JP2003190865A - 管内ライニング工法及びライニング用ピグ - Google Patents

管内ライニング工法及びライニング用ピグ

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JP2003190865A
JP2003190865A JP2002279508A JP2002279508A JP2003190865A JP 2003190865 A JP2003190865 A JP 2003190865A JP 2002279508 A JP2002279508 A JP 2002279508A JP 2002279508 A JP2002279508 A JP 2002279508A JP 2003190865 A JP2003190865 A JP 2003190865A
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Japan
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diameter
small
pig body
pipe
lining
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JP2002279508A
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English (en)
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Tomohiro Shimojo
朝洋 下条
Takuji Ikeda
卓司 池田
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大径管と小径管とを接続してある配管に未硬
化樹脂を塗布する場合に、作業工程を簡略化でき、施工
コストの低減を図り易くする。 【解決手段】 大径管Aと小径管Bとを略同芯状に接続
した配管Dに沿ってライニング用ピグ3を流体圧で移動
させ、管内面に未硬化樹脂2を塗布する管内ライニング
工法であって、大径管に未硬化樹脂を塗布可能な大径ピ
グ体4と小径管に塗布可能な小径ピグ体5とを分離可能
に連結したライニング用ピグを、小径ピグ体が小径管側
に位置するよう大径管内に装着し、大径管側からの流体
圧で小径管側に向けて移動させて未硬化樹脂を大径ピグ
体で塗布し、大径ピグ体が大径管と小径管との接続部C
で停止している大径ピグ体停止状態において、小径ピグ
体を流体圧で大径ピグ体から分離するとともに、流体圧
を大径ピグ体と小径ピグ体との間に導入して、小径ピグ
体で未硬化樹脂を小径管に塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大径管と小径管と
を略同芯状に接続してある配管に沿って、ライニング用
ピグを加圧流体の圧力で移動させて、前記大径管と前記
小径管との管内面にライニング用の未硬化樹脂を塗布す
る管内ライニング工法、及び、大径管と小径管とを略同
芯状に接続してある配管に沿って加圧流体の圧力で移動
させて、前記大径管と前記小径管との管内面にライニン
グ用の未硬化樹脂を塗布するライニング用ピグに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記管内ライニング工法は、ライニング
用ピグを加圧流体の圧力で移動させて、管内面にライニ
ング用の未硬化樹脂を塗布するので、ライニング用ピグ
をワイヤーなどで牽引して移動させる場合に比べて、予
め、ワイヤーなどをライニング範囲の配管内に挿通して
おくような作業が不要で、ライニング作業の簡略化を図
り易いが、従来、大径管と小径管とを略同芯状に接続し
てある配管の管内面にライニング用の未硬化樹脂を塗布
する場合は、大径管と小径管との接続箇所を切断して、
大径管の管内面には大径ピグを加圧流体の圧力で移動さ
せて未硬化樹脂を塗布し、小径管の管内面には小径ピグ
を加圧流体の圧力で移動させて未硬化樹脂を塗布してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、大径管と小
径管との接続箇所の切断作業や、ライニング施工後の大
径管と小径管との接続作業が必要で、ライニング作業が
大がかりになり、作業工程が煩雑化するとともに、施工
コストの低減を図りにくい欠点がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、大径管と小径管とを略同芯状に接続してある配
管の管内面に未硬化樹脂を塗布する場合に、作業工程を
簡略化できるとともに、施工コストの低減を図り易くす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、大径管と小径管とを略同芯状に接続してある
配管に沿って、ライニング用ピグを加圧流体の圧力で移
動させて、前記大径管と前記小径管との管内面にライニ
ング用の未硬化樹脂を塗布する管内ライニング工法であ
って、前記大径管の管内面に前記未硬化樹脂を塗布可能
な大径ピグ体と、前記小径管の管内面に前記未硬化樹脂
を塗布可能な小径ピグ体とを分離可能に連結してあるラ
イニング用ピグを、前記小径ピグ体が前記小径管側に位
置するように前記大径管内に装着しておき、前記大径管
内に装着したライニング用ピグを、その大径管側から供
給した加圧流体の圧力で、前記小径管側に向けて移動さ
せて、移動方向前方側に充填してある前記未硬化樹脂
を、前記大径ピグ体で前記大径管の管内面に塗布し、前
記大径ピグ体が前記大径管と前記小径管との接続部に到
達してその移動が停止している大径ピグ体停止状態にお
いて、前記小径ピグ体を前記加圧流体の圧力で前記大径
ピグ体から分離するとともに、前記加圧流体を前記大径
ピグ体と前記小径ピグ体との間に導入して、その加圧流
体の圧力で前記小径ピグ体を前記小径管に沿って移動さ
せ、移動方向前方側に充填してある前記未硬化樹脂を前
記小径管の管内面に塗布する点にある。
【0006】〔作用〕大径ピグ体と小径ピグ体とを分離
可能に連結してあるライニング用ピグを、小径ピグ体が
小径管側に位置するように大径管内に装着して、大径管
側から供給した加圧流体の圧力で小径管側に向けて移動
させ、移動方向前方側に充填してあるライニング用の未
硬化樹脂を、大径ピグ体で大径管の管内面に塗布する。
【0007】そして、大径ピグ体が大径管と小径管との
接続部に到達してその移動が停止している大径ピグ体停
止状態において、小径ピグ体を加圧流体の圧力で大径ピ
グ体から分離するとともに、加圧流体を大径ピグ体と小
径ピグ体との間に導入して、その加圧流体の圧力で小径
ピグ体を小径管に沿って移動させ、移動方向前方側に充
填してある未硬化樹脂を前記小径管の管内面に塗布す
る。
【0008】〔効果〕大径管と小径管との接続箇所を切
断することなく、加圧流体の圧力で移動するピグで、大
径管の管内面にも、小径管の管内面にも、未硬化樹脂を
塗布することができるので、大径管と小径管との接続箇
所の切断作業や、ライニング施工後の大径管と小径管と
の接続作業が不要になり、また、大径管側から加圧流体
を供給することにより、大径ピグ体で大径管の管内面に
未硬化樹脂を塗布して、小径ピグ体を大径ピグ体から分
離し、小径ピグ体で小径管の管内面に未硬化樹脂を塗布
するという一連の作業をタイミング良く連続的に行うこ
とができるので、作業工程を簡略化できるとともに、施
工コストの低減を図り易い。
【0009】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記小
径ピグ体により前記小径管の管内面に未硬化樹脂を塗布
した後、前記小径管内に位置する小径ピグ体を、その小
径管側から供給した加圧流体の圧力で、前記大径ピグ体
側に向けて逆移動させて大径ピグ体に合体させ、その合
体させた大径ピグ体と小径ピグ体を、前記小径管側から
供給した加圧流体の圧力で、前記大径管内を逆移動させ
て大径管の端部から回収する点にある。
【0010】〔作用〕大径管や小径管の管内面に未硬化
樹脂を塗布した後、大径ピグ体と小径ピグ体を回収する
に際し、小径管内に位置する小径ピグ体を、小径管側か
ら供給した加圧流体の圧力で逆移動させて大径ピグ体と
合体させ、その合体させた両ピグ体を、そのまま加圧流
体の圧力で大径管内を逆移動させて、大径管の端部から
回収する。
【0011】〔効果〕したがって、上述したように、管
内面への未硬化樹脂の塗布を一連の作業で連続的に行う
ことができるのに加えて、大径ピグ体と小径ピグ体の回
収作業も、加圧流体による両ピグ体の逆移動によって、
一連の作業で効率良く行うことができ、施工コストの低
減に寄与する。
【0012】請求項3記載の発明の特徴構成は、前記大
径ピグ体に前記大径管側から小径管側にのみ加圧流体を
通流させる逆止弁付きの貫通孔を設けておき、前記小径
管の管内面に未硬化樹脂を塗布した後の小径ピグ体を、
その小径管の端部から回収するとともに、前記大径ピグ
体を、前記小径管側から供給した加圧流体の圧力で、前
記大径管内を逆移動させて大径管の端部から回収する点
にある。
【0013】〔作用〕大径管や小径管の管内面に未硬化
樹脂を塗布した後、大径ピグ体と小径ピグ体を回収する
に際し、大径ピグ体に設けた逆止弁付き貫通孔の存在に
よって、小径ピグ体を小径管の端部から回収することが
でき、大径ピグ体については、小径管側からの加圧流体
の圧力で前記逆止弁を閉じ、そのまま大径管内を逆移動
させて、大径管の端部から回収する。
【0014】〔効果〕したがって、この場合には、小径
ピグ体の逆移動が不要となり、大径ピグ体のみを逆移動
させて回収するので、両ピグ体の回収作業を一層効率良
く、確実に行うことができ、施工コストの低減に寄与す
る。
【0015】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記大
径ピグ体に大径ピグ体回収用の紐状体を連結しておき、
前記小径管の管内面に未硬化樹脂を塗布した後の前記小
径ピグ体を、その小径管の端部から回収するとともに、
前記大径ピグ体を、前記紐状体による牽引で前記大径管
内を逆移動させて大径管の端部から回収する点にある。
【0016】〔作用〕大径管や小径管の管内面に未硬化
樹脂を塗布した後、大径ピグ体と小径ピグ体を回収する
に際し、大径ピグ体に連結した大径ピグ体回収用の紐状
体の存在によって、小径ピグ体を小径管の端部から回収
することができ、大径ピグ体については、その紐状体に
よる牽引で大径管内を逆移動させて、大径管の端部から
回収する。
【0017】〔効果〕したがって、この場合も、小径ピ
グ体の逆移動が不要となり、大径ピグ体のみを逆移動さ
せて回収するので、両ピグ体の回収作業を一層効率良く
行うことができ、大径ピグ体の回収を紐状体の牽引によ
り行うので、大径ピグ体の回収も確実となる。
【0018】請求項5記載の発明の特徴構成は、大径管
と小径管とを略同芯状に接続してある配管に沿って加圧
流体の圧力で移動させて、前記大径管と前記小径管との
管内面にライニング用の未硬化樹脂を塗布するライニン
グ用ピグであって、前記大径管の管内面に前記未硬化樹
脂を塗布可能な大径ピグ体と、前記小径管の管内面に前
記未硬化樹脂を塗布可能な小径ピグ体とを、前記大径管
側から供給した加圧流体の圧力が小径ピグ体に作用する
ように連結し、前記大径ピグ体の移動が停止している大
径ピグ体停止状態において前記小径ピグ体に作用する前
記加圧流体の圧力で、前記小径ピグ体を前記大径ピグ体
から分離する分離手段を設けてある点にある。
【0019】〔作用〕分離可能に連結してある大径ピグ
体と小径ピグ体とを、小径ピグ体が小径管側に位置する
ように大径管内に装着して、その大径管側から加圧流体
を供給することにより、大径ピグ体と小径ピグ体とを小
径管側に向けて一体に移動させ、移動方向前方側に充填
してあるライニング用の未硬化樹脂を、大径ピグ体で大
径管の管内面に塗布することができる。
【0020】そして、大径管側から供給した加圧流体の
圧力が小径ピグ体に作用するように連結し、大径ピグ体
の移動が停止している大径ピグ体停止状態において小径
ピグ体に作用する加圧流体の圧力で、小径ピグ体を大径
ピグ体から分離する分離手段を設けてあるので、大径ピ
グ体が大径管と小径管との接続部に到達してその移動が
停止している大径ピグ体停止状態において小径ピグ体に
作用する加圧流体の圧力で、その小径ピグ体を大径ピグ
体から分離して小径管内を移動させ、移動方向前方側に
充填してある未硬化樹脂を小径管の管内面に塗布するこ
とができる。
【0021】〔効果〕大径管と小径管との接続箇所を切
断することなく、加圧流体の圧力で移動させて、大径管
の管内面にも、小径管の管内面にも、未硬化樹脂を塗布
することができるので、大径管と小径管との接続箇所の
切断作業や、ライニング施工後の大径管と小径管との接
続作業が不要になり、また、大径管側から加圧流体を供
給することにより、大径ピグ体で大径管の管内面に未硬
化樹脂を塗布して、小径ピグ体を大径ピグ体から分離
し、小径ピグ体で小径管の管内面に未硬化樹脂を塗布す
るという一連の作業をタイミング良く連続的に行うこと
ができ、ライニング作業の簡略化を図ることができる。
【0022】請求項6記載の発明の特徴構成は、前記分
離手段を構成するに、前記大径ピグ体に貫通孔を形成す
るとともに、その貫通孔の一端側を前記小径ピグ体で塞
ぐように、前記小径ピグ体と前記大径ピグ体とを粘着材
で互いに接着して、前記大径ピグ体と前記小径ピグ体と
を、前記大径管側から供給した加圧流体の圧力が前記貫
通孔を通して小径ピグ体に作用するように連結し、前記
大径ピグ体停止状態において、前記小径ピグ体に作用す
る前記加圧流体の圧力でその小径ピグ体が押圧されて、
前記粘着材の粘着力に抗して前記大径ピグ体から分離す
るように、前記貫通孔を通して前記小径ピグ体に作用す
る圧力の受圧面積と前記粘着力とを設定してある点にあ
る。
【0023】〔作用〕大径ピグ体に形成した貫通孔の一
端側を小径ピグ体で塞ぐように、小径ピグ体と大径ピグ
体とを粘着材で互いに接着して、大径ピグ体停止状態に
おいて、大径ピグ体の貫通孔を通して小径ピグ体に作用
する加圧流体の圧力で、小径ピグ体を粘着材の粘着力に
抗して押圧して大径ピグ体から分離できるので、大径ピ
グ体と小径ピグ体とを分離可能に連結する連結具のよう
なものを使用することなく、小径ピグ体を加圧流体の圧
力で大径ピグ体から分離できる。
【0024】〔効果〕大径ピグ体と小径ピグ体とを分離
可能に連結する連結構造の簡略化を図ることができる。
【0025】請求項7記載の発明の特徴構成は、前記分
離手段を構成するに、前記大径ピグ体に貫通孔を形成す
るとともに、その貫通孔の一端側を前記小径ピグ体で塞
ぐように、前記小径ピグ体と前記大径ピグ体とを磁力で
互いに密着させて、前記大径ピグ体と前記小径ピグ体と
を、前記大径管側から供給した加圧流体の圧力が前記貫
通孔を通して小径ピグ体に作用するように連結し、前記
大径ピグ体停止状態において、前記小径ピグ体に作用す
る前記加圧流体の圧力でその小径ピグ体が押圧されて、
前記磁力に抗して前記大径ピグ体から分離するように、
前記貫通孔を通して前記小径ピグ体に作用する圧力の受
圧面積と前記磁力とを設定してある点にある。
【0026】〔作用〕大径ピグ体に形成した貫通孔の一
端側を小径ピグ体で塞ぐように、小径ピグ体と大径ピグ
体とを磁力で互いに密着させて、大径ピグ体停止状態に
おいて、大径ピグ体の貫通孔を通して小径ピグ体に作用
する加圧流体の圧力で、小径ピグ体を磁力に抗して押圧
して大径ピグ体から分離できるので、大径ピグ体と小径
ピグ体とを分離可能に連結する連結具のようなものを使
用することなく、小径ピグ体を加圧流体の圧力で大径ピ
グ体から分離できる。
【0027】〔効果〕大径ピグ体と小径ピグ体とを分離
可能に連結する連結構造の簡略化を図ることができる。
【0028】請求項8記載の発明の特徴構成は、前記貫
通孔に、前記大径管側から小径管側にのみ加圧流体を通
流させる逆止弁を設けてある点にある。
【0029】〔作用〕大径管や小径管の管内面に未硬化
樹脂を塗布した後、大径ピグ体と小径ピグ体を回収する
に際し、大径ピグ体の貫通孔に設けた逆止弁の存在によ
って、小径ピグ体を小径管の端部から回収することがで
き、大径ピグ体については、小径管側から加圧流体を供
給することにより、その圧力で前記逆止弁を閉じて大径
管内を逆移動させ、大径管の端部から回収することがで
きる。
【0030】〔効果〕したがって、管内面への未硬化樹
脂の塗布を一連の作業で連続的に行うことができるのに
加えて、大径ピグ体と小径ピグ体の回収作業も、加圧流
体による一連の作業で効率良く行うことができ、施工コ
ストの低減に寄与する。
【0031】請求項9記載の発明の特徴構成は、前記大
径ピグ体に、その大径ピグ体を牽引して前記大径管の端
部から回収する大径ピグ体回収用の紐状体を連結してあ
る点にある。
【0032】〔作用〕大径管や小径管の管内面に未硬化
樹脂を塗布した後、大径ピグ体と小径ピグ体を回収する
に際し、大径ピグ体に連結した大径ピグ体回収用の紐状
体の存在によって、小径ピグ体を小径管の端部から回収
することができ、大径ピグ体については、その紐状体に
よる牽引で大径管内を逆移動させて、大径管の端部から
回収することができる。
【0033】〔効果〕したがって、この場合には、大径
ピグ体と小径ピグ体の回収作業を効率良く行うことがで
きるのに加えて、大径ピグ体の回収を紐状体の牽引によ
り確実に行うことができる。
【0034】請求項10記載の発明の特徴構成は、前記
小径ピグ体の移動方向後端側から小径管周方向に沿わせ
る最大外径部に亘る範囲を、前記大径ピグ体の移動方向
前方側に形成した凹部に略嵌合して、前記大径ピグ体と
前記小径ピグ体とを、前記大径管側から供給した加圧流
体の圧力が小径ピグ体に作用するように連結してある点
にある。
【0035】〔作用〕小径ピグ体の移動方向後端側から
小径管周方向に沿わせる最大外径部に亘る範囲を、大径
ピグ体の移動方向前方側に形成した凹部に略嵌合してあ
るので、大径ピグ体と小径ピグ体との間に、ライニング
用の未硬化樹脂が滞留しにくい。
【0036】〔効果〕小径ピグ体を大径ピグ体から分離
して小径管内を移動させる際に、大径ピグ体の小径ピグ
体側に未硬化樹脂が残りにくく、ライニング用の未硬化
樹脂を効率良く塗布できる。
【0037】請求項11記載の発明の特徴構成は、前記
大径ピグ体の大径管周方向に沿わせる最大外径部を複数
箇所に設けてある点にある。
【0038】〔作用〕大径管内を移動する大径ピグ体の
姿勢変化を、複数箇所に設けてある最大外径部で規制で
きる。
【0039】〔効果〕大径管を移動する大径ピグ体の姿
勢を略一定に保ち易く、大径ピグ体が大径管と小径管と
の接続部に到達したときに、その大径ピグ体に連結して
ある小径ピグ体を小径管内に案内し易い。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1,図2は、大径管Aと小径管Bと
を略同芯状に接続してある給水用配管Dに沿って、加圧
空気(加圧流体の一例)1の圧力で移動させて、大径管
Aと小径管Bとに亘る管内面にエポキシ樹脂などのライ
ニング用の未硬化樹脂2を塗布する本発明に係るライニ
ング用ピグ3を示している。
【0041】前記ライニング用ピグ3は、大径管Aの管
内面に未硬化樹脂2を塗布可能な略球形の大径ピグ体4
と小径管Bの管内面に未硬化樹脂2を塗布可能な略球形
の小径ピグ体5とを連結したもので、大径ピグ体4の移
動方向前方側に、半球面状の凹入面6を備えた凹部7を
形成するとともに、ピグ体中心を通る加圧空気導入用の
貫通孔8を凹入面6の中央に開口するように形成して、
凹入面6に粘着材9を塗布し、貫通孔8の一端側を小径
ピグ体5で塞ぐように、小径ピグ体5の略半分、つま
り、小径ピグ体5の移動方向後端側から小径管周方向に
沿わせる最大外径部に亘る範囲21を凹部7に略嵌合し
て粘着材9の粘着力で互いに接着し、大径ピグ体4と小
径ピグ体5とを、大径管A側から供給した加圧空気1の
圧力が貫通孔8を通して小径ピグ体5に作用するように
連結してある。
【0042】そして、図2(イ)に示すように、大径ピ
グ体4が大径管Aと小径管Bとの接続部であるレジュー
サCに到達してその移動が停止している大径ピグ体停止
状態において、小径ピグ体5に作用する加圧空気1の圧
力で、その小径ピグ体5が押圧されて粘着力に抗して大
径ピグ体4から分離するように、貫通孔8を通して小径
ピグ体5に作用する圧力の受圧面積と粘着材9の粘着力
とを設定して、図2(ロ)に示すように、大径ピグ体停
止状態において小径ピグ体5に作用する加圧空気1の圧
力で、小径ピグ体5を大径ピグ体4から分離する分離手
段10を設けてある。
【0043】次に、大径管Aと小径管Bとを略同芯状に
接続してある給水用配管Dに沿って、上記ライニング用
ピグ3を加圧空気1の圧力で移動させて、大径管Aと小
径管Bとに亘る管内面にライニング用の未硬化樹脂2を
一連に塗布する本発明に係る管内ライニング工法を、図
3を参照しながら説明する。
【0044】図3(イ)に示すように、大径管Aと小径
管BとをレジューサCを介して略同芯状に接続してある
給水用配管Dにおけるライニング範囲の両端部を切断し
て、大径管A側の大径側開口部11と小径管B側の小径
側開口部12とに筒状の作業用治具13,14を接続
し、大径側開口部11に接続した大径側作業用治具13
を通して、ライニング範囲の長さや内径に応じた量のエ
ポキシ樹脂などのライニング用の未硬化樹脂2を大径管
A内に充填するとともに、ライニング用ピグ3を小径ピ
グ体5が小径管B側に位置するように装着し、加圧空気
供給用ホース15を大径側作業用治具13に接続する。
【0045】次に、図3(ロ)に示すように、加圧空気
供給用ホース15を通して大径管A側から供給した加圧
空気1の圧力でライニング用ピグ3を小径管B側に向け
て移動させて、移動方向前方側に充填してある未硬化樹
脂2を、大径ピグ体4で大径管Aの管内面に塗布する。
【0046】次に、図3(ハ)に示すように、大径ピグ
体4が大径管Aと小径管Bとの接続部(レジューサ)C
に到達してその移動が停止している大径ピグ体停止状態
において、図2(イ)に示したように、小径ピグ体5を
貫通孔8を通して作用する加圧空気1の圧力で押圧し、
図2(ロ)に示したように、粘着材9の粘着力に抗して
大径ピグ体4から分離するとともに、加圧空気1を大径
ピグ体4と小径ピグ体5との間に導入して、その加圧流
体1の圧力で小径ピグ体5を小径管Bに沿って小径側開
口部12に向けて移動させ、移動方向前方側に充填して
ある未硬化樹脂2を小径管Bの管内面に塗布して、大径
管Aと小径管Bとに亘るライニング範囲の管内面に未硬
化樹脂2を一連に塗布する。
【0047】次に、図3(ニ)に示すように、大径側作
業用治具13に接続した加圧空気供給用ホース15を外
して、小径側開口部12に接続した小径側作業用治具1
4に加圧空気供給用ホース15を接続し、加圧空気供給
用ホース15を通して小径管B側から供給した加圧空気
1の圧力で小径ピグ体5を逆方向に移動させて、図3
(ホ)に示すように、接続部Cに停止している大径ピグ
体4に合体させ、図3(ヘ)に示すように、合体させた
大径ピグ体4と小径ピグ体5とを大径側作業用治具13
内に回収する。
【0048】〔第2実施形態〕図4,図5は、ライニン
グ用ピグ3の別実施形態を示し、大径ピグ体4に形成し
た凹入面6に磁性ゴムなどで構成した碗状の磁石16を
略面一になるように設けるとともに、小径ピグ体5の表
面全体を磁性ゴムなどの磁性材料17で覆って、大径ピ
グ体4に形成した貫通孔8の一端側を小径ピグ体5で塞
ぐように、小径ピグ体5の略半分を凹部7に嵌合し、磁
石16の磁力で大径ピグ体4と小径ピグ体5とを互いに
密着させてある。
【0049】そして、大径ピグ体停止状態において、小
径ピグ体5に作用する加圧空気1の圧力で、その小径ピ
グ体5が押圧されて磁力に抗して大径ピグ体4から分離
するように、貫通孔8を通して小径ピグ体5に作用する
圧力の受圧面積と磁石16の磁力とを設定して、大径ピ
グ体停止状態において小径ピグ体5に作用する加圧空気
1の圧力で、小径ピグ体5を大径ピグ体4から分離する
分離手段10を設けてある。その他の構成は第1実施形
態と同様である。
【0050】〔第3実施形態〕図6,図7は、ライニン
グ用ピグ3の別実施形態を示し、大径ピグ体4を円柱状
部分18の前後に半球部19を一体に備えた形状に形成
して、大径ピグ体4の大径管周方向に沿わせる最大外径
部20を連続的に設け、その移動方向前方側に、半球面
状の凹入面6を奥側に備えた凹部7を形成するととも
に、ピグ体中心を通る加圧空気導入用の貫通孔8を凹入
面6の中央に開口するように形成して、凹入面6に粘着
材9を塗布し、その貫通孔8の一端側を小径ピグ体5で
塞ぐように、小径ピグ体5を凹部7に入り込ませて、粘
着材9の粘着力で互いに接着してある。
【0051】尚、最大外径部20の長さは、姿勢の安定
性や曲がり部の通過を考慮して、大径ピグ体4の外径の
0.4〜0.5倍程度が適切であり、大径ピグ体4に形
成する加圧空気導入用の貫通孔8の径は、ライニング用
ピグ3の回収時に大径ピグ体4が小径ピグ体5に先行し
て移動しないように、小径ピグ体5の半径以上が望まし
く、また、凹部7に入り込ませた小径ピグ体5の脱落を
防止するために、小径ピグ体5の略3分の2を凹部7に
入り込ませるのが望ましい。
【0052】そして、図7(イ)に示すように、大径管
A内を小径管B側に向けて移動させる際に、大径ピグ体
4の円柱状部分18でライニング用ピグ3の姿勢を安定
させ、図7(ロ)に示すように、大径ピグ体4が大径管
Aと小径管Bとの接続部Cに到達したときに、小径ピグ
体5を小径管Bの入り口に円滑に案内できるようにして
ある。その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0053】〔第4実施形態〕図8,図9は、ライニン
グ用ピグ3の別実施形態を示し、第3実施形態で示した
円柱状部分18と半球部19を一体に備えた大径ピグ体
4を使用して、その大径ピグ体4に形成した貫通孔8の
うち、凹入面6を備えた凹部7側に大径の円形段部8a
を設け、その円形段部8aに貫通孔8とほぼ同径の貫通
孔を有する円筒体22を内嵌させ、その円筒体22と円
形段部8aの間に、可撓性材料からなる弁体23の脚部
23aを挟み込んで、円筒体22と弁体23を大径ピグ
体4側に固定してある。この円筒体22と弁体23は、
加圧空気1を大径管A側から小径管B側にのみ通流さ
せ、小径管B側から大径管A側への通流を阻止する逆止
弁24を構成するもので、このような逆止弁24を大径
ピグ体4の貫通孔8に設けてある。
【0054】その他の構成は第3実施形態と同様である
が、この第4実施形態において、第3実施形態の分離手
段10、つまり、大径ピグ体4の凹入面6に粘着材9を
塗布して小径ピグ体5を分離可能に接着するのに代え
て、第2実施形態のように、大径ピグ体4の凹入面6に
設けた碗状の磁石16と小径ピグ体5の表面全体を覆う
磁性材料17により分離手段10を構成することも、ま
た、第1実施形態のように、大径ピグ体4を球形に形成
することもできる。
【0055】次に、この第4実施形態のライニング用ピ
グ3を加圧空気1の圧力で移動させて、大径管Aと小径
管Bとに亘る管内面にライニング用の未硬化樹脂2を一
連に塗布する管内ライニング工法を、図10を参照しな
がら説明する。
【0056】第1実施形態と同様、図10(イ)に示す
ように、大径管Aと小径管Bの両端部を切断して、その
大径側開口部11と小径側開口部12とに筒状の作業用
治具13,14を接続し、大径側作業用治具13を通し
て、ライニング範囲の長さや内径に応じた量のエポキシ
樹脂などのライニング用の未硬化樹脂2を大径管A内に
充填して、ライニング用ピグ3を小径ピグ体5が小径管
B側に位置するように装着し、加圧空気供給用ホース1
5を大径側作業用治具13に接続する。そして、図10
(ロ)に示すように、加圧空気供給用ホース15を通し
て大径管A側から供給した加圧空気1の圧力でライニン
グ用ピグ3を小径管B側に向けて移動させて、移動方向
前方側に充填してある未硬化樹脂2を、大径ピグ体4で
大径管Aの管内面に塗布する。
【0057】次に、図10(ハ)に示すように、大径ピ
グ体4が接続部Cに到達してその移動が停止している大
径ピグ体停止状態において、図9(ロ)に示したよう
に、貫通孔8を通して作用する加圧空気1の圧力で逆止
弁24の弁体23を開けるとともに、そのまま小径ピグ
体5を押圧し、粘着材9の粘着力に抗して大径ピグ体4
から分離して、その加圧流体1の圧力で小径ピグ体5を
小径管Bに沿って小径側開口部12に向けて移動させ、
移動方向前方側に充填してある未硬化樹脂2を小径管B
の管内面に塗布して、大径管Aと小径管Bとに亘るライ
ニング範囲の管内面に未硬化樹脂2を一連に塗布する。
【0058】以上は第1実施形態と同様であるが、その
後は第1実施形態と異なり、小径管Bの管内面に未硬化
樹脂2を塗布した後の小径ピグ体5を、図10(ニ)に
示すように、小径側作業用治具14を介して小径管Bの
端部から回収する。その後、図10(ホ)に示すよう
に、大径側作業用治具13に接続した加圧空気供給用ホ
ース15を外して、小径側作業用治具14に接続し、加
圧空気供給用ホース15を通して小径管B側から加圧空
気1を供給する。すると、図9(ハ)に示したように、
その圧力で逆止弁24の弁体23が閉じて、接続部Cに
停止している大径ピグ体4を逆方向に移動させ、図10
(ヘ)に示すように、大径ピグ体4を大径側作業用治具
13を介して大径管Aの端部から回収する。
【0059】〔第5実施形態〕図11は、ライニング用
ピグ3の別実施形態を示し、第1実施形態で示した球状
の大径ピグ体4を使用するとともに、第4実施形態で示
した逆止弁24に代えて、大径ピグ体4を牽引して大径
管Aの端部から回収するための大径ピグ体回収用の紐状
体の一例であるワイヤー25を大径ピグ体4に連結して
ある。
【0060】なお、この第5実施形態において、その他
の構成は第1実施形態と同様であるが、第1実施形態の
分離手段10に代えて、第2実施形態の分離手段10を
採用したり、第3の実施形態のように、大径ピグ体4を
円柱状部分18の前後に半球部19を一体に備えた形状
に形成することもできる。
【0061】この第5実施形態の管内ライニング工法に
おいても、第1や第4実施形態と同様、図11(イ)に
示すように、大径管Aと小径管Bの両端部を切断して、
その開口部11,12に筒状の作業用治具13,14を
接続し、大径側作業用治具13を通して、ライニング範
囲の長さや内径に応じた量のエポキシ樹脂などのライニ
ング用の未硬化樹脂2を大径管A内に充填して、ライニ
ング用ピグ3を小径ピグ体5が小径管B側に位置するよ
うに装着し、加圧空気供給用ホース15を大径側作業用
治具13に接続する。そして、図11(ロ)に示すよう
に、加圧空気供給用ホース15を通して大径管A側から
供給した加圧空気1の圧力でライニング用ピグ3を小径
管B側に向けて移動させて、移動方向前方側に充填して
ある未硬化樹脂2を、大径ピグ体4で大径管Aの管内面
に塗布するのであり、大径ピグ体4の移動に伴ってワイ
ヤー25も繰出される。
【0062】次に、図11(ハ)に示すように、大径ピ
グ体4が接続部Cに到達してその移動が停止している大
径ピグ体停止状態において、貫通孔8を通して作用する
加圧空気1の圧力で小径ピグ体5を押圧し、粘着材9の
粘着力に抗して大径ピグ体4から分離して、その加圧流
体1の圧力で小径ピグ体5を小径管Bに沿って小径側開
口部12に向けて移動させ、移動方向前方側に充填して
ある未硬化樹脂2を小径管Bの管内面に塗布して、大径
管Aと小径管Bとに亘るライニング範囲の管内面に未硬
化樹脂2を一連に塗布する。
【0063】そして、第4実施形態と同様に、小径管B
の管内面に未硬化樹脂2を塗布した後の小径ピグ体5
を、図11(ニ)に示すように、小径側作業用治具14
を介して小径管Bの端部から回収する。その後、図11
(ホ)に示すように、ワイヤー25の牽引により接続部
Cに停止している大径ピグ体4を逆方向に移動させ、図
11(ヘ)に示すように、大径ピグ体4を大径側作業用
治具13を介して大径管Aの端部から回収する。
【0064】〔その他の実施形態〕 1.本発明による管内ライニング工法は、大径管又は小
径管の途中に曲り箇所がある配管の管内面や、大径管と
小径管との接続部が曲がっている配管の管内面に未硬化
樹脂を塗布するために使用しても良い。 2.本発明による管内ライニング工法は、大径管と小径
管とをブッシングで接続してある接続部を備えた配管の
管内面に未硬化樹脂を塗布するために使用しても良い。 3.本発明による管内ライニング工法は、内径が異なる
三種以上の管を内径の大きさ順に略同芯状に接続してあ
る配管に沿って、ライニング用ピグを加圧流体の圧力で
移動させて、それらの管内面にライニング用の未硬化樹
脂を塗布しても良い。この場合、大きさ順に接続した三
種以上の管のうちの隣り合う二種以上の管の管内面に同
一のピグ体で未硬化樹脂を塗布しても、各管の内径に対
応する三つ以上のピグ体を分離可能に連結してあるライ
ニング用ピグを使用して、各管の管内面に対応するピグ
体で未硬化樹脂を塗布しても良い。 4.本発明による管内ライニング工法は、加圧空気以外
の加圧流体、例えば、スチームや水などの圧力でライニ
ング用ピグを移動させても良い。 5.本発明による管内ライニング工法は、排水用や上水
道用,下水道用,ガス供給用などの配管の管内面に未硬
化樹脂を塗布しても良い。 6.本発明によるライニング用ピグは、大径ピグ体と小
径ピグ体とを、大径ピグ体停止状態において小径ピグ体
に作用する加圧流体の圧力で機械的に分離する連結金具
などを介して連結してあっても良い。 7.本発明によるライニング用ピグは、小径ピグ体に塗
布した粘着材で大径ピグ体と小径ピグ体とを接着した
り、小径ピグ体に設けた磁石の磁力で大径ピグ体と小径
ピグ体とを密着させてあっても良い。 8.本発明によるライニング用ピグは、大径ピグ体及び
小径ピグ体の全体を磁性ゴムで形成して、小径ピグ体と
大径ピグ体とを磁力で互いに密着させてあっても良い。 9.本発明によるライニング用ピグは、大径ピグ体に複
数の貫通孔を形成し、それらの貫通孔の一端側を小径ピ
グ体で塞ぐように連結して、大径ピグ体と小径ピグ体と
を、大径管側から供給した加圧流体の圧力が小径ピグ体
に作用するように連結してあっても良い。 10.本発明によるライニング用ピグは、大径ピグ体の
大径管周方向に沿わせる最大外径部を大径管内での移動
方向に沿って複数箇所に各別に設けてあっても良い。 11.本発明によるライニング用ピグは、内径が異なる
三種以上の管を内径の大きさ順に略同芯状に接続してあ
る配管の管内面に、各管の内径に対応する径のピグ体で
ライニング用の未硬化樹脂を塗布できるように、複数個
のピグ体を大きさ順に連結してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライニング用ピグの斜視図
【図2】ライニング用ピグを示す一部断面図
【図3】管内ライニング工法の説明図
【図4】第2実施形態のライニング用ピグを示す斜視図
【図5】第2実施形態のライニング用ピグを示す断面図
【図6】第3実施形態のライニング用ピグを示す斜視図
【図7】第3実施形態のライニング用ピグを示す一部断
面図
【図8】第4実施形態のライニング用ピグを示す斜視図
【図9】第4実施形態のライニング用ピグを示す一部断
面図
【図10】第4実施形態の管内ライニング工法の説明図
【図11】第5実施形態の管内ライニング工法の説明図
【符号の説明】
A 大径管 B 小径管 C 接続部 D 配管 1 加圧流体 2 未硬化樹脂 3 ライニング用ピグ 4 大径ピグ体 5 小径ピグ体 7 凹部 8 貫通孔 9 粘着材 10 分離手段 20 最大外径部 21 範囲 24 逆止弁 25 紐状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AG13 AG15 AG18 AG21 AG26 BB93X DA14 DC05 EA07 4F042 AA25 AA26 EA21 EA35

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径管と小径管とを略同芯状に接続して
    ある配管に沿って、ライニング用ピグを加圧流体の圧力
    で移動させて、前記大径管と前記小径管との管内面にラ
    イニング用の未硬化樹脂を塗布する管内ライニング工法
    であって、 前記大径管の管内面に前記未硬化樹脂を塗布可能な大径
    ピグ体と、前記小径管の管内面に前記未硬化樹脂を塗布
    可能な小径ピグ体とを分離可能に連結してあるライニン
    グ用ピグを、前記小径ピグ体が前記小径管側に位置する
    ように前記大径管内に装着しておき、 前記大径管内に装着したライニング用ピグを、その大径
    管側から供給した加圧流体の圧力で、前記小径管側に向
    けて移動させて、移動方向前方側に充填してある前記未
    硬化樹脂を、前記大径ピグ体で前記大径管の管内面に塗
    布し、 前記大径ピグ体が前記大径管と前記小径管との接続部に
    到達してその移動が停止している大径ピグ体停止状態に
    おいて、前記小径ピグ体を前記加圧流体の圧力で前記大
    径ピグ体から分離するとともに、前記加圧流体を前記大
    径ピグ体と前記小径ピグ体との間に導入して、その加圧
    流体の圧力で前記小径ピグ体を前記小径管に沿って移動
    させ、移動方向前方側に充填してある前記未硬化樹脂を
    前記小径管の管内面に塗布する管内ライニング工法。
  2. 【請求項2】 前記小径ピグ体により前記小径管の管内
    面に未硬化樹脂を塗布した後、前記小径管内に位置する
    小径ピグ体を、その小径管側から供給した加圧流体の圧
    力で、前記大径ピグ体側に向けて逆移動させて大径ピグ
    体に合体させ、その合体させた大径ピグ体と小径ピグ体
    を、前記小径管側から供給した加圧流体の圧力で、前記
    大径管内を逆移動させて大径管の端部から回収する請求
    項1記載の管内ライニング工法。
  3. 【請求項3】 前記大径ピグ体に前記大径管側から小径
    管側にのみ加圧流体を通流させる逆止弁付きの貫通孔を
    設けておき、前記小径管の管内面に未硬化樹脂を塗布し
    た後の小径ピグ体を、その小径管の端部から回収すると
    ともに、前記大径ピグ体を、前記小径管側から供給した
    加圧流体の圧力で、前記大径管内を逆移動させて大径管
    の端部から回収する請求項1記載の管内ライニング工
    法。
  4. 【請求項4】 前記大径ピグ体に大径ピグ体回収用の紐
    状体を連結しておき、前記小径管の管内面に未硬化樹脂
    を塗布した後の前記小径ピグ体を、その小径管の端部か
    ら回収するとともに、前記大径ピグ体を、前記紐状体に
    よる牽引で前記大径管内を逆移動させて大径管の端部か
    ら回収する請求項1記載の管内ライニング工法。
  5. 【請求項5】 大径管と小径管とを略同芯状に接続して
    ある配管に沿って加圧流体の圧力で移動させて、前記大
    径管と前記小径管との管内面にライニング用の未硬化樹
    脂を塗布するライニング用ピグであって、 前記大径管の管内面に前記未硬化樹脂を塗布可能な大径
    ピグ体と、前記小径管の管内面に前記未硬化樹脂を塗布
    可能な小径ピグ体とを、前記大径管側から供給した加圧
    流体の圧力が小径ピグ体に作用するように連結し、前記
    大径ピグ体の移動が停止している大径ピグ体停止状態に
    おいて前記小径ピグ体に作用する前記加圧流体の圧力
    で、前記小径ピグ体を前記大径ピグ体から分離する分離
    手段を設けてあるライニング用ピグ。
  6. 【請求項6】 前記分離手段を構成するに、 前記大径ピグ体に貫通孔を形成するとともに、その貫通
    孔の一端側を前記小径ピグ体で塞ぐように、前記小径ピ
    グ体と前記大径ピグ体とを粘着材で互いに接着して、前
    記大径ピグ体と前記小径ピグ体とを、前記大径管側から
    供給した加圧流体の圧力が前記貫通孔を通して小径ピグ
    体に作用するように連結し、 前記大径ピグ体停止状態において、前記小径ピグ体に作
    用する前記加圧流体の圧力でその小径ピグ体が押圧され
    て、前記粘着材の粘着力に抗して前記大径ピグ体から分
    離するように、前記貫通孔を通して前記小径ピグ体に作
    用する圧力の受圧面積と前記粘着力とを設定してある請
    求項5記載のライニング用ピグ。
  7. 【請求項7】 前記分離手段を構成するに、 前記大径ピグ体に貫通孔を形成するとともに、その貫通
    孔の一端側を前記小径ピグ体で塞ぐように、前記小径ピ
    グ体と前記大径ピグ体とを磁力で互いに密着させて、前
    記大径ピグ体と前記小径ピグ体とを、前記大径管側から
    供給した加圧流体の圧力が前記貫通孔を通して小径ピグ
    体に作用するように連結し、 前記大径ピグ体停止状態において、前記小径ピグ体に作
    用する前記加圧流体の圧力でその小径ピグ体が押圧され
    て、前記磁力に抗して前記大径ピグ体から分離するよう
    に、前記貫通孔を通して前記小径ピグ体に作用する圧力
    の受圧面積と前記磁力とを設定してある請求項5記載の
    ライニング用ピグ。
  8. 【請求項8】 前記貫通孔に、前記大径管側から小径管
    側にのみ加圧流体を通流させる逆止弁を設けてある請求
    項6または7記載のライニング用ピグ。
  9. 【請求項9】 前記大径ピグ体に、その大径ピグ体を牽
    引して前記大径管の端部から回収する大径ピグ体回収用
    の紐状体を連結してある請求項5〜7のいずれか1項記
    載のライニング用ピグ。
  10. 【請求項10】 前記小径ピグ体の移動方向後端側から
    小径管周方向に沿わせる最大外径部に亘る範囲を、前記
    大径ピグ体の移動方向前方側に形成した凹部に略嵌合し
    て、前記大径ピグ体と前記小径ピグ体とを、前記大径管
    側から供給した加圧流体の圧力が小径ピグ体に作用する
    ように連結してある請求項5〜9のいずれか1項記載の
    ライニング用ピグ。
  11. 【請求項11】 前記大径ピグ体の大径管周方向に沿わ
    せる最大外径部を複数箇所に設けてある請求項5〜10
    のいずれか1項記載のライニング用ピグ。
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