JP2003196001A - アクティブグラフィカルコントロールのための方法及び装置 - Google Patents
アクティブグラフィカルコントロールのための方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 背景との関係に起因してグラフィカルコント
ロールが見え難くならないグラフィカルコントロール又
はユーザインタフェイスを提供すること。 【解決手段】 コントロールと該コントロールが表示さ
れることになる背景との間における最低レベルのコント
ラストを自動的に維持するアクティブグラフィカルコン
トロール。
ロールが見え難くならないグラフィカルコントロール又
はユーザインタフェイスを提供すること。 【解決手段】 コントロールと該コントロールが表示さ
れることになる背景との間における最低レベルのコント
ラストを自動的に維持するアクティブグラフィカルコン
トロール。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にグラフィカ
ルコントロールに関し、特に、背景に対して所定レベル
のコントラストを維持するアクティブグラフィカルコン
トロールに関する。 【０００２】 【従来の技術】デスクトップコンピュータ、携帯型コン
ピュータ、ＰＤＡ、ディジタルカメラ、手持型ゲーム装
置、及び背景を表示することができる表示装置を有する
任意の装置は、ユーザインタフェイス用のグラフィカル
コントロールが背景の色と近い場合に問題が生じ得るも
のである。例えば、ディジタルカメラは、一般に、該カ
メラにより記録されるディジタルイメージをユーザに表
示するオンボード型表示装置を使用している。該表示装
置はまた、該カメラに格納された複数のイメージ間をユ
ーザが移動することを可能にするために表示されるユー
ザインタフェイスコントロールを一般に有している。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】表示中のイメージの色
がユーザインタフェイスのグラフィカルコントロールを
表示するために使用される色と極めて近い場合に、該グ
ラフィカルコントロールが見え難くなる。もう１つ例が
Microsoft Windows(R)オペレーティングシステムのデス
クトップである。デスクトップ上のアイコン又はプログ
ラムのうちの１つの色と極めて近い色の背景又はパター
ンが同デスクトップ上に表示されると、該アイコン又は
プログラムが見え難くなる。したがって、グラフィカル
コントロールが表示されている領域に対して所定のコン
トラストを維持するグラフィカルコントロール又はユー
ザインタフェイスが必要である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】コントロールと該コント
ロールが表示される背景との間に最低レベルのコントラ
ストを自動的に維持するアクティブグラフィカルコント
ロールを提供する。 【０００５】 【発明の実施の形態】ディジタル装置には、該装置上で
２レベルのプログラムが実行されるものと、該装置上で
１レベルのプログラムのみが実行されるものとが存在す
る。携帯型コンピュータでは、一般に２レベルのプログ
ラムが実行される。すなわち、オペレーティングシステ
ムが第１レベルのプログラムであり、該オペレーティン
グシステム上で実行されるプログラムが第２レベルのプ
ログラムである。オペレーティングシステム上で実行さ
れることになるプログラムの一例がワードプロセッサ・
プログラムである。オペレーティングシステムは、一般
に、装置のハードウェアを制御し又は該ハードウェアの
ためのインタフェイスを提供するプログラムである。例
えば、オペレーティングシステムは一般に、メモリのア
ロケーション、記憶装置へのアクセス、表示装置へのア
クセス、及び装置の入力／出力チャネルを制御する。デ
ィジタルカメラは、一般に、該装置上で動作する１レベ
ルのプログラム（一般にファームウェアと呼ばれるも
の）しか有さない。ディジタルカメラ上のファームウェ
アは一般に、装置のオペレーティングシステムと同様の
働きをする。今日のディジタルカメラのファームウェア
は一般に、別のプログラムが動作するための環境を提供
するものではない。しかし、将来的には、ディジタルカ
メラは、第２レベルのプログラムが動作することを可能
にするようオペレーティングシステムを含むものとなる
可能性がある。 【０００６】実行されるプログラムを１レベルしか有さ
ない装置は一般に、表示装置に現在表示されているもの
全体にわたる完全な制御を有するものである。該装置
は、全てのグラフィカルコントロールの位置及び色を認
識しており、該グラフィカルコントロールの近く又は隣
りのピクセルの色を決定することが可能である。これ
は、表示される背景の複製を評価することにより、又は
表示メモリに対する読み出しを直接行うことにより、達
成することが可能である。また、かかる操作をハードウ
ェアで行うことを可能にする特別なハードウェアを装置
内に配設することが可能である。例えば、装置は、背景
表示平面及び前景表示オーバレイを有するグラフィカル
プロセッサを含むことが可能である。該グラフィカルプ
ロセッサは、背景表示平面の現在の内容と前景表示オー
バレイの各要素との間のコントラストを所定レベルに自
動的に維持するよう構成することが可能である。 【０００７】２レベル以上のプログラムを有する装置の
ためのオペレーティングシステムは、表示装置上にコン
トロールを表示することが可能であり、又はオペレーテ
ィングシステム上で実行されている第２レベルのプログ
ラムに表示装置上の幾つかの部分を割り当てることが可
能である。この場合、オペレーティングシステムは、表
示装置上に現在表示されているものを直接制御すること
ができない。オペレーティングシステムは、第２レベル
のプログラムにより表示されているものを制御すること
はできないが、表示装置上に表示されているものを決定
することは一般に可能である。第１レベルのプログラム
（オペレーティングシステム）は、それ自体のシステム
レベルのコールを使用して表示の内容を決定し、又は下
位レベルのコマンドを直接使用することが可能である。
該下位レベルのコマンドは、ビデオメモリにアクセス
し、又は表示中のファイルの複製を読み取ることが可能
なものである。 【０００８】表示装置を使用している第２レベルのプロ
グラムは、表示装置の全て又は一部を制御することが可
能である。第２レベルのプログラムは、その制御対象で
ある表示装置の各部に表示されているものを一般に認識
している。第２レベルのプログラムは、共通のシステム
コールを使用して、制御対象となる表示装置上の領域の
近傍に又は該領域に隣接して表示装置上に表示されてい
るものを見出すことがことが可能である。例えば、Micr
osoft Windows(R)オペレーティングシステム下では、プ
ログラムは、GetDiBits()を使用して表示装置の一領域
における現在の内容を決定することができる。したがっ
て、３タイプのプログラム（ファームウェア、オペレー
ティングシステム、及び第２レベルのプログラム）は全
て、表示装置上に現在表示されているものを決定するこ
とができる。 【０００９】装置の表示領域は多くの目的に使用するこ
とができる。一般に、表示領域は、プログラム用のコン
トロールを表示するため又は装置のユーザインタフェイ
ス用のコントロールを表示するために使用される。多く
の場合、該プログラム用コントロール又はユーザインタ
フェイス用コントロールは、背景に対して表示装置上に
表示される（図１参照）。該背景は、例えば、イメー
ジ、パターン、色、ビデオ等である。殆どのオペレーテ
ィングシステムでは、背景として何を表示するかをユー
ザが選択することが可能となっている。幾つかの装置、
例えばディジタルカメラは、該装置上にイメージを表示
し、該イメージ上に重ねられた該カメラのユーザインタ
フェイス用のグラフィカルコントロールを有する。この
場合には、該イメージが背景と見なされる。背景102の
色が、プログラム又は装置用のグラフィカルコントロー
ル104の色に近い場合には、グラフィカルコントロール1
04が見え難くなる。該グラフィカルコントロールは、例
えば、ユーザがプログラム又は装置と対話することを可
能にするために表示装置上に表示されるアイコン、ビッ
トマップ、又はテキスト等である。例えば、グラフィカ
ルコントロールは、ドロップダウンメニュー、ボタン、
矢印、十字線、エディットボックス、アイコン、図形、
サムネイル、及び写真とすることが可能であるが、これ
らに限定されるものではない。 【００１０】本発明の一実施形態では、ディジタル装置
は、該装置上に表示装置を有するものとなる。該装置
は、該表示装置上に背景を表示する機能を有する（図２
参照）。該装置はまた、背景上に重ねられたアクティブ
グラフィカルコントロールを表示する（ステップ20
2）。該アクティブグラフィカルコントロールは、グラ
フィカルコントロールと該グラフィカルコントロールが
表示される背景との間の最低レベルのコントラストを維
持するコントロールである。グラフィカルコントロール
と背景との間のコントラストのレベルがしきい値と比較
される（ステップ204）。該コントラストのレベルが該
しきい値よりも小さい場合には、グラフィカルコントロ
ールの外観を変更し、又はグラフィカルコントロールが
表示されている場所の近くの背景の外観を変更し、又は
背景とグラフィカルコントロールとの両方を変更するこ
とにより、視覚的な外観を変更する（ステップ206）。
外観を変更する１つの方法として色の変更が挙げられ
る。本書では、「色の変更」とは、色相、彩度、明度、
又はそれらの組み合せの変更を含むものである。 【００１１】今日使用されている表示装置は、一般にピ
クセルと呼ばれる小さな要素から構成されている。コン
トラストを測定する１つの方法として、背景ピクセルの
色を該背景ピクセルの隣り又は近くにあるグラフィカル
コントロール上のピクセル（以下グラフィカルコントロ
ールピクセルと称す）の色と比較することが挙げられる
（図３参照）。図３には理解が容易となるように数を少
なくしたピクセルを示した。グラフィカルコントロール
ピクセルによっては、該グラフィカルコントロールピク
セルに隣接する２つ以上の背景ピクセルを有する可能性
がある。例えば、グラフィカルコントロール304上のピ
クセル302は、背景ピクセル305,308,310に隣接してい
る。本発明の一実施形態では、グラフィカルコントロー
ルピクセルに隣接する各背景ピクセル間のコントラスト
が計算される。別の実施形態では、隣接する背景ピクセ
ルの平均とグラフィカルコントロールピクセルとの間の
コントラストが計算される。例えば、背景ピクセル312,
314,316の平均をグラフィカルコントロールピクセル318
と比較することが可能であり、背景ピクセル320,322,32
4の第２の平均をグラフィカルコントロールピクセル318
と比較することもまた可能である。別の一実施形態で
は、背景ピクセルと該背景ピクセルに隣接する全てのグ
ラフィカルコントロールピクセルとの間のコントラスト
が計算される。別の一実施形態では、背景ピクセルと該
背景ピクセルと最も多くの結合面を有するグラフィカル
コントロールピクセルとの間のコントラストが計算され
る。例えば、背景ピクセル314と共通の縁部を有すると
共に、他の背景ピクセル316,312と共通の隅部を有す
る、グラフィカルコントロールピクセル318を、共通の
縁部を有する背景ピクセル314と比較することが可能で
ある。一般に、今日の高解像度表示装置では、グラフィ
カルコントロールは、１ピクセルよりも幅が広いものと
なっている。グラフィカルコントロールの外周は、該グ
ラフィカルコントロールの縁部の周りのピクセルによっ
て画定される。背景ピクセルとグラフィカルコントロー
ルピクセルとの間のコントラストは、互いに隣接するピ
クセルに限定する必要のないものである。また背景又は
グラフィカルコントロールの領域又は範囲を使用してコ
ントラストの測度を計算することができる。幾つかのグ
ラフィカルコントロールは、例えばMicrosoft Windows
(R)環境におけるアイコンのように、透明と見なされる
ピクセルを含む。かかるピクセルは、グラフィカルコン
トロールの一部であるが、ユーザに対して背景を透かし
て見せることを可能にするものである。透明なピクセル
を含むグラフィカルコントロールでは、透明なピクセル
を通して見える背景ピクセルとグラフィカルコントロー
ル内の不透明のピクセルとの間のコントラストを計算す
ることが可能である。 【００１２】グラフィカルコントロールは多数の要素か
ら構成することが可能である。例えば、グラフィカルコ
ントロールがテキストである場合、該テキストストリン
グ中の各文字をグラフィカル要素とすることが可能であ
る。グラフィカルコントロールが、多数の要素を有する
場合には、各要素毎にコントラストが適当であることを
調べることが可能である。１つの要素と該要素の背景と
のコントラストがしきい値よりも低い場合に、該要素又
はその背景の外観のみを変更することが可能であり、又
は全ての要素の外観を変更することが可能である。 【００１３】コントラストを測定する方法は多数存在す
る。その１つの方法は、最も小さな知覚可能な差すなわ
ち△Lという測度を使用することである。該△Lは、背景
ピクセル及びグラフィカルコントロールピクセルの赤、
緑、及び青のピクセル値を使用して計算することができ
る。背景ピクセルとグラフィカルコントロールピクセル
との色の差が所定値の△Lよりも小さい場合に外観が変
更されることになる。△Lの計算は当業界で周知のもの
である。コントラストを計算するもう１つの方法は、背
景の各色成分（R,G,B）とそれに対応するグラフィカル
コントロールの色成分との差を比較することである。例
えば、赤の背景ピクセルと赤のグラフィカルコントロー
ルピクセルとの差をしきい値レベルと比較する（R1−R2
＜T）。全ての色成分（R,G,B）がしきい値未満の差を有
する場合に、外観が変更されることになる。△Lの計算
と類似したもう１つの方法として、所定の色値(color a
mount)を使用することが挙げられる。該方法を使用する
場合には、背景ピクセル及びグラフィカルコントロール
ピクセルのRGB成分が色空間へと変換され、次いで２つ
のピクセル間の距離が計算されることになる。該距離が
所定値未満である場合に外観が変更されることになる。
様々な色空間を使用することが可能であり、その例とし
てＣＩＥ、Munsell、及びＬＡＢ色空間を挙げることが
できる。 【００１４】背景とグラフィカルコントロールとのコン
トラストが所望の値未満であると判定された場合に外観
が変更されることになる。背景、グラフィカルコントロ
ール、又はその両者の組み合わせの外観を変更すること
が可能である。外観の変更は、個々のピクセルレベルで
行うことが可能であり、またマクロレベルで行うことが
可能である。第１のケースでは、しきい値未満のコント
ラストを有するピクセルのみ外観を変更し、第２のケー
スでは、既にしきい値よりも高いコントラストを有する
ピクセルの外観を変更することが可能である。例えば、
１色のグラフィカルコントロールと多色の背景とが存在
し、幾つかの背景色によって背景とグラフィカルコント
ロールとのコントラストレベルが所定レベル未満になる
場合、何を変更するかについては多数の選択肢が存在す
る。一実施形態では、しきい値未満のコントラストを有
する背景ピクセルの色のみが変更される。別の一実施形
態では、しきい値未満のコントラストを有するグラフィ
カルコントロールのピクセルの色が変更される。更に別
の実施形態では、コントラストがしきい値未満になった
際にグラフィカルコントロールピクセル及び背景ピクセ
ルの両方が変更される。更に別の実施形態では、グラフ
ィカルコントロールの全てのピクセルの色が変更され
る。グラフィカルコントロールの全てのピクセルの色が
変更される場合、その新たに選択される色は、グラフィ
カルコントロールの全てのピクセルがしきい値よりも高
いコントラストを有するよう選択される。１ピクセルの
色を変更する場合には、色相、彩度、明度、又はそのう
ちの任意の２つ若しくは３つ全ての組み合わせを変更す
ることが可能である。 【００１５】１レベルのプログラムのみを実行する装置
では、該プログラムが外観の変化を生じさせるものとな
る。複数レベルのプログラムを実行する装置では、第１
レベルのプログラムが外観を変更することが可能であ
り、又はそれよりも高いレベルのプログラムが外観を変
更することが可能である。 【００１６】本発明の上記説明は、本発明の例示及び解
説を目的として提示したものである。該説明は、本発明
を網羅すること及び本発明を本開示の厳密な形態に限定
することを意図したものではなく、上記教示に鑑み他の
修正及び変形を実施することが可能である。上記実施形
態は、本発明の原理及びその実際の応用例を最もよく説
明し、これにより当業者が自分の意図する特定の用途に
適した様々な実施形態及び様々な修正形態において最も
よく利用できるようにするために選択され説明されたも
のである。特許請求の範囲は、従来技術により限定され
る範囲を除き、本発明の他の代替的な実施形態を含むよ
う解釈されるべきである。 【００１７】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 １．アクティブグラフィカルコントロールであって、第
１の色を有する少なくとも１つの第１のピクセル(318)
を有する少なくとも１つのグラフィカル要素と、前記第
１のピクセルの近傍に背景中の少なくとも１つの色が存
在する場合に該背景中の該少なくとも１つの色を検出す
る手段とを含み、前記第１の色と前記背景中の前記少な
くとも１つの色との間のコントラストが所定レベル未満
である場合に前記少なくとも１つの第１のピクセルが少
なくとも１つの第２の色に変更されるよう構成される、
アクティブグラフィカルコントロール。 ２．前記背景中の少なくとも１つの第２の色が前記第１
のピクセルの近傍に存在し、該第２の色が、前記背景中
の前記第１の色と前記背景中の前記少なくとも１つの第
２の色との間のコントラストを所定レベルに維持するよ
う選択される、前項１に記載のアクティブグラフィカル
コントロール。 ３．アクティブグラフィカルコントロールであって、少
なくとも１つの第１の色を有し及び外周を有する第１の
グラフィカル要素と、少なくとも１つの背景色が前記外
周に隣接する場合に該少なくとも１つの背景色を検出す
る手段とを含み、前記少なくとも１つの背景色と前記第
１の色との間のコントラストが所定レベル未満である場
合に前記第１のグラフィカル要素が前記少なくとも１つ
の背景色を第２の背景色に変更するよう構成される、ア
クティブグラフィカルコントロール。 ４．アクティブグラフィカルコントロールであって、少
なくとも１つの第１の色を有し及び少なくとも１つの透
明成分を有する第１のグラフィカル要素と、少なくとも
１つの背景色が前記透明成分の下方に存在する場合に該
少なくとも１つの背景色を検出する手段とを含み、前記
第１の色と前記少なくとも１つの背景色との間のコント
ラストが所定レベル未満である場合に前記第１のグラフ
ィカル要素が前記少なくとも１つの背景色を異なる背景
色に変更するよう構成される、アクティブグラフィカル
コントロール。 ５．アクティブグラフィカルコントロールを表示する方
法であって、（a）該アクティブグラフィカルコントロ
ールの近傍の少なくとも１つの背景色を検出し、（b）
前記少なくとも１つの背景色と前記グラフィカルコント
ロール内の少なくとも１つの色との間のコントラストを
判定し、（c）前記第１の色と前記少なくとも１つの背
景色との間のコントラストが所定レベル未満である場合
に前記グラフィカルコントロール中の前記少なくとも１
つの色を少なくとも１つの第２の色に変更する、という
各ステップを含む方法。 ６．アクティブグラフィカルコントロールを表示する方
法であって、（a）背景に対してグラフィカルコントロ
ールを表示し(202)、（b）前記背景と前記グラフィカル
コントロールとの間の少なくとも１つのコントラストレ
ベルを判定し(204)、（c）前記少なくとも１つのコント
ラストレベルが所定値未満である場合に前記グラフィカ
ルコントロールの外観を変更する(206)、という各ステ
ップを含む方法。 ７．アクティブグラフィカルコントロールを表示する方
法であって、（a）該アクティブグラフィカルコントロ
ールに隣接する少なくとも１つの背景色を検出し、
（b）該少なくとも１つの背景色と前記アクティブグラ
フィカルコントロール中の少なくとも１つの色との間の
コントラストを判定し、（c）前記アクティブグラフィ
カルコントロールに隣接する前記少なくとも１つの背景
色と前記アクティブグラフィカルコントロール中の前記
少なくとも１つの色との間の前記コントラストが所定レ
ベル未満である場合に該少なくとも１つの背景色を第２
の色に変更する、という各ステップを含む方法。 ８．アクティブグラフィカルコントロールを表示するよ
う構成されたプログラムであって、少なくとも第１の色
を有し及び外周を有する第１のグラフィカル要素と、前
記外周に隣接する少なくとも１つの背景色とを含み前記
第１の色と前記少なくとも１つの背景色との間のコント
ラストが所定レベル未満である場合に前記第１のグラフ
ィカル要素が少なくとも１つの第２の色に変更されるよ
う構成される、プログラム。 ９．アクティブグラフィカルコントロールを表示するよ
う構成されたプログラムであって、少なくとも第１の色
を有し及び外周を有する第１のグラフィカル要素と、前
記外周に隣接する少なくとも１つの背景色とを含み、前
記第１の色と前記少なくとも１つの背景色との間のコン
トラストが所定レベル未満である場合に前記第１のグラ
フィカル要素が前記少なくとも１つの背景色を第２の背
景色に変更するよう構成される、プログラム。 10．アクティブグラフィカルコントロールを表示するよ
う構成されたプログラムであって、少なくとも第１の色
を有し及び少なくとも１つの透明成分を有する第１のグ
ラフィカル要素と、該透明成分の下方に存在する少なく
とも１つの背景色とを含み、前記第１の色と前記少なく
とも１つの背景色との間のコントラストが所定レベル未
満である場合に前記第１のグラフィカル要素が前記少な
くとも１つの背景色を第２の背景色に変更するよう構成
される、プログラム。 11．ディジタルカメラであって、表示領域と、該表示領
域に少なくとも１つのイメージを表示するよう構成され
たマイクロプロセッサであって、前記表示領域で前記表
示されたイメージ上に少なくとも１つのグラフィカルコ
ントロールを表示するよう構成され、前記イメージと前
記表示されるグラフィカルコントロールとの間に所定レ
ベルのコントラストが生じるよう該グラフィカルコント
ロールの少なくとも１つの色を選択する、マイクロプロ
セッサとを含むディジタルカメラ。
ルコントロールに関し、特に、背景に対して所定レベル
のコントラストを維持するアクティブグラフィカルコン
トロールに関する。 【０００２】 【従来の技術】デスクトップコンピュータ、携帯型コン
ピュータ、ＰＤＡ、ディジタルカメラ、手持型ゲーム装
置、及び背景を表示することができる表示装置を有する
任意の装置は、ユーザインタフェイス用のグラフィカル
コントロールが背景の色と近い場合に問題が生じ得るも
のである。例えば、ディジタルカメラは、一般に、該カ
メラにより記録されるディジタルイメージをユーザに表
示するオンボード型表示装置を使用している。該表示装
置はまた、該カメラに格納された複数のイメージ間をユ
ーザが移動することを可能にするために表示されるユー
ザインタフェイスコントロールを一般に有している。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】表示中のイメージの色
がユーザインタフェイスのグラフィカルコントロールを
表示するために使用される色と極めて近い場合に、該グ
ラフィカルコントロールが見え難くなる。もう１つ例が
Microsoft Windows(R)オペレーティングシステムのデス
クトップである。デスクトップ上のアイコン又はプログ
ラムのうちの１つの色と極めて近い色の背景又はパター
ンが同デスクトップ上に表示されると、該アイコン又は
プログラムが見え難くなる。したがって、グラフィカル
コントロールが表示されている領域に対して所定のコン
トラストを維持するグラフィカルコントロール又はユー
ザインタフェイスが必要である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】コントロールと該コント
ロールが表示される背景との間に最低レベルのコントラ
ストを自動的に維持するアクティブグラフィカルコント
ロールを提供する。 【０００５】 【発明の実施の形態】ディジタル装置には、該装置上で
２レベルのプログラムが実行されるものと、該装置上で
１レベルのプログラムのみが実行されるものとが存在す
る。携帯型コンピュータでは、一般に２レベルのプログ
ラムが実行される。すなわち、オペレーティングシステ
ムが第１レベルのプログラムであり、該オペレーティン
グシステム上で実行されるプログラムが第２レベルのプ
ログラムである。オペレーティングシステム上で実行さ
れることになるプログラムの一例がワードプロセッサ・
プログラムである。オペレーティングシステムは、一般
に、装置のハードウェアを制御し又は該ハードウェアの
ためのインタフェイスを提供するプログラムである。例
えば、オペレーティングシステムは一般に、メモリのア
ロケーション、記憶装置へのアクセス、表示装置へのア
クセス、及び装置の入力／出力チャネルを制御する。デ
ィジタルカメラは、一般に、該装置上で動作する１レベ
ルのプログラム（一般にファームウェアと呼ばれるも
の）しか有さない。ディジタルカメラ上のファームウェ
アは一般に、装置のオペレーティングシステムと同様の
働きをする。今日のディジタルカメラのファームウェア
は一般に、別のプログラムが動作するための環境を提供
するものではない。しかし、将来的には、ディジタルカ
メラは、第２レベルのプログラムが動作することを可能
にするようオペレーティングシステムを含むものとなる
可能性がある。 【０００６】実行されるプログラムを１レベルしか有さ
ない装置は一般に、表示装置に現在表示されているもの
全体にわたる完全な制御を有するものである。該装置
は、全てのグラフィカルコントロールの位置及び色を認
識しており、該グラフィカルコントロールの近く又は隣
りのピクセルの色を決定することが可能である。これ
は、表示される背景の複製を評価することにより、又は
表示メモリに対する読み出しを直接行うことにより、達
成することが可能である。また、かかる操作をハードウ
ェアで行うことを可能にする特別なハードウェアを装置
内に配設することが可能である。例えば、装置は、背景
表示平面及び前景表示オーバレイを有するグラフィカル
プロセッサを含むことが可能である。該グラフィカルプ
ロセッサは、背景表示平面の現在の内容と前景表示オー
バレイの各要素との間のコントラストを所定レベルに自
動的に維持するよう構成することが可能である。 【０００７】２レベル以上のプログラムを有する装置の
ためのオペレーティングシステムは、表示装置上にコン
トロールを表示することが可能であり、又はオペレーテ
ィングシステム上で実行されている第２レベルのプログ
ラムに表示装置上の幾つかの部分を割り当てることが可
能である。この場合、オペレーティングシステムは、表
示装置上に現在表示されているものを直接制御すること
ができない。オペレーティングシステムは、第２レベル
のプログラムにより表示されているものを制御すること
はできないが、表示装置上に表示されているものを決定
することは一般に可能である。第１レベルのプログラム
（オペレーティングシステム）は、それ自体のシステム
レベルのコールを使用して表示の内容を決定し、又は下
位レベルのコマンドを直接使用することが可能である。
該下位レベルのコマンドは、ビデオメモリにアクセス
し、又は表示中のファイルの複製を読み取ることが可能
なものである。 【０００８】表示装置を使用している第２レベルのプロ
グラムは、表示装置の全て又は一部を制御することが可
能である。第２レベルのプログラムは、その制御対象で
ある表示装置の各部に表示されているものを一般に認識
している。第２レベルのプログラムは、共通のシステム
コールを使用して、制御対象となる表示装置上の領域の
近傍に又は該領域に隣接して表示装置上に表示されてい
るものを見出すことがことが可能である。例えば、Micr
osoft Windows(R)オペレーティングシステム下では、プ
ログラムは、GetDiBits()を使用して表示装置の一領域
における現在の内容を決定することができる。したがっ
て、３タイプのプログラム（ファームウェア、オペレー
ティングシステム、及び第２レベルのプログラム）は全
て、表示装置上に現在表示されているものを決定するこ
とができる。 【０００９】装置の表示領域は多くの目的に使用するこ
とができる。一般に、表示領域は、プログラム用のコン
トロールを表示するため又は装置のユーザインタフェイ
ス用のコントロールを表示するために使用される。多く
の場合、該プログラム用コントロール又はユーザインタ
フェイス用コントロールは、背景に対して表示装置上に
表示される（図１参照）。該背景は、例えば、イメー
ジ、パターン、色、ビデオ等である。殆どのオペレーテ
ィングシステムでは、背景として何を表示するかをユー
ザが選択することが可能となっている。幾つかの装置、
例えばディジタルカメラは、該装置上にイメージを表示
し、該イメージ上に重ねられた該カメラのユーザインタ
フェイス用のグラフィカルコントロールを有する。この
場合には、該イメージが背景と見なされる。背景102の
色が、プログラム又は装置用のグラフィカルコントロー
ル104の色に近い場合には、グラフィカルコントロール1
04が見え難くなる。該グラフィカルコントロールは、例
えば、ユーザがプログラム又は装置と対話することを可
能にするために表示装置上に表示されるアイコン、ビッ
トマップ、又はテキスト等である。例えば、グラフィカ
ルコントロールは、ドロップダウンメニュー、ボタン、
矢印、十字線、エディットボックス、アイコン、図形、
サムネイル、及び写真とすることが可能であるが、これ
らに限定されるものではない。 【００１０】本発明の一実施形態では、ディジタル装置
は、該装置上に表示装置を有するものとなる。該装置
は、該表示装置上に背景を表示する機能を有する（図２
参照）。該装置はまた、背景上に重ねられたアクティブ
グラフィカルコントロールを表示する（ステップ20
2）。該アクティブグラフィカルコントロールは、グラ
フィカルコントロールと該グラフィカルコントロールが
表示される背景との間の最低レベルのコントラストを維
持するコントロールである。グラフィカルコントロール
と背景との間のコントラストのレベルがしきい値と比較
される（ステップ204）。該コントラストのレベルが該
しきい値よりも小さい場合には、グラフィカルコントロ
ールの外観を変更し、又はグラフィカルコントロールが
表示されている場所の近くの背景の外観を変更し、又は
背景とグラフィカルコントロールとの両方を変更するこ
とにより、視覚的な外観を変更する（ステップ206）。
外観を変更する１つの方法として色の変更が挙げられ
る。本書では、「色の変更」とは、色相、彩度、明度、
又はそれらの組み合せの変更を含むものである。 【００１１】今日使用されている表示装置は、一般にピ
クセルと呼ばれる小さな要素から構成されている。コン
トラストを測定する１つの方法として、背景ピクセルの
色を該背景ピクセルの隣り又は近くにあるグラフィカル
コントロール上のピクセル（以下グラフィカルコントロ
ールピクセルと称す）の色と比較することが挙げられる
（図３参照）。図３には理解が容易となるように数を少
なくしたピクセルを示した。グラフィカルコントロール
ピクセルによっては、該グラフィカルコントロールピク
セルに隣接する２つ以上の背景ピクセルを有する可能性
がある。例えば、グラフィカルコントロール304上のピ
クセル302は、背景ピクセル305,308,310に隣接してい
る。本発明の一実施形態では、グラフィカルコントロー
ルピクセルに隣接する各背景ピクセル間のコントラスト
が計算される。別の実施形態では、隣接する背景ピクセ
ルの平均とグラフィカルコントロールピクセルとの間の
コントラストが計算される。例えば、背景ピクセル312,
314,316の平均をグラフィカルコントロールピクセル318
と比較することが可能であり、背景ピクセル320,322,32
4の第２の平均をグラフィカルコントロールピクセル318
と比較することもまた可能である。別の一実施形態で
は、背景ピクセルと該背景ピクセルに隣接する全てのグ
ラフィカルコントロールピクセルとの間のコントラスト
が計算される。別の一実施形態では、背景ピクセルと該
背景ピクセルと最も多くの結合面を有するグラフィカル
コントロールピクセルとの間のコントラストが計算され
る。例えば、背景ピクセル314と共通の縁部を有すると
共に、他の背景ピクセル316,312と共通の隅部を有す
る、グラフィカルコントロールピクセル318を、共通の
縁部を有する背景ピクセル314と比較することが可能で
ある。一般に、今日の高解像度表示装置では、グラフィ
カルコントロールは、１ピクセルよりも幅が広いものと
なっている。グラフィカルコントロールの外周は、該グ
ラフィカルコントロールの縁部の周りのピクセルによっ
て画定される。背景ピクセルとグラフィカルコントロー
ルピクセルとの間のコントラストは、互いに隣接するピ
クセルに限定する必要のないものである。また背景又は
グラフィカルコントロールの領域又は範囲を使用してコ
ントラストの測度を計算することができる。幾つかのグ
ラフィカルコントロールは、例えばMicrosoft Windows
(R)環境におけるアイコンのように、透明と見なされる
ピクセルを含む。かかるピクセルは、グラフィカルコン
トロールの一部であるが、ユーザに対して背景を透かし
て見せることを可能にするものである。透明なピクセル
を含むグラフィカルコントロールでは、透明なピクセル
を通して見える背景ピクセルとグラフィカルコントロー
ル内の不透明のピクセルとの間のコントラストを計算す
ることが可能である。 【００１２】グラフィカルコントロールは多数の要素か
ら構成することが可能である。例えば、グラフィカルコ
ントロールがテキストである場合、該テキストストリン
グ中の各文字をグラフィカル要素とすることが可能であ
る。グラフィカルコントロールが、多数の要素を有する
場合には、各要素毎にコントラストが適当であることを
調べることが可能である。１つの要素と該要素の背景と
のコントラストがしきい値よりも低い場合に、該要素又
はその背景の外観のみを変更することが可能であり、又
は全ての要素の外観を変更することが可能である。 【００１３】コントラストを測定する方法は多数存在す
る。その１つの方法は、最も小さな知覚可能な差すなわ
ち△Lという測度を使用することである。該△Lは、背景
ピクセル及びグラフィカルコントロールピクセルの赤、
緑、及び青のピクセル値を使用して計算することができ
る。背景ピクセルとグラフィカルコントロールピクセル
との色の差が所定値の△Lよりも小さい場合に外観が変
更されることになる。△Lの計算は当業界で周知のもの
である。コントラストを計算するもう１つの方法は、背
景の各色成分（R,G,B）とそれに対応するグラフィカル
コントロールの色成分との差を比較することである。例
えば、赤の背景ピクセルと赤のグラフィカルコントロー
ルピクセルとの差をしきい値レベルと比較する（R1−R2
＜T）。全ての色成分（R,G,B）がしきい値未満の差を有
する場合に、外観が変更されることになる。△Lの計算
と類似したもう１つの方法として、所定の色値(color a
mount)を使用することが挙げられる。該方法を使用する
場合には、背景ピクセル及びグラフィカルコントロール
ピクセルのRGB成分が色空間へと変換され、次いで２つ
のピクセル間の距離が計算されることになる。該距離が
所定値未満である場合に外観が変更されることになる。
様々な色空間を使用することが可能であり、その例とし
てＣＩＥ、Munsell、及びＬＡＢ色空間を挙げることが
できる。 【００１４】背景とグラフィカルコントロールとのコン
トラストが所望の値未満であると判定された場合に外観
が変更されることになる。背景、グラフィカルコントロ
ール、又はその両者の組み合わせの外観を変更すること
が可能である。外観の変更は、個々のピクセルレベルで
行うことが可能であり、またマクロレベルで行うことが
可能である。第１のケースでは、しきい値未満のコント
ラストを有するピクセルのみ外観を変更し、第２のケー
スでは、既にしきい値よりも高いコントラストを有する
ピクセルの外観を変更することが可能である。例えば、
１色のグラフィカルコントロールと多色の背景とが存在
し、幾つかの背景色によって背景とグラフィカルコント
ロールとのコントラストレベルが所定レベル未満になる
場合、何を変更するかについては多数の選択肢が存在す
る。一実施形態では、しきい値未満のコントラストを有
する背景ピクセルの色のみが変更される。別の一実施形
態では、しきい値未満のコントラストを有するグラフィ
カルコントロールのピクセルの色が変更される。更に別
の実施形態では、コントラストがしきい値未満になった
際にグラフィカルコントロールピクセル及び背景ピクセ
ルの両方が変更される。更に別の実施形態では、グラフ
ィカルコントロールの全てのピクセルの色が変更され
る。グラフィカルコントロールの全てのピクセルの色が
変更される場合、その新たに選択される色は、グラフィ
カルコントロールの全てのピクセルがしきい値よりも高
いコントラストを有するよう選択される。１ピクセルの
色を変更する場合には、色相、彩度、明度、又はそのう
ちの任意の２つ若しくは３つ全ての組み合わせを変更す
ることが可能である。 【００１５】１レベルのプログラムのみを実行する装置
では、該プログラムが外観の変化を生じさせるものとな
る。複数レベルのプログラムを実行する装置では、第１
レベルのプログラムが外観を変更することが可能であ
り、又はそれよりも高いレベルのプログラムが外観を変
更することが可能である。 【００１６】本発明の上記説明は、本発明の例示及び解
説を目的として提示したものである。該説明は、本発明
を網羅すること及び本発明を本開示の厳密な形態に限定
することを意図したものではなく、上記教示に鑑み他の
修正及び変形を実施することが可能である。上記実施形
態は、本発明の原理及びその実際の応用例を最もよく説
明し、これにより当業者が自分の意図する特定の用途に
適した様々な実施形態及び様々な修正形態において最も
よく利用できるようにするために選択され説明されたも
のである。特許請求の範囲は、従来技術により限定され
る範囲を除き、本発明の他の代替的な実施形態を含むよ
う解釈されるべきである。 【００１７】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 １．アクティブグラフィカルコントロールであって、第
１の色を有する少なくとも１つの第１のピクセル(318)
を有する少なくとも１つのグラフィカル要素と、前記第
１のピクセルの近傍に背景中の少なくとも１つの色が存
在する場合に該背景中の該少なくとも１つの色を検出す
る手段とを含み、前記第１の色と前記背景中の前記少な
くとも１つの色との間のコントラストが所定レベル未満
である場合に前記少なくとも１つの第１のピクセルが少
なくとも１つの第２の色に変更されるよう構成される、
アクティブグラフィカルコントロール。 ２．前記背景中の少なくとも１つの第２の色が前記第１
のピクセルの近傍に存在し、該第２の色が、前記背景中
の前記第１の色と前記背景中の前記少なくとも１つの第
２の色との間のコントラストを所定レベルに維持するよ
う選択される、前項１に記載のアクティブグラフィカル
コントロール。 ３．アクティブグラフィカルコントロールであって、少
なくとも１つの第１の色を有し及び外周を有する第１の
グラフィカル要素と、少なくとも１つの背景色が前記外
周に隣接する場合に該少なくとも１つの背景色を検出す
る手段とを含み、前記少なくとも１つの背景色と前記第
１の色との間のコントラストが所定レベル未満である場
合に前記第１のグラフィカル要素が前記少なくとも１つ
の背景色を第２の背景色に変更するよう構成される、ア
クティブグラフィカルコントロール。 ４．アクティブグラフィカルコントロールであって、少
なくとも１つの第１の色を有し及び少なくとも１つの透
明成分を有する第１のグラフィカル要素と、少なくとも
１つの背景色が前記透明成分の下方に存在する場合に該
少なくとも１つの背景色を検出する手段とを含み、前記
第１の色と前記少なくとも１つの背景色との間のコント
ラストが所定レベル未満である場合に前記第１のグラフ
ィカル要素が前記少なくとも１つの背景色を異なる背景
色に変更するよう構成される、アクティブグラフィカル
コントロール。 ５．アクティブグラフィカルコントロールを表示する方
法であって、（a）該アクティブグラフィカルコントロ
ールの近傍の少なくとも１つの背景色を検出し、（b）
前記少なくとも１つの背景色と前記グラフィカルコント
ロール内の少なくとも１つの色との間のコントラストを
判定し、（c）前記第１の色と前記少なくとも１つの背
景色との間のコントラストが所定レベル未満である場合
に前記グラフィカルコントロール中の前記少なくとも１
つの色を少なくとも１つの第２の色に変更する、という
各ステップを含む方法。 ６．アクティブグラフィカルコントロールを表示する方
法であって、（a）背景に対してグラフィカルコントロ
ールを表示し(202)、（b）前記背景と前記グラフィカル
コントロールとの間の少なくとも１つのコントラストレ
ベルを判定し(204)、（c）前記少なくとも１つのコント
ラストレベルが所定値未満である場合に前記グラフィカ
ルコントロールの外観を変更する(206)、という各ステ
ップを含む方法。 ７．アクティブグラフィカルコントロールを表示する方
法であって、（a）該アクティブグラフィカルコントロ
ールに隣接する少なくとも１つの背景色を検出し、
（b）該少なくとも１つの背景色と前記アクティブグラ
フィカルコントロール中の少なくとも１つの色との間の
コントラストを判定し、（c）前記アクティブグラフィ
カルコントロールに隣接する前記少なくとも１つの背景
色と前記アクティブグラフィカルコントロール中の前記
少なくとも１つの色との間の前記コントラストが所定レ
ベル未満である場合に該少なくとも１つの背景色を第２
の色に変更する、という各ステップを含む方法。 ８．アクティブグラフィカルコントロールを表示するよ
う構成されたプログラムであって、少なくとも第１の色
を有し及び外周を有する第１のグラフィカル要素と、前
記外周に隣接する少なくとも１つの背景色とを含み前記
第１の色と前記少なくとも１つの背景色との間のコント
ラストが所定レベル未満である場合に前記第１のグラフ
ィカル要素が少なくとも１つの第２の色に変更されるよ
う構成される、プログラム。 ９．アクティブグラフィカルコントロールを表示するよ
う構成されたプログラムであって、少なくとも第１の色
を有し及び外周を有する第１のグラフィカル要素と、前
記外周に隣接する少なくとも１つの背景色とを含み、前
記第１の色と前記少なくとも１つの背景色との間のコン
トラストが所定レベル未満である場合に前記第１のグラ
フィカル要素が前記少なくとも１つの背景色を第２の背
景色に変更するよう構成される、プログラム。 10．アクティブグラフィカルコントロールを表示するよ
う構成されたプログラムであって、少なくとも第１の色
を有し及び少なくとも１つの透明成分を有する第１のグ
ラフィカル要素と、該透明成分の下方に存在する少なく
とも１つの背景色とを含み、前記第１の色と前記少なく
とも１つの背景色との間のコントラストが所定レベル未
満である場合に前記第１のグラフィカル要素が前記少な
くとも１つの背景色を第２の背景色に変更するよう構成
される、プログラム。 11．ディジタルカメラであって、表示領域と、該表示領
域に少なくとも１つのイメージを表示するよう構成され
たマイクロプロセッサであって、前記表示領域で前記表
示されたイメージ上に少なくとも１つのグラフィカルコ
ントロールを表示するよう構成され、前記イメージと前
記表示されるグラフィカルコントロールとの間に所定レ
ベルのコントラストが生じるよう該グラフィカルコント
ロールの少なくとも１つの色を選択する、マイクロプロ
セッサとを含むディジタルカメラ。
【図面の簡単な説明】
【図１】背景と類似した色を有するグラフィカルコント
ロールを使用した表示の一例を示す説明図である。 【図２】本発明の１つの実施形態を示すフローチャート
である。 【図３】グラフィカルコントロールの１セグメントを拡
大して示す説明図である。 【符号の説明】 102 背景 104 グラフィカルコントロール 302 ピクセル 304 グラフィカルコントロール 305,308,310,312,314,316,320,322 背景ピクセル 318 グラフィカルコントロールピクセル
ロールを使用した表示の一例を示す説明図である。 【図２】本発明の１つの実施形態を示すフローチャート
である。 【図３】グラフィカルコントロールの１セグメントを拡
大して示す説明図である。 【符号の説明】 102 背景 104 グラフィカルコントロール 302 ピクセル 304 グラフィカルコントロール 305,308,310,312,314,316,320,322 背景ピクセル 318 グラフィカルコントロールピクセル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジェイムス・ダブリュー・オーウェンズ
アメリカ合衆国コロラド州80525，フォー
トコリンズ，ブトンウッド・ドライブ・
1321
Ｆターム(参考） 5E501 AA02 BA03 BA06 CA03 CB02
CB09 EA05 EA11 FA04 FA14
FB28 FB43
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】アクティブグラフィカルコントロールであ
って、 第１の色を有する少なくとも１つの第１のピクセル(31
8)を有する少なくとも１つのグラフィカル要素と、 前記第１のピクセルの近傍に背景中の少なくとも１つの
色が存在する場合に該背景中の該少なくとも１つの色を
検出する手段とを含み、 前記第１の色と前記背景中の前記少なくとも１つの色と
の間のコントラストが所定レベル未満である場合に前記
少なくとも１つの第１のピクセルが少なくとも１つの第
２の色に変更されるよう構成される、アクティブグラフ
ィカルコントロール。
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|---|---|---|---|
| US10/023,608 US20030112253A1 (en) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | Method and apparatus for active graphical controls |
| US10/023608 | 2001-12-17 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=21816163
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