JP2003202163A - 極低温冷却装置 - Google Patents

極低温冷却装置

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JP2003202163A
JP2003202163A JP2002050769A JP2002050769A JP2003202163A JP 2003202163 A JP2003202163 A JP 2003202163A JP 2002050769 A JP2002050769 A JP 2002050769A JP 2002050769 A JP2002050769 A JP 2002050769A JP 2003202163 A JP2003202163 A JP 2003202163A
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cooling device
cryogenic cooling
space
heat
compressor
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JP2002050769A
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Naohiro Konosu
直広 鴻巣
Tomoyoshi Kamoshita
友義 鴨下
Satoyuki Matsushita
智行 松下
Hitoshi Hamanaka
仁 浜中
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトで放熱効率よく構成され、屋外に設
置しても長期にわたり安定して使用できるものを得る。 【解決手段】筐体1の内部を仕切板5によって外気の流
通する発熱室7と防雨構造の電気室6とに区画し、運転
に伴って熱を発生する圧縮機2と膨張機3を発熱室7
に、被冷却体を収納する真空容器4と電源部8を電気室
6に配置するとともに、圧縮機2と膨張機3を直接一体
に連結し、それぞれ外面に放熱器12、13を付設す
る。また、電源部8は熱輸送管10を介して仕切板5に
連結し、その外面に備えられた放熱器14により熱を除
去する。さらに、発熱室7には風洞15を組み込んで二
重構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種センサーや通
信用デバイス等を小型冷凍機により極低温に冷却して用
いる極低温冷却装置に係わり、特に屋外据付け用等の筐
体に一体に組み込んで用いる極低温冷却装置の構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】赤外線センサーや磁気センサーは、例え
ば液体窒素温度近傍の極低温に冷却すると検出感度が向
上する。このため、防災・警備用暗視装置や生体磁気計
測等への適用が今後拡大するものと期待されている。ま
た、通信デバイスを極低温に冷却すると対雑音比が向上
し、小型化、低損失化が可能となるので、移動体通信
や、サブミリ波、ミリ波の通信デバイスの高性能化に有
効である。このため、近年、各種センサーや通信用デバ
イス等を小型冷凍機により極低温に冷却して用いる極低
温冷却装置の開発が積極的に推進されている。
【0003】図11は、この種の極低温冷却装置の従来
例を示す構成図で、(a)は内部正面図、(b)は
(a)のA−Aから見た断面図である。図に示した極低
温冷却装置は、被冷却体として組み込んだ通信デバイス
を液体窒素温度に近い極低温に冷却して用いる装置で、
図において、71は防雨構造の筐体、72は極低温冷凍
機の圧縮機、73は膨張機、74は被冷却体を収納する
真空断熱容器であり、78は極低温冷凍機を運転するた
めの電源部、79A,79Bは真空断熱容器4の内部に
収納された被冷却体に接続して用いられる電子部品であ
る。
【0004】図に見られるように、極低温冷凍機の圧縮
機72と膨張機73の作動ガス(ヘリウムガス)は連通
管75によって連通されている。また、被冷却体は膨張
機73に連結された図示しない冷却端ヘッドに取り付け
られて、真空断熱容器74の内部に収納されている。圧
縮機72と膨張機73には、運転に伴う発熱を外部に取
出すための良熱伝導体よりなる受熱ブロック76A,7
6B,76Cが備えられており、これらの受熱ブロック
76A,76B,76Cに伝熱グリース77を介して連
結された、ヒートパイプ等よりなる伝熱部材84が、連
通孔87を通して筐体71の上部に設けた排熱室80の
放熱器82へと連結されている。排熱室80は、筐体7
1の上部に上部カバー81を配して形成されており、吸
引型のファン83を駆動して外気を一端(図中の右端)
から吸引して、相対する一端(図中の左端)へと流通さ
せることにより、放熱器82が冷却され、圧縮機72と
膨張機73の運転に伴う発熱が筐体71の外部へと取出
されている。また、極低温冷凍機の電源部78は、その
放熱板を筐体71の壁面に直接固定して取り付けられて
おり、筐体71の外側を流れる外気により熱除去が行わ
れている。
【0005】また、屋外に据付けて用いるものにおいて
は、直射日光により上部カバー81が加熱され、排熱室
80の温度が上昇して排熱効率が低下する恐れがある
が、寸法上の制約から上部カバー81の上にさらに日除
け板を設置することはできないので、上部カバー81の
表面に太陽光の吸収率の低い特殊塗料を塗装することに
より直射日光の影響を抑えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の極低温冷却装
置は、適用分野が前述のごとき分野であるため、屋外に
据付けて用いる場合が多く、防雨構造とするとともに、
小型化して据付け面積を低減させることが必要であり、
さらに製品のコストを低く抑えることが要求されてい
る。これに対して、図11に示した従来の装置では、既
に述べたように、密閉構造の筐体71の内部に各種の機
器を一括して収納し、これらの機器の排熱を筐体71の
上部に設けた排熱室80へと導いて排出し、所定の温度
に保持して運転するよう構成されているが、本構成で
は、排熱室80を設ける必要があるため基本的に小型化
が困難であるという難点がある。また、小型化のために
排熱室80を小さくすると、冷却用の外気を吸引するた
めのファン83を大型化することが困難となるので、極
低温冷凍機の圧縮機72や膨張機73の排熱の除去が不
十分となる。また、本構成では、筐体71の内部で生じ
る発熱を排熱室80へと輸送して排出するよう構成され
ているので、熱を輸送するために、良熱伝導体よりなる
受熱ブロック76A,76B,76Cやヒートパイプよ
りなる伝熱部材84を組み込む必要がある。したがっ
て、構成部品が多くなるので部品コストが高くなり、ま
た、これらの伝熱部材84の組立て調整の工数も多くな
って、加工コストも高くなる。
【0007】また、従来の装置では、前述のように、極
低温冷凍機の圧縮機72と膨張機73の排熱を受熱ブロ
ック76A,76B,76Cや伝熱部材84により排熱
室80へと輸送して排出しているが、極低温冷凍機の電
源部78の排熱は筐体71の壁面を介して外気に取出す
構成であり、電源部78の排熱量が大きい場合には、外
部への除熱が不十分となって筐体71の内部の温度が上
昇し、電子部品79A,79B等の温度も上昇する危険
性がある。この危険性を回避するものとして、図12に
示したごとく、図11に示した装置に、さらに、筐体7
1の内部と排熱室80とを連通する第二の放熱器85と
第二のファン86とを付設した装置が知られている。本
装置においては、筐体71の内部の空気をファン86に
よって循環させて、図12中に矢付き曲線で示したよう
に空気の循環流を形成し、高温の空気を第二の放熱器8
5へ導いて放熱器85へ熱を伝達させている。筐体71
の内部部分の第二の放熱器85のへ伝達された熱は、第
二の放熱器85中を排熱室80へと導かれ、排熱室80
を流通する外気によって外部へ排熱される。したがっ
て、このように構成すれば、放熱効率が向上し、筐体7
1の内部の温度上昇が低く抑えられることとなる。しか
しながら、本構成においては、第二の放熱器85と第二
のファン86を備える必要があるので、構成部品の点数
が増加してコストが上昇する。また、これらの部品を組
み込むスペースが必要となるので、小型化が困難であ
る。
【0008】また、屋外据付型の装置においては、直射
日光の影響を抑えるために上部カバー81の表面に太陽
光の吸収率の低い特殊塗料を塗装する方法を用いている
が、本方式では直射日光の影響を完全に回避することは
できないので、特に夏季等においては筐体71の内部温
度が過大に上昇して冷凍機の負荷の上昇や電子部品の温
度上昇をもたらし、装置の寿命が低下してしまうという
難点がある。
【0009】本発明は、上記のごとき従来の技術の現状
を考慮してなされたもので、本発明の目的は、コンパク
トで、かつ放熱効率良く構成され、屋外に設置しても長
期にわたり安定して使用することのできる極低温冷却装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、 (1)圧縮機と膨張機と例えば通信用デバイス等の被冷
却体を収納する真空容器とを備える冷凍機を、これらを
運転制御する電源部とともに同一筐体内に収納して構成
される極低温冷却装置において、上記の筐体の内部空間
を、ファンにより外気が流通するよう構成した第1の空
間と密閉された防雨構造の第2の空間とに仕切り板で区
画し、かつ、第1の空間に圧縮機と膨張機を収納し、第
2の空間に真空断熱容器と電源部とを収納することとす
る。
【0011】(2)さらに、上記(1)の極低温冷却装
置において、前記冷凍機を、蓄冷器とパルス管と冷却端
からなるパルスチューブ部と、イナータンスチューブと
バッファタンクからなる位相制御部とを更に備えるパル
スチューブ冷凍機とし、第1の空間に上記の位相制御部
を収納し、第2の空間に上記のパルスチューブ部を収納
するか、あるいは、第1の空間に上記のイナータンスチ
ューブを収納し、第2の空間に上記のバッファタンクと
パルスチューブ部とを収納することとする。
【0012】(3)さらに、上記(1)または(2)の
極低温冷却装置において、圧縮機と膨張機を、連通管を
介することなく直接一体に連結することとする。 (4)また、上記(1)〜(3)の極低温冷却装置にお
いて、圧縮機と膨張機の外面に放熱器を付設することと
する。 (5)また、上記(1)〜(4)の極低温冷却装置にお
いて、仕切り板を、良熱伝導性材料を用いて形成し、こ
の仕切り板に膨張機を熱的に連結することとする。
【0013】(6)また、上記(1)〜(4)の極低温
冷却装置において、仕切り板を、良熱伝導性材料を用い
て形成し、この仕切り板と電源部との間に伝熱部材を取
付けることとする。 (7)また、上記(5)または(6)の極低温冷却装置
において、仕切り板の第1の空間側の面に放熱器を取り
付けることとする。
【0014】(8)あるいは、上記(1)〜(5)の極
低温冷却装置において、電源部を第2の空間の筐体内壁
面に熱的に連結し、この筐体内壁面に相対する外壁面に
放熱器を取り付け、この放熱器に面して風路を設け、第
1の空間に備えられたファンによってこの風路を外気が
流通するよう構成することとする。 (9)また、上記(1)〜(8)の極低温冷却装置にお
いて、第1の空間の筐体の内側に、外気の流通方向に延
伸する風洞を、筐体の壁面から空隙を介して備えること
とする。
【0015】(10)さらに、上記の(9)の極低温冷
却装置において、この風洞を、その内面の一部と圧縮機
の外面の一部とを熱的に連結して配置することとする。
極低温冷却装置を上記(1)のごとく構成すれば、圧縮
機と膨張機が第1の空間において直接外気によって冷却
されるので、冷凍機の運転に伴って生じる発熱が直接外
気に排出されることとなる。したがって、冷凍機の冷却
効率が向上し、かつ、従来の装置で用いられていた排熱
室が不要となり、装置の小型化が可能となる。
【0016】さらに、上記(2)のごとく、パルスチュ
ーブ冷凍機において、位相制御部を第1の空間に収納す
れば、位相制御部の熱が直接外気に排出されるので、冷
凍機の冷却効率がより一層向上することとなる。また、
位相制御部のうちイナータンスチューブのみ第1の空間
に収納し、相対的に放熱の少ないバッファタンクを第2
の空間に収納することとしても、位相制御部の主要な放
熱は外気により効果的に除去される。容量の大きいバッ
ファタンクを必要とする出力が大きい極低温冷却装置に
おいては、このようにスペースの裕度の大きい第2の空
間にバッファタンクを配すれば、装置の小型化に有効で
ある。
【0017】また、上記(3)のごとく、圧縮機と膨張
機を一体化構造とすれば、冷凍機全体が小型となり、装
置の小型化が可能となる。また、一体化構造とすれば、
取り扱いが容易となり、筐体への取付けも簡単に行える
ので組立てコストの低減に有効である。また、上記
(4)のごとく、圧縮機と膨張機の外面に放熱器を付設
すれば、放熱効果が大幅に向上し、発熱がより効率的に
外気へと伝達されるので、冷凍機の冷却効率がより一層
向上し、装置の小型化にも利する。
【0018】また、上記(5)のごとく、仕切り板を良
熱伝導性材料により形成し、この仕切り板に膨張機を熱
的に連結すれば、冷凍機の発熱は、仕切り板にも伝熱さ
れて第1の空間を流通する外気へと排出される。したが
って、冷凍機の冷却効率はより一層向上する。また、上
記(6)のごとく、仕切り板と電源部との間に伝熱部材
を取付けることとすれば、電源部で生じた発熱の一部は
伝熱部材を介して仕切り板へと伝熱され、さらにこの仕
切り板より第1の空間を流通する外気へと取出されるこ
ととなる。したがって、電源部より第2の空間内部へ放
出される熱量が低減され、第2の空間内部の温度上昇が
低く抑えられるので、収納された電子部品の温度上昇に
よる寿命劣化、ならびに特性劣化が防止され、長期にわ
たり安定して使用できることとなる。
【0019】また、上記(7)のごとく、仕切り板の第
1の空間側の面に放熱器を取り付ければ、仕切り板より
第1の空間を流通する外気への熱伝達効果が大幅に上昇
することとなる。したがって、冷凍機の発熱を仕切り板
を介して第1の空間を流通する外気へ伝達する場合に
も、また、電源部の発熱を仕切り板を介して第1の空間
を流通する外気へ伝達する場合にもより一層熱伝達効率
が向上する。
【0020】また、上記(8)のごとくに構成すれば、
電源部の発熱の一部は、第2の空間の筐体壁面を通して
外壁面に取り付けられた放熱器へと取出され、この放熱
器に面して形成された風路中に流れる外気に伝熱されて
排出されることとなる。したがって、電源部より第2の
空間内部へ放出される熱量が低減され、第2の空間内部
の温度上昇が低く抑えられるので、収納された電子部品
の温度上昇による寿命劣化、ならびに特性劣化が防止さ
れ、長期にわたり安定して使用できることとなる。
【0021】また、上記(9)のごとく、第1の空間の
筐体の内側に、外気の流通方向に延伸する風洞を、筐体
の壁面から空隙を介して備えれば、第1の空間の内部を
流れる外気は、風洞の内部を流れる外気と、筐体と風洞
との間隙を流れる外気とに区分され、圧縮機や膨張機、
仕切り板等の熱伝達部は風洞の内部を流れる外気によっ
て冷却されている。したがって、直射日光を受けて筐体
の上面の温度が高くなる事態となっても、風洞に熱が直
接伝わることがないので、圧縮機や膨張機、仕切り板等
への影響は微量に抑えられ、長期間の使用が可能とな
る。
【0022】また、上記(10)のごとく、上記の風洞
を、その内面の一部と圧縮機の外面の一部とを熱的に連
結して配置すれば、圧縮機は風洞への伝熱によっても冷
却されることとなる。また、風洞が圧縮機に近接して配
置されるので、第1の空間の高さを小さくすることがで
き、極低温冷却装置の小型化が図れることとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施例を挙げて
詳しく説明する。 <実施例1>図1は、本発明の極低温冷却装置の第1の
実施例の構成図で、(a)は内部正面図、(b)は
(a)のA−Aから見た断面図、(c)は(a)のB−
Bから見た断面図である。
【0024】本極低温冷却装置は、通信用デバイスを液
体窒素温度近傍の極低温に冷却して使用する屋外据付け
型の極低温冷却装置で、1は筐体、1aは上部カバー、
2は極低温冷凍機を構成する圧縮機、3は膨張機、4は
被冷却体の通信用デバイスを収納する真空断熱容器、5
は仕切り板、6は第2の空間、7は第1の空間、8は電
源部、9は電子部品、10は伝熱部材、11はファン、
12は圧縮機用放熱器、13は膨張機用放熱器、14は
電源部用放熱器、15は風洞である。
【0025】本実施例の第1の特徴は、図1(a)に見
られるように、筐体1の内部が仕切り板5によって外気
が流れる上部の第1の空間7と密閉された下部の第2の
空間6とに区画され、吸引型のファン11の作用によっ
て図中右側から左側へと外気の流通する第1の空間7に
圧縮機2と膨張機3が配され、密閉された防雨構造の第
2の空間6に真空断熱容器4と電源部8が配されている
点にある。運転に際して発熱を生じる圧縮機2と膨張機
3が外気の流通する第1の空間7に配されているので、
従来例に見られるような排熱室80を特に設ける必要は
ない。
【0026】本実施例の第2の特徴は、圧縮機2と膨張
機3が従来例で見られた連通管75のごとき介在物を介
することなく直接連結されていることにある。このため
極低温冷凍機がコンパクトに構成され、極低温冷却装置
の小型化に効果的である。本実施例の第3の特徴は、圧
縮機2と膨張機3の外面にそれぞれ放熱器12、放熱器
13が付設されていることにある。このため圧縮機2と
膨張機3の発熱の発熱室7を流通する外気への輸送効率
が向上し、効果的に除熱される。
【0027】本実施例の第4の特徴は、上記の仕切り板
5が良熱伝導性材料により形成され、かつ、この仕切り
板5に膨張機3が熱的に連結されていることにある。こ
のため、膨張機3の発熱は、上記の放熱器13に加え
て、仕切り板5を介して第1の空間7を流通する外気へ
伝達されることとなる。本実施例の第5の特徴は、良熱
伝導性材料により形成されたこの仕切り板5と第2の空
間6の内部の電源部8との間にヒートパイプよりなる伝
熱部材10が取付けられ、さらにまた、この仕切り板5
の第1の空間7側の面に電源部用の放熱器14が設置さ
れていることにある。本構成では、電源部8が伝熱部材
10を介して仕切り板5と直接連結されるので、電源部
8の発熱が仕切り板5、さらには放熱器14を介して第
1の空間7へと取出され、第2の空間6の内部に放出さ
れる熱量が低減される。したがって、収納されている電
子部品9の温度上昇が低減され、特性劣化を生じること
なく長期にわたり安定して使用できることとなる。な
お、本実施例では伝熱部材10としてヒートパイプが用
いられているが、銅やアルミニウム等の良熱伝導性金属
のバーを用いることとしてもよい。
【0028】本実施例の第6の特徴は、図1(a)、
(b)に見られるように、第1の空間7の筐体1の内
側、すなわち、上部カバー1aの内側に、この上部カバ
ー1aとの間に空隙を保って、外気の流通方向に延伸
(外気の入口側と出口側に開口)した風洞15が配され
ていることにある。本構成においては、第1の空間7の
内部へと導かれた外気は、圧縮機2や膨張機3が収納さ
れた風洞の内部と、上部カバー1aと風洞15との間隙
に分流して流れることとなるので、直射日光を受けて上
部カバー1aの温度が高くなる事態となっても、風洞1
5には直接熱は伝わらないので、圧縮機2や膨張機3等
への直射日光の影響は微量に抑えられる。したがって、
夏季等の強い直射日光を受ける屋外設置環境にあって
も、異常温度上昇を生じることなく安定して使用でき
る。
【0029】<実施例2>図2は、本発明の極低温冷却
装置の第2の実施例の構成図で、(a)は内部正面図、
(b)は(a)のA−Aから見た断面図である。本実施
例は、パルスチューブ冷凍機を用いて構成した極低温冷
却装置の実施例である。パルスチューブ冷凍機は、図に
示したように、圧縮機2、膨張機3、蓄冷器21とパル
ス管22と冷却端23からなるパルスチューブ部20、
パルスチューブ部20を収納する真空容器4、イナータ
ンスチューブ31とバッファタンク32からなる位相制
御部30により構成されており、冷却端23に被冷却体
の通信用デバイスを組み込んで使用される。本極低温冷
却装置においては、外気が流れる上部の第1の空間7
に、圧縮機2および膨張機3に加えて、運転に際して発
熱を伴う上記の位相制御部30が収納されており、密閉
された第2の空間6にパルスチューブ部20を収納した
真空容器4が配されている。本構成では、発熱を伴う圧
縮機2、膨張機3、位相制御部30が第1の空間7にお
いて導入された外気により直接冷却されるので、冷凍機
の冷却効率が向上する。
【0030】なお、本実施例においても、圧縮機2と膨
張機3の一体化等、第1の実施例で用いられている種々
の特徴ある構成が採り込まれており、本実施例の構成の
極低温冷却装置も第1の実施例の説明において列記した
ごとき特徴を有している。 <実施例3>図3は、本発明の極低温冷却装置の第3の
実施例の構成図で(a)は内部正面図、(b)は内部側
面図である。
【0031】本実施例も、第2の実施例と同様に、パル
スチューブ冷凍機を用いて構成した極低温冷却装置の実
施例で、第2の実施例のパルスチューブ冷凍機に比べて
冷凍出力が大きく、大型のバッファタンクを必要とする
パルスチューブ冷凍機を用いた極低温冷却装置の実施例
である。本実施例の構成の特徴は、第2の実施例で第1
の空間7に配置されていたバッファタンクが、第2の空
間6に配置されていることにある。すなわち、本実施例
では、図3に見られるように、バッファタンク32A
は、仕切り板5にボルト締結して第2の空間6に気密に
配されており、上端のフランジ33を用いてイナータン
スチューブ31と気密に連結されている。本構成では、
バッファタンク32Aからの外気への放熱が無くなるの
で、第2の実施例に比べて排熱性能の点では若干劣るこ
ととなるが、第1の空間に比べてスペースの余裕のある
第2の空間6にバッファタンク32Aが配されるので、
圧力容器として適切な、小型、軽量のバッファタンク3
2Aを選定することが可能となり、小型で、組立性に優
れた極低温冷却装置が得られる。
【0032】<実施例4>図4は、本発明の極低温冷却
装置の第4の実施例の構成を示す内部正面図である。本
実施例の構成の第1の実施例の構成との相違点は、第1
の空間7に備えられたファンにある。すなわち、第1の
実施例では吸引型のファン11が用いられているが、本
実施例では吐出型のファン11Aが組み込まれている。
したがって、本実施例の極低温冷却装置では、第1の空
間7の内部を図中左側から右側へと外気が流通すること
となる。第1の実施例のごとく吸引型のファン11を組
み込めば、より均一な外気の流れが得られるのに対し
て、本実施例のごとく吐出型のファン11Aを組み込め
ば、風速を上げて冷却効果を高めることができる。
【0033】<実施5>図5は、本発明の極低温冷却装
置の第5の実施例の構成を示す内部正面図である。本実
施例の特徴は、第1の空間7の両端に、吸引型のファン
11Bと吐出型のファン11Cが組み込まれていること
にある。本構成では、2台のファンによって第1の空間
7の内部へ外気が導かれるので、実施例1や実施例2の
構成の極低温冷却装置に比べて冷却性能が大幅に向上す
る。
【0034】<実施例6>図6は、本発明の極低温冷却
装置の第6の実施例の構成図で、(a)は内部正面図、
(b)は(a)のA−Aから見た断面図、(c)は
(a)のB−Bから見た断面図である。本実施例の構成
の特徴は、第2の空間6に収納された電源部8Aが良熱
伝導性材料により形成された仕切り板5に直接固定され
ている点にある。したがって、伝熱部材10を介して仕
切り板5に連結されていた第1の実施例に比べて、熱輸
送効率が上昇するとともに、伝熱部材10が不要となる
のでコストの低減が可能となる。なお、本実施例の構成
では、冷却性能を向上させるために、第5の実施例と同
様に、第1の空間7に2台のファン11B,11Cが組
み込まれているが、第1〜4の実施例と同様に1台のフ
ァンで外気を導入する構成としてもよい。
【0035】<実施例7>図7は、本発明の極低温冷却
装置の第7の実施例の構成図で、(a)は内部正面図、
(b)は(a)のA−Aから見た断面図、(c)は
(a)のB−Bから見た断面図である。本実施例の構成
の特徴は、電源部8Bが第2の空間6の筐体内壁面に熱
的に連結され、この内壁面に相対する筐体外壁面に放熱
器16が取り付けられ、この放熱器16に面して第1の
空間7に連通する風路17が設けられ、吸引型のファン
11の吸引作用により、この風路17を流れた外気が第
1の空間7を流通して外部へ放出されるよう構成されて
いる点にある。本構成では、電源部8Bが外気により直
接冷却されるので、冷却性能が大幅に向上し、第2の空
間6の内部を低い温度に保持することができる。
【0036】<実施例8>図8は、本発明の極低温冷却
装置の第8の実施例の構成を示す内部正面図である。上
記の第7の実施例では、電源部8Bが内壁面に熱的に連
結された筐体の外壁面に放熱器16を取り付け、この放
熱器16に面して外気を流通させる風路17をファン1
1の吸引側に配し、ファン11の吸引力によって風路1
7に外気を吸引して冷却していたのに対して、本実施例
では、ファン11の吐出側に、放熱器16に面した風路
17の出口側を配し、ファン11の吐出力によって風路
17に外気を吸引して放熱器16を冷却するよう構成し
ている。吐出側の方が流速が速いので、風路17を流通
する外気にはより強い吸引力が作用し、放熱器16、し
たがって電源部8Bの冷却性能が向上する。
【0037】<実施例9>図9は、本発明の極低温冷却
装置の第9の実施例の第1の空間の構成図で、(a)は
内部正面図、(b)は内部側面図である。本実施例の構
成の特徴は、圧縮機2および膨張機3と筐体1aとの間
に、筐体1aの壁面から空隙を介して備えられている風
洞15Aが,その内面の一部を圧縮機2の上部の外面に
密着させて配されていることにある。既に述べた第1〜
第8の実施例においても、水平方向に伸びるフィンから
なる放熱器12を備えた圧縮機2を用いることによっ
て、装置の高さが高くなるのを抑えているが、本実施例
の構成では、風洞15Aを下げて、圧縮機2の上部の外
面に密着させることによって、さらに装置の高さを低く
抑えている。本構成では、圧縮機2の発熱は、放熱器1
2Aを介してファン11により導入された外気へと放熱
されるとともに、上部の密着部より風洞15Aへと伝熱
されたのち、導入された外気へと放熱されることとな
る。
【0038】<実施例10>図10は、本発明の極低温
冷却装置の第10の実施例の第1の空間の構成図で、
(a)は内部正面図、(b)は内部側面図である。本実
施例も第9の実施例と同様に、圧縮機の上部の外面に風
洞を熱的に密着させて構成した実施例である。
【0039】第9の実施例に用いられている圧縮機2
は、水平方向に伸びるフィンからなる放熱器12との一
体成形品によって構成されているが、このような一体成
形品では、型の寸法制約により高放熱密度の放熱器を作
製することは困難である。本実施例の構成はこの難点を
回避するもので、圧縮機2と放熱器12Bとを分離して
作製することとし、圧縮機2の中央領域の外周を多面体
(本実施例では8面体)に形成し、この面の上に熱伝導
性に優れたグリースやラバーシートよりなる図示しない
伝熱部材を配したのち、別途押出し等により一体成形し
た放熱器12Bを搭載して、固定ねじ19により固定す
るよう構成されている。
【0040】本実施例は、このような放熱構成の圧縮機
2を備える極低温冷却装置において、装置の高さを低く
抑える構成を提供するものである。本構成では、放熱器
12Bを、多面体をなす圧縮機2の外周のうち、上面
と、膨張機3に連結される下面とを除く残りの6面に搭
載することとし、さらに上面に隣接する二つの面に搭載
する放熱器12Bは、そのフィンが圧縮機2の上面を越
えない高さに抑え、この上面に、熱伝導性に優れたグリ
ース、あるいはラバーシートよりなる伝熱部材18を介
して風洞15Bの内面を密着し、熱的に連結している。
本構成においては、圧縮機2の上面からの放熱は、伝熱
部材18を介して風洞15Bに伝熱されたのち、風洞1
5Bの内部に導入された外気へと排出される。本構成と
すれば、風洞15Bの内面に密着して冷却される圧縮機
2の上面に放熱器が配されないので、高さが大幅に低減
される。すなわち、圧縮機2の上面に放熱器を配した場
合の第1の空間の上端は、図10(b)中に2点鎖線で
示した位置にあり、これに比較して、本実施例の構成で
は図中のΔLだけ高さが低く抑えられる。
【0041】以上、通信用デバイスを液体窒素温度近傍
の極低温に冷却して使用する屋外据付け型の極低温冷却
装置の実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではなく、同一の理念に
基づく装置に広く適用されるもので、例えば赤外線セン
サーや磁気センサーを極低温に冷却して使用する極低温
冷却装置においても有効である。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、被冷却
体を極低温に冷却して使用する極低温冷却装置を、 (1)請求項1、さらには請求項2、3に記載のごとく
構成することとしたので、従来の装置で用いられていた
排熱室が不要となり、従来に比べてコンパクトな極低温
冷却装置が得られることとなった。特に請求項4のごと
くとすれば、装置の容積が従来の約1/2に小型化する
ことが可能となる。
【0043】(2)さらに、請求項5,6、7、8ある
いは請求項9のごとく構成すれば、排熱効率のよい構成
となり、内部の温度が適正に保持されて、安定した運転
が保証される。(3)また、請求項10のごとく構成す
れば、直射日光を受けても内部温度への影響は微小に抑
えられるので、コンパクトで、かつ排熱効率良く構成さ
れ、屋外に設置しても長期にわたり安定して使用するこ
とのできる極低温冷却装置として好適である。
【0044】(4)また、請求項11、さらには、請求
項12のごとく構成すれば、排熱効率良く、かつより一
層コンパクトな構成となるので、この種の極低温冷却装
置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極低温冷却装置の第1の実施例の構成
図で(a)は内部正面図、(b)は(a)のA−Aから
見た断面図、(c)は(a)のB−Bから見た断面図
【図2】本発明の極低温冷却装置の第2の実施例の構成
図で(a)は内部正面図、(b)は(a)のA−Aから
見た断面図
【図3】本発明の極低温冷却装置の第3の実施例の構成
図で(a)は内部正面図、(b)は内部側面図
【図4】本発明の極低温冷却装置の第4の実施例の構成
を示す内部正面図
【図5】本発明の極低温冷却装置の第5の実施例の構成
を示す内部正面図
【図6】本発明の極低温冷却装置の第6の実施例の構成
図で(a)は内部正面図、(b)は(a)のA−Aから
見た断面図、(c)は(a)のB−Bから見た断面図
【図7】本発明の極低温冷却装置の第7の実施例の構成
図で(a)は内部正面図、(b)は(a)のA−Aから
見た断面図、(c)は(a)のB−Bから見た断面図
【図8】本発明の極低温冷却装置の第8の実施例の構成
を示す内部正面図
【図9】本発明の極低温冷却装置の第9の実施例の第1
の空間の構成図で、(a)は内部正面図、(b)は内部
側面図
【図10】本発明の極低温冷却装置の第10の実施例の
第1の空間の構成図で、(a)は内部正面図、(b)は
内部側面図
【図11】この種の極低温冷却装置の従来例の構成図
で、(a)は内部正面図、(b)は(a)のA−Aから
見た断面図
【図12】この種の極低温冷却装置の他の従来例の筐体
内部正面図
【符号の説明】
1 筐体 1a 上部カバー 2 圧縮機 3 膨張機 4 真空断熱容器 5 仕切り板 6 第2の空間 7 第1の空間 8,8A,8B 電源部 9 電子部品 10 伝熱部材 11,11A,11B,11C, ファン 12,12A,12B 放熱器(圧縮機用) 13 放熱器(膨張機用) 14 放熱器(電源部用) 15,15A,15B 風洞 16 放熱器(電源部用) 17 風路 18 伝熱部材 20 パルスチューブ部 21 蓄冷器 22 パルス管 23 冷却端 30 位相制御部 31 イナータンスチューブ 32,32A バッファタンク
フロントページの続き (72)発明者 松下 智行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 浜中 仁 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と膨張機と被冷却体を収納する真空
    容器とを備える冷凍機と、これらを運転制御する電源部
    を同一筐体内に収納して構成される極低温冷却装置にお
    いて、 ファンにより外気が流通するよう構成した第1
    の空間と密閉された防雨構造の第2の空間とに区画する
    仕切り板が筐体の内部に配され、かつ、第1の空間に前
    記の圧縮機と膨張機が収納され、第2の空間に前記の真
    空容器と電源部とが収納されていることを特徴とする極
    低温冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の極低温冷却装置におい
    て、前記冷凍機が、蓄冷器とパルス管と冷却端からなる
    パルスチューブ部と、イナータンスチューブとバッファ
    タンクからなる位相制御部とを更に備えるパルスチュー
    ブ冷凍機であり、第1の空間に前記の位相制御部が収納
    され、第2の空間に前記のパルスチューブ部が収納され
    ていることを特徴とする極低温冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の極低温冷却装置におい
    て、前記冷凍機が、蓄冷器とパルス管と冷却端からなる
    パルスチューブ部と、イナータンスチューブとバッファ
    タンクからなる位相制御部とを更に備えるパルスチュー
    ブ冷凍機であり、第1の空間に前記の位相制御部のイナ
    ータンスチューブが収納され、第2の空間に前記のパル
    スチューブ部と前記の位相制御部のバッファタンクが収
    納されていることを特徴とする極低温冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の極低温
    冷却装置において、圧縮機と膨張機が連通管を介するこ
    となく直接一体に連結されていることを特徴とする極低
    温冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の極低温
    冷却装置において、圧縮機と膨張機の外面に放熱器が付
    設されていることを特徴とする極低温冷却装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の極低温
    冷却装置において、筐体内を分割する仕切り板が良熱伝
    導性材料により形成され、かつ、該仕切り板に膨張機が
    熱的に連結されていることを特徴とする極低温冷却装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれかに記載の極低温
    冷却装置において、筐体内を分割する仕切り板が良熱伝
    導性材料により形成され、かつ、該仕切り板と前記電源
    部との間に伝熱部材が取付けられていることを特徴とす
    る極低温冷却装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7に記載の極低温冷却装置
    において、前記仕切り板の第1の空間側の面に放熱器が
    取り付けられていることを特徴とする極低温冷却装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至6のいずれかに記載の極低温
    冷却装置において、電源部が第2の空間の筐体内壁面に
    熱的に固定され、該筐体内壁面に相対する外壁面に放熱
    器が取り付けられ、該放熱器に面して風路が設けられ、
    かつ、第1の空間に設けられたファンの作用により該風
    路に外気が流通するよう構成されていることを特徴とす
    る極低温冷却装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかに記載の極低
    温冷却装置において、第1の空間の筐体の内側に、外気
    の流通方向に延伸する風洞が筐体の壁面から空隙を介し
    て備えられていることを特徴とする極低温冷却装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の極低温冷却装置にお
    いて、前記の風洞が、その内面の一部に圧縮機の外面の
    一部を熱的に連結して配置されていることを特徴とする
    極低温冷却装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の極低温冷却装置にお
    いて、圧縮機の外面が、外気の流通方向に垂直な横断面
    の外周が多角形をなす多面体形状を有し、その多面体の
    一面が伝熱部材を介して前記の風洞の内面に熱的に連結
    されていることを特徴とする極低温冷却装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれかに記載の極
    低温冷却装置において、真空容器に収納された被冷却体
    が、通信用デバイス、若しくは赤外線センサー、若しく
    は磁気センサーであることを特徴とする極低温冷却装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20130045870A1 (en) * 2010-05-04 2013-02-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for shipping and storage of cryogenic devices

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130045870A1 (en) * 2010-05-04 2013-02-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for shipping and storage of cryogenic devices
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