JP2003198923A - 撮像装置およびその撮像方法 - Google Patents

撮像装置およびその撮像方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で小型軽量に優れ、かつ動画撮影および
高精細な静止画撮影を実現できる撮像装置およびその撮
像方法を提供する。 【解決手段】 変倍レンズ群102を含む光学レンズ群
を通過した被写体像を映像信号に変換する撮像素子10
6と、変倍レンズ群の位置を制御して撮像素子上の受光
領域の大きさを変更すると共に、変倍動作を行わせる変
倍動作制御手段111cと、撮像素子106の有効画素
領域の一部または全領域を映像信号として読み出す第1
および第2のモードにする撮像素子制御手段109と、
モードを選択するモード選択手段118と、モードの状
態に応じて変倍レンズ群の移動範囲を変更する移動範囲
制御手段とを有する。モード切替前後で、算出される焦
点距離比率が等しくなるように変倍レンズ群の位置を制
御する制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮像装置におけるレンズ制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の撮像装置の一例を示し、撮
像装置の概略構成を示すブロック図である。図4に示し
たように、この撮像装置は撮像素子501、固体撮像素
子制御手段502、AD変換器503、カメラ信号生成
手段504、DA変換器505、第1のクロック生成手
段506、第2のクロック生成手段507、第1の制御
信号生成手段508、第2の制御信号生成手段509、
ローパスフィルタ手段510、間引き手段511、第1
の変換手段512、第2の変換手段513、第3のクロ
ック手段514、第3の制御信号生成手段515、選択
手段516によって構成されている。
【0003】このような構成により、2つのクロックを
切り替えることによって、固体撮像素子の一部の領域の
映像信号と、全領域の映像信号とを選択的に読み出すこ
とができるようになっている。それにより動画撮影時に
は動画の規格に必要な映像を撮影することができ、静止
画撮影時にはより多くの画素を用いて高精細な映像を撮
影することができる。
【0004】図5は、従来から用いられているインナー
フォーカスタイプのレンズシステムの簡単な構成を示す
ものである。図5において、101は固定されている第
1のレンズ群、102は変倍を行う第2のレンズ群、1
03は絞り、104は固定されている第3のレンズ群、
105は焦点調節機能と変倍による焦点面の移動を補正
する、所謂コンペ機能とを兼ね備えた第4のレンズ群
(以下フォーカスレンズと称す)、106は撮像面(図
4:撮像素子501)である。
【0005】図5のように構成されたレンズシステムで
は、フォーカスレンズ105がコンペ機能と焦点調節機
能を兼ね備えているため、焦点距離が等しくても、撮像
面106に合焦するためのフォーカスレンズ105の位
置は、被写体距離によって異なってしまう。各焦点距離
において被写体距離を変化させたとき、撮像面上に合焦
させるためのフォーカスレンズ105の位置を連続して
プロットすると、図6のようになる。変倍中は、被写体
距離に応じて図6に示された軌跡を選択し、該軌跡通り
にフォーカスレンズ105を移動させれば、ボケのない
ズームが可能になる。
【0006】近年、撮像装置の小型化のために、撮像素
子上に受光される領域を焦点距離により可変とし、広角
側での受光領域(所謂、有効像円径)を小さくすること
によって、前玉レンズ(図2、第1のレンズ群101)
の径を小さくする手法が採られている。例えば、動画規
格よりも多くの画素を有する撮像素子を用い、ワイド側
では動画規格の画素領域のみが受光でき、テレ側では撮
像素子全面で受光できるように受光領域が変化するよう
な撮像装置である。この撮像装置では、動画規格の画素
領域を切り出して、動画規格以上の画素に受光できる焦
点距離から、その余剰画素分だけ切り出し位置を動かす
ことにより電子式の手ぶれ補正を行うことが可能とな
る。
【0007】図7(a)は焦点距離に対し、有効像円径
が変化している様子を示した一例であり、図7(b)は
ワイド端での撮像領域と有効像円径の関係、図7(c)
は特定の焦点距離(ポイント)401での撮像領域と有
効像円径の関係をそれぞれ示している。図7から分かる
ように焦点距離に対し、ワイド端では切り出し位置を変
化させると、撮影画面にケラレが生じるが、ポイント4
01以上の望遠側では、切り出し位置を変化させても画
面のケラレは発生しないことが分かる。つまり、ポイン
ト401よりも広角側では防振範囲が限定(ワイド端で
は防振不能)されるのに対し、ポイント401よりも望
遠側では防振することが可能となる。このように防振範
囲の限定付きではあるが、レンズを小型化することで、
撮像装置本体のコストダウン、小型軽量化という大きな
利点が生み出されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では、動画撮影用の第1のクロックと静止画撮
影用の第2のクロックとで、固体撮像素子の読み出し領
域が異なる。例えば、図8(a)に示すように、第1の
クロックでは固体撮像素子中の被写体像の一部の領域
(破線部)である領域の映像、すなわち図8(b)が読
み出されるのに対し、第2のクロックでは全領域である
映像、すなわち図8(c)が読み出されてしまう。
【0009】このため上記のように動画と静止画の両者
が撮像できる小型軽量化に優れた有効像円径可変のレン
ズタイプを組み合わせた場合、図8(a)の有効像円径
601のように放送方式に必要な画素領域のみが受光領
域となっている場合には動画は撮影可能である。ところ
が、静止画撮影のように撮像素子の有効画素全面を使っ
て映像信号を作る場合では、画面のケラレが生じてしま
うという問題があった。
【0010】また、つねに図8(a)の有効像円径60
2のように設定していると、結局レンズの前玉径を大き
くせねばならず、レンズの小型化が図れなくなるだけで
なく、撮像装置本体の小型化のメリットが無くなってし
まい、ユーザにとって高価で、大きく重いカメラとなっ
てしまっていた。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
ユーザに安価で小型軽量に優れ、かつ動画撮影および高
精細な静止画撮影を実現できる撮像装置およびその撮像
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による撮像装置
は、少なくとも変倍動作を行う変倍レンズ群を含む光学
レンズ群を使用する撮像装置において、該光学レンズ群
を通過した被写体像を映像信号に変換する撮像素子と、
前記変倍レンズ群の位置を制御して前記撮像素子上の受
光領域の大きさを変更すると共に、変倍動作を行わせる
変倍動作制御手段と、前記撮像素子の有効画素領域中か
ら映像信号として読み出す第1のモードと、前記第1の
モードで読み出される領域と異なる領域を前記撮像素子
の有効画素領域中から映像信号として読み出す第2のモ
ードに設定制御する撮像素子制御手段と、前記第1のモ
ードおよび前記第2のモードを選択するモード選択手段
と、前記選択手段により選択されたモードの状態に応じ
て、変倍動作時の前記変倍レンズ群の移動範囲を変更す
る移動範囲制御手段と、前記移動範囲内における前記変
倍レンズ群の現在位置の焦点距離比率を算出し、前記選
択手段によるモード切替前後で、算出される前記焦点距
離比率が実質的に等しくなるように前記変倍レンズ群の
位置を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の撮像装置において、前記制
御手段は前記第1のモードでの前記変倍レンズ群の現在
位置がワイド端またはテレ端であるとき、前記第2のモ
ードへ移行後も前記変倍レンズ群の現在位置がそれぞれ
ワイド端またはテレ端に位置するように制御することを
特徴とする。
【0014】また、本発明の撮像装置において、変倍動
作の状態を撮影者に知らせる表示手段を有し、前記選択
手段によるモードの切替で、前記表示手段により表示さ
れる変倍動作表示が変化しないように制御する表示制御
手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明の撮像装置において、前記モ
ード切替時に前記撮像素子から出力された映像信号を前
記表示手段に出力しないことを特徴とする。
【0016】また、本発明の撮像装置において、前記表
示手段は映像信号に変倍動作の状態を表すキャラクタで
多重表示され、前記表示制御手段は前記モードに応じた
現在の変倍レンズ位置の焦点距離比率を算出し、正規化
した信号によってキャラクタ表示することを特徴とす
る。
【0017】また、本発明の撮像装置おいて、前記第1
のモードは動画撮影モードで、前記第2のモードは静止
画撮影モードであることを特徴とする。
【0018】また、本発明の撮像装置において、前記第
1のモードでは前記撮像素子の有効画素領域中から一部
の領域を映像信号として読み出し、前記第2のモードで
は前記撮像素子の全有効画素領域を映像信号として読み
出すことを特徴とする。
【0019】また、本発明の撮像方法は、少なくとも変
倍動作を行う変倍レンズ群を含む光学レンズ群を使用す
る撮像方法において、該光学レンズ群を通過した被写体
像を、撮像素子により映像信号に変換する撮像工程と、
前記変倍レンズ群の位置を制御して前記撮像素子上の受
光領域の大きさを変更すると共に、変倍動作を行わせる
変倍動作制御工程と、前記撮像素子の有効画素領域中か
ら映像信号として読み出す第1のモードと、前記第1の
モードで読み出される領域と異なる領域を前記撮像素子
の有効画素領域中から映像信号として読み出す第2のモ
ードに設定制御する撮像素子制御工程と、前記第1のモ
ードおよび前記第2のモードを選択するモード選択工程
と、前記選択工程により選択されたモードの状態に応じ
て、変倍動作時の前記変倍レンズ群の移動範囲を変更す
る移動範囲制御工程と、前記移動範囲内における前記変
倍レンズ群の現在位置の焦点距離比率を算出し、前記選
択工程によるモード切替前後で、算出される前記焦点距
離比率が実質的に等しくなるように前記変倍レンズ群の
位置を制御する制御工程を含むことを特徴とする。
【0020】また、本発明の撮像方法において、前記制
御工程において前記第1のモードでの前記変倍レンズ群
の現在位置がワイド端またはテレ端であるとき、前記第
2のモードへ移行後も前記変倍レンズ群の現在位置がそ
れぞれワイド端またはテレ端に位置するように制御する
ことを特徴とする。
【0021】また、本発明の撮像方法において、変倍動
作の状態を撮影者に知らせる表示工程を含み、前記選択
工程によるモードの切替で、前記表示工程により表示さ
れる変倍動作表示が変化しないように制御する表示制御
工程を有することを特徴とする。
【0022】また、本発明の撮像方法において、前記モ
ード切替時に前記撮像素子から出力された映像信号を前
記表示工程において出力しないことを特徴とする。
【0023】また、本発明の撮像方法において、前記表
示工程において映像信号に変倍動作の状態を表すキャラ
クタで多重表示され、前記表示制御工程において前記モ
ードに応じた現在の変倍レンズ位置の焦点距離比率を算
出し、正規化した信号によってキャラクタ表示すること
を特徴とする。
【0024】また、本発明の撮像方法において、前記第
1のモードは動画撮影モードで、前記第2のモードは静
止画撮影モードであることを特徴とする。
【0025】また、本発明の撮像方法において、前記第
1のモードでは前記撮像素子の有効画素領域中から一部
の領域を映像信号として読み出し、前記第2のモードで
は前記撮像素子の全有効画素領域を映像信号として読み
出すことを特徴とする。
【0026】本発明によれば、動画撮影や静止画撮影の
撮影モードに合せて、固体撮像素子中の映像信号読み出
し領域が異なる際に、固体撮像素子の受光領域が映像信
号読み出し領域以上になる範囲に限定して変倍レンズ群
の移動範囲を制御する。これにより焦点距離により有効
像円径が変化する光学レンズユニットの利点を生かし
て、撮像装置本体の小型軽量化、コストダウンが行える
と共に、高精細な静止画撮影を実現することが可能とな
る。
【0027】特に撮影モードの切替で、変倍レンズの移
動範囲が撮影モードで異なっていても、変倍状態を示す
ズーム表示を表示状態が変化しないように、移動範囲内
の割合で表示する。これによりワイド端位置、テレ端位
置も変わらない同じズームバー表示を動画時、静止画時
とも同一の表示形式で行える。
【0028】また、移動範囲内で変倍レンズの現在位置
の割合がモード切替で変化しないように制御されるの
で、ズーム表示上の現在位置の変化も発生しないだけで
なく、一方のモードでワイド端位置の場合、他方のモー
ドでもワイド端位置となるので、撮影者の混乱を防止す
ることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基き、従来例と実質
的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本
発明による撮像装置の好適な実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の特徴を表す実施形
態の構成図である。図1において101、102、10
3、104、105はそれぞれインナーフォーカスタイ
プのレンズシステムを構成する要素であり、それぞれ固
定の前玉レンズ群(第1のレンズ群)、変倍を行うため
の第2のレンズ群(変倍レンズ)、絞り、固定の第3の
レンズ群、そしてコンペ機能とフォーカシングの機能を
兼ね備えた第4のレンズ群(フォーカスレンズ)であ
る。このレンズシステムを透過した映像光は撮像素子1
06面上で結像され、光電変換により映像信号に変換さ
れる。そして増幅器107で最適なレベルに増幅され、
カメラ信号処理手段108へと入力され、標準テレビ信
号に変換される。
【0030】カメラ信号処理手段108は、入力される
デジタル映像信号に対し、アパーチャ処理、ガンマ補正
処理、ニー処理、Y/C分離処理等を行う手段であり、
特に静止画撮影時には走査線数変換のための補間処理を
行い、1フレームの静止画像を出力する処理を行う。ま
た、システム制御手段111からの指令に応じて、撮像
信号の代わりに所定の画像信号(例えば青色や白色や黒
色などの色フェード信号や、図柄や文字を含んだ撮影者
への警告画面の信号等)を出力することが可能な所定信
号生成部108aを含んでおり、所定の条件時には撮像
信号をミューティングする処理が行われる。
【0031】固体撮像素子制御手段109は固体撮像素
子106を駆動し、信号の読み出しや電荷蓄積時間を制
御している。特に撮影モードに応じて、固体撮像素子1
06中の任意の領域の映像信号を読み出すような制御が
可能であり、撮影モード選択スイッチ手段118の出力
が、マイコン等のシステム制御手段111を介して、接
続されており、撮影モードの状態が入力されている。
【0032】システム制御手段111は、ズーム駆動手
段(モータドライバ)112、固体撮像素子制御手段1
09、カメラ信号処理手段108およびレコーダ信号処
理手段110を統合的に制御する。そして、動画撮影時
および静止画撮影時にそれぞれが連動して、適切な動作
が行えるように指令を与えるマイコン等の制御プログラ
ムからなっている。特に本発明の特徴であるズーム動作
制御部111cは、システム制御手段111内部に組み
込まれているものとして、以下説明する。
【0033】また別機能として、システム制御手段11
1は露出制御、焦点調節制御も行っている。カメラ信号
処理手段108内の露出信号処理部108b、AF(オ
ートフォーカス)信号処理部108cで検波された評価
値信号を、通信を介して受け取り、露出制御部111
a、AF制御部111b内のプログラム処理により、そ
れぞれ映像信号が適正露出となるようにアイリス駆動手
段116およびIGメータ117を駆動して、絞り10
3を制御し、光量調節を行う。一方、AF評価信号の強
度が最大になるように、フォーカス駆動手段114およ
びフォーカスモータ115を駆動して焦点調節を行って
いる。
【0034】また、ズーム制御部111cではズーム動
作時、図6に示したカム軌跡に追従しながら合焦状態を
維持するためにレンズカム軌跡データ111d(図6の
カム軌跡情報がテーブルデータ化されている)を有して
いる。ズーミング動作時には、ズーム駆動手段112お
よびズームモータ113を駆動しつつ、合焦状態を維持
するため、フォーカス駆動手段114およびフォーカス
モータ115を同時に駆動する。このとき変倍レンズ1
02の可動範囲は、図示しないレンズバランス出し調整
(撮像素子106までのフランジバック量とレンズメカ
のバラツキを含め、マイコン内部に記憶している設計カ
ム軌跡に最も近づくように、実物レンズの合わせ込みを
行う調整)で決定されるワイド端とテレ端間が最大可動
範囲と設定されている。そして、この範囲を超えて超ワ
イド側あるいは超テレ側へのレンズ移動は禁止されてい
る。
【0035】さらにシステム制御手段111は、操作ス
イッチの検出も行っている。撮影モードを動画または静
止画に選択するための撮影モードスイッチ手段118、
ズームスイッチ119(ユニット化されたズームSW
で、操作部材の回転角度に応じた電圧が出力される。こ
の出力電圧に応じて可変速ズームがなされる)やAF/
MF(マニュアルフォーカス)モードの切換SW120
が接続されている。カメラ信号処理手段108で生成さ
れた映像信号は、レコーダ信号処理手段110に出力さ
れる。レコーダ信号処理手段110では、ファインダ等
の表示手段121に表示信号を送ると共に、システム制
御手段111から受け渡される撮影モード状態に応じ、
記録媒体に対して最適となるように映像信号を処理しつ
つ、動画記録手段122または静止画記録手段123に
記録を行う。
【0036】ここで、レンズ駆動用モータ(ズームモー
タ113およびフォーカスモータ115)がステッピン
グモータであるとして、以下、駆動方法を説明する。ス
テッピングモータは、制御マイコン等から出力される歩
進パルスに完全に同期しながら回転し、1パルス当たり
の歩進角度が一定なので、高い速度応答性と停止精度と
位置精度を得ることが可能である。さらにステッピング
モータを用いる場合、歩進パルス数に対する回転角度が
一定であるから、歩進パルスをそのままインクリメント
型のエンコーダとして用いることができ、特別な位置エ
ンコーダを追加しなくてもよいという利点がある。
【0037】システム制御手段111は、プログラム処
理によりズームモータ113、フォーカスモータ115
の駆動速度を決定し、各ステッピングモータの回転周波
数信号として、ズームモータ113、ズーム駆動手段1
12、フォーカスモータ115およびフォーカス駆動手
段114に送る。また、各モータ113,115の駆動
/停止命令および各モータ113,115の回転方向命
令を駆動手段112,114に送っている。その駆動/
停止信号および回転方向信号は、ズームモータ113に
関しては主としてズームスイッチユニット119の状態
に応じて、フォーカスモータ115に関しては、AF時
およびズーム時にシステム制御手段111内の処理で決
定する駆動命令に応じている。モータドライバは、回転
方向信号に応じて、4相のモータ励磁相の位相を順回転
および逆回転の位相に設定し、かつ受信した回転周波数
信号に応じて、4つのモータ励磁相の印加電圧(または
電流)を変化させながら出力する。これによりモータの
回転方向と回転周波数とを制御しつつ、駆動/停止命令
に応じて、モータへの出力をON/OFF制御してい
る。
【0038】本発明の特徴である変倍レンズの移動範囲
を撮影モードに応じ変更する移動範囲制御方法につい
て、図2のフローチャートを用いて動作シーケンスを説
明する。図2の処理は1フィールド周期で行われ、シス
テム制御部111で実行される。本処理はサブルーチン
化されており、本処理とは別の処理で(図示せず)、記
録媒体への記録制御等のレコーダ制御や露出制御等のカ
メラ制御がなされているものとする。なお、本発明の受
光領域つまり有効像円径は、図7と同様な特性を持つも
のとして説明を行う。
【0039】本発明の特徴として、撮影モードにより変
倍レンズの移動範囲を変更することで、固体撮像素子へ
の受光領域(有効像円径)が、撮像素子の読み出し領域
以上の大きさとなるように設定することこで、画面のケ
ラレ防止と有効像円径可変のレンズシステムの利点を生
かした小型化とを同時に図っている。つまり変倍レンズ
の移動範囲を、動画モード時は図7(a)のワイド端か
らテレ端まで移動可能とし、静止画モード時にはポイン
ト401からテレ端までを移動範囲とするようにズーミ
ング範囲を限定している。以下詳細な動作フローを説明
する。
【0040】先ずステップS701で処理を開始し、撮
影モード選択スイッチ手段118の状態を検出し、前回
の撮影モードと今回の撮影モードとでモード状態が変化
したかどうかを判別する(ステップS702)。モード
状態の切替があった場合には、ステップS703で撮影
モードを判別し、各モードに応じて変倍レンズの可動範
囲のワイド端Wendを、動画モード時には図7(a)の
ワイド端位置400(=Wmovie)と設定し(ステップ
S705)、静止画モード時には図7(a)のズーム位
置(ポイント401=Wstill)と設定する(ステップ
S704)。このように設定することで、各撮影モード
でケラレの生じないワイド位置として可動範囲が設定さ
れる。
【0041】これと共にステップS716で現在の変倍
レンズ102の位置が、各モードで異なる可動範囲内で
どの焦点距離比率Zrateにいるのかを算出する。動画モ
ード時には図7(a)のワイド端Wmovie400を
「0」、テレ端Tend406を「1」とした場合での焦
点距離比率Zrateが、静止画モード時には図7(a)の
ポイントWstill401を「0」、テレ端Tend406を
「1」とした場合での焦点距離比率Zrateが、それぞれ
算出されることになる。
【0042】一方、ステップS702でモード切替が行
われた場合には、ステップS706で撮影モードを判別
し、この場合にも各モードに応じて変倍レンズの可動範
囲のワイド端Wendを、ステップS704およびステッ
プS705と同様に設定する。すなわち、動画モード時
には図7(a)のワイド端位置400(=Wmovie)と
設定し(ステップS708)、静止画モード時には図7
(a)のズーム位置(ポイント401=Wstill)と設
定し(ステップS707)、撮像素子の読み出し領域の
設定をステップS710およびステップS709で行
う。動画時にはステップS710で読み出し領域を動画
モード用に設定すると共に(図7(b),(c)の画素
領域402)、レコーダ信号処理手段に撮影モードを動
画撮影と指示することで、動画用の記録媒体を選択さ
せ、静止画モード時には、ステップS709で撮像素子
の読み出し領域を静止画用に設定し(図7(b),
(c)の有効画素領域403)、レコーダ信号処理手段
に撮影モードを静止画撮影と指示することで、静止画画
用の記録媒体を選択させる。
【0043】つぎにステップS711で、モード切替時
の変倍レンズ102の位置が、切替前と切替後とで、可
動範囲内での焦点距離比率が等しくなるように、切替後
の変倍レンズ102の移動目標位置Ztrgtを算出する。
ステップS711によれば、移動目標位置Ztrgtは、モ
ード切替前の焦点距離比率Zrateを用い、切替後の撮影
モードの変倍レンズ102の可動範囲内での切替前比率
が示す位置が目標位置として算出される。ステップS7
12では、変倍レンズ102の移動中、撮像信号をミュ
ートするため、カメラ信号処理手段108に撮像信号の
出力を禁止させる。その代わりに所定のミューティング
信号を出力させるように制御し、ファインダ等の表示手
段121に所定画面が表示されるようにする。また、同
時に記録媒体への記録動作も禁止させる。
【0044】そしてステップS713で受光領域が読み
出し領域以上となるように、また可動範囲の切替での焦
点距離比率が変化しないように、変倍レンズをZtrgt
強制的に移動させる。そして、ステップS714でZ
trgtまで変倍レンズ102が到達するまで待機し、到達
後変倍レンズ102を停止させる(ステップS71
5)。そして、ステップS716で先に説明したよう
に、現在の変倍レンズ102位置での焦点距離比率を算
出し、ステップS717でカメラ信号処理手段108に
撮像信号の出力を許可し、ミューティングを解除する。
また、同時に記録媒体への記録動作も許可させ、ステッ
プS718で今回の撮影モードのバックアップを行い、
つぎのフィールドの処理でのステップS702に用い
る。
【0045】ステップS719からの処理は、ズーム動
作時の変倍レンズ102が、各撮影モードで、可動範囲
を超えないようにする処理である。ステップS719で
は、ズームスイッチユニット119の状態を検出し、ズ
ーム中かどうかの判別を行う。ズーム中でない場合に
は、ステップS725で変倍レンズを停止させる。ズー
ム中の場合、ワイド方向への命令かどうかを判別し(ス
テップS720)、ワイド方向ならばステップS721
で、変倍レンズの現在位置102が、ステップS704
(ステップS707)またはステップS705(ステッ
プS708)で設定されたワイド端Wendよりも大きい
か(望遠側か)を判別し、真ならばワイド方向へのズー
ミングを許可する(ステップS723)。
【0046】既にワイド端位置にいる場合はステップS
725に進み、変倍レンズの移動を禁止する。ステップ
S720でテレ方向にズームスイッチ119が操作され
ていると判断された場合には、ステップS722で変倍
レンズの現在位置102が、テレ端Tendよりも小さい
(広角側か)を判別する。これが真ならばテレ方向への
ズーミングを許可し(ステップS724)、既にテレ端
位置にいる場合はステップS725に進み、変倍レンズ
の移動を禁止し、本処理を終了する(ステップS72
6)。本発明では、変倍レンズの位置は、望遠側(テレ
方向)に進むほど、大きな値となるよう設定されている
ものとして、上記動作の説明を行った。
【0047】以上説明してきたように、放送方式よりも
多い画素数をもつ固体撮像素子を用い、動画撮影と動画
より多い画素情報を使って高精細な静止画撮影とを行え
る撮像装置において、撮像素子の受光領域が、広角で少
なくとも動画撮影に使用する画素領域以上の大きさで、
望遠になるに従い受光領域が広がるような有効像円径可
変のレンズシステムを組み合わせつつ、撮影モードに合
わせ使用される画素領域以上の受光領域となる範囲内で
のみ、ズーミングが可能に設定される。これによりズー
ミングによる撮像画面のケラレなどが発生することな
く、高精細な静止画撮影可能な撮像装置を、安価で小型
軽量化というユーザにとって魅力ある製品として提供す
ることが可能となる。また、移動範囲内で変倍レンズの
現在位置の割合がモード切替で変化しないように制御さ
れるので、一方のモードでワイド端位置の場合、他方の
モードでもワイド端位置となるので、撮影者の混乱を防
止することが可能となる。
【0048】(第2の実施形態)つぎに、本発明の第2
の実施形態を説明する。第1の実施形態では、撮影モー
ドに応じてズーム範囲が変更される例を説明したが、こ
のとき撮影者にズーミング状態を知らせるズーム表示
は、モードによってワイド端位置(ワイド焦点距離)が
異なるため、トータルの光学ズーム倍率が異なる結果と
なる。例えば動画撮影時には10倍、静止画撮影時には
8倍のように静止画撮影時の倍率が動画時よりも低い倍
率となる。このときスケールによるズームバー表示を正
確に表示すると、ワイド端位置が静止画撮影時にテレ方
向にずれることになり、かつバーの長さも動画撮影時に
比べて短くなる結果となる。一方、変倍レンズが動画ワ
イド端から静止画ワイド端に強制移動する動きは、第1
の実施形態で述べたようにミューティング、記録禁止を
行ない、撮影者が混乱しないように、不用意な画面の乱
れを認識できないように配慮している。前者の表示位置
の移動は、後者の配慮を無駄にすることになり、撮影者
の混乱を招くおそれがある。
【0049】そこで、第2の実施形態ではズーム表示は
撮影モードによらず、同様な長さを有するズームバー表
示形式が行えるようにするための例であり、以下詳細に
説明する。図3は、第2の実施形態を行うためのフロー
チャートであり、構成ブロックとしては第1の実施形態
と同様な図1のシステムにおけるシステム制御手段11
1で実行される。また、図3のフローチャートで図2と
同一の番号で示される処理は、既に図2で説明済みなの
で割愛するものとする。
【0050】ステップS801までの処理で、各動作モ
ードに応じた、撮像素子からの読み出し領域の設定、変
倍レンズ102の可動範囲の端設定、モード切替時の焦
点距離比率を変えない変倍レンズ位置への強制移動処理
等が完了しており、ステップS716で現在の変倍レン
ズ位置102の焦点距離比率Zrateが算出されている。
ステップS801では、現在の焦点距離比率Zrateをズ
ーム表示用バッファZ infに変換する処理である。
【0051】Zrateはズーム全ストロークを変倍レンズ
102が移動する際、ワイド端からテレ端までで「0」
から「1」まで変化する値となる。例えば簡単のため、
ズームバー表示は全ズームストロークを8分割、つまり
9ポイントの停止位置を持つ表示であるとした場合、焦
点距離比率Zrateを8倍してZinfを算出する。Zinf
0から8まで変化するように正規化(規格化)されるの
で、この情報をレコーダ信号処理手段110に送り(ス
テップS802)、撮像信号にズームバー表示を多重し
て、表示手段121に出力し、表示処理を終了し、以下
ステップS717からステップS726までの処理を実
行する。ステップS718以降の処理は、図2の処理と
同一なので、表記は割愛した。
【0052】第2の実施形態によれば、撮影モードの切
替で、変倍レンズ移動範囲が撮影モードで異なっていて
も、変倍状態を示すズーム表示を表示状態が変化しない
ように、表示制御を行って移動範囲内の割合で表示する
ので、ワイド端位置、テレ端位置も変わらない、すなわ
ち同じズームバー表示を動画時、静止画時とも同一のキ
ャラクタ表示形式で行える。また、移動範囲内で変倍レ
ンズの現在位置の割合がモード切替で変化しないように
制御されるので、ズーム表示上の現在位置の変化も発生
しないだけでなく、一方のモードでワイド端位置の場
合、他方のモードでもワイド端位置となるので、撮影者
の混乱を防止することが可能となる。
【0053】ここで、上記様々な実施形態に示した各機
能ブロックおよび処理手順は、ハードウェアにより構成
してもよいし、CPUあるいはMPU、ROMおよびR
AM等からなるマイクロコンピュータシステムによって
構成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プ
ログラムに従って実現するようにしてもよい。また、上
記各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実
現するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給
し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0054】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
自体が上述した各実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラム自体およびそのプログラムをコンピ
ュータに供給するための手段、たとえばかかるプログラ
ムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプロ
グラムを記憶する記憶媒体としては、ROMやRAMの
他にたとえばフレキシブルディスク、ハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−
I、CD−R、CD−RW、DVD、zip、磁気テー
プ、あるいは不揮発性のメモリカード等を用いることが
できる。
【0055】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにお
いて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あ
るいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の
実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラム
は本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0056】さらに、供給されたプログラムがコンピュ
ータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能
拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプロ
グラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が
実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでも
ない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
画撮影や静止画撮影の撮影モードに合せて、固体撮像素
子中の映像信号読み出し領域が異なるものであっても、
変倍レンズ群の移動範囲内で変倍レンズの現在位置の割
合がモード切替で変化しないように制御されるので、ズ
ーム表示上の現在位置の変化も発生しないだけでなく、
一方のモードでワイド端位置の場合、他方のモードでも
ワイド端位置となるので、撮影者のカメラ操作における
混乱を防止することが可能となる。
【0058】また、変倍レンズの移動範囲が撮影モード
で異なっていても、変倍状態を示すズームバー表示のワ
イド端位置、またはテレ端位置が変わらないようにモニ
タ上に表示されるので、撮影者に混乱を与えない撮像装
置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における撮像装置の構成例を
示す図である。
【図2】本発明の実施形態における動作シーケンスを示
すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態における動作シーケン
スを示すフローチャートである。
【図4】従来の撮像装置の構成例を示す図である。
【図5】インナーフォーカスタイプのレンズシステムの
構成例を示す図である。
【図6】インナーフォーカスタイプのレンズシステムに
おける焦点位置とフォーカスレンズの位置関係を示す図
である。
【図7】インナーフォーカスタイプのレンズシステムに
おける焦点距離と有効像円径の関係等を示す図である。
【図8】インナーフォーカスタイプのレンズシステムに
おける動画および静止画撮影用クロックと読み出し領域
との関係を示す図である。
【符号の説明】
101 前玉レンズ群(第1のレンズ群) 102 第2のレンズ群(変倍レンズ) 103 絞り 104 第3のレンズ群 105 第4のレンズ群(フォーカスレンズ) 108 カメラ信号処理手段 109 固体撮像素子制御手段 110 レコーダ信号処理手段 111 システム制御手段 112 ズーム駆動手段(モータドライバ) 113 ズームモータ 114 フォーカス駆動手段 115 フォーカスモータ 116 アイリス駆動手段 117 IGメータ 118 撮影モードスイッチ手段 119 ズームスイッチ 120 モードの切換SW 121 表示手段 122 動画記録手段 123 静止画記録手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも変倍動作を行う変倍レンズ群
    を含む光学レンズ群を使用する撮像装置において、 該光学レンズ群を通過した被写体像を映像信号に変換す
    る撮像素子と、 前記変倍レンズ群の位置を制御して前記撮像素子上の受
    光領域の大きさを変更すると共に、変倍動作を行わせる
    変倍動作制御手段と、 前記撮像素子の有効画素領域中から映像信号として読み
    出す第1のモードと、前記第1のモードで読み出される
    領域と異なる領域を前記撮像素子の有効画素領域中から
    映像信号として読み出す第2のモードに設定制御する撮
    像素子制御手段と、 前記第1のモードおよび前記第2のモードを選択するモ
    ード選択手段と、 前記選択手段により選択されたモードの状態に応じて、
    変倍動作時の前記変倍レンズ群の移動範囲を変更する移
    動範囲制御手段と、 前記移動範囲内における前記変倍レンズ群の現在位置の
    焦点距離比率を算出し、前記選択手段によるモード切替
    前後で、算出される前記焦点距離比率が実質的に等しく
    なるように前記変倍レンズ群の位置を制御する制御手段
    とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記制御手段は前記第1のモードでの前記変倍レンズ群
    の現在位置がワイド端またはテレ端であるとき、前記第
    2のモードへ移行後も前記変倍レンズ群の現在位置がそ
    れぞれワイド端またはテレ端に位置するように制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の撮像装置において、 変倍動作の状態を撮影者に知らせる表示手段を有し、 前記選択手段によるモードの切替で、前記表示手段によ
    り表示される変倍動作表示が変化しないように制御する
    表示制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の撮像装置において、 前記モード切替時に前記撮像素子から出力された映像信
    号を前記表示手段に出力しないことを特徴とする撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の撮像装置において、 前記表示手段は映像信号に変倍動作の状態を表すキャラ
    クタで多重表示され、前記表示制御手段は前記モードに
    応じた現在の変倍レンズ位置の焦点距離比率を算出し、
    正規化した信号によってキャラクタ表示することを特徴
    とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の撮像装置おいて、 前記第1のモードは動画撮影モードで、前記第2のモー
    ドは静止画撮影モードであることを特徴とする撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の撮像装置において、 前記第1のモードでは前記撮像素子の有効画素領域中か
    ら一部の領域を映像信号として読み出し、前記第2のモ
    ードでは前記撮像素子の全有効画素領域を映像信号とし
    て読み出すことを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも変倍動作を行う変倍レンズ群
    を含む光学レンズ群を使用する撮像方法において、 該光学レンズ群を通過した被写体像を、撮像素子により
    映像信号に変換する撮像工程と、 前記変倍レンズ群の位置を制御して前記撮像素子上の受
    光領域の大きさを変更すると共に、変倍動作を行わせる
    変倍動作制御工程と、 前記撮像素子の有効画素領域中から映像信号として読み
    出す第1のモードと、前記第1のモードで読み出される
    領域と異なる領域を前記撮像素子の有効画素領域中から
    映像信号として読み出す第2のモードに設定制御する撮
    像素子制御工程と、 前記第1のモードおよび前記第2のモードを選択するモ
    ード選択工程と、 前記選択工程により選択されたモードの状態に応じて、
    変倍動作時の前記変倍レンズ群の移動範囲を変更する移
    動範囲制御工程と、 前記移動範囲内における前記変倍レンズ群の現在位置の
    焦点距離比率を算出し、前記選択工程によるモード切替
    前後で、算出される前記焦点距離比率が実質的に等しく
    なるように前記変倍レンズ群の位置を制御する制御工程
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の撮像方法において、 前記制御工程において前記第1のモードでの前記変倍レ
    ンズ群の現在位置がワイド端またはテレ端であるとき、
    前記第2のモードへ移行後も前記変倍レンズ群の現在位
    置がそれぞれワイド端またはテレ端に位置するように制
    御することを特徴とする撮像方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の撮像方法において、 変倍動作の状態を撮影者に知らせる表示工程を含み、 前記選択工程によるモードの切替で、前記表示工程によ
    り表示される変倍動作表示が変化しないように制御する
    表示制御工程を有することを特徴とする撮像方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の撮像方法におい
    て、 前記モード切替時に前記撮像素子から出力された映像信
    号を前記表示工程において出力しないことを特徴とする
    撮像方法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の撮像方法におい
    て、 前記表示工程において映像信号に変倍動作の状態を表す
    キャラクタで多重表示され、前記表示制御工程において
    前記モードに応じた現在の変倍レンズ位置の焦点距離比
    率を算出し、正規化した信号によってキャラクタ表示す
    ることを特徴とする撮像方法。
  13. 【請求項13】 請求項8から請求項12のいずれかに
    記載の撮像方法において、 前記第1のモードは動画撮影モードで、前記第2のモー
    ドは静止画撮影モードであることを特徴とする撮像方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項8から請求項13のいずれかに
    記載の撮像方法において、 前記第1のモードでは前記撮像素子の有効画素領域中か
    ら一部の領域を映像信号として読み出し、前記第2のモ
    ードでは前記撮像素子の全有効画素領域を映像信号とし
    て読み出すことを特徴とする撮像方法。
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