JP2003199187A - ヘッドフォン - Google Patents

ヘッドフォン

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JP2003199187A
JP2003199187A JP2001383288A JP2001383288A JP2003199187A JP 2003199187 A JP2003199187 A JP 2003199187A JP 2001383288 A JP2001383288 A JP 2001383288A JP 2001383288 A JP2001383288 A JP 2001383288A JP 2003199187 A JP2003199187 A JP 2003199187A
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    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1058Manufacture or assembly
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    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
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    • H04R2205/022Plurality of transducers corresponding to a plurality of sound channels in each earpiece of headphones or in a single enclosure

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  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質の音響効果を得ることができる2音声
チャンネル或いはマルチ音声チャンネルのヘッドフォン
を提供する。 【解決手段】 ケース体10内にスピーカー或いは数個
の異なる音声チャンネルのスピーカーを有し、数個のマ
ルチ音声チャンネルスピーカーとしては少なくともフロ
ントメイン音声チャンネルスピーカー21、セントラル
音声チャンネルスピーカー22およびリアサラウンドス
ピーカー23を有し、各スピーカーには独立サウンドル
ーム11〜13が設けられ、各音声チャンネルスピーカ
ーの特性により各々前記独立サウンドルーム11〜13
の予定位置に設けられ、その音響効果によりそれぞれの
サウンドルーム11〜13が異なる位置にあり、カバー
体30の表面には各音声チャンネルスピーカーに対応す
るように音声出力孔32が設けられ、覆体40は前記カ
バー体30上に設けられ、それにより形体が構成される
ことを特徴とするヘッドフォンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドフォンに関
するものであり、特に一種のヘッドフォン本体内にスピ
ーカー或いは数個の異なる音声チャンネルのスピーカー
を有し、且つ各スピーカーには独立サウンドルームが設
けられ、スピーカーは、その音響効果によりそれぞれの
サウンドルームが異なる位置にあるものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルテクノロジーの進歩によりデジ
タルAVが徐々に普及してきた。例えばDVDオーディオデ
ィスク機器或いはサラウンド機器のように基本的には既
にDolbyDigital或いはDTSのようにデコーダ機能を備え
ており、デジタル信号をデコードすることができ、出力
類比シグナルによってスピーカーから音を発する。これ
によりDVDプレーヤー或いはサラウンド機器のバックボ
ード上には、5.1chオーディオアウトの信号類比出力
端子が搭載され、「テレビ+DVDオーディオプレーヤー
+サラウンド機器+5.1ch音声チャンネルスピーカ
ー」で、ホームシアターの基本的なAV環境を構築するこ
とができる。
【0003】図1に示すようにホームシアターの基本環
境には、ラック(A)内部にDVDプレー或いはサラウンド
機器(図には表示していない)を置き、5.1ch或いは
マルチチャンネル音声信号で、各々のフロントメインチ
ャンネル(Front)左右2個のスピーカーである(F/L)
および(F/R)、セントラル音声チャンネル(Center)
スピーカーの(C)、およびリアサラウンドチャンネル
(Surround)の左右2個のスピーカーである(S/L)お
よび(S/R)に転送する。これによって1つの極めて優
良なAV環境を構築することができるのである。
【0004】但し5.1ch或いはマルチ音声チャンネル
の出力は、聞く者はその音声品質を享受することはでき
るが、その環境中にあっても周囲のその他の仕事をして
いる人或いは音楽を聞きたくない人にとっては騒音にし
かならない。またもしも自分でヘッドフォンをつけてマ
ルチ音声チャンネルの音響効果を聞きたい場合、従来の
ヘッドフォンのプラグPは、図2に示す通り2つの音声
チャンネルの音響効果しか備えておらず、且つヘッドフ
ォン本体B内部には、各1個のスピーカーFしかないの
で左右2チャンネル立体音響効果しか感じ取ることしか
できないので、マルチチャンネルの音源を享楽すること
ができない。まして2つの音声チャンネルのヘッドフォ
ンだけでは、スピーカーFはヘッドフォン本体B内にあ
るのみで、その音場或いは音圧の特性に対し研究されて
いなかったため、従来の2音声チャンネルヘッドフォン
の音響効果を向上させることができなかった。
【0005】ヘッドフォンは、AV機器の中では常に一種
の付属品としか見られることがなく、AVの核心となって
いなかった。且つ利潤が高くない製品だったことにより
大部分の業者はこの領域に心血を注いで研究するという
ことがなかった。よって現在でも、ヘッドフォンが2音
声チャンネルの音声しか聞くことができなかったのであ
る。その原因は、そのヘッドフォンプラグが大部分2個
或いは3個の電極(その中の1個は地極)しかないこと
から2個の音声シグナルしか転送できなく、単一のプラ
グではマルチ音声チャンネル信号を転送できないことで
ある。
【0006】しかし現在市場では、一種の5.1chヘッ
ドフォン商品が販売されているが、このヘッドフォンは
「擬似5.1デコード機能」であり、本当の5.1chの
原音を再現しているというわけではなく、失望を感じさ
せる。また擬似音声効果はその処理が悪い場合、逆効果
を持つようになり決して完全なものではないのである。
【0007】このため発明者は、まず一種の図3に示す
ようなマルチ音声チャンネルプラグP’を開発した。こ
のプラグは、DVDプレーヤー或いはサラウンド機器のフ
ォンジャック(Phone Jack)に繋いでマルチ音声チャン
ネル信号を異なるスピーカーに転送する。しかし発明者
は、ヘッドフォン本体B内部に異なる音声チャンネルの
フロントメイン音声チャンネルスピーカーF、セントラ
ル音声チャンネルスピーカーC、およびリアサラウンド
スピーカーSを設置した場合、ヘッドフォン本体Bのス
ペースでは制限を受けることによりマルチ音声チャンネ
ルは、図1のように配置したホームシアターの音響効果
に達することができないということを発見した。そして
異なる音声チャンネルの音声が混在してしまいマルチチ
ャンネルサラウンド音響効果で予期される品質や効果が
発揮されないのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、高品質の音響効果を得ることができる2音声チャン
ネル或いはマルチ音声チャンネルのヘッドフォンを提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の請求項1に記載のヘッドフォンは、ケース体
と数個のマルチ音声チャンネルスピーカーとカバー体と
覆体とを備え、ケース体は予定の形状に形成されている
開口部を有し、開口部の内部には予定数量のマルチ音声
チャンネルスピーカーを収納可能であり、各マルチ音声
チャンネルスピーカーは全てケース体内に設けられ各々
独立サウンドルームを有し、数個のマルチ音声チャンネ
ルスピーカーとしては少なくともメイン音声チャンネル
スピーカー、セントラル音声チャンネルスピーカーおよ
びリアサラウンドスピーカーを有し、各音声チャンネル
スピーカーの特性により、各々独立サウンドルームの予
定位置に設けられ、カバー体はケース体の開口部に設け
られ、カバー体の表面には各音声チャンネルスピーカー
に対応するように音声出力孔が設けられ、覆体はカバー
体上に設けられ、ヘッドホンの形体が構成されることを
特徴とする。
【0010】また、請求項2は請求項1に記載のヘッド
フォンであり、マルチ音声チャンネルスピーカーとして
低重音のスピーカーを有することを特徴とする。また、
請求項3は請求項1に記載のヘッドフォンであり、各音
声チャンネルスピーカーは、各自独立サウンドルームに
設けられ、ケース体内で異なる高さ或いは角度をもつ位
置にすることが可能であることを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載のヘッドフォンは、
ケース体とスピーカーとカバー体と覆体とを備え、ケー
ス体は予定の形状に形成されている開口部を有し、内部
にはスピーカーを収納することができ、スピーカーには
独立サウンドルームが設けられ、スピーカーは、スピー
カー単体の特性により予定の独立したサウンドルームに
設けられ、ヘッドフォン本体の予定された位置および角
度に位置固定され、カバー体はケース体の開口部に設け
られ、カバー体の表面には音声出力孔が設けられ、覆体
によりカバー体の上が覆われ、完成した形体が形成され
ることを特徴とする。
【0012】また、請求項5は請求項4に記載のヘッド
フォンであり、スピーカーは15〜20度の傾斜をもっ
て独立サウンドルームの予定の位置に設けられているこ
とを特徴とする。また、請求項6は請求項4に記載のヘ
ッドフォンであり、独立サウンドルームの周囲に内径が
大きいサウンドルームが設けられ、サウンドルームは独
立サウンドルームの一方に偏り、カバー体の表面に突出
され、偏心エリア上に音声出力孔が設けられていること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】まず図4に示す通り、本発明の第
一実施例によるヘッドフォンに含まれるものは以下の通
りである。左右2個のヘッドフォン本体1、2個のヘッ
ドフォン本体1に連接されている連接体2、およびいず
れか一方のヘッドフォン本体1に連接されているマルチ
音声チャネル転送線3で構成されている。またヘッドフ
ォン本体1内部には、数個の異なる音声チャンネルのス
ピーカー(図4には表示せず)が設けられ、各々異なる
音響効果のマルチ音声チャンネル効果を転送することが
でき、且つ各音声チャンネルは、互いに干渉することが
なく予期されるマルチ音声チャンネルの品質を具備して
いる。
【0014】図5、図6、および図7は、本発明の第一
実施例によるヘッドフォンのヘッドフォン本体の分解斜
視図および断面図で、その主な構成に含まれるものは以
下の通りである。ケース体10は、予定の形状で形成さ
れた開口を有し、その周辺には通気孔100が設けられ
ている。その内部は、予定数量のマルチ音声チャンネル
スピーカー20を収納できるようになっており、且つ各
マルチ音声チャンネルスピーカー20は、全てケース体
10内にあり、別々に独立サウンドルーム11、12、
および13を備えている。
【0015】数個のマルチ音声チャンネルスピーカー2
0には、少なくともフロントメイン音声チャンネルスピ
ーカー21、セントラル音声チャンネルスピーカー22
およびリアサラウンドスピーカー23が含まれている。
また、各音声チャンネルスピーカーの特性により、別々
に各独立サウンドルームの予定位置に設けられている。
【0016】カバー体3は、前述のケース体10の開口
部分に設けられ、その表面に対応するように前述の各自
独立サウンドルーム11、12、および13が数個の隔
離片31により等分のエリアに隔離され、且つ各エリア
上に対応するように前述の各音声チャンネルスピーカー
21、22、および23に音声出力孔32が設けられて
いる。
【0017】覆体40は、前述のカバー体30上に設け
られ完全なヘッドフォンの形体を構成させるものとなっ
ている。本発明の第一実施例によるヘッドフォンの覆体
40に含まれるものは以下の通りである。位置固定リン
グ41は、カバー体30の上に固定され、その上布に薄
布42が被せられ、前述の音声出力孔32が覆われるが
そのサウンドの品質には影響を与えない。また、耳カバ
ー43により位置固定リング41および薄布42の上が
被せられ、この耳カバー43はスポンジなどの軟性材質
で構成されてもよく、且つカバーは耳の形状を呈するこ
とができるものである。
【0018】前述の各独立サウンドルーム11、12、
および13は、前後先端で孔が開いたパイプ体、錐状体
或いはその他の形体を備えたものである。図6および7
に示す通り本発明の第一実施例によるヘッドフォンは、
上述に挙げた技術手段によりケース体10内部の各音声
チャンネルスピーカー21、22、および23を、各自
独立サウンドルーム11、12、および13を利用して
別々に隔離し、各自が持つ独立した音場を擁するように
させている。そして本発明の実験の際、各音声チャンネ
ルスピーカーは、その音響効果特性および需要により、
その必要とする音場もまた異なるということを発見し
た。その中のセントラル音声チャンネルスピーカー22
をその独立サウンドルーム12の前方に置き音声出力孔
32に近づけると比較的優良になる。且つフロントメイ
ン音声チャンネルスピーカー21とセントラル音声チャ
ンネルスピーカー22とでは各々必要とする音場の大き
さが異なる。例えばフロントメイン音声チャンネルスピ
ーカー21は、比較的大きな独立サウンドルーム11を
必要とし、その独立サウンドルーム11の後方に置き、
少し斜度を与えると更に良好となる。各音場の実際の要
求に到っては、その商品の要求により配置を調整するこ
とができる。セントラ音声チャンネルスピーカー22を
音声出力孔32の近くにすることによって直接その音を
通す。そして独立サウンドルーム12は、セントラル音
声チャンネルスピーカー22の音波とその他音声チャン
ネルのスピーカーとの干渉を防止することができ、フロ
ントメイン音声チャンネルスピーカー21は、基本的に
このセントラル音声チャンネルスピーカー22より少し
低い位置に設置し、その出力する音声周波数を異なるよ
うにさせることによって、更に明晰な音場を聞くことが
できる。またリアサラウンドスピーカー23は、長方形
の独立サウンドルーム13の後方に配置することにより
音波の出力を遅らせることができ、その音声が後方から
のように感じさせ、更に音声が独立サウンドルーム13
を経た後、更に拡散したサラウンド音場を有することが
できる。且つ当該独立サウンドルーム13の設計を拡大
した形状にすると更にサラウンド効果が生まれる。これ
により本発明は、独立サウンドルームの設計により各異
なる音声チャンネルスピーカー21〜23が、そのスピ
ーカー単体の特性を生かし、各々独立サウンドルームの
前方或いは後方に設置することによって各音声チャンネ
ルスピーカー21〜23を別々に1個のヘッドフォン本
体1内の異なる高さや角度を設けて各自がより明晰な音
場を発し音波の混雑や干渉を防止することができ、且つ
各音声チャンネルスピーカーの異なる高さ或いは角度の
設置で各スピーカーの特性を発揮することができるので
ある。また出力するマルチ音声チャンネルの音声周波数
および音域を区別し原音を忠実に再現させ、歪みを減少
し臨場感ある原音の再現効果および立体スペースの精密
な音響効果を有するものとなる。
【0019】当然前述の各自独立サウンドルーム11、
12、および13の形状および大きさは、ヘッドフォン
により変えることができ、図5,図6および図7に示す
独立サウンドルーム11、12、および13の形状は、
比較的好ましい実施例を挙げたに過ぎず、実際にはその
形状はヘッドフォンの特性によって各音声チャンネルの
音域バランスを取るため、調整することができる。更に
各独立サウンドルーム11、12、および13もまた直
接ケース体10内で一体に形成できる。
【0020】また前述のカバー体30表面の隔離片31
は、各音声チャンネルスピーカー21、22、および2
3の音声出力孔32から出される音の経路を隔離し、互
いの干渉を低下させ更に明晰で細かい音楽を転送するこ
とができ、聞くものは最高の品質をもったマルチ音声チ
ャンネルの効果を享受することができる。
【0021】更に図8を参照する。これは上述の実施例
のマルチ音声チャンネルヘッドフォンのカバー体30の
正面図であり、その内部に設けられている3個の音声チ
ャンネルスピーカー(図8には表示せず)は、別々に各
音声出力孔32からフロントメイン音声チャンネル音響
効果(F)、セントラル音声チャンネル音響効果(C)お
よびリアサラウンド音響効果(S)を転送することがで
きる。当然当該ヘッドフォン本体1は、円形だけに拘る
ことなく、例えば図9に示すように非円形(1’)とし
て成形することが可能であり、且つ前述の3個の音声チ
ャンネル以外に、更に1個の特殊音声チャンネル、例え
ば重低音音声チャンネル(W)を増加することも可能で
ある。このためには当該ヘッドフォン本体(1’)内部
に必ずもう1個の重低音用スピーカーおよびその独立サ
ウンドルーム(図9には表示せず)を増加しなければな
らない。このようにすることによってこの音波が干渉を
受けないようにすることができる。
【0022】前述の実施例で知り得る通り本発明の研究
開発過程中、各自独立サウンドルームの重要性を理解
し、さらに開発された本発明の第二実施例によるヘッド
フォンは、図10に示すように更に一歩進んだ運用とし
て左右2音声チャンネルのヘッドフォンにも左右のいず
れか1個のヘッドフォン本体1Aのケース体10内にス
ピーカー24が設けられ、その開口部にはカバー体30
および覆体40が設けられている構成となっている。そ
の主な技術手段は、第一実施例と同様であるが第二実施
例は、ヘッドフォン本体1A内部にスピーカー24が設
けられている。
【0023】前述のスピーカー24は、そのスピーカー
単体の特性により予定するサウンドルーム14に設置さ
れ、その固定位置はヘッドフォン本体1Aの予定位置で
あり、角度を持ってもよい。例えば図10に示すように
当該スピーカー24は、そのスピーカー単体の特性によ
り独立サウンドルーム14の下方に設置されることによ
り、スピーカー24の音声がこの独立サウンドルーム1
4を経た後に再び音声出力孔32から出力する。この時
スピーカー24が独立サウンドルーム14の位置にあ
り、その出力する音声周波数を変更することができ、当
該独立サウンドルーム14が長くなると更に低音が明確
でしっかりしたものとなる。もしもスピーカー24が1
5〜20度の傾斜角度で設置されると出力の音波が直接
人体の耳に対しショックを与えることなく、耳との間に
旋回スペース音場が形成されて更に臨場感のある音響効
果を得ることができる。第一実施例のフロントメイン音
声チャンネルスピーカー21も傾斜をもって設置されて
いるのはこの原理によるものである。
【0024】更にスピーカー24の後方に第二サウンド
ルーム15を増設した場合、音波の流れがより集中し、
出力された音響効果に重厚感を与える。そして図6およ
び図7の実施例中、スペースが許され当該フロントメイ
ン音声チャンネルスピーカー21も第二サウンドルーム
15を設置することが可能であれば、同様な音響効果を
得ることができる。
【0025】図11は、第二実施例の別の使用状態を示
したもので、第二サウンドルーム15がカバー体30表
面に設けられている。図12は、また別の使用状態を示
した図である。この2つの使用状態のときは、当該第二
サウンドルーム15は独立サウンドルーム14の内部直
径より大きくなければならず、カバー体30表面に突出
して耳に近づけている。また図13に示す通り第二サウ
ンドルーム15は、独立サウンドルーム14の一方に偏
る形となっており、その偏心エリア33上に多数の音声
出力孔32を設けてスピーカー24の正面音声を独立サ
ウンドルーム14の前方から発するようにした後、その
背面の音波の流れは、ケース体10内で跳ね返り或いは
回折し、偏心エリア33の音声出力孔32を経て出力す
る。この音声は、偏心エリア33上方の第二サウンドル
ーム15の内壁付近で正面から出力する音波と一緒に共
鳴エリア(D)が形成されている。この種の効果は、特
に打楽器の演奏を聞くときに最も顕著な効果を持つ。上
述の本発明の第二実施例を図11および図12に示す。
独立サウンドルーム14の周囲に更に第二サウンドルー
ム15を設置し、その形状は「パイプ中のパイプ」とい
うように形成され、スピーカー単体で更に優良な音響効
果を有することができ、一般のヘッドフォンに比べると
ヘッドフォンの音声を更に凝縮して順調に忠実に再生
し、原音を再生する立体音声効果を追求できる。
【0026】そして図12中のスピーカー24は、独立
サウンドルーム14の上方の第二サウンドルーム15内
に設置されることにより音声の共鳴ポイントを増加させ
ることができ、且つ第二サウンドルーム15は、ケース
体10の底部まで延ばすことによって、音波の流れの跳
ね返りおよび回折が更に速くなり、別の異なる音声効果
を持つことになる。独立サウンドルーム14の長さおよ
び設置方法により旋回スペースができ、且つ独立サウン
ドルーム14で音響効果が更に凝縮され、順調で明晰な
立体音声効果を挙げさせる。これにより本発明の2つの
実施例の技術特徴は、音響学原理をその基礎とした独立
サウンドルームの革新的設計であり、ヘッドフォンの音
響効果を向上させ転送をきれいに出し、図10および図
11に示すものは全て実施可能であり、ヘッドフォンに
最も優良な設置形体を選択することによってスピーカー
24に予期する音響効果を発揮させる。
【0027】図14に示すものは、本発明の第二実施例
であるヘッドフォンの使用状態の参考図である。この種
は、左右ヘッドフォン本体(1A)内部に前述に挙げた
独立サウンドルーム14に2つの音声チャンネルの立体
音声スピーカーを設置し、従来の2音声チャンネルヘッ
ドフォンに比べて出力する音波を少し傾斜させることに
よって、耳との間に旋回スペースができ、且つ独立サウ
ンドルームで音響効果が更に凝縮され、順調で明晰な立
体音声効果を挙げさせる。
【0028】これにより本発明の2つの実施例の技術特
長は、音響学原理をその基礎とした独立サウンドルーム
の革新的設計であり、ヘッドフォンの音響効果を向上さ
せ転送をきれいに出し無干渉で、且つバランスの取れた
原音を再生し、実用性および進歩性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホームシアターの一種である基本的なAV環境を
示す外観斜視図である。
【図2】従来のヘッドフォンを示す部分断面図である。
【図3】従来の別のヘッドフォンを示す部分断面図であ
る。
【図4】本発明の第一実施例によるヘッドフォンを使用
している状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第一実施例によるヘッドフォンを示す
分解斜視図である。
【図6】本発明の第一実施例によるヘッドフォンを示す
断面図である。
【図7】本発明の第一実施例によるヘッドフォンを示す
断面図である。
【図8】本発明の第一実施例によるヘッドフォンのカバ
ー体を示す正面図である。
【図9】本発明の第一実施例によるヘッドフォン別のカ
バー体を示す正面図である。
【図10】本発明の第二実施例によるヘッドフォンを示
す断面図である。
【図11】本発明の第二実施例によるヘッドフォンの別
の使用状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第二実施例によるヘッドフォンの更
に別の使用状態を示す断面図である。
【図13】図12の12−12線の断面図である。
【図14】本発明の第二実施例によるヘッドフォンを使
用している状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドフォン本体 10 ケース体 11、12、13、14 独立サウンドルーム 15 第二サウンドルーム 20 マルチ音声チャンネルスピーカー 21 フロントメイン音声チャンネルスピーカー 22 セントラル音声チャンネルスピーカー 23 リアサラウンドスピーカー 24 スピーカー 30 カバー体 32 音声出力孔 40 覆体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体と、数個のマルチ音声チャンネ
    ルスピーカーと、カバー体と、覆体とを備え、 前記ケース体は予定の形状に形成されている開口部を有
    し、前記開口部の内部には予定数量の前記マルチ音声チ
    ャンネルスピーカーを収納可能であり、前記マルチ音声
    チャンネルスピーカーは全て前記ケース体の内部に設け
    られ各々独立サウンドルームを有し、 前記マルチ音声チャンネルスピーカーとしては少なくと
    もメイン音声チャンネルスピーカー、セントラル音声チ
    ャンネルスピーカーおよびリアサラウンドスピーカーを
    有し、各音声チャンネルスピーカーの特性により各々前
    記独立サウンドルームの予定位置に設けられ、 前記カバー体は前記ケース体の前記開口部に設けられ、
    前記カバー体の表面には前記各音声チャンネルスピーカ
    ーに対応するように音声出力孔が設けられ、 前記覆体は前記カバー体の上に設けられ、ヘッドフォン
    の形体が形成されることを特徴とするヘッドフォン。
  2. 【請求項2】 前記マルチ音声チャンネルスピーカーと
    して低重音のスピーカーを有することを特徴とする請求
    項1記載のヘッドフォン。
  3. 【請求項3】 前記各音声チャンネルスピーカーは、前
    記独立サウンドルームに設けられ、前記ケース体の内部
    で異なる高さ或いは角度をもつ位置に設置可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のヘッドフォン。
  4. 【請求項4】 ケース体と、スピーカーと、カバー体
    と、覆体とを備え、 前記ケース体は予定の形状に形成されている開口部を有
    し、内部には前記スピーカーを収納可能であり、前記ス
    ピーカーには独立サウンドルームが設けられ、 前記スピーカーは、スピーカー単体の特性により予定の
    前記独立サウンドルームに設けられ、ヘッドフォン本体
    の予定された位置或いは角度に位置決めされ、 前記カバー体は前記ケース体の前記開口部に設けられ、
    前記カバー体の表面には音声出力孔が設けられ、 前記覆体により前記カバー体の上部が覆われ、完成した
    ヘッドフォン形体が形成されることを特徴とするヘッド
    フォン。
  5. 【請求項5】 前記スピーカーは15〜20度の傾斜を
    もって前記独立サウンドルームの予定の位置に設けられ
    ていることを特徴とする請求項4記載のヘッドフォン。
  6. 【請求項6】 前記独立サウンドルームの周囲に内径が
    大きいサウンドルームが設けられ、前記サウンドルーム
    は前記独立サウンドルームの一方に偏り、前記カバー体
    の表面に突出し、偏心エリア上に前記音声出力孔が設け
    られていることを特徴とする請求項4記載のヘッドフォ
    ン。
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