JP2003188849A - マルチキャリア符号分割多元接続通信システムの受信機のためのマルチユーザ検出方法 - Google Patents
マルチキャリア符号分割多元接続通信システムの受信機のためのマルチユーザ検出方法Info
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Abstract
信システムの受信機のためのマルチユーザ検出方法を提
供する。 【解決手段】 システムのユーザとの間の各通信はシグ
ネチャで符号化され、受信機によって受信される信号は
第1の複数の周波数成分に分解され、その周波数成分
は、第2の複数のユーザの個々のシグネチャと、ユーザ
との間の通信に関連する伝送チャネルに共通のあるいは
個々の応答とに一致する第1のフィルタリングにかけら
れ、ユーザへ、あるいはユーザによって送信されるシン
ボルの第1の推定は第1のフィルタリングの出力から得
られ、マルチユーザ干渉が第1の推定から導出され、第
1のフィルタリングの出力から差し引かれ、マルチユー
ザ干渉を除去された出力が与えられ、ユーザへ、あるい
はユーザによって送信されるシンボルの第2の推定がマ
ルチユーザ干渉を除去された出力から得られる。
Description
号分割多元接続システムの受信のためのマルチユーザ検
出方法に関し、より具体的には、パラレル型干渉キャン
セルを用いるマルチユーザ検出方法に関する。また本発
明は、そのようなパラレル型干渉キャンセルを実装する
MC−CDMA受信機にも関連する。
−CDMA)は、OFDM(直交周波数分割多重)変調
と、CDMA多元接続技術とを組み合わせる。この多元
接続技術は、1993年にProceedings o
f PIMRC’93(Vol. 1、109〜113
ページ)に発表された「Multicarrier CDMA in indoorw
ireless radio networks」というタイトルのN.Yee等に
よる論文において最初に提案された。この技術の開発
は、1997年12月にIEEE Communica
tion Magazine(126〜133ページ)
に発表された「Overview of Multicarrier CDMA」とい
うタイトルのS.Hara等による論文によって再検討され
た。
ーザの信号が時間領域において乗算されるDS−CDM
A(直接拡散符号分割多元接続)方式とは異なり、この
方式では、シグネチャが周波数領域において信号と掛け
合わされ、そのシグネチャの各要素が種々のサブキャリ
アの信号と掛け合わされる。
めのMC−CDMA送信機の構造を示す。bk(i)を
ユーザkから送信されることになるi番目のシンボルと
する。ただし、bk(i)は変調アルファベットに属す
る。最初に、110において、シンボルbk(i)はN
「チップ」からなり、ck(t)で示されるユーザの拡
散系列あるいはシグネチャと掛け合わされる。各「チッ
プ」は持続時間Tcからなり、拡散系列の全持続時間は
シンボル周期Tに相当する。シンボルbk(i)と種々
の「チップ」との乗算の結果は、シリアルパラレル変換
器120によってLシンボルのブロックに変換される。
ただしLは一般にNの倍数である。表現を簡単にするた
めに、L=Nと見なされるであろう。その後Lシンボル
のブロックは、モジュール130において、逆高速フー
リエ変換(IFFT)にかけられる。シンボル間干渉を
防ぐために、MC−CDMAシンボルに、送信チャネル
のパルスタイプの応答の持続時間より長い長さを有する
ガードインターバルが付加される。このインターバル
は、そのシンボルの開始と一致して添字を(Δで示され
る)付加することにより得られる。140において、パ
ラレルシリアル変換器に変換後、このようにして得られ
たMC−CDMAシンボルは、ユーザチャネル上で送信
するために、150において増幅される。それゆえ、M
C−CDMA方式は、スペクトル領域における拡散(I
FFT前に)、その後OFDM変調に分解されることが
できるのがわかる。
フレームの形でデータを送信し、各シンボルbk(i)
は、
ボル周期Tに等しい、実数シグネチャck(t)、典型
的にはウォルシュ−アダマールシグネチャによって拡散
される。時刻t=(i−1)・T+(l−1)・Tcに
おいて変調される信号は、MC−CDMAシンボル間の
ガードインターバルが省略されるものとすると、以下の
ように書き表すことができる。
であり、1つの送信ユニットにわたって一定であるもの
と仮定される。
機が図2に概略的に示されている。この受信機は、その
検出が該当するユーザに送信される(あるいはそのユー
ザから送信される)シンボルのみを考慮に入れるので、
シングルユーザ検出受信機(あるいはSUD受信機)と
して知られている。
でサンプリングされる。こうして得られた信号は以下の
ように書き表すことができる。
1)・Tc)であり、hkl(i)は時刻i・Tにおい
て送信されるMC−CDMAシンボルのサブキャリアl
の周波数に対するユーザkのチャネルの応答を表し、n
(t)は受信される雑音である。
と、送信チャネルは同一の特性を有し、それゆえhkl
=hlである。
により得られたサンプルは、シリアルパラレル変換器2
10において並列に配置され、添字(Δ)から取り外さ
れて、その後、モジュール220においてFFTにかけ
られる。
よって、シンボル間干渉を無視できるようになる。それ
ゆえ、所与のサブキャリア(これ以降、単にキャリアと
呼ぶ)の場合、1つのタップ、すなわち1つの複素係数
による乗算によって等化を実行することができる。SU
D受信機では、等化は、各キャリアに個別に既知の等化
方式、すなわちMRC(最大比合成)、EGC(等利得
合成)、ZF(ゼロフォーシング)あるいはMMSE
(最小二乗平均誤差)のうちの1つを適用することによ
り、キャリア毎に実行される。こうして得られた等化係
数が、図2においてqk,1,...,qk,Lで示さ
れる。
ルは、2400,...,240L −1においてユーザ
kの等化係数およびシグネチャによって掛け合わされ
(逆拡散のため)、その後、250において加算され
る。その結果が、送信されたシンボルbk(i)の軟推
定値
において硬判定にかけられて、変調アルファベットに属
する推定値
信システムにおいて知られている。それらの技術は、他
のユーザによって生成される干渉を考慮することに関し
て共通の特徴を有する。
出、すなわちMUD技術は、2000年3月30日にE
lectronics Letters(Vol.3
6、No.7、665〜666ページ)に発表された
「A novel linear MMSE detectiontechnique for MC-CD
MA」というタイトルのJ-Y. Beaudais、J.F. Helardおよ
びJ.Citerneによる論文において提案された。その提案
された等化方式はもはやキャリア毎に動作するのではな
く、MC−CDMAシンボル毎に動作し、稼動中のユー
ザの全てのキャリアおよび全てのシグネチャを考慮に入
れる。このため、その方式は、GMMSE(グローバル
最小平均二乗誤差)等化、あるいは同様に、M−MMS
E(行列最小平均二乗誤差)等化とも呼ばれる。その目
的は、軟推定されたシンボル
を最小にすることである。その後、軟推定値は、硬判定
モジュール360において硬判定にかけられる。
のMC−CDMA受信機が図3に示されている。その構
造は、等化が種々のキャリアの信号の行列Qによる乗算
330を用いて行われるという点で、図2の構造とは異
なる。加算器350の出力において得られる逆拡散され
た信号が、送信されたシンボルbk(i)の推定値
いて開示されるように、パラレル型干渉キャンセル(P
IC)方式あるいはシリアル型干渉キャンセル(SI
C)方式のいずれかを用いるMUD MC−CDMA受
信機も提案されている。パラレル型干渉キャンセルは、
所与のユーザの場合に、他のユーザに起因する寄与を差
し引くことにより、多重アクセス干渉(MAI)を繰返
しキャンセルする方式であり、これらの寄与は、所与の
ステップの場合に、以前のステップにおいて推定された
シンボルを再拡散し、それを、その個々の送信チャネル
をモデル化するフィルタを用いてフィルタリングするこ
とにより得られる。対照的に、シリアル型干渉キャンセ
ルは、一連のステージにおいてユーザの寄与を連続して
除去する方式であり、最も高い電力の寄与によって開始
して、各ステージが特定のユーザの寄与を除去する。
るMC−CDMA受信機の構造を示す。明瞭に示すため
に、ユーザkに関連する部分のみが示されている。図4
では、ベクトルr(i)は、FFTの出力、すなわち時
刻i・Tにおいて図3のステージ320によって供給さ
れる周波数成分のベクトルを示す。これらの成分は、4
10において第1の等化にかけられる。より厳密には、
410は、ユーザk’=1,...,K(k’≠k)に
関連付けられるK−1個の送信チャネルのための等化を
提供する。ダウンリンク受信機について考えてみると、
その送信チャネルは同一であり、等化410の量は、L
×L行列による簡単な乗算になり、その出力は次元Lの
ベクトルである。しかしながら、アップリンク受信機で
は、K−1個の行列が含まれ、各行列が、1人のユーザ
の1つの送信チャネルに対応する。これらのK−1個の
行列は、テンソル
ルステージを表す。等化の後、受信されたMC−CDM
Aシンボルは、420において、ユーザk’=
1,...,K(k’≠k)のK−1個のシグネチャで
逆拡散され、430において検出される。この第1の推
定値は、MAIを考慮していない。その後、検出された
シンボルは、440においてそのシグネチャによって再
拡散され、こうして得られたMC−CDMAシンボル
は、ユーザk’の送信チャネルをモデル化するK−1個
のフィルタによってフィルタリングされる。各フィルタ
は、L×Lの対角行列によって表すことができ、K−1
個の行列はテンソル
ついて考えるものとすると、後者の行列は同一である。
いずれの場合でも、450のK−1個の出力は、MAI
に対するユーザk’の各寄与を与える。それらは、46
01,...,460K−1においてベクトルr(i)
から差し引かれる(410〜450の処理時間を補償す
るように遅延される)。460K−1の出力は、ベクト
ルr(i)の、MAIの第1の推定値を除去したバージ
ョンである。そのプロセスは、MAIの推定値を純化す
るように繰り返されることができ、それらを合わせてシ
ンボルの検出を改善する。最後のステージには、図2の
場合のように、470の従来からのシングルユーザ等
化、480の逆拡散、および490のシンボル検出が続
く。
よびシリアル型干渉キャンセル方式は、特にアップリン
ク受信機の場合にかなり複雑である。なぜなら、処理ス
テージの中にはキャリアレベルで実行されるものがあ
り、それゆえ並列に(K−1)・L個の演算を含むため
である。ただし、Kはユーザの数であり、Lはキャリア
の数である。
技術から知られているものより簡単な、マルチユーザ検
出およびMAI除去を含むMC−CDMA受信機を提案
することである。詳細には、本発明の目的は、ユーザの
数が少ないときに、より簡単になる上記のタイプのMC
−CDMA受信機を提案することである。
求項1において請求されるマルチユーザ検出方法と、独
立請求項13において請求されるマルチユーザ受信機と
によって達成される。さらに多くの利点は、従属請求項
において記載される技術的な特徴によって与えられる。
特徴は、添付の図面に関連して与えられる以下の説明の
読むことから、より明らかになるであろう。
A受信機の状況が参照されるであろう。時刻iにおいて
FFTによって出力されるL個の周波数成分は、ベクト
ルr(i)=(r1(i),...,rL(i))Tと
見なすことができ、その式は式(2)から導出すること
ができる。
K(i))Tは、K個の送信されたシンボルのベクトル
であり、Dω=diag(ω1,...,ωK)は対角
行列であり、その要素はユーザによって送信されるシン
ボルの振幅ωkであり、η(i)=(η
1(i),...,ηL(i))TはOFDM多重にお
ける雑音成分のベクトルであり、
ある。
ャネルを共有し、行列C(i)はC(i)=H(i)C
Dによって表すことができる。ただし、行列H(i)=
diag(h1(i),...,HL(i))であり、
CDは稼動中のユーザの符号を含むL×Kの行列であ
る。
(i)ηH(i)]=N0ILを有するAWGN(加法
白色ガウス雑音)であり、行列ILがL×Lの単位行列
でありN0が雑音分散であるものと仮定すると、送信さ
れた信号の最尤検出は、シンボルbが送信された場合
に、受信される信号と受信されるものと予想される信号
との間の距離の二乗d2 Emin(b)を最小にするシ
ンボルbを見つけることである。それゆえ、式(3)か
ら、そのシンボルbは以下の式を最小にしなければなら
ない。
ので、そのシンボルbは以下の式を最小にしなければな
らない。
下のように表すことができる。
伝搬チャネルに一致するフィルタの出力と定義しよう。
(i)の成分rl(i)の最大比合成と見なすこともで
きる。式(8)は簡単に以下のように書き直すことがで
きる。
K(i))Tが、K人のユーザの場合の出力yk(i)
の観測ベクトルを示すものとしよう。式(7)および式
(10)によれば、ベクトルy(i)は、送信されたベ
クトルb(i)の最尤検出のための十分な統計値を表
す。
(i)の代わりにベクトルy(i)を用いて、観測の次
元をLからKに低減することが有利であることに留意す
ることは重要である。観測ベクトルy(i)は、式
(9)から行列の形に書き表すこともできる。
を代入すると、観測ベクトルy(i)は、送信されたベ
クトルb(i)の関数として求めることができる。
によるフィルタリングに基づくマルチユーザ検出方法
が、2001年3月22日に本出願人によって出願され
たフランス国特許出願第FR0104050号に記載さ
れており、これ以降、参照して本明細書に含まれてい
る。この方法によれば、推定されたシンボルのベクトル
よびyの共分散行列、yの自己共分散である。したがっ
て、行列Fは以下のように表すことができる。
に代入し、シンボルが単位エネルギーを有するものと仮
定することにより、以下の式が得られる。
(最小平均二乗誤差)評価プロセスと見なすことができ
る。
は、従来の技術の項で詳述された従来技術の場合のよう
なキャリアレベルではなく、シンボルレベルでのパラレ
ル型干渉キャンセルを用いるマルチユーザ検出方法を提
案することである。
ザ検出器の構造が図5に示される。そのマルチユーザ検
出器は、ユーザのシグネチャに、かつ1つあるいは複数
の伝搬チャネル(複数はアップリンクを表す)の応答に
一致するフィルタ510を含む。フィルタ510は、式
(11)にしたがって観測ベクトルy(i)を出力する
ために、周波数成分のベクトルr(i)と行列DωCH
(i)とを掛け合わせる。また、その検出器は、等化フ
ィルタ520および干渉復元フィルタ550も備える。
等化フィルタは、観測ベクトルy(i)と行列F(i)
との乗算を実行し、
ベクトル
出器540において硬判定にかけられる。推定されたシ
ンボルのベクトルは、フィルタ55において行列B
(i)との乗算にかけられる。第2のフィルタ550の
出力は、新しい観測ベクトル
ために、530において、一致するフィルタ510の出
力から差し引かれる。
のユーザの、あるいは種々のユーザの場合のシンボル
が、硬判定検出器560において、新しい観測ベクトル
ベクトルは
復調され(それにより、BPSK変調が用いられる場合
には、シンボル−1、1はそれぞれ0、1に変換され
る)、その後、その得られたビットはチャネル復号化さ
れる。別法では、BPSK変調が用いられる場合には、
チャネル復号化は復調の前に行われる場合がある。
判定基準に依存する。MMSEタイプの等化の場合、行
列F(i)は式(17)、すなわち
基準に基づく等化の場合、行列F(i)は簡単に以下の
式によって与えられる。
りに、実際には線形系
が、
成分を導出することができる。
無くしたサブキャリアl上で受信される信号を与える。
きる。
角を有し、0の非対角要素を有する行列である。それゆ
え、干渉復元フィルタの場合の行列B(i)の式は以下
のように理解することができる。
は、完全にシンボルレベルで実行されることができる。
これは、特に、稼動中のユーザの数KがOFDM多重化
のキャリアの数Lより少ないときに、実施の複雑さを著
しく低減する。
ザ検出器の構造が図6に示される。ブロック610、6
20および650はそれぞれ図5のブロック510、5
20および550と同じである。簡略化するために、B
PSK変調の場合のマルチユーザ検出器が示されている
が、他のタイプの変調が用いられる場合もある。
側において周波数領域において拡散される前に、チャネ
ル符号化にかけられる。さらに、当業者には知られてい
るように、チャネル符号化前および/または後に、イン
ターリーブステップが挿入される場合がある。チャネル
符号化のために、ブロック符号化、たたみ込み符号化あ
るいはターボ符号化の従来の方法を用いることができ
る。
中のユーザの場合にそれぞれ、等化フィルタ620の後
にK個のチャネル復号器6401,...,640Kが
設けられる。これらの各復号器は、K人の稼動中ユーザ
のうちの1人のためのデータのチャネル復号化を実行す
る。より厳密には、復号器640kは、軟値
ータを出力する。K人のユーザのためのチャネル復号化
されたデータは、ベクトル
ングされる前に、チャネル符号器670k(k=
1,...,K)によってそれぞれ再符号化される。別
法では、復号器640k(k=1,...,K)が推定
されたデータを符号化された形で供給することができる
場合には、チャネル符号器670k(k=1,...,
K)は省略され、符号化された形の推定されたデータ
が、干渉復元フィルタ650に直に供給されることにな
る。たとえば、復号器640kがビタビ復号器である場
合には、復号器640kは、符号格子内の最尤経路に沿
って、チャネル復号化されたデータおよびチャネル符号
化された形のデータを供給することができる。
AIを除去された新しい観測ベクトル
6411,...,641Kにおいてチャネル復号化に
かけられ、K人のユーザの場合のチャネル復号化された
データ
合のチャネル復号化されたデータは、ベクトル
ャネル符号化後にユーザデータがインターリーブされて
いる場合には、チャネル復号器6401,...,64
0Kの前に、かつチャネル復号器6701,...,6
70Kの後にそれぞれ、デインターリーバおよびインタ
ーリーバが設けられなければならない。
1,...,K)から出力されるデータは、干渉復元フ
ィルタ650によってフィルタリングされる前に、シン
ボルに変調されなければならないことは理解されたい。
01,...,640Kおよび復号器64
11,...,641Kは、SISO(軟値入力軟値出
力:soft−in soft−out)と、その後の
閾値設定器とによって実現することができることも理解
されたい。
ザ検出器の構造が図7に示される。ブロック710、7
20および750はそれぞれ、図5の510、520お
よび550と同じである。簡略化するために、BPSK
の場合のマルチユーザ検出器が示されているが、他のタ
イプの変調が用いられる場合もある。
ビアルゴリズム)復号器を用いることができるか、ある
いはMAP(最大演繹的:Maximum A Priori)復号器の
ファミリに属することができるSISO(軟値入力軟値
出力)復号器7401,...,740Kを利用する。
いずれの場合でも、復号器740kは、ユーザkの場合
の、チャネル復号化されたデータ
VA復号器が用いられる場合には、その復号器740k
は、符号トレリス内の最尤経路に沿って、チャネル復号
化されたデータと、チャネル符号化された形の対応する
データとの両方を出力する。MAP復号器も、1998
年3−4月のEuropian Transactio
ns on Telecomunication、Vo
l.9、No2に発表された、S.Benedetto等による論
文「Soft-input Soft-output modules for the constru
ction and distributed iterative decoding of code n
etwork」に記載されるように、帰納的チャネル復号化デ
ータと、チャネル符号化された形の対応するデータとの
両方を出力することができる。
はベクトル
た形のデータはベクトル
フィルタ750によって直にフィルタリングされる。上
記の実施形態とは対照的に、チャネル符号器はもはや必
要ではないため、受信機の複雑さがさらに低減される。
730において干渉キャンセルされた後、MAIを除去
された新しい観測ベクトル
て軟値チャネル復号化にかけられる。ベクトル
れ、成分
されたデータが与えられる。ただし、
る。ここで再び、BPSK以外の変調が用いられる場合
には、チャネル符号器740k, K=1,...,Kか
ら出力され、ベクトル
は、干渉復元フィルタ750によってフィルタリングさ
れる前に、シンボルに変調されなければならない。
およびアップリンクMC−CDMA受信に同じく当ては
まることに留意することは重要である。
機のためのマルチユーザ検出装置が、機能モジュール、
たとえばフィルタあるいは推定手段に関して記載されて
きたが、この装置の全てあるいは一部が、示される全て
の機能を達成するための専用の1つのプロセッサを用い
て、あるいはそれぞれ1つあるいはいくつかの機能を達
成するための専用の、またはそのようにプログラミング
された複数のプロセッサの形で実装されることができる
ことは言うまでもない。
いるものより簡単であり、特にユーザの数が少ないとき
に簡単になるマルチユーザ検出およびMAI除去を含む
MC−CDMA受信機を実現することができる。
信機の構造を示す概略図である。
MA受信機の構造を示す概略図である。
MA受信機の構造を示す概略図である。
干渉キャンセルを用いるMC−CDMA受信機の構造を
示す概略図である。
渉キャンセルを用いるMC−CDMA受信機の構造を示
す概略図である。
渉キャンセルを用いるMC−CDMA受信機の構造を示
す概略図である。
渉キャンセルを用いるMC−CDMA受信機の構造を示
す概略図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 マルチキャリア符号分割多元接続通信シ
ステムの受信機のためのマルチユーザ検出方法であっ
て、前記システムのユーザとの間の各通信はシグネチャ
で符号化され、前記受信機によって受信される信号は第
1の複数(L)の周波数成分に分解され、 前記周波数成分は、第2の複数の(K)のユーザの個々
のシグネチャと、前記ユーザとの間の前記通信に関連す
る伝送チャネルに共通のあるいは個々の応答とに一致す
る第1のフィルタリング(510、610、710)に
かけられ、前記ユーザへ、あるいは前記ユーザによって
送信されるシンボルあるいはデータの第1の推定(54
0、640k、740k)は、前記第1のフィルタリン
グの出力から得られ、 マルチユーザ干渉が前記第1の推定から導出され(55
0、650、750)、前記第1のフィルタリングの出
力から差し引かれて(530、630、730)、マル
チユーザ干渉を除去された出力が与えられ、 前記ユーザへ、あるいは前記ユーザによって送信される
シンボルあるいはデータの第2の推定(560、641
k、660、741k、760)が前記マルチユーザ干
渉を除去された出力から得られることを特徴とするマル
チユーザ検出方法。 - 【請求項2】 前記第1のフィルタリングの前記出力
は、前記第1の推定の前に、等化ステップ(520、6
20、720)にかけられることを特徴とする請求項1
に記載のマルチユーザ検出方法。 - 【請求項3】 前記等化ステップは、最小平均二乗誤差
等化を用いることを特徴とする請求項2に記載のマルチ
ユーザ検出方法。 - 【請求項4】 前記等化ステップは、ゼロフォーシング
等化を用いることを特徴とする請求項2に記載のマルチ
ユーザ検出方法。 - 【請求項5】 前記第1の推定は、前記第1のフィルタ
リングの等化された出力において硬判定(540)を適
用することにより、前記ユーザへ、あるいは前記ユーザ
によって送信されるシンボルの第1の推定値 【数1】 を与え、それに続く前記第2の推定は、前記マルチユー
ザ干渉を除去された出力に硬判定(560)を適用する
ことにより、前記シンボルの第2の推定値 【数2】 を与えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか
一項に記載のマルチユーザ検出方法。 - 【請求項6】 前記第2のフィルタリング(550)は
前記第1の推定値 【数3】 に適用され、前記マルチユーザ干渉を除去された出力
は、前記第1のフィルタリング(510)の前記出力か
ら前記第2のフィルタリング(550)の前記出力を差
し引く(530)ことにより得られることを特徴とする
請求項5に記載のマルチユーザ検出方法。 - 【請求項7】 前記第1の推定は、前記ユーザへ、ある
いは前記ユーザによって送信されるデータの第1の推定
値 【数4】 を与えるために、前記第1のフィルタリングの等化され
た出力に第1のチャネル復号化ステップ(64
01,...,640k)を適用し、前記第2の推定
は、前記データの第2の推定値 【数5】 を与えるために、前記マルチユーザ干渉を除去された出
力に第2のチャネル復号化ステップ(64
11,...,641k)を適用することを特徴とする
請求項2ないし4のいずれか一項に記載のマルチユーザ
検出方法。 - 【請求項8】 前記第1の推定値は、チャネル符号化ス
テップ(6701,...,670k)と、その後第2
のフィルタリング(650)とにさらにかけられ、前記
マルチユーザ干渉を除去される出力は、前記第1のフィ
ルタリング(610)の出力から前記第2のフィルタリ
ング(650)の出力を差し引く(630)ことにより
得られることを特徴とする請求項7に記載のマルチユー
ザ検出方法。 - 【請求項9】 前記第1の推定値は、第2のフィルタリ
ングにチャネル符号化された形で供給され、前記マルチ
ユーザ干渉を除去された出力は、前記第1のフィルタリ
ング(610)の出力から前記第2のフィルタリング
(650)の出力を差し引く(630)ことにより得ら
れることを特徴とする請求項7に記載のマルチユーザ検
出方法。 - 【請求項10】 前記第1の推定は、前記ユーザへ、あ
るいは前記ユーザによって送信されるデータと、チャネ
ル符号化された形の対応するデータとの両方の第1の推
定値 【数6】 を与えるために、前記フィルタリングの等化された出力
に、軟値入力軟値出力チャネル復号化ステップ(740
1,...,740k)を適用することを特徴とする請
求項2ないし4のいずれか一項に記載のマルチユーザ検
出方法。 - 【請求項11】 第2のフィルタリング(750)がチ
ャネル符号化された形の前記データに適用され、前記マ
ルチユーザ干渉を除去された出力は、前記第1のフィル
タリング(710)の出力から前記第2のフィルタリン
グ(750)の出力を差し引く(730)ことにより得
られることを特徴とする請求項10に記載のマルチユー
ザ検出方法。 - 【請求項12】 前記第2のフィルタリングは、行列B
(i)=R(i)−diag(R(i))による乗算ス
テップを含み、ただし行列R(i)は、前記第1のフィ
ルタリングの出力の自己共分散行列であり、diag
(R(i))は、行列R(i)と同じ対角要素と、0の
非対角要素とを有する行列であることを特徴とする請求
項6、8、11のいずれか一項に記載のマルチユーザ検
出方法。 - 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか一項に
記載のマルチユーザ検出方法を実行するための手段を含
むことを特徴とするマルチキャリア符号分割多元接続通
信システムのためのマルチユーザ受信機。
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