JP2003202873A - カラオケ用映像データベースの構成方法 - Google Patents

カラオケ用映像データベースの構成方法

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JP2003202873A JP2003023184A JP2003023184A JP2003202873A JP 2003202873 A JP2003202873 A JP 2003202873A JP 2003023184 A JP2003023184 A JP 2003023184A JP 2003023184 A JP2003023184 A JP 2003023184A JP 2003202873 A JP2003202873 A JP 2003202873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラオケ装置において、演奏楽曲が途中で演
奏を中断した場合に、つぎの楽曲のムード映像を素早く
表示出力できる仕組みのカラオケ用映像データベースを
構成する。 【解決手段】(ア)カラオケ用映像を記録した同一規格の多数
枚のディスク媒体によりカラオケ用映像テ゛ータヘ゛ースを構成する方
法であって、(イ)適当な長さの多数の映像素材をn種類
の音楽属性との適合性によりn種類の緊急映像に分類
し、(ウ)各テ゛ィスク媒体の一部にn個に区分された緊急映像
領域Xm(m=1、2、…、n)を設定し、これら緊急
映像領域Xmに各テ゛ィスク媒体共通の再生位置指定番号Ym
を割り当てておき、(エ)1つの再生位置指定番号Ymに
より特定される各テ゛ィスク媒体の1つの緊急映像領域Xm
に、n種類に分類された中の1種類の緊急映像を記録し
ておき、再生位置指定番号Ymが決まれば、どのテ゛ィスク媒
体であっても同一種類に分類された緊急映像が再生され
るように構成し、(オ)各テ゛ィスク媒体のその他の部分には、
音楽属性による分類とは関わりないカラオケ用映像の多数の
素材を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はカラオケ装置に関
し、とくに、ムード映像の編集出力の仕方に特徴をもた
せるカラオケ用映像データベースの構成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】カラオケ装置は、カラオケ楽曲の伴奏音
楽の音声出力に同期して歌詞画像を表示出力する。この
歌詞画像は、楽曲の雰囲気に合ったムード映像を背景と
して表示される。ムード映像の表示制御方式として、映
像素材をつなぎ合わせる方式がある。これは、長時間分
の映像を映像データベースに格納しておき、このデータ
ベース中の任意の格納位置から映像素材(長時間分の映
像の一部分)を適当に選んで取り出し、その映像素材を
演奏期間中に順次切り替えてつなぎ合わせながら再生す
ることで一連のムード映像とするものである。 【0003】この方式を採用したカラオケ装置は、概
ね、つぎの要件(A)〜(D)を備えている。 (A)予約リストに登録された楽曲番号に従ってカラオ
ケデータベースから該当の楽曲のカラオケデータを読み
出して処理し、カラオケ伴奏音楽と歌詞映像とを同期し
て音声映像出力する。 (B)カラオケ伴奏音楽の演奏時にムード映像としてデ
ィスプレイに表示するために用意された長時間分の映像
素材を多数枚のディスク媒体に記録した映像データベー
スがある。ある1台のディスクドライブAによりある1
枚のディスク媒体を再生しているときに、別のディスク
ドライブBにより別のディスク媒体の再生準備をし、デ
ィスクドライブAの再生出力からディスクドライブBの
再生出力にスムーズに映像切替を行える。 (C)各カラオケ楽曲にはムード映像編集用の台本デー
タが対応づけされている。台本データには、映像データ
ベースの中の再生すべきディスク媒体を特定するディス
ク番号と、そのディスク媒体の再生開始位置を特定する
再生開始アドレスとをセットにして、カラオケ伴奏音楽
の進行時間に沿って複数セット記述されている。 (D)ムード映像編集出力手段は、あるカラオケ楽曲の
演奏時に対応する台本データのディスク番号と再生開始
アドレスとに従って映像を再生出力するとともに、当該
楽曲の演奏が終了する前につぎに演奏すべきカラオケ楽
曲の前記台本データを調べ、その台本データに記述され
ているディスク番号と再生開始アドレスとに基づいて再
生準備をする。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】カラオケ装置には、演
奏楽曲を最後まで演奏させずに、途中で演奏を中断させ
る機能が付加されている。一つは、利用者の手動操作に
よって楽曲演奏を途中で中断させる機能である。例え
ば、予約した楽曲が間違えていることに気が付いたり、
後奏部分が長い場合など、利用者が早くつぎの楽曲の演
奏を開始したい場合に使用される。一方、自動的に演奏
を中断させる機能もある。これには、1楽曲の演奏毎に
課金するシステムを採用している店舗などで利用されて
いる「2コーラス・フェードアウト」機能などがそれに
当たる。この機能を使用するように設定されたカラオケ
装置は、3番以上ある楽曲演奏を自動的に2番でうち切
ってフェードアウトさせながら終了させる。演奏楽曲数
を増やして収益を向上させることを目的としたものであ
る。 【0005】従来のカラオケ装置では、上述の機能によ
って演奏が中断されたとき、再生準備中にあるディスク
ドライブには演奏を中断した楽曲用のその後に再生が予
定されているディスク媒体がすでに装着されている。そ
のため、その媒体、あるいは、再生処理中にあったディ
スク媒体をもとの格納場所に戻したのち、そのつぎの演
奏予定楽曲で最初に指定されている映像を記録したディ
スク媒体をディスクドライブにセットし直さなければな
らない。この動作に掛かる時間、利用者はいらいらしな
がら待たなければならない。また、時間貸しのカラオケ
会場であれば、歌える曲数も少なくなり無駄な時間に料
金が掛かることになる。一方、一曲毎に課金して、2コ
ーラス・フェードアウト機能を使用しているカラオケ店
舗でも、十分にその機能の効果が得られない。そのた
め、演奏曲数を大幅に増加させることができず、収益の
向上が見込めない。 【0006】この発明の目的は、演奏楽曲が途中で演奏
を中断した場合でも、つぎの楽曲のムード映像を素早く
表示出力して、楽曲の演奏間に生じる無駄な時間を削減
することができるような機能を有するカラオケ用映像デ
ータベースを構成することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明に係る方法は、
つぎの事項(ア)〜(オ)により特定されるものであ
る。 (ア)カラオケ用映像を記録した同一規格の多数枚のデ
ィスク媒体によりカラオケ用映像データベースを構成す
る方法である。 (イ)適当な長さの多数の映像素材をn種類の音楽属性
との適合性によりn種類の緊急映像に分類する。 (ウ)各ディスク媒体の一部にn個に区分された緊急映
像領域Xm(m=1、2、…、n)を設定し、これら緊
急映像領域Xmに各ディスク媒体共通の再生位置指定番
号Ymを割り当てておく。 (エ)1つの再生位置指定番号Ymにより特定される各
ディスク媒体の1つの緊急映像領域Xmに、n種類に分
類された中の1種類の緊急映像を記録しておき、再生位
置指定番号Ymが決まれば、どのディスク媒体であって
も、同一種類に分類された緊急映像が再生されるように
構成する。 (オ)各ディスク媒体のその他の部分には、音楽属性に
よる分類とは関わりないカラオケ用映像の多数の素材を
記録する。 【0008】 【発明の実施の形態】この発明を適用したカラオケ装置
においては、以下の機能が実現する。第1の実施形態で
は、つぎの要件(1)〜(6)を備えたカラオケ装置が
実現する。 (1)予約リストに登録された楽曲番号に従ってカラオ
ケデータベースから該当の楽曲のカラオケデータを読み
出して処理し、カラオケ伴奏音楽と歌詞映像とを同期し
て音声映像出力する。 (2)カラオケ伴奏音楽の演奏時にムード映像としてデ
ィスプレイに表示するために用意された長時間分の映像
素材を多数枚のディスク媒体に記録した映像データベー
スがある。ある1台のディスクドライブAによりある1
枚のディスク媒体を再生しているときに、別のディスク
ドライブBにより別のディスク媒体の再生準備をし、デ
ィスクドライブAの再生出力からディスクドライブBの
再生出力にスムーズに映像切替を行える。 (3)各カラオケ楽曲にはムード映像編集用の台本デー
タが対応づけされている。台本データには、映像データ
ベースの中の再生すべきディスク媒体を特定するディス
ク番号と、そのディスク媒体の再生開始位置を特定する
再生開始アドレスとをセットにして、カラオケ伴奏音楽
の進行時間に沿って複数セット記述されている。 (4)ムード映像編集出力手段は、あるカラオケ楽曲の
演奏時に対応する台本データのディスク番号と再生開始
アドレスとに従って映像を再生出力するとともに、当該
楽曲の演奏が終了する前につぎに演奏すべきカラオケ楽
曲Xの前記台本データを調べ、その台本データに記述さ
れているディスク番号と再生開始アドレスとに基づいて
再生準備をする。 (5)各カラオケ楽曲には音楽ジャンルの分類などを表
す属性データが対応づけされている。映像データベース
の管理情報の1つとして、前記属性データとディスク媒
体の再生開始位置を特定する再生開始アドレスとを対応
づけて記録した緊急用映像選択テーブルが用意されてい
る。 (6)ムード映像出力手段は、演奏中のカラオケ楽曲が
途中終了された場合に、カラオケ楽曲Xの前記属性デー
タに基づいて前記緊急用映像選択テーブルを調べて該当
する再生開始アドレスYを取得し、あるディスクドライ
ブにて再生中のディスク媒体の再生開始アドレスYから
映像を再生出力し、カラオケ楽曲Xの演奏が開始されて
から適当な時間を経たならば、カラオケ楽曲Xの前記台
本データに基づいた処理を行う。 【0009】第2の実施形態のカラオケ装置では、前記
緊急用映像選択テーブルに替えて、前記属性データとし
て、ディスク媒体の再生開始位置を特定する再生開始ア
ドレスが各カラオケ楽曲に対応づけられ、前記ムード映
像出力手段は、演奏中のカラオケ楽曲が途中終了された
場合に、つぎに演奏すべきカラオケ楽曲Xの当該属性デ
ータに基づいて該当する再生開始アドレスYを取得す
る。 【0010】第3の実施形態のカラオケ装置は、前記属
性データには複数の前記再生開始アドレスが対応し、前
記ムード映像出力手段は、演奏中のカラオケ楽曲が途中
終了された場合に、つぎに演奏すべきカラオケ楽曲Xの
当該属性データに対応する再生開始アドレスのうち適宜
な再生開始アドレスYを選択して取得している。 【0011】第4の実施形態のカラオケ装置は、前記属
性データとして、台本データに従った映像以外の再生を
禁止する旨の緊急映像不許可データが対応づけられてい
る場合、前記ムード映像編集出力手段は、演奏中のカラ
オケ楽曲が途中終了しても前記台本データ以外に基づく
緊急用映像選択は行わない。 【0012】 【実施例】===カラオケ装置の基本的な構成と動作=
== 図1は、本発明を適用して構成したカラオケ装置の一実
施例の構成を示している。中央制御部11は、内部にC
PU、RAM、ROMを含むマイコンであり、データバ
ス100や制御バス110を介して周辺各構成部とデー
タ通信を行い、このカラオケ装置1を制御/統括してい
る。ハードディスク装置12には多数曲分のカラオケデ
ータに加え、カラオケ楽曲のID(楽曲番号)によって
検索可能に対応づけられている種々のデータも格納され
ている。カラオケデータはMIDI形式によって記述さ
れた伴奏音楽生成データと、その伴奏音楽の演奏に同期
して描出すべき歌詞文字やその文字の属性(表示位置、
表示色、表示/消去タイミング)を記述した歌詞描出デ
ータとをセットにしたものである。 【0013】中央制御部11は、リモコン送信器17や
操作パネル18からリクエスト楽曲のID入力を操作制
御部19を介して受け取ると、その入力順とIDとを対
応づけてRAMに格納し、楽曲の演奏予約登録を行う。
そして、予約順番に従って該当する楽曲のカラオケデー
タを取り出す。そして、MIDIデータをシンセサイザ
13に転送する。シンセサイザ13はそのMIDIデー
タに従って、内蔵音源を制御して、カラオケ伴奏音楽を
生成する。カラオケ伴奏音楽はミキシングアンプ14で
マイクロホン15からの歌唱音声信号と混合されてスピ
ーカ16に音声出力される。一方、歌詞描出データに基
づいて、歌詞画像に相当するビットマップ画像をビデオ
RAM20に展開する。さらに、映像データベース部3
0を制御して、適宜なムード映像用の映像信号を出力さ
せる。映像制御部21は、このムード映像を歌詞画像の
背景映像としてスーパーインポーズ処理してディスプレ
イ22に映像出力する。 【0014】映像データベース部30およびこのデータ
ベース部30を制御する方式は、本発明の重要な要件で
ある。以下、この映像データベースの構成と動作につい
て詳説する。 【0015】===映像データベースの構成=== 図2は映像データベース部30の構成図を示している。
マイコン本体である映像データベース制御部31は、カ
ラオケ装置本体1の中央制御部11とバス(100、1
10)を介してデータ通信を行い、映像データベース3
0の各構成部を制御する。ディスク格納部32は、多数
枚(本実施例では100枚)のDVD(以下、ディス
ク)(Di:iは1〜100の番号)を装填/収容して
いる。各ディスクDiにはカラオケ伴奏音楽の演奏時に
ムード映像としてディスプレイに表示するために用意さ
れた長時間分(再生時間にして133分)の映像がMP
EG2規格によって符号化圧縮された映像データとして
記録されている。2系統のディスクドライブ33、34
は、ディスクローディング機構35によってディスク格
納部32から供給されたディスクDiを駆動し、そのデ
ィスクDiに記録されている映像データを読み出す。入
力切替部36は、ディスクドライブ33、34から出力
された映像データの入力切替を行って、適宜な系統のデ
ィスクドライブ(33、34)からの映像データをMP
EG2デコード部37へ向けて出力する。MPEG2デ
コード部37は入力した映像データをリアルタイムで伸
長・復号して映像データの映像信号を再生する。 【0016】多数枚のディスクDiは、それぞれディス
ク番号i(iは1〜100の整数)が割り振られてお
り、その番号に従ってディスク格納部32の所定の位置
に装填されている。もちろん、各ディスクDiにも自身
の番号の識別データが記録されている。また、1枚のデ
ィスクDiにおける所望のデータ記録位置にある映像デ
ータには、データセクタ毎に割り当てられたセクタアド
レスによってアクセスすることができる。所望のセクタ
アドレスには、ディスクDiに収録されている映像を最
初から再生したときの経過時間に対応したタイムコード
(分/秒/フレーム)を指定することによって1秒以下
の時間単位でアクセスできる。さらに、各ディスクDi
にはCDにおける「トラック・ナンバー・サーチ」に相
当するVTSがあり、所定のVTS番号を指定すること
によって特定のセクタアドレスにアクセスすることがで
きる。映像データベース制御部31は、中央制御部11
からディスク番号iと、セクタアドレスまたはVTS番
号とを受け取ると、ディスクローディング機構35を制
御して、適宜な系統のディスクドライブ(33、34)
に該当のディスクDiをセットさせるとともに、このデ
ィスクDiを駆動させて所望の映像素材を再生させる。 【0017】===台本データと映像データベースの動
作=== あるカラオケ楽曲の演奏時に表示されるムード映像は、
多数のディスクDiに分散して記録されている短時間の
映像素材をつなぎ合わせて編集したものである。映像デ
ータベース部30では、2系統のディスクドライブ3
3、34が交互に交代で再生処理と再生準備とを受け持
つことで、この映像素材をスムーズにつなぎ合わせてい
る。 【0018】1楽曲の演奏中で使用される映像素材は、
台本データによって指定されている。台本データは、デ
ィスク番号とタイムコードとをセットにして、カラオケ
伴奏音楽の進行時間に沿って複数セット記述したもので
あり、カラオケ楽曲毎にその楽曲番号によって対応づけ
られ、ハードディスク装置12に格納されている。本実
施例では、各カラオケ楽曲とも、演奏時間を前奏、中
奏、後奏の3つのセクションに分けて、これらのセクシ
ョンで使用する映像素材を指定している。また、あらか
じめ、同じディスクに記録された映像素材が連続して使
用されないように考慮して作成されている。さらに、前
奏、後奏の時間は基本的に約30秒とし、最大でも60
秒以内となるように作成されている。中奏は全演奏時間
から前/後奏の時間を除いた時間である。中奏では、そ
の時間に応じて、1つあるいは複数の映像素材が指定さ
れている。 【0019】中央制御部11は、あるカラオケ楽曲の演
奏処理を開始する際、カラオケデータとともに、該当の
台本データをハードディスク装置12より取り出す。カ
ラオケデータは前述の経路によって処理される。台本デ
ータは映像データベース制御部31に転送される。映像
データベース制御部31は、まず、ディスクローディン
グ機構35を制御して、例えば、ディスクドライブ33
へ前奏部で使用する映像素材が収録されているディスク
Dj(jは1〜100の番号)を供給させる。さらに、
中奏部に対応するディスクDk(kはj以外の1〜10
0の番号)をディスクドライブ34に供給させる。ディ
スクドライブ33にディスクDjが供給され、所定のセ
クタアドレスから映像データを読み出す準備ができたこ
とを認知すると、その旨を中央制御部11に通達する。
中央制御部11は、この通達を受けて、楽曲の演奏処理
を開始し、映像データベース制御部31に対して、映像
データの再生制御を開始させる。映像データベース制御
部31は、入力切替部36の映像データ入力系統をディ
スクドライブ33側に切り替え制御する。MPEG2デ
コード部37は、入力したMPEG2映像データをリア
ルタイムで伸長/復号して、その再生映像信号を映像制
御部21へ与える。 【0020】前奏部の映像素材の再生処理中に、ディス
クドライブ34は、中奏部の映像素材の映像データ読み
出し準備を完了させておく。前奏部の終了タイミングに
同期させて、ディスクドライブ34から映像データの読
み出しを開始させる。同時に、入力切替部36をディス
クドライブ34側に入力切り替えさせる。また、ディス
クローディング機構35に、ディスクドライブ33に装
着されていたディスクDjを元の格納位置に戻させると
ともに、後奏部の映像素材が記録されているディスクD
l(lはk以外の1〜100の番号)をディスクドライ
ブ33に装着させる(もちろん、後奏用の映像素材の所
在がディスクDjにある場合は、ディスクDjは元の格
納場所に戻さない)。 【0021】中奏部から後奏部への映像素材の切替は前
奏部から中奏部と同様である。このとき、演奏中のつぎ
に演奏すべき楽曲が予約登録されている場合は、その楽
曲の台本データを取り出して前奏部で使用する映像素材
の記録所在を取得する。そして、ディスクドライブ34
に装着されているディスクDkと、その楽曲の前奏部で
使用される映像素材を記録したディスクDm(mはl以
外の1〜100の番号)とを交換させる(もちろん、そ
の楽曲の前奏部の映像素材の所在がディスクDk、Dl
にある場合など、交換しなくて済む場合もある)。 【0022】以上は、演奏中の楽曲が通常に終了したと
きのムード映像再生制御であった。本実施例では、前述
の演奏中断操作や2コーラス・フェード・アウト時など
の「緊急時」に、ディスクDiをローディングし直すこ
となく、つぎの楽曲演奏を間断なく開始できる緊急映像
選択機能を備えている。しかも、楽曲の雰囲気に合った
映像を台本データによって指定されている映像素材に替
えて再生することを可能としている。つぎに、この緊急
映像選択機能について説明する。 【0023】===緊急映像選択機能=== 各カラオケ楽曲は、各楽曲を分類分けするための属性デ
ータがそれぞれ対応づけられている。本実施例では音楽
ジャンル(演歌、ポップス、ロック、アニメソングな
ど)によって分類し、属性データはカラオケデータに付
帯している。さらに、属性データとVTS番号との対応
づけを記述したジャンル・アドレステーブルがハードデ
ィスク装置12に格納されている。 【0024】また、映像データベース部30にある各デ
ィスクDiのVTS番号は特定のセクタアドレスと対応
づけられている。すなわち、各ディスクにおいても、所
定のVTS番号には特定のセクタアドレスが対応づけら
れている。さらに、各ディスクの同じVTS番号に基づ
いて読み出される映像データは、同じ音楽ジャンルの楽
曲用の映像素材として相応しい内容のものになってい
る。すなわち、どのディスクにおいても、ある属性デー
タに対応するVTS番号によって特定されるあるセクタ
アドレスから映像データを再生すると、該当の音楽ジャ
ンルに相応しい映像が表示出力されることになる。ここ
で、この属性データによって特定される映像素材を緊急
映像と呼ぶことにする。 【0025】中央制御部11は、上述したような何らか
の理由によって演奏楽曲が途中で演奏を中断したとき、
そのつぎの演奏楽曲のカラオケデータを取りだして演奏
処理の準備をするとともに、このカラオケデータ中の属
性データに対応するVTS番号をジャンル・アドレステ
ーブルを調べ、該当のVTS番号と該当の台本データと
を映像データベース制御部31に直ちに転送する。映像
データベース制御部31は、その台本データを調べて、
つぎの楽曲の前奏部用のディスク番号が再生準備中のデ
ィスクドライブ(33、34)に装着されているディス
ク番号と一致するかどうかを確認する。ディスク番号が
異なっていることを認知すると、中断時に映像再生中に
あった系統のディスクドライブ(33、34)に対して
VTS番号を指定する。このディスクドライブが指定の
VTS番号に該当するセクタアドレスにアクセスした旨
の通知を受け取ると、中央制御部11に対して、ムード
映像再生準備が整ったことを伝えて、演奏処理の開始を
要請する。 【0026】楽曲の演奏が開始されると、中断時に再生
処理中にあった系統のディスクドライブ(33、34)
は、該当の緊急映像のデータを読み出していく。この前
奏時の緊急映像が再生されている最中に、他方の系統の
ディスクドライブ(34、33)は、中奏用の映像素材
が記録されたディスクの映像データ読み出し準備を完了
させておく。したがって、中奏以降は台本データに従っ
た映像素材が再生される。なお、本実施例では、各緊急
映像は再生時間にして60秒となっている。それによっ
て、緊急映像を使用した楽曲の台本データが最長時間
(60秒)の前奏を指定していても、違和感無く中奏部
の映像素材に切り替わるようにしている。 【0027】===例外的な動作=== 台本データによって編集されるムード映像には、カラオ
ケ楽曲の元歌歌手やアニメソングなどの特定のキャラク
タが登場する「本人出演」の映像素材によって構成され
ている場合がある。例えば、元歌歌手のコンサート風景
などの映像素材によってムード映像が構成されている場
合などである。もちろん、ディスクを交換することな
く、あるディスクのあるセクタアドレスから読み出して
再生した映像を一曲の演奏を通して表示することもあり
得る。このような場合、上述した緊急映像再生機能を使
用してしまうと、違和感が強く、ムードを壊してしま
う。それに対応して、カラオケ装置1は、楽曲の演奏が
中断した場合でも、緊急映像を再生しないで、台本デー
タに従ったムード映像に編集する例外動作モードを備え
ている。 【0028】このような例外的な楽曲の属性データには
上述のジャンルのほか、緊急映像不許可の符号が付され
ている。中央制御部11は、上記「緊急時」につぎの楽
曲の属性データがこの緊急映像不許可であると、その旨
を映像データベース制御部31に伝える。映像データベ
ース制御部31は、その通知に基づいて、つぎの演奏楽
曲のムード映像を台本データに忠実に従った通常のモー
ドで編集する。なお、中央制御部11は、演奏が開始さ
れるまでの「待ち時間」に、「つぎは本人出演です。し
ばらくお待ちください」という内容のメッセージをディ
スプレイ22に表示させるための制御を行う。 【0029】===その他=== 映像データベース部において、MPEG2デコード部を
2系統備え、各デコード部からの2系統の再生映像信号
を入力して、その1系統を切り替えて映像制御部へ入力
させる構成としてもよい。また、適宜な信号経路に映像
エフェクタ(映像信号処理部)などを挿入することで、
映像素材がフェード・イン/フェード・アウトなどの特
殊効果を付加しながら映像を切り替えることも可能であ
る。 【0030】上記実施例では、各ディスクはDi、ジャ
ンル毎にVTS番号が1つだけ対応しているが、1つの
ジャンルに複数のVTS番号が対応していてもよい。そ
の場合、ジャンルに該当するVTS番号からランダムに
適宜な番号を選択したり、緊急映像の再生機会毎に同じ
ジャンルに該当するVTS番号については、順番に選択
したりするなど適宜に選択すればよい。もちろん、ラン
ダム選択を基本としつつ、同じ緊急映像が続かないよう
に、再生した緊急映像の履歴を管理することとしてもよ
い。 【0031】緊急映像再生機能に関連する種々のデータ
(台本データや属性データなど)は、カラオケデータな
どに付帯したデータであってもよいし、楽曲番号に対応
づけられたテーブルが存在して、別のデータファイルと
してハードディスク装置に格納されていてもよい。ま
た、属性データとして、直接VTSやセクタアドレスを
記述してもよい。重要な点は、カラオケ楽曲のIDに基
づいて各種データが検索可能に適宜な記録場所に存在し
ていればよいということである。 【0032】さらに、本実施例では、カラオケデータが
記録されたディスク(カラオケデータのみのディスク、
あるいは映像データと混在したディスク)Diも、ディ
スク格納部32に収納されている。中央制御部11は、
ある楽曲の演奏予約を受け付けた時点で該当のカラオケ
データをハードディスク装置12内で検索し、該当のリ
クエスト楽曲のカラオケデータが無いときは、所定のデ
ィスクDiからそのカラオケデータを取りだして、ハー
ドディスク装置12にコピーしておく。実際の楽曲演奏
時には、ハードディスク装置12内から指定のカラオケ
データを取り出す。もちろん、上述の元歌歌手やアニメ
キャラクタの出演映像などでは、MPEG2オーディオ
による伴奏音楽を専用のムード映像とともに多重記録し
ておいて、MPEG2デコード部37で映像と音声を再
生してもよい。 【0033】 【発明の効果】この発明の方法により構成したカラオケ
用映像データベースを備えたカラオケ装置においては、
データ読み出し中のディスクから緊急映像を読み出すこ
とで、中断時に素早く次曲のムード映像を出力できる。
そのため、ディスクをローディングし直すためにかかる
時間を無くすことができ、利用者に無駄な時間を待たせ
ることがない。また、カラオケ演奏に対して1曲単位で
課金している店舗では、演奏曲数を増やせ収益の向上効
果が期待できる。しかも、2コーラス・フェード・アウ
ト機能と併用すれば、その効果は大きい。 【0034】緊急用映像が記録されている特定のアドレ
スを属性データとして直接記述することで、新曲などの
楽曲の追加があったときはテーブルを書き直す必要がな
い。 【0035】同じ属性データに対して複数の緊急用映像
素材を用意して、その使用機会毎に適宜に選択するよう
にしておけば、同じ属性データが付帯する楽曲を続けて
中断した場合でも、同じ映像を繰り返すことがなく、利
用者に飽きられない。 【0036】台本データによって、カラオケ楽曲の元歌
歌手やアニメソングなどのキャラクタが出演する映像素
材が指定されている場合、その楽曲の属性データとして
緊急映像の使用を不許可とする旨の符号を付帯させてお
けば、歌手やキャラクタが途中で入れ替わったりするよ
うな違和感を解消できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の方法を適用して構成したカラオケ用
映像データベースを備えたカラオケ装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。 【図2】上記実施例における映像データベース部の構成
図である。 【符号の説明】 1 カラオケ装置 11 中央制御部 12 ハードディスク装置 30 映像データベース部 31 映像データベース制御部 Di DVD 33、34 ディスクドライブ 37 MPEG2デコード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 達也 東京都品川区北品川5−5−26 株式会社 第一興商内 Fターム(参考) 5D108 BA04 BA36 BA39

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 カラオケ用映像を記録した同一規格の多
    数枚のディスク媒体によりカラオケ用映像データベース
    を構成する方法であって、 適当な長さの多数の映像素材をn種類の音楽属性との適
    合性によりn種類の緊急映像に分類し、 各ディスク媒体の一部にn個に区分された緊急映像領域
    Xm(m=1、2、…、n)を設定し、これら緊急映像
    領域Xmに各ディスク媒体共通の再生位置指定番号Ym
    を割り当てておき、 1つの再生位置指定番号Ymにより特定される各ディス
    ク媒体の1つの緊急映像領域Xmに、n種類に分類され
    た中の1種類の緊急映像を記録しておき、再生位置指定
    番号Ymが決まれば、どのディスク媒体であっても、同
    一種類に分類された緊急映像が再生されるように構成
    し、 各ディスク媒体のその他の部分には、音楽属性による分
    類とは関わりないカラオケ用映像の多数の素材を記録す
    ることを特徴とするカラオケ用映像データベースの構成
    方法。
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