JP2003193961A - 往復動ピストンポンプ - Google Patents

往復動ピストンポンプ

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JP2003193961A
JP2003193961A JP2001395813A JP2001395813A JP2003193961A JP 2003193961 A JP2003193961 A JP 2003193961A JP 2001395813 A JP2001395813 A JP 2001395813A JP 2001395813 A JP2001395813 A JP 2001395813A JP 2003193961 A JP2003193961 A JP 2003193961A
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寺島雅夫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発生する騒音をより効果的に低減できる往復動
ピストンポンプを提供する。 【解決手段】第1および第2電動モータ104,106
を互いに逆方向に回転することで、運動変換機構(10
3a,105a;104b,106b)を介して第1およ
び第2電動ピストン5,6が交互に前進、後退する。ま
た、電磁切換弁111が選択的に切り替えられ、エアが
シリンダ26,28,30,32に供給されてバルブ9,1
2およびバルブ10,11の各開閉が制御される。ピス
トン5,103とピストン6,105とが交互に前進、後
退することで、被搬送流体が室13,14から交互に吸
い込まれて、吐出口17から吐出される。電動モータ1
04,106を用いることにより、発生する騒音が低減
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば脱水ケーキ
等の高粘稠性物質を管輸送する場合等に使用される往復
動ピストンポンプの技術分野に属し、特に騒音を可及的
に低減しかつ管理を容易にする往復動ピストンポンプの
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば脱水ケーキ等の高粘稠性物質を管
輸送する場合、高圧の吐出圧を要することから、従来か
ら往復動ピストンポンプが使用されている。そして、こ
のような高圧を発生させるために、従来この往復動ピス
トンポンプの駆動には油圧シリンダが使用されている。
油圧シリンダを用いた場合、高圧であるが故に操作切替
弁の切替時等に騒音や衝撃が発生するために、このよう
な騒音や衝撃の発生をできるだけ抑制することが求めら
れる。
【0003】そこで、本発明者は、往復動ピストンポン
プとして油圧シリンダを使用しても、騒音や衝撃の発生
を抑制することができる往復動ピストンポンプを特開2
001−207952号公報により提案している。
【0004】図3は、この公開公報に開示されている往
復動ピストンポンプの一例を示す図である。図中、1は
往復動ピストンポンプ、2はポンプ作動制御回路、3は
第1搬送シリンダ、4は第2搬送シリンダ、5は第1搬
送ピストン、6は第2搬送ピストン、7は第1ピストン
ロッド、7a,7bは第1ピストンロッド7の部材、7
cはフランジカップリング、8は第2ピストンロッド、
8a,8bは第2ピストンロッド8の部材、8cはフラ
ンジカップリング、9は第1吸込バルブ、10は第2吸
込バルブ、11は第1吐出バルブ、12は第2吐出バル
ブ、13は第1搬送流体供給室、14は第2搬送流体供
給室、15は第1搬送流体導入室、16は第2搬送流体
導入室、17はポンプ吐出口、18は第1液圧シリン
ダ、19は第2液圧シリンダ、20は第1液圧ピスト
ン、21は第2液圧ピストン、22は第1押し側パイロ
ットバルブ、24は第1引き側パイロットバルブ、23
は第2押し側パイロットバルブ、25は第2引き側パイ
ロットバルブ、26は第1吸込バルブ作動シリンダ、2
8は第2吸込バルブ作動シリンダ、30は第1吐出バル
ブ作動シリンダ、32は第2吐出バルブ作動シリンダ、
39は液ポンプ、39a,39bは吐出ポート、41は
第1液ポンプ吐出液路、43は第1バルブ開閉制御液
路、48は第2バルブ開閉制御液路、65は第1液圧シ
リンダ制御液路、66は第2液圧シリンダ制御液路、6
7は液圧シリンダ連通液路、74は第1シーケンス弁、
75は第2シーケンス弁、76,77はリミットスイッ
チLS(近接スイッチ)、78はコントローラである。
【0005】この公開公報に記載の往復動ピストンポン
プにおいては、図3に示す状態でモータMの駆動により
液ポンプ39が運転されると、液ポンプ39の一方の吐
出ポート39aから吐出された液は第1バルブ開閉制御
液路43に流れ、更にこの液路43から第1吸込バルブ
作動シリンダ26、第2吸込バルブ作動シリンダ28、
第1吐出バルブ作動シリンダ30、および第2吐出バル
ブ作動シリンダ32に供給されるので、第1吸込バルブ
9および第2吐出バルブ12が開状態に保持され、また
第2吸込バルブ10および第1吐出バルブ11が閉状態
に保持される。このとき、液ポンプ39からの液は第2
液圧シリンダ制御液路66を介して第2シーケンス弁7
5にも流動する。
【0006】ポンプ吐出圧が第2シーケンス弁75の設
定圧力を超えると、第2シーケンス弁75が液路66を
開通し、液ポンプ39からの液が室19aに供給され
る。すると、ピストン21,6が前進するとともにピス
トン20,5が後退し、第2搬送流体導入室16の被搬
送流体が第2吐出バルブ12を通ってポンプ吐出口17
から吐出されるとともに第1搬送流体供給室13の被搬
送流体が第1吸込バルブ9を通って第1搬送流体導入室
15内に吸い込まれる。
【0007】なお、このとき、各シリンダ26,28,3
0,32から排出される液は第2バルブ開閉制御液路4
8に流れ、更にこの液路48から他方の吐出ポート39
bに吸い込まれ、一方の吐出ポート39aから吐出され
る。また、第1液圧シリンダ18から排出される室18
aの液も第1液圧シリンダ制御液路65および第1シー
ケンス弁74を通って液路48に流れ、この液路48か
ら同様にして他方の吐出ポート39bに吸い込込まれ、
一方の吐出ポート39aから吐出される。
【0008】ピストン21,6が押し側のストロークエ
ンドにくると、ピストン20,5が引き側のストローク
エンドにくるので、ピストンロッド7のフランジカップ
リング7cが第1リミットスイッチLS76の検出位置
に位置するようになる。すると、第1リミットスイッチ
LS76はフランジカップリング7cの外周を検出して
その検出信号をコントローラ78に出力する。コントロ
ーラ78は閉回路の液ポンプ39の電磁制御アクチュエ
ータを作動制御して、ポンプ吐出を他方の吐出ポート3
9b側に切り替え、ポンプ吐出液の液路を切り替える。
【0009】すると、液ポンプ39からの液は他方の吐
出ポート39bから液路48に流れ、更にこの液路48
から前述の従来例と同様にして各シリンダ26,28,3
0,32に供給されるので、バルブ9,12が閉状態に設
定され、またバルブ10,11が開状態に設定される。
このとき、液ポンプ39からの液は液路65を介して第
1シーケンス弁74にも流動する。
【0010】ポンプ吐出圧が第1シーケンス弁74の設
定圧力を超えると、第1シーケンス弁74が液路65を開
通し、ポンプ39からの液が室18aに供給される。す
ると、前述の従来例と同様にしてピストン20,5が前
進するとともにピストン21,6が後退する。このと
き、既にバルブ10,11が開きかつバルブ9,12が閉
じているので、室15の被搬送流体が第2吐出バルブ1
2を通ってポンプ吐出口17から吐出されるとともに室
14の被搬送流体が第2吸込バルブ10を通って室16
内に吸い込まれる。なお、このとき、各シリンダ26,
28,30,32から排出される液は液路43に流れ、更
にこの液路43から一方の吐出ポート39aに吸い込ま
れ、他方の吐出ポート39bから吐出される。また、シ
リンダ19から排出される室19aの液は液路66およ
び第2シーケンス弁75を通って液路43に流れ、この
液路43から同様にして一方の吐出ポート39aに吸い
込まれ、他方の吐出ポート39bから吐出される。
【0011】ピストン20,5が押し側のストロークエ
ンドにくると、ピストン21,6が引き側のストローク
エンドにくるので、ピストンロッド8のフランジカップ
リング8cが第2リミットスイッチLS77の検出位置
に位置するようになる。すると、第2リミットスイッチ
LS77はフランジカップリング8cの外周を検出して
その検出信号をコントローラ78に出力する。コントロ
ーラ78は閉回路の液ポンプ39の電磁制御アクチュエ
ータを作動制御して、ポンプ吐出を一方の吐出ポート3
9a側に切り替える。
【0012】すると、液ポンプ39からの液は再び一方
の吐出ポート39aから液路43に流れ、更にこの液路
43から前述の従来例と同様にして各シリンダ26,2
8,30,32に供給されるので、図示のようにバルブ
9,12が開状態に設定され、またバルブ10,11が閉
状態に設定される。以後、前述の各作動が繰り返される
ことで、往復動ピストンポンプ1は被搬送流体を連続し
てポンプ吐出口17から吐出するようになる。
【0013】この公開公報に記載の往復動ピストンポン
プによれば、閉回路の液ポンプ1の2つの吐出ポート3
9a,39bを交互に選択することで液路を切り替える
とともに、吐出側のポートからの液の吐出量が徐々に増
大するため、吸込側のポートからの液に吸込量がこの液
の吐出量の漸増に影響されて漸減するようになる。この
ため、液圧シリンダ18,19の各室18a,19aから
の液の排出が一気に行われないで徐々に行われるので、
液路切替時の衝撃を小さくでき、発生する騒音を低減す
ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の公開
公報に記載の往復動ピストンポンプは騒音低減に周囲に
使用のない程度に一定の効果があるが、往復動ピストン
ポンプに液圧シリンダ18,19が用いられ、しかも高
粘稠性物質を管輸送するために高圧が必要となることか
ら、液圧シリンダ18,19によりある程度の騒音がど
うしても発生してしまう。このような騒音もできるだけ
低減することが望ましい。
【0015】また、液圧(一般に、油圧)を用いること
で、ホースや配管等から作動液が漏れて周囲を汚した
り、定期的な作動液の管理や交換が必要となっている。
しかも、高圧の液圧の知見が必要であるため、メンテナ
ンスを専門家に依頼せざるを得ないという問題もある。
【0016】更に、前述の往復動ピストンポンプ1は第
1および第2吐出バルブ11,12にポペットバルブが
用いられており、このポペットバルブは弁体が弁座に繰
り返し押し付けられることから摩耗し、長期間使用する
うちにシール性が低下して、搬送能力が低下する。この
シール性の低下は、図4に示すスィング式バルブを用い
た往復動ピストンポンプにおいても、その可撓性配管か
らなり、2つの搬送シリンダα,βに選択的に接続切替
するスィング式バルブγの摺動部が摩耗して長期間使用
することにより発生する。
【0017】これらのポペットバルブやスィング式バル
ブの摩耗部分は消耗品として交換可能になっているが、
その交換時期は搬送能力がかなり低下しないとわからな
かった。このため、ポンプの運転計画および修理計画を
事前に確実に設定することが難しいものとなっている。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、発生する騒音をより効果的
に低減できる往復動ピストンポンプを提供することであ
る。本発明はの他の目的は、バルブの所定の摩耗を搬送
能力がそれほど低下しないうちに確実に知ることができ
る往復動ピストンポンプを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、前進および後退する搬送ピス
トンを有するとともに、前記搬送ピストンの後退時に被
搬送流体を吸い込み、前記搬送ピストンの前進時に吸い
込んだ被搬送流体を吐出するようになっている1つの搬
送シリンダと、この搬送シリンダに設けられ、前記搬送
ピストンを前進後退させる駆動手段とを少なくとも備え
たシングルピストンの往復動ピストンポンプにおいて、
前記駆動手段が、前記搬送ピストンに対して押し引きを
行う駆動ピストンを有する電動シリンダと、回転によ
り、前記駆動ピストンを直進運動させるための動力を出
力する電動モータと、この電動モータの回転を前記駆動
ピストンの直進運動に変換する運動変換機構と、前記電
動モータを駆動制御するコントローラとを備えているこ
とを特徴としている。
【0020】また、請求項2の発明は、それぞれ交互に
前進および後退する搬送ピストンを有するとともに、前
記搬送ピストンの後退時に被搬送流体を吸い込み、前記
搬送ピストンの前進時に吸い込んだ被搬送流体を吐出す
るようになっている2つの搬送シリンダと、各搬送シリ
ンダ毎に設けられ、それぞれ前記搬送ピストンを前進後
退させる駆動手段とを少なくとも備えたダブルピストン
の往復動ピストンポンプにおいて、前記駆動手段が、前
記搬送ピストン毎にこの搬送ピストンに対して押し引き
を行う駆動ピストンを有する電動シリンダと、前記電動
シリンダ毎に設けられ、回転により、前記駆動ピストン
をそれぞれ直進運動させるための動力を出力する電動モ
ータと、前記電動シリンダ毎に設けられ、これらの電動
モータの回転を前記駆動ピストンの直進運動に変換する
運動変換機構と、それぞれの前記電動モータを駆動制御
するコントローラとを備えていることを特徴としてい
る。
【0021】更に、請求項3の発明は、前記2つの搬送
シリンダのうち、一方の搬送シリンダが押し出す被搬送
流体の圧力と他方の搬送シリンダが押し出す被搬送流体
の圧力とを検出する圧力計と、この圧力計からの圧力検
出信号により、これらの圧力の圧力差が設定値より大き
くなったとき警報信号を出力する監視装置とを備えてい
ることを特徴としている。
【0022】更に、請求項4の発明は、前記運動変換機
構が、前記駆動ピストンに設けられたボールねじと、前
記電動モータの回転軸に形成され、前記ボールねじに螺
合するねじ溝とからなるか、または、前記駆動ピストン
に設けられた断面台形状の雌ねじと、前記電動モータの
回転軸に形成され、前記雌ねじに螺合する断面台形状の
雄ねじとからなることを特徴としている。
【0023】更に、請求項5の発明は、搬送シリンダに
対応して設けられた吸込バルブおよび吐出バルブと、こ
れらの吸込バルブおよび吐出バルブ毎に設けられそれぞ
れこれらのバルブを開閉するためのバルブ作動シリンダ
とを備え、前記バルブ作動シリンダに対して作動流体の
供給、排出を制御する電磁切換弁が設けられているとと
もに、前記駆動ピストンの押し側ストロークエンドおよ
び引き側ストロークエンドをそれぞれ検出するストロー
クエンド検出手段が設けられており、前記コントローラ
は、前記駆動ピストンの押し側ストロークエンドまたは
引き側ストロークエンドの検出信号に基づいて前記電磁
切換弁の切替を制御することを特徴としている。
【0024】
【作用】このように構成された請求項1ないし5の発明
の往復動ピストンポンプにおいては、電動モータおよび
運動変換機構が用いられることから、ポンプ駆動時の騒
音が大幅に低減する。また、液圧が用いられることから
液漏れ等がなくなるので、液漏れによる周囲の汚れが防
止されるとともに、定期的な作動液の管理や交換が不要
となる。そのうえ、電動モータがコントローラで単に駆
動制御されるだけであるので保守管理がきわめて簡単に
なり、それほど専門知識を有さない者でも保守管理作業
に従事が可能となる。
【0025】特に、請求項3の発明においては、2つの
搬送シリンダが押し出す各被搬送流体の圧力の圧力差が
設定値より大きくなったときに、警報が発せられる。こ
の警報により、ポペット式バルブやスイング式バルブ等
により構成されている吐出バルブの所定の摩耗が搬送能
力がそれほど低下しないうちに確実に把握され、第1お
よび第2吐出バルブの摩耗部分の交換時期がより正確に
把握されるようになる。しかも、このようにバルブの摩
耗部分の交換時期が把握されることから、ポンプの運転
計画および修理計画が事前に確実に設定可能となる。
【0026】また、請求項4の発明においては、運動変
換機構にボールねじか、または台形ねじが用いられるの
で、動力伝達が確実になるとともに、動力伝達構造が簡
単になる。
【0027】更に、請求項5の発明においては、吐出バ
ルブの開閉と搬送ピストンの前進後退とが同期して行わ
れるようになる。これにより、搬送ピストンによる被搬
送流体の吐出がより確実にかつ効率よく行われるように
なる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明にかかる往復動ピスト
ンポンプの実施の形態の一例を示す、図3と同様の図で
ある。なお、以下の実施の形態の説明において、前述の
図3に示す従来例の構成要素と同じ構成要素には、同じ
符号を付すことでその詳細な説明は省略する。
【0029】前述の公開公報に記載の図3に示す従来例
では、往復動ピストンポンプ1の駆動装置に液圧シリン
ダが用いられているが、図1に示すように電動シリンダ
が用いられている。
【0030】すなわち、この例の往復動ピストンポンプ
1は、前述の従来例のポンプ作動制御回路2を構成する
第1液圧シリンダ18、第2液圧シリンダ19、第1お
よび第2押し側パイロットバルブ22,23、第1およ
び第2引き側パイロットバルブ24,25、液ポンプ3
9、第1液ポンプ吐出液路41、第1バルブ開閉制御液
路43の一部、第2バルブ開閉制御液路48の一部、第
1液圧シリンダ制御液路65、第2液圧シリンダ制御液
路66、液圧シリンダ連通液路67、第1および第2シ
ーケンス弁74,75、はリミットスイッチLS(近接
スイッチ)76,77が削除され、代わりに図1に示す
ように、第1電動シリンダ101および第2電動シリン
ダ102を有するポンプ作動制御回路2が設けられてい
る。
【0031】第1電動シリンダ101は第1電動ピスト
ン103(本発明の駆動ピストンに相当)を備えてお
り、この第1電動ピストン103が第1ピストンロッド
7の部材7bに連結されている。また、第1電動ピスト
ン103はボールねじ103aを有しており、このボー
ルねじ103aに、第1電動シリンダ101を駆動する
ための第1電動モータ104の回転軸104aの雄ねじ
部が螺合されている。つまり、ボールねじ103aのボ
ールが雄ねじ部のねじ溝104bに相対回転可能に係合
されている。したがって、第1電動モータ104が駆動
されると、その回転軸104aの回転によりボールねじ
103aを介して第1電動ピストン103が図1におい
て左右方向に往復直線運動をするようになっている。
【0032】また、第2電動シリンダ102も第1電動
シリンダ101とまったく同じ構造を有しており、同様
に、第2ピストンロッド5の部材8bに連結されかつボ
ールねじ105aを有する第2電動ピストン105(本
発明の駆動ピストンに相当)、ねじ溝106bからなる
雄ねじ部が形成された回転軸106aを有する第2電動
モータ106を備えている。そして、第2電動モータ1
06が駆動されると、その回転軸106aの回転により
ボールねじ105aを介して第2電動ピストン105が
図1において左右方向に往復直線運動をするようになっ
ている。
【0033】このようにして、ボールねじ103aと雄
ねじ部のねじ溝104bとで、またボールねじ105a
と雄ねじ部のねじ溝106bとで、それぞれ、回転運動
を直進運動に変換する運動変換機構が構成されている。
なお、この運動変換機構はこれらのボールねじと雄ねじ
部のねじ溝とに限定されることなく、電動モータ10
4,106の回転軸104a,106aに形成された断面
台形状の雄ねじと第1および第2電動ピストン103,
105に形成された断面台形状の雌ねじとからなる台形
ねじで構成することもできる。
【0034】そして、第1および第2電動モータ10
4,106の出力および運動変換機構の強度は、それぞ
れ、前述の例えば脱水ケーキ等の高粘稠性物質を管輸送
することが可能な比較的大きな出力および比較的大きな
強度に設定されている。
【0035】更に、第1および第2電動シリンダ10
1,102には、それぞれ、第1および第2引き側リミ
ットスイッチ(LS)107,108(いずれも、本発
明のストロークエンド検出手段に相当)、第1および第
2押し側リミットスイッチ(LS)109,110(い
ずれも、本発明のストロークエンド検出手段に相当)が
設けられている。第1および第2引き側リミットスイッ
チ(LS)107,108はそれぞれ第1および第2電
動ピストン103,105の引き側のストロークエンド
を規定し、また、第1および第2押し側リミットスイッ
チ(LS)109,110はそれぞれ第1および第2電
動ピストン103,105の押し側のストロークエンド
を規定している。図示の状態では、第1電動ピストン1
03が押し側のストロークエンドにあり、また第2電動
ピストン105が引き側のストロークエンドにある。
【0036】更に、前述の従来例の往復動ピストンポン
プ1では、第1および第2バルブ開閉制御液路43,4
8を介してそれぞれ第1および第2吸込バルブ作動シリ
ンダ26,28と第1および第2吐出バルブ作動シリン
ダ30,32とに圧液を供給することで、第1および第
2吸込バルブ9,10と第1および第2吐出バルブ11,
12との開閉を制御しているが、この例の往復動ピスト
ンポンプ1では、圧液に代えて圧縮空気(以下、エアと
もいう)を第1および第2バルブ開閉制御通路43,4
8を介してそれぞれ第1および第2吸込バルブ作動シリ
ンダ26,28と第1および第2吐出バルブ作動シリン
ダ30,32とに供給することで、第1および第2吸込
バルブ9,10と第1および第2吐出バルブ11,12と
の開閉を制御している。なお、前述の従来例の往復動ピ
ストンポンプ1では各バルブ9,10,11,12の開閉
制御を液圧で行うことから、符号43,44,45,46,
47,48,49,50,51,52を液路と表記している
が、この例の往復動ピストンポンプ1ではエアを用いて
いるので、これらの符号には液路に代えて通路と表記す
る。
【0037】そこで、第1および第2バルブ開閉制御通
路43,48に対してエアの供給、排出を行うための電
磁切換弁111が設けられている。この電磁切換弁11
1は第1バルブ開閉制御通路43をエア供給側に接続し
かつ第2バルブ開閉制御通路48をエア排気側に接続す
る第1位置と、第1バルブ開閉制御通路43をエア排気
側に接続しかつ第2バルブ開閉制御通路48をエア供給
側に接続する第2位置とが設定されている。図示の状態
では、電磁切換弁111は第1バルブ開閉制御通路43
をエア供給側に接続しかつ第2バルブ開閉制御通路48
をエア排気側に接続する位置に設定されている。
【0038】そして、第1および第2電動モータ10
4,106、第1および第2引き側リミットスイッチ
(LS)107,108、第1および第2押し側リミッ
トスイッチ(LS)109,110、および電磁切換弁
111がコントローラ78に電気的に接続されている。
【0039】その場合、コントローラ78は第1および
第2電動モータ104,106をインバータ制御あるい
はサーボ制御で駆動制御するようにされている。また、
図1に示すように第1電動ピストン103がその押し側
のストロークエンドに位置したとき第1押し側リミット
スイッチ(LS)109がこれを検知しかつ第2電動ピ
ストン105がその引き側のストロークエンドに位置し
たとき第2引き側リミットスイッチ(LS)108がこ
れを検知して、それらの検知信号がコントローラ78に
供給される。コントローラ78はこれらの検知信号に基
づいて電磁切換弁111を図示の第1位置に設定すると
ともに、第1および第2電動モータ104,105の回
転を、第1電動ピストン103が引き側に移動するよう
にかつ第2電動ピストン105が押し側に移動するよう
に逆方向に切り替える。
【0040】一方、第1電動ピストン103がその引き
側のストロークエンドに位置したとき第1引き側リミッ
トスイッチ(LS)107がこれを検知しかつ第2電動
ピストン105がその押し側のストロークエンドに位置
したとき第2押し側リミットスイッチ(LS)110が
これを検知して、それらの検知信号がコントローラ78
に供給される。コントローラ78はこれらの検知信号に
基づいて電磁切換弁111を切り替えて第2位置に設定
するとともに、第1および第2電動モータ104,10
5の回転を、第1電動ピストン103が押し側に移動す
るようにかつ第2電動ピストン105が引き側に移動す
るように逆方向に切り替える。
【0041】更に、ポンプ吐出口17には配管112が
接続されており、この配管112にはポンプ吐出口17
の圧力を検出する圧力計(PT)113が取り付けられ
ている。この圧力計113は例えばシーケンサ等の監視
装置114に電気的に接続されている。この監視装置1
14は、図2に示すように第1および第2搬送ピストン
5,6のうち、一方の搬送ピストンによる吐出圧P1と他
方の搬送ピストンによる吐出圧P2との差の絶対値ΔP
(=|P1−P2|)が予め設定された設定値P0より大
きくなったこと(ΔP>P0)を確認したとき、警報す
るようになっている。この例の往復動ピストンポンプ1
の他の構成は、前述の公開公報に記載の往復動ピストン
ポンプの構成と同じである。
【0042】このように構成されたこの例の往復動ピス
トンポンプ1の作動について説明する。いま図1に示す
往復動ピストンポンプ1の駆動停止状態において、ピス
トン5,103が押し側のストロークエンドにあり、ま
たピストン6,105が引き側のストロークエンドにあ
るとする。また、第1吸込バルブ9が開き、第2吸込バ
ルブ10が閉じ、第1吐出バルブ11が閉じ、第2吐出
バルブ12が開いているとする。
【0043】この状態では、第3リミットスイッチLS
109がピストン103が押し側のストロークエンドに
あることを検知し、また、第2リミットスイッチLS1
08がピストン105が引き側のストロークエンドにあ
ることを検知して、それぞれコントローラ78に検出信
号を出力する。また、コントローラ78はこれらの検出
信号により電磁切換弁111を図示のように第1バルブ
開閉制御通路43をエア供給側に接続しかつ第2バルブ
開閉制御通路48をエア排気側に接続する位置に設定し
ている。そして、各電動モータ104,105およびエ
アを供給する図示しない圧縮機が停止している。
【0044】この駆動停止状態から、コントローラ78
が各電動モータ104,105および圧縮機を駆動す
る。その場合、第1電動モータ104は第1ピストン1
03を引き側(右側)に移動するように回転制御され、
また、第2電動モータ106は第2ピストン105を押
し側(左側)に移動するように回転制御される。
【0045】これにより、電磁切換弁111を通過した
エアが通路43,44を介してシリンダ26のバルブ9
開側に、また通路43,47を介してシリンダ32のバ
ルブ12開側にそれぞれ供給されるので、バルブ9,1
2が開状態に保持される。一方、このエアは通路43,
45を介してシリンダ28のバルブ10閉側に、また通
路43,46を介してシリンダ30のバルブ11閉側に
それぞれ供給されるので、バルブ10,11が閉状態に
保持される。
【0046】なお、このとき、各シリンダ26,28,3
0,32から排出されるエアはそれぞれ通路50,49,
52,51を介して通路48に流れ、更にこの通路48
から電磁切換弁111を通って排出される。
【0047】一方、各電動モータ104,105の駆動
により、前述の従来例と同様にしてピストン105,6
が前進するとともにピストン103,5が後退し、室1
6の被搬送流体がピストン6により第2吐出バルブ12
を通って押し出されてポンプ吐出口17から吐出される
とともに室13の被搬送流体が第1吸込バルブ9を通っ
て室15内に吸い込まれる。ピストン6によって押し出
される被搬送流体がポンプ吐出口17から吐出される
際、圧力計113によりポンプ吐出口17における被搬
送流体の圧力P1が計測される。この圧力P1の計測信号
は監視装置114に送られて、この監視装置114に記
憶される。
【0048】ピストン105,6が押し側のストローク
エンドにくると、ピストン103,5が引き側のストロ
ークエンドにくるので、第1リミットスイッチLS10
7がピストン103が引き側のストロークエンドにある
ことを検知し、また、第4リミットスイッチLS108
がピストン105が押し側のストロークエンドにあるこ
とを検知して、それぞれコントローラ78に検出信号を
出力する。
【0049】すると、コントローラ78は電磁切換弁1
1を切り替え、第2バルブ開閉制御通路48をエア供給
側に接続しかつ第1バルブ開閉制御通路43をエア排気
側に接続する。同時に、コントローラ78は第1および
第2電動モータ104,106をともに駆動停止し、そ
の後それぞれ前述とは逆回転方向に駆動する。
【0050】これにより、電磁切換弁111を通過した
エアが通路48,50を介してシリンダ26のバルブ9
閉側に、また通路48,51を介してシリンダ32のバ
ルブ12閉側にそれぞれ供給されるので、バルブ9,1
2が閉じる。一方、このエアは通路48,49を介して
シリンダ28のバルブ10開側に、また通路48,52
を介してシリンダ30のバルブ11開側にそれぞれ供給
されるので、バルブ10,11が開く。
【0051】なお、このとき、各シリンダ26,28,3
0,32から排出されるエアはそれぞれ通路44,45,
46,47を介して通路48に流れ、更にこの通路48
から電磁切換弁111を通って排出される。
【0052】一方、各電動モータ104,106の逆回
転駆動により、前述と逆にピストン103,5が前進す
るとともにピストン105,6が後退し、室15の被搬
送流体がピストン5により第1吐出バルブ11を通って
押し出されポンプ吐出口17から吐出されるとともに室
14の被搬送流体が第2吸込バルブ10を通って室16
内に吸い込まれる。このようにして、第1および第2吐
出バルブ11,12の開閉と第1および第2搬送ピスト
ン5,6の前進後退とが同期して行われるようになる。
【0053】ピストン5によって押し出される被搬送流
体がポンプ吐出口17から吐出される際、圧力計113
によりポンプ吐出口17における被搬送流体の圧力P2
が計測される。この圧力P2の計測信号は監視装置11
4に送られて、この監視装置114に記憶される。以
後、前述の各作動が繰り返されることで、往復動ピスト
ンポンプ1は被搬送流体を連続してポンプ吐出口17か
ら吐出するようになる。
【0054】ところで、往復動ピストンポンプ1が使用
されていくと、次第に第1および第2吐出バルブ11,
12におけるポペット弁が摩耗していく。このとき、第
1および第2吐出バルブ11,12の間ではポペット弁
の摩耗が異なるので、一方のポペット弁の摩耗が他方の
ポペット弁の摩耗より次第に大きくなり、第1および第
2吐出バルブ11,12のシール性が大きく異なってく
る。
【0055】このため、ピストン6によって押し出され
る被搬送流体の圧力が第1吐出バルブ11のシール性の
低下による圧力低下とピストン5によって押し出される
被搬送流体の圧力が第2吐出バルブ12のシール性の低
下による圧力低下とは次第に大きく異なってくる。その
結果、ピストン6によって押し出される被搬送流体の圧
力P1とピストン5によって押し出される被搬送流体の
圧力P2との圧力差ΔPが次第に大きくなる。監視装置
114は、この圧力差ΔPが設定値P0より大きくなっ
たことを確認すると図示しない警報装置を作動し、警報
装置により警報が発せられる。この例の往復動ピストン
ポンプ1の他の動作は、前述の公開公報に記載の往復動
ピストンポンプ1と実質的に同じである。
【0056】この例の往復動ピストンポンプによれば、
電動モータ104,106および運動変換機構(ボール
ねじ103a,105a;ねじ溝104b,106b)を
用いているので、ポンプ駆動時の騒音を大幅に低減でき
るとともに、液圧を用いないことから液漏れ等がないの
で、液漏れによる周囲を汚したり、定期的な作動液の管
理や交換が不要となる。電動モータ104,106およ
び電磁切換弁111をコントローラ78で単に制御する
だけであるので、保守管理をきわめて簡単にでき、それ
ほど専門知識を有さない者でも保守管理作業に従事でき
るようになる。
【0057】特に、各バルブ9,10,11,12の開閉
制御をエアで行うようにしているので、前述の駆動装置
の場合と同様に液圧を用いないことから液漏れ等がな
く、液漏れによる周囲を汚したり、定期的な作動液の管
理や交換が不要となる。また、運動変換機構にボールね
じか、または台形ねじを用いているので、動力伝達を確
実にできるとともに、動力伝達構造を簡単にできる。
【0058】更に、第1および第2吐出バルブ11,1
2の開閉と第1および第2搬送ピストン5,6の前進後
退とを同期して行うようにしているので、第1および第
2搬送ピストン5,6による被搬送流体の吐出をより確
実にかつ効率よく行うことができるようになる。
【0059】更に、第1および第2吐出バルブ11,1
2のシール性の低下により、各ピストン5,6による被
搬送流体の圧力の圧力差が設定値P0より大きくなった
ときは警報を発するようにしているので、第1および第
2吐出バルブ11,12の所定の摩耗を搬送能力がそれ
ほど低下しないうちに確実に把握でき、第1および第2
吐出バルブ11,12の摩耗部分の交換時期をより正確
に知ることができるようになる。
【0060】しかも、このようにバルブの摩耗部分の交
換時期を知ることができるようになることから、ポンプ
の運転計画および修理計画を事前に確実に設定すること
が可能となる。この例の往復動ピストンポンプ1の他の
効果は、前述の公開公報に記載の往復動ピストンポンプ
1と実質的に同じである。
【0061】なお、前述の例では本発明を、2つの第1
および第2搬送シリンダ5,6を有するダブルピストン
ポンプの往復動ピストンポンプに適用して説明している
が、本発明は1つの搬送シリンダを有するシングルピス
トンポンプの往復動ピストンポンプにも適用することが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし4の発明の往復動ピストンポンプによれば、電
動モータおよび回転運動を直進運動に変換する運動変換
機構を用いているので、ポンプ駆動時の騒音を低減する
ことができる。また、液圧が用いられることから液漏れ
等がなくなるので、液漏れによる周囲の汚れを防止でき
るとともに、定期的な作動液の管理や交換を不要にでき
る。そのうえ、電動モータをコントローラで単に駆動制
御するだけであるので、保守管理をきわめて簡単にで
き、それほど専門知識を有さない者でも保守管理作業に
従事できるようになる。
【0063】特に、請求項2の発明によれば、運動変換
機構にボールねじか、または台形ねじを用いているの
で、動力伝達を確実にできるとともに、動力伝達構造を
簡単にできる。
【0064】また、請求項3の発明によれば、吐出バル
ブの開閉と搬送ピストンの前進後退とを同期して行うよ
うにしているので、搬送ピストンによる被搬送流体の吐
出をより確実にかつ効率よく行うことができるようにな
る。
【0065】更に、請求項4の発明によれば、2つの搬
送シリンダが押し出す各被搬送流体の圧力の圧力差が設
定値より大きくなったときに、警報を発するようにして
いるので、この警報により、第1および第2吐出バルブ
の所定の摩耗を搬送能力がそれほど低下しないうちに確
実に把握でき、第1および第2吐出バルブの摩耗部分の
交換時期をより正確に把握できるようになる。しかも、
このようにバルブの摩耗部分の交換時期を把握できるこ
とから、ポンプの運転計画および修理計画を事前に確実
に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる往復動ピストンポンプの実施
の形態の一例を示す図である。
【図2】 第1および第2搬送ピストンのうち、一方の
搬送ピストンによる吐出圧P1と他方の搬送ピストンに
よる吐出圧P2との差の絶対値ΔPを説明する図であ
る。
【図3】 前述の公開公報に開示されている従来例の往
復動ピストンポンプを示す図である。
【図4】 従来のスィング式バルブの往復動ピストンポ
ンプを示す図である。
【符号の説明】
1…往復動ピストンポンプ、2…ポンプ作動制御回路、
3…第1搬送シリンダ、4…第2搬送シリンダ、5…第
1搬送ピストン、6…第2搬送ピストン、7…第1ピス
トンロッド、7c…フランジカップリング、8…第2ピ
ストンロッド、8c…フランジカップリング、9…第1
吸込バルブ、10…第2吸込バルブ、11…第1吐出バ
ルブ、12…第2吐出バルブ、13…第1搬送流体供給
室、14…第2搬送流体供給室、15…第1搬送流体導
入室、16…第2搬送流体導入室、17…ポンプ吐出
口、26…第1吸込バルブ作動シリンダ、28…第2吸
込バルブ作動シリンダ、30…第1吐出バルブ作動シリ
ンダ、32…第2吐出バルブ作動シリンダ、43…第1
バルブ開閉制御通路、48…第2バルブ開閉制御通路、
78…コントローラ、101…第1電動シリンダ、10
2…第2電動シリンダ、103…第1液圧ピストン、1
03a…ボールねじ、104…第1電動モータ、104
a…回転軸、104b…ねじ溝、105…第2液圧ピス
トン、105a…ボールねじ、106…第2電動モー
タ、106a…回転軸、106b…ねじ溝、107,1
08…第1および第2引き側リミットスイッチ(L
S)、109,110…第1および第2押し側リミット
スイッチ(LS)、111…電磁切換弁、113…圧力
計、114…監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA03 AA09 AA13 AA22 BA19 BA38 CA09 DA05 DA15 EA26 EA45 3H075 AA17 BB03 BB13 BB16 CC17 DA07 DB03 DB22 EE04 EE16 EE17 EE18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進および後退する搬送ピストンを有す
    るとともに、前記搬送ピストンの後退時に被搬送流体を
    吸い込み、前記搬送ピストンの前進時に吸い込んだ被搬
    送流体を吐出するようになっている1つの搬送シリンダ
    と、この搬送シリンダに設けられ、前記搬送ピストンを
    前進後退させる駆動手段とを少なくとも備えたシングル
    ピストンの往復動ピストンポンプにおいて、 前記駆動手段が、前記搬送ピストンに対して押し引きを
    行う駆動ピストンを有する電動シリンダと、回転によ
    り、前記駆動ピストンを直進運動させるための動力を出
    力する電動モータと、この電動モータの回転を前記駆動
    ピストンの直進運動に変換する運動変換機構と、前記電
    動モータを駆動制御するコントローラとを備えているこ
    とを特徴とする往復動ピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 それぞれ交互に前進および後退する搬送
    ピストンを有するとともに、前記搬送ピストンの後退時
    に被搬送流体を吸い込み、前記搬送ピストンの前進時に
    吸い込んだ被搬送流体を吐出するようになっている2つ
    の搬送シリンダと、各搬送シリンダ毎に設けられ、それ
    ぞれ前記搬送ピストンを前進後退させる駆動手段とを少
    なくとも備えたダブルピストンの往復動ピストンポンプ
    において、 前記駆動手段が、前記搬送ピストン毎にこの搬送ピスト
    ンに対して押し引きを行う駆動ピストンを有する電動シ
    リンダと、前記電動シリンダ毎に設けられ、回転によ
    り、前記駆動ピストンをそれぞれ直進運動させるための
    動力を出力する電動モータと、前記電動シリンダ毎に設
    けられ、これらの電動モータの回転を前記駆動ピストン
    の直進運動に変換する運動変換機構と、それぞれの前記
    電動モータを駆動制御するコントローラとを備えている
    ことを特徴とする往復動ピストンポンプ。
  3. 【請求項3】 前記2つの搬送シリンダのうち、一方の
    搬送シリンダが押し出す被搬送流体の圧力と他方の搬送
    シリンダが押し出す被搬送流体の圧力とを検出する圧力
    計と、この圧力計からの圧力検出信号により、これらの
    圧力の圧力差が設定値より大きくなったとき警報信号を
    出力する監視装置とを備えていることを特徴とする請求
    項2記載の往復動ピストンポンプ。
  4. 【請求項4】 前記運動変換機構は、前記駆動ピストン
    に設けられたボールねじと、前記電動モータの回転軸に
    形成され、前記ボールねじに螺合するねじ溝とからなる
    か、または、前記駆動ピストンに設けられた断面台形状
    の雌ねじと、前記電動モータの回転軸に形成され、前記
    雌ねじに螺合する断面台形状の雄ねじとからなることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の往復動
    ピストンポンプ。
  5. 【請求項5】 搬送シリンダに対応して設けられた吸込
    バルブおよび吐出バルブと、これらの吸込バルブおよび
    吐出バルブ毎に設けられそれぞれこれらのバルブを開閉
    するためのバルブ作動シリンダとを備え、 前記バルブ作動シリンダに対して作動流体の供給、排出
    を制御する電磁切換弁が設けられているとともに、前記
    駆動ピストンの押し側ストロークエンドおよび引き側ス
    トロークエンドをそれぞれ検出するストロークエンド検
    出手段が設けられており、前記コントローラは、前記駆
    動ピストンの押し側ストロークエンドまたは引き側スト
    ロークエンドの検出信号に基づいて前記電磁切換弁の切
    替を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1記載の往復動ピストンポンプ。
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