JP2003183640A - 新規な蛍光材料 - Google Patents
新規な蛍光材料Info
- Publication number
- JP2003183640A JP2003183640A JP2001391690A JP2001391690A JP2003183640A JP 2003183640 A JP2003183640 A JP 2003183640A JP 2001391690 A JP2001391690 A JP 2001391690A JP 2001391690 A JP2001391690 A JP 2001391690A JP 2003183640 A JP2003183640 A JP 2003183640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- fluorescent material
- material according
- pyrone
- substituent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
光の色純度が高く、且つ化合物の安定性、耐久性、耐熱
性に優れた新規な有機蛍光材料を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明は、例えば6−(2−メトキシフ
ェニル)−3,4−ジフェニル−α−ピロンや3,6−ジ
フェニル−α−ピロン−4−カルボン酸メチルエステル
等のα−ピロン誘導体を含んでなる新規な有機蛍光材料
に関する。
Description
料に関する。詳しくは、天然物中に含まれる基本骨格の
一つで、多くの生理活性物質に含まれるピロン骨格を有
する、新規な有機蛍光材料に関する。
ブ、および色素レーザーなど様々な用途に利用されてい
る。最近ではエレクトロルミネッセンス(EL)素子用
発光材料としての利用が注目され、盛んに研究がなされ
ている[ C. W. Tang, S. A. Vanslyke, Appl. Phys. L
ett., 51, 913 (1987); C. Adachi, T. Tsutsui, J.
J. Appl. Phys., 27, L269 (1988); S-F. Liu, S. Wan
g, J. Am. Chem. Soc., 122, 3671 (2000); S. Yamagu
chi, K. Tamao, Chem. Lett., 2001, 98 ]。一般に溶
液で蛍光を発する化合物は多く知られているが、固体で
蛍光を発する化合物は比較的限られているため、固体状
態での蛍光が必要とされるELの分野に対応できる物質
はまだ少ない。次世代ディスプレーとして期待されてい
る、有機ディスプレーについては、車載オーディオ向け
に、緑色などを用いたマルチカラーの有機ELディスプ
レーが、商品化されているが、フルカラータイプは、ま
だ商品化されていない。ディスプレイ表示に対応するた
めには発色光の波長領域は赤・緑・青と限定されるう
え、スペクトルのバンド幅が狭いこと、即ち、色純度が
高いことが必要である。更には、蛍光強度、化合物の安
定性や耐熱性など様々な厳しい要求がある。有機蛍光材
料については、緑色用については、既存のトリス(8−
ヒドロキシキノリノラート)アルミニウム(Alq3)
が一応使用可能であるが、青色については、未だ良いも
の無く、赤は候補も少ない。蛍光材料に対する要求性能
は、上記した如く色、色純度(発光スペクトルの形)、
耐久性等と多く、且つ厳しい。従って、有機蛍光材料の
開発要求は強く、特に青色の有機蛍光材料の開発が急務
であり、当然、緑色なども、より優れた材料(色純度、
蛍光強度、耐久性、耐熱性など)の開発が待たれてい
る。また、蛍光顔料用途では蛍光染料の数倍の耐光性を
必要とする。このため、既存の化合物だけでは対応でき
ず、新規な材料の開発が待たれている。
き状況に鑑みなされたもので、固体状態で強い蛍光を発
し、発色光の色純度が高く、且つ化合物の安定性、耐久
性、耐熱性に優れた新規な有機蛍光材料を提供すること
を目的とする。
を達成すべく鋭意研究の途上、α−ピロン誘導体に着
目、α−ピロン誘導体について、置換基の種類、位置な
どと、蛍光発光性の関係について検討を重ね、蛍光発光
に必要な化学構造(置換基構造)を定め、新たな知見を
得て新規蛍光材料として有意なα−ピロン骨格を有する
化合物群を見出し、本発明を完成するに到った。即ち、
本発明は、下記一般式[1]
又は置換基を有していてもよい、N原子を有さない複素
環基を表し、R2は、置換基を有していてもよいアリー
ル基、置換基を有していてもよい、N原子を有さない複
素環基、又は炭素数5以下のアルコキシカルボニル基を
表し、R3は、置換基を有していてもよいアリール基、
置換基を有していてもよい、N原子を有さない複素環
基、又は炭素数4以下のアルキル基(但し、R2が炭素
数5以下のアルコキシカルボニル基であって、R3が炭
素数4以下のアルキル基である場合を除く。)を表す。
但し、R1,R2がともにフェニル基で、R3が、フェ
ニル基、4−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル
基、4−ビフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−
ニトロフェニル基、4−ジエチルアミノフェニル基、2
−ナフチル基、2−フリル基、又は2−チエニル基であ
る場合を除く。]で示されるα−ピロン誘導体を含んで
なる蛍光材料に関する。
るエレクトロルミネッセンス(EL)素子用発光材料に
関する。
る蛍光顔料に関する。
α−ピロン誘導体において、R1,R2,R3で表され
る置換基を有していてもよいアリール基のアリール基と
しては、例えばフェニル基、トリル基、キシリル基、ナ
フチル基、メチルナフチル基、ビフェニル基等が挙げら
れ、置換基を有していてもよい、N原子を有さない複素
環基としては、例えばチエニル基、ベンゾチエニル基、
フリル基、イソベンゾフラニル基等が挙げられる。ま
た、これらアリール基、複素環基の置換基としては、例
えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基等の炭素数1〜4の低級アルキル基、例えばメトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシキ等の炭素数1〜4の低級アルコキシ
基、カルボキシル基、フェニル基、ナフチル基、例えば
塩素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ア
ミノ基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N−ジエチル
アミノ基等の置換アミノ基等が挙げられる。
カルボニル基としては、例えばメトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシキカルボニ
ル基等の炭素数2〜5の低級アルコキシカルボニル基が
挙げられる。R3で表される炭素数4以下のアルキル基
としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t
ert−ブチル基等の炭素数1〜4の低級アルキル基が
挙げられる。
ン誘導体の中で、蛍光材料としてより好ましいものとし
ては、例えば上記一般式[1]において、R1及びR2
がフェニル基で、R3が2−低級アルコキシフェニル基
であるα−ピロン誘導体が挙げられ、R3が2−メトキ
シフェニル基のものが特に好ましい。また、同様に、一
般式[1]において、R1及びR2がフェニル基で、R
3が2,6−ジ低級アルコキシフェニル基であるα−ピ
ロン誘導体も好ましいものとして挙げられ、R3が2,
6−ジメトキシフェニル基のものが特に好ましい。更
に、一般式[1]において、R1及びR2がフェニル基
で、R3が低級アルキル基であるα−ピロン誘導体も好
ましいものとして挙げられ、R3がメチル基のものが特
に好ましい。更にまた、一般式[1]において、R1及
びR3がフェニル基で、R2が低級アルコキシカルボニ
ル基であるα−ピロン誘導体も好ましいものとして挙げ
られ、R2がメトキシカルボニル基のものが特に好まし
い。
ピロン誘導体は、自体公知の方法により容易に合成し得
る。即ち、例えば3,4−ジフェニル−α−ピロン誘導
体はスキーム1に示すようにスルホニウムイリドとジフ
ェニルシクロプロペノンとの反応により合成し得る[
Y. Hayashi, H. Nozaki, Tetrahedron, 27, 3085 (197
1); T. Eicher, E. Angerer, A. M. Hansen, Justus L
iebigs Ann. Chem., 746, 102 (1971) ]。
メチルスルフィドとの反応により得られたスルホニウム
塩と水素化ナトリウムとをテトラヒドロフラン等の溶媒
中、低温、例えば0℃で30分程度反応させてスルホニ
ウムイリド1を系内で調製し、次いで、ジフェニルシク
ロプロペノン[ R. Breslow, J. Posner, Org. Syn., C
oll. Vol. 5, 514 (1973) ]2を0℃で加え、室温に昇
温して数時間反応させた後、溶媒を留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー等により精製すれば、
目的の化合物3が高収率で得られる。なお、一般式
[1]において、R3がメチル基等の低級アルキル基の
場合には、スルホニウムイリドが不安定なため、ピリジ
ウムイリドに変換して反応を行うのが望ましい。
は、特に、青、緑、について、蛍光の色純度、発光強度
に優れ、且つ、耐熱性も良好である。その蛍光強度に関
しては、現在のところ、3原色の中で唯一使用可能性の
あるものとされている、緑の蛍光材料Alq3(有機ア
ルミニウム化合物)の1.5倍以上の値を示すものが多
い。本発明に係るα−ピロン誘導体は、蛍光材料とし
て、エレクトロルミネッセンス(EL)素子用発光材
料、特に、現在、市場の求めている有機ELディスプレ
ー用に、期待のもたれる興味ある化合物である。即ち、
本発明に係るα−ピロン誘導体は、有機ELディスプレ
ー用蛍光材料として、確立が強く要求されている青色用
として、また、使用可能性のあるとされている緑色用の
Alq3より、より有意なものとして、実用化が期待さ
れる。また、本発明に係るα−ピロン誘導体は、蛍光顔
料としても大いに期待の持たれる化合物である。
体的に説明するが、本発明はこれら合成例、実施例によ
り何ら限定されるものではない。
ピロン誘導体の合成 対応するフェナシルブロミドとジメチルスルフィドとの
反応により得られたスルホニウムブロミド(1mmo
l)と水素化ナトリウム(60% in oil,0.04g,
1mmol)とをテトラヒドロフラン(10ml)中、
0℃で30分間反応させた。次いで、これに2,3−ジ
フェニルシクロプロペノン(0.20g,1mmol)
を加え、室温で3時間撹拌を行った。反応後、溶媒を減
圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)により精製
して、それぞれ目的の化合物を得た。得られた化合物の
収率、融点、各種スペクトルデータ等をそれぞれ以下に
示す。
−ジフェニル−α−ピロン[化合物(1)] 無色固体。収率:63%。融点:250℃以上。 IR(KBr): 1703cm−1; 1H NMR (CDCl
3,270MHz)δ= 3.84 (s,6H), 6.48 (s, 1H), 6.62 (d,
J=8.4 Hz, 2H), 7.1−7.3 (m, 10H), 7.36 (dd, J=
8.4 Hz, 8.4 Hz, 1H); 13C NMR(CDCl3,68MH
z)δ=56.1, 103.8, 11 1.1, 111.7, 122.7, 127.4, 1
27.6, 127.8, 128.0, 128.4, 128.9, 130.9, 13 1.7,
134.1, 137.7, 152.1, 154.3, 158.6; MSm/z 384 (M
+);HRMS 実測値: 384.1367, 計算値(C25H20
O4として): 384.1362。
フェニル−α−ピロン[化合物(2)] 淡黄色固体。収率:85%。融点:157℃。 IR(KBr):1698cm−1; 1H NMR (CDCl
3,270MHz)δ=3.93 (s,3H), 7.01 (dd, J=8.1, 1.4 H
z, 1H), 7.10 (ddd, J=7.6, 7.6, 0.8 Hz, 1H),7.1−
7.3(m, 11H), 7.42 (ddd, J=7.6, 7.6, 1.4 Hz, 1H),
8.05 (dd, J=8.1, 0.8 Hz, 1H);13C NMR(CD
Cl3,68MHz)δ=55.6, 109.9, 111.2, 120.0, 120.8,
122.7,127.3, 127.7, 128.0, 128.2, 128.6, 129.0, 1
30.7, 131.3,133.8, 138.0, 152.7, 155.0, 157.1, 16
2.7; MSm/z 354 (M+); HRMS実測値: 354.1259,
計算値(C24H18O3として):354.1256。
フェニル−α−ピロン[化合物(3)] 黄色固体。収率:54%。融点:146℃。 IR(KBr):1708cm−1; 1H NMR (CDCl
3,270MHz)δ=3.88 (s,3H), 6.83 (s, 1H), 7.15 (dd,
J=1.8, 7.8 Hz, 1H), 7.1−7.3 (m, 10H), 7.37 (dd,
J=1.8, 7.6 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.46 (dd, J=
7.6, 7.8 Hz,1H); 13C NMR (CDCl3,68MHz)δ
=55.5, 105.1, 110.4, 116.7, 117.8, 123.0, 127.5,
127.7, 128.2, 128.5, 129.7, 130.6, 132.5, 133.6, 1
37.6, 152.4, 157.8, 159.8, 162.4; MSm/z 354 (M
+);HRMS 実測値: 354.1262,計算値(C24H18
O3として):354.1256。
ン−4−カルボン酸メチルエステル[化合物(4)]の
合成 水素化ナトリウム(60% in oil,0.4g,10mm
ol)のDMF(5ml)懸濁液にベンゾイルギ酸メチ
ル(1.0g,6mmol)のDMF(5ml)溶液を
0℃で10分間を要して滴下した。次いで、これに琥珀
酸ジメチル(20.3g,139mmol)のDMF
(2ml)溶液を同温度で10分間を要して滴下し、室
温で一晩撹拌した。反応後、反応液に水(20ml)を
加え、エーテル(30ml×3)で抽出した。有機層を
合わせ、水(30ml×2)及び食塩水(30ml)で
洗浄した後、無水MgSO4で乾燥した。濾過後、溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)により精製
して、目的化合物(0.2g)を緑黄色固体として得
た。 収率:34%。融点:134℃。 IR(KBr):1743, 1712 cm−1; 1H NMR(C
DCl3,270MHz)δ=3.63(s, 3H), 6.90 (s, 1H), 7.3
−7.4 (m, 5H), 7.4−7.5 (m, 3H), 7.8−7.9(m,2H);
13C NMR(CDCl3,68MHz)δ=52.6,100.5, 12
5.6, 128.1, 128.8,129.0, 129.1, 130.7, 131.1, 133.
4, 142.8, 160.0, 161.7, 166.5;MSm/z 306 (M+);
HRMS 実測値: 306.0905, 計算値(C19H14O4
として):306.0892。
ル−α−ピロン[化合物(5)]の合成 アセチルピリジニウムブロミド(0.25g,1mmo
l)と水素化ナトリウム(60% in oil,0.04g,
1mmol)のTHF(5ml)溶液に2,3−ジフェ
ニルシクロプロペノン(0.20g,1mmol)を加
え、室温で3時間撹拌を行った。反応後、反応液を濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離
液:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、目
的化合物(0.10g)を無色固体として得た。 収率:31%。融点:129−130℃。 IR(KBr):1707cm−1; 1H NMR(CDC
l3,270MHz)δ=2.33 (s, 3H),6.17 (s, 1H), 7.1−7.
3 (m, 10H); 13C NMR(CDCl3,68MHz);δ=2
0.0, 107.0, 127.5, 127.8, 128.1, 128.5, 130.7, 13
3.7, 137.4, 152.5, 159.9; MSm/z 262 (M+); HR
MS 実測値: 262.0986, 計算値(C18H14O 2とし
て):262.0994。
の光学特性 本発明に係る、合成例1〜5で合成したα−ピロン誘導
体(化合物(1)〜化合物(5))及び6−(4−シア
ノフェニル)−3,4−ジフェニル−α−ピロン[化合物
(6)]の光学特性を溶液状態と固体状態において調べ
た。表1に化合物(1)〜化合物(6)のCH2Cl2
溶液中における吸収極大波長(λmax/nm)と固体
状態での蛍光スペクトルの極大波長(λflu/nm)
を示す。α−ピロン誘導体は溶液状態ではほとんど蛍光
を発しないが、固体状態においては非常に強い蛍光を発
した。そこで、EL用発光材料として一般的なトリス
(8−ヒドロキシキノリノラート)アルミニウム(Al
q3)を基準物質として用いて固体状態の蛍光特性につ
いて検討した。サンプルを2枚のガラス板に完全に非透
過になるように挟み、380nmの波長で励起して蛍光
スペクトルとその蛍光強度を調べた。Alq3の蛍光強
度を1として、化合物(1)〜化合物(6)の蛍光強度
をその面積比から求めた。結果を表1に併せて示す。
−ピロン誘導体は、何れも固体状態で蛍光を発し、化合
物(3)以外はAlq3の1.5倍以上の強度を有し、
化合物(2)及び化合物(4)ではAlq3の2倍以上
の強度を有することが判った。なお、蛍光スペクトルの
極大波長から明らかなように、上記本発明に係るピロン
誘導体の発色光の色調は、化合物(4)は緑色、それ以
外は何れも青色であった。
状態で強い蛍光を発し、発色光の色純度が高く、且つ化
合物の安定性、耐久性、耐熱性に優れているので、例え
ば有機ELディスプレー用蛍光材料として、確立が強く
要求されている青色用として、また、使用可能性のある
とされている緑色用のAlq3よりも、より有意なもの
として、実用化が大いに期待されるものである。
Claims (11)
- 【請求項1】 下記一般式[1] 【化1】 [式中、R1は、置換基を有していてもよいアリール基
又は置換基を有していてもよい、N原子を有さない複素
環基を表し、R2は、置換基を有していてもよいアリー
ル基、置換基を有していてもよい、N原子を有さない複
素環基、又は炭素数5以下のアルコキシカルボニル基を
表し、R3は、置換基を有していてもよいアリール基、
置換基を有していてもよい、N原子を有さない複素環
基、又は炭素数4以下のアルキル基(但し、R2が炭素
数5以下のアルコキシカルボニル基であって、R3が炭
素数4以下のアルキル基である場合を除く。)を表す。
但し、R1,R2がともにフェニル基で、R3が、フェ
ニル基、4−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル
基、4−ビフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−
ニトロフェニル基、4−ジエチルアミノフェニル基、2
−ナフチル基、2−フリル基、又は2−チエニル基であ
る場合を除く。]で示されるα−ピロン誘導体を含んで
なる蛍光材料。 - 【請求項2】 一般式[1]において、R1及びR2が
フェニル基で、R3が2−低級アルコキシフェニル基で
あるα−ピロン誘導体を含んでなる、請求項1に記載の
蛍光材料。 - 【請求項3】 2−低級アルコキシフェニル基が2−メ
トキシフェニル基である請求項2に記載の蛍光材料。 - 【請求項4】 一般式[1]において、R1及びR2が
フェニル基で、R3が2,6−ジ低級アルコキシフェニ
ル基であるα−ピロン誘導体を含んでなる、請求項1に
記載の蛍光材料。 - 【請求項5】 2,6−ジ低級アルコキシフェニル基が
2,6−ジメトキシフェニル基である請求項4に記載の
蛍光材料。 - 【請求項6】 一般式[1]において、R1及びR2が
フェニル基で、R3が低級アルキル基であるα−ピロン
誘導体を含んでなる、請求項1に記載の蛍光材料。 - 【請求項7】 低級アルキル基がメチル基である請求項
6に記載の蛍光材料。 - 【請求項8】 一般式[1]において、R1及びR3が
フェニル基で、R2が低級アルコキシカルボニル基であ
るα−ピロン誘導体を含んでなる、請求項1に記載の蛍
光材料。 - 【請求項9】 低級アルコキシカルボニル基がメトキシ
カルボニル基である請求項8に記載の蛍光材料。 - 【請求項10】 請求項1〜9の何れかに記載の蛍光材
料を含んでなるエレクトロルミネッセンス(EL)素子
用発光材料。 - 【請求項11】 請求項1〜9の何れかに記載の蛍光材
料を含んでなる蛍光顔料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001391690A JP3753979B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 新規な蛍光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001391690A JP3753979B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 新規な蛍光材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003183640A true JP2003183640A (ja) | 2003-07-03 |
JP3753979B2 JP3753979B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=27599201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001391690A Expired - Fee Related JP3753979B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 新規な蛍光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3753979B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007305616A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Osaka Univ | 新規な有機素子 |
-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001391690A patent/JP3753979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007305616A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Osaka Univ | 新規な有機素子 |
JP4734606B2 (ja) * | 2006-05-08 | 2011-07-27 | 国立大学法人大阪大学 | α−ピロンおよび/またはα−ピロン誘導体を含む有機素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3753979B2 (ja) | 2006-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6861644B2 (ja) | 発光デバイス及び化合物 | |
JP5164902B2 (ja) | 9―アリール−10―ヨードアントラセン誘導体の合成方法及び発光材料の合成方法 | |
KR101604237B1 (ko) | 트리아릴피라진 유도체의 제조방법 | |
AU2010264403B2 (en) | Blue/violet diphenylanthracene chemiluminescent fluorescers | |
EP2684881B1 (en) | Fluorescence compound, ion concentration sensor including the compound, reagent including compound, reagent kit provided with reagent, and method for synthesizing compound | |
JP4759737B2 (ja) | 複素多環化合物及び色素 | |
Sonawane et al. | Synthesis of thieno [2, 3-c] acridine and furo [2, 3-c] acridine derivatives via an iodocyclization reaction and their fluorescence properties and DFT mechanistic studies | |
JP7222517B2 (ja) | 新規化合物及びその製造方法 | |
JP3753979B2 (ja) | 新規な蛍光材料 | |
JP6269956B2 (ja) | フリルチアゾール化合物 | |
JP2003176282A (ja) | ベンゾフラン化合物 | |
JP2012176928A (ja) | ピレン誘導体、ピレン誘導体の製造方法、錯体、触媒、電子材料、発光材料および色素 | |
JP2004018633A (ja) | 新規な有機蛍光材料 | |
JP2010064976A (ja) | 新規シロール化合物及びその製造方法 | |
JP4697367B2 (ja) | ジヒドロピレン誘導体 | |
JP7456076B2 (ja) | 化合物、化合物の製造方法、及び有機発光素子 | |
JP2019142780A (ja) | 新規な芳香族化合物 | |
JP4685362B2 (ja) | 有機発光性化合物 | |
JP2005225819A (ja) | ピロール環を有するアゾール化合物およびその製造方法 | |
Chen et al. | 2, 4‐Dicyano‐3‐diethylamino‐9, 9‐diethylfluorene Based Blue Light‐emitting Star‐shaped Compounds: Synthesis and Properties | |
JP4644802B2 (ja) | 蛍光性ジアザアントラセン類および蛍光性ジアザアントラセン類合成方法 | |
KR100376320B1 (ko) | 유기 전계 발광 소자용 적색 도판트 및 이를 사용한 유기전계 발광 소자 | |
JP6682115B2 (ja) | フルオレン化合物、フルオレン化合物の製造方法及び有機発光素子 | |
KR100464972B1 (ko) | 청색발광재료9,10-비스[4-(2,2-디페닐비닐)페닐]안트라센(dpva)의제조방법 | |
JP2023545068A (ja) | 園芸において使用されるペリレン-bodipy三連構造化合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |