、 前記送信ステップが、前記送信単位ごとにその送信順序
    を表す順序情報を付加するとともに、前記順序制御ステ
    ップが前記順序情報を用いて前記順序制御を行うことを
    特徴とするネットワークデバイス管理システムの制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記順序制御ステップが、前記受信した
    デバイス情報が正しい前記順序情報を有していない場
    合、当該受信したデバイス情報を前記提示ステップへ供
    給せずに、正しい前記順序情報を有するデバイス情報の
    受信を所定時間待つことを特徴とする請求項6記載のネ
    ットワークデバイス管理システムの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記順序制御ステップが、前記所定時間
    の受信待機中に正しい前記順序情報を有する前記デバイ
    ス情報を受信した場合、当該デバイス情報から前記提示
    ステップに正しい順序で供給することを特徴とする請求
    項7記載のネットワークデバイス管理システムの制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記順序制御ステップが、前記所定時間
    の受信待機中に正しい前記順序情報を有するデバイス情
    報を受信しなかった場合、エラーを意味する情報を前記
    提示ステップに正しい順序で供給することを特徴とする
    請求項7記載のネットワークデバイス管理システムの制
    御方法。
  10. 【請求項10】 前記順序制御ステップが、前記提示ス
    テップへの供給がなされていない受信デバイス情報を、
    前記エラーを意味する情報を供給した後に前記提示ステ
    ップへ供給することを特徴とする請求項9記載のネット
    ワークデバイス管理システムの制御方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータ装置を請求項1乃至請求
    項5のいずれか1項に記載のネットワークデバイス管理
    システムにおけるサーバ装置又はクライアント装置とし
    て機能させることを特徴とするコンピュータプログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のコンピュータプログ
    ラムを格納したコンピュータ装置読み取り可能な記憶媒
    体。
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