JP2003193293A - スライドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法とその装置 - Google Patents
スライドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法とその装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ファスナーチェーンの務歯列の陽極酸化皮膜
を、通電不良又は接触不良を防止して、任意の厚さに均
一に安定して形成する。 【解決手段】 形成装置1は、一番目の電解槽2aの電
解液中に配された電極板4aとチェーン導入部5との間
を電気的に直接通電する外部通電部8と、二番目以降の
各電解層2内の隣り合う2組一対の電極板4の間を電解
液及びファスナーチェーンFを介して通電する複数の通
電部9とを備えている。ファスナーチェーンを複数のロ
ーラ3,7に順次巻き掛けてジグザグ状に移送する間
に、外部通電部によりファスナーチェーンの通電糸を介
してファスナーチェーンの務歯列に直接通電し、通電部
により二番目以降の2組一対の電極板の間を浴中で通電
する。二番目以降の電解層への通過段数や任意の電解槽
内の通電量等を変更して、任意の膜厚を有する陽極酸化
皮膜を形成する。
を、通電不良又は接触不良を防止して、任意の厚さに均
一に安定して形成する。 【解決手段】 形成装置1は、一番目の電解槽2aの電
解液中に配された電極板4aとチェーン導入部5との間
を電気的に直接通電する外部通電部8と、二番目以降の
各電解層2内の隣り合う2組一対の電極板4の間を電解
液及びファスナーチェーンFを介して通電する複数の通
電部9とを備えている。ファスナーチェーンを複数のロ
ーラ3,7に順次巻き掛けてジグザグ状に移送する間
に、外部通電部によりファスナーチェーンの通電糸を介
してファスナーチェーンの務歯列に直接通電し、通電部
により二番目以降の2組一対の電極板の間を浴中で通電
する。二番目以降の電解層への通過段数や任意の電解槽
内の通電量等を変更して、任意の膜厚を有する陽極酸化
皮膜を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファスナーテープの
構成糸条の一部に通電糸が配されたスライドファスナー
チェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する方法とその
装置に係わり、特に、任意の厚さの陽極酸化皮膜を均一
に安定して形成することができるスライドファスナーチ
ェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法とその
装置に関する。
構成糸条の一部に通電糸が配されたスライドファスナー
チェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する方法とその
装置に係わり、特に、任意の厚さの陽極酸化皮膜を均一
に安定して形成することができるスライドファスナーチ
ェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法とその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スライドファスナーチェーン
のファスナーテープの一側縁部に沿って等間隔に植設さ
れたアルミニウム又はアルミニウム合金製の複数個の務
歯に酸化皮膜を形成することが広く行われている。この
酸化皮膜は、通常、各務歯を陽極として、硫酸などの溶
液中で電解し、各務歯に無色透明な酸化皮膜を形成させ
る。陽極酸化されたスライドファスナーチェーン(以
下、ファスナーチェーンという。)の各務歯の表面には
無数の微細な孔が形成され、染料によりそれらの細孔中
に所望の着色を施したのち、同細孔を封止処理する。
のファスナーテープの一側縁部に沿って等間隔に植設さ
れたアルミニウム又はアルミニウム合金製の複数個の務
歯に酸化皮膜を形成することが広く行われている。この
酸化皮膜は、通常、各務歯を陽極として、硫酸などの溶
液中で電解し、各務歯に無色透明な酸化皮膜を形成させ
る。陽極酸化されたスライドファスナーチェーン(以
下、ファスナーチェーンという。)の各務歯の表面には
無数の微細な孔が形成され、染料によりそれらの細孔中
に所望の着色を施したのち、同細孔を封止処理する。
【0003】前記ファスナーチェーンの務歯列に陽極酸
化皮膜を形成する際には、各務歯に通電する必要があ
る。その通電方法の一例として、例えば各務歯間に極め
て細い柔軟性を有する導電線を配することにより、同導
電線を介して各務歯に通電する方法がある。かかるファ
スナーチェーンの一例が、例えば本出願人により先に提
案された実用新案登録公報第2587180号に開示さ
れている。同公報に開示されたファスナーチェーンは、
通電糸をファスナーテープの構成糸条の一部として使用
している。この通電糸は柔軟性を有するようにアルミニ
ウムや銅などの箔又は線材を巻き付けたものであり、フ
ァスナーテープに一体に織り込まれる。
化皮膜を形成する際には、各務歯に通電する必要があ
る。その通電方法の一例として、例えば各務歯間に極め
て細い柔軟性を有する導電線を配することにより、同導
電線を介して各務歯に通電する方法がある。かかるファ
スナーチェーンの一例が、例えば本出願人により先に提
案された実用新案登録公報第2587180号に開示さ
れている。同公報に開示されたファスナーチェーンは、
通電糸をファスナーテープの構成糸条の一部として使用
している。この通電糸は柔軟性を有するようにアルミニ
ウムや銅などの箔又は線材を巻き付けたものであり、フ
ァスナーテープに一体に織り込まれる。
【0004】かかる通電糸を配したファスナーチェーン
の務歯列に陽極酸化皮膜を形成するときには、例えば電
解槽の電解液中に配された電極板と対向して回動する陽
極ローラにファスナーチェーンを巻き掛けて、同ファス
ナーチェーンを連続して走行させることにより前記通電
糸を介して各務歯に通電する。こうして、所望の長さの
務歯列には陽極酸化皮膜が連続的に形成される。
の務歯列に陽極酸化皮膜を形成するときには、例えば電
解槽の電解液中に配された電極板と対向して回動する陽
極ローラにファスナーチェーンを巻き掛けて、同ファス
ナーチェーンを連続して走行させることにより前記通電
糸を介して各務歯に通電する。こうして、所望の長さの
務歯列には陽極酸化皮膜が連続的に形成される。
【0005】また、この種の陽極酸化皮膜の形成方法の
他の例として、前記通電糸などを使用することなく、フ
ァスナーチェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する方
法がある。かかる陽極酸化皮膜の形成方法に適用される
形成装置の一例が、例えば本出願人が先に提案した特公
昭57−27192号公報に開示されている。同公報に
開示された陽極酸化皮膜の形成装置は、導電性エラスト
マー層を有する第1及び第2陽極ローラと各陽極ローラ
に対向する一対の円弧状陰極板とを電解液中に配設して
いる。
他の例として、前記通電糸などを使用することなく、フ
ァスナーチェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する方
法がある。かかる陽極酸化皮膜の形成方法に適用される
形成装置の一例が、例えば本出願人が先に提案した特公
昭57−27192号公報に開示されている。同公報に
開示された陽極酸化皮膜の形成装置は、導電性エラスト
マー層を有する第1及び第2陽極ローラと各陽極ローラ
に対向する一対の円弧状陰極板とを電解液中に配設して
いる。
【0006】この従来の陽極酸化皮膜の形成装置は、電
解槽外の導入部から導入したファスナーチェーンの一面
を電解液中の第1陽極ローラの外周面に圧接させながら
移送し、次いで、ファスナーチェーンの他面を第2陽極
ローラの外周面に圧接させて電解槽外の送出部へ移送す
る。この移送中において、各陽極ローラの導電性エラス
トマー層に電圧を印加することによりファスナーチェー
ンの各務歯に直接給電し、時間の経過に応じて各務歯の
表裏面に陽極酸化皮膜が形成される。
解槽外の導入部から導入したファスナーチェーンの一面
を電解液中の第1陽極ローラの外周面に圧接させながら
移送し、次いで、ファスナーチェーンの他面を第2陽極
ローラの外周面に圧接させて電解槽外の送出部へ移送す
る。この移送中において、各陽極ローラの導電性エラス
トマー層に電圧を印加することによりファスナーチェー
ンの各務歯に直接給電し、時間の経過に応じて各務歯の
表裏面に陽極酸化皮膜が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
実用新案登録公報第2587180号に開示されたファ
スナーチェーンに配された通電糸のように、この種の通
電糸は、ファスナーテープの柔軟性を阻害しないように
極めて細い径からなり、柔軟性や可撓性を有している。
このため、通電糸の通電量は極めて小さく、各務歯に強
大な電流を流すことはできない。その結果、各務歯に電
解液中で必要以上の電圧を加えることができず、単なる
一回の陽極酸化処理では長時間をかけないかぎり務歯に
所望の厚みを有する陽極酸化皮膜を形成できないという
問題がある。
実用新案登録公報第2587180号に開示されたファ
スナーチェーンに配された通電糸のように、この種の通
電糸は、ファスナーテープの柔軟性を阻害しないように
極めて細い径からなり、柔軟性や可撓性を有している。
このため、通電糸の通電量は極めて小さく、各務歯に強
大な電流を流すことはできない。その結果、各務歯に電
解液中で必要以上の電圧を加えることができず、単なる
一回の陽極酸化処理では長時間をかけないかぎり務歯に
所望の厚みを有する陽極酸化皮膜を形成できないという
問題がある。
【0008】また、ファスナーテープの務歯列は、通電
糸が配されたファスナーテープの一側縁部に沿って加締
めにより固着したのち、脱脂及び洗浄等の前処理を行
い、次の陽極酸化処理を実施する。このため、前述の加
締め、脱脂、洗浄及びそれらに伴う搬送等の際に、通電
糸の一部を切断してしまうことがある。
糸が配されたファスナーテープの一側縁部に沿って加締
めにより固着したのち、脱脂及び洗浄等の前処理を行
い、次の陽極酸化処理を実施する。このため、前述の加
締め、脱脂、洗浄及びそれらに伴う搬送等の際に、通電
糸の一部を切断してしまうことがある。
【0009】更に、ファスナーチェーンを電解槽外の導
入部から電解槽の電解液中を介して電解槽外の送出部へ
断続的に走行させるとき、同ファスナーチェーンの走行
停止時に気液界面の近傍に位置する通電糸に大きな電流
が局部的に集中して、前記通電糸が発熱して短絡しやす
くなり、通電状態を悪化させるという問題もある。
入部から電解槽の電解液中を介して電解槽外の送出部へ
断続的に走行させるとき、同ファスナーチェーンの走行
停止時に気液界面の近傍に位置する通電糸に大きな電流
が局部的に集中して、前記通電糸が発熱して短絡しやす
くなり、通電状態を悪化させるという問題もある。
【0010】一方、上記特公昭57−27192号公報
に開示された陽極酸化皮膜の形成装置は、陽極ローラの
外周面にファスナーチェーンの各務歯を圧接させながら
連続走行させるため、陽極ローラからファスナーチェー
ンを引っ張るときの張力変動が多くなり、必要なファス
ナーチェーンの張力が不安定になりやすい。
に開示された陽極酸化皮膜の形成装置は、陽極ローラの
外周面にファスナーチェーンの各務歯を圧接させながら
連続走行させるため、陽極ローラからファスナーチェー
ンを引っ張るときの張力変動が多くなり、必要なファス
ナーチェーンの張力が不安定になりやすい。
【0011】その結果、各務歯が陽極ローラの外周面に
均一に接触されず、各務歯に均一な厚さをもつ陽極酸化
皮膜を形成することが困難となり、陽極酸化皮膜が形成
されない務歯を生じて生産効率を低下させ、生産性を損
なうという不具合がある。
均一に接触されず、各務歯に均一な厚さをもつ陽極酸化
皮膜を形成することが困難となり、陽極酸化皮膜が形成
されない務歯を生じて生産効率を低下させ、生産性を損
なうという不具合がある。
【0012】また、ファスナーチェーンの張力を一定に
するには、その張力を高精度に制御駆動する必要があ
る。そのため、高価な張力制御駆動装置を導入せざるを
得なくなり、装置全体の構造が大型化するばかりでなく
複雑となり、その製作費などが嵩む。しかも、それらの
設備費を高騰させ、設備費の増大に伴い管理費なども高
騰させる原因にもつながる。
するには、その張力を高精度に制御駆動する必要があ
る。そのため、高価な張力制御駆動装置を導入せざるを
得なくなり、装置全体の構造が大型化するばかりでなく
複雑となり、その製作費などが嵩む。しかも、それらの
設備費を高騰させ、設備費の増大に伴い管理費なども高
騰させる原因にもつながる。
【0013】また、各務歯を陽極ローラに常に密着させ
ておかなければ、陽極酸化皮膜が均一に形成されないた
め、不均一な陽極酸化皮膜の厚さに応じて陽極酸化処理
後の着色に色ムラが生じて外観意匠性を悪化させ、商品
価値を低下させるという問題もある。
ておかなければ、陽極酸化皮膜が均一に形成されないた
め、不均一な陽極酸化皮膜の厚さに応じて陽極酸化処理
後の着色に色ムラが生じて外観意匠性を悪化させ、商品
価値を低下させるという問題もある。
【0014】また更に、ファスナーチェーンを複数個の
陽極ローラの外周面に圧接して巻き掛けて連続走行させ
るときに、ファスナーチェーンの務歯が順次陽極ローラ
に接近して接触し、同務歯は陽極ローラの回転に伴われ
ローラ面に担持されて周回する。前記務歯が陽極ローラ
に接近する途中で、務歯と陽極ローラ間に瞬間的に高電
圧が発生して放電しやすくなり、務歯表面に通電痕が残
り、腐食の原因につながる。
陽極ローラの外周面に圧接して巻き掛けて連続走行させ
るときに、ファスナーチェーンの務歯が順次陽極ローラ
に接近して接触し、同務歯は陽極ローラの回転に伴われ
ローラ面に担持されて周回する。前記務歯が陽極ローラ
に接近する途中で、務歯と陽極ローラ間に瞬間的に高電
圧が発生して放電しやすくなり、務歯表面に通電痕が残
り、腐食の原因につながる。
【0015】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、通電不良又
は接触不良による陽極酸化皮膜の不均一性を防止して、
陽極酸化皮膜を任意の厚さに均一に安定して形成するこ
とを可能にしたファスナーチェーンの務歯列における陽
極酸化皮膜の形成方法を提供することを第1の目的と
し、更には、構造が簡単で安価であり、安定した良好な
生産性が実現できる陽極酸化皮膜の形成装置を提供する
ことを第2の目的とする。
なされたものであり、その具体的な目的は、通電不良又
は接触不良による陽極酸化皮膜の不均一性を防止して、
陽極酸化皮膜を任意の厚さに均一に安定して形成するこ
とを可能にしたファスナーチェーンの務歯列における陽
極酸化皮膜の形成方法を提供することを第1の目的と
し、更には、構造が簡単で安価であり、安定した良好な
生産性が実現できる陽極酸化皮膜の形成装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本件請求項
1に係る発明は、ファスナーテープの構成糸条の一部に
通電糸が配されたスライドファスナーチェーンの務歯列
に陽極酸化皮膜を形成する方法であって、前記スライド
ファスナーチェーンを電解槽外に配されたチェーン導入
ローラ、同電解槽の電解液中に配された少なくとも1の
液中案内ローラ、及び電解槽外に配されたチェーン送出
ローラを介して連続走行させること、及び前記液中案内
ローラに対向して前記電解液中に配された電極を介して
スライドファスナーチェーンの前記務歯列に外部から直
接通電することを含んでなることを特徴とするスライド
ファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形
成方法にある。
1に係る発明は、ファスナーテープの構成糸条の一部に
通電糸が配されたスライドファスナーチェーンの務歯列
に陽極酸化皮膜を形成する方法であって、前記スライド
ファスナーチェーンを電解槽外に配されたチェーン導入
ローラ、同電解槽の電解液中に配された少なくとも1の
液中案内ローラ、及び電解槽外に配されたチェーン送出
ローラを介して連続走行させること、及び前記液中案内
ローラに対向して前記電解液中に配された電極を介して
スライドファスナーチェーンの前記務歯列に外部から直
接通電することを含んでなることを特徴とするスライド
ファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形
成方法にある。
【0017】ここで、本発明に適用されるスライドファ
スナーチェーンは、例えばファスナーテープの一側縁部
に沿ってアルミニウム又はアルミニウム合金材からなる
務歯が等間隔に取り付けられており、ファスナーテープ
の構成糸条の一部としてアルミニウムや銅などの箔又は
線材を巻き付けた通電糸が各務歯に沿って織成されてい
る。また、本発明に適用される電解槽中の溶解液とし
て、例えば硫酸、しゅう酸、リン酸、マロン酸及びマレ
イン酸などから選ばれた1又は2以上の溶液が挙げら
れ、硫酸溶液が特に有用である。また、各務歯への通電
には直流電源又は交流電源を使用することができる。
スナーチェーンは、例えばファスナーテープの一側縁部
に沿ってアルミニウム又はアルミニウム合金材からなる
務歯が等間隔に取り付けられており、ファスナーテープ
の構成糸条の一部としてアルミニウムや銅などの箔又は
線材を巻き付けた通電糸が各務歯に沿って織成されてい
る。また、本発明に適用される電解槽中の溶解液とし
て、例えば硫酸、しゅう酸、リン酸、マロン酸及びマレ
イン酸などから選ばれた1又は2以上の溶液が挙げら
れ、硫酸溶液が特に有用である。また、各務歯への通電
には直流電源又は交流電源を使用することができる。
【0018】本発明の基本的な陽極酸化皮膜の形成方法
は、スライドファスナーチェーンを電解槽外に配された
チェーン導入ローラ、同電解槽の電解液中に配された少
なくとも1の液中案内ローラ、及び電解槽外に配された
チェーン送出ローラを介して連続走行させる。スライド
ファスナーチェーンの連続走行の間に、ファスナーテー
プの構成糸条の一部として配された通電糸と、前記液中
案内ローラと対向して前記電解液中に配された電極とを
介して、スライドファスナーチェーンの務歯列に外部か
ら直接通電することにより陽極酸化皮膜が形成される。
は、スライドファスナーチェーンを電解槽外に配された
チェーン導入ローラ、同電解槽の電解液中に配された少
なくとも1の液中案内ローラ、及び電解槽外に配された
チェーン送出ローラを介して連続走行させる。スライド
ファスナーチェーンの連続走行の間に、ファスナーテー
プの構成糸条の一部として配された通電糸と、前記液中
案内ローラと対向して前記電解液中に配された電極とを
介して、スライドファスナーチェーンの務歯列に外部か
ら直接通電することにより陽極酸化皮膜が形成される。
【0019】本発明によれば、前記液中案内ローラと対
向して前記電解液中に配された電極と前記通電糸とを電
気的に接続しているため、絶縁体である陽極酸化皮膜に
より阻害されることなく、目的とするスライドファスナ
ーチェーンの務歯列の全長にわたって所望の電圧を効率
的に印加して通電することができるようになる。
向して前記電解液中に配された電極と前記通電糸とを電
気的に接続しているため、絶縁体である陽極酸化皮膜に
より阻害されることなく、目的とするスライドファスナ
ーチェーンの務歯列の全長にわたって所望の電圧を効率
的に印加して通電することができるようになる。
【0020】本発明にあっては、前述のごとき前記電解
液中に配された電極と通電糸との間を直接通電させて連
続給電し、前記電極と前記スライドファスナーチェーン
の務歯列との間に前記電解液を介して通電する。かかる
構成によれば、陽極ローラを必要とせず、各務歯と陽極
ローラとの間で発生する放電による通電痕や腐食等を回
避して前記務歯列に対して常に必要な電流を確実に流す
ことができるようになり、緻密な陽極酸化皮膜を均一に
安定して、しかも連続的に形成することができる。
液中に配された電極と通電糸との間を直接通電させて連
続給電し、前記電極と前記スライドファスナーチェーン
の務歯列との間に前記電解液を介して通電する。かかる
構成によれば、陽極ローラを必要とせず、各務歯と陽極
ローラとの間で発生する放電による通電痕や腐食等を回
避して前記務歯列に対して常に必要な電流を確実に流す
ことができるようになり、緻密な陽極酸化皮膜を均一に
安定して、しかも連続的に形成することができる。
【0021】請求項2に係る発明は、電解液中に配され
た電極板と、同電極板に対向して配される前記液中案内
ローラと、電解槽外に配される前記チェーン送出ローラ
又は液外案内ローラとの組をファスナーチェーン走行方
向に複数組設けること、前記スライドファスナーチェー
ンを各組の液中案内ローラ及びチェーン送出ローラ又は
液外案内ローラに順次巻き掛けてジグザグ状に移送する
こと、及び電解液中に配された第2組以降の2組一対の
電極板間に電解液及びファスナーチェーンを介して通電
することを含んでいることを特徴としている。
た電極板と、同電極板に対向して配される前記液中案内
ローラと、電解槽外に配される前記チェーン送出ローラ
又は液外案内ローラとの組をファスナーチェーン走行方
向に複数組設けること、前記スライドファスナーチェー
ンを各組の液中案内ローラ及びチェーン送出ローラ又は
液外案内ローラに順次巻き掛けてジグザグ状に移送する
こと、及び電解液中に配された第2組以降の2組一対の
電極板間に電解液及びファスナーチェーンを介して通電
することを含んでいることを特徴としている。
【0022】この発明は、例えばファスナーチェーン走
行方向に沿って並設された複数個の電解槽ごとに、それ
ぞれ前記電極板と前記液中案内ローラと前記チェーン送
出ローラとを一組として、複数組を多段に配している。
陽極酸化皮膜を形成するには、スライドファスナーチェ
ーンを各組の前記液中案内ローラ及びチェーン送出ロー
ラに順次巻き掛けてジグザグ状に移送する間に、上記請
求項1に係る発明のごとく一番目の電解液中に配された
電極板と通電糸とを介してスライドファスナーチェーン
の務歯列に外部から直接通電すると共に、二番目以降の
各電解液中に配された第2組以降の2組一対の電極板間
に電解液及びファスナーチェーンを介して浴中で通電す
ることにより行われる。
行方向に沿って並設された複数個の電解槽ごとに、それ
ぞれ前記電極板と前記液中案内ローラと前記チェーン送
出ローラとを一組として、複数組を多段に配している。
陽極酸化皮膜を形成するには、スライドファスナーチェ
ーンを各組の前記液中案内ローラ及びチェーン送出ロー
ラに順次巻き掛けてジグザグ状に移送する間に、上記請
求項1に係る発明のごとく一番目の電解液中に配された
電極板と通電糸とを介してスライドファスナーチェーン
の務歯列に外部から直接通電すると共に、二番目以降の
各電解液中に配された第2組以降の2組一対の電極板間
に電解液及びファスナーチェーンを介して浴中で通電す
ることにより行われる。
【0023】この発明によれば、通電糸をスライドファ
スナーチェーンの務歯列に直接接続して通電することに
より各務歯を陽極として、一番目の電解槽の電解液中で
電解して各務歯に所要肉厚の陽極酸化皮膜を形成し、二
番目の電解槽中では電解液及びスライドファスナーチェ
ーンを介して浴中で通電すると共に、三番目の電解槽中
で電解酸化して各務歯に陽極酸化皮膜を形成し、四番目
以降の各電解槽中では上記操作を順次繰り返すことがで
きる。
スナーチェーンの務歯列に直接接続して通電することに
より各務歯を陽極として、一番目の電解槽の電解液中で
電解して各務歯に所要肉厚の陽極酸化皮膜を形成し、二
番目の電解槽中では電解液及びスライドファスナーチェ
ーンを介して浴中で通電すると共に、三番目の電解槽中
で電解酸化して各務歯に陽極酸化皮膜を形成し、四番目
以降の各電解槽中では上記操作を順次繰り返すことがで
きる。
【0024】このように、陽極ローラを使用することな
く前記通電糸を介してスライドファスナーチェーンの務
歯列に直接通電すると共に、二番目以降の第2組の各電
解槽ごとに独立して浴中通電しているため、通電容量の
小さい通電糸に大きな電流を流すことを必要とせず、各
組ごとに常に前記務歯列に略一定の電圧を加えることが
できるようになり、均一で緻密な陽極酸化皮膜を安定し
て連続形成することができる。
く前記通電糸を介してスライドファスナーチェーンの務
歯列に直接通電すると共に、二番目以降の第2組の各電
解槽ごとに独立して浴中通電しているため、通電容量の
小さい通電糸に大きな電流を流すことを必要とせず、各
組ごとに常に前記務歯列に略一定の電圧を加えることが
できるようになり、均一で緻密な陽極酸化皮膜を安定し
て連続形成することができる。
【0025】この発明によれば、二番目以降の第2組の
各電解槽ごとに独立して浴中で通電することができるた
め、二番目以降の任意の電解槽内で通電量を変化させる
こともできるようになり、各電解槽内で所望の皮膜厚さ
を有する陽極酸化皮膜が安定して形成でき、スライドフ
ァスナーチェーンの通過組数を変更することにより、任
意の皮膜厚さを形成することができる。また、陽極酸化
皮膜の厚さが安定化できるため、陽極酸化皮膜形成後の
着色に色ムラを生じることなく、優れた外観意匠性を有
するスライドファスナーチェーンが得られる。
各電解槽ごとに独立して浴中で通電することができるた
め、二番目以降の任意の電解槽内で通電量を変化させる
こともできるようになり、各電解槽内で所望の皮膜厚さ
を有する陽極酸化皮膜が安定して形成でき、スライドフ
ァスナーチェーンの通過組数を変更することにより、任
意の皮膜厚さを形成することができる。また、陽極酸化
皮膜の厚さが安定化できるため、陽極酸化皮膜形成後の
着色に色ムラを生じることなく、優れた外観意匠性を有
するスライドファスナーチェーンが得られる。
【0026】更に、二番目以降の任意の電解槽で通電量
を変化させて成膜厚さを一定に保つことができると共
に、多段で成膜するため、目的とする任意の皮膜厚さを
有する陽極酸化皮膜が形成できるようになり、着色によ
り色の濃淡を自由に設定することができるようになるた
め、スライドファスナーチェーンの商品価値が高められ
る。
を変化させて成膜厚さを一定に保つことができると共
に、多段で成膜するため、目的とする任意の皮膜厚さを
有する陽極酸化皮膜が形成できるようになり、着色によ
り色の濃淡を自由に設定することができるようになるた
め、スライドファスナーチェーンの商品価値が高められ
る。
【0027】請求項3に係る発明は、ファスナーテープ
の構成糸条の一部に通電糸が配されたスライドファスナ
ーチェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する方法であ
って、陰極板と少なくとも1個の陽極ローラを電解槽の
電解液中に配すること、前記スライドファスナーチェー
ンを前記陽極ローラにより案内しながら、前記陰極板に
対向させて前記電解液中を断続的に又は連続して少なく
とも1回走行させること、及び前記陰極板と陽極ローラ
との間に、前記電解液及びスライドファスナーチェーン
を介して通電させて陽極酸化皮膜を形成することを含ん
でなることを特徴とするスライドファスナーチェーンの
務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法にある。
の構成糸条の一部に通電糸が配されたスライドファスナ
ーチェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する方法であ
って、陰極板と少なくとも1個の陽極ローラを電解槽の
電解液中に配すること、前記スライドファスナーチェー
ンを前記陽極ローラにより案内しながら、前記陰極板に
対向させて前記電解液中を断続的に又は連続して少なく
とも1回走行させること、及び前記陰極板と陽極ローラ
との間に、前記電解液及びスライドファスナーチェーン
を介して通電させて陽極酸化皮膜を形成することを含ん
でなることを特徴とするスライドファスナーチェーンの
務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法にある。
【0028】本発明は、陰極板と少なくとも1個の陽極
ローラとを電解槽の電解液中に設けている。スライドフ
ァスナーチェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成するに
あたっては、前記陽極ローラにより案内しながら、スラ
イドファスナーチェーンを断続的に又は連続して少なく
とも1回走行させる間に、前記陰極板と陽極ローラとの
間を前記電解液、スライドファスナーチェーンの通電糸
及び務歯列を介して通電し、全務歯に断続的に又は連続
して陽極酸化皮膜を形成する。
ローラとを電解槽の電解液中に設けている。スライドフ
ァスナーチェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成するに
あたっては、前記陽極ローラにより案内しながら、スラ
イドファスナーチェーンを断続的に又は連続して少なく
とも1回走行させる間に、前記陰極板と陽極ローラとの
間を前記電解液、スライドファスナーチェーンの通電糸
及び務歯列を介して通電し、全務歯に断続的に又は連続
して陽極酸化皮膜を形成する。
【0029】本発明によれば、前記陽極ローラの外周に
接触するスライドファスナーチェーンの各務歯部分を介
して通電糸に通電させているため、スライドファスナー
チェーンを走行させているとき、前記陽極ローラに対し
て各務歯列が順次正確に圧接されずに前記陽極ローラと
各務歯との間に接触度が不足し、或いはスライドファス
ナーチェーンに必要以上の張力を確保できなくても、前
記陰極板と陽極ローラとの間を前記通電糸を介して通電
することができるため、陽極酸化皮膜が局部的に形成さ
れることを防止すると共に、皮膜ムラの発生が防止でき
る。
接触するスライドファスナーチェーンの各務歯部分を介
して通電糸に通電させているため、スライドファスナー
チェーンを走行させているとき、前記陽極ローラに対し
て各務歯列が順次正確に圧接されずに前記陽極ローラと
各務歯との間に接触度が不足し、或いはスライドファス
ナーチェーンに必要以上の張力を確保できなくても、前
記陰極板と陽極ローラとの間を前記通電糸を介して通電
することができるため、陽極酸化皮膜が局部的に形成さ
れることを防止すると共に、皮膜ムラの発生が防止でき
る。
【0030】また、前述のごとく前記陽極ローラの外周
に接触するスライドファスナーチェーンの各務歯部分を
介して通電糸に通電させることができるため、前記務歯
列の全長にわたって常に必要な電流を確実に流すことが
できるようになり、前記陽極ローラと各務歯との間の接
触により発生する放電による通電痕や腐食等を未然に防
止することができる。
に接触するスライドファスナーチェーンの各務歯部分を
介して通電糸に通電させることができるため、前記務歯
列の全長にわたって常に必要な電流を確実に流すことが
できるようになり、前記陽極ローラと各務歯との間の接
触により発生する放電による通電痕や腐食等を未然に防
止することができる。
【0031】請求項4に係る発明は、前記陽極ローラが
1又は2個のローラからなり、同陽極ローラの外周に前
記スライドファスナーチェーンを螺旋状に1回以上巻き
付けて一方向に走行させることを含んでいることを特徴
としている。
1又は2個のローラからなり、同陽極ローラの外周に前
記スライドファスナーチェーンを螺旋状に1回以上巻き
付けて一方向に走行させることを含んでいることを特徴
としている。
【0032】この発明は、前記電解槽の電解液中に配さ
れた陽極ローラの外周に前記スライドファスナーチェー
ンを螺旋状に1回以上巻き付けて一方向に走行させる間
に、上記陰極板と陽極ローラとの間を、前記電解槽の電
解液、スライドファスナーチェーンの通電糸及び務歯列
を介して通電し、各務歯に陽極酸化皮膜を形成する。
れた陽極ローラの外周に前記スライドファスナーチェー
ンを螺旋状に1回以上巻き付けて一方向に走行させる間
に、上記陰極板と陽極ローラとの間を、前記電解槽の電
解液、スライドファスナーチェーンの通電糸及び務歯列
を介して通電し、各務歯に陽極酸化皮膜を形成する。
【0033】この発明によれば、陽極酸化皮膜の厚さに
必要な所要の走行時間を確保すべく陽極ローラの外周に
スライドファスナーチェーンを螺旋状に所要の回数巻き
付けている。このため、前記陽極ローラの回動に伴い、
巻き付けられた務歯部分の全長を逐次処理できるように
なり、迅速に連続処理がなされる。同一の処理時間内で
所要の長さの務歯列に陽極酸化皮膜を効率的に形成でき
る。なお、2個の前記陽極ローラをファスナーチェーン
の走行方向に沿って並列して配することもできる。この
場合には、陽極酸化皮膜の厚さに必要な走行時間を短縮
することができる。また、陽極ローラの周囲に巻き付け
る巻き回数を調整することによっても、陽極酸化皮膜の
厚さを任意に調整することができる。
必要な所要の走行時間を確保すべく陽極ローラの外周に
スライドファスナーチェーンを螺旋状に所要の回数巻き
付けている。このため、前記陽極ローラの回動に伴い、
巻き付けられた務歯部分の全長を逐次処理できるように
なり、迅速に連続処理がなされる。同一の処理時間内で
所要の長さの務歯列に陽極酸化皮膜を効率的に形成でき
る。なお、2個の前記陽極ローラをファスナーチェーン
の走行方向に沿って並列して配することもできる。この
場合には、陽極酸化皮膜の厚さに必要な走行時間を短縮
することができる。また、陽極ローラの周囲に巻き付け
る巻き回数を調整することによっても、陽極酸化皮膜の
厚さを任意に調整することができる。
【0034】請求項5に係る発明は、前記陰極板と陽極
ローラとの間であって、前記陰極板に対向させて前記ス
ライドファスナーチェーンの1以上の液中案内ローラを
配すること、及び前記陽極ローラと液中案内ローラとの
間をジグザグ状に巻き掛けて前記スライドファスナーチ
ェーンを走行させることを含んでいることを特徴として
いる。
ローラとの間であって、前記陰極板に対向させて前記ス
ライドファスナーチェーンの1以上の液中案内ローラを
配すること、及び前記陽極ローラと液中案内ローラとの
間をジグザグ状に巻き掛けて前記スライドファスナーチ
ェーンを走行させることを含んでいることを特徴として
いる。
【0035】この発明は、上記電解槽の電解液中に配さ
れた陰極板に対向させて1以上の液中案内ローラが前記
陰極板と陽極ローラとの間に配されると共に、同陽極ロ
ーラと液中案内ローラとは高低差をもってジグザグ状に
配されている。
れた陰極板に対向させて1以上の液中案内ローラが前記
陰極板と陽極ローラとの間に配されると共に、同陽極ロ
ーラと液中案内ローラとは高低差をもってジグザグ状に
配されている。
【0036】この発明にあっても、前記液中案内ローラ
は給電に直接携わらないため、その材質は導電体である
必要がなく、スライドファスナーチェーンの務歯が通電
糸を介して常に陽極となるため、陽極酸化皮膜の形成が
確実となる。更に、本発明によれば、前記陽極ローラと
液中案内ローラとの間をジグザグ状に巻き掛けて、一定
の緊張下で巻き掛けられた務歯部分の全長を同時に且つ
逐次処理するため、長尺のスライドファスナーチェーン
に対する陽極酸化皮膜の連続処理が可能となり、しかも
同一槽内で所要の処理時間が得られるようになり、極め
て効率的に大量の成膜処理を行うことができるようにな
る。その結果、生産効率も極めて向上させることができ
る。
は給電に直接携わらないため、その材質は導電体である
必要がなく、スライドファスナーチェーンの務歯が通電
糸を介して常に陽極となるため、陽極酸化皮膜の形成が
確実となる。更に、本発明によれば、前記陽極ローラと
液中案内ローラとの間をジグザグ状に巻き掛けて、一定
の緊張下で巻き掛けられた務歯部分の全長を同時に且つ
逐次処理するため、長尺のスライドファスナーチェーン
に対する陽極酸化皮膜の連続処理が可能となり、しかも
同一槽内で所要の処理時間が得られるようになり、極め
て効率的に大量の成膜処理を行うことができるようにな
る。その結果、生産効率も極めて向上させることができ
る。
【0037】請求項6に係る発明は、スライドファスナ
ーチェーンを断続的に走行させて陽極酸化皮膜を形成す
るにあたっては、陽極酸化皮膜を形成しようとする長さ
のスライドファスナーチェーンを前記電解槽の電解液中
に浸漬したのち、同ファスナーチェーンの走行を停止す
ること、同ファスナーチェーンの走行停止時に気液界面
の近傍に位置する上記通電糸を切断すること、及び前記
通電糸の切断後に所要の時間通電することを含んでいる
ことを特徴としている。
ーチェーンを断続的に走行させて陽極酸化皮膜を形成す
るにあたっては、陽極酸化皮膜を形成しようとする長さ
のスライドファスナーチェーンを前記電解槽の電解液中
に浸漬したのち、同ファスナーチェーンの走行を停止す
ること、同ファスナーチェーンの走行停止時に気液界面
の近傍に位置する上記通電糸を切断すること、及び前記
通電糸の切断後に所要の時間通電することを含んでいる
ことを特徴としている。
【0038】この発明は、所望の長さのスライドファス
ナーチェーンを電解槽の電解液中に浸漬して所定の時間
停止した状態で、所望の長さの務歯列に陽極酸化皮膜を
形成するにあたっては、前記電解液と大気との間の気液
界面の近傍に位置する通電糸を切断し、同通電糸を切断
したのち所定の時間通電する。
ナーチェーンを電解槽の電解液中に浸漬して所定の時間
停止した状態で、所望の長さの務歯列に陽極酸化皮膜を
形成するにあたっては、前記電解液と大気との間の気液
界面の近傍に位置する通電糸を切断し、同通電糸を切断
したのち所定の時間通電する。
【0039】このように、前記気液界面の近傍に位置す
る通電糸を切断したのち所定の時間通電するようにして
いるため、前記気液界面の近傍に位置する通電糸の発熱
が抑えられ、前記電解槽中で一定電位を与えて通電糸へ
の通電量を略定常値に保持することができるようにな
り、目的とする均一な厚さを有する陽極酸化皮膜が効率
的に且つ速やかに得られる。なお、この場合、陽極酸化
皮膜の膜厚を変更する場合には、その処理時間を変更す
ればよい。
る通電糸を切断したのち所定の時間通電するようにして
いるため、前記気液界面の近傍に位置する通電糸の発熱
が抑えられ、前記電解槽中で一定電位を与えて通電糸へ
の通電量を略定常値に保持することができるようにな
り、目的とする均一な厚さを有する陽極酸化皮膜が効率
的に且つ速やかに得られる。なお、この場合、陽極酸化
皮膜の膜厚を変更する場合には、その処理時間を変更す
ればよい。
【0040】請求項7に係る発明は、ファスナーテープ
の構成糸条の一部に通電糸を配したスライドファスナー
チェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する装置であっ
て、電解槽と、同電解槽外に配されたスライドファスナ
ーチェーン導入部と、同電解槽の電解液中に配されたス
ライドファスナーチェーン用の1以上の液中案内ローラ
と、同電解槽外に配されたスライドファスナーチェーン
送出部と、前記液中案内ローラに所定の間隔をおいて電
解液中に配された電極板と、前記電解液中の電極板と電
解槽外の前記チェーン導入部との間を電気的に直接通電
する外部通電部とを備えてなることを特徴とするスライ
ドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の
形成装置にある。
の構成糸条の一部に通電糸を配したスライドファスナー
チェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する装置であっ
て、電解槽と、同電解槽外に配されたスライドファスナ
ーチェーン導入部と、同電解槽の電解液中に配されたス
ライドファスナーチェーン用の1以上の液中案内ローラ
と、同電解槽外に配されたスライドファスナーチェーン
送出部と、前記液中案内ローラに所定の間隔をおいて電
解液中に配された電極板と、前記電解液中の電極板と電
解槽外の前記チェーン導入部との間を電気的に直接通電
する外部通電部とを備えてなることを特徴とするスライ
ドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の
形成装置にある。
【0041】本発明は、電解槽外に配されたスライドフ
ァスナーチェーン導入部とスライドファスナーチェーン
送出部との間に、電解槽内の電解液中に並列して配され
た1以上の液中案内ローラと電解槽外に並列して配され
た液外案内ローラとが高低差をもってジグザグ状に配さ
れると共に、前記液中案内ローラの直下の電解液中に
は、所定の間隔をおいて電極板が配されている。同電極
板と前記スライドファスナーチェーン導入部との間を電
気的に直接通電する外部通電部が設けられており、同外
部通電部を上記通電糸を介してスライドファスナーチェ
ーンの務歯列に直接通電させることができるようにして
いる。
ァスナーチェーン導入部とスライドファスナーチェーン
送出部との間に、電解槽内の電解液中に並列して配され
た1以上の液中案内ローラと電解槽外に並列して配され
た液外案内ローラとが高低差をもってジグザグ状に配さ
れると共に、前記液中案内ローラの直下の電解液中に
は、所定の間隔をおいて電極板が配されている。同電極
板と前記スライドファスナーチェーン導入部との間を電
気的に直接通電する外部通電部が設けられており、同外
部通電部を上記通電糸を介してスライドファスナーチェ
ーンの務歯列に直接通電させることができるようにして
いる。
【0042】かかる構成により、上述の請求項1に係る
発明方法を効果的に実施することがてきることに加え
て、特別な電気給電用治具等の各種の付帯設備及び周辺
装置を必要とすることなく簡単な構成であり、処理コス
トも安くなり、良好な生産性が達成できる。また、高価
な張力制御駆動装置を導入する必要がなくなり、装置全
体の構造が小型化できるばかりでなく簡略化できるよう
になり、装置の製作費をも低減させることができる。
発明方法を効果的に実施することがてきることに加え
て、特別な電気給電用治具等の各種の付帯設備及び周辺
装置を必要とすることなく簡単な構成であり、処理コス
トも安くなり、良好な生産性が達成できる。また、高価
な張力制御駆動装置を導入する必要がなくなり、装置全
体の構造が小型化できるばかりでなく簡略化できるよう
になり、装置の製作費をも低減させることができる。
【0043】請求項8に係る発明は、前記電極板と前記
液中案内ローラと同液中案内ローラの上方であって、電
解槽外に配されたチェーン送出ローラ又は液外案内ロー
ラとからなる組をファスナーチェーン走行方向に複数組
設けてなり、隣り合う2組一対の電極板間に電解液及び
ファスナーチェーンを介して通電する複数の通電部を有
していることを特徴としている。
液中案内ローラと同液中案内ローラの上方であって、電
解槽外に配されたチェーン送出ローラ又は液外案内ロー
ラとからなる組をファスナーチェーン走行方向に複数組
設けてなり、隣り合う2組一対の電極板間に電解液及び
ファスナーチェーンを介して通電する複数の通電部を有
していることを特徴としている。
【0044】この発明は、上記請求項7に係る発明のご
とき外部通電部が設けられると共に、ファスナーチェー
ン走行方向に沿って並設された複数個の電解槽に、それ
ぞれ前記電極板と前記液中案内ローラと前記液外案内ロ
ーラとを一組として、複数組を多段に配している。二番
目以降の各電解液中に配された第2組以降の2組一対の
電極板間には、それぞれ独立した通電部が設けられてい
る。
とき外部通電部が設けられると共に、ファスナーチェー
ン走行方向に沿って並設された複数個の電解槽に、それ
ぞれ前記電極板と前記液中案内ローラと前記液外案内ロ
ーラとを一組として、複数組を多段に配している。二番
目以降の各電解液中に配された第2組以降の2組一対の
電極板間には、それぞれ独立した通電部が設けられてい
る。
【0045】この発明によれば、上記通電糸を介してス
ライドファスナーチェーンの務歯列に直接接続して通電
できると共に、二番目以降の隣り合う各電解槽の2組一
対の電極板間を前記通電部により独立して通電できる。
このため、陽極ローラを使用することなく前記電極板と
任意の前記液中案内ローラとを介して、同液中案内ロー
ラに接触する務歯部分の全長に浴中による給電を行うこ
とができる。
ライドファスナーチェーンの務歯列に直接接続して通電
できると共に、二番目以降の隣り合う各電解槽の2組一
対の電極板間を前記通電部により独立して通電できる。
このため、陽極ローラを使用することなく前記電極板と
任意の前記液中案内ローラとを介して、同液中案内ロー
ラに接触する務歯部分の全長に浴中による給電を行うこ
とができる。
【0046】かかる構成によれば、従来のごとくスライ
ドファスナーチェーンの張力を高精度に制御駆動するこ
とを必要とせず、前記務歯列に対して常に必要な電流を
流すことができるようになる。また、各種の付帯設備及
び周辺装置を必要とすることなく構造が簡単となり、そ
の製作費が低減できる。また、陽極酸化皮膜処理に使用
する通電装置の小型化や設置部位の省スペース化を確実
に達成することができる。
ドファスナーチェーンの張力を高精度に制御駆動するこ
とを必要とせず、前記務歯列に対して常に必要な電流を
流すことができるようになる。また、各種の付帯設備及
び周辺装置を必要とすることなく構造が簡単となり、そ
の製作費が低減できる。また、陽極酸化皮膜処理に使用
する通電装置の小型化や設置部位の省スペース化を確実
に達成することができる。
【0047】請求項9に係る発明は、ファスナーテープ
の構成糸条の一部に通電糸を配したスライドファスナー
チェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する装置であっ
て、電解槽と、同電解槽外に配されたスライドファスナ
ーチェーン導入部と、同電解槽内の電解液中に並列して
配された少なくとも1個の陽極ローラと、電解槽外に配
されたスライドファスナーチェーン送出部と、前記陽極
ローラに所定の間隔をおいて電解液中に配された陰極板
と、同陰極板と前記陽極ローラとの間に、電解液及びス
ライドファスナーチェーンを介して電気的に通電する通
電部とを備えてなることを特徴とするスライドファスナ
ーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成装置に
ある。
の構成糸条の一部に通電糸を配したスライドファスナー
チェーンの務歯列に陽極酸化皮膜を形成する装置であっ
て、電解槽と、同電解槽外に配されたスライドファスナ
ーチェーン導入部と、同電解槽内の電解液中に並列して
配された少なくとも1個の陽極ローラと、電解槽外に配
されたスライドファスナーチェーン送出部と、前記陽極
ローラに所定の間隔をおいて電解液中に配された陰極板
と、同陰極板と前記陽極ローラとの間に、電解液及びス
ライドファスナーチェーンを介して電気的に通電する通
電部とを備えてなることを特徴とするスライドファスナ
ーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成装置に
ある。
【0048】本発明は、電解槽外に配されたスライドフ
ァスナーチェーン導入部とスライドファスナーチェーン
送出部との間であって、前記電解槽の電解液中には、少
なくとも1個の陽極ローラが並列して配されると共に、
同陽極ローラの直下の電解液中には、陰極板が所定の間
隔をおいて配されている。同陰極板と前記陽極ローラと
の間は、前記電解液及びスライドファスナーチェーンを
介して電気的に通電する通電部に接続している。
ァスナーチェーン導入部とスライドファスナーチェーン
送出部との間であって、前記電解槽の電解液中には、少
なくとも1個の陽極ローラが並列して配されると共に、
同陽極ローラの直下の電解液中には、陰極板が所定の間
隔をおいて配されている。同陰極板と前記陽極ローラと
の間は、前記電解液及びスライドファスナーチェーンを
介して電気的に通電する通電部に接続している。
【0049】前記陽極ローラは、例えば陽極ローラの外
周にスライドファスナーチェーンを螺旋状に1回以上巻
き付けて一方向に走行させるようにしている。かかる構
成によれば、前記陽極ローラの外周にスライドファスナ
ーチェーンを螺旋状に所要の回数巻き付けることができ
るため、陽極酸化皮膜処理に使用する形成装置の小型化
や製造ラインの省スペース化を確実に達成することがで
きる。また、形成装置の小型化に伴って熱源、電力等に
使われる燃費、設備管理費等をも大幅に削減させること
ができる。
周にスライドファスナーチェーンを螺旋状に1回以上巻
き付けて一方向に走行させるようにしている。かかる構
成によれば、前記陽極ローラの外周にスライドファスナ
ーチェーンを螺旋状に所要の回数巻き付けることができ
るため、陽極酸化皮膜処理に使用する形成装置の小型化
や製造ラインの省スペース化を確実に達成することがで
きる。また、形成装置の小型化に伴って熱源、電力等に
使われる燃費、設備管理費等をも大幅に削減させること
ができる。
【0050】また、陽極酸化皮膜の厚さに必要な所要の
走行(処理)時間を確保することができる。更に、前記
陽極ローラの回動に伴って、巻き付けられた務歯部分の
全長を迅速に連続処理することができるようになり、同
一の処理時間内において所要の長さの務歯列に陽極酸化
皮膜を効率的に形成できると共に、生産性の向上が実現
できる。
走行(処理)時間を確保することができる。更に、前記
陽極ローラの回動に伴って、巻き付けられた務歯部分の
全長を迅速に連続処理することができるようになり、同
一の処理時間内において所要の長さの務歯列に陽極酸化
皮膜を効率的に形成できると共に、生産性の向上が実現
できる。
【0051】なお、本発明の陽極酸化皮膜の形成装置に
おいて、例えば陽極ローラを左右隣接位置又は前後隣接
位置に増やしたり、或いは前記陽極ローラと前記陰極板
との間であって、前記陰極板に対向して1以上の液中案
内ローラを配して、同案内ローラと前記陽極ローラとの
間をジグザグ状に巻き掛けることができる。
おいて、例えば陽極ローラを左右隣接位置又は前後隣接
位置に増やしたり、或いは前記陽極ローラと前記陰極板
との間であって、前記陰極板に対向して1以上の液中案
内ローラを配して、同案内ローラと前記陽極ローラとの
間をジグザグ状に巻き掛けることができる。
【0052】請求項10に係る発明は、前記陰極板と陽
極ローラとの間であって、前記陰極板に対向して配され
た1以上の案内ローラを備えてなり、同案内ローラと前
記陽極ローラとの間をジグザグ状に巻き掛けて前記スラ
イドファスナーチェーンを走行させることを特徴として
いる。
極ローラとの間であって、前記陰極板に対向して配され
た1以上の案内ローラを備えてなり、同案内ローラと前
記陽極ローラとの間をジグザグ状に巻き掛けて前記スラ
イドファスナーチェーンを走行させることを特徴として
いる。
【0053】この発明によれば、一定の張力下で巻き掛
けられた務歯部分の全長を同一の処理時間において同時
に且つ逐次処理することができるようになり、陽極酸化
皮膜の連続処理が極めて短時間に行うことができると共
に、大量生産に有効に使用することができる。前記陽極
ローラ及び前記案内ローラの設置数や配置位置などを変
更して電解液中の通過時間や通過距離等を適宜に設定す
ることにより、製造設備をコンパクトにし得て、短い時
間で緻密な陽極酸化皮膜が形成できる。
けられた務歯部分の全長を同一の処理時間において同時
に且つ逐次処理することができるようになり、陽極酸化
皮膜の連続処理が極めて短時間に行うことができると共
に、大量生産に有効に使用することができる。前記陽極
ローラ及び前記案内ローラの設置数や配置位置などを変
更して電解液中の通過時間や通過距離等を適宜に設定す
ることにより、製造設備をコンパクトにし得て、短い時
間で緻密な陽極酸化皮膜が形成できる。
【0054】
【発明の実施の形態】本実施形態にあって、長尺線状体
からなるスライドファスナーチェーンF(以下、ファス
ナーチェーンFという。)には、本出願人が先に提案し
た実用新案登録公報第2587180号の技術のごとく
ファスナーテープの一側縁部に沿って等間隔をおいて植
設されたアルミニウム又はアルミニウム合金製の多数の
務歯に接触し、ファスナーテープの構成糸条の一部とし
てアルミニウムや銅などの箔又は線材を巻き付けた通電
糸が織成されている。また、本実施形態に適用される電
解槽中の溶解液として、硫酸溶液が使用される。
からなるスライドファスナーチェーンF(以下、ファス
ナーチェーンFという。)には、本出願人が先に提案し
た実用新案登録公報第2587180号の技術のごとく
ファスナーテープの一側縁部に沿って等間隔をおいて植
設されたアルミニウム又はアルミニウム合金製の多数の
務歯に接触し、ファスナーテープの構成糸条の一部とし
てアルミニウムや銅などの箔又は線材を巻き付けた通電
糸が織成されている。また、本実施形態に適用される電
解槽中の溶解液として、硫酸溶液が使用される。
【0055】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図
面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の代表的
な第1実施形態であるファスナーチェーンの務歯列にお
ける陽極酸化皮膜の形成装置を概略的に示している。
面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の代表的
な第1実施形態であるファスナーチェーンの務歯列にお
ける陽極酸化皮膜の形成装置を概略的に示している。
【0056】同図において、陽極酸化皮膜の形成装置1
には、硫酸溶液を貯溜する第1〜第7の電解槽2(2a
〜2g)が一連に設置されている。各電解槽2の硫酸溶
液中には、第1〜第7の液中案内ローラ3(3a〜3
g)が並列して配されている。各液中案内ローラ3の直
下であって各電解槽2の底部には、それぞれ所定の間隔
をおいて第1〜第7の電極板4(4a〜4g)が配され
ている。
には、硫酸溶液を貯溜する第1〜第7の電解槽2(2a
〜2g)が一連に設置されている。各電解槽2の硫酸溶
液中には、第1〜第7の液中案内ローラ3(3a〜3
g)が並列して配されている。各液中案内ローラ3の直
下であって各電解槽2の底部には、それぞれ所定の間隔
をおいて第1〜第7の電極板4(4a〜4g)が配され
ている。
【0057】チェーン導入側の前記第1電解槽2aの外
部には、ファスナーチェーンFを硫酸溶液中へ導入する
ファスナーチェーン導入部5が設置されると共に、チェ
ーン送出側の前記第7電解槽2gの外部には、ファスナ
ーチェーンFを硫酸溶液中から外部へ送出するファスナ
ーチェーン送出部6が設置されている。図示例にあって
は、前記ファスナーチェーン導入部5には第1〜第3チ
ェーン導入ローラ5a〜5cが回転自在に支承されてい
る。前記ファスナーチェーン送出部6には単一のチェー
ン送出ローラ6aが回転自在に支承されている。
部には、ファスナーチェーンFを硫酸溶液中へ導入する
ファスナーチェーン導入部5が設置されると共に、チェ
ーン送出側の前記第7電解槽2gの外部には、ファスナ
ーチェーンFを硫酸溶液中から外部へ送出するファスナ
ーチェーン送出部6が設置されている。図示例にあって
は、前記ファスナーチェーン導入部5には第1〜第3チ
ェーン導入ローラ5a〜5cが回転自在に支承されてい
る。前記ファスナーチェーン送出部6には単一のチェー
ン送出ローラ6aが回転自在に支承されている。
【0058】更に、隣り合う各液中案内ローラ3の中間
位置の上方には、それぞれ第1〜第6の液外案内ローラ
7(7a〜7f)が設置されている。隣接する各案内ロ
ーラ3,7は高低差をもってジグザグ状に配されてお
り、ファスナーチェーンFは高位の液外案内ローラ7の
上を跨いだのち、その液外案内ローラ7の低位にある次
位の液中案内ローラ3の下を潜るようにして互い違いに
順次巻き掛けている。前記チェーン送出ローラ6aは、
電解槽外に設けた図示せぬモータによりファスナーチェ
ーンFを電解槽2から外部へ排出する方向に駆動回転す
るようになっており、前記チェーン導入ローラ5a〜5
c及び各案内ローラ3,7をファスナーチェーンFの連
続走行により互いに同一速度で自由回転させるようにし
ている。
位置の上方には、それぞれ第1〜第6の液外案内ローラ
7(7a〜7f)が設置されている。隣接する各案内ロ
ーラ3,7は高低差をもってジグザグ状に配されてお
り、ファスナーチェーンFは高位の液外案内ローラ7の
上を跨いだのち、その液外案内ローラ7の低位にある次
位の液中案内ローラ3の下を潜るようにして互い違いに
順次巻き掛けている。前記チェーン送出ローラ6aは、
電解槽外に設けた図示せぬモータによりファスナーチェ
ーンFを電解槽2から外部へ排出する方向に駆動回転す
るようになっており、前記チェーン導入ローラ5a〜5
c及び各案内ローラ3,7をファスナーチェーンFの連
続走行により互いに同一速度で自由回転させるようにし
ている。
【0059】この陽極酸化皮膜の形成装置1は、ファス
ナーテープの構成糸条の一部として配された通電糸を介
してファスナーチェーンFの全務歯に外部から直接通電
する外部通電部8を有している。図示例によれば、前記
外部通電部8は、ファスナーチェーン導入側であって、
前記第1電極板4aと前記第1液中案内ローラ3aと前
記チェーン導入部5の各チェーン導入ローラ5a〜5c
とを一組として第1電解槽2aに対応する部位に設置さ
れており、前記第1チェーン導入ローラ5aと第1電極
板4aとを電気的に直接接続している。なお、液中案内
ローラ3及び液外案内ローラ7は給電に直接携わらない
ため、その材質は導電体である必要はない。
ナーテープの構成糸条の一部として配された通電糸を介
してファスナーチェーンFの全務歯に外部から直接通電
する外部通電部8を有している。図示例によれば、前記
外部通電部8は、ファスナーチェーン導入側であって、
前記第1電極板4aと前記第1液中案内ローラ3aと前
記チェーン導入部5の各チェーン導入ローラ5a〜5c
とを一組として第1電解槽2aに対応する部位に設置さ
れており、前記第1チェーン導入ローラ5aと第1電極
板4aとを電気的に直接接続している。なお、液中案内
ローラ3及び液外案内ローラ7は給電に直接携わらない
ため、その材質は導電体である必要はない。
【0060】ファスナーチェーンFの務歯列に陽極酸化
皮膜を形成するにあたっては、前記チェーン導入ローラ
5a〜5cから導入されるファスナーチェーンFを各案
内ローラ3,7及び前記チェーン送出ローラ6aに順次
巻き掛けてジグザグ状に連続走行させる。その連続走行
の間に、ファスナーチェーンFの務歯列の全長にわたっ
て所望の電圧を効率的に印加すべく、前記外部通電部8
により前記第1電極板4aと通電糸とを介してファスナ
ーチェーンFの務歯列に外部から連続的に直接通電し、
前記務歯列を陽極として各務歯に所要肉厚の陽極酸化皮
膜を形成する。
皮膜を形成するにあたっては、前記チェーン導入ローラ
5a〜5cから導入されるファスナーチェーンFを各案
内ローラ3,7及び前記チェーン送出ローラ6aに順次
巻き掛けてジグザグ状に連続走行させる。その連続走行
の間に、ファスナーチェーンFの務歯列の全長にわたっ
て所望の電圧を効率的に印加すべく、前記外部通電部8
により前記第1電極板4aと通電糸とを介してファスナ
ーチェーンFの務歯列に外部から連続的に直接通電し、
前記務歯列を陽極として各務歯に所要肉厚の陽極酸化皮
膜を形成する。
【0061】かかる構成によれば、陽極ローラを必要と
せず、各務歯と陽極ローラとの間で発生する放電による
通電痕や腐食等を未然に防止して前記務歯列に常に必要
な電流を確実に流すことができるようになり、絶縁性を
有する陽極酸化皮膜に阻害されることなく緻密な陽極酸
化皮膜を均一に安定して、しかも連続形成することがで
きる。
せず、各務歯と陽極ローラとの間で発生する放電による
通電痕や腐食等を未然に防止して前記務歯列に常に必要
な電流を確実に流すことができるようになり、絶縁性を
有する陽極酸化皮膜に阻害されることなく緻密な陽極酸
化皮膜を均一に安定して、しかも連続形成することがで
きる。
【0062】更に本実施形態によれば、この陽極酸化皮
膜の形成装置1には、二番目以降の第2組の電解槽2
(2b〜2g)ごとに独立して硫酸溶液中で通電するこ
とによりファスナーチェーンFの務歯列に任意の皮膜厚
さを形成すべく、チェーン走行方向に沿って並設された
各電解槽2の隣り合う2組一対の電極板4b〜〜4gの
間を通電する第1〜第3の通電部9(9a〜9c)が備
えられている。前記形成装置1は、二番目以降の電解槽
2の段数や二番目以降の任意の電解槽2内の通電量等を
変更することにより任意の膜厚を形成するようになって
いる。
膜の形成装置1には、二番目以降の第2組の電解槽2
(2b〜2g)ごとに独立して硫酸溶液中で通電するこ
とによりファスナーチェーンFの務歯列に任意の皮膜厚
さを形成すべく、チェーン走行方向に沿って並設された
各電解槽2の隣り合う2組一対の電極板4b〜〜4gの
間を通電する第1〜第3の通電部9(9a〜9c)が備
えられている。前記形成装置1は、二番目以降の電解槽
2の段数や二番目以降の任意の電解槽2内の通電量等を
変更することにより任意の膜厚を形成するようになって
いる。
【0063】図示例によれば、前記第1通電部9aは、
互いに隣り合う2組一対の第2及び第3電解槽2b,2
c内の各電極板4b,4cと前記液中案内ローラ3b,
3cと前記液外案内ローラ7b,7cとを一組として、
前記第1電解槽2aに並設されている。この第1通電部
9aは、硫酸溶液及びファスナーチェーンFを介して浴
中で通電すべく、電源の正電極に電気的に接続された第
2電極板4bを介して第2電解槽2bの陽極として作用
する。電源の負電極は、前記第3電解槽2cの陰極とし
て作用する第3電極板4cに接続されている。
互いに隣り合う2組一対の第2及び第3電解槽2b,2
c内の各電極板4b,4cと前記液中案内ローラ3b,
3cと前記液外案内ローラ7b,7cとを一組として、
前記第1電解槽2aに並設されている。この第1通電部
9aは、硫酸溶液及びファスナーチェーンFを介して浴
中で通電すべく、電源の正電極に電気的に接続された第
2電極板4bを介して第2電解槽2bの陽極として作用
する。電源の負電極は、前記第3電解槽2cの陰極とし
て作用する第3電極板4cに接続されている。
【0064】前記第2通電部9bは、互いに隣り合う2
組一対の第4及び第5電解槽2d,2e内の各電極板4
d,4eと第4及び第5液中案内ローラ3d,3eと液
外案内ローラ7d,7eとを一組として、前記第3電解
槽2cに並設されている。更に、前記第3通電部9c
は、互いに隣り合う2組一対の第6及び第7電解槽2
f,2g内の各電極板4f,4gと第6及び第7液中案
内ローラ3f,3gと液外案内ローラ7f、チェーン送
出ローラ6aとを一組として、前記第5電解槽2eに並
設されている。なお、図示例では、直流電源を使用して
いるが、本発明は図示例に限定されるものではなく、直
流電源の代わりに交流電源を使用することができる。
組一対の第4及び第5電解槽2d,2e内の各電極板4
d,4eと第4及び第5液中案内ローラ3d,3eと液
外案内ローラ7d,7eとを一組として、前記第3電解
槽2cに並設されている。更に、前記第3通電部9c
は、互いに隣り合う2組一対の第6及び第7電解槽2
f,2g内の各電極板4f,4gと第6及び第7液中案
内ローラ3f,3gと液外案内ローラ7f、チェーン送
出ローラ6aとを一組として、前記第5電解槽2eに並
設されている。なお、図示例では、直流電源を使用して
いるが、本発明は図示例に限定されるものではなく、直
流電源の代わりに交流電源を使用することができる。
【0065】前記第2通電部9b及び第3通電部9c
は、前記第1通電部9aと同様に、それぞれ硫酸溶液及
びファスナーチェーンFを介して浴中で通電すべく第4
及び第6電極板4d,4fを介して第4及び第6電解槽
2d,2fの陽極として作用する。電源の負電極は、そ
れぞれ前記第5及び第7電解槽2d,2gの陽極として
作用する第5及び第7電極板4e,4gに接続されてい
る。
は、前記第1通電部9aと同様に、それぞれ硫酸溶液及
びファスナーチェーンFを介して浴中で通電すべく第4
及び第6電極板4d,4fを介して第4及び第6電解槽
2d,2fの陽極として作用する。電源の負電極は、そ
れぞれ前記第5及び第7電解槽2d,2gの陽極として
作用する第5及び第7電極板4e,4gに接続されてい
る。
【0066】以上のごとく構成された形成装置1は、陽
極ローラを使用しないため、ファスナーチェーンの張力
を高精度に制御駆動することを必要とせず、前記務歯列
に対して常に必要な電流を流すことができる。また、高
価な張力制御駆動装置を導入する必要がなく、各種の電
気給電用治具等の付帯設備及び周辺装置を設けることも
なく構造が簡単となり、処理コストも安くなる。また、
陽極酸化皮膜処理に使用する通電装置の小型化や設置位
置の省スペース化が達成できると共に、その製作費をも
低減させることができる。
極ローラを使用しないため、ファスナーチェーンの張力
を高精度に制御駆動することを必要とせず、前記務歯列
に対して常に必要な電流を流すことができる。また、高
価な張力制御駆動装置を導入する必要がなく、各種の電
気給電用治具等の付帯設備及び周辺装置を設けることも
なく構造が簡単となり、処理コストも安くなる。また、
陽極酸化皮膜処理に使用する通電装置の小型化や設置位
置の省スペース化が達成できると共に、その製作費をも
低減させることができる。
【0067】前記チェーン導入ローラ5a〜5cから導
入されるファスナーチェーンFを各案内ローラ3,7及
び前記チェーン送出ローラ6aに順次巻き掛けてジグザ
グ状に連続走行させ、任意の皮膜厚を有する陽極酸化皮
膜を形成するにあたっては、ファスナーチェーンFを連
続走行させる間に、上述のごとく前記外部通電部8にて
ファスナーチェーンFの通電糸を介して務歯列に連続給
電することにより各務歯を陽極として、前記第1電解槽
2a内の硫酸溶液中で電解し、各務歯に所要肉厚の陽極
酸化皮膜を形成する。次に、二番目の第2電解槽2b中
で前記第1通電部9aにて硫酸溶液及びファスナーチェ
ーンFを介して連続通電し、三番目の第3電解槽2c中
では電解して各務歯に陽極酸化皮膜を形成する。そし
て、四番目以降の第4〜第7電解槽2d〜2gでは上記
操作を順次繰り返すことにより任意の皮膜厚さを有する
陽極酸化皮膜が連続して形成される。
入されるファスナーチェーンFを各案内ローラ3,7及
び前記チェーン送出ローラ6aに順次巻き掛けてジグザ
グ状に連続走行させ、任意の皮膜厚を有する陽極酸化皮
膜を形成するにあたっては、ファスナーチェーンFを連
続走行させる間に、上述のごとく前記外部通電部8にて
ファスナーチェーンFの通電糸を介して務歯列に連続給
電することにより各務歯を陽極として、前記第1電解槽
2a内の硫酸溶液中で電解し、各務歯に所要肉厚の陽極
酸化皮膜を形成する。次に、二番目の第2電解槽2b中
で前記第1通電部9aにて硫酸溶液及びファスナーチェ
ーンFを介して連続通電し、三番目の第3電解槽2c中
では電解して各務歯に陽極酸化皮膜を形成する。そし
て、四番目以降の第4〜第7電解槽2d〜2gでは上記
操作を順次繰り返すことにより任意の皮膜厚さを有する
陽極酸化皮膜が連続して形成される。
【0068】このように、陽極ローラを使用することな
く通電糸を介してファスナーチェーンFの務歯列に直接
通電すると共に、二番目以降の第2組の各電解槽2ごと
に独立して浴中で通電しているため、通電容量の小さい
通電糸に大きな電流を流すことを必要とせず、均一で緻
密な陽極酸化皮膜が安定して得られる。また、二番目以
降の第2組の各電解槽2ごとに独立して浴中で通電する
ことができるため、二番目以降の任意の電解槽2内で通
電量を調整し、或いはファスナーチェーンFが通過する
組数を変更することにより、目的とする任意の膜厚寸法
を有する陽極酸化皮膜が形成できる。また、陽極酸化皮
膜の厚さが安定化できるため、陽極酸化皮膜形成後の着
色により色の濃淡を自由に設定することができるように
なり、色ムラを生じることなく、見栄えの優れたファス
ナーチェーンFが得られ、ファスナーチェーンFの商品
価値を高めることができる。
く通電糸を介してファスナーチェーンFの務歯列に直接
通電すると共に、二番目以降の第2組の各電解槽2ごと
に独立して浴中で通電しているため、通電容量の小さい
通電糸に大きな電流を流すことを必要とせず、均一で緻
密な陽極酸化皮膜が安定して得られる。また、二番目以
降の第2組の各電解槽2ごとに独立して浴中で通電する
ことができるため、二番目以降の任意の電解槽2内で通
電量を調整し、或いはファスナーチェーンFが通過する
組数を変更することにより、目的とする任意の膜厚寸法
を有する陽極酸化皮膜が形成できる。また、陽極酸化皮
膜の厚さが安定化できるため、陽極酸化皮膜形成後の着
色により色の濃淡を自由に設定することができるように
なり、色ムラを生じることなく、見栄えの優れたファス
ナーチェーンFが得られ、ファスナーチェーンFの商品
価値を高めることができる。
【0069】図2を参照すると、本発明の実施形態であ
る陽極酸化皮膜(アルマイト)工程の一例を示してい
る。同図に示す陽極酸化皮膜の形成方法によれば、先
ず、常法に従いファスナーチェーンFの務歯列に付着し
た汚れや油類等を海面活性剤にて除去したのち、水洗す
る。次に、陽極酸化皮膜工程に移行する。
る陽極酸化皮膜(アルマイト)工程の一例を示してい
る。同図に示す陽極酸化皮膜の形成方法によれば、先
ず、常法に従いファスナーチェーンFの務歯列に付着し
た汚れや油類等を海面活性剤にて除去したのち、水洗す
る。次に、陽極酸化皮膜工程に移行する。
【0070】図3にファスナーチェーンFの務歯列10
0の表面に形成された無数の微細な孔101を有する陽
極酸化皮膜102を模式的に示している。前記脱脂処理
を終了したのち、上述のようにファスナーチェーンFの
務歯列100を硫酸溶液中に浸漬走行させ、同務歯列1
00を陽極として電解酸化し、同務歯列100の表面に
多孔質の陽極酸化皮膜102を連続して形成する。
0の表面に形成された無数の微細な孔101を有する陽
極酸化皮膜102を模式的に示している。前記脱脂処理
を終了したのち、上述のようにファスナーチェーンFの
務歯列100を硫酸溶液中に浸漬走行させ、同務歯列1
00を陽極として電解酸化し、同務歯列100の表面に
多孔質の陽極酸化皮膜102を連続して形成する。
【0071】次いで、ファスナーチェーンFを水洗した
のち、ファスナーテープに残った硫酸をアンモニア水等
にて中和して除去し、さらにファスナーチェーンFを水
洗する。次に、着色工程に移行する。図4に陽極酸化皮
膜102の着色状態を模式的に示している。着色工程で
は、ファスナーチェーンFを染料浴に浸漬して垂直な細
孔101中に染料103を吸着し染色する。着色を終え
たのち、ファスナーチェーンFを水洗する。
のち、ファスナーテープに残った硫酸をアンモニア水等
にて中和して除去し、さらにファスナーチェーンFを水
洗する。次に、着色工程に移行する。図4に陽極酸化皮
膜102の着色状態を模式的に示している。着色工程で
は、ファスナーチェーンFを染料浴に浸漬して垂直な細
孔101中に染料103を吸着し染色する。着色を終え
たのち、ファスナーチェーンFを水洗する。
【0072】次に、陽極酸化皮膜102の細孔101の
封孔工程に移る。図5に陽極酸化皮膜102の封孔状態
を模式的に示している。ファスナーチェーンFを高圧の
加熱水蒸気中に接触させ、或いは沸騰水中に浸漬するこ
とにより封孔処理を行って封孔皮膜104を形成し、陽
極酸化皮膜102の細孔101を塞ぐ。こうして、ファ
スナーチェーンFの務歯列100は、上述のごとき連続
的な陽極酸化皮膜形成後に、陽極酸化皮膜102上に塗
料用透明樹脂材でクリアー塗装がなされ、ファスナーチ
ェーンFが効率的に、しかも速やかに製造される。
封孔工程に移る。図5に陽極酸化皮膜102の封孔状態
を模式的に示している。ファスナーチェーンFを高圧の
加熱水蒸気中に接触させ、或いは沸騰水中に浸漬するこ
とにより封孔処理を行って封孔皮膜104を形成し、陽
極酸化皮膜102の細孔101を塞ぐ。こうして、ファ
スナーチェーンFの務歯列100は、上述のごとき連続
的な陽極酸化皮膜形成後に、陽極酸化皮膜102上に塗
料用透明樹脂材でクリアー塗装がなされ、ファスナーチ
ェーンFが効率的に、しかも速やかに製造される。
【0073】なお、陽極酸化皮膜の形成後の仕上げ処理
に使用されるクリアー塗料として、一般的な透明樹脂材
が挙げられる。より具体的には、例えばアクリル系、ウ
レタン系、アルキッド系、メラミン系、アクリルアルキ
ッド系、尿素系、ビニル系、又はエポシキ系などの塗料
用樹脂材を水又は有機溶剤にて溶解したものが有用であ
る。また、必要に応じて中和剤及び/又はメラミン、フ
ェノール等の架橋剤を添加してもよい。クリアー塗装方
法として、一般的なロールコート法、スプレー法、又は
はけ塗り法等が使用できる。着色方法としては、従来公
知の一般的な電解発色法、電界着色法等をも使用でき
る。
に使用されるクリアー塗料として、一般的な透明樹脂材
が挙げられる。より具体的には、例えばアクリル系、ウ
レタン系、アルキッド系、メラミン系、アクリルアルキ
ッド系、尿素系、ビニル系、又はエポシキ系などの塗料
用樹脂材を水又は有機溶剤にて溶解したものが有用であ
る。また、必要に応じて中和剤及び/又はメラミン、フ
ェノール等の架橋剤を添加してもよい。クリアー塗装方
法として、一般的なロールコート法、スプレー法、又は
はけ塗り法等が使用できる。着色方法としては、従来公
知の一般的な電解発色法、電界着色法等をも使用でき
る。
【0074】以下に、本発明の更に具体的な実施例につ
いて説明する。図6は、上述のごとき形成装置1を使用
して陽極酸化皮膜の処理速度を変更したときの、多段に
配された各電解槽2の電解液中に対する務歯の皮膜厚さ
の変化の一例を示している。
いて説明する。図6は、上述のごとき形成装置1を使用
して陽極酸化皮膜の処理速度を変更したときの、多段に
配された各電解槽2の電解液中に対する務歯の皮膜厚さ
の変化の一例を示している。
【0075】同図に示す本発明の実施例による陽極酸化
皮膜処理条件としては、同じ条件下で処理を行い、処理
速度を0.5m/分、1.0m/分、1.5m/分、
2.0m/分の4通りに設定した。その結果をグラフ上
に◆、■、▲、●でプロットしている。なお、グラフ上
の横軸は、第1電解槽2a、2組一対の第2及び第3電
解槽2b,2c、2組一対の第4及び第5電解槽2d,
2e、2組一対の第6及び第7電解槽2f,2gを陽極
酸化皮膜の処理段数(1〜4段目)として示しており、
縦軸に前記処理段数に対する膜厚寸法(μm)の変化を
示している。
皮膜処理条件としては、同じ条件下で処理を行い、処理
速度を0.5m/分、1.0m/分、1.5m/分、
2.0m/分の4通りに設定した。その結果をグラフ上
に◆、■、▲、●でプロットしている。なお、グラフ上
の横軸は、第1電解槽2a、2組一対の第2及び第3電
解槽2b,2c、2組一対の第4及び第5電解槽2d,
2e、2組一対の第6及び第7電解槽2f,2gを陽極
酸化皮膜の処理段数(1〜4段目)として示しており、
縦軸に前記処理段数に対する膜厚寸法(μm)の変化を
示している。
【0076】同図から明らかなように、陽極酸化皮膜の
皮膜厚さは、上記処理速度のいずれを採っても前記処理
段数の増加に伴って漸次増大していることが理解でき
る。処理速度が1.5m/分及び2.0m/分では、1
段目及び2段目の電解槽を連続走行させても、皮膜厚さ
に殆ど差異はないが、いずれにしても、これらのデータ
からファスナーチェーンFの処理段数を増やせば、皮膜
厚さを漸次増大することができることが分かり、前記処
理段数が少ないときには処理速度を遅くすれば、膜厚寸
法を厚くすることができることも分かる。
皮膜厚さは、上記処理速度のいずれを採っても前記処理
段数の増加に伴って漸次増大していることが理解でき
る。処理速度が1.5m/分及び2.0m/分では、1
段目及び2段目の電解槽を連続走行させても、皮膜厚さ
に殆ど差異はないが、いずれにしても、これらのデータ
からファスナーチェーンFの処理段数を増やせば、皮膜
厚さを漸次増大することができることが分かり、前記処
理段数が少ないときには処理速度を遅くすれば、膜厚寸
法を厚くすることができることも分かる。
【0077】以上の点から、本発明における形成装置1
は、ファスナーチェーンFの電解液中の通過時間や通過
距離等を適宜に設定することにより、本発明の初期の目
的である所望の皮膜厚さを有する陽極酸化皮膜が安定し
て形成でき、通過組数などを変更することにより、任意
の膜厚に制御できるようになることが理解できる。
は、ファスナーチェーンFの電解液中の通過時間や通過
距離等を適宜に設定することにより、本発明の初期の目
的である所望の皮膜厚さを有する陽極酸化皮膜が安定し
て形成でき、通過組数などを変更することにより、任意
の膜厚に制御できるようになることが理解できる。
【0078】次に、ファスナーテープの構成糸条の一部
に通電糸が配されたファスナーチェーンFの務歯列に陽
極酸化皮膜を形成する他の実施形態である形成装置1を
説明する。図7は陽極酸化皮膜の形成装置1の第2実施
形態を概略的に示している。なお、同図において上記第
1実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号
を付している。
に通電糸が配されたファスナーチェーンFの務歯列に陽
極酸化皮膜を形成する他の実施形態である形成装置1を
説明する。図7は陽極酸化皮膜の形成装置1の第2実施
形態を概略的に示している。なお、同図において上記第
1実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号
を付している。
【0079】同図において、第2実施形態に係る陽極酸
化皮膜の形成装置1には、硫酸溶液を貯溜する単一の電
解槽2と、電解槽2の外部に配されたファスナーチェー
ン導入部であるチェーン導入ローラ5と、電解槽2内の
硫酸溶液中に並列して配された液中案内ローラである陽
極ローラ31と、電解槽2の外部に配されたファスナー
チェーン送出部であるチェーン送出ローラ6と、電解槽
2外に配された液外案内ローラ7が備えられている。前
記陽極ローラ31の直下の硫酸溶液中には、所定の間隔
をおいて単一の陰極板4が設置されている。
化皮膜の形成装置1には、硫酸溶液を貯溜する単一の電
解槽2と、電解槽2の外部に配されたファスナーチェー
ン導入部であるチェーン導入ローラ5と、電解槽2内の
硫酸溶液中に並列して配された液中案内ローラである陽
極ローラ31と、電解槽2の外部に配されたファスナー
チェーン送出部であるチェーン送出ローラ6と、電解槽
2外に配された液外案内ローラ7が備えられている。前
記陽極ローラ31の直下の硫酸溶液中には、所定の間隔
をおいて単一の陰極板4が設置されている。
【0080】前記陰極板4と前記陽極ローラ31との間
は、硫酸溶液及びファスナーチェーンFを介して電気的
に通電する通電部9に電気的に直接接続されている。前
記通電部9は、前記電解槽2の陰極構成に対して、硫酸
溶液中の陽極ローラ31には陽極側の電流を流すごとく
構成されており、同陽極ローラ31の外周に巻き付けて
接触されたファスナーチェーンFの各務歯部分を介して
通電糸に硫酸溶液中で通電するようにしている。
は、硫酸溶液及びファスナーチェーンFを介して電気的
に通電する通電部9に電気的に直接接続されている。前
記通電部9は、前記電解槽2の陰極構成に対して、硫酸
溶液中の陽極ローラ31には陽極側の電流を流すごとく
構成されており、同陽極ローラ31の外周に巻き付けて
接触されたファスナーチェーンFの各務歯部分を介して
通電糸に硫酸溶液中で通電するようにしている。
【0081】この形成装置1は、陽極酸化皮膜の膜厚を
任意に調整すべく前記液外案内ローラ7によりファスナ
ーチェーンFを前記陽極ローラ31の外周に所定の緊張
下で圧接させながら、同陽極ローラ31の外周にファス
ナーチェーンFを螺旋状に1回以上巻き付けている。図
8に前記陽極ローラ31の外周にファスナーチェーンF
を螺旋状に1回以上巻き付けた状態を示している。前記
陽極ローラ31は、例えば陽極ローラ31の外周にチタ
ン又はチタン合金からなる電導面を附着したローラによ
り構成されている。電導面の外周には、図示せぬメッシ
ュ状の細かい凹凸が形成されている。
任意に調整すべく前記液外案内ローラ7によりファスナ
ーチェーンFを前記陽極ローラ31の外周に所定の緊張
下で圧接させながら、同陽極ローラ31の外周にファス
ナーチェーンFを螺旋状に1回以上巻き付けている。図
8に前記陽極ローラ31の外周にファスナーチェーンF
を螺旋状に1回以上巻き付けた状態を示している。前記
陽極ローラ31は、例えば陽極ローラ31の外周にチタ
ン又はチタン合金からなる電導面を附着したローラによ
り構成されている。電導面の外周には、図示せぬメッシ
ュ状の細かい凹凸が形成されている。
【0082】上記のごとく構成された第2実施形態に係
る形成装置1は、陽極ローラ31の外周にファスナーチ
ェーンFを螺旋状に所要の回数巻き付けることにより陽
極酸化皮膜の膜厚に必要な所要の走行時間を確保してい
る。前記陽極ローラ31の周囲に巻き付ける巻付回数を
調整すれば、陽極酸化皮膜の厚さを任意に調整すること
ができる。
る形成装置1は、陽極ローラ31の外周にファスナーチ
ェーンFを螺旋状に所要の回数巻き付けることにより陽
極酸化皮膜の膜厚に必要な所要の走行時間を確保してい
る。前記陽極ローラ31の周囲に巻き付ける巻付回数を
調整すれば、陽極酸化皮膜の厚さを任意に調整すること
ができる。
【0083】ファスナーチェーンFを連続走行させて陽
極酸化皮膜を形成するにあたって、前記陰極板4と陽極
ローラ31との間を硫酸溶液、ファスナーチェーンFの
通電糸及び務歯列を介して通電する。各務歯を陰極板4
と対向して陽極ローラ31により案内しながら、ファス
ナーチェーンFを前記電解槽2内に断続的に又は連続し
て浸漬走行させる。ファスナーチェーンFが浸漬走行す
る間に、前記陽極ローラ31の外周に螺旋状に巻き付け
られた各務歯部分に断続的に又は連続して陽極酸化皮膜
を形成する。こうして、前記陽極ローラ31の回動に伴
い巻き付けられた務歯部分の全長に、同一時間内で迅速
に且つ連続して陽極酸化皮膜を形成することができる。
極酸化皮膜を形成するにあたって、前記陰極板4と陽極
ローラ31との間を硫酸溶液、ファスナーチェーンFの
通電糸及び務歯列を介して通電する。各務歯を陰極板4
と対向して陽極ローラ31により案内しながら、ファス
ナーチェーンFを前記電解槽2内に断続的に又は連続し
て浸漬走行させる。ファスナーチェーンFが浸漬走行す
る間に、前記陽極ローラ31の外周に螺旋状に巻き付け
られた各務歯部分に断続的に又は連続して陽極酸化皮膜
を形成する。こうして、前記陽極ローラ31の回動に伴
い巻き付けられた務歯部分の全長に、同一時間内で迅速
に且つ連続して陽極酸化皮膜を形成することができる。
【0084】このとき、たとえ陽極ローラ31に対して
各務歯に接触不足や張力不足を生じても、前記陰極板4
と陽極ローラ31との間を前記通電糸を介して通電する
ことができるため、陽極酸化皮膜が局部的に形成される
ことはなくなり、皮膜ムラを防止することができる。ま
た、前記陽極ローラ31の外周にファスナーチェーンF
を螺旋状に所要の回数巻き付けて陽極酸化皮膜の膜厚に
必要な所要の走行時間を確保できるため、装置自体を小
型化できるようになり、熱源、電力等に使われる燃費、
設備管理費等が大幅に削減できる。
各務歯に接触不足や張力不足を生じても、前記陰極板4
と陽極ローラ31との間を前記通電糸を介して通電する
ことができるため、陽極酸化皮膜が局部的に形成される
ことはなくなり、皮膜ムラを防止することができる。ま
た、前記陽極ローラ31の外周にファスナーチェーンF
を螺旋状に所要の回数巻き付けて陽極酸化皮膜の膜厚に
必要な所要の走行時間を確保できるため、装置自体を小
型化できるようになり、熱源、電力等に使われる燃費、
設備管理費等が大幅に削減できる。
【0085】なお、前記陽極ローラ31の設置数や配置
位置等は、図示例に限定されるものではなく、例えば左
右隣接位置又は前後隣接位置に一対以上の陽極ローラ3
1を配してもよく、前記陽極ローラ31と前記陰極板4
との間であって、同陰極板4に対向して1以上の案内ロ
ーラを配することもできる。
位置等は、図示例に限定されるものではなく、例えば左
右隣接位置又は前後隣接位置に一対以上の陽極ローラ3
1を配してもよく、前記陽極ローラ31と前記陰極板4
との間であって、同陰極板4に対向して1以上の案内ロ
ーラを配することもできる。
【0086】ところで、ファスナーチェーンFを断続的
に走行させて陽極酸化皮膜を形成するにあたっては、陽
極酸化皮膜を形成しようとする長さのファスナーチェー
ンFを前記電解槽4の硫酸溶液中に浸漬したのち、同フ
ァスナーチェーンFの走行を停止する。この場合には、
ファスナーチェーンFの走行停止時に気液界面の近傍に
位置する通電糸を切断し、通電糸の切断後に所要の時間
通電することが好ましい。このように、前記気液界面の
近傍に位置する通電糸を切断したのち所定の時間通電す
れば、前記気液界面の近傍に位置する通電糸の発熱を抑
えることができるようになり、前記硫酸溶液中で一定電
位を与えて通電糸への通電量を略定常値に保持すること
ができる。
に走行させて陽極酸化皮膜を形成するにあたっては、陽
極酸化皮膜を形成しようとする長さのファスナーチェー
ンFを前記電解槽4の硫酸溶液中に浸漬したのち、同フ
ァスナーチェーンFの走行を停止する。この場合には、
ファスナーチェーンFの走行停止時に気液界面の近傍に
位置する通電糸を切断し、通電糸の切断後に所要の時間
通電することが好ましい。このように、前記気液界面の
近傍に位置する通電糸を切断したのち所定の時間通電す
れば、前記気液界面の近傍に位置する通電糸の発熱を抑
えることができるようになり、前記硫酸溶液中で一定電
位を与えて通電糸への通電量を略定常値に保持すること
ができる。
【0087】図9はファスナーテープの構成糸条の一部
に通電糸が配されたファスナーチェーンFの務歯列に陽
極酸化皮膜を断続的に又は連続して形成する形成装置1
の第3実施形態を概略的に示している。なお、同図にお
いて上記各実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材
名と符号を付している。従って、これらの部材に関する
詳細な説明は省略する。
に通電糸が配されたファスナーチェーンFの務歯列に陽
極酸化皮膜を断続的に又は連続して形成する形成装置1
の第3実施形態を概略的に示している。なお、同図にお
いて上記各実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材
名と符号を付している。従って、これらの部材に関する
詳細な説明は省略する。
【0088】同図において、第3実施形態に係る形成装
置1には、所要の硫酸溶液を満たした単一の電解槽2
と、電解槽外に配されたチェーン導入ローラ5と、電解
槽2内の硫酸溶液中の下側に並列して配された7個の液
中案内ローラ3,…,3と、隣り合う各液中案内ローラ
3の中間位置の上方に並列して配された6個の陽極ロー
ラ31,…,31と、電解槽外に配されたチェーン送出
ローラ6とが備えられている。前記陽極ローラ31の直
下の硫酸溶液中には、所定の間隔をおいて単一の陰極板
4が配されている。同陰極板4と各陽極ローラ31との
間は、電解槽2の硫酸溶液及びファスナーチェーンFを
介して電気的に通電する通電部9に直接接続されてい
る。
置1には、所要の硫酸溶液を満たした単一の電解槽2
と、電解槽外に配されたチェーン導入ローラ5と、電解
槽2内の硫酸溶液中の下側に並列して配された7個の液
中案内ローラ3,…,3と、隣り合う各液中案内ローラ
3の中間位置の上方に並列して配された6個の陽極ロー
ラ31,…,31と、電解槽外に配されたチェーン送出
ローラ6とが備えられている。前記陽極ローラ31の直
下の硫酸溶液中には、所定の間隔をおいて単一の陰極板
4が配されている。同陰極板4と各陽極ローラ31との
間は、電解槽2の硫酸溶液及びファスナーチェーンFを
介して電気的に通電する通電部9に直接接続されてい
る。
【0089】上側の前記陽極ローラ31と下側の液中案
内ローラ3とは高低差をもってジグザグ状に配されてお
り、ファスナーチェーンFは高位の陽極ローラ31の上
を跨いだのち、その陽極ローラ31の低位にある次位の
液中案内ローラ3の下を潜るようにして互い違いに順次
巻き掛けられている。この形成装置1は、前記陽極ロー
ラ31の外周に巻き掛けられたファスナーチェーンFの
各務歯部分を介して通電糸に通電させている。これによ
りファスナーチェーンFの務歯列の全長にわたって常に
必要な電流を流しており、前記陽極ローラ31と各務歯
との間の接触により発生する放電による通電痕や腐食等
を防止している。
内ローラ3とは高低差をもってジグザグ状に配されてお
り、ファスナーチェーンFは高位の陽極ローラ31の上
を跨いだのち、その陽極ローラ31の低位にある次位の
液中案内ローラ3の下を潜るようにして互い違いに順次
巻き掛けられている。この形成装置1は、前記陽極ロー
ラ31の外周に巻き掛けられたファスナーチェーンFの
各務歯部分を介して通電糸に通電させている。これによ
りファスナーチェーンFの務歯列の全長にわたって常に
必要な電流を流しており、前記陽極ローラ31と各務歯
との間の接触により発生する放電による通電痕や腐食等
を防止している。
【0090】ファスナーチェーンFを断続的に又は連続
して浸漬走行させて陽極酸化皮膜を形成するにあたって
は、ファスナーチェーンFを前記陽極ローラ31と液中
案内ローラ3とにより案内しながら、ファスナーチェー
ンFを断続的に又は連続して走行させる間に、前記陰極
板4と陽極ローラ31との間を硫酸溶液、ファスナーチ
ェーンFの通電糸及び務歯列を介して通電し、各務歯に
断続的に又は連続して陽極酸化皮膜を形成する。
して浸漬走行させて陽極酸化皮膜を形成するにあたって
は、ファスナーチェーンFを前記陽極ローラ31と液中
案内ローラ3とにより案内しながら、ファスナーチェー
ンFを断続的に又は連続して走行させる間に、前記陰極
板4と陽極ローラ31との間を硫酸溶液、ファスナーチ
ェーンFの通電糸及び務歯列を介して通電し、各務歯に
断続的に又は連続して陽極酸化皮膜を形成する。
【0091】この形成装置1は、上記第2実施形態と同
様に一定の張力下で巻き掛けられた務歯部分の全長を同
一の電解槽2内で所要の処理時間をもって逐次処理する
ことができると共に、陽極酸化皮膜の連続処理を極めて
効率的に行うことができ、大量生産に有用である。前記
陽極ローラ31及び前記液中案内ローラ3の設置数や配
置位置などを変更して硫酸溶液中の通過時間や通過距離
等を適宜に設定することにより、製造設備をコンパクト
化することができる。なお、本発明は上記各実施形態に
限定されるものではなく、それらの実施形態から当業者
が容易に変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するも
のである。
様に一定の張力下で巻き掛けられた務歯部分の全長を同
一の電解槽2内で所要の処理時間をもって逐次処理する
ことができると共に、陽極酸化皮膜の連続処理を極めて
効率的に行うことができ、大量生産に有用である。前記
陽極ローラ31及び前記液中案内ローラ3の設置数や配
置位置などを変更して硫酸溶液中の通過時間や通過距離
等を適宜に設定することにより、製造設備をコンパクト
化することができる。なお、本発明は上記各実施形態に
限定されるものではなく、それらの実施形態から当業者
が容易に変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するも
のである。
【図1】本発明の代表的な第1実施形態であるスライド
ファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形
成装置を示す概略図である。
ファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形
成装置を示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態である陽極酸化皮膜工程の一
例を示すフロー図である。
例を示すフロー図である。
【図3】同陽極酸化皮膜を説明するための模式図であ
る。
る。
【図4】同陽極酸化皮膜の着色処理を説明するための模
式図である。
式図である。
【図5】同陽極酸化皮膜の封孔処理を説明するための模
式図である。
式図である。
【図6】第1実施形態の形成装置を使用して陽極酸化皮
膜の処理速度を変更したときの各電解槽の電解液中に対
する務歯の皮膜厚さの変化の一例を示すグラフである。
膜の処理速度を変更したときの各電解槽の電解液中に対
する務歯の皮膜厚さの変化の一例を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施形態である陽極酸化皮膜の形
成装置を示す概略図である。
成装置を示す概略図である。
【図8】同形成装置の陽極ローラに対するスライドファ
スナーチェーンの巻付状態の一例を示す説明図である。
スナーチェーンの巻付状態の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態である陽極酸化皮膜の形
成装置を示す概略図である。
成装置を示す概略図である。
1 形成装置
2 電解槽
2a〜2g 第1〜第7電解槽
3 液中案内ローラ
3a〜3g 第1〜第7液中案内ローラ
4 電極板
4a〜4g 第1〜第7電極板
5 ファスナーチェーン導入部
5a〜5c 第1〜第3チェーン導入ローラ
6 ファスナーチェーン送出部
6a チェーン送出ローラ
7 液外案内ローラ
7a〜7f 第1〜第6液外案内ローラ
8 外部通電部
9 通電部
9a〜9c 第1〜第3通電部
31 陽極ローラ
100 務歯列
101 細孔
102 陽極酸化皮膜
103 染料
104 封孔皮膜
F ファスナーチェーン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 若狭 裕信
富山県黒部市三日市2784−8
Fターム(参考) 3B098 BB01 DA01 DC27 GA03 GB01
GC18
Claims (10)
- 【請求項1】 ファスナーテープの構成糸条の一部に通
電糸が配されたスライドファスナーチェーン(F) の務歯
列に陽極酸化皮膜を形成する方法であって、 前記スライドファスナーチェーン(F) を電解槽外に配さ
れたチェーン導入ローラ(5a 〜5c) 、同電解槽(2) の電
解液中に配された少なくとも1の液中案内ローラ(3) 、
及び電解槽外に配されたチェーン送出ローラ(6a)を介し
て連続走行させること、及び前記液中案内ローラ(3) に
対向して前記電解液中に配された電極(4) を介してスラ
イドファスナーチェーン(F) の前記務歯列に外部から直
接通電すること、を含んでなることを特徴とするスライ
ドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の
形成方法。 - 【請求項2】 電解液中に配された電極板(4) と、同電
極板(4) に対向して配される前記液中案内ローラ(3)
と、電解槽外に配される前記チェーン送出ローラ(6a)又
は液外案内ローラ(7) との組をファスナーチェーン走行
方向に複数組設けること、 前記スライドファスナーチェーン(F) を各組の液中案内
ローラ(3) 及びチェーン送出ローラ(6a)又は液外案内ロ
ーラ(7) に順次巻き掛けてジグザグ状に移送すること、
及び電解液中に配された第2組以降の2組一対の電極板
(4) 間に電解液及びファスナーチェーン(F) を介して通
電すること、を含んでなることを特徴とする請求項1記
載の陽極酸化皮膜の形成方法。 - 【請求項3】 ファスナーテープの構成糸条の一部に通
電糸が配されたスライドファスナーチェーン(F) の務歯
列に陽極酸化皮膜を形成する方法であって、 陰極板(4) と少なくとも1個の陽極ローラ(31)を電解槽
(2) の電解液中に配すること、 前記スライドファスナーチェーン(F) を前記陽極ローラ
(31)により案内しながら、前記陰極板(4) に対向させて
前記電解液中を断続的に又は連続して少なくとも1回走
行させること、及び前記陰極板(4) と陽極ローラ(31)と
の間に、前記電解液及びスライドファスナーチェーン
(F) を介して通電させて陽極酸化皮膜を形成すること、
を含んでなることを特徴とするスライドファスナーチェ
ーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法。 - 【請求項4】 前記陽極ローラ(31)が1又は2個のロー
ラからなり、 同陽極ローラ(31)の外周に前記スライドファスナーチェ
ーン(F) を螺旋状に1回以上巻き付けて一方向に走行さ
せることを含んでなることを特徴とする請求項3記載の
陽極酸化皮膜の形成方法。 - 【請求項5】 前記陰極板(4) と陽極ローラ(31)との間
であって、前記陰極板(4) に対向させて前記スライドフ
ァスナーチェーン(F) の1以上の液中案内ローラ(3) を
配すること、及び前記陽極ローラ(31)と液中案内ローラ
(3) との間をジグザグ状に巻き掛けて前記スライドファ
スナーチェーン(F) を走行させることを含んでなること
を特徴とする請求項3記載の陽極酸化皮膜の形成方法。 - 【請求項6】 スライドファスナーチェーン(F) を断続
的に走行させて陽極酸化皮膜を形成するにあたっては、 陽極酸化皮膜を形成しようとする長さのスライドファス
ナーチェーン(F) を前記電解槽(2) の電解液中に浸漬し
たのち、同ファスナーチェーン(F) の走行を停止するこ
と、 同ファスナーチェーン(F) の走行停止時に気液界面の近
傍に位置する上記通電糸を切断すること、及び前記通電
糸の切断後に所要の時間通電すること、を含んでなるこ
とを特徴とする請求項3記載の陽極酸化皮膜の形成方
法。 - 【請求項7】 ファスナーテープの構成糸条の一部に通
電糸を配したスライドファスナーチェーン(F) の務歯列
に陽極酸化皮膜を形成する装置(1) であって、 電解槽(2) と、 同電解槽外に配されたスライドファスナーチェーン導入
部(5) と、 同電解槽(2) の電解液中に配されたスライドファスナー
チェーン用の1以上の液中案内ローラ(3) と、 同電解槽外に配されたスライドファスナーチェーン送出
部(6) と、 前記液中案内ローラ(3) に所定の間隔をおいて電解液中
に配された電極板(4)と、 前記電解液中の電極板(4) と電解槽外の前記チェーン導
入部(5) との間を電気的に直接通電する外部通電部(8)
と、を備えてなることを特徴とするスライドファスナー
チェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成装置。 - 【請求項8】 前記電極板(4) と前記液中案内ローラ
(3) と同液中案内ローラ(3) の上方であって、電解槽外
に配されたチェーン送出ローラ(6a)又は液外案内ローラ
(7) とからなる組をファスナーチェーン走行方向に複数
組設けてなり、 隣り合う2組一対の電極板(4) 間に電解液及びファスナ
ーチェーン(F) を介して通電する複数の通電部(9) を有
してなる、ことを特徴とする請求項7記載の陽極酸化皮
膜の形成装置。 - 【請求項9】 ファスナーテープの構成糸条の一部に通
電糸を配したスライドファスナーチェーン(F) の務歯列
に陽極酸化皮膜を形成する装置(1) であって、 電解槽(2) と、 同電解槽外に配されたスライドファスナーチェーン導入
部(5) と、 同電解槽内の電解液中に並列して配された少なくとも1
個の陽極ローラ(31)と、 電解槽外に配されたスライドファスナーチェーン送出部
(6) と、 前記陽極ローラ(31)に所定の間隔をおいて電解液中に配
された陰極板(4) と、 同陰極板(4) と前記陽極ローラ(31)との間に、電解液及
びスライドファスナーチェーン(F) を介して電気的に通
電する通電部(9) と、を備えてなることを特徴とするス
ライドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮
膜の形成装置。 - 【請求項10】 前記陰極板(4) と陽極ローラ(31)との
間であって、前記陰極板(4) に対向して配された1以上
の液中案内ローラ(3) を備えてなり、 同液中案内ローラ(3) と前記陽極ローラ(31)との間をジ
グザグ状に巻き掛けて前記スライドファスナーチェーン
(F) を走行させることを特徴とする請求項9記載の陽極
酸化皮膜の形成装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001399610A JP2003193293A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | スライドファスナーチェーンの務歯列における陽極酸化皮膜の形成方法とその装置 |
| ITTO20021129 ITTO20021129A1 (it) | 2001-12-28 | 2002-12-27 | Procedimento ed apparecchiatura per realizzare un film di ossido anodico su una fila di elementi di una catena di cerniere lampo. |
| CN 02160475 CN1247825C (zh) | 2001-12-28 | 2002-12-27 | 拉链链齿排上阳极氧化膜的形成方法及其形成设备 |
| FR0216756A FR2834301B1 (fr) | 2001-12-28 | 2002-12-27 | Procede de realisation d'un film d'oxyde anodique sur une rangee d'elements de chaine de fermeture a glissiere et dispositif de realisation de celui-ci. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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