JP2003200697A - 本物酷似の模型形成システムおよび本物酷似の模型の受注納品管理システム - Google Patents

本物酷似の模型形成システムおよび本物酷似の模型の受注納品管理システム

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JP2003200697A
JP2003200697A JP2001403154A JP2001403154A JP2003200697A JP 2003200697 A JP2003200697 A JP 2003200697A JP 2001403154 A JP2001403154 A JP 2001403154A JP 2001403154 A JP2001403154 A JP 2001403154A JP 2003200697 A JP2003200697 A JP 2003200697A
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model
dimensional
stereoscopic image
image signal
forming system
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Yuzuru Ishikawa
讓 石川
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TOGENSHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が希望する人物や仏像に酷似した精巧な
人形(フィギュア)を、簡単、迅速且つ安価に制作す
る。 【解決手段】 非接触3次元ディジタイザ11によっ
て、被写体10の立体像を撮影し、この立体像の立体画
像信号(形状情報及び色彩情報)を得て記憶媒体117
に記録する。コンピュータ12は、記憶媒体117に記
録された立体画像信号が示す形状情報と色彩情報とをそ
れぞれ修正・加工して出力する。3次元形状加工装置1
3は、コンピュータ12から出力された形状情報に基づ
いて研削顔部20(立体像)を刻み、3次元プリンタ1
4は、コンピュータ12から出力された色彩情報に基づ
いて3次元形状加工装置13から出力される研削顔部2
0に彩色を施す。仕上げ部15は、3次元プリンタ14
から出力される着色顔部30に衣装(衣裳)や毛髪、台
座等を組み込んで完成模型16に仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本物酷似の模型形
成システムおよび本物酷似の模型の受注納品管理システ
ムに関し、特に、人物や仏像等をモデルとして、この人
物や仏像等に酷似した人形やフィギュアを作成する本物
酷似の模型形成システムおよび本物酷似の模型の受注納
品管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人形(フィギュアを含む)等の模
型は、製造業者側が用意している幾つかの標準モデルに
従って制作されており、従って、人形模型の場合は、同
じ顔のものが複数体制作されている。但し、この人形の
装いについては、製造業者側で用意した幾つかの標準モ
デル(服装、髪型、髪カラー、眼鏡、持ち物等)の中か
ら、顧客側が選択して着せ替えすることができるように
したシステムが、既に存在している。また、少数の例と
して、生前に功績を挙げた人物を記念する銅像の制作
が、鋳造または工具を使用した彫刻が行われている。さ
らに、模型とは言えないが、芸能界やスポーツ界で活躍
しているタレントの写真が、プロマイドとして商品化さ
れている。また、広義では、ビデオやレコードといった
商品メディアも、タレント本人に酷似した顔、姿形、お
よび歌声を伝達する一種の模型と見做せないこともな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
とおり、従来の人形等の模型は、製造業者側が用意して
いる幾つかの標準モデルに従って制作されているのみで
あり、従って、人形模型の場合は、同じ顔のものが複数
体制作されており、オリジナリティに欠けるといった問
題点を有している。また、顧客側の希望する人物(顧客
の子供等)に酷似した人形模型については熟練者をもっ
てしても、簡単には制作できないといった問題点を有し
ていた。また、人形の装いを、製造業者側で用意した幾
つかの標準モデルの中から、顧客側が選択して着せ替え
することができるようにしたシステムについても、当然
ながら、人形本体の顔部を、顧客側の希望する人物に酷
似した顔部とすることができないといった不満があっ
た。
【0004】また、生前に功績を挙げた人物を記念する
銅像の制作を、工具を使用して行う少数の例について
は、工具を使用するといっても、彫刻具等を使用した手
作りであり、機械化されたシステムとは言えないので、
数量的には限りがあり、写真の撮影や現像のようには簡
単な工程ではないといった問題点を有していた。また、
芸能界やスポーツ界で活躍しているタレントの写真をプ
ロマイドとして商品化するシステムは、写真自体が、顧
客の手で立体感を確認できるようなメディアではないの
で、顧客側が抱く親近感や満足度には限りがあるといっ
た問題点を有していた。さらに、ビデオやレコードとい
った商品メディアも、タレント本人に酷似した顔、姿
形、および歌声を伝達する一種の模型と見做すことはで
きても、顧客の手で立体感を確認できるような模型では
ないので、やはり、顧客側が抱く親近感や満足度には限
りがあり、いささかマンネリ傾向で、業界としても発展
性に乏しいといった問題点を有していた。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、顧客が希望する人物や仏像に酷似した精巧な人
形(フィギュア)を、簡単かつ迅速に且つ従来のものに
比べ安価に制作することができる本物酷似の模型形成シ
ステムを提供することを目的としている。本発明の他の
目的は、顧客が希望する人物や仏像に酷似した精巧な人
形(フィギュア)を、簡単かつ迅速に制作するための受
注納品管理をネットワークに拡張して広域的に行うこと
ができる本物酷似の模型の受注納品管理システムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係る本物酷似の模型形成システムは、上述した目的
を達成するために、人物や仏像等をモデルとして、前記
人物や仏像等に酷似した人形やフィギュア等の模型を作
成する本物酷似の模型形成システムにおいて、前記モデ
ルを非接触で撮影して立体画像を得ると共に、前記立体
画像から前記立体画像を再生可能にする前記立体画像に
対応した立体画像信号を得る立体画像撮影手段と、前記
立体画像信号を修正・加工するための修正・加工手段
と、前記修正・加工手段により修正・加工された立体画
像信号に基づいて前記模型の形状を形成し、立体模型を
得る3次元形状加工手段と、前記立体模型を着色するこ
とにより、着色された立体模型を得る3次元プリント手
段と、前記着色された立体模型を仕上げ加工すると共
に、装飾を施す仕上げ手段とを備えたことを特徴とし、
これにより、顧客が希望する人物や仏像に酷似した精巧
な人形(フィギュア)を、簡単かつ迅速に制作すること
ができる本物酷似の模型形成システムを実現している。
【0007】また、前記立体画像撮影手段は、レーザビ
ームを照射して、その反射ビームを受けて前記立体画像
に対応した立体画像信号を得ることを特徴とし、これに
より、顧客が希望する人物や仏像をモデルとし、このモ
デルの立体画像を、非接触で簡単かつ迅速に得ることが
できるようにしている。また、前記3次元形状加工手段
は、研削具を備えた3次元同軸工作手段を具備している
ことを特徴とし、これにより、大型の立体模型を確実に
得ることができるようにしている。また、前記3次元形
状加工手段は、レーザー発振器を備えたレーザー彫刻・
カッディング手段を具備していることを特徴とし、これ
により、小型で精巧な立体模型を確実に得ることができ
るようにしている。また、前記3次元プリント手段によ
り、前記立体模型を着色する前に、下地処理を施すこと
を特徴とし、これにより、下地処理される模型の素材と
してケミカルウッド、モデリングワックス、木材等を選
択した場合は、インクの乗りが良くなり、綺麗な彩色が
なされるようにしている。特に、模型の素材としてケミ
カルウッドを使用した場合は、吸湿性が良くなり、イン
クの噴射速度を上げてもインクがボタつかず、綺麗で精
細な仕上がりがなされる。
【0008】また、前記下地処理は、サウンドペーパー
を用いたペーパー掛けであることを特徴とし、これによ
り、彩色される模型の表面を滑らかにしてインクの乗り
を良くし、綺麗な彩色がなされるようにしている。ま
た、前記3次元プリント手段実施のために、前記下地処
理を施すに際して、下地処理剤を使用することを特徴と
し、これにより、彩色される模型の表面が活性化され、
インクの乗りが良くなって、綺麗な彩色がなされるよう
にしている。また、前記下地処理剤は、白色のポリウレ
タンサーフェサーであることを特徴とし、これにより、
効果的な表面活性化処理がなされるようにしている。さ
らに、前記3次元プリント手段は、着色用のインクとし
て0.1〜0.3〔μm〕の粒子径を持つ粒子に加工さ
れた顔料を使用することを特徴とし、これにより、ノズ
ルからの噴射速度を上げた場合に、精細な印刷ができる
ようにしている。
【0009】また、請求項10に記載した本発明に係る
本物酷似の模型の受注納品管理システムは、人物や仏像
等をモデルとして、前記人物や仏像等に酷似した人形や
フィギュア等の模型を作成する本物酷似の模型形成シス
テムを運営管理する前記本物酷似の模型形成システムを
含む本物酷似の模型の受注納品管理システムにおいて、
顧客の注文に応じて、前記モデルを非接触で撮影して立
体画像を得ると共に、前記立体画像から前記立体画像を
再生可能にする前記立体画像に対応した立体画像信号を
得る手段を備えた店舗と、前記店舗から送信された前記
立体画像信号を修正・加工すると共に、前記修正・加工
された前記立体画像信号に従って前記模型を形成する模
型形成手段、及び前記注文をなした顧客の顧客情報と注
文内容を記録する手段を具備した営業本部とを具備した
ことを特徴とし、これにより、顧客が希望する人物や仏
像に酷似した精巧な人形(フィギュア)を、簡単かつ迅
速に制作するための受注納品管理をネットワークに拡張
して広域的に行うことができる本物酷似の模型の受注納
品管理システムを実現している。
【0010】また、前記模型形成手段は、前記立体画像
信号に基づいて前記模型の形状を形成し、立体模型を得
る3次元形状加工手段と、前記立体模型を着色すること
により、着色された立体模型を得る3次元プリント手段
と、前記着色された立体模型を仕上げ加工すると共に、
装飾を施す仕上げ手段とを具備したことを特徴とし、こ
れにより、人物や仏像に酷似した精巧な人形(フィギュ
ア)を、簡単かつ迅速に制作することができるようにし
ている。さらに、前記仕上げ手段が施すことが可能な仕
上げ加工の内容及び装飾の種類を見本用のデータベース
に格納する手段を具備したことを特徴とし、これによ
り、顧客に模型の完成品を予見させるようにして、模型
の仕上げ加工や、衣裳等の装飾を、顧客が満足するよう
に顧客に選択させるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明の本物酷似の模型形成システムを説明
する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る本物酷似の模型形成システムの要部の構成を示
している。図1に示す本物酷似の模型形成システムは、
被写体10の立体像を撮影し、この立体像の立体画像信
号(形状情報及び色彩情報)を得て記憶媒体117に記
録する非接触ディジタイザ11(立体画像撮影手段)
と、記憶媒体117に記録された立体画像信号が示す形
状情報と色彩情報とをそれぞれ修正・加工して出力する
コンピュータ12(修正・加工手段)と、コンピュータ
12から出力された形状情報に基づいて研削顔部20
(立体像)を刻む3次元形状加工装置13(3次元形状
加工手段)と、コンピュータ12から出力された色彩情
報に基づいて3次元形状加工装置13から出力される研
削顔部20に彩色を施す3次元プリンタ14(3次元プ
リント手段)と、3次元プリンタ14から出力される着
色顔部30に衣装(衣裳)や毛髪等を組み込んで完成模
型16に仕上げる仕上げ部15(仕上げ手段)を具備す
る。
【0012】非接触ディジタイザ11は、被写体10か
らの反射レーザビームを光を結像させるためのレンズ1
11と、被写体10にレーザビームを照射するスキャナ
112と、被写体10の立体画像を立体画像信号(形状
情報と色彩情報)に変換するCCD114(CCDセン
サー)と、CCD114から出力される立体画像信号を
増幅するアンプ115と、アンプ115から出力される
立体画像信号を記憶媒体117に記録するカセット(記
憶手段)116と、スキャナ112にレーザビームを供
給するレーザ源117とを具備する。また、コンピュー
タ12は、記憶媒体117に記録された立体画像信号を
読み取り、また再書き込みする入出力部121と、入出
力部121から読み取った立体画像信号を修正・加工し
て、模型造りに使用可能な形状情報と色彩情報に仕上げ
る3次元データ処理部122と、3次元データ処理部1
22に操作情報及び指示情報を入力するためのキーボー
ド123と、マウス124を具備する。
【0013】ここで、非接触ディジタイザ11として
は、ミノルタ社製の商品名「VIVID900」等の非
接触ディジタイザを使用することが可能である。また、
3次元形状加工装置13としては、Roland社製の
商品名「モデラ」等の3軸同時制御工作機や、ナレッジ
システムウェア株式会社が代理権をもって販売するTr
otec社製の「レーザー彫刻・カッティングシステ
ム」等を使用することが可能である。さらに、3次元プ
リンタ14としては、(株)マスターマインド製の厚モ
ノ・素材直接プリンタ(商品名「マンモス」)等の3次
元インクジェットプリンタを使用することが可能であ
る。なお、本実施の形態では、図1において、非接触デ
ィジタイザ11の被写体10が人間の顔部である場合を
説明したが、本発明では、一般に、任意の物理的実在を
被写体にすることが可能であり、また、全身像(例え
ば、仏像)を被写体とすることも可能である。
【0014】また、非接触ディジタイザ11とコンピュ
ータ12との間の立体画像信号(形状情報と色彩情報)
の伝達には記憶媒体117を介するものとしたが、本発
明では、一般に、任意の通信回線を介して伝達すること
が可能であるものとする。さらに、コンピュータ12と
3次元形状加工装置13との間の形状情報の伝達、及び
コンピュータ12と3次元プリンタ14との間の色彩情
報の伝達は、任意の記憶媒体FD、MO、DVD、磁気
テープ等または通信回線を介して実現することが可能で
あるものとする。以下、本実施の形態に係る本物酷似の
模型形成システムの機能を説明する。
【0015】被写体10は、模型の顔部(または全身
像)のモデルとなる人間や仏像等の実態そのものであ
り、非接触ディジタイザ11のレンズ111と規定範囲
の距離をとって配置される。この被写体10は、撮影の
都合により、複数の角度から撮影されるように回転させ
てもよいものとする。
【0016】非接触ディジタイザ11では、レーザ源1
17から供給されるレーザビームがスキャナ112に導
かれ、スキャナ112からレーザビーム113が被写体
10に照射される。被写体10からのレーザビーム11
3の反射ビームはレンズ111を介してCCD114
(CCDセンサ)が具備するCCDで形成された画像形
成面(図示は省略)に結像する。CCD114は、この
CCDで形成された画像形成面において被写体10の立
体画像信号(形状情報及び色彩情報)を形成してアンプ
115に出力する。アンプ115は、CCD114が出
力する立体画像信号を増幅し、カセット116(記録装
置)に出力する。カセット116は、装填されている記
憶媒体117に、アンプ115から出力された立体画像
信号を記録する。
【0017】この記憶媒体117は、カセット116か
ら取り出された後、コンピュータ12の入出力部121
に装填される。コンピュータ12の3次元データ処理部
122は、入出力部121を介して上記の立体画像信号
を入力し内部メモリ(図示は省略)に格納する。また、
キーボード123,マウス124から入力された操作者
の操作情報に基づいて、この立体画像信号から立体画像
(形状及び色彩)を再生すると共に、この立体画像を表
示部125に表示する。操作者は、表示部125に表示
された立体画像を視認して、キーボード123,マウス
124から指示情報を入力し、この表示された立体画像
の形状及び色彩を修正・加工する。この修正・加工の内
容としては、例えば、頭髪部分がうまく撮影されない場
合に頭髪部分の撮像に修正を施したり、後の工程で模型
に頭髪や帽子を付加する場合には頭髪部分の撮像を削除
したりすることが可能である。
【0018】この修正・加工により、修正・加工後の立
体画像に対応する立体画像信号は、前述の内部メモリに
格納される(内部メモリの記録内容の更新)。この時、
入出力部121に装填された前述の記憶媒体の内容を更
新することも可能であるものとする。この後、3次元デ
ータ処理部122は、修正・加工後の立体画像信号を格
納した前述の内部メモリの情報を外部に出力する。この
出力には、形状情報と色彩情報が含まれるものとする。
3次元形状加工装置13では、3次元データ処理部12
2から出力された形状情報に基づいて3次元の形状を有
する模型の顔部が削り出され、完成すると、研削顔部2
0として取り出される。なお、3次元形状加工装置13
として、3軸同時制御工作機を使用する場合には、この
研削の際には、粗削り、微細削り等の複数の工程をドリ
ルを交換しながら立体的に形成することが可能である。
【0019】なお、研削顔部20の元になる素材の材質
としては、後の工程(絵付け工程)に適合した材質を選
択し、例えば、模型が人形である場合には、ケミカルウ
ッド、モデリングワックス、木材等が好適である。3次
元プリンタ14では、3次元形状加工装置13から取り
出された研削顔部20に対して絵付け(直接印刷、彩
色)が施され、着色顔部30として取り出される。以
下、この絵付け工程について(直刷工程)説明する。ま
ず、研削顔部20に対して下地処理を施す。より具体的
には、研削顔部20の表面をサウンドペーパーを用いて
ペーパー掛け処理する。この時、下地処理剤として、例
えば、ポリウレタンサーフェサー(白色)を刷毛塗りで
塗布する。
【0020】次に、使用するインクの条件として、顔料
を使用し、かつ、この顔料の材料(粒子)は、0.1〜
0.3〔μm〕の粒子径のものを使用する(この粒子径
は、実験により最良の結果が確認されている)。ちなみ
に、この粒子径は、前述の(株)マスターマインド製の
3次元インクジェットプリンタ(厚モノ・素材直刷プリ
ンタ(商品名「マンモス」)等)に使用されているイン
ク(エプソン社製のインク)では、0.01〔μm〕と
細か過ぎるため、本発明に適用した場合は、ノズルから
染料が拡散して、模型のモデル(本物)とは大幅に印象
の異なったものとなってしまうので、商品化はできない
ことが判明している。この対策として、ドイツ製の上記
粒子径(0.1〜0.3〔μm〕)のインクを使用し、
かつノズルからの噴射速度を上げることが好ましい。こ
の場合は、さらに、研削顔部20の素材として前述のケ
ミカルウッドを使用すると、吸湿性が良くなり、インク
の噴射速度を上げてもインクが跳ね飛んだり、ボタつい
たりすることなく、綺麗に仕上げることができる。
【0021】この後、乾燥(自然乾燥)を施し、表面仕
上げを行う。この表面仕上げは、単に色付けしただけで
は表面が柔らかく、かつ剥げ易くなるので、仕上がりが
透明なクリアラッカーやウレタンクリア剤等を塗布する
ことにより、硬く、かつ綺麗に仕上げるものである。仕
上げ部15では、着色顔部30に微細な化粧を施して仕
上げ顔部161を得ると共に、仕上げ顔部161に対し
てボディ・衣裳162を取り付け、必要に応じて毛髪・
かつら、帽子163を被せ、かつ脚部に台座164を取
り付けて完成模型16に仕上げる。なお、この仕上げ部
15の工程には、専門の人形師の協力を仰ぐことが好ま
しい。また、仕上げ部15において、完成模型16を適
当なケースに収納する仕事まで実施することが可能であ
るものとする。
【0022】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係る本物酷似の模型の受注納品管理シ
ステムの全体構成を示している。図2に示す本物酷似の
模型の受注納品管理システムは、第1の実施の形態に示
すのと同じコンピュータ12を主要素として設置した営
業本部21と、非接触3次元ディジタイザ11を主要素
として設置した店舗22〜22と、3次元形状加工
装置13及び3次元プリンタ14を主要素として設置し
た工作所23〜23と、上記の営業本部21、店舗
22〜22、および工作所23〜23を互いに
接続する通信回線200とを含む。但し、工作所23
〜23mは、オプショナルであり、省略することが可能
であるものとする(これらは、仕事量に応じて、適宜、
設置することが可能である)。また、営業本部21は、
複数の設置が可能であるものとする。さらに、通信回線
200は、インターネット網を含むことが可能であるも
のとする。
【0023】以下、本実施の形態に係る本物酷似の模型
の受注納品管理システムの機能を説明する。本物酷似の
模型を入手したいと希望する顧客(図示は省略)は、店
舗22、22……22nのいずれかを訪れて、モデ
ルとなる本物の撮影を受ける。このモデルとなる本物は
顧客本人であってもよいし、顧客の子供や親戚、あるい
は知人であってもよい。また、顧客が肖像権を有する仏
像等の物体であってもよい。店舗22(後述の図3で詳
細構成を詳述する)は、第1の実施の形態に示すような
本物酷似の模型形成システムの1要素である非接触3次
元ディジタイザを主要素として設置しており、この非接
触3次元ディジタイザを使用して顧客が依頼したモデル
となる本物の立体像(3次元画像)を撮影し、この立体
像の立体画像信号(形状情報及び色彩情報)を得る。
【0024】この立体画像信号は、顧客情報、注文情報
等と共に通信回線200を介して営業本部21が備える
前述のコンピュータ12に送信され、このコンピュータ
12によって修正・加工を受けた後、通信回線200を
介して再び店舗22に送り返される。3次元形状加工装
置13や3次元プリンタ14や仕上げ部のすべて備えて
いる店舗22では、店舗22が備える3次元形状加工装
置13により、この立体画像信号が示す形状情報に基づ
いて模型の立体像を形成し、その後、この立体像を、同
じく店舗22が備える3次元プリンタ14で彩色し、最
後に店舗22が備える仕上げ部15で本物酷似の模型と
して完成して、顧客に引き渡し、代金を受け取る。しか
しながら、店舗22が3次元形状加工装置13、3次元
プリンタ14、及び仕上げ部15を備えることは、設備
費用が嵩むため、一般的には、営業本部21、または営
業本部21が管轄する工作所23において前述の本物酷
似の模型が完成され、後日、郵送、宅配、直配等の手段
により、店舗22に配達され、店舗22において、来店
した顧客に引き渡されるか、または郵送、宅配、直配等
の手段により、顧客に配達される。
【0025】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
本物酷似の模型の受注納品管理システムの営業本部の詳
細構成を示している。図3に示す営業本部は、第1の実
施の形態の図1に示すのと同じコンピュータ12、3次
元形状加工装置13、3次元プリンタ14、仕上げ部1
5を具備すると共に、必要な事務処理業務と通信業務を
行う管理用コンピュータ211と、業務の遂行に必要な
情報を表示する表示部212と、業務の遂行に必要な情
報を入力するキーボード213、マウス214と、店舗
22の認証に必要なデータや、店舗22の管理に必要な
データを記録する店舗DB215(データベース)と、
顧客にシステムや、料金体系等を説明するのに必要な営
業用資料一式を格納する資料DB216(データベー
ス)と、顧客に模型の見本や、模型に着せる衣裳等のバ
リエーションを説明するのに必要な資料一式(仕上げ加
工の内容、及び装飾の種類等を記載している)を格納す
る見本DB217(データベース)と、顧客を直接的に
管理するための顧客DB218(データベース)と、店
舗22、工作所23、及び顧客に料金を請求するための
課金情報を記録する課金DB(データベース)とを具備
する。
【0026】以下、図3に示す営業本部21の機能を説
明する。図2に示す店舗22〜22のいずれかか
ら、通信回線200を介してアクセス要求が有ると、管
理用コンピュータ211は、店舗DB215に記録され
ている店舗情報(暗号キー等)を使用してこの店舗の認
証を行う。この認証が得られた後、管理用コンピュータ
211は、この店舗からの要求が立体画像信号の修正・
加工要求であれば、通信回線200を介してこの店舗か
ら立体画像信号(形状情報及び色彩情報)を受信し、コ
ンピュータ12を使用して、この立体画像信号の修正・
加工を行い、この修正・加工後の立体画像信号を通信回
線200を介して再び前述の店舗に送信する。但し、前
述の立体画像信号の修正・加工要求に、仕上げ要求まで
含まれている場合は、管理用コンピュータ211は、こ
の店舗から立体画像信号(形状情報及び色彩情報)を受
信した後、コンピュータ12に送出し、第1の実施の形
態に示したのと同じコンピュータ12、3次元形状加工
装置13、3次元プリンタ14、及び仕上げ部15の処
理を受けさせる。
【0027】仕上げ部15で完成された完成模型は、郵
送、宅配、直配等の手段により、前述の店舗に配達さ
れ、管理用コンピュータの課金DB219に課金情報
(請求書等)を記録し、後日の課金処理に役立てる(以
下、コンピュータ12、3次元形状加工装置13、3次
元プリンタ14、及び仕上げ部15の機能については実
施の形態1に示す通りであるので、ここでは省略す
る)。なお、前述のコンピュータ12、3次元形状加工
装置13、3次元プリンタ14、及び仕上げ部15につ
いては、営業本部21の仕事量に応じて、図2に示す工
作所23〜23のいずれかに依頼することができ
る。この場合に必要な依頼業務も、管理用コンピュータ
211を使用して処理する。また、管理用コンピュータ
211は、前述の店舗からの要求が、営業用資料の閲覧
請求であれば、システムや、料金体系等を説明するのに
必要な営業用資料一式を資料DB216から読み出し、
通信回線200を介して前述の店舗に送信する。
【0028】さらに、管理用コンピュータ211は、前
述の店舗からの要求が、見本の閲覧請求であれば、模型
に着せる衣裳等のバリエーションを説明するのに必要な
資料一式を見本DB217から読み出し、通信回線20
0を介して前述の店舗に送信する。なお、管理用コンピ
ュータ211は、前述のいずれの要求の受信に際して
も、前述の店舗が取引相手にしている顧客に関する情報
(顧客情報)と、その注文内容を収集し、これを顧客D
B218に記録し、その後の顧客管理に役立てる。この
顧客情報には、実際の顧客が選んだ衣裳や装飾品の見本
が含まれ、これを前述の見本DB217の内容を更新す
る際に役立てることができる。図4は、本発明の第2の
実施の形態に係る本物酷似の模型の受注納品管理システ
ムの店舗の詳細構成を示している。
【0029】図4に示す店舗は、第1の実施の形態の図
1に示すものと同じコンピュータ12、3次元形状加工
装置13、3次元プリンタ14、仕上げ部15をオプシ
ョナルな要素として具備すると共に、必要な事務処理業
務と通信業務を行う管理用コンピュータ221と、業務
の遂行に必要な情報を表示する表示部222と、業務の
遂行に必要な情報を入力するキーボード223、マウス
224と、営業本部21との通信に際して認証を得るの
に必要なデータを記録する認証DB225(データベー
ス)と、顧客への出荷業務に必要な情報を記録する出荷
DB226(データベース)と、顧客に模型の見本や、
模型に着せる衣裳等のバリエーションを説明するのに必
要な資料一式を格納する見本DB227(データベー
ス)と、顧客を直接的に管理するための顧客DB228
(データベース)と、営業本部21、及び顧客に料金を
請求するための課金情報を記録する課金DB229(デ
ータベース)とを具備する。
【0030】以下、図4に示す店舗22の機能を説明す
る。店舗22では、来店した顧客からの依頼を受ける
と、モデルとなる本物(顧客自信または顧客が連れて来
た人物、または顧客が持参した物体)の立体像(3次元
画像)を、店舗22に具備された非接触次元ディジダイ
ザを使用して撮影し、この立体像の立体画像信号(形状
情報及び色彩情報)を得る(ここでは、図1に示すよう
な記憶媒体117に出力されるものとする)。また、必
要に応じて営業本部21から、営業本部21の見本DB
217が格納している衣裳や装飾品の見本を通信回線2
00と管理用コンピュータ221とを介して受信した
後、表示部222に提示し、顧客の注文を固める。この
顧客が選択した衣裳や装飾品の見本は、仕上げ要求に含
めて通信回線200を介して営業本部21に送信され
る。
【0031】この記憶媒体117に記録された立体画像
信号は、読み取り機110を介して管理用コンピュータ
221に入力する。その後、認証DB225に記録され
た認証用情報(暗号等)を使用し、かつ通信回線200
を介して営業本部21とのアクセス権を確立した後、前
述の立体画像信号を修正・加工要求に含め、営業本部2
1が備えるコンピュータ12に送信し、コンピュータ1
2によって修正・加工を受ける。但し、店舗22が、3
次元形状加工装置13と、3次元プリンタ14と、仕上
げ部15とを備えている場合は、前述の修正・加工要求
には、仕上げ要求までは含めないものとする。この修正
・加工後の立体画像信号は、前述の修正・加工要求に仕
上げ要求まで含めていない場合には、通信回線200を
介して再び店舗22の管理用コンピュータ221に返信
されてくるので、管理用コンピュータ221にて受信
し、店舗22が備える3次元形状加工装置13により、
この立体画像信号が示す形状情報に基づいて模型の立体
像を形成し、その後、この立体像を、同じく店舗22が
備える3次元プリンタ14で彩色(カラー印刷)し、最
後に店舗22が備える仕上げ部15で本物酷似の模型と
して完成して、顧客に引き渡し、代金を受け取る。
【0032】但し、店舗22が3次元形状加工装置13
と、3次元プリンタ14と、仕上げ部15とを備えてい
ない場合は、前述の修正・加工要求に仕上げ要求を含め
るものとし、この場合は、営業本部21、または営業本
部21が管轄する工作所23において前述の本物酷似の
模型が完成され、後日、郵送、宅配、直配等の手段によ
り、店舗22に配達され、店舗22において、来店した
顧客に引き渡されるか、または郵送、宅配、直配等の手
段により、顧客に配達される。図5は、本発明の第2の
実施の形態に係る本物酷似の模型の受注納品管理システ
ムの工作所の詳細構成を示している。
【0033】図5に示す工作所23は、第1の実施の形
態の図1に示すのと同じコンピュータ12をオプショナ
ルな要素として具備すると共に、3次元形状加工装置1
3、3次元プリンタ14、仕上げ部15を必須の要素と
して具備し、さらに、必要な事務処理業務と通信業務を
行う管理用コンピュータ231と、業務の遂行に必要な
情報を表示する表示部232と、業務の遂行に必要な情
報を入力するキーボード233、マウス234と、営業
本部21との通信に際して認証を得るのに必要なデータ
を記録する認証DB235(データベース)と、営業本
部21または顧客への出荷業務に必要な情報を記録する
出荷DB236(データベース)と、営業本部21また
は顧客に料金を請求するための課金情報を記録する課金
DB237(データベース)とを具備する。
【0034】以下、図5に示す工作所23の機能を説明
する。営業本部21から、通信回線200を介してアク
セス要求が有ると、管理用コンピュータ231は、認証
DB235に記録されている自己の情報(暗号キー等)
を使用して自己の認証を受ける。この認証が得られた
後、管理用コンピュータ231は、営業本部21からの
仕上げ要求、及びこの仕上げ要求に含まれる立体画像信
号を受信し、この立体画像信号に基づいて第1の実施の
形態に示したのと同じ3次元形状加工装置13、3次元
プリンタ14、及び仕上げ部15を使用して完成模型を
形成する。仕上げ部15で完成された完成模型は、郵
送、宅配、直配等の手段により、前述の営業本部21ま
たは顧客に配達され、管理用コンピュータの課金DB2
37に課金情報(請求書等)を記録し、後日の課金処理
に役立てる(以下、3次元形状加工装置13、3次元プ
リンタ14、及び仕上げ部15の機能については実施の
形態1に示す通りであるので、ここでは省略する)。
【0035】なお、工作所23がコンピュータ12を設
置している場合は、営業本部21からは、前述の仕上げ
要求に対応した立体画像信号の修正・加工要求、または
別個の立体画像信号の修正・加工要求が送信されてくる
こともある。いずれの場合も、工作所23のコンピュー
タ12は、立体画像信号の修正・加工要求に含まれる立
体画像信号を修正・加工し、その後、工作所23のコン
ピュータ12は、前述の営業本部21からの立体画像信
号の修正・加工要求が前述の仕上げ要求に対応したもの
であれば、前述の3次元形状加工装置13、及び3次元
プリンタ14にこの修正・加工後の立体画像信号を引き
渡す。また、前述の営業本部21からの立体画像信号の
修正・加工要求が別個の要求であれば、この修正・加工
後の立体画像信号を通信回線200を介して営業本部2
1に送信する。なお、本実施の形態では、非接触3次元
ディジタイザを使用してモデルに対応した立体画像信号
を得たが、本発明では、モデルを撮影した写真やCDを
コンピュータ処理して立体画像信号に仕上げたものを使
用することも可能である。
【0036】また、本実施の形態では、顧客の注文内容
は、店舗に来店した顧客から聞き出すシステムとして説
明したが、本発明では、顧客の注文内容を、顧客端末
(図示は省略)から、インターネット網等を介して店舗
で事前に受信しておくシステムとすることも可能であ
り、また、このシステムを実現するために、衣裳や装飾
品の見本や注文画面を、ウェブページとして事前に提示
しておくことも容易に可能である。尚、本発明は、上述
し且つ図面に示した実施の形態に限られるものではな
く、種々変形実施することができる。例えば、模型形成
システムとしては、店舗で立体画像を得る例について説
明したが、例えば、幼稚園、保育園、結婚式場、写真
館、産院、ペットショップ等に非接触3次元デジタイザ
を持ち込んで、幼児、新郎・新婦、出生児(乳児)、ペ
ット等を撮影し、立体画像情報を得るようにしてもよ
い。このように、本発明に係る本物酷似の模型形成シス
テムによれば、極めて広範な需要に応えることができ、
新たな産業を創出することができ、産業のみならず、文
化の発展に大きく貢献することができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、人
物や仏像等をモデルとして、前記人物や仏像等に酷似し
た人形やフィギュア等の模型を作成する本物酷似の模型
形成システムにおいて、前記モデルを非接触で撮影して
立体画像を得ると共に、前記立体画像から前記立体画像
を再生可能にする前記立体画像に対応した立体画像信号
を得る立体画像撮影手段と、前記立体画像信号を必要に
応じ修正・加工するための修正・加工手段と、前記立体
画像に対応した立体画像信号または前記修正・加工手段
により修正・加工された立体画像信号に基づいて前記模
型の形状を形成し、立体模型を得る3次元形状加工手段
と、前記立体模型を着色することにより、着色された立
体模型を得る3次元プリント手段と、前記着色された立
体模型を仕上げ加工すると共に、装飾を施す仕上げ手段
とを備えた構成としたので、顧客が希望する人物や仏像
に酷似した精巧な人形(フィギュア)を、簡単かつ迅速
に制作することができる本物酷似の模型形成システムを
提供することができる。
【0038】また、前記立体画像撮影手段は、レーザビ
ームを照射して、その反射ビームを受けて前記立体画像
に対応した立体画像信号を得る構成としたので、顧客が
希望する人物や仏像をモデルとし、このモデルの立体画
像を、非接触で簡単かつ迅速に得ることができる本物酷
似の模型形成システムを提供することができる。また、
前記3次元形状加工手段は、研削具を備えた3次元同軸
工作手段を具備する構成としたので、大型の立体模型を
確実に得ることができる本物酷似の模型形成システムを
提供することができる。また、前記3次元形状加工手段
は、レーザー発振器を備えたレーザー彫刻・カッディン
グ手段を具備している構成としたので、小型で精巧な立
体模型を確実に得ることができる本物酷似の模型形成シ
ステムを提供することができる。
【0039】また、前記3次元プリント手段により、前
記立体模型を着色する前に、下地処理を施す構成とした
ので、下地処理される模型の素材としてケミカルウッ
ド、モデリングワックス、木材等を選択した場合は、イ
ンクの乗りが良くなり、綺麗な彩色がなされる本物酷似
の模型形成システムを提供することができる。また、特
に、模型の素材としてケミカルウッドを使用した場合
は、吸湿性が良くなり、インクの噴射速度を上げてもイ
ンクがボタつかず、綺麗で精細な仕上がりがなされる本
物酷似の模型形成システムを提供することができる。ま
た、前記下地処理として、サウンドペーパーを用いたペ
ーパー掛けがなされる構成として、彩色される模型の表
面を滑らかにしてインクの乗りを良くし、綺麗な彩色が
なされる本物酷似の模型形成システムを提供することが
できる。また、前記3次元プリント手段実施のために、
前記下地処理を施すに際して、下地処理剤を使用する構
成としたので、彩色される模型の表面が活性化され、イ
ンクの乗りが良くなって、綺麗な彩色がなされるように
している。
【0040】また、前記下地処理剤は、白色のポリウレ
タンサーフェサーであることを特徴とし、これにより、
効果的な表面活性化処理がなされる本物酷似の模型形成
システムを提供することができる。さらに、前記3次元
プリント手段は、着色用のインクとして0.1〜0.3
〔μm〕の粒子径を持つ粒子に加工された顔料を使用す
る構成としたので、ノズルからの噴射速度を上げた場合
に、精細な印刷ができる本物酷似の模型形成システムを
提供することができる。
【0041】また、請求項10に記載した本発明に係る
本物酷似の模型の受注納品管理システムは、人物や仏像
等をモデルとして、前記人物や仏像等に酷似した人形や
フィギュア等の模型を作成する本物酷似の模型形成シス
テムを運営管理する前記本物酷似の模型形成システムを
含む本物酷似の模型の受注納品管理システムにおいて、
顧客の注文に応じて、前記モデルを非接触で撮影して立
体画像を得ると共に、前記立体画像から前記立体画像を
再生可能にする前記立体画像に対応した立体画像信号を
得る手段を備えた店舗と、前記店舗から送信された前記
立体画像信号を修正・加工すると共に、前記修正・加工
された前記立体画像信号に従って前記模型を形成する模
型形成手段、及び前記注文をなした顧客の顧客情報と注
文内容を記録する手段を具備した営業本部とを具備した
構成としたので、顧客が希望する人物や仏像に酷似した
精巧な人形(フィギュア)を、簡単かつ迅速に制作する
ための受注納品管理をネットワークに拡張して広域的に
行うことができる本物酷似の模型の受注納品管理システ
ムを提供することができる。
【0042】また、前記模型形成手段は、前記立体画像
信号に基づいて前記模型の形状を形成し、立体模型を得
る3次元形状加工手段と、前記立体模型を着色すること
により、着色された立体模型を得る3次元プリント手段
と、前記着色された立体模型を仕上げ加工すると共に、
装飾を施す仕上げ手段とを具備する構成としたので、人
物や仏像に酷似した精巧な人形(フィギュア)を、簡単
かつ迅速に且つ安価に制作することができる本物酷似の
模型の受注納品管理システムを提供することができる。
さらに、前記仕上げ手段が施すことが可能な仕上げ加工
の内容及び装飾の種類を見本用のデータベースに格納す
る手段を具備する構成としたので、顧客に模型の完成品
を予見させるようにして、模型の仕上げ加工や、衣裳等
の装飾を、顧客が満足するように選択させることができ
る本物酷似の模型の受注納品管理システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る本物酷似の模
型形成システムの要部の構成を示している。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る本物酷似の模
型の受注納品管理システムの全体構成を示している。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る本物酷似の模
型の受注納品管理システムの営業本部の詳細構成を示し
ている。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る本物酷似の模
型の受注納品管理システムの店舗の詳細構成を示してい
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る本物酷似の模
型の受注納品管理システムの工作所の詳細構成を示して
いる。
【符号の説明】
10 被写体 11 非接触3次元ディジタイザ 12、211、221,231 コンピュータ 13 3次元形状加工装置 14 3次元プリンタ 15 仕上げ部 16 完成模型 20 研削顔部 21 営業本部 30 着色顔部 22〜22 店舗 23〜22 工作所 111 レンズ 112 スキャナ 113 レーザビーム 114 CCD 115 アンプ 116 カセット 117 記憶媒体 121 入出力部 122 3次元データ処理部 123、213、223、233 キーボード 124、214、224、234 マウス 125、212、222、232 表示部 161 仕上げ顔部 162 衣裳 163 毛髪、帽子 164 台座 215 店舗DB 216 資料DB 217、227 見本DB 218、228 顧客DB 219、229、237 課金DB 225、235 認証DB 226、236 出荷DB

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人物や仏像等をモデルとして、前記人物
    や仏像等に酷似した人形やフィギュア等の模型を作成す
    る本物酷似の模型形成システムであって、 前記モデルを非接触で撮影して立体画像を得ると共に、
    前記立体画像から前記立体画像を再生可能にする前記立
    体画像に対応した立体画像信号を得る立体画像撮影手段
    と、 前記立体画像信号を修正・加工するための修正・加工手
    段と、 前記修正・加工手段により修正・加工された立体画像信
    号に基づいて前記模型の形状を形成し、立体模型を得る
    3次元形状加工手段と、 前記立体模型を着色することにより、着色された立体模
    型を得る3次元プリント手段と、 前記着色された立体模型を仕上げ加工すると共に、装飾
    を施す仕上げ手段と、 を備えたことを特徴とする本物酷似の模型形成システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記立体画像撮影手段は、レーザビーム
    を照射して、その反射ビームを受けて前記立体画像に対
    応した立体画像信号を得ることを特徴とする請求項1記
    載の本物酷似の模型形成システム。
  3. 【請求項3】 前記3次元形状加工手段は、研削具を備
    えた3次元同軸工作手段を具備していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の本物酷似の模型形成シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記3次元形状加工手段は、レーザー発
    振器を備えたレーザー彫刻・カッディング手段を具備し
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    本物酷似の模型形成システム。
  5. 【請求項5】 前記3次元プリント手段により、前記立
    体模型を着色する前に、下地処理を施すことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の本物酷似の模
    型形成システム。
  6. 【請求項6】 前記下地処理は、サウンドペーパーを用
    いたペーパー掛けであることを特徴とする請求項5記載
    の本物酷似の模型形成システム。
  7. 【請求項7】 前記3次元プリント手段実施のために、
    前記下地処理を施すに際して、下地処理剤を使用するこ
    とを特徴とする請求項5または請求項6記載の本物酷似
    の模型形成システム。
  8. 【請求項8】 前記下地処理剤は、白色のポリウレタン
    サーフェサーであることを特徴とする請求項7記載の本
    物酷似の模型形成システム。
  9. 【請求項9】 前記3次元プリント手段は、着色用のイ
    ンクとして0.1〜0.3〔μm〕の粒子径を持つ粒子
    に加工された顔料を使用することを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれか1項に記載の本物酷似の模型形成シス
    テム。
  10. 【請求項10】 人物や仏像等をモデルとして、前記人
    物や仏像等に酷似した人形やフィギュア等の模型を作成
    する本物酷似の模型形成システムを運営管理する前記本
    物酷似の模型形成システムを含む本物酷似の模型の受注
    納品管理システムであって、 顧客の注文に応じて、前記モデルを非接触で撮影して立
    体画像を得ると共に、前記立体画像から前記立体画像を
    再生可能にする前記立体画像に対応した立体画像信号を
    得る手段を備えた店舗と、 前記店舗から送信された前記立体画像信号を修正・加工
    すると共に、前記修正・加工された前記立体画像信号に
    従って前記模型を形成する模型形成手段、及び前記注文
    をなした顧客の顧客情報と注文内容を記録する手段を具
    備した営業本部と、 を具備したことを特徴とする本物酷似の模型の受注納品
    管理システム。
  11. 【請求項11】 前記模型形成手段は、前記立体画像信
    号に基づいて前記模型の形状を形成し、立体模型を得る
    3次元形状加工手段と、前記立体模型を着色することに
    より、着色された立体模型を得る3次元プリント手段
    と、前記着色された立体模型を仕上げ加工すると共に、
    装飾を施す仕上げ手段とを具備したことを特徴とする請
    求項10記載の本物酷似の模型の受注納品管理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記仕上げ手段が施すことが可能な仕
    上げ加工の内容及び装飾の種類を、見本用のデータベー
    スに格納する手段を具備したことを特徴とする請求項1
    0または請求項11記載の本物酷似の模型の受注納品管
    理システム。
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