JP2003202301A - 点検検査装置 - Google Patents

点検検査装置

Info

Publication number
JP2003202301A
JP2003202301A JP2002001131A JP2002001131A JP2003202301A JP 2003202301 A JP2003202301 A JP 2003202301A JP 2002001131 A JP2002001131 A JP 2002001131A JP 2002001131 A JP2002001131 A JP 2002001131A JP 2003202301 A JP2003202301 A JP 2003202301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
guide
guide pipe
module
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002001131A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiko Kimura
元比古 木村
Takafumi Sato
能文 佐藤
Tomoyuki Ito
智之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002001131A priority Critical patent/JP2003202301A/ja
Publication of JP2003202301A publication Critical patent/JP2003202301A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業員が接近不可能または立ち入り制限された
場所に設置されている機器・配管等の点検検査を短時間
でかつ信頼性の高い点検検査装置を提供する。 【解決手段】点検検査装置は、機器・配管等の点検検査
ルートに沿って設置された断面が円形でスリット状の切
欠き部を持つガイドパイプと、このガイドパイプに篏合
する案内ガイドと、テレビカメラを搭載した点検検査モ
ジュールと、案内ガイドと点検検査モジュールをガイド
パイプの切り欠きを介して結合する連結部材と、案内ガ
イドに取り付けられた可撓性を有する押し込み部材と、
テレビカメラに電源を供給するケーブルとから構成され
ているので、ガイドパイプに押し込み部材を手動で押し
込みながら、点検モジュールに搭載したカメラにより画
像を確認し、目的の位置まで移動することで点検検査を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再処理施設を含む原
子力施設や高温のガスタービン室等、作業員にとって接
近が困難または作業環境が劣悪で長時間の作業が困難な
設備や機器・配管の点検検査を行う点検検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、再処理施設を含む原子力施設や高
温のガスタービン室等、作業員にとって接近が困難また
は作業環境が劣悪で長時間の作業が困難な場所の設備や
機器・配管の点検検査には、例えば特開平6−1483
79号公報「移動式監視点検装置」に記載されているよ
うに、予め設置したレール上をセンサを搭載して自走す
るモノレール式ロボットによる点検検査方法や、またホ
ットセルの場合には細い挿入口から長尺のパイプ状点検
装置を挿入し、先端に取り付けたカメラ観察による点検
検査方法が行われていた。
【0003】しかしながら、モノレール式ロボットによ
る点検検査方法は、レールおよび自走ロボットが大型化
し、狭隘部や複雑環境下では適用が困難であったり、レ
ールの構造が複雑でコストがかかり、自走用走行系の故
障時の回収、修理対応がきわめて困難であった。
【0004】また、長尺のパイプ状点検装置による点検
検査方法は、せいぜい1関節を折り曲げて到達できる範
囲の点検しかできないため、作業範囲が制限される上、
配管の交錯する環境では適用が困難であり、また超音波
による板厚計測等、反力を受ける作業は位置決めや固定
作業が非常に困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記情況に
鑑みてなされたもので、その課題は作業員が接近不可能
なホットセル内や、立ち入りが制限される高放射線場
所、高温環境下の場所に設置してある機器、配管等の点
検・検査を短時間に、低コストで点検検査でき、しかも
拡張性及び信頼性の高い点検検査装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、機器・配管等を有する施設
の点検検査装置において、前記機器・配管等の点検検査
ルートに沿って設置された断面が円形でスリット状の切
欠き部を持つガイドパイプと、このガイドパイプに篏合
する案内ガイドと、テレビカメラを搭載した点検検査モ
ジュールと、前記案内ガイドと前記点検検査モジュール
を前記ガイドパイプの切欠き部を介して結合する連結部
材と、前記案内ガイドに取り付けられた可撓性を有する
押し込み部材と、前記テレビカメラに電源を供給するケ
ーブルとを有することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の点
検検査装置において、前記点検検査モジュールは、照
明、超音波探触子、温湿度センサ、放射線センサ、赤外
線センサ、振動センサ、ガス検知センサの少なくとも1
つの機器を備えていることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の点
検検査装置において、前記機器は、その位置や向きを変
更できる駆動装置を備えていることを特徴とする。請求
項4記載の発明は、請求項2記載の点検検査装置におい
て、前記機器は互いに可撓性の連結部材で連結されてい
ることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1記載の点
検検査装置において、前記ガイドパイプに分岐部を設
け、この分岐部はワイヤロープを介して切り替えられる
ように構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項3ないし請
求項5のいずれかに記載の点検検査装置において、前記
押し込み部材と前記ケーブルを一体構造の複合ケーブル
とし、この複合ケーブルに電動コンプレッサを搭載した
点検検査モジュールを結合させていることを特徴とす
る。
【0011】請求項7記載の発明は、開口部を持ち、内
部にタンクや配管が設置され密閉されたホットセルと、
このホットセル内でその開口部付近に、機器・配管等の
点検検査ルートに沿って設置され、断面が円形でスリッ
ト状の切欠き部を持つガイドパイプと、このガイドパイ
プに篏合する案内ガイドと、点検検査機器を搭載した点
検検査モジュールと、前記案内ガイドと前記点検検査モ
ジュールを前記ガイドパイプの切欠き部を介して連結す
る連結部材と、前記案内ガイドに取り付けられた可撓性
を有する押し込み部材と、点検検査用ケーブルとを有す
ることを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項7記載の点
検検査装置において、複数のガイドパイプを点検ルート
に沿って配置し、その複数のガイドパイプの先端の結合
部が互いに干渉しないように前記ホットセル内の開口部
付近に配置されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を参
照して説明する。図1は本発明の第1実施形態(請求項
1及び請求項2対応)の点検検査装置の構成図であり、
同図(a)は概念図、同図(b)は同図(a)のガイド
パイプの斜視図である。
【0014】図に示すように、本実施形態の点検検査装
置は、点検ルートに沿って直線および曲線(エルボ)を
描くように予め設置し、一部をスリット状に切り欠き、
断面がC形状を持ったガイドパイプ1と、点検検査時に
使用する点検検査モジュール20と、ガイドパイプ1に
篏合する案内ガイド30と、案内ガイド30と点検検査
モジュール20を結合する結合部材21と、案内ガイド
30に固定された可撓性のある押し込み部材40と、点
検検査モジュール20に電源を供給し信号を伝送するケ
ーブル70とから構成されている。また、ガイドパイプ
1は、図1(b)に示すように、内面が滑らかなパイプ
に一方向にスリット状の切欠き部2を形成している。
【0015】次に、本実施形態の作用について説明す
る。予め一方向にスリット状で断面がC形状の切欠き部
2を持つガイドパイプ1を、点検検査ルートに沿って直
線および曲線(エルボ)を描くように、かつ点検する部
位では切欠き部2が点検検査に適した方向になるように
設置しておき、点検検査時に点検検査モジュール20の
案内ガイド30を、案内ガイド30と点検検査モジュー
ル20を結合する結合部材21が、ガイドパイプ1の切
欠き部2と位置を合わせた後に篏合させ、案内ガイド3
0に固定された可撓性のある押し込み部材40と、点検
検査モジュール20に電源を供給し信号を伝送するため
のケーブル70を、作業員が点検検査位置まで押し込
み、点検検査モジュール20に搭載した図示しないテレ
ビカメラ等により点検検査を行うものである。
【0016】本実施形態によると、点検検査作業はガイ
ドパイプ1の先端から点検検査モジュール20とガイド
結合部材21、押し込み部材40およびケーブル70か
ら構成される点検検査装置を、ガイドパイプのスリット
状の切欠き部2に結合部材21を篏合させた後、押し込
み部材40を手動で押し込みながら、搭載したカメラに
より画像を確認し、目的の位置まで移動し、点検検査を
行うことができる。
【0017】また、点検検査モジュールにテレビカメラ
のみでなく、照明、超音波探触子、温度湿度センサ、放
射線センサ、赤外線センサ、振動センサ、ガス検知セン
サの中から、必要により1個または複数の検出器を搭載
し、超音波探触子による機器配管の傷検査、板厚測定、
温度湿度センサによる環境条件または機器配管の温度測
定、放射線センサによる線量測定、赤外線センサによる
機器配管の温度分布や温度測定、振動センサによる機器
配管の振動量、周波数等の測定、ガス検知センサによる
環境中のガス濃度の測定を行うことができる。
【0018】図2は本発明の第2実施形態(請求項3対
応)の点検検査装置の構成図であり、同図(a)は側面
図、同図(b)は平面図である。図に示すように、本実
施形態の点検検査装置は、テレビカメラ50の一端に取
り付けたLEDランプ51と駆動機構58を備えてお
り、駆動機構58は結合部材21に固定された俯行モー
タにより回転するシャフト52と、そのシャフト52に
構造材を介して固定された回転モータ54と、回転モー
タ54によりギア55およびギア56を介して回転する
シャフト57と、そのシャフト57に固定されたテレビ
カメラ50とから構成されている。
【0019】本実施形態によると、位置や向きを変える
ことのできる駆動機構58を取り付けた後、駆動機構に
テレビカメラ、照明、超音波探触子、赤外線センサを取
り付け、目標位置で駆動機構を動作させ、能動的にセン
サの向きを変えたり、被測定物に接触させたりして点検
範囲の拡大、検査品質の向上が図れる。
【0020】図3は本発明の第3実施形態(請求項4対
応)の点検検査装置の構成図であり、同図(a)は側断
面図、同図(b)は平断面図である。図に示すように、
本実施形態の点検検査装置は、ガイドパイプ1内に配置
される案内ガイド30aに結合部材21aを介して固定
されたエアピストン61と超音波探触子60から構成さ
れる点検検査モジュール20aと、案内ガイド30aと
可撓性をもつ連結部材90で連結された案内ガイド30
bと、案内ガイド30bと結合部材21bを介して固定
されたテレビカメラ50から構成される点検検査モジュ
ール20bと、案内ガイド30aと補助案内ガイド35
に固定される可撓性のある押し込み部材40と、点検検
査モジュール20a,20bに電源を供給し、また信号
の伝送を行うケーブル70と、必要に応じてエアを供給
するエアチューブ80とから構成されている。
【0021】本実施形態によると、複数の点検検査モジ
ュール20a,20bをガイドパイプ1に押し込み、位
置決めを行うことにより、通過断面を増やさずに、一度
に測定できる項目を増やすことができ、点検時間の短縮
が図れる。また連結部材90は可撓性をもつので、曲率
のあるガイドパイプ1でも固着することなく、ガイドパ
イプ1内に押し込むことができる。
【0022】図4は本発明の第4実施形態(請求項5対
応)の点検検査装置の構成図である。図に示すように、
本実施形態の点検検査装置は、ガイドパイプ1a、1
b、1cおよびそれらの間に分岐部100を配置し、ピ
ン113を中心に回転可能に支持部材120に固定され
た可動パイプ110と、ガイドパイプ1aに固定された
支持部材120と、可動パイプ110の動作方向に2箇
所設けられたワイヤロープ130、131を固定する固
定端111、112と、支持部材120に固定された片
側2個のプーリ121、122、およびそれぞれガイド
パイプ1b、1cに固定されたストッパ140、141
とから構成されている。
【0023】そして、ガイドパイプ1a、1b、1cの
切欠き部の端にはテーパ部3a、3b、3cが設けられ
ている。また可動パイプ110の切り欠きはガイドパイ
プ1a、1b、1cの切り欠き巾より広くなっている。
【0024】本実施形態の点検検査装置は、上記のよう
に構成されているので、ワイヤロープ130を引き、ワ
イヤロープ131を緩めることにより、ピン112を中
心に可動パイプ110が反時計方向に回転し、ストッパ
140に当たって止まることにより、ガイドパイプ1b
への道筋が形成される。この状態で図示しない点検検査
モジュールを押し込むことにより、ガイドパイプ1aか
ら1bへ進入させ、ガイドパイプ1bに沿って点検検査
を行うことができる。次に図示しない点検検査モジュー
ルを図示しない押し込み部材によりガイドパイプ1aま
で引き抜いてから、ワイヤロープ130を緩め、ワイヤ
ロープ131を引くことによって可動パイプ110が時
計方向に回転し、ストッパ141に当たって止まること
によりガイドパイプ1cへの道筋が形成される。この状
態で図示しない点検検査モジュールを押し込むことによ
り、ガイドパイプ1aからガイドパイプ1cへ進入さ
せ、ガイドパイプ1cに沿って点検検査を行うことがで
きる。
【0025】本実施形態によると、ガイドパイプのルー
トの途中に、それぞれ別のルートを通るガイドパイプを
設置しているので、点検検査手順に従ってワイヤロープ
のどちらかを引くことによって、点検検査モジュールは
選択されたガイドパイプに沿って移動することができ、
複雑で広範囲の点検検査が可能になり、点検検査時間を
短縮することができる。
【0026】図5は本発明の第5実施形態(請求項6対
応)の点検検査装置の構成図であり、同図(a)は側断
面図、同図(b)は同図(a)の複合ケーブルの断面図
である。図に示すように、本実施形態の点検検査装置
は、ガイドパイプ1内に配置される案内ガイド30aに
固定された複合ケーブル150と、案内ガイド30aに
固定された電動コンプレッサ160と、連結部材90を
介して案内ガイド30aに連結された案内ガイド30b
と、案内ガイド30bに固定されたエアピストン61と
超音波探触子60から構成される点検検査モジュール2
0aと、複合ケーブル150と電動コンプレッサ160
をつなぐケーブル70と、超音波探触子60と複合ケー
ブル150をつなぐケーブル70と、電動コンプレッサ
160とエアピストン61をつなぐエアチューブ80と
から構成されている。
【0027】そして、複合ケーブル150は同図(b)
に示すように、可撓性のあるグラスファイバ等から構成
される押し込み部材40の周りに、ケーブルの素線17
0を配して構成され、外皮180を被せたもので構成さ
れている。
【0028】本実施形態によると、複合ケーブル150
は中心にグラスファイバ等可撓性のある部材40と電気
ケーブル素線170を一体化し構成されているので、検
査モジュールの一部に電動コンプレッサ160を搭載
し、必要があればエアピストン61にエアを供給するこ
とにより超音波探触子60を相手面に押し付けて点検検
査を行うことができる。さらに、ガイドパイプ1の曲率
や曲げの回数、長さの制限から1本のルートでは点検検
査ができない部位の点検検査が可能になり、取り扱い
性、作業性が向上しまたエアチューブの切断など予想外
の事故を防止することができる。
【0029】図6は本発明の第6実施形態(請求項7対
応)の点検検査装置の構成図である。図に示すように、
本実施形態の点検検査装置は、遮蔽壁200で周囲を囲
まれ、開口部210を有する後記する図7に示すホット
セル190内の点検検査部位の点検ルートに沿って、ガ
イドパイプ1を直線および曲線(エルボ)を描くよう
に、かつその先端が、延長ガイドパイプ300の結合部
310と結合可能なように結合部5を備えている。ホッ
トセル190に設けられた開孔部210に配置されたガ
イドパイプ1と、遮蔽体を取り外した後にガイドパイプ
1の結合部5と結合する延長ガイドパイプ300の切欠
き部320とガイドパイプ1の切欠き部2が一致するよ
うに延長ガイドパイプ300を取り付けた後、図1で説
明した点検検査時に使用する図示しない点検検査モジュ
ール20と、ガイドパイプ1に篏合する図示しない案内
ガイド30と、案内ガイド30と点検検査モジュール2
0を結合する図示しない結合部材21と、案内ガイド3
0に固定された可撓性のある図示しない押し込み部材4
0と、点検検査モジュール20に電源を供給し信号を伝
送するための図示しないケーブル70とが設けられてい
る。
【0030】本実施形態によると、延長ガイドパイプ3
00の内部をケーブル、エアチューブ、押し込み部材が
錯綜することが無くなるため、押し込み摩擦力の増加
や、断線等の危険性が低下し、点検検査の信頼性が向上
する。
【0031】図7は図6の第6実施形態(請求項7対
応)に係るホットセル内の点検装置の構成図であり、同
図(a)は斜視図、同図(b)はホットセル開口部の拡
大図である。
【0032】図に示すように、本実施形態に係るホット
セル190は遮蔽壁200で周囲を囲まれた空間に、タ
ンク220や配管230等が設置されている。アクセス
用に通常直径200mm〜300mmの開口210を設
けているが、運転中は同図(b)に示すように遮蔽のた
めフランジ240を設けた遮蔽体250が設置されてお
り、開口部210を閉止するように構成されている。
【0033】本実施形態の点検検査装置は、予めホット
セル190内の一部をスリット状に切り欠き、断面がC
形状の切欠き部2を持つガイドパイプ1を、点検検査ル
ートのタンクや配管に沿って直線および曲線(エルボ)
を描くように、かつ点検する部位では切欠き部2が点検
検査に適した方向になるように設置しておき、その端の
結合部(図6を参照)をホットセル190の開口部21
0の近傍に設置してあるため、運転中に閉止されている
フランジ240および遮蔽体250を撤去し、その後延
長管310をガイドパイプ1の結合部5と、延長ガイド
パイプの結合部310を利用して切欠き部が一致するよ
うに結合する。この状態で延長ガイドパイプ300の端
から点検検査モジュールを押し込む。案内ガイドに固定
された可撓性のある押し込み部材と、点検検査モジュー
ルに電源を供給し信号を伝送するためのケーブルを、作
業員が点検検査位置まで押し込み、点検検査モジュール
に搭載したテレビカメラ等の点検機器により点検検査を
行う。
【0034】本実施形態によると、再処理工場のホット
セル190のように、厚いコンクリートで囲まれ、アク
セス用にΦ200〜250mmの開口があるだけで、通
常はその開口部210も遮蔽体の蓋が取り付けられてい
る環境下で、ホットセル内の開口部にその先端が来るよ
うに設置されたガイドパイプに点検検査モジュールを取
り付ける前に、コンクリート遮蔽の厚さ以上の長さを持
つ延長ガイドパイプ300を取り付け、かつホットセル
内のガイドパイプ先端には、延長ガイドパイプと遠隔で
取り付けが容易なように結合部を設けているので、延長
ガイドパイプの先端から点検検査モジュールを挿入して
点検検査を行うことができる。したがって、ホットセル
内の点検検査が、容易かつ安価にしかも信頼性の高い点
検検査を行うことができる。
【0035】図8は本発明の第7実施形態(請求項8対
応)の点検検査装置の構成図である。図に示すように、
本実施形態ではそれぞれが別個に点検ルートに沿って直
線および曲線(エルボ)を描くように予め設置され、か
つその先端が、延長ガイドパイプとの結合部5となって
おり、ホットセルに設けられた開口部210に配置され
たガイドパイプ1a,1bと、遮蔽体200を取り外し
た後にガイドパイプの結合部5と結合する図示しない延
長ガイドパイプを取り付けた後、図1で説明した点検検
査時に使用する点検検査モジュール20と、ガイドパイ
プ1に篏合する案内ガイド30と、案内ガイド30と点
検検査モジュール20を結合する結合部材21と、案内
ガイド30に固定された可撓性のある押し込み部材40
と、点検検査モジュール20に電源を供給し信号を伝送
するためのケーブル70を備えている。
【0036】本実施形態によると、ホットセル内に複数
のガイドパイプを点検検査ルートに沿って設置してお
き、その先端を開口部付近に開口部から点検検査モジュ
ールを延長ガイドパイプを使用して挿入できる位置に固
定しているので、一筆書きで点検検査ができない機器・
配管の検査が可能となり、ホットセル内の点検を広範囲
に行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の点検検査
装置によると、作業員の接近困難な場所,部位の点検検
査が容易にでき、また低いコストで点検検査行うことが
可能になるため、原子力プラントの安全性、信頼性がよ
り一層向上すると共に、また作業時間も短縮することが
可能であるため、原子力プラントの稼働率の維持、向上
にも貢献できる、というすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図であり、同図
(a)は概念図、同図(b)は同図(a)のガイドパイ
プの斜視図。
【図2】本発明の第2実施形態の構成図であり、同図
(a)は側面図、同図(b)は平面図。
【図3】本発明の第3実施形態の構成図であり、同図
(a)は側断面図、同図(b)は平断面図。
【図4】本発明の第4実施形態の構成図。
【図5】本発明の第5実施形態の構成図であり、同図
(a)は側断面図、同図(b)は同図(a)の複合ケー
ブルの断面図。
【図6】本発明の第6実施形態の構成図。
【図7】図6に係るホットセル内の点検装置の構成図で
あり、同図(a)は斜視図、同図(b)はホットセル開
口部の拡大図。
【図8】本発明の第7実施形態の構成図。
【符号の説明】
1…ガイドパイプ、2…切欠き部、3…テーパ部、4,
5…結合部、6,7,8,9,20…点検検査モジュー
ル、21…結合部材、30,30a…案内ガイド、40
…押し込み部材、50…テレビカメラ、51…LEDラ
ンプ、52…シャフトa、53…俯仰モータ、54…回
転モータ、55…ギアa、56…ギアb、57…ギア
b、58…駆動機構、60…超音波探触子、61…エア
ピストン、70…ケーブル、80…エアチューブ、90
…連結部材、100…分岐部、110…可動パイプ、1
11,112…固定端、113…ピン、120…支持部
材、121,122…プーリ、130,131…ワイヤ
ロープ、140,141…ストッパ、150…複合ケー
ブル、160…電動エアコンプレッサ、170…素線、
180…外皮、190…ホットセル、200…遮蔽壁、
210…開口部、220…タンク、230…配管、24
0…フランジ、250…遮蔽体、300…延長ガイドパ
イプ、310…延長パイプ結合部、320…延長ガイド
パイプ切欠き部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 智之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2G051 AA82 AB02 AC17 BA06 CA04 CA11 CB01 2G075 CA02 CA11 DA15 DA18 FA13 FC14 GA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器・配管等を有する施設の点検検査装
    置において、前記機器・配管等の点検検査ルートに沿っ
    て設置された断面が円形でスリット状の切欠き部を持つ
    ガイドパイプと、このガイドパイプに篏合する案内ガイ
    ドと、テレビカメラを搭載した点検検査モジュールと、
    前記案内ガイドと前記点検検査モジュールを前記ガイド
    パイプの切欠き部を介して結合する連結部材と、前記案
    内ガイドに取り付けられた可撓性を有する押し込み部材
    と、前記テレビカメラに電源を供給するケーブルとを有
    することを特徴とする点検検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の点検検査装置において、
    前記点検検査モジュールは、照明、超音波探触子、温湿
    度センサ、放射線センサ、赤外線センサ、振動センサ、
    ガス検知センサの少なくとも1つの機器を備えているこ
    とを特徴とする点検検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の点検検査装置において、
    前記機器は、その位置や向きを変更できる駆動装置を備
    えていることを特徴とする点検検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の点検検査装置において、
    前記機器は互いに可撓性の連結部材で連結されているこ
    とを特徴とする点検検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の点検検査装置において、
    前記ガイドパイプに分岐部を設け、この分岐部はワイヤ
    ロープを介して切り替えられるように構成されているこ
    とを特徴とする点検検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の点検検査装置において、前記押し込み部材と前記ケ
    ーブルを一体構造の複合ケーブルとし、この複合ケーブ
    ルに電動コンプレッサを搭載した点検検査モジュールを
    結合させていることを特徴とする点検検査装置。
  7. 【請求項7】 開口部を持ち、内部にタンクや配管が設
    置され密閉されたホットセルと、このホットセル内でそ
    の開口部付近に、機器・配管等の点検検査ルートに沿っ
    て設置され、断面が円形でスリット状の切欠き部を持つ
    ガイドパイプと、このガイドパイプに篏合する案内ガイ
    ドと、点検検査機器を搭載した点検検査モジュールと、
    前記案内ガイドと前記点検検査モジュールを前記ガイド
    パイプの切欠き部を介して連結する連結部材と、前記案
    内ガイドに取り付けられた可撓性を有する押し込み部材
    と、点検検査用ケーブルとを有することを特徴とする点
    検検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の点検検査装置において、
    複数のガイドパイプを点検ルートに沿って配置し、その
    複数のガイドパイプの先端の結合部が互いに干渉しない
    ように前記ホットセル内の開口部付近に配置されている
    ことを特徴とする点検検査装置。
JP2002001131A 2002-01-08 2002-01-08 点検検査装置 Withdrawn JP2003202301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001131A JP2003202301A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 点検検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001131A JP2003202301A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 点検検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003202301A true JP2003202301A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27641336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001131A Withdrawn JP2003202301A (ja) 2002-01-08 2002-01-08 点検検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003202301A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126022A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Osaka Gas Co Ltd 配管検査装置
US7940297B2 (en) * 2005-09-08 2011-05-10 Ulc Robotics, Inc. Pipeline inspection system
CN105280252A (zh) * 2014-07-25 2016-01-27 中核武汉核电运行技术股份有限公司 一种稳压器电加热元件组件视频检验装置
KR101717592B1 (ko) * 2015-10-01 2017-03-20 대우조선해양 주식회사 방사선 차폐 튜브

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126022A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Osaka Gas Co Ltd 配管検査装置
JP4535842B2 (ja) * 2004-10-29 2010-09-01 大阪瓦斯株式会社 配管検査装置
US7940297B2 (en) * 2005-09-08 2011-05-10 Ulc Robotics, Inc. Pipeline inspection system
US8723943B2 (en) 2005-09-08 2014-05-13 G. Gregory Penza Pipeline inspection system
US9599571B2 (en) 2005-09-08 2017-03-21 Ulc Robotics, Inc. Pipeline inspection system
CN105280252A (zh) * 2014-07-25 2016-01-27 中核武汉核电运行技术股份有限公司 一种稳压器电加热元件组件视频检验装置
KR101717592B1 (ko) * 2015-10-01 2017-03-20 대우조선해양 주식회사 방사선 차폐 튜브

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1800114B1 (en) Mobile radiographic device with articulating boom and sliding rails for movement of a C-arm
US20210245362A1 (en) Mobile robot for inspecting a turbomachine
US6459760B1 (en) Apparatuses and methods for non-destructive inspection
CN108445330B (zh) 原位置检测装置
US8023722B1 (en) Radiography test system and method
US5907109A (en) Vehicle emission sampling probe apparatus
WO2021145679A1 (ko) 용접비드검사장치
JPH11237561A (ja) 光ファイバー内視鏡検査法による、一定の機器の内部ゾーン検査システム
US8706340B2 (en) Underground utility vault inspection system and method
JP2003202301A (ja) 点検検査装置
US20050041097A1 (en) Non-medical videoscope
US20040006448A1 (en) Apparatus and method for pipeline inspection
JP4535842B2 (ja) 配管検査装置
US20120183114A1 (en) Method and apparatus for testing an annular weld on a main coolant line connected to a reactor pressure vessel of a nuclear power plant
JP3699879B2 (ja) 挿入式遠隔点検システム
KR101721938B1 (ko) 증기 발생기의 용접부 검사 장치
US10768121B2 (en) Methods, apparatus, and systems for inspecting holes in transparent materials
JP2008051653A (ja) 非破壊検査装置及び非破壊検査方法
JP6045212B2 (ja) 遠隔点検装置および遠隔点検方法
JP3402931B2 (ja) ボイラ管寄せ内面検査装置
JPS6129756A (ja) 固設管状物検査装置
JP2001083277A (ja) 配管点検装置及び配管点検方法
JPH09243268A (ja) 焼結設備の漏風検知方法
CN114994066A (zh) 航空发动机非接触荧光渗透检测系统性能测试装置
JPH09257936A (ja) 放射性ガスモニタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405