JP2003190000A - 段飾り台 - Google Patents

段飾り台

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JP2003190000A JP2001395263A JP2001395263A JP2003190000A JP 2003190000 A JP2003190000 A JP 2003190000A JP 2001395263 A JP2001395263 A JP 2001395263A JP 2001395263 A JP2001395263 A JP 2001395263A JP 2003190000 A JP2003190000 A JP 2003190000A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ひな人形、五月人形等の装飾品を階段状に飾
りつけるための段飾り台の改良に関する。 【解決手段】 段飾り台を構成する側板片と中間段用の
側板片と最上段用の側板片とを垂直方向に順次互いに連
結する機構を設けるとともに、側板片には、それぞれ棚
板支持部に載置されたそれぞれ対応する棚板を支持する
機構を設け、脚部兼用の側板片と脚部ささえ棒とには、
脚部兼用の側板片を互いに離間した状態に固定する機構
を設け、各側板片を垂直方向に連結する機構と、棚板を
支持する機構と、側板片と前記ささえ棒とを固定する機
構とは、取付金具を用いることなくいずれも段飾り台を
構成する互いに係合する部品にそれぞれ設けた組み立て
機構により組み立てるようにしたものである。 【効果】 段飾り台を組み立てるに際して、従来のよう
に取付金具を準備する必要もなく、又、組み立て方も簡
単である。さらに、段飾り台の占有スペースを小さくし
て多くの装飾品を飾り付けることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人形、ひな人
形、五月人形等の装飾品を階段状に飾りつけるための段
飾り台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ひな人形を飾るためのひな段に
は、平飾りひな段、二段飾りひな段、三段飾りひな段、
五段飾りひな段、七段飾りひな段等がある。いずれも、
ひな段の段数により飾ることの出来るひな人形の数、形
態、お道具の数等が決まる。
【0003】例えば、一般的に、七段飾りひな段(図示
せず)の場合には、最上段に内裏様のひな人形、二段目
にはくわえの銚子、三宝、長柄銚子からなる三人官女の
ひな人形、三段目には太鼓、大鼓、小鼓、笛、詠(扇)
からなる五人囃子のひな人形、四段目には両側に右大臣
のひな人形と左大臣のひな人形とが並び、その間にお道
具として菱台や御膳が飾り付けられる。さらに、五段目
には、両側に桜及び橘の花を飾りつけ、その間に、ひな
人形として台傘、沓台、立傘からなる三人の仕丁が並
び、六段目には、箪笥、鋏箱、長持、鏡台、針箱、火
鉢、茶道具等のお道具が飾り付けられ、最下段には、お
駕籠、重箱、御所車等のお道具が飾り付けられる。
【0004】又、五段飾りひな段(図示せず)の場合に
は、最上段に内裏様、二段目に三人官女、三段目に五人
囃子、四段目にお道具として、例えば、両側に右大臣と
左大臣とを飾り付け、その間にお道具として菱台や御膳
等が飾り付けられる。そして、最下段には、両側に桜の
花と橘の花とを飾り付けるとともに、その間にひな人形
として三人の仕丁が飾り付けられる。あるいは、三人の
仕丁を飾らない場合には、最下段には、お駕籠や御所
車、重箱等が飾り付けられる。
【0005】さらに、三段飾りひな段(図示せず)の場
合には、最上段に内裏様、二段目に三人官女、三段目に
五人囃子がそれぞれ飾り付けられる。あるいは、最上段
に内裏様、二段目に三人官女が飾り付けられ、最下段に
は、お駕籠や御所車、重箱等が飾り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ひな人形の所有者や購
買者にとって、七段飾りひな段の場合には、多くのひな
人形やお道具を飾り付けることができ、その豪華さを十
分満足することが出来る。しかしながら、七段飾りひな
段は、それだけ全体的に大型になり、非常に広いスペー
スが必要である。日本の住宅事情を考慮すると、それだ
けのスペースがとれない場合がある。そこで、あまりス
ペースを取らない三段飾りひな段や五段飾りひな段が購
入されている。
【0007】しかしながら、三段飾りひな段、五段飾り
ひな段は上記のように飾り付けられるので、正式の七段
飾りひな段に比べて飾ることの出来るひな人形、お道具
の種類が極端に少なくなるという問題がある。
【0008】五段飾りひな段の場合には、それでも上記
のように、ひな人形やお道具を十分に飾るだけの段数が
あるが、特に、三段飾りひな段の場合には、七段飾りひ
な段に比べて極端に段数が少なくなる。従って、内裏
様、三人官女、五人囃子、左大臣、右大臣、仕丁などの
ひな人形を主体に飾りつけると、お道具を飾る段がなく
なり、反対に、お道具を主体に飾ると各種のひな人形を
十分飾る段が足りなくなり、豪華さに欠けるという問題
がある。
【0009】一方、ひな人形の所有者、購買者からは、
あまり部屋のスペースを取らずに出来るだけ七段飾りひ
な段のように多くのひな人形やお道具を飾り付け、豪華
さを出したいとの要望が多かった。又、一般に、ひな人
形に限らず、五月人形や日本人形、その他の装飾品を豪
華に数多く飾ることの出来る飾り台が求められていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に関わる発明
は、一対の側板を階段状に形成するとともに、脚部ささ
え棒を介して互いに離間させて配置し、各段毎に棚板を
支持して複数の飾り段を構成し、この各飾り段上に、ひ
な人形、五月人形等の装飾品を階段状に飾りつけるため
の段飾り台において、一対の側板は、少なくとも1段の
飾り段を有する側板片に分割し、この各側板片の中で最
下段の飾り段を構成する最下段用の棚板を支持する脚部
兼用の側板片とし、最上段の飾り段を構成する最上段用
の棚板を支持する最上段用の側板片とし、残りの側板片
を前記最上段の飾り段と最下段の飾り段との間の中間段
の飾り段をそれぞれ構成する中間段用の棚板を支持する
中間段用の側板片とし、脚部兼用の側板片と中間段用の
側板片と最上段用の側板片とを垂直方向に順次互いに連
結する機構を設けるとともに、側板片には、それぞれ棚
板支持部に載置されたそれぞれ対応する棚板を支持する
機構を設け、脚部兼用の側板片と脚部ささえ棒とには、
脚部兼用の側板片を互いに離間した状態に固定する機構
を設け、各側板片を垂直方向に連結する機構と、棚板を
支持する機構と、側板片と前記ささえ棒とを固定する機
構とは、取付金具を用いることなくいずれも段飾り台を
構成する互いに係合する部品にそれぞれ設けた組み立て
機構により組み立てるようにしたものである。
【0011】請求項2に係わる発明は、最下段の飾り段
は、最下段用の棚板の奥行き幅を、装飾品を複数列に飾
り付けできるように、中間段用の棚板の奥行き幅より広
く形成したものであり、請求項3に係わる発明は、最下
段の飾り段を構成する棚板上に、この最下段の飾り段の
後半分に相当する形状を有する第3の棚板を積層したも
のである。
【0012】請求項4に係わる発明は、最上段の飾り段
は、最上段用の棚板の奥行き幅を、装飾品を複数列に飾
り付けできるように、中間段用の棚板の奥行き幅より広
く形成したものであり、請求項5に係わる発明は、最上
段の飾り段を構成する前記棚板上に、この最上段の飾り
段の後半分に相当する形状を有する第3の棚板を積層し
たものである。
【0013】請求項6に係わる発明は、少なくとも最下
段及び最上段の飾り段を構成する複数の棚板は、互いに
水平方向の嵌め込みによる凹凸機構により連結するよう
にしたものである。
【0014】請求項7に係わる発明は、脚部ささえ棒を
介して一対の脚部兼用の側板片を互いに離間した状態に
固定する機構は、この脚部兼用の側板片の水平方向下端
に、脚部ささえ棒の両端部が嵌入する凹型の切欠部を設
けるとともに、脚部ささえ棒両端部に、凹型の切欠部と
噛み合う凹溝を設けたものである。
【0015】請求項8に係わる発明は、脚部兼用の側板
片と中間段用の各側板片と最上段用の側板片とを垂直方
向に順次互いに連結する機構は、下方に位置する側板片
の上端に、上方に位置する側板片下端の厚さに相当する
間隙を介して互いに対向させて一対の連結片を固定して
なる連結体を少なくとも1カ所設け、この連結体の前記
間隙に上方に位置する側板片の下端を嵌入させて上下の
側板片を互いに連結するようにしたものである。
【0016】請求項9に係わる発明は、それぞれ棚板支
持部に載置した棚板を支持する機構は、側板片の棚板支
持部に対応する箇所の側板片上端が嵌入する凹溝を棚板
の両端部裏面に設けたものであり、請求項10に係わる
発明は、側板片に設けたそれぞれ対応する棚板を支持す
る機構は、最下段を構成する側板片を除く各側板片に、
少なくとも1箇所のL型の切り込みを形成して棚板支持
部としたものである。請求項11に係わる発明は、最下
段を構成する側板片に、少なくとも1箇所のL型の切り
込みを形成して棚板支持部とし、棚板の両端部裏面に
は、棚板支持部の側板片上端が嵌入する凹溝を設けたも
のである。
【0017】請求項12に係わる発明は、段飾り台を毛
氈で覆うとともに、この毛氈の裏面には、滑り止め用の
部材を取り付けたものであり、請求項13に係わる発明
は、毛氈の裏面は、ゴム引き加工したものである。
【0018】請求項14に係わる発明は、段飾り台を構
成する各部品は、すべて桐で形成するようにしたもので
ある。
【発明の実施の態様】
【0019】
【実施例1】この発明の第1の実施例を、段飾り台21
として、ひな人形用の三段の段飾り台を例にとり、図1
〜図8に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の
第1の実施例を示すもので、三段の段飾り台21の要部
斜視図、図2は図1の要部展開斜視図、図3〜図7は、
段飾り台21を構成する各部品の正面図、図3は最下段
を構成する側板片22の平面図、図4は中間段を構成す
る側板片23の正面図、図5は最下段及び最上段の棚板
31、33の平面図、図6は中間段の棚板32の平面
図、図7は脚部ささえ棒24の正面図、図8は三段の段
飾り台21にひな人形やお道具等を飾り付けた状態を示
す要部斜視図である。
【0020】図1〜図8において、この実施例の場合に
は、三段の段飾り台21を構成する各部品は、最下段を
構成する一対の側板片22、中間段(最上段も兼用して
いる)を構成する一対の側板片23、最下段、中間段、
最上段の各飾り段を構成するそれぞれ大小中の大きさの
棚板31、32、33、脚部ささえ棒24とにより構成
されており、すべての部品は桐で形成されている。な
お、図面上では、中間段の棚板32は、図5において点
線で記載されている。
【0021】図3に示す最下段を構成する一対の側板片
22は、この段飾り台21の脚部も兼用しており、この
側板片22の水平方向両端部下端には、脚部ささえ棒2
4が嵌入する凹型の切欠部25が設けられている。一
方、図7に示すように、一対の脚部ささえ棒24の両端
部には、それぞれ凹型の切欠部25と噛み合う凹溝26
が設けられている。従って、図2に示すように、切欠部
25に脚部ささえ棒24を嵌め込むと、凹溝26と切欠
部25とが噛み合い、一対の脚部兼用の側板片22は、
脚部ささえ棒24を介して互いに離間した状態で固定さ
れる。
【0022】さらに、側板片22の上端には、上方に位
置する中間段を構成する側板片23の下端の厚さに相当
する間隙27を介して互いに対向する一対の連結片28
が固定されて連結体29が構成されている。この実施例
の場合には、最下段の側板片22には、最下段の飾り段
を構成する棚板支持部22aを除いた側板片22の両端
部に2カ所設けられている。なお、この実施例では、2
カ所に設けられているが、3カ所でも良い。又、強度が
保たれるならば、1カ所でも良い。間隙27には、上方
に位置する側板片23の下端を嵌入させて上方及び下方
の側板片22、23を連結するように構成されている。
【0023】側板片23は、この実施例では中間段と最
上段の飾り段を構成しており、図4に示すように、側板
片23にL型の切り込みを形成して中間段の棚板支持部
23aとして、中間段の飾り段が構成されている。さら
に、この実施例の場合には、側板片23の最上段の棚板
支持部23bは、最上段の棚板33が2枚載置可能な長
さに形成されて、最上段の飾り段の奥行き幅が、中間段
の飾り段の奥行き幅より広くなるように構成されてい
る。
【0024】従って、最上段の飾り段は、棚板33と第
2の棚板33aとを水平方向の互いに嵌め込みによる凹
凸機構により連結された状態で載置されている。従っ
て、最上段の飾り段の奥行き幅は、お道具とひな人形と
を並行に二列に飾り付けできるように、中間段(二段
目)の奥行き幅より略2倍の広さに形成されている。な
お、この実施例では、最下段の側板片22には、L型の
切り込みは形成されていないが、この最下段の側晩片2
2にも同様に形成して棚板支持部を設けてもよい。
【0025】一方、それぞれ飾り段を構成する最下段の
棚板31、中間段の棚板32、最上段の棚板33の両端
部裏面には、それぞれ側板片22、23の棚板支持部2
2a、23a、23bの上端が嵌入する凹溝34が設け
られており、各側板片22、23の棚板支持部22a、
23a、23bにそれぞれ対応する棚板31、32、3
3を支持する機構が構成されている。
【0026】図9において、38は組み立てられた段飾
り台21の上面全体を覆う毛氈で、裏面には滑り止め用
の部材39が取り付けられている。この実施例の場合に
は、ゴム引き加工が施されているので、従来のように、
この毛氈38を毛氈止めにより段飾り台21に固定する
必要はない。
【0027】次に組み立て方法について説明する。ま
ず、図2に示すように、脚部ささえ棒24の両端の凹溝
26と脚部兼用の側板片22の切欠部25とを位置合わ
せして、互いに嵌め込み、脚部兼用の最下段を組み立て
る。次いで、連結体29の間隙27に、中間段用の側板
片23を位置合わせしつつその下端を嵌入する。
【0028】次に、それぞれ側板片22、23の棚板支
持部22a、23a、23bに、それぞれ対応する棚板
31、32、33の凹溝34を位置合わせして、各棚板
31、32、33がそれぞれ水平になるように嵌入させ
る。このように組み立てに際しては、取付金具は一切用
いることなく、段飾り台21を組み立てることが出来
る。その上、各部品を桐で製造したものは、桐そのもの
の柔らかさ、高級感等の部材の性質により組み立てが容
易である。段飾り台21を組み立て後、図8に示すよう
に、上面を毛氈38で覆えば良い。
【0029】このように構成されているので、例えば、
図8に示すように、お雛様を飾り付ける場合には、最上
段の飾り段4aに、内裏様12とボンボリ13、二段目
のひな台4bに三人官女14、最下段の飾り段4cに、
例えば、五人囃子15を飾り付けた場合、この五人囃子
15の背後に、菱台(図示せず)や御膳(図示せず)、
重箱17、御料車16、お駕籠18等のお道具を飾り付
けることが出来る。
【0030】
【実施例2】図10は、この発明の第2の実施例を示す
もので、上記第1の実施例の場合には、最上段の飾り段
は、その奥行き幅が中間段の飾り段の奥行き幅より広く
形成されているが、この第2の実施例では、最下段の飾
り段の奥行き幅も同様に中間段の飾り段の奥行き幅より
広くなるように形成されている。
【0031】図10に示すように、脚部兼用の側板片5
1の棚板支持部51aの奥行き幅は、実施例1に示す棚
板支持部22aの略2倍の長さに形成されている。一
方、最下段の棚板31の他に、この棚板31と同じ大き
さの第2の棚板31aが準備されており、棚板支持部5
1aには、この2枚の棚板31、31aが水平方向の凹
凸機構により連結されて載置されている。従って、最上
段と同様に、最下段の飾り段には、並列に装飾品を飾る
ことが出来る。
【0032】
【実施例3】図10に仮想線で示すように、棚板31、
31a及び棚板33、33aにより構成されるそれぞれ
最下段及び最上段の飾り段の上に、さらに最上段及び最
下段の飾り段の後半分にそれぞれ相当する形状を有する
第3の棚板31b及び33bを積層しても良い。
【0033】この場合には、際下段及び最上段の飾り段
が、それぞれ棚板31b、33bの厚み分の段差がつく
ので、ひな人形の背後に飾り付けられているお道具も前
に飾られているひな人形に隠れることもなく、ひな人形
のほかに、多くのお道具を飾る付けることが出来る。
【0034】なお、この実施例の場合には、二段目の飾
り段4bの略2倍に形成されている最下段の飾り段4c
には、ひな人形とお道具とが二列に飾り付けられている
が、これに限定されることなく、例えば、針箱とか菱台
等のように小さいお道具の場合には、三列に飾り付ける
ことも出来る。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係わる発明は、一対の側板を
階段状に形成するとともに、脚部ささえ棒を介して互い
に離間させて配置し、各段毎に棚板を支持して複数の飾
り段を構成し、この各飾り段上に、ひな人形、五月人形
等の装飾品を階段状に飾りつけるための段飾り台におい
て、一対の側板は、少なくとも1段の飾り段を有する側
板片に分割し、この各側板片の中で最下段の飾り段を構
成する最下段用の棚板を支持する脚部兼用の側板片と
し、最上段の飾り段を構成する最上段用の棚板を支持す
る最上段用の側板片とし、残りの側板片を前記最上段の
飾り段と最下段の飾り段との間の中間段の飾り段をそれ
ぞれ構成する中間段用の棚板を支持する中間段用の側板
片とし、脚部兼用の側板片と中間段用の側板片と最上段
用の側板片とを垂直方向に順次互いに連結する機構を設
けるとともに、側板片には、それぞれ棚板支持部に載置
されたそれぞれ対応する棚板を支持する機構を設け、脚
部兼用の側板片と脚部ささえ棒とには、脚部兼用の側板
片を互いに離間した状態に固定する機構を設け、各側板
片を垂直方向に連結する機構と、棚板を支持する機構
と、側板片と前記ささえ棒とを固定する機構とは、取付
金具を用いることなくいずれも段飾り台を構成する互い
に係合する部品にそれぞれ設けた組み立て機構により組
み立てるようにしたので、従来のように取付金具を準備
する必要もなく、又、組み立て方も簡単である。
【0036】請求項2に係わる発明は、最下段の飾り段
は、最下段用の棚板の奥行き幅を、装飾品を複数列に飾
り付けできるように、中間段用の棚板の奥行き幅より広
く形成したので、最下段の飾り段には、並列に飾り付け
ることが出来るから、段飾り台のスペースが少ない場合
でも多くの装飾品を飾り付けることが出来る。
【0037】請求項3に係わる発明は、最下段の飾り段
を構成する棚板上に、この最下段の飾り段の後半分に相
当する形状を有する第3の棚板を積層したので、上記請
求項2に係わる発明と同様な効果があるとともに、さら
に、飾り段の後半分が少し高くなるので、前面に飾り付
けられているひな人形あるいはお道具等の装飾品に邪魔
されることなく、後方に飾られている装飾品を充分に鑑
賞することが出来る。
【0038】請求項4に係わる発明は、最上段の飾り段
は、最上段用の棚板の奥行き幅を、装飾品を複数列に飾
り付けできるように、中間段用の棚板の奥行き幅より広
く形成したものであり、請求項5に係わる発明は、最上
段の飾り段を構成する前記棚板上に、この最上段の飾り
段の後半分に相当する形状を有する第3の棚板を積層し
たもで、それぞれ上記実施例2及び実施例3と同様な効
果がある。
【0039】請求項6に係わる発明は、少なくとも最下
段及び最上段の飾り段を構成する複数の棚板は、互いに
水平方向の嵌め込みによる凹凸機構により連結するよう
にしたので、複数の棚板を連結するための特別な取付金
具も必要なく、又、単に2枚の棚板にそれぞれ形成され
ている凹凸機構を嵌合させて組み立てるので、簡単であ
る。
【0040】請求項7に係わる発明は、脚部ささえ棒を
介して一対の脚部兼用の側板片を互いに離間した状態に
固定する機構は、この脚部兼用の側板片の水平方向下端
に、脚部ささえ棒の両端部が嵌入する凹型の切欠部を設
けるとともに、脚部ささえ棒両端部に、凹型の切欠部と
噛み合う凹溝を設けたので、簡単な機構で、切欠部に棚
板を固定することが出来る。
【0041】請求項8に係わる発明は、脚部兼用の側板
片と中間段用の各側板片と最上段用の側板片とを垂直方
向に順次互いに連結する機構は、下方に位置する側板片
の上端に、上方に位置する側板片下端の厚さに相当する
間隙を介して互いに対向させて一対の連結片を固定して
なる連結体を少なくとも1カ所設け、この連結体の前記
間隙に上方に位置する側板片の下端を嵌入させて上下の
側板片を互いに連結するようにしたので、釘等の取付金
具が一切必要ではなく、その上、組み立てが容易であ
る。
【0042】請求項9に係わる発明は、それぞれ棚板支
持部に載置した棚板を支持する機構は、側板片の棚板支
持部に対応する箇所の側板片上端が嵌入する凹溝を棚板
の両端部裏面に設けたものであり、請求項10に係わる
発明は、側板片に設けたそれぞれ対応する棚板を支持す
る機構は、最下段を構成する側板片を除く各側板片に、
少なくとも1箇所のL型の切り込みを形成して棚板支持
部としたものである。請求項11に係わる発明は、最下
段を構成する側板片に、少なくとも1箇所のL型の切り
込みを形成して棚板支持部とし、棚板の両端部裏面に
は、棚板支持部の側板片上端が嵌入する凹溝を設けたの
で、上記実施例7〜9に係わる発明と同様な効果があ
る。
【0043】請求項12に係わる発明は、段飾り台を毛
氈で覆うとともに、この毛氈の裏面には、滑り止め用の
部材を取り付けたものであり、請求項13に係わる発明
は、毛氈の裏面は、ゴム引き加工したので、毛氈を段飾
り台に固定するための毛氈止めは必要なくなり、それだ
け部品点数が少なくなるとともに、飾り付けの手間がか
からない。
【0044】請求項14に係わる発明は、段飾り台を構
成する各部品は、すべて桐で形成するようにしたので、
非常に高級感がある。さらに、段飾り台が非常に軽量と
なり、運搬に便利であるばかりではなく、畳等に跡形が
付くことも少ない。最下段の板台の上に、最下段の後半
分に相当する形状を有する第2の板台を載置したので、
前面に飾り付けられているひな人形あるいはお道具に邪
魔されることなく、背後に飾り付けられているひな人形
あるいはお道具をも前面から十分見ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すもので、三段の
段飾り台21の要部側面図である。
【図2】図1の要部展開斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施例を示すもので、最下段
の側板片22の正面図である。
【図4】この発明の第1の実施例を示すもので、中間段
の側板片23の正面図である。
【図5】この発明の第1の実施例を示すもので、最下段
の棚板31の平面図である。
【図6】この発明の第1の実施例を示すもので、中間段
の棚板32の平面図である。
【図7】この発明の第1の実施例を示すもので、脚部さ
さえ棒24の平面図である。
【図8】この発明の実施例を示すもので、三段の段飾り
台21にひな人形やお道具等を飾り付けた状態を示す要
部斜視図である。
【図9】この発明の実施例を示すもので、組み立てた段
飾り台21を毛氈28で覆った状態を示す斜視図であ
る。
【図10】この発明の第2及び第3の実施例を示す要部
側面図である。
【符号の説明】
21、51……段飾り台 22、23……側板片 24……脚部ささえ棒 25……側板片22の切欠部 26……脚部ささえ棒24の凹溝 29……連結体 31、32、33……棚板 31a、33a……第2の棚板 31b、33b……第3の棚板 38……毛氈

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の側板を階段状に形成するととも
    に、脚部ささえ棒を介して互いに離間させて配置し、各
    段毎に棚板を支持して複数の飾り段を構成し、この各飾
    り段上に、ひな人形、五月人形等の装飾品を階段状に飾
    りつけるための段飾り台において、 前記一対の側板は、少なくとも1段の飾り段を有する側
    板片に分割し、 この各側板片の中で最下段の飾り段を構成する最下段用
    の棚板を支持する脚部兼用の側板片とし、最上段の飾り
    段を構成する最上段用の棚板を支持する最上段用の側板
    片とし、残りの側板片を前記最上段の飾り段と最下段の
    飾り段との間の中間段の飾り段をそれぞれ構成する中間
    段用の棚板を支持する中間段用の側板片とし、 前記脚部兼用の側板片と中間段用の側板片と最上段用の
    側板片とを垂直方向に順次互いに連結する機構を設ける
    とともに、前記側板片には、それぞれ棚板支持部に載置
    されたそれぞれ対応する棚板を支持する機構を設け、 前記脚部兼用の側板片と前記脚部ささえ棒とには、前記
    脚部兼用の側板片を互いに離間した状態に固定する機構
    を設け、 前記各側板片を垂直方向に連結する機構と、前記棚板を
    支持する機構と、前記側板片と前記ささえ棒とを固定す
    る機構とは、取付金具を用いることなくいずれも段飾り
    台を構成する互いに係合する部品にそれぞれ設けた組み
    立て機構により組み立てることを特徴とする段飾り台。
  2. 【請求項2】 前記最下段の飾り段は、前記最下段用の
    棚板の奥行き幅を、前記装飾品を複数列に飾り付けでき
    るように、前記中間段用の棚板の奥行き幅より広く形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の段飾り台。
  3. 【請求項3】 前記最下段の飾り段を構成する前記棚板
    上に、この最下段の飾り段の後半分に相当する形状を有
    する第3の棚板を積層したことを特徴とする請求項2に
    記載の段飾り台。
  4. 【請求項4】 前記最上段の飾り段は、前記最上段用の
    棚板の奥行き幅を、前記装飾品を複数列に飾り付けでき
    るように、前記中間段用の棚板の奥行き幅より広く形成
    したことを特徴とする請求項1〜請求項3にそれぞれ記
    載の段飾り台。
  5. 【請求項5】 前記最上段の飾り段を構成する前記棚板
    上に、この最上段の飾り段の後半分に相当する形状を有
    する第3の棚板を積層したことを特徴とする請求項4に
    記載の段飾り台。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記最下段及び最上段の飾り
    段を構成する複数の棚板は、互いに水平方向の嵌め込み
    による凹凸機構により連結したことを特徴とする請求項
    2及び請求項5にそれぞれ記載の段飾り台。
  7. 【請求項7】 前記脚部ささえ棒を介して一対の前記脚
    部兼用の側板片を互いに離間した状態に固定する機構
    は、この脚部兼用の側板片の水平方向下端に、脚部ささ
    え棒の両端部が嵌入する凹型の切欠部を設けるととも
    に、前記脚部ささえ棒両端部に、前記凹型の切欠部と噛
    み合う凹溝を設けたことを特徴とする請求項1〜6にそ
    れぞれ記載の段飾り台。
  8. 【請求項8】 前記脚部兼用の側板片と中間段用の各側
    板片と最上段用の側板片とを垂直方向に順次互いに連結
    する機構は、下方に位置する側板片の上端に、上方に位
    置する側板片下端の厚さに相当する間隙を介して互いに
    対向させて一対の連結片を固定してなる連結体を少なく
    とも1カ所設け、この連結体の前記間隙に上方に位置す
    る側板片の下端を嵌入させて上下の側板片を互いに連結
    したことを特徴とする請求項1〜7にそれぞれ記載の段
    飾り台。
  9. 【請求項9】 それぞれ棚板支持部に載置した棚板を支
    持する機構は、前記側板片の前記棚板支持部に対応する
    箇所の側板片上端が嵌入する凹溝を棚板の両端部裏面に
    設けたことを特徴とする請求項1〜8にそれぞれ記載の
    段飾り台。
  10. 【請求項10】 前記側板片に設けたそれぞれ対応する
    棚板を支持する機構は、前記最下段を構成する側板片を
    除く各前記側板片に、少なくとも1箇所のL型の切り込
    みを形成して棚板支持部としたことを特徴とする請求項
    1〜9にそれぞれ記載の段飾り台。
  11. 【請求項11】 前記最下段を構成する側板片に、少な
    くとも1箇所のL型の切り込みを形成して棚板支持部と
    し、棚板の両端部裏面には、前記棚板支持部の側板片上
    端が嵌入する凹溝を設けたことを特徴とする請求項1〜
    9にそれぞれ記載の段飾り台。
  12. 【請求項12】 前記段飾り台を毛氈で覆うとともに、
    この毛氈の裏面には、滑り止め用の部材を取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項11にそれぞれ記載の
    段飾り台。
  13. 【請求項13】 前記毛氈の裏面は、ゴム引き加工した
    ことを特徴とする請求項12に記載の段飾り台。
  14. 【請求項14】 前記段飾り台を構成する各部品は、す
    べて桐で形成したことを特徴とする請求項1〜13にそ
    れぞれ記載の段飾り台。
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