JP2003193683A - 挿通孔位置合わせ装置 - Google Patents

挿通孔位置合わせ装置

Info

Publication number
JP2003193683A
JP2003193683A JP2001400336A JP2001400336A JP2003193683A JP 2003193683 A JP2003193683 A JP 2003193683A JP 2001400336 A JP2001400336 A JP 2001400336A JP 2001400336 A JP2001400336 A JP 2001400336A JP 2003193683 A JP2003193683 A JP 2003193683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft portion
insertion hole
adjustment
moving member
alignment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001400336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3619190B2 (ja
Inventor
Yasuo Wada
保雄 和田
Takaaki Shibamoto
高明 芝本
Shuji Ota
修二 太田
Hajime Doi
元 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elephant Chain Block Co Ltd
Original Assignee
Elephant Chain Block Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elephant Chain Block Co Ltd filed Critical Elephant Chain Block Co Ltd
Priority to JP2001400336A priority Critical patent/JP3619190B2/ja
Publication of JP2003193683A publication Critical patent/JP2003193683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3619190B2 publication Critical patent/JP3619190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ確実に、挿通孔の位置を合わせるこ
とのできる、挿通孔位置合わせ装置を提供すること。 【解決手段】 アジャスタ機構3により板側ボルト挿通
孔55に対する基準軸部7の挿入長さを調整した後、板
側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔53に挿通
軸部6を回転筒12が一方の接合板54に当接するまで
挿入する。次いで、ストッパ部材16を突出位置に位置
させて、スライド移動により他方の接合板54に当接さ
せた後、規制ねじ17により固定する。そして、入力頭
部5を回転させて、梁側ボルト挿通孔53および板側ボ
ルト挿通孔55とを位置合わせする。この作業では、接
合板54および梁側ボルト挿通孔53を回転筒12とス
トッパ部材16とでしっかりと挟むように固定している
ので、入力頭部5の正確かつ確実な回転を確保して、作
業の確実性および安全性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿通孔位置合わせ
装置、詳しくは、建物の柱や梁などの連結において、各
部材の挿通孔の位置を合わせるために用いられる、挿通
孔位置合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物構築時の鉄骨柱や梁の接合部材を重
ね合わせて、ボルト締め連結時に用いられるボルト穴位
置ずれ修正装置として、たとえば、実開平6−3744
8号公報に記載されるものが知られている。
【0003】すなわち、実開平6−37448号公報に
記載されるボルト穴位置ずれ修正装置は、基端側から先
端側にテーパ部と先端側に螺子部が形成されるドリフト
ピンと、このドリフトピンを接合部材を重ね合わせたボ
ルト穴に挿通した状態で螺子部に螺合可能な螺子具とを
備えており、螺子具の回転に伴なうテーパ部とボルト穴
との摺動により、重ね合わせた各接合部材のボルト穴を
ボルト締め可能に合致させるようにしている。これによ
って、ドリフトピンの頭部をハンマーなどで打撃せずと
もよく、打撃による重労働および騒音を防止して確実な
作業を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平6−3
7448号公報に記載されるボルト穴位置ずれ修正装置
は、まず、ドリフトピンを、重ね合わされる各接合部材
の一方側から、ボルト穴に貫通状に挿通し、次いで、他
方側に突出した螺子部に螺子具を螺合させて、この螺子
具を締め込んで、テーパ部をボルト穴に順次進入させ
て、各接合部材のボルト穴を一致させるようにするた
め、各接合部材のボルト穴が一致するまで螺子具を締め
込む必要があり、その調整が煩雑であるとともに、各接
合部材のボルト穴を正確に一致させることが困難であ
る。
【0005】しかるに、高所作業などでは、限られた足
場で作業しなければならず、そのような場合には、なお
さら困難である。
【0006】また、ボルト穴を一致させた後に、ドリフ
トピンを取り外す時には、たとえば、螺子部側から、や
はり、ハンマーなどで打撃しないと、ドリフトピンがボ
ルト穴から抜けない場合もあり、そのような場合には、
作業の危険性を伴ない、さらには、ボルト穴から抜けた
ドリフトピンが落下してしまうおそれをも生じる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、簡易かつ確実
に、挿通孔の位置を合わせることのできる、挿通孔位置
合わせ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、複数の部材に形成されて
いる各挿通孔の位置を合わせるために用いられる、挿通
孔位置合わせ装置であって、回転力を加えるための入力
頭部と、前記入力頭部から突出形成され、前記各挿通孔
に挿通される挿通軸部とを有する挿通部材を備え、前記
挿通軸部は、前記入力頭部に隣接して形成され、最初に
挿通される基準挿通孔に嵌合する基準軸部と、前記基準
軸部に隣接して形成され、前記基準挿通孔より後に挿通
される調整挿通孔に挿通され、前記基準軸部より小軸に
形成される調整軸部とを備え、前記調整軸部が、前記基
準軸部の軸心に対して、前記調整軸部の外周面の一部と
前記基準軸部の外周面の一部とが軸方向において実質的
に面一となるように、偏心して設けられており、前記基
準軸部における前記基準挿通孔に対する挿入長さを変更
するための長さ変更手段を備えていることを特徴として
いる。
【0009】このような構成によると、挿通軸部を複数
の部材の各挿通孔に挿通した後、入力頭部を回転させれ
ば、基準挿通孔に嵌合している基準軸部が、その基準軸
部の軸心を回転中心として回転するとともに、調整挿通
孔に挿通されている調整軸部が、基準軸部の外周とほぼ
一致するような軌跡で、基準軸部の軸心に対して偏心回
転するので、この偏心回転により、調整挿通孔が基準挿
通孔に対して位置ずれが生じている場合には、調整挿通
孔が、この調整軸部によって基準挿通孔と一致する方向
に押圧されて、その結果、調整挿通孔と基準挿通孔との
位置合わせが達成される。また、位置合わせ終了後に、
挿通部材を取り外す時には、入力頭部を反対方向に回転
させれば、調整軸部と調整挿通孔との間に隙間ができる
ので、そのまま挿通部材を引き抜けば、簡易かつ確実に
取り外すことができる。
【0010】しかも、この構成によると、長さ変更手段
によって、基準軸部の挿入長さを、その基準軸部が挿入
される基準挿通孔の長さに対応するように変更すること
ができるので、現場において、基準挿通孔の長さが種々
異なっていても、基準軸部の挿入長さを各基準挿通孔の
長さにそれぞれ合わせて作業することができ、入力頭部
の正確かつ確実な回転を確保して、作業の確実性および
安全性の向上をより一層図ることができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記長さ変更手段は、前記基準
軸部の軸方向にスライド移動可能な第1移動部材を備え
ており、前記第1移動部材は、前記基準軸部を前記基準
挿通孔に挿通した時に、前記基準挿通孔が形成されてい
る基準部材に位置決めされるように構成されていること
を特徴としている。
【0012】このような構成によると、基準軸部の長さ
が基準挿通孔の長さに相当するように、第1移動部材を
基準軸部の軸方向に沿ってスライドさせることにより調
整して、そのように長さ調整された基準軸部を基準挿通
孔に挿通すれば、第1移動部材が基準部材に位置決めさ
れることにより、画一的に基準軸部を基準挿通孔の長さ
に相当する長さで挿入することができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記第1移動部材は、前記基準
軸部に螺合されており、前記長さ変更手段は、前記第1
移動部材を、前記基準軸部と供回りするように固定する
ための固定部材を備えていることを特徴としている。
【0014】このような構成によると、第1移動部材
は、基準軸部の軸方向に沿って螺進または螺退すること
によりスライド移動されるので、基準軸部の挿入長さを
正確に変更することができる。また、この第1移動部材
は、固定部材によって基準軸部と供回りするように固定
されるので、入力頭部を回転させることにより、基準軸
部が回転しても、第1移動部材は、その基準軸部と供回
りするので、基準軸部に対する相対位置がずれることが
なく、基準軸部の挿入長さを正確に保持することができ
る。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、複数の部
材に形成されている各挿通孔の位置を合わせるために用
いられる、挿通孔位置合わせ装置であって、回転力を加
えるための入力頭部と、前記入力頭部から突出形成さ
れ、前記各挿通孔に挿通される挿通軸部とを有する挿通
部材を備え、前記挿通軸部は、前記入力頭部に隣接して
形成され、最初に挿通される基準挿通孔に嵌合する基準
軸部と、前記基準軸部に隣接して形成され、前記基準挿
通孔より後に挿通される調整挿通孔に挿通され、前記基
準軸部より小軸に形成される調整軸部とを備え、前記調
整軸部が、前記基準軸部の軸心に対して、前記調整軸部
の外周面の一部と前記基準軸部の外周面の一部とが軸方
向において実質的に面一となるように、偏心して設けら
れており、前記調整軸部を前記調整挿通孔に挿通した後
に、前記調整軸部の前記調整挿通孔からの抜けを規制す
るための抜け規制手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0016】このような構成によると、挿通軸部を複数
の部材の各挿通孔に挿通した後、入力頭部を回転させれ
ば、基準挿通孔に嵌合している基準軸部が、その基準軸
部の軸心を回転中心として回転するとともに、調整挿通
孔に挿通されている調整軸部が、基準軸部の外周とほぼ
一致するような軌跡で、基準軸部の軸心に対して偏心回
転するので、この偏心回転により、調整挿通孔が基準挿
通孔に対して位置ずれが生じている場合には、調整挿通
孔が、この調整軸部によって基準挿通孔と一致する方向
に押圧されて、その結果、調整挿通孔と基準挿通孔との
位置合わせが達成される。また、位置合わせ終了後に、
挿通部材を取り外す時には、入力頭部を反対方向に回転
させれば、調整軸部と調整挿通孔との間に隙間ができる
ので、そのまま挿通部材を引き抜けば、簡易かつ確実に
取り外すことができる。
【0017】しかも、この構成によると、抜け規制手段
によって、調整軸部を調整挿通孔に挿通した後におけ
る、調整軸部の調整挿通孔からの抜けを規制することが
できるので、挿通軸部を複数の部材の各挿通孔に一方側
から挿通した後、その一方側から入力頭部を回転させて
も、挿通軸部が作業中に各挿通孔から抜けることを有効
に防止することができ、作業の確実性および安全性の向
上をより一層図ることができる。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記抜け規制手段は、前記調整
軸部の軸方向に沿って収納される収納位置と、前記調整
軸部の径方向に突出される突出位置とに移動可能な第2
移動部材を備えていることを特徴としている。
【0019】このような構成によると、第2移動部材を
収納位置に位置させた状態で、調整軸部を調整挿通孔に
挿通した後に、第2移動部材を突出位置に位置させるよ
うにすれば、調整軸部を調整挿通孔に挿通する時には、
第2移動部材がその挿入を阻害することがなく、良好な
挿入が確保される一方、挿入後においては、突出位置に
位置される第2移動部材によって、調整軸部を調整挿通
孔に挿通した後における、調整軸部の調整挿通孔からの
抜けを確実に規制することができる。
【0020】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、前記第2移動部材は、前記調整
軸部の軸方向にスライド移動可能に設けられており、前
記抜け規制手段は、前記第2移動部材のスライド移動を
規制するための移動規制部材を備えていることを特徴と
している。
【0021】このような構成によると、調整軸部を調整
挿通孔に挿通した後に、第2移動部材を、調整軸部の軸
方向に沿ってスライド移動させて、最後に挿通した挿通
孔が形成されている部材に対して位置決めした後、移動
規制部材によって、第2移動部材の移動を規制すること
により、調整軸部の軸方向移動を規制することができる
ので、入力頭部の正確かつ確実な回転を確保して、作業
の確実性および安全性の向上をより一層図ることができ
る。
【0022】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、前記第2移動部材は、前記収納
位置と前記突出位置とに回転可能に設けられており、前
記移動規制部材は、前記第2移動部材が収納位置に位置
している時には、その収納位置に位置される前記第2移
動部材の回転を規制するとともに、前記第2移動部材が
突出位置に位置している時には、前記第2移動部材の前
記調整軸部の軸方向先端部への移動を規制するように構
成されていることを特徴としている。
【0023】このような構成によると、調整軸部を調整
挿通孔に挿通する時には、第2移動部材を収納位置に位
置させた状態で、移動規制部材によって第2移動部材の
回転を規制しておくことにより、第2移動部材が挿入を
阻害することを、より一層防止することができ、より一
層、良好な挿入を確保することができる。また、調整軸
部を調整挿通孔に挿通した後には、第2移動部材を回転
させれば、簡易に、収納位置から突出位置に位置させる
ことができ、その状態で、第2移動部材を、調整軸部の
軸方向に沿ってスライド移動させて、最後に挿通した挿
通孔が形成されている部材に対して位置決めした後、移
動規制部材によって、調整軸部の軸方向先端部への移動
を規制することにより、調整軸部の軸方向移動を確実に
規制することができ、入力頭部の正確かつ確実な回転を
より一層良好に確保して、作業の確実性および安全性の
向上をより一層図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の挿通孔位置合わ
せ装置の一実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す
挿通孔位置合わせ装置の部分断面図、図3は、図1に示
す挿通孔位置合わせ装置の調整軸部の断面図、図4は、
図1に示す挿通孔位置合わせ装置を用いて、横梁の連結
作業を説明するための説明図であって、図1に示す挿通
孔位置合わせ装置をセットする状態を示す斜視図、図5
は、横梁の連結作業を説明するための説明図であって、
図1に示す挿通孔位置合わせ装置を挿通させる状態を示
す断面図、図6は、横梁の連結作業を説明するための説
明図であって、図1に示す挿通孔位置合わせ装置を回動
させる状態を示す断面図、図7は、横梁の連結作業を説
明するための説明図であって、図6に対応する斜視図、
図8は、横梁の連結作業を説明するための説明図であっ
て、挿通孔位置合わせ装置の回転状態を示す拡大断面
図、図9は、横梁の連結作業を説明するための説明図で
あって、挿通孔位置合わせ装置による位置合わせが終了
した状態を示す断面図、図10は、横梁の連結作業を説
明するための説明図であって、位置合わせ作業が終了し
た後に、ボルトで固定した状態を示す断面図である。
【0025】図1および図2に示されるように、挿通孔
位置合わせ装置1は、挿通部材2と、長さ変更手段とし
てのアジャスタ機構3と、抜け規制手段としてのストッ
パ機構4とを備えている。
【0026】挿通部材2は、入力頭部5と、入力頭部5
から突出形成される挿通軸部6とが一体的に形成されて
いる。
【0027】入力頭部5は、回転力を加えるための工具
(レンチ)を嵌合させるために略六角形状に形成されて
おり、また、杆を挿通して回転させることもできるよう
に径方向に貫通孔が形成されている。
【0028】挿通軸部6は、入力頭部5に隣接して形成
され、最初に挿通される板側ボルト挿通孔55に嵌合す
る基準軸部7と、その基準軸部7に隣接して形成され、
板側ボルト挿通孔55より後に挿通される梁側ボルト挿
通孔53に挿通される調整軸部8とを一体的に備えてい
る。基準軸部7は、略円柱状をなし、図2に示すよう
に、その軸方向後側(入力頭部5側)略半分の外周面に
は、後述するアジャスタ機構3の回転筒12を螺合させ
るためのネジ山9aが形成されるとともに、その軸方向
前側(ストッパ機構4側)略半分が、後述する板側ボル
ト挿通孔55に嵌合するように、板側ボルト挿通孔55
とほぼ同一径で、かつ、板側ボルト挿通孔55の長さ
(後述する接合板54の厚さ)よりも長い軸方向長さを
有する断面円形状として形成されている。
【0029】調整軸部8は、基準軸部7よりも小径の軸
であって、梁側ボルト挿通孔53に所定の隙間をもって
挿通することができるように断面円形状として形成され
ており、基準軸部7の軸心に対して、調整軸部8の外周
面の一部と基準軸部7の外周面の一部とが軸方向におい
て実質的に面一となるように、偏心して設けられてい
る。
【0030】また、この調整軸部8には、後述するスト
ッパ機構4のストッパ部材16を収納するための収納溝
10と、ストッパ部材16をスライド可能に移動させる
ための上側スライド溝11aおよび下側スライド溝11
bとが形成されている。
【0031】収納溝10は、ストッパ部材16とほぼ同
じ厚みで、調整軸部8の軸方向に沿って、調整軸部8の
外周面と基準軸部7の外周面とが実質的に面一となる軸
線を含む調整軸部8の径方向に対して直交する方向に調
整軸部8を貫通するように形成されている。
【0032】また、上側スライド溝11aおよび下側ス
ライド溝11bは、調整軸部8の軸方向に沿って、収納
溝10の貫通方向に対して垂直方向に対向状に形成され
ており、上側スライド溝11aが調整軸部8の外周面か
ら収納溝10までを貫通するように形成されるととも
に、下側スライド溝11bが上側スライド溝11aと対
向する位置に、収納溝10から調整軸部8の外周面と基
準軸部7の外周面とが実質的に面一となる軸線に向かっ
て凹状に形成されている。これら上側スライド溝11a
および下側スライド溝11bは、その前端側が収納溝1
0の前端と軸方向においてほぼ同じ位置から形成される
とともに、収納溝10がストッパ部材16を軸方向に沿
って収納するために、その後端側が収納溝10よりも短
く形成されている。
【0033】また、この調整軸部8には、その先端部
(前端部)に、後述する規制ねじ17を螺着させるため
の螺着孔21が、調整軸部8の先端から収納溝10まで
を貫通するように形成されている。
【0034】アジャスタ機構3は、基準軸部7の軸方向
にスライド移動可能な第1移動部材としての回転筒12
と、この回転筒12を基準軸部7と供回りするように固
定するための固定部材としての固定ねじ13とを備えて
いる。
【0035】回転筒12は、略円筒形状をなし、その中
心部には、上述した基準軸部7の後側略半分が嵌入され
るための中空部が軸方向を貫通するように形成されると
ともに、その中空部における内周面の後側略半分には、
基準軸部7のねじ山9aに螺合されるねじ溝9bが軸方
向に沿って形成されている。そして、この回転筒12
は、その中空部の内周面に形成されるねじ溝9bを基準
軸部7のねじ山9aに螺合させて基準軸部7に沿って螺
進および螺退させることにより、基準軸部7の軸方向に
沿ってスライド移動可能とされている。
【0036】固定ねじ13は、軸方向に沿ってねじ山が
形成されるボルト軸部14と、ボルト軸部14の端部に
設けられるボルト頭部15とからなり、ボルト軸部14
を回転筒12の径方向を貫通するように形成されるねじ
孔に螺着させて、ボルト軸部14の先端部を基準軸部7
におけるねじ山9aが形成される外周面に当接させるこ
とにより、回転筒12のスライド移動(回転筒12の基
準軸部7に対する相対回転)を規制して、回転筒12を
基準軸部7と供回りするように固定している。
【0037】ストッパ機構4は、第2移動部材としての
ストッパ部材16と、このストッパ部材16のスライド
移動を規制するための移動規制部材としての規制ねじ1
7とを備えている。
【0038】ストッパ部材16は、上述した調整軸部8
の収納溝10の厚さとほぼ同一の厚みを有する略矩形板
状であって、その幅(ストッパ部材16の長手方向に直
交する方向の幅)が、調整軸部8の直径とほぼ同一の長
さで、かつ、その幅方向に沿う両側面が平坦状に形成さ
れるとともに、長手方向に沿う前面および後面がほぼ平
坦状に形成されている。そして、このストッパ部材16
における両側面と前面とが連続される角は、ストッパ部
材16の後述する収納位置から突出位置への円滑な回転
を確保すべく、湾曲状に面取りされている。
【0039】また、ストッパ部材16の長手方向におけ
る中央部から少し変位した位置には、ピン部材18が、
ストッパ部材16の厚み方向を貫通して、上下方向の表
面から突出するように設けられ、その突出部分が上側ス
ライド溝11aおよび下側スライド溝11bにそれぞれ
受け入れ可能とされている。
【0040】そして、このピン部材18は、上側スライ
ド溝11aおよび下側スライド溝11bに受け入れられ
た状態で、上側スライド溝11aおよび下側スライド溝
11bに沿ってスライド移動可能、かつ、回転可能とさ
れている。
【0041】これによって、ストッパ部材16は、ピン
部材18が上側スライド溝11aおよび下側スライド溝
11bに受け入れられた状態で、収納溝10内において
調整軸部8によって挟持状に保持され、ピン部材18を
軸心として、調整軸部8の軸方向に沿って収納溝10内
に収納される収納位置(図1における二点鎖線で示され
る位置)と、調整軸部8の径方向に収納溝10から突出
(調整軸部8の軸方向を直交する方向に突出)される突
出位置(図1における実線で示される位置)とに回動可
能に設けられるとともに、ピン部材18が上側スライド
溝11aおよび下側スライド溝11bの軸方向に沿って
スライド移動することにより、調整軸部8の軸方向にス
ライド移動可能に設けられている。
【0042】規制ねじ17は、軸方向に沿ってねじ山が
形成されるやや長尺のボルト軸部19と、ボルト軸部1
9の端部に設けられるボルト頭部20とからなり、ボル
ト軸部19が調整軸部8の軸方向に沿って螺進および螺
退可能に螺着孔21に螺着されている。そして、この規
制ねじ17は、たとえば、図3(a)に示すように、ス
トッパ部材16が収納位置に位置している時には、螺進
させて、ボルト軸部19の先端部をそのストッパ部材1
6の側面に当接させることにより、ピン部材18を上側
スライド溝11aおよび下側スライド溝11bの後端に
当接させた状態において、収納位置におけるストッパ部
材16の移動を規制するとともに、たとえば、図3
(b)に示すように、ストッパ部材16が突出位置に位
置している時には、螺進および螺退させて、ボルト軸部
19の先端部をストッパ部材16の前面に当接させるこ
とにより、調整軸部8の軸方向における適宜の位置にお
けるストッパ部材16の調整軸部8の軸方向先端部への
移動を規制している。
【0043】次に、この挿通孔位置合わせ装置の使用方
法を、図4ないし図10を参照しつつ、2つの横梁を接
合板を介して連結する作業に用いる場合を例にとって説
明する。
【0044】この作業は、建物構築時の高所作業などに
おいて、たとえば、図4に示すように、2つの横梁51
および52を互いに突き合せた状態において、基準部材
としての接合板54を介して連結するものであって、横
梁51および52は、2つの側板56および各側板56
間に架設される中央板57を備えるH鋼からなり、その
端部には、調整挿通孔としての梁側ボルト挿通孔53
(図5参照)がそれぞれ複数穿孔されている。また、接
合板54は、2つの横梁51および52の各板面を連続
して覆うことができる長さを有する略矩形板状をなし、
梁側ボルト挿通孔53に対応する基準挿通孔としての板
側ボルト挿通孔55が複数穿孔されている。
【0045】そして、この作業では、まず、2つの横梁
51および52の端部を互いに突き合せた後、接合板5
4を、その突き合わされた各横梁51および52の各側
板56および中央板57の板面上に跨るようにそれぞれ
設置する。より具体的には、接合板54は、各側板56
および中央板57において、それらの板面を表裏から挟
むように設置される。
【0046】そして、たとえば、中央板57に設置され
る接合板54について、板側ボルト挿通孔55が梁側ボ
ルト挿通孔53にある程度重なるように、接合板54を
位置調整した後、図4に示すように、一方の横梁51に
対応する任意の板側ボルト挿通孔55に、挿通孔位置合
わせ装置1を挿通する。
【0047】挿通孔位置合わせ装置1を板側ボルト挿通
孔55に挿通する前には、まず、基準軸部7の板側ボル
ト挿通孔55に対する挿入長さを、アジャスタ機構3に
よってあらかじめ板側ボルト挿通孔55の長さに対応す
るように調整しておく。より具体的には、アジャスタ機
構3の回転筒12を基準軸部7の軸方向に沿って螺進ま
たは螺退させて、基準軸部7の回転筒12からの突出長
さを板側ボルト挿通孔55の長さに合わせておく。
【0048】これによって、基準軸部7の挿入長さを、
その基準軸部7が挿入される板側ボルト挿通孔55の長
さに対応するように正確に変更することができるので、
現場において、板側ボルト挿通孔55の長さが種々異な
っていても、基準軸部7の挿入長さを各板側ボルト挿通
孔55の長さにそれぞれ合わせて作業することができ
る。そのため、作業性を格段に向上させることができ、
とりわけ、高所作業における作業効率および安全性を著
しく向上させることができる。
【0049】基準軸部7の挿入長さを決定した後は、固
定ねじ13のボルト頭部15を螺進させて、その先端部
を基準軸部7のねじ山9aに当接させる。これにより、
回転筒12の基準軸部7に対する軸方向移動および相対
回転を規制して、基準部材7と供回りするように固定す
る。
【0050】このように、回転筒12は、基準軸部7の
挿入長さに合わせて螺進または螺退させた後に、その基
準軸部7の軸方向に対する位置が固定ねじ13によって
固定されるので、その後に、入力頭部5を回転させて、
梁側ボルト挿通孔53と板側ボルト挿通孔55との位置
合わせを行なう時には、回転筒12は基準軸部7と供回
りする。そのため、基準軸部7に対する相対位置がずれ
ることがなく、基準軸部7の挿入長さを正確に保持する
ことができる。
【0051】また、この挿入前においては、ストッパ機
構4のストッパ部材16を、ピン部材18を軸心として
回転させて調整軸部8の収納溝10内に収納される収納
位置に位置させるとともに、ストッパ部材16が収納位
置に位置している状態において、規制ねじ17のボルト
頭部20を正方向に回して(図5における回転方向1に
回して)、規制ねじ17を螺進させ、ボルト軸部19の
先端部をストッパ部材16の側面に当接させておく。
【0052】このように、ストッパ部材16を収納位置
に位置させた状態で、規制ねじ17によってストッパ部
材16の回転を規制しておけば、調整軸部8を板側ボル
ト挿通孔55に挿通する時には、収納溝10内に収納さ
れるストッパ部材16の位置が固定され、ストッパ部材
16による調整軸部8の板側ボルト挿通孔55に対する
挿入の阻害を、防止することができ、良好な挿入を確保
することができる。
【0053】そして、このような状態で、図5に示すよ
うに、挿通孔位置合わせ装置1の基準軸部7および調整
軸部8を板側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔
53に、回転筒12が接合板54に当接するまで挿入す
る。そうすると、回転筒12が接合板54によって位置
決めされ、基準軸部7が板側ボルト挿通孔55の長さに
相当する長さで画一的に挿入される。
【0054】そして、基準軸部7および調整軸部8を板
側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔53に挿通
した後は、規制ねじ17のボルト頭部20を逆方向に回
して(図5における回転方向2に回して)、規制ねじ1
7を螺退させて、ストッパ部材16の収納位置における
固定を解除するとともに、ピン部材18を軸心としてス
トッパ部材16を回転させて、ストッパ部材16を収納
溝10から突出させることにより収納位置から突出位置
に位置させる。なお、この時には、ピン部材18がスト
ッパ部材16の長手方向における中央部から変位した位
置に設けられているので、ストッパ部材16は、規制ね
じ17による固定が解除されれば、回転させるのみで、
自重により長手方向におけるより重たい方の部分から容
易に(自然に)突出させることができる。
【0055】そして、ストッパ部材16を突出位置に位
置させた状態で、規制ねじ17のボルト頭部20を正方
向に回して、規制ねじ17を再び螺進させ、規制ねじ1
7の先端部をストッパ部材16の前面に当接させて、ス
トッパ部材16を調整軸部8の軸方向後側に押圧するこ
とにより、図6に示すように、ストッパ部材16を、調
整軸部8の軸方向後側にスライド移動させ、最後に挿通
した板側ボルト挿通孔55が形成されている接合板54
に対して当接させるとともに、そのストッパ部材16を
規制ねじ17により固定する。これによって、ストッパ
部材16が最後に挿通された接合板54に対して位置決
めされる。
【0056】なお、この状態においては、図6が参照さ
れるように、板側ボルト挿通孔55と梁側ボルト挿通孔
53とは、ボルト挿通方向において完全に一致しておら
ず、挿通孔位置合わせ装置1の基準軸部7が板側ボルト
挿通孔55に嵌合した状態で、調整軸部8が梁側ボルト
挿通孔53に遊挿された状態となる。
【0057】次に、図7にも示すように、工具(レン
チ)などによって、入力頭部5を時計方向に回転させ
る。そうすると、図8に示すように、板側ボルト挿通孔
55に嵌合している基準軸部7が、その基準軸部7の軸
心を回転中心として回転するとともに、梁側ボルト挿通
孔53に挿通されている調整軸部8が、基準軸部7の外
周とほぼ一致するような軌跡で、基準軸部7の軸心に対
して偏心回転する。そのため、梁側ボルト挿通孔53
が、この調整軸部8の回転によって板側ボルト挿通孔5
5と一致する方向(たとえば、図8の矢印58方向)に
押圧されて、その結果、図9に示すように、梁側ボルト
挿通孔53と板側ボルト挿通孔55との位置合わせが達
成され、梁側ボルト挿通孔53と板側ボルト挿通孔55
とは、ボルト挿通方向における位置が一致するようにな
る。なお、これによって、他の箇所の梁側ボルト挿通孔
53と板側ボルト挿通孔55との位置合わせも達成され
る。
【0058】そして、このような作業において、この挿
通孔位置合わせ装置1では、一方の接合板54には、回
転筒12が当接して位置決めされており、また、他方の
接合板54には、ストッパ部材16が当接して位置決め
されているので、つまり、接合板54および梁側ボルト
挿通孔53を回転筒12とストッパ部材16とでしっか
りと挟むように固定しているので、入力頭部5の正確か
つ確実な回転を確保して、作業の確実性および安全性の
向上を図ることができる。
【0059】とりわけ、この作業では、挿通軸部6を板
側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔53に一方
側から挿入した後、その一方側から入力頭部5を回転さ
せるが、ストッパ部材16によって挿通軸部6が回転中
に板側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔53か
ら抜けることを有効に防止することができ、作業の確実
性および安全性の向上をより一層図ることができる。
【0060】特に、実際の現場においては、このような
作業は高い所や限られた足場で行なわれるので、作業者
は、上向き・下向き・横向きなど、さまざまなポジショ
ンでの作業が要求される。しかし、この挿通孔位置合わ
せ装置1では、上述したように、一方側から作業できる
ので、いかなる作業場所や作業ポジションにおいても作
業の確実性および安全性の向上を図ることができる。
【0061】そして、このような位置合わせ終了後に、
規制ねじ17を螺退させ、ストッパ部材16の接合板5
4に対する固定を解除するとともに、ストッパ部材16
を突出位置から収納位置へ回転させ、その収納位置を規
制ねじ17によって固定した後、基準軸部7および調整
軸部8を板側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔
53から引き抜けば、この挿通孔位置合わせ装置1を板
側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔53から容
易に取り外すことができる。
【0062】すなわち、このような引き抜き時には、入
力頭部5を反対方向に回転させれば、調整軸部8と梁側
ボルト挿通孔53との間に隙間ができるので、そのまま
挿通軸部6を引き抜けば、簡易かつ確実に取り外すこと
ができる。
【0063】その後、図10に示すように、位置合わせ
された各板側ボルト挿通孔55および梁側ボルト挿通孔
53に固定ボルト59を挿通して、ナット60を締め込
むことにより、2つの横梁51および52を、接合板5
4を介して連結することができる。
【0064】なお、本実施形態では、ストッパ機構4の
ストッパ部材16を、調整軸部8に対して収納位置と突
出位置として回転するように構成しているが、本発明に
おいては、たとえば、調整軸部8内に羽根部材を収納し
ておき、挿通軸部6の板側ボルト挿通孔55および梁側
ボルト挿通孔53に対する挿入後に、その羽根部材をば
ねなどの付勢力によって、調整軸部8の径方向外方向に
突出させるような構成としてもよい。
【0065】また、上記の説明では、接合板54を横梁
51および52の表裏に配置したが、たとえば、接合板
54を横梁51および52のいずれか一方のみに配置し
てもよく、さらに、この挿通孔位置合わせ装置1は、上
記の2つの横梁51および52を接合板54を介して連
結する作業に限定されることなく、種々の用途において
用いることができる。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、挿通軸部を複数の部材の各挿通孔に挿通し
た後、入力頭部を回転させるのみで、簡易かつ確実に各
挿通孔の位置合せを達成することができる。しかも、現
場において、基準挿通孔の長さが種々異なっていても、
基準軸部の挿入長さを各基準挿通孔の長さにそれぞれ合
わせて作業することができる。そのため、作業性を格段
に向上させることができ、とりわけ、高所作業における
作業効率および安全性を著しく向上させることができ
る。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、画一的に
基準軸部を基準挿通孔の長さに相当する長さで挿入する
ことができ、簡易な構成によって、より一層、簡易な作
業で確実に挿通孔の位置合わせを達成することができ
る。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、基準軸部
の挿入長さを正確に保持することができ、より一層、確
実な作業を達成することができる。
【0069】請求項4に記載の発明によれば、挿通軸部
を複数の部材の各挿通孔に挿通した後、入力頭部を回転
させるのみで、簡易かつ確実に各挿通孔の位置合せを達
成することができる。しかも、挿通軸部を複数の部材の
各挿通孔に一方側から挿通した後、その一方側から入力
頭部を回転させても、挿通軸部が作業中に各挿通孔から
抜けることを有効に防止することができ、作業の確実性
および安全性の向上をより一層図ることができる。
【0070】請求項5に記載の発明によれば、簡易な構
成によって、調整軸部の調整挿通孔に対する良好な挿通
が確保されるとともに、調整軸部を調整挿通孔に挿通し
た後における、調整軸部の調整挿通孔からの抜けを確実
に規制することができる。
【0071】請求項6に記載の発明によれば、調整軸部
の軸方向移動を規制することができるので、入力頭部の
正確かつ確実な回転を確保して、作業の確実性および安
全性の向上をより一層図ることができる。
【0072】請求項7に記載の発明によれば、調整軸部
を調整挿通孔に挿通する時には、より一層、良好な挿入
を確保することができ、また、調整軸部を調整挿通孔に
挿通した後には、調整軸部の軸方向移動を確実に規制す
ることができ、入力頭部の正確かつ確実な回転をより一
層良好に確保して、作業の確実性および安全性の向上を
より一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の挿通孔位置合わせ装置の一実施形態を
示す斜視図である。
【図2】図1に示す挿通孔位置合わせ装置の部分断面図
である。
【図3】図1に示す挿通孔位置合わせ装置の調整軸部の
断面図であって、(a)は、ストッパ部材が収納位置に
位置している状態、(b)は、ストッパ部材が突出位置
に位置している状態を示す。
【図4】図1に示す挿通孔位置合わせ装置を用いて、横
梁の連結作業を説明するための説明図であって、図1に
示す挿通孔位置合わせ装置をセットする状態を示す斜視
図である。
【図5】横梁の連結作業を説明するための説明図であっ
て、図1に示す挿通孔位置合わせ装置を挿通させる状態
を示す断面図である。
【図6】横梁の連結作業を説明するための説明図であっ
て、図1に示す挿通孔位置合わせ装置を回動させる状態
を示す断面図である。
【図7】横梁の連結作業を説明するための説明図であっ
て、図6に対応する斜視図である。
【図8】横梁の連結作業を説明するための説明図であっ
て、挿通孔位置合わせ装置の回転状態を示す拡大断面図
である。
【図9】横梁の連結作業を説明するための説明図であっ
て、挿通孔位置合わせ装置による位置合わせが終了した
状態を示す断面図である。
【図10】横梁の連結作業を説明するための説明図であ
って、位置合わせ作業が終了した後に、ボルトで固定し
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 挿通孔位置合わせ装置 2 挿通部材 3 アジャスタ機構 4 ストッパ機構 5 入力頭部 6 挿通軸部 7 基準軸部 8 調整軸部 12 回転筒 13 固定ねじ 16 ストッパ部材 17 規制ねじ 51 横梁 52 横梁 53 梁側ボルト挿通孔 54 接合板 55 板側ボルト挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 修二 大阪府大阪狭山市岩室2丁目180番地 象 印チェンブロック株式会社内 (72)発明者 土井 元 大阪府大阪狭山市岩室2丁目180番地 象 印チェンブロック株式会社内 Fターム(参考) 2E174 AA01 BA03 DA13 DA32 DA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材に形成されている各挿通孔の
    位置を合わせるために用いられる、挿通孔位置合わせ装
    置であって、 回転力を加えるための入力頭部と、前記入力頭部から突
    出形成され、前記各挿通孔に挿通される挿通軸部とを有
    する挿通部材を備え、 前記挿通軸部は、 前記入力頭部に隣接して形成され、最初に挿通される基
    準挿通孔に嵌合する基準軸部と、 前記基準軸部に隣接して形成され、前記基準挿通孔より
    後に挿通される調整挿通孔に挿通され、前記基準軸部よ
    り小軸に形成される調整軸部とを備え、 前記調整軸部が、前記基準軸部の軸心に対して、前記調
    整軸部の外周面の一部と前記基準軸部の外周面の一部と
    が軸方向において実質的に面一となるように、偏心して
    設けられており、 前記基準軸部における前記基準挿通孔に対する挿入長さ
    を変更するための長さ変更手段を備えていることを特徴
    とする、挿通孔位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記長さ変更手段は、前記基準軸部の軸
    方向にスライド移動可能な第1移動部材を備えており、 前記第1移動部材は、前記基準軸部を前記基準挿通孔に
    挿通した時に、前記基準挿通孔が形成されている基準部
    材に位置決めされるように構成されていることを特徴と
    する、請求項1に記載の挿通孔位置合わせ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1移動部材は、前記基準軸部に螺
    合されており、 前記長さ変更手段は、前記第1移動部材を、前記基準軸
    部と供回りするように固定するための固定部材を備えて
    いることを特徴とする、請求項2に記載の挿通孔位置合
    わせ装置。
  4. 【請求項4】 複数の部材に形成されている各挿通孔の
    位置を合わせるために用いられる、挿通孔位置合わせ装
    置であって、 回転力を加えるための入力頭部と、前記入力頭部から突
    出形成され、前記各挿通孔に挿通される挿通軸部とを有
    する挿通部材を備え、 前記挿通軸部は、 前記入力頭部に隣接して形成され、最初に挿通される基
    準挿通孔に嵌合する基準軸部と、 前記基準軸部に隣接して形成され、前記基準挿通孔より
    後に挿通される調整挿通孔に挿通され、前記基準軸部よ
    り小軸に形成される調整軸部とを備え、 前記調整軸部が、前記基準軸部の軸心に対して、前記調
    整軸部の外周面の一部と前記基準軸部の外周面の一部と
    が軸方向において実質的に面一となるように、偏心して
    設けられており、 前記調整軸部を前記調整挿通孔に挿通した後に、前記調
    整軸部の前記調整挿通孔からの抜けを規制するための抜
    け規制手段を備えていることを特徴とする、挿通孔位置
    合わせ装置。
  5. 【請求項5】 前記抜け規制手段は、前記調整軸部の軸
    方向に沿って収納される収納位置と、前記調整軸部の径
    方向に突出される突出位置とに移動可能な第2移動部材
    を備えていることを特徴とする、請求項4に記載の挿通
    孔位置合わせ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2移動部材は、前記調整軸部の軸
    方向にスライド移動可能に設けられており、 前記抜け規制手段は、前記第2移動部材のスライド移動
    を規制するための移動規制部材を備えていることを特徴
    とする、請求項5に記載の挿通孔位置合わせ装置。
  7. 【請求項7】 前記第2移動部材は、前記収納位置と前
    記突出位置とに回転可能に設けられており、 前記移動規制部材は、前記第2移動部材が収納位置に位
    置している時には、その収納位置に位置される前記第2
    移動部材の回転を規制するとともに、前記第2移動部材
    が突出位置に位置している時には、前記第2移動部材の
    前記調整軸部の軸方向先端部への移動を規制するように
    構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の挿
    通孔位置合わせ装置。
JP2001400336A 2001-12-28 2001-12-28 挿通孔位置合わせ装置 Expired - Fee Related JP3619190B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400336A JP3619190B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 挿通孔位置合わせ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400336A JP3619190B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 挿通孔位置合わせ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003193683A true JP2003193683A (ja) 2003-07-09
JP3619190B2 JP3619190B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=27604968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001400336A Expired - Fee Related JP3619190B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 挿通孔位置合わせ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3619190B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7459674B2 (ja) 2020-06-12 2024-04-02 積水ハウス株式会社 基礎用型枠構造物、及び基礎用型枠構造物に用いる固定ピン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232146U (ja) * 1985-08-12 1987-02-26
JPS638186A (ja) * 1986-06-26 1988-01-13 株式会社東芝 エレベ−タドア装置における案内レ−ル高さ調整方法及びその調整具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232146U (ja) * 1985-08-12 1987-02-26
JPS638186A (ja) * 1986-06-26 1988-01-13 株式会社東芝 エレベ−タドア装置における案内レ−ル高さ調整方法及びその調整具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7459674B2 (ja) 2020-06-12 2024-04-02 積水ハウス株式会社 基礎用型枠構造物、及び基礎用型枠構造物に用いる固定ピン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3619190B2 (ja) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5594977A (en) Smooth rod-gripping apparatus
JP2003025237A (ja) クランプ装置
KR101989924B1 (ko) 가접용 지그
US9597724B2 (en) Wire twisting tools and methods
US20070221292A1 (en) Adjustable work piece positioning tool
JP2003193683A (ja) 挿通孔位置合わせ装置
JP6250745B1 (ja) パイプ用孔あけ装置
TWI757515B (zh) 卡盤的校正方法
JP7088778B2 (ja) トンネルの構築方法
JP2009002076A (ja) ねじ鉄筋用取付具
JP2008036767A (ja) ローラタペットの組立装置及び組立方法
CA2464573C (en) Adjustable locator for assembly of trusses
JP3252961B2 (ja) 鋼管柱接合に用いる固定部品とボルト部品
JP3364479B2 (ja) 部材連結装置
JP2830988B2 (ja) 構造部材の接合装置における軸長調整可能なスリーブ体
JP2001221220A (ja) 連結具
JP6532384B2 (ja) 杭構成部材の継手構造及び杭体、並びに、杭構成部材の継手方法及び杭体の製造方法
JP6733978B1 (ja) 鋼管杭用ねじ継手
JP2007098461A (ja) 鉄骨柱の仕口コアに係る溶接装置及び溶接用治具
JP3158115B1 (ja) 鋼管柱の接合構造物、および同接合構造物の施工方法
JP2005350970A (ja) 鉄骨接合用の治具及びそれを用いた鉄骨の接合方法
JP4189418B2 (ja) 鋼材の接合構造
JPH06146599A (ja) 梁設置用工具
JP3450910B2 (ja) セグメント継手
US4431173A (en) Welders plate alignment tool

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees