JP2003199023A - 複製防止システム - Google Patents

複製防止システム

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JP2003199023A
JP2003199023A JP2001395518A JP2001395518A JP2003199023A JP 2003199023 A JP2003199023 A JP 2003199023A JP 2001395518 A JP2001395518 A JP 2001395518A JP 2001395518 A JP2001395518 A JP 2001395518A JP 2003199023 A JP2003199023 A JP 2003199023A
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JP2001395518A
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English (en)
Inventor
Koichi Komoda
幸一 薦田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正な複製を防止する複製防止システムであ
って、暗号化アルゴリズム方式を用いずに、正常な複製
ができないようにすることを目的とする。 【解決手段】 受信したコンテンツに対して、付属情報
検出部105が、その著作権保護情報を検出して複製禁
止コンテンツであることを検出すると、データレート制
御部106が、ディジタル記録装置115の最大記録レ
ートを超えるように、そのコンテンツデータのデータレ
ートを増加させて出力するので、ディジタル記録再生部
111による正常な記録を妨げ、これにより複製が防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送送
受信装置やディジタル記録再生装置に組み込まれて、著
作権保護されたコンテンツの不正な複製を防止できる複
製防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば、特開200
0−311435号で提案されている記憶装置及び記憶
方法がある。
【0003】これは、データの記憶毎に、暗号鍵発生装
置にてランダムに発生した暗号鍵を暗号鍵記憶装置に記
憶し、この暗号鍵を用いて暗号復号装置によってデータ
を暗号化し記憶する。また、再生時には、暗号鍵記憶装
置より、その暗号鍵を読み出して前記暗号鍵によりデー
タを復号化し、記憶可能な暗号鍵の容量を限定すること
によって記憶・再生可能なタイトル数を制限し、著作権
を保護するものである。
【0004】また、従来の技術として特開2001−8
174号で提案されている、圧縮情報信号の著作権保護
方法、信号処理方法、記録装置および記録再生装置があ
る。これは、圧縮情報信号の圧縮を解凍してベースバン
ド信号に変換した後、電子透かし情報として圧縮情報信
号に重畳されている著作権保護情報を検出し、その検出
した著作権情報に基づいて、圧縮情報信号についての著
作権保護のための制御を行う。をベースバンド信号に変
換する。圧縮情報信号をベースバンド信号に変換するた
めのデコード手段は、圧縮情報をデコードして再生する
ためのデコード手段を兼用して構成の簡略化を図るもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ィジタル放送受信機やディジタル記録再生装置が有する
複製防止システムは、著作権によって複製が禁止された
コンテンツに対して、暗号化処理を施すということを基
本にして、不正な複製を防止するものであり、これを実
現するためには、強力な暗号化アルゴリズムを用いた、
複雑で大規模な暗号化処理(及び暗号復号化処理)回路
が必要となる。
【0006】また、その暗号化アルゴリズムを用いると
ともに、記憶可能な暗号鍵の容量を限定することによっ
て記憶・再生可能なタイトル数を制限し、著作権を保護
する場合においては、タイトル数が制限されるため、ユ
ーザによる使用上の利便性が減少する可能性がある。
【0007】さらに、このような暗号化アルゴリズムを
用いた複製防止システムにおいては、その方式によって
は、その暗号化アルゴリズムが一度解読されると、不正
な複製行為が容易に繰り返されるという危険性も有して
いる。
【0008】さらに、従来の技術は、ベースバンド信号
に重畳された著作権保護情報を検出して著作権保護処理
を行って著作権保護を行うものであるが、この圧縮情報
信号からデコードによって著作権情報を得る記録再生装
置では、装置内部での著作権保護情報に基づく制御には
有効であるものの、例えば、外部記録再生装置へ出力す
る場合、その外部記録装置の機能が記録再生に限定され
た装置であっても、余計で大規模な圧縮信号を復号処理
する回路を実装しなければならない。
【0009】本発明は、複雑で大規模となってしまうよ
うな暗号化アルゴリズムや複製防止処理回路を必要とし
ないで複製を防止することができ、従来の技術と組み合
わせて用いることによっても不正な複製の防止効果を高
めることができる複製防止システムを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の複製防止システムは、ディジタル記録再生装置による
コンテンツの不正な複製を防止する複製防止システムで
あって、コンテンツデータが入ったストリームを受信す
るストリーム受信部と、前記受信したストリームから著
作権に関する付属情報を検出する付属情報検出部と、前
記付属情報検出部が検出した前記付属情報から複製が禁
止されているコンテンツであることを検出すると、前記
ディジタル記録再生装置での最大記録レートを超えるレ
ート期間が存在するように前記コンテンツデータのデー
タ量を増加させることによって前記ストリームを再構成
して出力するデータレート制御部とを設けたことを特徴
とする。
【0011】本発明の請求項2に記載の複製防止システ
ムは、請求項1において、前記データレート制御部は、
ストリーム内に複数のコンテンツが存在する場合には、
各コンテンツデータの記録レートを超える期間が、互い
に時間的に重複しないように、前記ストリームを再構成
して出力するよう構成したことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に記載の複製防止システ
ムは、請求項1または請求項2に記載の複製防止システ
ムを、放送受信装置であるセットトップボックスに組み
込み、そのセットトップボックスは前記再構成されたス
トリームを、前記セットトップボックスとは別のディジ
タル記録装置に伝送するよう構成したことを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項4に記載の複製防止システ
ムは、請求項1または請求項2記載の複製防止システム
を、ディジタル記録再生装置と同じ筐体に組み込み、前
記再構成されたストリームを、前記筐体の外部に設けら
れた別のディジタル記録装置に出力する出力端子を設け
たことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5に記載の複製防止システ
ムは、センターから送られたコンテンツを、端末側のデ
ィジタル記録再生装置で複製されることを防止する複製
防止システムであって、センターから端末側へ送信する
コンテンツデータが入ったストリームは、前記コンテン
ツデータが複製禁止の場合には、端末側のディジタル記
録再生装置の最大記録レートを超えるレート期間が存在
するようにストリームを生成して出力するストリーム生
成部を設けたことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項6に記載の複製防止システ
ムは、請求項5において、前記ストリーム生成部は、ス
トリーム内に複数のコンテンツデータを入れる場合に
は、各コンテンツデータの記録レートを超える期間が、
互いに時間的に重複しないように、前記ストリームを再
構成して出力することを特徴とする。
【0016】本発明の請求項7に記載の複製防止システ
ムは、前記ストリーム生成部は、エンコーダ部とマルチ
プレクス部から構成され、エンコーダ部は、コンテンツ
の映像音声信号を複製禁止の場合には最大記録レートを
超えるレート期間が存在するように符号化してコンテン
ツデータに変換して出力し、マルチプレクス部は、1つ
または複数の符号化ストリームと著作権情報等の付属情
報を1つのストリームに多重して出力するよう構成した
ことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項8に記載の複製防止システ
ムは、請求項5または請求項6において、前記ストリー
ム生成部は、エンコーダ部とマルチプレクス部から構成
され、エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号を符
号化してコンテンツデータに変換して出力し、マルチプ
レクス部は、前記コンテンツデータが複製禁止の場合に
は、最大記録レートを超えるレート期間が存在するよう
に前記コンテンツデータのデータ量を増加させながら1
つまたは複数のコンテンツデータと著作権情報等の付属
情報を1つのストリームに多重して出力するよう構成し
たことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項9に記載の複製防止システ
ムは、センターから送られたコンテンツを、端末側のデ
ィジタル記録再生装置で複製されることを防止する複製
防止システムであって、センターにおいてコンテンツデ
ータが入ったストリームを生成するストリーム生成部
と、前記ストリームを受信するストリーム受信部と、前
記受信したストリームから著作権情報やデータレート制
御情報等の付属情報を検出する付属情報検出部と、最大
記録レートを超えるレート期間が存在するように前記ス
トリームを再構成して出力するデータレート制御部とを
具備し、前記ストリーム生成部は、ストリームに入れる
コンテンツデータが複製禁止の場合には最大記録レート
を超えるレート期間を存在させるためのデータレート制
御情報を著作権保護情報とは別に多重してストリームを
出力し、前記ストリーム受信部は、前記ストリームを受
信し、前記付属情報検出部は、前記受信したストリーム
から前記付属情報を検出し、前記データレート制御部
は、前記データレート制御情報に基づいてストリーム内
のコンテンツが著作権保護により複製禁止である場合に
は、前記ディジタル記録再生装置の最大記録レートを超
えるレート期間が存在するように、前記コンテンツデー
タのデータ量を増加させることによって前記ストリーム
を再構成して出力するよう構成したことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項10に記載の複製防止シス
テムは、請求項9において、前記データレート制御部
は、ストリーム内に複数のコンテンツが存在する場合に
は、各コンテンツデータの記録レートを超えるレート期
間が、互いに時間的に重複しないように、前記ストリー
ムを再構成して出力することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項11に記載の複製防止シス
テムは、請求項9または請求項10において、前記スト
リーム生成部は、エンコーダ部とマルチプレクス部から
構成され、エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号
を複製禁止の場合には最大記録レートを超えるレート期
間が存在するように符号化してコンテンツデータに変換
して出力し、マルチプレクス部は、1つまたは複数の符
号化ストリームと著作権情報等の付属情報を1つのスト
リームに多重して出力するよう構成したことを特徴とす
る。
【0021】本発明の請求項12に記載の複製防止シス
テムは、請求項9または請求項10において、前記スト
リーム生成部は、エンコーダ部とマルチプレクス部から
構成され、エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号
を符号化してコンテンツデータに変換して前記マルチプ
レクス部へ出力し、マルチプレクス部は、前記コンテン
ツデータが複製禁止の場合には、最大記録レートを超え
るレート期間が存在するように、前記コンテンツデータ
のデータ量を増加させながら1つまたは複数のコンテン
ツデータと著作権情報等の付属情報を1つのストリーム
に多重して出力するよう構成したことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項13に記載の複製防止シス
テムは、請求項1〜請求項12の何れかにおいて、記録
媒体へ記録する場合の記録レートを制限するデータレー
ト制限部を具備し、前記データレート制限部は、複製が
許可されたコンテンツデータは正常に前記記録媒体に記
録されるが、複製が禁止された前記コンテンツデータは
前記記録媒体に正常に記録されないような最大記録レー
トを有することを特徴とする。
【0023】本発明の請求項14に記載の複製防止シス
テムは、請求項13において、前記データレート制限部
と前記記録媒体とを同一の筐体に収納して着脱可能に構
成したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図11に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1〜図7は本発明の(実施の形態
1)を示す。
【0025】図1において、本発明の複製防止システム
は、テレビジョン受像機108の前段に配置されるディ
ジタル放送受信装置114と、このディジタル放送受信
装置114を通過したコンテンツの信号を記録再生する
記録再生装置115とから構成されている。
【0026】具体的には、ディジタル放送受信装置11
4はテレビジョン受像機108の上に載置されるセット
トップボックス(STB)に組み込まれるものであっ
て、そのSTBは、ディジタルビデオホームシステム
(DVHS)等のディジタル記録再生装置115に接続
されている。
【0027】ディジタル放送受信装置114は次のよう
に構成されている。端子101には、北米のディジタル
地上波放送(DTV)を受信するアンテナ(図示せず)
からの変調波信号が入力される。
【0028】102はチューナ部で、端子101からの
信号を受信信号としてコンテンツ(番組)のチャンネル
選局を行う。103はディジタル復調部で、チューナ1
02からの信号を復調してトランスポートストリームを
出力する。
【0029】104はデスクランブル部で、ディジタル
復調部103から出力されるトランスポートストリーム
を入力信号として、このトランスポートストリームのペ
イロードデータにスクランブルがかかっている場合には
それを解除する。
【0030】ここでは、前記チューナ部102とディジ
タル復調部103およびデスクランブル部104とで、
コンテンツデータが入ったストリームを受信するストリ
ーム受信部116が構成されている。
【0031】105は付属情報検出部で、デスクランブ
ル部104の出力に発生したトランスポートストリーム
内のコンテンツ情報や著作権情報などの付属情報Aを検
出する。
【0032】106はデータレート制御部で、デスクラ
ンブル部104の出力に発生したトランスポートストリ
ームのデータレートを、付属情報検出部105での付属
情報Aに基づいて制御する。
【0033】107は映像音声復号部で、データレート
制御部106の出力のコンテンツの映像音声データを復
号化してテレビジョン受像機108へ出力する。109
はディジタルI/F部で、データレート制御部106の
出力のディジタルストリームまたは記録再生装置115
からのディジタルストリームを入出力する。113はM
PUで、ディジタル放送受信装置114の全体の制御を
行う。
【0034】ディジタル記録再生装置115は、ここで
はディジタルVHSカセットテープ112にアクセスし
て前記TSを記録または再生するディジタル記録再生部
111と、ディジタル放送受信装置114のディジタル
I/F部109を介して送り出された前記TSをディジ
タル記録再生部111へ伝送したり、ディジタル記録再
生部111から送り出された前記TSをディジタル放送
受信装置114のディジタルI/F部109を介して映
像音声復号部107へ伝送するディジタルI/F部11
0とで構成されている。
【0035】動作に基づいて図1の構成を詳細に説明す
る。チューナ102が、アンテナからのDTV放送波を
受信して選局すると、ディジタル復調部103は復調処
理を行い、トランスポートストリーム(以下、TSと略
記する)を出力する。このTSは、MPEG2(Moving
Picture Experts Group 2)規格のシステムパート規格
に準拠したストリームであり、1つまたは複数のコンテ
ンツの映像音声符号化データや、番組情報や著作権情報
などの付属情報が多重化されたTSパケットの連続体で
構成されるストリームである。 付属情報検出部105
は、TS内の番組個別情報として多重化されている、現
在どのようなコンテンツ(番組)が放送されているかと
いった番組情報や、各番組の著作権情報を検出する。前
記付属情報検出部105が検出する付属情報Aはスクラ
ンブルが施されていない。この著作権情報はプログラム
アソシエーションテーブル(PAT)の一部に入ってい
る既存の情報である。
【0036】デスクランブル部104は、選局されたコ
ンテンツデータである映像音声符号化データがスクラン
ブル処理されている場合には、そのスクランブルを解除
して出力する。
【0037】データレート制御部106は、前記付属情
報Aを参照して、選局されたコンテンツが著作権保護さ
れている場合には、記録レートを超えるようにデータレ
ートを増加して出力する。
【0038】このデータレート制御部106がデータレ
ートを増加する動作について、TSに著作権保護により
複製が禁止されているコンテンツが1つ存在する場合に
ついて、図2および図3を用いて説明する。
【0039】図2(a)はデスクランブラ部104が出
力したTSを示し、トランスポートストリームパケット
119で構成されている。図2(b)は、このTSを記
録する場合のデータレート(記録レート)120を示す
グラフ(図2以降のグラフは全て、記録媒体に記録する
ために必要な記録レート表示である)であり、最大記録
レートを超えない。この最大記録レートはディジタルV
HSカセットテープ112の最大記録レートである2
8.8Mbpsである。
【0040】図3(a)は、ヌルデータ(無効データ)
が入ったTSパケット122を挿入することによりデー
タレートを増加した場合であり、図3(b)は、このT
Sのデータレート121を示し、最大記録レートを超え
る期間123が存在する。
【0041】図3において、TSパケットの挿入は、2
連続TSパケットを単位として挿入し、各TSパケット
には16連続カウンタ値が入るパラメータが存在するた
め、データレート制御部106は、このTSパケットを
挿入しても前記カウンタパラメータが不連続にならない
ように、連続値に置き換えていく。
【0042】ここで、TSの出力バイトクロックが図4
(a)のようにTSパケット挿入が困難な場合には、図
4(b)のようにバイトクロック周波数を増加させるこ
とにより、TSパケットの挿入が容易になる。このバイ
トクロック周波数の増加は、ディジタル復調部103の
復調処理で用いるクロックを分周することにより容易に
生成できる。ここで、図4において、上向きの矢印群
は、バイトクロックの立ち上がりエッジを示している。
【0043】ディジタルI/F部109は前記TSを、
ディジタル記録再生装置115のディジタルI/F部1
10に伝送する。ディジタル記録再生部111は、受信
した前記TSが著作権保護により複製が許可されている
場合には、正常にコンテンツ(図2のTS)を、ディジ
タルVHSカセットテープ112に記録する。
【0044】ディジタル記録再生部111が、ディジタ
ルVHSカセットテープ112に記録されているTSを
再生して出力すると、ディジタルI/F部110,10
9を介して、映像音声復号部107がその再生されたT
Sを受信して復号を行いテレビジョン受像機108に出
力する。
【0045】一方、ディジタル記録再生部111は、受
信した前記TSが著作権保護により複製が許可されてい
ない場合には、ディジタル放送受信装置114から受け
入れた前記TSは図3に示したように最大記録レートを
超える期間が存在するために、ディジタルVHSカセッ
トテープ112への正常なコンテンツ(図3のTS)の
記録が行えず、再生したときのTSは、映像音声復号部
107が正常に復号できないストリームとなっており、
これにより、著作権保護により複製が禁止されたコンテ
ンツの不正な複製が防止される。
【0046】次に、TSに複数のコンテンツが多重化さ
れており、複数のコンテンツが著作権保護により複製禁
止である場合、データレート制御部106は、どのよう
にしてデータレートを制御するのかについて、図5およ
び図6を用いて説明する。
【0047】図5(a)はデスクランブラ部104が出
力したTSであり、コンテンツ1のトランスポートスト
リームパケット119−aとコンテンツ2のトランスポ
ートストリームパケット119−bとが多重化されてい
る。コンテンツ1、コンテンツ2は共に著作権保護によ
り複製が禁止されている。図5(b)は、このTSのデ
ータレート120を示すグラフであり、最大記録レート
を超えない。この最大記録レートは、ディジタルVHS
カセットテープの最大記録レートである28.8Mbp
sである。
【0048】図6(a)は、無効データ(ヌルデータ)
が入ったTSパケットを挿入することにより、データレ
ートを増加した場合の図であり、122−aは記録レー
トを高くするためにコンテンツ1のTSパケット119
−aに付加された、ヌルデータ(無効データ)が入った
TSパケットを示す。122−bは記録レートを高くす
るためにコンテンツ2のTSパケット119−bに付加
された、ヌルデータ(無効データ)が入ったTSパケッ
トを示す。
【0049】図6(b)は、このTSのデータレートを
示すグラフであって最大記録レートを超える期間が存在
する。図6において、TSパケットの挿入は、2連続T
Sパケットを単位として、コンテンツ毎にTSパケット
を挿入する期間を変えて挿入する。また、各TSパケッ
トのヘッダ部分には、ストリーム内のデータ種別毎に、
16周期の連続カウンタ値を挿入するパラメータ領域が
あるため、データレート制御部106は、このTSパケ
ットを挿入しても前記カウンタパラメータが不連続にな
らないように、上記パラメータ領域の値が連続するよう
に置き換えていく。
【0050】また、TSに、最大ビットレート等のレー
トに関するパラメータが入っている場合には、その値に
更新する。その更新は、そのパラメータの位置と、挿入
するTSのレートは既知であるために、容易に行うこと
ができる。運用上、そのようなレート関係のパラメータ
が用いられていない場合は、挿入の必要はない。
【0051】ここで、TSパケットが挿入されたTSの
データレートは40Mbpsであり、このTSは、ディ
ジタルVHSカセットテープには正常に記録されない
が、映像音声復号部107は、入力可能な最大データレ
ートは50Mbps以上であり、上記TSパケットが挿
入されたTSが入力されても、正常に復号処理を行って
出力する。
【0052】なお、上記では、TSパケットの挿入(図
3)は、2連続TSパケットを単位として挿入したが、
この限りではなく、任意のTSパケット単位で挿入して
もよい。
【0053】また、前記挿入するTSパケットは、無効
パケットでなくても、システム情報や番組情報が入った
TSパケットのデータを含むTSパケットのコピーであ
ってもよい。
【0054】さらに、本実施の形態では、TSを扱った
が、TS以外の、例えばプログラムストリーム(PS)
等であってもよく、あるいは、MPEG2以外のストリ
ームタイプであってもよい。
【0055】また、上記ディジタル復調部103および
デスクランブル部104、データレート制御部106、
付属情報検出部105を、例えば1つのLSIにするこ
とにより、装置改竄などによる複製行為の防止を強化す
ることもできる。
【0056】また、図7に示すようにディジタル記録再
生装置115と同じ筐体117に組み込み、前記再構成
されたストリームを、前記筐体117の外部に設けられ
た別のディジタル記録装置に出力する出力端子118を
設けた一体型装置であってもよい。
【0057】また、記録再生が行われる媒体は、光ディ
スクや光磁気ディスク、ハードディスクドライブ、メモ
リ等であってもよく、それらの最大記録レートを考慮し
て本発明によるシステムを実装することにより、不正な
複製を防止する効果を有するようになる。
【0058】ところで、この(実施の形態1)では記録
再生装置115内に映像音声復号部を省略し、著作権保
護により複製が禁止されているコンテンツデータを、デ
ィジタルI/F部110を介して、ディジタル記録再生
部111へのみ伝送する形で説明した。
【0059】(実施の形態2)図8と図9は本発明の
(実施の形態2)を示す。(実施の形態1)ではセンタ
ーである放送局からコンテンツと一緒に送られてきた既
存の著作権情報に基づいて受信端末の側で、前記コンテ
ンツの記録レートを前記著作権情報に基づいてコントロ
ールして複製を防止したが、この(実施の形態2)では
放送局の側から著作権情報に基づいて記録レートを既に
コントロールしたコンテンツデータを送信する点が(実
施の形態1)とは異なっている。
【0060】なお、前述した実施の形態と同じ構成につ
いては同じ符号を用いて説明する。図8および図9は
(実施の形態2)における複製防止システムの構成図で
あり、図8はセンターとしての放送局の側に設置される
装置を示している。図9は端末側の装置を示している。
【0061】放送局の側に設置される装置は、映像音声
信号を入力する端子702と、前記映像音声信号を符号
化してコンテンツデータを生成するエンコーダ部703
と、1つまたは複数の前記コンテンツデータを1つのス
トリームに多重化してトランスポートストリームを出力
するマルチプレクス部704と、エンコーダ部703と
マルチプレクス部704から構成されるストリーム生成
部701と、各コンテンツの付属情報(著作権情報やコ
ンテンツ情報等)を入力する端子705から構成され
る。
【0062】図9は端末側の構成を示しており、図1の
ディジタル放送受信装置114における付属情報検出部
105とデータレート制御部106を無くして、ストリ
ーム受信部116の出力を映像音声復号部107の入力
に接続した点が(実施の形態1)とは異なっている。
【0063】放送局では、送信するコンテンツの映像音
声信号が端子702を介してストリーム生成部701に
入力される。エンコーダ部703は、それを符号化圧縮
してディジタルコンテンツデータとして出力し、マルチ
プレクサ部704は、そのコンテンツデータと、そのコ
ンテンツ情報(番組情報)を多重して、トランスポート
ストリームとして出力する。このとき、マルチプレクサ
部704は、前記コンテンツが著作権保護によって複製
が禁止されている場合には、そのことを示す著作権保護
情報を共に多重し、図3や図6に示すようなTSとし
て、端子706を介して、外部に出力する。
【0064】このとき、エンコーダ部703は、前記コ
ンテンツが著作権保護によって複製が禁止されている場
合には、記録レートを超える期間が存在するように、コ
ンテンツデータを生成して出力する。
【0065】端末側の動作は、(実施の形態1)で説明
した動作と基本的には同じであるが、映像音声復号部1
07と、ディジタルI/F部109は、デスクランブル
部104からのコンテンツデータを入力する。
【0066】ディジタル記録再生部111は、受信した
前記TSが著作権保護により複製が許可されている場合
には、正常にコンテンツ(図2のTS)を、ディジタル
VHSカセットテープ112に記録する。ディジタル記
録再生部111が、ディジタルVHSカセットテープ1
12に記録されているTSを再生して出力すると、ディ
ジタルI/F部109,110を介して、映像音声復号
部107がその再生されたTSを受信して復号を行いテ
レビジョン受像機108に出力する。
【0067】一方、ディジタル記録再生部111は、受
信した前記TSが著作権保護により複製が許可されてい
ない場合には、最大記録レートを超える期間が存在する
ために、ディジタルVHSカセットテープ112への正
常なコンテンツ(図3のTS)の記録が行えず、再生し
たときのTSは、映像音声復号部107が正常に復号で
きないストリームとなっており、これにより、著作権保
護により複製が禁止されたコンテンツの不正な複製が防
止される。
【0068】なお、上記の説明ではコンテンツをエンコ
ーダ部703でエンコードして端末側へ送信する場合を
例に挙げて説明したが、エンコード済みのコンテンツが
既にセンター側である放送局の側に用意してあるような
場合には、エンコーダ部703によって記録レートを超
える期間が存在するようにコンテンツデータを生成する
のではなくて、マルチプレクス部704がTSパケット
を付加して記録レートを超える期間が存在するよう構成
することによって同様の効果を期待できる。
【0069】また、本実施の形態では、TSを扱った
が、TS以外の、例えばプログラムストリーム(PS)
等であってもよく、あるいは、MPEG2以外のストリ
ームタイプであってもよい。
【0070】また、コンテンツの映像音声信号を複製禁
止の場合には最大記録レートを超えるレート期間が存在
するようにエンコーダ部703で符号化してコンテンツ
データに変換して出力する具体例としては、(実施の形
態1)の場合と同様にヌルデータ(無効データ)が入っ
たTSパケットを挿入することによりデータレートを増
加する場合や、コンテンツの映像や音声の圧縮率を低減
して最大記録レートを超えるレート期間が存在するよう
に符号化することができる。
【0071】(実施の形態3)(実施の形態2)ではセ
ンターとしての放送局の側から著作権情報に基づいて記
録レートを既にコントロールしたコンテンツデータを送
信したが、この(実施の形態3)では、放送局の側で
は、コンテンツデータの記録レートを著作権情報に基づ
いてコントロールはせずに、既存の著作権情報とは別に
著作権の有無を示すデータレート制御情報を(実施の形
態2)のマルチプレクス部704で多重させて送信する
場合の具体例を示す。
【0072】この場合には、図8において、送信するコ
ンテンツの映像音声信号が、端子702を介してストリ
ーム生成部701に入力されると、エンコーダ部703
は、それを符号化圧縮してディジタルコンテンツデータ
として出力し、マルチプレクサ部704は、そのコンテ
ンツデータと、端子705から入力される、そのコンテ
ンツ情報(番組情報)を多重して出力する。
【0073】このとき、マルチプレクサ部704は、前
記コンテンツが著作権保護によって複製が禁止されてい
る場合には、そのことを示す著作権保護情報と、著作権
の有無を示すデータレート制御情報とを共に多重し、端
子706を介して外部に出力する。
【0074】このデータレート制御情報は、データレー
トを増加することを示す情報と、増加させるTSパケッ
トの識別子(以下、PIDという)の値で構成される。
前記ストリームを、図1に示す複製防止システムが、端
子101を介して受信すると、付属情報検出部105が
データ制御情報を検出すると、そのデータレート制御情
報のPIDを参照して、そのPIDを持つTSパケット
を付加し、データレート制御部106において前記(実
施の形態1)で説明したように、データレートを増加さ
せる。
【0075】TSには、著作権情報が存在するために、
それを検出して、TSパケットを付加してもよいが、著
作権保護情報の検出までに、少なくとも、 (1)プログラムアソシエーションテーブル(PAT)
の取得 (2)PATを参照してプログラムマップテーブル(P
MT)の取得 (3)PMTを参照して著作権保護情報を取得する (4)TSパケットの付加 の処理を順に行う必要があるため、TSパケットの付加
までの時間を減少させるために、データレート制御情報
を用いて、 (1)データレート制御情報が入った、TSパケットの
取得(あらかじめPIDは定義しておく) (2)そのデータレート制御情報内のPID値を参照し
て、TSパケットを付加するという最小手順でTSパケ
ットを付加することができ、ストリームを受信してから
のTSパケット付加までの処理遅延を少なくすることが
できる。ここで、前記の、PAT、PMT、PIDは、
MPEG2規格で規定されているタームであり、詳細な
説明を省略する。
【0076】(実施の形態4)上記の各実施の形態で
は、端末側におけるディジタル記録再生装置115の記
録媒体としてディジタルVHSカセットテープ112を
使用したが、この(実施の形態4)では最大記録レート
がディジタルVHSカセットテープよりも高いハードデ
ィスクドライブ(HDD)を使用した例を示す。その他
は(実施の形態1)と同様である。
【0077】図10は(実施の形態4)の複製防止シス
テムで使用されるディジタル記録再生装置115を示
す。901は可搬メディア部で、(実施の形態1)の複
製防止システムを示す図1のディジタル記録再生装置1
15のディジタル記録再生部111とカセットテープ1
12に代わって使用される。この可搬メディア部901
はコネクタ部902を介してディジタル記録再生装置1
15に対して着脱自在に構成されており、記録データ
(コンテンツデータ)のデータレートを制限するデータ
レート制限部903と、ディジタル記録再生部904
と、記録媒体としてのハードディスクドライブ(HD
D)905などから構成されている。
【0078】次に、本実施の形態4における、複製防止
システムの動作を説明する。可搬メディア部901に、
コネクタ902を介して入力されたコンテンツデータ
は、データレート制限部903を通してディジタル記録
再生部904によりHDD905に記録される。
【0079】このとき、HDD905自体の最大アクセ
スレートは、例えば33.3Mbyte/sec( =
266.4Mbps )であるが、データレート制限
部903は、入力されるコンテンツのデータレートが、
40Mbps以下の場合には、全てのデータを後段のデ
ィジタル記録再生部904に出力し、40Mbpsを超
えるコンテンツデータの場合には、入力されるコンテン
ツデータの一部を破棄して残りをディジタル記録再生部
904に出力する。
【0080】データレート制限部903の具体例を図1
1に示す。データレート制限部903にはFIFO部1
001が存在しており、HDD905にコンテンツデー
タが記録される場合においては、まず、コンテンツデー
タが、書き込みクロックでもってFIFO部1001に
書き込まれる。
【0081】ここで、FIFO部1001にコンテンツ
データがフルに存在する場合に、さらに書き込み動作が
行われると、FIFO部1001には空き領域がないた
め、そのコンテンツデータは破棄される。
【0082】ディジタル記録再生部904は、FIFO
部1001に前記コンテンツデータが存在する場合に
は、読み出しクロックを用いてコンテンツデータを読み
出してHDD905に記録する。この読み出しクロック
の周波数は、書き込みクロック周波数よりも低い周波数
であり、最大記録レートである40Mbpsの読み出し
レートに相当する周波数である。
【0083】従って、入力される(記録される)コンテ
ンツデータが、40Mbpsを超える場合には、FIF
O部1001がオーバーフローしてしまう期間が存在
し、コンテンツデータをすべて正常に記録できなくな
り、これにより、複製が防止される。
【0084】なお、データレート制限部903は、40
Mbpsを超えるコンテンツデータが入力された場合に
は、入力されるコンテンツデータの一部を破棄して残り
(FIFO部1001の内容)をディジタル記録再生部
904に出力したが、その後しばらくの期間(例えば1
ミリ秒)全てのデータを破棄するようにして著作権保護
をより強化したり、前記残りのコンテンツデータを別の
無意味なデータに置き換えて出力するようにして著作権
保護をより強化することもできる。
【0085】また、上記データレート制限部903とデ
ィジタル記録再生部904を一体化して、例えば1つの
LSIにすることにより、装置改竄などによる複製行為
の防止を強化することもできる。
【0086】また、上記において、記録媒体としてHD
Dを例にして説明したが、その他の記録媒体、例えば、
光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、各種のメモ
リカードであってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明の複製防止システム
によると、受信したコンテンツデータのストリームから
著作権情報等の付属情報を検出し、複製が禁止されてい
ることを検出すると、ディジタル記録装置の最大記録レ
ートを超えるレート期間が存在するように、前記コンテ
ンツデータのデータ量を増加させることによって前記ス
トリームを再構成して出力することを特徴とするので、
暗号化アルゴリズム方式を用いずとも、前記著作権保護
により複製が禁止されたコンテンツを記録したときに正
常な記録ができなくなり、これにより、複製を防止でき
る。
【0088】また、送信するコンテンツデータの著作権
情報に応じて、複製が禁止されている場合には、端末側
のディジタル記録装置の最大記録レートを超えるレート
期間が存在するように、前記コンテンツデータのデータ
量を増加させることによって前記ストリームを再構成し
て出力するので、暗号化アルゴリズム方式を用いずと
も、前記著作権保護により複製が禁止されたコンテンツ
を記録したときに正常な記録ができなくなり、これによ
り複製を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)における複製防止シ
ステムの端末側の構成図
【図2】同実施の形態におけるトランスポートストリー
ムとデータレートの説明図
【図3】同実施の形態におけるデータ量を増加させるた
めに無効データを付加した状態のトランスポートストリ
ームとそのデータレートの説明図
【図4】同実施の形態におけるトランスポートストリー
ムの説明図
【図5】同実施の形態において複数のコンテンツがある
場合のトランスポートストリームの伝送図
【図6】同実施の形態において複数のコンテンツが共に
著作権を有している場合のトランスポートストリームの
伝送図とデータレートの説明図
【図7】同実施の形態の記録再生装置内蔵放送受信装置
の構成図
【図8】本発明の(実施の形態2)における複製防止シ
ステムのセンター側の構成図
【図9】同実施の形態における複製防止システムの端末
側の構成図
【図10】本発明の(実施の形態4)における複製防止
システムの端末側のディジタル記録再生装置の構成図
【図11】同実施の形態のデータレート制限部の具体例
の説明図
【符号の説明】
102 チューナ部 103 ディジタル復調部 104 デスクランブル部 105 付属情報検出部 106 データレート制御部 107 映像音声復号部 108 テレビジョン受像機 109 ディジタルI/F部 110 ディジタルI/F部 111 ディジタル記録再生部 112 ビデオカセットテープ 113 MPU 114 ディジタル放送受信装置 115 記録再生装置 116 ストリーム受信部 117 記録再生装置内蔵放送受信装置 701 ストリーム生成部 702 アナログ映像音声入力端子 703 エンコーダ部 704 マルチプレクス部 705 付属情報入力端子 706 ストリーム出力端子 901 可搬メディア部 902 コネクタ部 903 データレート制限部 904 ディジタル記録再生部 905 HDD 1001 FIFO部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA14 BA30 DA01 DA08 5C053 FA13 FA20 FA22 JA30 KA24 LA06 LA07 5C063 AB03 AC01 CA40 DA07 5D044 AB07 BC04 CC06 DE50 GK10 GK12 HL08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル記録再生装置によるコンテンツ
    の不正な複製を防止する複製防止システムであって、 コンテンツデータが入ったストリームを受信するストリ
    ーム受信部と、 前記受信したストリームから著作権に関する付属情報を
    検出する付属情報検出部と、 前記付属情報検出部が検出した前記付属情報から複製が
    禁止されているコンテンツであることを検出すると、前
    記ディジタル記録再生装置での最大記録レートを超える
    レート期間が存在するように前記コンテンツデータのデ
    ータ量を増加させることによって前記ストリームを再構
    成して出力するデータレート制御部とを設けた複製防止
    システム。
  2. 【請求項2】前記データレート制御部は、ストリーム内
    に複数のコンテンツが存在する場合には、各コンテンツ
    データの記録レートを超える期間が、互いに時間的に重
    複しないように、前記ストリームを再構成して出力する
    よう構成した請求項1に記載の複製防止システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の複製防止
    システムを、放送受信装置であるセットトップボックス
    に組み込み、そのセットトップボックスは前記再構成さ
    れたストリームを、前記セットトップボックスとは別の
    ディジタル記録装置に伝送するよう構成した複製防止シ
    ステム。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の複製防止
    システムを、ディジタル記録再生装置と同じ筐体に組み
    込み、前記再構成されたストリームを、前記筐体の外部
    に設けられた別のディジタル記録装置に出力する出力端
    子を設けた複製防止システム。
  5. 【請求項5】センターから送られたコンテンツを、端末
    側のディジタル記録再生装置で複製されることを防止す
    る複製防止システムであって、 センターから端末側へ送信するコンテンツデータが入っ
    たストリームは、前記コンテンツデータが複製禁止の場
    合には、端末側のディジタル記録再生装置の最大記録レ
    ートを超えるレート期間が存在するようにストリームを
    生成して出力するストリーム生成部を設けた複製防止シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記ストリーム生成部は、ストリーム内に
    複数のコンテンツデータを入れる場合には、各コンテン
    ツデータの記録レートを超える期間が、互いに時間的に
    重複しないように、前記ストリームを再構成して出力す
    る請求項5に記載の複製防止システム。
  7. 【請求項7】前記ストリーム生成部は、エンコーダ部と
    マルチプレクス部から構成され、 エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号を複製禁止
    の場合には最大記録レートを超えるレート期間が存在す
    るように符号化してコンテンツデータに変換して出力
    し、 マルチプレクス部は、1つまたは複数の符号化ストリー
    ムと著作権情報等の付属情報を1つのストリームに多重
    して出力するよう構成した複製防止システム。
  8. 【請求項8】前記ストリーム生成部は、エンコーダ部と
    マルチプレクス部から構成され、 エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号を符号化し
    てコンテンツデータに変換して出力し、 マルチプレクス部は、前記コンテンツデータが複製禁止
    の場合には、最大記録レートを超えるレート期間が存在
    するように前記コンテンツデータのデータ量を増加させ
    ながら1つまたは複数のコンテンツデータと著作権情報
    等の付属情報を1つのストリームに多重して出力するよ
    う構成した請求項5または請求項6に記載の複製防止シ
    ステム。
  9. 【請求項9】センターから送られたコンテンツを、端末
    側のディジタル記録再生装置で複製されることを防止す
    る複製防止システムであって、 センターにおいてコンテンツデータが入ったストリーム
    を生成するストリーム生成部と、 前記ストリームを受信するストリーム受信部と、 前記受信したストリームから著作権情報やデータレート
    制御情報等の付属情報を検出する付属情報検出部と、 最大記録レートを超えるレート期間が存在するように前
    記ストリームを再構成して出力するデータレート制御部
    とを具備し、 前記ストリーム生成部は、ストリームに入れるコンテン
    ツデータが複製禁止の場合には最大記録レートを超える
    レート期間を存在させるためのデータレート制御情報を
    著作権保護情報とは別に多重してストリームを出力し、 前記ストリーム受信部は、前記ストリームを受信し、 前記付属情報検出部は、前記受信したストリームから前
    記付属情報を検出し、前記データレート制御部は、前記
    データレート制御情報に基づいてストリーム内のコンテ
    ンツが著作権保護により複製禁止である場合には、前記
    ディジタル記録再生装置の最大記録レートを超えるレー
    ト期間が存在するように、前記コンテンツデータのデー
    タ量を増加させることによって前記ストリームを再構成
    して出力するよう構成した複製防止システム。
  10. 【請求項10】前記データレート制御部は、ストリーム
    内に複数のコンテンツが存在する場合には、各コンテン
    ツデータの記録レートを超えるレート期間が、互いに時
    間的に重複しないように、前記ストリームを再構成して
    出力することを特徴とする請求項9に記載の複製防止シ
    ステム。
  11. 【請求項11】前記ストリーム生成部は、エンコーダ部
    とマルチプレクス部から構成され、 エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号を複製禁止
    の場合には最大記録レートを超えるレート期間が存在す
    るように符号化してコンテンツデータに変換して出力
    し、 マルチプレクス部は、1つまたは複数の符号化ストリー
    ムと著作権情報等の付属情報を1つのストリームに多重
    して出力するよう構成した請求項9または請求項10に
    記載の複製防止システム。
  12. 【請求項12】前記ストリーム生成部は、エンコーダ部
    とマルチプレクス部から構成され、 エンコーダ部は、コンテンツの映像音声信号を符号化し
    てコンテンツデータに変換して前記マルチプレクス部へ
    出力し、 マルチプレクス部は、前記コンテンツデータが複製禁止
    の場合には、最大記録レートを超えるレート期間が存在
    するように、前記コンテンツデータのデータ量を増加さ
    せながら1つまたは複数のコンテンツデータと著作権情
    報等の付属情報を1つのストリームに多重して出力する
    よう構成した請求項9または請求項10に記載の複製防
    止システム。
  13. 【請求項13】記録媒体へ記録する場合の記録レートを
    制限するデータレート制限部を具備し、 前記データレート制限部は、複製が許可されたコンテン
    ツデータは正常に前記記録媒体に記録されるが、複製が
    禁止された前記コンテンツデータは前記記録媒体に正常
    に記録されないような最大記録レートを有する請求項1
    〜請求項12の何れかに記載の複製防止システム。
  14. 【請求項14】前記データレート制限部と前記記録媒体
    とを同一の筐体に収納して着脱可能に構成した請求項1
    3に記載の複製防止システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011063621A1 (zh) * 2009-11-30 2011-06-03 慧荣科技股份有限公司 数据储存装置及其数据管理方法
US8179959B2 (en) 2006-09-15 2012-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Picture control device and method of the same

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