JP2003196607A - カード用ソケット - Google Patents

カード用ソケット

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JP2003196607A
JP2003196607A JP2001399726A JP2001399726A JP2003196607A JP 2003196607 A JP2003196607 A JP 2003196607A JP 2001399726 A JP2001399726 A JP 2001399726A JP 2001399726 A JP2001399726 A JP 2001399726A JP 2003196607 A JP2003196607 A JP 2003196607A
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card
loader
receiving cavity
spring
ejector
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JP2001399726A
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Tomohisa Hirata
智久 平田
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Molex LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構で、カード状媒体が最終挿入位置
まで正しく挿入できるようにしたカード用ソケットを提
供すること。 【解決手段】 ICカード10の受入空洞21の一側
に、イジェクトバー40が進退可能に設置され、このイ
ジェクトバー40の先端側にイジェクトバー40の進退
と連動して回転するイジェクタ50が設置されると共
に、基端側にイジェクトバー40の進退と連動して回転
するローダ60が設置され、イジェクタ50から、IC
カード10の前端面14と係合可能とした突片53が延
びていると共に、ローダ60からICカード10の後端
面15と係合可能とした突片63が延びている。イジェ
クトバー40とローダ60が、それぞれねじりコイルば
ね70、80で付勢されている。ローダ60のタブ64
の位置によってローダ60が回転付勢される方向が反転
するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カード用ソケッ
トに係り、特に、挿入するカード(カード状媒体)を吸
い込んだり、完全に挿入したことを告知できるようにし
たカード用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯情報端末、携帯電話(PHS
を含む)、デジタルカメラ等の電子機器に、ICカー
ド、SDカード、メモリーカード、フレキシブルディス
ク等、種々の形態のカード状媒体が情報の担体として用
いられている。これらのカード状媒体は、前記電子機器
に設置されたカード用ソケットに挿入され、電子機器と
カード状媒体の間で信号の授受即ち、読み出しと書き込
みが行われるようにしている。信号の授受は、電気的手
段や磁気的手段、光学的手段、更には磁気光学的手段等
様々な信号伝達手段で行われる。
【0003】したがって、前記カード用ソケットには、
カード状媒体を受け入れる受入空洞と、この受入空洞に
設けられた信号伝達手段とが備えられる。受入空洞は、
カード状媒体を内部に挿入し、また外部に抜去すること
ができるように、カード状媒体の断面形状に合わせて形
成され、挿入口が外部に向けて開口している。カード状
媒体の挿入は、通常、手動でカード状媒体を差し込むよ
うにするのが一般的である。また、カード状媒体の抜去
は、手動で抜き取るようにするものと、イジェクト機構
を介してカード状媒体を外部に放出するようにするもの
がある。
【0004】また、前記受入空洞に、カード状媒体を保
持するホルダを挿入抜去の方向に移動可能に設置し、ホ
ルダにばね部材の付勢力を作用させた記録媒体のローデ
ィング装置が知られている(特開2001−60253
号公報)。ホルダのスライドによってカード状媒体を挿
入したり抜去できるようにしたものである。
【0005】更には、電動モータを設置してその駆動力
でカードを保持したホルダをスライドさせて、カード状
媒体を挿入したり抜去したりできるようにしたものも知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カード用ソケットにおいては、カード状媒体が簡単に、
かつ、正しく挿入できることが要請されると共に、前記
携帯情報端末等の電子機器の小型軽量化のために、カー
ド用ソケット自体が小型軽量であることが必要となって
いる。従来のカード用ソケットのうち、手動によってカ
ード状媒体を挿入するようにしたカード用ソケットに
は、カード状媒体が前記受入空洞の最終挿入位置まで正
しく挿入されることを保証できないという問題点があっ
た。一方、ばね部材の付勢力や、電動モータの駆動力を
利用するものは、カード状媒体を最終挿入位置まで略正
確に挿入できるものであったが、カード状媒体の受入空
洞で移動するホルダが必要となるばかりでなく、ホルダ
とカード状媒体を係合、解除する機構や、電動モータが
必要となって構造的に複雑になり、小型軽量化が困難で
あるという問題点があった。
【0007】この発明は斯かる問題点に鑑みてなされた
もので、簡単な機構で、カード状媒体が最終挿入位置ま
で正しく挿入できるようにしたカード用ソケットを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れたこの発明のうち一つの発明は、カード状媒体の受入
空洞と、この受入空洞に設けられた、カード状媒体との
間で電気的、磁気的、光学的若しくは磁気光学的手段で
信号の授受をするための信号伝達手段とを備えているカ
ード用ソケットにおいて、前記受入空洞の一側に、カー
ド状媒体の挿入抜去の方向に沿ってロッド状部材が前記
挿入抜去の方向で進退可能に設置され、このロッド状部
材の挿入方向の先端側に、ロッド状部材の進退と連動し
て回転するイジェクタが設置されると共に、ロッド状部
材の基端側に、ロッド状部材の進退と連動して回転する
ローダが設置され、前記イジェクタから、前記カード状
媒体の前端面と係合可能とした突片が延びていると共
に、前記ローダからカード状媒体の後端面と係合可能と
した突片が延びており、前記受入空洞にカード状媒体を
挿入して、カード状媒体の後端面と前記ローダの突片が
対向する位置関係となった後に、前記ローダの突片がカ
ード状媒体を最終の挿入位置に向けて付勢する力を発生
する回転運動をローダに起こさせるためのばね部材が設
置されていることを特徴とするカード用ソケットであ
る。
【0009】また、別の発明は、カード状媒体の受入空
洞と、この受入空洞に設けられた、カード状媒体との間
で電気的、磁気的、光学的若しくは磁気光学的手段で信
号の授受をするための信号伝達手段とを備えているカー
ド用ソケットにおいて、前記受入空洞の一側に、カード
状媒体の挿入抜去の方向に沿ってロッド状部材が前記挿
入抜去の方向で進退可能に設置され、このロッド状部材
の挿入方向の先端側に、ロッド状部材の進退と連動して
回転するイジェクタが設置されると共に、ロッド状部材
の基端側に、ロッド状部材の進退と連動して回転するロ
ーダが設置され、前記イジェクタから、前記カード状媒
体の前端面と係合可能とした突片が延びていると共に、
前記ローダからカード状媒体の後端面と係合可能とした
突片が延びており、前記受入空洞にカード状媒体を最終
挿入位置まで挿入して、カード状媒体の後端面と前記ロ
ーダの突片が対向する位置関係となった後に、前記ロー
ダの突片がカード状媒体の後端面と係合する位置に直ち
に移動する回動力を発生する回転運動をローダに起こさ
せるためのばね部材が設置されていることを特徴とする
カード用ソケットである。
【0010】前記ばね手段としては、ねじりコイルばね
や、引張りばねや、圧縮ばねが用いられ、カード状媒体
の受入空洞を形成している本体とローダの間、本体とイ
ジェクタの間や、本体とロッド状部材の間や、ローダと
イジェクタの間に設置することができる。
【0011】
【作用】このように構成されるこの発明のカード用ソケ
ットのうち、受入空洞にカード状媒体を挿入して、カー
ド状媒体の後端面とローダの突片が対向する位置関係と
なった後に、ローダの突片がカード状媒体を最終の挿入
位置に向けて付勢する力を発生する回転運動をローダに
起こさせるためのばね部材が設置されている構成とした
カード用ソケット(請求項1)では、カード状媒体を受
入空洞へある程度挿入した後には、ばね部材の力を得た
ローダの突片がカード状媒体を挿入方向へ付勢するの
で、カード状媒体を最終挿入位置へ正しく挿入すること
ができる。カード状媒体はあたかも吸い込まれるように
して最終挿入位置へ挿入される。
【0012】また、この発明のカード用ソケットのう
ち、受入空洞にカード状媒体を最終挿入位置まで挿入し
て、カード状媒体の後端面と前記ローダの突片が対向す
る位置関係となった後に、ローダの突片がカード状媒体
の後端面と係合する位置に直ちに移動する回動力を発生
する回転運動をローダに起こさせるためのばね部材が設
置されている構成としたカード用ソケット(請求項2)
では、カード状媒体が最終挿入位置に挿入されると、ば
ね部材の力を得たローダの突片がカード状媒体の後端面
と係合する位置に直ちに移動するので、この移動の結果
として突片がカード状媒体の後端面に衝突し、「カチ
ッ」の如くの衝撃音を発生したり、カード状媒体を挿入
している手指に衝撃(振動)を与える。このような衝撃
音や衝撃によって、カード状媒体が最終挿入位置に正し
く挿入されたことを告知することができる。
【0013】何れの発明も、ローダの突片がカード状媒
体の後端面に直接作用する構成としたものであるので、
カード用ソケットの構成を簡素なものとすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明のいくつかの実施
形態を添付の図を参照して説明する。各実施形態のカー
ド状媒体は、ICカード10である。ICカード10以
外のSDカードその他のカード状媒体でも同様の実施が
可能である。また、信号伝達手段は、ICカード10の
受入空洞21に設置された複数の端子30でなる電気的
な信号伝達手段で構成されているが、他の光学的手段、
磁気的手段、または磁気光学的手段とすることもでき
る。端子30は、コンタクト片31が受入空洞21に臨
ませてあり、ICカード10の表面に設けられた接点と
係合し、電気的に導通するようにしてある。
【0015】第1の実施形態が図1〜図4に示されてい
る。ICカード10の受入空洞21が、絶縁性樹脂を成
形してなる本体20に形成されている。ICカード10
の挿入口22が後方(図1において上方)に向けて開口
している。ICカード10は、略矩形の板状の形状をし
ており、受入空洞21に矢示11の方向で挿入し、ま
た、矢示12の方向で抜去可能とされている。ICカー
ド10の挿入方向の前端部一側に斜切コーナー部13が
形成され、一方、受入空洞21には斜切コーナー部13
と略平行となって対向する傾斜コーナー部23が形成さ
れて、ICカード10が斜切コーナー部13と傾斜コー
ナー部23が対向する関係で挿入された場合のみ、最終
挿入位置まで挿入でき、それ以外では、挿入が途中で停
止されるようにされている。
【0016】受入空洞21の傾斜コーナー部23に連続
させて、ICカード10の前端面14と略平行に対向す
るように停止面24が形成されている。ICカード10
の前端面14がこの停止面24に当接する位置を最終挿
入位置としてあり、この最終挿入位置で、全ての端子3
0のコンタクト片31とICカード10側の接点が係合
により電気的に導通するようにしてある。
【0017】端子30は、薄金属板を打ち抜いて成形さ
れているもので、片持ち梁状に延びて弾性変形が可能と
されたコンタクト片31が一方に延び、反対側にプリン
ト基板などに半田付けが可能のテイル片32が延びた形
状をしている。前記本体20の受入空洞21を画成して
いる底板25に、図1に表れているように、横並び状態
に装着されている。コンタクト片31は、受入空洞21
において、前方、即ちICカード10の挿入方向に向っ
て斜め上向きに延びるようにされ、ICカード10が挿
入されるとICカード10の下面で下方に弾性変形さ
れ、その復帰の弾力でICカード10側の接点16に所
定の接触圧で当接、係合するようにしてある。テイル片
32は、底板25の外面と略面一とされている。底板2
5には、各テイル片32に対応させて開口窓(図示せず)
が形成され、テイル片25の半田付け状態がチェックが
できるようにしてある。
【0018】本体20は、前記のように構成されたIC
カード10の受入空洞21の一側に、メカニカルテーブ
ル27を備えている。メカニカルテーブル27は、受入
空洞21の、前記矢示11、12で示される挿入、抜去
の方向で全長にわたり、更に挿入口22の後方にまで延
びている。このメカニカルテーブル27の外縁に沿って
側壁28が設けられている。側壁28は、本体20の前
方端縁に連続し、更に、受入空洞21を画成している側
壁29にまで連続して本体20を囲んでいる。これらの
側壁28、29を介して、メカニカルテーブル27を覆
い、そして、受入空洞21を画成する上壁となるカバー
が取り付けられるが、図には示していない。
【0019】本体20に設けたメカニカルテーブル27
に、ロッド状部材であるイジェクトバー40と、円盤状
をしたイジェクタ50および同じく円盤状をしたローダ
60が互いに連動する関係で設置されている。
【0020】イジェクトバー40は、細幅の板体でな
り、メカニカルテーブル27上に載置され、前記側壁2
8で案内されて矢示11の挿入方向と、矢示12の抜去
方向で進退(前進、後退)可能とされている。イジェクト
バー40の挿入方向先端部は、受入空洞21側に屈曲し
ており、イジェクタ50との連結部41を構成してい
る。また、基端部には、側壁28の端部と対向する突片
42が形成されて、イジェクトボタン43を構成してい
る。更に、イジェクトバー40の中間部には、第1タブ
44と第2タブ45が、それぞれ受入空洞21に向って
突出するように設けられている。
【0021】メカニカルテーブル27の表面は、このイ
ジェクトバー40を載置した側が、イジェクトバー40
の厚さに略等しい深さで低い低表面27aとなってお
り、したがって、イジェクトバー40の表面と受入空洞
21側の高表面27bが略面一となっている。前記イジ
ェクタ50とローダ60は、この高表面27b側に設置
されて、それらの一部がイジェクトバー40とオーバー
ラップできるようにされている。
【0022】円盤状をしたイジェクタ50は、前記イジ
ェクトバー40の先端に形成した連結部41にオーバー
ラップするように設置されて、中心軸51の周りで回転
可能に設置されている。そして、連結部41の端部とイ
ジェクタ50の周縁部が連結ピン52で連結されてい
る。即ち、イジェクトバー40が進退するのに連動して
イジェクタ50が回転し、また、イジェクタ50が回転
するのに連動してイジェクトバー40が進退するように
してある。
【0023】イジェクタ50の周縁から細長い突片53
が、受入空洞41に突出するように延びている。この突
片53は、図1に示されているように、先端側縁が受入
空洞21に挿入されるICカード10の前端面14と対
向し、そして当接できるようにされている。
【0024】一方、円盤状をしたローダ60は、イジェ
クトバー40の基端側に形成した第1タブ44にオーバ
ーラップするように設置されて、中心軸61の周りで回
転可能とされている。そして、第1タブ44とローダ6
0の周縁部が連結ピン62で連結されている。前記イジ
ェクタ50と同様に、イジェクトバー40が進退するの
に連動してローダ60が中心軸61の周りで回転し、ま
た、ローダ60が回転するのに連動してイジェクトバー
40が進退するようにしてある。
【0025】ローダ60も周縁から細長い突片63が延
びている。この突片63も、ローダ60の回転に従って
受入空洞21側に突出し、ICカード10の後端面15
と対向し、そして当接することができるようにされてい
る。
【0026】このように、進退と回転が互いに連動する
ように設置されたイジェクトバー40、イジェクタ50
およびローダ60に対して、ばね部材として、第1のね
じりコイルばね70と、第2のねじりコイルばね80の
2つのばね部材が設置されて、進退と回転の方向付けが
されている。尚、この実施形態では、第1のねじりコイ
ルばね70が第2のねじりコイルばね80に比べて大き
さが大きくされて、ばね定数も大きくされている。
【0027】第1のねじりコイルばね70は、コイル部
71から第1アーム72と第2アーム73が略同一の方
向に延びている。第1アーム72は、その先端の直角に
屈曲された係合ピン74がローダ60の周縁に設けたタ
ブ64の係合穴に差し込まれて互いに連結されている。
第2アーム73は、その先端の直角に屈曲された係合ピ
ン75が、メカニカルテーブル27の高表面27bに形
成された係合穴に差し込まれて互いに連結してある。
【0028】第2のねじりコイルばね80も、コイル部
81から第1アーム82と第2アーム83が略同一の方
向に延びている。この第2のねじりコイルばね80は、
イジェクトバー40と本体20の間に設置されている。
即ち、第1アーム82の先端を直角に屈曲して形成した
係合ピン84がメカニカルテーブル27の高表面27b
に形成された係合穴に差し込まれて互いに連結してあ
る。また、第2アーム83の先端の係合ピン85が、イ
ジェクトバー40の中間部に設けた第2タブ45の係合
穴に差し込まれて互いに連結してある。
【0029】前記のように設置された第1のねじりコイ
ルばね70は、第2アーム73の係合ピン75の係合部
が固定点となって第1アーム72を介して弾発力をロー
ダ60に与えて、ローダ60を回転付勢するようにして
いる。図1の状態では、ローダ60を反時計回りの方向
に回転付勢している。ローダ60の回転に従ってコイル
部71がメカニカルテーブル27上を移動できるように
なっている。ローダ60が回転してタブ64が第1のね
じりコイルばね70に最大の弾発力を蓄積させる位置を
越えると、回転付勢の方向が反転するようになってい
る。
【0030】第2のねじりコイルばね80は、第1アー
ム82の係合ピン84の係合部が固定点となって、第2
アーム83を介して弾発力をイジェクトバー40に与え
るようになっている。図1の状態では、イジェクトバー
40が側壁28でバックアップされているので、イジェ
クトバー40の移動は生じない。イジェクトバー40が
進退するのに従ってコイル部81がメカニカルテーブル
27上を移動できるようになっており、第2アーム83
から与えられる弾発力がイジェクトバー40の長手方向
に沿う方向になると、イジェクトバー40を進退方向
(この実施形態では後退方向のみである)に移動付勢で
きるようになっている。
【0031】図1は、ICカード10を受入空洞21に
挿入する初期状態を表したもので、ICカード10を挿
入した際にイジェクトバー40、イジェクタ50、ロー
ダ60並びに第1および第2のねじりコイルばね70、
80が、この後どのように変位するかを、図5、6を参
照して次に説明する。
【0032】図1に示されているように、ICカード1
0を受入空洞21へ挿入口22を通して矢示11の方向
へ挿入すると、ICカード10の前端面14がイジェク
タ50の突片53と当接する。更にICカード10を挿
入すると、イジェクタ50が中心軸51の周りで時計回
りの方向に回転し、これに連動してイジェクトバー40
は矢示12の方向に後退し、更にこれに連動してローダ
60は中心軸61の周りで時計回りの方向に回転するこ
とになる。
【0033】このような変位によって、第2のねじりコ
イルばね80のコイル部81が移動し、第2アーム83
の弾発力がイジェクトバー40を後退方向に移動付勢す
る状態に変位していく。一方、第1のねじりコイルばね
70は、ローダ60が第1アーム72の弾発力に抗して
回転して、蓄積される弾発力が増大していく。弾発力が
増大していく過程では、第1のねじりコイルばね70の
弾発力は、ローダ60を依然として反時計回りの方向に
回転付勢している状態にある。そして、ローダ60の突
片63がICカード10の後端面15の後方に延びる位
置に移動して、端部側縁と後端面15が対向する位置関
係に変化する。
【0034】続いて更に、ICカード10を挿入して、
イジェクタ50の回転を介してローダ60を回転させて
いくと、図5に示すように、ローダ60のタブ64の位
置が第1のねじりコイルばね70に最大の弾発力を蓄積
させる位置を越えるように変化する。この最大の弾発力
を蓄積させる位置を越える時点をどのようにするかによ
って、その後の動作は異なる。
【0035】ICカード10の後端面15に対向するよ
うに変位したローダ60の突片63が、後端面15に当
接した後の比較的早い時点で、ローダ60のタブ64の
位置が第1のねじりコイルばね70に最大の弾発力を蓄
積させる位置を越えるように設定する第1のケースと、
ICカード10の前端面14が受入空洞21の停止面2
4に当接して、ICカード10が最終挿入位置に挿入さ
れた直後(ほとんど同時)に、ローダ60のタブ64の
位置が第1のねじりコイルばね70に最大の弾発力を蓄
積させる位置を越えるように設定する第2のケースとが
可能である。
【0036】第1のケースでは、ローダ60の突片63
がICカード10の後端面15に係合した後に、第1の
ねじりコイルばね70のローダ60を回転付勢する方向
が時計回りの方向に反転することになる。この結果、ロ
ーダ60は、第1のねじりコイルばね70によって時計
回りの方向に回転付勢されると共に、第2のねじりコイ
ルばね80で後退方向に移動付勢されているイジェクト
バー40を介しても時計回りの方向に回転付勢されるこ
とになる。このような第1、第2のねじりコイルばね7
0、80の弾発力を得たローダ60の突片63はICカ
ード10を挿入方向へ付勢するので、ICカード10
は、図6に示した最終の挿入位置へ正しく、しかも自動
的に挿入することができる。
【0037】第2のケースでは、ICカード10が図6
のように最終挿入位置へ挿入された直後に、第1のねじ
りコイルばね70のローダ60を回転付勢する方向が時
計回りの方向に反転して、上記と同様に、第1、第2の
ねじりコイルばね70、80の弾発力を得たローダ60
は、その突片63がICカード10の後端面15と係合
する位置まで直ちに回転する。突片63は一気に後端面
15と係合する位置へ移動して後端面15に衝突するよ
うに動作するので、「カチッ」の如くの衝撃音を発生し
たり、挿入した手指に衝撃(振動)を与えることとな
り、ICカード10が最終挿入位置へ正しく挿入された
ことを告知することができる。図6は、突片63がIC
カード10の後端面15に当たった状態の図でもある。
【0038】挿入されたICカード10の抜去は、図6
のように後退位置へ移動したイジェクトバー40を、イ
ジェクトボタン43を押すようにして前進させて行うこ
とができる。イジェクトバー40を前進させると、図6
の状態から図5、図1の状態へとローダ60およびイジ
ェクタ50が連動して反時計回りの方向へ回転する。し
たがって、イジェクタ50の突片53がICカード10
の前端面14と当接し、ICカード10を矢示12の抜
去の方向へ付勢して外部に押し出すことができる。第1
のねじりコイルばね70がローダ60を回転付勢する方
向が反時計回りの方向に反転した後は、弾発力がイジェ
クトバー40を介してイジェクタ50に与えられるの
で、イジェクタ50の突片53がICカード10を抜去
方向へ付勢する。
【0039】第1の実施形態は、ばね部材として第1の
ねじりコイルばね70と第2のねじりコイルばね80の
2つのばね部材を使用したが、図7のように、第1のね
じりコイルばね70のみとした第2の実施形態や、図8
のように、第2のねじりコイルばね80のみとした第3
の実施形態も可能である。前記と同一の部材には同一の
符号を付すことによって構成の説明は省略する。第3の
実施形態の第2のねじりコイルばね80の第2アーム8
2の係合ピン84の位置が第1の実施形態と異なってい
る。
【0040】何れの実施形態でも、ローダ60を回転付
勢する方向を一定の時点で反転させることができる。し
たがって、第1の実施形態と同様に、ICカード10を
ローダ60の突片63で付勢して最終挿入位置へ正しく
挿入することができ、また、最終挿入位置へ正しく挿入
されたことを告知することができる。
【0041】前記第1のねじりコイルばね70と第2の
ねじりコイルばね80は、図9の第4の実施形態のよう
に、本体20とローダ60の間と、本体20とイジェク
タ50の間に設置することもできる。第2のねじりコイ
ルばね80は、第1アーム82の係合ピン84がメカニ
カルテーブル27の高表面27bの係合穴に係合させて
あり、第2アーム83の係合ピン85がイジェクタ50
の周縁部に設けたタブ54に係合させてある。
【0042】第1のねじりコイルばね70がローダ60
を回転付勢する方向が反転する時点と、第2のねじりコ
イルばね80がイジェクタ50を回転付勢する方向が反
転する時点が一致させてある。
【0043】この実施形態も、上記回転付勢の方向が反
転する時点の設定によって、ICカード10をローダ6
0の回転で最終挿入位置へ正しく挿入できるように構成
でき、或は、ICカード10が最終挿入位置へ正しく挿
入された直後にローダ60を時計回りの方向に回転させ
て、衝撃音や衝撃で告知するように構成することができ
る。
【0044】第4の実施形態は、図10の第5の実施形
態のように変形することもできる。本体20とイジェク
タ50の間に設置された第2のねじりコイルばね80の
1つのばね部材で構成したものである。
【0045】次に、ばね部材として圧縮ばねを使用した
実施形態について説明する。図11が第1の圧縮ばね9
0と第2の圧縮ばね100を用いた第6の実施形態のカ
ード用ソケットである。第1の圧縮ばね90は、メカニ
カルテーブル27に設けられたU字状のばね保持部材6
5とローダ60の表面に設けた係合ピン66の間に設置
されている。また、第2の圧縮ばね100は、前記ばね
保持部材65と背中合わせの状態でメカニカルテーブル
27に設けられたU字状のばね保持部材55とイジェク
タ50の表面に設けた係合ピン56の間に設置されてい
る。各圧縮ばね90,100は圧縮された状態で設置さ
れている。
【0046】ローダ60が回転すると係合ピン66も移
動し、ばね保持部材65に対して近接したり離れたりす
る。係合ピン66がばね保持部材65に最も近接した時
点で第1の圧縮ばね90に最大の弾発力が蓄積される。
この最大弾発力が蓄積される係合ピン66の位置を境と
して、第1の圧縮ばね90がローダ60を回転付勢する
方向が反転する。
【0047】イジェクタ50と第2の圧縮ばね100の
関係も同様で、係合ピン56がばね保持部材55に最も
近接した時点で第2の圧縮ばね100に最大の弾発力が
蓄積され、この時点を境にして、第2の圧縮ばね100
がイジェクタ50を回転付勢する方向が反転する。第1
の圧縮ばね90がローダ60を回転付勢する方向と、第
2の圧縮ばね100がイジェクタ50を回転付勢する方
向が合致するようにされ、また、回転付勢の方向が反転
するタイミングも一致させてある。
【0048】この第6の実施形態のカード用ソケット
も、前記のねじりコイルばね70、80を使用した実施
形態と同様に動作させることができる。イジェクタ50
の係合ピン56およびローダ60の係合ピン66の設置
位置の設定によって、挿入途中のICカード10の後端
面15にローダ60の突片63を係合させて、その後
に、第1、第2の圧縮ばね90、100の弾発力をロー
ダ60に与えて時計回りの方向へ回転付勢し、突片63
を介してICカード10を最終挿入位置まで正しく挿入
するように構成することができる。また、最終挿入位置
へ挿入されたICカード10の後端面15にローダ60
の突片63を一気に移動させて衝撃音や衝撃を得るよう
に構成することもできる。
【0049】この実施形態の第1、第2の圧縮ばね9
0、100の場合も、何れか一方のみを設置した形態に
変形することが可能である。即ち、本体20とローダ6
0の間に設置した第1の圧縮ばね90のみとしたり、本
体20とイジェクタ50の間に設置した第2の圧縮ばね
100のみとすることができる。
【0050】最後に、ばね部材として引張りばね110
を使用した第7の実施形態を図12を参照して説明す
る。引張りばね110がイジェクタ50の表面に設けた
係合ピン57と、ローダ60の表面に設けた係合ピン6
7の間に張設してある。引張りばね110の基端側に形
成した係合リング111がローダ60の係合ピン67に
嵌めてあり、先端側に形成した係合リング112がイジ
ェクタ50の係合ピン57に嵌めてある。
【0051】引張りばね110は引き伸ばされた状態で
張設してある。図12のICカード10が挿入されるの
を待機している状態では、イジェクタ50およびローダ
60が反時計回りの方向に回転付勢されている。イジェ
クタ50およびローダ60が時計回りの方向に回転し
て、係合ピン57、67の間隔が最も離れた時点で引張
りばね110に最大の弾発力が蓄積され、そして、この
時点を境にして回転付勢の方向が反転する。
【0052】この実施形態のカード用ソケットも、これ
まで説明した実施形態と同様で、係合ピン57、67の
位置の設定によって回転付勢の方向が反転するタイミン
グを所望のタイミングとすることが可能である。すなわ
ち、受入空洞21に挿入されたICカード10をローダ
60の突片63で付勢して最終の挿入位置へ正しく挿入
するように構成でき、また、最終挿入位置へ挿入された
ICカード10にローダ60の突片63を衝突させて告
知ができるように構成することができる。
【0053】加えて、引張りばね110も、本体20と
ローダ60の間に設置した構成や、本体20とイジェク
タ50の間に設置した構成に変形することも可能であ
る。本体20とローダ60の間の設置では、引張りばね
110の先端側の係合リング112をメカニカルテーブ
ル27に設けた係合ピン(図示せず)に係合する。本体
20とイジェクタ50の間の設置では、引張りばね11
0の基端側の係合リング111をメカニカルテーブル2
7に設けた係合ピン(図示せず)に係合する。
【0054】以上、いくつかの実施形態について説明し
た。イジェクトバー40は、丸棒や角棒などで構成され
たイジェクトロッドとすることができる。ロッド状部材
はこれらを総称している。また、イジェクタ50および
ローダ60は、円盤状としたが、この形状に限られるも
のではない。方形や多角形の盤体で構成することもでき
る。
【0055】
【発明の効果】以上に説明の通り、この発明によれば、
ばね部材の弾発力をローダに与えて回転させ、ローダの
突片をカード状媒体の後端面と係合させて挿入方向へ付
勢したり、カード状媒体の後端面に衝突させて衝撃音や
衝撃が得られるようにしたので、カード状媒体を受入空
洞の最終挿入位置へ正しく挿入できるカード用ソケット
を構成することができる。また、ロッド状部材、イジェ
クタ、ローダとばね部材で構成される簡単な機構である
ので、部品点数を可及的に少なくできると共に、小型軽
量化を図る際の設計上の自由度も向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のカード用ソケット
のカバーを除いて示した平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って示した断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿って示した断面図である。
【図4】第1の実施形態のカード用ソケットの背面図で
ある。
【図5】第1の実施形態の動作を説明する図で、ICカ
ードを挿入途中の状態の図である。
【図6】同じく動作を説明する図で、ICカードが最終
挿入位置へ挿入された状態の図である。
【図7】この発明の第2の実施形態のカード用ソケット
のカバーを除いて示した平面図である。
【図8】この発明の第3の実施形態のカード用ソケット
のカバーを除いて示した平面図である。
【図9】この発明の第4の実施形態のカード用ソケット
のカバーを除いて示した平面図である。
【図10】この発明の第5の実施形態のカード用ソケッ
トのカバーを除いて示した平面図である。
【図11】この発明の第6の実施形態のカード用ソケッ
トのカバーを除いて示した平面図である。
【図12】この発明の第7の実施形態のカード用ソケッ
トのカバーを除いて示した平面図である。
【符号の説明】
10 ICカード 14 前端面 15 後端面 20 本体 21 受入空洞 22 挿入口 30 端子 40 イジェクトバー 50 イジェクタ 60 ローダ 70 第1のねじりコイルばね 80 第2のねじりコイルばね 90 第1の圧縮ばね 100 第2の圧縮ばね 110 引張りばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA33 MB03 MB10 NA02 NA07 NA08 NA09 NA10 TA03 TA06 TA21 TA22 5B058 CA04 CA13 KA24 YA20 5E021 FA05 FA09 FB18 FC31 FC38 FC40 HC17 HC36 KA03 KA04 5E023 AA04 AA21 BB19 BB25 CC04 DD19 HH08 HH20 HH30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状媒体10の受入空洞21と、
    この受入空洞21に設けられた、カード状媒体10との
    間で電気的、磁気的、光学的若しくは磁気光学的手段で
    信号の授受をするための信号伝達手段30とを備えてい
    るカード用ソケットにおいて、 前記受入空洞21の一側に、カード状媒体10の挿入抜
    去の方向に沿ってロッド状部材40が前記挿入抜去の方
    向で進退可能に設置され、このロッド状部材40の挿入
    方向の先端側に、ロッド状部材40の進退と連動して回
    転するイジェクタ50が設置されると共に、ロッド状部
    材40の基端側に、ロッド状部材40の進退と連動して
    回転するローダ60が設置され、 前記イジェクタ50から、前記カード状媒体10の前端
    面14と係合可能とした突片53が延びていると共に、
    前記ローダ60からカード状媒体10の後端面15と係
    合可能とした突片63が延びており、 前記受入空洞21にカード状媒体10を挿入して、カー
    ド状媒体10の後端面15と前記ローダ60の突片63
    が対向する位置関係となった後に、前記ローダ60の突
    片63がカード状媒体10を最終の挿入位置に向けて付
    勢する力を発生する回転運動をローダ60に起こさせる
    ためのばね部材70、80、90、100、110が設
    置されていることを特徴とするカード用ソケット。
  2. 【請求項2】 カード状媒体10の受入空洞21と、
    この受入空洞21に設けられた、カード状媒体10との
    間で電気的、磁気的、光学的若しくは磁気光学的手段で
    信号の授受をするための信号伝達手段30とを備えてい
    るカード用ソケットにおいて、 前記受入空洞21の一側に、カード状媒体10の挿入抜
    去の方向に沿ってロッド状部材40が前記挿入抜去の方
    向で進退可能に設置され、このロッド状部材40の挿入
    方向の先端側に、ロッド状部材40の進退と連動して回
    転するイジェクタ50が設置されると共に、ロッド状部
    材40の基端側に、ロッド状部材40の進退と連動して
    回転するローダ60が設置され、 前記イジェクタ50から、前記カード状媒体10の前端
    面14と係合可能とした突片53が延びていると共に、
    前記ローダ60からカード状媒体10の後端面15と係
    合可能とした突片63が延びており、 前記受入空洞21にカード状媒体10を最終挿入位置ま
    で挿入して、カード状媒体10の後端面15と前記ロー
    ダ60の突片63が対向する位置関係となった後に、前
    記ローダ60の突片63がカード状媒体10の後端面1
    5と係合する位置に直ちに移動する回動力を発生する回
    転運動をローダ60に起こさせるためのばね部材70、
    80、90、100、110が設置されていることを特
    徴とするカード用ソケット。
  3. 【請求項3】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とローダ60の間に設置されたねじりコイ
    ルばね70と、本体20とロッド状部材40の間に設置
    されたねじりコイルばね80である請求項1または2に
    記載のカード用ソケット。
  4. 【請求項4】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とローダ60の間に設置されたねじりコイ
    ルばね70である請求項1または2に記載のカード用ソ
    ケット。
  5. 【請求項5】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とロッド状部材40の間に設置されたねじ
    りコイルばね80である請求項1または2に記載のカー
    ド用ソケット。
  6. 【請求項6】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とローダ60の間に設置されたねじりコイ
    ルばね70と、本体20とイジェクタ50の間に設置さ
    れたねじりコイルばね80である請求項1または2に記
    載のカード用ソケット。
  7. 【請求項7】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とイジェクタ50の間に設置されたねじり
    コイルばね80である請求項1または2に記載のカード
    用ソケット。
  8. 【請求項8】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とローダ60の間に設置された圧縮ばね9
    0と、本体20とイジェクタ50の間に設置された圧縮
    ばね100である請求項1または2に記載のカード用ソ
    ケット。
  9. 【請求項9】 ばね部材が、受入空洞21を形成して
    いる本体20とローダ60の間に設置された圧縮ばね9
    0である請求項1または2に記載のカード用ソケット。
  10. 【請求項10】 ばね部材が、受入空洞21を形成し
    ている本体20とイジェクタ50の間に設置された圧縮
    ばね100である請求項1または2に記載のカード用ソ
    ケット。
  11. 【請求項11】 ばね部材が、ローダ60とイジェク
    タ50の間に設置された引張りばね110である請求項
    1または2に記載のカード用ソケット。
  12. 【請求項12】 ばね部材が、受入空洞21を形成し
    ている本体20とローダ60の間に設置された引張りば
    ねである請求項1または2に記載のカード用ソケット。
  13. 【請求項13】 ばね部材が、受入空洞21を形成し
    ている本体20とイジェクタ50の間に設置された引張
    りばねである請求項1または2に記載のカード用ソケッ
    ト。
  14. 【請求項14】 ロッド状部材40は、基端側が受入
    空洞21の挿入口22よりも外側に突出しており、イジ
    ェクトボタン43を構成している請求項1〜13の何れ
    か1項に記載のカード用ソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019141680A (ja) * 2011-05-24 2019-08-29 デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ 閉鎖アセンブリおよびその作動方法
US11110212B2 (en) 2007-02-27 2021-09-07 Deka Products Limited Partnership Blood circuit assembly for a hemodialysis system
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