JP2003200267A - 溶接用ケーブル、溶接装置及び溶接方法 - Google Patents

溶接用ケーブル、溶接装置及び溶接方法

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JP2003200267A
JP2003200267A JP2001398325A JP2001398325A JP2003200267A JP 2003200267 A JP2003200267 A JP 2003200267A JP 2001398325 A JP2001398325 A JP 2001398325A JP 2001398325 A JP2001398325 A JP 2001398325A JP 2003200267 A JP2003200267 A JP 2003200267A
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JP
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welding
cable
power source
voltage
grounding
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JP2001398325A
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Kyoichi Furumoto
恭一 古本
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接作業者のより高い安全性を確保すること
ができるような溶接用ケーブル、溶接装置及び溶接方法
の提供。 【解決手段】 溶接装置は、溶接電源ボックス2と、こ
の溶接電源ボックス2より延出されたアース用ケーブル
14及び電圧供給用ケーブル15と、溶接ホルダ10
と、アースクランプ11とを備えている。アース用ケー
ブル14及び電圧供給用ケーブル15は、その両端部を
除く中間部分が一体化されて1本のケーブル15として
構成されている。このように2本のケーブル14,15
が一体化されていることで、溶接ポイント12がアース
ポイント6から離れて設定されることはなく、従って、
両ポイント6,12間を流れる帰還電流Aの経路に溶接
作業者が素手で触れるのを排除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被溶接部材との間
にアークを発生させて溶接を行うための溶接用ケーブ
ル、溶接装置及び溶接方法に関し、特に溶接作業時の作
業員の安全性を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場においては、鉄筋や鉄骨等の接
合にアーク溶接が採用されている。このアーク溶接と
は、溶接対象である被溶接部材(母材)と、溶接棒との
間に大電流を印加し、この大電流によって両者間にアー
ク(放電)を発生させて、被溶接部材の溶接部及び溶接
棒をそのアークにより溶融して溶接を行う方法である。
被溶接部材側にはアース用ケーブルが接続され、また溶
接棒側には電圧供給用ケーブルが接続されて、これら両
ケーブルを介して溶接用電源装置から大電流を印加して
アークを発生させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このア
ーク溶接にあっては次のような問題があった。すなわ
ち、実際に溶接が行われる溶接ポイントと、アース用ケ
ーブルが接続されたアースポイントが離れ過ぎてしまう
と、これら溶接ポイントとアースポイントとの間に作業
員が存在したときに、以下のような問題が生じる虞があ
る。これを図3に示す状況を参照して説明する。図3で
は、溶接用電源ボックス2から延出されたアース用ケー
ブル4が、溶接用電源ボックス2からあまり離れていな
い箇所(アースポイント)6に接続されている。一方、
電圧供給用ケーブル8は、溶接用電源ボックス2から離
れたところへと引き回され、アース用ケーブル4が接続
されたアースポイント6からずいぶん離れた位置12で
溶接が行われる。溶接ポイント12からアースポイント
6へは、溶接作業中、図3に破線で示すように被溶接部
材13中を帰還電流(アース電流)Aが流れるが、溶接
ポイント12とアースポイント6との間隔が離れている
ため、この電流経路に作業員が誤って素手で触れてしま
う虞がある。
【0004】このために従来から、アーク溶接に際して
は、溶接ポイント12とアースポイント6との距離があ
まり開き過ぎないように、必ず、溶接ポイントの近くに
アースポイントを設定しなければならないと手引き書で
指導され義務付けられている。しかし、溶接現場におい
ては、溶接ポイントが広範囲にわたって散在しているこ
とが多い。特に建設現場においては、溶接対象となる鉄
筋や鉄骨の規模が大きいことから、一旦アース用ケーブ
ルを接続してしまうと、広範囲にわたって溶接作業を行
えてしまうため、溶接作業中に知らず知らずのうちに溶
接ポイントがアースポイントから離れてしまう可能性が
ある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、溶接作業員のより高い安
全性を確保できる溶接用ケーブル、溶接装置及び溶接方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係る溶接用ケーブルにあっては、溶接
用電源のアース端子と被溶接部材側とを接続するための
アース用ケーブルと、前記溶接用電源の電圧出力端子に
接続されて前記被溶接部材との間にアークを発生させる
ための電圧を供給する電圧供給用ケーブルとが一体化さ
れて1本のケーブルとして構成されていることを特徴と
する(請求項1)。
【0007】また、本発明に係る溶接装置にあっては、
溶接用電源と、この溶接用電源のアース端子と被溶接部
材側との間を接続するためのアース用ケーブルと、前記
溶接用電源の電圧出力端子に接続されて前記被溶接部材
との間にアークを発生させるための電圧を供給する電圧
供給用ケーブルとを備えた溶接装置において、前記アー
ス用ケーブルと前記電圧供給用ケーブルとが一体化され
て1本のケーブルとして構成されていることを特徴とす
る(請求項2)。
【0008】また、本発明に係る溶接方法にあっては、
溶接用電源のアース端子と被溶接部材側とをアース用ケ
ーブルを介して電気的に接続するとともに、前記溶接用
電源の電圧出力端子に電圧供給用ケーブルを接続してそ
の電圧供給用ケーブルを通じて供給される電圧により前
記被溶接部材との間にアークを発生させて溶接を行う溶
接方法において、前記アース用ケーブル及び前記電圧供
給用ケーブルとして、これら両ケーブルが一体化されて
構成された1本のケーブルを用いることを特徴とする
(請求項3)。
【0009】これらの溶接用ケーブル、溶接装置及び溶
接方法にあっては、アース用ケーブルと電圧供給用ケー
ブルとが一体化されて1本のケーブルとして構成されて
いることで、溶接ポイントとアースポイントとの間隔を
規制することができ、これによって、作業者がうっかり
アースポイントから離れたところで溶接をしようとして
も、これを防止することができる。このことから、より
高い安全性を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る溶接用ケーブ
ル、溶接装置及び溶接方法の実施の形態について、添付
図面を用いて説明する。図1及び図2は、本発明に係る
溶接用ケーブル、溶接装置及び溶接方法の一実施形態を
示したものである。図1は、溶接用ケーブル及び溶接装
置の全体構成を示したものであり、図2は、溶接用ケー
ブルの断面構造を示したものである。なお、従来と同じ
構成要素は同じ符号で示した。
【0011】溶接装置は、図1に示すように、溶接電源
ボックス2と、この溶接電源ボックス2より延出された
アース用ケーブル14及び電圧供給用ケーブル15と、
溶接ホルダ10と、アースクランプ11とを備えてい
る。
【0012】溶接用電源ボックス2は、アース用ケーブ
ル14及び電圧供給用ケーブル15がそれぞれ接続され
るアース端子2aと電圧出力端子2bを備え、これら2
つの端子2a,2bを通じて2つのケーブル14,15
間に、アークを発生させるための電圧を供給するように
なっている。
【0013】本実施形態では、アース用ケーブル14及
び電圧供給用ケーブル15は、従来のようにそれぞれ別
個独立しているのではなく、一体化されて1本の溶接用
ケーブル17として構成されている。
【0014】この溶接用ケーブル17は、図2に示すよ
うに、内部に形成された2つの導体部16,20と、こ
れら2つの導体部16,20を外側から囲繞するように
形成された絶縁被覆部18,22とから構成されてい
る。一方の導体部16はアース用ケーブル14の導体部
として機能し、他方の導体部20は電圧供給用ケーブル
15の導体部として機能する。2つの導体部16,20
は、長手方向に沿って平行に並設され、絶縁被覆部1
8,22によって1本のケーブルとして一体化されてい
る。
【0015】これらアース用ケーブル14及び電圧供給
用ケーブル15は、その両端部を除く中間部分が一体化
されており、溶接用電源ボックス2側の端部14a,1
5aは各端子2a、2bに接続するために、また溶接側
の端部14b,15bは溶接作業がある程度やり易いよ
うに各々一体化されずに分岐されている。
【0016】その分岐された電圧供給用ケーブル15の
溶接側の端部15bには溶接ホルダ10が設けられ、ま
た、アース用ケーブル14の溶接側の端部14bにはア
ースクランプ11が設けられている。なお、アースクラ
ンプ11は、被溶接部材13に接続される。
【0017】そして、従来と同様、溶接用電源ボックス
6から供給される電圧によって、溶接ホルダ10と被溶
接部材13との間にアークを発生させて溶接を行う。
【0018】このとき、アース用ケーブル14と電圧供
給用ケーブル15とが上記のように一体化されているこ
とにより、アース用ケーブル14が接続されたアースポ
イント6と、実際の溶接が行われる溶接ポイント12と
の間の距離は制限されてあまり大きく取ることができな
いから、両ポイント6,12が離れ過ぎることはない。
このことから、作業者がうっかりアースポイント6から
離れたところで溶接作業をしてしまうのを阻止すること
ができる。従って、溶接ポイント12からアースポイン
ト6への帰還電流(アース電流)Aが流れる区間が非常
に短く済むため、作業者がこの電流経路に素手で触れて
しまうのを可及的に排除することができ、より高い安全
性を確保することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る溶接用ケーブル、溶接装置
及び溶接方法によれば、アース用ケーブルと電圧供給用
ケーブルとが一体化されて1本のケーブルとして構成さ
れていることで、溶接ポイントとアースポイントとの間
隔を規制することができ、これによって、作業者がうっ
かりアースポイントから離れた位置で溶接をしようとし
ても、これを防止することができる。このことから、作
業者のより高い安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接用ケーブル、溶接装置及び溶
接方法の一実施形態を示した説明図である。
【図2】本発明に係る溶接用ケーブルの一実施形態を示
した断面図である。
【図3】従来の溶接用ケーブル、溶接装置及び溶接方法
の問題点を示した説明図である。
【符号の説明】
2 溶接用電源ボックス 6 アースポイント 10 溶接ホルダ 11 アースクランプ 12 溶接ポイント 14 アース用ケーブル 15 電圧供給用ケーブル 17 溶接用ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用電源のアース端子と被溶接部材側
    とを接続するためのアース用ケーブルと、前記溶接用電
    源の電圧出力端子に接続されて前記被溶接部材との間に
    アークを発生させるための電圧を供給する電圧供給用ケ
    ーブルとが一体化されて1本のケーブルとして構成され
    ていることを特徴とする溶接用ケーブル。
  2. 【請求項2】 溶接用電源と、この溶接用電源のアース
    端子と被溶接部材側との間を接続するためのアース用ケ
    ーブルと、前記溶接用電源の電圧出力端子に接続されて
    前記被溶接部材との間にアークを発生させるための電圧
    を供給する電圧供給用ケーブルとを備えた溶接装置にお
    いて、前記アース用ケーブルと前記電圧供給用ケーブル
    とが一体化されて1本のケーブルとして構成されている
    ことを特徴とする溶接装置。
  3. 【請求項3】 溶接用電源のアース端子と被溶接部材側
    とをアース用ケーブルを介して電気的に接続するととも
    に、前記溶接用電源の電圧出力端子に電圧供給用ケーブ
    ルを接続してその電圧供給用ケーブルを通じて供給され
    る電圧により前記被溶接部材との間にアークを発生させ
    て溶接を行う溶接方法において、前記アース用ケーブル
    及び前記電圧供給用ケーブルとして、これら両ケーブル
    が一体化されて構成された1本のケーブルを用いること
    を特徴とする溶接方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045648A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Fukuba Tekkosho:Kk 溶接用アース電極チップホルダー
JP2014213378A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 株式会社大林組 溶接方法
CN104625365A (zh) * 2015-01-06 2015-05-20 南通太平洋海洋工程有限公司 一种克服卷管纵向焊缝焊接磁场的方法
CN113787246A (zh) * 2021-10-15 2021-12-14 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 一种受热面蛇形管防磨瓦焊接方法及蛇形管换热器

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Effective date: 20040928