JP2003189292A - 車両周辺画像処理装置及び記録媒体 - Google Patents

車両周辺画像処理装置及び記録媒体

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JP2003189292A
JP2003189292A JP2001384588A JP2001384588A JP2003189292A JP 2003189292 A JP2003189292 A JP 2003189292A JP 2001384588 A JP2001384588 A JP 2001384588A JP 2001384588 A JP2001384588 A JP 2001384588A JP 2003189292 A JP2003189292 A JP 2003189292A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両周囲の状況をより好適に把握することが
できる車両周辺画像処理装置及び記録媒体を提供するこ
と。 【解決手段】 ステップ110では、前カメラ1及び後
カメラ2で撮影した画像の座標変換を行って、各第1鳥
瞰図画像を作成する。ステップ130では、画像メモリ
A及び画像メモリBに記憶されている各第1鳥瞰図画像
を結合して結合鳥瞰図画像を作成する。ステップ140
では、車速信号及びヨーレイト信号に基づいて、移動距
離L及び回転角度θCで示される車両の動き量を求め
る。ステップ150では、車両の移動量に基づいて、結
合鳥瞰図画像を移動させて、移動後鳥瞰図画像を求め
る。ステップ160では、新たに撮影されて画像メモリ
A及び画像メモリBに記憶された第2鳥瞰図画像と移動
後鳥瞰図画像とを合成して結合合成鳥瞰図画像を作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の周辺
を撮影してモニタに表示できる車両周辺画像処理装置及
び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の後方の様子を表示する
装置として、車両の後部に取り付けたカメラの画像を、
そのままモニタに出力する表示装置が知られている。こ
の表示装置では、車両後方の状態が有る程度分かるが、
自車両とモニタに表示されている対象物(例えば駐車
枠)の画像の相対位置関係が分かりに難いという問題が
ある。
【0003】また、これとは別に、特開平10−211
849号公報には、後方カメラで撮影した画像(後方カ
メラ画像)を鳥瞰図に変換し、自車両をその中に表示す
るという技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この技術の場合には、
鳥瞰図の中に自車両を示すので、画像に表示された対象
物と自車両の位置関係は、撮影した画像をそのままモニ
タに表示するものより分かり易くなっているが、カメラ
の現在の視野の外にあるものは表示できないという別の
問題があった。
【0005】そのため、例えば車両を後退させて駐車枠
に入れるような場合には、カメラの視野外に出た駐車枠
を表示できないので、依然として、車両を駐車枠に入れ
る操作が容易ではないという問題があった。これに対し
て、既に本願発明者らにより、車両後部に取り付けたカ
メラから、車両後方の画像を撮影し、画像処理でこれら
を上から見た鳥瞰画像に変換し、変換した画像の時間的
変化から車両の動きを算出して、カメラの視野外に消え
て行く画像領域を算出し、更に現時刻の変換画像を貼り
付けて(合成画像を作成し)、従来より広い範囲を表示
する技術が開発されている。
【0006】ところが、上述した技術の場合でも、使用
するカメラは、車両後端の上部等に取り付けられた後方
カメラだけであるので、車両周囲の状況を十分には確認
できないという問題があった。本発明は、前記課題を解
決するためになされたものであり、車両周囲の状況をよ
り好適に把握することができる車両周辺画像処理装置及
び記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明は、車両周辺の画像を撮影する撮影手段
(例えばカメラ)と、画像を表示する表示手段(例えば
モニタ)とを備えた車両に対して、撮影手段により撮影
された画像を処理して表示手段に表示する車両周辺画像
処理装置に関するものである。
【0008】本発明では、車両に撮影手段を複数配置
し、各撮影手段の撮影方向を違えることにより異なる撮
影範囲の撮影を行う。そして、各撮影手段により撮影し
た各画像を、例えば各撮影手段を視点として投影した地
上面座標系のデータに変換して第1鳥瞰図画像の画像デ
ータを順次作成する。これにより、画像は、例えばカメ
ラで撮影したままの歪んだ画像ではなく、地面の上方よ
り見たような見やすい鳥瞰図画像となる。
【0009】次に、各第1鳥瞰図画像を、各撮影手段の
位置関係を考慮して結合して結合鳥瞰図画像の画像デー
タを作成する。そして、車両の移動状態に対応して、結
合鳥瞰図画像を移動させて移動後鳥瞰図画像の画像デー
タを作成し、この移動後鳥瞰図画像の画像データと、
(第1鳥瞰図画像より)新しい各第2鳥瞰図画像の画像
データとを合成して結合合成鳥瞰図画像の画像データを
作成する。尚、合成に用いる第2鳥瞰図画像は、車両の
進行方向等を考慮して、各第2鳥瞰図画像のうちから適
宜選択してもよい。
【0010】つまり、車両が移動するにつれて、例えば
カメラの視野が変化するので、当然、撮影した時間が異
なる第1鳥瞰図画像と第2鳥瞰図画像では、画像のずれ
(撮影された部分の違い)が発生する。そこで、例え
ば、第2鳥瞰図画像に、そのずれの部分(即ち過去に視
野内であったが現在視野から消えている部分)の移動後
の鳥瞰図画像を適宜加味することにより、モニタ等にカ
メラの視野から消えた部分を表示することができる。
【0011】これにより、モニタ等には、単一のカメラ
等で撮影された画像に基づく合成鳥瞰図画像ではなく、
他のカメラ等で撮影された画像を結合した画像に基づく
結合合成鳥瞰図画像を表示できるので、車両の周囲に状
況を正確に把握することができるという効果がある。
【0012】また、複数の第1鳥瞰図画像を結合した結
合鳥瞰図画像を移動させるので、下記請求項2又は請求
項3の発明に比べて、結合合成鳥瞰図画像を作成するた
めの演算処理が少なくて済むという利点がある。 (2)請求項2の発明では、車両周辺の画像を撮影する
撮影手段(例えばカメラ)と、画像を表示する表示手段
(例えばモニタ)とを備えた車両に対して、撮影手段に
より撮影された画像を処理して表示手段に表示する車両
周辺画像処理装置に関するものである。
【0013】本発明では、車両に撮影手段を複数配置
し、各撮影手段の撮影方向を違えることにより異なる撮
影範囲の撮影を行う。そして、各撮影手段により撮影し
た各画像を、例えば各撮影手段を視点として投影した地
上面座標系のデータに変換して第1鳥瞰図画像の画像デ
ータを順次作成する。これにより、画像は、例えばカメ
ラで撮影したままの歪んだ画像ではなく、地面の上方よ
り見たような見やすい鳥瞰図画像となる。
【0014】次に、各第1鳥瞰図画像を、車両の移動状
態に応じてそれぞれ移動させて、各移動後鳥瞰図画像
し、この各移動後鳥瞰図画像を、各撮影手段の位置関係
を考慮して結合して結合移動後鳥瞰図画像を作成する。
その後、結合移動後鳥瞰図画像と各第2鳥瞰図画像とを
合成して結合移動後鳥瞰図画像の画像データを作成す
る。尚、合成に用いる第2鳥瞰図画像は、車両の進行方
向等を考慮して、各第2鳥瞰図画像のうちから適宜選択
してもよい。
【0015】これにより、モニタ等には、単一のカメラ
等で撮影された画像に基づく合成鳥瞰図画像ではなく、
他のカメラ等で撮影された画像を結合した画像に基づく
結合合成鳥瞰図画像を表示できるので、車両の周囲に状
況を正確に把握することができるという効果がある。
【0016】(3)請求項3の発明では、車両周辺の画
像を撮影する撮影手段(例えばカメラ)と、画像を表示
する表示手段(例えばモニタ)とを備えた車両に対し
て、撮影手段により撮影された画像を処理して表示手段
に表示する車両周辺画像処理装置に関するものである。
【0017】本発明では、車両に撮影手段を複数配置
し、各撮影手段の撮影方向を違えることにより異なる撮
影範囲の撮影を行う。そして、各撮影手段により撮影し
た各画像を、例えば各撮影手段を視点として投影した地
上面座標系のデータに変換して第1鳥瞰図画像の画像デ
ータを順次作成する。これにより、画像は、例えばカメ
ラで撮影したままの歪んだ画像ではなく、地面の上方よ
り見たような見やすい鳥瞰図画像となる。
【0018】次に、各第1鳥瞰図画像を、車両の移動状
態に応じてそれぞれ移動させて各移動後鳥瞰図画像し、
この各移動後鳥瞰図画像と各第2鳥瞰図画像とを合成し
て各合成鳥瞰図画像の画像データを作成する。尚、合成
に用いる第2鳥瞰図画像は、車両の進行方向等を考慮し
て、各第2鳥瞰図画像のうちから適宜選択してもよい。
【0019】その後、各合成鳥瞰図画像を、各撮影手段
の位置関係を考慮して結合して結合合成鳥瞰図画像を作
成する。これにより、モニタ等には、単一のカメラ等で
撮影された画像に基づく合成鳥瞰図画像ではなく、他の
カメラ等で撮影された画像を結合した画像に基づく結合
合成鳥瞰図画像を表示できるので、車両の周囲に状況を
正確に把握することができるという効果がある。
【0020】(4)請求項4の発明では、複数の撮影手
段の撮影方向は、車両の前方と後方である。本発明は、
例えばカメラの撮影方向を例示したものである。この様
に車両の前後を撮影してモニタ等に表示することによ
り、車両の周囲の状況をより的確に把握することができ
る。
【0021】(5)請求項5の発明では、表示手段に結
合合成鳥瞰図画像を表示する場合には、自車両を示す画
像を加えて表示する。本発明では、車両の周囲の状況を
示す画像に自車両を示す画像を加えて表示することによ
り、自車両と例えば駐車枠との位置関係が明瞭となるの
で、車両の操作が容易になる。
【0022】尚、自車両は、車両の写真のような画像、
車両の形状をした絵、枠等のシンボルで表示することが
できる。 (6)請求項6の発明では、車両の周囲の障害物を、障
害物検知センサにより検知した場合には、その検知した
障害物の位置を表示手段に表示する。
【0023】例えば超音波センサや電波を利用したレー
ダセンサ等により車両の周囲の障害物を検知した場合に
は、その検知した位置に対応するモニタ上の位置に、障
害物を示すシンボルを表示する。これにより、障害物の
状態が分かるので、車両の操作が容易になる。
【0024】(7)請求項7の発明では、第1鳥瞰図画
像として、今回の結合合成鳥瞰図画像より前に作成した
結合合成鳥瞰図画像を用いる。これにより、モニタに
は、過去に撮影した画像の鳥瞰図画像(車両の移動に合
わせて移動させた画像)を逐次加えた連続した結合合成
鳥瞰図画像を変換した投影画像を表示することができ
る。
【0025】(8)請求項8の発明では、結合合成鳥瞰
図画像は、第2鳥瞰図画像を表示する表示領域以外に、
移動後の鳥瞰図画像を加入した画像である。本発明は、
結合合成鳥瞰図画像の形成方法を例示したものである。
これにより、車両の周囲の画像を連続して表示すること
ができる。
【0026】つまり、例えばカメラにより現在撮影され
ている画像は、第2鳥瞰図画像部分の投影画像としてモ
ニタに表示可能であるので、それ以前のモニタから消え
てしまう画像を第2鳥瞰図画像部分の表示領域以外に加
えることにより、カメラの視野から消えた過去の周囲の
状況をもモニタに表示することができる。
【0027】尚、結合合成鳥瞰図画像に用いる第2鳥瞰
図画像として、通常、最新の鳥瞰図画像が用いられる。 (9)請求項9の発明は、上述した車両周辺画像処理装
置による処理を実行させる手段を記憶している記録媒体
である。
【0028】つまり、上述した車両周辺画像処理装置の
処理を実行させることができる例えばプログラム等の手
段を記憶したものであれば、特に限定はない。例えば記
録媒体としては、マイクロコンピュータとして構成され
る電子制御装置、マイクロチップ、フロッピィディス
ク、ハードディスク、光ディスク等の各種の記録媒体が
挙げられる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の車両周辺画像処
理装置及び記録媒体の実施の形態の例(実施例)を説明
する。 (実施例1)ここでは、各第1鳥瞰図画像を作成した後
に結合して結合鳥瞰図画像を作成する場合を例に挙げて
説明する。
【0030】a)本実施例の基本的なシステム構成を図
1及び図2を用いて説明する。図1に示す様に、本実施
例の車両周辺画像処理装置は、自動車の前部に配置され
た前カメラ(例えばCCDカメラ)1と、自動車の後部
に配置された後カメラ(例えばCCDカメラ)2と、ダ
ッシュボードに配置された車載モニタ(例えば液晶ディ
スプレイ)3と、車速を検出する車速センサ5と、ヨー
レイトを検出するヨーレイトセンサ7と、車両に周囲の
障害物を検出する超音波センサ(ソナー)8と、画像処
理を行う画像処理ユニット9とを備えている。
【0031】前記画像処理ユニット9は、図2に示す様
に、マイクロコンピュータを主要部とする画像データの
処理を行う電子装置であり、前カメラ1で撮影した画像
データの座標変換(鳥瞰図変換)を行って鳥瞰図画像を
作成する第1鳥瞰図変換回路11と、後カメラ2で撮影
した画像データの座標変換(鳥瞰図変換)を行って鳥瞰
図画像を作成する第2鳥瞰図変換回路13と、第1鳥瞰
図変換回路11にて作成された鳥瞰図画像の画像データ
を一時的に蓄える画像メモリAと、第2鳥瞰図変換回路
13にて作成された鳥瞰図画像の画像データを一時的に
蓄える画像メモリBと、画像メモリA及び画像メモリB
の鳥瞰図画像を移動(例えば回転移動)して合成する等
の画像処理などの演算を行うCPU15と、CPU15
にて処理した画像データを保存する画像メモリCと、
(モニタ3に表示する)鳥瞰図画像の画像データを記憶
する画像メモリDとを備えている。
【0032】前記画像処理ユニット9には、車速信号を
入力する車速信号入力回路17と、ヨーレイト信号を入
力するヨーレイト信号入力回路19と、超音波センサ8
からの超音波信号を入力する超音波信号入力回路21が
接続され、各信号はCPU15に入力される。
【0033】また、前記超音波センサ8は、図3に示す
様に、車両の周囲の障害物を検出できる様に、車両の左
右の側面及び後部に所定の間隔を保って配置されてい
る。従って、例えばセンサA〜Eの様に配置された各超
音波センサ8から超音波を発信し、その受信波を受信す
ることにより、各超音波センサ8の検出範囲内に障害物
があるか否かだけでなく、その障害物との距離や障害物
の大きさを検出することができる。
【0034】ここで、前記画像メモリCに記憶する鳥瞰
図画像の画像データとは、後述する様に、前回(例えば
時刻Tに)前カメラ1及び後カメラ2にてそれぞれ撮影
された画像データに基づいて作成された各鳥瞰図画像
(第1鳥瞰図画像)を結合させ、その結合鳥瞰図画像を
移動させた鳥瞰図画像(移動後鳥瞰図画像)と、新たに
(例えば時刻T+1に)前カメラ1及び後カメラ2にて
撮影された画像データに基づいて作成された鳥瞰図画像
(第2鳥瞰図画像)とを合成した鳥瞰図画像(結合合成
鳥瞰図画像)の画像データである。
【0035】また、画像メモリDに記憶する画像データ
とは、モニタ3に表示するために、画像メモリCから転
送された結合合成鳥瞰図画像の画像データである。尚、
この画像メモリDには、超音波センサ8によって検出さ
れた障害物を示す画像のデータも書き込まれている。
【0036】尚、画像処理ユニット9は、例えば後カメ
ラ2と一体の構造となっていてもよく、画像処理ユニッ
ト9内の各構成は、一部又は全体で一体化してLSIで
構成してもよい。 b)次に、本実施例における画像処理の手順等を、図4
〜図7に基づいて説明する。
【0037】ここでは、道路を走行中の車両を例に挙げ
る。 最初に、前カメラ1から入力された画像を、第1鳥瞰
図変換回路11で上空から見た第1鳥瞰図画像に変換
し、画像メモリAに保存する手順を説明する。まず、前
カメラ1から入力される原画像(入力画像)を、図4
(a)に示すが、この原画像は、車両のフロントガラス
の上部近傍に配置された前カメラ1により、車両の前方
を撮影した画像であるので、本来平行である車線を示す
白線が一点に集中するように表示されている。
【0038】よって、後ににて詳述する様に、原画像
の画像データを座標変換して、図4(c)に示す様な白
線が平行の鳥瞰図画像(第1鳥瞰図画像)を作成し、こ
の鳥瞰図画像の画像データを画像メモリAに記憶する。
一方、後カメラ2から入力される原画像(入力画像)
を、図4(b)に示すが、この原画像は、車両の後端に
配置された後カメラ1により、車両の後方を撮影した画
像であるので、前記と同様に、平行な白線が一点に集中
するように表示されている。
【0039】よって、原画像の画像データを座標変換し
て、図4(d)に示す様な白線が平行の鳥瞰図画像(第
1鳥瞰図画像)を作成し、この鳥瞰図画像の画像データ
を画像メモリBに記憶する。 次に、前記前カメラ1で撮影された原画像を鳥瞰図画
像に変換する手順を説明する。尚、この手順は、以下に
説明する様に、従来技術(例えば特開平10−2118
49号公報)を利用できる。
【0040】ここでは、通常の透視変換の逆の処理を行
うことにより、地上平面における画像(例えば駐車枠)
の位置を鳥瞰図として求める。具体的には、図5に示す
様に、地上の画像の位置データをカメラ位置Rからの焦
点距離fにあるスクリーン平面Tに投影するときの透視
変換を実行する。
【0041】詳しくは、前カメラ1は、Z軸上の点R
(0,0,H)に位置し、見下ろし角τで地上面(xy
座標面)における画像をモニタしているとする。従っ
て、ここでは、下記式(1)に示す様にして、スクリー
ン平面T上の2次元座標(α、β)を、地上面上の座標
(鳥瞰図座標)に変換(逆の透視変換)できる。
【0042】
【数1】
【0043】これにより、第1鳥瞰図画像が作成され
る。つまり、上記式(1)を用いることにより、投影画
像データを(鳥瞰図画像を示す)モニタ3の画面に対応
した画像データに変換して、例えば図4(c)に示す様
に、モニタ表示することが可能である。
【0044】尚、後カメラ2で撮影された原画像を鳥瞰
図画像に変換する手順は、カメラの取り付け位置に違い
による数値(例えば高さや見下ろし角)の違いだけであ
るので、その説明は省略する。 次に、前カメラ1及び後カメラ2による両第1鳥瞰図
画像を結合する手法について説明する。
【0045】前カメラ1による第1鳥瞰図画像(前第1
鳥瞰図画像)は車両の前方側を示し、後カメラ2による
第1鳥瞰図画像(後第1鳥瞰図画像)は車両の後方側を
示し、しかも、前カメラ1と後カメラ2の位置は固定で
あるので、前第1鳥瞰図画像と後第1鳥瞰図画像を、1
つの鳥瞰図画像として示すことが可能である。
【0046】従って、例えば図6(a)に示す様に、モ
ニタ画面上にて、前第1鳥瞰図画像を示すとともに、前
カメラ1と後カメラ2との距離に対応する分だけ間隔を
開けて、後第1鳥瞰図画像を示すように、CPU15で
は、画像メモリAの前第1鳥瞰図画像の画像データと画
像メモリBの後第1鳥瞰図画像の画像データを読み込
み、その前第1鳥瞰図画像の画像データと後第1鳥瞰図
画像の画像データを結合して結合鳥瞰図画像の画像デー
タを作成する。
【0047】例えば前第1鳥瞰図画像及び後第1鳥瞰図
画像の画像データの座標軸の原点が、それぞれ前カメラ
1の位置及び後カメラ2の位置である場合には、例えば
後第1鳥瞰図画像の画像データの座標を、原点から車両
の後方側に、前カメラ1と後カメラ2の距離に対応する
分だけずらすようにし、その後、両第1鳥瞰図画像のデ
ータを重ね合わせることにより、両画像データを結合し
た結合鳥瞰図画像の画像データを得ることができる。
【0048】そして、このようにして求めた結合鳥瞰図
画像の画像データを、一旦画像メモリCに記憶する。 次に、車速信号とヨーレイト信号を用い、車両の動き
量(移動量)に応じて、前記画像メモリCに記憶した結
合鳥瞰図画像を移動(例えば回転移動)させる手順を説
明する。
【0049】ここでは、図7に時刻Tの車両位置を示す
が、時刻T+1になるまでの車両の移動距離はL、時刻
T+1になるまでに車両が動いた角度はθ1(=回転中
心における回転角度θC)とする。 ・まず、カメラ1のサンプリング時間が100[ms]の
場合、車速信号から得られる車速S[km/h]を用い
て、下記式(2)から、車両が移動した距離L[m]を算
出できる。 L[m]=S[km/h]×1000[m/km]÷3600[S/h] ×100[ms]÷1000[ms/s] ・・・(2) また、図7に示す図形の関係があるので、ヨーレイト信
号から得られるヨーレイトθ0[度/s]を用いて、下記
式(3)から、車両が動いた角度θ1を算出できる。 θ1[度]=θ0[度/s]×100[ms]÷1000[ms/s]・・・(3) 更に、ここでは、車両の回転中心は後輪車軸の延長線上
にあるとしているので、その回転中心は、カメラ位置を
原点として算出し、車両の進行方向をY、これに垂直な
方向をXとすると、X方向の回転中心位置XC[m]は、
下記式(4)から算出できる。 XC[m]=L[m]÷TAN(θ1) ・・・(4) 一方、Y方向の中心位置は、後輪車軸上であるので、カ
メラと後輪車軸までの距離はYC[cm]である。
【0050】また、回転中心における回転角度θCは、
図6に示す図形の関係から、車両が動いた角度θ1に一
致する。 ・次に、上述した様にして求めた回転中心位置(XC、
YC)、回転角度θCを用いて、下記の様にして、結合
鳥瞰図画像を移動する。
【0051】画像メモリCに記憶された結合鳥瞰図画像
の画像データを、CPU15の内部メモリに転送し、前
記回転中心位置(XC、YC)及び回転角度θCを用い
て、結合鳥瞰図画像を回転移動する。この回転移動を行
うための変換式を、下記式(5)に示すが、この変換式
を用いたCPU15の内部処理により、回転角度θにて
移動させた移動後の座標(XB、YB)に対して、移動
前の対応する点(XA、YA)を算出し、(XA、Y
A)の画素値を(XB、YB)のアドレスメモリに保存
する。 XA=XB・COSθ+YB・SINθ ・・・(5) YA=YB・COSθ−XB・SINθ 但し、(XA、YB):移動前の座標 (XB、YB):移動後の座標 θ :回転角度 ・そして、全ての座標についてこれらの演算を行うこと
により、画像メモリCに記憶された結合鳥瞰図画像(時
刻Tにおける結合鳥瞰図画像)から、移動後の鳥瞰図画
像(時刻Tにおける移動後鳥瞰図画像)を作成する。
【0052】それとともに、新たに前カメラ1及び後カ
メラ2により撮影した画像に基づいて作成した鳥瞰図画
像、即ち、現在の鳥瞰図画像(時刻T+1における各第
2鳥瞰図画像)を、新たに画像メモリA及び画像メモリ
BよりCPU15に転送する。
【0053】よって、CPU15では、各第2鳥瞰図画
像を時刻Tと位置関係が対応する位置(移動後鳥瞰図画
像との画像のずれが生じない位置)に書き込み、それに
よって、移動後鳥瞰図画像と各第2鳥瞰図画像とを合成
した結合合成鳥瞰図画像の画像データを作成する。
【0054】そして、この結合合成鳥瞰図画像を、画像
メモリC及び画像メモリDに記憶する。 次に、超音波センサ8によって検出した障害物を示す
画像の処理について説明する。
【0055】上述した画像処理とは別に、各超音波セン
サ8から超音波を発信し、その反射波を受信することに
よって、車両の周囲の障害物を検出する。そして、障害
物が検出された場合には、障害物を検出した位置のデー
タ、即ち障害物が車両に対してどの位置(障害物を検出
した当該超音波センサ8の発信方向)にて、どれほど離
れているかを示す位置のデータや、障害物の大きさのデ
ータを求める。
【0056】次に、前記合成鳥瞰図画像に対して、前記
位置等のデータに基づいて、障害物がどの位置にあるか
を求め、その求めた位置に障害物であることを示す画像
(障害物画像)を書き込む処理を行う。例えば超音波セ
ンサ8により、障害物との距離や大きさが分かった場合
には、その障害物の情報に基づいて、障害物に大きさに
比例した赤色等のシンボルを(結合合成鳥瞰図画像に対
して)障害物がある位置に書き込む。
【0057】そして、この障害物画像を書き込んだ結合
合成鳥瞰図画像を、画像メモリDに上書きして記憶し、
この画像メモリDに記憶した結合合成鳥瞰図画像を、モ
ニタ3に表示する。尚、結合合成鳥瞰図画像を作成する
際には、自車両の位置や前カメラ1及び後カメラ2の視
野角の画像なども加入して画像メモリDに記憶し、その
結合合成鳥瞰図画像をモニタ3の画面に表示してもよい
が、自車両の位置や前カメラ1及び後カメラ2の視野角
の画像などは画像メモリDに記憶せずに、モニタ3に画
像メモリDに記憶した結合合成鳥瞰図画像を描画する際
に、自車両の位置や前カメラ1及び後カメラ2の視野角
の画像など加えて描画してもよい。
【0058】c)次に、前記画像処理ユニット9等にて
行われる処理を、図8のフローチャートに基づいて説明
する。尚、本処理は、(AT車の)シフト位置がDレン
ジ又はバックである場合に開始される。
【0059】図8に示す様に、ステップ110では、前
カメラ1及び後カメラ2で撮影した画像の座標変換(前
記鳥瞰図変換)を行って、各第1鳥瞰図画像を作成す
る。続くステップ120では、前記各第1鳥瞰図画像を
それぞれ画像メモリA及び画像メモリBに記憶する。
【0060】続くステップ130では、画像メモリA及
び画像メモリBに記憶されている各第1鳥瞰図画像を読
み出し、その各第1鳥瞰図画像を結合して結合鳥瞰図画
像を作成して、画像メモリCに記憶する。この結合鳥瞰
図画像をモニタ3に表示すると前記図6のような画像と
なる。
【0061】続くステップ140では、車速信号及びヨ
ーレイト信号に基づいて、移動距離L及び回転角度θC
で示される車両の動き量(移動量)を求める。続くステ
ップ150では、車両の移動量に基づいて、前記画像メ
モリCに記憶されている結合鳥瞰図画像(時刻Tの結合
鳥瞰図画像)を移動させて、移動後鳥瞰図画像(時刻T
の移動後鳥瞰図画像)を求める。
【0062】続くステップ160では、新たに撮影され
て画像メモリA及び画像メモリBに記憶された(時刻T
+1における)第2鳥瞰図画像を、画像メモリA及び画
像メモリBからそれぞれ読み込む。続くステップ170
では、移動後鳥瞰図画像と各第2鳥瞰図画像とを合成し
て結合合成鳥瞰図画像を作成する。
【0063】具体的には、図9(a)に示す様に、新た
な(第2鳥瞰図画像に対応する)カメラ視野の外に、今
回の車両の移動によりカメラ視野外となった部分(同図
の100msの移動量に対応するV字形の帯状部分)、
即ち、結合鳥瞰図画像を車両の移動量に対応して移動さ
せて形成した移動後鳥瞰図画像の一部(詳しくは第2鳥
瞰図画像と重なる部分は除いたもの)を書き込むように
して、結合合成鳥瞰図画像を作成する。
【0064】続くステップ180では、超音波センサ8
からの信号に基づいて、障害物の位置及び障害物の大き
さを求める。続くステップ190では、検出した障害物
の情報に基づいて、障害物を示す画像(例えば図9
(b)に示す破線状の記号)を、結合合成鳥瞰図画像に
対して障害物が存在する位置に書き込む。これによっ
て、障害物画像が書き込まれた結合合成鳥瞰図画像が作
成される。
【0065】続くステップ200では、結合合成鳥瞰図
画像を、画像メモリDに記憶する。続くステップ210
では、車両を示す画像や視野角を示す画像などを加味し
て、画像メモリDに記憶した結合合成鳥瞰図画像をモニ
タ3に表示し、一旦本処理を終了する。
【0066】以後同様な処理を、新たに前カメラ1及び
後カメラ2で撮影された画像が取り込まれる毎に実施す
る。つまり、次回には、結合合成鳥瞰図画像を車両の移
動に応じて移動させて移動後鳥瞰図画像を作成し、その
移動後鳥瞰図画像と新たな第2鳥瞰図画像とを合成し
て、障害物がある場合には障害物画像を加えてモニタ3
に表示する画像を作成し、以後同様な処理を繰り返して
ゆく。
【0067】d)この様に、本実施例では、前カメラ1
及び後カメラ2で撮影した各画像を第1鳥瞰図画像に変
換し、この各第1鳥瞰図画像を前カメラ1と後カメラ2
の間隔を考慮して結合させて結合鳥瞰図画像を作成して
いる。そして、その結合鳥瞰図画像を移動させて移動後
鳥瞰図画像を作成し、移動後鳥瞰図画像と新たに読み込
んだ第2鳥瞰図画像とを合成して結合合成鳥瞰図画像を
作成し、その結合合成鳥瞰図画像に、(超音波センサ8
からの信号によって求めた)障害物画像を加えるととも
に、自車両及び視野角の画像を加えて、モニタ5の画面
に表示している。
【0068】つまり、本実施例では、車両が移動する際
にカメラ視野から外れた車両の前後の領域を推定し合成
することによって、通常はカメラ視野外となる表示でき
ない部分も含めて表示することができるので、車両の周
囲の状況を明瞭に把握できる。
【0069】また、一つのモニタ画面上にて、車両の前
後の画像を同時に表示するので、その点からも、一層車
両の周囲の状況を明瞭に把握することができる。更に、
本実施例では、前カメラ1及び後カメラ2の視野外に障
害物が存在する場合(又は進入した場合)でも、障害物
の位置をモニタ3に表示できるので、リアルタイムで車
両の周囲を監視でき、安全性が向上するという利点があ
る。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0070】本実施例では、各第1鳥瞰図画像を作成し
た後に各移動後鳥瞰図画像を作成し、その後結合移動後
鳥瞰図画像を作成する場合を説明する。本実施例では、
図10のフローチャートに示す様に、ステップ310で
は、前カメラ1及び後カメラ2で撮影した画像の座標変
換を行って、各第1鳥瞰図画像を作成する。
【0071】続くステップ320では、前記各第1鳥瞰
図画像をそれぞれ画像メモリA及び画像メモリBに記憶
する。続くステップ330では、車速信号及びヨーレイ
ト信号に基づいて、移動距離L及び回転角度θCで示さ
れる車両の動き量(移動量)を求める。
【0072】続くステップ340では、車両の移動量に
基づいて、前記各第1鳥瞰図画像を移動させて、各移動
後鳥瞰図画像を求める。続くステップ350では、前記
各移動後鳥瞰図画像を結合させて、結合移動後鳥瞰図画
像を求める。
【0073】続くステップ360では、新たに撮影され
て画像メモリA及び画像メモリBに記憶された第2鳥瞰
図画像を、画像メモリA及び画像メモリBからそれぞれ
読み込む。続くステップ370では、結合移動後鳥瞰図
画像と各第2鳥瞰図画像とを合成して結合合成鳥瞰図画
像を作成する。
【0074】続くステップ380では、超音波センサ8
からの信号に基づいて、障害物の位置及び障害物の大き
さを求める。続くステップ390では、検出した障害物
の情報に基づいて、障害物を示す画像を、結合合成鳥瞰
図画像に対して障害物が存在する位置に書き込む。
【0075】続くステップ400では、結合合成鳥瞰図
画像を、画像メモリDに記憶する。続くステップ410
では、車両を示す画像や視野角を示す画像などを加味し
て、画像メモリDに記憶した結合合成鳥瞰図画像をモニ
タ3に表示し、一旦本処理を終了する。
【0076】以後同様な処理を、新たに前カメラ1及び
後カメラ2で撮影された画像が取り込まれる毎に実施す
る。本実施例では、前記実施例1とは画像を結合するタ
イミングが異なるが、前記実施例1とほぼ同様な効果を
奏する。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0077】本実施例では、各第1鳥瞰図画像を作成し
た後に各移動後鳥瞰図画像を作成し、その後各移動後鳥
瞰図画像から合成鳥瞰図画像を作成し、その後結合合成
鳥瞰図画像を作成する場合を説明する。本実施例では、
図11のフローチャートに示す様に、ステップ510で
は、前カメラ1及び後カメラ2で撮影した画像の座標変
換を行って、各第1鳥瞰図画像を作成する。
【0078】続くステップ520では、前記各第1鳥瞰
図画像をそれぞれ画像メモリA及び画像メモリBに記憶
する。続くステップ530では、車速信号及びヨーレイ
ト信号に基づいて、移動距離L及び回転角度θCで示さ
れる車両の動き量(移動量)を求める。
【0079】続くステップ540では、車両の移動量に
基づいて、前記各第1鳥瞰図画像を移動させて、各移動
後鳥瞰図画像を求める。続くステップ550では、新た
に撮影されて画像メモリA及び画像メモリBに記憶され
た第2鳥瞰図画像を、画像メモリA及び画像メモリBか
らそれぞれ読み込む。
【0080】続くステップ560では、各移動後鳥瞰図
画像と各第2鳥瞰図画像とを合成して各合成鳥瞰図画像
を作成する。続くステップ570では、前記各合成鳥瞰
図画像を結合させて、結合合成鳥瞰図画像を求める。
【0081】続くステップ580では、超音波センサ8
からの信号に基づいて、障害物の位置及び障害物の大き
さを求める。続くステップ590では、検出した障害物
の情報に基づいて、障害物を示す画像を、結合合成鳥瞰
図画像に対して障害物が存在する位置に書き込む。
【0082】続くステップ600では、結合合成鳥瞰図
画像を、画像メモリDに記憶する。続くステップ610
では、車両を示す画像や視野角を示す画像などを加味し
て、画像メモリDに記憶した結合合成鳥瞰図画像をモニ
タ3に表示し、一旦本処理を終了する。
【0083】以後同様な処理を、新たに前カメラ1及び
後カメラ2で撮影された画像が取り込まれる毎に実施す
る。本実施例では、前記実施例1とは画像を結合するタ
イミングが異なるが、前記実施例1とほぼ同様な効果を
奏する。
【0084】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々
の態様で実施しうることはいうまでもない。 (1)例えば、前記実施例では、車両周辺画像処理装置
について述べたが、この装置による処理を実行させる手
段を記憶している記録媒体も、本発明の範囲である。こ
の記録媒体としては、マイクロコンピュータとして構成
される電子制御装置、マイクロチップ、フロッピィディ
スク、ハードディスク、光ディスク等の各種の記録媒体
が挙げられる。
【0085】つまり、上述した車両周辺画像処理装置の
処理を実行させることができる例えばプログラム等の手
段を記憶したものであれば、特に限定はない。 (2)また、前記実施例では、車両の移動状態を車速セ
ンサやヨーレートセンサを用いて検出し、その情報に基
づいて移動後鳥瞰図画像を作成する様にしたが、例えば
カメラで撮影した画像(鳥瞰図画像)の動きベクトルを
求め、この動きベクトルから車両の移動状態を推定し
て、移動後鳥瞰図画像を求めてもよい。
【0086】例えばいわゆる画像のマッチングの処理に
より、第1鳥瞰図画像とそれより後の第2鳥瞰図画像と
の移動状態を検出し、その画像の移動状態から車両の移
動状態を求めるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の車両周辺画像処理装置の主要構成
を示す説明図である。
【図2】 実施例1の車両周辺画像処理装置の電気的構
成を示す説明図である。
【図3】 実施例1の超音波センサの検出範囲を示す説
明図である。
【図4】 実施例1の車両周辺画像処理装置により用い
られる画像を示し、(a)は前カメラにより撮影された
画像の説明図、(b)は後カメラにより撮影された画像
の説明図、(c)は前カメラによる鳥瞰図画像の説明
図、(d)は後カメラによる鳥瞰図画像の説明図であ
る。
【図5】 実施例1の車両周辺画像処理装置による座標
変換の際の位置関係を示す説明図である。
【図6】 実施例1の車両周辺画像処理装置による結合
鳥瞰図画像を示す説明図である。
【図7】 実施例1の車両周辺画像処理装置による車両
の移動量を求めるための手法を示す説明図である。
【図8】 実施例1の車両周辺画像処理装置の処理を示
すフローチャートである。
【図9】 実施例1の車両周辺画像処理装置のよる画像
作成の手順を示す説明図である。
【図10】 実施例2の車両周辺画像処理装置の処理を
示すフローチャートである。
【図11】 実施例3の車両周辺画像処理装置の処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…前カメラ 2…後カメラ 3…車載モニタ(モニタ) 5…車速センサ 7…ヨーレイトセンサ 8…超音波センサ 9…画像処理ユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 330 G06T 1/00 330A 3/00 100 3/00 100 (72)発明者 柳川 博彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 竹市 真和 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B057 AA16 BA02 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD20 CE08 5C054 AA01 FD01 FE13 FE19 GB14 GB15 HA30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両周辺の画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段とを備えた車両に対して、前記
    撮影手段により撮影された画像を処理して前記表示手段
    に表示する車両周辺画像処理装置において、 前記車両に、撮影方向が異なる前記撮影手段を複数配置
    するとともに、 前記各撮影手段により撮影された各画像に基づいてそれ
    ぞれ作成された各第1鳥瞰図画像を記憶する鳥瞰図画像
    記憶手段と、 前記各第1鳥瞰図画像を、前記各撮影手段の位置関係に
    基づいて結合して結合鳥瞰図画像を作成する結合鳥瞰図
    画像作成手段と、 前記結合鳥瞰図画像を、前記車両の移動状態に応じて移
    動させて、移動後鳥瞰図画像を作成する移動後鳥瞰図画
    像作成手段と、 前記各第1鳥瞰図画像より後に撮影されて作成された各
    第2鳥瞰図画像と、前記移動後鳥瞰図画像とを合成し
    て、結合合成鳥瞰図画像を作成する結合合成鳥瞰図画像
    作成手段と、 を備え、 前記結合合成鳥瞰図画像を前記表示手段に表示すること
    を特徴とする車両周辺画像処理装置。
  2. 【請求項2】 車両周辺の画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段とを備えた車両に対して、前記
    撮影手段により撮影された画像を処理して前記表示手段
    に表示する車両周辺画像処理装置において、 前記車両に、撮影方向が異なる前記撮影手段を複数配置
    するとともに、 前記各撮影手段により撮影された各画像に基づいてそれ
    ぞれ作成された各第1鳥瞰図画像を記憶する鳥瞰図画像
    記憶手段と、 前記各第1鳥瞰図画像を、前記車両の移動状態に応じて
    それぞれ移動させて、各移動後鳥瞰図画像を作成する移
    動後鳥瞰図画像作成手段と、 前記各移動後鳥瞰図画像を、前記各撮影手段の位置関係
    に基づいて結合して結合移動後鳥瞰図画像を作成する結
    合移動後鳥瞰図画像作成手段と、 前記各第1鳥瞰図画像より後に撮影されて作成された各
    第2鳥瞰図画像と、前記結合移動後鳥瞰図画像とを合成
    して、結合合成鳥瞰図画像を作成する結合合成鳥瞰図画
    像作成手段と、 を備え、 前記結合合成鳥瞰図画像を前記表示手段に表示すること
    を特徴とする車両周辺画像処理装置。
  3. 【請求項3】 車両周辺の画像を撮影する撮影手段と、
    画像を表示する表示手段とを備えた車両に対して、前記
    撮影手段により撮影された画像を処理して前記表示手段
    に表示する車両周辺画像処理装置において、 前記車両に、撮影方向が異なる前記撮影手段を複数配置
    するとともに、 前記各撮影手段により撮影された各画像に基づいてそれ
    ぞれ作成された各第1鳥瞰図画像を記憶する鳥瞰図画像
    記憶手段と、 前記各第1鳥瞰図画像を、前記車両の移動状態に応じて
    それぞれ移動させて、各移動後鳥瞰図画像を作成する移
    動後鳥瞰図画像作成手段と、 前記各第1鳥瞰図画像より後に撮影されて作成された各
    第2鳥瞰図画像と、前記各移動後鳥瞰図画像とを合成し
    て、各合成鳥瞰図画像を作成する合成鳥瞰図画像作成手
    段と、 前記各合成鳥瞰図画像を、前記各撮影手段の位置関係に
    基づいて結合して結合合成鳥瞰図画像を作成する結合合
    成鳥瞰図画像作成手段と、 を備え、 前記結合合成鳥瞰図画像を前記表示手段に表示すること
    を特徴とする車両周辺画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の撮影手段の撮影方向は、前記
    車両の前方と後方であることを特徴とする前記請求項1
    〜3のいずれかに記載の車両周辺画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段に結合合成鳥瞰図画像を表
    示する場合には、自車両を示す画像を加えて表示するこ
    とを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載の車
    両周辺画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記車両の周囲の障害物を、障害物検知
    センサにより検知した場合には、当該検知した障害物の
    位置を前記表示手段に表示することを特徴とする前記請
    求項1〜5のいずれかに記載の車両周辺画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1鳥瞰図画像として、今回の結合
    合成鳥瞰図画像より前に作成した結合合成鳥瞰図画像を
    用いることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに
    記載の車両周辺画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記結合合成鳥瞰図画像は、前記第2鳥
    瞰図画像を表示する表示領域以外に、前記移動後の鳥瞰
    図画像を加入した画像であることを特徴とする前記請求
    項1〜7のいずれかに記載の車両周辺画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8のいずれかに記載の車
    両周辺画像処理装による処理を実行させる手段を記憶し
    ていることを特徴とする記録媒体。
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