JP2003198359A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Abstract
応じて第1のノードを第1の論理レベルにする第1のト
ランジスタと、入力信号に応じて前記第1のノードを第
1の論理レベルとは異なる第2の論理レベルにする入力
回路と、前記第1のノードが第1の論理レベルとなると
きに第2のノードを第1の論理レベルになるようにする
第2のトランジスタと、前記第1のノードと前記第2の
ノードとの間に接続され、前記第1のノードが第1の論
理レベルであるときに抵抗値が大きくなり、第2の論理
レベルであるときに抵抗値が小さくなる抵抗素子と、前
記第2のノードを入力とし、出力ノードを第1の論理レ
ベルにするか否かを制御する第1の駆動トランジスタ
と、前記第1のノードと同一の論理レベルの信号を入力
とし、前記出力ノードを第2の論理レベルにするか否か
を制御する第2の駆動トランジスタとを備える。
Description
関し、特に、論理回路に関する。
セスを微細化して、動作の高速化、省面積化、低消費電
力化等が実現されてきている。プロセスを微細化し、ト
ランジスタのゲート長が短くなると、トランジスタがオ
ンの状態のときに流れるトランジスタの単位ゲート幅当
たりのドレイン電流量が増加するというメリットがあ
る。一方、トランジスタがオフの状態のときに流れるド
レイン−ソース間のリーク電流(以下では、サブスレッ
ショルド電流と称する)が増加してしまうという問題が
ある。微細化に伴うこのサブスレッショルド電流の増加
率は、トランジスタがオンの状態のときに流れるドレイ
ン電流量の増加率よりも大きい。
集積回路の例を示す回路図である。図11の回路は、P
MOSトランジスタ2101,2102と、入力回路2
120と、出力回路2130とを備えている。入力回路
2120は、NMOSトランジスタ2121,2122
を備え、出力回路2130は、PMOSトランジスタ2
131と、NMOSトランジスタ2132とを備えてい
る。図11の回路は、入力信号VI1及びVI2の論理
和を求めて出力する回路である。
ル)の期間はプリチャージ期間である。この期間におい
て、PMOSトランジスタ2101がオンになって、ノ
ードN211をプリチャージする。入力信号VI1,V
I2は、“L”の状態を続ける。
ル)の期間は評価期間である。この期間において、入力
信号VI1及びVI2はアクティブになる。入力信号V
I1及びVI2のうちのいずれかが“H”になると、ノ
ードN211はディスチャージされ、出力信号V21は
“H”になる。入力信号VI1及びVI2がともに
“L”であれば、ノードN211はディスチャージされ
ず、出力信号V21は“L”である。このとき、PMO
Sトランジスタ2101がオンであって、ノードN21
1の電位を“H”に保持する。
集積回路の例を示す回路図である。図12の回路は、イ
ンバータが2段直列に接続されたバッファ回路として動
作する。図12の回路は、PMOSトランジスタ223
1と、NMOSトランジスタ2232とを有するインバ
ータと、PMOSトランジスタ2281と、NMOSト
ランジスタ2282とを有するインバータとを備えてい
る。
ダイナミック回路において、トランジスタがオフのとき
に流れるサブスレッショルド電流が、トランジスタがオ
ンのときに流れるドレイン電流に比べて無視できないよ
うになった場合について説明する。
2がともに“L”であるとしても、NMOSトランジス
タ2121,2122にはサブスレッショルド電流が流
れる。このとき、電源からPMOSトランジスタ210
2と、NMOSトランジスタ2121又は2122とを
通って、接地線に電流が流れる。このとき、ノードN2
11の電位は、電源電位VDDよりも電圧Vdだけ低い
値となる。
2131のスレッショルド電圧Vt(トランジスタがオ
フの状態からオンの状態に切り替わる時の、そのゲート
−ソース間の電圧)よりも小さければ、PMOSトラン
ジスタ2131はオフ、NMOSトランジスタ2132
がオンとなり、出力信号V21は“L”になる。このと
きの出力信号V21の電位は、接地電位VSSよりも高
い値となる。PMOSトランジスタ2131の抵抗値を
R2131、NMOSトランジスタ2132の抵抗値を
r2132すると、出力信号V21の電位の接地電位V
SSからのシフトVdoは、VDD*r2132/(R
2131+r2132)となる。
131のスレッショルド電圧Vtよりも大きければ、こ
のトランジスタがオンになってしまう。PMOSトラン
ジスタ2131と、NMOSトランジスタ2132とが
ともにオンになるので、出力が不定になる他、これらの
トランジスタに大きな貫通電流が流れてしまう。
ランジスタ2121,2122にサブスレッショルド電
流が流れると、ノードN211の電位は電源電位VDD
よりも小さくなるので、同様のことが生じ得る。
のゲート−ソース間の電圧Vgsに対して指数関数的に
増加するという性質があるので、PMOSトランジスタ
2131のゲート−ソース間電圧Vgsが電圧Vdであ
る場合には、このトランジスタにはVgs=0のときに
比べて大きな電流が流れることになり、出力信号V21
の電位のシフトVdoが大きな値となってしまう。
視できない場合には、出力信号V21の電位のシフト、
すなわち、出力されるDCノイズが無視できない程大き
なものとなる。特に、入力信号に含まれていたDCノイ
ズよりも出力信号に含まれるDCノイズの方が大きい場
合には、DCノイズが増幅されたことになる。
vandpour et. al. 2001 Symposiumon VLSI Circuits Di
gest of Technical Papers 3-4, "A conditional Keepe
r Technique for Sub-0.13μ Wide Dynamic Gates"に記
述されている。
出力してしまうような回路を複数直列に接続すると、D
Cノイズがだんだん大きくなって、ついには回路が誤動
作してしまう。また、回路がDCノイズを増幅しないよ
うな場合であっても、電圧Vdや出力信号V21の電位
のシフトVdoが大きな値となると、電源と接地線との
間に流れるリーク電流が指数関数的に大きくなるので、
トランジスタがオフであるときの消費電力が大きくなっ
てしまうという問題点があった。
おいても、トランジスタがオフのときに流れるサブスレ
ッショルド電流が、トランジスタがオンのときに流れる
ドレイン電流に比べて無視できないようになった場合に
は、同様の問題がある。
にサブスレッショルド電流が流れるので、入力信号VI
が“H”であっても、ノードN221の電位は接地電位
VSSよりも高くなる。このため、出力信号V22の電
位は電源電位VDDよりも低い値となる。すなわち、出
力信号V22にはDCノイズが含まれる。入力信号に含
まれていたDCノイズよりも出力信号に含まれるDCノ
イズの方が大きい場合には、DCノイズが増幅されたこ
とになる。やはり、入力信号に含まれるDCノイズを増
幅して出力してしまうような回路を複数直列に接続する
と、回路が誤動作してしまう。
する半導体集積回路を提供することを課題とする。
め、請求項1の発明が講じた手段は、半導体集積回路と
して、クロック信号に応じて第1のノードを第1の論理
レベルにする第1のトランジスタと、入力信号に応じて
前記第1のノードを前記第1の論理レベルとは異なる第
2の論理レベルにする入力回路と、前記第1のノードが
前記第1の論理レベルとなるときに第2のノードを前記
第1の論理レベルになるようにする第2のトランジスタ
と、前記第1のノードと前記第2のノードとの間に接続
され、前記第1のノードが前記第1の論理レベルである
ときに抵抗値が大きくなり、前記第2の論理レベルであ
るときに抵抗値が小さくなる第1の抵抗素子と、前記第
2のノードを入力とし、出力ノードを前記第1の論理レ
ベルにするか否かを制御する第1の駆動トランジスタ
と、前記第1のノードと同一の論理レベルの信号を入力
とし、前記出力ノードを前記第2の論理レベルにするか
否かを制御する第2の駆動トランジスタとを備えるもの
である。
を備えているので、第1の駆動トランジスタがオフとな
るときに、このトランジスタのゲート−ソース間電圧の
絶対値を小さくすることができる。このため、クロック
に同期して動作するダイナミック回路において、第1の
駆動トランジスタのサブスレッショルド電流を削減する
ことができるので、出力信号に含まれるDCノイズを小
さくすることができる。
載の半導体集積回路において、前記第2のトランジスタ
は、前記クロック信号に応じて前記第2のノードを前記
第1の論理レベルにするものである。
の半導体集積回路において、前記第1のノードの論理レ
ベルを反転して出力するインバータを更に備え、前記第
2のトランジスタは、前記インバータの出力信号を入力
とし、前記第1のノードが前記第1の論理レベルである
ときに前記第2のノードを前記第1の論理レベルにする
ものである。
の半導体集積回路において、前記出力ノードを入力と
し、前記出力ノードが前記第2の論理レベルであるとき
に前記第2のノードを前記第1の論理レベルにする第3
のトランジスタを更に備えたものである。
の半導体集積回路において、前記出力ノードを入力と
し、前記出力ノードが前記第2の論理レベルであるとき
に前記第1のノードを前記第1の論理レベルにする第3
のトランジスタを更に備えたものである。
の半導体集積回路において、前記第1のノードの論理レ
ベルを反転して出力するインバータと、前記インバータ
の出力信号を入力とし、前記第1のノードが前記第1の
論理レベルであるときにその論理レベルを維持するよう
に動作する第3のトランジスタとを更に備えたものであ
る。
の半導体集積回路において、前記第1のノードを入力と
し、出力ノードを前記第1の論理レベルにするか否かを
制御する第3の駆動トランジスタを更に備えるものであ
る。
載の半導体集積回路において、前記第1の抵抗素子は、
ゲートとドレインとの間が接続されたトランジスタであ
る。
の半導体集積回路において、前記第1のノードの論理レ
ベルを反転して出力するインバータと、前記インバータ
の出力信号を入力とし、前記第1のノードが前記第2の
論理レベルであるときに第3のノードを前記第2の論理
レベルになるようにする第3のトランジスタと、前記第
1のノードと前記第3のノードとの間に接続され、前記
第1のノードが前記第1の論理レベルであるときに抵抗
値が小さくなり、前記第2の論理レベルであるときに抵
抗値が大きくなる第2の抵抗素子とを更に備え、前記第
2の駆動トランジスタは、前記第3のノードを入力とす
るものである。
を備えているので、第2の駆動トランジスタがオフとな
るときに、このトランジスタのゲート−ソース間電圧の
絶対値を小さくすることができる。このため、第2の駆
動トランジスタのサブスレッショルド電流を削減するこ
とができるので、出力信号に含まれるDCノイズを小さ
くすることができる。
載の半導体集積回路において、前記第1のノードを入力
とし、出力ノードを前記第2の論理レベルにするか否か
を制御する第3の駆動トランジスタを更に備えるもので
ある。
記載の半導体集積回路において、前記第2の抵抗素子
は、ゲートとドレインとの間が接続されたトランジスタ
である。
載の半導体集積回路において、前記クロック信号を入力
とし、前記入力回路と直列に接続され、前記クロック信
号が前記第1の論理レベルであるときに導通する第3の
トランジスタを更に備えるものである。
載の半導体集積回路を複数備え、前記複数の半導体集積
回路の前記第1及び第2の駆動トランジスタは、1つの
論理回路を構成しているものである。
路として、入力ノードが第1の論理レベルであるときに
第1のノードを前記第1の論理レベルになるようにする
第1のトランジスタと、前記入力ノードと前記第1のノ
ードとの間に接続され、前記入力ノードが前記第1の論
理レベルであるときに抵抗値が大きくなり、前記第1の
論理レベルとは異なる第2の論理レベルであるときに抵
抗値が小さくなる第1の抵抗素子と、前記第1のノード
を入力とし、出力ノードを前記第1の論理レベルにする
か否かを制御する第1の駆動トランジスタと、前記入力
ノードと同一の論理レベルの信号を入力とし、前記出力
ノードを前記第2の論理レベルにするか否かを制御する
第2の駆動トランジスタとを備えるものである。
子を備えているので、第1の駆動トランジスタがオフと
なるときに、このトランジスタのゲート−ソース間電圧
の絶対値を小さくすることができる。このため、第1の
駆動トランジスタのサブスレッショルド電流を削減する
ことができるので、出力信号に含まれるDCノイズを小
さくすることができる。
記載の半導体集積回路において、前記入力ノードの論理
レベルを反転して出力するインバータを更に備え、前記
第1のトランジスタは、前記インバータの出力信号を入
力とし、前記入力ノードが前記第1の論理レベルである
ときに前記第1のノードを前記第1の論理レベルにする
ものである。
記載の半導体集積回路において、前記入力ノードを入力
とし、前記出力ノードを前記第1の論理レベルにするか
否かを制御する第3の駆動トランジスタを更に備えるも
のである。
に記載の半導体集積回路において、前記第1の抵抗素子
は、ゲートとドレインとの間が接続されたトランジスタ
である。
記載の半導体集積回路において、前記入力ノードの論理
レベルを反転して出力するインバータと、前記インバー
タの出力信号を入力とし、前記入力ノードが前記第2の
論理レベルであるときに第2のノードを前記第2の論理
レベルになるようにする第2のトランジスタと、前記入
力ノードと前記第2のノードとの間に接続され、前記入
力ノードが前記第1の論理レベルであるときに抵抗値が
小さくなり、前記第2の論理レベルであるときに抵抗値
が大きくなる第2の抵抗素子とを更に備え、前記第2の
駆動トランジスタは、前記第2のノードを入力とするも
のである。
記載の半導体集積回路において、前記入力ノードを入力
とし、前記出力ノードを前記第2の論理レベルにするか
否かを制御する第3の駆動トランジスタを更に備えるも
のである。
に記載の半導体集積回路において、前記第2の抵抗素子
は、ゲートとドレインとの間が接続されたトランジスタ
である。
に記載の半導体集積回路を複数備え、前記複数の半導体
集積回路の前記第1及び第2の駆動トランジスタは、1
つの論理回路を構成しているものである。
1のいずれかに記載の半導体集積回路において、前記第
1の電位は高論理レベルであり、前記第2の電位は低論
理レベルであることを特徴とする。
1のいずれかに記載の半導体集積回路において、前記第
1の電位は低論理レベルであり、前記第2の電位は高論
理レベルであることを特徴とする。
て、図面を参照しながら説明する。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図1
の半導体集積回路は、PMOSトランジスタ(p形MO
SFET(metal oxidesemiconductor field-effect tr
ansistor))101,102,105,107,115
と、入力回路120と、出力回路130とを備えてい
る。入力回路120は、NMOSトランジスタ(n形M
OSFET)121,122を備えている。出力回路1
30は、PMOSトランジスタ131と、NMOSトラ
ンジスタ132とを備えている。PMOSトランジスタ
101,107は、それぞれ第1及び第2のトランジス
タとして動作する。PMOSトランジスタ131、及び
NMOSトランジスタ132は、それぞれ第1及び第2
の駆動トランジスタとして動作する。
電源電位VDDが与えられ、ゲートにはクロック信号C
LKが与えられている。PMOSトランジスタ101の
ドレインは、第1のノードN11である。PMOSトラ
ンジスタ101は、クロック信号CLKが低論理レベル
(以下では、“L”と表記する)のときにオンになり、
第1のノードN11を電源電位VDD近傍の電位にプリ
チャージする。プリチャージされると、ノードN11の
電位は高論理レベル(以下では、“H”と表記する)に
なる。ここでは、高論理レベルが第1の論理レベル、低
論理レベルが第2の論理レベルであるとしている。
接地電位VSSが与えられ、ゲートには入力信号VI1
が与えられている。NMOSトランジスタ122のソー
スには接地電位VSSが与えられ、ゲートには入力信号
VI2が与えられている。NMOSトランジスタ12
1,122のドレインは、第1のノードN11に接続さ
れている。入力信号VI1,VI2は、クロック信号C
LKが“H”のときにのみアクティブ状態になり、クロ
ック信号CLKが“L”のときは“L”に固定される信
号である。NMOSトランジスタ121,122は、そ
れぞれ、入力信号VI1,VI2が“H”の時に、第1
のノードN11を接地電位VSS近傍の電位(すなわ
ち、“L”)にディスチャージする。すなわち、入力回
路120は、OR回路として動作する。
(飽和電流量)が小さいPMOSトランジスタであって、
そのゲートには図1の回路の出力信号V1、ソースには
電源電位VDDが与えられている。PMOSトランジス
タ102のドレインは、ノードN11に接続されてい
る。PMOSトランジスタ102は、出力信号V1が
“L”の時に、ノードN11を電源電位VDD近傍の電
位(すなわち、“H”)にプリチャージする。
トランジスタ121,122がともにオフであるとき
に、ノードN11を電源電位VDDの近傍の電位に維持
する。一方、NMOSトランジスタ121,122のう
ちの少なくとも一つがオンになった時に、ノードN11
を接地電位VSS近傍の電位に所望の時間内にディスチ
ャージできるようにするため、PMOSトランジスタ1
02の駆動能力は、NMOSトランジスタ121,12
2の駆動能力の1/10程度以下に調整してある。
電源電位VDDが与えられ、ゲートにはクロック信号C
LKが与えられている。PMOSトランジスタ107の
ドレインは、第2のノードN12となっている。PMO
Sトランジスタ107は、クロック信号CLKが“L”
の時に、ノードN12を電源電位VDD近傍の電位にプ
リチャージする。第1及び第2のノードN11,N12
は、プリチャージラインとも呼ばれる。
レインとは、ノードN11に接続され、ソースは、PM
OSトランジスタ107のドレイン、すなわち、ノード
N12に接続されている。ノードN11が接地電位VS
S近傍の電位のときは、PMOSトランジスタ105
は、オンとなり、ソースとドレインとの間が導通する。
ソースとドレインとの間の抵抗が小さくなるので、ノー
ドN12へノードN11の電位が伝えられる。このと
き、ノードN12の電位は、ノードN11の電位よりも
電圧Vtp1程度高くなる。ここで、電圧Vtp1は、
PMOSトランジスタ105のスレッショルド電圧であ
る。ノードN11が電源電位VDD近傍の電位のとき
は、PMOSトランジスタ105は、オフとなり、ソー
スとドレインとの間が非導通となる。つまり、ソースと
ドレインとの間の抵抗が大きくなる。このように、PM
OSトランジスタ105は、第1のノードN11と第2
のノードN12との間に接続された抵抗素子として動作
する。
(飽和電流量)が小さいPMOSトランジスタであって、
そのゲートには出力信号V1、ソースには電源電位VD
Dが与えられている。PMOSトランジスタ115のド
レインは、ノードN12に接続されている。PMOSト
ランジスタ115は、出力信号V1が“L”の時に、ノ
ードN12を電源電位VDD近傍の電位にプリチャージ
する。
トランジスタ105が非導通であるときに、第2のノー
ドN12を電源電位VDDの近傍の電位に維持する。一
方、NMOSトランジスタ121,122のうちの少な
くとも一方と、PMOSトランジスタ105とが同時に
オンになった時に、ノードN12を接地電位VSS近傍
の電位に、所望の時間内にディスチャージできるように
するため、PMOSトランジスタ115の駆動能力は、
NMOSトランジスタ121,122及びPMOSトラ
ンジスタ105の駆動能力の1/10程度以下に調整し
てある。
電源電位VDDが与えられ、ゲートにはノードが接続さ
れている。PMOSトランジスタ131のドレインには
NMOSトランジスタ132のドレインが接続されてい
る。PMOSトランジスタ131のドレインは、出力ノ
ードとなっていて、出力信号V1を出力している。ノー
ドN12が接地電位VSS近傍の電位の時に、PMOS
トランジスタ131は、ソースとドレインとの間が導通
し、出力信号V1を“H”にする。
接地電位VSSが与えられ、ゲートにはPMOSトラン
ジスタ101のドレイン、すなわち、ノードN11が接
続されている。ノードN11が電源電位VDD近傍の電
位の時に、NMOSトランジスタ132は、ソースとド
レインとの間が導通し、出力信号V1を“L”にする。
て説明する。図1の半導体集積回路は、ダイナミック回
路の一種であって、クロック信号CLKが“L”である
期間はプリチャージ期間、“H”である期間は評価期間
と呼ばれる。図1の半導体集積回路は、評価期間におい
てアクティブになる入力信号VI1,VI2の論理和
を、出力信号V1として出力する。
導体集積回路の動作を詳細に説明する。プリチャージ期
間においては、クロック信号CLKが“L”であるの
で、PMOSトランジスタ101がオンになる。この期
間において、入力信号VI1,VI2は、“L”に固定
されるので、NMOSトランジスタ121,122はオ
フになる。すると、ノードN11は電源電位VDD近傍
の電位にプリチャージされるので、PMOSトランジス
タ105はオフになる。プリチャージ期間においては、
PMOSトランジスタ107もオンになるので、ノード
N12は電源電位VDD近傍の電位にプリチャージされ
る。
電位VDD近傍の電位となるので、PMOSトランジス
タ131はオフ、NMOSトランジスタ132はオンと
なる。したがって、出力信号V1は“L”となる。この
とき、PMOSトランジスタ102,115もオンとな
る。
1,122及びPMOSトランジスタ105がオフとな
っているにもかかわらず、これらのトランジスタのソー
ス−ドレイン間にはサブスレッショルド電流が流れる。
このとき流れる電流には、PMOSトランジスタ10
1,102からNMOSトランジスタ121,122へ
流れる電流と、PMOSトランジスタ107,115か
らPMOSトランジスタ105を経由してNMOSトラ
ンジスタ121,122へ流れる電流とがある。このた
め、プリチャージ期間におけるノードN11,N12の
それぞれの電位VP11,VP12は、いずれも電源電
位VDDよりも小さい値となる。
は、ノードN11の電位VP11よりも、(VDD−V
P11)*R105/(RP+R105)だけ高くな
る。PMOSトランジスタ107及び115は、図1の
ようにソース同士、及びドレイン同士が接続されてい
る。抵抗値RPは、このようにPMOSトランジスタ1
07及び115が並列に接続された回路の抵抗値であっ
て、これらのトランジスタがともにオンとなっている時
の値である。すなわち、PMOSトランジスタ107,
115のそれぞれのオン時のソース−ドレイン間抵抗値
をr107,r115とすると、RP=r107*r1
15/(r107+r115)である。抵抗値R105
は、NMOSトランジスタ105がオフである時におけ
る、そのソース−ドレイン間の抵抗値である。
な抵抗値になるようにすることは容易にできるので、P
MOSトランジスタ131のゲートの電位を、このゲー
トを直接ノードN11に接続する場合よりも、電源電位
VDDに近い電位にすることができる。したがって、P
MOSトランジスタ131のサブスレッショルド電流を
削減することができる。
サブスレッショルド電流は、ソース−ゲート間電圧Vg
sに対して指数関数的に変化する。すなわち、ドレイン
−ソース間電流Ids=Isa*EXP(Vgs/n*
Ur)*(1−EXP(−Vgs/Ur))であるの
で、ゲート電位を電源電位VDDにわずかでも近づけれ
ば、効果的にサブスレッショルド電流を削減できる(U
r=kT/q,n=(1+Cd/Cox),k:ボルツ
マン定数,T:絶対温度,q:電子の電荷,Cd:空乏
層容量,Cox:ゲート容量)。
1のゲートを直接ノードN11に接続する場合に比べ
て、PMOSトランジスタ131のオフ時のソース−ド
レイン間の抵抗値R131を高くすることができる。N
MOSトランジスタ132のオン時のソース−ドレイン
間の抵抗値をr132とすると、出力信号V1の電位は
VDD*r132/(R131+r132)であるの
で、図1の回路によると、出力信号V1の電位をより接
地電位VSSに近づけることができる。すなわち、出力
信号V1におけるDCノイズを少なくすることができ
る。
回路の動作を詳細に説明する。評価期間においては、ク
ロック信号CLKが“H”であるので、PMOSトラン
ジスタ101,107がオフになる。プリチャージ期間
において出力信号V1は“L”であったので、PMOS
トランジスタ102,115はオンであり、ノードN1
1はPMOSトランジスタ102によって弱くプリチャ
ージされ、ノードN12はPMOSトランジスタ115
によって弱くプリチャージされている。
I2がアクティブ状態になる。入力信号VI1,VI2
がともに“L”である場合には、NMOSトランジスタ
121,122はいずれもオフである。ノードN11
は、PMOSトランジスタ102によって弱くプリチャ
ージされているので、電源電位VDD近傍の電位を保
つ。ノードN11の電位が高いので、PMOSトランジ
スタ105はオフとなる。ノードN12は、PMOSト
ランジスタ115によって弱くプリチャージされている
ので、電源電位VDD近傍の電位を保つ。
VDD近傍の電位であるので、PMOSトランジスタ1
31はオフ、NMOSトランジスタ132はオンとな
り、出力信号V1は“L”となる。したがって、PMO
S102,115はいずれもオンのままである。
22がオフであるにもかかわらず、これらのトランジス
タのドレイン−ソース間にはサブスレッショルド電流が
流れる。また、PMOSトランジスタ101,107,
105がオフであるにもかかわらず、これらのトランジ
スタのソース−ドレイン間にはサブスレッショルド電流
が流れる。
ジスタ101,102からNMOSトランジスタ12
1,122へ流れる電流と、PMOSトランジスタ10
7,115からNMOSトランジスタ105を経由して
NMOSトランジスタ121,122へ流れる電流とが
ある。このため、ノードN11,N12のそれぞれの電
位VE11,VE12は、いずれも電源電位VDDより
も小さい値となる。
は、ノードN11の電位VE11よりも、(VDD−V
E11)*R105/(RE1+R105)だけ高くな
る。ここで、抵抗値RE1は、図1のようにPMOSト
ランジスタ107及び115が並列に接続された回路の
抵抗値であって、PMOSトランジスタ115のみがオ
ンになっている時の値である。すなわち、PMOSトラ
ンジスタ107のオフ時の抵抗値をR107とすると、
RE1=R107*r115/(R107+r115)
である。
きな抵抗値にすることは容易にできるので、PMOSト
ランジスタ131のゲートの電位を、このゲートを直接
ノードN11に接続する場合よりも、電源電位VDDに
近い電位にすることができる。したがって、PMOSト
ランジスタ131のサブスレッショルド電流を削減する
ことができる。
1のゲートを直接ノードN11に接続する場合に比べ
て、PMOSトランジスタ131のオフ時のソース−ド
レイン間の抵抗値R131を高くすることができる。し
たがって、図1の回路によると、出力信号V1の電位を
より接地電位VSSに近づけることができる。すなわ
ち、出力信号V1におけるDCノイズを少なくすること
ができる。
がともに“H”になった場合には、NMOSトランジス
タ121,122はいずれもオンとなる。PMOSトラ
ンジスタ102はオンであるが、電流を流す能力が小さ
いので、ノードN11は、NMOSトランジスタ12
1,122によって接地電位VSS近傍の電位にディス
チャージされる。ノードN11の電位が接地電位VSS
近傍の低い電位になるので、PMOSトランジスタ10
5はオンとなる。PMOSトランジスタ115はオンで
あるが、電流を流す能力が小さいので、ノードN12は
ディスチャージされる。ノードN12の電位は、ノード
N11の電位よりもPMOSトランジスタ105のスレ
ッショルド電圧Vtp1程度高い電位になる。
“L”であるので、PMOSトランジスタ131がオ
ン、NMOSトランジスタ132がオフとなり、出力信
号V1は“H”になる。このため、PMOSトランジス
タ102,115がオフになり、ノードN11,N12
の電位が更に下がって定常状態になる。PMOSトラン
ジスタ131のゲートの電位がやや高いので、このトラ
ンジスタの駆動能力は小さくなるが、特に大きな問題で
はない。
なった場合について説明したが、入力信号VI1,VI
2のうちのいずれか一方のみが“H”になった場合につ
いてもほぼ同様であるので、その場合の説明は省略す
る。
クロック信号CLKが“L”である期間がプリチャージ
期間であり、“H”である期間が評価期間であるダイナ
ミック回路の一種であって、評価期間においてアクティ
ブになる入力信号VI1,VI2の論理和を出力信号V
1として出力する。
ランジスタ131のゲートは、ノードN11ではなく、
ノードN12に接続されている。ノードN11とノード
N12との間にはPMOSトランジスタ105が接続さ
れ、PMOSトランジスタ105は、ノードN11が電
源電位VDD近傍の電位、すなわち、高論理レベル
“H”であるときにオフになる(ソース−ドレイン間が
高抵抗になる)。入力信号VI1及びVI2が“L”で
あるときにこれらの信号にDCノイズが重畳すると、N
MOSトランジスタ121又は122がオンになって、
ノードN11の電位が下がる。このような場合であって
も、ノードN12の電位をノードN11の電位よりも高
くすることができるので、PMOSトランジスタ131
はオフの状態を保つことができる。
号V1が“L”となる場合に、オフになるPMOSトラ
ンジスタ131のサブスレッショルド電流を削減するこ
とができるので、出力信号に重畳するDCノイズ、すな
わち、所定の論理レベルに対する出力信号のシフトを小
さくすることができる。また、入力される信号にDCノ
イズが含まれている場合においても、DCノイズの少な
い信号を出力することができる。したがって、従来のダ
イナミック回路よりも出力回路におけるリーク電流が少
なく、DCノイズに強い半導体集積回路を提供すること
ができる。特に、論理回路を複数段直列に接続するよう
な場合に、図1の半導体集積回路によると、DCノイズ
の影響を受けて誤動作することが起こりにくくなる。
が停止しているときであっても、出力回路のリーク電流
を減らすことができるので、待機時における消費電力を
抑えることもできる。
ンをノードN11に接続し、ソースをノードN12に接
続したPMOSトランジスタ105を用いた場合につい
て説明した。同様に、ノードN11の電位が電源電位V
DD近傍の電位、すなわち、“H”である時に高抵抗状
態となり、このノードの電位が接地電位VSS近傍の電
位、すなわち、“L”である時に低抵抗状態になるよう
な素子であれば、PMOSトランジスタ105に代えて
他の素子を用いてもよい。
リチャージするPMOSトランジスタ102及び115
のうちのいずれか一方、又は両方を備えないようにして
もよい。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図2
の半導体集積回路は、図1の半導体集積回路において、
インバータ240を更に備え、PMOSトランジスタ1
15を備えないようにしたものである。図2において、
PMOSトランジスタ201,202,205,20
7,231は、それぞれ図1のPMOSトランジスタ1
01,102,105,107,131と同様のもので
ある。入力回路220及びNMOSトランジスタ232
は、それぞれ図1の入力回路120及びNMOSトラン
ジスタ132と同様のものである。また、第1及び第2
のノードN21,N22は、それぞれ図1のノードN1
1,N12に対応している。PMOSトランジスタ20
5は、抵抗素子として動作する。
タ241と、NMOSトランジスタ242とを備えてい
る。PMOSトランジスタ241のソースは電源電位V
DDに、ドレインはNMOSトランジスタ242のドレ
インに、ゲートはノードN21に接続されている。NM
OSトランジスタ242のソースは接地電位VSSに、
ゲートはノードN21に接続されている。PMOSトラ
ンジスタ241のドレインは、インバータ240の出力
ノードとなっている。PMOSトランジスタ207のゲ
ートには、クロック信号CLKは入力されず、インバー
タ240の出力信号が入力されている。
導体集積回路の動作を説明する。プリチャージ期間にお
いては、クロック信号CLKが“L”であるので、PM
OSトランジスタ201がオンになる。この期間におい
て、入力信号VI1,VI2は、“L”に固定されるの
で、NMOSトランジスタ221,222はオフにな
る。すると、ノードN21は電源電位VDD近傍の電位
(すなわち、“H”)にプリチャージされるので、PM
OSトランジスタ205はオフになる。
240の出力信号は“L”であるので、PMOSトラン
ジスタ207はオンになり、ノードN22を電源電位V
DD近傍の電位にプリチャージする。
電位VDD近傍の電位となるので、出力信号V2は
“L”となる。このとき、PMOSトランジスタ202
もオンとなる。このとき流れるサブスレッショルド電流
には、PMOSトランジスタ201,202からNMO
Sトランジスタ221,222へ流れる電流と、PMO
Sトランジスタ207からPMOSトランジスタ205
を経由してNMOSトランジスタ221,222へ流れ
る電流とがある。このため、プリチャージ期間における
ノードN21,N22のそれぞれの電位VP21,VP
22は、いずれも電源電位VDDよりも小さい値とな
る。
は、ノードN21の電位VP21よりも、(VDD−V
P21)*R205/(r207+R205)だけ高く
なる。ここで、抵抗値r207は、PMOSトランジス
タ207がオンであるときのそのソース−ドレイン間の
抵抗値であり、抵抗値R205は、NMOSトランジス
タ205がオフであるときのそのソース−ドレイン間の
抵抗値である。
大きな抵抗値になるようにすることは容易にできるの
で、PMOSトランジスタ231のゲートの電位を、こ
のゲートを直接ノードN21に接続する場合よりも、電
源電位VDDに近い電位にすることができる。したがっ
て、PMOSトランジスタ231のサブスレッショルド
電流を削減することができ、このトランジスタのソース
−ドレイン間の抵抗値を大きくすることができるので、
出力信号V2の電位をより接地電位VSSに近づけるこ
とができる。すなわち、図2の回路によると、出力信号
V2におけるDCノイズを少なくすることができる。
回路の動作を説明する。評価期間においては、クロック
信号CLKが“H”であるので、PMOSトランジスタ
201がオフになる。プリチャージ期間において出力信
号V2は“L”であったので、PMOSトランジスタ1
02はオンであり、ノードN11はPMOSトランジス
タ102によって弱くプリチャージされている。
I2がアクティブ状態になる。入力信号VI1,VI2
がともに“L”である場合には、NMOSトランジスタ
221,222はいずれもオフである。ノードN21
は、PMOSトランジスタ202によって弱くプリチャ
ージされているので、電源電位VDD近傍の電位を保
つ。ノードN21の電位が高いので、PMOSトランジ
スタ205はオフとなる。ノードN22は、PMOSト
ランジスタ207によってプリチャージされているの
で、電源電位VDD近傍の電位を保つ。
DD近傍の電位であるので、PMOSトランジスタ23
1はオフ、NMOSトランジスタ232はオンとなり、
出力信号V2は“L”となる。したがって、PMOS2
02はオンのままである。このとき流れるサブスレッシ
ョルド電流には、PMOSトランジスタ201,202
からNMOSトランジスタ221,222へ流れる電流
と、PMOSトランジスタ207からNMOSトランジ
スタ205を経由してNMOSトランジスタ221,2
22へ流れる電流とがある。このため、ノードN21,
N22のそれぞれの電位VP11,VP12は、いずれ
も電源電位VDDよりも小さい値となる。
は、プリチャージ期間におけるそれぞれの電位VP2
1,VP22と同様である。したがって、図2の回路に
よると、出力信号V2におけるDCノイズを少なくする
ことができる。
がともに“H”になった場合には、NMOSトランジス
タ221,222はいずれもオンとなる。PMOSトラ
ンジスタ202はオンであるが、電流を流す能力が小さ
いので、ノードN21は、NMOSトランジスタ22
1,222によって接地電位VSS近傍の電位(すなわ
ち、“L”)にディスチャージされる。ノードN21の
電位が接地電位VSS近傍の低い電位になるので、PM
OSトランジスタ205はオンとなる。ノードN21が
“L”のとき、PMOSトランジスタ207はオフにな
るので、、ノードN22はディスチャージされる。そし
て、ノードN22の電位は、ノードN21の電位よりも
PMOSトランジスタ205のスレッショルド電圧Vt
p2程度高い電位になる。
“L”であるので、PMOSトランジスタ231がオ
ン、NMOSトランジスタ232がオフとなり、出力信
号V2は“H”になる。このため、PMOSトランジス
タ202がオフになり、ノードN11の電位が更に下が
って定常状態になる。PMOSトランジスタ231のゲ
ートの電位がやや高いので、このトランジスタの駆動能
力は小さくなるが、特に大きな問題ではない。
なった場合について説明したが、入力信号VI1,VI
2のうちのいずれか一方のみが“H”になった場合につ
いてもほぼ同様であるので、その場合の説明は省略す
る。
号V2を“L”とする場合に、オフになるPMOSトラ
ンジスタ231のサブスレッショルド電流を削減するこ
とができるので、出力信号に重畳するDCノイズを削減
することができる。したがって、従来のダイナミック回
路よりも出力回路におけるリーク電流が少なく、DCノ
イズに強い半導体集積回路を提供することができる。
MOSトランジスタ202を備えないようにしてもよ
い。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図3
の半導体集積回路は、図1の半導体集積回路において、
NMOSトランジスタ306,308と、インバータ3
40とを更に備えたものである。図3において、PMO
Sトランジスタ301,302,305,307,33
1は、それぞれ図1のPMOSトランジスタ101,1
02,105,107,131と同様のものである。入
力回路320及びNMOSトランジスタ332は、それ
ぞれ図1の入力回路120及びNMOSトランジスタ1
32と同様のものである。また、第1及び第2のノード
N31,N32は、それぞれ図1のノードN11,N1
2に対応している。PMOSトランジスタ305及びN
MOSトランジスタ306は、抵抗素子として動作す
る。
タ341と、NMOSトランジスタ342とを備えてお
り、図2のインバータ240と同様のものである。PM
OSトランジスタ341のゲートはノードN31に接続
され、ドレインはインバータ340の出力ノードとなっ
ている。
接地電位VSSが与えられ、ゲートにはインバータ34
0の出力信号が入力されている。NMOSトランジスタ
308のドレインは、第3のノードN33となってい
る。NMOSトランジスタ308は、ノードN31が
“L”の時に、ノードN33を接地電位VSS近傍の電
位にディスチャージする。
レインとは、ノードN31に接続され、ソースは、NM
OSトランジスタ308のドレイン、すなわち、ノード
N33に接続されている。ノードN31が電源電位VD
D近傍の電位のときは、NMOSトランジスタ306
は、オンとなり、ソースとドレインとの間が導通する。
ソースとドレインとの間の抵抗が小さくなるので、ノー
ドN33へノードN31の電位が伝えられる。このと
き、ノードN33の電位は、ノードN31の電位よりも
電圧Vtn3程度低くなる。ここで、電圧Vtn3は、
NMOSトランジスタ306のスレッショルド電圧であ
る。ノードN31が接地電位VSS近傍の電位のとき
は、NMOSトランジスタ306は、オフとなり、ソー
スとドレインとの間が非導通となる。つまり、ソースと
ドレインとの間の抵抗が大きくなる。このように、NM
OSトランジスタ306は、第1のノードN31と第3
のノードN33との間に接続された抵抗素子として動作
する。
1の半導体集積回路と異なる点を中心に説明する。プリ
チャージ期間においては、ノードN31,N32は、図
1のノードN11,N12と同様に、いずれも電源電位
VDD近傍の電位にプリチャージされる。すると、イン
バータ340の出力信号は“L”になるので、NMOS
トランジスタ308はオフになる。ノードN33の電位
が低いとすると、NMOSトランジスタ306はオンに
なり、ノードN33はノードN31よりも電圧Vtn3
程度低い電位にプリチャージされる。
2がともに“L”である場合には、NMOSトランジス
タ308,321,322、PMOSトランジスタ30
1,305,307はオフとなる。これらのトランジス
タのソース−ドレイン間にはサブスレッショルド電流が
流れるが、図1の場合とほぼ同様に、ノードN31,N
32は、プリチャージされた状態を維持する。ノードN
33も、ノードN31よりも電圧Vtn3程度低い電位
を維持する。
2がともに“H”になった場合には、図1の場合と同様
に、ノードN31は、接地電位VSS近傍の電位に、ノ
ードN32は、ノードN31よりもPMOSトランジス
タ305のスレッショルド電圧Vtp3程度高い電位に
ディスチャージされる。ノードN31が“L”になるの
で、NMOSトランジスタ306がオフになる。また、
インバータ340の出力信号は“H”になり、NMOS
トランジスタ308がオンになるので、ノードN33は
ディスチャージされて接地電位VSS程度の電位にな
る。
302,307,315、NMOSトランジスタ306
はオフとなるが、これらのトランジスタのソース−ドレ
イン間にはサブスレッショルド電流が流れる。このた
め、ノードN31は接地電位VSSよりも高い電位にな
る。電流がNMOSトランジスタ306,308を流れ
るので、ノードN33の電位は、ノードN31の電位V
N31よりも、VN31*r308/(r308+R3
06)だけ低くなる。ここで、R306は、NMOSト
ランジスタ306がオフであるときのソース−ドレイン
間の抵抗値、r308は、NMOSトランジスタ308
であるときのソース−ドレイン間の抵抗値である。
ときの抵抗値R306を、抵抗値r308よりも大きな
抵抗値になるようにすることは容易にできるので、NM
OSトランジスタ332のゲートの電位を、このゲート
を直接ノードN31に接続する場合よりも、接地電位V
SSに近い電位にすることができる。したがって、NM
OSトランジスタ332のサブスレッショルド電流を削
減することができ、このトランジスタのソース−ドレイ
ン間の抵抗値を大きくすることができるので、出力信号
V3の電位をより電源電位VDDに近づけることができ
る。すなわち、図3の回路によると、出力信号V3にお
けるDCノイズを少なくすることができる。
なくとも一方が“H”であるときに、DCノイズが重畳
してその入力信号の電位が下がり、ノードN31の電位
が上がっても、ノードN33の電位をノードN31の電
位よりも低くすることができるので、NMOSトランジ
スタ332はオフの状態を保つことができる。
号V3が“H”となる場合に、オフになるNMOSトラ
ンジスタ332のサブスレッショルド電流を削減するこ
とができるので、出力信号に重畳するDCノイズ、すな
わち、所定の論理レベルに対する出力信号のシフトを小
さくすることができる。また、入力される信号にDCノ
イズが含まれている場合においても、DCノイズの少な
い信号を出力することができる。したがって、従来のダ
イナミック回路よりも出力回路におけるリーク電流が少
なく、DCノイズに強い半導体集積回路を提供すること
ができる。
ンをノードN31に接続し、ソースをノードN33に接
続したNMOSトランジスタ306を用いた場合につい
て説明した。同様に、ノードN31の電位が電源電位V
DD近傍の電位、すなわち、“H”である時に低抵抗状
態となり、このノードの電位が接地電位VSS近傍の電
位、すなわち、“L”である時に高抵抗状態になるよう
な素子を、NMOSトランジスタ306に代えて用いて
もよい。
スタを図2の回路と同様のものにしてもよい。すなわ
ち、図3において、PMOSトランジスタ307のゲー
トに、クロック信号CLKに代えてインバータ340の
出力信号を与え、PMOSトランジスタ315を備えな
いようにしてもよい。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図4
の半導体集積回路は、図1の半導体集積回路において、
PMOSトランジスタ413を更に備えたものである。
図4において、PMOSトランジスタ401,402,
405,407,415,431は、それぞれ図1のP
MOSトランジスタ101,102,105,107,
115,131と同様のものである。入力回路420及
びNMOSトランジスタ432は、それぞれ図1の入力
回路120及びNMOSトランジスタ132と同様のも
のである。また、第1及び第2のノードN41,N42
は、それぞれ図1のノードN11,N12に対応してい
る。PMOSトランジスタ405は、抵抗素子として動
作する。PMOSトランジスタ413は、第3の駆動ト
ランジスタとして動作する。
電源電位VDDが与えられ、ドレインは図4の回路の出
力ノードであるPMOSトランジスタ431のドレイン
に接続され、ゲートはノードN41に接続されている。
PMOSトランジスタ413は、ノードN41が接地電
位VSS近傍の電位(すなわち、“L”)であるとき
に、図4の回路の出力信号V4を“H”に駆動する。
及びVI2のうちの少なくとも一方が“H”になった場
合における図4の半導体集積回路の動作を説明する。こ
の場合には、図1の場合と同様に、ノードN41は接地
電位VSS近傍の電位に、ノードN42は、ノードN4
1よりもPMOSトランジスタ405のスレッショルド
電圧Vtp4程度高い電位にディスチャージされる。
5によってディスチャージされるのには時間を要する。
また、PMOSトランジスタ413のゲート電位は接地
電位VSS近傍の電位まで下がるが、PMOSトランジ
スタ431のゲート電位は、それよりもPMOSトラン
ジスタ405のスレッショルド電圧Vtp4程度高い電
位までしか下がらない。このため、ノードN41が接地
電位VSS近傍の電位にディスチャージされると、まず
最初にPMOSトランジスタ413がオンになって図4
の回路の出力ノードを“H”に駆動し、その後、PMO
Sトランジスタ431がオンになり、出力ノードを
“H”に駆動する。つまり、図4の回路のようにPMO
Sトランジスタ413を備えることにより、出力信号V
4が“H”に変化する際の動作が速くなり、評価期間が
開始されてから出力信号が変化するまでの遅延時間を削
減することができる。
同様に、PMOSトランジスタ431のサブスレッショ
ルド電流を小さくすることができる。更に、PMOSト
ランジスタ413,431が並列に接続されているの
で、これらのトランジスタの駆動能力の和を、PMOS
トランジスタ413を備えない場合の駆動トランジスタ
(図1のPMOSトランジスタ131等)と同程度にす
ることができる。例えば、PMOSトランジスタ41
3,431の大きさを、いずれも図1のPMOSトラン
ジスタ131の1/2にすることができる。したがっ
て、出力ノードを“H”に駆動する駆動トランジスタで
あるPMOSトランジスタ413,431に流れるリー
ク電流の和を、従来よりも少なくすることができる。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図5
の半導体集積回路は、図3の半導体集積回路において、
PMOSトランジスタ513と、NMOSトランジスタ
514とを更に備え、PMOSトランジスタ315を備
えないようにしたものである。図5において、PMOS
トランジスタ501,502,505,507,531
は、それぞれ図3のPMOSトランジスタ301,30
2,305,307,331と同様のものである。入力
回路520、インバータ540、及びNMOSトランジ
スタ506,508,532は、それぞれ図3の入力回
路320、インバータ340、及びNMOSトランジス
タ306,308,332と同様のものである。また、
第1、第2及び第3のノードN51,N52,及びN5
3は、それぞれ図3のノードN31,N32,及びN3
3に対応している。PMOSトランジスタ505及びN
MOSトランジスタ506は、抵抗素子として動作す
る。
トには、クロック信号CLKではなく、インバータ54
0の出力信号が与えられている。PMOSトランジスタ
513の動作等は、図4のPMOSトランジスタ413
と同様であるので、その説明を省略する。
接地電位VSSが与えられ、ドレインは図5の回路の出
力ノードであるPMOSトランジスタ531のドレイン
に接続され、ゲートはノードN51に接続されている。
NMOSトランジスタ514は、ノードN51が電源電
位VDD近傍の電位(すなわち、“H”)であるとき
に、図5の回路の出力信号V5を“L”に駆動する。
導体集積回路の動作を説明する。この場合には、図3の
場合と同様に、ノードN51は、電源電位VDD近傍の
電位に、ノードN53は、ノードN51よりもNMOS
トランジスタ506のスレッショルド電圧Vtn5程度
低い電位にプリチャージされる。
6によってプリチャージされるのには時間を要する。ま
た、NMOSトランジスタ514のゲート電位は電源電
位VDD近傍の電位まで上がるが、NMOSトランジス
タ532のゲート電位は、それよりもNMOSトランジ
スタ506のスレッショルド電圧Vtn5程度低い電位
までしか上がらない。このため、ノードN51が電源電
位VDD近傍の電位にプリチャージされると、まず最初
にNMOSトランジスタ514がオンになって図5の回
路の出力ノードを“L”に駆動し、その後、NMOSト
ランジスタ532がオンになり、出力ノードを“L”に
駆動する。つまり、図5の回路のようにNMOSトラン
ジスタ514を備えることにより、出力信号V5が
“L”に変化する際の動作が速くなる。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図6
の半導体集積回路は、図1の半導体集積回路において、
入力回路と直列に接続されたNMOSトランジスタ61
7を更に備えたものである。図6において、PMOSト
ランジスタ601,602,605,607,615,
631は、それぞれ図1のPMOSトランジスタ10
1,102,105,107,115,131と同様の
ものである。入力回路620及びNMOSトランジスタ
632は、それぞれ図1の入力回路120及びNMOS
トランジスタ132と同様のものである。また、第1及
び第2のノードN61,N62は、それぞれ図1のノー
ドN11,N12に対応している。PMOSトランジス
タ605は、抵抗素子として動作する。
は、NMOSトランジスタ621,622のソースが接
続されている。NMOSトランジスタ617のソースに
は接地電位VSSが与えられ、ゲートにはクロック信号
CLKが入力されている。NMOSトランジスタ617
は、クロック信号CLKが“H”である期間、すなわ
ち、評価期間においてのみ、ソース−ドレイン間が導通
する。
入力信号VI1,VI2は、クロック信号CLKが
“H”のときにのみアクティブになり、クロック信号C
LKが“L”のときは“L”に固定されるという条件を
満たす信号である必要があった。ところが、図6の半導
体集積回路によると、NMOSトランジスタ617を備
えているので、ノードN61は、クロック信号CLKが
“H”である期間においてのみ、ディスチャージされ得
る。したがって、入力信号VI1,VI2は、クロック
信号CLKが“L”のときは“L”に固定されるという
条件を満たす信号である必要がなくなり、入力信号VI
1,VI2に対する条件を減らすことができる。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図7
の半導体集積回路は、図1の半導体集積回路において、
インバータ740を更に備え、出力回路130を備えな
いようにした回路を2つ(これらの回路をそれぞれ第1
及び第2のダイナミック回路と称する)と、出力回路7
30とを備えたものである。
1,702,705,707,715は、それぞれ図1
のPMOSトランジスタ101,102,105,10
7,115と同様のものである。入力回路720は、図
1の入力回路120と同様のものである。第1及び第2
のノードN71,N72は、それぞれ図1のノードN1
1,N12に対応している。
2,755,757,765、入力回路770、及びイ
ンバータ790は、それぞれPMOSトランジスタ70
1,702,705,707,715、入力回路72
0、及びインバータ740と同様のものである。第3及
び第4のノードN76,N77は、それぞれ図1のノー
ドN11,N12に対応している。PMOSトランジス
タ705,755は、抵抗素子として動作する。
れぞれノードN71,N76が接続されている。図1の
回路とは異なり、PMOSトランジスタ702,715
のゲートには、インバータ740の出力信号が入力され
ている。PMOSトランジスタ752,765のゲート
には、インバータ790の出力信号が入力されている。
バータ740の出力信号は“L”になるので、PMOS
トランジスタ702はオンになる。つまりこのとき、P
MOSトランジスタ702は、ノードN71の論理レベ
ル“H”を維持するように動作する。同様に、ノードN
76が“H”であるときに、PMOSトランジスタ75
2は、ノードN76の論理レベルを維持するように動作
する。
721,722を備え、入力回路770は、NMOSト
ランジスタ771,772を備えている。NMOSトラ
ンジスタ721,722のゲートには、それぞれ入力信
号VI1,VI2が入力されている。NMOSトランジ
スタ771,772のゲートには、それぞれ入力信号V
I3,VI4が入力されている。
731,781と、NMOSトランジスタ732,78
2とを備えている。第1のダイナミック回路の出力であ
るノードN71,N72は、それぞれNMOSトランジ
スタ732、PMOSトランジスタ731のゲートに接
続されている。第2のダイナミック回路の出力であるノ
ードN76,N77は、それぞれNMOSトランジスタ
782、PMOSトランジスタ781のゲートに接続さ
れている。PMOSトランジスタ781のソースは電源
に、ドレインはPMOSトランジスタ731のソースに
接続されている。PMOSトランジスタ731のドレイ
ンは、NMOSトランジスタ732,782のドレイン
に接続されている。NMOSトランジスタ732,78
2のソースは接地されている。PMOSトランジスタ7
31のドレインは、図7の半導体集積回路の出力ノード
となっている。このように、PMOSトランジスタ73
1,781と、NMOSトランジスタ732,782と
は、1つの論理回路を構成している。
しく、ノードN76とN77との論理レベルは等しいの
で、出力回路730は、第1のダイナミック回路の出力
と第2のダイナミック回路の出力との間のNOR演算の
結果を求めて出力していると言える。第1のダイナミッ
ク回路は、入力信号VI1とVI2との間のNOR演算
の結果を出力し、第2のダイナミック回路は、入力信号
VI3とVI4との間のNOR演算の結果を出力する。
すなわち、入力信号VI1,VI2,VI3,VI4の
論理値をそれぞれA,B,C,Dで表すと、図7の半導
体集積回路は、(A NOR B)NOR(C NOR
D)=(A OR B)AND(COR D)を求め
て出力する。
は、図1の半導体集積回路の場合と同様である。すなわ
ち、ノードN71が“H”であるときに、PMOSトラ
ンジスタ731のゲートの電位をノードN71よりも高
くすることができる。また、ノードN76が“H”であ
るときに、PMOSトランジスタ781のゲートの電位
をノードN76よりも高くすることができる。このた
め、出力信号V7を“L”とするべきときに、出力信号
V7を、PMOSトランジスタ705又は755を備え
ない場合よりも接地電位VSSに近づけることができ
る。
号V7が“L”となる場合に、オフになるPMOSトラ
ンジスタ731,781のサブスレッショルド電流を削
減することができるので、出力信号に重畳するDCノイ
ズ、すなわち、所定の論理レベルに対する出力信号のシ
フトを小さくすることができる。したがって、図7のよ
うに複雑な出力回路を有する半導体集積回路において
も、出力回路におけるリーク電流が少なく、DCノイズ
に強い半導体集積回路を提供することができる。
場合について説明したが、出力回路は、NAND回路等
の他の論理回路や、複数の論理回路を組み合わせた回路
であってもよい。
の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図8
の半導体集積回路は、図3の半導体集積回路において、
PMOSトランジスタ301,302,315と、入力
回路320とを備えないようにした回路に相当する。こ
の回路は、クロック信号を用いないスタティック回路で
あって、入力信号VIの論理レベルを反転して出力する
インバータとして動作する。
は、PMOSトランジスタ805,807と、NMOS
トランジスタ806,808と、出力回路830と、イ
ンバータ840とを備えている。出力回路830は、P
MOSトランジスタ831と、NMOSトランジスタ8
32とを備え、インバータ840は、PMOSトランジ
スタ841と、NMOSトランジスタ842とを備えて
いる。
5,807,831,841は、それぞれ図3における
PMOSトランジスタ305,307,331,341
と同様のものである。NMOSトランジスタ806,8
08,832,842は、それぞれNMOSトランジス
タ306,308,332,342と同様のものであ
る。図8においては、PMOSトランジスタ805のゲ
ート及びドレイン等は、入力信号VIが直接入力される
入力ノードとなっている。第1及び第2のノードN8
2,N83は、それぞれ図3におけるノードN32,N
33に対応している。PMOSトランジスタ805及び
NMOSトランジスタ806は、抵抗素子として動作す
る。PMOSトランジスタ807及びNMOSトランジ
スタ808は、それぞれ第1及び第2のトランジスタと
して動作する。PMOSトランジスタ831及びNMO
Sトランジスタ832は、それぞれ第1及び第2の駆動
トランジスタとして動作する。
て説明する。入力信号VIが“L”である場合には、入
力ノードの電位は接地電位VSSの近傍の電位になって
いる。PMOSトランジスタ805がオンになり、ノー
ドN82の電荷が入力ノードに流れ出すので、ノードN
82の電位は、入力ノードの電位よりもPMOSトラン
ジスタ805のスレッショルド電圧Vtp8程度高い電
位となる。一方、NMOSトランジスタ806はオフと
なる。また、インバータ840の出力ノードは“H”と
なるので、PMOSトランジスタ807はオフ、NMO
Sトランジスタ808はオンとなる。このため、ノード
N83はNMOSトランジスタ808によってディスチ
ャージされて、接地電位VSS近傍の電位となる。
れも“L”であるので、PMOSトランジスタ831は
オン、NMOSトランジスタ832はオフとなり、出力
信号V8は“H”となる。PMOSトランジスタ831
のゲートの電位は、入力ノードの電位よりもPMOSト
ランジスタ805のスレッショルド電圧Vtp8程度高
いので、ゲート電位が接地電位VSS近傍の電位のとき
よりも、PMOSトランジスタ831の駆動能力は小さ
くなる。
スタ回路(図示せず)を介して接地され、PMOSトラ
ンジスタ回路(図示せず)を介して電源に接続されてい
るとする。入力信号VIが“L”であるときには、この
NMOSトランジスタ回路はオンとなっており、このP
MOSトランジスタ回路はオフとなっている。図8の回
路の入力ノードと接地線との間におけるこのNMOSト
ランジスタ回路の抵抗値をrn8、入力ノードと電源と
の間におけるこのPMOSトランジスタ回路の抵抗値を
Rp8とし、接地電位VSS=0とすると、入力ノード
の電位VINL=VDD*rn8/(Rp8+rn8)
となる。
ジスタ806,808を経由して接地線に電流が流れ
る。NMOSトランジスタ806のオフ時のソース−ド
レイン間の抵抗値R806、NMOSトランジスタ80
8のオン時のソース−ドレイン間の抵抗値r808を用
いて、ノードN83の電位は、VINL*(r808/
(R806+r808))と表される。この電位は、入
力ノードの電位VINLよりも、VINL*(R806
/(R806+r808))だけ低い。
大きな抵抗値にすることができるので、NMOSトラン
ジスタ832のゲートを直接入力ノードに接続する場合
よりも、このトランジスタのゲートの電位を接地電位V
SSに近い電位にすることができる。このため、NMO
Sトランジスタ832のサブスレッショルド電流を削減
することができる。すると、NMOSトランジスタ83
2のソース−ドレイン間の抵抗が大きくなるので、出力
信号V8の電位をより電源電位VDDに近い電位にする
ことができる。すなわち、DCノイズの少ない出力を実
現することができる。
動作について説明する。入力ノードの電位は電源電位V
DDの近傍の電位になっている。NMOSトランジスタ
806がオンになり、入力ノードからノードN83に電
荷が流入するので、ノードN83の電位は、入力ノード
の電位よりもNMOSトランジスタ806のスレッショ
ルド電圧Vtn8程度低い電位となる。一方、PMOS
トランジスタ805はオフとなる。また、インバータ8
40の出力ノードは“L”となるので、PMOSトラン
ジスタ807はオン、NMOSトランジスタ808はオ
フとなる。このため、ノードN82はPMOSトランジ
スタ807によってチャージされて、電源電位VDD近
傍の電位となる。
れも“H”であるので、PMOSトランジスタ831は
オフ、NMOSトランジスタ832はオンとなり、出力
信号V8は“L”となる。NMOSトランジスタ832
のゲートの電位は、入力ノードの電位よりもNMOSト
ランジスタ806のスレッショルド電圧Vtn8程度低
いので、ゲート電位が電源電位VDD近傍の電位のとき
よりも、駆動能力が小さくなる。
に、入力ノードが、NMOSトランジスタ回路を介して
接地され、PMOSトランジスタ回路を介して電源に接
続されているとする。入力信号VIが“H”であるとき
には、このNMOSトランジスタ回路はオフとなってお
り、このPMOSトランジスタ回路はオンとなってい
る。図8の回路の入力ノードと接地線との間におけるこ
のNMOSトランジスタ回路の抵抗値をRn8、入力ノ
ードと電源との間におけるこのPMOSトランジスタ回
路の抵抗値をrp8とし、接地電位VSS=0とする
と、入力ノードの電位VINH=VDD*Rn8/(r
p8+Rn8)となる。
807,805を経由して入力ノードに電流が流れる。
PMOSトランジスタ805のオフ時のソース−ドレイ
ン間の抵抗値R805、PMOSトランジスタ807の
オン時のソース−ドレイン間の抵抗値r807を用いる
と、ノードN82の電位は、入力ノードの電位VINH
よりも、(VDD−VINH)*(R805/(R80
5+r807))だけ高い。
大きな抵抗値にすることができるので、PMOSトラン
ジスタ831のゲートを直接入力ノードに接続する場合
よりも、このトランジスタのゲートの電位を電源電位V
DDに近い電位にすることができる。このため、PMO
Sトランジスタ831のサブスレッショルド電流を削減
することができる。すると、PMOSトランジスタ83
1のソース−ドレイン間の抵抗が大きくなるので、出力
信号V8の電位をより接地電位VSSに近い電位にする
ことができる。すなわち、DCノイズの少ない出力を実
現することができる。
に、DCノイズが重畳して入力信号VIの電位が下がっ
ても、ノードN82の電位を入力ノードの電位よりも高
くすることができるので、PMOSトランジスタ831
はオフの状態を保つことができる。また、入力信号VI
が“L”であるときに、DCノイズが重畳して入力信号
VIの電位が上がっても、ノードN83の電位を入力ノ
ードの電位よりも低くすることができるので、NMOS
トランジスタ832はオフの状態を保つことができる。
号V8が“L”となる場合にオフになるPMOSトラン
ジスタ831、及び出力信号V8が“H”となる場合に
オフになるNMOSトランジスタ832のサブスレッシ
ョルド電流を削減することができるので、出力信号に重
畳するDCノイズ、すなわち、所定の論理レベルに対す
る出力信号のシフトを小さくすることができる。また、
入力される信号にDCノイズが含まれている場合におい
ても、DCノイズの少ない信号を出力することができ
る。したがって、従来のダイナミック回路よりも出力回
路におけるリーク電流が少なく、DCノイズに強い半導
体集積回路を提供することができる。
タ806及び808を備えず、NMOSトランジスタ8
32のゲートが入力ノードに接続されるようにしてもよ
い。この場合は、PMOS831のサブスレッショルド
電流を削減することができる。
タ805及び807を備えず、PMOSトランジスタ8
31のゲートが入力ノードに接続されるようにしてもよ
い。この場合は、NMOS832のサブスレッショルド
電流を削減することができる。
ンを入力ノードに接続し、ソースをノードN82に接続
したPMOSトランジスタ805を用いた場合について
説明した。同様に、入力ノードの電位が電源電位VDD
近傍の電位、すなわち、“H”である時に高抵抗状態と
なり、このノードの電位が接地電位VSS近傍の電位、
すなわち、“L”である時に低抵抗状態になるような素
子を、PMOSトランジスタ805に代えて用いてもよ
い。
ンを入力ノードに接続し、ソースをノードN83に接続
したNMOSトランジスタ806を用いた場合について
説明した。同様に、入力ノードの電位が電源電位VDD
近傍の電位、すなわち、“H”である時に低抵抗状態と
なり、このノードの電位が接地電位VSS近傍の電位、
すなわち、“L”である時に高抵抗状態になるような素
子を、NMOSトランジスタ806に代えて用いてもよ
い。
は、出力を“H”にする際には、ノードN82をディス
チャージするが、PMOS805を経由してディスチャ
ージするので、従来の回路に比べて遅延時間が大きくな
ってしまう。また、PMOSトランジスタ831のゲー
トの電位が接地電位VSSよりもPMOSトランジスタ
805のスレッショルド電圧Vtp8程度高い電位まで
しか下がらないので、ゲートの電位が接地電位VSS近
傍の電位まで下がる場合に比べて、PMOSトランジス
タ831の駆動能力が小さくなってしまう。
“L”にする際には、ノードN83をチャージするが、
NMOS806を経由してチャージするので、従来の回
路に比べて遅延時間が大きくなってしまう。また、NM
OSトランジスタ832のゲートの電位が接地電位VS
SよりもNMOSトランジスタ806のスレッショルド
電圧Vtn8程度低い電位までしか上がらないので、ゲ
ートの電位が電源電位VDD近傍の電位まで上がる場合
に比べて、NMOSトランジスタ832の駆動能力が小
さくなってしまう。
半導体集積回路について説明する。図9は、本発明の第
9の実施形態に係る半導体集積回路の回路図である。図
9の半導体集積回路は、図8の半導体集積回路におい
て、PMOSトランジスタ913と、NMOSトランジ
スタ914とを更に備えたものである。
5,907,931は、それぞれ図8のPMOSトラン
ジスタ805,807,831と同様のものである。N
MOSトランジスタ906,908,932及びインバ
ータ940は、それぞれ図8のNMOSトランジスタ8
06,808,832及びインバータ840と同様のも
のである。また、第1及び第2のノードN92,N93
は、それぞれ図8のノードN82,N83に対応してい
る。PMOSトランジスタ905及びNMOSトランジ
スタ906は、抵抗素子として動作する。
電源電位VDDが与えられ、ドレインは図9の回路の出
力ノードであるPMOSトランジスタ931のドレイン
に接続され、ゲートは入力ノードに接続されている。P
MOSトランジスタ913は、入力ノードが接地電位V
SS近傍の電位(すなわち、“L”)であるときに、図
9の回路の出力信号V9を“H”に駆動する。
接地電位VSSが与えられ、ドレインは図9の回路の出
力ノードであるPMOSトランジスタ931のドレイン
に接続され、ゲートは入力ノードに接続されている。N
MOSトランジスタ914は、入力ノードが電源電位V
DD近傍の電位(すなわち、“H”)であるときに、図
9の回路の出力信号V9を“L”に駆動する。
する。入力信号VIが“L”である場合には、入力ノー
ドの電位は接地電位VSSの近傍の電位になっている。
図8の場合と同様に、ノードN92は、入力ノードより
もPMOSトランジスタ905のスレッショルド電圧V
tp9程度高い電位にディスチャージされる。
5によってディスチャージされるのには時間を要する。
また、PMOSトランジスタ913のゲート電位は接地
電位VSS近傍の電位まで下がるが、PMOSトランジ
スタ931のゲート電位は、それよりもPMOSトラン
ジスタ905のスレッショルド電圧Vtp9程度高い電
位までしか下がらない。このため、入力ノードが接地電
位VSS近傍の電位にディスチャージされると、まず最
初にPMOSトランジスタ913がオンになって図9の
回路の出力ノードを“H”に駆動し、その後、PMOS
トランジスタ931がオンになり、出力ノードを“H”
に駆動する。つまり、図9の回路のようにPMOSトラ
ンジスタ913を備えることにより、出力信号V9が
“H”に変化する際の動作が速くなり、評価期間が開始
されてから出力信号が変化するまでの遅延時間を削減す
ることができる。
力ノードの電位は電源電位VDDの近傍の電位になって
いる。ノードN93は、入力ノードよりもNMOSトラ
ンジスタ906のスレッショルド電圧Vtn9程度低い
電位にチャージされる。
6によってチャージされるのには時間を要する。また、
NMOSトランジスタ914のゲート電位は電源電位V
DD近傍の電位まで上がるが、NMOSトランジスタ9
32のゲート電位は、それよりもNMOSトランジスタ
906のスレッショルド電圧Vtn9程度低い電位まで
しか上がらない。このため、入力ノードが電源電位VD
D近傍の電位にチャージされると、まず最初にNMOS
トランジスタ914がオンになって図9の回路の出力ノ
ードを“L”に駆動し、その後、NMOSトランジスタ
932がオンになり、出力ノードを“L”に駆動する。
つまり、図9の回路のようにNMOSトランジスタ91
4を備えることにより、出力信号V9が“L”に変化す
る際の動作が速くなり、評価期間が開始されてから出力
信号が変化するまでの遅延時間を削減することができ
る。
Sトランジスタ907及びNMOSトランジスタ908
のゲートに出力信号V9を与えるようにしてもよい。
第10の実施形態に係る半導体集積回路の回路図であ
る。図10の半導体集積回路は、図8の半導体集積回路
において、出力回路830を備えないようにした回路を
2つ(これらの回路をそれぞれ第1及び第2のスタティ
ック回路と称する)と、出力回路1030とを備えたも
のである。
005,1007,1031は、それぞれ図8のPMO
Sトランジスタ805,807,831と同様のもので
ある。NMOSトランジスタ1006,1008,10
32は、それぞれ図8のNMOSトランジスタ806,
808,832と同様のものである。また、第1及び第
2のノードN102,N103は、それぞれ図8のノー
ドN82,N83に対応している。第3及び第4のノー
ドN107,N108は、それぞれ図8のノードN8
2,N83に対応している。
7,1081、及びインバータ790は、それぞれPM
OSトランジスタ805,807,831、及びインバ
ータ840と同様のものである。NMOSトランジスタ
1056,1058,1082は、それぞれ図8のNM
OSトランジスタ806,808,832と同様のもの
である。PMOSトランジスタ1005,1006,1
055,1056は、抵抗素子として動作する。
タ1031,1081と、NMOSトランジスタ103
2,1082とを備えている。第1のスタティック回路
の出力であるノードN102,N103は、それぞれP
MOSトランジスタ1031、NMOSトランジスタ1
032のゲートに接続されている。第2のスタティック
回路の出力であるノードN107,N108は、それぞ
れPMOSトランジスタ1081、NMOSトランジス
タ1082のゲートに接続されている。PMOSトラン
ジスタ1031,1081のソースは電源に、ドレイン
はNMOSトランジスタ1032のドレインに接続され
ている。NMOSトランジスタ1032のソースは、N
MOSトランジスタ1082のドレインに接続されてい
る。NMOSトランジスタ1082のソースは接地され
ている。PMOSトランジスタ1031,1081のド
レインは、図10の半導体集積回路の出力ノードとなっ
ている。このように、PMOSトランジスタ1031,
1081と、NMOSトランジスタ1032,1082
とは、1つの論理回路を構成している。
れぞれ入力信号VI1,VI2が入力されている。ノー
ドN102とN103との論理レベルは等しく、ノード
N107とN108との論理レベルは等しいので、出力
回路1030は、第1のスタティック回路の出力と第2
のスタティック回路の出力との間のNAND演算の結果
を求めて出力していると言える。第1及び第2のスタテ
ィック回路は、いずれも入力された信号と同じ論理レベ
ルの信号を出力するので、図10の半導体集積回路は、
入力信号VI1,VI2間のNAND演算の結果を出力
する。
は、図8の半導体集積回路の場合と同様である。すなわ
ち、入力信号VI1が“H”であるときに、PMOSト
ランジスタ1031のゲートの電位を、入力信号VI1
の電位よりも高く、電源電位VDDに近い電位にするこ
とができる。また、入力信号VI2が“H”であるとき
に、PMOSトランジスタ1081のゲートの電位を入
力信号VI2の電位よりも高くすることができる。この
ため、出力信号V10を“L”とするべきときに、出力
信号V10を、PMOSトランジスタ1005又は10
55を備えない場合よりも接地電位VSSに近づけるこ
とができる。
きに、NMOSトランジスタ1032のゲートの電位
を、入力信号VI1の電位よりも低く、接地電位VDD
に近い電位にすることができる。また、入力信号VI2
が“L”であるときに、NMOSトランジスタ1082
のゲートの電位を入力信号VI2の電位よりも低くする
ことができる。このため、出力信号V10を“H”とす
るべきときに、出力信号V10を、PMOSトランジス
タ1005又は1055を備えない場合よりも電源電位
VDDに近づけることができる。
信号V10が“L”となる場合に、オフになるPMOS
トランジスタ1031,1081のサブスレッショルド
電流を削減することができるので、出力信号に重畳する
DCノイズ、すなわち、所定の論理レベルに対する出力
信号のシフトを小さくすることができる。したがって、
図10のように複雑な出力回路を有する半導体集積回路
においても、出力回路におけるリーク電流が少なく、D
Cノイズに強い半導体集積回路を提供することができ
る。
ある場合について説明したが、出力回路は、NOR回路
等の他の論理回路や、複数の論理回路を組み合わせた回
路であってもよい。
ランジスタの導電型及び信号の論理を逆にしてもよい。
すなわち、図1〜図10において、全てのPMOSトラ
ンジスタをNMOSトランジスタに、全てのNMOSト
ランジスタをPMOSトランジスタに変更し、電源電位
VDDと接地電位VSSとを入れ換え、全ての信号の論
理を逆転した構成にしてもよい。このときには、低論理
レベルが第1の論理レベル、高論理レベルが第2の論理
レベルであるとする。
以外のトランジスタ等のデバイスを用いてもよい。
ンジスタ、第2の抵抗素子としてNMOSトランジスタ
を用いる場合について説明したが、これには限らない。
すなわち、2つの端子間の電位差が大きいときには端子
間が低抵抗になり、小さいときには端子間が高抵抗にな
るような素子であれば、これらの抵抗素子として用いて
もよい。
力回路が並列に接続された2つのNMOSトランジスタ
を備え、2つの入力信号VI1,VI2の論理和に従っ
て第1のノードの電位が変化する場合について説明した
が、入力回路の構成はこれ以外の論理演算を実現するも
のであってもよい。すなわち、入力信号の数が2より多
くてもよいし、複数の入力信号の論理積や、異なる論理
積の間の論理和等に従って第1のノードの電位が変化す
るようにしてもよい。
れる信号にDCノイズが含まれている場合においても、
DCノイズの少ない信号を出力する半導体集積回路を得
ることができる。したがって、回路を複数直列に接続し
ても、DCノイズが増幅されて大きくなることがなく、
回路が誤動作しないようにすることができる。
れるクロック信号が停止しているときにも出力回路のリ
ーク電流を減らすことができるので、待機時における回
路全体の消費電力を抑えることもできる。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
の回路図である。
回路の回路図である。
を示す回路図である。
を示す回路図である。
01,751 PMOSトランジスタ(第1のトランジ
スタ) 102,202,302,402,502,602,7
02,752 PMOSトランジスタ(第3のトランジ
スタ) 105,205,305,405,505,605,7
05,755,805,905,1005,1055
PMOSトランジスタ(第1の抵抗素子) 306,506,806,906,1006,1056
NMOSトランジスタ(第2の抵抗素子) 107,207,307,407,507,607,7
07,757 PMOSトランジスタ(第2のトランジ
スタ) 115,315,415,615,715,765 P
MOSトランジスタ(第3のトランジスタ) 120,220,320,420,520,620,7
20,770 入力回路131,231,331,43
1,531,631,731,781,831,93
1,1031,1081 PMOSトランジスタ(第1
の駆動トランジスタ) 132,232,332,432,532,632,7
32,782,832,932,1032,1082
NMOSトランジスタ(第2の駆動トランジスタ) 240,340,540,740,790,840,9
40,1040,1090 インバータ 308,508 NMOSトランジスタ(第3のトラン
ジスタ) 413,513,913 PMOSトランジスタ(第3
の駆動トランジスタ) 514,914 NMOSトランジスタ(第3の駆動ト
ランジスタ) 617 NMOSトランジスタ(第3のトランジスタ) 807,907,1007,1057 PMOSトラン
ジスタ(第1のトランジスタ) 808,908,1008,1058 NMOSトラン
ジスタ(第2のトランジスタ)
Claims (23)
- 【請求項1】 クロック信号に応じて第1のノードを第
1の論理レベルにする第1のトランジスタと、 入力信号に応じて前記第1のノードを前記第1の論理レ
ベルとは異なる第2の論理レベルにする入力回路と、 前記第1のノードが前記第1の論理レベルとなるときに
第2のノードを前記第1の論理レベルになるようにする
第2のトランジスタと、 前記第1のノードと前記第2のノードとの間に接続さ
れ、前記第1のノードが前記第1の論理レベルであると
きに抵抗値が大きくなり、前記第2の論理レベルである
ときに抵抗値が小さくなる第1の抵抗素子と、 前記第2のノードを入力とし、出力ノードを前記第1の
論理レベルにするか否かを制御する第1の駆動トランジ
スタと、 前記第1のノードと同一の論理レベルの信号を入力と
し、前記出力ノードを前記第2の論理レベルにするか否
かを制御する第2の駆動トランジスタとを備えた半導体
集積回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記第2のトランジスタは、 前記クロック信号に応じて前記第2のノードを前記第1
の論理レベルにすることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記第1のノードの論理レベルを反転して出力するイン
バータを更に備え、 前記第2のトランジスタは、 前記インバータの出力信号を入力とし、前記第1のノー
ドが前記第1の論理レベルであるときに前記第2のノー
ドを前記第1の論理レベルにすることを特徴とする半導
体集積回路。 - 【請求項4】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記出力ノードを入力とし、前記出力ノードが前記第2
の論理レベルであるときに前記第2のノードを前記第1
の論理レベルにする第3のトランジスタを更に備えたこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項5】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記出力ノードを入力とし、前記出力ノードが前記第2
の論理レベルであるときに前記第1のノードを前記第1
の論理レベルにする第3のトランジスタを更に備えたこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項6】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記第1のノードの論理レベルを反転して出力するイン
バータと、 前記インバータの出力信号を入力とし、前記第1のノー
ドが前記第1の論理レベルであるときにその論理レベル
を維持するように動作する第3のトランジスタとを更に
備えたことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項7】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記第1のノードを入力とし、出力ノードを前記第1の
論理レベルにするか否かを制御する第3の駆動トランジ
スタを更に備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項8】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記第1の抵抗素子は、ゲートとドレインとの間が接続
されたトランジスタであることを特徴とする半導体集積
回路。 - 【請求項9】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
て、 前記第1のノードの論理レベルを反転して出力するイン
バータと、 前記インバータの出力信号を入力とし、前記第1のノー
ドが前記第2の論理レベルであるときに第3のノードを
前記第2の論理レベルになるようにする第3のトランジ
スタと、 前記第1のノードと前記第3のノードとの間に接続さ
れ、前記第1のノードが前記第1の論理レベルであると
きに抵抗値が小さくなり、前記第2の論理レベルである
ときに抵抗値が大きくなる第2の抵抗素子とを更に備
え、 前記第2の駆動トランジスタは、前記第3のノードを入
力とすることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項10】 請求項9に記載の半導体集積回路にお
いて、 前記第1のノードを入力とし、出力ノードを前記第2の
論理レベルにするか否かを制御する第3の駆動トランジ
スタを更に備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項11】 請求項9に記載の半導体集積回路にお
いて、前記第2の抵抗素子は、ゲートとドレインとの間
が接続されたトランジスタであることを特徴とする半導
体集積回路。 - 【請求項12】 請求項1に記載の半導体集積回路にお
いて、 前記クロック信号を入力とし、前記入力回路と直列に接
続され、前記クロック信号が前記第1の論理レベルであ
るときに導通する第3のトランジスタを更に備えること
を特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項13】 請求項1に記載の半導体集積回路を複
数備え、 前記複数の半導体集積回路の前記第1及び第2の駆動ト
ランジスタは、1つの論理回路を構成していることを特
徴とする半導体集積回路。 - 【請求項14】 入力ノードが第1の論理レベルである
ときに第1のノードを前記第1の論理レベルになるよう
にする第1のトランジスタと、 前記入力ノードと前記第1のノードとの間に接続され、
前記入力ノードが前記第1の論理レベルであるときに抵
抗値が大きくなり、前記第1の論理レベルとは異なる第
2の論理レベルであるときに抵抗値が小さくなる第1の
抵抗素子と、 前記第1のノードを入力とし、出力ノードを前記第1の
論理レベルにするか否かを制御する第1の駆動トランジ
スタと、 前記入力ノードと同一の論理レベルの信号を入力とし、
前記出力ノードを前記第2の論理レベルにするか否かを
制御する第2の駆動トランジスタとを備えた半導体集積
回路。 - 【請求項15】 請求項14に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記入力ノードの論理レベルを反転して出力するインバ
ータを更に備え、 前記第1のトランジスタは、 前記インバータの出力信号を入力とし、前記入力ノード
が前記第1の論理レベルであるときに前記第1のノード
を前記第1の論理レベルにすることを特徴とする半導体
集積回路。 - 【請求項16】 請求項14に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記入力ノードを入力とし、前記出力ノードを前記第1
の論理レベルにするか否かを制御する第3の駆動トラン
ジスタを更に備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項17】 請求項14に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記第1の抵抗素子は、ゲートとドレインとの間が接続
されたトランジスタであることを特徴とする半導体集積
回路。 - 【請求項18】 請求項14に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記入力ノードの論理レベルを反転して出力するインバ
ータと、 前記インバータの出力信号を入力とし、前記入力ノード
が前記第2の論理レベルであるときに第2のノードを前
記第2の論理レベルになるようにする第2のトランジス
タと、 前記入力ノードと前記第2のノードとの間に接続され、
前記入力ノードが前記第1の論理レベルであるときに抵
抗値が小さくなり、前記第2の論理レベルであるときに
抵抗値が大きくなる第2の抵抗素子とを更に備え、 前記第2の駆動トランジスタは、前記第2のノードを入
力とすることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項19】 請求項18に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記入力ノードを入力とし、前記出力ノードを前記第2
の論理レベルにするか否かを制御する第3の駆動トラン
ジスタを更に備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項20】 請求項18に記載の半導体集積回路に
おいて、 前記第2の抵抗素子は、ゲートとドレインとの間が接続
されたトランジスタであることを特徴とする半導体集積
回路。 - 【請求項21】 請求項14に記載の半導体集積回路を
複数備え、 前記複数の半導体集積回路の前記第1及び第2の駆動ト
ランジスタは、1つの論理回路を構成していることを特
徴とする半導体集積回路。 - 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかに記載の半
導体集積回路において、 前記第1の電位は高論理レベルであり、前記第2の電位
は低論理レベルであることを特徴とする半導体集積回
路。 - 【請求項23】 請求項1〜21のいずれかに記載の半
導体集積回路において、 前記第1の電位は低論理レベルであり、前記第2の電位
は高論理レベルであることを特徴とする半導体集積回
路。
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