JP2003190730A - 濾紙及びこれを備えたフィルタ装置 - Google Patents
濾紙及びこれを備えたフィルタ装置Info
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Abstract
小さく折り畳まれた濾紙、及びこのような濾紙が用いら
れて全体が小型化されたフィルタ装置、或いは従来とほ
ぼ同一大きさでありながらごみや埃の除去性能を向上さ
せて濾紙の交換頻度を少なくすることができる構成のフ
ィルタ装置を提供する。 【解決手段】 山折り部10と谷折り部20とが交互に
位置するように折り畳まれた濾紙1において、山折り部
10の折り線L11,L12と斜めに交わる線L41を
谷折りして山折り部10の一部に凹状の折り込み部15
を形成するとともに、谷折り部20の折り線L31,L
32と斜めに交わる線L21を山折りして谷折り部20
の一部に凸状の折り込み部25を形成する。また、この
濾紙1を、空気取入口62と空気排出口66とが形成さ
れたケース60内に保持してエアクリーナーを構成す
る。
Description
ごみや埃等を除去する濾紙と、この濾紙を備えて構成さ
れるフィルタ装置に関する。
る濾紙を、流体取入口と流体排出口とが形成されたケー
ス内に保持した構成となっており、流体取入口より取り
入れられた流体(例えば空気やオイル)中に含まれるご
みや埃等は、流体排出口よりケース外に排出されるまで
の間に濾紙において除去される。
エアクリーナーの構成を示したものである。このエアク
リーナーにおいては、空気取入口82が形成されて下方
に開口した形状の上部ケース81と、空気排出口86が
形成されて上方に開口した形状の下部ケース85との間
に山折り部91と谷折り部92とが交互に位置するよう
に蛇腹状に折り畳まれた濾紙90が上下の枠部材95,
96により上下方向から挟持された状態で収容設置され
ており、空気取入口82より取り入れられた空気は濾紙
90においてごみや埃等が除去された後、空気排出口8
6よりエアクリーナーの外部に排出される。上部ケース
81と下部ケース85とは、下部ケース85に設けられ
たレバーラッチ88を上部ケース81に設けられた係止
突起84に係止することにより着脱自在に結合されるよ
うになっており、内部に収容された濾紙90は定期的に
清掃若しくは新しいものに交換できるようになってい
る。
従来のフィルタ装置において、濾紙が蛇腹状に折り畳ま
れた状態でケース内に収容されるのは、限られたケース
内のスペースにおいて濾紙の表面積(濾過面積)をでき
るだけ大きくしたいがためである。濾紙をできるだけ小
さく折り畳むことができれば、より広い濾過面積を確保
することができるので、そのフィルタ装置における濾紙
の交換時期或いは寿命を長引かせることができる。ま
た、同じ大きさの濾紙であっても、より小さく折り畳む
ことができれば、同じ濾過面積(濾過性能)を有しつ
つ、ケースの大きさをより小さくすることができるの
で、フィルタ装置を従来に比してコンパクトなものにす
ることができる。このようなことから、従来とほぼ同一
形状でありながらできるだけ小さく折り畳まれた濾紙、
及びこのような濾紙が用いられたフィルタ装置が望まれ
ていた。
ものであり、従来とほぼ同一形状でありながらできるだ
け小さく折り畳まれた濾紙、及びこのような濾紙が用い
られて全体が小型化されたフィルタ装置、或いは従来と
ほぼ同一大きさでありながらごみや埃の除去性能を向上
させて濾紙の交換頻度を少なくすることができる構成の
フィルタ装置を提供することを目的としている。
るため、本発明に係る濾紙は、山折り部と谷折り部とが
交互に位置するように折り畳まれた濾紙において、山折
り部の折り線と斜めに交わる線を谷折りしてこの山折り
部の一部に凹状の折り込み部を形成するとともに、谷折
り部の折り線と斜めに交わる線を山折りしてこの谷折り
部の一部に凸状の折り込み部を形成する。
開したときに、前後方向に交互に連続して位置する複数
ずつの左側山折り線(L11)及び左側谷折り線(L3
1)と、左側山折り線(L11)及び左側谷折り線(L
31)の右方において、前後方向に交互に連続して位置
する複数ずつの右側山折り線(L12)及び右側谷折り
線(L32)と、左側山折り線(L11)の右端と右側
山折り線(L12)の左端との間に位置して前方が右斜
め方向に傾くように延びた第1谷折り線(L41)と、
左側谷折り線(L31)の右端と右側谷折り線(L3
2)の左端との間に位置して前方が左斜め方向に傾くよ
うに延びた第1山折り線(L21)と、第1谷折り線
(L41)の前端と左側山折り線(L11)の右端を結
んでなる第2山折り線(L22)と、第1谷折り線(L
41)の前端と右側山折り線(L12)の左端を結んで
なる第3山折り線(L23)と、第1谷折り線(L4
1)の後端と左側山折り線(L11)の右端を結んでな
る第4山折り線(L24)と、第1谷折り線(L41)
の後端と右側山折り線(L12)の左端を結んでなる第
5山折り線(L25)と、第1山折り線(L21)の前
端と左側谷折り線(L31)の右端とを結んでなる第6
の山折り線(L26)と、第1山折り線(L21)の前
端と右側谷折り線(L32)の左端とを結んでなる第2
谷折り線(L42)と、第1山折り線(L21)の後端
と左側谷折り線(L31)の右端と結んでなる第3谷折
り線(L43)と、第1山折り線(L21)の後端と右
側谷折り線(L32)の左端と結んでなる第7の山折り
線(L27)と、前後に隣接して位置する第1谷折り線
(L41)と第1山折り線(L21)において、第1谷
折り線(L41)の後端と第1山折り線(L21)の前
端とを結んでなる第8山折り線(L28)と、前後に隣
接して位置する第1山折り線(L21)と第1谷折り線
(L41)において、第1山折り線(L21)の後端と
第1谷折り線(L41)の前端とを結んでなる第9山折
り線(L29)と、前後に隣接して位置する左側山折り
線(L11)と左側谷折り線(L31)において、前方
に位置する左側山折り線(L11)の右端と後方に位置
する左側谷折り線(L31)の右端とを結んでなる第4
谷折り線(L44)と、前後に隣接して位置する右側谷
折り線(L32)と右側山折り線(L12)において、
前方に位置する右側谷折り線(L32)の左端と後方に
位置する右側山折り線(L12)の左端とを結んでなる
第5谷折り線(L45)とが形成される。
に展開したときに、前後方向に交互に連続して位置する
複数ずつの左側山折り線(L111)及び左側谷折り線
(L131)と、左側山折り線(L111)及び左側谷
折り線(L131)の右方において、前後方向に交互に
連続して位置する複数ずつの右側山折り線(L112)
及び右側谷折り線(L132)と、左側山折り線(L1
11)の右端と右側山折り線(L112)の左端との間
に位置して前方が左斜め方向に傾くように延びた第1谷
折り線(L141)と、左側谷折り線(L131)の右
端と右側谷折り線(L132)の左端との間に位置して
前方が右斜め方向に傾くように延びた第1山折り線(L
121)と、第1谷折り線(L141)の前端と右側山
折り線(L112)の左端を結んでなる第2山折り線
(L122)と、第1谷折り線(L141)の前端と左
側山折り線(L111)の右端を結んでなる第3山折り
線(L123)と、第1谷折り線(L141)の後端と
右側山折り線(L112)の左端を結んでなる第4山折
り線(L124)と、第1谷折り線(L141)の後端
と左側山折り線(L111)の右端を結んでなる第5山
折り線(L125)と、第1山折り線(L121)の前
端と右側谷折り線(L132)の左端とを結んでなる第
6の山折り線(L126)と、第1山折り線(L12
1)の前端と左側谷折り線(L131)の右端とを結ん
でなる第2谷折り線(L142)と、第1山折り線(L
121)の後端と右側谷折り線(L132)の左端と結
んでなる第3谷折り線(L143)と、第1山折り線
(L121)の後端と左側谷折り線(L131)の右端
と結んでなる第7の山折り線(L127)と、前後に隣
接して位置する第1谷折り線(L141)と第1山折り
線(L121)において、第1谷折り線(L141)の
後端と第1山折り線(L121)の前端とを結んでなる
第8山折り線(L128)と、前後に隣接して位置する
第1山折り線(L121)と第1谷折り線(L141)
において、第1山折り線(L121)の後端と第1谷折
り線(L141)の前端とを結んでなる第9山折り線
(L129)と、前後に隣接して位置する右側山折り線
(L112)と右側谷折り線(L132)において、前
方に位置する右側山折り線(L112)の左端と後方に
位置する右側谷折り線(L132)の左端とを結んでな
る第4谷折り線(L144)と、前後に隣接して位置す
る左側谷折り線(L131)と左側山折り線(L11
1)において、前方に位置する左側谷折り線(L13
1)の右端と後方に位置する左側山折り線(L111)
の右端とを結んでなる第5谷折り線(L145)とが形
成される。
と谷折り部の一部それぞれに折り込み部が形成されて全
体として中央に圧縮された形状となるので、このような
折り込み部が形成されていない従来のものと比較した場
合、折り畳み前の濾紙の形状が同じであれば、同じ濾過
面積を有しつつ全体的に幅の小さい(細い)フィルタ装
置を構成することができる。また、折り畳み後の濾紙の
幅を従来と同じにするのであれば、折り畳み前の濾紙の
幅をより大きくすることができるので濾過面積が大きく
なり、ごみや埃の除去性能を高めることができる。
ば、実施形態におけるエアクリーナー50)は、上記濾
紙を流体取入口と流体排出口とが形成されたケース内に
保持して構成する。このようなフィルタ装置では上記本
発明に係る濾紙を有しているので、従来と同じ濾過面積
を確保しつつ全体のサイズをコンパクトなものにするこ
とができる。或いは、同じ全体サイズであっても、濾過
面積を従来に比して大きくすることができるので、濾紙
の交換頻度を低減することができる。
ましい実施形態について説明する。図1〜図3は本発明
に係る濾紙の一実施形態を示している。図1は本実施形
態に係る濾紙1を上方斜めから見た斜視図であり、図2
は本濾紙1を下方斜めから見た斜視図である。また、図
3は本濾紙1を平面状に展開した展開図を、図1におけ
る上方が上面になるように示したものである。この図3
においては山折り線を一点鎖線で示し、谷折り線を破線
で示している。
に従って折り畳むことにより得られるが、このようにし
て得られる濾紙1は、山折り部10,10,…と谷折り
部20,20,…とが交互に位置するように折り畳まれ
た形状になる。そして、山折り部10の折り線(山折り
線L11,L12)と斜めに交わる線(谷折り線L4
1)を谷折りしてこの山折り部10の一部(ここではほ
ぼ中央部)に凹状の折り込み部15が形成されるととも
に、谷折り部20の折り線(谷折り線L31,L32)
と斜めに交わる線(山折りL21)を山折りして谷折り
部20の一部(ここではほぼ中央部)に凸状(但し、図
2のように本濾紙1の下方より見た場合は凹状となる)
の折り込み部25が形成される。折り畳み前における濾
紙1の形状は長方形であることが好ましく、長短比が大
きければより好ましい。濾紙1の材料は不織布が好まし
いが、これに限られるものではない。
した場合、前後方向に交互に連続して位置する複数ずつ
の左側山折り線L11及び左側谷折り線L31と、左側
山折り線L11及び左側谷折り線L31の右方におい
て、前後方向に交互に連続して位置する複数ずつの右側
山折り線L12及び右側谷折り線L32とが形成され
る。また、左側山折り線L11の右端と右側山折り線L
12の左端との間の位置には前方が右斜め方向に傾くよ
うに延びた第1谷折り線L41が形成され、左側谷折り
線L31の右端と右側谷折り線L32の左端との間の位
置には前方が左斜め方向に傾くように延びた第1山折り
線L21が形成される。
折り線L11の右端を結んでなる第2山折り線L22
と、第1谷折り線L41の前端と右側山折り線L12の
左端を結んでなる第3山折り線L23と、第1谷折り線
L41の後端と左側山折り線L11の右端を結んでなる
第4山折り線L24と、第1谷折り線L41の後端と右
側山折り線L12の左端を結んでなる第5山折り線L2
5とが形成され、第1山折り線L21の前端と左側谷折
り線L31の右端とを結んでなる第6の山折り線L26
と、第1山折り線L21の前端と右側谷折り線L32の
左端とを結んでなる第2谷折り線L42と、第1山折り
線L21の後端と左側谷折り線L31の右端と結んでな
る第3谷折り線L43と、第1山折り線L21の後端と
右側谷折り線L32の左端と結んでなる第7の山折り線
L27とが形成される。
り線L41と第1山折り線L21において、第1谷折り
線L41の後端と第1山折り線L21の前端とを結んで
なる第8山折り線L28と、前後に隣接して位置する第
1山折り線L21と第1谷折り線L41において、第1
山折り線L21の後端と第1谷折り線L41の前端とを
結んでなる第9山折り線L29とが形成される。また、
前後に隣接して位置する左側山折り線L11と左側谷折
り線L31において、前方に位置する左側山折り線L1
1の右端と後方に位置する左側谷折り線L31の右端と
を結んでなる第4谷折り線L44と、前後に隣接して位
置する右側谷折り線L32と右側山折り線L12におい
て、前方に位置する右側谷折り線L32の左端と後方に
位置する右側山折り線L12の左端とを結んでなる第5
谷折り線L45とが形成される。
び図2に示す濾紙1の左右を反対にした形状にすること
も可能であって、これを平面状に展開した場合には、図
4に示すように、前後方向に交互に連続して位置する複
数ずつの左側山折り線L111及び左側谷折り線L13
1と、左側山折り線L111及び左側谷折り線L131
の右方において、前後方向に交互に連続して位置する複
数ずつの右側山折り線L112及び右側谷折り線L13
2とが形成される。また、左側山折り線L111の右端
と右側山折り線L112の左端との間の位置には前方が
左斜め方向に傾くように延びた第1谷折り線L141が
形成され、左側谷折り線L131の右端と右側谷折り線
L132の左端との間の位置には前方が右斜め方向に傾
くように延びた第1山折り線L121が形成される。
山折り線L112の左端を結んでなる第2山折り線L1
22と、第1谷折り線L141の前端と左側山折り線L
111の右端を結んでなる第3山折り線L123と、第
1谷折り線L141の後端と右側山折り線L112の左
端を結んでなる第4山折り線L124と、第1谷折り線
L141の後端と左側山折り線L111の右端を結んで
なる第5山折り線L125とが形成され、第1山折り線
L121の前端と右側谷折り線L132の左端とを結ん
でなる第6の山折り線L126と、第1山折り線L12
1の前端と左側谷折り線L131の右端とを結んでなる
第2谷折り線L142と、第1山折り線L121の後端
と右側谷折り線L132の左端と結んでなる第3谷折り
線L143と、第1山折り線L121の後端と左側谷折
り線L131の右端と結んでなる第7の山折り線L12
7とが形成される。
り線L141と第1山折り線L121において、第1谷
折り線L141の後端と第1山折り線L121の前端と
を結んでなる第8山折り線L128と、前後に隣接して
位置する第1山折り線L121と第1谷折り線L141
において、第1山折り線L121の後端と第1谷折り線
L141の前端とを結んでなる第9山折り線L129と
が形成される。また、前後に隣接して位置する右側山折
り線L112と右側谷折り線L132において、前方に
位置する右側山折り線L112の左端と後方に位置する
右側谷折り線L132の左端とを結んでなる第4谷折り
線L144と、前後に隣接して位置する左側谷折り線L
131と左側山折り線L111において、前方に位置す
る左側谷折り線L131の右端と後方に位置する左側山
折り線L111の右端とを結んでなる第5谷折り線L1
45とが形成される。
り部10の一部と谷折り部20の一部それぞれに折り込
み部(凹状の折り込み部15と凸状の折り込み部25)
が形成されており、図1の左側(図2では右側)に整列
した山折り部10aと図1の右側(図2では左側)に整
列した山折り部10bとは前後方向に少しずれたものと
なり(左右の谷折り部20a,20bについても同
様)、その分濾紙1全体が中央に圧縮された形状とな
る。このため、このような折り込み部10,20が形成
されていない従来の濾紙と比較した場合、折り畳み前の
濾紙の形状が同じであれば、同じ濾過面積を有しつつ全
体的に幅の小さい(細い)フィルタ装置を構成すること
ができる。また、折り畳み後の濾紙の幅を従来と同じに
するのであれば、折り畳み前の濾紙の幅をより大きくす
ることができるので濾過面積が大きくなり、ごみや埃の
除去性能を高めることができる。
ィルタ装置の一実施形態であるエアクリーナー50の構
成を(A),(B),(C)の順に組み立てが進行する
ように示した分解斜視図である。このエアクリーナー5
0は、空気取入口62が形成されて下方に開口した形状
の上部ケース61と、空気排出口66が形成されて上方
に開口した形状の下部ケース65とからなるケース60
内に上記本発明に係る濾紙1を収容した構成となってい
る。濾紙1は上下の枠部材71,72により上下方向か
ら挟持された上でケース60内に着脱自在に取り付けら
れる。上部ケース61と下部ケース65は、下部ケース
65の前後に設けられた2つのレバーラッチ68(図5
では前方側のみ示す)のフック部68aを上部ケース6
1の前後に設けられた係止突起64(図5では前方側の
み示す)に係止した上でレバーラッチ68のレバー部6
8aを揺動させてロックすることにより両ケース61,
65を結合することができる。また、これら両ケース6
1,65の結合は自在に解除することができるので、内
部に収容された濾紙1は定期的に清掃或いは新しいもの
に交換することができる。
自動車や自動二輪車を始めとするエンジンの吸気流路中
に設置される。空気取入口62より取り入れられた外部
からの空気は上部ケース61内に入って濾紙1を上方か
ら下方へ通過し、下部ケース65より空気排出口66を
通ってケース61の外部に排出され、エンジン内に取り
込まれる。空気取入口62より取り入れられた空気中に
含まれるごみや埃は空気が濾紙1を通過するときに除去
されるのであるが、本エアクリーナー50においては上
記本発明に係る濾紙1を用いているので、従来と同じ濾
過面積を確保しつつ全体のサイズをコンパクトなものに
することができる。或いは、同じ全体サイズであって
も、濾過面積を従来に比して大きくすることができるの
で、濾紙1の交換頻度を低減することができる。
て説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態にお
いて示したものに限定されない。例えば、本発明に係る
上記濾紙1の折り方は、図3に示した展開図において、
一点鎖線を山折りに、また鎖線を谷折りにするように説
明したが、これを反対にして一点鎖線を谷折りに、また
鎖線を谷折りにしても構わない。また、本発明に係る濾
紙は、山折り部と谷折り部とが交互に位置するように折
り畳まれた濾紙において、山折り部の折り線と斜めに交
わる線を谷折りしてこの山折り部の一部に凹状の折り込
み部を形成するとともに、谷折り部の折り線と斜めに交
わる線を山折りしてこの谷折り部の一部に凸状の折り込
み部を形成して全体が中央に圧縮された形状となればよ
い(平面状に展開したときの展開図が必ずしも図3又は
図4に示した通りになる必要はない)。
折り込み部と、谷折り部の一部に形成される凸状の折り
込み部は、上記実施形態に示したように、山折り部又は
谷折り部の中央に設けられる必要はなく、端に寄ってい
ても構わない。更に、これら山折り部に設けられる凹状
の折り込み部及び谷折り部に設けられる凸状の折り込み
部は、一つの山折り部或いは谷折り部当たりに複数ずつ
設けられていてもよく、このようにすることにより、濾
紙をより小さく折り畳むことが可能となる。
ルタ装置のケースの形状は一つの例に過ぎず、空気取入
口と空気排出口とが形成されて本発明に係る濾紙を内部
に収容できるものであれば、どのような形状を有してい
ても構わない。更に、本発明に係るフィルタ装置は空気
中のごみや埃等を除去するもの(すなわちエアクリーナ
ー)に限られず、液体中のごみや埃等を除去するもので
あってもよい。すなわち、本発明に係るフィルタ装置
は、流体取入口と流体排出口とを有して構成されたケー
ス内に本発明に係る濾紙が保持されていればよく、ごみ
や埃を濾過する対象は空気に限られずオイル等であって
もよい。
によれば、山折り部の一部と谷折り部の一部それぞれに
折り込み部が形成されて全体として中央に圧縮された形
状となるので、このような折り込み部が形成されていな
い従来のものと比較した場合、折り畳み前の濾紙の形状
が同じであれば、同じ濾過面積を有しつつ全体的に幅の
小さい(細い)フィルタ装置を構成することができる。
また、折り畳み後の濾紙の幅を従来と同じにするのであ
れば、折り畳み前の濾紙の幅をより大きくすることがで
きるので濾過面積が大きくなり、ごみや埃の除去性能を
高めることができる。
ば、上記本発明に係る濾紙を有しているので、従来と同
じ濾過面積を確保しつつ全体のサイズをコンパクトなも
のにすることができる。或いは、同じ全体サイズであっ
ても、濾過面積を従来に比して大きくすることができる
ので、濾紙の交換頻度を低減することができる。
視図である。
ける上方が上面になるように示したものである。
る。
一実施形態であるエアクリーナーの構成を(A),
(B),(C)の順に組み立てが進行するように示した
分解斜視図である。
ーの構成を示す分解斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 山折り部と谷折り部とが交互に位置する
ように折り畳まれた濾紙において、 前記山折り部の折り線と斜めに交わる線を谷折りして前
記山折り部の一部に凹状の折り込み部を形成するととも
に、前記谷折り部の折り線と斜めに交わる線を山折りし
て前記谷折り部の一部に凸状の折り込み部を形成したこ
とを特徴とする濾紙。 - 【請求項2】 平面状に展開したときに、 前後方向に交互に連続して位置する複数ずつの左側山折
り線(L11)及び左側谷折り線(L31)と、 前記左側山折り線(L11)及び前記左側谷折り線(L
31)の右方において、前後方向に交互に連続して位置
する複数ずつの右側山折り線(L12)及び右側谷折り
線(L32)と、 前記左側山折り線(L11)の右端と前記右側山折り線
(L12)の左端との間に位置して前方が右斜め方向に
傾くように延びた第1谷折り線(L41)と、 前記左側谷折り線(L31)の右端と前記右側谷折り線
(L32)の左端との間に位置して前方が左斜め方向に
傾くように延びた第1山折り線(L21)と、 前記第1谷折り線(L41)の前端と前記左側山折り線
(L11)の前記右端を結んでなる第2山折り線(L2
2)と、 前記第1谷折り線(L41)の前端と前記右側山折り線
(L12)の前記左端を結んでなる第3山折り線(L2
3)と、 前記第1谷折り線(L41)の後端と前記左側山折り線
(L11)の前記右端を結んでなる第4山折り線(L2
4)と、 前記第1谷折り線(L41)の後端と前記右側山折り線
(L12)の前記左端を結んでなる第5山折り線(L2
5)と、 前記第1山折り線(L21)の前端と前記左側谷折り線
(L31)の前記右端とを結んでなる第6の山折り線
(L26)と、 前記第1山折り線(L21)の前端と前記右側谷折り線
(L32)の前記左端とを結んでなる第2谷折り線(L
42)と、 前記第1山折り線(L21)の後端と前記左側谷折り線
(L31)の前記右端と結んでなる第3谷折り線(L4
3)と、 前記第1山折り線(L21)の後端と前記右側谷折り線
(L32)の前記左端と結んでなる第7の山折り線(L
27)と、 前後に隣接して位置する前記第1谷折り線(L41)と
前記第1山折り線(L21)において、前記第1谷折り
線(L41)の後端と前記第1山折り線(L21)の前
端とを結んでなる第8山折り線(L28)と、 前後に隣接して位置する前記第1山折り線(L21)と
前記第1谷折り線(L41)において、前記第1山折り
線(L21)の後端と前記第1谷折り線(L41)の前
端とを結んでなる第9山折り線(L29)と、 前後に隣接して位置する前記左側山折り線(L11)と
前記左側谷折り線(L31)において、前方に位置する
前記左側山折り線(L11)の右端と後方に位置する前
記左側谷折り線(L31)の右端とを結んでなる第4谷
折り線(L44)と、 前後に隣接して位置する前記右側谷折り線(L32)と
前記右側山折り線(L12)において、前方に位置する
前記右側谷折り線(L32)の左端と後方に位置する前
記右側山折り線(L12)の左端とを結んでなる第5谷
折り線(L45)とが形成されることを特徴とする濾
紙。 - 【請求項3】 平面状に展開したときに、 前後方向に交互に連続して位置する複数ずつの左側山折
り線(L111)及び左側谷折り線(L131)と、 前記左側山折り線(L111)及び前記左側谷折り線
(L131)の右方において、前後方向に交互に連続し
て位置する複数ずつの右側山折り線(L112)及び右
側谷折り線(L132)と、 前記左側山折り線(L111)の右端と前記右側山折り
線(L112)の左端との間に位置して前方が左斜め方
向に傾くように延びた第1谷折り線(L141)と、 前記左側谷折り線(L131)の右端と前記右側谷折り
線(L132)の左端との間に位置して前方が右斜め方
向に傾くように延びた第1山折り線(L121)と、 前記第1谷折り線(L141)の前端と前記右側山折り
線(L112)の前記左端を結んでなる第2山折り線
(L122)と、 前記第1谷折り線(L141)の前端と前記左側山折り
線(L111)の前記右端を結んでなる第3山折り線
(L123)と、 前記第1谷折り線(L141)の後端と前記右側山折り
線(L112)の前記左端を結んでなる第4山折り線
(L124)と、 前記第1谷折り線(L141)の後端と前記左側山折り
線(L111)の前記右端を結んでなる第5山折り線
(L125)と、 前記第1山折り線(L121)の前端と前記右側谷折り
線(L132)の前記左端とを結んでなる第6の山折り
線(L126)と、 前記第1山折り線(L121)の前端と前記左側谷折り
線(L131)の前記右端とを結んでなる第2谷折り線
(L142)と、 前記第1山折り線(L121)の後端と前記右側谷折り
線(L132)の前記左端と結んでなる第3谷折り線
(L143)と、 前記第1山折り線(L121)の後端と前記左側谷折り
線(L131)の前記右端と結んでなる第7の山折り線
(L127)と、 前後に隣接して位置する前記第1谷折り線(L141)
と前記第1山折り線(L121)において、前記第1谷
折り線(L141)の後端と前記第1山折り線(L12
1)の前端とを結んでなる第8山折り線(L128)
と、 前後に隣接して位置する前記第1山折り線(L121)
と前記第1谷折り線(L141)において、前記第1山
折り線(L121)の後端と前記第1谷折り線(L14
1)の前端とを結んでなる第9山折り線(L129)
と、 前後に隣接して位置する前記右側山折り線(L112)
と前記右側谷折り線(L132)において、前方に位置
する前記右側山折り線(L112)の左端と後方に位置
する前記右側谷折り線(L132)の左端とを結んでな
る第4谷折り線(L144)と、 前後に隣接して位置する前記左側谷折り線(L131)
と前記左側山折り線(L111)において、前方に位置
する前記左側谷折り線(L131)の右端と後方に位置
する前記左側山折り線(L111)の右端とを結んでな
る第5谷折り線(L145)とが形成されることを特徴
とする濾紙。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の濾紙
を、流体取入口と流体排出口とが形成されたケース内に
保持したことを特徴とするフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001391207A JP4113707B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 濾紙及びこれを備えたフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001391207A JP4113707B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 濾紙及びこれを備えたフィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003190730A true JP2003190730A (ja) | 2003-07-08 |
JP4113707B2 JP4113707B2 (ja) | 2008-07-09 |
Family
ID=27598867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001391207A Expired - Fee Related JP4113707B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 濾紙及びこれを備えたフィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4113707B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019017484A1 (ja) * | 2017-07-21 | 2019-01-24 | ダイキン工業株式会社 | 気体供給装置、庫内空気調節装置、及びコンテナ用冷凍装置 |
-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001391207A patent/JP4113707B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019017484A1 (ja) * | 2017-07-21 | 2019-01-24 | ダイキン工業株式会社 | 気体供給装置、庫内空気調節装置、及びコンテナ用冷凍装置 |
JP2019023556A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-14 | ダイキン工業株式会社 | コンテナ用冷凍装置 |
US11137191B2 (en) | 2017-07-21 | 2021-10-05 | Daikin Industries, Ltd. | Gas supply device, device for controlling inside air, and refrigeration device for container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4113707B2 (ja) | 2008-07-09 |
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