JP2003198550A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法

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JP2003198550A
JP2003198550A JP2001392171A JP2001392171A JP2003198550A JP 2003198550 A JP2003198550 A JP 2003198550A JP 2001392171 A JP2001392171 A JP 2001392171A JP 2001392171 A JP2001392171 A JP 2001392171A JP 2003198550 A JP2003198550 A JP 2003198550A
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command
response
transmission
management unit
transmission request
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JP2001392171A
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Toshiki Yamamura
敏記 山村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部機器からのコマンド応答受信時に、その
コマンド応答に対応するコマンド送信要求を行ったアプ
リケーションプログラムに対して、確実に正しい結果通
知を行うことができる通信装置及び通信方法を提供す
る。 【解決手段】 コマンド送信管理部304が、アプリケ
ーションプログラム305からのコマンド送信要求に対
して、既にコマンド送信要求を受け付けているコマンド
とコマンド種別が異なり、コマンド応答の内容が同一と
なる可能性がある場合は、そのコマンド送信要求の受け
付けを拒否する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御バスで接
続された他の電子機器との間で通信を行う通信装置及び
通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビデオ機器とパーソ
ナルコンピュータ(PC)等の電子機器とを、例えば、
IEEE1394バスのような通信制御バスを介して接
続し、相互にデータを伝送するようなシステムが開発さ
れている。このようなシステムに用いられるIEEE1
394バスは、映像音声データ、情報データ、制御コマ
ンドを一本のケーブルで伝送できる特徴を有している。
これにより、例えば、PC等の制御機器と、CD(コン
パクトディスク)、MD(ミニディスク)、HDD(ハ
ードディスクドライブ)、DVD(デジタルビデオディ
スク)等の家電機器(被制御機器)との間で映像音声デ
ータの送受信を行ったり、制御機器(PC)が、被制御
機器に対して再生・停止・頭出し等の動作制御又は映像
音声データの分割・結合・消去・並べ替え等の編集作業
を行うことが可能となる。
【0003】このようにIEEE1394バス上におい
て、制御機器が、被制御機器に対して所定の動作を要求
したり、現在の状態を取得したり、あるいは現在の状態
から変化があった場合に被制御機器から通知してもらう
場合等で、特にAV機器に用いられるコマンドとして、
AV/Cコマンド(AV/C Digital Interface CommandSe
tに含まれるコマンドの総称)が規定されている。
【0004】IEEE1394バス上でのコマンドの転
送は、Asynchronous(非同期)転送方式が
用いられる。Asynchronous転送は、IEE
E1394規格での基本的な転送方式で、通信時に時間
的な制約がなく、相手が正常に受信できたかを、Ack
(Acknowledge)パケットにより確認することができる
転送方式である。Asynchronous転送で使用
されるパケットには、Write、Read、Lock
の3つがある。
【0005】図9及び図10は、Writeパケットの
フォーマットを示す図である。図9は、Write R
equest for Data Quadletパケ
ットのフォーマットであり、送信データ(図9のQua
dlet_data)のサイズが4バイト(又はそれ以
下)のデータを送信する際に用いる。図10は、Wri
te Request for Data Block
パケットのフォーマットであり、送信データ(図10の
Data_field)のサイズが4バイトを超えるデ
ータを送信する際に用いる。
【0006】図9及び図10で、Destinatio
nID(2バイト)には、IEEE1394バス上で割
りつけられたデータ転送先の識別子(NodeID)を
設定する。tlabel(transaction l
abel。6ビット)には、パケットの番号を設定す
る。rt(retry code。2ビット)には、新
規に送信されたパケットなのか、再送されたパケットな
のかを示すコードを設定する。tcode(trans
action code。4ビット)には、命令コード
を設定する。tcode=0 の場合は、Write
Request for Data Quadletパ
ケットを示し、tcode=1 の場合は、Write
Request for Data Blockパケ
ットを示す。
【0007】pri(priority。4ビット)に
は、パケットの優先順位を設定する。SourceID
(2バイト)には、データの転送元の識別子(Node
ID)を設定する。Destination_offs
et(6バイト)には、コマンドレジスタとレスポンス
レジスタのアドレスを設定する。Header_CRC
(4バイト)には、ヘッダ部のチェックサム用のCRC
(Cyclic Redundancy Check)
算出値を設定する。ヘッダ部は、各パケットの先頭から
第5quadlet(1quadletは4バイトであ
り、IEEE1394でのデータ処理の基本単位であ
る。)までを指す(つまり、Write Reques
t for Data Quadletパケットについ
ては、1パケット分)。図9のQuadlet_dat
a及び図10のData_fieldは、送信するデー
タ部であり、AV/Cコマンドの内容を記述する。
【0008】図10で、Data_length(2バ
イト)には、Data_fieldのデータ長を設定す
る。Extended_tcode(2バイト)は、t
codeを拡張した場合に利用される。Data_CR
C(4バイト)には、データ部のチェックサム用のCR
C算出値を設定する。図11は、AV/Cコマンド使用
時のWrite Request forData B
lockパケットのData_fieldのフォーマッ
トを示す。図11で、CTS(Command and
Transaction Set。4ビット)は、該
パケットのコマンドセットIDを示し、AV/Cコマン
ドの場合は、”0000”を設定する。Ctype/R
esponse(4ビット)には、コマンド送信の場合
は、Ctype(Command type)であり、
送信するコマンド種別を設定する。コマンド応答の場合
は、Responseであり、該送信コマンドに対する
処理結果を示すResponseコードを設定する。図
13に、Ctype及びResponseコードのコー
ド表を示す。
【0009】Subunit_type(5ビット)に
は、コマンドの宛先またはレスポンス(コマンド応答)
の送信元の電子機器の種類を設定する。Subunit
_typeの一覧表を図14に示す。ここで、IEEE
1394では、機器(例えば、ビデオデッキ等)そのも
のを示す場合にはunitとし、該機器が有する構成部
(例えば、チューナ等)をsubunitとしている。
例えば、図15に示すように、コマンドの宛先がビデオ
デッキ1502の場合は、Subunit_typeに
0x1F(UNIT)を設定し、チューナサブユニット
1504の場合は、0x05(TUNER)を設定す
る。Subunit_IDは、同一種類のsubuni
tがunit内に複数存在する場合に、それぞれを識別
するための識別子である。opcode(Operat
ion Code。8ビット)は、コマンドの内容であ
るオペレーションコードを設定し、operand0か
らoperandn(各8ビット)は、opcodeが
必要とする情報を設定する。
【0010】図8は、IEEE1394バスを介して接
続された制御機器と被制御機器間でAV/Cコマンドに
よる一般的な通信シーケンスの概略を示す図である。制
御機器側では、先ず、被制御機器に対する制御に応じ
て、Ctype、opcode、operandを設定
したAV/Cコマンドを作成し、WriteReque
st for Data Quadletパケット(図
9)又はWrite Request for Dat
a Blockパケット(図10)にて、被制御機器に
送信する(S40)。AV/Cコマンドを受信した被制
御機器は、正常に受け付けたかどうかを示すWrite
responseパケット(Ackパケット)を制御
機器に対して送信する(S41)。図12にWrite
responseパケットのフォーマットを示す。
【0011】被制御機器はWrite respons
eパケットを送信する一方、S40で受信したAV/C
コマンドを解析し、そのコマンドに応じたコマンド応答
を作成し、データ部にコマンド応答をセットしたWri
te requestパケット(Ctypeに代えてR
esponseコードを有する他はS40と同様のフォ
ーマット)にて制御機器に送信する(S42)。被制御
機器からのWrite requestパケットを受信
した制御機器は、Write requestパケット
を正常に受け付けたかどうかを示すWrite res
ponseパケット(図12)を被制御機器に送信し
(S43)、データ部にセットされたRespons
e、opcode及びoperandを解析して、自身
が送信したコマンドに対する応答を確認する。一般的に
は、以上の通信シーケンスにより、制御用のコマンド送
信とコマンド応答がなされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、図16に示すように、制御機器がコマンドAを送信
した(S50)後に、そのコマンドAに対する被制御機
器からのコマンド応答を受信する前に、コマンドBを送
信(S51)した場合、被制御機器からのコマンド応答
C(S52)が、コマンドAに対する応答なのかコマン
ドBに対する応答なのかが、識別できない問題が発生す
る可能性がある。尚、図16においては、それぞれのW
rite requestパケット(コマンド又はコマ
ンド応答)に対するWrite responseパケ
ットの図示を省略している。上記問題が発生する例を説
明する。ここで、コマンドA、コマンドBの内容を図1
7(a)、図17(b)及び以下に示す。 [コマンドA](図17(a)) Ctype:0x01(STATUS(状態問い合わ
せ)) opcode:0xB2(電源) operand[0]:0x7F(電源状態問い合わせ
におけるオペランドの値) [コマンドB](図17(b)) Ctype:0x02(SPECIFIC INQUI
RY(サポート確認)) opcode:0xB2(電源) operand[0]:0x70(電源ONコントロー
ルコマンドのサポート)
【0013】コマンドA,Bの送信元及びコマンド応答
C,Dの送信元は同一の制御機器であり、コマンドA,
Bの送信先及びコマンド応答C,Dの送信元は同一の被
制御機器(Subunit_typeは0x1F、Su
bunit_IDは0x03)である。
【0014】先ず、制御機器が、コマンドA(電源状態
問い合わせ)を被制御機器に対して送信し、コマンドA
に対するコマンド応答を受信する前に、コマンドB(電
源ONコマンドのサポート確認)を被制御機器に対して
送信する。その後で、制御機器は、被制御機器から図1
7(c)に示す内容のコマンド応答Cを受信(S52)
する。ここで、コマンドAに対するコマンド応答のパタ
ーンを図20に、コマンドBに対するコマンド応答のパ
ターンを図21に示す。コマンド応答Cが、図19
(c)に示す内容であったとすると、図20及び図21
から、コマンド応答Cは、コマンドAに対しての電源O
N状態を通知する(STABLE)コマンド応答なの
か、コマンドBに対しての電源ONコマンドをサポート
していることを通知する(IMPLEMENTED)コ
マンド応答であるのかが、この時点では確定しない。
【0015】その後、制御機器は、被制御機器から図1
7(d)に示す内容のコマンド応答Dを受信(S52)
する。ここで、コマンド応答Dのoperand[0]
は、”0x60”となっているのでコマンドBに対する
応答でない(図21)。よってコマンドA(電源状態問
い合わせ)に対する応答はコマンドD(電源OFF状
態)、コマンドB(電源ONコマンドのサポート確認)
に対する応答はコマンドC(電源ONコマンドをサポー
トする)であることが判明する。
【0016】この例のように、コマンド種別(Ctyp
e)が異なる場合、必ずしも先に送信したコマンドに対
するコマンド応答が先に返信されるとは限らないので、
コマンド応答Cを受信した時点で、コマンドAに対する
応答(非制御機器は電源ON状態)を受信したと判断し
た場合には、誤ったコマンド応答解釈により、被制御機
器への制御が正しく行われない可能性がある。
【0017】続いて、別の問題例を説明する。図18
は、本問題例の通信シーケンスである。尚、図16と同
様に、それぞれのWrite requestパケット
(コマンド又はコマンド応答)に対するWrite r
esponseパケットの図示を省略する。先ず、自機
(制御器)が、他機1(被制御機器)に対してコマンド
E(電源状態変化通知要求)を送信(S60)する。他
機1のSubunit_typeは0x1F(ユニッ
ト)、Subunit_IDは0x03である。コマン
ドEの内容を図19(a)及び以下に示す。 [コマンドE](図19(a)) Ctype:0x03(NOTIFY(状態変化通知要
求)) opcode:0xB2(電源) operand[0]:0x7F(電源状態変化通知要
求におけるオペランドの値) コマンドE送信後、自機は、他機1からコマンドEの暫
定応答を受信(S61)する。この暫定応答の内容を以
下に示す。 [コマンドE暫定応答] Ctype:0x0F(INTERIM(暫定応答)) opcode:0xB2(電源) operand[0]:0x60(現在は電源OFF状
態)または、0x70(現在は電源ON状態)
【0018】その後で、自機は、他機1に対してコマン
ドF(電源状態問い合わせ)送信する。コマンドFの内
容を図19(b)及び以下に示す。 [コマンドF](図19(b)) Ctype:0x01(STATUS(状態問い合わ
せ)) opcode:0xB2(電源) operand[0]:0x7F(電源状態問い合わせ
におけるオペランドの値) その後で、自機は、他機1から図19(c)に示す内容
のコマンド応答Hを受信(S64)する。ここで、コマ
ンドEに対するコマンド応答のパターンを図22に示
す。コマンドFに対するコマンド応答のパターンは、前
述のコマンドAと同様(図20)である。コマンド応答
Hが、図19(c)に示す内容であったとすると、図2
2及び図20から、コマンド応答Hは、コマンドEに対
してのコマンド拒絶を通知する(REJECTED)最
終のコマンド応答なのか、コマンドFに対してのコマン
ド拒絶を通知する(REJECTED)コマンド応答で
あるのかが、この時点では確定しない。
【0019】このようなことは、他機1が状態変化通知
要求コマンドを1つしか処理できないにも関わらず、制
御機能を有する他機2から状態変化通知要求コマンドで
あるコマンドGを受信(S63)したために、既に受信
している状態変化通知要求コマンドEに対して、コマン
ド拒絶(REJECTED)通知を送信してしまうこと
が原因で発生する。
【0020】その後に、自機は他機1から図19(d)
に示す内容のコマンド応答Iを受信(S66)する。こ
こで、コマンド応答IのResponseは、”0x0
C”となっているのでコマンドEに対する応答でない
(図22)。よってコマンドE(電源状態変化通知要
求)に対する応答はコマンドH(コマンド拒絶通知)、
コマンドF(電源状態問い合わせ)に対する応答はコマ
ンドI(電源ON状態)であることが判明する。しかし
ながら、コマンドGのことを知らない自機が、コマンド
応答Hを受信した時点で、コマンドFに対する応答(コ
マンド拒絶通知)を受信したと判断した場合には、送信
コマンドに対して誤ったコマンド応答解釈をしてしまう
ことになる。
【0021】上述の2つの例のような危険性は、Cty
pe(コマンド種別)が異なるにも関わらず、コマンド
応答フォーマットが同一である場合が存在する事に起因
するものであり、特に制御機器が比較的性能が高く、1
つのコマンドに対する被制御機器からのコマンド応答を
待たずに同一の被制御機器に別のコマンドを送信するこ
とが可能な制御機器で危険性が高くなる。これを防止す
るために、特定の相手先へコマンドを送信した場合、コ
マンド応答を受信するまで同一の相手先(NodeI
D、Subunit_type及びSubunit_I
Dが一致する。)へ同一のopcodeのコマンドを送
信しないという方法がある。
【0022】しかし、このような場合、過剰にコマンド
送信を制限してしまうという課題がある。また、状態変
化通知要求コマンドを送信した場合には、いつ最終応答
が返ってくるのか判らないため、次のコマンドを送信で
きないという課題がある。本発明は、上記課題に鑑み、
AV/Cコマンドを用いたコマンドの送受信において、
より確実な通信制御が行える通信装置及び通信方法を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の通信装置及び通信方法は下記の構成を有す
る。請求項1に記載の発明は、外部機器とデータ通信を
行うためのインターフェース手段と、前記インターフェ
ース手段を介して外部機器とデータ通信を行うトランザ
クション管理手段と、前記トランザクション管理手段に
対してコマンド送信要求を行い且つ前記トランザクショ
ン管理手段からコマンド応答を受け取るコマンド送信管
理手段と、前記コマンド送信管理手段に対してコマンド
送信要求を行い且つ前記コマンド送信管理手段からコマ
ンド応答に応じた結果通知を受け取るアプリケーション
プログラムと、を有し、前記コマンド送信管理手段は、
前記アプリケーションプログラムからのコマンド送信要
求を受け付けるか否かの判定を、前記コマンド送信要求
のコマンドと、受け付け済みであって前記トランザクシ
ョン管理手段から未だコマンド応答を受け取っていない
コマンド送信要求のコマンドとの内容比較により行う、
ことを特徴とする通信装置である。
【0024】請求項2に記載の発明は、外部機器とデー
タ通信を行うためのインターフェース手段と、前記イン
ターフェース手段を介して外部機器とデータ通信を行う
トランザクション管理手段と、前記トランザクション管
理手段に対してコマンド送信要求を行い且つ前記トラン
ザクション管理手段からコマンド応答を受け取るコマン
ド送信管理手段と、前記コマンド送信管理手段に対して
コマンド送信要求を行い且つ前記コマンド送信管理手段
からコマンド応答に応じた結果通知を受け取るアプリケ
ーションプログラムと、を有し、前記コマンド送信管理
手段は、前記アプリケーションプログラムからのコマン
ド送信要求を受け付け済みであって前記トランザクショ
ン管理手段に対して未だコマンド送信要求を行っていな
いコマンド(以下、「送信待ちコマンド」と呼ぶ。)を
前記トランザクション管理手段に対して送信要求するか
否かの判定を、前記送信待ちコマンドと、前記トランザ
クション管理手段に対して送信要求済みであってトラン
ザクション管理手段から未だコマンド応答を受け取って
いないコマンドとの内容比較により行う、ことを特徴と
する通信装置である。
【0025】請求項3に記載の発明は、前記内容比較に
よる判定が、双方のコマンド種別が異なるにも関わら
ず、コマンド応答の内容が同一となる可能性の有無に基
づき行われることを含む、ことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の通信装置である。
【0026】請求項4に記載の発明は、外部機器とデー
タ通信を行うためのインターフェース手段と、前記イン
ターフェース手段を介して外部機器とデータ通信を行う
トランザクション管理手段と、前記トランザクション管
理手段に対してコマンド送信要求を行い且つ前記トラン
ザクション管理手段からコマンド応答を受け取るコマン
ド送信管理手段と、前記コマンド送信管理手段に対して
コマンド送信要求を行い且つ前記コマンド送信管理手段
からコマンド応答に応じた結果通知を受け取るアプリケ
ーションプログラムと、を有し、前記コマンド送信管理
手段は、前記トランザクション管理手段に対してコマン
ド送信要求済みであってトランザクション管理手段から
未だコマンド応答を受け取っていないコマンド(以下、
「応答待ちコマンド」と呼ぶ。)の内、複数の前記応答
待ちコマンドに対するコマンド応答の内容が同一となる
可能性がある場合は、所定時間経過後に、前記アプリケ
ーションプログラムに対して前記トランザクション管理
手段からのコマンド応答を渡す、ことを特徴とする通信
装置である。
【0027】請求項5に記載の発明は、前記所定時間
は、直前の前記応答待ちコマンドに対する送信完了通知
を前記トランザクション管理手段から受け取ってから、
100ms以上の時間であることを特徴とする請求項4
に記載の通信装置である。
【0028】請求項6に記載の発明は、前記コマンド送
信管理手段は、複数のコマンド送信要求のコマンドの送
信先が異なる場合には、双方のコマンドに対するコマン
ド応答の内容が同一となる可能性の有無にかかわらず、
前記アプリケーションプログラムからのコマンド送信要
求を受け付け、前記送信待ちコマンドを前記トランザク
ション管理手段に対して送信要求し、又は所定時間経過
を待たずに前記アプリケーションプログラムに対して前
記トランザクション管理手段からのコマンド応答に応じ
た結果通知を渡す、ことを特徴とする請求項3又は請求
項4に記載の通信装置である。
【0029】請求項7に記載の発明は、前記インタフェ
ース手段が、IEEE1394規格に準拠したインター
フェースであり、前記コマンドが、そのAV/Cデジタ
ルインターフェースコマンドセットに準拠したコマンド
であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか
の請求項に記載の通信装置である。
【0030】請求項8に記載の発明は、アプリケーショ
ンプログラムがコマンド送信要求を生成するコマンド送
信要求生成ステップと、前記コマンド送信要求のコマン
ドと、送信待ち又は送信済みであって未だコマンド応答
を受け取っていないコマンド送信要求のコマンドとの内
容比較により、前記アプリケーションプログラムからの
コマンド送信要求を受け付けるか否かの判定を行う判定
ステップと、受け付けた前記コマンド送信要求のコマン
ドを送信する送信ステップと、を有することを特徴とす
る通信方法である。
【0031】請求項9に記載の発明は、アプリケーショ
ンプログラムがコマンド送信要求を生成するコマンド送
信要求生成ステップと、前記アプリケーションプログラ
ムからのコマンド送信要求を受け付け済みであって未だ
コマンドの送信をしていないコマンド送信要求のコマン
ド(以下、「送信待ちコマンド」と呼ぶ。)と、送信済
みであって未だコマンド応答を受け取っていないコマン
ド送信要求のコマンドとの内容比較により、前記送信待
ちコマンドを送信するか又は送信を待つかの判定を行う
判定ステップと、送信すると判定した前記送信待ちコマ
ンドを送信する送信ステップと、を有することを特徴と
する通信方法である。
【0032】請求項10に記載の発明は、前記内容比較
による判定が、双方のコマンド種別が異なるにも関わら
ず、コマンド応答の内容が同一となる可能性の有無に基
づき行われることを含む、ことを特徴とする請求項8又
は請求項9に記載の通信方法である。
【0033】請求項11に記載の発明は、コマンドを送
信する送信ステップと、送信済みであって未だコマンド
応答を受け取っていない複数のコマンド(以下、「応答
待ちコマンド」と呼ぶ。)に対するコマンド応答の内容
が同一となる可能性がある場合は、所定時間経過後にコ
マンド応答の内容の処理を開始する受信ステップと、を
有することを特徴とする通信方法である。
【0034】請求項12に記載の発明は、前記所定時間
は、直前の前記応答待ちコマンドに対する送信完了通知
を受け取ってから、100ms以上の時間であることを
特徴とする請求項11に記載の通信方法である。
【0035】請求項13に記載の発明は、前記コマンド
送信要求生成ステップにおいて生成された又は送信ステ
ップにおいて送信されたコマンドの送信先が異なる場合
には、双方のコマンドに対するコマンド応答の内容が同
一となる可能性の有無にかかわらず、前記アプリケーシ
ョンプログラムからのコマンド送信要求を受け付け、前
記送信待ちコマンドを送信し、又は所定時間経過を待た
ずにコマンド応答の内容の処理を開始する、ことを特徴
とする請求項10又は請求項11に記載の通信方法であ
る。
【0036】請求項14に記載の発明は、前記コマンド
が、IEEE1394規格のAV/Cデジタルインター
フェースコマンドセットに準拠したコマンドであること
を特徴とする請求項8から請求項13の何れかの請求項
に記載の通信方法である。
【0037】本発明は、コマンド応答受信時に、そのコ
マンド応答に対応するコマンド送信要求を行ったアプリ
ケーションプログラムに対して、確実に正しい結果通知
を行うことができるという作用を有する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施をするための
好適な形態を具体的に示した実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0039】《実施例1》図1〜図5を用いて、実施例
1の通信装置及び通信方法について説明する。尚、「従
来の技術」及び「発明が解決しようとする課題」での説
明で用いた図面についても適宜参照する。図2は、実施
例1の通信システムの構成を示す概略図である。図2
で、201はコントローラ、202はユニット、203
はサブユニットA、204はサブユニットB、205は
IEEE1394バスである。コントローラ201は、
ユニット202、サブユニットA203及びサブユニッ
トB204を制御するPC等のイニシエータであり、本
発明の通信装置を有する。ユニット202は、ビデオデ
ッキ等の機器(ターゲット)であり、コントローラ20
1からのコマンドの送受信により制御される。サブユニ
ットA203及びサブユニットB204は、ユニット2
02が有する機能部である。具体的には、ユニット20
2をビデオデッキとすると、チューナやビデオカセット
レコーダ/プレーヤ等に相当する。サブユニットA20
3及びサブユニットB204も、ユニット202と同様
にコントローラ201からのコマンドの送受信により制
御される。
【0040】図3にコントローラ201の内部構成を示
す。図3で、301は通信装置、306はユーザI/F
部である。通信装置301は、ハードウェア層を構成す
る通信I/F部302と、ソフトウェア層を構成するト
ランザクション管理部303、コマンド送信管理部30
4、アプリケーションプログラム305とを有する。従
来の通信装置は、通信I/F部302、トランザクショ
ン管理部303及びアプリケーションプログラム305
を有していた。本発明の通信装置は、更にコマンド送信
管理部304を有することを特徴としている。通信I/
F部302は、外部機器(ユニット202)とAV/C
コマンドによるデータ通信を行うインターフェース・ハ
ードウェアである。通信I/F部302は、トランザク
ション管理部303からのリクエストパケット(Wri
terequestパケット)送信要求を受けて、リク
エストパケットを電気信号に変換して、IEEE139
4バス205に送出し、且つ、外部機器からのリクエス
トパケット(Write requestパケット)を
受信した場合に、トランザクション管理部303にリク
エストパケット受信を通知する。
【0041】トランザクション管理部303は、コマン
ド送信管理部304からのコマンド送信要求によりWr
ite Requestパケットの作成を行い、外部機
器からリクエストパケット(Write reques
tパケット)を受信した場合にレスポンスパケット(W
rite responseパケット)の作成を行い、
通信I/F部302にそれぞれの送信要求を出す。ま
た、通信I/F部302が受信した外部機器からのリク
エストパケット及びレスポンスパケットの解析を行う。
コマンド送信管理部304は、アプリケーションプログ
ラム305とトランザクション管理部303との間に位
置し、アプリケーションプログラム305からの要求に
よりトランザクション管理部303に対してコマンド送
信要求を行い、且つ、トランザクション管理部303か
らコマンド応答を受け取り、アプリケーションプログラ
ム305にそのコマンド応答の内容に応じた結果を通知
する。コマンド送信管理部304の詳細については後で
説明する。アプリケーションプログラム305は、コマ
ンド送信管理部304に対して、外部機器に対する制御
/状態取得/状態変化通知要求等をコマンド送信管理部
304に通知し、且つ、コマンド送信管理部304から
コマンド応答の内容に応じた結果通知(コマンド応答)
を受け取る。
【0042】ユーザI/F部306は、ユーザによるダ
ビングコントロールや予約に応じた機器制御等の指令の
入力、且つ、外部機器からリクエストパケットを受信し
た場合は、その結果の出力を行う。
【0043】次に、コマンド送受信の動作について順を
追って説明する。アプリケーションプログラム305
が、ユニット202、サブユニットA203、又はサブ
ユニットB204を制御、サポート確認、状態問い合わ
せ又は状態変化通知要求等を行う際には、先ず、コマン
ド送信管理部304に対し、被制御機器に対する制御/
状態取得/状態変化通知要求等の要求を行う(S1
0)。それを受けたコマンド送信管理部304は、要求
を正常に受け付けたか、或いは受付を拒否したかをアプ
リケーションプログラム305に通知する。要求を正常
に受け付けた場合、コマンド送信管理部304は、AV
/Cコマンドフレームを作成し、所定のタイミングでト
ランザクション管理部303に対し、コマンド送信要求
を行う(S11)。
【0044】コマンド送信要求を受けたトランザクショ
ン管理部303は、要求を正常に受け付けたか、或いは
受け付けを拒否したかをコマンド送信管理部304に通
知する。要求を正常に受け付けた場合、トランザクショ
ン管理部303は、コマンド送信管理部304から受け
付けたAV/Cコマンドフレームをデータ部にセットし
たリクエストパケット(Write Requestパ
ケット(図9又は図10))を作成し、所定のタイミン
グで、通信I/F部302にリクエストパケット送信要
求を出す(S12)。リクエストパケット送信要求を受
けた通信I/F部302は、指定された相手先(外部機
器)にリクエストパケットを送信する。
【0045】通信I/F部302は、コマンド送信した
相手先から受信したレスポンスパケット(Write
responseパケット(図12))を受信するとト
ランザクション管理部303にレスポンスパケット受信
通知を行う(S13)。レスポンスパケット受信通知を
受け取ったトランザクション管理部303は、レスポン
スパケットを解析し、先に送信したリクエストパケット
を相手先が正常に受信したかどうかを確認する。トラン
ザクション管理部303は、その結果をコマンド送信管
理部304に通知する(S14)。コマンド送信管理部
304は、トランザクション管理部303からの送信結
果により、相手先が正常にコマンドを受け取ったと判断
した場合には、トランザクション管理部303に対し、
コマンド応答がセットされたリクエストパケットの応答
受信要求を出す(S15)。相手先からコマンド応答が
セットされたリクエストパケットを通信I/F部302
が受信すると、トランザクション管理部303に対し、
リクエストパケット受信通知を出す(S16)。
【0046】トランザクション管理部303は、受信し
たリクエストパケットの解析を行い、レスポンスパケッ
トを作成し、通信I/F部302に対し、レスポンスパ
ケット送信要求を出す(S17)。レスポンスパケット
送信要求を受けた通信I/F部302は、指定された相
手先(外部機器)にレスポンスパケットを送信する。ま
た、トランザクション管理部303は、受信したリクエ
ストパケットが正常であると判断した場合には、コマン
ド送信管理部304に対して、コマンド応答受信通知を
出す(S18)。トランザクション管理部303よりコ
マンド応答通知を受け取ったコマンド送信管理部304
は、リクエストパケットのデータ部にセットされたコマ
ンド応答を解析し、アプリケーションプログラム305
に対して結果を通知する(S19)。アプリケーション
プログラム305は、その結果をユーザI/F部306
を介してユーザに通知し、又は、その結果から次の制御
動作に移行する。
【0047】ここで、コマンド送信管理部304の機能
について説明する。コマンド送信管理部304は、複数
のアプリケーションプログラム305からの被制御機器
に対する制御/状態取得/状態変化通知要求等の要求を
受け付けることが可能であり、受け付けた要求コマンド
は、送信コマンド管理テーブルによって管理される。図
4は、送信コマンド管理テーブルの一例を示す図であ
る。図4に示すように、送信コマンド管理テーブルに登
録する情報は、送信要求したコマンド毎に、要求したア
プリケーション種別、コマンドの処理状態(送信待ち/
応答待ち)、コマンド送信の相手先(NodeID、S
ubunit_type、Subunit_ID)、コ
マンド種別(Ctype)及びコマンドコード/パラメ
ータ(opcode、operand[0]〜oper
and[n])である。
【0048】コマンドの処理状態で、「送信待ち」と
は、アプリケーションプログラム305からのコマンド
送信要求を受け付けてはいるが、まだ、トランザクショ
ン管理部303に対してコマンド送信要求を行っていな
い状態である。「応答待ち」とは、トランザクション管
理部303に対してコマンド送信要求を行ったが、ま
だ、トランザクション管理部303からコマンド応答を
受け取っていない状態である。以下、送信コマンド管理
テーブルに登録されているコマンドで、「送信待ち」状
態のコマンドを「送信待ちコマンド」、「応答待ち」状
態のコマンドを「応答待ちコマンド」と呼ぶ。
【0049】次に、新たにアプリケーションプログラム
305から被制御機器に対する制御/状態取得/状態変
化通知要求等の要求を受け取った際に、コマンド送信管
理部304が行う要求受付判定処理について説明する。
図1は、該要求受付判定処理の動作アルゴリズムを示す
フローチャートである。ステップS101では、アプリ
ケーションプログラム305から被制御機器に対する制
御/状態取得/状態変化通知要求等の要求有無の判定を
行う。要求がある場合は、ステップS102に移行し、
要求がない場合は本処理を抜ける。ステップS102で
は、要求に相当するAV/Cコマンドフレームを作成す
る。ステップS103では、図4に示した送信コマンド
管理テーブルに登録されている既に送信要求を受け付け
ているコマンド(登録済コマンド)と作成したコマンド
フレームとを比較し、送信相手先が同じであるかどうか
の判定を行う。送信相手先が同一である場合は、ステッ
プS104に移行し、送信相手先が同一でない場合は、
ステップS107に移行する。
【0050】ステップS104では、登録済コマンドと
作成したコマンドフレームとを比較し、Ctype、o
pcode(OPC)、operand(OPR)が同
じであるかの判定を行う。Ctype、OPC及びOP
Rが同一(同一のコマンド)である場合は、ステップS
106に移行し、同一でない場合は、ステップS105
に移行する。
【0051】ステップS105では、登録済コマンドと
作成したコマンドフレームの送信コマンド種別(Cty
pe)が異なり、且つ、そのコマンド応答フレームが同
一となる可能性があるかどうかの判定を行う。ここで、
コマンド応答フレームが同一となるかどうかのチェック
は、予め用意されているコマンド(コマンド応答フレー
ムが同一となる可能がある)組み合わせ管理テーブルを
用いて行う。図5は、コマンド組み合わせ管理テーブル
の一例を示す図である。図5に示すように、コマンド組
み合わせ管理テーブルは、ある送信コマンド情報(コマ
ンド種別(Ctype)及びコマンドコード/パラメー
タ(opcode、operand[0]〜opera
nd[n]))とコマンド種別が異なり、コマンド応答
フレームが同一となる可能性のあるコマンド情報の組み
合わせを、1組毎に登録しているテーブルである。コマ
ンド応答フレームが同一となるかどうかの判定は、登録
済コマンドのコマンド情報と作成したコマンドフレーム
のコマンド情報の組み合わせが、このコマンド組み合わ
せ管理テーブルに登録されているかどうかをチェックす
ることで行う。登録済コマンドと作成したコマンドフレ
ームの送信コマンド種別が異なり、且つ、そのコマンド
応答フレームが同一となる可能性がある場合は、ステッ
プS106に移行し、そうでない場合はステップS10
7に移行する。
【0052】ステップS106では、アプリケーション
プログラム305に対してコマンド受付不可通知を出
し、処理を抜ける。ステップS107では、作成したコ
マンドフレームと送信コマンド管理テーブルの全ての登
録済コマンドとの比較が終了したかどうかの判別を行
う。全ての登録済コマンドとの比較が終了した場合は、
ステップS108に移行し、全ての登録済コマンドとの
比較が終了していない場合は、比較対象を次の登録済コ
マンドに移行して、ステップS103に戻る。ステップ
S108では、作成したコマンドフレームを送信コマン
ド管理テーブルに追加し、アプリケーションプログラム
305に対してコマンド受付完了通知を出して本処理を
抜ける。コマンド送信管理部304は、受け付けたコマ
ンド送信要求のコマンドフレームについて、順次トラン
ザクション管理部303に対してコマンド送信要求を行
う。
【0053】以上のように、実施例1の通信装置及び通
信方法においては、アプリケーションプログラム305
から新たなコマンド送信要求があった場合に、コマンド
送信管理部304は、該コマンドと、送信コマンド管理
テーブルに登録している既にコマンド送信要求を受け付
けたコマンドとを比較し、双方のコマンド応答の内容が
同一となる可能性がある場合には、コマンド送信要求の
受付を拒否する。従って、コマンド応答受信時に、アプ
リケーションプログラム305に対して誤った結果通知
をする可能性のあるコマンドの同時期の送信を防止する
ことができる。
【0054】《実施例2》図6を用いて、実施例2の通
信装置及び通信方法について説明する。尚、「従来の技
術」、「発明が解決しようとする課題」及び実施例1で
の説明で用いた図面についても適宜参照する。実施例2
の通信システム及び通信装置の構成は実施例1の通信シ
ステム(図2)及び通信装置301の構成(図3)と同
一である。通信装置301のコマンド送信管理部304
の機能が、実施例1の通信装置301と異なる。他の機
能は同一であるため、ここではその相違点のみ説明す
る。実施例1の通信装置301のコマンド送信管理部3
04は、アプリケーションプログラム305からの外部
機器に対する制御/状態取得/状態変化通知要求等の要
求に対する受付判定処理を特徴としていたが、実施例2
の通信装置301のコマンド送信管理部304は、アプ
リケーションプログラム305からの被制御機器(外部
機器)に対する制御/状態取得/状態変化通知要求等の
要求を全て受け付ける(受付判定なし)。コマンド送信
管理部304は、要求を受け付けたコマンドを、トラン
ザクション管理部303に対して通知(図3のS11)
する処理に特徴を持つ。また、実施例1の通信装置30
1のコマンド送信管理部304と同様に、送信コマンド
管理テーブル(図4)及びコマンド組み合わせ管理テー
ブル(図5)を保持し、使用する。
【0055】図6は、コマンド送信管理部304のトラ
ンザクション管理部303に対するコマンド送信要求処
理の動作アルゴリズムを示すフローチャートである。ス
テップS601では、コマンド送信管理部304がトラ
ンザクション管理部303に対して、コマンド送信要求
可能状態で、送信コマンド管理テーブルに送信待ち状態
のコマンドが存在するかどうかの判定を行う。送信要求
可能状態且つ送信待ちコマンドが存在する場合は、ステ
ップS602に移行する。そうでない場合は、本処理を
抜ける。ステップS602では、図4に示した送信コマ
ンド管理テーブルに登録されている送信待ちコマンド
と、同じく送信コマンド管理テーブルに登録されてい
る、既に送信済みのコマンド(応答待ちコマンド)とを
比較し、送信相手先が同じであるかどうかの判定を行
う。送信相手先が同一である場合は、ステップS603
に移行し、送信相手先が同一でない場合は、ステップS
607に移行する。ここで、本処理開始後、初回のステ
ップS602で、比較元となる送信待ちコマンドは、送
信コマンド管理テーブルに登録されている送信待ちコマ
ンドの中で最も古いコマンドとする。
【0056】ステップS603では、送信待ちコマンド
と応答待ちコマンドとを比較し、Ctype、opco
de(OPC)及びoperand(OPR)が同じで
あるかどうかの判定を行う。Ctype、OPC及びO
PRが同一(同一コマンド)である場合は、ステップS
605に移行し、同一でない場合は、ステップS604
に移行する。ステップS604では、送信待ちコマンド
と応答待ちコマンドの送信コマンド種別(Ctype)
が異なり、且つ、そのコマンド応答フレームが同一とな
る可能性があるかどうかの判定を行う。ここで、コマン
ド応答フレームが同一となるかどうかのチェックは、実
施例1で説明したように、コマンド(コマンド応答フレ
ームが同一となる可能がある)組み合わせ管理テーブル
を用いて行う。送信待ちコマンドと応答待ちコマンドの
送信コマンド種別が異なり、且つ、そのコマンド応答フ
レームが同一となる可能性がある場合は、ステップS6
05に移行し、そうでない場合はステップS607に移
行する。
【0057】ステップS605では、送信コマンド管理
テーブルに登録されている送信待ちコマンドが他に存在
するかどうかを調べる。存在する場合は、その送信待ち
コマンドを処理対象とし、ステップS602に戻る。存
在しない場合は、ステップS606に移行する。また、
次の送信待ちコマンドを検索する順番は、登録(古い)
順とする。ステップS606では、応答待ちコマンド
(送信コマンド管理テーブルに登録されている内の何れ
か)に対するコマンド応答を受信したかどうかを調べ
る。受信した場合は、処理対象となる送信待ちコマンド
を最初の(最も古い)送信待ちコマンドにして、ステッ
プS602に戻る。
【0058】ステップS607では、送信待ちコマンド
と送信コマンド管理テーブルの全ての応答待ちコマンド
との比較が終了したかどうかの判別を行う。全ての応答
待ちコマンドとの比較が終了した場合は、ステップS6
08に移行し、終了していない場合は、比較対象を次の
応答待ちコマンドにして、ステップS602に戻る。ス
テップS608では、この送信待ちコマンドのコマンド
送信要求をトランザクション管理部303に通知する。
また、送信コマンド管理テーブルの該送信待ちコマンド
の情報を変更(状態を「応答待ち」に変更)し、本処理
を抜ける。
【0059】以上のように、実施例2の通信装置及び通
信方法においては、コマンド送信管理部304は、送信
コマンド管理テーブル登録されている送信待ちコマンド
を、同じく送信コマンド管理テーブル登録されている応
答待ちコマンドと比較して、双方のコマンド応答が同一
となる可能性がある場合には、該送信待ちコマンドの送
信要求を行わず、コマンド応答が同一となる可能性のあ
る応答待ちコマンドに対するコマンド応答を受信するの
を待つ。その応答待ちコマンドに対するコマンド応答を
受信した後(コマンド応答が同一となる可能性のある応
答待ちコマンドがなくなった後)、トランザクション管
理部303に該送信待ちコマンドの送信要求を行う。従
って、コマンド応答受信時に、アプリケーションプログ
ラム305に対して誤った結果通知をする可能性のある
コマンドの同時期の送信を防止することができる。
【0060】《実施例3》図7を用いて、実施例3の通
信装置及び通信方法について説明する。尚、「従来の技
術」、「発明が解決しようとする課題」、実施例1及び
実施例2での説明で用いた図面についても適宜参照す
る。実施例3の通信システム及び通信装置の構成は実施
例1の通信システム(図2)及び通信装置301の構成
(図3)と同一である。通信装置301のコマンド送信
管理部304の機能が、実施例1及び実施例2の通信装
置301と異なる。他の機能は同一であるため、ここで
はその相違点のみ説明する。実施例3の通信装置301
のコマンド送信管理部304は、アプリケーションプロ
グラム305からの被制御機器(外部機器)に対する制
御/状態取得/状態変化通知要求等の要求を全て受け付
け(受付判定なし)、受け付けたコマンドをトランザク
ション管理部303に通知する(送信要求判定なし)。
コマンド送信管理部304は、トランザクション管理部
303からのコマンド応答受信通知を受けた場合に(図
3のS18)、外部機器に対してコマンドを送信してい
て、まだ応答が返ってきていないコマンド(応答待ちコ
マンド)の中から、該コマンド応答に対応する応答待ち
コマンドを選択し、アプリケーションプログラム305
にその結果を通知(図3のS19)する処理に特徴を持
つ。また、実施例1の通信装置301のコマンド送信管
理部304と同様に、送信コマンド管理テーブル(図
4)を保持し、使用する。
【0061】図7は、コマンド送信管理部304のアプ
リケーションプログラム305に対する結果通知処理の
動作アルゴリズムを示すフローチャートである。ステッ
プS701では、トランザクション管理部303からコ
マンド応答受信通知があったかどうかの判定を行う。コ
マンド応答受信通知があった場合は、ステップS702
に移行し、なかった場合は、本処理を抜ける。ステップ
S702では、送信コマンド管理テーブルから、受信し
たコマンド応答の送信元(応答待ちコマンドの送信先)
が同一で、送信コマンド種別(Ctype)が異なり、
且つ、受信したコマンド応答と、そのコマンド応答フレ
ームが同一となる可能性がある応答待ちコマンドが複数
存在するかどうかを調べる。複数存在する場合は、ステ
ップS703に移行し、複数存在しない場合は、ステッ
プS706に移行する。
【0062】ステップS703では、コマンド送信管理
部304からトランザクション管理部303に対して行
った、直前のコマンド送信要求(図3のS11)に対し
て、トランザクション管理部303からの送信結果通知
(図3のS14)を受け付けてから、100msを経過
したかどうかの判定を行う。100ms経過している場
合は、ステップS704に移行し、100ms経過して
いない場合には、ステップS703を繰り返す。ステッ
プS704では、送信結果通知後、100msの間にト
ランザクション管理部303から別のコマンド応答受信
通知があったかどうかの判定を行う。コマンド応答受信
通知があった場合は、ステップS705に移行し、なか
った場合は、ステップS706に移行する。
【0063】AV/Cコマンドを用いる通信では、要求
コマンド(Write requestパケット)に対
するコマンド応答(Write requestパケッ
ト)の送信は、レスポンスパケット(Write re
sponseパケット)送信後、100ms以内に行う
ことが規定されている。そのため、図18に示すような
場合において、複数のコマンド(コマンドE,コマンド
F)の応答待ち状態で、コマンド応答を受信した場合
(コマンドH)、コマンドFに対するレスポンスパケッ
ト受信時から100ms待機している間に、コマンド応
答Iを受信しなかった場合には(ステップS704にお
いてNoに分岐する。)、コマンド応答Hは、コマンド
F(状態問い合わせ)に対するものであり、コマンドE
(状態変化通知要求)に対する最終応答(状態が変化し
た場合の通知)は、まだ受信していない(未だ状態が変
化していない)と判断することができる。
【0064】ステップS705では、最初に受信したコ
マンド応答と次に受信したコマンド応答の中身を解析し
て、各々に対応する応答待ちコマンドを判定する。ま
た、送信コマンド管理テーブルから該応答待ちコマンド
の削除を行う。ここで、複数の受信したコマンドと複数
の応答待ちコマンドをマッチングさせる方法は、「発明
が解決しようとする課題」で記載した方法で行う。再
度、図18を用いて説明すると、コマンド応答Hは、コ
マンドEに対応し、コマンド応答Iは、コマンドFに対
応するということがコマンドに対するコマンド応答フォ
ーマットのとりうる範囲(図22に示すようにコマンド
Eに対して、コマンド応答Iのフォーマットが返ること
はない)から判断する(消去法を用いる)ことが可能で
ある。ステップS706では、アプリケーションプログ
ラム305に結果通知を行い、本処理を抜ける。
【0065】以上のように、実施例3の通信装置及び通
信方法においては、トランザクション管理部303から
コマンド応答受信通知を受けた場合に、送信コマンド管
理テーブルの応答待ちコマンドの中で、そのコマンド応
答が該受信したコマンド応答と同一となる可能性のある
ものが複数存在する場合には、コマンド送信管理部30
4は、トランザクション管理部303から、直前の送信
要求に対応するコマンド送信結果通知を受けてから10
0ms経過後にアプリケーションプログラム305に対
して該受信したコマンド応答に対応する結果通知を行
う。また、この間(100ms)にトランザクション管
理部303から新たなコマンド応答受信通知を受けた場
合には、2つのコマンド応答の内容を解析して、送信コ
マンド管理テーブルの応答待ちコマンドと照合させる。
従って、アプリケーションプログラム305に対して確
実に正しい結果通知を行うことができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の通信装置及び通
信方法によれば、コマンド送信管理部が、コマンド種別
が異なるにも関わらず、コマンド応答の内容が同一とな
る可能性の有無に基づきコマンド受付/送信要求/通知
判定を行うことにより、外部に接続された同一相手先
(外部機器)に対する複数のアプリケーションプログラ
ムからの送信コマンド要求に対して、それらのコマンド
応答受信時にアプリケーションプログラムに対して確実
に対応する正しい結果通知を行うことができる。従っ
て、誤った結果通知を起因とするアプリケーションプロ
グラムの誤動作/誤表示を防止することができ、同一の
外部機器に対するコマンド送信制限をより緩和すること
ができる。また、コマンドの送信先が異なっているか又
はコマンド応答の内容が同一となる可能性がない場合に
は、直ちにコマンドを送信し、受信したコマンド応答を
処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1において、要求受付判定処
理の動作アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図2】 本発明の実施例における通信システムの構成
を示す概略図である。
【図3】 本発明の実施例において、通信装置301の
構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施例において、送信コマンド管理
テーブルの一例を示す図である。
【図5】 本発明の実施例において、コマンド組み合わ
せ管理テーブルの一例を示す図である。
【図6】 本発明の実施例2において、トランザクショ
ン管理部303に対するコマンド送信要求処理の動作ア
ルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施例3において、アプリケーショ
ンプログラム305に対する結果通知処理の動作アルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図8】 制御機器と被制御機器間でAV/Cコマンド
による通信シーケンスの概略を示す図である。
【図9】 Write Request for Da
ta Quadletパケットのフォーマットを示す図
である。
【図10】 Write Request for D
ata Blockパケットのフォーマットを示す図で
ある。
【図11】 AV/Cコマンド使用時のWrite R
equest for Data Blockパケット
のdata_fieldのフォーマットを示す図であ
る。
【図12】 Write responseパケットの
フォーマットを示す図である。
【図13】 コマンド種別、コマンド応答種別のコード
表である。
【図14】 Subunit_typeの一覧表であ
る。
【図15】 IEEE1394バスを用いた機器接続の
一例を示す図である。
【図16】 同一の他機に複数のコマンド送信する場合
を示す図である。
【図17】 図16における各コマンドの設定内容を示
す図である。
【図18】 同一の他機に複数のコマンド送信する場合
の別の例を示す図である。
【図19】 図18における各コマンドの設定内容を示
す図である。
【図20】 「電源状態問い合わせ」コマンドに対する
コマンド応答のパターンを示す図である。
【図21】 「電源ONコマンドのサポート確認」コマ
ンドに対するコマンド応答のパターンを示す図である。
【図22】 「電源状態変化通知要求」コマンドに対す
るコマンド応答のパターンを示す図である。
【符号の説明】
201 コントローラ 202 ユニット 203 サブユニットA 204 サブユニットB 205 IEEE1394バス 301 通信装置 302 通信I/F部 303 トランザクション管理部 304 コマンド送信管理部 305 アプリケーションプログラム 306 ユーザI/F部 1501 ビデオカムコーダ 1502 ビデオデッキ 1503、1505 ビデオテープサブユニット 1504 チューナサブユニット 1506 ビデオカメラサブユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器とデータ通信を行うためのイン
    ターフェース手段と、 前記インターフェース手段を介して外部機器とデータ通
    信を行うトランザクション管理手段と、 前記トランザクション管理手段に対してコマンド送信要
    求を行い且つ前記トランザクション管理手段からコマン
    ド応答を受け取るコマンド送信管理手段と、 前記コマンド送信管理手段に対してコマンド送信要求を
    行い且つ前記コマンド送信管理手段からコマンド応答に
    応じた結果通知を受け取るアプリケーションプログラム
    と、 を有し、 前記コマンド送信管理手段は、前記アプリケーションプ
    ログラムからのコマンド送信要求を受け付けるか否かの
    判定を、前記コマンド送信要求のコマンドと、受け付け
    済みであって前記トランザクション管理手段から未だコ
    マンド応答を受け取っていないコマンド送信要求のコマ
    ンドとの内容比較により行う、ことを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 外部機器とデータ通信を行うためのイン
    ターフェース手段と、 前記インターフェース手段を介して外部機器とデータ通
    信を行うトランザクション管理手段と、 前記トランザクション管理手段に対してコマンド送信要
    求を行い且つ前記トランザクション管理手段からコマン
    ド応答を受け取るコマンド送信管理手段と、 前記コマンド送信管理手段に対してコマンド送信要求を
    行い且つ前記コマンド送信管理手段からコマンド応答に
    応じた結果通知を受け取るアプリケーションプログラム
    と、 を有し、 前記コマンド送信管理手段は、前記アプリケーションプ
    ログラムからのコマンド送信要求を受け付け済みであっ
    て前記トランザクション管理手段に対して未だコマンド
    送信要求を行っていないコマンド(以下、「送信待ちコ
    マンド」と呼ぶ。)を前記トランザクション管理手段に
    対して送信要求するか否かの判定を、前記送信待ちコマ
    ンドと、前記トランザクション管理手段に対して送信要
    求済みであってトランザクション管理手段から未だコマ
    ンド応答を受け取っていないコマンドとの内容比較によ
    り行う、ことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 前記内容比較による判定が、双方のコマ
    ンド種別が異なるにも関わらず、コマンド応答の内容が
    同一となる可能性の有無に基づき行われることを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】 外部機器とデータ通信を行うためのイン
    ターフェース手段と、 前記インターフェース手段を介
    して外部機器とデータ通信を行うトランザクション管理
    手段と、 前記トランザクション管理手段に対してコマンド送信要
    求を行い且つ前記トランザクション管理手段からコマン
    ド応答を受け取るコマンド送信管理手段と、 前記コマンド送信管理手段に対してコマンド送信要求を
    行い且つ前記コマンド送信管理手段からコマンド応答に
    応じた結果通知を受け取るアプリケーションプログラム
    と、 を有し、 前記コマンド送信管理手段は、前記トランザクション管
    理手段に対してコマンド送信要求済みであってトランザ
    クション管理手段から未だコマンド応答を受け取ってい
    ないコマンド(以下、「応答待ちコマンド」と呼ぶ。)
    の内、複数の前記応答待ちコマンドに対するコマンド応
    答の内容が同一となる可能性がある場合は、所定時間経
    過後に、前記アプリケーションプログラムに対して前記
    トランザクション管理手段からのコマンド応答を渡す、
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 前記所定時間は、直前の前記応答待ちコ
    マンドに対する送信完了通知を前記トランザクション管
    理手段から受け取ってから、100ms以上の時間であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記コマンド送信管理手段は、複数のコ
    マンド送信要求のコマンドの送信先が異なる場合には、 双方のコマンドに対するコマンド応答の内容が同一とな
    る可能性の有無にかかわらず、前記アプリケーションプ
    ログラムからのコマンド送信要求を受け付け、前記送信
    待ちコマンドを前記トランザクション管理手段に対して
    送信要求し、又は所定時間経過を待たずに前記アプリケ
    ーションプログラムに対して前記トランザクション管理
    手段からのコマンド応答に応じた結果通知を渡す、こと
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記インタフェース手段が、IEEE1
    394規格に準拠したインターフェースであり、前記コ
    マンドが、そのAV/Cデジタルインターフェースコマ
    ンドセットに準拠したコマンドであることを特徴とする
    請求項1から請求項6の何れかの請求項に記載の通信装
    置。
  8. 【請求項8】 アプリケーションプログラムがコマンド
    送信要求を生成するコマンド送信要求生成ステップと、 前記コマンド送信要求のコマンドと、送信待ち又は送信
    済みであって未だコマンド応答を受け取っていないコマ
    ンド送信要求のコマンドとの内容比較により、前記アプ
    リケーションプログラムからのコマンド送信要求を受け
    付けるか否かの判定を行う判定ステップと、 受け付けた前記コマンド送信要求のコマンドを送信する
    送信ステップと、 を有することを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 アプリケーションプログラムがコマンド
    送信要求を生成するコマンド送信要求生成ステップと、 前記アプリケーションプログラムからのコマンド送信要
    求を受け付け済みであって未だコマンドの送信をしてい
    ないコマンド送信要求のコマンド(以下、「送信待ちコ
    マンド」と呼ぶ。)と、送信済みであって未だコマンド
    応答を受け取っていないコマンド送信要求のコマンドと
    の内容比較により、前記送信待ちコマンドを送信するか
    又は送信を待つかの判定を行う判定ステップと、 送信すると判定した前記送信待ちコマンドを送信する送
    信ステップと、 を有することを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 前記内容比較による判定が、双方のコ
    マンド種別が異なるにも関わらず、コマンド応答の内容
    が同一となる可能性の有無に基づき行われることを含
    む、ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の通
    信方法。
  11. 【請求項11】 コマンドを送信する送信ステップと、 送信済みであって未だコマンド応答を受け取っていない
    複数のコマンド(以下、「応答待ちコマンド」と呼
    ぶ。)に対するコマンド応答の内容が同一となる可能性
    がある場合は、所定時間経過後にコマンド応答の内容の
    処理を開始する受信ステップと、 を有することを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】 前記所定時間は、直前の前記応答待ち
    コマンドに対する送信完了通知を受け取ってから、10
    0ms以上の時間であることを特徴とする請求項11に
    記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記コマンド送信要求生成ステップに
    おいて生成された又は送信ステップにおいて送信された
    コマンドの送信先が異なる場合には、双方のコマンドに
    対するコマンド応答の内容が同一となる可能性の有無に
    かかわらず、前記アプリケーションプログラムからのコ
    マンド送信要求を受け付け、前記送信待ちコマンドを送
    信し、又は所定時間経過を待たずにコマンド応答の内容
    の処理を開始する、ことを特徴とする請求項10又は請
    求項11に記載の通信方法。
  14. 【請求項14】 前記コマンドが、IEEE1394規
    格のAV/Cデジタルインターフェースコマンドセット
    に準拠したコマンドであることを特徴とする請求項8か
    ら請求項13の何れかの請求項に記載の通信方法。
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