JP2003184756A - 油圧ポンプ制御装置 - Google Patents

油圧ポンプ制御装置

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JP2003184756A
JP2003184756A JP2001388939A JP2001388939A JP2003184756A JP 2003184756 A JP2003184756 A JP 2003184756A JP 2001388939 A JP2001388939 A JP 2001388939A JP 2001388939 A JP2001388939 A JP 2001388939A JP 2003184756 A JP2003184756 A JP 2003184756A
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康生 大見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で馬力一定制御が行える油圧ポンプ
流量制御装置を提供する。 【解決手段】斜板22に連結したサーボシリンダ23
と、これに連結した支点部材24を設けた。支点部材2
4を支点として揺動アーム25を支持した。揺動アーム
25の両端部に第1負荷ユニット26および第2負荷ユ
ニット27を設け、支点まわりの偶力モーメントの釣り
合いを利用して支点を移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は、産業用機械や
建設用機械に適用される斜板式油圧ポンプの斜板の傾転
角を制御するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばパワーショベル等の建設用機械
は一般に油圧を用いて駆動され、その油圧源は通常、建
設用機械に搭載された原動機(エンジン)によって駆動
される油圧ポンプである。また、一般に油圧ポンプは斜
板式のものが用いられ、負荷に応じて吐出流量を調整す
ることができるようになっている。このような吐出流量
の調整をするのは、油圧ポンプの負荷(すなわち吐出圧
力)と吐出流量との積が油圧ポンプを駆動するための動
力となることから、この駆動動力が原動機の出力を超え
ないように制御するためである。
【0003】したがって、斜板式の油圧ポンプでは、図
3に示すように、その吐出圧力pと吐出流量qとの積が
常に一定となるように(すなわち、吐出圧力と吐出流量
との関係がいわゆる双曲線関数となるように)斜板傾転
角を制御することが望ましい。そのため、従来から吐出
圧力と吐出流量との関係がいわゆる双曲線関数となるよ
うに油圧ポンプの傾転角を制御する油圧ポンプ制御装置
が提案されている(特開昭60−261988号公報参
照)。図4は、そのような従来の油圧ポンプ制御装置の
構成を模式的に示したものである。
【0004】同図を参照して説明する。油圧ポンプ1は
斜板式のものであり、斜板2を備えている。この斜板2
は、これを駆動するサーボシリンダ3に連結されてお
り、サーボシリンダ3は外部からの油圧(P,Pcl)
を受けて図中左右にスライドするようになっている。な
お、同図において油圧Pは油圧ポンプ1の吐出圧力であ
る。
【0005】サーボシリンダ3にはコントロールシリン
ダ4が連結されており、これにピストン5が内蔵されて
いる。ピストン5は、バネ6によってコントロールシリ
ンダ4から突出する方向(図中左方)に付勢されてい
る。また、ピストン5は段付形状を呈しており、バネ6
に対抗するように外部油圧Pfが導かれている。さら
に、コントロールシリンダ4には駒部材7が回動自在に
設けられており、その鉛直面に上記ピストン5が当接し
ている。
【0006】上記駒部材7の水平面(上面)にはコント
ロールスプール8が当接されている。このコントロール
スプール8はスリーブ9を備えており、スリーブ9の内
部に油圧Pが導かれている。また、コントロールスプー
ル8の上面には上記油圧Pが導かれている。
【0007】このような油圧ポンプ制御装置では、油圧
Pが増大するとコントロールスプール8が下方に移動す
るから、駒部材7が反時計方向に回動してピストン5を
右方へスライドさせる。このとき、ピストン5には、バ
ネ6による力Fsおよび油圧Pfが作用している。した
がって、ピストン5の断面積をAfとし、コントロール
スプールを押圧する押圧部材10の断面積をAdとすれ
ば、駒部材7の回動中心軸を中心とする力のモーメント
の釣り合いは、次式のようになる。
【0008】 P×Ad×x = (Fs−Af×Pf)×y (a) また、コントロールスプール8が下方へ移動すると、ス
リーブ9に導かれた油圧Pはサーボシリンダ3の右側圧
力室(大径室)へ送られる。これにより、サーボシリン
ダ3は左方へスライドし、斜板2の傾転角が小さく(流
量が小さく)なると共に、コントロールシリンダ4が左
方へスライドされる。
【0009】コントロールシリンダ4が左方へスライド
すると、図中寸法xが小さくなるから、駒部材7の反時
計方向回りの力のモーメントが小さくなり、駒部材7は
時計方向に回動する。この時計方向への回動が進むと、
コントロールスプール8が上方へスライドし、上記油圧
Pがタンク11へ導かれる。その結果、サーボシリンダ
3は右方へスライドし、斜板2の傾転角が大きく(流量
が大きく)なる。
【0010】このように、駒部材7の回動中心軸まわり
のモーメントの釣り合いが成立するようにサーボシリン
ダ3が駆動される。ここで、上記(1)式を考察すると、
右辺は一定であり、寸法xは油圧ポンプ1の流量として
把握できるから、結局吐出圧力と吐出流量との積が一定
ということになり、吐出圧力と吐出流量との関係は、双
曲線関数として表され、理想的な流量制御が行われるこ
とになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の油圧
ポンプ制御装置は、直行する二方向についての力のモー
メントの釣り合いを原理としたものであるが、かかる原
理を利用した機構を実際の装置に組み込むことは、構造
が複雑となって困難であると共に製造コストが増大する
という問題があった。
【0012】このため、完全な双曲線関数となる制御を
断念し、不十分ではあるが双曲線に近似した2段折れの
直線関数となる制御を行う等の方法が採られてきた。
【0013】そこで本発明の目的は、簡単な構造で製造
コストが安く、しかも吐出流量が吐出圧力に対して高精
度な双曲線関数となるように制御することができる油圧
ポンプ制御装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1) 本願発明者は、上
記課題が生じる根源は、直行する二方向についての力の
モーメントの釣り合いを利用しようとした点にあるとの
考えのもと、直交する二方向についてのモーメントの釣
り合いではなく、一方向についての力のモーメントの釣
り合いを利用すること、すなわち、偶力モーメントを利
用することによって上記目的を達成することができる点
に着目した。
【0015】言い換えると、本願発明者は、偶力モーメ
ントは、一方向(たとえば上下方向)に関して、支点の
位置に関わらず常に一定であることに着目し、これを利
用して、支点の位置(変位)を油圧ポンプの斜板傾転角
に対応させることにより、常に吐出圧力と吐出流量との
積を一定にすることが可能であると考えた。
【0016】(2) そこで、本願に係る油圧ポンプ制御
装置は、斜板式の油圧ポンプの斜板傾転角を制御するた
めの装置であって、斜板に連結され、一方側に大径部を
有し、他方側に外力が負荷された小径部を有するサーボ
シリンダと、サーボシリンダに連結された支点部材と、
支点部材に当接し、当該当接部位を支点として揺動する
揺動アームと、上記支点を基準として揺動アームの上記
一方側に配設され、所定方向に沿って一定力を負荷する
第1負荷ユニットと、上記支点を基準として揺動アーム
の上記他方側に配設され、上記所定方向に沿って上記油
圧ポンプの吐出圧力に基づく押圧力を負荷する第2負荷
ユニットとを備え、上記第1負荷ユニットは、上記支点
を中心とする上記押圧力による力のモーメントが上記一
定力による力のモーメントよりも大きくなったときに所
定の外部油圧を上記サーボシリンダの大径部側に導くと
共に、上記押圧力による力のモーメントが上記一定力に
よる力のモーメントよりも小さくなったときに上記サー
ボシリンダの大径部側圧力を減圧するように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0017】この構成によれば、たとえば油圧ポンプの
吐出圧力(自己圧)を第2負荷ユニットに導くことによ
り、当該第2負荷ユニットによって上記吐出圧力に基づ
く押圧力が所定方向に沿って揺動アームの他方側に付与
される。一方、揺動アームの一方側には、第1負荷ユニ
ットによって一定力が所定方向に沿って付与される。
【0018】このとき、油圧ポンプの負荷が大きくなる
と上記押圧力が増大し、この押圧力による力のモーメン
トによって、支点部材によって構成される支点を中心と
して揺動アームが揺動する。これにより、第1負荷ユニ
ットが所定の外部油圧(たとえば、上記自己圧)をサー
ボシリンダの大径部側に導くから、サーボシリンダは、
小径部側に負荷された外力に抗して小径部側(すなわち
他方側)へスライドする。このとき、当該外力として
は、上記小径部に作用するバネ力のほか、上記自己圧に
よる外力を採用することができる。
【0019】また、サーボシリンダが他方側へスライド
すると、上記支点が他方側へ移動するから、上記支点を
中心とする上記押圧力による力のモーメントが小さくな
る。そして、当該力のモーメントが上記一定力による力
のモーメントよりも小さくなると、上記支点を中心とし
て揺動アームが反対方向に揺動する。これにより、第1
負荷ユニットが上記サーボシリンダの大径部側圧力を減
圧するから、サーボシリンダは大径部側(すなわち一方
側)へスライドする。
【0020】つまり、この構成では、揺動アームの両側
には上記所定方向に沿った一定力および押圧力が加わ
り、上記支点を中心とするモーメントが生じる。そし
て、上述ようにサーボシリンダがスライドして支点が移
動するが、これは当該支点を中心とするモーメントが常
に一定となるように移動するものである。このことを数
学的に表現すると次のようになる。
【0021】上記支点から第2負荷ユニットまでの距離
をxとし、第1負荷ユニットと第2負荷ユニットとの距
離をLとすれば、次式が成立する。
【0022】 (Wf×x) =(L−x)×Fs (b) ここで、Wfは上記押圧力であり、Fsは上記一定力で
ある。
【0023】上式においてLがxに比べて十分大きいと
すれば、右辺は略一定と考えることができるから、結局
(Wf×x)が略一定となる。またxは、サーボシリン
ダのスライド量であり、油圧ポンプの斜板傾転角(すな
わち、吐出流量)に対応しているから、油圧ポンプの吐
出圧力と吐出流量との積が略一定となるように制御する
ことができる。
【0024】(3) 上記第1負荷ユニットは、バネによ
り上記一定力を負荷するように構成することができる。
このようにすれば、上記一定力を簡単な構造で確実に付
与することができる。
【0025】(4) 上記第1負荷ユニットは、ランドが
形成され、先端部が上記揺動アームに当接されたコント
ロールスプールと、コントロールスプールを収容するス
リーブと、コントロールスプールの端部に当接するよう
に配置された上記バネとを有して構成し、上記スリーブ
は、スリーブ内部に上記外部油圧を導くための第1ポー
トと、スリーブ内の圧油をドレンするための第2ポート
と、スリーブ内の圧油を上記サーボシリンダの大径側へ
送給するための第3ポートとを備え、上記コントロール
スプールは、上記所定方向にスライドされることによっ
て上記第1ポートと第2ポートとを連通させ、且つ反所
定方向にスライドされることによって上記第1ポートと
第3ポートとを連通させるように上記ランドを形成する
ことができる。
【0026】この構成によれば、揺動アームは、特に次
のような動作を行う。
【0027】まず、第2負荷ユニットには、上述と同様
にたとえば油圧ポンプの吐出圧力(自己圧)を導くこと
により、上記押圧力が所定方向に沿って揺動アームの他
方側に付与される。一方、揺動アームの一方側には、第
1負荷ユニットによって一定力が所定方向に沿って付与
されるが、この一定力は、上記バネによるばね力がコン
トロールスプールに作用し、コントロールスプールの先
端が揺動アームを押圧することによって付与される。ま
た、所定の外部油圧(たとえば油圧ポンプの吐出圧力)
がスリーブの第1ポートに導かれる。
【0028】このとき、油圧ポンプの負荷が大きくなる
と上記押圧力が増大し、この押圧力による力のモーメン
トによって、上記支点を中心として揺動アームが揺動す
る。これにより、第1負荷ユニットが作動してコントロ
ールスプールが上記反所定方向にスライドし、スリーブ
の第1ポートと第3ポートとが連通される。すなわち、
上記外部油圧が上記サーボシリンダの大径側に送給され
る。
【0029】外部油圧がサーボシリンダの大径部側に導
かれると、サーボシリンダは、小径部に作用する所定の
外力(上述したバネ力や自己圧による外力)に抗して小
径部側(すなわち他方側)へスライドする。また、サー
ボシリンダが他方側へスライドすると、上記支点が他方
側へ移動するから、上記支点を中心とする上記押圧力に
よる力のモーメントが小さくなる。そして、当該力のモ
ーメントが上記一定力による力のモーメントよりも小さ
くなると、上記支点を中心として揺動アームが反対方向
に揺動する。これにより、上記第1負荷ユニットが作動
してコントロールスプールが上記所定方向にスライド
し、スリーブの第1ポートと第2ポートとが連通され
る。すなわち、スリーブ内の圧油がドレンされ、サーボ
シリンダは小径部側(すなわち他方側)へスライドす
る。
【0030】つまり、この構成においても、揺動アーム
の両側には上記所定方向に沿った一定力および押圧力が
加わり、上記支点を中心とするモーメントが生じる。そ
して、上述ようにサーボシリンダがスライドして支点が
移動するが、これは当該支点を中心とするモーメントが
常に一定となるように移動するものである。このことを
数学的に表現すると次のようになる。
【0031】上記支点から第2負荷ユニットまでの距離
をxとし、第1負荷ユニットと第2負荷ユニットとの距
離をLとすれば、次式が成立する。
【0032】 (Wf×x) =(L−x)×Fs ( b) ここで、Wfは上記押圧力であり、Fsは上記一定力で
ある。
【0033】この式は、上記(a)式と同様であるから、
Lをxに比べて十分大きくなるように設定することによ
って、油圧ポンプの吐出圧力と吐出流量との積が略一定
となるように制御することができる。
【0034】(5) また、上記第1負荷ユニットは、上
記反所定方向に上記バネに対抗する一定の対抗力を付与
するための対抗力付与機構を備え、上記第2負荷ユニッ
トは、上記反所定方向にばね力を付与するように配置さ
れた上記バネと同一のバネと、上記所定方向に上記対抗
力を付与するように配置された上記対抗力付与機構と同
一の対抗力付与機構とを備えて構成することができる。
【0035】この構成によれば、対抗力付与機構により
上記各バネのばね力に対抗する対抗力が付与されるか
ら、これらバネおよび対抗力付与機構により支点を中心
とした偶力モーメントが生じる。この偶力モーメント
は、支点の位置にかかわらず常に一定であるという性質
がある。
【0036】したがってこの場合、上記支点から第2負
荷ユニットまでの距離をxとし、第1負荷ユニットと第
2負荷ユニットとの距離をLとすれば、次式が成立す
る。(W1+W2)×x − Fs×x =(Fs−W
2)×(L−x) (c)ここで、W1は上記押
圧力、W2は上記対抗力であり、Fsは上記一定力であ
る。
【0037】上式を整理すると、 (Wf×x)= (Fs−W2)×L (d ) となり、(Wf×x)が一定となる。この結果は、上記
偶力モーメントは常に一定であるところ、当該偶力モー
メントと釣り合うように上記支点が移動することによる
ものである。
【0038】そして、xは、サーボシリンダのスライド
量であり、油圧ポンプの斜板傾転角(すなわち、吐出流
量)に対応しているから、油圧ポンプの吐出圧力と吐出
流量との積が完全に一定となるように制御することがで
きる。
【0039】しかも、対抗力付与機構により、上記バネ
によるばね力を調整することができるから、上記吐出圧
力と吐出流量との積(一定値)を調整することができる
という利点がある。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0041】図1は、本発明の一実施形態に係る油圧ポ
ンプ制御装置20の構成を模式的に示した図である。
【0042】この油圧ポンプ制御装置20は、たとえば
建設用機械の油圧装置に適用され、第1ポンプ21およ
び第2ポンプ(図示せず)を備えた2連式油圧ポンプユ
ニットの馬力一定制御を行うためのものである。すなわ
ち、各ポンプの負荷がどのように変化したとしても、第
1ポンプ21の斜板22の傾転角を最適制御することに
よって、油圧ポンプユニット全体として馬力一定制御
(油圧ポンプユニット全体として吐出圧力と吐出流量と
の積が一定となる制御)を可能とするものである。な
お、本実施形態では2連式油圧ポンプユニットを採用し
ているが、1連式の油圧ポンプやさらなる多連式油圧ポ
ンプユニットを採用することもできる。
【0043】具体的に油圧ポンプ制御装置20は、第1
ポンプ21の斜板22に連結されたサーボシリンダ23
と、これに連結された支点部材24と、支点部材24を
支点として支持された揺動アーム25と、揺動アーム2
5上の一方側に配設された第1負荷ユニット26と、揺
動アーム25上の他方側に配設された第2負荷ユニット
27とを備えている。
【0044】サーボシリンダ23は、図に示すような段
付ロッド28を備えており、この段付ロッド28の中央
部が斜板22に連結されている。段付ロッド28は後述
のようにして左右にスライドするようになっており、こ
れによって斜板22の傾転角が変化されるようになって
いる。
【0045】段付ロッド28の小径部29には、第1ポ
ンプ21の吐出圧力P1が導かれており、当該圧力P1
によって小径部29が図中右側に所定の外力を受けてい
る。なお、この外力を得るために本実施形態では第1ポ
ンプ21の吐出圧力P1を採用しているが、このように
第1ポンプの自己圧に限定されるものではなく、当該建
設用機械の油圧系の他の油圧やばね等を採用することも
できる。また、段付ロッド28の大径部30には、後述
するように、第1負荷ユニット26から上記圧力P1が
一定の条件の下に導かれるようになっている。
【0046】支点部材24は、たとえば棒状に形成する
ことができ、その先端部31によって揺動アーム25を
支持する支点を構成している。支点部材24は、段付ロ
ッド28と一体的に構成することができるが、これを別
体として構成し、段付ロッド28に固定するようにして
もよい。したがって、段付ロッド28が左右にスライド
すれば、これと共に支点部材24がスライドする。
【0047】揺動アーム25は、たとえば図に示すよう
に水平方向に延びる棒状部材として構成することができ
る。揺動アーム25は、上記支点部材24と当接してお
り、当該当接部分を支点として時計方向または反時計方
向に回動することができるようになっている。
【0048】次に、第1負荷ユニット26は、上記揺動
アーム25の一方側に一定力を付与するための装置であ
る。第1負荷ユニット26は、スリーブ32を備えたコ
ントロールスプール33と、これにばね力を付与するバ
ネ34と、コントロールスプール33と対抗するように
配置された対抗シリンダ35(対抗力付与機構)とを備
えている。
【0049】スリーブ32には、第1ポート36,第2
ポート37および第3ポート38が形成されている。第
1ポート36には上記吐出圧力P1(外部油圧)が導か
れている。第2ポートは、オイルタンク39に連通され
ており、スリーブ32内の圧油をドレンすることができ
るようになっている。第3ポート38は、サーボシリン
ダ23の大径側と連通されている。
【0050】コントロールスプール33は、ランドが形
成された段付形状を呈しており、スリーブ32内を図中
上下方向にスライド可能となっている。このコントロー
ルスプール33の下端部は上記揺動アーム25の一端部
と当接している。そして、バネ34は、たとえばねじり
コイルばねを採用することができ、本実施形態では、コ
ントロールスプール33を下方(所定方向)へばね力F
sで付勢するように設定されている。
【0051】対抗シリンダ35は、上記揺動アーム25
の下方に配置されている。対抗シリンダ35は、所定の
油圧がシリンダチューブ40に導かれるようになってお
り、これに基づく力でシリンダロッド41が揺動アーム
25を上方(反所定方向)へ押し上げるようになってい
る。上記所定の油圧は、当該建設用機械の油圧回路にお
いて、適当な一定圧力Pfを採用することができる。た
だし、一定圧力Pfは、その圧力源を適当に選択するこ
とによって変化させることができる。
【0052】また、第2負荷ユニット27は、第1の吐
出圧力P1および第2ポンプの吐出圧力P2の総和に基
づく押圧力を上記揺動アーム25の他方側に付与するた
めの装置である。第2負荷ユニット27は、押圧ピスト
ン42と、バネ43と、対抗シリンダ44とを備えてい
る。
【0053】押圧ピストン42は、シリンダチューブ4
5a,45bを備えており、これに各油圧ポンプの吐出
圧力P1,P2が導かれている。押圧ピストン42は、
上記揺動アーム25に当接しており、上記圧力P1,P
2に基づく押圧力が図中下方(所定方向)に付与される
ようになっている。なお、この押圧力は、圧力P1,P
2の変動(すなわち各油圧ポンプの負荷の変動)に応じ
てさまざまに変動する。
【0054】バネ43は、上記バネ34と同様の構成で
あり、ばね力Fsで揺動アーム25を上方(反所定方
向)に付勢している。また、対抗シリンダ44は、上記
対抗シリンダ35と同様の構成である。したがって、対
抗シリンダ44は、上記圧力Pfがシリンダチューブ4
0に導かれており、この圧力に基づく力でシリンダロッ
ド41が揺動アーム25を下方(所定方向)に押し下げ
ている。
【0055】このような構成からなる油圧ポンプ制御装
置20は、次のような動作を行う。
【0056】油圧ポンプの吐出圧力(P1,P2)が第
2負荷ユニット27に導かれているから、この圧力に基
づく押圧力が揺動アーム25の他方側に下向きに付与さ
れる。一方、揺動アーム25の一方側には、第1負荷ユ
ニット26によって一定力が所定方向に沿って付与され
る。
【0057】各油圧ポンプの負荷の総和が大きくなると
上記押圧力が増大し、この押圧力による力のモーメント
によって、支点部材24の先端部31によって構成され
る支点を中心として揺動アーム25が図中反時計まわり
に回動する。これにより、第1負荷ユニット26のコン
トロールスプール33が上方へ押し上げられる。コント
ロールスプール33が上方へ移動すると、スリーブ32
の第1ポート36と第3ポート37とが連通し、圧力P
1がサーボシリンダ23の大径部30側に導かれる。こ
れにより、段付ロッド28は小径部29側(他方側)へ
スライドする。
【0058】段付ロッド28が他方側(図中左側)へス
ライドすると、上記支点が他方側へ移動するから、上記
支点を中心とする上記押圧力による力のモーメントが小
さくなる。そして、当該力のモーメントが上記一定力に
よる力のモーメントよりも小さくなると、上記支点を中
心として揺動アームが時計方向に回動する。これによ
り、コントロールスプール33が下方へ移動して上記第
1ポート36と第2ポート37とが連通する。すなわ
ち、圧力P1はオイルタンク39へ導かれ、サーボシリ
ンダ23の大径部30側の圧力が減圧される。したがっ
て、段付ロッド28は大径部30側(一方側)へスライ
ドする。
【0059】このように本実施形態では、揺動アーム2
5の左端に押圧力が加わり、上記支点を中心とするモー
メントが生じるが、これはアーム25の両側、両端に作
用する上記一定力と押圧ピストン42による押圧力とに
より生じ、支点位置によらない偶力モーメントと釣り合
うように、サーボシリンダ23の段付ロッド28がスラ
イドして、支点位置が調整される。このことを数学的に
表現すると次のようになる。
【0060】上記支点から第2負荷ユニット27の対抗
ピストン42までの距離をxとし、第1負荷ユニット2
6のコントロールスプール33と上記対抗ピストン42
との距離Lとすれば、次式が成立する。
【0061】 [(P1+P2)・Ad + Pf・Af −Fs]・x = (L−x)・(Fs−Pf・Af) (e) ここで、Adは圧力P1,P2が作用する押圧ピストン
の断面積、Afは圧力Pfが作用するシリンダロッド4
1の断面積である。この式を整理すると、 (P1+P2)・Ad ・x = L・(Fs−Pf・Af) (f) 上式の右辺は一定であるから(P1+P2)・Ad ・xが一定と
なる。したがって、(P1+P2)・xが一定である。またx
は、段付ロッド28のスライド量であって第1ポンプ2
1の斜板傾転角(すなわち、吐出流量)に対応している
から、結局、各油圧ポンプの吐出圧力と吐出流量との積
が全体として一定となるように制御することができる。
【0062】このように本実施形態では、油圧ポンプの
単連/多連に関係無く、油圧ポンプユニット全体として
完全な馬力一定となる流量制御が可能となる。しかも、
上述のように、上下方向に沿う方向についての偶力モー
メントの釣り合いを原理としてサーボシリンダ23を駆
動するから、構造を簡素化でき、実際の油圧ポンプ制御
装置に容易に組み込むことができる。
【0063】本実施形態では、特に次のような作用効果
を奏する。
【0064】第1負荷ユニット26は、バネ34により
上記一定力Fsを負荷するように構成されているから、
一定力Fsを簡単な構造で確実に付与することができ
る。しかも、第1負荷ユニット26には対抗シリンダ3
5が備えられているから、バネ34による一定力Fsが
大きすぎる場合(たとえば、上記馬力一定制御における
馬力セットが大きすぎる場合)は、これを下げることが
できるという利点もある。
【0065】また、本実施形態の変形例として、図2に
示すように、上記バネ43および対抗シリンダ35を省
略することもできる。
【0066】この場合には、次式が成立する。
【0067】 [(P1+P2)・Ad + Pf・Af ]・x = (L−x)・Fs ( g) この式において右辺は、(L−x)の項が入っているの
で、上記バネ43および対抗シリンダ35を省略すると
完全な馬力一定制御が不可能であることを示すものであ
る。しかし、実際の設計においては、Lをxに比べて十
分に大きくすることが可能である。すなわち、(g)式の
右辺を略一定とすることができ、(P1+P2)とxとの関
係は、かなり双曲線に近いものにすることができる。よ
って、使用条件を限定し調整すれば、実際に油圧ポンプ
の流量制御を行ううえで大きな支障が生じることはな
く、双曲線に近い制御が可能である。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一方向
(所定方向)に沿う方向についての偶力モーメントの釣
り合いを原理としてサーボシリンダを駆動するから、構
造を簡素化でき、実際の油圧ポンプ制御装置に容易に組
み込むことができる。その結果、完全な馬力一定となる
流量制御を簡単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る油圧ポンプ制御装置
の構成を模式的に示した図である。
【図2】本発明の一実施形態の変形例に係る油圧ポンプ
制御装置の構成を模式的に示した図である。
【図3】油圧ポンプの流量制御の理想曲線を示したもの
である。
【図4】従来の油圧ポンプ制御装置の構成を模式的に示
した図である。
【符号の説明】
20 油圧ポンプ流量制御装置 21 第1ポンプ 22 斜板 23 サーボシリンダ 24 支点部材 25 揺動アーム 26 第1負荷ユニット 27 第2負荷ユニット 28 段付ロッド 31 先端部 32 スリーブ 33 コントロールスプール 34 バネ 35 対抗シリンダ 36 第1ポート 37 第2ポート 38 第3ポート 39 オイルタンク 40 シリンダチューブ 41 シリンダロッド 42 押圧ピストン 43 バネ 44 対抗シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜板式の油圧ポンプの斜板傾転角を制御
    するための装置であって、 斜板に連結され、一方側に大径部を有し、他方側に外力
    が負荷された小径部を有するサーボシリンダと、 サーボシリンダに連結された支点部材と、 支点部材に当接し、当該当接部位を支点として揺動する
    揺動アームと、 上記支点を基準として揺動アームの上記一方側に配設さ
    れ、所定方向に沿って一定力を負荷する第1負荷ユニッ
    トと、 上記支点を基準として揺動アームの上記他方側に配設さ
    れ、上記所定方向に沿って上記油圧ポンプの吐出圧力に
    基づく押圧力を負荷する第2負荷ユニットとを備え、 上記第1負荷ユニットは、上記支点を中心とする上記押
    圧力による力のモーメントが上記一定力による力のモー
    メントよりも大きくなったときに所定の外部油圧を上記
    サーボシリンダの大径部側に導くと共に、上記押圧力に
    よる力のモーメントが上記一定力による力のモーメント
    よりも小さくなったときに上記サーボシリンダの大径部
    側圧力を減圧するように構成されていることを特徴とす
    る油圧ポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ポンプ制御装置にお
    いて、 上記第1負荷ユニットは、バネにより上記一定力を負荷
    するように構成されていることを特徴とする油圧ポンプ
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の油圧ポンプ制御装置にお
    いて、 上記第1負荷ユニットは、 ランドが形成され、先端部が上記揺動アームに当接され
    たコントロールスプールと、 コントロールスプールを収容するスリーブと、 コントロールスプールの端部に当接するように配置され
    た上記バネとを有し、 上記スリーブは、 スリーブ内部に上記外部油圧を導くための第1ポート
    と、 スリーブ内の圧油をドレンするための第2ポートと、 スリーブ内の圧油を上記サーボシリンダの大径側へ送給
    するための第3ポートとを有し、 上記コントロールスプールは、 上記所定方向にスライドされることによって上記第1ポ
    ートと第2ポートとを連通させ、且つ反所定方向にスラ
    イドされることによって上記第1ポートと第3ポートと
    を連通させるように上記ランドが形成されていることを
    特徴とする油圧ポンプ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の油圧ポンプ制御装置にお
    いて、 上記第1負荷ユニットは、 上記反所定方向に上記バネに対抗する一定の対抗力を付
    与するための対抗力付与機構を備え、 上記第2負荷ユニットは、 上記反所定方向にばね力を付与するように配置された上
    記バネと同一のバネと、 上記所定方向に上記対抗力を付与するように配置された
    上記対抗力付与機構と同一の対抗力付与機構とを備えて
    いることを特徴とする油圧ポンプ制御装置。
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