JP2003194377A - 粉塵除去用エアシャワー装置 - Google Patents

粉塵除去用エアシャワー装置

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JP2003194377A
JP2003194377A JP2001395931A JP2001395931A JP2003194377A JP 2003194377 A JP2003194377 A JP 2003194377A JP 2001395931 A JP2001395931 A JP 2001395931A JP 2001395931 A JP2001395931 A JP 2001395931A JP 2003194377 A JP2003194377 A JP 2003194377A
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JP
Japan
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air
dust
air shower
circuit
supply circuit
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Pending
Application number
JP2001395931A
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English (en)
Inventor
Kiichi Kobayashi
小林紀一
Akihiro Imon
井門明洋
Kenichi Sawashima
澤島賢一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Air Curtain Co Ltd
Original Assignee
Japan Air Curtain Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大量の粉塵が発生するだけでなく、高温下の現
場においても電気設備5を故障させることなく使用でき
る、粉塵除去用エアシャワー装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】出入口を備えたエアーシャワー室1に、圧
縮空気を供給する給気回路2と、圧縮空気と粉塵を排出
する排気回路3とを接続する。給気回路2にはフィルタ
を設ける。排気回路3は除塵装置4に接続する。エアー
シャワー室1の内部あるいは外部には電気設備5を設置
する。給気回路2の一部には、電気設備5に、その周囲
の温度よりも低温の空気を供給する、熱放散回路6を接
続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉塵除去用エアシ
ャワー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエアーシャワーは、半導体製造工
場のクリーンルームのような清浄度の高い環境の中で使
用することを前提に開発されていた。そのようなエアー
シャワーは、清掃工場の解体現場のような、大量の粉塵
を発生する場所ではフィルターの目詰まりなどの保守上
の問題がある。そのために、クリーンルーム仕様とは別
に、特に大量の粉塵を発生する場所で使用できる、粉塵
除去用のエアシャワー装置が開発されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記したような、粉
塵従来の粉塵除去用エアシャワー装置は、劣悪な環境に
適応できる装置として開発されているが、さらに最近で
は、大型焼却炉の解体、保守工事のような、過酷な現場
での使用が要求されるようになってきた。そのような現
場では雰囲気温度が60度にも上昇することが珍しくな
い。そのために従来のエアーシャワー装置を使用する
と、特に装置をコントロールする制御盤、操作盤などの
電気設備が、熱の影響を受けて故障する可能性があっ
た。さらに、ダイオキシン、アスベストなどの衣服に付
着した有害物質をエアーシャワーで吹き飛ばした場合
に、それらの有害物質をエアーシャワー室内の本人が吸
引する可能性が少しでもあると、作業員の健康を損なう
危険性がある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、大量の粉塵が発生する
だけでなく、高温下の現場においても電気設備を故障さ
せることなく使用できる、粉塵除去用エアシャワー装置
を提供することを目的とする。さらに、ダイオキシン、
アスベストなどの衣服に付着した有害物質をエアーシャ
ワーで吹き飛ばした場合に、それらの有害物質をエアー
シャワー室内の本人が吸引する危険性がない、粉塵除去
用エアシャワー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の粉塵除去用エアシャワー装置は、
出入口を備えたエアシャワー室に、圧縮空気を供給する
給気回路と、圧縮空気と粉塵を排出する排気回路とを接
続し、給気回路にはフィルタを設け、排気回路は除塵装
置に接続し、エアーシャワー室の内部あるいは外部には
電気設備を設置し、給気回路の一部には、電気設備に、
その周囲の温度よりも低温の空気を供給する、熱放散回
路を接続して構成した、粉塵除去用エアーシャワー装置
を特徴としたものである。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の粉塵除去用エアシャワー装置の実施例について説明す
る。
【0007】<イ>エアーシャワー室 粉塵で汚染した状態の作業員が通過する位置にエアーシ
ャワー室1を設置する。このエアーシャワー室1は、出
入口を備えた密室によって構成する。
【0008】<ロ>給気回路2。 このエアーシャワー室1には、圧縮空気を供給する給気
回路2を接続する。給気回路2は、圧縮空気を発生する
コンプレッサ−21に接続する。コンプレッサ−21へ
大気を取り込むための取り込み回路には、エアフィルタ
27など複数のフィルタ群を介在させて、大気中の汚染
を除去する。さらに、コンプレッサ−21による空気の
圧縮工程において圧縮空気にオイル飛沫が混入する可能
性がある場合には、オイルフィルター25、チャコール
フィルタ26などを介在させ、作業員の呼吸が可能な清
浄な空気を室内に供給する。空気取り込み位置における
大気の温度が高い場合にはさらに熱交換器22を介在さ
せる。
【0009】<ハ>エアーガン23など。 給気回路2の先端は、エアーシャワー室1内に導入し
て、エアーガン23、マスク24などに接続する。エア
ーガン23は、エアーシャワー室1内の作業員が汚染し
た被服に圧縮空気を噴射して、粉塵を払い落とすための
器具である。マスク24は、払い落とした粉塵を作業員
が吸い込むことのないように、新鮮な空気を供給するた
めの器具である。エアーガン23などは、公知のカップ
ラーを介して取り付け、給気回路2と取り外し自在に設
置する。
【0010】<ニ>排気回路3。 エアーシャワー室1には、さらに圧縮空気を粉塵ととも
に排出する排気回路3とを接続する。排気回路3は、除
塵装置4に接続する。この除塵装置4は図の例のように
エアーシャワー室1の外部に設置する場合も、あるいは
エアーシャワー室1の内部に一体化して設置する場合も
ある。除塵装置4は、バグフィルターなど、従来公知の
ものを使用できるが、この装置によってエアーシャワー
室1内で発生した粉塵を分離する。分離した粉塵は外部
に排出して回収し、廃棄する。除塵装置4によって、粉
塵を除去した空気は再供給回路41を経て、再度エアー
シャワー室1内に供給すれば経済的である。除塵装置4
の吐出側には、チャコールフィルター43などを設置し
て大気へ放散する空気を浄化する。
【0011】<ホ>電気設備5。 以上のようなコンプレッサ−21、除塵装置4などの運
転を制御するために、制御盤、操作盤などが必要であ
る。この制御盤などの電気設備5は、容器に収納してエ
アーシャワー室1の内部に設置する。あるいはエアーシ
ャワー室1に近接した外部に設置する。
【0012】<ヘ>熱放散回路6。 前記したように、周囲の空気が高温である場所にエアー
シャワー室1を設置すると、電気設備5は高熱によって
影響を受け、故障する可能性がある。それは、電気設備
5がエアーシャワー室1の内部にあっても、あるいはエ
アーシャワー室1に近接した外部にあっても同様であ
る。そのために、給気回路2の一部に熱放散回路6の一
端を接続し、この熱放散回路6の他端を、電気設備5の
容器に接続する。この熱放散回路6から電気設備5に供
給する圧縮空気の温度は、電気設備5周囲の温度よりも
低温の空気に設定する。そのために、コンプレッサ−2
1で加圧する空気は、高温下のエアーシャワー室1から
離れた、常温の位置から取り入れる。そのような条件が
整わず、取り入れる空気が高温である場合には、前記し
たようにコンプレッサ−21の前にユニットクーラーな
どの熱交換器22を介在させ、そこで温度を低下させ
る。オイルの飛沫が電気設備5に吹き付けられることが
ないよう、コンプレッサ−21の種類によっては、オイ
ルフィルター25で濾過した後の圧縮空気を熱放散回路
6を介して電気設備5に供給する。
【0013】<ト>室内の圧力の調整。 エアーシャワー室1内は常に負圧であるように構成す
る。負圧に設定しておくと、エアーシャワー室1から外
部への空気の漏洩がなく、内部の粉塵がエアーシャワー
室1外へ飛散することを防止できる。そのために、排気
回路3によってエアーシャワー室1内から排気する排気
量を、給気回路2からエアーシャワー室1内に供給する
圧縮空気の給気量よりも大きく設定しておく。排気量が
過大にならないように、除塵装置4の外気への吐出側に
は、負圧調整ダンパー42などを設置しておき、室内圧
力の自動調整を行う。
【0014】<チ>使用方法。 作業員は粉塵の付着した服装のまま、エアーシャワー室
1の扉を開けて密室状態のエアーシャワー室1内へ入っ
て扉を閉める。そしてコンプレッサ−21で圧縮し、フ
ィルタで浄化した清浄な圧縮空気をエアーガン23、エ
アマスク24に供給する。この圧縮空気の供給は、作業
員が自ら操作盤などを操作し、あるいは室外の係員が操
作盤を操作し、あるいは自動設定によって行うことがで
きる。作業員は、マスク24を着用した状態でエアーガ
ン23を使用して被服に付着した粉塵を吹き飛ばす。
【0015】<リ>粉塵の回収。 エアーガン23などを介して室内に供給された圧縮空気
は排気回路3から除塵装置4へ供給される。その場合に
前記したように、排気回路3によってエアーシャワー室
1内から排気する排気量は、給気回路2からエアーシャ
ワー室1内に供給する圧縮空気の給気量よりも大きく設
定してあるから、被服から払い落とされた粉塵は、直ち
に排気回路3を介して除塵装置4に導入される。除塵装
置4で粉塵と分離して清浄化された空気は、再供給回路
41を介して再度エアーシャワー室1に供給される。
【0016】<ヌ>電気設備5などの保護。 電気設備5などには低温の外気から取り入れた空気、あ
るいは熱交換器22で温度を下げた空気が、熱放散回路
6を介して供給される。そのためにエアーシャワー室1
を大型焼却炉の付近の高温下に設置した場合でも、電気
設備5などには室内よりも低温の空気が供給されて、故
障から保護される。
【0017】
【本発明の効果】本発明の粉塵除去用エアシャワー装置
は以上説明したようになるから、 <イ>大量の粉塵が発生する場所において作業員を保護
することができるだけでなく、高温下においても電気設
備の故障の発生を防止することができる。 <ロ>エアーシャワー室内の作業員には、直接マスクを
介して清浄な空気を供給することができる。したがって
衣服に付着したダイオキシン、アスベストなどをエアー
シャワーで吹き飛ばした場合に、本人がそれらの有害物
質を吸引するという危険性がなく、安全が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉塵除去用エアシャワー装置の実施例
の説明図。
【図2】電気装置へ空気を供給する実施例の説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤島賢一 東京都豊島区南大塚2−35−12竹内ビル3 階 日本エアカーテン株式会社内 Fターム(参考) 3L058 BF04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入口を備えたエアシャワー室に、 圧縮空気を供給する給気回路と、 圧縮空気と粉塵を排出する排気回路とを接続し、 給気回路にはフィルタを設け、 排気回路は除塵装置に接続し、 エアーシャワー室の内部あるいは外部には電気設備を設
    置し、 給気回路の一部には、電気設備に、その周囲の温度より
    も低温の空気を供給する、熱放散回路を接続して構成し
    た、 粉塵除去用エアシャワー装置
  2. 【請求項2】給気回路の先端は、 エアーシャワー室内に配置したエアーガンなどに接続し
    た、 請求項1記載の、粉塵除去用エアシャワー装置
  3. 【請求項3】排気回路によってエアーシャワー内から排
    気する排気量は、 給気回路からエアーシャワー内に供給する圧縮空気の給
    気量よりも大きく設定した、 請求項1記載の、粉塵除去用エアシャワー装置
JP2001395931A 2001-12-27 2001-12-27 粉塵除去用エアシャワー装置 Pending JP2003194377A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107703259A (zh) * 2017-09-21 2018-02-16 浙江富春江环保科技研究有限公司 一种车载式可移动在线检测间

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107703259A (zh) * 2017-09-21 2018-02-16 浙江富春江环保科技研究有限公司 一种车载式可移动在线检测间

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