JP2003185431A - 配管勾配計 - Google Patents

配管勾配計

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JP2003185431A
JP2003185431A JP2001384527A JP2001384527A JP2003185431A JP 2003185431 A JP2003185431 A JP 2003185431A JP 2001384527 A JP2001384527 A JP 2001384527A JP 2001384527 A JP2001384527 A JP 2001384527A JP 2003185431 A JP2003185431 A JP 2003185431A
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JP2001384527A
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Masamichi Kawada
正道 川田
Akio Yamashita
彰夫 山下
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Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 上階と下階を仕切るスラブの下面側に敷設さ
れる水廻り配管の勾配を軽便に計測できる配管勾配計の
提供。 【解決手段】 矩形又はV字形の板状短片1と長片2と
を、脚部に長片が位置するようT字形又はY字形に接合
し、長片に下げ振り又は湾曲気泡管を設置する。下げ振
りを取り付けた場合は、その長片の自由端近傍に勾配目
盛り5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物に敷設され
る配管、特に水廻り配管の勾配を計測する器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建造物に敷設される各種の配管の中にあ
って、排水管で代表される水廻り配管は、これに必要な
排水能力を発揮させるために、1/50〜1/150程度
の勾配を維持させる必要がある。一般に、2階建て以上
の建造物では、例えば、4階の配管は4階と3階を仕切
るスラプの下面側に、3階の水廻り配管は、3階と2階
を仕切るスラブの下面側にそれぞれ敷設される。そし
て、その敷設作業は階下側で行われ、敷設された配管の
勾配を測定するに際しては、次のような器具が従来使用
されていた。なお、配管敷設後、下階に天井を設けた場
合には、上記の配管は下階の天井裏に位置することにな
る。従来使用されていた勾配測定計の一つは、実開昭6
3−62713号公報に示されるように、比較的短い水
平角柱と、比較的長い垂直角筒とをT定規状に組み立
て、垂直角筒の内部に糸を介して錘を吊り下げると共
に、垂直角筒内壁の適所に勾配目盛りを付した勾配測定
器である。この器具は、水平角柱の上面全体を配管の外
周に当接させ、垂直角筒内で垂下する錘の懸垂糸の位置
を、前記勾配目盛りによって読み取ることで、配管の勾
配を計測することができる。上記したとおり、上階の水
廻り配管は、上階と下階を仕切るスラブの下面に沿って
設けられ、その敷設作業は下階側で行われるのが通例で
ある。従って、上記の勾配測定器にて配管の勾配を計測
するに際して、計測作業者は当該勾配測定器の垂直角筒
を把持して手を伸ばせば、水平角柱の上面を配管の外周
に当接させることができ、脚立や踏み台を必要としない
利便さがある。しかし、この勾配測定器は、角柱と角筒
で構成される関係で、全体としてその軽量化に限界があ
るばかりでなく、勾配計測に当たっては、水平角柱の上
面全体を配管の軸心に平行に当接させ、その状態を勾配
の計測が完了するまで維持しなければならないため、計
測作業が手軽に行えない憾みがある。
【0003】従来の配管勾配計の他の一つは、実公平6
−2091号公報に見られる如く、上面に気泡管を設け
た比較的長尺の水準器の一端に、目盛り付き副尺を水準
器の水平面に対して垂直方向に可動な目盛り付き副尺
を、水準器の水平面に垂直に取り付けた構造にあり、前
記した垂直方向に可動な副尺は、可動した任意の位置で
水準器に固定できる機構を備えている。この勾配計は、
配管に沿ってその上部に静置し、前記の可動副尺を下向
きに突出させることにより、可動副尺の下端と、可動副
尺を設けていない水準器の他端とで水準器を支持しつ
つ、水準器を水平に保持するのに必要な副尺の突出長さ
を測定する。そして、この突出長さHを、水準器の長さ
で除することにより、より詳しく言えば、配管上の水準
器を支える2つの支点、すなわち、可動副尺の下端から
可動副尺を設けていない水準器の端部までの距離Lで除
することにより、配管の勾配を計測することができる。
しかしながら、この種の勾配計は、配管の上に静置する
必要があるため、勾配計測には、脚立又は踏み台を使用
しなければならない不便がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の勾配計に指摘される様々な問題点を解消し、脚立や踏
み台を使用しなくてもスラブの直下に敷設される配管の
勾配を計測することができ、しかも取り扱いが軽便な配
管勾配計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配管勾配計
の一つは、板状の短片と長片とを有し、板状短片の一方
の長辺から板状短片の表面と平行な平面内に長片が延
び、かつ、板状短片の長手方向中心線と、長片の長手方
向中心線とを同一平面に平行移動した時の当該両中心線
がなす角度が直角、すなわち、90°になる位置関係を
保持して、板状短片と長片とを接合し、板状短片の表面
に対して直角に延びるフランジを板状短片に連設させ、
長片の適所に下げ振りを取り付け、その長片の自由端近
傍に勾配目盛りを設けたことを特徴とする。本発明に係
る配管勾配計の他の一つは、板状の短片と長片とを有
し、板状短片の一方の長辺から板状短片の表面と平行な
平面内に長片が延び、かつ、板状短片の長手方向中心線
と、長片の長手方向中心線とを同一平面に平行移動した
時の当該両中心線がなす角度が直角、すなわち、90°
になる位置関係を保持して、板状短片と長片とを接合
し、板状短片の表面に対して直角に延びるフランジを板
状短片に連設させ、さらに湾曲気泡管を備えた横部材を
長片の自由端近傍に設け、板状短片の表面に平行な平面
内に横部材の長手方向中心線があり、かつ、板状短片の
長手方向中心線と横部材の長手方向中心線とが互いに平
行に位置関係に、板状短片と横部材を配置したことを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る配管勾配計の構成
を、図1に沿ってさらに詳しく説明すると、板状短片1
は、これに付設されるフランジ部Fを除いて、均等な厚
さを有する矩形の板状体であるのが通例ある。しかし、
後述する実施例に示すように、平面図がV字形を呈する
板状体も、本発明の板状短片1として使用することがで
きる(図2及び図3参照)。一方、本発明の配管勾配計
における長片2は、真っ直ぐであることが肝要である
が、その形状は図1に示すように、必ずしも均等な厚さ
を有する矩形の板状体である必要はなく、角柱体、角筒
体であって差し支えない。板状短片1と典型的には矩形
の板状体である長片2とは、それぞれの長手方向中心線
を同じ平面に平行移動した際に、当該2本の中心線が互
いに直交し、しかも、板状短片の表面と平行な平面内
に、長片の長手方向中心線が延びるような位置関係にあ
る。そして、長片は板状短片の一方の長辺から一方向に
延び、板状短片と長片とはT字形に接合される。この場
合、板状短片にV字形を呈する板状体を使用した場合に
は、これを長片と接合したものは、全体としてY字形又
は扁平Y字形を呈する(図2及び図3参照)。本発明の
配管勾配計における板状短片と長片との位置関係を、長
片に矩形の細長い厚さ均等の板状体を採用した場合を例
にとってさらに詳しく説明すると、板状長片は板状短片
の一方の長辺中央から一方向に延びてT字形を形成する
と共に、板状短片の面と、板状長片の面とは互いに平行
な関係にあり、板状短片の長手方向中心線と板状長辺の
長手方向中心線とを同じ平面に平行移動すると、上記2
本の中心線がなす角度が90°となる関係にある。
【0007】板状短片1には、当該短片の表面に対して
直角に延びるフランジFが連設される。このフランジ
は、本発明の配管勾配計を配管に引っ掛けて懸垂させる
時の支えとして機能する。板状短片にフランジを設ける
位置と方向には、特別な限定はないが、一般的には、板
状短片と長片との接合体を短片が上方に位置するよう直
立させた状態での板状短片の上端に、フランジを延設す
るのが好ましく、その方向は、板状短片から見て長片2
に下げ振りを設ける側とは反対の方向とすることが好ま
しい。
【0008】図1に示す例では、長片2に適当な錘3を
糸又はフレキシブルな細紐4で懸垂させた下げ振りと、
勾配目盛り5が設けられている。下げ振りは、錘重とも
呼ばれるが、下げ振りに支点は板状短片に近い長片の上
方位とし、勾配目盛り5は、長片の自由端近傍の適所に
設けられる。下げ振り支点と勾配目盛りとの距離には、
特に制限はないが、一般的には800mm以上とするこ
とが好ましい。
【0009】本発明の配管勾配計にあっては、下げ振り
に代えて、図3に示す如く、湾曲気泡管6を収納した横
部材7を使用することができる。横部材7は窓付きの長
方体であることが好ましく、これに湾曲気泡管、すなわ
ち、垂直方向に凸又は凹に湾曲させた透明な気泡管6を
収納したものは、前記の窓を介して湾曲気泡管内の気泡
の位置を知ることができる。従って、前記の窓に目盛り
を設けておくことにより、横部材の傾斜を計測すること
が可能である。湾曲気泡管を収納した横部材を利用する
本発明の配管勾配計にあっては、湾曲気泡管6を収納し
た横部材7の長手方向中心線が、板状短片の表面に平行
な平面内にあり、しかも板状短片1の長手方向中心線
と、横部材7の長手方向中心線とが平行な関係にある。
そして、横部材7は長片の自由端近傍に設けられる。
【0010】本発明の配管勾配計における板状短片、長
片及び横部材は、木製、合成樹脂製又は金属製のいずれ
でもよく、金属製とする場合は、その材料にステンレス
スチール、アルミニウム合金など通常選ばれる。板状短
片の長手方向の長さは、一般に250〜350mmの範
囲で選ばれる。長片の長手方向の長さは任意であるが、
通常はその自由端からフランジまでの長さが900〜1
000mmの範囲内に収まるよう、長片の長さを選ぶこ
とを可とする。湾曲気泡管収納横部材を装着した本発明
の配管勾配計にあっては、フランジから前記横部材まで
の距離を800mm以上とすることが好ましい。また、
長片の幅は把持が容易な50〜60mm程度が適当であ
る。板状短片から直角に延びるフランジの長さには、特
に制限はないが、勾配計を懸垂させる配管の外径の1/
2以上とすることが好ましい。通常使用される水廻り配
管は、その外径が30〜100mm程度であるので、フ
ランジの長さを例えば80mmに設計しておけば、その
勾配計で殆ど全ての配管の勾配を計測することができ
る。
【0011】
【作用】本発明の配管勾配計は、傾斜の度合を計測せん
とする配管にフランジ部を引っ掛け、配管から懸垂させ
るだけでその勾配を測ることができので、配管の勾配計
測に際し、脚立ないしは踏み台を必要としないばかりで
なく、計測開始から計測終了まで、勾配計の全重量を人
力で支えておく必要もない。
【0012】
【実施例】図1に示す矩形の板状短片を、V字形の板状
短片に代替させた本発明の配管勾配計を図2に示す。ま
た、図2に示す配管勾配計の下げ振りを湾曲気泡管収納
横部材に代替させた本発明の配管勾配計を図3に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管勾配計の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係る配管勾配計の別の実施例を示す斜
視図である。
【図3】本発明に係る配管勾配計のさらに別の実施例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 板状短片 2 長片 3 錘 4 糸(細紐) 5 勾配目盛り 6 湾曲気泡管 7 横部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状短片と長片とを有し、板状短片の一
    方の長辺中央から、板状短片の表面と平行な平面内に長
    片が延び、かつ、板状短片の長手方向中心線と、長片の
    長手方向中心線とを同一平面に平行移動した時の当該両
    中心線がなす角度が90度となる位置関係に保持して、
    板状短片と長片とを接合し、板状短片の表面に対して直
    角に延びるフランジを板状短片に連設させ、長片に下げ
    振りを取り付け、さらに、長片の自由端近傍に勾配目盛
    りを設けてなる配管勾配計。
  2. 【請求項2】 板状短片と長片とを有し、板状短片の一
    方の長辺中央から、板状短片の表面と平行な平面内に長
    片が延び、かつ、板状短片の長手方向中心線と、長片の
    長手方向中心線とを同一平面に平行移動した時の当該両
    中心線がなす角度が90度となる位置関係を保持して、
    板状短片と長片とを接合し、板状短片の表面に対して直
    角に延びるフランジを板状短片に連設させ、さらに湾曲
    気泡管を備えた横部材を長片の自由端近傍に設け、板状
    短片の表面に平行な平面内に横部材の長手方向中心線が
    あり、かつ、板状短片の長手方向中心線と横部材の長手
    方向中心線が互いに平行になる位置関係に、板状短片と
    横部材を配置してなる配管勾配計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105547249A (zh) * 2016-01-21 2016-05-04 中建八局第三建设有限公司 一种控制斜柱子垂直度及角度的工具
CN108871274A (zh) * 2018-05-11 2018-11-23 林再颐 一种建筑施工测量仪
CN109163642A (zh) * 2018-11-20 2019-01-08 润电能源科学技术有限公司 一种角度测量装置

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