JP2003195329A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

表示装置およびその製造方法

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JP2003195329A
JP2003195329A JP2001395658A JP2001395658A JP2003195329A JP 2003195329 A JP2003195329 A JP 2003195329A JP 2001395658 A JP2001395658 A JP 2001395658A JP 2001395658 A JP2001395658 A JP 2001395658A JP 2003195329 A JP2003195329 A JP 2003195329A
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electrode
display device
transmissive
pixel electrodes
film
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JP2001395658A
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English (en)
Inventor
Takashi Sato
崇 佐藤
Kazuki Kobayashi
和樹 小林
Tomokazu Nakagawa
智和 中川
Kanki Wakasaki
環樹 若崎
Asako Fujii
朝子 藤井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示品位の劣化を防止するとともに、フォト
マスクの使用数が低減され、製造方法の容易な表示装置
およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の表示装置は、マトリクス状に配
列された複数の画素電極を主面に有する基板と、前記複
数の画素電極に対向するように配置された対向電極と、
前記複数の画素電極と前記対向電極との間に設けられた
表示媒体層とを有する表示装置であり、前記複数の画素
電極のそれぞれは反射電極および透過電極を有し、前記
複数の画素電極のそれぞれは前記反射電極上に前記透過
電極が直接コンタクトして形成された反射電極領域を含
み、前記対向電極と前記透過電極とが同程度の仕事関数
を有する導電材料から形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示装置およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の低消費電力化の要
望が高まり、反射電極を用いた反射型液晶表示装置が普
及しつつある。しかし、反射型液晶表示装置は、外光を
利用して表示を行うために、室内等の明るさが十分でな
いところでは利用できないという欠点があった。その欠
点を解消するために、反射型液晶表示装置および透過型
液晶表示装置の双方の構造を組み合わせたタイプの半透
過型液晶表示装置が開発、製品化されている。
【0003】この半透過型液晶表示装置は図5に示すよ
うに、上面(表示面)から観察した場合、各画素毎に、
透過型表示を行う領域(以下、透過表示領域と称する。
図5の斜線領域)と、反射型表示を行う領域(以下、反
射表示領域と称する。)とが併設された構成となってい
る。透過表示領域では、液晶層に電圧を印加するための
画素電極123(以下、透過表示領域における画素電極
のことを透過電極領域と称する)としてITO等からな
る透明導電膜が設けられており、表示装置の背面に設け
られたバックライトから光が導入され、この光が液晶層
を透過することにより表示が行われる。
【0004】一方、反射表示領域においては、画素電極
118(以下、反射表示領域における画素電極を反射電
極領域と称する)としてAl等からなる光反射性の導電
膜が設けられており、反射電極によって外光が反射さ
れ、液晶層で反射光の変調が行われることにより表示が
行われる。このように、半透過型液晶表示装置は、同一
画素内に透過電極123と反射電極118という2種類
の電極膜からなる画素電極を備えていた。
【0005】また、それぞれの画素には、薄膜トランジ
スタ130(TFT)等からなるスイッチング素子が接
続されている。一つのスイッチング素子が各画素内の透
過電極123及び反射電極118を同時に駆動するた
め、透過電極123と反射電極118とは互いに電気的
に接続されている必要があった。
【0006】しかしながら、Alからなる反射電極材料
とITOからなる透過電極材料とが直接コンタクトする
素子構造を作製しようとすると、レジストを用いたフォ
トリソグラフィープロセスでパターニングする際のアル
カリ現像工程で、上記電極材料の仕事関数の差に起因す
る電蝕が発生し、問題となる。この問題を回避するた
め、以下のような、透過電極と反射電極とを直接コンタ
クトさせず、他の金属を介して接続する方法が提案され
ている。
【0007】その一つに、ITOからなる透過電極とA
lからなる反射電極とを電飾防止膜を介して接続する方
法がある(以下、従来技術1と称する)。この方法は例
えば特開平11−316382号公報に開示されてい
る。以下、図6および図7を参照しながら、従来技術1
の製造方法について説明する。なお、図6(a)〜
(d)および図7(a)〜(c)は、図5の5A―5A
‘に対応する断面図である。
【0008】まず、図6(a)に示すように、絶縁基板
上101にゲート電極102、ゲート絶縁膜103、お
よび半導体層104a、104bを所望の形に形成す
る。さらに、透過電極用の透明導電膜としてスパッタリ
ング法等によってITO膜106を成膜する。その後I
TO膜106の上に、Ta/TaNやTaN/Ta/T
aNなどの電飾防止膜109をスパッタリング法等によ
り成膜する。
【0009】次に、この電飾防止膜109をフォトリソ
グラフィープロセスによってパターニングし、ソース配
線(図5)、ソース電極109a及びドレイン電極10
9bを形成する。さらに、ソース電極109aおよびド
レイン電極109bをマスクとしてフォトリソグラフィ
ープロセスによってITO膜106をパターニングし、
上記フォトリソグラフィープロセスで形成したレジスト
を剥離する。
【0010】次に電飾防止膜109の上に感光性アクリ
ル樹脂を付与する。続いて図6(b)に示すように、フ
ォトリソグラフィー技術を用いてこの感光性アクリル樹
脂をエッチングし、ドレイン電極109bとコンタクト
を取るためのコンタクトホール113および、透過電極
用開口部114を形成した層間絶縁膜110を形成す
る。なお、この層間絶縁膜110を形成する工程におい
て、反射表示領域となる層間絶縁膜110の表面には、
光拡散用の凹凸112が同時に形成される。
【0011】次に、図6(c)に示すように、層間絶縁
膜110が形成された基板上に、反射電極となるAl膜
116をスパッタリング法等によって成膜する。このと
き、Al膜116とITO膜106との間には、他の導
電膜(電飾防止膜109)が存在しているので、Al膜
116とITO膜106とは直接コンタクトしない。こ
のようにAl膜116とITO膜106との間に電飾防
止膜109を存在させるのは、次工程で用いるエッチン
グ液やレジスト現像液等によって、Al膜116とIT
O膜106とが電蝕されるのを防ぐためである。
【0012】その後、このAl膜116上にフォトレジ
スト117を塗布、露光して所望の形に形成し、図6
(d)に示すように透過表示領域となる領域内のAl膜
116をウェットエッチングによって除去する。
【0013】さらに、図7(a)に示すように透過表示
領域となる領域内に残されている電飾防止膜109をド
ライエッチングにより除去する。この後、レジストを剥
離することによって透過表示領域となる領域内のITO
膜106を露出させて透過電極123とする。このと
き、透過表示領域となる領域内のAl膜116のみエッ
チングを行い、これ以外の領域のAl膜のエッチングを
行わない。これは、ドレイン電極のエッチングを行う際
に層間絶縁膜110がダメージを受けるのを防止するた
めである。
【0014】その後、再度フォトリソグラフィープロセ
スにより、TFT130上などに残っているAl膜11
6をエッチングによってパターニングした後、レジスト
を剥離する。これにより、図7(b)に示すように、反
射電極118が完成する。
【0015】さらに、基板上に配向膜(図示せず)を形
成し、図7(c)に示すように、絶縁基板119上に対
向電極120を備えた対向基板121と貼り合せ、二枚
の基板の間隙に液晶材料122を注入・封止する。以上
の方法により、従来技術1の液晶表示素子が完成され
る。
【0016】上記の方法以外に、特開平11−2819
93号公報に開示(公報の図20〜22に関する実施
例)されている製造方法もある(以下、従来技術2と称
する)。以下、図8を参照して従来技術2の製造方法を
説明する。なお、図8(a)〜(e)は図5の5A―5
A‘に対応する断面図である。
【0017】まず、図8(a)に示すように、絶縁基板
上101にゲート電極102、ゲート絶縁膜103、お
よび半導体層104a、104bを所望の形に形成す
る。この上に、ITO膜106をスパッタリング法等に
よって成膜し、さらにフォトリソグラフィープロセスお
よびウェットエッチングプロセスによりパターニング
し、レジストを剥離する。これにより、何れもITO膜
106からなる透過電極123、ソース電極109a、
ドレイン膜109bおよびソース配線115(図5に示
す)が形成される。
【0018】次に、感光性アクリル樹脂を塗布した後に
層間絶縁膜110を形成し、露光する。これにより図8
(b)に示すように、層間絶縁膜110にドレイン電極
109bとコンタクトを取るためのコンタクトホール1
13と、透過電極用開口部114とを形成する。
【0019】次に、図8(c)に示すように、層間絶縁
膜110が形成された基板上に、Mo膜124及びAl
膜116をスパッタリング法等によって成膜する。な
お、Mo膜124は、Al膜116とITO膜106と
が、次の工程でのレジスト現像液やエッチング液等によ
って電蝕を生じないための電蝕防止膜である。
【0020】続いて、フォトリソグラフィープロセス・
ウェットエッチングプロセスによりAl膜116をパタ
ーニングし、レジストを剥離する。これにより、図8
(d)に示すように、反射電極118が形成され、TF
T基板が完成する。なお、必要に応じて配向膜(図示せ
ず)を形成してもよい。
【0021】さらに、図8(e)に示すように、対向基
板121と貼り合せ、基板間に液晶材料122を注入・
封止することにより、液晶表示素子が完成される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1の製造方法では、ITO膜106とAl膜11
6とが電蝕するのを防止するために、両者の間に一旦、
電蝕防止膜109を形成した後、最終的には透過電極用
開口部内で電飾防止膜109をエッチングして除去して
いた。また、隣接画素間で画素電極が分離されるよう
に、Al膜116をエッチングする必要があった。この
ため、マスク枚数及び工程数の増加等の不具合を招来し
ていた。
【0023】これに対して従来技術2の方法では、従来
技術1よりもマスク枚数は少なくて済むが、ITO膜1
06とAl膜116との間に電触防止膜を設けた後に、
透過電極用開口部内で、Al膜116と電触防止膜12
4とをエッチングする必要があり、また、隣接画素間で
画素電極が分離するように、Al膜116をエッチング
する必要があるため、製造工程が複雑であった。
【0024】また、いずれの従来技術でも、図7(c)
および図8(d)に示すように、TFT基板表面の反射
電極118(Al膜116)と、対向基板121上の対
向電極120(ITO膜106)とは、絶縁体である液
晶層122を介して互いに対面している。このとき、A
l膜116とITO膜106との仕事関数の差によって
液晶表示装置内で電位分布が生じ、これによりフリッカ
の発生、コントラスト比の低下等の表示品位の劣化が問
題となっていた。
【0025】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、表示品位の劣化を防止するとともに、フォトマス
クの使用数が低減され、製造方法の容易な表示装置およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、マ
トリクス状に配列された複数の画素電極を主面に有する
基板と、前記複数の画素電極に対向するように配置され
た対向電極と、前記複数の画素電極と前記対向電極との
間に設けられた表示媒体層とを有する表示装置であり、
前記複数の画素電極のそれぞれは反射電極および透過電
極を有し、前記複数の画素電極のそれぞれは前記反射電
極上に前記透過電極が直接コンタクトして形成された反
射電極領域を含み、前記対向電極と前記透過電極とが同
程度の仕事関数を有する導電材料から形成されており、
これにより上記課題を解決する。
【0027】前記複数の画素電極のそれぞれは透過電極
領域をさらに有し、前記透過電極領域は、前記反射電極
領域の前記透過電極が延設された領域を含むことが好ま
しい。
【0028】前記反射電極のほぼ全領域が、前記透過電
極と直接コンタクトしていることが好ましい。
【0029】前記透過電極領域は前記複数の画素電極の
それぞれの内側部分に設けられ、かつ、前記反射電極領
域は前記透過電極領域の周囲に設けられており、前記複
数の画素電極のそれぞれは、前記反射電極と前記透過電
極との端部が略一致して形成された端部を有することが
好ましい。
【0030】前記複数の画素電極のそれぞれは、撥水部
によって実質的に包囲されていることが好ましい。
【0031】前記撥水部は凸状のリブであることが好ま
しい。
【0032】前記導電材料は、ITOであることが好ま
しい。
【0033】前記反射電極は、Alから形成されている
ことが好ましい。
【0034】前記表示媒体層は液晶材料を含み得る。
【0035】前記表示媒体層は有機EL材料を含み得
る。
【0036】本発明の表示装置の製造方法は、マトリク
ス状に配列された複数の画素電極を主面に有する基板
と、前記複数の画素電極に対向するように配置された対
向電極と、前記複数の画素電極と前記対向電極との間に
設けられた表示媒体層とを有する表示装置の製造方法で
あり、前記主面に、撥水部で実質的に包囲された複数の
領域を、マトリクス状に形成する工程と、前記主面に反
射電極膜を堆積し、前記撥水部が露出するように前記反
射電極膜をパターニングし、複数の反射電極を形成する
工程と、前記主面に透明導電材料分散溶液を付与し、前
記撥水部の撥水性を利用して、前記複数の領域毎に分離
された前記複数の透過電極を形成する工程とを包含し、
これにより上記課題を解決する。
【0037】前記撥水部が撥水性材料から形成された凸
状のリブであることが好ましい。
【0038】前記透明導電材料分散溶液がITOを含
み、前記反射電極膜がAlから形成されていることが好
ましい。
【0039】本発明のパターニングされた透過電極膜の
形成方法は、主面を有する基板を用意する工程と、前記
主面に撥水部で実質的に包囲された複数の領域を形成す
る工程と、前記主面に透明導電材料分散溶液を付与する
工程と、前記撥水部の撥水性を利用して、前記複数の領
域毎に分離された透過電極膜を形成する工程とを包含
し、これにより上記課題を解決する。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置は、マトリクス
状に配列された複数の画素電極を主面に有する基板と、
その画素電極に対向するように配置された対向電極と、
画素電極と対向電極との間に設けられた表示媒体層とを
有する。複数の画素電極のそれぞれは、反射電極および
透過電極を有している。また、複数の画素電極のそれぞ
れは、反射電極上に透過電極が直接コンタクトして形成
された反射電極領域を含んでいる。対向電極と透過電極
とは、同程度の仕事関数を有する導電材料から形成され
ている。
【0041】本発明の表示装置では上述したように、透
過電極と対向電極とが同程度の仕事関数を有する導電材
料から形成されており、これらの電極は互いに表示媒体
層を介して対向している。従って、両電極間において電
位分布に偏りが生じるのを抑制できる。これにより、フ
リッカの発生、コントラスト比の低下等の表示品位の劣
化を抑制できる。ここで、仕事関数が同程度とは、仕事
関数の値の差が0.2程度であることを意味する。
【0042】なお、対向電極および透過電極は典型的に
はいずれもITOから形成され、反射電極はAlから形
成され得る。また、表示媒体層には、液晶材料または有
機ELが使用され得る。表示媒体層に有機ELを用いる
場合には、光の利用効率を高めるために画素電極を反射
電極とすることが好ましい。
【0043】また、液晶表示装置の場合、複数の画素電
極のそれぞれが、上述した反射電極領域に加えて、透過
電極領域を有する構成としてもよい。これにより、反射
モードおよび透過モードの両方で表示できる半透過型表
示装置を提供することが可能となる。この場合、反射電
極領域の透過電極が反射電極領域を超えて延設され、こ
の延設部分が画素電極の透過電極領域を形成することが
好ましい。これにより、後述する簡便な製造方法で表示
装置を作製することができるからである。なお、透過電
極領域とは、画素電極内における透過モードで表示が行
われる領域をいう。
【0044】また、反射電極のほぼ全面を透過電極で覆
うことが好ましい。これにより、画素電極のほぼ全面で
透過電極と対向電極とが、液晶層を介して対向するの
で、画素電極と対向電極との間で電位分布に偏りが生じ
ることをより確実に抑制できる。
【0045】また、透過電極領域が画素電極のそれぞれ
の内側部分に設けられ、かつ、反射電極領域が透過電極
領域の周囲に設けられている構成を採用した場合、画素
電極は、反射電極と透過電極との端部がほぼ一致して形
成された端部を有することが好ましい。これにより、反
射電極を透明電極で覆うと共に、反射電極の面積を大き
くすることができる。この構造は、後述する撥水部を利
用する製造方法により、簡便に製造することができる。
【0046】次に、本発明の表示装置の製造方法を説明
する。
【0047】本発明の表示装置の製造方法は、基板の主
面に、撥水部で実質的に包囲された複数の領域をマトリ
クス状に形成する工程と、基板の主面に反射電極膜を堆
積し、撥水部が露出するように反射電極膜をパターニン
グし、複数の反射電極を形成する工程と、基板の主面に
透明導電材料分散溶液を付与し、撥水部の撥水性を利用
して、複数の領域毎に分離する複数の透過電極を形成す
る工程とを含む。
【0048】本発明の表示装置の製造方法では、透過電
極の材料として透明導電材料分散溶液を用い、撥水部の
撥水性を用いて透過電極のパターニングを行う。従っ
て、マスクエッチング等の複雑なパターニング工程を使
用することなしに、複数の透明電極をパターニングする
ことができるので、製造プロセスコストの軽減や、製造
時間の短縮が可能となる。またこのようにして形成した
画素電極では、隣接する画素電極間の短絡不良の発生を
十分に防止できる。
【0049】なお、撥水部は撥水性材料から形成された
凸状のリブであることが好ましい。これにより、透明導
電材料分散溶液を基板の主面に付与した場合に、透明導
電材料分散溶液がより確実に複数の領域毎に分離され
る。従って、隣接する画素電極間の短絡不良の発生をよ
り確実に防止できる。
【0050】上述した透明導電材料分散溶液は典型的に
はITOを含み、反射電極膜はAlから形成される。
【0051】また本発明によると、パターニングされた
透過電極膜の簡便な形成方法が提供される。本発明のパ
ターニングされた透過電極膜の形成方法は、主面を有す
る基板を用意する工程と、主面に撥水部で実質的に包囲
された複数の領域を形成する工程と、主面に透明導電材
料分散溶液を付与する工程と、撥水部の撥水性を利用し
て、複数の領域毎に分離する透過電極膜を形成する工程
とを包含する。
【0052】本発明の透過電極膜の形成方法によると、
マスクエッチング等の複雑なパターニング工程を使用す
ることなしに、所定のパターンの複数の透過電極膜を形
成することができるので、製造プロセスコストの軽減
や、製造時間の短縮が可能となる。
【0053】上記に説明した本発明は、1画素内に反射
電極領域と透過電極領域とが併設され、反射モードおよ
び透過モードの両方で表示できる半透過型液晶表示装置
に好適に適用される。以下、このような液晶表示装置の
実施形態を説明する。
【0054】(実施形態)図1および図2を参照しなが
ら本発明の一実施形態に係る液晶表示装置50を説明す
る。図1は液晶表示装置50の部分平面図であり、図2
は図1の1A―1A‘に対応する断面図である。なお、
図1では対向基板20および液晶層30を省略して示し
ている。
【0055】図1および図2に示すように、液晶表示装
置50は、一対の基板7および52と、一対の基板の間
に配置された液晶層30(表示媒体層)とを有する。一
対の基板のうち、対向基板52の液晶層側表面には、ほ
ぼ全面にITOからなる対向電極18が設けられている
(図2)。
【0056】これに対して、他方の基板7の液晶層側表
面には図1に示すように、列方向に配列された複数の信
号線1と、行方向に配列された複数の走査線2と、マト
リクス状に配列された複数の画素電極54と、TFT3
のような複数のスイッチング素子と、画素電極54をほ
ぼ囲むように設けられた凸状のリブ6とが設けられてい
る。
【0057】各画素電極54は、隣接する一対の走査線
2と、隣接する一対の信号線1とによって包囲されるよ
うに配置され、各画素電極54はその端部において、信
号線1または走査線2と隣接する。リブ6(図1の斜線
部)は、信号線1または走査線2のそれぞれにほぼ対応
するように配置されており、各画素電極54を実質的に
包囲している。後の製造方法の説明で詳述するが、リブ
6は、画素電極54を容易に形成するために設けられた
ものであり、画素電極54を形成した後に除去すること
も可能である。
【0058】走査線2にはTFT3をオン/オフを制御
するための信号が供給され、信号線1にはデータ信号が
供給される。複数の画素電極54のそれぞれには複数の
TFT3のそれぞれが電気的に接続されており、各画素
電極54は、各TFT3を介して、対応する信号線1と
電気的に接続されている。
【0059】図2に示すように画素電極54は反射電極
5と透過電極4とを有しており、反射電極5はAlの導
電膜から形成されており、透過電極4はITOの導電膜
から形成されている。画素電極54は、反射電極5上に
透過電極4が直接コンタクトして形成された反射電極領
域と、反射電極領域の透過電極4が反射電極領域を超え
て延設されて構成された透過電極領域とを有する。これ
により、液晶表示装置50の1画素内には、反射モード
で表示を行う反射表示領域と、透過モードで表示を行う
透過表示領域とが併設されている。液晶表示装置50
は、外光を反射して表示する反射モードと、バックライ
ト光を透過して表示する透過モードとの両方で表示して
おり、半透過型表示装置である。図1に示すように液晶
表示装置50では、各画素のほぼ中央領域に透過表示領
域が設けられ、この透過表示領域の周囲に反射表示領域
が設けられている。これにより、反射表示領域がTF
T、走査線および信号線の上、またはこれらに近接して
設けられるので、画素開口率の低下を抑制できる。
【0060】また上述したように、液晶表示装置50で
は透過電極領域が画素電極54の内側部分に設けられ、
かつ、反射電極領域が透過電極領域の周囲に設けられて
いるので、画素電極54の端部54Eでは、反射電極5
と透過電極4との端部がほぼ一致していることが好まし
い。これにより、反射電極5を透過電極4で覆うと共
に、反射電極の面積を大きくすることができる。
【0061】以下、液晶表示装置50をより詳細に説明
する。
【0062】図2に示すように、液晶表示装置50の対
向基板20は、絶縁基板52と、その主面に形成された
ITOからなる対向電極18を有している。
【0063】この対向基板20に対向するように配置さ
れたTFT基板40は、絶縁基板7と、その上に形成さ
れた、ゲート電極8、ゲート電極8の上のゲート絶縁膜
9、半導体層10a、10b、積層導電膜(ITO/T
a/TaN)からなるソース電極11およびドレイン電
極12と、層間絶縁膜13とを有する。層間絶縁膜13
には、ドレイン電極12上にコンタクトホール14と、
画素中央付近の透過表示領域に配置される透過電極用開
口部15が設けられている。
【0064】さらに、隣接する画素間の層間絶縁膜13
上には、画素周縁を囲む様にして撥水性樹脂からなるリ
ブ6が設けられ、これよりも画素内側にAlからなる反
射電極5とITOからなる透過電極4とが形成されてい
る。反射電極5はコンタクトホール14でドレイン電極
12と接続され、透過電極4は同じくコンタクトホール
14で反射電極5を介してドレイン電極12と接続され
ている。透過電極4は、さらに透過電極用開口部15ま
で延設されている。
【0065】層間絶縁膜13に透過電極用開口部15を
設けることにより、透過表示領域の液晶層13の厚さ
を、反射表示領域の液晶層13の厚さよりも大きくする
ことができる。また、透過表示領域の液晶層13の厚さ
を、反射表示領域の液晶層13の厚さ約2倍にすること
によって、表示品質を最適化することができる。
【0066】また、反射表示領域の層間絶縁膜13の表
面には光拡散用の凹凸16が形成されている。この凹凸
16を反映した表面プロファイルを有する反射電極が外
光を拡散反射する。
【0067】本実施形態では、ソース電極11及びドレ
イン電極12を積層導電膜から形成しているが、単層の
金属層から形成してもよい。また、必要に応じて、両基
板40、20の液晶層側表面には配向膜(図示せず)等
が形成され得る。
【0068】次に、図3および図4を参照して、液晶表
示装置50の製造方法を説明する。
【0069】まず、図3(a)に示すように、絶縁基板
7上に、ゲート配線(図1)と、ゲート配線の一部を構
成するゲート電極8と、ゲート絶縁膜9と、半導体層1
0a、10bとを所望の形状に形成する。
【0070】さらに、ITOからなる透明導電膜をスパ
ッタリング法等によって成膜し、その上にTa/TaN
からなる金属積層膜をスパッタリング法等によって成膜
する。その後、フォトレジストを塗布、露光して所望の
形状に形成し、金属積層膜をドライエッチングによって
パターニングし、ITOからなる透明導電膜をウェット
エッチングプロセスでパターニングすることにより、ソ
ース電極11およびドレイン電極12を形成する。以上
のようにしてTFT3が形成される。
【0071】なお、上記金属積層膜の材料には、Ta/
TaNに限らず、TaN/Ta/TaNやAl/Ti等
を用いてもよい。金属積層膜にAl/Tiの積層膜を使
用する場合、これをエッチングする時に、下層にある半
導体膜と良好な選択比が取れるので、透明導電膜を設け
る必要がなくなる。
【0072】次に、図3(b)に示すように、層間絶縁
膜13となる感光性アクリル樹脂25を塗布し、この上
に撥水性樹脂26(例えば、FまたはSiなどの撥水性
材料を含有するアクリル樹脂)を塗布する。さらにこの
上にレジスト27を塗布する。
【0073】次に図3(c)のように、レジスト27を
ハーフトーン露光し、パターニングする。その後、この
レジスト27を用いて感光性アクリル樹脂25(層間絶
縁膜13)をパターニングし、図3(d)に示すよう
に、コンタクトホール14及び透過電極用開口部15を
形成する。コンタクトホール14内にドレイン電極12
が露出され、透過電極用開口部15内に絶縁膜9が露出
される。
【0074】さらにこれをドライエッチング等の手法を
用いてエッチングを行った後、レジストを剥離すること
によって層間絶縁膜13の表面に撥水性樹脂膜26から
なるリブ6を露出させる。なお、リブ6は、基板7の表
面でマトリクス状の複数の領域を実質的に囲むように形
成されており(図1参照)、最終的に、この複数の領域
のそれぞれに画素電極が形成される。
【0075】本実施形態では層間絶縁膜層13上に撥水
性樹脂膜によるリブ6(撥水部)を形成したが、撥水部
の材料や形成方法は上述したものに限定されない。例え
ば、層間絶縁膜13で予めリブ6を形成しておき、この
リブの表面に他の領域と撥水性を異ならせるような表面
加工を施してもよい。あるいは、リブ6の表面に撥水性
材料を塗布してもよい。
【0076】また、必ずしも立体的なリブを形成しなく
ても、層間絶縁膜13上に平面的(二次元)に撥水性を
付与するものであっても構わない。また、リブ6の表面
あるいは二次元撥水部の撥水性としては、水との接触角
が60°以上であることが好ましい。さらに、撥水部と
その周囲の非撥水部(または親水部)のそれぞれ接触角
の差が40°以上であることがさらに好ましい。これに
より、ITO溶液を付与したときに、ITO溶液がリブ
を超えて隣接画素領域に侵入することがない。
【0077】なお、ITO溶液に用いる溶媒には極性溶
媒が好ましく、撥水部の撥水性やリブの高さなどに応じ
て十分撥水されるように選定すればよい。また、ITO
溶液を画素領域ごとに分離できれば、撥水部で画素領域
を完全に包囲しなくても良い。本明細書で、撥水部で
「実質的に」画素領域を囲む、という表現は、ITO溶
液を画素領域ごとに分離できる程度に、画素領域を撥水
部で囲んでいることを示す。
【0078】立体的なリブ6を形成する際には、リブの
厚み、つまり反射電極の下地表面から撥水部表面までの
距離(層間絶縁膜13の表面からの高さ)は3μm未満
であることが好ましい。これよりも厚くなると、例えば
真空注入法等によって液晶材料の注入を行う場合に、注
入ムラが生じ易くなったり、あるいは、ラビングにより
配向処理を行う際に配向ムラが生じ易くなったりするこ
とがある。逆に、リブ6の厚さが薄いと、後に付与する
ITO溶液の粘度が低い場合等に、たとえリブ表面の撥
水性が高くても隣接画素間でITOがリークしてしまう
ことがある。リブの最低限の厚みは、ITO溶液中のI
TO濃度、溶液粘度、溶液と撥水性樹脂膜との接触角
等、幾つかの要素を考慮して決定することが好ましい。
【0079】続いて、図4(a)のように、層間絶縁膜
13が形成された基板上に、反射電極用のAlまたはA
gなどの金属膜28をスパッタリング法等によって成膜
する。所望の形にパターニングしたフォトレジストを用
いて、金属膜28をエッチングすることにより、リブ6
を露出させ、透過電極用開口部15の金属膜28を除去
し、図4(b)に示すような反射電極5を形成する。こ
のとき、透過電極用開口部15では、絶縁膜9が露出さ
れている。
【0080】次に、反射電極5の上にITO溶液をスピ
ンコート、ディップ、スプレーまたはインクジェットな
どの方法を用いて付与する。さらにこのITO溶液をア
ニールし、ITO成分を基板上に固着させることによ
り、図4(c)に示すように、リブ6に実質的に包囲さ
れた領域内に透過電極4が形成される。
【0081】本実施形態の製造方法では上述したよう
に、それぞれが所望のパターンの画素電極54に対応す
る複数の領域を実質的に包囲するように、撥水性樹脂膜
からなるリブ6が基板に形成され(図3(d))、この
基板にITO溶液が付与される(図4(c))。リブ6
は撥水性樹脂膜からなるので、リブ6上にITO溶液が
固着することがなく、ITO溶液は、各領域ごとに分離
される。従って、ITO溶液を付与後、アニールするの
みで透過電極4を形成することができる。これにより、
従来のマスクエッチング等の複雑なパターニング工程が
不要となり、プロセスコストの低減及び製造時間の短縮
が可能となる。また、上述した方法によってパターニン
グされた透過電極4は、隣接する画素間での短絡不良の
発生を十分に回避できる。
【0082】また本実施形態の製造方法では、ITO溶
液を基板に付与する際には、透過電極用開口部15内の
金属膜28、および、隣接する画素の間隙(すなわちリ
ブ6の上)の金属膜28がエッチング除去されており、
透過電極用開口部15内の絶縁膜9およびリブ6が露出
している。従って、ITO溶液を付与した後に金属膜2
8をパターニング工程がないので、ITO溶液を付与し
た後にレジスト現像液やエッチング液が付与されること
がない。よって、ITO溶液を基板に付与する前に、あ
らかじめ電飾防止のための金属積層膜を形成することな
しに、Alなどからなる反射電極5の上に直接コンタク
トするようにITO溶液を付与することができる。
【0083】なお、リブ6は、透過電極形成後にアッシ
ング等で除去してもよい。
【0084】上述したITO溶液としては、本実施形態
では、蟻酸インジウムと有機酸錫化合物を有機極性溶媒
であるN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解
させた溶液を用いた。なおITO溶液はこれに限定され
ることはなく、特開平11−227740号公報等に開
示されたITO粉末を溶媒に分散または溶解した塗料
や、特開平2001−2954号公報等に開示された蟻
酸インジウムと有機酸錫化合物を溶媒に溶解させた溶液
等を用いることもできる。溶媒の選択にあたっては、A
lがその溶媒に対して安定であることが必要である。ま
た、電蝕が発生しない溶媒を選択すべきである。その
点、上記ITO溶液の溶媒としてはアルコール類等、ほ
ぼ中性の溶媒を選択することができるので、電蝕発生の
心配がない。さらに、必要に応じて、透過電極4上に配
向膜(図示せず)を形成し、配向処理を行う。以上の工
程により、TFT基板40が完成される。
【0085】最後に図4(d)に示すように、ITOか
らなる対向電極18を備えた対向基板20と図4(c)
のTFT基板40とを貼り合せ、基板間に液晶材料30
を封入することにより、本実施形態の液晶表示装置50
が完成される。
【0086】以上、説明した製造方法では、反射電極5
と透過電極4との電蝕反応(局部電池反応)が生じるこ
とがないので、反射電極5と透過電極4とを直接コンタ
クトさせることができる。また、ITO溶液および撥水
性材料からなるリブ6を用い、マスクを使用することな
しに透過電極4を形成することができるので、従来に比
べて製造の際に使用するマスク枚数を削減することがで
きる。
【0087】また、得られた液晶表示装置50では、画
素電極54のほぼ全面で透過電極16と対向基板20の
対向電極18とが液晶層30を介して対向しており、こ
れらの電極は同じ材料であるITOから形成されてい
る。従って、画素電極54と対向電極18との間で電位
分布に偏りが生じにくいので、従来問題となっていた仕
事関数の差に起因していた電圧分布(ムラ)等の問題を
解消することができ、良好な表示品位の液晶表示装置が
提供される。
【0088】なお、上述した実施形態では、透過電極1
6と対向電極18とをITOから形成しているが、透過
電極16および対向電極18の材料はこれに限定され
ず、同程度の仕事関数を有する異なる電極材料を用いて
透過電極16および対向電極18をそれぞれ形成しても
よい。
【0089】
【発明の効果】上述したように本発明によると、表示品
位の劣化を防止するとともに、フォトマスクの使用数が
低減され、製造方法の容易な表示装置およびその製造方
法を提供することができる。
【0090】本発明は、Alから形成される反射電極
と、ITOから形成される透過電極とを有する半透過型
液晶表示装置に好適に適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の部分
平面図である。
【図2】図1の1A―1A’に対応する断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る
液晶表示装置の製造方法を説明する図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る
液晶表示装置の製造方法を説明する図である。
【図5】従来の半透過型液晶表示装置の部分平面図であ
る。
【図6】(a)〜(d)は、従来の液晶表示装置の製造
方法を説明する図である。
【図7】(a)〜(c)は、従来の液晶表示装置の製造
方法を説明する図である。
【図8】(a)〜(e)は、従来の液晶表示装置の製造
方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 信号線 2 走査線 3 TFT 4 透過電極 5 反射電極 6 リブ 7 絶縁基板 8 ゲート電極 9 絶縁膜 10a、10b 半導体層 11 ソース電極 12 ドレイン電極 13 層間絶縁膜 14 コンタクトホール 15 透過電極用開口部 16 凹凸 18 対向電極 20 対向基板 25 感光性アクリル樹脂 26 撥水性樹脂膜 27 レジスト 28 金属膜 30 液晶層 40 TFT基板 50 液晶表示装置 52 絶縁基板 54 画素電極 54E 画素電極の端部 115 ソース配線 123 透過電極 118 反射電極 101、119 絶縁基板 102 ゲート電極 103 ゲート絶縁膜 104a、104b 半導体層 106 ITO膜 190 電飾防止膜 109a ソース電極 109b ドレイン電極 110 層間絶縁膜 113 コンタクトホール 114 透過電極用開口部 112 凹凸 120 対向電極 121 対向基板 117 レジスト 116 Al膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 A (72)発明者 中川 智和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 若崎 環樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤井 朝子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA14Y FA41Z FB08 FC01 FC10 FC26 GA02 GA03 GA13 LA12 LA16 2H092 GA17 GA29 HA04 HA05 JA24 JA46 JB07 KA18 MA05 MA13 MA15 MA17 MA18 NA01 NA27 NA29 3K007 CC00 DB03 5C094 AA02 AA43 BA03 BA27 BA43 CA24 EA04 EA06 FA02 FA10 FB15 GB10 HA08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の画素電
    極を主面に有する基板と、前記複数の画素電極に対向す
    るように配置された対向電極と、前記複数の画素電極と
    前記対向電極との間に設けられた表示媒体層とを有する
    表示装置であって、 前記複数の画素電極のそれぞれは反射電極および透過電
    極を有し、前記複数の画素電極のそれぞれは前記反射電
    極上に前記透過電極が直接コンタクトして形成された反
    射電極領域を含み、 前記対向電極と前記透過電極とが同程度の仕事関数を有
    する導電材料から形成されている表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画素電極のそれぞれは透過電
    極領域をさらに有し、前記透過電極領域は、前記反射電
    極領域の前記透過電極が延設された領域を含む請求項1
    に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記反射電極のほぼ全領域が、前記透過
    電極と直接コンタクトしている請求項1または2に記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記透過電極領域は前記複数の画素電極
    のそれぞれの内側部分に設けられ、かつ、前記反射電極
    領域は前記透過電極領域の周囲に設sけられており、 前記複数の画素電極のそれぞれは、前記反射電極と前記
    透過電極との端部が略一致して形成された端部を有する
    請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の画素電極のそれぞれは、撥水
    部によって実質的に包囲されている請求項1から4のう
    ちのいずれかに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記撥水部は凸状のリブである請求項5
    に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記導電材料は、ITOである請求項1
    から6のうちのいずれかに記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記反射電極は、Alから形成されてい
    る請求項1から7のうちのいずれかに記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示媒体層は液晶材料を含む請求項
    1から8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示媒体層は有機EL材料を含む
    請求項1、3、5、6、7および8のいずれかに記載の
    表示装置。
  11. 【請求項11】 主面を有する基板を用意する工程と、 前記主面に撥水部で実質的に包囲された複数の領域を形
    成する工程と、 前記主面に透明導電材料分散溶液を付与する工程と、 前記撥水部の撥水性を利用して、前記複数の領域毎に分
    離された透過電極膜を形成する工程とを包含するパター
    ニングされた透過電極膜の形成方法。
  12. 【請求項12】 マトリクス状に配列された複数の画素
    電極を主面に有する基板と、前記複数の画素電極に対向
    するように配置された対向電極と、前記複数の画素電極
    と前記対向電極との間に設けられた表示媒体層とを有す
    る表示装置の製造方法であって、 前記主面に、撥水部で実質的に包囲された複数の領域
    を、マトリクス状に形成する工程と、 前記主面に反射電極膜を堆積し、前記撥水部が露出する
    ように前記反射電極膜をパターニングし、複数の反射電
    極を形成する工程と、 前記主面に透明導電材料分散溶液を付与し、前記撥水部
    の撥水性を利用して、前記複数の領域毎に分離された前
    記複数の透過電極を形成する工程とを包含する表示装置
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記撥水部が撥水性材料から形成され
    た凸状のリブである請求項12に記載の表示装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記透明導電材料分散溶液がITOを
    含み、前記反射電極膜がAlから形成されている請求項
    12または13に記載の表示装置の製造方法。
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