JP2003196004A - リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム

Info

Publication number
JP2003196004A
JP2003196004A JP2001395349A JP2001395349A JP2003196004A JP 2003196004 A JP2003196004 A JP 2003196004A JP 2001395349 A JP2001395349 A JP 2001395349A JP 2001395349 A JP2001395349 A JP 2001395349A JP 2003196004 A JP2003196004 A JP 2003196004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
transmission code
signal
measurement result
control transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001395349A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Suzuki
秀之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Yamagata Ltd
Original Assignee
NEC Yamagata Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Yamagata Ltd filed Critical NEC Yamagata Ltd
Priority to JP2001395349A priority Critical patent/JP2003196004A/ja
Publication of JP2003196004A publication Critical patent/JP2003196004A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リモコン用キーボードにおける発光素子の電流
を適正に制御し乾電池の寿命を延ばす。 【解決手段】リモコンIC1aと、リモコン用キーボー
ドを有するキーボード2と、リモコンIC1aからリモ
ート制御のためのコード信号を出力するREM端子に一
端が接続される抵抗素子3と、抵抗素子3の他端にベー
スを接続しエミッタを接地するドライブトランジスタ4
と、ドライブトランジスタ4のコレクタに一端が接続さ
れる赤外線LED5と、赤外線LED5の他端および電
源電位VDD間に接続される可変抵抗器6と、電源電位
VDDを与える電池7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモートコントロー
ル(以下、リモコンと称す)装置、その制御方法および
プログラムに係わり、特にリモコン用キーボードにおけ
る赤外線LEDに流れる電流を最適化して低消費を実現
し、電池(バッテリ)の寿命を長く保持する技術を改善
したリモコン装置、その制御方法およびプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の微細化技術の進展に
伴い、その半導体素子で構成するLSIも大規模化して
きており、家電製品分野、工業製品分野を問わずシステ
ム全体に対して半導体装置が組み込まれる割合が急速に
増大している。その中でも家電製品ではビデオテープレ
コーダ、従来のアナログ方式のテレビ、あるいは最近の
デジタルテレビ等がある。
【0003】例えばデジタルテレビの放送においては、
チャンネル数が多く、テレビ画面に複数のチャンネルを
表示し、これらの画面の中から視聴者が任意の画面を選
択する機能は必須となっている。
【0004】また、それぞれのチャンネル表示画像の大
きさを任意に変えたり、複数画像を重ねあわせたりする
機能を備えることにより、視聴者は従来よりもさらに直
感的に分かりやすく複数画像の選択操作をすることがで
きる。
【0005】上述した様々な操作を行うリモコンシステ
ムは、一般家庭では必須のシステムであり、各家庭のさ
まざまな環境、すなわち、リモコン用キーボードとリモ
コン用キーボードで操作するテレビ等の対象装置がキー
ボードの位置から遠く、例えば8m位離れた家庭もあれ
ば2m前後に近い家庭もある。
【0006】リモコン用キーボードは、キーボードと、
キーボードのキー操作に対応したコード信号を光に変換
する赤外線LED素子が搭載されている。
【0007】赤外線LED素子で光信号に変換されたリ
モコン送信コード信号を、操作対象装置、例えばテレビ
で受信し、リモコン送信コード信号に対応して様々な選
択動作を行っている。
【0008】つまり、リモコン用キーボードで操作する
対象装置の配置位置がリモコン用キーボードから遠い家
庭を念頭にしているために、リモコン用キーボードとそ
のリモコン用キーボードで操作される対象装置の距離が
10m以上離れていても操作できることから、多くの場
合は無駄な消費電流を赤外線LEDに流している。
【0009】そのため、赤外線LEDに流れる消費電流
を低減する技術が従来から多数開示されている。例え
ば、従来の低消費電流型リモコンのシステムでは、低電
圧検出回路を用いるか、または人為的にスイッチを切り
換えることで、赤外線LEDに流れる電流を最適化する
ように制御する方法を用いて低消費電流を実現し、電池
の寿命を長く維持する工夫がなされている。
【0010】低電圧検出回路を用いる低消費電流型リモ
コンのシステムでは、リモコン制御用半導体装置(以
下、リモコンICと称す)のチップ面積に対して、低電
圧検出回路の占める割合が大きいため、価格が高くなる
という問題がある。
【0011】リモコンICに内蔵しない場合であって
も、外付けの低電圧検出用のLSIが部品として必要に
なるため、リモコン用キーボードの価格が高くなる問題
は変わらない。
【0012】また、この低電圧検出回路を備える手法
は、各家庭の環境に合わせて電流を適正に制御するもの
ではなく、電池の電圧が劣化したことを認識してより多
くの電流を赤外線LEDに流すので無駄な電流を消費す
ることに変わりない。
【0013】また、人為的にスイッチを切り換える低消
費電流型リモコンのシステムは、最終操作者がリモコン
用キーボードのスイッチを切り換える作業が必要になる
という不便さも問題である。
【0014】一方、赤外線LEDに流れる消費電流を低
減する技術の他の例が、特開平3−190497号公報
に記載されている。同公報記載のリモコン装置の主要部
は、コードデータを受けて出力する並列接続された第1
および第2のバッファと、これらのバッファの制御端子
を制御し出力をオンオフするための論理レベルのデータ
“0”、“1”が書き込まれる選択レジスタと、第1お
よび第2のバッファ出力で制御され赤外線発光ダイオー
ドの電流を流すトランジスタとを備え、データ“0”、
“1”はCPUによるプログラム制御で発生させてい
る。
【0015】上述した構成により、電池が新品のときは
例えば第1のバッファのみ接続し、電池が消耗したとき
は第2のバッファを並列接続することにより、リモコン
送信コード信号の到達距離性能を下げずに電池の消費電
流を削減する、というものである。
【0016】また他の従来技術が特開平3−17992
8号公報に記載されている。同公報記載のワイヤレスリ
モコンの出力制御方式は、入力スイッチの操作状態を監
視し同じスイッチが押されていれば繰り返し状態と判断
して一致信号を出力し、この一致信号によりアップカウ
ンタがカウントアップする。このカウンタのカウント値
は所定時間内の同一入力スイッチの操作回数を示してお
り、タイマに予め設定された回数を超えるとそのカウン
タとタイマの値の比較結果が一致し、繰り返し操作状態
と判断して出力電力を上げるための制御信号を出力制御
回路のスイッチングトランジスタに出力する。
【0017】出力制御回路は、発光ダイオードおよび電
源電位間に直列接続された第1の抵抗素子に対して並列
状態で第2の抵抗素子を接続するためのスイッチングト
ランジスタを備え、そのスイッチングトランジスタは出
力電力を上げるための制御信号でオンし、第1および第
2の抵抗素子が並列状態となり、発光ダイオードに流れ
る電流を増加させる、というものである。
【0018】さらに他の従来技術が特開平3−1812
95号公報に記載されている。同公報記載の双方向通信
リモートコントローラは、送光ダイオードと、その送光
ダイオードに直列接続された送光ダイオードドライバ回
路と、出力レベル切り替えスイッチとを備え、そのドラ
イバ回路は、ドライバトランジスタとドライバトランジ
スタおよび発光ダイオード間に直列接続された電流制限
抵抗とを複数組並列接続して構成され、出力レベル切り
替えスイッチはその1組を選択する。送光ダイオードの
送光強度は選択された電流制限抵抗による駆動電流の値
に応じて増加し、更新可能な距離もそれに応じて長くな
る、というものである。
【0019】さらにまた他の従来技術が、特開平5−3
44564号公報に記載されている。同公報記載の遠隔
操作の送信器とその送信方法は、キースイッチからなる
入力部と、操作特有の電気信号を出力する制御部と、制
御部からの出力信号に対応して電流量を可変する調整部
と、調整部の電流に基づいて所定の光信号を出射する発
光部とから構成される。
【0020】調整部の備える抵抗体はトランジスタのコ
レクタ側に一端が接続された発光ダイオードの他端に設
けられたものであり、その抵抗体は、4つの抵抗器が直
列に接続されたもので、その抵抗体の一端が制御部の第
1の出力端子に接続され他端が発光素子に接続されてい
る。
【0021】また、4つの抵抗器の直列接続点は制御部
の第2〜第4の出力端子にそれぞれ個別に接続されてい
る。これにより、制御部のどの出力端子から電気信号が
出力されかによりトランジスタのコレクタ電流が変化す
るため、これに接続された発光素子の発光量がそれに応
じて変化する、というものである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
リモコンシステムのうち、低電圧検出回路を用いる低消
費電流型リモコンのシステムでは、低電圧検出回路の占
める割合が大きいため、チップ面積も大きくなり価格が
高くなり、リモコンICに内蔵しない場合であっても、
外付けの低電圧検出用のLSIが部品として必要にな
り、また、環境に合わせて電流を適正に制御するもので
はなく、電池の電圧が劣化したことを認識してより多く
の電流を赤外線LEDに流すので無駄な電流を消費する
ことに変わりない。
【0023】また、人為的にスイッチを切り換える低消
費電流型リモコンのシステムは、最終操作者がリモコン
用キーボードのスイッチを切り換える作業が必要になる
という不便さも問題である。
【0024】特開平3−190497号公報に記載の例
では、赤外線発光ダイオードの電流を流すトランジスタ
のベース電流を制御してはいるものの、赤外線発光ダイ
オードに流す電流量は制御しておらずその相乗効果が得
られない。またCPUによるプログラム制御でコントロ
ール信号を発生させているがその具体的なフローが不明
である。
【0025】特開平3−179928号公報に記載の例
では、タイマー、カウンタおよび比較器により生成した
信号で発光ダイオードおよび電源電位間に直列接続され
た抵抗素子の抵抗値を変えているが、スイッチングトラ
ンジスタのベース電流は制御されていない。また、カウ
ンタは入力スイッチが押された回数のみの計数であり、
操作キーの押された時間の設定と計数の対応はしていな
い。
【0026】この特開平3−179928号公報ではキ
ースイッチの操作回数を測定して発光量を調整する手段
を用いている。それに対してして、後述する本発明の実
施の形態ではキースイッチの押している時間の長さを測
定して発光量を調整する手段を用いている。これは、リ
モコンのシステムを考えた時に大きな意味を持つもので
ある。
【0027】例えば、一般的なテレビを操作するリモコ
ンの場合、電源のON、OFFを操作するキースイッチ
は1つのキースイッチに割り当てている。電源のON、
OFFだけを連続で行う行為は、普通に使用している環
境のなかで、普通にあり得る。
【0028】つまり、操作回数を測定するだけでは、発
光量が不足しているのか判断ができない。そこで、特開
平03−179928号公報では入力スイッチ監視回路
がカウンタ、タイマ、比較器を有することで発光量が不
足しているのかを判断している。しかし、これは大多数
のリモコンシステムでは使用できない方法である。
【0029】すなわち、リモコンシステムは電源が乾電
池であるため、乾電池の寿命を延ばす為の手段が多く取
り入れられている。上述した公報や本発明も目的はそこ
にある。
【0030】リモコンのシステムにおいて、乾電池の寿
命を延ばす最も基本的な手段は、キースイッチを押して
いない期間はスタンバイ状態にする手法である。スタン
バイ状態とは消費電流を限りなく0に近づける為に(通
常はTyp=0.1uA)、タイマやCPUは勿論のこ
と、発振回路も止めてしまう状態である。
【0031】この特開平03−179928号公報では
キースイッチ押していない期間も監視回路を動作する必
要があるため、発振回路、タイマ、比較回路は動作する
必要がある。CPUが止まっていても、発振回路、タイ
マ、比較回路が動作しているだけで数百uAの電流が流
れるため、本来の目的の乾電池の寿命を延ばすことがで
きなくなる。
【0032】リモコンシステムはキースイッチを押して
いる時間より、スタンバイ状態でキースイッチが押させ
るのを待っている時間が圧倒的に長い。よって、キース
イッチが押させるのを待っている時に電流を多く消費す
るこの公報の手段では、乾電池の寿命は短くなる可能性
が高い。
【0033】特開平3−181295号公報に記載の例
では、選択されたドライバの電流制限抵抗の抵抗値を予
めそれぞれ異なる抵抗値に設定しておき、その電流を変
えているが、ドライバトランジスタのドライブ電流は変
化させておらずコレクタ側の電流との相乗効果はなく、
また、ドライバ部分の構成要素が多く、チップ面積が大
きくなり価格が高くなる。
【0034】特開平5−344564号公報に記載の例
では、4つの抵抗器の直列接続点に接続するための第1
〜第4の出力端子が制御部に必要であり、その分だけ制
御部の回路が増え、かつ制御部の端子数も多くなる。
【0035】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものであり、発光素子のドライブトランジス
タのベース電流とコレクタ側の可変抵抗手段から発光素
子に流がす電流との協働で発光素子を流がれる電流量を
増加させて、リモコン用キーボードにおける無駄な電流
を適正に制御することにより、乾電池の寿命を延ばすこ
とができるリモコン装置およびその制御方法を提供する
ことにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明のリモコン装置
は、リモコン用キーボードのキー操作に対する操作対象
装置の反応に応じてキーを押し続けている間のキー入力
時間を測定し、前記測定結果信号を基に前記キーボード
と前記操作対象装置との距離を判断する応動距離判断手
段を有することを特徴とする。
【0037】また、リモコン用キーボードに内蔵する電
池の電流供給能力の低下遅延手段として、前記リモコン
用キーボードのキー操作に対する操作対象装置の反応に
応じてキーを押し続けている間のキー入力時間を測定
し、前記測定結果信号を基に前記キーボードと前記操作
対象装置との距離を判断して前記キーボードに内蔵の発
光素子の発光量を制御する機能をもつ応動距離判断手段
を有する。
【0038】さらに、前記応動距離判断手段は、キーボ
ードの操作キーを押して、キー入力信号が検出された時
点から動作を開始するとともに前記キー入力信号に対応
して前記発光素子駆動用トランジスタを制御して前記発
光素子を点滅動作させるリモコン送信コード信号を生成
するキャリア発生手段と、前記リモコン送信コード信号
を出力するキャリア出力バッファと、前記リモコン送信
コード信号を前記操作対象装置に送信中の時間または前
記リモコン送信コード信号の発生回数のいずれかを選択
して測定して任意の送信時間または任意の送信回数の期
間は前記発光素子に流れる電流の増減を制御するリモコ
ン送信電流制御手段とを備えることもできる。
【0039】さらにまた、前記リモコン送信電流制御手
段は、リモコン送信コード信号を生成するキャリア発生
手段と、前記リモコン送信コード信号を出力する第1の
キャリア出力バッファと、前記リモコン送信コード信号
を操作対象装置に送信中の時間または前記リモコン送信
コード信号の発生回数のいずれかを選択して測定し測定
結果信号を出力するリモコン送信コード測定手段と、前
記測定結果信号を受けて発光素子に接続された可変抵抗
手段を制御する可変抵抗制御出力バッファと、前記第1
のキャリア出力バッファに並列接続され前記測定結果信
号が非アクティブ状態のときにハイインピーダンス状態
になり、前記測定結果信号がアクティブ状態のときにア
クティブ状態になり前記可変抵抗制御出力バッファと協
働して前記トランジスタのベース電流を増加させまたは
抑制する第2のキャリア出力バッファとを備えてもよ
い。
【0040】また、前記リモートコントロール送信電流
制御手段は、前記トランジスタのベース電流と前記可変
抵抗制御出力バッファの出力で制御される可変抵抗手段
から前記発光素子に流がす電流とが協働して前記発光素
子を流がれる電流量を制御する機能を有する。
【0041】さらに、前記任意の送信時間または任意の
送信回数のいずれかを選択して測定した後に、前記操作
キーがまだ押された状態であれば、前記発光素子に流れ
る電流を増やして前記発光素子の出力する光の到達距離
を長くする制御機能を有する。
【0042】本発明のリモコン装置の他の特徴はリモコ
ン送信コード信号を生成するキャリア発生手段と、前記
リモコン送信コード信号を出力する第1のキャリア出力
バッファと、リモコン送信コード信号を操作対象装置に
送信中の時間または前記リモコン送信コード信号の発生
回数のいずれかを選択して測定し測定結果信号を出力す
るリモコン送信コード測定手段と、前記測定結果信号を
受けて発光素子に接続された可変抵抗手段を制御する可
変抵抗制御出力バッファと、前記第1のキャリア出力バ
ッファに並列接続され前記測定結果信号でハイインピー
ダンス状態またはアクティブ状態になる第2のキャリア
出力バッファとを備えるリモコン送信電流制御手段と、
前記測定結果信号で抵抗値が増減される前記可変抵抗手
段および前記発光素子を電源電位およびコレクタ間に直
列接続で設け、ベースに前記リモコン送信コード信号を
受け、前記測定結果信号がアクティブ状態時に、前記第
1および前記第2のキャリア出力バッファと前記可変抵
抗制御出力バッファとが協働して、自身のベース電流と
コレクタ電流を増加させることで前記発光素子の輝度を
増加させるトランジスタとを備えることにある。
【0043】また、前記リモコン送信コード測定手段
は、与えられたソースクロックを計数するカウンタと、
このカウンタのソースクロックとして内蔵するCPUの
基本クロックおよび前記リモコン送信コード信号を入力
し前記CPUの指示に応答していずれか一方を選択する
クロック選択回路と、データバスを介して前記任意の送
信時間または任意の送信回数が前記CPUから設定され
るモジュロタイマと、前記モジュロタイマに設定された
前記設定値と前記カウンタのカウント値を比較し一致し
たときに前記測定結果信号を出力する比較回路とを備え
る。
【0044】さらに、前記クロック選択回路は、前記任
意の送信時間の設定値が前記モジュロタイマに設定され
るときは前記基本クロック信号を選択し、前記任意の送
信回数の設定値が前記モジュロタイマに設定されるとき
は前記リモコン送信コード信号を選択する機能を有す
る。
【0045】本発明のリモコン装置の制御方法は、リモ
コン用キーボードの操作キー操作に対する操作対象装置
の反応に応じてキーを押し続けている間のキー入力時間
を測定し、前記測定結果信号を基に前記キーボードと前
記操作対象装置との距離を判断することを特徴とする。
【0046】また、リモコン用キーボードに内蔵する電
池の電流供給能力の低下時間遅延手段としての応動距離
判断手段を用いて、前記リモコン用キーボードのキー操
作に対する操作対象装置の反応に応じてキーを押し続け
ている間のキー入力時間を測定し、前記測定結果信号を
基に前記キーボードと前記操作対象装置との距離を判断
して前記キーボードに内蔵の発光素子の発光量を制御す
る。
【0047】さらにまた、リモコン送信コード信号を生
成するキャリア発生手段と、前記リモコン送信コード信
号を出力する第1のキャリア出力バッファと、前記リモ
コン送信コード信号を操作対象装置に送信中の時間また
は前記リモコン送信コード信号の発生回数のいずれかを
選択して測定して測定結果信号を出力するリモコン送信
コード測定手段と、前記測定結果信号を受けて発光素子
に接続された可変抵抗手段を制御する可変抵抗制御出力
バッファと、前記第1のキャリア出力バッファに並列接
続され前記測定結果信号が非アクティブ状態のときにハ
イインピーダンス状態になり、前記測定結果信号がアク
ティブ状態のときにアクティブ状態になる第2のキャリ
ア出力バッファとを用いて、前記第2のキャリア出力バ
ッファで駆動されかつ前記発光素子に電流を流すトラン
ジスタのベース電流と前記可変抵抗手段から前記発光素
子に流がす電流との協働で前記発光素子を流がれる電流
量を制御させる。
【0048】また、リモコン用キーボードのキー操作に
対する操作対象装置の反応に応じてキーを押し続けてい
る間のキー入力時間を前記リモコン送信コード測定手段
で測定し、予め設定した任意の送信時間または任意の送
信回数の期間は前記発光素子に流れる電流を増加させ
る。
【0049】さらに、前記トランジスタのベース電流を
抑制する手段として、前記発光素子に電源から電流を供
給する可変抵抗手段の抵抗値を前記可変抵抗制御出力バ
ッファの出力で制御して前記抵抗値を高くする手段と、
前記キャリア出力バッファの出力をハイインピーダンス
状態にする手段とを協働させる。
【0050】さらにまた、前記任意の送信時間または任
意の送信回数のいずれかを選択して測定した後に、前記
操作キーがまだ押されているのかを確認し、押されてい
れば前記操作対象装置が動作していないと判断し、前記
発光素子に流れる電流を増やして前記発光素子の出力す
る光の到達距離を長くする。
【0051】本発明のリモコン装置の制御方法の他の特
徴は、リモコン送信コード信号を生成するキャリア発生
手段と、前記リモコン送信コード信号を出力する第1の
キャリア出力バッファと、前記リモコン送信コード信号
を操作対象装置に送信中の時間または前記リモコン送信
コード信号の発生回数のいずれかを選択して測定し測定
結果信号を出力するリモコン送信コード測定手段と、前
記測定結果信号を受けて発光素子に接続された可変抵抗
手段を制御する可変抵抗制御出力バッファと、前記第1
のキャリア出力バッファに並列接続され前記測定結果信
号でハイインピーダンス状態またはアクティブ状態にな
る第2のキャリア出力バッファとを備えるリモコン送信
電流制御手段と、前記測定結果信号で抵抗値が増減され
る前記可変抵抗手段および前記発光素子を電源電位およ
びコレクタ間に直列接続で設け、ベースに前記リモコン
送信コード信号を受けるトランジスタとを用いて、前記
測定結果信号がアクティブ状態時に、前記第1および前
記第2のキャリア出力バッファと前記可変抵抗制御出力
バッファとが協働して、前記トランジスタのベース電流
およびコレクタ電流を増加させることで前記発光素子の
輝度を増加させることにある。
【0052】また、前記クロック選択回路を用いて、前
記任意の送信時間の設定値が前記モジュロタイマに設定
されるときは前記基本クロック信号を選択し、前記任意
の送信回数の設定値が前記モジュロタイマに設定される
ときは前記リモコン送信コード信号を選択する。
【0053】さらに、前記リモコン送信コード測定手段
が、待機状態でキー入力を待つ待機ステップと、リモコ
ン用キーボードの操作キーが押されると前記CPUが制
御する所定の内部レジスタおよび前記リモコン送信コー
ド結果信号を初期化する初期化ステップと、前記キーボ
ードのどの操作キーが押されたのかスキャンするキース
キャンステップと、スキャンした結果、いずれかの操作
キーが押されていれば次のステップに進み、いずれの操
作キーも押されていなければ前記待機ステップに進み待
機状態になるステップと、前記所定の内部レジスタの値
が測定したい任意のリモコンコード数と同じ値になって
いるか判定するコード数判定ステップと、不一致なら前
記所定の内部レジスタを+1する内部レジスタ加算ステ
ップと、前記スキャンステップで認識した操作キーに割
り当てているリモコン送信コード信号を出力するととも
に前記スキャンステップ戻るコード出力ステップとを前
記操作キーが押されている限り繰り返し、前記コード数
判定ステップの判定結果が一致し任意のリモコンコード
数の送信が終了しても操作キーが押されていると、前記
リモコン送信コード測定結果信号をセットして前記スキ
ャンステップ戻る測定結果信号セットステップとを実行
して、前記トランジスタのベース電流と前記可変抵抗手
段の抵抗値とを制御する。
【0054】さらにまた、前記リモコン送信コード測定
手段が前記待機ステップから前記測定結果信号セットス
テップまでを順次実行して前記可変抵抗手段の抵抗値の
みを制御する。
【0055】また、前記リモートコントロール送信コー
ド測定手段が、はじめに前記CPUが制御する所定の第
1の内部レジスタを初期化する第1の初期化ステップ
と、待機状態で操作キー入力を待つ待機ステップと、リ
モートコントロール用キーボードの操作キーが押される
と所定の第2の内部レジスタおよび前記リモートコント
ロール送信コード結果信号を初期化する第2の初期化ス
テップと、前記操作キーボードのどの操作キーが押され
たのかスキャンするキースキャンステップと、スキャン
した結果、いずれかの操作キーが押されていれば次のス
テップに進み、いずれの操作キーも押されていなければ
前記待機ステップに進み待機状態になるステップと、い
ずれかの操作キーが押され前記所定の第1のレジスタが
設定されていなければ前記所定の第2の内部レジスタの
値が測定したい任意のリモートコントロールコード数と
同じ値になっているか判定するコード数判定ステップ
と、不一致なら前記所定の第2の内部レジスタを+1す
る内部レジスタ加算ステップと、前記スキャンステップ
で認識した操作キーに割り当てているリモートコントロ
ール送信コード信号を出力するとともに前記スキャンス
テップに戻るコード出力ステップとを前記操作キーが押
されている限り繰り返し、いずれかの操作キーが押され
前記コード数判定ステップの判定結果が一致し任意のリ
モートコントロールコード数の送信が終了しても操作キ
ーが押されていると、前記所定の第1のレジスタを+1
して後続の測定結果信号セットステップに進み、前記リ
モートコントロール送信コード測定結果信号をセットし
て前記スキャンステップ戻り、前記第1のレジスタが所
定値を越えていれば後続の測定結果信号セットステップ
に進み、前記リモートコントロール送信コード測定結果
信号をセットして前記スキャンステップ戻る処理を前記
操作キーのいずれかが押されている間繰り返し、前記ト
ランジスタのベース電流と前記可変抵抗手段の抵抗値と
を制御する。
【0056】さらに、前記操作対象装置が前記リモート
コントロール送信コードの受信可能な上限距離近辺に配
置された状態で常時使用される場合に、前記待機ステッ
プから前記測定結果信号セットステップまでの処理ステ
ップをそれぞれ実行して前記第1のレジスタが所定の設
定値以上になると、それ以後のキー操作に対応する前記
リモートコントロール送信コードははじめから発光輝度
を高くして送信する。
【0057】
【発明の実施の形態】はじめに本発明の概要を説明する
と、リモコン用キーボードで操作する対象装置に何らか
の動作を行わせるとき、操作者は操作する対象装置を動
作させたい命令が予め割り当てられているリモコン用キ
ーボードの操作キーを押し、対象装置が期待した動作を
行なうと操作キーを押すことをやめるという操作動作を
する。
【0058】本発明のリモコン装置は、上述した一般的
な人間の操作動作と新規な回路構成を組み合わせて実現
するものである。
【0059】すなわち、リモコン用キーボードのキー操
作に対する操作対象装置の反応に応じてキーを押し続け
ている間のキー入力時間を測定し、測定結果信号を基に
キーボードと操作対象装置との距離を判断する。その判
断結果にしたがってキーボードに内蔵の発光素子の発光
量を制御する。
【0060】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0061】図1は本発明の第1の実施の形態の構成を
示したブロック図であり、第2図はリモコン送信コード
測定回路のブロック図である。図1を参照すると、本発
明のリモコン装置は、リモコンIC1aと、リモコン用
キーボードを有するキーボード2と、リモコンIC1a
からリモート制御のためのリモコン送信コード信号を出
力するREM端子に一端が接続される抵抗素子3と、抵
抗素子3の他端にベースを接続しエミッタを接地する赤
外線LED駆動用トランジスタ(以下、ドライブトラン
ジスタと称す)4と、ドライブトランジスタ4のコレク
タに一端が接続される赤外線LED5と、赤外線LED
5の他端および電源電位VDD間に接続される可変抵抗
器6と、電源電位VDDを与える電池7とを備える。
【0062】リモコンIC1aは、図示されないCP
U、ROMおよびRAMと、リモコン用キーボード2の
操作キーを押すことによって操作内容を選択するための
操作命令コードを送信するキーオン信号を入力端子に入
力するとともに、操作対象装置へ操作内容を指示するた
めのリモコン送信コード信号を生成するキャリア発生回
路11と、リモコン送信コード信号の送信回数および送
信時間のうちの一方を選択的に測定するリモコン送信コ
ード測定回路12と、リモコン送信コード測定回路12
の測定結果がアクティブ状態であれば自身もアクティブ
状態になりキャリア発生回路11で生成したリモコン送
信コード信号を受けて出力し、測定結果が非アクティブ
状態であれば自身の出力をハイインピーダンス状態にす
る制御端子付きキャリア出力バッファ14と、キャリア
発生回路11から出力するリモコン送信コード信号を出
力するキャリア出力バッファ13と、リモコン送信コー
ド測定回路12の測定結果を受けて可変抵抗器6を制御
する可変抵抗制御出力バッファ15とで構成する。
【0063】キャリア出力バッファ13,14はリモコ
ン送信コード信号を出力REM端子から出力し、REM
端子は抵抗素子3を通ってドライブトランジスタ4のベ
ースに接続されている。また、キャリア出力バッファ1
3,14は入力端子同士、出力端子同士がそれぞれ接続
されて並列接続状態になっており、キャリア出力バッフ
ァ14がハイインピーダンス状態のときはキャリア出力
バッファ13のみがリモコン送信コード信号を出力し、
キャリア出力バッファ14が非ハイインピーダンス状態
のときはキャリア出力バッファ13、14が並列接続状
態になるので、次段の抵抗素子3を介してトランジスタ
4のドライブ電流を増加させる。
【0064】可変抵抗器6は電源電位VDDと赤外線L
ED5との間に挿入接続されており、可変抵抗制御出力
バッファ15によって抵抗値が制御され、VDDから赤
外線LED5へ流れる電流を制御する。
【0065】なお、図1のリモコンIC1aのリモコン
送信コード測定回路12以外のキャリア発生回路11、
バッファ13,14,15それ自体は、当業者にとって
よく知られており、ここではこれらの詳細な構成は省略
する。
【0066】図2を参照すると、本発明のリモコン送信
コード測定回路12は、タイマーを一般的なモジュロ回
路で構成したときのブロック図である。モジュロタイマ
は任意の時間を設定するのに便利なタイマであり、測定
時間を細かく設定できることで一般的に使用されてい
る。
【0067】リモコン送信コード測定回路12は、外部
から入力するリモコン送信コード信号および基本クロッ
ク信号を入力して選択するクロック選択回路121と、
クロック選択回路121の選択された信号を入力してカ
ウントするカウンター回路122と、コード数Nまたは
任意の時間Mを設定するためのモジュロ回路123と、
カウンター回路122のカウント値とモジュロ回路12
3に予め設定されている値とを比較し一致するとリモコ
ン送信コード測定結果信号を出力する比較回路124
と、データバス125と、データバス125およびクロ
ック選択回路121を接続するバス126と、データバ
ス125およびモジュロ回路123を接続するバス12
7とを備える。
【0068】すなわち、外部からのソースクロック信号
としてリモコン送信コード信号およびマイコン内部に存
在する基本クロック信号をクロック選択回路121に入
力し、そのうちの一方を選択し、選択した信号はカウン
ター回路123に入力し、クロックの数をカウントす
る。
【0069】比較回路124ではモジュロ回路123に
設定した任意の値とカウンタ回路122の値を比較し値
が一致したときにリモコン送信コード測定結果信号を出
力する。
【0070】キーボード2の操作キーを押して、操作キ
ー入力が検出された時点からリモコンIC1aはキャリ
ア発生回路11を動作させてリモコン送信コード信号を
作成し、キャリア出力バッファ13からリモコン送信コ
ード信号を出力して赤外線LED5が点滅しリモコン用
キーボードで操作する対象装置にリモコン送信コード信
号を送る。
【0071】リモコン送信コード信号が送信している時
間、またはリモコン送信コード信号の回数をリモコンI
C1a内部のリモコン送信コード測定回路12で測定
し、任意の送信時間、または任意の送信回数の期間は赤
外線LED5に流れる電流を抑制するというものであ
る。
【0072】抑制する手段としては、可変抵抗6の抵抗
値を可変抵抗制御出力バッファ15で制御し抵抗値を高
くする手段と、キャリア出力バッファ14の出力をハイ
インピーダンスHizにする手段とがある。
【0073】任意の送信時間または任意の送信回数を測
定した後に、操作キーがまだ押されているのかをリモコ
ンIC1aは確認し、押されていればリモコン送信コー
ド信号がリモコン用キーボードで操作する対象装置が動
作していないと判断し、赤外線LED5に流れる電流を
増やして、赤外線信号の到達距離を長くするように制御
する。
【0074】具体的な制御としては、可変抵抗6の抵抗
値を可変抵抗制御出力バッファ15で制御し抵抗値を低
くする手段と、キャリア出力バッファ14のからリモコ
ンキャリアを出力する手段とがある。
【0075】また、リモコン送信コード測定回路12
は、素子数の少ない一般的なモジュロタイマーを用いる
手段、または内蔵プログラムで実現することができるた
め、リモコン用キーボードの価格を上げることなく、ま
た最終操作者がリモコン用キーボードのスイッチを切り
換える必要もなく低消費電流型リモコンシステムが実現
できる。
【0076】さらに詳細に説明する。通常、リモコン用
キーボードで操作する対象装置に何らかの動作を行わせ
るとき、操作者はリモコン用キーボードに予め設定され
ている命令のうち、動作させたい命令を割り当てている
操作キーを押し、操作する対象装置が期待した動作を行
なうと操作キーを押すことをやめる。本発明の低消費電
流型であるリモコン装置は、この様な日常的な人間の行
動と新しい回路構成を組み合わせて実現している。
【0077】リモコン装置の動作説明用のタイミングチ
ャートを示した図3を参照すると、タイミングT0〜T
1の期間において、リモコン用キーボードは操作者から
の命令を待っている状態である。
【0078】タイミングT1でリモコン用キーボード2
の何らかの操作キーを押されるとリモコンIC1aは命
令が入力されたと判断し、待機状態から動作状態にな
る。
【0079】リモコンIC1aは、リモコン用キーボー
ド2のどの操作キーが押されたかキースキャンを行なう
ことで押された操作キーを確認し、押された操作キーに
割り当てている命令に相当するリモコンコード信号をキ
ャリア発生回路11で作成し、キャリア出力バッファ1
3から出力する。
【0080】キャリア出力バッファ13から出力された
リモコンコード信号は、抵抗素子3を通ってトランジス
タ4のベースに入力され、コレクタ電流を流すことで赤
外線LED5が点滅しリモコン用キーボードで操作する
対象装置にリモコン送信コード信号を送る。
【0081】タイミングT1〜T2の期間、キャリア出
力バッファ14の出力はHizとすること、および可変
抵抗制御出力バッファ15の信号により可変抵抗22の
抵抗値を高くすることで、赤外線LED5に流れる電流
を少なくする。
【0082】赤外線LED5の電流が少ないとリモコン
送信コード信号の到達距離が短いが、それでも充分にリ
モコン用キーボードで操作する対象装置に届けば対象装
置は動作し、タイミングT1〜T2の期間内に操作者は
リモコン用キーボード2を押すことをやめる。
【0083】リモコンIC1aは、リモコン送信コード
信号を出力する合間にリモコン用キーボード2の状態を
確認し、リモコン用キーボード2が押されていなければ
待機状態になる。
【0084】タイミングT1〜T2の期間内に、リモコ
ン用キーボード2で操作する対象装置にリモコン送信コ
ード信号が届かない場合を説明する。対象装置は動作し
ないために操作者はリモコン用キーボード2を押した状
態を続ける。タイミングT2はリモコン送信コード測定
回路12で測定する任意のリモコンコード数N回か任意
のリモコン送信時間M秒に到達した時間のタイミングを
示している。
【0085】タイミングT2になると、リモコン送信コ
ード測定回路12から出力するリモコン送信信号測定結
果信号がアクティブ状態になり、リモコン送信信号測定
結果信号で出力状態が制御されるキャリア出力バッファ
13からも、キャリア出力バッファ14と同様に、リモ
コンコード信号が出力される。
【0086】キャリア出力バッファ13、14が共に動
作状態になることにより、トランジスタ4のベース電流
を増やすことでコレクタ電流をも増やし、赤外線LED
5に流れる電流を増やす。
【0087】また、リモコン送信コード測定回路12か
ら出力するリモコン送信信号測定結果信号は、可変抵抗
制御出力バッファ15からの出力信号として出力され、
可変抵抗器6の抵抗値を低くし、赤外線LED5に流れ
る電流を増やす。
【0088】以上の手段で赤外線LED5に流れる電流
を増やし、リモコン送信コード信号の到達距離を長く
し、リモコン用キーボードで操作する対象装置に届くこ
とで対象装置は動作する。
【0089】対象装置が動作すると、タイミングT3の
ように、操作者はリモコン用キーボード2を押すことを
やめる。リモコンIC1aはリモコン送信コード信号を
出力する合間にリモコン用キーボード2の状態を確認
し、リモコン用キーボード2が押されていなければ待機
状態になる。
【0090】次に、リモコン送信コード測定回路12の
動作を、図面を参照しながら説明する。クロック選択回
路121において、タイミングT1〜T2の期間を任意
のリモコンコード数N回に設定するときは、リモコン送
信コード信号をソースクロックに選択し、任意のリモコ
ン送信時間M秒に設定するときは、基本クロックを選択
する。
【0091】カウンター回路122は、クロック選択回
路121で選択したソースクロックでカウントを開始
し、モジュロ回路123に設定したNまたはMの値とカ
ウント値とが一致するタイミングT2で、比較回路12
4から出力するリモコン送信コード測定結果信号がアク
ティブ状態になる。
【0092】さらに、リモコン送信コード測定回路12
の動作については、リモコンIC1aの内蔵ROMに予
め書き込む制御プログラムに、プログラムキーを押して
いる時間を測定して端子のドライブ能力またはドライブ
端子数を制御するプログラムを内蔵させることで実現す
ることができるため、そのフローチャートを示した図4
を参照しながら本発明の動作を説明する。
【0093】まず、リモコンIC1aは、待機状態でキ
ー入力をまっている(待機ステップS11)。
【0094】リモコン用キーボード2の操作キーが押さ
れると、リモコンIC1aは動作を始め、内蔵CPUで
指定する内蔵レジスタAやリモコン送信コード結果信号
を初期化(リセット)する(初期化ステップS12)。
【0095】次に、リモコン用キーボード2のどの操作
キーが押されたのかスキャンする(キースキャンステッ
プS13)。
【0096】リモコン用キーボード2をスキャンした結
果、いずれかの操作キーを押されていたらステップS1
5に進み、いずれの操作キーも押されていなかったらス
テップS11に戻り、リモコンIC1aは待機状態にな
る(待機状態ステップS14)。
【0097】次に、内蔵レジスタAの値が、リモコン送
信コード測定回路12で測定したい任意のリモコンコー
ド数N回のNと同じ値になっているか判定し、A=Nな
らステップS18に進み、A≠NならステップS16に
進む(コード数判定ステップS15)。
【0098】A≠Nの場合、内蔵レジスタAにA+1の
値を代入し(インクリメント)ステップS7に進む(内
部レジスタ加算ステップS16)。
【0099】ステップS13で認識した操作キーに割り
当てているリモコン送信コード信号を出力する(コード
出力ステップS17)。
【0100】次にステップS13へ戻り、操作キーが押
されている限り、上述したステップを繰り返す。任意の
リモコン送信コード信号が設定数N回までの送信が終了
してもさらに操作キーが押されていると、測定結果信号
セットステップS18でリモコン送信コード測定結果信
号をアクティブ状態にし、図1〜図3で説明した動作と
同様に動作する。
【0101】すなわち、タイミングT1〜T2の期間内
に、リモコン用キーボード2で操作する対象装置にリモ
コン送信コード信号が届かない場合を説明する。対象装
置は動作しないために操作者はリモコン用キーボード2
を押した状態を続ける。
【0102】タイミングT2になると、上述したステッ
プS15〜S17により出力されたリモコン送信信号測
定結果信号がアクティブ状態になり、リモコン送信信号
測定結果信号で出力状態が制御されるキャリア出力バッ
ファ13からも、キャリア出力バッファ14と同様に、
リモコン送信コード信号が出力される。
【0103】キャリア出力バッファ13、14が共に動
作状態になることにより、トランジスタ4のベース電流
を増やすことでコレクタ電流をも増やし、赤外線LED
5に流れる電流を増やす。
【0104】また、ステップS15〜S17により出力
されたリモコン送信信号測定結果信号は、可変抵抗制御
出力バッファ15からの出力信号として出力され、可変
抵抗器6の抵抗値を低くし、赤外線LED5に流れる電
流を増やす。
【0105】上述したように、第1の実施の形態は、人
為的にスイッチを切り換えるようなことをせずに、赤外
線LED5に流れる電流を最適化するように制御し、低
消費電力を実現しバッテリの寿命を長くすることができ
る。
【0106】従来の低電圧検出回路を用いるときのよう
に、リモコン用キーボードの価格が高くなるということ
がなく、かつ低消費電流を実現しバッテリの寿命を長く
することができる。
【0107】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態の構成を示した図5を参照する
と、上述した第2の実施の形態との相違点は、リモコン
IC1bにおいて、第1の実施の形態において備えてい
た、リモコン送信コード測定回路12の測定結果がアク
ティブ状態であれば自身もアクティブ状態になりキャリ
ア発生回路11で生成したリモコン送信コード信号を受
けて出力し、測定結果が非アクティブ状態であれば自身
の出力をハイインピーダンス状態にする制御端子付きキ
ャリア出力バッファ14は削除され、赤外線LED5に
流れる電流の制御は可変抵抗制御出力バッファ15だけ
で行なう構成にある。
【0108】すなわち、可変抵抗制御出力バッファ15
は、一般的なリモコンICのポートを使用し、リモコン
送信コード測定処理回路12はリモコン送信コード測定
処理フロー16により、図4に示したフローチャートで
実現することで既存のリモコンICを使用して、本発明
の回路構成を実現する。
【0109】すなわち、タイミングT1〜T2の期間内
に、リモコン用キーボード2で操作する対象装置にリモ
コン送信コード信号が届かない場合を説明する。対象装
置は動作しないために操作者はリモコン用キーボード2
を押した状態を続ける。
【0110】タイミングT2になると、リモコン用キー
ボード2をスキャンした結果、いずれかの操作キーを押
されていたらステップS5に進み、内蔵レジスタAの値
が、リモコン送信コード測定回路12で測定したい任意
のリモコンコード数N回のNと同じ値になっているか判
定し、A=NならステップS18に進み、A≠Nならス
テップS16に進む(コード数判定ステップS15)。
【0111】A≠Nの場合、内蔵レジスタAにA+1の
値を代入し(インクリメント)ステップS17に進む
(内部レジスタ加算ステップS16)。
【0112】ステップS13で認識した操作キーに割り
当てているリモコン送信コード信号を出力する(コード
出力ステップS17)。
【0113】次にステップS13へ戻り、操作キーが押
されている限り、上述したステップを繰り返す。任意の
リモコン送信コード信号が設定数N回までの送信が終了
してもさらに操作キーが押されていると、測定結果信号
セットステップS18でリモコン送信コード測定結果信
号をアクティブ状態にし、図1〜図3で説明した動作と
同様に動作する。
【0114】上述したステップS15〜S17により生
成されたリモコン送信信号測定結果信号は、可変抵抗制
御出力バッファ15からの出力信号として出力され、可
変抵抗器6の抵抗値を低くし、赤外線LED5に流れる
電流を増やし、キャリア出力バッファ13から出力され
るリモコン送信コード信号によりトランジスタ4のベー
ス電流を流すことでコレクタ電流も流す。
【0115】上述した第2の実施の形態では、本発明の
構成を採用することにより、既存のリモコンICの出力
ポートから可変抵抗制御信号を出力することで赤外線L
ED5の電流を制御でき、ドライブトランジスタ4のベ
ース側の電流制御と協働で低消費電流のリモコンキーボ
ードが実現できることである。
【0116】次に、第3の実施の形態を説明する。
【0117】第3の実施の形態を説明するフローチャー
トを説明した図6を参照すると、はじめに内蔵レジスタ
Bを初期化する(第1の初期化ステップS21)。
【0118】次にリモコンIC1aは、待機状態で操作
キー入力をまっている(待機ステップS22)。
【0119】リモコン用キーボード2の操作キーが押さ
れると、リモコンIC1aは動作を始め、内蔵CPUで
指定する内蔵レジスタAやリモコン送信コード結果信号
を初期化(リセット)する(第2の初期化ステップS2
3)。
【0120】次に、リモコン用キーボード2のどの操作
キーが押されたのかスキャンする(キースキャンステッ
プS24)。
【0121】リモコン用キーボード2をスキャンした結
果、いずれかの操作キーを押されていたらステップS2
6に進み、いずれの操作キーも押されていなかったらス
テップS22に戻り、リモコンIC1aは待機状態にな
る(待機状態ステップS25)。
【0122】Bレジスタの値がB>Pなら後続のステッ
プS30へ進み、Bレジスタの値がB>Pでなければ次
のステップへ進む(コード数判定ステップS26)。
【0123】次に、内蔵レジスタAの値が、リモコン送
信コード測定回路12で測定したい任意のリモコンコー
ド数N回のNと同じ値になっているか判定し、A=Nな
らステップS31に進み、A≠NならステップS28に
進む(コード数判定ステップS27)。
【0124】A≠Nの場合、内蔵レジスタAにA+1の
値を代入し(インクリメント)ステップSS31に進む
(内部レジスタ加算ステップS28)。
【0125】ステップS24で認識した操作キーに割り
当てているリモコン送信コード信号を出力する(コード
出力ステップS29)。
【0126】次にステップS24へ戻り、操作キーが押
されている限り、上述したステップを繰り返す。
【0127】次にステップS27でA=Nの時にレジス
タBにB+1の値を入れる(ステップS29)。操作キ
ーを押すたびにステップS29を実施し、任意の値Pよ
りレジスタBの値が大きくなると(ステップS26)、
レジスタAの値に関係無く赤外線LED5に流れる電流
を始めから多くする(測定結果信号セットステップS3
0)。
【0128】任意のリモコン送信コード信号を送信する
ために設定数N回までの送信が終了してもさらに操作キ
ーが押されていると、ステップS30でリモコン送信コ
ード測定結果信号をアクティブ状態にし、図1〜図3で
説明した動作と同様に動作する。
【0129】すなわち、対象装置は動作しないために操
作者はリモコン用キーボード2を押した状態を続ける。
【0130】タイミングT2になると、上述したステッ
プS24〜S31により出力されたリモコン送信コード
測定結果信号がアクティブ状態になり、リモコン送信コ
ード測定結果信号で出力状態が制御されるキャリア出力
バッファ13からも、キャリア出力バッファ14と同様
に、リモコンコード信号が出力される。
【0131】キャリア出力バッファ13、14が共に動
作状態になることにより、トランジスタ4のベース電流
を増やすことでコレクタ電流をも増やし、赤外線LED
5に流れる電流を増やす。
【0132】また、ステップS26〜S31により出力
されたリモコン送信コード測定結果信号は、可変抵抗制
御出力バッファ15からの出力信号として出力され、可
変抵抗器6の抵抗値を低くし、赤外線LED5に流れる
電流を増やす。
【0133】すなわち、操作対象装置がリモコン送信コ
ードの受信可能な限界付近に配置された状態で常時使用
される場合に、待機ステップS22から測定結果信号セ
ットステップS31までの処理ステップをそれぞれ実行
してレジスタBが所定の設定値P以上になると、それ以
後のキー操作に対応するリモコン送信コードははじめか
ら発光輝度を高くして送信する。
【0134】上述したように、第3の実施の形態は、こ
れらのステップを実行することで、リモコン用キーボー
ドとリモコン用キーボードで操作する対象装置が遠く、
例えば10m離れて配置されている環境で常に使われる
場合にも対応できる。
【0135】また、第1の実施形態と同様に、人為的に
スイッチを切り換えるようなことをせずに、赤外線LE
D5に流れる電流を最適化するように制御し、低消費電
流を実現しバッテリの寿命を長くすることができる。
【0136】従来の低電圧検出回路を用いるときのよう
に、リモコン用キーボードの価格が高くなるということ
がなく、かつ低消費電流である。
【0137】
【発明の効果】上述したように、本発明のリモコン装
置、その制御方法およびプログラムは、リモコン用キー
ボードのキー操作に対する操作対象装置の反応に応じて
キーを押し続けている間のキー入力時間を測定し、測定
結果信号を基にキーボードと操作対象装置との距離を判
断する。その判断結果にしたがってキーボードに内蔵の
発光素子の発光量を制御するので、人為的にスイッチを
切り換えるようなことをせずに、赤外線LEDに流れる
電流を最適化するように制御し、低消費を実現しバッテ
リの寿命を長くする。
【0138】また、従来の低電圧検出回路のように、リ
モコン用キーボードの価格が高くなることなく、低消費
を実現しバッテリの寿命を長くする。
【0139】さらに、本発明の構成を採用することによ
り、既存のリモコンICの出力ポートから可変抵抗制御
信号を出力することで赤外線LEDの電流を制御でき、
ドライブトランジスタのベース側の電流制御と協働で低
消費電流のリモコンキーボードが実現できる。
【0140】さらにまた、リモコン用キーボードとリモ
コン用キーボードで操作する対象装置が離れて配置され
ている環境で常に使われる場合にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図である。
【図2】リモコン送信コード測定回路12の構成図であ
る。
【図3】本発明の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図4】本発明のリモコン送信コード測定回路12をソ
フトウェアで処理する場合のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1a,1b リモコンIC 2 リモコン用キーボード 3 抵抗素子 4 ドライブトランジスタ 5 赤外線LED 6 可変抵抗器 7 電池 11 キャリア発生回路 12 リモコン送信コード測定回路 13,14 キャリア出力バッファ 15 可変抵抗制御出力バッファ 121 クロック選択回路 122 カウンター回路 123 モジュロ回路 124 比較回路 125 データバス 126,127 バス

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモートコントロール用キーボードのキ
    ー操作に対する操作対象装置の反応に応じてキーを押し
    続けている間のキー入力時間を測定し、前記測定結果信
    号を基に前記キーボードと前記操作対象装置との距離を
    判断する応動距離判断手段を有することを特徴とするリ
    モートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 リモートコントロール用キーボードに内
    蔵する電池の電流供給能力の低下遅延手段として、前記
    リモートコントロール用キーボードのキー操作に対する
    操作対象装置の反応に応じてキーを押し続けている間の
    キー入力時間を測定し、前記測定結果信号を基に前記キ
    ーボードと前記操作対象装置との距離を判断して前記キ
    ーボードに内蔵の発光素子の発光量を制御する機能をも
    つ応動距離判断手段を有することを特徴とするリモート
    コントロール装置。
  3. 【請求項3】 前記応動距離判断手段は、キーボードの
    操作キーを押して、キー入力信号が検出された時点から
    動作を開始するとともに前記キー入力信号に対応して前
    記発光素子駆動用トランジスタを制御して前記発光素子
    を点滅動作させるリモートコントロール送信コード信号
    を生成するキャリア発生手段と、前記リモートコントロ
    ール送信コード信号を出力するキャリア出力バッファ
    と、前記リモートコントロール送信コード信号を前記操
    作対象装置に送信中の時間または前記リモートコントロ
    ール送信コード信号の発生回数のいずれかを選択して測
    定して任意の送信時間または任意の送信回数の期間は前
    記発光素子に流れる電流の増減を制御するリモートコン
    トロール送信電流制御手段とを備える請求項2記載のリ
    モートコントロール装置。
  4. 【請求項4】 前記リモートコントロール送信電流制御
    手段は、リモートコントロール送信コード信号を生成す
    るキャリア発生手段と、前記リモートコントロール送信
    コード信号を出力する第1のキャリア出力バッファと、
    前記リモートコントロール送信コード信号を操作対象装
    置に送信中の時間または前記リモートコントロール送信
    コード信号の発生回数のいずれかを選択して測定し測定
    結果信号を出力するリモートコントロール送信コード測
    定手段と、前記測定結果信号を受けて発光素子に接続さ
    れた可変抵抗手段を制御する可変抵抗制御出力バッファ
    と、前記第1のキャリア出力バッファに並列接続され前
    記測定結果信号が非アクティブ状態のときにハイインピ
    ーダンス状態になり、前記測定結果信号がアクティブ状
    態のときにアクティブ状態になり前記可変抵抗制御出力
    バッファと協働して前記トランジスタのベース電流を増
    加させまたは抑制する第2のキャリア出力バッファとを
    備える請求項2記載のリモートコントロール装置。
  5. 【請求項5】 前記リモートコントロール送信電流制御
    手段は、前記トランジスタのベース電流と前記可変抵抗
    制御出力バッファの出力で制御される可変抵抗手段から
    前記発光素子に流がす電流とが協働して前記発光素子を
    流がれる電流量を制御する機能を有する請求項3記載の
    リモートコントロール装置。
  6. 【請求項6】 前記任意の送信時間または任意の送信回
    数のいずれかを選択して測定した後に、前記操作キーが
    まだ押された状態であれば、前記発光素子に流れる電流
    を増やして前記発光素子の出力する光の到達距離を長く
    する制御機能を有する請求項3記載のリモートコントロ
    ール装置。
  7. 【請求項7】 リモートコントロール送信コード信号を
    生成するキャリア発生手段と、前記リモートコントロー
    ル送信コード信号を出力する第1のキャリア出力バッフ
    ァと、リモートコントロール送信コード信号を操作対象
    装置に送信中の時間または前記リモートコントロール送
    信コード信号の発生回数のいずれかを選択して測定し測
    定結果信号を出力するリモートコントロール送信コード
    測定手段と、前記測定結果信号を受けて発光素子に接続
    された可変抵抗手段を制御する可変抵抗制御出力バッフ
    ァと、前記第1のキャリア出力バッファに並列接続され
    前記測定結果信号でハイインピーダンス状態またはアク
    ティブ状態になる第2のキャリア出力バッファとを備え
    るリモートコントロール送信電流制御手段と、前記測定
    結果信号で抵抗値が増減される前記可変抵抗手段および
    前記発光素子を電源電位およびコレクタ間に直列接続で
    設け、ベースに前記リモートコントロール送信コード信
    号を受け、前記測定結果信号がアクティブ状態時に、前
    記第1および前記第2のキャリア出力バッファと前記可
    変抵抗制御出力バッファとが協働して、自身のベース電
    流とコレクタ電流を増加させることで前記発光素子の輝
    度を増加させるトランジスタとを備えることを特徴とす
    るリモートコントロール装置。
  8. 【請求項8】 前記リモートコントロール送信コード測
    定手段は、与えられたソースクロックを計数するカウン
    タと、このカウンタのソースクロックとして内蔵するC
    PUの基本クロックおよび前記リモートコントロール送
    信コード信号を入力し前記CPUの指示に応答していず
    れか一方を選択するクロック選択回路と、データバスを
    介して前記任意の送信時間の設定値または任意の送信回
    数の設定値が前記CPUから設定されるモジュロタイマ
    と、前記モジュロタイマに設定された前記設定値と前記
    カウンタのカウント値を比較し一致したときに前記測定
    結果信号を出力する比較回路とを備える請求項4記載の
    リモートコントロール装置。
  9. 【請求項9】 前記クロック選択回路は、前記任意の送
    信時間の設定値が前記モジュロタイマに設定されるとき
    は前記基本クロック信号を選択し、前記任意の送信回数
    の設定値が前記モジュロタイマに設定されるときは前記
    リモートコントロール送信コード信号を選択する機能を
    有する請求項8記載のリモートコントロール装置。
  10. 【請求項10】 リモートコントロール用キーボードの
    キー操作に対する操作対象装置の反応に応じてキーを押
    し続けている間のキー入力時間を測定し、前記測定結果
    信号を基に前記キーボードと前記操作対象装置との距離
    を判断することを特徴とするリモートコントロール装置
    の制御方法。
  11. 【請求項11】 リモートコントロール用キーボードに
    内蔵する電池の電流供給能力の低下時間遅延手段として
    の応動距離判断手段を用いて、前記リモートコントロー
    ル用キーボードのキー操作に対する操作対象装置の反応
    に応じてキーを押し続けている間のキー入力時間を測定
    し、前記測定結果信号を基に前記キーボードと前記操作
    対象装置との距離を判断して前記キーボードに内蔵の発
    光素子の発光量を制御することを特徴とするリモートコ
    ントロール装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 リモートコントロール送信コード信号
    を生成するキャリア発生手段と、前記リモートコントロ
    ール送信コード信号を出力する第1のキャリア出力バッ
    ファと、前記リモートコントロール送信コード信号を操
    作対象装置に送信中の時間または前記リモートコントロ
    ール送信コード信号の発生回数のいずれかを選択して測
    定し測定結果信号を出力するリモートコントロール送信
    コード測定手段と、前記測定結果信号を受けて発光素子
    に接続された可変抵抗手段を制御する可変抵抗制御出力
    バッファと、前記第1のキャリア出力バッファに並列接
    続され前記測定結果信号が非アクティブ状態のときにハ
    イインピーダンス状態になり、前記測定結果信号がアク
    ティブ状態のときにアクティブ状態になる第2のキャリ
    ア出力バッファとを用いて、前記第2のキャリア出力バ
    ッファで駆動されかつ前記発光素子に電流を流すトラン
    ジスタのベース電流と前記可変抵抗手段から前記発光素
    子に流がす電流との協働で前記発光素子を流がれる電流
    量を制御させる請求項11記載のリモートコントロール
    装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 リモートコントロール用キーボードの
    キー操作に対する操作対象装置の反応に応じてキーを押
    し続けている間のキー入力時間を前記リモートコントロ
    ール送信コード測定手段で測定し、予め設定した任意の
    送信時間または任意の送信回数の期間は前記発光素子に
    流れる電流を増加させる請求項11記載のリモートコン
    トロール装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記トランジスタのベース電流を抑制
    する手段として、前記発光素子に電源から電流を供給す
    る可変抵抗手段の抵抗値を前記可変抵抗制御出力バッフ
    ァの出力で制御して前記抵抗値を高くする手段と、前記
    キャリア出力バッファの出力をハイインピーダンス状態
    にする手段とを協働させる請求項12記載のリモートコ
    ントロール装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記任意の送信時間または任意の送信
    回数のいずれかを選択して測定した後に、前記操作キー
    がまだ押されているのかを確認し、押されていれば前記
    操作対象装置が動作していないと判断し、前記発光素子
    に流れる電流を増やして前記発光素子の出力する光の到
    達距離を長くする請求項11記載のリモートコントロー
    ル装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 リモートコントロール送信コード信号
    を生成するキャリア発生手段と、前記リモートコントロ
    ール送信コード信号を出力する第1のキャリア出力バッ
    ファと、前記リモートコントロール送信コード信号を操
    作対象装置に送信中の時間または前記リモートコントロ
    ール送信コード信号の発生回数のいずれかを選択して測
    定し測定結果信号を出力するリモートコントロール送信
    コード測定手段と、前記測定結果信号を受けて発光素子
    に接続された可変抵抗手段を制御する可変抵抗制御出力
    バッファと、前記第1のキャリア出力バッファに並列接
    続され前記測定結果信号でハイインピーダンス状態また
    はアクティブ状態になる第2のキャリア出力バッファと
    を備えるリモートコントロール送信電流制御手段と、前
    記測定結果信号で抵抗値が増減される前記可変抵抗手段
    および前記発光素子を電源電位およびコレクタ間に直列
    接続で設け、ベースに前記リモートコントロール送信コ
    ード信号を受けるトランジスタとを用いて、前記測定結
    果信号がアクティブ状態時に、前記第1および前記第2
    のキャリア出力バッファと前記可変抵抗制御出力バッフ
    ァとが協働して、前記トランジスタのベース電流および
    コレクタ電流を増加させることで前記発光素子の輝度を
    増加させることを特徴とするリモートコントロール装置
    の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記クロック選択回路を用いて、前記
    任意の送信時間の設定値が前記モジュロタイマに設定さ
    れるときは前記基本クロック信号を選択し、前記任意の
    送信回数の設定値が前記モジュロタイマに設定されると
    きは前記リモートコントロール送信コード信号を選択す
    る請求項16記載のリモートコントロール装置の制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記リモートコントロール送信コード
    測定手段が、待機状態でキー入力を待つ待機ステップ
    と、リモートコントロール用キーボードの操作キーが押
    されると前記CPUが制御する所定の内部レジスタおよ
    び前記リモートコントロール送信コード結果信号を初期
    化する初期化ステップと、前記キーボードのどの操作キ
    ーが押されたのかスキャンするキースキャンステップ
    と、スキャンした結果、いずれかの操作キーが押されて
    いれば次のステップに進み、いずれの操作キーも押され
    ていなければ前記待機ステップに進み待機状態になるス
    テップと、前記所定の内部レジスタの値が測定したい任
    意のリモートコントロールコード数と同じ値になってい
    るか判定するコード数判定ステップと、不一致なら前記
    所定の内部レジスタを+1する内部レジスタ加算ステッ
    プと、前記スキャンステップで認識した操作キーに割り
    当てているリモートコントロール送信コード信号を出力
    するとともに前記スキャンステップ戻るコード出力ステ
    ップとを前記操作キーが押されている限り繰り返し、前
    記コード数判定ステップの判定結果が一致し任意のリモ
    ートコントロールコード数の送信が終了しても操作キー
    が押されていると、前記リモートコントロール送信コー
    ド測定結果信号をセットして前記スキャンステップ戻る
    測定結果信号セットステップとを実行して、前記トラン
    ジスタのベース電流と前記可変抵抗手段の抵抗値とを制
    御する請求項16記載のリモートコントロール装置の制
    御方法。
  19. 【請求項19】 前記リモートコントロール送信コード
    測定手段が前記待機ステップから前記測定結果信号セッ
    トステップまでを順次実行して前記可変抵抗手段の抵抗
    値のみを制御する請求項18記載のリモートコントロー
    ル装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記リモートコントロール送信コード
    測定手段が、はじめに前記CPUが制御する所定の第1
    の内部レジスタを初期化する第1の初期化ステップと、
    待機状態で操作キー入力を待つ待機ステップと、リモー
    トコントロール用キーボードの操作キーが押されると所
    定の第2の内部レジスタおよび前記リモートコントロー
    ル送信コード結果信号を初期化する第2の初期化ステッ
    プと、前記操作キーボードのどの操作キーが押されたの
    かスキャンするキースキャンステップと、スキャンした
    結果、いずれかの操作キーが押されていれば次のステッ
    プに進み、いずれの操作キーも押されていなければ前記
    待機ステップに進み待機状態になるステップと、いずれ
    かの操作キーが押され前記所定の第1のレジスタが設定
    されていなければ前記所定の第2の内部レジスタの値が
    測定したい任意のリモートコントロールコード数と同じ
    値になっているか判定するコード数判定ステップと、不
    一致なら前記所定の第2の内部レジスタを+1する内部
    レジスタ加算ステップと、前記スキャンステップで認識
    した操作キーに割り当てているリモートコントロール送
    信コード信号を出力するとともに前記スキャンステップ
    に戻るコード出力ステップとを前記操作キーが押されて
    いる限り繰り返し、いずれかの操作キーが押され前記コ
    ード数判定ステップの判定結果が一致し任意のリモート
    コントロールコード数の送信が終了しても操作キーが押
    されていると、前記所定の第1のレジスタを+1して後
    続の測定結果信号セットステップに進み、前記リモート
    コントロール送信コード測定結果信号をセットして前記
    スキャンステップ戻り、前記第1のレジスタが所定値を
    越えていれば後続の測定結果信号セットステップに進
    み、前記リモートコントロール送信コード測定結果信号
    をセットして前記スキャンステップ戻る処理を前記操作
    キーのいずれかが押されている間繰り返し、前記トラン
    ジスタのベース電流と前記可変抵抗手段の抵抗値とを制
    御する請求項16記載のリモートコントロール装置の制
    御方法。
  21. 【請求項21】 前記操作対象装置が前記リモートコン
    トロール送信コードの受信可能な上限距離近辺に配置さ
    れた状態で常時使用される場合に、前記待機ステップか
    ら前記測定結果信号セットステップまでの処理ステップ
    をそれぞれ実行して前記第1のレジスタが所定の設定値
    以上になると、それ以後のキー操作に対応する前記リモ
    ートコントロール送信コードははじめから発光輝度を高
    くして送信する請求項20記載のリモートコントロール
    装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 待機状態でキー入力を待つ待機ステッ
    プと、リモートコントロール用キーボードの操作キーが
    押されると前記CPUが制御する所定の内部レジスタお
    よび前記リモートコントロール送信コード結果信号を初
    期化する初期化ステップと、前記キーボードのどの操作
    キーが押されたのかスキャンする操作キースキャンステ
    ップと、スキャンした結果、いずれかの操作キーが押さ
    れていれば次のステップに進み、いずれの操作キーも押
    されていなければ前記待機ステップに進み待機状態にな
    るステップと、前記所定の内部レジスタの値が測定した
    い任意のリモートコントロールコード数Nと同じ値にな
    っているか判定するコード数判定ステップと、不一致な
    ら前記所定の内部レジスタを+1する内部レジスタ加算
    ステップと、前記スキャンステップで認識した操作キー
    に割り当てているリモートコントロール送信コード信号
    を出力するとともに前記スキャンステップ戻るコード出
    力ステップとを前記操作キーが押されている限り繰り返
    し、前記コード数判定ステップの判定結果が一致し任意
    のリモートコントロールコード数Nの送信が終了しても
    操作キーが押されていると、前記リモートコントロール
    送信コード測定結果信号をセットして前記スキャンステ
    ップ戻る測定結果信号セットステップとを前記CPUに
    実行させ、前記トランジスタのベース電流と前記可変抵
    抗手段の抵抗値とを制御するプログラム。
  23. 【請求項23】 前記リモートコントロール送信コード
    測定手段が、はじめに前記CPUが制御する所定の第1
    の内部レジスタを初期化する第1の初期化ステップと、
    待機状態で操作キー入力を待つ待機ステップと、リモー
    トコントロール用キーボードの操作キーが押されると所
    定の第2の内部レジスタおよび前記リモートコントロー
    ル送信コード結果信号を初期化する第2の初期化ステッ
    プと、前記操作キーボードのどの操作キーが押されたの
    かスキャンするキースキャンステップと、スキャンした
    結果、いずれかの操作キーが押されていれば次のステッ
    プに進み、いずれの操作キーも押されていなければ前記
    待機ステップに進み待機状態になるステップと、いずれ
    かの操作キーが押され前記所定の第1のレジスタが設定
    されていなければ前記所定の第2の内部レジスタの値が
    測定したい任意のリモートコントロールコード数と同じ
    値になっているか判定するコード数判定ステップと、不
    一致なら前記所定の第2の内部レジスタを+1する内部
    レジスタ加算ステップと、前記スキャンステップで認識
    した操作キーに割り当てているリモートコントロール送
    信コード信号を出力するとともに前記スキャンステップ
    に戻るコード出力ステップとを前記操作キーが押されて
    いる限り繰り返し、いずれかの操作キーが押され前記コ
    ード数判定ステップの判定結果が一致し任意のリモート
    コントロールコード数の送信が終了しても操作キーが押
    されていると、前記所定の第1のレジスタを+1して後
    続の測定結果信号セットステップに進み、前記リモート
    コントロール送信コード測定結果信号をセットして前記
    スキャンステップ戻り、前記第1のレジスタが所定値を
    越えていれば後続の測定結果信号セットステップに進
    み、前記リモートコントロール送信コード測定結果信号
    をセットして前記スキャンステップ戻る処理を前記操作
    キーのいずれかが押されている間繰り返し、前記トラン
    ジスタのベース電流と前記可変抵抗手段の抵抗値とを制
    御するプログラム。
JP2001395349A 2001-12-26 2001-12-26 リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム Withdrawn JP2003196004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001395349A JP2003196004A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001395349A JP2003196004A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003196004A true JP2003196004A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27601787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001395349A Withdrawn JP2003196004A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003196004A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100566378B1 (ko) 2004-04-09 2006-03-31 주식회사 서비전자 적외선 통신장치의 배터리 모듈 트랜시버
CN104034267A (zh) * 2014-06-17 2014-09-10 大连华锐重工集团股份有限公司 一种绝对编码识别和位移监测系统
CN108156496A (zh) * 2017-12-27 2018-06-12 深圳Tcl新技术有限公司 调节遥控器功耗的方法、遥控器和计算机存储介质

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100566378B1 (ko) 2004-04-09 2006-03-31 주식회사 서비전자 적외선 통신장치의 배터리 모듈 트랜시버
CN104034267A (zh) * 2014-06-17 2014-09-10 大连华锐重工集团股份有限公司 一种绝对编码识别和位移监测系统
CN104034267B (zh) * 2014-06-17 2016-10-12 大连华锐重工集团股份有限公司 一种绝对编码识别和位移监测系统
CN108156496A (zh) * 2017-12-27 2018-06-12 深圳Tcl新技术有限公司 调节遥控器功耗的方法、遥控器和计算机存储介质
CN108156496B (zh) * 2017-12-27 2021-08-24 深圳Tcl新技术有限公司 调节遥控器功耗的方法、遥控器和计算机存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4244110B2 (ja) 発光パネルの駆動装置及び発光パネルを備えた携帯端末装置
CN101581764B (zh) 按键检测电路
JP4968197B2 (ja) リモートコントローラ
US20110012434A1 (en) Power system with light-controlled function and the control method thereof
CN102104696B (zh) 红外遥控移动终端的方法及移动终端
US8497766B2 (en) Key input device for remote control apparatus, key input method of key input device for remote control apparatus, program, and recording medium
US20030198036A1 (en) Key backlight control method and circuit
JP2005523623A (ja) 低電圧状態表示を伴う遠隔制御
US6944483B1 (en) Portable radio terminal with infrared communication function and communication method for portable radio terminal
JP4552988B2 (ja) 放送受信装置
US20080274773A1 (en) Wireless network device with a signal detection function and switching method for the same
US5743465A (en) Methods and apparatus for effecting wireless control of an air conditoner
US6943806B2 (en) Portable information terminal apparatus
JP2003196004A (ja) リモートコントロール装置、その制御方法およびプログラム
US20130321481A1 (en) Self-luminescent display apparatus, adaptive display control method and adaptive adjusting circuit
JP2002094656A (ja) 無線通信端末
KR20170031577A (ko) Usb 장치, 그것을 구비하는 전자장치 및 그 제어방법
CN1185867C (zh) 遥控器
JP2009238530A (ja) 無線式調光制御システム
US20090190041A1 (en) Television Receiver
US10306716B1 (en) Control signal switching system
KR19990019346A (ko) 백라이트 발광다이오드 제어장치
WO2016192193A1 (zh) 红外发射结构、红外遥控器和红外遥控方法
JP2000196526A (ja) 赤外線送信装置
JPH10133788A (ja) 電源制御機能付き無線型情報入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050601