JP2003195934A - 故障診断システム、故障診断装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

故障診断システム、故障診断装置、及びコンピュータプログラム

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JP2003195934A
JP2003195934A JP2001399322A JP2001399322A JP2003195934A JP 2003195934 A JP2003195934 A JP 2003195934A JP 2001399322 A JP2001399322 A JP 2001399322A JP 2001399322 A JP2001399322 A JP 2001399322A JP 2003195934 A JP2003195934 A JP 2003195934A
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Sumiaki Matsumoto
純明 松本
Yuzo Kano
雄三 加納
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良孝 瀬田
Masato Fuji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障診断に用いるデータのデータサイズを可
及的に小さくし、設備等の遠隔地からでも故障の診断を
行うことができる故障診断システム、故障診断装置、及
びコンピュータプログラムを提供する。 【解決手段】 対象設備の複数の状態を夫々表す状態信
号の時間的変化パターンを夫々複数の状態データとして
記録し、状態データの中から、指定された故障の診断に
必要な組み合わせの状態データ31,32を抽出し、抽
出された状態データ31,32を、時間軸方向へ圧縮し
て時間圧縮データ43へ変換し、対象設備が異常である
場合の前記組み合わせの状態データから得られる時間圧
縮データである異常事例データと、時間圧縮データ43
とを照合し、照合結果に基づいて、対象設備の故障の診
断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場等の設備の故
障を診断する故障診断システム、該故障診断システムに
使用する故障診断装置、及びコンピュータを故障診断装
置として機能させるためのコンピュータプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】工場等の設備の保守にあっては、設備に
故障が発生した場合に、この設備の専門的知識を有する
作業者が、設備の制御を行うためのPLC(プログラマブ
ルロジックコントローラ)及び/又は各種センサからの
出力信号(状態信号)を確認し、故障の特定を行うこと
が多い。
【0003】しかし、故障の診断を行う作業者が設備に
ついての専門的知識を有している必要があり、また専門
的知識を有している作業者にあっても、故障の特定には
時間がかかる等の問題があった。そこで、特開平9-2680
5号公報では、故障が発生したときのPLC内の各種情報を
記憶しておき、この情報と、正常動作中のPLC内の各種
情報とを比較し、故障の診断を行う故障診断装置が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、設備
が正常動作中であっても、設備は様々な状態に時間的に
変化しており、正常動作中のPLC内の各種情報は、非常
に多くの種類が存在することとなるため、上述の如き特
開平9-26805号公報に開示されている故障診断装置にあ
っては、予め記憶しておく必要がある正常動作中のPLC
内の情報のデータサイズが非常に大きいものとなり、故
障発生時のPLC内の情報を、各パターンの正常動作中の
情報に対して比較する必要があるため、故障診断時の比
較回数が多いものとなっていた。
【0005】また、特に設備が大規模なものである場
合、PLCは多数のセンサから出力された信号に基づいて
設備の制御を行うため、PLCが扱う情報量も多くなり、
これによって故障診断に用いる正常動作中のPLC内の各
種情報のデータサイズが非常に大きいものとなってい
た。
【0006】また、特開平9-26805号公報に開示されて
いる故障診断装置を用いて設備の故障診断を行う場合で
あっても、この故障診断装置が設備内に設けられたPLC
に接続されており、設備内又はその近傍に配置される必
要が有ることから、設備の故障に対応する作業者が設備
内又はその近傍に居ないときには、作業者が事前に故障
を特定することができず、予めどのような故障かを予想
し、その故障に対応できる準備をした後に設備へ向かう
必要があった。また予想した故障ではなかった場合に
は、再度その故障に対応できる道具等を用意しに帰らな
ければならない等、多くの手間を要していた。
【0007】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、故障の診断に用いるデータのサイズを小さい
ものとし、また故障診断時のデータの比較回数(データ
照合回数)を少なくすることができる故障診断システ
ム、該故障診断システムに使用する故障診断装置、及び
コンピュータを故障診断装置として機能させるためのコ
ンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、設備の故障が
発生した場合に、遠隔地から故障の診断を行うことがで
きる故障診断システム及び故障診断装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る対象設備の複数の状態を夫々表す状態
信号の時間的変化パターンを夫々複数の状態データとし
て記録し、記録した状態データに基づいて、対象設備の
故障を診断する故障診断装置を備える故障診断システム
において、前記故障診断装置は、記録された複数の状態
データから特定の組み合わせの状態データを抽出する抽
出手段と、該抽出手段によって抽出された状態データ
を、時間軸方向へ圧縮して時間圧縮データへ変換する変
換手段と、対象設備が異常である場合の前記特定の組み
合わせの状態データが前記変換手段によって変換された
ときに得られる時間圧縮データである異常事例データを
予め記憶してある記憶部と、前記変換手段によって変換
された時間圧縮データと、前記記憶部に記憶してある異
常事例データとを比較し、前記時間圧縮データに前記異
常事例データと一致する部分が含まれるか否かを判別す
ることにより、前記時間圧縮データと前記異常事例デー
タとを照合する照合手段と、該照合手段の照合結果に基
づき、対象設備の故障を診断する診断手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0010】上記発明によれば、照合に用いられる時間
圧縮データ及び異常事例データが、特定の組み合わせの
状態データを時間軸方向へ圧縮したときに得られる形式
のデータであることから、状態データに比べて、時間圧
縮データ及び異常事例データのデータサイズを小さくす
ることができる。
【0011】また、全ての状態データの一部に、特定の
故障に関係していない状態データが含まれる場合、同じ
故障が発生したときの状態データのパターンの中には、
故障に関係していない状態データのみが異なるパターン
を示す複数種類のものが含まれることとなる。従って、
時間圧縮データ及び異常事例データは、複数の状態デー
タから抽出された特定の組み合わせの状態データを用い
て生成されたものであるので、例えば故障が発生したと
きに、この故障に関係している状態データのみから生成
された時間圧縮データ(又はこれと同一のデータであっ
て、他の方法により生成されたデータ)を、異常事例デ
ータとすることにより、データサイズを小さくすること
ができる。
【0012】上記発明においては、前記変換手段が、前
記抽出手段によって抽出された状態データのうち、連続
する複数の時点で各状態データのデータ値が何れも変化
しない部分を、該変化しない部分での各状態データのデ
ータ値を表すデータ列へ圧縮し、圧縮した1又は複数の
データ列を含む時間圧縮データへ変換するように構成す
ることもできる。これにより、故障の診断に必要な各状
態データのデータ値の関係を保ったまま、データサイズ
を小さくすることができる。
【0013】上記発明においては、前記診断手段が、前
記前記変換手段によって変換された時間圧縮データのう
ち、前記異常事例データと一致しているデータ列の数を
演算する演算手段を更に有し、該演算手段による演算結
果に基づき、対象設備の故障を診断するように構成する
こともできる。
【0014】上記発明においては、前記記憶部が、対象
設備が正常である場合の前記特定の組み合わせの状態デ
ータが前記変換手段によって変換されたときに得られる
時間圧縮データである正常事例データを予め記憶してあ
り、前記照合手段が、前記変換手段によって変換された
時間圧縮データと、前記記憶部に記憶してある正常事例
データとを照合するように構成することもできる。これ
により、異常事例データとの照合だけでなく、正常事例
データとの照合を行い、更に正確な故障診断を行うこと
ができる。
【0015】上記発明においては、通信ネットワークを
介して前記故障診断装置との間でデータの送受信をする
ことが可能な情報処理装置を更に備え、前記故障診断装
置が、前記診断手段による診断結果を表す診断結果デー
タを前記情報処理装置へ送信する送信手段を更に具備
し、前記情報処理装置が、前記故障診断装置によって送
信された診断結果データを受信した場合に、該診断結果
データが表す診断結果を出力する出力手段を具備する構
成とすることもできる。これにより、対象設備の遠隔地
に設けられた情報処理装置により、作業者が故障に対応
するために対象設備へ向かう前に、この作業者に故障の
診断結果を通知することができ、作業者の手間を削減す
ることが期待できる。
【0016】上記発明においては、前記情報処理装置
が、与えられた故障を特定する故障特定情報を前記故障
診断装置へ送信する送信手段を更に具備し、前記故障診
断装置が、前記情報処理装置によって送信された故障特
定情報を受信した場合に、前記抽出手段が、記録された
状態データのうち、該故障特定情報によって特定される
故障の診断に必要な組み合わせの状態データを抽出する
ように構成することもできる。これにより、例えば或る
程度故障に対して専門的な知識を有する作業者がどのよ
うな故障が対象設備に発生したかを予想し、この故障を
特定する故障特定情報を情報処理装置へ入力することに
より、故障特定情報が故障診断装置へ送信され、この結
果、故障特定情報により特定される故障に対する故障の
診断が開始されることとなり、効率的に故障の診断を行
うことができる。
【0017】上記発明においては、前記故障診断装置
が、対象設備の異常発生を検出する検出手段と、該検出
手段によって対象設備の異常発生が検出された場合に、
異常発生を通知するための通知データを前記情報処理装
置へ送信する送信手段とを更に具備し、前記情報処理装
置が、前記故障診断装置から送信された通知データを受
信した場合に、異常発生を通知するための異常発生通知
情報を出力する出力手段を具備する構成とすることもで
きる。これにより、情報処理装置によって、これを使用
する作業者に異常(故障)の発生を通知することができ
る。
【0018】上記発明においては、前記情報処理装置
が、HTMLデータを外部から受信した場合に、受信したHT
MLデータをWebページとして出力し、前記故障診断装置
が、前記診断結果データを、HTMLデータとして生成する
ように構成することもできる。これにより、広く普及し
ているウェブブラウザ等のコンピュータプログラムがイ
ンストールされているコンピュータを、情報処理装置と
して利用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
故障診断システムについて、図面を参照しながら具体的
に説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態に係る故障診
断システムの構成を示す模式図である。1はコンピュー
タである。図に示すように、コンピュータ1は、インタ
ーネット2を介して、他のコンピュータ3との間でデー
タの送受信を行うことが可能である。
【0021】図2は、コンピュータ1の構成を示すブロ
ック図である。コンピュータ1は、CPU4,ROM
5,RAM6,ディスク読取部7,ハードディスク8,
画像出力インタフェース9,入出力インタフェース1
0,及び通信インタフェース11を備えている。
【0022】CPU4は、RISC型、CISC型、及びVLIW型
等のマイクロプロセッサであり、バスを介してROM
5,RAM6,ディスク読取部7,ハードディスク8,
画像出力インタフェース9,入出力インタフェース1
0,及び通信インタフェース11に接続されている。C
PU4は、ROM5に記憶されているコンピュータプロ
グラム又はRAM6にロードされたコンピュータプログ
ラムを実行することが可能である。そして、後述するよ
うな本発明に係るコンピュータプログラムをCPU4が
実行することにより、コンピュータ1が本発明に係る故
障診断装置として機能する。
【0023】ROM5は、マスクROM、PROM、E
PROM、EEPROM等から構成されており、CPU
4に実行されるコンピュータプログラム及びこれに用い
るデータ等が記録されている。
【0024】RAM6は、SRAM又はDRAM等によ
り構成されている。RAM6は、ROM5,ハードディ
スク8等に記憶されているコンピュータプログラムを実
行するときに、このコンピュータプログラムがロードさ
れ、CPU4の作業領域として利用される。
【0025】ディスク読取部7は、フレキシブルディス
クドライブ、CD−ROMドライブ、又はDVD−RO
Mドライブ等から構成されており、可搬型記録媒体12
を装脱することが可能であり、装着した可搬型記録媒体
12に記録されたコンピュータプログラム又はデータを
読み出すことができる。
【0026】ハードディスク8は、オペレーティングシ
ステムをはじめ、CPU4に実行させるための種々のコ
ンピュータプログラムがインストールされている。
【0027】また、ハードディス8には、外部からHTTP
プロトコルによるHTMLデータの送信要求データが受信さ
れた場合に、該当するHTMLデータをハードディスク8内
から読み出し、又は生成し、これを要求元へ送信するた
めのコンピュータプログラム(HTTPサーバプログラム)
がインストールされている。このコンピュータプログラ
ムが、CPU4に実行されることにより、コンピュータ
1はHTTPサーバとして機能する。
【0028】画像出力インタフェース9は、LCD又は
CRT等で構成された表示装置13に接続されており、
CPU4から与えられた画像データを表示装置13に出
力するようになっている。表示装置13は、入力した画
像データに従って、画像(画面)を表示する。
【0029】入出力インタフェース10は、例えばUS
B,IEEE1394,RS-232C等のシリアルインタフェース、SC
SI,IDE,IEEE1284等のパラレルインタフェース、D/
A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェ
ース等から構成されている。入出力インタフェース10
には、キーボード及びマウス等の入力装置14が接続さ
れており、ユーザ(作業者)が入力装置14を使用する
ことにより、コンピュータ1にデータを入力することが
可能である。また、入出力インタフェース10には、PL
C(プログラマブルロジックコントローラ)15が接続
されている。
【0030】PLC15は、工場内の設備に設けられた各
種センサ、及びアクチュエータの駆動回路等に接続され
ており、かかる設備の動作制御を行うように、予め制御
用プログラムが記録されたメモリ及びマイクロプロセッ
サ等が内蔵されている。そして、PLC15は、接続され
たセンサから出力される信号(状態信号)を取り込み、
この状態信号をコンピュータ1の入出力インタフェース
10へ出力するようになっている。更に具体的には、各
センサは低電圧と高電圧の2種類の出力信号を発生す
る。PLC15はこのような信号のうち、低電圧の信号を
0に、高電圧の信号を1に対応付け、デジタル信号とし
てコンピュータ1へ出力する。また、PLC15は、接続
されたセンサの出力により、設備の故障、異常等の発生
を検出しこれを通知するデータをコンピュータ1へ出力
するようにもなっている。
【0031】通信インタフェース11は、例えばモデ
ム、TA及びDSU、又はEthernet(登録商標)用のインタ
フェースであり、TCP/IPを使用してインターネット2に
接続された他の機器との間でデータの送受信が可能であ
る。
【0032】本発明に係る故障診断装置のコンピュータ
プログラムは、可搬型記録媒体12に記録されており、
又はインターネット2に接続されたサーバコンピュータ
の記録装置に記録されており、コンピュータ1は、ディ
スク読取部7により可搬型記録媒体12からコンピュー
タプログラムを読み取り、又は通信インタフェース11
によってサーバコンピュータからコンピュータプログラ
ムをダウンロードし、ハードディスク8に格納し、格納
されたコンピュータプログラムをCPU4がRAM6に
ロードすることによって、コンピュータ1は本発明の故
障診断装置として機能する。
【0033】図3は、コンピュータ3の構成を示すブロ
ック図である。コンピュータ3は、CPU16,ROM
17,RAM18,ディスク読取部19,ハードディス
ク20,画像出力インタフェース21,入出力インタフ
ェース22,及び通信インタフェース23を備えてい
る。
【0034】CPU16は、RISC型、CISC型、及びVLIW
型等のマイクロプロセッサであり、バスを介してROM
17,RAM18,ディスク読取部19,ハードディス
ク20,画像出力インタフェース21,入出力インタフ
ェース22,及び通信インタフェース23に接続されて
いる。CPU16は、ROM17に記憶されているコン
ピュータプログラム又はRAM18にロードされたコン
ピュータプログラムを実行することが可能である。
【0035】ROM17は、マスクROM、PROM、
EPROM、EEPROM等から構成されており、CP
U16に実行されるコンピュータプログラム及びこれに
用いるデータ等が記録されている。
【0036】RAM18は、SRAM又はDRAM等に
より構成されている。RAM18は、ROM17,ハー
ドディスク20等に記憶されているコンピュータプログ
ラムを実行するときに、このコンピュータプログラムが
ロードされ、CPU16の作業領域として利用される。
【0037】ディスク読取部19は、フレキシブルディ
スクドライブ、CD−ROMドライブ、又はDVD−R
OMドライブ等から構成されており、可搬型記録媒体2
4を装脱することが可能であり、装着した可搬型記録媒
体24に記録されたコンピュータプログラム又はデータ
を読み出すことができる。
【0038】ハードディスク20は、オペレーティング
システムをはじめ、CPU16に実行させるための種々
のコンピュータプログラムがインストールされている。
【0039】画像出力インタフェース21は、LCD又
はCRT等で構成された表示装置25に接続されてお
り、CPU16から与えられた画像データを表示装置2
5に出力するようになっている。表示装置25は、入力
した画像データに従って、画像(画面)を表示する。
【0040】またハードディスク20には、HTMLデータ
(XMLデータ及びDHTMLデータ等、HTMLデータに準ずる形
式のデータ、JPEG,GIF等の画像データ等を含む)を受信
したときに、この記述に従って画像データを生成し、We
bページとして表示装置25に表示させるためのコンピ
ュータプログラム(ウェブブラウザ)がインストールさ
れている。
【0041】入出力インタフェース22は、例えばUS
B,IEEE1394,RS-232C等のシリアルインタフェース、SC
SI,IDE,IEEE1284等のパラレルインタフェース、D/
A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェ
ース等から構成されている。入出力インタフェース22
には、キーボード及びマウス等の入力装置26が接続さ
れており、ユーザ(作業者)が入力装置26を使用する
ことにより、コンピュータ3にデータを入力することが
可能である。
【0042】通信インタフェース23は、例えばモデ
ム、TA及びDSU、又はEthernet(登録商標)用のインタ
フェースであり、TCP/IPを使用してインターネット2に
接続された他の機器との間でデータの送受信が可能であ
る。
【0043】次に、本実施の形態に係る故障診断システ
ムの動作について説明する。コンピュータ1に内蔵され
るCPU4は、次のようなコンピュータプログラムを実
行する。図4は、本発明に係る故障診断システムの処理
手順の一つを示すフローチャートである。
【0044】CPU4は、以下に説明するようなデータ
ロギング処理を行う。まずCPU4は、入出力インタフ
ェース10によってPLC15から取り込んだ状態信号
(デジタル信号)を、デジタルデータとしてRAM6の
所定の領域に記憶する(ステップS1)。更に具体的に
は、この領域は、FIFO型のバッファ領域であり、CPU
4は、同時刻に取り込んだ複数の状態信号の各信号値を
表すデータ列をこの領域に記憶し、これとともに、以前
に記憶したデータ列の中で最も古いデータをこの領域か
ら削除する。
【0045】次に、CPU4は、設備に異常(故障)が
発生したか否かを検出する(ステップS2)。この処理
は、PLC15から出力された信号の中に、設備の異常発
生を通知するデータが含まれているか否かを判断するこ
とによってなされる。
【0046】ステップS2において、設備の異常発生を検
出しない場合には、ステップS1からの処理を繰り返す。
一方、ステップS2において、設備の異常発生を検出した
場合には、計時を開始し(ステップS3)、更にPLC15
からの出力信号をデータとして記憶する(ステップS
4)。そして、計時開始から所定時間が経過したか否か
を判別し(ステップS5)、所定時間がまだ経過していな
い場合には、ステップS4からの処理を繰り返す。
【0047】ステップS5において、所定時間が経過した
場合には、このバッファ領域のデータ(状態データ)を
ハードディスク8に記憶(記録)する(ステップS6)。
そして、ステップS1へ処理を戻す。
【0048】このようなデータロギング処理によって、
設備の異常発生を検出した場合にハードディスク8に記
憶されるデータについて説明する。PLC15からは、各
センサ等から出力された、時間的に変化するアナログ信
号が、一定間隔でサンプリングされ、デジタル信号(状
態信号)とされて出力される。このように時間的に変化
する状態信号が、コンピュータ1に取り込まれ、夫々離
散的な状態データとしてハードディスク8に記憶され
る。
【0049】このように設備に異常が発生した場合、PL
C15によって異常発生が検出され、このときコンピュ
ータ3が設置されている監視室等に設けられた異常発生
通知ランプが点灯する等して、異常発生の通知が行われ
る。また、監視室内に監視用テレビモニタが設けられ、
工場内に設備監視用カメラが設けられており、このカメ
ラによる撮影画像が監視用テレビカメラへ伝送され、表
示されることにより、異常発生の通知が行われるもので
あってもよいし、コンピュータ1のCPU4が前述した
ステップS2と同様の処理により設備の異常発生を検出
し、インターネット2を介してコンピュータ3へ異常の
発生を通知するための通知データを送信し、コンピュー
タ3がこの異常発生を通知するための画像表示を行うこ
とによって、異常発生の通知が行われるものであっても
よい。
【0050】このように、異常発生の通知が行われた場
合、本実施の形態に係る故障診断システムは、以下に説
明するような動作を行うようになっている。図5〜図8
は、本発明の実施の形態に係る故障診断システムの他の
動作を示すフローチャートである。まず、コンピュータ
3のCPU16は、ユーザの入力装置26の操作によ
り、本実施の形態に係る故障診断システムのログイン用
HTMLデータの記憶位置を示すURL等のデータが入力され
た場合に、このHTMLデータを要求する要求データを通信
インタフェース23にコンピュータ1へ、即ち通信イン
タフェース11に対応づけられたIPアドレスのデータ
を含む要求データを外部へ送信させる(ステップS1
1)。コンピュータ1の通信インタフェース11によっ
て、要求データは受信され、CPU4に与えられる(ス
テップS12)。そして、CPU4は、通信インタフェー
ス11にログイン用HTMLデータをコンピュータ3へ送信
させる(ステップS13)。このHTMLデータがコンピュー
タ3の通信インタフェース23によって受信され、CP
U16に与えられる(ステップS14)。そして、CPU
16は、このHTMLデータの記述に応じた画像データを画
像出力インタフェース21に出力させ(ステップS1
5)、これにより表示装置25にログイン用のWebページ
が表示される。
【0051】このWebページには、ユーザ名及びパスワ
ードを入力するための入力用領域と、送信用のボタンが
含まれている。そして、ユーザが入力装置26を操作す
ることにより、ユーザ名及びパスワードを入力し、送信
用のボタンをクリックした場合に、CPU16は、通信
インタフェース23にユーザ名及びパスワードを含むデ
ータをコンピュータ1へ送信させる(ステップS16)。
通信インタフェース11によって、このデータが受信さ
れ、CPU4に与えられる(ステップS17)。そして、
CPU4によって、公知の認証技術を利用したユーザ認
証処理が行われる(ステップS18)。
【0052】ステップS18のユーザ認証処理において、
認証が失敗した場合には、CPU4は処理を終了する。
また、ステップS18の処理において、認証が成功した場
合には、CPU4は、故障特定データの入力用のHTMLデ
ータをハードディスク8から読み出し、通信インタフェ
ース11にコンピュータ3へこのHTMLデータを送信させ
る(ステップS19)。
【0053】通信インタフェース23によって、このHT
MLデータが受信され、CPU16に与えられる(ステッ
プS20)。CPU16は、このHTMLデータの記述に従
い、Webページの画像データを生成し、これを画像出力
インタフェース21に出力させることにより、表示装置
25にWebページの画像の表示を行わせる(ステップS2
1)。例えば、このWebページには、故障の種類を表す故
障番号等の故障特定データを入力するための入力エリア
と、データの送信を指示するための送信用ボタンとが含
まれているものである。なお、このWebページには、後
述するようなデータロギング設定、データベース登録設
定、診断対象設備選択設定等の設定用Webページを呼び
出すためのリンクが含まれている。このWebページにお
いて、ユーザが、予想した故障に対応する故障特定デー
タを入力し、送信用ボタンのクリック操作を行った場
合、CPU16は、通信インタフェース23に故障特定
データをコンピュータ1へ送信させる(ステップS2
2)。
【0054】コンピュータ1の通信インタフェース11
によって故障特定データが受信され、CPU4に与えら
れる(ステップS23)。ハードディスク8には、故障の
種類と、故障診断に用いられる状態データの組合せとの
対応関係が、データベースとして格納されている。更に
具体的には、このデータベースには、対象とする設備を
特定する対象設備データ、故障の種類を表す故障名称、
状態データの組み合わせ(ユニット)を特定するユニッ
トデータ、ユニットに含まれる状態データを特定する状
態特定データ等が互いに関連づけられて記憶されてい
る。図9は、故障の種類と、故障診断に用いられる状態
データの組合せとの対応関係を示す模式図である。図で
は、3種類の故障35〜37と、4つの状態データ31
〜34とが存在する場合について説明している。故障3
5の故障診断には、状態データ31,32の組合せであ
るユニット38と、状態データ31,33の組合せであ
るユニット39とが用いられる。即ち、故障35が発生
した場合には、状態データ31,32が所定のパターン
を示し、また状態データ31,33も所定のパターンを
示すこととなる。更に詳しく説明すると、状態データ3
1〜33のパターンによって、故障35が発生している
か否かを特定することができ、この特定には状態データ
34を用いる必要はない。
【0055】また、故障36についての故障診断に対し
ては、状態データ32,34の組合せであるユニット4
0が用いられ、故障37についての故障診断に対して
は、状態データ33,34の組合せであるユニット41
と、状態データ31,32,34の組合せであるユニッ
ト42とが用いられる。このように、前記データベース
には、故障特定データと、この故障に対応するユニット
を特定する、例えばユニット番号等のユニットデータ
と、これに含まれる状態データを特定する、例えば状態
データ番号等の状態特定データとが互いに関連付けられ
て記憶されている。
【0056】故障特定データが与えられたCPU4は、
この故障特定データに対応するユニットを特定するユニ
ットデータのうちの1つを、前述したデータベースから
読み出し(ステップS24)、照合対象のユニットの順番
を表す照合ユニット番号Uを0にセットする(ステップS
25)。図9の場合について説明すると、故障35を特定
する故障特定データが与えられた場合には、ユニット3
8,39のうちの1つを特定するユニットデータが読み
出される。
【0057】そして、CPU4は、このユニットデータ
に対応付けられている状態特定データを、前述したデー
タベースから読み出す(ステップS26)。次に、CPU
4は、この状態特定データによって特定される状態デー
タを、前述したデータロギング処理によってハードディ
スク8に記憶されたデータから抽出する(ステップS2
7)。図5,10を用いて説明すると、ステップS24でユ
ニット38を特定するユニットデータが読み出された場
合、このユニット38に含まれる状態データ31,32
が、全ての状態データ31〜34から抽出される。
【0058】次に、CPU4は、ステップS27にて抽出
した状態データに対して、時間軸方向に圧縮する処理を
行う(ステップS28)。この処理を図10及び図11を
用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態に係る
故障診断装置の圧縮処理を説明するための模式図であ
り、図11は、本発明の実施の形態に係る故障診断装置
の圧縮処理の処理手順を示すフローチャートである。図
10に示すように、状態データ31は、時刻(時点)t0
〜t1では0であり、時刻t1以降では1となっている。状
態データ32は、時刻t0〜t2では0であり、時刻t2〜t3
では1であり、時刻t3以降では0となっている。そこ
で、この処理では、時間的に変化しない部分を実質的に
削除するように、夫々の状態データ31,32を圧縮し
て、時間圧縮データ43とする。即ち、時刻t0では、状
態データ31が0であり、状態データ32が0であるの
で、時間圧縮データ43の時刻t0でのデータ値は、00の
データ列となる。更に、時刻t1の直前までは、状態デー
タ31,32が夫々0のままであるので、この間のデー
タは時間圧縮データ43には含まれない。時刻t1では、
状態データ31が1であり、状態データ32が0である
ので、時間圧縮データ43の時刻t1でのデータ値は、10
のデータ列となる。同様に、時刻t2,t3でのデータ値
は、11,10となる。従って、時間圧縮データ43は、00,
10,11,10の各データ列が時刻に関連付けられた構成とな
っている。
【0059】このことを、図11を用いて説明する。C
PU4は、ステップS27にて抽出された状態データのう
ち、最初のサンプリングデータ、即ち最初のデータ列
を、時間圧縮データの最初のデータ列とし(ステップS1
00)、サンプリング時刻Tsに2を代入する(ステップS1
01)。次に、CPU4は、サンプリング時刻Tsのサンプ
リングデータが、ステップS27にて抽出された状態デー
タに存在するか否かを判別し(ステップS102)、存在し
ない場合は、処理をステップS29に移す(リターンす
る)。ステップS102において、サンプリング時刻Tsのサ
ンプリングデータが存在する場合、CPU4は、このサ
ンプリングデータが、サンプリング時刻Ts-1のサンプリ
ングデータと一致するか否かを判別し(ステップS10
3)、一致しない場合は、サンプリング時刻Tsのサンプ
リングデータを、時間圧縮データに追加し(ステップS1
04)、サンプリング時刻Tsを1だけインクリメントして
(ステップS105)、ステップS102に処理を移す。ステッ
プS103において、両データが一致する場合、CPU4
は、ステップS105に処理を移す。
【0060】図12は、本発明の実施の形態に係る故障
診断装置の処理による効果を説明するための模式図であ
る。図12に示すように、状態データ31〜34のパタ
ーンとして、パターンA〜Cがある場合、この各パターン
について、状態データ31〜34を全て用いて、即ち状
態データの抽出を行わずに、圧縮処理を行うと、パター
ンa〜cの3つの時間圧縮データが夫々生成される。一
方、パターンA〜Cの夫々について、状態データ31,3
2を抽出し、これに圧縮処理を行うと、パターンA〜Cの
何れにおいてもパターンdの時間圧縮データが生成され
ることとなる。このように、状態データの抽出を行った
上で、圧縮処理を行うことにより、時間圧縮データのデ
ータサイズを小さくできるとともに、パターンA〜Cのデ
ータを1つのパターンdの時間圧縮データへ変換するこ
とができ、後述する照合処理で用いる正常事例データ及
び異常事例データのパターンを少なくすることができ
る。
【0061】次に、CPU4は、初期化処理として、時
間圧縮データの時刻(照合位置)tを0とし、照合結果
を表す2次元配列データである変数ex[U][i]の全てに0
を代入し、後述する正常事例データを特定する正常事例
番号を表す変数nmlに1を代入し、異常事例データを特
定する異常事例番号を表す変数errに1を代入する(ス
テップS29)。ここで、iは、正数を表す変数であり、0
からステップS28にて生成した時間圧縮データのデータ
列数より1小さい整数(以下、時間圧縮データの長さL
という)までの各整数が代入される。
【0062】ここで、正常事例データ及び異常事例デー
タについて説明する。正常事例データは、設備が正常な
場合に採取された各状態データから、照合対応のユニッ
トの状態データを抽出し、これに対して圧縮処理を行っ
た結果と同一のデータである。一方、異常事例データ
は、設備が異常な場合に採取された各状態データから、
照合対象のユニットの状態データを抽出し、これに対し
て圧縮処理を行った結果と同一のデータである。従っ
て、正常事例データ及び異常事例データは、時間圧縮デ
ータと同じく、複数のデータ列が時刻に関連付けられた
形式のデータ構造となっている。また、正常事例データ
及び異常事例データは、夫々正常事例番号及び異常事例
番号に対応付けられており、これによって特定すること
ができるようになっている。このような正常事例データ
及び異常事例データは、ハードディスク8に予め記憶さ
れている。なお、正常事例データ及び異常事例データ
は、前述した処理によって、コンピュータ1を用いて生
成したものであってもよいし、ユーザによって手作業で
入力されて生成されたものであってもよいし、他の方法
により生成されたものであってもよい。
【0063】次にCPU4は、正常事例番号nmlの正常
事例データが存在するか否かを判別し(ステップS3
0)、この正常事例データが存在する場合、時刻t以降の
時間圧縮データのデータ列が、正常事例番号nmlの正常
事例データのデータ列と一致するか否かを判別する(ス
テップS31)。この処理は、公知のパターンマッチング
により行われる。ステップS31において、両データが一
致する場合、CPU4は、配列データex[U][i]のうち、
iがtから、tに正常事例番号nmlの正常事例データのデー
タ列数を加え1を減じた整数までのデータに、nmlを代
入し、またtにtに正常事例nmlの正常事例データのデー
タ列数を加えた整数を代入し(ステップS32)、ステッ
プS34へ処理を移す。ステップS31において、両データが
一致しない場合、CPU4は、tを1だけインクリメン
トし(ステップS33)、ステップS34へ処理を移す。
【0064】CPU4は、tと時間圧縮データの長さLと
を比較し(ステップS34)、t<Lの場合には、処理をス
テップS31へ移す。ステップS34において、t≧Lの場合に
は、nmlを1だけインクリメントし、tに0を代入して
(ステップS35)、処理をステップS30へ移す。
【0065】ステップS30において、正常事例番号nmlの
正常事例データが存在しない場合、異常事例番号errの
異常事例データが存在するか否かを判別する(ステップ
S36)。そして、ステップS36において、この異常事例デ
ータが存在しない場合、CPU4は、Uを1だけインク
リメントし(ステップS37)、この故障特定データに対
応するユニットであって、他の(照合に用いられていな
い)ユニットが存在するか否かを判別する(ステップS3
8)。ステップS38において、該当するユニットが存在し
ない場合、CPU4はステップS46へ処理を移す。また
ステップS38において、該当するユニットが存在する場
合、CPU4は故障特定データに対応するユニットを特
定するもののうち、まだ処理されていないユニットデー
タを、前述したデータベースから読み出し(ステップS3
9)、ステップS26へ処理を移す。
【0066】ステップS36において、異常事例番号errの
異常事例データが存在する場合、CPU4は、時間圧縮
データのうち、時刻tのデータ列に対して一致する正常
事例データ又は異常事例データのデータ列が存在したか
否か、即ち、配列データex[U][t]が0でないか否かを判
別し(ステップS40)、このデータが0でない場合、tを
1だけインクリメントし(ステップS41)、tと時間圧縮
データの長さLとを比較する(ステップS42)。ステップ
S42において、t<Lの場合、CPU4は、処理をステッ
プS40へ移す。ステップS42において、t≧Lの場合、CP
U4は、errを1だけインクリメントし、tに0を代入し
て(ステップS43)、処理をステップS36へ移す。
【0067】また、ステップS40において、配列データe
x[U][t]が0の場合、時刻t以降の時間圧縮データのデー
タ列が、異常事例番号errの異常事例データのデータ列
と一致するか否かを判別する(ステップS44)。この処
理は、前述したステップS31の処理と同じく、公知のパ
ターンマッチングにより行われる。ステップS44におい
て、両データが一致しない場合、CPU4は処理をステ
ップS41へ移す。また、ステップS44において、両データ
が一致する場合、CPU4は、配列データex[U][i]のう
ち、iがtから、tに異常事例番号errの異常事例データの
データ列数を加え1を減じた整数までのデータに、異常
事例に一致したことを識別するために"-"を先頭に付加
したerr、即ち-errを代入し、またtに異常事例errの異
常事例データのデータ列数を加えた整数をtに代入し
(ステップS45)、ステップS42へ処理を移す。
【0068】以上の処理によって生成された照合結果の
データexについて説明する。図13は、照合結果の一例
を説明するための模式図である。この例では、故障44
に対して診断を行った場合について説明している。故障
44の診断には、3つの状態データからなるユニット4
5と、2つの状態データからなるユニット46とが用い
られる。また、ユニット45に対しては、正常事例番号
1〜4の正常事例データと、異常事例番号1,2の異常
事例データとが定義されているものとし、ユニット46
に対しては、正常事例番号1〜3の正常事例データと、
異常事例番号1,2の異常事例データとが定義されてい
るものとする。また、ユニット45の状態データから生
成された時間圧縮データ47は、t01〜t06の各時点にお
ける6つのデータ列から構成されており、ユニット46
の状態データから生成された時間圧縮データ48は、t1
1〜t19の各時点における9つのデータ列から構成されて
いるものとしている。
【0069】この故障44に対応づけられている一方の
ユニット45に係る時間圧縮データは、t01,t02の時点
でのデータ列が、正常事例番号1の正常事例データと一
致しており、t03,t04の時点でのデータ列が、正常事例
番号4の正常事例データと一致している。また、この時
間圧縮データは、t05,t06の時点でのデータ列が、異常
事例番号2の異常事例データと一致している。従って、
ex[0][0]〜ex[0][5]の各データは、1,1,4,4,-2,-2とな
る。
【0070】また、故障44に対応づけられている他方
のユニット46に係る時間圧縮データは、t11〜t14の各
時点でのデータ列が、正常事例番号3の正常事例データ
と一致しており、t17〜t19の各時点でのデータ列が、正
常事例番号2の正常事例データと一致している。更に、
この時間圧縮データは、t15,t16の時点でのデータ列
が、何れの正常事例データ及び異常事例データにも一致
していない。従って、ex[1][0]〜ex[1][8]の各データ
は、3,3,3,3,0,0,2,2,2となる。
【0071】図14は、照合結果の他の例を説明するた
めの模式図である。ここでは、故障49に対して診断を
行った場合について説明している。故障49の診断に
は、3つの状態データからなるユニット50と、夫々2
つの状態データからなる2つのユニット51,52とが
用いられる。また、ユニット50に対しては、正常事例
番号1,2の正常事例データと、異常事例番号1,2の
異常事例データとが定義されているものとし、ユニット
51に対しては、正常事例番号1,2の正常事例データ
と、異常事例番号1〜3の異常事例データとが定義され
ているものとし、ユニット52に対しては、正常事例番
号1〜3の正常事例データと、異常事例番号1,2の異
常事例データとが定義されているものとする。また、ユ
ニット50の状態データから生成された時間圧縮データ
53は、t21〜t29の各時点における9つのデータ列から
構成されており、ユニット51の状態データから生成さ
れた時間圧縮データ54は、t31〜t34の各時点における
5つのデータ列から構成されており、ユニット52の状
態データから生成された時間圧縮データ55は、t41〜t
51の各時点における11個のデータ列から構成されてい
るものとしている。
【0072】この故障49に対応づけられている1つの
ユニット50に係る時間圧縮データは、t21〜t23の時点
でのデータ列が、正常事例番号1の正常事例データと一
致しており、t24〜t27の時点でのデータ列が、正常事例
番号2の正常事例データと一致している。また、この時
間圧縮データは、t28,t29の時点でのデータ列が、異常
事例番号1の異常事例データと一致している。従って、
ex[0][0]〜ex[0][8]の各データは、1,1,1,2,2,2,2,-1,-
1となる。
【0073】また、故障49に対応づけられている他の
ユニット51に係る時間圧縮データは、t31〜t33の各時
点でのデータ列が、正常事例番号1の正常事例データと
一致しており、t34,t35の時点でのデータ列が、異常事
例番号3の異常事例データと一致している。従って、ex
[1][0]〜ex[1][4]の各データは、1,1,1,-3,-3となる。
【0074】また、故障49に対応づけられている更に
他のユニット52に係る時間圧縮データは、t41〜t43の
各時点でのデータ列が、正常事例番号2の正常事例デー
タと一致しており、t44〜t48の各時点でのデータ列が、
正常事例番号1の正常事例データと一致している。ま
た、この時間圧縮データは、t49〜t51の各時点でのデー
タ列が、異常事例番号1の異常事例データと一致してい
る。従って、ex[2][0]〜ex[2][10]の各データは、2,2,
2,1,1,1,1,1,-1,-1,-1となる。
【0075】次にCPU4は、以上のように生成した照
合結果のデータexを用いて、故障診断処理を行う(ステ
ップS46)。図15は、故障診断処理の処理手順を示す
フローチャートである。このサブルーチンが呼び出され
た場合、CPU4は、変数Uに0を代入し(ステップS11
0)、照合ユニット番号Uのユニットの時間圧縮データの
うち、異常事例データと一致したデータ列数を表す配列
データM[U]に0を代入し、照合ユニット番号Uのユニッ
トの時間圧縮データが異常事例データと一致しなかった
場合に、このユニットに対して定義されている異常事例
データの平均データ列数を表す配列データN[U]に0を代
入する(ステップS111)。そして、CPU4は、照合結
果のデータex[U][i]のうち、0未満のデータの数を計数
し、計数結果をM[U]に代入する(ステップS112)。ここ
でiは、0からこのユニットの時間圧縮データの長さLま
での整数である。次にCPU4は、M[U]が0であるか否
かを判別し(ステップS113)、M[U]が0の場合は、照合
ユニット番号Uのユニットに対して定義されている異常
事例データの平均データ列数を演算し、演算結果をN[U]
に代入する(ステップS114)。この処理は、例えば照合
ユニット番号Uのユニットに対して定義されている異常
事例データに含まれるデータ列数の平均値を求めること
によって行われる。そして、CPU4は、処理をステッ
プS115へ移す。
【0076】ステップS113において、M[U]が0でない場
合、CPU4は、Uを1だけインクリメントし(ステッ
プS115)、この故障特定データに対応するユニットであ
って、他の(故障診断処理に用いられていない)ユニッ
トが存在するか否かを判別する(ステップS116)。ステ
ップS116において、該当するユニットが存在する場合、
CPU4は、処理をステップS111に処理を移す。また、
ステップS116において、該当するユニットが存在しない
場合、ΣM/(ΣM+ΣN)を演算し、これをこの故障特
定データによって特定される故障の発生確定度Fとする
(ステップS117)。ただし、ΣMはM[U]の総和であり、
ΣNはN[U]の総和である。そして、CPU4は処理をス
テップS47へ移す(リターンする)。
【0077】このような故障診断処理を、図13及び図
14を参照して説明する。図13の場合、照合ユニット
番号Uが0のユニット45については、このユニット4
5の時間圧縮データが、異常事例番号2の異常事例デー
タとt05,t06の2つの時点において一致している。ま
た、照合ユニット番号Uが1のユニット46について
は、時間圧縮データが異常事例データと一致していな
い。従って、M[0]=2,M[1]=0であり、ΣM=2である。
【0078】また、照合ユニット番号Uが1のユニット
46に対しては、異常事例番号1,2の2つの異常事例
データが定義されている。ここで、異常事例番号1の異
常事例データに含まれるデータ列数が3であり、異常事
例番号2の異常事例データに含まれるデータ列数が4で
ある場合、N[1]=(3+4)/2=3.5となる。一方、ユニット4
5については、N[0]=0である。従って、ΣN=3.5であ
る。この結果、この故障44の発生確定度Fは、2/(2+3.
5)=0.36となる。
【0079】一方図14の場合、照合ユニット番号Uが
0のユニット50については、このユニット50の時間
圧縮データが、異常事例番号1の異常事例データとt28,
t29の2つの時点において一致している。また、照合ユ
ニット番号Uが1のユニット51については、このユニ
ット51の時間圧縮データが、異常事例番号3の異常事
例データとt34,t35の2つの時点において一致してお
り、照合ユニット番号Uが2のユニット52について
は、このユニット52の時間圧縮データが、異常事例番
号1の異常事例データとt49〜t51の3つの時点において
一致している。従って、M[0]=2,M[1]=2,M[2]=3であり、
ΣM=2+2+3=7である。
【0080】また、何れのユニット50〜52も、異常
事例データと一致している部分を含んでいるので、N[0]
=0,n[1]=0,N[2]=0であり、ΣN=0である。この結果、故
障49の発生確定度Fは、7/7=1となる。このように、故
障の発生確定度が1に近づくほど、この故障が発生して
いる蓋然性が高くなる。
【0081】次にCPU4は、演算した故障の発生確定
度Fを表示するための、即ち故障の診断結果表示用のHTM
Lデータを生成し(ステップS47)、通信インタフェース
11にコンピュータ3へこのHTMLデータを送信させる
(ステップS48)。通信インタフェース23によって、
このHTMLデータが受信され、CPU16に与えられる
(ステップS49)。CPU16は、このHTMLデータの記
述に従い、Webページの画像データを生成し、これを画
像出力インタフェース21に出力させることにより、表
示装置25にWebページの画像の表示を行わせる(ステ
ップS50)。そして、CPU16は処理を終了する。
【0082】また、故障の診断結果を表示するWebペー
ジには、以下に説明するような構成となっている。図1
6は、診断結果を表示するWebページの一例を示す模式
図である。このWebページ56には、診断結果として、
故障の発生確定度Fが高い順に、故障内容57と、故障
の発生確定度Fと、故障に対する対応策を表示するWebペ
ージ58へのリンク59とが表示される。なお、故障内
容57は、故障名称として前述したデータベースに故障
特定データに関連づけられて記憶されている。また、故
障に対する対応策を表示するWebページ58は、ハード
ディスク8内に記憶されており、この記憶位置が対応す
る故障特定データに関連づけられて、前記データベース
に記憶されている。CPU4は、データベースから故障
特定データに関連づけられているこれらのデータを読み
出し、これらのデータを図16に示すWebページとして
画面表示できるように、HTMLデータを生成する。
【0083】このWebページ56に含まれるリンクをク
リックする操作をユーザが行った場合には、このリンク
先であるHTMLデータを要求するデータがコンピュータ3
からコンピュータ1へ送信され、このデータをコンピュ
ータ1が受信して、ハードディスク8内から該当するHT
MLデータを読み出し、コンピュータ3へ送信する。これ
によって、コンピュータ3の表示装置25に故障の対応
策のWebページ58が表示されることとなる。
【0084】また、前述した如き故障診断において、時
間圧縮データが、正常事例データ及び異常事例データの
何れにも一致しなかった部分を含んでいる場合、このよ
うな故障の診断結果を表示するWebページ56には、新
規事例データ登録用のWebページ60を呼び出すリンク
(図示せず)が含まれている。図17は、新規事例デー
タ登録用のWebページの一例を示す模式図である。このW
ebページ60には、診断対象となった各ユニットの照合
結果61,62が夫々表形式で表示される。各照合結果
61,62には、診断対象となった各ユニットの時間圧
縮データの各データ列63が、時系列順に並べられて表
示される。そして、各データ列63の横に、これに一致
した正常事例データ又は異常事例データの事例番号64
が表示される。また、正常事例データ及び異常事例デー
タのどちらにも一致しなかったデータ列の横は、何も表
示されない空き領域とされる。正常事例データに一致し
たデータ列、異常事例データに一致したデータ列、どち
らの事例データにも一致しなかったデータ列は、ユーザ
が区別しやすい易いように夫々色分けして表示される。
【0085】このようなデータ列のうち、正常事例デー
タ及び異常事例データのどちらにも一致しなかった部分
を表示している領域(セル群)65に対して、ユーザが
クリック等の操作を行った場合、このデータ列の集合を
正常事例データ又は異常事例データの何れかに登録する
ことが可能となっている。このWebページ60では、ク
リックによって選択したセル群65に含まれるデータ列
の集合に対して、正常事例データ及び異常事例データの
何れとして登録するかをユーザが選択できるようになっ
ており、ユーザの入力結果がコンピュータ1へ送信さ
れ、この入力内容がデータベースに登録されることとな
る。このような機能により、容易に正常事例データ及び
異常事例データの登録することが可能となる。
【0086】次に、このような故障診断装置として機能
するコンピュータ1の各種設定動作について説明する。
まず、コンピュータ1のハードディスク8には、次に説
明するようなデータロギング設定に係るコンピュータプ
ログラムがインストールされている。前述した故障特定
データの入力用のWebページには、データロギング設定
用のWebページ66(図18参照)へのリンクが含まれ
ている。ユーザがこのリンクをクリックする等の操作を
行うことにより、データロギング設定用のHTMLデータの
送信を要求するデータがコンピュータ3からコンピュー
タ1へ送信され、このデータがコンピュータ1にて受信
されたときに、コンピュータ1が該当するHTMLデータを
ハードディスク8内から読み出し、コンピュータ3へ送
信する。コンピュータ3は、このHTMLデータを受信し、
表示装置25にデータロギング設定用のWebページ66
を表示させる。
【0087】図18は、データロギング設定用のWebペ
ージの一例を示す模式図である。このWebページ66で
は、データロギングを行う時間範囲を設定するために、
データロギングの始点と終点とを指定できるようになっ
ている。Webページ66には、データロギングの始点を
故障検出の何秒前とするかを指定できるように、入力エ
リア67が含まれており、データロギングの終点を故障
検出の何秒後とするかを指定できるように、入力エリア
68が含まれている。また、Webページ66には、入力
した時間範囲をデータロギングの時間範囲として反映さ
せるための決定用のボタン69と、入力した内容を取り
消すための取り消し用のボタン70とが含まれている。
【0088】ユーザが入力エリア67,68に所要の時
間を入力し、決定用のボタン69をクリックする操作を
行うことにより、入力されたデータがコンピュータ1へ
送信される。コンピュータ1は、このデータを受信し、
ハードディスク8内に格納されているデータロギングの
始点及び終点のデータを変更する。この結果、前述した
データロギング処理にて説明したバッファ領域のサイズ
が、設定された時間範囲でデータロギングを行えるだけ
のサイズへ変更され、また、ステップS5での所定時間
が、入力エリア68に入力された時間に変更される。
【0089】また、コンピュータ1のハードディスク8
には、次に説明するようなデータベース登録設定に係る
コンピュータプログラムがインストールされている。前
述した故障特定データの入力用のWebページには、デー
タベース登録設定用のWebページ71(図19参照)へ
のリンクが含まれている。ユーザがこのリンクをクリッ
クする等の操作を行うことにより、データベース登録設
定用のHTMLデータの送信を要求するデータがコンピュー
タ3からコンピュータ1へ送信され、このデータがコン
ピュータ1にて受信されたときに、コンピュータ1が該
当するHTMLデータをハードディスク8内から読み出し、
コンピュータ3へ送信する。コンピュータ3は、このHT
MLデータを受信し、表示装置25にデータベース登録設
定用のWebページ71を表示させる。
【0090】図19は、データベース登録設定用のWeb
ページの一例を示す模式図である。このWebページ71
には、選択されている故障名称を表示するための表示エ
リア72と、この故障名称に関連づけられたユニットの
ユニットデータを表示するための表示エリア73とが含
まれている。表示エリア72の側部には、データベース
に登録されている故障名称の一覧をプルダウン形式で表
示するためのボタン74が表示されている。ユーザがこ
のボタン74をクリックする操作を行うことにより、プ
ルダウン形式の一覧が表示され、マウスのクリック操作
等により、この一覧から所要の故障名称を選択すること
ができる。このように選択された故障名称が表示エリア
73に表示され、この故障名称に対応するユニットデー
タの一覧が、表示エリア73に表示される。
【0091】表示エリア73に表示されているユニット
データから所要のものをユーザがクリック操作すること
により、このユニットデータが選択される。更にこのWe
bページ71では、このように選択されたユニットデー
タに対応づけられている状態特定データが、表示エリア
73の側方に設けられている表示エリア75に一覧表示
されるようになっている。また、表示エリア75に表示
されている状態特定データをユーザがクリック操作した
場合も、その状態特定データを選択することができるよ
うになっている。なお、この例では、ユーザが理解しや
すいように、状態特定データをセンサとして表示してい
る。
【0092】表示エリア73の図中下方には、ユニット
削除用のボタン76が表示され、表示エリア75の図中
下方には、状態特定データ削除用のボタン77が表示さ
れている。ボタン76がクリック操作された場合には、
その時点で選択されていたユニットデータが表示エリア
73から削除される。またボタン77がクリック操作さ
れた場合には、その時点で選択されていた状態特定デー
タが表示エリア75から削除される。
【0093】また、表示エリア75の図中上方には、表
示エリア75に追加したい状態特定データを表示するた
めの表示エリア78が設けられている。この表示エリア
78の側部には、データベースに登録されている状態特
定データの一覧をプルダウン形式で表示するためのボタ
ン79が表示されている。ユーザがこのボタン79をク
リックする操作を行うことにより、プルダウン形式の一
覧が表示され、マウスのクリック操作等により、この一
覧から所要の状態特定データを選択することができる。
このボタン79の図中側方には、表示エリア78に表示
されている状態特定データを表示エリア75に追加する
ためのボタン80が表示されている。ユーザがこのボタ
ン80をクリック操作することにより、その時点で表示
エリア78に表示されている状態特定データが、新たな
状態特定データとして、表示エリア75に追加表示され
る。即ち、この状態特定データが、その時点で選択され
ているユニットデータに関連する状態特定データに追加
されることとなる。
【0094】また、表示エリア73の図中上方には、そ
の時点でデータベースに登録されているユニットデータ
のうち、表示エリア73に追加したいものを表示するた
めの表示エリア81が表示されている。この表示エリア
81の図中側部には、データベースに登録されているユ
ニットデータの一覧をプルダウン形式で表示するための
ボタン82が表示されている。ユーザがこのボタン82
をクリックする操作を行うことにより、プルダウン形式
のユニットデータの一覧が表示され、マウスのクリック
操作等により、この一覧から所要のユニットデータを選
択することができる。
【0095】表示エリア81の図中上方には、新たなユ
ニットデータを入力するための入力エリア83が表示さ
れている。ユーザが入力装置26を操作することによ
り、この入力エリア83に新たなユニットデータを入力
することができる。更にこの入力エリア83の図中側方
には、表示エリア81に表示されているユニットデータ
又は入力エリア83に入力されたユニットデータを、表
示エリア73に追加するためのボタン84が表示されて
いる。ユーザがこのボタン84をクリック操作すること
により、その時点で表示エリア81に表示されているユ
ニットデータ又は入力エリア83に表示されているユニ
ットデータが、新たなユニットデータとして、表示エリ
ア73に追加表示される。即ち、このユニットデータ
が、その時点で表示エリア72に表示されている故障名
称に関連するユニットデータに追加されることとなる。
【0096】更に、表示エリア72の図中上方には、新
たな故障名称を入力するための入力エリア85が表示さ
れている。ユーザが入力装置26を操作することによ
り、この入力エリア85に新たな故障名称を入力するこ
とができる。更にこの入力エリア85の図中側方には、
入力エリア85に入力された故障名称を、表示エリア7
2に表示するためのボタン86が表示されている。ユー
ザがこのボタン86をクリック操作することにより、そ
の時点で入力エリア85に表示されている故障名称が、
新たな故障名称として、表示エリア72に表示される。
【0097】このようにユーザの操作によって変更され
た内容は、コンピュータ3のRAM18等にデータとし
て保持される。そして、Webページ71には、このよう
な内容をデータベースに登録するためのボタン87と、
入力内容を取り消すためのボタン88とが含まれてい
る。ユーザがボタン88をクリック操作した場合には、
各表示エリア72,74,75,78,81及び入力エ
リア83,85に表示されている内容が消去され、RA
M18等に保持されているデータが消去される。一方、
ユーザがボタン87をクリックする操作を行った場合に
は、保持されていたデータがコンピュータ1へ送信され
る。コンピュータ1は、このデータを受信した場合、こ
のデータに基づいて、データベースを更新する。このよ
うにして、Webページ71の内容が、データベースに反
映されることとなる。
【0098】また、コンピュータ1のハードディスク8
には、次に説明するような診断対象設備選択設定に係る
コンピュータプログラムがインストールされている。前
述した故障特定データの入力用のWebページには、診断
対象設備選択設定用のWebページ89(図20参照)へ
のリンクが含まれている。ユーザがこのリンクをクリッ
クする等の操作を行うことにより、診断対象設備選択設
定用のHTMLデータの送信を要求するデータがコンピュー
タ3からコンピュータ1へ送信され、このデータがコン
ピュータ1にて受信されたときに、コンピュータ1が該
当するHTMLデータをハードディスク8内から読み出し、
コンピュータ3へ送信する。コンピュータ3は、このHT
MLデータを受信し、表示装置25に診断対象設備選択設
定用のWebページ89を表示させる。
【0099】図20は、診断対象設備選択設定用のWeb
ページの一例を示す模式図である。このWebページ89
には、選択されている対象設備データを表示するための
表示エリア90が含まれている。表示エリア90の側部
には、データベースに登録されている対象設備データの
一覧をプルダウン形式で表示するためのボタン91が表
示されている。ユーザがこのボタン91をクリックする
操作を行うことにより、プルダウン形式の一覧が表示さ
れ、マウスのクリック操作等により、この一覧から所要
の対象設備データを選択することができる。このように
選択された対象設備データが表示エリア90に表示され
る。
【0100】また、表示エリア90の図中側方には、表
示エリア90に表示されている対象設備データを対象設
備として設定するためのボタン92が表示されている。
ユーザが入力装置26により、このボタンのクリック操
作を行った場合、その時点で表示エリア90に表示され
ている対象設備データを含む設定データが、コンピュー
タ1へ送信される。この設定データをコンピュータ1が
受信した場合に、コンピュータ1は、この設定データに
含まれる対象設備データによって特定される設備を故障
診断の対象とするようになっている。
【0101】表示エリア90の図中上方には、新たな対
象設備データを入力するための入力エリア93が表示さ
れている。ユーザが入力装置26を操作することによ
り、この入力エリア93に新たな対象設備データを入力
することができる。更にこの入力エリア93の図中側方
には、入力エリア93に入力された対象設備データを、
表示エリア90に表示するためのボタン94が表示され
ている。ユーザがこのボタン94をクリック操作するこ
とにより、その時点で入力エリア93に表示されている
対象設備データが、新たな対象設備データとして、表示
エリア90に表示される。また、ボタン92の下方に
は、入力取り消し用のボタン95が表示されている。こ
のボタン95をユーザがクリック操作することにより、
入力エリア93に入力された内容が削除されることとな
る。
【0102】以上の如き構成により、インターネット2
に接続されている、又は接続することが可能なコンピュ
ータ3、又はWeb対応の携帯電話等の携帯端末を用い
て、設備及び/又はコンピュータ1の遠隔地からでも、
故障の診断を容易に行うことができる。
【0103】
【発明の効果】本発明に係る故障診断システム、故障診
断装置、及びコンピュータプログラムによる場合は、対
象設備の複数の状態を表す状態信号に対応づけられた複
数の状態データから、特定の組み合わせの状態データを
抽出し、これを時間軸方向へ圧縮して時間圧縮データへ
変換し、この時間圧縮データを正常事例データ及び異常
事例データと照合することによって故障の診断を行うた
め、故障の診断に用いる時間圧縮データ、正常事例デー
タ及び異常事例データのデータサイズを小さくすること
ができ、また、故障診断時のデータの照合回数を少なく
することができる。
【0104】また、故障診断装置から、故障診断装置と
通信ネットワークを介して接続された情報処理装置へ故
障診断の結果を表す診断結果データを送信し、情報処理
装置がこの診断結果データが表す診断結果を出力するこ
とにより、設備の故障が発生した場合に、遠隔地から故
障の診断を行うことができる。
【0105】(付記)なお、以上の説明に対してさらに
以下の項を開示する。 (1)前記変換手段は、コンピュータに、前記抽出手段
によって抽出された状態データのうち、連続する複数の
時点で各状態データのデータ値が何れも変化しない部分
を時間軸方向へ圧縮させ、各状態データの略同時点での
データ値を表すデータ列を含む時間圧縮データへ変換さ
せるべくなしてあることを特徴とする請求項16に記載
のコンピュータプログラム。 (2)前記診断手段は、コンピュータに、前記前記変換
手段によって変換された時間圧縮データのうち、前記異
常事例データと一致しているデータ列の数を演算させる
演算手段を更に有し、コンピュータに、該演算手段によ
る演算結果に基づき、対象設備の故障を診断させるべく
なしてあることを特徴とする第(1)項に記載のコンピ
ュータプログラム。 (3)前記照合手段は、コンピュータに、前記変換手段
によって変換された時間圧縮データと、対象設備が正常
である場合の前記特定の組み合わせの状態データが前記
変換手段によって変換されたときに得られる時間圧縮デ
ータである正常事例データとを照合させるべくなしてあ
ることを特徴とする請求項16並びに第(1)項及び第
(2)項の何れかに記載のコンピュータプログラム。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る故障診断システム
の構成を示す模式図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置とし
て機能するコンピュータの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態に係る情報処理装置とし
て機能するコンピュータの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 本発明に係る故障診断システムの処理手順の
一つを示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態に係る故障診断システム
の他の動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態に係る故障診断システム
の他の動作を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態に係る故障診断システム
の他の動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態に係る故障診断システム
の他の動作を示すフローチャートである。
【図9】 故障の種類と、故障診断に用いられる状態デ
ータの組合せとの対応関係を示す模式図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置の
圧縮処理を説明するための模式図である。
【図11】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置の
圧縮処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置の
処理による効果を説明するための模式図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置に
よる照合結果の一例を説明するための模式図である。
【図14】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置に
よる照合結果の他の例を説明するための模式図である。
【図15】 本発明の実施の形態に係る故障診断装置の
故障診断処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の実施の形態に係る故障診断システ
ムの診断結果を表示するWebページの一例を示す模式図
である。
【図17】 本発明の実施の形態に係る故障診断システ
ムの新規事例データ登録用のWebページの一例を示す模
式図である。
【図18】 本発明の実施の形態に係る故障診断システ
ムのデータロギング設定用のWebページの一例を示す模
式図である。
【図19】 本発明の実施の形態に係る故障診断システ
ムのデータベース登録設定用のWebページの一例を示す
模式図である。
【図20】 本発明の実施の形態に係る故障診断システ
ムの診断対象設備選択設定用のWebページの一例を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 インターネット 3 コンピュータ 4 CPU 5 ROM 6 RAM 7 ディスク読取部 8 ハードディスク 9 画像出力インタフェース 10 入出力インタフェース 11 通信インタフェース 12 可搬型記録媒体 13 表示装置 14 入力装置 15 PLC 16 CPU 17 ROM 18 RAM 19 ディスク読取部 20 ハードディスク 21 画像出力インタフェース 22 入出力インタフェース 23 通信インタフェース 24 可搬型記録媒体 25 表示装置 26 入力装置 31〜34 状態データ 38〜42 ユニット 43 時間圧縮データ 56,58,60,66,71,89 Webページ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤井 恒義 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 松本 純明 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 加納 雄三 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 瀬田 良孝 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 藤 正人 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 5H223 AA05 CC03 DD03 DD07 DD09 EE06 5K048 EB08 EB13 GB05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象設備の複数の状態を夫々表す状態信
    号の時間的変化パターンを夫々複数の状態データとして
    記録し、記録した状態データに基づいて、対象設備の故
    障を診断する故障診断装置を備える故障診断システムに
    おいて、 前記故障診断装置は、記録された複数の状態データから
    特定の組み合わせの状態データを抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された状態データを、時間軸方
    向へ圧縮して時間圧縮データへ変換する変換手段と、 対象設備が異常である場合の前記特定の組み合わせの状
    態データが前記変換手段によって変換されたときに得ら
    れる時間圧縮データである異常事例データを予め記憶し
    てある記憶部と、 前記変換手段によって変換された時間圧縮データと、前
    記記憶部に記憶してある異常事例データとを比較し、前
    記時間圧縮データに前記異常事例データと一致する部分
    が含まれるか否かを判別することにより、前記時間圧縮
    データと前記異常事例データとを照合する照合手段と、 該照合手段の照合結果に基づき、対象設備の故障を診断
    する診断手段とを備えることを特徴とする故障診断シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、前記抽出手段によって
    抽出された状態データのうち、連続する複数の時点で各
    状態データのデータ値が何れも変化しない部分を、該変
    化しない部分での各状態データのデータ値を表すデータ
    列へ圧縮し、圧縮した1又は複数のデータ列を含む時間
    圧縮データへ変換すべくなしてあることを特徴とする請
    求項1に記載の故障診断システム。
  3. 【請求項3】 前記診断手段は、前記前記変換手段によ
    って変換された時間圧縮データのうち、前記異常事例デ
    ータと一致しているデータ列の数を演算する演算手段を
    更に有し、該演算手段による演算結果に基づき、対象設
    備の故障を診断すべくなしてあることを特徴とする請求
    項2に記載の故障診断システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶部は、対象設備が正常である場
    合の前記特定の組み合わせの状態データが前記変換手段
    によって変換されたときに得られる時間圧縮データであ
    る正常事例データを予め記憶してあり、 前記照合手段は、前記変換手段によって変換された時間
    圧縮データと、前記記憶部に記憶してある正常事例デー
    タとを照合すべくなしてあることを特徴とする請求項1
    乃至3の何れかに記載の故障診断システム。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークを介して前記故障診断
    装置との間でデータの送受信をすることが可能な情報処
    理装置を更に備え、 前記故障診断装置は、前記診断手段による診断結果を表
    す診断結果データを前記情報処理装置へ送信する送信手
    段を更に具備し、 前記情報処理装置は、前記故障診断装置によって送信さ
    れた診断結果データを受信した場合に、該診断結果デー
    タが表す診断結果を出力する出力手段を具備することを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の故障診断シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記情報処理装置は、与えられた故障を
    特定する故障特定情報を前記故障診断装置へ送信する送
    信手段を更に具備し、 前記故障診断装置が、前記情報処理装置によって送信さ
    れた故障特定情報を受信した場合に、前記抽出手段は、
    記録された状態データのうち、該故障特定情報によって
    特定される故障の診断に必要な組み合わせの状態データ
    を抽出すべくなしてあることを特徴とする請求項5に記
    載の故障診断システム。
  7. 【請求項7】 前記故障診断装置は、対象設備の異常発
    生を検出する検出手段と、 該検出手段によって対象設備の異常発生が検出された場
    合に、異常発生を通知するための通知データを前記情報
    処理装置へ送信する送信手段とを更に具備し、 前記情報処理装置は、前記故障診断装置から送信された
    通知データを受信した場合に、異常発生を通知するため
    の異常発生通知情報を出力する出力手段を具備すること
    を特徴とする請求項5又は6に記載の故障診断システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は、HTMLデータを外部
    から受信した場合に、受信したHTMLデータをWebページ
    として出力すべくなしてあり、 前記故障診断装置は、前記診断結果データを、HTMLデー
    タとして生成すべくなしてあることを特徴とする請求項
    5乃至7の何れかに記載の故障診断システム。
  9. 【請求項9】 対象設備の複数の状態を夫々表す状態信
    号の時間的変化パターンを夫々複数の状態データとして
    記録し、記録した状態データに基づいて、対象設備の故
    障を診断する故障診断装置において、 記録された複数の状態データから特定の組み合わせの状
    態データを抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された状態データを、時間軸方
    向へ圧縮して時間圧縮データへ変換する変換手段と、 対象設備が異常である場合の前記特定の組み合わせの状
    態データが前記変換手段によって変換されたときに得ら
    れる時間圧縮データである異常事例データを予め記憶し
    てある記憶部と、 前記変換手段によって変換された時間圧縮データと、前
    記記憶部に記憶してある異常事例データとを比較し、前
    記時間圧縮データに前記異常事例データと一致する部分
    が含まれるか否かを判別することにより、前記時間圧縮
    データと前記異常事例データとを照合する照合手段と、 該照合手段の照合結果に基づき、対象設備の故障を診断
    する診断手段とを備えることを特徴とする故障診断装
    置。
  10. 【請求項10】 前記変換手段は、前記抽出手段によっ
    て抽出された状態データのうち、連続する複数の時点で
    各状態データのデータ値が何れも変化しない部分を、該
    変化しない部分での各状態データのデータ値を表すデー
    タ列へ圧縮し、圧縮した1又は複数のデータ列を含む時
    間圧縮データへ変換すべくなしてあることを特徴とする
    請求項9に記載の故障診断装置。
  11. 【請求項11】 前記診断手段は、前記前記変換手段に
    よって変換された時間圧縮データのうち、前記異常事例
    データと一致しているデータ列の数を演算する演算手段
    を更に有し、該演算手段による演算結果に基づき、対象
    設備の故障を診断すべくなしてあることを特徴とする請
    求項10に記載の故障診断装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶部は、対象設備が正常である
    場合の前記特定の組み合わせの状態データが前記変換手
    段によって変換されたときに得られる時間圧縮データで
    ある正常事例データが予め記憶してあり、 前記照合手段は、前記変換手段によって変換された時間
    圧縮データと、前記記憶部に記憶してある正常事例デー
    タとを照合すべくなしてあることを特徴とする請求項9
    乃至11の何れかに記載の故障診断装置。
  13. 【請求項13】 前記診断手段による診断結果を表す診
    断結果データを外部へ送信する送信手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項9乃至12の何れかに記載の故障
    診断装置。
  14. 【請求項14】 故障を特定する故障特定情報を外部か
    ら受信した場合に、前記抽出手段は、記録された状態デ
    ータのうち、該故障特定情報によって特定される故障の
    診断に必要な組み合わせの状態データを抽出すべくなし
    てあることを特徴とする請求項13に記載の故障診断装
    置。
  15. 【請求項15】 対象設備の異常発生を検出する検出手
    段と、 該検出手段によって対象設備の異常発生が検出された場
    合に、異常発生を通知するための通知データを外部へ送
    信する送信手段とを更に備えることを特徴とする請求項
    13又は14に記載の故障診断装置。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、対象設備の複数の状
    態を夫々表す状態信号の時間的変化パターンである複数
    の状態データに基づいて、対象設備の故障を診断させる
    ためのコンピュータプログラムにおいて、 コンピュータを、複数の状態データから特定の組み合わ
    せの状態データを抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された状態データを、時間軸方
    向へ圧縮して時間圧縮データへ変換する変換手段と、 該変換手段によって変換された時間圧縮データと、対象
    設備が異常である場合の前記特定の組み合わせの状態デ
    ータが前記変換手段によって変換されたときに得られる
    時間圧縮データである予め与えられた異常事例データと
    を比較し、前記時間圧縮データに前記異常事例データと
    一致する部分が含まれるか否かを判別することにより、
    前記時間圧縮データと前記異常事例データとを照合する
    照合手段と、 該照合手段の照合結果に基づき、対象設備の故障を診断
    する診断手段として機能させることを特徴とするコンピ
    ュータプログラム。
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