JP2003196486A - カラー立体像の製作発注・受注システム、立体像の製作方法及びその装置 - Google Patents

カラー立体像の製作発注・受注システム、立体像の製作方法及びその装置

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JP2003196486A
JP2003196486A JP2001394824A JP2001394824A JP2003196486A JP 2003196486 A JP2003196486 A JP 2003196486A JP 2001394824 A JP2001394824 A JP 2001394824A JP 2001394824 A JP2001394824 A JP 2001394824A JP 2003196486 A JP2003196486 A JP 2003196486A
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Hiroki Ozekawa
弘樹 小瀬川
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KOYATA KK
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KOYATA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実在する人や動物のカラー立体像を容易に製
作する。 【解決手段】 撮像装置で被写体を撮像し、2Dカラー
画像データと3D画像データを作成し、インターネット
で送信して発注する。メーカは受信した3D画像データ
に基づいて彫刻制御データに変換して自動彫刻機に出力
する。自動彫刻機は3次元データに基づいて彫刻する。
また、受信した2Dカラー画像データに基づいて印刷制
御データに変換し、カラープリンタに出力する。カラー
プリンタは2次元カラーデータに基づいてカラープリン
トする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー立体像の製
作発注・受注システム、前記カラー立体像を製作する方
法及びその方法を使用するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー立体像の代表的な例として、古来
より雛人形や玩具人形(両者をとくに区別しないときは
単に人形という。)がある。人形の首は、型を用いて注
入成形、射出成形、ブロー成形、ローテーション成形な
どの成形技術により成形品を製作しその成形品に転写又
は手書きにより顔面造作模様を付加して完成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の雛人形の首は、
上述のように型を用いる成形技術により多量生産される
ので、いずれの雛人形も同一の形状・表情を有する。従
って、例えば、七五三の祝いとして雛人形を贈られて
も、その雛人形は被贈呈者とは全く無関係の架空の幼児
又は児童の顔面を有し、無表情であるため、雛人形を贈
られたことを余り嬉しく思わない。また、その雛人形に
対して親愛の情を抱いたり、親近感を覚えて永く大切に
保存しようとする心が生まれたりすることも少ない。犬
猫などの哀願動物の置物についても同様である。
【0004】最近は、七五三祝いをされる幼児や児童に
限らず、成人祝いを受けるまで、あるいはその後までの
広い年齢層の青少年の中にも、大小様々な人形を求める
傾向がある。しかし、従来、これらの年齢層の要望を満
たすような人形あるいは愛玩動物の置物は供給されてい
ない。
【0005】本発明者は、上記の事情に着目し、被贈呈
者と同一の顔面形状・表情を有する首を付けた人形を提
供することを案出した。そして、その実現のため、実在
する人の本人又は親や哀願動物の飼い主などの特定関係
者からの注文に応じて、その実在する人や哀願動物など
の立体物と同一の形と色彩を有する人形、銅像、仏像又
は置物を作成して、これを発注者に納品するビジネスア
イデアを着想した。
【0006】こうして、本発明の第一の課題は、個人、
人形メーカ、又は銅像や仏像メーカなどの発注者はコン
ピュータネットワーク又はインターネットを用いて遠隔
地から発注し、受注者はその発注に基づいて所定のカラ
ー立体像を製作し、発注者に納品することができるカラ
ー立体像の製作発注・受注システムを提供することにあ
る。また、第二の課題は、実在する人や動物などの立体
物と同一の形と色彩を有するカラー立体像を簡単な工程
により製作する方法を提供することにある。第三の課題
は、その方法を使用するための装置を提供することにあ
る。さらに、第四の課題は、上記カラー立体像の製作方
法において、立体像の全表面に均一な濃度が得られるよ
うにした印刷方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
る請求項1の発明は、(a)発注者は、撮像装置により
被写体の3D(三次元)画像データと2D(二次元)カ
ラー画像データを作成して、その3D画像データと2D
カラー画像データをコンピュータネットワーク又はイン
ターネットを用いて所定の受注者に送信して発注し、
(b)前記受注者は、前記コンピュータネットワーク又
はインターネットを介して受信した前記3D画像データ
と2Dカラー画像データをデータ処理装置により画像処
理し、前記3D画像データに基づいて自動彫刻機を制御
して前記被写体と同一形状の立体像を製作するととも
に、前記2Dカラー画像データに基づいてカラープリン
タを制御して前記立体像にカラープリントをしてカラー
立体像を完成し、さらに、そのカラー立体像を前記発注
者又はその指定先に発送することを特徴とするカラー立
体像の製作発注・受注システムである。
【0008】第二の課題を解決する請求項2のカラー立
体像の製作方法の発明は、(a)撮像装置により被写体
の3D画像データと2Dカラー画像データを作成して、
記録媒体に保存する工程、(b)データ処理装置におい
て前記記録媒体から3D画像データを呼び出し、その3
D画像データに基づいて自動彫刻機を制御して前記被写
体と同一形状の立体像を製作する工程、(c)前記デー
タ処理装置において前記記録媒体から2Dカラー画像デ
ータを呼び出し、その2Dカラー画像データに基づいて
カラープリンタを制御して前記立体像にカラープリント
をする工程からなることを特徴としている。
【0009】第三の課題を解決する請求項3の立体物に
対するカラープリント方法は、カラーインクジェットプ
リンタを用いて立体物にカラープリントをする方法にお
いて、前記プリンタのインクジェットノズルから立体物
のインク付着位置までの距離が大きくなるに連れて、前
記ノズルからの単位面積当たりのインク発射量を増加す
ることにより、前記立体物の前記ノズルからのインク発
射方向に対して直角な面とそれ以外の面における着色濃
度を均一化することを特徴としている。
【0010】上記カラープリント方法をカラー立体像を
製作する方法に適用する場合は、一つの立体物について
3D画像データと2Dカラー画像データを作成し、前記
3D画像データに基づいて彫刻機を制御して前記立体物
と同一形状の立体像を作成するとともに、その立体像に
前記2Dカラー画像データに基づいてカラーインクイェ
ットプリンタによりカラープリントをしてカラー立体像
を製作する方法において、前記3D画像データの中の距
離データが所定値を越えている場合に、前記プリンタの
インクジェットノズルからの単位面積当たりのインク発
射量を増加することにより、前記立体物の前記ノズルか
らのインク発射方向に対して直角な面とそれ以外の面に
おける着色濃度を均一化することを特徴としている。
【0011】そして、請求項5の発明は、上記方法発明
を実施するための装置であり、立体物を撮像して3D画
像データと2Dカラー画像データを作成して出力する撮
像装置と、前記撮像装置から3D画像データと2Dカラ
ー画像データを入力して、3D画像データを彫刻制御デ
ータに変換して出力するとともに、2Dカラー画像デー
タを印刷制御データに変換して出力するデータ処理装置
と、彫刻制御データを入力し、これに基づいて彫刻ツー
ルの位置及び動作を制御して立体像を製作する自動彫刻
機と、前記印刷制御データを入力し、印字ヘッドの位置
及び動作を制御して前記立体像にカラープリントするカ
ラープリンタとからなることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面に基づいて説明する。図1は本発明にかかるカラー
立体像製作発注・受注システムの構成を示すブロック
図、図2は同システム中の発注システムの構成を示すブ
ロック図、図3は撮像装置による画像データ作成の工程
の一例を説明するフローチャート、図5は発注装置にお
けるディスプレイ部の表示画面の一例を示す正面図、図
4は発注システムにおいて使用されるオーダーフォーム
(発注フォーム)の一例を示す図、図6は発注装置の動
作流れの一例を説明するフローチャート、図7は受注シ
ステムの構成を示すブロック図、図8は自動彫刻機の主
たる構成を示すブロック図、図9は自動彫刻機のスケル
トン斜視図、図10は受注装置の動作流れの一例を説明
するフローチャートである。
【0013】本発明によるカラー立体像の製作発注・受
注システムは、図1に概略的に示すように、発注者側に
備えられる発注システムAと、受注者側に備えられる受
注システムBと、その間を繋ぐ公衆通信回線Cとで構成
される。以下に、発注システムAと受注システムBにつ
いて項を分けて説明する。
【0014】[発注システム]発注システムAは、顧客
の依頼を受けて実在の立体物、例えば七五三の祝福を受
ける幼児や児童の顔と形状及び表情が同じ顔を有する雛
人形、又は飼っている愛玩動物と同じ容姿を有する置物
を製作する人形メーカ、あるいは、人形メーカに取り次
ぐ百貨店の人形販売部門などに設置されるものである。
この発注システムAは、立体物である被写体を撮像して
画像データを作成する撮像装置1と、その撮像装置によ
り作成された画像データを可搬記録媒体に記録するため
の記録装置2と、その記録媒体から読取って又は撮像装
置から直接入力して一時保存した画像データを、これに
発注条件などを付加して公衆通信回線Cを介して所定の
発注先に送信する発注装置3とからなっている。
【0015】撮像装置1は、既知のCCD(電荷結合素
子)を有するデジタルカメラ又はビデオカメラで構成さ
れ、図2に示すように、2Dカラー画像データ作成部1
1と、3D画像データ作成部12とを有する。図3は、
撮像装置1による画像データ作成工程の一例を示すフロ
ーチャートである。2Dカラー画像データ作成部11
は、被写体を撮像して標本化及び量子化を行い、被写体
のカラー画像信号をデジタル信号に変換し、二次元(2
D)のカラー画像データを作成して出力するものであ
る。
【0016】すなわち、2Dカラー画像データ作成部1
1は、三原色RGBの各色フィルタを備えたCCDによ
り所定タイミングで1画素ごとの位置情報と電荷の大き
さで表された濃度値とをデジタル値に変換し、座標デー
タ(x,y)と濃度値データ(c)の組合わせ(x,
y,c)の集合体から構成されている2Dカラー画像デ
ータ(これも便宜的にx,y,cで表す。)を出力す
る。
【0017】フィルタを備えたCCDを用いる代わり
に、RGBの各色用のCCDを備えたデジタルカメラを
用いても良い。2Dカラー画像データ作成部11が出力
する2Dカラー画像データは、記録装置2に入力され
る。
【0018】3D画像データ作成部12は、ビームを被
写体に照射して被写体の凹凸面までの距離を測定し、3
D画像データを出力する既知のものである。レーザビー
ムを被写体に照射し、その反射光を前記CCDで受光
し、三角測量の原理により距離測定をして距離情報を得
て、画素ごとに座標データ(x,y)と距離データ
(z)を含む三次元(3D)画像データを構成し、照射
光を走査することにより、座標データと距離データの組
合わせ(x,y,z)の集合体からなる被写体の3D画
像データ(これも便宜的にx,y,zで表す。)を得る
方法を用いるか、又は、赤外線ビームを発射し、被写体
からの反射光を受けるまでの時間を計測して距離情報に
変換し、その照射光を走査することにより、3D画像デ
ータを得る方法を用いることができる。
【0019】この場合、2Dカラー画像データを作成す
るためにも、また、3D画像データを作成するために
も、一つの撮像装置のCCDを共通に用いるので、撮像
装置の場所を変えずに撮像すれば、2Dカラー画像デー
タと3D画像データの1画素ごとのx,yの座標は一致
する。3D画像データ作成部12が出力する3D画像デ
ータも、同様に記録装置2に入力される。
【0020】記録装置2は、2Dカラー画像データ作成
部11から入力した2Dカラー画像データ(x,y,
c)と、3D画像データ作成部12から入力した3D画
像データ(x,y,z)とを、共通の可搬記録媒体4の
別々の記録領域に記録する。可搬記録媒体4には、FD
(フレクシブルディスク)、CD−ROM、MO(光磁
気記録媒体)等のいずれも用いることができる。記録装
置2により被写体の2Dカラー画像データと3D画像デ
ータとを一旦可搬記録媒体に記録するようにした場合
は、雛人形などの立体像の製作を申し込む顧客が殺到し
た時に、待ち時間を取らずに順次撮影のみを迅速に行
い、最後の顧客の撮影を終了した後に、その記録媒体4
を後述される発注装置3において読み取って、発注のた
めの処理操作を能率的に行うことができる利点がある。
しかし、図1に鎖線で示すように、撮像装置から直接に
次に説明する発注装置3に入力するようにしても良い。
【0021】発注装置3は、マイクロコンピュータで構
成されていて、CPU(演算制御部)31と、記憶部3
2、入力部33、ディスプレイ34、通信部35を有す
る。記録装置2を用いる場合は、発注装置3に記録媒体
4からデータを読取るための読取部30が備えられる。
ディスプレイ34には、CRTディスプレイ、液晶ディ
スプレイ、プラズマディスプレイなどが用いられる。C
PU31は入力部33を介して発注内容を入力するため
の入力制御手段31aと、発注内容確認のためにディス
プレイ34に表示させるための表示制御手段31bと、
入力したオーダーが未発注か、発注済みかに応じて未発
注オーダーリスト又は発注済みオーダーリストを作成し
て、発注管理を行うための発注管理手段31cと、外部
との通信を制御するための通信制御手段31dとを構成
している。記憶部32は、発注フォーム格納部32a
と、発注管理リスト格納部32bと、画像データ格納部
32cと、発注データ格納部32dとを有している。
【0022】発注フォーム格納部32aには、例えば、
受注元から記憶媒体により提供された発注ソフトウェア
をインストールし、又は受注元からインターネットを用
いてダウンロードされた立体像製作発注のためのオーダ
ーフォームが記憶されている。図4は、ディスプレイ3
4に表示されたオーダーフォームOFの一例を示してい
る。このオーダーフォームOFには、既に書き込まれて
いる発注者の名称と発注者コードを表示する表示欄と、
発注管理番号、顧客の氏名・住所及び年齢等の識別情
報、作成される立体像の希望サイズ、希望納期、画像確
認などの入力欄とが設けられている。発注管理リスト格
納部32bには、未発注オーダーリストと発注済みオー
ダーリストが格納される。
【0023】発注装置の動作を図6のフローチャートを
参照して説明する。発注装置3を起動すると、ディスプ
レイ34に画像データ取込みモードと発注モードのいず
れかを指定することを求める表示がされる。画像データ
取込みモードを指定すると(S21においてY)、前回
の最終の管理番号nに1を加算して(n+1)を新しい
管理番号と決め(S22)、ディスプレイ34に図5に
例示するような画像データ取込み画面が表示される(S
23)。図5において33aは管理番号表示窓、33b
はオーダーフォーム表示窓、33c及び33dは、それ
ぞれ2Dカラー画像表示窓及び3D画像表示窓である。
また。33e,33fは画像データ取込みモードと発注
モードを指定する場合にクリックする表示窓である。そ
して、管理番号表示窓33aに今付けられた管理番号
(n+1)が表示される。
【0024】画像データ取込み画面の表示に続いて、読
取部30から又は撮像装置1から直接に画像データが取
込まれ、画像データ格納部32cに格納される(S2
4)。格納された画像データ(2Dカラー画像データと
3D画像データ)は、好ましくはその内容確認のため、
2Dカラー画像表示窓33cと3D画像表示窓33dに
二次元表示される(S26)。
【0025】画像表示に続き、発注条件入力処理(S2
7)がなされる。すなわち、操作者が入力部33を操作
して、表示されているオーダーフォームOFの入力欄に
必要な発注条件が入力される。操作者が入力内容を確認
する(S28)と、その発注条件が発注データ格納部3
2dに格納され(S29)、その管理番号が発注管理リ
スト格納部32aの未発注オーダーリストに加入される
(S210)。
【0026】未発注オーダーリストに加入されると、ス
テップS21に戻るので、この時は発注モードを選択す
ると(S211でY)、そのときの未発注オーダーリス
トが管理番号表示窓33aに表示される(S212)の
で、その中の一つのオーダー(管理番号)を選択すると
(S213)、オーダーフォーム表示窓33bにそのオ
ーダーに対応する発注データと2Dカラー画像及び3d
画像がそれぞれ呼び出され、図示されていない送信用バ
ッファに格納され、同時に、発注条件が入力されたオー
ダーフォームOFと、2Dカラー画像及び3d画像がそ
れぞれ表示窓33b,33c,33dに表示される(S
214)。
【0027】操作者がその表示内容を確認して、入力部
33から発注指令を入力すると(S215)、周知のコ
ンピュータネットワーク又はインターネットによる通信
回線接続技術を利用して、予め指定されている受注者の
アドレスを用いて発呼し、その受注者の受注システムB
との間に通信回線を接続するとともに、画像データ格納
部32c及び発注データ格納部32dから発注データ及
び一組の2Dカラー画像データと3D画像データを読出
し、これを受注システムBに伝送するようになっている
(S216)。
【0028】発注データ及びこれに対応する一組の2D
カラー画像データと3D画像データの送信を終了する
と、所定のアドレスを有する受注システムからの受信回
答、すなわち、受注回答を待ち(S217)、受注回答
があった場合は、発注管理の更新処理が行われ、発注管
理手段31cが発注管理リスト格納部32bの発注済み
オーダーリストに当該管理番号を記録し、かつ、発注処
理が済んだ旨をディスプレイ34に表示するようになっ
ている(S218)。発注管理更新処理が終わると、ス
テップS21に戻る。発注済みオーダーリストは、後
日、納品管理その他データ集計などに利用することがで
きる。
【0029】[受注システム]受注システムBは、上記
発注システムAから伝送されてくるデータを用いて立体
像を製作し、かつ、その立体像にカラープリントをして
カラー立体像を作成するメーカ側に備えられる。受注シ
ステムBは、図1及び図7に示すように、受注装置5
と、データ処理装置6と、自動彫刻機7と、カラープリ
ンタ8とから構成されている。
【0030】[受注装置]受注装置5は、発注システム
Aから通信回線を経て発注データ及び2Dカラー画像デ
ータと3D画像データを受信して、発注データに基づい
て受注管理をするとともに、画像データをデータ処理装
置6に出力するものである。受注装置5は、図7に示す
ように、CPU51を中心に構成され、第1記憶部52
と、通信部53と、入力部54、ディスプレイ55とを
有している。入力部54は、マウスやトラックボールや
キーボードなどで構成されている。
【0031】CPU51は、発注装置3におけるCPU
31と同様に、入力制御手段、表示制御手段、受注管理
手段、通信制御手段(いずれも図示省略)を構成してい
る。第1記憶部52は、発注システムAから受信したデ
ータを全て一時保存する受信バッファ52aと、その受
信データの中の発注データを受注データとして格納し、
後述されるデータ処理が未了のものと完了のものとをそ
れぞれ管理番号を用いて未了オーダーリスト、完了オー
ダーリストを作成して受注管理をするための受注管理リ
スト格納部52bと、受信データの中の3D画像データ
と2Dカラー画像データをそれぞれデータ処理装置6に
出力する準備として一時格納する3D画像データ格納部
52cと、2Dカラー画像データ格納部52dとを有し
ている。
【0032】図7に示す例は、データ処理装置6が受注
装置5のCPU51と入力部54とディスプレイ55と
を共用する構成とされているので、続いて、データ処理
装置6について説明する。なお、データ処理装置6は、
発注装置のCPU51,ディスプレイ54、入力部54
を兼用せずに、データ処理装置6固有のCPU,ディス
プレイ、入力部33を用いるようにしてもよい。
【0033】[データ処理装置]データ処理装置6は、
発注装置から入力した画像データに対して所要の処理を
行うためのCPUで構成された画像処理手段61を有し
ている。第2記憶部62は、3D画像データと2Dカラ
ー画像データとを別々に格納する3D画像データ格納部
62a及び2Dカラー画像データ格納部62b、画像処
理を行うためのプログラムを格納するプログラム格納部
62cとを含んでいる。3D画像データ格納部62a及
び2Dカラー画像データ格納部62bには、画像処理の
ために受注装置5から入力した3D画像データ又は2D
カラー画像データを格納するとともに、それぞれのデー
タを画像処理手段62により編集処理した後の3D画像
データ又は2Dカラー画像データを上書きにより格納す
るようになっている。
【0034】画像処理プログラムには、基本編集処理プ
ログラムと、第一編集処理プログラムと、第二編集処理
プログラムとが用意されている。
【0035】基本編集処理プログラムは、発注システム
Aから受信し格納した原画像データを、その画像データ
に基づいて制御される自動彫刻機7及びカラープリンタ
8による彫刻及びプリントにより実体化される作品(立
体像)が所望の大きさになるように、適切な寸法制御信
号を得る目的で編集(又は補正)をするものである。す
なわち、撮像装置1により作成された画像データは、彫
刻及びプリントのためのサイズ指定データ及び領域指定
データを含まないので、基本編集処理プログラムは、サ
イズ指定及び始点指定をするためのものである。
【0036】第一編集処理プログラムは、画像データが
3D画像データ(x,y,z)である場合に、これに基
づいて自動彫刻機7の彫刻制御用データを作成する第一
編集処理を行うためのもの、すなわち、第一編集処理プ
ログラムは基本編集処理を経た3D画像データに基づい
て自動彫刻機に彫刻動作をさせる場合の当該自動彫刻機
の機差又は誤差などの技術的性質を加味して彫刻制御を
行うための彫刻制御データを作成するためのものであ
る。第二編集処理プログラムは、画像データが2Dカラ
ー画像データ(x,y,c)である場合に、これに基づ
いてカラープリンタ8の印刷制御用データを作成する第
二編集処理を行うためのもの、すなわち、基本編集処理
を経た2Dカラー画像データに基づいてプリンタ8にカ
ラープリント動作をさせる場合の当該プリンタの機差又
は誤差などの技術的性質を加味して印刷制御を行うため
の印刷制御データを作成するためのものである。これら
の編集処理プログラムはプログラムメモリ62cのそれ
ぞれ異なる領域に格納されている。
【0037】図10を参照して受注装置5及びデータ処
理装置6の動作を説明する。受注装置5が受注モードに
された時は、通信部53を介して発注装置3から発注要
求があるか否かを逐次監視し、ある場合は、発注データ
を受信して受信バッファ52aに格納する。受注装置5
が、処理モードにされた時は、図10に例示するよう
に、受注管理ファイル52bから未了オーダーリスト、
すなわち、格納された受注管理データのうち、データ処
理が済んでいないオーダーの管理番号を集合してなるリ
ストをディスプレイ54に表示する(S31)。そし
て、コントローラ55の操作によりそのオーダーリスト
の中の一つの管理番号を選択すると、その管理番号と希
望納期などのその発注データの一部がディスプレイ54
に表示される(S32)。
【0038】また、オーダー選択に基づいて、その管理
番号に対応する3D画像データと2Dカラー画像データ
が3D画像データ格納部52cと2Dカラー画像データ
格納部52dから読み出されて、それぞれデータ処理装
置6に移送される(S33)。
【0039】画像データが移送されると、データ処理装
置6は、自動的にサイズ指定モードになって基本編集処
理プログラムが実行され(S34)、まず、ディスプレ
イ部54の表示画面に二つの表示窓が設けられ、それぞ
れの中にx軸及びy軸に沿って平行に伸びる寸法線を格
子状に有する二次元座標が表示される。x軸及びy軸に
は、起点0と等間隔で距離を示すサイズスケール(目盛
り数値)とが表示される。
【0040】次に、各座標画面の中に原画像データであ
る3D画像データ(x,y,z)及び2Dカラー画像デ
ータ(x,y,c)に基づいて、3D画像と2Dカラー
画像が同時並列に二次元表示される。そして、入力部5
4の操作により入力される拡大・縮小指令に基づいて、
表示されている画像を拡大又は縮小して、表示されてい
る画像をサイズスケールを見ながら所望のサイズに変更
し、3D画像と2Dカラー画像のサイズを一致させるこ
とができる(サイズ一致化処理)。この拡大・縮小(サ
イズ変更)処理に伴い、3D画像データ(x,y,z)
又は2Dカラー画像データ(x,y,c)も、その拡大
率又は縮小率(α)に応じたデータ{(αx,αy,α
z)又は(αx,αy,αc)}に変換される。
【0041】サイズ指定モードにおけるサイズ一致化処
理が終わると、次に領域指定モードになり、入力部54
のドラッグ操作などにより3D画像と2Dカラー画像の
一方又は双方の表示位置を移動して、xy座標上の共通
の位置において3D画像と2Dカラー画像をオーバレイ
(両画像を完全に重ね合わせる)することにより、両画
像の座標位置を合致させることができる(座標位置合致
処理)。そして、操作者がカーソルにより任意の2点の
座標位置を選択すると、これらを矩形の始点と終点とす
る領域が指定される(領域指定)。このようにして、画
像データの中の彫刻又はカラープリントをすべきサイズ
と領域が決定される。
【0042】上記基本編集処理プログラムの実行による
彫刻及びプリントのサイズ指定及び領域指定のためのデ
ータ処理(基本編集処理)を終了すると、その処理結果
である3D画像データ及び2Dカラー画像データがそれ
ぞれ3D画像データ格納部62a及び2Dカラー画像デ
ータ格納部62bに上書き保存される。
【0043】ディスプレイ部54に基本編集処理が終了
すると、第一編集処理プログラムが実行されて、第一編
集処理が開始される(S36)。データ処理装置の記憶
部62には、これに電気的に接続される自動彫刻機7の
技術的性質に基づく補正値kが予め記憶されている。そ
して、第一編集処理プログラムの実行により、基本編集
処理を経た3D画像データ(αx,αy,αz)を補正
値kに基づいて補正処理して、彫刻制御情報を含む3D
画像データ、すなわち(αxk,αyk,αzk)を作
成するようになっている。この第一編集処理の結果であ
る3D画像データ(αxk,αyk,αzk)は、3D
画像データ格納部62aに上書き保存される。
【0044】第一編集処理が終了すると、続いて、第二
編集処理プログラムが実行されて、第二編集処理が行わ
れる。データ処理装置の記憶部61には、これに電気的
に接続されるプリンタ8の技術的性質に基づく補正値m
が予め記憶されている。そして、入力部54の操作によ
りプリント開始の指令を入力すると、第二編集処理プロ
グラムが実行されて、基本編集処理を経た2Dカラー画
像データ(αx,αy,αc)を前記補正値mに基づい
て補正処理して、印刷制御情報を含む2Dカラー画像デ
ータ、すなわち印刷制御データ(αxm,αym,αz
m)を作成する。この印刷制御データ(αxm,αy
m,αzm)は、2Dカラー画像データメモリ62bに
上書き保存される。
【0045】彫刻制御情報を含む3D画像データ(αx
k,αyk,αzk)は、3D画像データメモリ62a
とは異なる彫刻制御データメモリを設け、これに格納す
るようにしても良い。印刷制御情報を含む2Dカラー画
像データ(αxm,αym,αzm)も、2Dカラー画
像データメモリ62bとは異なる印刷制御データメモリ
を設け、これに格納するようにしても良い。
【0046】第二編集処理までの画像処理が終了する
と、ディスプレイ部54にその旨を表示する。データ処
理装置6は、これに接続されている自動彫刻機7から入
力する状態チェック信号により自動彫刻機が稼働可能な
状態にあるか否かを判断し、肯定の場合は、何時でも当
面の管理番号に対応する自動彫刻機による彫刻動作を開
始させることが可能であることを表示するようになって
いる。
【0047】[自動彫刻機]入力部54から彫刻開始指
令を入力すると(S38)、データ処理装置と自動彫刻
機7の共同作用により、3D画像データメモリ62a
(又は彫刻制御データメモリ)から彫刻制御データが1
ライン分ずつ読み出され、データ処理装置6の第1出力
ポートから自動彫刻機7に出力されるようになってい
る。これについては、後に詳述する。
【0048】図8は自動彫刻機7の制御系統及び駆動系
統の構成を概略的に示すブロック図、図9は自動彫刻機
7の要部のみを実線で示すスケルトン斜視図である。自
動彫刻機7は、ドリル又はレーザ光などの彫刻ツール
を、プロッタのように3D画像データを構成するx、
y、zに対応して3軸方向に移動する機構を有する周知
のものである。彫刻ツールとしてドリルを用いる場合に
ついて説明すると、自動彫刻機7は、図8に例示するよ
うに、バッファメモリ71と、制御部72と、彫刻ツー
ルホルダをx軸方向に移動するためのx軸モータ73a
と、y軸方向に移動するためのy軸モータ73bと、及
び彫刻ツールホルダに支持された彫刻ツールをz軸方向
に移動するためのz軸モータ73cと、彫刻ツールを所
定回転速度で回転させるドリル回転用モータ73dとを
備えている。
【0049】データ処理装置6が彫刻制御データの送出
要求を出した時に、自動彫刻機7が入力待機状態にある
旨の応答をした時、すなわち、フラグビットが入力待機
状態にあることを示す“0”である時は、データ処理装
置6は1ライン分の彫刻制御データ(αxk,αyk,
αzk)を自動彫刻機に送出する。自動彫刻機はそのデ
ータを入力バッファ71に一時保存し、フラグビットを
“1”にするようになっている。
【0050】制御部72は、1ライン分の彫刻制御デー
タを入力する度に、その彫刻制御データを構成するx,
y,z各軸方向の制御データに基づいて彫刻ツールホル
ダの主走査(x方向走査)、副走査(y方向走査)及び
彫刻動作(z方向移動)、並びに彫刻ツール回転のそれ
ぞれの制御のための制御信号を出力するものであり、彫
刻制御データ(αxk,αyk,αzk)を構成するデ
ータ(αxk)(αyk)(αzk)のそれぞれに基づ
いて各モータの回転を制御するx軸モータドライバ72
a、y軸モータドライバ72b、z軸モータドライバ7
2cを有する。
【0051】図9において、74は筐体、75は筐体の
所定位置に固定された水平ガイドロッド、76はそのガ
イドロッドに摺動自在に支持されたツールキャリア、7
7はツールキャリアの起立部76aの上端張り出し部7
6bとツールキャリアの底部との間に設けられた垂直ガ
イドロッド、78はその垂直ガイドロッド77に昇降自
在に支持されたツールホルダであり、ツールキャリア7
6に取付けられたz軸モータ73cによりボールネジな
どの伝動手段(図9には見えない)を介して昇降され
る。79はツールホルダ78に保持された彫刻ツールの
一例としてのドリルである。
【0052】また、ツールホルダ78には筐体74の左
右両側に設けてある歯付きプーリ710,711の間に
巻回されているタイミングベルト712に結合され、そ
のタイミングベルト712はx軸モータ73aにより所
定方向に回転される。ツールキャリア76の移動面の下
方には、彫刻素材Mを載せるテーブル713が筐体の左
右両側に設けてあるガイド(図示省略)により前後方
向、すなわちy軸方向に水平移動自在に支持されてお
り、筐体74に設けたy軸モータ73bにより制御され
た前後移動をするようになっている。y軸モータ73b
の回転力を利用してテーブル713をy軸方向に移動さ
せる機構の構成は任意である。図9の例は、筐体74に
前後方向に隔てた位置に設けた支持部714によりボー
ルネジ715を回転自在に支持するとともに、そのボー
ルネシをテーブル713の左右両側の下面に設けた雌ね
じ体716の雌ねじに螺合し、そのボールネジにy軸モ
ータ73bの回転力を一組の歯車又は歯付きプーリとこ
れに巻回されたタイミングベルトなどの伝動手段を介し
て伝達するようになっている。
【0053】テーブル713の上面には、彫刻素材Mを
ツールによる彫刻が可能な所定位置にセットすることが
できる固定手段717が備えてある。この固定手段の構
造はとくに制限されないが、彫刻ツールの彫刻作用によ
り位置ずれを生じないように固定でき、必要により、そ
の固定位置を調整できる周知の手段を備えることが好ま
しい。
【0054】上記構成を有する自動彫刻機7は、データ
処理装置6の入力部54の操作により彫刻モードを選択
した時は各モータが初期化され、彫刻ツール(ドリル)
は、z,y座標の起点0に対応するホームポジションに
位置される。この状態でデータ処理装置6からの3D画
像データに基づく制御信号の入力を待機することとな
る。
【0055】自動彫刻機は、彫刻ツールをx,y,zの
3軸方向に移動可能なものであれば、構造は不問であ
る。また、ツールとしてドリルを用いるものの代わり
に、加工レーザを用いるものを使用することもできる。
その場合は、距離データzに基いてz軸モータ73dに
よるツールホルダの昇降の制御を行うことに代えて、距
離データzに基いてレーザ照射手段による焦点移動の制
御を行えばよい。
【0056】上記構成により、自動彫刻機7の電源が投
入されるとドリル回転用モータ73dが連続回転され
る。そして、データ処理装置6の入力部54の操作によ
り彫刻モードが選択され、かつ、彫刻開始指令が入力さ
れる(S37)と、3D画像データメモリ62aから最
初の1ライン分の彫刻制御データ(αxk,αyk,α
zk)が読み出されて自動彫刻機7に入力され、入力バ
ッファ71に保存されるとともに、その彫刻制御データ
のそれぞれに基づいてx軸モータドライバ72a、y軸
モータドライバ72b、z軸モータドライバ72cを介
してx軸モータ73a、y軸モータ73b及びz軸モー
タ73cが駆動されて、回転しているドリル79の先端
が3D画像データを構成するx,y,zにより指示され
る、1画素ごとに変化する座標位置に沿って移動する。
【0057】1ライン分のドリル移動(主走査)が終了
すると、すなわち、入力バッファ71の1ライン分の彫
刻制御データの出力が終了すると、x軸モータ73aは
ツールホルダ78をx軸の始点まで退却させ、y軸モー
タ73bはテーブル713をy軸の次の行に移動(副走
査)させる。そして、自動彫刻機のフラグビットが再び
“0”となって、データ処理装置からの次の彫刻制御デ
ータの送出要求に対して入力待機状態の応答がされるの
で、データ処理装置から次の1ライン分の彫刻制御デー
タが送出されて、前回と同様にしてドリルの三次元動作
により彫刻動作がなされる。以後、基本編集処理におい
て指定された領域の最終ラインまでの分の彫刻制御デー
タの出力及び彫刻制御が繰り返される。
【0058】従って、彫刻素材Mに対してCCDにより
撮像された1画素ごとに対応する彫刻動作がされ、被写
体と同じ形の、基本編集処理により指定されたサイズの
立体像が作成される。この立体像の彫刻始点は、第一編
集処理において指定された領域の始点と一致している。
基本的には3D画像データに従ってプロッタ同様に彫刻
動作がなされるので、例えば雛人形の首などのHWD
(縦横奥行き寸法)が60×40×20(mm)の立体
像を製作する場合の所要時間は5分間程度である。径が
大きいドリルを用いる場合は、HWDが800×500
×250(mm)の胸像の製作所要時間は、数時間程度
にすることができる。
【0059】上記彫刻制御(S38)が終了すると(S
39においてY)、ディスプレイ部54にその旨が表示
され、データ処理装置6に接続されているカラープリン
タの状態チェック信号に基づいて印刷可能が稼働可能か
否かを判断し、肯定の場合はカラープリントが何時でも
当面の管理番号に対応するカラープリンタによるカラー
プリントを開始させることが可能であることを表示する
ようになっている。
【0060】[カラープリンタ]カラープリンタ8は、
上記自動彫刻機7により製作された立体像にカラープリ
ントができるものである。このような立体物に対する印
刷が可能なカラープリンタには、一例として、特開20
00−190462,2000−301707,200
1−30615,2001−190466の各公報に開
示されたプリンタを用いることができる。このプリンタ
は、カラーインクジェットプリンタであり、x,y,d
の2Dカラー画像データを入力されると、印字ヘッドを
保持するキャリアがx軸方向に移動(主走査)しながら
濃度値データdにより所定の濃度のカラープリントを
し、所定範囲の1ライン分の主走査を終了する度に、印
刷媒体のラインフィード(副走査)を行い、同様に主走
査により濃度値データdにより所定の濃度のカラープリ
ントを行うものである。その場合、ヘッドノズルからの
インク飛距離が10〜20mm程度に達するため、凹凸
のある立体物にも印刷が可能な点が特徴である。
【0061】このカラープリンタ8を用いて、上記立体
像に印刷する場合は、その立体像の印刷開始点が予め設
定してある印刷始点位置と正確に合致するようにセット
される。すなわち、このプリンタには、印刷媒体がカッ
ト紙である場合にそのカット紙の位置決めをするのと同
様に、立体像を位置決めする手段、例えば、近傍に指標
を有するクランパなどが備えてある。
【0062】こうして、立体像を正確な位置にセットし
た後、入力部54を操作して印刷モードを指定し、か
つ、印刷開始指令を入力すると(S310)、自動彫刻
機の場合と同様に、データ処理装置6の2Dカラー画像
データメモリ62bから印刷制御データが1ライン分ご
と読み出されてカラープリンタ8のバッファメモリ(図
示省略)に入力され、周知のように、そのプリンタの制
御部がその印刷制御データにより印字ヘッドを1ライン
ごと駆動して、指定された始点からカラープリントを開
始し、主走査と指定領域の最終ラインまで副走査とによ
り、同様の印字ヘッドの駆動が繰り返されて、その立体
像の表面に撮像装置1の被写体の実画像と同一の表情外
観を有する2D画像がカラープリントされる。
【0063】[立体像への他のプリント態様]立体物に
印刷するプリンタには、設備コストが高額になる嫌いが
あるが、印字ヘッドを立体像の表面に沿って一定距離を
保ちつつ移動させる3D移動手段を備えたプリンタを用
いることも可能である。また、印字ヘッドを一定位置に
固定したまま、又は印字ヘッドを所定範囲内で移動させ
ながら、立体像をx軸回りに左及び右に90°ずつ回転
して止めて側面を印刷し、あるいは回転しながら印刷す
るようにしても良い。さらに360°回転させることに
より、立体像の背面へのカラープリントも可能である。
【0064】上述の実施の形態は、表示されたオーダー
リストの中からオーダーを選択した後、基本編集処理か
ら第一編集処理及び第二編集処理まで連続的に行うよう
にしたものであるが、図11は工程順序を変えた別の例
を示す。すなわち、基本編集処理(S44)の終了後に
彫刻開始指令の入力(S45)に基づいて第一編集処理
を行い(S46)、その処理結果を用いて直ちに彫刻を
行い(S47)、彫刻後にプリント開始指令の入力(S
49)に基づいて第二編集処理を行い(S410)、そ
の処理結果を用いて先の彫刻により製作された立体像に
カラープリントを行う(S411)ようにしても良い。
図10の例のように画像処理を連続して行ってしまうよ
うにした場合は、その後に彫刻とカラープリントを行う
間に、他のオーダーの受注動作ができる利点がある。
【0065】上述のようにして、自動彫刻機に与えられ
る彫刻制御データとカラープリンタに与えられるカラー
印刷制御データは、一つの撮像装置1を用いて同じ位置
で撮像して作成された3D画像データ及び2Dカラー画
像データをデータ処理装置における画像処理により処理
・加工して作成されているため、立体像とこれに印刷さ
れるカラー画像とは、サイズ的も位置的にも一致してい
る。従って、実在物(被写体)を忠実に模写した立体像
の製作が可能である。
【0066】上記の立体像製作発注・受注システムは、
発注者が受注者から遠隔の地から発注する場合に適合す
るものである。しかし、受注者が立体像製作依頼客の来
店を待って受注する場合には、コンピュータネットワー
クやインターネットを介さずに、図12に示すように、
撮像装置1で作成した画像データを、記録装置2により
一旦記録した後又は直接に、データ処理装置6Eに入力
して画像処理をして、自動彫刻機7による彫刻及びプリ
ンタ8によるカラープリントにより、カラー立体像の製
作を身近な範囲で行うことができる。
【0067】この場合は、データ処理装置6Eは、図1
3に例示するように、記録装置2を用いる場合はCPU
51に接続された記録媒体読取部30Eを備え、そのC
PUには、上記の例の場合と同様に入力部54、ディス
プレイ55が接続され、記憶部には、受注管理データ格
納部52b、撮像装置1から直接入力された又は記録媒
体読取り部30Eから入力された画像データを一時格納
するための3D画像データ格納部52c及び2Dカラー
画像データ格納部52dを含む第1記憶部52が備えら
れるほか、CPU51により構成されている画像処理手
段51cによる基本編集処理、第一編集処理及び第二編
集処理をそれぞれ経た後の画像データを格納するための
3D画像データ格納部62a及び2Dカラー画像データ
格納部62b及びプログラム格納部62cからなる第2
記憶部62が備えられる構成となる。
【0068】[画像整合方法の他の例]被写体の3D画
像データと2Dカラー画像データを作成するには、二つ
の撮像装置を用いてもよい。そして、それぞれの撮像装
置により得られた二つの画像データを一致させる方法に
は、上記の例のように、ディスプレイ55に二次元表示
させ、これを見ながらマニュアルにより一致するように
画像編集を行う方法のほか、次のような自動整合方法を
採用することもできる。なお、この自動整合方法は、上
記の例のように一つの撮像装置を用いて得られた二つの
画像データを一致させる場合にも適用可能である。
【0069】すなわち、図14に例示するように、被写
体Oのできるだけ正面の平坦な任意の位置に、マーカm
を付して撮像する。マーカは被写体の色濃度と明らかに
識別可能な濃度と、被写体の表面と識別可能な距離デー
タが得られる程度の高さとを有し、識別可能な面積を有
する、例えばタブレット状のものである。
【0070】このようなマーカmを貼った被写体Oを撮
像装置で撮像すると、図14の表示画面(a)(b)に
例示するように、3D画像データd1及び2Dカラー画
像データd2の中に、それぞれのマーカに対応する座標
位置に被写体本来の画像と異なるある塊の距離データ及
び濃度値データが含まれる。具体的に説明すると、被写
体Oにm1 からm5 の五つのマーカが貼られたとする
と、3D画像データd1には五つのマーカm1 〜m5 に
対応して、それぞれx100 ,y220 ;x200,y220
;x150 ,y130 ;x100 ,y100 ;x200 ,
y100 の座標に他の部分の距離データと異なる一定の距
離データ群(以下、距離マーカデータという)が含ま
れ、また、2Dカラー画像データd2には五つのマーカ
m1 〜m5 に対応して、それぞれx90,y200 ;x
170 ,y200 ;x130 ,y120 x90,y104 ;x
170 ,y104 の座標に他の部分の濃度値データと異なる
一定の濃度値データ群(以下、濃度マーカデータとい
う)が含まれることになる。なお、座標の単位(ドット
数)は10分の1に縮小してある。
【0071】従って、データ処理装置6には、各マーカ
mに対応する特殊なデータ(距離マーカデータ,マーカ
データ)を含む3D画像データ及び2Dカラー画像デー
タが、図1,7の場合は撮像装置1から伝送され、図1
3の場合は撮像装置1から入力されて、それぞれ3D画
像データ格納部52c及び2Dカラー画像データ格納部
52dに格納される。そして、プログラム格納部62c
には、3D画像と2Dカラー画像との自動整合のための
もう一つのプログラムが格納されており、基本編集モー
ドの際に、前記自動整合プログラムが実行されて次のよ
うな演算処理が行われる。すなわち、
【0072】(1)3D画像の中から一塊の等しい距離
データの存在に基づいて距離マーカデータを認識し、そ
の認識した時にそのマーカの座標データを記憶する。同
様にして他のすべてのマーカについてその座標データを
記憶する。 (2)次に、少なくとも3つのマーカの座標データを基
にマーカ間の2次元における距離を測定し、その値を記
憶する。図14(a)に示す例の場合は、 マーカ間の距離Da1=x200 −x100 マーカ間の距離Da2=x200 −x100 マーカ間の距離Da3=y220 −y100 マーカ間の距離Da4=y220 −y100 である。 (3)これと同様に、2Dカラー画像に対しても同様
に、そのデータの中から等しい濃度値データの存在に基
づいて濃度マーカデータを認識し、その認識した時にそ
のマーカの座標データを記憶する。同様にして他のすべ
てのマーカについてその座標データを記憶する。 (4)次に、少なくとも3つの3D画像のマーカと同一
のマーカの座標データを基にマーカ間の2次元における
距離を測定し、その値を記憶する。図14(b)に示す
例の場合は、 マーカ間の距離Db1=x170 −x90 マーカ間の距離Db2=x170 −x90 マーカ間の距離Db3=y200 −y104 マーカ間の距離Db4=y220 −y104 である。 (5)続いて、3D画像の各マーカ間距離と、これに対
応する2Dカラー画像の各マーカ間距離との比を取り、
その値を記憶する。上記の例ではすべて1.25であ
る。 (6)それらの比の値の平均値を得る。上記の例では、
1.25である。 (7)3D画像と2Dカラー画像のうち、共通の2マー
カ間距離が小さい方、図示の例では表示画面(b)の方
の2Dカラー画像を前記平均値でx方向及びy方向に拡
大する。即ち、座標データx,yにそれぞれ1.25を
乗じて、新しい座標データを得る。 (8)最後に、表示画面(b)の2Dカラー画像の特定
の少なくとも二つのマーカ、例えばの新しい座標デ
ータを用いて、その座標位置が3D画像の対応する特定
のマーカの座標位置と一致するように、座標データ上で
移動する。すなわち、例えばについて具体的に説明す
ると、新しい座標データはx112.5 ,y250 であり、3
D画像の対応する特定のマーカの座標データはx100
, y220 であるので、2Dカラー画像の座標データを
全体的にx軸及びy軸ともにマイナス方向にそれぞれ1
2.5画素分及び30画素分削減する。
【0073】以上により、2Dカラー画像の各マーカと
3D画像のの各マーカの座標上の位置が自動的に一致す
ることとなり、3D画像データに基づいて彫刻製作され
る立体像の各位置と、2Dカラー画像データに基づいて
カラープリントされるカラー画像の各位置が合致するこ
とが保証される。
【0074】[他の改善方法]立体像に印刷するインク
ジェットプリンタは、印字ヘッドが印刷媒体から最も近
い位置を水平面に沿って移動されて、その間に定量のイ
ンクを放射する。従って、例えば、人形の首となる立体
像にカラープリントする場合は、高さが最も高い鼻の頂
点から眼の窪みまでの落差が大きい場合や、落差がもっ
と大きい顔側面に対するプリントの際は、印字ヘッドか
ら発射されるインクが途中で飛散して、顔面に到達付着
する割合(付着量)が少なくなり、印刷品質が低下する
恐れがある。
【0075】このような大きい凹凸によるインク付着量
不足が問題になるプリンタの場合は、これを解消する方
法として、次のような印刷制御を行うことが望ましい。
その一つの方法は、3D画像データには1画素ごとに距
離データ(z)が含まれているので、この特質を活用し
て、3D画像データの中のデータzの値がインク付着能
力を越える値である場合に、その距離データを含む3D
画像データ(x,y,z)を濃度調整データとして取り
込んで記憶し、2D画像データ(x,y,c)に基づい
てカラープリントする時に、その2D画像データと共通
の2次元座標データを有する濃度調整データ(3D画像
データ)の距離データzに基づいて、印字ヘッドからの
インク放射量を増加する方法である。
【0076】2D画像のカラープリントの最中にインク
ジェットノズルからのインク放射量を増加することが困
難な場合は、他の一つの方法として、2D画像のカラー
プリントを一旦終了した後に、濃度調整データに基づい
て深度の大きい領域のみをもう一回又は複数回プリント
するようにしても良い。
【0077】本発明は、カラープリンタの立体物に対す
る印刷能力が向上すれば、上記実施の形態のような、実
在の人の頭部を撮像して人形の首のような比較的小さな
カラー立体像を製作することに限らず、芸能用面、観光
土産用お面、実物大の胸像や銅像、仏像などの製作にも
適用するすることができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1のシステム発明によれば、発注
者は人や愛玩動物などの立体物のカラー立体像の製作を
通信回線を経て遠隔地のメーカに発注することができ、
メーカは居ながらにして人や愛玩動物などと同一の外観
表情を有する、発注条件に合ったカラー立体像を製作し
て納品することができる。また、従来の人形のように規
格製品の量産ではなく、一個人又は一物固有の表情容姿
を有する人形や置物などの製作が可能であり、最近の個
性化の要望に容易に応えることができる。
【0079】請求項2の製作方法によれば、被写体と同
一形状・表情のカラー立体像を簡単に製作することがで
きる。
【0080】請求項3のプリント方法によれば、インク
ジェットプリンタのインク発射方向に対向する角度が小
さな面に対してもそれ以外の面に対するのと同様のイン
ク付着量が確保されるので、立体物の全面において均一
なカラープリントが可能である。
【0081】請求項4のプリント方法によれば、本願発
明により製作される立体像の全面に対して均一なカラー
プリントを実現することができる。
【0082】請求項5の装置発明によれば、最小限の構
成で実在物のカラー立体像を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー立体像製作発注・受注シス
テムの構成の一例を示すブロック図。
【図2】発注システムの構成の一例を示すブロック図。
【図3】撮像装置による画像データ作成の手順の一例を
説明するフローチャート。
【図4】製作発注用オーダーフォームの一例を示す図。
【図5】発注装置のディスプレイの表示画面の一例を示
す正面図。
【図6】発注装置の動作の一例を説明するフローチャー
ト。
【図7】受注装置の構成の一例を示すブロック図。
【図8】自動彫刻機の制御系統の構成を示すブロック
図。
【図9】自動彫刻機の要部を示すスケルトン斜視図。
【図10】受注装置・データ処理装置の動作の一例を説
明するフローチャート。
【図11】受注装置・データ処理装置の動作の他の例を
説明するフローチャート。
【図12】スタンドアローン型カラー立体像製作装置の
構成を概略的に示すブロック図。
【図13】同装置のより詳細な構成を示すブロック図。
【図14】画像位置整合の他の方法を説明する概念図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)発注者は、撮像装置により被写体
    の3D画像データと2Dカラー画像データを作成して、
    その3D画像データと2Dカラー画像データをコンピュ
    ータネットワーク又はインターネットを用いて所定の受
    注者に送信して発注し、 (b)前記受注者は、前記コンピュータネットワーク又
    はインターネットを介して受信した前記3D画像データ
    と2Dカラー画像データをデータ処理装置により画像処
    理し、前記3D画像データに基づいて自動彫刻機を制御
    して前記被写体と同一形状の立体像を製作するととも
    に、前記2Dカラー画像データに基づいてカラープリン
    タを制御して前記立体像にカラープリントをしてカラー
    立体像を完成し、さらに、そのカラー立体像を前記発注
    者又はその指定先に発送すること、を特徴とするカラー
    立体像の製作発注・受注システム。
  2. 【請求項2】 (a)撮像装置により被写体の3D画像
    データと2Dカラー画像データを作成して、記録媒体に
    保存する工程、 (b)データ処理装置において前記記録媒体から3D画
    像データを呼び出し、その3D画像データに基づいて自
    動彫刻機を制御して前記被写体と同一形状の立体像を製
    作する工程、 (c)前記データ処理装置において前記記録媒体から2
    Dカラー画像データを呼び出し、その2Dカラー画像デ
    ータに基づいてカラープリンタを制御して前記立体像に
    カラープリントをする工程、 からなるカラー立体像の製作方法。
  3. 【請求項3】 カラーインクジェットプリンタを用いて
    立体物にカラープリントをする方法において、前記プリ
    ンタのインクジェットノズルから立体物のインク付着位
    置までの距離が大きくなるに連れて、前記ノズルからの
    単位面積当たりのインク発射量を増加することにより、
    前記立体物の前記ノズルからのインク発射方向に対して
    直角な面とそれ以外の面における着色濃度を均一化する
    ことを特徴とする立体物に対するカラープリント方法。
  4. 【請求項4】 一つの立体物について3D画像データと
    2Dカラー画像データを作成し、前記3D画像データに
    基づいて自動彫刻機を制御して前記立体物と同一形状の
    立体像を作成するとともに、その立体像に前記2Dカラ
    ー画像データに基づいてカラーインクジェットプリンタ
    によりカラープリントをしてカラー立体像を製作する方
    法において、前記3D画像データの中の距離データが所
    定値を越えている場合に、前記プリンタのインクジェッ
    トノズルからの単位面積当たりのインク発射量を増加す
    ることにより、前記立体物の前記ノズルからのインク発
    射方向に対して直角な面とそれ以外の面における着色濃
    度を均一化することを特徴とするカラー立体像を製作す
    る方法。
  5. 【請求項5】 被写体である立体物を撮像して3D画像
    データと2Dカラー画像データを作成して出力する撮像
    装置と、前記撮像装置から前記3D画像データと2Dカ
    ラー画像データを入力して、前記3D画像データを彫刻
    制御データに変換して出力するとともに、前記2Dカラ
    ー画像データを印刷制御データに変換して出力するデー
    タ処理装置と、前記彫刻制御データを入力し、これに基
    づいて彫刻ツールの位置及び動作を制御して立体像を製
    作する自動彫刻機と、前記印刷制御データを入力し、印
    字ヘッドの位置及び動作を制御して前記立体像にカラー
    プリントするカラープリンタとからなるカラー立体像製
    作装置。
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