JP2003198192A - 電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機 - Google Patents

電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機

Info

Publication number
JP2003198192A
JP2003198192A JP2001394045A JP2001394045A JP2003198192A JP 2003198192 A JP2003198192 A JP 2003198192A JP 2001394045 A JP2001394045 A JP 2001394045A JP 2001394045 A JP2001394045 A JP 2001394045A JP 2003198192 A JP2003198192 A JP 2003198192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
electronic circuit
component supply
feeder
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001394045A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Hayashi
泰孝 林
Mamoru Tsuda
護 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001394045A priority Critical patent/JP2003198192A/ja
Publication of JP2003198192A publication Critical patent/JP2003198192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小形の電子回路部品を複数個同時にかつ精度良
く取り出す。 【解決手段】電子回路部品装着機において、共通のフィ
ーダ本体110に2つの部品供給部174をテープ化電
子回路部品の送り方向と直交するX軸方向に並べて設け
て一体化フィーダ42とする。部品装着装置のX軸スラ
イドにX軸方向に並べて2つの部品保持ヘッド50を保
持させる。部品保持ヘッド50は、それぞれノズル保持
部72とノズル保持部72に着脱可能に保持される吸着
ノズル70とを備えたものとし、2つのノズル保持部7
2を個別に昇降可能とする。2つの吸着ノズル70の軸
線間距離と2つの部品供給部174の中心間距離とを一
致させる。電子回路部品30の取出し時には、XY移動
装置によって2つの吸着ノズル70を一体化フィーダ4
2の2つの部品供給部174にそれぞれ正対する位置へ
移動させ、2つの吸着ノズル70を同時に昇降させて部
品供給部174から電子回路部品30を同時に取り出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に電子回
路部品を装着して電子回路を組み立てる等のために部品
供給装置から電子回路部品を取り出す方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】回路基板に電子回路部品を装着して電子
回路を組み立てる電子回路部品装着機等においては、部
品供給装置から吸着ノズルにより電子回路部品を吸着し
て取り出すことが広く行われている。その際、部品供給
装置として、それぞれ一種類の電子回路部品を多数収容
し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給部に位
置決めする部品フィーダが複数、上記電子回路部品の送
り方向と交差する方向に並べてフィーダ保持板に保持さ
せたものが使用されることが多い。また、吸着ノズルは
ノズル保持部に着脱可能に保持されるのが普通であり、
そのノズル保持部が、1つの保持ヘッドに1つ設けられ
る場合と、複数設けられる場合とがある。後者の態様と
しては、一平面内の任意の位置へ移動可能なヘッド本体
に複数のノズル保持部が設けられる態様や、一軸線まわ
りに旋回可能なヘッド本体に複数のノズル保持部が設け
られる態様がある。いずれの場合も、通常は、保持ヘッ
ドと部品供給装置と少なくとも一方が移動させられるこ
とにより、1つの吸着ノズルと1つの部品フィーダの部
品供給部とが互いに正対する状態とされ、その状態で両
者が互いに接近,離間させられることにより、部品供給
部に位置決めされた電子回路部品が吸着ノズルに吸着さ
れ、取り出される。
【0003】しかし、このように電子回路部品が1つず
つ順次取り出される場合には、部品取出しの能率が悪
い。そこで、複数の部品フィーダの部品供給部に複数の
吸着ノズルを同時期に正対させ、それらを同時に接近,
離間させれば、複数の電子回路部品の取出しを並行して
行うことができ、能率を向上させることができる。ただ
し、複数の部品フィーダの部品供給部の中心間距離と、
複数の吸着ノズルの軸線間距離とを等しくすることが必
要である。電子回路部品が比較的大形のものである場合
には、上記中心間距離と軸線間距離とに多少の不一致
(以下、ピッチ誤差と称する)があっても、吸着ノズル
の吸着端面が電子回路部品の被吸着面からはみ出すこと
はないのであるが、電子回路部品が小形のものである場
合には、ピッチ誤差が比較的小さい場合でも、吸着ノズ
ルの吸着端面が電子回路部品の被吸着面からはみ出して
しまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、小形の電子回路
部品であっても、複数を支障なく並行して取り出し得る
ようにすることを課題としてなされたものであり、本発
明によって、下記各態様の電子回路部品取出し方法,電
子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回
路部品装着機が得られる。各態様は請求項と同様に、項
に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番
号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発
明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技
術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載の
ものに限定されると解釈されるべきではない。また、一
つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数
の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではな
い。一部の事項のみを選択して採用することも可能なの
である。
【0005】なお、以下の各項において、(1)項が請求
項1に相当し、(2)項が請求項2に、(3)項が請求項3
に、(4)項が請求項4にそれぞれ相当する。
【0006】(1)それぞれ一種類の電子回路部品を多
数収容し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給
部に位置決めする複数の部品フィーダの本体を一体化し
た一体化フィーダと、複数の吸着ノズルとを、それら吸
着ノズルの軸線と交差する方向に相対移動させて、前記
複数の部品供給部の少なくとも2つと前記複数の吸着ノ
ズルの少なくとも2つとを、互いに正対させる相対移動
工程と、前記少なくとも2つの部品供給部とそれら部品
供給部と正対した前記少なくとも2つの吸着ノズルとを
同時期に互いに接近・離間させて、それら少なくとも2
つの吸着ノズルに、少なくとも2つの部品供給部からそ
れぞれ電子回路部品を取り出させる取出し工程とを含む
ことを特徴とする電子回路部品取出し方法。
【0007】部品供給装置において、複数の部品フィー
ダを正確に正規の位置に配置すること、特に、部品フィ
ーダの並び方向において正確なピッチで配置することは
容易ではない。部品フィーダはフィーダ保持板への設置
個数をできる限り多くするために、並び方向の寸法、す
なわちフィーダ本体の幅ができる限り小さくされる。そ
のため、フィーダ本体が、フィーダ保持板に対して垂直
な正規の取付姿勢から傾き易く、傾けばフィーダ本体
の、フィーダ保持板から離れた位置に設けられる部品供
給部の位置がずれる。また、フィーダ本体は幅が小さい
ために反りが生じ易く、この反りも部品供給部が正規の
位置からずれる原因になる。さらに、フィーダ保持板に
は、各部品フィーダを位置決めするための位置決めピン
等の位置決め突部や、位置決め溝等の位置決め凹部が設
けられるのであるが、これらの位置誤差も部品供給部が
正規の位置からずれる原因になる。
【0008】それに対して、複数の部品フィーダの本体
を一体化すれば、複数の部品フィーダの部品供給部の中
心間距離の誤差を小さくすることが容易となる。本体を
一体化するには、文字通り一体に形成した本体に複数の
部品フィーダの構成部品を組み付けてもよく、別個に製
造した複数のフィーダ本体を、溶接、リベット等により
分離不能に固定し、あるいはボルト等により分離可能に
固定してもよい。いずれにしても、一体化されたフィー
ダ本体は幅が広くなるため、反りが生じにくく、フィー
ダ保持板に取り付ける際にも傾きにくい。また、仮に反
りや傾きが生じても、一体化された本体に設けられた部
品供給部の中心間距離は変化しない。そのため、複数の
吸着ノズルの軸線間距離と複数の部品供給部の中心間距
離との不一致が生じにくく、小形の電子回路部品でも支
障なく複数を同時に取り出すことができる。また、たと
え一体化フィーダが傾き、それの複数の部品供給部の位
置が正規の位置からずれたとしても、複数の部品供給部
の中心間距離が変わるわけではないため、複数の吸着ノ
ズルを保持している保持ヘッドと部品供給装置との相対
位置ずれを補正することにより、複数の吸着ノズルと複
数の部品供給部とを正確に正対させることができる。
【0009】したがって、本発明によれば、小形の電子
回路部品であっても、吸着ノズルの吸着端面が電子回路
部品の被吸着面からはみ出すことを回避しつつ同時に複
数取り出すことが容易となる。また、電子回路部品が特
に小形のものである場合には、それの被吸着面から吸着
ノズルの吸着端面がはみ出すことが当然のこととして予
定されている場合があり、その場合には、吸着端面の中
心と被吸着面の中心とが特に精度よく一致させられるこ
とが必要であるが、本発明によれば、この要求を満たす
ことも容易になる。
【0010】(2)それぞれ一種類の電子回路部品を多
数収容し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給
部に位置決めする複数の部品フィーダの本体を一体化し
た一体化フィーダと、複数の吸着ノズルとを、それら吸
着ノズルの軸線と交差する方向に相対移動させて、前記
複数の部品供給部の少なくとも2つと前記複数の吸着ノ
ズルの少なくとも2つとを、互いに正対させる相対移動
工程と、前記少なくとも2つの部品供給部とそれら部品
供給部と正対した前記少なくとも2つの吸着ノズルとを
同時期に互いに接近・離間させて、それら少なくとも2
つの吸着ノズルに、少なくとも2つの部品供給部からそ
れぞれ電子回路部品を取り出させる取出し工程と、その
取出し工程により取り出した電子回路部品を回路基板の
予め定められた装着位置に装着する装着工程とを含むこ
とを特徴とする電子回路製造方法。
【0011】(1)項に関して詳述したように、本発明に
よれば、吸着ノズルの吸着端面の中心と部品フィーダの
部品供給部の中心との位置ずれを小さくすることが容易
になる。そのため、電子回路部品が小形のものである場
合でも、吸着ノズルによる電子回路部品の吸着ミスの発
生を良好に防止することができ、その吸着ミスへの対処
のために電子回路の生産能率が低下すること、あるいは
不良電子回路が発生することを良好に回避することがで
きる。
【0012】(3)それぞれ一種類の電子回路部品を多
数収容し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給
部に位置決めする複数の部品フィーダの本体が一体化さ
れた一体化フィーダと、それぞれ吸着ノズルを保持する
複数のノズル保持部と、それら複数のノズル保持部と前
記一体化フィーダとを、複数のノズル保持部に保持され
る吸着ノズルの軸線と交差する方向に移動させて、それ
ら複数のノズル保持部に保持された複数の吸着ノズルの
うちの少なくとも2つと、前記一体化フィーダの前記複
数の部品供給部のうちの少なくとも2つとを互いに正対
させる第1相対移動装置と、その第1相対移動装置によ
り互いに正対させられた吸着ノズルと部品供給部とを同
時期に互いに接近・離間させて、前記少なくとも2つの
吸着ノズルに、それらに対応する部品供給部の電子回路
部品を同時に取り出させる第2相対移動装置とを含むこ
とを特徴とする電子回路部品取出し装置。本項の発明に
よれば、(1)項に記載の電子回路部品取出し方法の実施
に好適な電子回路部品取出し装置が得られる。
【0013】(4)前記複数のノズル保持部が共通のヘ
ッド本体に保持されており、そのヘッド本体と前記一体
化フィーダとが前記第1相対移動装置により相対移動さ
せられる (3)項に記載の電子回路部品取出し装置。各ノ
ズル保持部をそれぞれヘッド本体に保持させ、複数のヘ
ッド本体を別個に移動させることも可能であるが、複数
のノズル保持部を共通のヘッド本体に保持させれば、1
つのヘッド本体を移動させることにより、複数のノズル
保持部を移動させることができ、装置の構成を単純化す
ることができる。また、それらノズル保持部の軸線間距
離が正確に正規の大きさである保持ヘッドを製造するこ
とが容易となる。
【0014】(5)前記第2相対移動装置が、前記複数
のノズル保持部を個別に移動させ得る個別移動可能装置
である (4)項に記載の電子回路部品取出し装置。第2相
対移動装置を、複数のノズル保持部を一斉に部品フィー
ダに接近,離間させるものとすることも可能であるが、
個別移動可能装置とすれば、複数のノズル保持部を個別
に部品フィーダに接近,離間させることも可能であり、
部品取出しの自由度が向上する。第2相対移動装置は、
複数のノズル保持部を一斉に部品フィーダに接近,離間
させる状態と、個別に部品フィーダに接近,離間させる
状態とに切換え可能なものとすることが望ましい。
【0015】(6)前記一体化フィーダが静止して設け
られ、前記第1相対移動装置が前記複数の吸着ノズルを
前記静止した一体化フィーダに対して移動させるもので
ある (3)項ないし (5)項のいずれかに記載の電子回路部
品取出し装置。例えば、間欠回転する回転体の外周部
に、複数のヘッド本体を保持させ、それらヘッド本体を
移動させることにより複数のノズル保持部を部品供給装
置に接近,離間させ、あるいはヘッド本体に対してノズ
ル保持部を移動させることにより部品供給装置に接近,
離間させることも可能である。その場合には、一体化フ
ィーダを備えた部品供給装置が、部品フィーダの並び方
向に移動させられて、複数の部品フィーダの部品供給部
が複数の吸着ノズルと正対させられることとなる。しか
し、複数の吸着ノズルが同時に電子回路部品を取り出す
ようにすることのメリットは、このタイプの電子回路部
品取出し装置におけるより、本項に記載のタイプの電子
回路部品取出し装置における方が大きいことが多い。
【0016】(7)前記部品フィーダが、キャリヤテー
プにそれの長手方向に沿って一定ピッチで電子回路部品
が1個ずつ保持されたテープ化電子回路部品を前記ピッ
チの整数分の1ずつ送る送り機構を備えた (1)項ないし
(6)項のいずれかに記載の電子回路部品取出し装置。 (8)前記 (3)項ないし (7)項のいずれかに記載の電子
回路部品取出し装置と、その電子回路部品取出し装置に
より取り出された電子回路部品が装着される回路基板を
保持する基板保持装置とを含み、前記第1相対移動装置
が、前記ノズル保持部と前記基板保持装置とを相対移動
させる機能をも果たす電子回路部品装着機。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
電子回路部品取出し方法を含む電子回路製造方法の実施
に好適な装置であり、それ自身も本発明の一実施形態で
ある電子回路部品装着機を図面に基づいて説明する。図
1に本実施形態における回路部品装着機(以下「部品装
着機」と略称する)を示す。部品装着機は、ベース10
に設けられた配線板搬送装置14,部品装着装置16お
よび部品供給装置18を含む。配線板搬送装置14は、
回路基板たるプリント配線板20を搬送する配線板コン
ベヤ22と、搬送されたプリント配線板20を予め定め
られた位置に位置決め保持する基板保持装置たる配線板
保持装置24とを備えるものである。本部品装着機は、
部品装着装置16が、部品供給装置18から電子回路部
品(以下「回路部品」と略称する)30(図2,図7等
参照)を取り出し、配線板搬送装置14により搬送さ
れ、予め定められた位置に位置決め保持されたプリント
配線板20の予め定められた装着位置に装着することに
より電子回路が組み立てられる。プリント配線板20の
搬送方向と平行な方向をX軸方向とし、それに対して水
平面内において直交する方向をY軸方向とする。
【0018】部品供給装置18は、ベース10に位置固
定のフィーダ保持台40と、フィーダ保持台40の上に
各部品供給部がX軸方向に並んで着脱可能に搭載された
複数の部品フィーダ42(以下「フィーダ42」と略称
する)とを有し、位置を固定して設けられている。フィ
ーダ42の構成については後に説明する。
【0019】部品装着装置16は、複数(本実施形態の
場合2つ)の部品保持ヘッド50を備え、それら部品保
持ヘッド50がX軸方向およびY軸方向に水平移動させ
られてフィーダ42の部品供給部に対応する部品取出位
置へ移動させられ、部品供給部から回路部品30を取り
出す。そのため、部品装着装置16は、XY移動装置5
2を備えている。XY移動装置52は、Y軸スライド5
4,Y軸モータ56(図10参照),送りねじ,ナット
を含むY軸スライド駆動装置,X軸スライド60,X軸
モータ62(図10参照),送りねじ,ナットを含むX
軸スライド駆動装置,Y軸,X軸スライド54,60の
各移動を案内する案内装置(例えばガイドレール64,
66およびガイドブロック65,67)等を備えてい
る。
【0020】X軸スライド60を構成する側壁の垂直な
側面には、図2に示すように、前記複数の部品保持ヘッ
ド50が部品フィーダ42の並ぶ方向と同じ方向である
X軸方向に並ぶ状態で、それぞれ個別に昇降可能かつ回
転可能に設けられている。2つの部品保持ヘッド50が
共通のヘッド本体であるX軸スライド60に保持されて
おり、前記XY移動装置52によってX軸スライド60
が移動させられることにより、これら部品保持ヘッド5
0が一斉に水平面内の任意の位置に移動させられる。2
つの部品保持ヘッド50は共に同じ構成を有するもので
あるため、それらのうちの一方のみ代表的に図2に図示
し、一方のみについて説明する。図2に示すように、部
品保持ヘッド50は、回路部品30を負圧により吸着保
持し得る吸着ノズル70と、吸着ノズル70を着脱可能
に保持するノズル保持部72とを備えている。X軸スラ
イド60にはまた、ノズル保持部72を昇降させる昇降
装置76および部品保持ヘッド50を軸線まわりに回転
させる回転装置78がそれぞれ設けられている。X軸お
よびY軸の両方向と直交する部品保持ヘッド50の昇降
方向を、Z軸方向と称する。Z軸方向は、吸着ノズル7
0の軸線方向である。本実施形態における昇降装置76
は、X軸スライド60に回転可能に保持された送りねじ
80と、送りねじ80に螺合され、部品保持ヘッド50
のノズル保持部72に一体的に設けられたナット82
と、駆動源たるZ軸モータ84と、Z軸モータ84の回
転を送りねじ80に伝達する駆動プーリ,従動プーリ,
タイミングベルト等の回転伝達装置86とを含むもので
ある。回転装置86は、駆動源たるθ軸モータ94と、
θ軸モータ94の回転を部品保持ヘッド50に伝達する
駆動歯車,被駆動歯車を含む回転伝達装置96とを備え
るものである。
【0021】部品供給装置18の複数のフィーダ42に
は、図3に示すように、同じ種類(同じ形状,寸法)の
複数の回路部品30を供給する送り機構を備える2つの
フィーダが、フィーダ本体を共有して一体化された一体
化フィーダも含まれている。以下、一体化フィーダ42
について説明する。一体化フィーダ42のフィーダ本体
110には、同一種類の回路部品30を多数収容する部
品収容リール112が2つ保持され、2組ずつの送り機
構120,122(図5参照)およびテープ剥がし装置
124,126がそれぞれ設けられている。フィーダ本
体110は、製作の都合上、複数の部材が互いに組み付
けられて一体化されており、概して細長い板状を成して
いる。なお、図5には図示を省略するが、フィーダ本体
110の幅方向の両側面には側板が設けられるととも
に、これら側板の間に仕切板が設けられている。これら
一対の側板と仕切板との間に形成される2つの空間内
に、送り機構120およびテープ剥がし装置124と、
送り機構122およびテープ剥がし装置126とがそれ
ぞれ設けられている。
【0022】一体化フィーダ42は、フィーダ保持台4
0において、長手方向と厚さ方向(幅方向)とが水平と
なる姿勢で立った状態で位置決め装置により位置決めさ
れるとともに、固定装置により固定されている。具体的
には、図4および図5に示すように、フィーダ本体11
0の下面130に、一体化フィーダ42の長手方向に平
行に延びる位置決め突部132が突設されている。フィ
ーダ保持台40には、複数の位置決め溝134がX軸方
向に平行な方向に並んで設けられており、この位置決め
溝134に位置決め突部132が嵌合され、フィーダ本
体110の下面130がフィーダ保持台40の平面を成
す保持面136により下方から支持されることにより、
一体化フィーダ42が幅方向に位置決めされる。フィー
ダ本体110の前部には、図5に示すように、前方に突
出する位置決め突部140が設けられ、位置決め突部1
40の前端部に設けられた傾斜面142がフィーダ保持
台40に設けられた傾斜面144に係合することによ
り、長手方向において位置決めされるとともに、浮き上
がりを防止され、係合レバー150および係合面152
を含むフィーダ固定装置154により、幅方向がX軸方
向と平行となり、長手方向がY軸方向と平行となる姿勢
でフィーダ保持台40に固定されている。このようにし
て一体化フィーダ42をフィーダ保持台40に精度良く
位置決めすることができる。
【0023】一体化フィーダ42により供給される回路
部品30は、図6および図7に示すように、テープ化電
子回路部品160(以下「テープ化部品160」と略称
する)の形態をなしている。テープ化部品160は、キ
ャリヤテープ162とカバーテープ164とによって回
路部品30がテーピングされている。キャリヤテープ1
62は、長手形状を成し(図12参照)、長手方向と直
交する方向である幅方向の両側において、長手方向に延
びる一対の被支持部166,168と、それら両被支持
部166,168間から下方へ突出した複数の収容凹部
170とを含む。これら複数の収容凹部170がキャリ
ヤテープ162の長手方向に一定ピッチで設けられると
ともに、それら収容凹部170の各々に回路部品30が
収容され、収容凹部170の開口がキャリヤテープ16
2に貼り付けられたカバーテープ164によって覆われ
ている。複数の回路部品30はキャリヤテープ162に
一定のピッチで1個ずつ一列に並んで保持されているの
である。カバーテープ164の幅はキャリヤテープ16
2の幅より小さく、キャリヤテープ162の、カバーテ
ープ164が貼り付けられていない被支持部166に沿
って、キャリヤテープ162の表面から裏面まで貫通す
る送り穴172が一列に等ピッチで形成されている。
【0024】テープ化部品160は、前記部品収容リー
ル112に巻き付けられており、2つのフィーダに対応
する2つの部品収容リール112は、それぞれフィーダ
本体110の後部に着脱可能に保持されている。部品収
容リール112から引き出されたテープ化部品160
は、それぞれ送り機構120,122により、一体化フ
ィーダ42の並び方向であるX軸方向と直交し、フィー
ダ本体110の長手方向(Y軸方向)と一致した長手方
向(この送り方向をテープ送り方向と称する)に送ら
れ、複数の回路部品30が一列に並ぶ状態で各部品供給
部へ送られるとともに、キャリヤテープ162からカバ
ーテープ164が剥がされる。なお、テープ化部品16
0の送り方向下流側がフィーダ本体110の前側とな
り、上流側がフィーダ本体110の後側となる。
【0025】一体化フィーダ42の部品供給部174
は、テープ送り方向において予め定められた部品供給位
置に対応する部分であり、カバーテープ164が剥がさ
れた後のキャリヤテープ162の収容凹部170が1個
ずつ順次部品供給部174に停止させられる。本実施形
態においては、図11および図12に示すように、一体
化フィーダ42の2つの部品供給部174が、テープ送
り方向と直交するフィーダ配列方向(X軸方向)に互い
に一定ピッチ隔たって設けられている。1つの一体化フ
ィーダ42における上記部品供給部174の中心間距離
と、前記2つの部品保持ヘッド50の各吸着ノズル70
の中心軸線のX軸方向の軸線間距離とが互いに等しくな
るように、両者の相対位置関係が設定されている。
【0026】送り機構120は、図5に示すように、送
り用モータ180と、その送り用モータ180の回転軸
に取り付けられる駆動ギヤ182と噛み合わされ、駆動
ギヤ182よりも歯数が多い被駆動ギヤ184と、その
被駆動ギヤ184と一体的に形成される駆動プーリ18
6と、その駆動プーリ186の回転力を伝達する駆動ベ
ルト188と、その駆動ベルト188により駆動される
被駆動プーリ190と、その被駆動プーリ190と一体
的に形成されるスプロケット192とを備えている。
【0027】送り機構122も、送り機構120と同様
に構成され、送り機構122は、送り用モータ200,
駆動ギヤ202,被駆動ギヤ204,駆動プーリ20
6,駆動ベルト208等を備えている。送り機構122
は、上述の被駆動プーリ190およびスプロケット19
2と同様の被駆動プーリおよびスプロケットを有し、こ
れら被駆動プーリおよびスプロケットは、フィーダ本体
110に、スプロケット192,被駆動プーリ190と
幅方向において並ぶ位置に設けられている。
【0028】テープ剥がし装置124は、図5に示すよ
うに、駆動プーリ186の回転を伝達する駆動ベルト2
10と、その駆動ベルト210により駆動される被駆動
プーリ212と、その被駆動プーリ212と一体的に形
成される駆動側のピンチローラ214と、ピンチローラ
214の外周面に予め設定された接触圧で接触させられ
る遊動側のピンチローラ216とを含んでいる。テープ
剥がし装置124は、送り機構120と送り用モータ1
80を共用しているのである。また、他方のテープ剥が
し装置126も同様に、駆動ベルト220,被駆動プー
リ222,ピンチローラ224,226等を備え、送り
機構122と送り用モータ200を共用している。
【0029】フィーダ本体110は、図5に二点鎖線で
示すように、フィーダ本体110の長手方向であって、
テープ化部品160の送り方向に平行に設けられた案内
部230を有している。案内部230は、テープ化部品
160の移動を案内するものであり、図8に拡大して示
すように、キャリヤテープ162の被支持部166,1
68を支持面232により下方から支持するとともに、
収容凹部170の通過を許容する溝233を有してい
る。部品収容リール112から引き出されたテープ化部
品160のキャリヤテープ162は、案内部230によ
り案内されるとともに、送り穴172がスプロケット1
92の歯に係合させられている。テープ化部品160の
上方からカバー部材234が被せられ、キャリヤテープ
162の案内部230からの浮き上がりが防止され、送
り穴172がスプロケット192の歯と確実に係合させ
られる。図9に示すように、カバー部材234の前記部
品供給位置に対応する部分には、電子回路部品取り出し
用の開口236が形成されている。この開口236は部
品供給部174の構成要素の一つである。
【0030】上記カバー部材234の上面の、開口23
6近傍の部分に、被検出部としての基準マーク238が
設けられる一方、X軸スライド60には撮像デバイスと
してのCCDカメラであるマークカメラ240(図10
参照)が取り付けられている。このマークカメラ240
は、プリント配線板20に設けられた複数の基準マーク
等被検出部を撮像することにより、配線板保持装置24
によるプリント配線板20の保持位置誤差を検出するた
めに設けられたものであるが、本実施形態においては、
部品フィーダ42の位置誤差を検出するためにも利用さ
れるようになっている。部品装着作業の開始に先立っ
て、マークカメラ240が各部品フィーダの42の基準
マーク238の正規の位置へ移動させられて、各基準マ
ーク238を撮像し、得られた画像データが画像処理部
により処理されることによって、基準マーク238の正
規の位置からのずれが検出される。各基準マーク238
の位置誤差、すなわち各部品フィーダ42の部品供給部
174の位置誤差が後述のRAM256のフィーダ位置
誤差メモリに格納され、各部品フィーダ42からの回路
部品30の取り出し時に、X軸スライド60の停止位置
補正に使用される。
【0031】送り機構120,122の駆動源たる送り
用モータ180,200は、回転角度の正確な制御が可
能な電動モータの一種であるステッピングモータであ
り、スプロケット192の回転角度は、送り用モータ1
80,200に与えられる駆動パルスの制御によって制
御可能である。したがって、送り機構120,122に
よるテープ化部品160の送りが確実に制御される。送
り用モータ180,200に、位置検出器を構成するエ
ンコーダを設け、エンコーダによって送り用モータ18
0,200の回転位置を検出し、エンコーダからの検出
信号に基づいて送り用モータ180,200の回転が制
御されるようにしてもよい。
【0032】部品保持ヘッド50が一体化フィーダ42
から受け取った回路部品30を配線板保持装置24によ
り保持されたプリント配線板20へ搬送する搬送経路の
途中には、部品撮像装置としての部品カメラ242(図
1および図10参照)が配設されている。この部品カメ
ラ242は、部品保持ヘッド50に保持された回路部品
30を下方から撮像する。
【0033】本部品装着機は、図10に示す制御装置2
50により制御される。制御装置250は、PU(プロ
セッシングユニット)252,ROM254,RAM2
56およびそれらを接続するバスを有するコンピュータ
260を主体とするものである。バスにはI/Oポート
262が接続され、前記マークカメラ240,部品カメ
ラ242等が接続されるとともに、駆動回路264を介
して、Y軸モータ56,X軸モータ62,Z軸モータ8
4,θ軸モータ94,送り用モータ180,200等が
接続されている。Y軸モータ56,X軸モータ62,Z
軸モータ84,θ軸モータ94は、駆動源たる電動モー
タとしてのサーボモータであり、回転角度の精度の良い
制御が可能である。ROM254には、プリント配線板
20に回路部品30を装着するためのルーチンを始め、
本部品装着機の一般的作動を制御するプログラムが格納
されている。また、RAM256には、プリント配線板
20に装着する回路部品30の種類,装着位置,装着順
序等に従って部品保持ヘッド50を移動させるためのプ
ログラム等が格納されている。
【0034】本部品装着機を使用して実施される電子回
路部品取出し方法を含む電子回路製造方法について、図
11および図12に基づいて説明する。相対移動工程に
おいて、XY移動装置52の作動により、2つの部品保
持ヘッド50の吸着ノズル70が一斉に移動させられ、
図11および図12に示すように、部品供給装置18の
1つの一体化フィーダ42の2つの部品供給部174に
それぞれ正対させられる。この際、2つの部品保持ヘッ
ド50の停止位置(部品取出位置)が、前述のフィーダ
位置誤差メモリに格納された各部品フィーダ42の部品
供給部174の位置誤差分補正され、2つの吸着ノズル
70が正確に2つの部品供給部174に合致させられ
る。その状態で、図11に二点鎖線で示すように、各部
品保持ヘッド50のZ軸モータ84が作動させられ、2
つの吸着ノズル70が同時期に部品供給部174に接近
させられる。そして、2つの吸着ノズル70が各部品供
給部174に位置決めされた回路部品30の被吸着面を
負圧により吸着保持した後、そのままの状態でそれら吸
着ノズル70が同時期に上昇させられて部品供給部17
4から離間させられる。これが取出し工程である。
【0035】取出し工程において回路部品30を取り出
した吸着ノズル70は、XY移動装置52の作動によっ
て配線板保持装置24により位置決め保持されたプリン
ト配線板20の予め定められた装着位置の上方に移動さ
せられ、2つの吸着ノズル70が互いに異なる時期にそ
れぞれ昇降させられてプリント配線板20に回路部品3
0が装着される。これが装着工程である。ただし、この
装着工程の前に、マークカメラ240によるプリント配
線板20の基準マークの撮像が行われてプリント配線板
20の配線板保持装置24による保持位置誤差が取得さ
れるとともに、部品カメラ242によって吸着ノズル7
0による回路部品30の保持姿勢が撮像され、その撮像
データに基づいてX,Y軸方向の保持位置誤差および回
転位置誤差(軸線まわりの回転位置誤差)が取得されて
おり、これら位置誤差が補正されるように各吸着ノズル
70が回転させられ、移動させられる。このようにして
順次部品取出しおよび装着が行われ、電子回路が組み立
てられる。
【0036】本実施形態においては、XY移動装置52
が、静止して設けられた一体化フィーダ42と、配線板
保持装置24とに対して2つのノズル保持部72(吸着
ノズル70)を吸着ノズル70の軸線と交差する方向で
あるX軸方向およびY軸方向に移動させる第1相対移動
装置を構成している。また、昇降装置76が、2つの吸
着ノズル70を部品供給部174に同時期に接近,離間
させて回路部品30を同時に取り出させる第2相対移動
装置を構成している。ただし、本実施形態における昇降
装置76は、2つの部品保持ヘッド50にそれぞれ設け
られており、吸着ノズル70を個別に移動させ得る個別
移動可能装置である。
【0037】本実施形態においては、2つの部品フィー
ダのフィーダ本体110が一体化されているため、部品
フィーダが個別に構成される場合に比較してフィーダ本
体110の幅が広くなっている。そのため、フィーダ本
体110自体に反りが生じることが良好に回避され、ま
た、フィーダ本体110をフィーダ保持台40に保持さ
せる場合に、フィーダ本体110がフィーダ保持台40
の保持面136に直角な面である垂直面に対して傾く取
付誤差が、部品フィーダが個別に構成される場合に比較
して小さくて済み、2つの部品供給部174のX軸方向
における位置誤差が小さくて済む。したがって、回路部
品30の吸着ミスを良好に回避し得る。
【0038】しかも、一体化フィーダ42の2つの部品
供給部174から同時に回路部品30が取り出されるた
め、一体化フィーダ42のフィーダ保持台40への取付
位置誤差や倒れによって、2つの吸着ノズル70の軸線
間距離と2つの部品供給部174の中心間距離とにピッ
チ誤差が生じることがない。また、一体化フィーダ42
のフィーダ保持台40への取付位置誤差や倒れによる2
つの部品供給部174のX軸方向の位置誤差は、複数の
部品保持ヘッド50を保持しているX軸スライド60の
部品取出し時における停止位置の制御により補正される
ため、確実に2つの回路部品30を同時に取り出すこと
ができる。特に、本実施形態においては、一体化フィー
ダ42が、2つのフィーダがフィーダ本体を共有して一
体化された一体化フィーダとされるとともに、複数の部
品保持ヘッド50を共通のヘッド本体としてのX軸スラ
イドに保持されているため、一体化フィーダ42の2つ
の部品供給部174の中心間距離ならびに複数の部品保
持ヘッド50の軸線間距離に実際上問題となるような誤
差が生じることはなく、フィーダ配列方向に並んだ2つ
の部品供給部174の中心間距離と2つの吸着ノズル7
0の軸線間距離とを精度良く一致させることが容易であ
る。したがって、回路部品30の吸着ミスを良好に回避
し得る。これらの効果は、比較的大形の回路部品に関し
ても得られるが、小形の回路部品に関して特に有効であ
る。また、2つの部品供給部174から同時に回路部品
30を取り出すことができ、電子回路の組立作業の能率
が向上する。
【0039】1枚の回路基板に同一種類の電子回路部品
を多数装着する必要がある場合には、本実施形態のよう
に、同時に電子回路部品が取り出される一体化フィーダ
の複数の部品供給部174から同一種類の電子回路部品
を供給させることが有効であるが、不可欠ではない。同
時に電子回路部品が取り出される一体化フィーダの複数
の部品供給部174から異なる種類の電子回路部品を供
給させてもよいのである。
【0040】送り機構120,122およびテープ剥が
し装置124,126の共通の駆動源たる送り用モータ
180,200はステップモータとされていたが、これ
に代えてサーボモータを使用してもよい。また、テープ
剥がし装置124,126を専用の駆動源で駆動するも
のとしてもよい。
【0041】テープ化電子回路部品は、本実施形態のよ
うに、一対の被支持部の間から収容凹部が突出させられ
たエンボスタイプのものの他に、例えば、キャリヤテー
プの厚さが幅方向および長手方向において一定であり、
長手方向に一定ピッチで形成された貫通穴の両側の開口
がカバーテープで封鎖されるタイプのものとしてもよ
い。
【0042】一体化フィーダを、送り機構および部品供
給部を備える3つ以上の部品フィーダの本体を一体化し
たものとし、それに対応して、電子回路部品取出装置
を、3つ以上の吸着ノズルをそれら部品供給部に正対さ
せ得る構成とすることも可能である。さらに、一体化さ
れる部品フィーダは、テープ化電子回路部品の電子回路
部品を供給するものに限らず、それぞれ一種類の電子回
路部品を多数収容し、一列に並べて送り、予め定められ
た部品供給部に位置決めするものであればよく、例え
ば、ばら積み状態で電子回路部品を収容し、それらを1
列に整列させて1個ずる供給するバルクフィーダを始め
種々のものが採用可能である。
【0043】前記実施形態においては、各部品フィーダ
42の位置誤差が検出され、部品フィーダ42からの回
路部品32の取出し時における部品保持ヘッド50(X
軸スライド60)の停止位置の補正に使用されていた
が、吸着ノズル70の曲がり等に起因する吸着端面の位
置誤差も検出され、部品保持ヘッド50の停止位置の補
正に使用されるようにすることも可能であり、その場合
には、吸着ノズル70による回路部品30の吸着ミスを
一層良好に防止することができる。
【0044】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子回路部品取出し
方法を含む電子回路製造方法の実施に好適な装置であ
り、それ自身も本発明の一実施形態である電子回路部品
装着機の一部を示す正面図である。
【図2】上記電子回路部品装着機の構成要素である電子
回路部品取出装置を示す側面図(一部断面)である。
【図3】上記電子回路部品装着機の構成要素である一体
化フィーダを示す正面図である。
【図4】上記一体化フィーダがフィーダ保持台に位置決
めされた状態を概略的に示す図である。
【図5】上記一体化フィーダの送り機構等を示す正面図
(一部断面)である。
【図6】上記一体化フィーダにより供給されるテープ化
電子回路部品を示す正面図である。
【図7】上記テープ化電子回路部品を示す側面断面図で
ある。
【図8】上記一体化フィーダの部品供給部を示す断面図
である。
【図9】上記一体化フィーダのカバー部材を示す平面図
である。
【図10】前記電子回路部品装着機を制御する制御装置
のうち、本発明に関連の深い部分を示すブロック図であ
る。
【図11】上記電子回路部品装着機による電子回路部品
取出し方法を説明するための正面図である。
【図12】上記電子回路部品取出し方法を説明するため
の平面図である。
【符号の説明】
14:配線板搬送装置 16:部品装着装置 1
8:部品供給装置 20:プリント配線板 24:
配線板保持装置 30:電子回路部品 40:フィ
ーダ保持台 42:部品フィーダ 50:部品保持
ヘッド 52:XY移動装置 70:吸着ノズル
72:ノズル保持部 76:昇降装置 110:フィーダ本体 120,122:送り機構
160:テープ化電子回路部品 162:キャリヤテー
プ 174:部品供給部 232:支持面 233:溝 234:カバー部材 236:開口
フロントページの続き Fターム(参考) 5E313 AA03 AA11 AA18 CC03 CC04 CD03 DD02 DD03 DD32 DD34 DD50 EE02 EE03 EE24 EE25 EE35 EE37 FF01 FF24 FF26 FF28 FF29 FF32 FF33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ一種類の電子回路部品を多数収
    容し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給部に
    位置決めする複数の部品フィーダの本体を一体化した一
    体化フィーダと、複数の吸着ノズルとを、それら吸着ノ
    ズルの軸線と交差する方向に相対移動させて、前記複数
    の部品供給部の少なくとも2つと前記複数の吸着ノズル
    の少なくとも2つとを、互いに正対させる相対移動工程
    と、 前記少なくとも2つの部品供給部とそれら部品供給部と
    正対した前記少なくとも2つの吸着ノズルとを同時期に
    互いに接近・離間させて、それら少なくとも2つの吸着
    ノズルに、少なくとも2つの部品供給部からそれぞれ電
    子回路部品を取り出させる取出し工程とを含むことを特
    徴とする電子回路部品取出し方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ一種類の電子回路部品を多数収
    容し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給部に
    位置決めする複数の部品フィーダの本体を一体化した一
    体化フィーダと、複数の吸着ノズルとを、それら吸着ノ
    ズルの軸線と交差する方向に相対移動させて、前記複数
    の部品供給部の少なくとも2つと前記複数の吸着ノズル
    の少なくとも2つとを、互いに正対させる相対移動工程
    と、 前記少なくとも2つの部品供給部とそれら部品供給部と
    正対した前記少なくとも2つの吸着ノズルとを同時期に
    互いに接近・離間させて、それら少なくとも2つの吸着
    ノズルに、少なくとも2つの部品供給部からそれぞれ電
    子回路部品を取り出させる取出し工程と、 その取出し工程により取り出した電子回路部品を回路基
    板の予め定められた装着位置に装着する装着工程とを含
    むことを特徴とする電子回路製造方法。
  3. 【請求項3】 それぞれ一種類の電子回路部品を多数収
    容し、一列に並べて送り、予め定められた部品供給部に
    位置決めする複数の部品フィーダの本体が一体化された
    一体化フィーダと、 それぞれ吸着ノズルを保持する複数のノズル保持部と、 それら複数のノズル保持部と前記一体化フィーダとを、
    複数のノズル保持部に保持される吸着ノズルの軸線と交
    差する方向に移動させて、それら複数のノズル保持部に
    保持された複数の吸着ノズルのうちの少なくとも2つ
    と、前記一体化フィーダの前記複数の部品供給部のうち
    の少なくとも2つとを互いに正対させる第1相対移動装
    置と、 その第1相対移動装置により互いに正対させられた吸着
    ノズルと部品供給部とを同時期に互いに接近・離間させ
    て、前記少なくとも2つの吸着ノズルに、それらに対応
    する部品供給部の電子回路部品を同時に取り出させる第
    2相対移動装置とを含むことを特徴とする電子回路部品
    取出し装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のノズル保持部が共通のヘッド
    本体に保持されており、そのヘッド本体と前記一体化フ
    ィーダとが前記第1相対移動装置により相対移動させら
    れる 請求項3に記載の電子回路部品取出し装置。
JP2001394045A 2001-12-26 2001-12-26 電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機 Pending JP2003198192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394045A JP2003198192A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394045A JP2003198192A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003198192A true JP2003198192A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27600887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001394045A Pending JP2003198192A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003198192A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075888A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品実装機
JP7446499B2 (ja) 2021-03-10 2024-03-08 株式会社Fuji 部品実装機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075888A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品実装機
JP4514120B2 (ja) * 2004-09-13 2010-07-28 富士機械製造株式会社 部品実装機
JP7446499B2 (ja) 2021-03-10 2024-03-08 株式会社Fuji 部品実装機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6634093B1 (en) Mounter head of surface mounting apparatus
WO2012086310A1 (ja) 部品供給装置、電子部品実装機、部品供給方法
KR20040101040A (ko) 전자 부품 장착 방법
CN107852849B (zh) 元件安装机
CN106068074B (zh) 基板输送装置及电子部件安装装置
JP5335109B2 (ja) フィーダならびに電子部品装着装置および装着方法
KR101036994B1 (ko) 전자 부품 공급 장치 및 전자 부품 공급 장치를 구비한전자 부품 장착 장치
JP6074436B2 (ja) 部品供給装置
JP5507169B2 (ja) 電子部品実装装置
KR100447310B1 (ko) 실장기 및 그 부품 장착 방법
US10939597B2 (en) Component mounting device
JP4713776B2 (ja) 電気部品供給システム
JP2003198192A (ja) 電子回路部品取出し方法,電子回路製造方法,電子回路部品取出し装置および電子回路部品装着機
US11452248B2 (en) Work machine
JP5078507B2 (ja) 電子部品装着方法および装置
CN110024504B (zh) 元件供应装置
JP2000077892A (ja) テープフィーダーおよび表面実装機
JP2017126609A (ja) 電子部品装着機
JP6818770B2 (ja) 部品実装機、部品吸着方法及びノズル配置方法
JP7003214B2 (ja) 部品実装機
JP2020109797A (ja) テープフィーダおよび部品実装装置
JP2004247768A (ja) 電子部品装着装置
WO2022219715A1 (ja) フィーダ及び部品実装機
US20240188270A1 (en) Feeder and component mounter
JP3660498B2 (ja) 部品供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070904